JP2545699B2 - 正12面体サイコロ及び正12面体サイコロゲーム装置 - Google Patents

正12面体サイコロ及び正12面体サイコロゲーム装置

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JP2545699B2
JP2545699B2 JP6120774A JP12077494A JP2545699B2 JP 2545699 B2 JP2545699 B2 JP 2545699B2 JP 6120774 A JP6120774 A JP 6120774A JP 12077494 A JP12077494 A JP 12077494A JP 2545699 B2 JP2545699 B2 JP 2545699B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、正12面体サイコロ
及び正12面体サイコロゲーム装置、殊に、正12面体
の各正5角形面に、当該正5角形面のそれぞれを特定す
る導磁性ピンを所要ルールに基づいて埋設した正12面
体サイコロ、及び回転駆動手段により駆動され、所定位
置に停止可能な1個又は複数個のカップ本体に正12面
体を収容すると共に、前記カップ本体の5角錐状凹部の
下開口部の下位に磁気センサを設け、該磁気センサによ
り前記5角錐状凹部に収容した正12面体の下位の正5
角形面に埋設した導磁性ピンを読取り、該読取り信号を
マイクロコンピュータへ送信して当該正5角形面の情報
として演算し、適所に配設されたディスプレーに表示す
る正12面体サイコロゲーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のゲーム用サイコロとしては正6面
体の各面に1〜6の数字又は1〜6個の模様を表示した
複数のサイコロの振込みにより、当該正6面体サイコロ
の静止状態における頂面に表示された1〜6の数字又は
1〜6個の模様数の合計値の多少を競うものが知られて
いる。
【0003】また、前記複数の正6面体サイコロの静止
状態におけるそれぞれの頂面に表示された1〜6の数字
又は1〜6個の模様数の一致性、偶数又は奇数の合致
性、或いは偶数値、奇数値の合計値の最少値若しくは最
大値の取得回数の多少を競うゲーム等も知られている。
【0004】
【従来技術における問題点】しかしながら、前記のよう
な正6面体サイコロにより期待できるサイコロゲーム
は、1〜6の数字又は1〜6個の模様を備える当該正6
面体サイコロの数と、それらの数字及び模様の順列又は
組合せ数を越えない比較的少量で、単純なゲームを行な
えるに留まるきらいがあった。
【0005】すなわち、例えば、前記正6面体サイコロ
の5個を用いる場合における異なる数字列に係るゲーム
の総数は、当該正6面体サイコロの5個により得られる
順列の、 6×6×6×6×6=7,776 となり、また、この1〜6の数字の外に何種類かの模様
等を併用すれば、それらの種類倍の順列に相当するゲー
ムができるに留まっていた。
【0006】その上、係る正6面体によるサイコロゲー
ムにあっては、各ゲーム時における得点をその都度人手
により合算するのが通常であり、その合算に時間と手間
が掛かってゲームが間延びし、当該ゲームの興味低減を
招くきらいがあった。
【0007】この発明は前記のような従来例におけるの
問題点に着目してなされたもので、ゴム、合成樹脂等の
非導磁性の正12面体Dの各正5角形面D〜D
12に、例えば、1〜12の数字、1〜12種の数字、
1〜12個の模様、又は数字と模様の結合せ等を表示さ
せることにより、複雑、多様なサイコロゲームのできる
正12面体サイコロを提供し、また、各正5角形面D
〜D12に当該正5角形面D〜D12を特定する複数
の導磁性ピンdp−dpを埋設したことにより、磁
気センサ11の併用により、その各正5角形面D〜D
12の情報を磁気的に読取り可能な正12面体サイコロ
を提供しようとするものである。
【0008】また、前記のような非導磁性の正12面体
Dの各正5角形面D〜D12に、当該正5角形面D
〜D12を特定する導磁性ピンdp〜dpを埋設し
た1個又は複数個の正12面体Daを転動可能に収容
し、回転駆動手段9で駆動されるカップ本体2を水平状
基板24に設けると共に、該カップ本体2の回転開始に
より、前記正12面体Dを当該カップ本体2内で遊転さ
せ、前記カップ本体2の特定位置で回転を停止させる毎
に、前記1個又は複数個の正12面体Dの下部を、同カ
ップ本体2の下部に設けた1個又は複数個の5角錐状部
、3、3・・・に収容して静止させ、その下位
の正5角形面D〜D12に埋設された導磁性ピンd
p〜dpを磁気センサ11で読取り、該読取り情報を
マイクロコンピュータ22で演算すると共に、適所に配
設したディスプレー27に表示する正12面体サイコロ
ゲーム装置を提供する。
【0009】また、切換スイッチ23の遊戯者毎の操作
により、回転駆動手段9、9、9・・・で駆動さ
れるカップ本体2、2、2・・・に正12面体サ
イコロDa、Db、Dc・・・を収容し、該カップ本体
、2、2・・・の回転により、前記正12面体
Da、Db、Dc・・・を遊転させ、特定位置で回転を
停止する毎に前記正12面体Da、Db、Dc・・・の
下部を、カップ本体2、2、2・・・下部の5角
錐状部3、3、3・・・に収容して静止させ、こ
の静止状態の正12面体Da、Db、Dc・・・の下位
の正5角形面D〜D12に埋設された導磁性ピンd
p−dpを、磁気センサ11、11、11・・
・で読取り、該読取り情報をマイクロコンピュータ25
により、当該遊戯者の各操作毎及び又は当該ゲーム毎の
得点等として演算し、適所に配設したディスプレー27
に表示する正12面体サイコロゲーム装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ゴム、合成
樹脂等の非導磁性正12面体Dの各正5角形面D〜D
12に、当該正5角形面D〜D12を構成する各正5
角形Dpと中心Oが一致し、当該正5角形Dpに対する
縮少率の異る第1、第2縮少正5角形Dq、Drの、一
方の第2縮少正5角形Drの各頂点を、他方の第1縮少
正5角形Dqの各頂点の中央部に位置させると共に、前
記第1、第2の縮少正5角形の各頂点にそれぞれ孔d
〜dを設け、前記第1縮少正5角形Dqの頂点の基準
孔d以外の孔d〜dに導磁性ピンdP−d
を、また、第2縮少正5角形Drの頂点の孔d〜d
の何れかに、当該正5角形面D〜D1を特定する導
磁性ピンdp−dpを理設した正12面体サイコロ
である。
【0011】また、水平基板16に、モータ9等の回転
駆動手段により駆動され、その回転中心Oまわりに当該
回転中心Oを通る基準線17に対してほぼ72゜の整
数倍回転する5位置の何れかにおいて停止可能なカップ
本体2を設け、該カップ本体2の下部に、当該カップ本
体2に遊転自在に収容した正12面体Dの下部を収容す
る五角錐状凹部3を形成すると共に、該五角錐状凹部3
の下部を前記正12面体Dの各正5角形面D〜D12
とほぼ等大に開口3aさせ、該五角錐状凹部3の下開口
部3aの下位に、前記正12面体Dの各正5角形面D
〜D12に埋設され、当該正5角形面D〜D12を特
定する導磁性ピンdp〜dpを読取る磁気センサ1
1を設け、該磁気センサ11により前記カップ本体2の
回転停止毎に、同カップ本体2の五角錐状凹部3に収容
された前記正12面体D下位の正5角形面D〜D12
に埋設された導磁性ピンdp−dpを読取り、該読
取り情報を適所に配設したデイスプレ27に表示させる
ようにしたものである。
【0012】さらに、水平基板16に適宜間隔を存し
て、モータ9、9、9・・・等の回転駆動手段に
より駆動され、その回転中心O、O、O・・・ま
わりにおいて、当該回転中心O、O、O・・・を
通る基準線1901、1902、1903・・・からほ
ぼ72゜の整数倍の角度離間する5位置の何れかに停止
する複数のカップ本体2、2、2・・・を配設
し、前記各カップ本体2、2、2・・・の下部に
5角錐状凹部3、3、3・・・を設け、該5角錐
状凹部3、3、3・・・の下部を、当該カップ本
体2、2、2・・・に遊転可能に収容した正12
面体Da、Db、Dc・・・の各正5角形面D〜D
12とほぼ等大に開口3a、3a、3a・・・さ
せ、該5角錐状凹部3、3、3・・・の上部を前
記正12面体Da、Db、Dc・・・の最大径部Dmの
高さより低い位置において、同部より大径に開口させる
と共に、該5角錐状凹部3、3、3・・・の下開
口部3a、3b、3c・・・の近接下位に、前記
正12面体Da、Db、Dc・・・下位の正5角形面D
〜D12に埋設され、当該正5角形面D〜D12
特定する導磁性ピンdp〜dpを読取るホール素子
〜Hを備える磁気センサ11、11、11
・・・を設け、該磁気センサ11、11、11
・・により前記カップ本体2、2、2・・・の回
転停止毎に、前記正12面体Da、Db,Dc・・・下
位の正5角形面D〜D12に埋設された導磁性ピンd
〜dpを読取り、該読取り信号をマイクロコンピュ
ータ25に送信して演算し、該演算値を前記正12面体
Da、Db、Dc・・・下位の正5角形面D〜D12
に対向する上位の正5角形面D12〜D情報として、
適所に配設されたデイスプレー27に表示させるように
したものである。
【0013】 (作用)この発明は、前記のような構成を有するから、
ゴム、合成樹脂等の非導磁性の正12面体Da、Db、
Dc・・・の各正5角形面D〜D12に、1〜12の
数字又は11〜12個の模様、若しくは1〜12のそれ
らの組合せ模様等を表示することにより、従来の正6面
体サイコロより飛躍的に増加する多種、多様なサイコロ
ゲームを可能にする。
【0014】また、非導磁性の正12面体Da、Db、
Dc・・・の静止状態における下位の正5角形面D
12に埋設された導磁性ピンdp〜dpを、磁気
センサ11、11、11・・・を併用することに
より、人手を要することなく当該12面体Da、Db、
Dc・・・の下位の正5角形面D〜D12情報を、そ
の上面の正5角形面D12〜D情報として磁気的に読
取らせる。
【0015】非導磁性の正12面体Dを収容し、回転駆
動手段9により駆動されるカップ本体2の回転により前
記正12面体Dを転動た後、同カップ本体2の特定位置
への回転停止毎に、前記正12面体Dの下部を前記カッ
プ本体2の5角錐状凹部3に収容して静止さて、当該正
12面体Dの下位の正5形面D〜D12の孔d〜d
に埋設した導磁性ピンdp〜dpを磁気センサ1
1で読取り、この読取り情報を必要に応じてマイクロコ
ンピュータ25へ送信して演算し、適所に配設したディ
スプレー27に表示する。
【0016】さらに、正12面体Da、Db、Dc・・
・を収容した複数のカップ本体2、2、3・・・
を、回転駆動手段9、9、9・・・により各別に
駆動し、同カップ本体2、2、3・・・内におい
て同正12面体Da、Db、Dc・・・を転動させた
後、その特定位置での回転停止毎に前記正12面体D
a、Db、Dc・・・の下部を前記カップ本体2、2
、3・・・の5角錐状凹部3、3、3・・・
に収容して静止させ、当該正12面体Da、Db、Dc
・・・の下位の正5形面D〜D12に埋設された導磁
性ピンdp〜dpを、磁気センサ11、H、H
・・・で読取り、該読取り情報をマイクロコンピュー
タ25で演算して、また、この正12面体サイコロゲー
ム装置に、遊戯者毎に切換操作できる切換スイッチ23
を設けることにより、各遊戯者の操作毎の得点及び又は
所要回数のゲームの得点の累計等をマイクロコンピュー
タ25により演算し、それぞれ適所に配設したディスプ
レー27へ表示する。
【0017】 (実施例)以下、この発明に係る正12面体サイコロ及
び正12面体サイコロゲーム装置の実施例を、図1ない
し図13を参照して説明する。
【0018】図1はこの発明に係る正12面体サイコロ
ゲーム装置1の一部を縦断して示す要部の模式縦断説明
図、図2はその磁気センサ11の枠体13及びその中空
取付パイプ14部の模式底面説明図である。
【0019】図3はこの発明の正12面体サイコロの正
12面体Dの模式正面説明図、図4は、同正12面体D
の正5角形面Dを最上位面とした場合における平面図
で、同図ではその正5角形面Dを構成する正5角形D
pに対する縮少率の異なる第1、第2の縮少正5角形D
q、Drの頂点に孔d〜dを穿設した状態を示し、
同図4では各孔d〜dに導磁性ピンdp〜d
を埋設する前の状態を示す。
【0020】図5は正12面体サイコロDの正5角形面
の孔d〜dに導磁性ピンを埋設したものの模式
平面説明図で、同図5ではその孔d〜d及びd
導磁性ピンdpd〜dpを埋設した状態を黒点で略
示し、図5では後述の正5角形面の孔d〜dへの導
磁性ピンの埋設位置例を示す図8の正5角形面Dへの
埋設位置に対応するように埋設される。
【0021】図6は磁気センサ11のホール素子H
の配設要領を示す模式平面説明図で、このホール素
子H〜Hの配設点H〜Hは、前記正5角形面D
〜D12、例えば同正5角形面Dの孔d〜d
対向するように配設される。図7は磁気センサ11のホ
ール素子H〜Hによる前記正5角形面Dに埋設さ
れた導磁性ピンdp〜dpの検出状態の模式平面説
明図で、同図7では前記図5の正5角形面Dに埋設し
た導磁性ピンdp〜dp及びdpに対応するホ
ール素子H〜H及びHが同導磁性ピンdp−d
p及びdpを検出した状態を黒点で略示する。
【0022】なお、図5、6の正5角形面Dに穿設さ
れた孔d〜dは右回りの順番に配設されるが、実際
にはこの正12面体Dの正5角形面Dが下向きになっ
て磁気センサ11に対向するので、前記d〜dとH
〜Hとの両者は対接状態において整合する。
【0023】図8は正12面体Dの正5角形面D〜D
12の孔d〜dへの導磁性ピンdp〜dpの埋
設位置の選択例の模式説明図、図9は正12面体Dの正
5角形面D〜D12の孔d〜dへの導磁性ピンd
p〜dpの埋設位置の異なる選択例の模式説明図で
ある。なお、前記正5角形面D〜D12の孔d〜d
への導磁性ピンdp〜dpの埋設位置(位置決め
用のもの)は、前記図8における同孔d〜dへの導
磁性ピンdp〜dpの埋設位置と一致するので、図
9では孔d〜dへの導磁性ピンdp〜dpの埋
設位置の図示を省略した。
【0024】図10は正5角形面D〜D12に表示す
る異なる数字、模様等の配列例の模式平面説明図で、図
10では5種のサイコロゲーム例を略示する。図11は
正12面体Da、Db、Dc・・の下位の正5角形面D
〜D12に埋設された導磁性ピンdp〜dpと、
磁気センサ11のホール素子H〜Hとの対応関係の
模式説明図、図12はこの正12面体サイコロゲーム装
置の動作順序を略示するフローチャートである。
【0025】図13は水平基板24に5個のカップ本体
〜2を適宜間隔を存して配設したこの発明に係る
正12面体サイコロゲーム装置1の実施例を、線図で略
示する模式平面説明図である。
【0026】図1〜13において、1はこの発明に係る
正12面体サイコロゲーム装置、2は正12面体サイコ
ロゲーム装置1のカップ本体、3はカップ本体2の下部
に形成した5角錐状凹部、θは5角錐状凹部3の頂角
で、この頂角θは静止する正12面体Dの下部(図1、
3では正5角形面D)側を収容できる角度に形成さ
れ、図3の状態における正5角形面Dの高さh程度
で、正12面体Dの最大径Dm部の高さ以下とし、少な
くとも図3の正5角形面Dの高さhを越えない。
【0027】カップ本体2の5角錐状凹部3をこのよう
に構成することにより、当該正12面体Dの静止状態に
おける下部がこの5角錐状凹部3内に安定的に収容され
る一方、カップ本体2の高速回転によりこの正12面体
Dが同5角錐状凹部3から飛出し、カップ本体2の上部
の広い空間部で自転、公転する。
【0028】また、カップ本体2の回転が停止すると、
同カップ本体2上部の広い空間部で遊転する正12面体
Dがその自重で落下し、同正12面体Dの下部がカップ
本体2の下部の5角錐状凹部3内へ図1の一点鎖線のよ
うに収容されて静止する。
【0029】4はカップ本体2の5角錐状凹部3からさ
らに下方へ延びるその基部で、該基部4が水平のベアリ
ング5を介して、定位置に設置された後述の磁気センサ
11の枠体13に回転可能に支承される。
【0030】なお、このカップ本体2の基部4と磁気セ
ンサ11の枠体13との間に前記水平ベアリング5と共
に、図示しない垂直ベアリングを併設することにより、
又はこの基部4と前記枠体13との間に同カップ本体2
の重量を支承すると共に、その回転中心を維持可能に支
承できる既存のベアリングを設けることもできる。ま
た、このカップ本体2の基部4は、図示しないが、適宜
のベアリングを介して後述の水平基板16上の特定位置
へ回転可能に直接支承可能である。
【0031】6、7はプーリ、8はベルトで、回転駆動
手段としてのブレーキユニット付モータ9により、プー
リ6、7及びベルト8等を介してカップ本体2が駆動さ
れ、また、このカップ本体2はブレーキユニット付モー
タ9により、カップ本体2の5角錐状凹部3〜3
各基準線17(図4)が、磁気センサ11〜11
の基準線19、1901〜1905(図6、図13参
照)と一致し、又はそれらから72゜又はその整数倍回
転した位置で停止するように構成される。
【0032】このブレーキユニット付モータ9は、前記
カップ本体2の5角錐状凹部3が、その回転中心Oを通
過する基準線(この基準線は、同5角錐状凹部3に収容
される正12面体Dの基準線17と一致する)と、図
6に示す後述の磁気センサ11の基準線19と一致
し、又は同基準線19から72゜の整数倍離間するよ
う回転した特定位置に、同カップ本体2の5角錐状凹部
3(回転駆動を要する目的物5)を特定角度に停止させ
るブレーキユニット付モータ9自体は公知である。
【0033】なお、図13に略示する正12面体サイコ
ロゲーム装置1の5個のカップ本体2〜2のぞれぞ
れにブレーキユニット付モータ9(9〜9)が設け
られ、この例では5個5角錐状凹部3のそれぞれの回転
中心O〜Oを通過する基準線17が、磁気センサ
11〜11の基準線1901〜1905と一致する
位置に停止した状態を示したが、実際には、この5角錐
状凹部3〜3の基準線1701〜1705(図示省
略)及びそれに収容される正12面体Da〜Deの基準
線1701〜1705又は同基準線1701〜1705
から72゜の整数倍離間する5位置の何れかに停止す
る。
【0034】11は磁気センサで、該磁気センサ11は
水平基板16にボルト15aにより固定される枠体13
の頂部に設けられ、その上面が前記カップ本体2下部の
5角錐状凹部3の下開口部3a(3a〜3a)に近
接するよう配設される。13bは枠体13の下部に固定
され基板16の穴16bを介して下方へ導出する中空パ
イプ14を取付ける穴で、この穴13bは非円形(図2
参照)に形成され、取付後の相対回動を阻止する。
【0035】H〜H(図1、図6)は磁気センサ1
1のホール素子で、このホール素子H〜Hは静止す
る正12面体Dの下位の正5角形面D(図1、3)の
10個の孔d〜dに対応する10位置に配設され
る。このホール素子H〜Hは正12面体Dの何れの
面D〜D12の孔d〜dにも対接し、同孔d
への導磁性ピンdp〜dpの埋設の有無を検出
する。
【0036】第1〜第12番面の正5角形面D〜D
12の全面の第1縮小正5角形Dqの頂点に位置する基
準孔d以外の孔d〜dに導磁性ピンdp〜d
pを埋設し、所定位置に設置された磁気センサ11のホ
ール素子H〜Hにより、前記正5角形面D〜D
12の導磁性ピンdp〜dpの埋設されている孔d
〜dと同導磁性ピンの埋設されていない孔基準孔d
とを検出し、導磁性ピンの埋設されていない基準孔d
が前記磁気センサ11の基準線19上のホール素子
と一致するか、又は同基準線19上のホール素子
から何孔離間するかを検出する。
【0037】磁気センサ11に対接する各正5角形面D
〜D12が、当該正12面体Dの何れの正5角形面D
〜D12に当るかは、対応する下位の正5角形面D
〜D12の基準孔dの位置が、同磁気センサ11の基
準線19上のホール素子Hと一致するか又は同ホー
ル素子Hから何孔離れているかの検出と、磁気センサ
11のホール素子H〜Hにより検出した前記正5角
形面D〜D12の第2縮小正5角形Drの頂点の孔d
〜dの何れに導磁性ピンdp〜dpが埋設され
ているかの検出とにより読取る。
【0038】その結果、当該正12面体Dの正5角形面
〜D12の何れの面が、何れの方向から5角錐状凹
部3に収容された場合にも、その下位の正5角面D
12が当該正12面体Dのどの面であるかという、当
該正5角形面D〜D12に関する正確な情報を磁気セ
ンサ11により直ちに読出せる。
【0039】磁気センサ11は直接的には正12面体D
の下位の正5角形面(図1、3では面D)の導磁性ピ
ンdp〜dpの埋設位置を読取るが、当該遊戯者は
正12面体Dの頂面の正5角形面D(図3)を視認す
るだけで、その下位の正5角形面Dを直接視認するこ
とはできない。
【0040】そこで、正12面体Dの下位の正5角形面
(図1、3)に埋設された導磁性ピンdp〜d
pによる当該正5角形面D情報を、同面Dに対向す
る上側の正5角形面D(図3)に表示することによ
り、当該磁気センサ11の読取り情報と、当該遊戯者の
視認情報との整合性を図る。
【0041】この正12面体Dの正5角形面Dに対向
する正5角形面D以外の対向面は、例えば、正5角形
面Dと正5角形面D12(ただし、図3では正5角形
面D12は同図の紙面の向側となるので同図3には表示
されない)、同正5角形面Dと同正5角形面D10
同正5角形面Dと同正5角形面D11(正5角形面D
12と同様に図3には表示されない)、同正5角形面D
と同正5角形面D、同正5角形面Dと同正5角形
面D、同正5角形面Dと同正5角形面Dとなる。
【0042】なお、5個の非導磁性の正12面体Da〜
Deのそれぞれの12の正5角形面D〜D12に、1
〜12の数字を表示すれば、それらの順列の、 12×12×12×12×12=248,832 が得られ、この順列248,832は前記正6面体サイ
コロの5個による順列7,776の32倍に当る。ま
た、前記1〜12の数字に併せて模様又は数字と模磁と
の組合せ等を採用すれば、さらにそれらの種類倍の順列
が得られ、一層複雑、多様なサイコロゲームのできる正
12面体(サイコロ)Da〜Deとなる。
【0043】d0〜は正12面体Dの第1〜第12
番目の正5角形面D〜D12の方向を決める孔、d
p〜dpは同孔d〜dに埋設した導磁性ピンで、
図5の例では正5角形面Dの正5角形Dpの頂点を通
過する基準線17に対向する位置決め基準孔dを除
く全孔d〜dにこの導磁性ピンdp〜dpが埋
設され、その方向決めがされる。
【0044】正5角形面D〜D12の基準孔dを除
く4個の穴d〜dに導磁性ピンdp〜dpを埋
設すれば、仮に当該正5角形面Dが磁気センサ11と
平行しないように、すなわち、正12面体Dが5角錐状
凹部3の下開口部3aに対して傾斜状に入った場合、前
記4個の導磁性ピンdp〜dpの何れかがホール素
子H〜Hから大きく離間することにより検出漏れが
生じ、当該正12面体Dが5角錐状凹部3に正常に入っ
ていないもの、すなわち、エラーとして判定され(図1
2の「位置決完了か?」の「NO」参照)、この場合に
は再操作となる。
【0045】なお、この4個の導磁性ピンdp〜d
pを3本にすると共に、その対応部の構成をそれに合せ
るようにした場合においても、前記とほぼ同様な選択作
用を期待できるものの、上記理由から理解されるように
同導磁性ピンdp〜dpを4本とすれば、この位置
決め動作の信頼性が向上する。
【0046】d〜dは正12面体Dの各正5角形面
〜D12の面番号を特定する孔、dp〜dpは
孔d〜dに埋設された導磁性ピンで、正5角形面D
〜D12の孔d〜dには、例えば、図8又は図9
に示す正5角形面の孔d〜dの〇印対応位置に埋設
される。
【0047】図8に示す導磁性ピンdp〜dpの配
設例では、導磁性ピンdp〜dpを1本埋設した面
が5、2本埋設した面が4、3本の埋設した面が3とな
り、同じ正12面体Dの各正5角形面D〜D12に埋
設された導磁性ピンdp〜dpの本数に3倍の開き
があり、正12面体Dにアンバランスの生ずる恐れがあ
る。仮に、このアンバランスがかなり大きくなる場合に
は、前記孔d〜dの導磁性ピンdp〜dpを埋
設しない空孔に、適量の非導磁性材を充填する。
【0048】図9に示す他の埋設例では、正5角形面D
〜D12に導磁性ピンdp〜dpを1本だけ埋設
した面はなく、2本埋設したものがD〜D10の10
面、3本埋設したものがD11及びD12の2面とな
り、導磁性ピンdp〜dpの埋設本数差が図8の例
より少なく、このようにすれば導磁性ピンdp〜d
pの埋設後における正12面体Dに生ずるアンバランス
が減少する。
【0049】磁気センサ11の底部にはホール素子H
〜Hの読取り情報の送信ライン21が接続され、中空
パイプ14を通してマイクロコンピュータ25に接続さ
れる。23は複数の遊戯者を区別する切換えスイッチ
で、同切換スイッチ23の切換操作に応じて起動するブ
レーキユニット付モータ9によりカップ本体2が回転駆
動され、同カップ本体2に収容した正12面体Dをその
上部で転動させる。
【0050】その後この切換スイッチ23をOFFする
と、ブレーキユニット付モータ9の回転がそのブレーキ
ユニットにより、カップ本体2の5角錐状凹部3の各稜
線が、静止する磁気センサ11の正5角形面の何れかの
頂点方向と一致するように、すなわち、正12面体Dの
基準線17が、所定位置に設置された磁気センサ11
〜11の基準線19、1901〜1905と一致
する位置、又は同基準線19、1901〜1905
ら72゜の整数倍離間する回転位置で停止する。
【0051】なお、このカップ本体2の停止に先立っ
て、正12面体Dの下部がこの5角錐状凹部3内に収容
され、当該正12面体Dはカップ本体2の回転停止と同
時に静止し、同正12面体Dの下位の正5角形面D
(図1)の孔d〜dに埋設された導磁性ピンd
p〜dpを磁気センサ11のホール素子H〜H
検出し、この検出信号がマイクロコンピュータ25へ送
信され、そのCPUにより当該遊戯者毎、その操作毎に
当該正12面体D下位の正5角形面D〜D12に対応
する上位の正5角形面D12〜D情報として演算処理
され、ディスプレー27に表示される。図13に例示す
る正12面体サイコロゲーム装置1の正12面体Da〜
Deについてもこれとほぼ同様である。
【0052】磁気センサ11の枠体13下部にはインサ
ートナット15が設けられ、このインサートナット15
に、例えば、固定軸受のフランジや、基板16の穴16
aを通すボルト15aの螺子込みにより固定される。
【0053】正12面体Dをカップ本体2内に収容した
後、同カップ本体2をモータ9によりプーリ7、6、ベ
ルト8を介して高速回転駆動すると、正12面体Dが5
角錐状凹部3から飛出し、同カップ本体2の広い上部空
間において転動する。
【0054】切換スイッチ23をOFFすると、モータ
9がそのブレーキユニットによりカップ状本体2を基準
線1901〜1905と一致、又は同基準線1901
1905から72゜の整数倍離間する5つの特定位置と
なるように停止し、正12面体Dが転動しながら、その
下部が5角錐状凹部3内に収容され、同正12面体D下
位の正5角形面D〜D12が、磁気センサ11の上面
と平行するよう近接して静止し、下位の正5角形面D
〜D12の穴d〜dに埋設された導磁性ピンd
−dpが、磁気センサ11のホール素子H〜H
より読出される。
【0055】図13に示す水平基板16上に5個のカプ
ッ本体2〜2を適宜間隔を存して配設した正12面
体サイコロゲーム装置1では、その5個のカップ本体2
〜2がそれぞれのモータ9〜9により各別に回
転腫動され、前記磁気センサ11〜11の基準線1
01〜1905と一致し、又は同基準線1901〜1
05から72゜の整数倍離間する5位置の何れかに停
止する。
【0056】なお、前記カップ本体2〜2を透明又
は半透明樹脂製とし、また、同カップ本体2〜2
頂部に透明又は半透明樹脂製の半球状キャップ2b
2b(ただし、13図では2b〜2bの図示省
略)で被覆すれば、正12面体Da〜Deの転動状態及
び静止時における同正12面体Da〜Deの上面表示の
数字及び又は模様等を当該遊戯者が直接視認でき、この
正12面体サイコロゲーム装置1によるサイコロゲーム
の一層の興味増進を図れる。
【0057】次に、この実施例の作用を図12のフロー
トチャートを参考して説明する。まず、当該遊戯者が自
己用の切換スイッチ23bをONすると、例えば、図1
3の5個のカップ本体2〜6が同時に、同速又は異
なる速度で回転し、各カップ本体2〜2に収容され
た正12面体Da〜Deが、5角錐状凹部3〜3
ら飛出してカップ本体2〜2の広い上部で転動(自
転、公転)する。
【0058】所定時間、例えば1分径過後に切換スイッ
チ23bをOFFすると、カップ本体2〜2がブレ
ーキユニット付モータ9〜9との連動により停止
し、磁気センサ11〜11の基準線1901〜19
05と一致する位置、又は同基準線1901〜1905
から72゜の整数倍離間する5位置の何れかに停止し、
正12面体Da〜Deが遊転しながらその下部を各カッ
プ本体2a〜2eの五角錐状凹部3〜3内に収容さ
れ、その下位の正5角形面D〜D12が磁気センサ1
〜11の上面Hに対接する。
【0059】各カップ本体2〜2の下部に設けられ
る磁気センサ11〜11の選択、それぞれのホール
素子H〜Hの選択を介して各正12面体Da〜De
の下位の正5角形面D〜D12の孔d〜d内の導
磁性ピンdp〜dpを読出し、ホール素子H〜H
の全部で導磁性ピンdp〜dpを読出せば、正1
2面体Da〜Deがカッブ本体2〜2の角錐状凹部
a〜3aへの位置決めが完了する。位置決めにエ
ラーがあればスタートに戻し、上の操作を繰返す。
【0060】次に、磁気センサ11〜11のホール
素子H〜Hを選択した後、正5角形面の穴d〜d
に埋設された導磁性ピンdp〜d9の埋設位置を
検出する。その後、ビットをシフトして当該正5角形面
〜D12(実際には当該正5角形面D〜D12
対向する頂面の正5角形面D12〜Dとなる)情報を
作成、マイクロコンュータ25で演算し、ディスプレー
27に表示する。ゲームを継続する場合には、該当遊戯
者用の切換スイッチ23を再度ONして上の動作を繰返
す。
【0061】なお、このカップ本体2は1〜4個又は6
個以上、n個設置することもできるが、何れの場合にも
カップ本体2〜2nの設置数差による正12面体D
数、したがって、ゲーム総数に差が生ずるのは別とし
て、前示例とほぼ同様な動作をする。
【0062】 (発明の効果)この発明は以上のような構成を有し、作
用をするから次のような効果を期待できる。
【0063】(1) 正12面体Dの12の正5角形面
〜D12に、1〜12の数字、模様又はそれらの組
合せ等を表示する正12面体サイコロであるから、従来
例の正6面体サイコロに比べて複雑、多様で、興味の高
いサイコロゲームを行なえる。
【0064】(2) ゴム、プラスチック等の非導磁性
正12面体Dの各正5角形面D〜D12に、当該正5
角形面D〜D12を特定する導磁性ピンdp〜d
pを所要ルールに基づいて埋設したから、当該正12面
体Dの下位の正5角形面D〜D12に埋設された導磁
性ピンdp〜dp情報を、同下位の正5角形面D
〜D12に対接する磁気読取りセンサ11の併用によ
り、当該カップ本体2の停止毎に正確、かつ、迅速に読
取れる。
【0065】(3) 正12面体Dの互いに対向する正
5角形面D〜D12が平行すると共に、何れも中心対
象の投影面に当るので、下位の正5角形面D〜D12
に埋設した導磁性ピンdp〜dpによる数字、模様
等の情報を、対向する上位の正5角形面D12〜D
表示させることにより、上位の正5角形面D12〜D
表示の数字、模様等の情報を、下位の正5角形面D
12に埋設した導磁性ピンdp〜dp情報の磁気
センサ11により間接読取りすることにより、当該遊戯
者の直接視認する上位の正5角形面D12〜Dの表示
情報に合致するように読取れ、この正12面体サイコロ
ゲームの興味が一層増進する。
【0066】(4) 正12面体サイコロDの各正5角
形面D〜D12に、当該正5角形Dpに対する異なる
縮少率の第1、第2縮少正5角形Dq,Drの各頂点に
設けた10個の孔d〜dに、希望するゲームに沿う
ルールに基づいて導磁性ピンdp〜dpを埋設する
ことにより、当該正5角形面D〜D12が、当該正1
2面体Dの何れの面であるかをカップ本体2の回転停止
の直後に、磁気センサ11のホール素子H〜Hで読
出すと共に、マイクロコンピュータ25で演算処理して
デイスプレー27に表示でき、しかも、仮に、正12面
体Dに多少の汚損が生じても、当該正5角形面D12
が当該正12面体Dの何の面であるかを、長期間に
旦って正確、迅速に検出できる。
【0067】(5) 複数のカップ本体2、2、2
・・・のそれぞれに、正12面体Da、Db、Dc・
・・の各正五角形面D〜D12に、例えば、馬、船、
犬、列車、飛行機・・・等の共通模様とそれらの着順位
1〜12等を、前記各上面の着順位対応情報を、それぞ
れに対向する下位の正5角形面D12〜Dの穴d
に導磁性ピンdp〜dpを埋設することによ
り、それぞれの着順位競争ゲームを行なえる外、前記カ
ップ本体2、2、2・・・の数が12に達しない
場合には、当該カップ本体2、2、2・・・数を
越える着順位のものを等外とすることにより、当該カッ
プ本体2、2、2・・・の回転停止直後の着順位
決定や、当該ゲームのルールに沿う賞金計算等を行な
え、しかも、複数ゲームの積算値、複数遊戯者毎、ゲー
ム毎の積算値、それらの記録等をマイクロコンピュータ
25により迅速、適格に処理して、ディスプレー27に
表示できる。
【0068】(6) 正12面体サイコロDの12の正
5角形面に異なる数字、模様又はそれらの等の組合せを
表示できるから、5個のカップ本体2〜2によるポ
ーカーゲーム、4個のカップ本体2〜2によるハカ
ラゲームを始め、サッカーゲーム、すごろくゲーム等を
行なえる。
【0069】なお、カップ本体2〜2を透明又は半
透明の合成樹脂製とし、また、その頂部を透明又は半透
明の合成樹脂製の半球状キャップ2b〜2bで被覆
すれば、正12面体D〜Dの転動状態及び静止後の
その頂面に表示された数字、模様及び又はそれら組合せ
等を当該遊戯者が直接視認でき、当該正12面体サイコ
ロゲームの興味が一層増進する。
【0070】前記カップ本体2〜2の頂部は開放し
てもよいが、その頂部を透明又は半透明の合成樹脂製の
半球状キャップ2b〜2bで被覆すれば、カップ本
体2の高速回転による正12面体サイコロDa〜Deの
不用意な飛出しに基ずく危険発生を防止できる外、各カ
ップ本体2〜2内に収容された正12面体Da〜D
eへの当該遊戯者等の不用意な接触を排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る正12面体サイコロゲーム装
置の一実施例の一部を縦断して示す、要部の模式縦断説
明図である。
【図2】 同正12面体サイコロゲーム装置の一実施例
の磁気センサの枠体部の模式底面説明図である。
【図3】 この発明に係る正12面体サイコロの一実施
例の模式正面説明図である。
【図4】 同正12面体サイコロの正5角形面(導磁性
ピンの埋設前の状態)の模式平面説明図である。
【図5】 同正12面体サイコロの正5角形面の孔に導
磁性ピンを埋設した状態の模式平面説明図である。
【図6】 この発明に係る正12面体サイコロゲーム装
置の一実施例の磁気センサの模式平面説明図である。
【図7】 前記正12面体Dの正5角形面の導磁性ピン
を磁気センサのホール素子により読出した状態の模式平
面説明図である。
【図8】 前記正12面体サイコロの正5角形面への導
磁性ピンの埋設位置の選択要領の模式説明図である。
【図9】 同正12面体サイコロの正5角形面への一部
の導磁性ピンの埋設位置の異なる選択要領の模式説明図
である。
【図10】 この発明に係る正12面体の12の正5角
形面へ表示する数字、模様等の表示例の模式展開説明図
である。
【図11】 この発明に係る正12面体サイコロゲーム
装置の磁気センサのホール素子の接続回路の模式展開説
明図である。
【図12】 この発明に係る正12面体サイコロゲーム
装置の一実施例の動作の概略を示すフローチャートであ
る。
【図13】 5個のカップ本体を適間隔を存して配設し
たこの発明に係る正12面体サイコロゲーム装置の他の
実施例を線図で示す模式平面説明である。
【符号の説明】
1……正12面体サイコロゲーム装置 2、2〜2……カップ本体 3、3〜3……五角錐状凹部 3a……五角錐状凹部3の下開口部 4……カップ本体2の基部 5……ベアリング 6、7……プーリ 8……ベルト 9……モータ 11、11〜11……磁気センサ 11a……センサ基板 11c……磁石 11d……ステンレスカバー 11f……位置決めピン 12……デジタル変換基板 12a……デジタル変換手段 13……枠体 13b……取付穴 14……中空パイブ 15……インサートナット 15a……ボルト 16……水平基板 16a……水平基板16の穴 16b……水平基板16の穴 17……第1縮少正5角形Dqの基準線 17……基準線17から72゜回転した線 18……第2縮少正5角形Drの基準線 1901〜1905……磁気センサ11〜11の基
準線 21……信号ライン 22……電源 23、23b……遊戯者切換スイッチ 24……信号ライン 25……マイクロコンピュータ 26……信号ライン 27……ディスプレー D……正12面体サイコロ D〜D12……正12面体サイコロDの正5角形面 Da〜De……第1〜第5の正12面体サイコロ Dm……正12面体サイコロDの最大径 Dp……正5角形面の正5角形 Dq……第1縮少正5角形 Dr……第2縮少正5角形 d〜d……正5角形面D〜D12の孔 dp〜dp……導磁性ピン H……磁気センサ11の表面 H〜H……磁気センサ11のホール素子 h、h……正5角形面D、Dの高さ O、O〜O……カップ本体2の回転中心 α、α……正5角形面D、Dの起立角 β……正12面体サイコロDの下部の頂角 θ……5角錐状凹部3の頂角

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム、合成樹脂等の非導磁性正12面体
    Dの各正5角形面D〜D12に、当該正5角形面D
    〜D12を構成する各正5角形Dpと中心Oが一致し、
    当該正5角形Dpに対する縮少率の異る第1、第2縮少
    正5角形Dq,Drの、一方の第2縮少正5角形Drの
    各頂点を、他方の第1縮少正5角形Dqの各頂点の中央
    部に位置させると共に、前記第1、第2の縮少正5角形
    の各頂点にそれぞれ孔d〜dを設け、前記第1縮少
    正5角形Dqの頂点の基準孔d以外の孔d〜d
    導磁性ピンdp〜dpを、また、第2縮少正5角形
    Drの頂点の孔d〜dの何れかに、当該正5角形面
    〜D12を特定する導磁性ピンdp−dpを埋
    設したことを特徴とする正12面体サイコロ。
  2. 【請求項2】 前記正12面体Dの互いに対向する一方
    の正5角形面D〜D12に理設された導磁性ピンd
    p〜dpに対応する数、模様等の情報を、当該正5角
    形面D〜D12に対向し、それに平行する他方の正5
    角形面D12〜Dに表示したことを特徴とする請求項
    1記載の正12面体サイコロ。
  3. 【請求項3】 水平基板16に、モータ9等の回転駆動
    手段により駆動され、その回転中心Oまわりに当該回転
    中心Oを通る基準線17に対してほぼ72゜の整数倍
    回転する5位置の何れかにおいて停止可能なカップ本体
    2を設け、該カップ本体2の下部に、当該カップ本体2
    に遊転自在に収容した正12面体Dの下部を収容する五
    角錐状凹部3を形成すると共に、該五角錐状凹部3の下
    部を前記正12面体Dの各正5角形面D〜D12とほ
    ぼ等大に開口3aさせ、該五角錐状凹部3の下開口部3
    aの下位に、前記正12面体Dの各正5角形面D〜D
    12に理設され、当該正5角形面D〜D12を特定す
    る導磁性ピンdp〜dpを読取る磁気センサ11を
    設け、該磁気センサ11により前記カップ本体2の回転
    停止毎に、同カップ本体2の五角錐状凹部3に収容され
    た前記正12面体D下位の正5角形面D〜D12に埋
    設された導磁性ピンdp〜dpを読取り、該読取り
    情報を適所に配設したデイスプレー27に表示させるよ
    うにしたことを特徴とする正12面体サイコロゲーム装
    置。
  4. 【請求項4】 前記カップ本体2の回転停止毎に、同カ
    ップ本体2に収容された前記正12面体D下位の正5角
    形面D〜D12に埋設された導磁性ピンdp〜d
    pの前記磁気センサ11による読取り情報をマイクロコ
    ンピュータ25へ送信して演算し、該演算情報を前記正
    12面体Dの上面D12〜Dの情報としてディスプレ
    ー25に表示させるようにしたことを特徴とする前記請
    求項3記載の正12面体サイコロゲーム装置。
  5. 【請求項5】 水平基板16に適宜間隔を存して、モー
    タ9、9、9・・・等の回転駆動手段により駆動
    され、その回転中心O、O、O・・・まわりにお
    いて、当該回転中心O、O、O・・・を通る基準
    線1901、1902、1903・・・からほぼ72゜
    の整数倍の角度離間する5位置の何れかに停止する複数
    のカップ本体2、2、2・・・を配設し、前記各
    カップ本体2、2、2・・・の下部に5角錐状凹
    部3、3、3・・・を設け、該5角錐状凹部
    、3、3・・・の下部を、当該カップ本体
    、2、2・・・に遊転可能に収容した正12面
    体Da,Db、Dc・・・の各正5角形面D〜D12
    とほぼ等大に開口3a、3a、3a・・・させ、
    該5角錐状凹部3、3、3・・・の上部を前記正
    12面体Da、Db、Dc・・・の最大径部Dmの高さ
    より低い位置において、同部より大径に開口させると共
    に、該5角錐状凹部3、3、3・・・の下開口部
    a、3b、3c・・・の近接下位に、前記正1
    2面体Da、Db、Dc・・・下位の正5角形面D
    12に埋設され、当該正5角形面D〜D12を特定
    する導磁性ピンdp〜dpを読取るホール素子H
    〜Hを備える磁気センサ11、11、11・・
    ・を設け、該磁気センサ11、11、11・・・
    により前記カップ本体2、2、2・・・の回転停
    止毎に、前記正12面体Da、Db、Dc・・・下位の
    正5角形面D〜D12に埋設された導磁性ピンd
    〜dpを読取り、該読取り信号をマイクロコンピュー
    タ25に送信して演算し、該演算値を前記正12面体D
    a、Db、Dc・・・下位の正5角形面D〜D12
    対向する上位の正5角形面D12〜D情報として、適
    所に配設されたデイスプレー27に表示させることを特
    徴とする正12面体サイコロゲーム装置。
  6. 【請求項6】 前記水平基板16に適宜間隔を存して配
    設された複数のカップ本体2、2、2・・・が、
    遊戯者毎の操作切換手段23によりON,OFFするブ
    レーキユニット付モータ9、9、9・・・等の回
    転駆動手段により駆動され、そのOFF操作により前記
    各回転中心O、O、O・・・まわりに、当該回転
    中心O、O、O・・・を通る基準線1901、1
    02、1903・・・から、ほぼ72゜の整数倍離間
    する5位置の何れかに停止するように配設され、該カッ
    プ本体2、2、2・・・の回転停止毎に、前記5
    角錐状凹部3、3、3・・・に収容された前記正
    12面体Da、Db、Dc・・・の下位の正5角形面D
    〜D12に埋設された導磁性ピンdp−dpを、
    前記磁気センサ11、11、11・・・により読
    取り、読取り信号をマイクロコンピュータ25に送信し
    て当該遊戯者の各操作毎の積算値及び又は累積値を演算
    し、該積算値及び又は累積値を適所に配設したデイスプ
    レー23に、当該正12面体Da、Db、Dc・・・の
    下位の正5角形面D〜D12に対向する上位の正5角
    形面D12〜Dの情報として、表示させるようにした
    ことを特徴とする請求項5記載の正12面体サイコロゲ
    ーム装置。
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