JP2555162Y2 - 浴槽保温材吹き付け用治具 - Google Patents

浴槽保温材吹き付け用治具

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JP2555162Y2
JP2555162Y2 JP8112092U JP8112092U JP2555162Y2 JP 2555162 Y2 JP2555162 Y2 JP 2555162Y2 JP 8112092 U JP8112092 U JP 8112092U JP 8112092 U JP8112092 U JP 8112092U JP 2555162 Y2 JP2555162 Y2 JP 2555162Y2
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JP
Japan
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bathtub
flange
blind plug
jig
spraying
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JP8112092U
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隆信 大西
壹司 浦部
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽裏面に保温材を吹
き付ける際に用いる治具に関する。
【0002】
【従来の技術】バスユニットなどに利用される樹脂製の
浴槽には、一般に、保温と結露防止等を目的として、浴
槽裏面に保温材を貼り付けている。また、そのような保
温材の貼り着けは、例えばウレタンを浴槽裏面に吹き付
けるといった作業によって行われており、さらに、その
吹き付け作業は、作業性等を考慮して通常は浴槽を逆さ
にして伏せた状態で行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、浴槽の底に
は排水穴が設けられているため、上記した吹き付け作業
を行う際には排水穴を塞ぐ必要があり、従来では、盲栓
を排水穴を差し込んで、ウレタンの吹き付けを行ってい
る。ところが、一般的な形状の盲栓では、例えば図3に
示すように、盲栓31の側面(上方突き出し部分)と浴
槽底面1bとの角部Eに、ウレタンPが盛り上がった状
態で堆積して、その両者を相互に接着してしまうことが
あり、後に盲栓を抜く際の作業が困難になるといった不
具合があった。
【0004】本考案はそのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、浴槽裏面に保温材と
してウレタンを吹き付けるにあたり、その浴槽の排水穴
を塞ぐことのできる形状で、しかも、吹き付け後の浴槽
からの除去が容易な治具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明す
ると、本考案は、浴槽の排水穴1aへの抜き差しが自在
の盲栓部2aと、この盲栓部2aの差し込み方向の後端
にフランジ2bが一体形成された構造で、かつ盲栓部2
aを当該浴槽の排水穴1aに、差し込み限度にまで挿入
した状態で、フランジ2bが、その浴槽底面1bに対し
て所定の隙間Cを隔てて対向するよう構成されているこ
とによって特徴づけられる。
【0006】
【作用】フランジ2bの下面側は、ウレタンの吹き付け
方向に対して陰の部分となり、しかも、そのフランジ下
面と浴槽底面1bとの間には隙間Cがあることから、盲
栓部2aと排水穴1aの周縁との角部にウレタンが堆積
することがなくなる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説
明する。図1は本考案実施例の構造図で使用状態を併記
して示す図である。
【0008】この例で示す治具2は、円柱形状の盲栓部
2aの端部に円錐台形状のフランジ2bが一体形成され
た形状で、ゴムあるいは樹脂などで製作されている。そ
の盲栓部2aの直径は浴槽の排水穴1aと略同径で、そ
の穴1aへの差し込み、あるいはその抜き取りが自在に
行える。そして、盲栓部2aを浴槽の排水穴1aに差し
込むと、図に示すように、その差し込みは、盲栓部2a
とフランジ2bとの角部で規制され、この状態で、フラ
ンジ2bの下面と浴槽底面1bとの間には隙間Cが形成
される。
【0009】従って、治具2を以上のように差し込んだ
状態で、浴槽底面1bにウレタンの吹き付けを行うと、
フランジ2bが壁となって、その裏面部分にはウレタン
が付着せず、これによって治具2がウレタンで浴槽底面
1bなどに接着されることがなくなる。
【0010】図2は本考案の他の実施例の構造図であ
る。まず、(a) の構造では、フランジ12bを平坦なプ
レート形状とし、このフランジ12bと盲栓部12aと
の間に段付き部12cを設けて、その段付き部12cで
盲栓部12aの排水穴1aへの差し込みの限度を規制し
て、フランジ12bの下面と浴槽底面1bとの間に隙間
Cを形成するようにしている。
【0011】一方、(b) の構造においては、先と同様に
フランジ22bを平坦なプレート形状とし、このフラン
ジ22bの下面から所定の距離を隔てた位置で、かつ、
盲栓部22aに側面に突起22cを設けて、その突起2
2cで盲栓部22aの排水穴1aへの差し込みの限度を
規制して、フランジ22bの下面と浴槽底面1bとの間
に隙間Cを形成するようにしている。
【0012】なお、本考案の治具は、盲栓部を浴槽の排
水穴1aに差し込み限度まで、挿入した状態で、そのフ
ランジ下面と浴槽底面1bとの間に隙間が形成されれ
ば、フランジの形状および差し込み量を規定する手段
は、先の三つの実施例の構造に限定されることなく任意
である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
浴槽の排水穴に抜き差し自在の盲栓部の後端にフランジ
を一体形成した構造で、その盲栓部を排水穴に差し込み
限度まで挿入した状態では、浴槽底面とフランジ下面と
の間に隙間が形成される構造としたので、ウレタンの吹
き付け作業によって治具が接着されることがなくなり、
その取り外しが容易となる結果、作業の効率化をはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の構造図で使用状態を併記して示
す図
【図2】本考案の他の実施例の構造図
【図3】浴槽の排水穴を塞ぐ盲栓の一般的な例を示す図
【符号の説明】
1a・・・・浴槽の排水穴 1b・・・・浴槽底面 2・・・・治具 2a・・・・盲栓部 2b・・・・フランジ C・・・・隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部周縁の平面形状が略矩形の浴槽を台
    上に逆さに伏せた状態で、その浴槽裏面に保温材を吹き
    付ける作業を行う際に、当該浴槽の排水穴を塞ぐための
    治具であって、上記排水穴への抜き差しが自在の盲栓部
    と、この盲栓部の差し込み方向の後端にフランジが一体
    形成された構造で、かつ、上記盲栓部を当該浴槽の排水
    穴に、差し込み限度にまで挿入した状態で、上記フラン
    ジが、その浴槽底面に対して所定の隙間を隔てて対向す
    るよう構成されていることを特徴する浴槽保温材吹き付
    け用治具。
JP8112092U 1992-11-25 1992-11-25 浴槽保温材吹き付け用治具 Expired - Lifetime JP2555162Y2 (ja)

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JPH0644489U JPH0644489U (ja) 1994-06-14
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