JP2535360Y2 - 蓋付き椀 - Google Patents
蓋付き椀Info
- Publication number
- JP2535360Y2 JP2535360Y2 JP5964893U JP5964893U JP2535360Y2 JP 2535360 Y2 JP2535360 Y2 JP 2535360Y2 JP 5964893 U JP5964893 U JP 5964893U JP 5964893 U JP5964893 U JP 5964893U JP 2535360 Y2 JP2535360 Y2 JP 2535360Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bowl
- lid
- arc
- inner peripheral
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はプラスチック製の蓋付き
椀に係り、椀本体の内周壁の上部を弧状に隆起させて蓋
受け段差を設けた蓋付き椀に関する。
椀に係り、椀本体の内周壁の上部を弧状に隆起させて蓋
受け段差を設けた蓋付き椀に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蓋付き食器と呼ばれる種丼、煮
物椀、吸物椀等では料理物が冷めるのを防ぐ目的から椀
に上蓋を落し、提供するようにしている。そして、上蓋
5の落し位置を定めるための椀本体には図3に示すよう
な蓋受け段差Aが椀本体1の内周壁2面に形成されてい
る。
物椀、吸物椀等では料理物が冷めるのを防ぐ目的から椀
に上蓋を落し、提供するようにしている。そして、上蓋
5の落し位置を定めるための椀本体には図3に示すよう
な蓋受け段差Aが椀本体1の内周壁2面に形成されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに料理物の湯気
に起因する水分により上蓋5は椀本体1の蓋受け段差A
に吸着し、その表面張力にて離れにくい現象が起る。こ
れは、従来の椀本体1の内局壁2に形成された蓋受け段
差Aと上蓋5の下縁6が面接触しているために、椀本体
1内の料理物の水分が吸着するために起きる。そこで本
考案はこれの実情に鑑み上蓋が椀本体の蓋受け段差に吸
着しない蓋付き椀を提供しようとするものである。
に起因する水分により上蓋5は椀本体1の蓋受け段差A
に吸着し、その表面張力にて離れにくい現象が起る。こ
れは、従来の椀本体1の内局壁2に形成された蓋受け段
差Aと上蓋5の下縁6が面接触しているために、椀本体
1内の料理物の水分が吸着するために起きる。そこで本
考案はこれの実情に鑑み上蓋が椀本体の蓋受け段差に吸
着しない蓋付き椀を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、椀本体
の内周壁上部に、蓋受け段差点が同一位置となるように
円弧状に隆起させた少なくとも3個以上の弧状段部を形
成したものであり、この弧状段部をしてその左右両側単
を椀本体の内周壁と同じ肉厚で構成し、徐々に前頂部の
蓋受け段差点に従って膨出するよう隆起させたものであ
る。
の内周壁上部に、蓋受け段差点が同一位置となるように
円弧状に隆起させた少なくとも3個以上の弧状段部を形
成したものであり、この弧状段部をしてその左右両側単
を椀本体の内周壁と同じ肉厚で構成し、徐々に前頂部の
蓋受け段差点に従って膨出するよう隆起させたものであ
る。
【0005】
【作用】上記のように構成したことにより、上蓋は椀本
体の内周壁面に隆起形成された弧状段部の夫々の最頂部
の蓋受け段差点にて受け止めるため、上蓋との接触面積
が沙なくなり、料理物の湯気による水分の付着を極力押
さえ、上蓋を取り除き易くすることができる。しかも、
降起した弧状段部を少なくとも3個以上配するため、椀
内壁面の装飾効果も生じる。
体の内周壁面に隆起形成された弧状段部の夫々の最頂部
の蓋受け段差点にて受け止めるため、上蓋との接触面積
が沙なくなり、料理物の湯気による水分の付着を極力押
さえ、上蓋を取り除き易くすることができる。しかも、
降起した弧状段部を少なくとも3個以上配するため、椀
内壁面の装飾効果も生じる。
【0006】
【実施例】図面は本考案の実施例を示すもので、椀本体
1の内周壁2の上部2aに、例えば花弁状の模様を模し
た円弧状の弧状段部3を降起して形成すると共に、該弧
状段部3を少なくとも内周壁2に3個以上形成される。
1の内周壁2の上部2aに、例えば花弁状の模様を模し
た円弧状の弧状段部3を降起して形成すると共に、該弧
状段部3を少なくとも内周壁2に3個以上形成される。
【0007】この弧状段部3は内周壁2の下部2bより
上部2aに亙って徐々に隆起し、最頂部3cの蓋受け段
差点4にて最大幅に膨出するように形成されていると共
に、蓋受け段差点4においては水平部分をもたない曲面
4aとなるよう形成されている。
上部2aに亙って徐々に隆起し、最頂部3cの蓋受け段
差点4にて最大幅に膨出するように形成されていると共
に、蓋受け段差点4においては水平部分をもたない曲面
4aとなるよう形成されている。
【0008】又、弧状段部3は、例えば花弁状の円弧
3′により、左右両端側3a,3bを椀本体1の内周壁
2と同じ肉厚として、徐々に最頂部3cの蓋受け段差点
4に至るに従って膨出するように隆起させることができ
る。
3′により、左右両端側3a,3bを椀本体1の内周壁
2と同じ肉厚として、徐々に最頂部3cの蓋受け段差点
4に至るに従って膨出するように隆起させることができ
る。
【0009】更に、模様としての装飾面からの配慮に
て、夫々の弧状段部3を、互いに連続して内周壁2面上
に形成することもできる。
て、夫々の弧状段部3を、互いに連続して内周壁2面上
に形成することもできる。
【0010】尚、弧状段部3の数は、上蓋5が反転しな
い為にも内周壁2面上に少なくとも3個は必要であり、
模様としての弧状段部3を考慮すると4個ないし6個と
いうように任意に選択できる。
い為にも内周壁2面上に少なくとも3個は必要であり、
模様としての弧状段部3を考慮すると4個ないし6個と
いうように任意に選択できる。
【0011】尚、図上、5は上蓋、6は上蓋5の下縁を
示す。
示す。
【0012】次に作用を説明すると、適宜の料理物(図
示せず)を収容する椀本体1に上蓋5を落し込むに際
し、上蓋5はその下縁6が載本体1の内周壁2に3個以
上を隆起形成された弧状段部3の最頂部3cとなる蓋受
け段差点4にて支持される。上蓋5の下縁6はかくして
椀本体1の内周壁2上に形成された弧状段部3の蓋受け
段差点4にて、少なくとも3点以上の点接触の状熊で支
持されることにより、椀本体1内の料理物の湯気に起因
する上蓋との吸着は大巾に弱まることになる。従って、
上蓋を取り去るにも従来のような椀の内周壁の蓋受け段
差と上蓋との密着による困難性は解消される。
示せず)を収容する椀本体1に上蓋5を落し込むに際
し、上蓋5はその下縁6が載本体1の内周壁2に3個以
上を隆起形成された弧状段部3の最頂部3cとなる蓋受
け段差点4にて支持される。上蓋5の下縁6はかくして
椀本体1の内周壁2上に形成された弧状段部3の蓋受け
段差点4にて、少なくとも3点以上の点接触の状熊で支
持されることにより、椀本体1内の料理物の湯気に起因
する上蓋との吸着は大巾に弱まることになる。従って、
上蓋を取り去るにも従来のような椀の内周壁の蓋受け段
差と上蓋との密着による困難性は解消される。
【0013】
【考案の効果】本考案は、椀本体の内周壁上部に少なく
とも3個以上の弧状段部を形成し、該弧状段部の最頂部
を蓋受け段差点として上蓋とを点接触の状熊で支持する
ように構成したため、湯気に起因する上蓋との吸着を弱
めることができ、上蓋を取り去り易くすることができ
る。しかも、上蓋の外縁と椀本体の内周壁とは密着され
るため料理物の熱気を冷ますことがない。
とも3個以上の弧状段部を形成し、該弧状段部の最頂部
を蓋受け段差点として上蓋とを点接触の状熊で支持する
ように構成したため、湯気に起因する上蓋との吸着を弱
めることができ、上蓋を取り去り易くすることができ
る。しかも、上蓋の外縁と椀本体の内周壁とは密着され
るため料理物の熱気を冷ますことがない。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】同、上蓋を取り去った状態の平面図である。
【図3】従来の蓋付き椀の断面図である。
1 椀本体 2 内周壁 3 弧状段部 3′ 円弧 3a,3b 左右両端側 3c 最頂部 4 椀受け段差点
Claims (2)
- 【請求項1】 椀本体の内周壁上部に蓋受け段部を設け
た椀において、前記内周壁上部に蓋受け段差点が同一位
置となるように円弧状に隆起させた、少なくとも3個以
上の弧状段部を形成したことを特徴とする蓋付き椀。 - 【請求項2】 弧状段部は、その左右両端側を椀本体の
内周壁と同じ肉厚にて構成し、徐々に最頂部の蓋受け段
差点に至るに従って膨出するよう降起させた請求項1の
蓋付き椀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5964893U JP2535360Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 蓋付き椀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5964893U JP2535360Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 蓋付き椀 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720932U JPH0720932U (ja) | 1995-04-18 |
JP2535360Y2 true JP2535360Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13119243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5964893U Expired - Lifetime JP2535360Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 蓋付き椀 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535360Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5964893U patent/JP2535360Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0720932U (ja) | 1995-04-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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