JP2550004B2 - ラベルハンガーマガジンの打込み装置 - Google Patents

ラベルハンガーマガジンの打込み装置

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JP2550004B2
JP2550004B2 JP6156801A JP15680194A JP2550004B2 JP 2550004 B2 JP2550004 B2 JP 2550004B2 JP 6156801 A JP6156801 A JP 6156801A JP 15680194 A JP15680194 A JP 15680194A JP 2550004 B2 JP2550004 B2 JP 2550004B2
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hanger
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、値札あるいは品質や
製造元を表示した標札、さらには商標表示札等(総称し
てラベルという)を衣類その他各種商品に取付けるラベ
ルハンガーを多数つなげた集合体であるラベルハンガー
マガジンから一個ずつ切り離し、順次ラベルとともに各
種商品に取付けるラベルハンガーマガジンの打込み装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に示すように、一端に織物の繊維
間等を通して挿入するようにされた交差棒100が設け
られているとともに、細棒の他端には幅の広いへら10
1が設けられ、一般にポリプロピレンやナイロン等の熱
可塑性プラスチック材料から作られた細棒タイプのラベ
ルハンガーが知られている。
【0003】そして、このような細棒タイプのラベルハ
ンガーでは、交差棒100を織物等に挿入したときに同
時に交差棒100にラベルを取付けるようになってお
り、そのため専用のラベルハンガー打込み装置が開発さ
れて使用されている。ところで、このラベルハンガー打
込み装置を使用してラベルハンガーを一旦織物等に挿入
すれば、ラベルが織物等から抜け外れることがないよう
になっている。
【0004】また、例えば、特開昭54-98200号公報に記
載のもの、すなわち図12乃至図14図に示すように、
ラベルハンガー102を複数まとめて連結した構成であ
って、各ラベルハンガー102の本体103一端部側に
接合されたラベル104を有するマガジンタイプのもの
も開発されている。
【0005】このようなラベルハンガーマガジンから1
個ずつラベルハンガー100を衣類等に取付けるには、
米国特許第 3,924,788号明細書に記載の如き挿通器具
(打込み装置)を用い、この挿通器具の中空の針に交差
棒103を通し、衣類等に挿通された中空の針から連結
片104が切り離された交差棒103を衣類等へ挿通す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のタイ
プ、つまり、一端に交差棒、他端にへらが形成された単
品の細棒タイプ(図11参照)のラベルハンガーにラベ
ルを取付けるには、先に説明したように、専用の挿通器
具を使用して手作業で行なっていた。即ち、作業者が片
手で一個ずつラベルハンガーをつまみ上げラベルととも
に衣類等に当てがい、もう一方の手で挿通器具を操作し
てラベルハンガーの交差棒をラベルと衣類等所望の商品
との両方に同時に打ち込んでいたので、1時間に200
本程度しか打ち込めず、しかもあてがっている手に針が
刺さり思わぬ怪我をするといったトラブルも多かった。
【0007】また、後者のタイプのものでは、図12〜
図14に記載されたラベル104には、図14に示すラ
ベル係合部分を収納するための特殊な形状、構造の収納
部分が必要であり、そのためにラベル104そのものの
製造コストが高くなってしまう欠点があった。また、最
近は種々の情報としてバーコードを印刷した紙製のラベ
ルが多用されているが、このような紙製のラベルを図1
2〜図14に示す如き従来例と同様のラベルに構成する
ことは困難であった。しかも多種類の商品に合わせて夫
々の商品に適合するバーコード等が印刷されたラベルを
取付けなければならないというニーズがあり、図12〜
図14に示す如きラベルハンガーではこのようなニーズ
に応えることは難しかった。
【0008】しかも、図12〜図14に示す専用のラベ
ルを付設したラベルハンガーを使用すれば作業能率は向
上するが、予めラベルハンガーに専用のラベルを取付け
る作業が必要であり、さらにこのラベルは先にも述べた
ように特殊な形状、構造を有するものであり、製造コス
トが高いものであった。
【0009】さらに、最近のラベルには、色、サイズ、
値段その他の情報をバーコード等で印刷してあり、少量
多種の商品に多種類のラベルを個々の商品に対応させて
取付けるには、従来の専用ラベル付きラベルハンガーの
ラベルでは対応することが困難であり、かりに対応させ
るとしたら膨大な費用がかかることになる。
【0010】多種多様な商品に応じたラベルを商品に取
付けるには、そのラベルに対応する商品にラベルを当て
がってラベルハンガーを打ち込む方が、図12〜図14
に記載の如き専用ラベル付きラベルハンガーを用いるよ
りもコスト的に有利である。但し、作業効率が悪いこと
は先にも述べた通りである。予めラベルが取付いたラベ
ルハンガーを衣類等に打ち込む方が、衣類等にラベルを
当てがってラベルハンガーをラベルと衣類等を挿通させ
て打ち込むよりも作業能率が4〜5倍向上する。
【0011】しかも、このようなタイプのラベルハンガ
ーマガジンでは、打込み装置にこのラベルハンガーマガ
ジンを装着する場合に、そのラベルハンガーマガジンは
縦方向に装填・収容させているから、全体としてどうし
ても縦方向の寸法が大きくなってしまい、商品への打込
み作業が難しい場合が多い。
【0012】そこで、この発明は、取付るラベルの種類
を選ばず、またその後の衣類その他の各種商品への取付
作業もラベルが邪魔にならずに能率良く行える、換言す
れば、ラベルハンガーマガジンからラベルハンガーを各
商品に簡単に装着できるラベルハンガーマガジンの打込
み装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ラベルハンガーマガジンを本体に横臥
させてセットする搭載台と、この搭載台にセットされた
ラベルハンガーマガジンを打込み部に送り込む送り機構
と、この送り機構で打込み部に送り出されてきた最先端
のラベルハンガーを共通支持部から切り離すハンマを送
り出すハンマ押出機構と、前記打込み部のハンマ移動方
向上の本体に固着される針を進退自在に挿通させる針カ
バー部材と、前記ラベルハンガーが打ち込まれる商品を
支承するとともに、そのラベルハンガーが進入し抜け出
る切欠きを前記針先端側と対峙する位置に設けた支承部
材と、前記本体に設けたトリガを操作することにより、
ハンマ押出機構、針カバー部材及び支承部材を支承部
材、支承部材と針カバー部材、ハンマ押出機構の順に3
段階で作動させるとともに、前記送り機構を作動させる
作動手段とを備え、前記搭載台に装填されたラベルハン
ガーマガジンから一個ずつ押し切って分離・切断される
ラベルハンガーの挿通部分を商品に挿通させ、その商品
にラベルを取付けるように構成したものである。
【0014】
【作用】この発明の打込み装置では、次の打込み動作に
先立ち、前回の作動機構の作動の際の後半の戻り動作に
より、送り機構が作動してラベルハンガーマガジンから
最先端のラベルハンガーが順次打込み部へ送り出されて
行く。
【0015】また、この最先端に送り込まれたラベルハ
ンガーは、作動手段を押動若しくは把持操作することに
より、取りつけるべき商品側が針カバー部材に接近する
方向に移動・上昇して支承部材に支承された状態で持ち
上げられる。
【0016】このようにして商品が針カバー部材に当接
した後、その商品を支承部材と針カバー部材とで挟持し
た状態のまま、これら支承部材と針カバー部材の双方が
ハンマ押出部材に接近する方向に更に上昇し、これによ
って、針の先端が商品を貫通しながら針カバー部材と支
承部材を貫通する。その後、支承部材と針カバー部材が
所定の位置に達したところでこれら双方の移動動作が停
止して針の前進動作が停止するとともに、今度はハンマ
押出部材が針カバー部材に接近する方向に降下する。
【0017】これによって、ハンマが針のある方向に前
進移動して行き、最先端側のラベルハンガの連結部分が
ラベルハンガーマガジンから分離切断され、そのラベル
ハンガーが針内をその針の溝に沿って商品のある方向へ
移動降下していく。これによって、ラベルハンガーが商
品の取付部分に刺された針を介して商品に取り付くこと
ができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例に係るラベルハンガ
ーマガジンの打込み装置ついて、添付図面を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例のラベルハンガーマガジ
ンの打込み装置では、予め適宜の挿通器具(例えば同出
願人により出願された特願平5−186602号明細書
等を参照されたい)を使用して各ラベルハンガーにラベ
ルを取付けるようになっているが、これには特に限定さ
れるものではない。つまり、ラベルハンガーマガジンの
打込み装置を使用する際に、そのラベルハンガーと同時
にラベルを所望の商品に挿通させるようにしてもよい。
【0019】図1は、このラベルハンガーを衣類や鞄等
の各種商品に取付けるときに使用するこの発明の第1実
施例に係るラベルハンガーマガジンの打込み装置を示す
概略構成図である。この第1実施例に係るラベルハンガ
ーマガジンの打込み装置は、ピストル状の本体1と、こ
の本体1に夫々設けられた、送り機構2、ハンマ押出機
構3、針カバー部材4、支承部材5、作動手段6とから
構成されている。
【0020】本体1は、片手で把持してその把持した方
の手でトリガ11を押し込むことによって、毎回一個ず
つ各ラベルハンガ7を所望の商品に打込んで取りつける
ことができるようになっている。またこの本体1には、
図2に示すように、ラベル7Bが予め取りつけられてい
るラベルハンガマガジンを横臥した状態でセットするこ
とができるような搭載台12が水平方向に沿って設けて
あり、同時にこの本体1にはその搭載台12にセットし
てあるラベルハンガマガジンが移動前進できるスライド
溝13が設けられている。さらに、この本体1の先端部
に形成した切欠きには、針14が固着されていると共に
この針14の頭部(上端部)若しくはこの近傍の本体1
には、ラベルハンガーマガジン最先端に設けたラベルハ
ンガー7の連結部7Aを切断させるための刃15(図5
参照)が固着されている。
【0021】トリガ11は、本体1側との間に設けたば
ね11Aによって回動支点11Bを中心として時計方向
への回動力が付与されているが、ストッパ用のピン11
Cによって一定範囲以上時計方向には回動しないように
なっている。そしてこの実施例のトリガ11は、指等に
よる押込み動作の解除後に元の状態まで時計方向に逆戻
りする動作で、ラベルハンガーマガジンに連結されてい
るラベルハンガ7のうち最先端のものを打込み部に送り
出すようになっている。
【0022】搭載台12は、図3に示すように、本体1
の先端面よりも角度θ(この実施例では凡そ45度)だ
け後方に斜めに後退した状態で形成されており、これに
よって例えば袋内の商品に本体1の先端側を挿入させ
て、換言すれば、袋からわざわざ商品を取り出さなくて
もラベルを取りつけることができるようになっている。
なお、この搭載台12の先端面には本体1を斜め下側に
傾けても、そのラベル7Bがばらついて搭載台12先端
側から落下するのを防止することができるようになって
いる。
【0023】針14には、図1において裏面側の長手方
向(縦方向)に沿って上から下まで貫通した貫通溝14
A(図5参照)が形成されており、後に説明するハンマ
32でラベルハンガマガジンから押し切られた最先端側
のラベルハンガ7の連結部7Aがその貫通溝14Aをス
ムースに通過するようになっている。
【0024】送り機構2は、図4に示すように、本体1
に対して回動支点1Bを中心として回転自在に設けられ
たトリガ11と、このトリガ11に連結され前後方向に
スライドする作動部材21と、この作動部材21の先端
側に設けた爪22と、この爪22が係合するピン23A
を植設した送り車23と、この送り車23のピン23A
間に先端部分が挿入し、一定方向(この実施例では時計
方向)のみに回転動作を制限するラチェット24と備え
ている。
【0025】作動部材21は、基端側に突設した係合ピ
ン21Aがトリガ11の長孔11Bに遊挿されており、
先端側には爪22との間にばね22Bが配設されてい
る。
【0026】爪22は、作動部材21に対して回動自在
に取付けられており、ばね22Aによって時計方向の回
転力が付与されているが、ストッパピン22Bで一定角
度以上同方向に回動するのを制限している。また、この
爪22にばね22の弾性力を越える力がそのばね22の
引張方向とは反対方向に作用すると(即ち、ラチェット
24で時計方向の回転動作が阻止された状態下で作動部
材21が図2中左方に前進動作する場合)、この爪22
は反時計方向にある程度の範囲で自由に回動しながら後
に説明する係合ピン23Bを乗り越え、ラチェット24
のストップ動作に対して緩衝しないようになっている。
【0027】送り車23は、後に説明するハンマガイド
部材31の下端部であって(図1参照)そのハンマガイ
ド部材31の裏側に位置して設けられており、外周面に
突設した一定間隔で送りピン23Aによってラベルハン
ガーマガジンに連結されているラベルハンガ7のうち最
先端のものを打込み部に送り出すようになっている。こ
の実施例の送り車23は、先の送りピン23Aとは別
に、この送りピン23Aと同一間隔で係合ピン23Bが
一方の面に植設されており、この係合ピン23Bに係合
する爪22の押動動作によって1ピッチ(1個のラベル
ハンガ7を打込み部へ送り出す分だけ)ずつ回動するよ
うになっている。
【0028】ラチェット24は、送り車23が一方向
(時計方向)にのみ回動して逆方向に回動するのを阻止
するものであり、中間部に設けた軸を中心として回動す
るように構成されているとともに、基端側と本体側との
間に設けたばね24Aによって常時先端側が係合ピン2
3Bに圧接するようになっている。なおこのラチェット
24にもストッパピン24Bが付設されており、このラ
チェット24が一定角度範囲を越えて反時計方向に回動
するのを阻止している。
【0029】ハンマ押出機構3は、送り機構2で打込み
部に送り出されてきた最先端部分のラベルハンガー7の
連結部7Aを共通支持部から切り離すためのハンマ32
を送り出すものであり、上下方向に設けた縦溝31Aに
沿ってこのハンマ32を上下動自在に収容したハンマガ
イド部材31と、ハンマ32の頭部に設けた係合突起3
2Aが係合する長孔33Aが先端側に開口され基端側が
本体側に枢着されるとともに圧縮ばね33Bによって常
時時計方向の回転力が付与された枢支部材33と、この
枢支部材33の背面側に当接し後に説明する作動機構6
で時計方向の押付力が作用する鉤形のカム部材34とを
備えている。
【0030】針カバー部材4は、打込み部に向けて進退
するハンマ32進退方向(上下方向)と同位置に配置さ
れた針14を自在に挿通させる切欠き孔4Aを備えてお
り、ハンマ32の進退方向と同一方向に上下移動可能と
なっているが、普段ばね43(後述する)の弾性力で本
体1から離間する方向に位置しているときには、この切
欠き孔4Aから外部(下部)に針14が突出せぬように
なっている。なおこの実施例の針カバー部材4は、左右
一対のガイド部材62のガイド孔62Aに係合するロー
ラ42を介して上下移動可能に取付つけてある。またこ
の針カバー部材4には、常時本体1から離接する方向に
弾性力が付勢されるように復帰ばね43が設けられてい
る。またこの針カバー部材4には、折曲された先端部が
最先端のラベルハンガ7の不要な部分を切断除去するた
めのカッタ4Aが形成されており、即ち本体1に突出す
る押当部16に固定された状態にある連結片7Cの不要
部分が切断されるようになっている。
【0031】支承部材5は、ラベルハンガマガジンの連
結部から切り離されて押し出された最先端のラベルハン
ガー7が所望の商品に打ち込まれる際に、その商品を下
から支承するものであり、針14先端部分を通過した連
結部が進入し抜け出る切欠き5A(図6参照)を針14
先端側と対峙する位置に設けてある。またこの支承部材
5は、作動手段6により、針カバー部材4と同一方向に
この針カバー部材4よりも先に前進移動するように構成
されている。なおこの支承部材5にも、本体1側との間
には針カバー部材4と同様の復帰ばね51が設けられて
いるが、これら復帰ばね43、51は初期状態に戻るこ
とができる程度の弾性力があればよい。
【0032】作動手段6は、本体1に設けたトリガ11
を操作することにより、ハンマ押出機構3、針カバー部
材4及び支承部材5を支承部材5、支承部材5と針カバ
ー部材4、ハンマ押出機構3の順にこれらを3段階で作
動させるとともに、送り機構2を作動させるためのもの
である。この実施例の作動手段6は、伸縮性のできるだ
け少なく、しかも自由に折曲することができるワイヤ
(例えば直径0.05mmのステンレスのワイヤを10本
程度よったもの等)61が使用されており、ハンマ押出
機構3、針カバー部材4及び支承部材5を3段階で作動
させるようにするため、ハンマ押出機構3の枢支部材3
3及びカム部材34と、針カバー部材4及び支承部材5
とにはそのワイヤ61が通過できる細幅形状の孔が夫々
開口されている。
【0033】また、ワイヤ61の各所定の長さ位置に
は、これらの孔のうち特にカム部材34と針カバー部材
4の各孔に係止する球体63が設けられており、トリガ
11を押し込むことにより引っ張られるワイヤ61によ
り、これらの球体63が従動されてハンマ押出機構3、
針カバー部材4及び支承部材5が移動するようになって
いる。なお、このハンマ押出機構3、針カバー部材4
は、本体1側に設けたガイド部材62のガイド孔62A
に沿って上下同一方向に並進動できるようになってい
る。
【0034】従って、この実施例の打込み装置によれ
ば、多数並列状態に連結されたラベルハンガ7、つまり
ラベルハンガーマガジンに所定の適宜のラベル挿通器具
を使用して、所望のラベル20を挿通させておく。これ
によって、各ラベルハンガ7は、一枚ずつ分離される
が、連結片7C(図4参照)で一体につながれているか
ら、バラバラに分かれることはない。
【0035】このようにして、予めラベル7Bが取付け
れられたラベルハンガーマガジンを、所望の商品、例え
ばこの実施例では、衣類8の一部に取付ける場合、先ず
そのラベルハンガーマガジンをこの実施例の打込み装置
の搭載台12に纏めて搭載しセットしておく。
【0036】その後、針カバー部材4と支承部材5との
間にその商品8の打ち込もうとする部分をセットしたの
ちこれら双方に挟み着けた後、トリガ11を一回押し込
む動作を行う。すると、このトリガ11が押し込まれた
後、ばね11Aでもどるときの作動部材21の後退動作
で先端側のラベルハンガーが1個打込み部X(図1参
照)へ送り出されて行くのである。
【0037】また、この最先端の打込み部へ送り込まれ
たラベルハンガ7は、次のトリガ11を押動操作するこ
とによって、先ず取りつけるべき商品8側が針カバー部
材4に接近する方向に移動・上昇して支承部材5に支承
された状態で持ち上げられていく。なお、このときに
は、針14先端が針カバー部材4から下方に突出してお
らず、従って商品8を針カバー部材4と支承部材5との
間に挿入する際には針14に係止することがない。
【0038】このようにして、図7に示すように、商品
8が針カバー部材4に当接した後、その商品8を支承部
材5と針カバー部材4とで挟持した状態のまま、図8に
示すように、これら支承部材5と針カバー部材4の双方
が搭載台12に接近する方向に更に上昇し、針14の先
端から商品8内に突入貫通することとなる。このように
して針カバー部材4と支承部材5とが上昇し、所定の位
置に達したところでこれら双方の移動動作が停止すると
ともに、今度はハンマ押出機構3が作動する。即ち、こ
のハンマ押出機構3のカム部材34が、図1において時
計方向に回動し、そのカム部材34の先端側が枢支部材
33の上面を押動するから、その枢支部材33が反時計
方向に回動してハンマ32の頭部の係合突起32Aを押
下する。
【0039】その結果、ハンマ32がハンマガイド部材
31の縦溝31Aに沿って打込み部に向けて前進降下
し、図8に示すように、ラベルハンガマガジンに連設さ
れたラベルハンガのうち、最先端のものを他から押し切
って切断した後、連結部7Aの頭部がハンマ32に押下
されてそのハンマ32とともに針14内部を下方にむけ
て通過していく。このようにして、商品8を貫通してい
る針14内をラベルハンガ7の連結部7Aが通過して支
承部材5の下方に抜け出るが、この連結部7Aとつなが
り、先端側にラベル7Bを取付けた糸状部7Dは針14
に設けた貫通溝14Aを通過するのと同時に針カバー部
材4や支承部材5に設けた切欠き5A等を通過してこの
打込み装置から抜け出すことができる。このようにして
打込み動作が完了するのである。
【0040】次に、この実施例の第2実施例の係るラベ
ルハンガーマガジンの打込み装置について説明する。な
お、この実施例において先の第1実施例と同一部分には
同一符号を付して重複説明を避ける。図9は、この第2
実施例のラベルハンガーマガジンの打込み装置を示す概
略構成図である。この打込み装置は、略挟み状若しくは
略ステプラ状の本体1′と、送り機構2′と、ハンマ押
出機構3′と、針カバー部材4と、支承部材5と、作動
手段6′とから構成されている。
【0041】本体1′には、作動手段6′を構成する一
対の握持部64を上下方向に並進動作可能に設けてお
り、片手でこれら双方の握持部64を握りながらラベル
ハンガの打込み動作を行うようになっている。
【0042】送り機構2′は、図10に示す通り、作動
部材21を除いて先の第1実施例のものと同様のものが
使用されており、即ち先の作動部材21の代わりに、先
の第1実施例の枢支部材33が利用されている。
【0043】ハンマ押出機構3′は、カム部材34を除
き先の第1実施例のものと同様のもが使用されており、
即ちこの実施例では、枢支部材33を押動させる手段と
して、カム部材34の代わりに上側の握持部64が使用
されているのである。
【0044】作動手段6′は、先に説明したように、一
対の握持部64を使用しており、下側の握持部64は支
承部材5と一体の構造となっている。またこの作動部材
5′には、先の第1実施例と同様に3段階で打込み動作
を行わせるため、各部材間に弾性力の異なるばねを配し
てその弾性力の差から巧みに3種の動作を行わせるよう
になっている。
【0045】即ち、この作動手段6′には、針カバー部
材4を貫通して本体1′と支承部材5との間に設けたガ
イドシャフト66Aのうち、針カバー部材4と支承部材
5との間に介装してある第1ばね65Aの弾性力F1
が、同様にガイドシャフト66Aのうち本体1′と針カ
バー部材4との間に介装してある第2ばね65Bの弾性
力F2よりも小さいものが使用されている。
【0046】また、本体1′と上側の握持部64との間
に設けたガイドシャフト66Bに巻装された第3ばね6
5Cは、先の第2ばね65Bよりも弾性力F3が大きい
ものが使用されており、これによって一対の握持部64
を握持動作することによって所定の3段階動作が実現で
きるようになっている。なお、これらのばねの他に、さ
らにばね65Dがガイドシャフト66Aを介してその支
承部材5と本体1′との間に介装されており、支承部材
5を常時本体1′側から離間させておくようになってい
る。また、これらガイドシャフト66A、65Bは、双
方ともに、本体1′側に対しては抜け止めされた状態で
スライド自在に取りつけられており、夫々反対側端部は
支承部材5と握持部64とに固着されている。
【0047】従って、この第2実施例の打込み装置によ
れば、先の第1実施例と同様にして、片手で握持部を握
持してラベルハンガ7を所望の商品に打ち込むことがで
きるのである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の打込み
装置によれば、ラベルハンガーマガジンを纏めて搭載台
に挿入・セットすることができ、しかもその装填された
ラベルハンガーマガジンに夫々ラベルが取りつけてあっ
てもそのラベルハンガーマガジンを、搭載台に整然とし
た状態で水平状態に纏めて収容しておくことができ、打
込み作業の邪魔にならないから、作業性の向上が図れ
る。
【0049】しかもこの発明の打込み装置は、ラベルハ
ンガーマガジンを水平方向に搭載・セットできるから、
薄型化に好適であり、例えば袋内の商品にラベルハンガ
ーを取りつける場合に比較的簡単に作業を行うことがで
きる効果がある。
【0050】またこの発明によれば、内蔵する送り機構
により、ラベルハンガを自動的に先端側の打込み部へ送
り出していくことができるから、手や指の操作だけで打
込み動作が行えるものであり、面倒な操作が全く不要で
あるとともに、打ち込むべき商品を支承部材が確実に支
承しておくように構成してあるから、誤って手に針を刺
すといった事故が防止でき、安全性の高いものが提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のラベルハンガーマガジ
ンの打込み装置を示す概略構成図。
【図2】第1実施例の概略斜視図。
【図3】同平面図。
【図4】送り機構を示す構成図。
【図5】針の横断面図。
【図6】支承部材の先端側平面図。
【図7】第1実施例の作用を示す説明図。
【図8】第1実施例の作用を示す説明図。
【図9】この発明の第2実施例を示す概略構成図。
【図10】第2実施例の送り機構を示す構成図。
【図11】従来のラベルハンガーを示す斜視図。
【図12】他の従来のラベルハンガーを示す斜視図。
【図13】図12の側面図。
【図14】図12におけるラベルの係合個所の断面図。
【符号の説明】
1 1′ 本体 14 針 2 2′ 送り機構 3 ハンマ押し出し機構 32 ハンマ 4 針カバー部材 5 支承部材 6 6′ 作動手段 7 ラベルハンガ 7A 連結部 7B ラベル 11 トリガ 12 搭載台 64 握持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルハンガーマガジンを本体に横臥さ
    せてセットする搭載台と、 この搭載台にセットされたラベルハンガーマガジンを打
    込み部に送り込む送り機構と、 この送り機構で打込み部に送り出されてきた最先端のラ
    ベルハンガーを共通支持部から切り離すハンマを送り出
    すハンマ押出機構と、 前記打込み部のハンマ移動方向上の本体に固着される針
    を進退自在に挿通させる針カバー部材と、 前記ラベルハンガーが打ち込まれる商品を支承するとと
    もに、そのラベルハンガーが進入し抜け出る切欠きを前
    記針先端側と対峙する位置に設けた支承部材と、 前記本体に設けたトリガを操作することにより、ハンマ
    押出機構、針カバー部材及び支承部材を支承部材、支承
    部材と針カバー部材、ハンマ押出機構の順に3段階で作
    動させるとともに、前記送り機構を作動させる作動手段
    とを備え、 前記搭載台に装填されたラベルハンガーマガジンから一
    個ずつ押し切って分離・切断されるラベルハンガーの挿
    通部分を商品に挿通させ、その商品にラベルを取付ける
    ように構成したことを特徴とするラベルハンガーマガジ
    ンの打込み装置。
JP6156801A 1994-06-15 1994-06-15 ラベルハンガーマガジンの打込み装置 Expired - Lifetime JP2550004B2 (ja)

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