JP2547003Y2 - 直管形蛍光灯スタンド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、直管形蛍光ランプを内
蔵したセードを、片持ち式とし、ランプの照射位置とベ
ースの位置を離し、机上面を広く使用できるようにした
蛍光灯スタンドの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、直管形蛍光ランプを使用した蛍光
灯スタンドは、図３に示すようにセードの中央部に支柱
又はアームを係止する構造が一般的である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、スタンドの重心位置は図４のＧ２で示すように、四
角形ベースの前辺方向にあり、使い勝手上、ベースを前
方に長くすることはできない。その為、ランプ中央位置
Ｂはベースの前縁部に近くせざるを得ず、ランプ照射位
置とベースとの位置を離すのは困難であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案では四角形状のベース後方部に設けた支柱上
部より、前方に垂直面に直交してアームを設け、そのア
ームの長さを、ベースの前後長同一とした。さらに、そ
のアーム先端より、右方向又は左方向へ、水平面に直交
する向きにセードを設け、そのセードの端部を片持ちと
し、変形クランク状に構成した。さらに、スタンドの重
心位置を、四角形状ベースの対角線上に来るようにし
た。

【０００５】

【作用】本考案では支柱、アーム、セードを変形クラン
ク状に配置することにより、スタンドの重心位置が、四
角形状ベースの対角線状にすることができる。これによ
り、重心位置は、ベースの接地点が最も遠い四角形状ベ
ースのコーナー部内側に来ることから、ランプの照射位
置と、ベース位置を離すことができ、ワープロ作業等、
ベースが邪魔になるような場合のスタンドに適してい
る。

【０００６】

【実施例】以下、本考案の一実施例を図１及び図２によ
り説明する。直管形蛍光ランプ６を内蔵したセード４
と、アーム３、支柱２及びベース１により蛍光灯卓上ス
タンドを構成している。ベース１は顧客ニーズが最も高
く、机上面形状ともマッチする四角形形状とし、中央部
後方に支柱２を設け、この支柱２より前方にアーム３を
突出させる。アーム３の長さＬ_１は、分割包装がしやす
いようベース１の前後長Ｌ_２と同一としてある。このア
ーム３の先端に、ボールジョイント５を取付け、さら
に、セード４の片端を回動自在に係止している。つま
り、セード４、アーム３及び支柱２をそれぞれ図１のよ
うな変形クランク状に配置することにより、スタンドの
重心位置がＧ_１の位置となり、ほぼベースの対角線上と
なる。一方、ベース１の接地点は、支柱２よりベース前
縁部までの距離Ｌ_４より常に大きい。このことから、ス
タンドの重心位置Ｇ１を四角形状ベースの対角線上に設
定することが、安定性の向上につながる。本実施例によ
れば、蛍光ランプ６の中心位置Ａとベース１とを離すこ
とができ、ベース１を机上面の端部に置いた場合でも、
ランプ照射位置は机上面中央部にあり、机上面を広く使
用できる。

【０００７】

【考案の効果】本考案によれば、四角形状ベースの、遠
い接地点を利用し、蛍光ランプの照射位置と、ベースと
を離すことができ、ベースを机上面の端部に置いた場合
でも、蛍光ランプ照射位置を机上面の中央部に位置する
ことができ、机上面を広く使用できる。特に、ワープロ
作業などでは、ベースがワープロに当らない位置に置け
るため、最適な蛍光灯スタンドである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の斜視図。

【図２】図１の平面図。

【図３】従来例の斜視図。

【図４】図３の平面図。

【符号の説明】

１、１’…ベース、２、２’…支柱、３…アーム、４、
４’…セード、６、６’…蛍光ランプ。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 机上面に載置される平面が矩形状のベー
   スと、支柱およびセードを含む長尺な灯体とを備えた蛍
   光灯スタンドにおいて、前記支柱は前記ベースから直立
   し、前記アームは前記支柱の先端部から、平面が矩形状
   の前記ベースの一辺と平行な水平方向に延在し、前記灯
   体はその一端部が前記アームの先端部に連結され、前記
   灯体は前記アームと直交する水平方向に延在することを
   特徴とする直管形蛍光灯スタンド。