JP2560939B2 - 光ファイバ複合架空地線の異常検出装置 - Google Patents

光ファイバ複合架空地線の異常検出装置

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JP2560939B2
JP2560939B2 JP3318523A JP31852391A JP2560939B2 JP 2560939 B2 JP2560939 B2 JP 2560939B2 JP 3318523 A JP3318523 A JP 3318523A JP 31852391 A JP31852391 A JP 31852391A JP 2560939 B2 JP2560939 B2 JP 2560939B2
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atmospheric pressure
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overhead ground
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誠 川崎
明 三浦
武光 花見
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合架空地線の異常検出
装置に関し、特に、光ファイバの変形による光伝送損失
を利用した複合架空地線の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複合架空地線の異常検出装置に
は、特開平1−117618号に示されるものがある。
この異常検出装置は、各鉄塔に設置されるOPGW接続
箱,接続箱に気体を供給するガスボンベ,接続箱の気圧
を点検するガス圧ゲージより構成される。
【0003】各鉄塔にはそれぞれOPGWを接続する接
続箱が設置されている。これらのOPGW接続箱には、
ボンベにより圧搾された気体が充填され、気密性を持た
せるために各部がシールされている。OPGWはこの接
続箱で接続され、気密漏れの生じないようにシール材に
よって各部がシールされる。各接続箱の下部にはガス圧
ゲージが接続されており、さらにガスボンベからの配管
およびバルブが接続されている。
【0004】ガスボンベからの配管に取り付けられたバ
ルブを開いて、OPGW接続箱に乾燥した気体を充填
し、OPGWとOPGW接続箱内の圧力を上昇させる。
そして一定の時間が経過した後にガス圧ゲージの読み取
り値を測定する。OPGWあるいはOPGW接続箱に微
小な亀裂等による損傷があると、ガス圧の低下が生じ
る。ガス圧の低下は異常が発生している箇所より近い接
続箱が、より早くガス圧の低下を表示する。なお、接続
箱の内部を昇圧せずに減圧しても同様のことができる
が、減圧した場合はガス圧が上昇することになる。ま
た、外部に水分がある場合はそれを吸い込んでしまうと
いう問題はある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複合架
空地線の異常検出装置では、各鉄塔に設置されたガス圧
ゲージの表示を読み取る作業が発生するため、OPGW
の区間増に伴って管理が困難となる。
【0006】従って、本発明の目的はOPGWの区間増
に関係なく、OPGW接続箱を含むOPGWシステムの
異常検出を容易、かつ、確実に行うことができる複合架
空地線の異常検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、OPGWの区間増に関係なく、OPGW接続箱を含
むOPGWシステムの異常検出を容易、かつ、確実に行
えるようにするため、複合架空地線の少なくとも光ファ
イバを収容した金属パイプを所定の間隔で接続し、内部
に所定の気圧の気体を封入して長さ方向に複数の気密空
間を提供する複数の接続箱と、複数の接続箱にそれぞれ
設けられ、気圧が低下したとき第1の位置から第2の位
置へ変位する変位手段と、この変位手段の変位によって
光ファイバを変形させ、その変形に応じて増加する損失
を測定する測定手段より構成した光ファイバ複合架空地
線の異常検出装置を提供するものである。
【0008】前記変位手段は、気圧を受けて第1の位置
を維持する方向の力を受ける気圧面部材と、気圧に抗し
て気圧面部材を第2の位置へ変位させる弾性力を有する
スプリング,ベローズ等の弾性部材より構成することが
できる。
【0009】また、接続箱を外箱と内箱の二重構造とす
ると共に、内箱に弾性部材によって第1の位置を維持す
る方向の力を受ける弁部材を設け、外箱と内箱に気圧の
差が生じたとき、弁部材が第2の位置に変位して弁部材
に設けられた押し治具によって光ファイバを押圧するよ
うな構成にしても良い。また、外箱に常に定圧の気体を
補充し続ける気体補充手段を設けると、接続箱の気密性
が不完全の場合であっても、圧力降下検出装置の誤作動
を防ぐことができる。
【0010】
【作用】本発明の光ファイバ複合架空地線の異常検出装
置は、所定の気体が封入された複数の気密空間を提供す
る複数の接続箱のいずれかに異常が生じて内圧が低下す
ると、弾性部材で構成された変位手段と内圧との釣り合
いが崩れ、弾性部材の反力によって変位手段が第1の位
置から第2の位置へ変位する。変位手段の気圧面部材に
は光ファイバに変形を加える部分が設けられ、光ファイ
バはこの変形を加える部分によって変位手段の変位に応
じた曲げの力を受ける。曲げの加わった光ファイバは光
伝送損失が増加する。
【0011】以下、本発明の複合架空地線の異常検出装
置を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】
【実施例1】図1は本発明の第1の実施例を示し、OP
GWの光ファイバ3を収容したアルミパイプ1を接続す
る接続箱2が各鉄塔に設置されている。この接続箱2に
はガス封入口10より、例えば1気圧以上の乾燥窒素等
の気体が封入されている。接続されるアルミパイプ1の
一方には封止部8が設けられており、これによって鉄塔
一区間ごとに一つのOPGW接続箱2が圧力管理する形
となる。接続箱2の内部にはシリンダー4,ストッパー
5,バネ6,ピストン7によって構成される圧力降下検
出装置が設けられる。この圧力降下検出装置にはOPG
Wの断線等による重大事故により内圧が急速に低下し
て、ピストン7がシリンダー4より飛び出してしまわな
いように光ファイバ3の押さえを兼ねたストッパー9が
装着されている。
【0013】第1の実施例の動作は以下のようになる。
OPGWのアルミパイプ1またはOPGW接続箱2のい
ずれかに亀裂等の異常が発生し、封入されたガスの内圧
が低下すると、バネ6の反力とガス圧が釣り合って静止
状態にあったピストン7が、バネ6の反力により上方に
せり出し、光ファイバ3に接触する。光ファイバ3はピ
ストン7の上部に設けられ、光ファイバ3に曲げを発生
させる形状の部分によって曲げを加えられる。曲げを加
えられることによって光ファイバ3の光伝送損失の増加
が生じる。発生した損失増加は中央に設置された、光パ
ルス試験装置、例えば、OTDR(図示せず)等によっ
て検出することができる。このため、損失の増加が発生
しているOPGW接続箱によって事故の区間を特定でき
る。
【0014】
【実施例2】図2は本発明の第2の実施例を示し、第1
の実施例と同一の部分には同一の引用数字,符号を付し
て重複する説明は省略する。第1の実施例との相違は、
柔軟性のある弾性材料により形成された圧力降下検出装
置を有する構成にある。この圧力降下検出装置は圧力作
用方向に伸縮性を有するように、例えば、襞状のベロー
ズ15が形成されており、また、ベローズ15の変位面
15aは光ファイバ3を突起部分に押さえるように構成
されている。
【0015】第2の実施例の動作は以下のようになる。
OPGW接続箱2に、例えば、1気圧以上の乾燥窒素等
を封入すると、その内圧によって襞状のベローズ15が
圧力作用方向に縮められて収縮する。OPGWのアルミ
パイプ1またはOPGW接続箱2のいずれかに異常が発
生し、内圧が低下すると、圧力降下検出装置のベローズ
15が圧力降下検出装置の応力作用方向とは反対の方向
に伸び、光ファイバ3を押し上げる。押し上げられた光
ファイバ3は突起部16によって曲げを受けて光伝送損
失の増加を生じる。発生した損失増加は中央に設置され
た、例えば、OTDR装置(図示せず)等によって第1
の実施例と同様に検出することがてきる。このため、損
失の増加が発生しているOPGW接続箱によって事故の
区間を特定できる。
【0016】
【実施例3】図3は本発明の第3の実施例を示し、第
1,及び第2の実施例と同一の部分には同一の引用数
字,符号を付したので重複する説明は省略するが、OP
GW接続箱2を外箱2aと内箱2bの二重構造とすると
共に、内箱2bに弁バネ22,及び弁バネ押え23によ
って閉塞する方向の力を受ける弁21を設け、外箱2a
と内箱2bに気圧の差が生じたとき、弁21が開放して
弁21に設けられたファイバ押し治具20によって光フ
ァイバ3を押圧するような構成を有している。また、外
箱2aに常に定圧のガスを補充し続ける減圧弁24と、
ガスボンベ25が設けられている。
【0017】第3の実施例の動作は以下のようになる。
外箱2aに、例えば、0.5気圧以上の乾燥窒素等を封
入して外箱2aの内圧を上昇させると、弁バネ22の弾
性力に抗して弁21が開放し、内箱2bの内圧が高ま
る。外箱2aと内箱2bの圧力が等しくなると弁21は
閉じる。OPGWのアルミパイプ1または内箱2bのい
ずれかに異常が発生し、内箱2bの内圧が低下すると、
外箱2aとのガス圧差により弁21が弁バネ22の弾性
力に抗して開放し、先端のファイバ押し治具20がスト
ッパー9との間に光ファイバ3を挟み込んで伝送損失増
加を生じさせる。発生した損失増加は中央に設置され
た、例えば、OTDR装置(図示せず)等によって第
1,及び第2のの実施例と同様に検出することがてき
る。このため、損失の増加が発生しているOPGW接続
箱によって事故の区間を特定できる。
【0018】また、OPGW接続箱のシールが不完全な
場合、その内圧低下によって圧力降下検出装置が誤動作
することがあるが、本実施例にあっては減圧弁24,及
びガスボンベ25によって常に定圧のガスを外箱2aに
補充し続けているため、気密性が不完全であっても、ガ
スボンベ25のガスがなくなる場合以外は誤動作が生じ
ることがない。
【0019】なお、第1,第2,及び第3の実施例にお
ける光ファイバ3は、センサ用として特別にOPGWに
内蔵させても良いが、通信用に使用しているものを兼用
しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の光ファイバ
複合架空地線の異常検出装置によると、金属パイプ,或
いは接続箱の損傷による気密性の低下を光ファイバから
の損失増加の情報により検出できるようにしたため、金
属パイプ,或いは接続箱の損傷を集中管理的に早期発見
することができる。また、接続箱の気密性が不完全であ
っても、接続箱を外箱と内箱の二重構造とし、接続箱に
補充用ガスボンベを設置して定圧のガスを補充し続ける
ようにすると、圧力降下検出装置の誤動作を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す説明図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1 アルミパイプ 2 OPG
W接続箱 2a 外箱 2b 内箱 3 光ファイバ 4 シリンダ
ー 5 ストッパー 6 バネ 7 ピストン 8 アルミ
パイプ封止部 9 ピストンストッパー 10 ガス封
入口 15 ベローズ 15a 変位面 16 突起部 20 ファイ
バ押し治具 21 弁 22 弁バネ 23 弁バネ押え 24 減圧弁 25 ガスボンベ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 7/22 G08C 23/00 A

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合架空地線(OPGW)の少なくとも
    光ファイバを収容した金属パイプを所定の間隔で接続
    し、内部に所定の気圧の気体を封入して長さ方向に複数
    の気密空間を提供する複数の接続箱と、 前記複数の接続箱にそれぞれ設けられ、前記気圧が低下
    したとき第1の位置から第2の位置へ変位する変位手段
    と、 前記変位手段の変位によって前記光ファイバを変形さ
    せ、その変形に応じて増加する損失を測定する測定手段
    より構成されることを特徴とする光ファイバ複合架空地
    線の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記変位手段は、前記気圧を受けて前記
    第1の位置を維持する方向の力を受ける気圧面部材と、
    前記気圧に抗して前記気圧面部材を前記第2の位置へ変
    位させる弾性力を有するスプリング,ベローズ等の弾性
    部材より構成される請求項1の光ファイバ複合架空地線
    の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の接続箱は、外箱と内箱からそ
    れぞれ構成され、 前記変位手段は、前記内箱に設けられ、弾性部材によっ
    て前記第1の位置を維持する方向の力を受ける弁部材
    と、前記外箱と前記内箱の前記気圧の差によって前記弁
    部材が第2の位置に変位したとき前記光ファイバを押圧
    する押し治具から構成され、 前記外箱は、常に定圧の気体を補充し続ける気体補充手
    段を有する構成の請求項1の光ファイバ複合架空地線の
    異常検出装置。
JP3318523A 1991-07-24 1991-11-06 光ファイバ複合架空地線の異常検出装置 Expired - Lifetime JP2560939B2 (ja)

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JPH0580221A JPH0580221A (ja) 1993-04-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102519711A (zh) * 2011-11-17 2012-06-27 中国电力科学研究院 一种光纤复合相线接头盒温度循环试验装置及试验方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102519711A (zh) * 2011-11-17 2012-06-27 中国电力科学研究院 一种光纤复合相线接头盒温度循环试验装置及试验方法
WO2013071788A1 (zh) * 2011-11-17 2013-05-23 中国电力科学研究院 一种光纤复合相线接头盒温度循环试验装置及试验方法

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