JP2553202B2 - 紙葉類立て - Google Patents

紙葉類立て

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JP2553202B2
JP2553202B2 JP1263446A JP26344689A JP2553202B2 JP 2553202 B2 JP2553202 B2 JP 2553202B2 JP 1263446 A JP1263446 A JP 1263446A JP 26344689 A JP26344689 A JP 26344689A JP 2553202 B2 JP2553202 B2 JP 2553202B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、紙葉類立てにかかり、特にカタログ,パン
フレット,その他薄物印刷物等の紙葉類の収納と出し入
れを容易とした紙葉類立てに関する。
(従来の技術) 従来からカタログ,パンフレット,その他薄物の印刷
物等の紙葉類を例えば本立てに直立させて保持する手段
としては、紙葉類を直接本立てに直立させておくか、フ
ァイル等の紙葉類を入れてファイルを直立させる手段、
あるいは、仕切部材を紙葉類またはファイルの間に介在
させて直立させる手段が一般に用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかるに上記の手段において、紙葉類を直接本立てに
直立させようとすると紙葉類の腰折れ、または、本立の
うえをすべることがあり、直立状態におくことはむづか
しい。また、ファイル等に入れると直立させることは出
来ても必要な紙葉類を取り出すには先づファイルを取り
出してファイルの中の必要紙葉類をさがさなければなら
ない。さらに、仕切り部材を紙葉類あるいはファイルの
間へ挿入すると紙葉類あるいはファイルを収納するスペ
ースが減少する等の問題点があった。
本発明はこれに鑑み、ファイルや仕切り部材を用いる
ことなく直接紙葉類を直立させて置いても腰折れ等が生
じず、直ちに必要な紙葉類を引き出しあるいは収納する
ことのできる紙葉類立てを提供することを目的としてな
されたものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の課題を解決するため、本発明は、カタ
ログ、パンフレット、その他薄物印刷物等の紙葉類を直
立させて保持する紙葉類立てにおいて、紙葉類の端縁を
保持する基板と、所定の高さを有する背当て部材とから
なり、前記背当て部材は上面よりみて曲線状に湾曲形成
され、前記紙葉類を前記基板に保持させたとき、その紙
葉類は前記背当て部材に当接されその曲面にならって湾
曲し、前記基板に直立して保持されるようにしたことを
特徴とするものである。
(作 用) 上記紙葉類立てにおいては、紙葉類を背当て部材へ当
接させると紙葉類はその背当て部材の湾曲にならって湾
曲され、腰が強くなるので、紙葉類を直立して保持する
ことができる。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第8図に示す実施例を参照
して説明する。
第1図乃至第3図に示す第1実施例において、紙葉類
立て1は、ほぼ垂直におかれる背当て部材2と、これに
対しほぼ90゜の角度をもっておかれる紙葉類端縁保持部
3とからなり、紙葉類端縁保持部3は、基板4と摩擦部
材5とで構成されている。
背当て部材2は、長方形形状で紙葉類6のほぼ1/2の
高さを有するとともに、上面よりみて紙葉類端縁保持部
3側が凹曲する曲線状に湾曲形成されている。
基板4は、紙葉類6の巾にほぼ相当する巾を有する長
方形形状に形成され、その端部に前記の背当て部材2が
立設されている。
そして、基板4の表面には例えばプラスチック材より
なり人工芝と称されるような摩擦部材5が、ほぼ全面に
わたって張設されている。
上記の紙葉類立て1はこのように構成されているの
で、紙葉類6を背当て部材2へ当接させると、紙葉類6
はその曲面にならって湾曲されて腰が強くなり、紙葉類
6の前倒れや腰くだけが防止されるとともに、紙葉類6
の下部端縁は摩擦部材5の表面と接触するので摩擦抵抗
によって紙葉類6のすべりが防止され、これにより、紙
葉類6の直立状態を保つことができる。
なお、摩擦部材5は、スポンジ状のものでもよく、こ
れらに限定されるものではない。なお、スポンジ状のも
のを使用すれば紙葉類6の重さで紙葉類6の下部端縁が
摩擦部材5の表面を押圧して紙葉類6の載置されていな
い摩擦部材5の表面との間に段差を生じ、この段差によ
って紙葉類6のすべりを防ぐことができる。
また、背当て部材2は板状物に限らず、第3図に示す
ように、丸鋼あるいはパイプ材で門型形状に形成し、上
部水平部7を湾曲形成させてもよい。
第4図乃至第6図に示す第2実施例は、第1実施例の
ものよりも多くの紙葉類6を直立して保持させるように
したものである。図において、紙葉類立て1は、2つの
背当て部材2,2と、紙葉類端縁保持部3とで構成され、
この紙葉類端縁保持部3は第1実施例と同様に基板4と
摩擦部材6とで構成され、これらに加えて倒れ防止部材
8を有しており、紙葉類端縁保持部3の長さは、第1実
施例に示したものにくらべてほぼ2倍以上の長さとされ
ている。背当て部材2,2は第1実施例のものと同一の構
造を有し、紙葉類端縁保持部3を構成する基板4の両側
端部にその凹曲面側が相対向して立設されている。
倒れ防止部材8は、2本の押え棒9,9と2本の押え棒
9,9を結合する取付金具10とで構成されている。
押え棒9は、棒状材の一端部が球形状に形成され、他
端部に孔部11が形成されていて、これら各押え棒9,9の
孔部11、11と取付金具10に例えばボルトナット等を挿通
して必要な力で2本の押え棒9,9を締付け2本の押え棒
9,9で構成される角度αを調節することができるように
なっている。
第二実施例の紙葉類立て1は、このように構成されて
いるので、第1実施例と同様にして紙葉類6,6を背当て
部材2,2へ当接させると、背当て部材2,2にならって湾曲
されるとともに下端が摩擦部材5に接触することによる
摩擦抵抗によってすべることがなく、さらに、背当て部
材2,2にそれぞれ当接された紙葉類6,6の間隔を保って直
立保持させるために、倒れ防止部材8の押え棒9,9の間
の角度αを取付金具10によって調整して紙葉類6,6の間
へ挿入することにより2つの背当て部材2,2に当接され
た紙葉類6,6を一層安定的に直立させて保持させること
ができる。
なお、第1実施例、第2実施例共、紙葉類立て1に載
置する紙葉類6の巾は紙葉類端縁保持部3の巾と必ずし
も同一の巾でなくてもよく、また、一つの紙葉類立て1
に各種サイズの紙葉類6を直立保持させることもでき
る。
第7図および第8図に示す第3実施例は、紙葉類6を
上下方向に見やすく並べることができるようにしたもの
である。
図において、紙葉類立て1は、背当て部材2と、2つ
の紙葉類端縁保持3,3とからなり、背当て部材2は、板
部材12と摩擦部材5とを有し、1つの紙葉類端縁保持部
3は、基板4と摩擦部材5とを有している。
板部材12は、長方形形状をなし、その巾は所定の紙葉
類6の巾よりも若干小さく形成され、上部には紙葉類立
て1を例えば壁に取り付けるための孔部13が形成されて
おり、下端には底板14が設けられている。
そして、板部材12のほぼ全面には第1実施例に示した
ような摩擦部材5が板部材12の長手方向の両端部を若干
高く湾曲形成して張設されている。
また、基板4は断面L形の細長形状をなし、その一面
部には当該面部の巾方向に延びる複数の長孔15,15…が
形成されており、同他面部内側面には摩擦部材5が張設
されている。そして、紙葉類端縁保持部3は、板部材12
の背面に設けられているネジ孔(図示せず)へ長孔15,1
5…を介してビス16,16…により取り付けられている。
第3実施例の紙葉類立て1は、このように構成されて
いるので、紙葉類6を背当て部材2へ当接させると摩擦
部材5の湾曲面により紙葉類6が湾曲されて腰が強くな
るとともに背当て部材2と紙葉類端縁保持部3,3の摩擦
部材5により下方へのずり落ちが防がれるので、第8図
に示すように紙葉類6の必要個所が常にみえるようにし
て保持させることができる。なお、紙葉類端縁保持部3
の基板4には長孔15,15…が形成されているので紙葉類
6の巾に応じて紙葉類端縁保持部3を背当て部材2の巾
方向へスライドさせることにより同一巾の複数の紙葉類
6を直立に保持させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による紙葉類立ては、紙葉
類の端縁を保持する基板と、所定の高さを有する背当て
部材とからなり、前記背当て部材は上面よりみて曲線状
に湾曲形成され、前記紙葉類を前記基板に保持させたと
き、その紙葉類は前記背当て部材に当接されその曲面に
ならって湾曲し、前記基板に直立して保持されるように
したので、単葉の紙葉類であっても背当て部材の湾曲面
にならって湾曲することにより紙葉類の腰が強くなって
直立状態におくことができ、したがって、従来のように
ファイル等を用いることに比べ紙葉類収納のためのスペ
ースが増大する。そして、ファイル等も必要としないの
で、必要な紙葉類の整理が簡単に行なえ、常に必要な紙
葉類をすぐ引き出し、また、収納することができるなど
の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明による紙葉類立ての第1実施
例を示すもので、第1図は全体斜視図、第2図は第1図
に紙葉類を載置した場合の斜視図、第3図は第1図の変
形例の全体斜視図、第4図乃至第6図は本発明による紙
葉類立ての第2実施例を示すもので、第4図は全体斜視
図、第5図は第4図における倒れ防止部材の斜視図、第
6図は第4図に紙葉類を載置した場合の斜視図、第7図
および第8図は本発明による紙葉類立ての第3実施例を
示すもので、第7図は分解して示す斜視図、第8図は全
体斜視図である。 1……紙葉類立て、2……背当て部材、3……紙葉類端
縁保持部、4……基板、5……摩擦部材、6……紙葉
類、8……倒れ防止部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カタログ,パンフレット,その他薄物印刷
    物等の紙葉類を直立させて保持する紙葉類立てにおい
    て、紙葉類の端縁を保持する基板と、所定の高さを有す
    る背当て部材とからなり、前記背当て部材は上面よりみ
    て曲線状に湾曲形成され、前記紙葉類を前記基板に保持
    させたとき、その紙葉類は前記背当て部材に当接されそ
    の曲面になって湾曲し、前記基板に直立して保持される
    ようにしたことを特徴とする紙葉類立て。
JP1263446A 1989-10-09 1989-10-09 紙葉類立て Expired - Lifetime JP2553202B2 (ja)

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