JP2569175B2 - 果実の種抜き具 - Google Patents

果実の種抜き具

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JP2569175B2
JP2569175B2 JP1183171A JP18317189A JP2569175B2 JP 2569175 B2 JP2569175 B2 JP 2569175B2 JP 1183171 A JP1183171 A JP 1183171A JP 18317189 A JP18317189 A JP 18317189A JP 2569175 B2 JP2569175 B2 JP 2569175B2
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seeds
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健司 小森
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健司 小森
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、梅、す桃、さくらんぼやオリーブ等の果実
の種を、実の形状を崩さずに抜き取るのに便利な種抜き
具に関するものである。
【従来の技術及び発明の課題】
果実を加工した食品には種々のものがあるが、通常は
その種子の部分を予め取り除いて食べやすく加工したも
のが比較的多く生産されている。特に、その実の形状を
そのまま止どめた状態で製品に加工する食品では、その
加工の際に種抜き工程が含まれている。実の形を崩さず
に種を抜き取る作業は極めて熟練を要する作業であり、
現実には時間と手間を要する非能率的作業が強いられて
いた。 また、商品によっては、実の形状をどのように残すか
によって種の抜き方も異なるが、例えば第3図に示すよ
うに、実の中心を貫通して種を抜き取ったものは、作業
自身が比較的簡単であるために多く見られるが、上述し
たような、実が幾分小さめであり、しかもその割には種
が大きい果実のような場合には、実の中心を貫通してし
まうと残存する実の部分が極めて小さくなり、商品価値
を大きく下げてしまうことになる。 本発明の種抜き具が主に対象とするは、第4図に示す
ように、実の一方側から中身の中心部をくり抜くように
して種を抜き取る作業であり、従来は果実ナイフ等の既
存の道具を用いて行われていたため、その作業性も十分
ではなく、また商品としての歩留まりも低いものであっ
た。本発明は、このようなくり抜きによる種抜き作業に
極めて好都合な種抜き具を提供することを目的としてい
る。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る果実の種抜き具は、上述のごとき従来技
術の課題を解決し、その目的を達成するために以下のよ
うな構成を備えている。 請求項1の種抜き具は、対象果実のくり抜いて引き抜
き出そうとする種の径よりも僅かに小さい内径を有する
薄肉円筒体よりなり、その先端部周囲が粗い鋸刃状に形
成された抜き取り部を備えている。 請求項2の種抜き具は、請求項1の種抜き具に加え
て、上記ハンドル部側から上記抜き取り部内に挿通さ
れ、軸方向に往復移動自在にして且つ軸方向ハンドル部
側へ付勢された種押し出し手段を備えている。
【作用及び発明の効果】
本発明に係る果実の種抜き具では、種を抜き取るため
の抜き取り部の先端が鋸刃状に形成され、且つ薄肉の円
筒体に形成されているので、果実に対して差し込みが容
易である。この抜き取り部の軸心を果実の中心軸線に大
略沿わせて差し込むと、種子の大略半分がちょうど鋸刃
状の部分の中に嵌まり込む。この状態で円筒体の種抜き
具をその軸回りに捩るように回転させると、鋸刃部分が
種子を保持したままでこの種子も回転し、種子は果肉の
部分から捩切られる。捩切られた種子は、種抜き具を果
実から引き抜く際にその円筒体の部分と共に鋸刃部分に
保持された状態で果肉から抜き取られる。種子が抜き取
られた果実は、ちょうど中心部だけがくり抜かれた状態
で外観は大略原形を止どめている。ここで重要なのは、
果実を貫通してしまわないことである。このことは、鋸
刃状の部分で種子の稜線部分をつかみ、これを回転させ
て果肉から切り離すことによって達成される。鋸刃状部
分は種子をつかむ機能と切り離す機能とを果たすことに
なる。この作業を梅の実に対して行う場合には、梅の実
は比較的固いので、抜き取り部を差し込む前に、予め柄
の付け根部分を切り落として果肉の平坦な面を露出させ
ておき、その部分から上述の抜き取り部を差し込むと簡
単である。なお、円筒体の肉厚が比較的厚い場合や鋸刃
の先端角が大きい場合、あるいは果実自体が比較的固い
場合には、上述のように予め切り落としを行わないと、
果実の形が崩れてしまうこともある。 そして、種押し出し手段を備えた種抜き具では、鋸刃
部に保持して抜き取った種子を、種押し出し手段が突
き、該種抜き具から種子を取り外す。
【実施例】
以下に本発明の好適な一実施例について、第1図およ
び第2図を参照して説明する。第1図は本発明の一実施
例として、梅の実用の種抜き具を示す略側面図である。
全体として長さ約115mm、直径(外径)約15mmの大略円
筒状に形成されており、その一方側は先端部周囲が鋸刃
状に形成された長さ約30mmの抜き取り部1に構成されて
いる。残りの長さ約85mmの部分はグリップ部2であり、
ゴム等の滑り止め材が巻き付けられてその直径も約25mm
と握りやすい寸法にされている。 鋸刃部3の先端の内径は大略13mmであり、僅かに先細
りのテーパが与えられている。この大きさであれば、殆
どの梅の実の種子をこの鋸刃部3につかむことができ
る。また、鋸刃部3に僅かにテーパが与えられているこ
とによって、果肉内へ抜き取り部1を差し込みやすくな
っており、小さな力で差し込むことができ、女性や子供
でも作業が簡単に行える。 抜き取り部1およびグリップ部2の内部には、軸方向
に往復移動自在な種押し出し棒5が挿通されている。こ
の種押し出し棒5は、コイルスプリング6によって後方
(図の右方向)へ弾発付勢されており、その一方端がグ
リップ部2の後方へ突出している。 第2図に本実施例の種抜き具の使用状態を示すが、図
示するように、柄の付け根部分を予め切り落として一部
果肉を露出させておき、比較的軟らかいその果肉部分か
ら本発明の種抜き具の抜き取り部1を実の中心部に向け
て真っすぐ差し込む。果肉部の種4の形状は、縦(差し
込み方向)に長い長円球をやや偏平にした形状であり、
差し込まれた抜き取り部1にはその筒内に種4が入り込
み、偏平な種4の稜線部分が鋸刃部3の凹凸の凹部に嵌
まり込む。この状態で種4は抜き取り部1に把持された
状態となり、種抜き具を図の矢印の方向へ回転させると
種4も実の中で回転し、果肉から捩切られて分離する。
十分に捩切った後に種抜き具を真っすぐ引き抜くとその
種を把持したまま出て来て、第4図に示すような実の形
状を殆どそのまま残して種を抜き取った実が作れる。さ
らに、種押し出し棒5の突出端を押し込むと、その先端
部が鋸刃部3に保持した種を突き出し、手を汚さずに種
を取り外せる。種押し出し棒5を押し込む力を解除する
と、コイルスプリング6の付勢力によって種押し出し棒
5は元の位置に戻る。 なお、上述の実施例は梅の実用として一実施例である
が、他の種類の果実に用いる場合には、それぞれの果実
の種類に応じた寸法が与えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る種抜き具の一実施例を示す側面
図、第2図は本実施例の種抜き具の使用状態を説明する
図、第3図は従来の種抜きされた果実の例を説明する
図、第4図は本実施例の種抜き具によって種抜きされた
果実の例を示す図である。 1……抜き取り部、2……ハンドル部としてのグリップ
部、3……鋸刃部、4……種押し出し手段としての種押
し出し棒、6……コイルスプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】果実の種を保持して果肉から捩切り離すよ
    うに、且つ該切り離した種を保持して引き抜くように、
    先端部周囲が粗い鋸刃状に形成され且つ該果実の種の径
    よりも僅かに小さい内径を有する薄肉円筒体よりなる抜
    き取り部(1)を、ハンドル部(2)に備えたことを特
    徴とする果実の種抜き具。
  2. 【請求項2】上記ハンドル部(2)側から上記抜き取り
    部(1)内に挿通され、軸方向に往復移動自在にして且
    つ軸方向ハンドル部側へ付勢された種押し出し手段
    (5)を備えた請求項1記載の果実の種抜き具。
JP1183171A 1989-07-14 1989-07-14 果実の種抜き具 Expired - Lifetime JP2569175B2 (ja)

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JPH0347060A JPH0347060A (ja) 1991-02-28
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