JP2541484B2 - 音声符号化装置 - Google Patents

音声符号化装置

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JP2541484B2
JP2541484B2 JP5290335A JP29033593A JP2541484B2 JP 2541484 B2 JP2541484 B2 JP 2541484B2 JP 5290335 A JP5290335 A JP 5290335A JP 29033593 A JP29033593 A JP 29033593A JP 2541484 B2 JP2541484 B2 JP 2541484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声符号化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】入力する音声信号を符号化する音声符号
化装置として、各種のものが提案されている。移動体通
信システムや衛星通信システムに音声符号化装置を適用
する場合、符号化品質を維持したまま符号量を削減する
ことが、通信チャネルの有効利用や干渉の除去のため
に、重要である。
【0003】人間の会話を音声符号化の対象とする場
合、一方の話者に注目すれば、一般にこの話者は、常に
発声しているわけではない。したがって、話者が発声し
ていない期間は符号化を中断するようにすれば、全体と
しての符号化量が減少する。さらに、移動体端末の場
合、符号化の中断を行なうことで、消費電力の低減化が
図れ、電池寿命を長くすることが可能となる。例え
ば、"GSM full-rate speech transcoding (ETST/PI 12,
GSM Recomendation 06.10 January 1990)"や、"Discon
tinuous Transmission (DTx) for full-rate speech tr
affic chnnels (ETST/PI12, GSM Recomendation 06.31
January 1990)"などのGSM(Global System for Mobil
e Communications)勧告には、移動局と基地局との間の
通信において音声符号化を行なうときに、無声状態であ
れば移動局側の送信装置を作動させない技術が開示され
ている。
【0004】図3は、従来の音声符号化装置の一例の構
成を示すブロック図である。この音声符号化装置50
は、入力音声信号が1フレームごとに入力する入力端子
51と、入力端子51に接続されフレームごとに合成フ
ィルタ係数を算出する合成フィルタ係数算出回路52
と、入力端子51に接続されフレームごとにフレームエ
ネルギ値を算出するフレームエネルギ算出回路53と、
現在のフレームが有声状態に対応するのか無声状態に対
応するのかを判別する有声・無声判定回路54と、合成
フィルタ係数およびフレームエネルギ値に基づいて現在
のフレームを符号化する音声符号化回路55と、音声符
号化回路55の符号化結果が出力する出力端子56と、
この音声符号化装置50全体の動作を制御する制御回路
57とによって構成されている。
【0005】入力音声信号は、例えばハンドセットやマ
イクロホンなどで取得された音響信号であり、話者の声
のみならず、話者の声が途切れている期間中の背景雑音
なども含んでいる。ここでは、有声状態とは入力音声信
号に話者の音声が含まれている状態のことであり、無声
状態とは入力音声信号に話者の音声が含まれていない状
態のことである。出力端子56から出力される符号化さ
れた信号は、通信チャネル58を介して通信の相手側に
ある音声復号化装置59によって復号化されることにな
る。
【0006】音声符号化装置50では、有声・無声判定
回路54は、フレームごとに有声状態か無声状態かを判
断する。有声・無声判定回路54において無声状態、す
なわち入力音声信号が話者の音声ではなく背景雑音であ
ると判定されてその情報が制御回路57に入力した場
合、制御回路57は、音声符号化回路55を制御し、判
定時のフレームを符号化して送出したのち次に有声状態
が検出されるまで、音声符号化回路55からの符号化さ
れた信号の出力が休止されるようにする。無声状態であ
ると判定された時点でのフレームを符号化した信号に
は、これが背景雑音である旨のフラグが付加されるもの
とする(背景雑音フレーム)。そして、有声・無声判定
回路54によって有声状態であると判定されれば、音声
符号化回路55は、合成フィルタ係数およびフレームエ
ネルギ値に基づく符号化を再開する。なお、無声状態が
継続する場合であっても、一定時間ΔTごとに、そのと
きのフレームの符号化が行なわれ、背景雑音フレームと
して送出される。ここでは、一定時間ΔTのことを「背
景雑音継続時間」という。
【0007】無声状態が長く続く場合、背景雑音継続時
間の間は音声符号化装置50から音声復号化装置59へ
の符号の送信は行なわれないので、音声復号化装置59
では、符号送信の休止に先立って送信されてきたフレー
ム、すなわち背景雑音であることを示すフラグが付加さ
れているフレームをもとに、復号化したデータを背景雑
音継続時間中も出力するようになっている。具体的に
は、音声復号化装置59は、まず背景雑音フレームを復
号化し、背景雑音継続時間の間、背景雑音フレームの符
号の一部を随時変更しながら復号化を続行する。そし
て、背景雑音フレームを送信してから時間ΔTが経過し
たことにより再び背景雑音フレームが送られてきたら、
音声復号化装置59は、その送られてきた背景雑音フレ
ームに基づいて背景雑音を更新し、更新された背景雑音
に基づいて復号化を続行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の音声符号化装置では、無声状態と判定され続けて
いる限り、背景雑音継続時間ΔTの経過ごとに背景雑音
となる符号化されたフレームが送出され、それ以外のと
き(休止期間中)には符号化データが出力されないこと
になる。これに対応し、音声復号化装置では、背景雑音
継続時間ΔTごとに背景雑音が更新され、休止期間中は
更新された背景雑音に基づいて復号化が行なわれること
になる。したがって、無声状態ではあるが入力音声信号
の変化が大きい場合には、背景雑音継続時間ごとに背景
雑音が大きく変化することになり、結局、音声復号化装
置から出力される音声信号は、一定時間ΔTごとに音の
性質が大きく変化することになる。このような音の性質
の変化は、受信者に対して不自然な印象を与える。
【0009】本発明の目的は、無声状態が継続する場合
に相手側の音声復号化装置から出力される音声信号が不
自然なものとならないような、音声符号化装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の音声符号
化装置は、入力音声信号が解析して有声状態か無声状態
かを判断する音声検出手段と、前記入力音声信号を符号
化する音声符号化手段と、前記無声状態であるときに前
記入力音声信号の特性の変化を検出する背景雑音更新判
定手段と、前記無声状態であることが検出された場合に
は前記音声符号化手段の動作を一時休止させ、前記背景
雑音更新判定手段によって前記入力音声信号の特性の変
化が検出された場合にはそのときの入力音声信号を背景
雑音データとして前記音声符号化手段によって符号化さ
せる制御手段と、を有する。
【0011】本発明の第2の音声符号化装置は、フレー
ムに分割された入力音声信号が入力する入力手段と、前
記入力音声信号を解析して合成フィルタ係数を算出する
合成フィルタ係数算出手段と、前記入力音声信号を解析
して前記フレームごとのフレームエネルギ値を算出する
フレームエネルギ算出手段と、有声状態か無声状態かを
判断する音声検出手段と、前記合成フィルタ係数と前記
フレームエネルギ値とに基づいて前記フレームごとに前
記入力音声信号を符号化する音声符号化手段と、前記無
声状態であるときに前記入力音声信号の特性の変化を検
出する背景雑音更新判定手段と、前記無声状態であるこ
とが検出された場合には前記音声符号化手段の動作を一
時休止させ、前記背景雑音更新判定手段によって前記入
力音声信号の特性の変化が検出された場合にはそのとき
の前記入力音声信号を背景雑音フレームとして前記音声
符号化手段によって符号化させる制御手段と、を有す
る。
【0012】
【作用】背景雑音更新判定手段を設け、この背景雑音更
新判定手段によって入力音声信号の特性の変化が検出さ
れた場合には背景雑音を強制的に更新するようにしたの
で、入力音声信号の特性が大きく変化する前に背景雑音
が更新されることになり、入力音声信号の特性が大きく
変化したとしても、音声復号化装置側の受信者はほとん
ど不自然さを感じることがない。
【0013】本発明において入力音声信号の特性の変化
は、例えば、合成フィルタ係数およびフレームエネルギ
値の少なくとも一方の変化に基づいて、検出することが
できる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の音声符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【0015】図1に示す音声符号化装置10では、フレ
ームに分割された入力音声信号が入力端子11に入力す
る。フレームごとに合成フィルタ係数を算出する合成フ
ィルタ係数算出回路12と、フレームごとにフレームエ
ネルギ値を算出するフレームエネルギ算出回路13と
が、それぞれ入力端子11に接続されている。合成フィ
ルタ係数の算出方法としては、例えば、LPC(線形予
測符号化;Linear Prediction Coding)に基づくものが
ある。算出された合成フィルタ係数およびフレームフレ
ーム値は、いずれも、有声・無声判定回路14と音声符
号化回路15と背景雑音更新判定回路20に供給されて
いる。
【0016】有声・無声判定回路14は、音声検出手段
であって、合成フィルタ係数およびフレームエネルギ値
とに基づき、現在のフレームが有声状態のものなのか無
声状態のものなのかを判断するものである。この判断は
フレームごとに行なわれる。有声・無声判定回路14で
の判断結果は、制御回路17に出力されている。
【0017】音声符号化回路15は、合成フィルタ係数
およびフレームエネルギ値とを利用して現在のフレーム
を符号化するものであり、後述するように制御回路17
によって動作が制御されている。本実施例における音声
符号化方法としては、例えば、RPE−LTP(Long T
em Predictor)法などを使用することができる。音声符
号化回路15の出力(符号語;コードワード)は、音声
符号化装置10の出力として、出力端子16を介して外
部に出力される。本実施例では、この音声符号化装置1
0は、通信回線18を介して音声復号化装置19と接続
されている。
【0018】背景雑音更新判定回路20は、合成フィル
タ係数およびフレームエネルギ値とに基づき、無声状態
であるときに入力音声信号の特性が変化したかどうかを
検出するためのものである。背景雑音更新判定回路20
の検出結果は、制御回路17に出力されている。制御回
路17は、音声符号化回路15が動作状態であるときに
有声・無声判定回路14によって無声状態であることが
検出された場合には、そのときのフレームを背景雑音フ
レームとして符号化させたのち音声符号化回路15の動
作を一時休止させ、音声符号化回路15が休止状態にあ
るときに有声状態であることが検出された場合には、音
声符号化回路15の動作を再開させるものである。さら
に制御回路17は、音声符号化回路15が休止状態にあ
ってかつ背景雑音更新判定回路20によって入力音声信
号の特性の変化が検出された場合には、そのときのフレ
ームを背景雑音フレームとして音声符号化回路15によ
って符号化させ、そののち再び音声符号化回路15を休
止状態とするように構成されている。
【0019】ここで背景雑音フレームとは、無声状態の
入力音声信号すなわち背景雑音を符号化したフレームで
あって、このフレームの出力後、符号化が一時休止され
ることを示すフレームである。具体的には、ポストアン
ブル信号とこれに引き続く符号化データとによって背景
雑音フレームは構成されている。ポストアンブル信号
は、「無声状態となったので音声符号化装置10から
の出力を一時休止する、次に送信されるデータは背景
雑音である」ことを示す信号である。
【0020】次に、背景雑音更新判定回路20につい
て、さらに詳しく説明する。
【0021】背景雑音更新判定回路20は、前回送信し
た背景雑音フレームの合成フィルタ係数およびフレーム
エネルギ値を保持しており、前回送信したフレームでの
合成フィルタ係数およびフレームエネルギ値と、現在の
フレームの合成フィルタ係数およびフレームエネルギ値
とを比較する。まず、合成フィルタ係数について説明す
る。
【0022】合成フィルタ係数は、音声信号の符号化お
よび復号化(CODEC)に使用される合成フィルタの
特性を特定するものであり、一般的には、対応する合成
フィルタのスペクトル特性を指示するものである。2つ
の合成フィルタ係数の比較の方法としては、いろいろな
ものが考えられるが、本実施例では、各合成フィルタ係
数に対応する合成フィルタにおけるスペクトル包絡を考
え、周波数ごとの両者のスペクトル強度の差の絶対値を
周波数に関して積分したもので比較を行なう。すなわ
ち、前回出力した背景雑音フレームでの合成フィルタ係
数が表わすスペクトル包絡をfpre(ν)、現在のフレー
ムでの合成フィルタ係数が表わすスペクトル包絡をf
curr(ν)とする。ここでνは周波数であり、f1,f2
は、それぞれ周波数帯域の下限周波数、上限周波数を表
わしている。そして、下記式(1)で表わされる積分値L
Dを考える。この積分値LDは、「LPC distortion」と
称される。ただし、|x|はxの絶対値を表わす。
【0023】
【数1】 図2には、スペクトル包絡fpre(ν)、fcurr(ν)がそ
れぞれ実線、点線で示されている。そして、実線と点線
で挟まれた部分、すなわち斜線が付された部分の面積
が、積分値LDとなる。
【0024】次に、背景雑音更新判定回路20での判定
原理について説明する。無声状態が継続しているときに
背景雑音が更新された場合、(1)信号の大きさ(フレー
ムエネルギ)が更新前後で比較的大きな変化をしたと
き、あるいは(2)信号音の音質が更新前後で比較的大き
な変化をしたときに、音声復号化装置側の受信者が違和
感を受けやすいと考えられる。そこで、現フレームのフ
レームエネルギをROcu rr、前回送信した背景雑音のフ
レームエネルギをROpre、フレームエネルギについて
のしきい値をROth、積分値LD(LPC distortion)に
対するしきい値をLDthとすると、背景雑音更新判定回
路20は、下記式(2),(3)の少なくとも一方が成立した
場合に、入力音声信号の特性の変化があったものとす
る。
【0025】
【数2】 式(2)は、更新前後でのフレームエネルギ値の急激な変
化を防ぐために、ROp reとROcurrとの差があまり大
きくならないうちに背景雑音を更新するための条件であ
る。ここで、単純な差で条件判断をするのではなく、対
数を用いて条件判定を行なっているのは、人間の聴覚が
対数特性を有しているためである。一方、式(3)は、更
新前後での音質の急激な変化を防ぐための条件である。
式(2),(3)で用いられる各しきい値ROth,LDthは、音
声復号化装置側で使用される背景雑音を強制的に更新す
るかどうかを定めるパラメータであり、受信側で要求さ
れる音声品質や入力音声信号の種類に応じて適宜設定さ
れる。
【0026】次に、この音声符号化装置10の動作を説
明する。有声・無声判定回路14は、各フレームごとに
有声状態か無声状態かの判定を行なっており、有声状態
である場合には、音声符号化回路15は入力するフレー
ムの符号化を続行し、符号化されたフレームは出力端子
16から出力される。無声状態であって音声符号化回路
15の動作が休止しているときに有声状態となったこと
が検出された場合には、音声符号化回路15の動作が再
開される。
【0027】有声状態から無声状態に移行した場合に
は、無声状態であることが検出されると、そのときの入
力音声信号が背景雑音フレームとして符号化されて出力
され、そののち制御回路17によって音声符号化回路1
5は休止状態となる。この休止期間の間、背景雑音更新
判定回路20は、各フレームの合成フィルタ係数および
フレームエネルギを監視しており、上述の式(2),(3)の
少なくとも一方が成立した場合には、入力音声信号の特
性に変化があった判断する。入力音声信号の特性の変化
が検出されると、制御回路17の制御によって音声符号
化回路15はそのときのフレームを符号化し、背景雑音
フレームとして出力する。そして再び音声符号化回路1
5は休止状態となり、有声状態となるか入力音声信号の
特性の変化を再び検出するまで、休止状態を続ける。な
お、式(2),(3)が両方とも成立しない場合には、現在の
フレームの符号化は行なわれない。
【0028】以上説明したように本実施例では、入力音
声信号の特性の変化を検出した場合に背景雑音を強制的
に更新するので、背景雑音が急激に変化することによっ
て音声復号化装置側の受信者が感じる違和感(音質の不
自然さ)を低減できる。
【0029】本発明は、種々の変形実施例が可能であ
る。
【0030】まず、一定の時間間隔をΔTとするとき、
前回の背景雑音フレームを送信してからΔT時間経過し
た場合に、背景雑音更新判定回路15の判定如何にかか
わらず背景雑音を更新することも可能である。ここで時
間ΔTは、従来例における背景雑音継続時間に相当す
る。
【0031】上述の実施例では、式(2)においてROpre
とROcurrの比を用いて判定を行なったが、ROpre
ROcurrとの差に基づいて判定を行なうことができる、
また、積分値LDを算出する際、聴覚の特性に応じてス
ペクトル強度に重み付けを行なったり、非線形に積分を
行なったりすることが可能である。合成フィルタ係数や
フレームエネルギ値などの状況に応じて、しきい値RO
thやLDthを可変にすることも可能である。さらに、合
成フィルタ係数での変化とフレームエネルギ値での変化
がともに発生した場合にのみ、背景雑音を更新するよう
にしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、無声状態
である場合に背景雑音更新判定回路によって入力音声信
号の特性の変化を検出したときに背景雑音を強制的に更
新することにより、背景雑音が突然大きく変化すること
がなくなって、音声復号化装置側の受信者が不自然さを
感じにくくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の音声符号化装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】合成フィルタ係数の比較を説明する特性図であ
る。
【図3】従来の音声符号化装置の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10,50 音声符号化装置 11,51 入力端子 12,52 合成フィルタ係数算出回路 13,53 フレームエネルギ算出回路 14,54 有声・無声判定回路 15,55 音声符号化回路 16,56 出力端子 17,57 制御回路 18,58 通信回線 19,59 音声復号化装置 20 背景雑音更新判定回路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声信号が解析して有声状態か無声
    状態かを判断する音声検出手段と、 前記入力音声信号を符号化する音声符号化手段と、 前記無声状態であるときに前記入力音声信号の特性の変
    化を検出する背景雑音更新判定手段と、 前記無声状態であることが検出された場合には前記音声
    符号化手段の動作を一時休止させ、前記背景雑音更新判
    定手段によって前記入力音声信号の特性の変化が検出さ
    れた場合にはそのときの入力音声信号を背景雑音データ
    として前記音声符号化手段によって符号化させる制御手
    段と、を有する音声符号化装置。
  2. 【請求項2】 入力音声信号がフレームに分割されて入
    力し、前記フレームごとに符号化が行なわれる請求項1
    に記載の音声符号化装置。
  3. 【請求項3】 有声状態であるか無声状態であるかの判
    断が前記フレームごとに行なわれ、前記音声符号化手段
    の動作が休止しているときに有声状態であると判断され
    た場合には前記音声符号化手段の動作が再開される請求
    項1に記載の音声符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記無声状態であることが検出された場
    合に、そのときの入力音声信号を背景雑音データとして
    符号化してから前記音声符号化手段の動作が一時休止さ
    れる請求項1に記載の音声符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記無声状態が継続する場合に、所定の
    時間ごとに前記背景雑音データが出力される請求項1に
    記載の音声符号化装置。
  6. 【請求項6】 フレームに分割された入力音声信号が入
    力する入力手段と、 前記入力音声信号を解析して合成フィルタ係数を算出す
    る合成フィルタ係数算出手段と、 前記入力音声信号を解析して前記フレームごとのフレー
    ムエネルギ値を算出するフレームエネルギ算出手段と、 有声状態か無声状態かを判断する音声検出手段と、 前記合成フィルタ係数と前記フレームエネルギ値とに基
    づいて前記フレームごとに前記入力音声信号を符号化す
    る音声符号化手段と、 前記無声状態であるときに前記入力音声信号の特性の変
    化を検出する背景雑音更新判定手段と、 前記無声状態であることが検出された場合には前記音声
    符号化手段の動作を一時休止させ、前記背景雑音更新判
    定手段によって前記入力音声信号の特性の変化が検出さ
    れた場合にはそのときの前記入力音声信号を背景雑音フ
    レームとして前記音声符号化手段によって符号化させる
    制御手段と、を有する音声符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記音声検出手段が前記合成フィルタ係
    数と前記フレームエネルギ値とに基づいて有声状態か無
    声状態かの判断を行なう請求項6に記載の音声符号化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記背景雑音更新判定手段が、前記合成
    フィルタ係数および前記フレームエネルギ値の少なくと
    も一方に基づいて、前記入力音声信号の特性の変化を検
    出する請求項6に記載の音声符号化装置。
  9. 【請求項9】 有声状態であるか無声状態であるかの判
    断が前記フレームごとに行なわれ、前記音声符号化手段
    の動作が休止しているときに有声状態であると判断され
    た場合には前記音声符号化手段の動作が再開される請求
    項6に記載の音声符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記無声状態であることが検出された
    場合に、そのときの入力音声信号を背景雑音フレームと
    して符号化してから前記音声符号化手段の動作が一時休
    止される請求項6に記載の音声符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記無声状態が継続する場合に、所定
    の時間ごとに前記背景雑音フレームが出力される請求項
    6に記載の音声符号化装置。
  12. 【請求項12】 前記背景雑音更新判定手段が、現在の
    フレームと前回出力した背景雑音フレームとを比較し、
    前記合成フィルタ係数および前記フレームエネルギ値の
    少なくとも一方の変化が所定のしきい値を越えた場合に
    前記入力音声信号に特性の変化があったと判断する請求
    項8に記載の音声符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記現在のフレームのフレームエネル
    ギ値と前記前回出力した背景雑音フレームのフレームエ
    ネルギ値の比が所定の範囲から逸脱した場合に、前記入
    力音声信号に特性の変化があったと判断される請求項8
    に記載の音声符号化装置。
  14. 【請求項14】 前記現在のフレームの合成フィルタ係
    数が表わすスペクトル特性と前記前回出力した背景雑音
    フレームの合成フィルタ係数が表わすスペクトル特性と
    の差の部分の面積が所定の値を越えている場合に、前記
    入力音声信号に特性の変化があったと判断される請求項
    8に記載の音声符号化装置。
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