JP2537447B2 - キャピラリ―電気泳動における蛍光検出用オンキャピラリ―間隙ジャンクション - Google Patents

キャピラリ―電気泳動における蛍光検出用オンキャピラリ―間隙ジャンクション

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にキャピラリー電気
泳動に関し、さらに、特に電界ラインが試料流を含むの
に適し、溶質ゾーンの広がりを最小にする間隙を有する
キャピラリーの使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図1
は電気泳動分離と電気クロマトグラフィーのための装置
を示す図である。第1の緩衝溶液11はビーカー13のよう
な容器に含まれ、第2の緩衝溶液12はビーカー14のよう
な第2の容器に含まれる。キャピラリー15の入口端部19
をビーカー13に浸し、キャピラリー15の出口端部110 を
ビーカー14に浸す。第1の緩衝溶液に浸した高電圧電極
17と第2の緩衝溶液に浸した接地電極18をもつ電圧源16
は、5〜30kV程度の電圧差をこれらの溶液間に生ずる。
この電圧差は、1〜150 μA程度のキャピラリー15を通
る電流を生じさせる。キャピラリー15は2〜200 μm程
度の内径と、一般に5cm〜2メートルの範囲の長さをも
つ。キャピラリーの直径の代表的な範囲は2〜200 μm
であるが、他の直径も使用できる。
【0003】図2は、キャピラリー15の小さい部分を
詳細に示すものである。キャピラリー15の内側空洞2
0は、「支持電液」と呼ばれる伝導性液体で充填され
る。キャピラリー15の壁21の内側表面はシランと珪
酸群22からなり(この例では、正であるが、他の支持
液と壁21を選ぶときは、負にすることができ
る)、これによって、壁近くの支持電液の本体24内
に正に荷電したイオン23を過剰に残す。電圧源16
は、電圧源16のカソードに対して、正に荷電した液体
本体24を駆動する電界E(→)を生ずる。さらに正に
荷電した粒子をカソードに駆動し、粒子25のような負
に荷電した粒子を電圧源16のアノードに駆動する。キ
ャピラリー15の出口端部110に真空機を取りつける
ことによって、または試料を含むガラス瓶にキャピラリ
ーの入口端部を浸し、この試料の若干量をキャピラリー
に引き出すように一時的に電界をオンにすることによっ
て、試料をキャピラリー15に装填する。次いで、キャ
ピラリーの入口端部19をビーカー13に再び浸し、ビ
ーカー13からキャピラリー15を通って試料イオンを
引き出すように電界をオンにする。
【0004】多くの生物学上の分子は両性であり、支持
液のpHを選択して、選択された試料成分の荷電記
号を調整することができる。試料成分の荷電を調整する
この能力のために、試料成分の荷電の調整によって、試
料成分の分離を行うことができる。しかし、生物学上の
分子の分離では、との分子は荷電よりも大きさと形状の
方の変化が大きいので、主たる分離法として選択された
試料の成分を分離するように、選ばれたポアサイズをも
つゲルを用いて、キャピラリー15の内部空洞20を充
填すると有利である。
【0005】試料成分の検出は、UV吸収、蛍光、屈折
率、導電率または電気化学的検出を含めて、種々の機構
によって行うことができる。これは、一般的にはキャピ
ラリー15内にある間に、またはキャピラリー15の出
口端部110から現れる際に、電解液の測定を行うこと
によって達成される。キャピラリー内の流体の検出は、
検出セル111がキャピラリーの一部であり、従って、
単純なので、一般に好ましく、代表的には試料が出口端
部110から現れる際に生じる溶質ゾーンの広がりが避
けられる。
【0006】UV吸収測定では、UVビームはキャピラ
リー15を通って試料の吸収スペクトルを記録するための
光検出器に向かう。代表的にはキャピラリー15は、キャ
ピラリーを通る光の伝達を干渉しないように、検出セル
111 の領域で焼散するポリアミド保護コーティングをも
つ。一般にキャピラリーは代表的には内径が1〜700ミ
クロン、外径が0.16センチメートルのチューブである。
【0007】測定のノイズ比に対し信号を最大にするた
め、UV光のほとんど全部が電液を通過することが重
要である。これにはUV光ビームをキャピラリー15に
集中させ、ビーム径をキャピラリー15の内径よりも小
さくする必要がある。キャピラリーの直径が小さいため
に、UVビームの精密な調整が要求される。キャピラリ
ー壁が湾曲し、キャピラリーの内径よりもさらに厚いの
で、光ビームの僅かな調整不良が光ビームを屈曲させる
ことができ、これによって、この調整不良を目立たせ
る。これは、電液の流れの外側を通るビームが、かな
り細分されることになる。
【0008】蛍光検出では、蛍光「標識」を試料分子に
取りつける。標識は成分の電気泳動分離の前または後に
取りつけられる。しかし、標識は、その取りつけ位置の
電荷状態を変えることができ、これによって電気泳動分
離に影響を与えるので、分離工程を妨げないように分離
後に取りつけることが好ましい。これは特に多様な標識
取りつけ位置を持つ試料に対して重要である。また、ア
ミノ基を標識するために使用されるo−フタルジアルデ
ヒド(OPA)のような若干の標識はアミノ酸に依存す
る速度で分解する。従って検出セル111 に入る直前に試
料を標識すると有利である。
【0009】蛍光検出器の直前に蛍光標識を導入するの
に適しているポストキャピラリー反応器が刊行物に記載
されている (ドナルド・ジェー・ローズとジェームス・
ダブリュ・ジョルゲンソン、o−フタルジアルデヒドを
用いるキャピラリーゾーン電気泳動におけるポストキャ
ピラリー蛍光検出器、ジャーナル・オブ・クロマトグラ
フィ、447 (1988) 117〜131)。この反応器は、図3に示
されており、この反応器を組み込む試験装置は、図4に
示されている。この反応器30は、それぞれキャピラリー
15の出口端部110 、反応キャピラリー35の入口端部34お
よび試薬キャピラリー37の端部36を収容する一組の3個
のフェルール31〜33を有するT字管41の形状である。
【0010】高分解に対しては、試料溶質ゾーンは出来
る限り狭いことが重要である。これらのゾーンの広がり
を避けるため、電気泳動キャピラリー15の外径De は、
キャピラリー15を短い距離でキャピラリー35に挿入でき
るように、反応キャピラリー35の内径 dr よりも小さ
い。キャピラリーの直径が小さいため、この挿入工程に
は顕微鏡を使用する必要がある。標識試薬貯蔵器42は、
反応キャピラリー35の端部34に静水圧が標識試薬を押す
ように、貯蔵器13と14を超える高さΔhにある。
【0011】他の例では、電気泳動キャピラリー15の出
口端部110 を、その外径を減らすように腐食液に浸す。
これは電気泳動キャピラリー15の鈍い出口端部110 を超
えて試薬の乱流によって生じるゾーンの広がりを減らす
ために行われる。この端部を反応キャピラリー35に挿入
するため、顕微鏡を使用する必要性、出口端部110 を注
意深くエッチングするために必要な時間、およびこのエ
ッチングされた端部の脆性は、この反応器の製造組立時
間をかなり長くする。
【0012】ステフェンらの論文(マイクロカラム用オ
ンラインコネクタ:キャピラリーゾーン電気泳動によっ
て分離されたアミノ酸のオンカラムo−フタルジアルデ
ヒド派生化への応用、Anal. Chem., 2625 〜2629、60巻
(1988))では、直径75μm のキャピラリーの向側を通っ
て一対の整列した孔を作るためにレーザーを使用するマ
イクロカラムコネクターが示されている。一対のさらに
直径が小さいキャピラリーをこの孔に挿入し、キャピラ
リーゾーン電気泳動(CZE)装置からの流体のための
入口及び出口路をつくる。化学物質の流体は75μm のキ
ャピラリーに流入し、例えばCZEによって分離された
化学物質に蛍光標識を取りつけるため、さらに直径が小
さいキャピラリー内にCZE流を引き出す。
【0013】これらの文献に示されるように、CZE流
の成分(ピーク)ゾーンの分離を低下することなく、派
生用の他の化学物質にCZE流をさらすための機構をも
つことが望ましい。不幸にも、これらのコネクタは両方
共、顕微鏡下に脆いコネクタ部品を整列させて組み立て
る必要があるので、製造するには時間が比較的不経済で
時間浪費となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】好適例によれば、ジャン
クション反応器は、電気泳動およびミセルクロマトグラ
フィー分離を用いて、キャピラリー上の試薬緩衝液を混
合するために特に有用であることが示される。この反応
器は緩衝液を充填した間隙によって分離される2つのキ
ャピラリーを機能的に結合する。この反応器は、電気泳
動およびミセル分離で顕著な分散や減成なしに、間隙を
介して試薬を混合することができる。また、解放管状被
覆キャピラリーおよびゲル充填キャピラリーのような2
つの異なる機能タイプのキャピラリーを連続使用するこ
とができ、これによって、これら2つのタイプのプロセ
スの分離能力を、所定の試料に連続して適用することが
できる。
【0015】この反応器において、第1のキャピラリー
の出口端部を縦につないで、第2のキャピラリーの入口
端部と実質的に同一線上に整列させ、これら2つの端部
を小さい間隙によって分離する。このジャンクション内
のこれら2つのキャピラリーの一部を、電気泳動または
ミセル分離を用いて混合される試薬を供給できる緩衝液
に浸す。
【0016】2つのキャピラリー内の流体の流速を調整
し、調整された分量の流体を第2のキャピラリー内に引
き入れることができる。流速の調整はキャピラリーの内
径、各キャピラリー全域での圧力低下、キャピラリーの
内面のコーティング、キャピラリーの一方または両方へ
の充填材料の封入、および各キャピラリーのポテンシャ
ル低下と長さ等の、多くのパラメーターを調整して行う
ことができる。これに対して、キャピラリーゾーン電気
泳動では、流れFeoは印加電圧、緩衝液のイオンの強
さ、緩衝液の粘度、およびキャピラリー壁の内面領域に
よって主として決定される。
【0017】試料成分を蛍光検出できるように、試料成
分に蛍光標識を取りつけるため試薬を選択できる。この
反応のオンキャピラリーの性質は幾つかの理由から有利
である。標識を取りつけてから、検出器に達する前に減
衰する標識に対して蛍光測定を行うまでの間の時間がわ
ずかであるように、試料成分に蛍光検出器の直前で標識
を付けることができる。また、標識の存在は、電気泳動
またはミセル分離プロセスを有意に行うことができる。
従って、標識した試料が検出器に達する前に移動する距
離を最短にすると有利である。
【0018】電気泳動分離に対しては、これら2つのキ
ャピラリーの第1の入口端部での緩衝液と、これら2つ
のキャピラリーの第2の出口端部での緩衝液との間に、
電圧差V1 を印加する。この電圧差は、第1のキャピラ
リーの入口端部に供給される試料の成分を電気泳動によ
り分離するために使用できるイオンの電気泳動による移
動を、2つのキャピラリー内に生じさせる。
【0019】また、吸光度と蛍光の検出において光ビー
ムを用いて試料液体を照射するための改良された機構の
一部として、緩衝液を充填した間隙を用いることができ
る。吸光度検出の場合には、第1の光学ファイバーは、
この間隙を通って、第2の光学ファイバーに光を向け、
第2の光学ファイバーは、光検出器に、この光を向け
る。蛍光検出では、緩衝液を充填した間隙を光が通過す
ると、従来技術において一般的であるような試料運搬キ
ャピラリーの表面による光の散乱を避ける。この散乱源
を除去することによって、この機構は背景のノイズを減
らし、これによって、このような測定のための信号対ノ
イズの比率が有意に増加する。
【0020】
【発明の効果】試験的結果では、間隙は試料成分ゾーン
を有意に広げないことを示している。第1のキャピラリ
ーの出口端部から第2のキャピラリーの入口端部までの
電界ラインは、間隙内の試料の放射状の流れを束縛し、
間隙を横切る際に溶質ゾーンの広がりを実質的に排除す
ることできる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例につき図面を参照して
説明する。しかし、これに限定されるものではない。図
5は、キャピラリー電気泳動およびミセル界面動電クロ
マトグラフィーに特に有用なオンキャピラリー間隙ジャ
ンクション反応器50を示す図である。この反応器は、プ
レクシガラスまたはポリメチルペンテンのような透明で
不伝導性物質の、幅 2.5cm、高さ 2.5cm、および厚さ1
cmのボディ51、レンズ52および一対のプラスチック取付
部品53と54から成る。ポリメチルペンテンは特に透明で
化学的に不活性のため、ボディ用材料として選択使用さ
れる。これは、使用者が、この反応器の内側を見ること
ができ、この反応器を通過する試薬とボディの反応を避
けることができる。
【0022】取付部品53と54は、オプチマイズ・テ
クノロジー(Optimize Technolog
y)から入手でき、ヘッド55、ねじ山部56、および
この取付部品をボディ51の孔58に固定させる際にフ
ェルールとして働く先細端部57を含む。孔58は取付
部品のねじ山部56を収容するようにねじが切られてお
り、フェルールとして働くように取付部品の端部57に
加圧するための先細端部59を有する。孔58および一
組の直径0.16cmのチャンネル(channel)
510をボディ51に器械加工する。それぞれ取付部品
53と54によって挿入された一対のキャピラリー51
3と514の間の小さい間隙512を調整できるよう
に、これらのチャンネルの交差点511を拡大するため
のレンズ52をボディ51の側に接着する。間隙512
の長さは、一般に1〜400ミクロンの範囲であり、好
ましくは20〜50ミクロンの範囲である。
【0023】各キャピラリー513と514は、外径が
375ミクロンであり、内径は2〜200ミクロンの範
囲で選ぶことができる。これらのキャピラリーの各々
は、外径が0.16cmで、内径が275ミクロンのテ
フロン(登録商標)チューブ515に滑り込ませ、各テ
フロン(登録商標)チューブがキャピラリーの周りにう
まくフィットするようにする。キャピラリーをさらに小
さいテフロン(登録商標)チューブに通して押し込むこ
とができるように、針のような張り出した道具をテフロ
(登録商標)チューブの端部に押し込み、僅かに張り
出させる。テフロン(登録商標)は充分に弾力があり、
さらに大きい直径のキャピラリーを、テフロン(登録商
標)チューブの他端をこえて約1〜2mm伸びるよう
に、このチューブに通して容易に滑り込ませる。
【0024】各キャピラリーのテフロン(登録商標)
ャケット部を次に連結した取付部品を介して0.16c
mのボア516を介して押し込み、取付部品を僅かにボ
ディ51に固定させて、キャピラリーに対して張り出し
た端部57を気密になるように良くフィットさせる。こ
れらの取付部品を孔58にねじ込む際にテフロン(登録
商標)ジャケットキャピラリーはチャンネル510に延
在する。少量のテフロン(登録商標)スリーブの摩擦に
より、それぞれキャピラリー513と514をさらに取
付部品53と54を介して押し込み、間隙512を使用
者の選択した値、一般に1〜100ミクロンの範囲に調
整できる。間隙を調整する工程の間に、拡大ガラスをレ
ンズ52の正面に保持し、所望の間隙を選択できるよう
に、チャンネルの交差点511の像を充分に拡大させ
る。
【0025】取付部品53と54のみをもつ反応器は、キャ
ピラリー513 を介して、キャピラリー514 に移動する試
験液を合わせるために使用できる。しかし、空気泡を交
差点511 から除くことができ、間隙512 を越えてキャピ
ラリー514 を通過するように試験液を流すことができる
ように、追加の取付部品と連結孔を反応器50に含ませ
る。図5の実施例では、2つの追加の孔58と取付部品51
7 と518を含み、追加の一対のキャピラリーまたは直径
が0.16cmのプラスチックチューブ519 と520 を反応器に
連結する。「キャピラリー」は内径が一般的に1〜700
ミクロンの範囲にあり、外径が0.16cmのチューブであ
る。これら追加のキャピラリーの有用性を図6に示す。
この図は蛍光検出用のオンキャピラリー間隙ジャンクシ
ョンを利用する電気泳動装置を示す。
【0026】キャピラリー513 の入口端部を、少量の試
料溶液に引き入れるように、試料溶液に少し浸し、次い
で入口端部を緩衝液貯蔵器61のアノード緩衝液に浸す。
高電圧源62からの正電圧を、アノード緩衝液にこれも浸
した電極63によって、アノード緩衝液に印加する。キャ
ピラリー514 の出口端部を、接地した緩衝液貯蔵器64内
のカソード緩衝液に浸す。この印加電圧は、キャピラリ
ー513 と514 内に充填した緩衝液分子の電気泳動流を生
じ、試料溶液の異なる成分を分離する。キャピラリー51
4 は、試料液の電気的に分離された成分を蛍光検出する
ための蛍光検出器60を通過する。
【0027】これらの成分を蛍光検出できるように、蛍
光標識を成分に取りつける必要がある。この標識は一般
に崩壊時間が短く、電気泳動分離に干渉するので、この
標識を直接蛍光検出器の直前に取りつけると都合がよ
い。これは、蛍光標識を取りつけるため試料液と反応で
きる試薬を含有する試薬貯蔵器65に連結する追加のキャ
ピラリー519 を含ませることによって行われる。蛍光検
出器は反応器50から近いので(5〜8センチメートル程
度) 、標識試料が蛍光検出器を通過する前に、極少量の
蛍光減少が起きるのみである。
【0028】キャピラリー520 のような追加のキャピラ
リー、およびバルブ66を反応器50に連結し、この電気泳
動装置をさらに融通がきくようにする。例えば、キャピ
ラリー519 を追加の緩衝液貯蔵器68に連結し、追加の試
薬を試料または試料を希釈するための追加の緩衝液に当
てるように、バルブ67を作動させる。バルブ66も、ま
た、廃物貯蔵器に連結し、反応器50から廃液を引き出
す。真空ポンプ610 または反応器50よりも低い位置の貯
蔵器68によって、貯蔵器69内の液体に負のヘッド圧をか
けることができる。このようにして、反応器50は緩衝液
および試薬を試料液に対しオンキャピラリーに応用する
ことができ、電気泳動分離および検出工程を容易にす
る。
【0029】遠隔電源 (図には示していない) に連結し
たヒーター部材521 は、反応を早くするため、一般に10
〜30度のジャンクション温度に上げるために用いられ
る。反応の多くは、極めて温度に依存しており、極僅か
の温度変化でも、反応速度に有意に影響することができ
る。これは特に、蛍光検出器が交差点511 から近い距離
にのみ位置するので、蛍光標識をつける反応に有利であ
り、その結果、標識試料が検出器に達する前の蛍光の減
少が極小さくなる。
【0030】反応器50は、また、試料溶液の分光測光を
行うために利用することもできる。吸光度測定には、こ
れは取付部品517 と518を介して、一対の光学ファイバ
ー71と72(図7に示したように)をキャピラリー519 と
520 の代わりに挿入して行うことができる。光学ファイ
バー71は光源に連結した入力端を有し、光学ビーム73を
間隙512 を介してファイバー72に供給し、この光を光検
出器に送る。この構造は、蛍光検出器60のようなキャピ
ラリーの湾曲した側を光学ビームが通過する他の光学装
置と比較して、光散乱が減少する利点がある。蛍光測定
では、キャピラリー側を通って光を投影する装置と比較
して、光学ビームがレンズ52を通して間隙512 に投影さ
れ、再び光散乱が減少する。これは、光学ビームの強度
と比較して、はるかに蛍光の光強度を減らすので、蛍光
測定に特に重要である。溶質分子から蛍光放出までの散
乱光 (第1の信号)は、全体の蛍光測定の感度を減らす
働きをする。
【0031】図8は、キャピラリー513 の電気浸透流速
e01 をキャピラリー514 の電気浸透流速Fe02 よりも
小さいように、装置のパラメーターを選択できることを
示している。従って、キャピラリー513 からの液体に加
えて、チューブ517 からの緩衝液または試薬を流体矢印
81(Freagent ) で示したように、キャピラリー514に
引き出す。この状態では、多数のパラメーターの選択を
行うことができる。即ち、(1) キャピラリー514 の内径
をキャピラリー513 のそれよりも大きくして、キャピラ
リー514 の内側の表面積が大きいため、キャピラリー51
3 で生じた電気浸透流速Fe01 よりも大きい電気浸透流
速Fe02 が生じることを除いては、キャピラリー513 と
514 は同じである。(2)キャピラリー513 をキャピラリ
ー514 よりも密に束ねる。または、(3) キャピラリー51
7 内の流体が、キャピラリー517からの流体注入がない
場合よりも交差点511 の圧力を高める。反応器50は電気
泳動分離の分離能を有意に低下しないことが重要であ
る。実験結果から、この場合について実際に確認した。
キャピラリー513 の出口端部からキャピラリー514 の入
口端部まで伸びている電界ライン91(図9に示した)
は、キャピラリー513 に存在する試料成分イオンを、間
隙512 を介してキャピラリー514 に押し込む。
【0032】図10A、10B、11Aと11Bは、間隙を電気
泳動路に導入することによって生じた試料ピークゾーン
の広がりを示す。これらの図は、交差点511 にて意図的
横方向の片より(intentional lateral offset) をキャ
ピラリーの間に導入するときにも、ピークが有意に低下
しないことを示している。図10Aは内径が100 ミクロン
の単一の電気泳動キャピラリーの場合の電気泳動データ
を示し、図10Bは注意して折り、125 ミクロンの間隙と
50ミクロンの横方向の片よりで反応器50内に連結した後
の、同じキャピラリーの場合の電気泳動データを示す。
図11Aは内径が50ミクロンの単一の電気泳動キャピラリ
ーの場合の電気泳動データを示し、図11Bは注意して折
り、20ミクロンの意図的横方向の片よりで反応器50内に
連結した後の、同じキャピラリーの場合の電気泳動デー
タを示す。基線信号に著しい効果があるが、3本の主ピ
ークは極めてはっきりと残っており、主ピークは約4の
ファクターでのみ広がっている。
【0033】図12Aと12Bは、内径が50ミクロンの第1
のキャピラリーの出口端部が反応器50内で内径が100 ミ
クロンの第2のキャピラリーの入口端部に連結されてい
る場合の、間隙の大きさの効果を示す図である。内径の
差のために、交差点511 内の緩衝液の若干は、第1のキ
ャピラリーからの試料液体の流れと共に第2のキャピラ
リーに引き入れられる。図12Aでは、キャピラリーに50
ミクロンの間隙と25ミクロンの片よりがある。図12Bで
は、間隙が400 ミクロンまで増加し、得られたピークは
振幅が約1/2のファクターで減少し、ピーク半幅が2
のファクターで増加していることを示す。
【0034】図13Aと13Bは、緩衝液貯蔵器68の高さの
効果を、緩衝液貯蔵器61と64と比較した結果を示してい
る。図13Aでは、これら3つの緩衝液貯蔵器は同じ高さ
であった。図13Bでは、貯蔵器68は貯蔵器61と64よりも
5cm高かった。反応器50内の追加の圧力は、キャピラリ
ー514 を通る試料の流速を減らし、ジャンクションを通
過する際の試料の希釈を増加することになる。これは、
図13Aと比較して図13Bのピーク高をかなり減らすこと
になる。これらの図面において、上のトレースは蛍光検
出器のものであり、下のトレースはUV吸収検出器のも
のである。図13Cは、貯蔵器68が他の2つの貯蔵器より
も2cm低い場合の結果を示す。
【0035】図14Aと14Bは、電気泳動により分離され
たトリプトファンとヒスチジンのオルトフタルアルデヒ
ド(OPA)ポストカラム誘導用反応器50の使用を示
す。これらの図は、これらの試料についてのUV吸収デ
ータを示す。図14Aでは、UV光波長は 200nmであり、
図14Bでは、UV光波長は 230nmであった。トリプトフ
ァンとヒスチジンのピークを両方の図に示す。
【0036】図15Aと15Bは、OPA誘導反応速度と、
付随した蛍光の増加について、温度が10℃上昇したとき
の効果を示す。これらの図は反応器の温度が30℃(図13
A)に保持されたときよりも、40℃(図13B)に保持さ
れたとき、有意に強い蛍光ピークを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気泳動分離クロマトグラフィー用の従来の
装置を示す図である。
【図2】 図1の装置のキャピラリーの断面の詳細図で
ある。
【図3】 第1のキャピラリーが第2のキャピラリーに
伸びている従来技術のT字形反応器を示す図である。
【図4】 電気泳動分離装置における図3の反応器の使
用を示す図である。
【図5】 Aは、キャピラリー電気泳動とミセル界面動
電クロマトグラフィーに特に有用であるオンキャピラリ
ー間隙ジャンクション反応器を示す図である。Bは間隙
ジャンクションに隣接する反応器の一部を詳細に示す間
隙ジャンクション反応器の拡大図である。
【図6】 図5の反応器を用いるキャピラリーゾーン電
気泳動装置を示す図である。
【図7】 キャピラリー間の間隙によって光学検出する
ための反応器の使用を示す図である。
【図8】 第1のキャピラリーが第2のキャピラリーの
電気浸透流速Fe02 よりも小さい電気浸透流速Fe01
持つ際の流体浴のエントレインメントを示す図である。
【図9】 図5の反応器内の間隙を横切る電界と流体流
ラインを示す図。
【図10】 Aは、単一の内径50ミクロンの電気泳動キ
ャピラリーの場合の電気泳動データを示す図、Bは、注
意して折り、20ミクロンの意図的な横方向の片よりで反
応器50内に連結した後の同じキャピラリーの場合の電気
泳動データを示す図である。
【図11】 Aは、キャピラリーが50ミクロンの間隙と
25ミクロンの片よりをもつときの蛍光データを示す図、
Bは、キャピラリーが400 ミクロンの間隙をもつときの
蛍光データを示す図である。
【図12】 Aは、50ミクロンの間隙と25ミクロンの片
よりをもつキャピラリーの電気泳動データを示す図、B
は、間隙が400 ミクロンまで増加して得られたスペクト
ルのファクターが、大きさで1/2減少し、ピークの半
幅で2増加した電気泳動データを示す図である。
【図13】 A〜Cは、緩衝液貯蔵器61と64に対する緩
衝液貯蔵器68の高さの効果を示す図である。
【図14】 AとBは、トリプトファンとヒスチジンの
分離のための反応器50の使用を示す図である。
【図15】 AとBは、トリプトファンとヒスチジンを
用いたオルトフタルアルデヒドのポストカラム反応中の
10℃の温度上昇によって生じた蛍光応答の変化を示す図
である。
【符号の説明】
11・・・第1の緩衝溶液 12・・・第2の緩衝溶液 13・・・ビーカー 14・・・ビーカー 15・・・キャピラリー 16・・・電圧源 17・・・高電圧電極 18・・・接地電極 19・・・入口端部 110・・・出口端部 111・・・検出セル 20・・・内側空洞 21・・・キャピラリー壁 22・・・シランと珪酸群 23・・・正に荷電したイオン 24・・・液体本体 25・・・粒子 30・・・反応器 31・・・フェルール 32・・・フェルール 33・・・フェルール 34・・・入口端部 35・・・反応キャピラリー 36・・・端部 37・・・試薬キャピラリー 41・・・T字管 42・・・標識試薬貯蔵器 50・・・オンキャピラリー間隙ジャンクション反応器 51・・・ボディ 52・・・レンズ 53・・・取付部品 54・・・取付部品 55・・・ヘッド 56・・・ねじ山部 57・・・先細端部 58・・・孔 59・・・先細端部 510・・・チャンネル 511・・・チャンネルの交差点 512・・・間隙 513・・・キャピラリー 514・・・キャピラリー 515・・・テフロンチューブ 516・・・ボア 517・・・取付部品 518・・・取付部品 519・・・プラスチックチューブまたはキャピラリー 520・・・プラスチックチューブまたはキャピラリー 521・・・ヒーター部材 60・・・蛍光検出器 61・・・緩衝液貯蔵器 62・・・高電圧源 63・・・電極 64・・・緩衝液貯蔵器 65・・・試薬貯蔵器 66・・・バルブ 67・・・バルブ 68・・・貯蔵器 69・・・貯蔵器 610・・・真空ポンプ 71・・・光学ファイバー 72・・・光学ファイバー 81・・・流体矢印 91・・・電界ライン

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)第1のキャピラリーの出口端部を間
    隙ジャンクション反応器を通って延在する第1のチャン
    ネルの第1の端部に挿入し、このキャピラリーを第1の
    取付部品を用いる前記間隙ジャンクション反応器に取り
    つけ; (b)2のキャピラリーの入口端部を前記第1のチャ
    ンネルの第2の端部に挿入し、このキャピラリーを第2
    の取付部品を用いる前記間隙ジャンクション反応器に取
    りつけ、前記第1と第2の取付部品は、これらの取付部
    が第1のキャピラリーの出口端部と第2のキャピラリ
    ーの入口端部にて実質的に同一線上に整列するように位
    置し、これらのキャピラリーの各々は第1のキャピラリ
    ーの出口端部を前記間隙によって第2のキャピラリーの
    入口端部から分離しこれらのキャピラリーがオーバーラ
    ップしないような深さまで反応器内に挿入され; (c)これら2つの端部とそれらの間の間隙を第1の緩
    衝液に浸漬し;そして (d)第1のキャピラリーの出口端部から第2のキャピ
    ラリーの入口端部まで横切る電界ラインを生じるよう
    に、第1のキャピラリーの出口端部の液体と第2のキャ
    ピラリーの入口端部の液体との間にゼロでない電圧差を
    生じさせ、これによって間隙を通過する間に広がる試料
    成分ゾーンを、この電圧差がゼロである場合よりも小さ
    くする、 各工程から成る、第1のキャピラリーの出口端部から第
    2のキャピラリーの入口端部に液体をつなぐ方法。
  2. 【請求項2】 さらに、(e) 前記反応器の温度を調整し
    て、これによってこの反応器内の反応速度を調整する工
    程を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1と第2のキャピラリーが異なる
    内径を有する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1のキャピラリーの出口端部と第2の
    キャピラリーの入口端部が、これら二つのキャピラリー
    の一方の内径程度の距離で分離されている請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 第1のキャピラリーの出口端部と第2の
    キャピラリーの入口端部を連結して整列する工程の間
    に、(f) 間隙を含む領域を、この領域を拡大する光学映
    像デバイスによって検分し、これによって、これら二つ
    の端部の間の所望の距離を選択する際に精度を増すこと
    ができる、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 間隙を横切る前記電圧が、第1のキャピ
    ラリーの入口端部の液体と第2のキャピラリーの出口端
    部の液体との電圧差を生じることによって生成される請
    求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、(g1)前記間隙を通る光ビームを
    映像する工程を含む請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、(h1) 前記間隙から進む光ビー
    ムを集めるため、第1の光学ファイバーを用いる工程を
    含む請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】さらに、工程(g1)の前に、(g0)前
    記第1の光学ファイバーの入口端部を第1のチャンネル
    を横切る第2のチャンネルに挿入し、そして (g0’)このキャピラリーを前記間隙ジャンクション
    反応器に取りつけ、この光学ファイバーの第1の入口端
    部を前記間隙から光を受けるような位置に配向するよう
    に、第3の取付部品を用いる、各工程を含む請求項8記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記間隙を通して光ビームを映像する
    前記工程が、前記間隙ジャンクション反応器に第4の取
    付部品によって取りつけられる第2の光学ファイバーの
    出口端部から前記ビームを通すことから成り、 前記第1の光学ファイバーの前記入口端部が、前記光ビ
    ームが間隙をこの第1の光学ファイバーまで通過するよ
    うに、実質的に同一線上に並び、これによって本方法が
    吸光度測定に特に適している、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記光が、第1または第2のキャピラ
    リーを有意に照らすことなく、前記間隙を通って映像さ
    れ、これによって、このようなキャピラリーからの散乱
    が実質的に減らされる請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 第1の光学ファイバーの前記入口端部
    を、前記光ビームから直接光を実質的に受けないように
    配向する請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】第1のキャピラリーの出口端部が第2の
    キャピラリーの入口端部と実質的に同一線上にあるよう
    に第1のキャピラリーと第2のキャピラリーを連結する
    ための間隙ジャンクション反応器が、 第1の取付部品と第2の取付部品との間に通じる第1の
    チャンネルを有するボアイ; 第1のキャピラリーの出口端部が、前記第1のチャンネ
    の第1の端部に挿入され、前記第1の取付部品によっ
    て第1の位置にクランプされ; 第2のキャピラリーの入口端部が、前記出口端部と入口
    端部が実質的に同一線上に並ぶように、前記第1のチャ
    ンネルの第2の端部に挿入され、前記第2の取付部品に
    よって第2の位置にクランプされ、これらのキャピラリ
    ーの各々が、これら二つの端部を間隙によって分離され
    るように、このチャンネル内の深さまで挿入され;そし
    て 電源が第1のキャピラリーの出口端部と第2のキャ
    ピラリーの入口端部との間の電圧差を生じるように、前
    記第1と第2のキャピラリー内に流れるように連結する
    ため適合させて成る間隙ジャンクション反応器。
  14. 【請求項14】 さらに、前記ボディに取りつけたヒー
    ターを含む請求項13記載の間隙ジャンクション反応
    器。
  15. 【請求項15】 前記第1と第2のキャピラリーが異な
    る内径をもつ間隙ジャンクション反応器。
  16. 【請求項16】 第1のキャピラリーの前記出口端部と
    第2のキャピラリーの前記入口端部が、一つのキャピラ
    リーの内径程度の距離によって分離されている請求項1
    3記載の間隙ジャンクション反応器。
  17. 【請求項17】さらに、前記第1のチャンネルの区画を
    光学的に拡大するようにレンズを通して使用者が凝視す
    ることができるように前記反応器の側にレンズを取りつ
    けて成る請求項13記載の間隙ジャンクション反応器。
  18. 【請求項18】 前記ボディが、ポリメチルペンテンで
    あり、これによってこのボディが高度の透明さと化学的
    不活性をもつ請求項13記載の間隙ジャンクション反応
    器。
  19. 【請求項19】 さらに、前記間隙に映像する光学ビー
    ム源を含む請求項13記載の間隙ジャンクション反応
    器。
  20. 【請求項20】 さらに、第1と第2のキャピラリーの
    間の前記間隙から移動する光を受けるため、前記間隙ジ
    ャンクション反応器内の位置に配向した第1の光学ファ
    イバーを含む請求項13記載の間隙ジャンクション反応
    器。
  21. 【請求項21】さらに、第3の取付部品が前記間隙ジャ
    ンクション反応器に対し位置し、前記第1の光学ファイ
    バーを配向させる請求項20記載の間隙ジャンクション
    反応器。
  22. 【請求項22】 さらに、第2の光学ファイバーが間隙
    を通して前記光ビームに配向するように第4の取付部品
    によって前記反応器に対し位置しクランプされている請
    求項21記載の間隙ジャンクション反応器。
  23. 【請求項23】 前記光ビームが、実質的に重なること
    なく、前記第1と第2のキャピラリーに間隙を通して配
    向しており、これによって、前記キャピラリーからの散
    乱を減らす、請求項19記載の間隙ジャンクション反応
    器。
  24. 【請求項24】 さらに、第1と第2のキャピラリーと
    の間に前記間隙から移動する光を受けるように前記間隙
    ジャンクション反応器内に位置し配向する第1の光学フ
    ァイバーを含む請求項23記載の間隙ジャンクション反
    応器。
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