JP2568809Y2 - パッキン - Google Patents

パッキン

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JP2568809Y2
JP2568809Y2 JP1991103982U JP10398291U JP2568809Y2 JP 2568809 Y2 JP2568809 Y2 JP 2568809Y2 JP 1991103982 U JP1991103982 U JP 1991103982U JP 10398291 U JP10398291 U JP 10398291U JP 2568809 Y2 JP2568809 Y2 JP 2568809Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はパッキンに関し、例え
ば油圧機器あるいは空圧機器等の中で使用され、相対移
動が可能な2部材間に配設することによって両部材間を
シールするパッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】従来、例えばハウジン
グと軸との間に配設して両者間をシールするパッキンと
して図5に示すようなものがある。
【0003】図5は、パッキンに不具合が生じた状態を
示している図であるが、図5に示すパッキン48は、シ
ール部材41とバックアップリング42とからなるもの
で、このパッキン48が一方の部材であるハウジング4
4の溝45内に配設されたのち、他方の部材である軸4
6がパッキン48の内側を通るようにハウジング44内
に挿通されることにより、パッキン48が両部材44、
46間をシールするようになっている。
【0004】図5において、一方の部材であるハウジン
グ44は、その内部に他方の部材である軸46が出没可
能な状態で挿通されてこれを支持するものである。ま
た、このハウジング44の内部には、その内周面に開口
する溝45が環状に形成されていて、この溝45内にパ
ッキン48が配設されるようになっている。
【0005】パッキン48の一方を構成するシール部材
41は、所謂Uリングであって、弾性材料よりなり全体
として環状をなしているもので、その一方の端面の内周
側と外周側とに環状のリップが形成されている。
【0006】パッキン48の他方を構成するバックアッ
プリング42は、合成樹脂あるいは金属よりなり、全体
として環状に形成されているもので、リップが形成され
ていないシール部材41の端面側に設けられる。
【0007】そして、このシール部材41とバックアッ
プリング42とからなるパッキン48は、そのリップが
形成されている端面を、ハウジング44と軸46との間
の隙間より作用する圧力Pに対向させる状態で、パッキ
ン48の内周部を軸46の外周面に接触させ、またパッ
キン48の外周部をハウジング44の溝45内に位置さ
せるように配設することにより、パッキン48がハウジ
ング44と軸46との間に介在するようにしている。
【0008】このパッキン48は、上記のように、一方
の部材であるハウジング44と、他方の部材である軸4
6との間に介在するように配設されることにより、ハウ
ジング44と軸46との間に形成される隙間より圧力P
が導入されると、この圧力Pの作用によって、シール部
材41の内周側のリップは軸46の外周面に、また外周
側のリップはハウジング44の溝45の底面にそれぞれ
押圧されて、それぞれのリップがその接触面をシールす
るようになり、これによって、ハウジング44と軸46
との間がパッキン48でシールされることとなる。
【0009】また、ハウジング44と軸46との間の隙
間より設計値以上の圧力Pがパッキン48に作用して
も、バックアップリング42の存在によってシール部材
41の変形が阻止されるため、圧力Pの作用によって、
リップが形成されていない側のシール部材41の端面の
内周縁部(ヒール部)が、圧力Pが作用していない側の
ハウジング44と軸46との間の隙間に食込んで、シー
ル性が低下することを防止している。
【0010】さらに、軸46に出没の動作が生じても、
軸46の外周面がパッキン48の内周部に沿って摺動す
ることにより、軸46とパッキン48との間のシール性
が確保されるようになっている。
【0011】しかしながら、このような従来のパッキン
48にあっては、その使用される条件が厳しいとき、例
えば高温、高圧が作用する環境下で軸46が高速運動す
るような場所に使用される場合、シール部材41に摩
耗、喰われ、欠損等の不具合が生じてシール性が低下す
る恐れがあった。
【0012】すなわち、パッキン48が溝45内に配設
されてハウジング44と軸46との間に介在している状
態において、高温、高圧がパッキン48に作用し、かつ
軸46が高速運動するようになった場合、特に軸46が
軸線方向に微少にストロークするようになると、軸46
の摺動面であるシール部材41の内周部の潤滑性が低下
し、シール部材41と軸46との間の摩擦抵抗が増加す
ることとなる。
【0013】すると、軸46の微少ストロークに伴っ
て、シール部材41が回転力を受けてハウジング44の
溝45内を軸線を中心に回転するようになるため、この
ときにシール部材41がバックアップリング42で摩擦
して、シール部材41のバックアップリング42との接
触面が摩耗したり、所謂喰われが生じたり、あるいはヒ
ール部が欠損したりしてしまうことがあった。
【0014】また、このようにパッキン48に高圧が作
用するような環境の下では、圧力Pの作用によって、軸
46に対するシール部材41のリップの押圧力が強くな
るために、シール部材41と軸46との間の摩擦抵抗が
大きくなり易く、このときに軸46が軸線方向にストロ
ークするようになると、このストロークに伴ってシール
部材41が溝45内で変形し、シール部材41とバック
アップリング42と軸46との間に、図6に示してある
ような空所47が発生することがある。
【0015】すると、さらに圧力Pの作用によって、シ
ール部材41の一部が空所47内に出没するような変形
が繰返して生じるようになり、これによって空所47に
対面するシール部材41の部位が疲労破壊を起し、欠損
したり、喰われを起したりするようになることがあっ
た。
【0016】また、図5に示すパッキン48のシール部
材41にOリング51を使用したものを図7に示すが、
このようなパッキン58にあっても、図5に示すパッキ
ンと同様に摩耗や喰われ、欠損が生じてシール性が低下
する恐れがある。
【0017】この考案は上記のような問題点を解消する
もので、耐摩耗性、耐久性を向上させて、シール性およ
び安定性の向上を図ることができるパッキンを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【問題点を解決するための手段】この考案は上記のよう
な問題点を解決するために、2部材のうちの一方の部材
に形成される環状の溝内に設け、他方の部材と相対移動
が可能な状態でシールするパッキンであって、環状のシ
ール部材と、このシール部材の端面側に設ける環状のバ
ックアップリングと、柔軟性および弾性力を有して環状
をなし、前記シール部材とバックアップリングとの間に
設けるソフトマットとからなるという手段を採用したも
のである。また、前記ソフトマットは、潤滑剤が添加さ
れてあるという手段を採用したものである。
【0019】
【作用】この考案は上記の手段を採用したことにより、
2部材のうちの一方の部材に形成される溝内にパッキン
を配設すると、他方の部材を摺動可能な状態でシール部
材が2部材間に介在するようになり、これによって両部
材間がシール部材でシールされることとなる。
【0020】そして、圧力がパッキンに作用するように
なっても、バックアップリングの存在によって、シール
部材が2部材間の隙間に食込むような変形が阻止され、
シール性が維持されるようになっている。
【0021】このとき、パッキンに作用する圧力が比較
的大きい場合でも、ソフトマットの柔軟性および弾力性
によって、シール部材のバックアップリングに対する押
圧力を吸収し緩和するため、シール部材とバックアップ
リングとの間、およびソフトマットとバックアップリン
グとの間の摩擦が軽減されるようになっている。
【0022】また、2部材の相対移動に伴って、シール
部材に回転力が得られるようになっても、ソフトマット
に添加される潤滑剤の作用によって、シール部材とソフ
トマットとの間、およびソフトマットとバックアップリ
ングとの間の摺動性は良好となるため、シール部材およ
びソフトマットに摩擦が生じることはないようになって
いる。
【0023】さらに、ソフトマットは、その柔軟性によ
って、シール部材のヒール部で形成される空所を充填す
ることができるため、パッキンに作用する圧力によって
生じるシール部材のヒール部の繰返し変形がソフトマッ
トの存在で阻止され、ヒール部の疲労破壊が防止できる
ようになっている。
【0024】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例を説明す
る。図1は、この考案の一実施例を示す図である。すな
わち、図1に示すパッキン8は、シール部材1と、バッ
クアップリング2と、このバックアップリング2とシー
ル部材1との間に介在させるソフトマット3とで構成さ
れ、一方の部材であるハウジング4の溝5内に配設され
たのち、他方の部材である軸6がパッキン8の内側を通
るようにハウジング4内に挿通されることにより、両部
材4、6間がパッキン8でシールされるようになってい
る。
【0025】図1において、一方の部材であるハウジン
グ4は、その内部に他方の部材である軸6が回転・出没
可能な状態で挿通されてこれを支持するものである。こ
のハウジング4の内部には、その内周面に開口する溝5
が環状に形成されていて、この溝5内にパッキン8が配
設されるようになっている。
【0026】シール部材1は、所謂Uリングであって、
弾性材料よりなり、全体として環状をなしているもの
で、その一方の端面の内周側と外周側とに環状のリップ
が形成されている。
【0027】このシール部材1のリップが形成されてい
ない端面の側にはバックアップリング2が設けられる。
このバックアップリング2は、例えば金属あるいはセラ
ミックス、合成樹脂等よりなる環状の部材であって、溝
5に開口する、ハウジング4と軸6との間に形成される
環状の隙間を閉塞するような形状で形成されている。
【0028】シール部材1とバックアップリング2との
間にはソフトマット3を介在させる。このソフトマット
3は、例えば合成樹脂シートのように、柔軟性および弾
力性を有する材料が用いられて薄肉かつ環状に形成され
ているもので、その表面には潤滑剤が塗布されている。
【0029】そして、このシール部材1とバックアップ
リング2とソフトマット3とからなるパッキン8は、そ
のリップが形成されている端面を、ハウジング4と軸6
との間の一方の隙間より作用する圧力Pに対向するよう
に位置させるとともに、パッキン8の内周部を軸6の外
周面に接触させ、またパッキン8の外周部をハウジング
4の溝5内に位置させるように配設することにより、パ
ッキン8がハウジング4と軸6との間に介在するように
している。
【0030】次に上記のものの作用を説明する。このパ
ッキン8は、上記のように、一方の部材であるハウジン
グ4と、他方の部材である軸6との間に介在するように
配設されることにより、ハウジング4と軸6との間に形
成される隙間より圧力Pが導入されると、この圧力Pの
作用によって、シール部材1の内周面側のリップが軸6
の外周面に、また外周側のリップがハウジング4の溝5
の底面にそれぞれ押圧されて、それぞれのリップがその
接触面をシールするようになり、これによって、ハウジ
ング4と軸6の間がパッキン8でシールされることとな
る。
【0031】また、ハウジング4と軸6との間の隙間よ
り設計値以上の圧力Pがパッキン8に作用しても、圧力
Pが作用しない側のハウジング4と軸6との隙間を閉塞
する状態でバックアップリング2が存在しているため、
これによって圧力Pの作用でシール部材1が変形するこ
とを阻止し、特にリップが形成されていない側のシール
部材1の端面の内周縁部(ヒール部)が、圧力Pによっ
て、圧力Pが作用していない側のハウジング4と軸6と
の間の隙間に食込んで、シール性が低下することを防止
している。
【0032】さらに、軸6に回転・出没の動作が生じて
も、軸6の外周面がパッキン8の内周部に沿って摺動す
ることにより、軸6とパッキン8との間のシール性が確
保されるようになっている。
【0033】ここで、軸6の動作に伴ってシール部材1
に回転力が与えられるようになっても、シール部材1に
摩耗や喰われ、欠損等が生じることはない。
【0034】すなわち、高温、高圧等の厳しい条件の下
でパッキン8が使用されると、軸6の回転・出没の動作
に伴って、シール部材1と軸6との間の潤滑性が低下
し、さらにシール部材1に回転力が加わるようになる
が、このときシール部材1が溝5内で軸線を中心として
回転しても、ソフトマット3の表面に塗布される潤滑剤
の作用によって、シール部材1とソフトマット3との接
触面の摺動性が良好となっているため、シール部材1は
ソフトマット3と摩擦しないようになっている。
【0035】また、高圧が作用するような環境でパッキ
ン8を使用しても、シール部材1の喰われや欠損は生じ
ない。
【0036】すなわち、シール部材1のヒール部に加工
されるチャンファーや曲面で形成される空所や、シール
部材1の変形によってシール部材1とバックアップリン
グ2と軸6との間に形成される空所(図6中の空所47
に相当する空所)には、柔軟性を有するソフトマット3
の一部が位置していて、空所をソフトマット3の一部で
充填するようになるため、高い圧力Pの作用でシール部
材1の一部が空所内に出没するような繰返し変形が阻止
され、これによってシール部材1の疲労破壊が防止され
るようになっている。
【0037】さらに、ハウジング4と軸6との間の隙間
より導入される圧力Pによって、シール部材1に高圧あ
るいは変動圧が作用しても、シール部材1とバックアッ
プリング2との間に介在するソフトマット3の弾力性に
よって、シール部材1のバックアップリング2に対する
接触圧あるいは振動を吸収するため、シール部材1、ソ
フトマット3、バックアップリング2のそれぞれの間の
摩擦を緩和し、摩耗を軽減するようになっている。
【0038】なお、上記実施例のパッキン8を構成する
ソフトマット3は、合成樹脂シートに限らず種々の材
質、たとえばポリエステル不織布等で形成したもの等を
使用することができる。
【0039】その一例として、図2に示すような不織布
を用いたソフトマット13がある。この場合、不織布に
潤滑剤を含浸させて使用する。また、この不織布にゴム
合成樹脂を被覆または含浸させたのち、その表面に潤滑
剤を塗布するようにしても良い。
【0040】他の例として、図3に示すような、合成樹
脂シートあるいは発泡体の表面に、ゴム合成樹脂27を
被覆または接着してソフトマット23を形成したものも
使用することができる。この場合、潤滑剤はソフトマッ
ト23の表面に塗布する。
【0041】また、ソフトマット3は、2種類以上のソ
フトマットを組合わせて形成してもよく、例えば合成樹
脂シートよりなるソフトマットと、樹脂発泡体よりなる
ソフトマットとを重ね合わせて一つのソフトマットを形
成してもよい。
【0042】さらに、上記実施例におけるパッキン8を
構成するバックアップリング2とソフトマット3とは、
接着されて一体に形成してもよく、あるいは別体として
分離可能な状態に形成してもよいものである。
【0043】ここで、耐久試験の結果を紹介しておく。
図1に示してある構成のうち、パッキン8のソフトマッ
ト3に、厚さ0.5mmの合成樹脂シートと、見掛け厚
さ1mmのポリエステル不織布とを重ね合わせて形成し
たものを使用した場合と、シール部材1とバックアップ
リング2との間にソフトマット3を入れない場合とにつ
いて短時間試験を行った結果、ソフトマット3を入れな
い場合は、シール部材1におけるバックアップリング2
との接触面、およびヒール部に摩耗、喰われが発生した
が、ソフトマット3を入れた場合には、シール部材1の
ヒール部、およびバックアップリング2との接触面に摩
耗および喰われの発生はなく、またシール部材1の相手
部材との摺動面である内周部においても、摩耗の跡は極
めて少ない状態であった。
【0044】なお、この試験は、圧力0〜400〜46
0kgf/cm2 、温度100°C(油温)、速度5m
m/0.1(秒)、ストローク5mmの条件で行った。
【0045】図1に示すパッキンの変形例を図4に示
す。すなわち、図4に示すパッキン38は、シール部材
31にOリングを使用したものであって、他の構成は図
1に示すものと同様であるので、同一の符号を付すこと
により詳細な説明は省略する。
【0046】このように、パッキン8、38を構成する
シール部材1、31は、シール性を有する環状をなした
ものであれば、OリングあるいはUリングに限定される
ことなく使用することが可能である。
【0047】なお、上記実施例においては、パッキン
8、38を配設する溝5はハウジング4側に形成したも
のを示したが、軸6にその外周面に開口する環状の溝を
形成して、この軸の溝にパッキンを配設するようにして
もよい。このとき、相手部材との摺動面は、パッキンの
外周部になることはもちろんである。
【0048】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、シール
部材とバックアップリングとの間に、柔軟性および弾力
性を有し、かつ潤滑剤を付着させたソフトマットを介在
させてパッキンを構成したので、このソフトマットの存
在によって、作用する圧力でシール部材に繰返し変形が
起こることを阻止したり、あるいはバックアップリング
に対するシール部材の押圧力を軽減したりすることがで
きるため、シール部材の摩擦が減少して摩耗や喰われ、
欠損が発生し難くなり、これによってパッキンの耐摩耗
性、耐久性が向上し、シール性および安定性を高めるこ
とができる。
【0049】また、ソフトマットには、潤滑剤が塗布ま
たは含浸されているため、シール部材とソフトマットと
の接触面、およびソフトマットとバックアップリングと
の接触面の潤滑性が向上し、シール部材およびソフトマ
ットの摩耗を低減させることができる。
【0050】このとき、潤滑剤は、ソフトマットの表面
を移動して、さらにシール部材と相手部材との接触面に
流入させることも可能であるため、シール部材と相手部
材との間の潤滑性を向上させて、特にシール部材の摺動
面の潤滑性を向上させることもできる。
【0051】また、外方よりパッキンに異物が侵入して
も、ソフトマットの存在により異物をその場で保護し、
それ以上の侵入を阻止することができ、またその保護さ
れた異物は、ソフトマットの柔軟性により相手部材に対
する接触圧を低くしてソフトに当るようになるので、相
手部材の摺動面に異物で傷を付けることを減少すること
ができる。
【0052】さらに、ソフトマットは、その肉厚を薄く
形成してあるため、パッキンを配設するための溝を改め
て大きく加工する必要はなく、在来の溝を使用すること
ができるため、簡便格安とすることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図である。
【図2】この考案のパッキンに使用されるソフトマット
の一例を示す図である。
【図3】この考案のパッキンに使用されるソフトマット
の他の例を示す図である。
【図4】図1に示す実施例の変形例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【図6】従来のパッキンの不具合の状態を示す図であ
る。
【図7】他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、31、41……シール部材 2、42……バックアップリング 3、13、23……ソフトマット 4、44……ハウジング 5、45……溝 6、46……軸 8、38、48、58……パッキン 27……ゴム合成樹脂 47……空所 51……0リング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2部材のうちの一方の部材(4)に形成
    される環状の溝(5)内に設け、他方の部材(6)と相
    対移動が可能な状態でシールするパッキン(8)であっ
    て、環状のシール部材(1)と、該シール部材(1)の
    端面側に設ける環状のバックアップリング(2)と、柔
    軟性および弾性力を有して環状をなし、前記シール部材
    (1)とバックアップリング(2)との間に設けるソフ
    トマット(3)とからなることを特徴とするパッキン。
  2. 【請求項2】 前記ソフトマット(3)は、潤滑剤が添
    加されてある請求項1記載のパッキン。
JP1991103982U 1991-12-17 1991-12-17 パッキン Expired - Lifetime JP2568809Y2 (ja)

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JP4535606B2 (ja) * 2000-12-06 2010-09-01 Nok株式会社 ピストンカップ
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