JP2553201Y2 - 核磁気共鳴映像法に使用される接栓構造 - Google Patents

核磁気共鳴映像法に使用される接栓構造

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JP2553201Y2 JP1992004540U JP454092U JP2553201Y2 JP 2553201 Y2 JP2553201 Y2 JP 2553201Y2 JP 1992004540 U JP1992004540 U JP 1992004540U JP 454092 U JP454092 U JP 454092U JP 2553201 Y2 JP2553201 Y2 JP 2553201Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は核磁気共鳴映像法に使用
される接栓構造、特に核磁気共鳴映像法により患者の生
体の断面を撮影しながら同時に、該生体から心電図信号
を誘導する場合に使用する接栓の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像診断法の一種である核磁
気共鳴映像法(Magnetic Resonance
Imaging)が心臓病の診断にも利用され、多大
の効果を上げていることは、よく知られている。上記核
磁気共鳴映像法は、ある強度を持つ磁界内に患者の生体
を置き、該生体を構成する特定原子に共鳴する周波数を
有する高周波(ラジオ波)磁界を、上記生体に対して、
パルス状に照射することにより、得られた応答信号(M
R信号)をコンピュータで処理し、該生体の断面を撮影
する方法である。この核磁気共鳴映像法を心臓病の診断
に利用する場合は、上記の高周波磁界を生体に照射する
と同時に、該生体に電極を装着して心電図信号を誘導す
る必要がある。ところが、この高周波磁界は、生体の全
体にわたって照射されるので、該生体に装着した電極に
接続されているコードにも同時に照射されてしまう。こ
の場合、高周波磁界の磁束は変化しているので、この変
化している磁束が上記コードと鎖交すると、該コードに
は、起電力が誘起される。従って、この誘起起電力によ
り、高周波の電流がコードから電極を介して生体内に流
れ込む。このときに、上記誘起された高周波電流によっ
て運ばれた電力が、電極及び電極と生体との境界のイン
ピーダンスにより、消費されるので、生体皮膚面が発熱
し、やけどが発生する。この結果、核磁気共鳴映像法に
より診断を受ける患者に危険が及ぶので、上記コードに
流れる高周波電流に基づくやけどを防止する必要があ
る。従来のやけど防止手段としては、電極とコードとの
間に、抵抗器を多段に直列接続していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、従来
のやけど防止手段としては、電極とコードとの間に、抵
抗器を多段に直列接続していた。この構成により、コー
ドに流れる高周波電流により運ばれて来た電力は、上記
抵抗器により消費され、上記電極に到達するまでに弱ま
る。従って、生体皮膚面のやけどを防止することができ
る。しかし、抵抗器を多段に直列接続する上記従来技術
は、構成が複雑であり、コードをシールドすることが難
しく、かつ製造するにも費用と時間がかかり原価が高
い。本考案の目的は、核磁気共鳴映像法において、患者
の生体に電極を装着した場合に生じるやけどを防止する
手段の構成を簡略化すると共に、該手段の製造原価を低
くすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、核磁気共鳴
映像法において心電図信号を誘導する場合に患者の生体
10に装着する生体電極2に対して嵌合可能な接続接栓
1と、上記心電図信号を心電計に入力するためのシール
ドコード4とから成り、上記接続接栓1の嵌合素子1A
の近傍には、該嵌合素子1Aと上記シールドコード4と
に接続する一個の抵抗器5が設けられていることを特徴
とする核磁気共鳴映像法に使用される接栓構造である第
1考案(請求項1、図1)と、核磁気共鳴映像法におい
て心電図信号を誘導する場合に患者の生体10に装着す
る生体電極に対して嵌合可能な接続接栓1と、上記心電
図信号を心電計に入力するためのシールドコード4とか
ら成り、上記接続接栓1の嵌合素子1Aの近傍には、該
嵌合素子1Aと上記シールドコード4とに接続する一個
の並列共振回路6が設けられていることを特徴とする核
磁気共鳴映像法に使用される接栓構造である第2考案
(請求項2、図2)と、核磁気共鳴映像法において心電
図信号を誘導する場合に患者の生体10に装着する生体
電極2に対して嵌合可能な接続接栓1と、上記心電図信
号を心電計に入力するためのシールドコード4とから成
り、該シールドコード4を構成する芯線4Aとシールド
4Bとを導電抵抗材料により形成したことを特徴とする
核磁気共鳴映像法に使用される接栓構造である第3考案
(請求項1、図3)により、解決される。
【0005】
【作用】上記のように、本考案によれば、一個の抵抗器
5を設けた第1考案(図1)と、一個の並列共振回路6
を設けた第2考案(図2)と、シールドコード4を構成
する芯線4Aとシールド4Bとを導電抵抗材料により形
成した第3考案(図3)とが、それぞれ提供される。上
記構成によれば、抵抗器を多段に直列接続した従来技術
に比較して、抵抗器(第1考案)や並列共振回路(第2
考案)をそれぞれ一個設けたり、コードをシールドした
り、またコード全体を導電抵抗材料(第3考案)により
形成する方が、単純である。従って、核磁気共鳴映像法
において、電極を使用する場合のやけど防止手段の構成
が極めて簡略化された。また、それに伴って、抵抗器を
多段に直列接続した従来技術に比較すれば、抵抗器(第
1考案)や並列共振回路(第2考案)をそれぞれ一個設
けたり、コード全体を導電抵抗材料(第3考案)により
形成する場合の方が、ノイズを防止し製造費用が低く抑
えることができ、かつ製造時間も短くて済む。従って、
核磁気共鳴映像法において、電極を使用する場合のやけ
ど防止手段の製造原価も安くなった。
【0006】
【実施例】以下、本考案を、実施例により添付図面を参
照して、説明する。 1.第1考案 第1考案は、請求項1に記載したように、核磁気共鳴映
像法において心電図信号を誘導する場合に患者の生体1
0に装着する生体電極2に対して嵌合可能な接続接栓1
と、上記心電図信号を心電計に入力するためのシールド
コード4とから成り、上記接続接栓1の嵌合素子1Aの
近傍には、該嵌合素子1Aと上記シールドコード4とに
接続する一個の抵抗器5が設けられていることを特徴と
する核磁気共鳴映像法に使用される接栓構造である。
【0007】図1は、第1考案の実施例を示す図であ
る。同図において、参照符号1は接続接栓、2は生体電
極、4はシールドコード、5は抵抗器である。第1考案
は、接続接栓1の嵌合素子1Aの近傍に、一個の抵抗器
5を設け、高周波磁界の照射が原因でコード4に誘起さ
れた高周波電流Iによって運ばれて来た電力をこの抵抗
器5で消費させて弱め、生体10の皮膚面のやけどを未
然に防止するものである。上記接続接栓1は、図1
(A)に示すように、核磁気共鳴映像法において心電図
信号を誘導する場合に患者の生体10に装着する生体電
極2に対して嵌合可能であって(矢印P)、該接続接栓
1からは、上記心電図信号を心電計(図示省略)に入力
するためのシールドコード4が延びている。上記接続接
栓1はケース1Cを具備し、該ケース1Cは、その本体
1C1及び蓋1C4とから成る。上記本体1C1は、偏
平な円筒形状を有すると共に、蓋1C4は、本体1C1
の形状に対応して円板形状を有している。この本体1C
1には、該本体1C1からシールドコード4に向かって
漸次細くなっているコード補強部4Aが設けられ、上記
シールドコード4がその取扱中に折れ曲がらないように
なっている。また、上記本体1C1には、嵌合素子1
A、例えば、図示する例では、導電性の固定板が設けら
れており、該固定板には、生体電極2の突起部2Aが挿
入されてそれと嵌合可能な開口部1A1が形成されてい
る。そして、上記固定板に代表される嵌合素子1Aの近
傍には、該嵌合素子1Aとシールドコード4とに接続す
る一個の抵抗器5が設けられている。図1(A)の例で
は、上記抵抗器5は接続接栓1のケース1Cの外部、例
えば、矢印Qで示すように、コード補強部4Aの位置に
設けられ、上記嵌合素子1Aとコード4とに接続してい
る(図1(A)の下図)。換言すれば、上記抵抗器5
は、接続電極1の直近に設けられている。また、嵌合素
子1Aの近傍に設ける他の例としては、図1(B)に示
すように、上記抵抗器5は接続電極1のケース1Cの内
部、例えば、矢印Rで示すように、本体1C1内に収納
可能であって、この場合も、該抵抗器5は、上記嵌合素
子1Aとコード4とに接続している(図1(B)の右
図)。尚、上記接続電極1の他の部分の構造は、既によ
く知られているが、本考案の理解を容易にするために、
以下に略述する。即ち,接続電極1が具備するケース1
Cの本体1C1の内部には、コイルばね(図示省略)
が、本体1C1の外方に突出した突起1Dの内壁と、可
動板1Bの内端との間に、嵌挿されていて、該コイルば
ねを介して、可動板1Bが上記固定板1Aに対して変位
可能となっている。上記可動板1Bには、押圧片1B3
が設けられ、該押圧片1B3を手の指で押すことによ
り、該押圧片1B3を、本体1C1の開口1C3を通過
させて本体1C1の内部に挿入させることにより、両開
口部1A1と1B1とを重なり合わせることができる。
この状態で、生体電極2の突起部2Aを両開口部1A1
と1B1に挿入した後、可動板1Bの押圧片1B3から
手の指を放せば、該生体電極2の突起部2Aは、両開口
部1A1と1B1により、挟持される。
【0008】2.第2考案 第2考案は、請求項4に記載したように、磁気共鳴映像
法において心電図信号を誘導する場合に患者の生体10
に装着する生体電極2に対して嵌合可能な接続電極1
と、上記心電図信号を心電計に入力するためのコード4
とから成り、上記接続電極1の嵌合素子1Aの近傍に
は、該嵌合素子1Aと上記コード4とに接続する一個の
並列共振回路6が設けられていることを特徴とする核磁
気共鳴映像法に使用される接栓構造である。
【0009】図2は、第2考案の実施例を示す図であ
る。同図において、参照符号1は接続接栓、2は生体電
極、4はシールドコード、6は並列共振回路である。第
2考案は、接続接栓1の嵌合素子1Aの近傍に、一個の
並列共振回路6を設け、高周波磁界が照射されることに
よりシールドコード4に誘起される高周波電流Iをこの
並列共振回路6で遮断し、生体10の皮膚面のやけどを
未然に防止するものである。第1考案(図1)と異なる
のは、接続接栓1の嵌合素子1Aの近傍に、該嵌合素子
1Aとシールドコード4とに接続し,かつ該シールドコ
ード4に照射される高周波磁界の周波数と同じ固有周波
数を有する並列共振回路6が一個設けられている点であ
る。図2(A)の例では、上記並列共振回路6は接続接
栓1のケース1Cの外部、例えば、矢印Sで示すよう
に、コード補強部4Aの位置に設けられ、上記嵌合素子
1Aとシールドコード4とに接続している(図2(A)
の下図)。換言すれば、上記並列共振回路6は、接続接
栓1の直近に設けられている。また、嵌合素子1Aの近
傍に設ける他の例としては、図2(B)に示すように、
上記並列共振回路6は接続接栓1のケース1Cの内部、
例えば、矢印Tで示すように、本体1C1内に収納可能
であって、この場合も、該並列共振回路6は、上記嵌合
素子1Aとシールドコード4とに接続している(図2
(B)の右図)。
【0010】3.第3考案 第3考案は、請求項7に記載したように、核磁気共鳴映
像法において心電図信号を誘導する場合に患者の生体1
0に装着する生体電極2に対して嵌合可能な接続接栓1
と、上記心電図信号を心電計に入力するためのシールド
コード4とから成り、該シールドコード4を構成する芯
線4Aとシールド4Bとを導電抵抗材料により形成した
ことを特徴とする核磁気共鳴映像法に使用される接栓構
造である。
【0011】図3は、第3考案の実施例を示す図であ
る。同図において、参照符号1は接続接栓、2は生体電
極、4はシールドコード、4Aは芯線、4Bはシールド
である。第3考案は、シールドコード4全体を導電抵抗
材料により形成し、高周波磁界の照射が原因で該シール
ドコード4に誘起された高周波電流Iによって運ばれて
行く電力をこの導電抵抗材料で消費させて弱め、生体1
0の皮膚面のやけどを未然に防止するものである。第1
考案(図1)及び第2考案(図2)と異なるのは、図3
のシールドコード4の拡大図に示すように、シールドコ
ード4を構成する芯線4Aとシールド4Bとを導電抵抗
材料により形成した点にある。導電抵抗材料の例として
は、炭素繊維や導電性プラスチック等がある。上記のと
おり、第1考案から第3考案まで、いわゆるホック型電
極を例として説明したが、本考案はこれには限定され
ず、他の電極にも適用できる。しかし、いわゆるマグネ
ット型電極は、核磁気共鳴映像法において患者の生体が
置かれる磁界を乱すので、本考案に適用することは、好
ましくない。
【0012】以下、上記構成を有する本考案の作用を説
明する。 1.第1考案(図1) 先ず、ある強度を持つ磁界内に置かれた患者の生体10
に、図1(A)に示すように、生体電極2を装着し、該
生体電極2に対して接続接栓1を嵌合することにより、
電気的に接続させる。即ち、可動板1Bの押圧片1B3
を、手の指で押すことにより、嵌合素子である固定板1
Aに対して可動板1Bを変位させて両開口部1A1と1
B1とが重なり合ったときに、生体電極2の突起部2A
を挿入し、可動板1Bの押圧片1B3から手の指を放せ
ば、該生体電極2の突起部2Aは、両開口部1A1と1
B1により、挟持され、生体電極2に対する接続接栓1
の嵌合動作が完了する。これにより、生体10からは電
極を介して心電図信号が誘導されてシールドコード4に
接続した心電計(図示省略)に入力可能となる。次に、
患者の生体10に高周波磁界をパルス状に照射すると、
この高周波磁界は接続接栓1のシールドコード4にも照
射されるので、既述したように、該シールドコード4に
は、高周波電流Iが流れる。この高周波電流Iは、図示
するように、生体10に向かって流れて行くが、該高周
波電流Iにより運ばれて来た電力は、抵抗器5によって
消費されて弱まる。従って、生体10の皮膚面のやけど
を防止できる。即ち、第1考案(図1)のように、一個
の抵抗器5を設けただけの簡単な構成であっても、核磁
気共鳴映像法において、患者の生体に電極を装着した場
合に生じるやけどを防止することができる。
【0013】2.第2考案(図2) 第1考案と同様に、生体電極2に対する接続接栓1の嵌
合動作が完了した状態で、患者の生体10に高周波磁界
をパルス状に照射すると、この高周波磁界は接続接栓1
のシールドコード4にも照射されるので、該シールドコ
ード4には、高周波電流Iが流れる。しかし、接続接栓
1の嵌合素子1Aの近傍に設けた並列共振回路6は、上
記生体10に照射される高周波磁界の周波数と同じ固有
周波数を有している。このため、シールドコード4に高
周波電流Iが流れると、上記並列共振回路6のインピー
ダンスは無限大となり、該高周波電流Iは、遮断され
る。従って、高周波電流Iは生体10には流れ込まず、
生体10の皮膚面のやけどは防止される。即ち、第1考
案と同様に、第2考案(図2)のように、一個の並列共
振回路6を設けただけの簡単な構成であっても、核磁気
共鳴映像法において、患者の生体に電極を装着した場合
に生じるやけどを防止することができる。
【0014】3.第3考案(図3) 第1考案、第2考案と同様に、生体電極2に対する接続
接栓1の嵌合動作が完了した状態で、患者の生体10に
高周波磁界をパルス状に照射すると、この高周波磁界は
接続接栓1のシールドコード4にも照射されるので、該
シールドコード4には、高周波電流Iが流れる。しか
し、第3考案では、シールドコード4を構成する芯線4
Aとシールド4Bとを、炭素繊維や導電性プラスチック
等の導電抵抗材料により形成してある。このため、この
ようなシールドコード4を流れる高周波電流Iによって
運ばれて来る電力は、該シールドコード4を構成する導
電抵抗材料により、途中で消費され弱まる。従って、生
体10の皮膚面のやけどを防止できる。即ち、第1考
案、第2考案と同様に、第3考案(図3)のように、シ
ールドコード4全体を導電抵抗材料により形成した簡単
な構成であっても、核磁気共鳴映像法において、患者の
生体に電極を装着した場合に生じるやけどを防止するこ
とができる。
【0015】
【考案の効果】上記のように、本考案によれば、一個の
抵抗器5を設けた第1考案(図1)と、一個の並列共振
回路6を設けた第2考案(図2)と、シールドコード4
を構成する芯線4Aとシールド4Bとを導電抵抗材料に
より形成した第3考案(図3)という技術的手段が講じ
られた。上記構成によれば、抵抗器を多段に直列接続し
た従来技術に比較して、抵抗器(第1考案)や並列共振
回路(第2考案)をそれぞれ一個設けたり、またコード
全体を導電抵抗材料(第3考案)により形成する方が、
単純である。従って、核磁気共鳴映像法において、電極
を使用する場合のやけど防止手段の構成が極めて簡略化
された。また、それに伴って、抵抗器を多段に直列接続
した従来技術に比較すれば、抵抗器(第1考案)や並列
共振回路(第2考案)をそれぞれ一個設けたり、コード
全体を導電抵抗材料(第3考案)により形成する場合の
方が、製造費用が低く抑えることができ、かつ製造時間
も短くて済む。従って、核磁気共鳴映像法において、電
極を使用する場合のやけど防止手段の製造原価も安くな
った。即ち、核磁気共鳴映像法において、患者の生体に
電極を装着した場合に生じるやけどを防止する手段の構
成を簡略化すると共に、該手段の製造原価を低くすると
いう技術的効果を奏することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1考案の実施例を示す図である。
【図2】本考案の第2考案の実施例を示す図である。
【図3】本考案の第3考案の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 接続接栓 2 生体電極 4 シールドコード 5 抵抗器 6 並列共振回路 10 生体 1A 嵌合素子 4A 芯線 4B シールド

Claims (9)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核磁気共鳴映像法において心電図信号を
    誘導する場合に患者の生体10に装着する生体電極2に
    対して嵌合可能な接続接栓1と、上記心電図信号を心電
    計に入力するためのシールドコード4とから成り、上記
    接続接栓1の嵌合素子1Aの近傍には、該嵌合素子1A
    と上記シールドコード4とに接続する一個の抵抗器5が
    設けられていることを特徴とする核磁気共鳴映像法に使
    用される接栓構造。
  2. 【請求項2】 上記抵抗器5が、接続接栓1のケース1
    Cの外部に設けられている請求項1記載の核磁気共鳴映
    像法に使用される接栓構造。
  3. 【請求項3】 上記抵抗器5が、接続接栓1のケース1
    Cの内部に設けられている請求項1記載の核磁気共鳴映
    像法に使用される接栓構造。
  4. 【請求項4】 核磁気共鳴映像法において心電図信号を
    誘導する場合に患者の生体10に装着する生体電極2に
    対して嵌合可能な接続接栓1と、上記心電図信号を心電
    計に入力するためのシールドコード4とから成り、上記
    接続接栓1の嵌合素子1Aの近傍には、該嵌合素子1A
    と上記シールドコード4とに接続する一個の並列共振回
    路6が設けられていることを特徴とする核磁気共鳴映像
    法に使用される接栓構造。
  5. 【請求項5】 上記並列共振回路6が、接続接栓1のケ
    ース1Cの外部に設けられている請求項4記載の核磁気
    共鳴映像法に使用される接栓構造。
  6. 【請求項6】 上記並列共振回路6が、接続接栓1のケ
    ース1Cの内部に設けられている請求項4記載の核磁気
    共鳴映像法に使用される接栓構造。
  7. 【請求項7】 核磁気共鳴映像法において心電図信号を
    誘導する場合に患者の生体10に装着する生体電極2に
    対して嵌合可能な接続接栓1と、上記心電図信号を心電
    計に入力するためのシールドコード4とから成り、該シ
    ールドコード4を構成する芯線4Aとシールド4Bとを
    導電抵抗材料により形成したことを特徴とする磁気共鳴
    映像法に使用される接栓構造。
  8. 【請求項8】 上記導電抵抗材料が、炭素繊維である請
    求項7記載の核磁気共鳴映像法に使用される接栓構造。
  9. 【請求項9】 上記導電抵抗材料が、導電性プラスチッ
    クである請求項7記載の核磁気共鳴映像法に使用される
    接栓構造。
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