JP2533443B2 - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2533443B2 JP34555992A JP34555992A JP2533443B2 JP 2533443 B2 JP2533443 B2 JP 2533443B2 JP 34555992 A JP34555992 A JP 34555992A JP 34555992 A JP34555992 A JP 34555992A JP 2533443 B2 JP2533443 B2 JP 2533443B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯ブラシに係り、更に詳
しくは歯肉等の口腔内の軟組織を傷つけることなく、
肉の突端と歯頸部との剥離を防止すると共に歯石、歯垢
等を歯頸部より確実に除去し、歯の健康を生理的に維持
することができる歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来技術】人の歯は、食物の咀嚼と発音には欠くこと
のできない重要な組織であり、その機能を十分に果たす
ためには歯周疾患等が発生しないように食事後や就寝前
に歯を磨いて歯垢や歯石が歯頸部等に沈着するのを防止
することが必要である。従来から歯磨きのための器具と
して把持柄の端部のブラシ台に植設した歯ブラシが使用
されてきたが、近年になって電動歯ブラシが開発され、
これも広く使用されている。これらの歯ブラシは手動と
電動の違いはあっても、歯の咬み合わせ面および歯の内
面と外面とを磨くためには、ブラシ台に植設されている
毛の向きを少なくとも3回は変える必要があるため、歯
磨きに時間がかかるという課題があった。
【0003】上記課題を解決するものとして、歯の咬み
合わせ面および歯の内外表面を一動作により磨けるよう
にした歯ブラシが、実願昭50−20195号(実開昭
51−101273号)のマイクロフィルムおよび実願
昭61−25023号(実開昭62−136826号)
のマイクロフィルムに開示してある。
【0004】実願昭50−20195号(実開昭51−
101273号)のマイクロフィルムに開示してある歯
ブラシは、毛先が歯と歯肉との接合部に45度の角度で
当て(明細書第3頁17行目から18行目の記載参
照)、使用にあたっては前後運動を与えることによって
行なうものである(明細書第4頁14行目の記載参
照)。
【0005】実願昭61−25023号(実開昭62−
136826号)のマイクロフィルムに開示されている
歯ブラシは、下向きに植毛された第1の植毛部とこの第
1の植毛部の両側に設けられた壁面から第1の植毛部の
先端に向かって植毛された第2,3の植毛部が設けられ
た構造である(明細書第4頁14行目から18行目にか
けての記載および第3図参照)。また、歯磨きは歯並び
の方向に行なうようになっている(明細書第5頁10行
目から11行目にかけての記載参照)。
【0006】上記各マイクロフィルムに開示されている
歯ブラシは、何れも歯の露出面を覆う形状に形成された
ブラシ台内面に、歯の咬み合わせ面および歯の内外表面
に当てる毛を植設したものであり、歯の咬み合わせ面お
よび歯の内外表面、歯と歯肉との接合部を一動作により
磨くことかできるため、歯磨きに時間がかかるという上
記課題を解決するためには有効である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題点】しかし、口腔内に
は、いわゆる歯を構成する歯質、及び、これに沈着した
歯石の他に、歯肉その他の軟組織があるが、歯石は、歯
ブラシの毛先を歯の側面に当接させた状態で毛先が歯根
側から咬合部側に向かうようにし、毛先で歯石を剥取る
ように毛先を歯根側から咬合面側に移動することによっ
て、歯肉その他の軟組織を傷つけることなく、効率よく
取り除けることが理論上考えられ、実際有効であること
が分った。また、毛が歯と歯肉との接合部に当接する場
合、歯肉の突端が歯頸部から剥離する方向に毛を動かす
と歯肉の突端が歯頸部から剥離され、この剥離した歯肉
と歯頸部との歯肉溝内に歯に付着していた食滓が毛で押
込まれ、歯磨きをすることによってかえって、歯肉その
他の軟組織が傷つき、かつ歯垢や歯石が沈着することに
なり、歯槽膿漏等の歯周疾患の原因となることも分っ
た。
【0008】上記した実願昭61−25023号(実開
昭62−136826号)のマイクロフィルムに開示さ
れているような歯ブラシや実願昭50−20195(実
開昭51−101273号)のマイクロフィルムに開示
してある歯ブラシの場合は、毛は歯と歯肉との接合部に
上方からほぼ45°の角度で当接し、その状態で歯並び
の方向に前後運動するだけであるから歯石を分離し得て
も取り除くことは事実上困難である。そればかりか、毛
は歯と歯肉との接合部に上方からほぼ45°の角度で当
接する為に、歯ブラシを動かすことによって歯間乳頭部
(歯と歯の間で歯肉が立ち上がっている箇所)をはじめ
として、毛の先端が歯肉の突端を歯頸部から剥離する方
向に力が働き、歯質と歯肉との結合を破壊し、歯槽膿漏
等の歯周疾患の原因となる課題がある。
【0009】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、歯肉等の口腔内
の軟組織を傷つけることなく、歯肉の突端と歯頸部との
剥離を防止すると共に歯石、歯垢等を歯頸部より確実に
除去し、歯の健康を生理的に維持することができる歯ブ
ラシを提供することにある。
【0010】
【発明の構成】上記目的を達成するために、第1の発明
に係る歯ブラシは、歯肉等の口腔内の軟組織を傷つける
ことなく、歯肉の突端と歯頸部との剥離を防止すると共
に、歯石等を歯頸部より確実に除去し、歯の健康を生理
的に維持することができる歯ブラシであって、この歯ブ
ラシは、把持柄と、この把持柄の先部に設けてあり、歯
の咬合面に対向して第1ブラシ植設面が設けられた第1
片と、歯の内外面に対向して第2ブラシ植設面が設けら
れた第2片とを有する断面L形状のブラシ台と、前記第
1及び第2ブラシ植設面に植設してある毛と、前記第2
ブラシ植設面の毛が歯と歯肉との接合部に当たるよう
に、前記第1ブラシ植設面の毛の前記第1片内面からの
突出量を変えるための調整手段と、を備え、上記毛の植
設方向は、それぞれ他のブラシ植設面に向かう方向であ
って、しかも毛を歯の内面または外面に当てた状態で毛
先が歯根側から咬合側に向かって動くときは毛先か咬
側を向きながら歯肉と歯の内面または外面を擦り、
毛先が歯の咬合側から歯根側に向かって動くときも毛
先は咬合側を向きながら歯の内面または外面と歯肉を
擦る傾斜角度をもって植設してあり、前記第1ブラシ植
設面の毛を歯の咬合面に、前記第2ブラシ植設面の毛を
歯の内面または外面に強く或は弱く押しつけた状態で、
前記ブラシ部を歯軸方向(歯根から咬合面に向かう方
向)に反復運動させて用いられる。
【0011】第2の発明に係る歯ブラシは、歯肉等の口
腔内の軟組織を傷つけることなく、歯肉の突端と歯頸部
との剥離を防止すると共に、歯石等を歯頸部より確実に
除去し、歯の健康を生理的に維持することができる電動
の歯ブラシであって、この歯ブラシは、把持基体と、こ
の把持基体に設けられ、上記把持基体に内蔵された電動
駆動手段によって歯軸方向(歯根から咬合に向かう方
向)に反復運動する柄部と、この柄部の先部に設けてあ
り、歯の咬合面に対向して第1ブラシ植設面が設けられ
た第1片と、歯の内外面に対向して第2ブラシ植設面が
設けられた第2片とを有する断面L形状のブラシ台と、
前記第1及び第2ブラシ植設面に植設してある毛と、
記第2ブラシ植設面の毛が歯と歯肉との接合部に当たる
ように、前記第1ブラシ植設面の毛の前記第1片内面か
らの突出量を変えるための調整手段と、を備え、上記毛
の植設方向は、それぞれ他のブラシ植設面に向かう方向
であって、しかも毛を歯の内面または外面に当てた状態
で毛先が歯根側から咬合側に向かって動くときは毛先
が咬合側を向きながら歯肉と歯の内面または外面を擦
り、毛先が歯の咬合側から歯根側に向かって動くとき
も毛先は咬合側を向きながら歯の内面または外面と歯
肉を擦る傾斜角度をもって植設してあり、前記第1ブラ
シ植設面の毛を歯の咬合面に、前記第2ブラシ植設面の
毛を歯の内面または外面に強く或は弱く押しつけた状態
で、前記ブラシ部を歯軸方向に反復運動させて用いられ
【0012】前記調整手段は、前記ブラシ台の前記第1
片の内面側に形成されたガイド溝と、該ガイド溝に収容
され、前記第1ブラシ植設面を有するブラシ台と、該ブ
ラシ台を前記ガイド溝からの出入り移動可能に前記第1
片に支持する支持部材と、から構成されることが好まし
い。 但し、支持部材の構成は特に限定せず、例えば螺子
等、公知手段が用いられる。
【0013】また、前記把持柄を前記ブラシ台の軸方向
いずれの端部にも装着可能にする装着手段を備えている
ことが好ましい。但し、装着手段の構造は、特に限定す
るものではなく、例えばブラシ台の両端部に係合孔を設
け、一方の係合部に把持柄または柄部の先部に設けられ
た係合体を係合させる構造、あるいはブラシ台に長さ方
向に貫通した係合穴を設け、この係合穴に把持柄または
柄部の先部に設けられた係合軸を挿入する構造等、公知
手段が用いられる。
【0014】電動駆動手段の構造は特に限定するもので
はなく、例えばモータとカム機構の組合わせ等、公知手
段が用いられる。毛の長さについては特に限定されず、
例えば同じ長さのもの、あるいは段階的に長さが変えて
あるもの等、適宜設定される。
【0015】
【作用】歯ブラシを使用するときには、2つあるブラシ
植設面の一方の毛を歯の咬合面に当て、他方のブラシ植
設面の毛をと歯肉との境界部(歯頸部)に当てて、手
操作の歯ブラシにあっては手操作により毛の先端を歯軸
方向に反復移動させ、電動の歯ブラシにあっては、電動
駆動手段により把持柄を歯軸方向に反復移動させる(運
動の際に毛に歯軸方向の分力があれば良い)。このと
き、毛は反復移動してはいるが、毛先側は毛を歯の側面
に当てたときに歯根側から咬合面側に向かう所要の角度
で傾斜させてあるので、歯根側から咬合面側に向かう動
きにおいては擦る力が強く(歯質表面では接線方向及び
法線方向とも分力が強く)、反対側へ向けては擦る力が
弱い(歯質表面では接線方向及び法線方向とも分力が弱
い)。これにより、歯の咬合と歯内外面、歯頸部に付
着していた食滓や歯垢等は、剥離した部分に押込まれる
ことなく除去できる。
【0016】一方の毛の突出幅を調整する調整手段を有
するものでは、まず調整側の毛を歯の咬合に当て、他
方の毛が歯と歯肉との境界部(歯頸部)に確実に当たる
ように、調整手段により調整する。この調整手段を有す
るものは、調整側の毛を歯の咬合に常に当るために
ブラシ台の向きに方向性がある。従ってこの構造におい
ては、ブラシ台を付け替えて方向を変え、各歯列の全面
をブラッシングできるようにする。なお、具体例につい
ては後述する実施例において説明する。
【0017】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明にかかる歯ブラシの一実施
例を示す分解斜視図、図2は毛の構造および作用を示す
説明図、図3は毛の先部の拡大説明図である。符号A1
は歯ブラシで、手操作により使用するものである。 歯
ブラシA1は、把持柄1とブラシ台2と毛3、3aを備
えている。把持柄1はプラスチック製の棒状体で、その
先端部には装着手段である係合体10が設けてある。係
合体10の構造は、外側面が湾曲して張り出した係合部
を有する可撓片11、11をやや間隔をおいて並設した
ものである。
【0018】ブラシ台2は、プラスチックにより所要の
長さで断面形状L形状に形成されており、歯の側面に対
応する垂直片21と、歯の咬合部に対応する水平片22
とを備えている。ブラシ台2の長さ方向両端部の折曲角
部には、把持柄1の係合体10に係合できる装着手段で
ある係合孔20、20(図1において奥側は見えない)
が設けてある。 これによると、係合体10と係合孔2
0はわずかな力で簡単に着脱でき、且つ係合部は固定さ
れる。ブラシ台2の垂直片21と水平片22の内側に設
けられているブラシ植設面には、毛3、3aが設けてあ
る。 垂直片21側に設けてある毛3は、先側をブラシ
台2のブラシ植設面の交会部である折曲部側に向けてほ
ぼ45°の角度で傾斜させて垂直片21の内面に直接植
設されている。
【0019】図2を参照する。水平片22に設けてある
毛3aは、水平片22の内面からの毛3aの突出幅
定の範囲で調整するための調整手段を介して植毛されて
いる。30は調整手段の一部をなす可動ブラシ台で、長
方形の板状に形成してある。可動ブラシ台30は、水平
片22に設けられた長方形のガイド24に出入り可能
に収容されている。可動ブラシ台30の中央部の壁内
は、水平片22に外側から貫通するように螺合さた調
整螺子25の先端部が回転可能に取付けてある。これに
より、調整螺子25を回せば、可動ブラシ台30がガイ
ド溝24から出入りし、毛3aの突出幅が一定の範囲で
調整可能である。また、毛3aは、毛3と相対向するよ
うに先側をブラシ台2の折曲部側に向けてほぼ45度の
角度で傾斜させて可動ブラシ台30に植設されている。
【0020】図3を参照する。本実施例においては、毛
3、3aのブラシ繊維300の先端側はブラシ台2の折
曲部側に向けて折曲してあり、先端部は丸く形成してあ
る。これにより、ブラッシングの際に歯肉を傷めること
はなく、且つ歯に付着した食滓等を除去するには十分に
効果的である。
【0021】図1ないし図3を参照して本実施例の使用
方法および作用を説明する。 歯肉から出た部分の歯の長さには個人差がある。歯ブ
ラシを使用するときには、それに対応するために、次の
ような調整を行なう。まず、ブラシ台3の水平片22の
調整可能な側の毛3aの先端を歯の咬合に当て、垂直
片21の毛3が歯と歯肉との境界部(歯頸部)に確実に
るように、毛3aの突出幅を調整螺子25を回して
調整する。 毛3a先端を歯の咬合部に、また毛3先端を歯側部と
歯頸部に当、手操作により把持柄1を歯軸線方向に反
復移動させる(移動の際に毛に歯軸線方向の分力があれ
ば良い)。このとき、毛3、3aは反復移動してはいる
が、毛3、3aの先側はブラシ台2の折曲部側に向けて
傾斜させてあるために、折曲部側に向けての摺動におい
ては擦る力が強く、反対側へ向けては擦る力が弱い。こ
れにより、歯の咬合部と歯側部、歯頸部に付着していた
食滓や歯垢、歯石はブラシ台2の内面側の折曲角部に自
然に摺り寄せられる。また、同じ理由により、歯肉部が
歯頸部より剥離することがなく、歯頸部等に付着した食
滓や歯垢等は、歯部と歯肉部との間に押込まれることな
く除去できる。
【0022】ブラシ台2の一方向でブラッシング可能
な部分のブラッシングが終了したら、ブラシ台2を把持
柄1から外し、把持柄1の係合体10をブラシ台2の反
対側の係合孔20に係合させる。これにより、ブラシ台
2の垂直片21と水平片22が逆向きになり、ブラッシ
ングできなかった残りの部分がブラッシング可能とな
る。
【0023】具体例をあげて説明すると、例えば、ブラ
シ台2と把持柄1とを図1に示すように装着した場合、
下顎の歯列では左奥歯から前歯にかけての外面側と、右
奥歯から前歯にかけての内面側のブラッシングが可能で
ある。また、上顎の歯列では左奥歯から前歯にかけての
内面側と、右奥歯から前歯にかけての外面側のブラッシ
ングが可能である。そして、ブラシ台2を逆方向に付け
替えれば、残りの部分である下顎の歯列における右奥歯
から前歯にかけての外面側と、左奥歯から前歯にかけて
の内面側および上顎の歯列における右奥歯から前歯にか
けての内面側と、左奥歯から前歯にかけての外面側のブ
ラッシングが可能となる。
【0024】図4は本発明にかかる電動歯ブラシの一実
施例を示す分解斜視図である。電動歯ブラシA2は、把
持基体5を備えている。把持基体5の先部には、柄部1
aが設けてある。柄部1aは、把持基体5に内蔵されて
いる電動駆動手段であるモータ51により駆動され、変
換機構部53を介して歯軸線方向に反復運動する構造と
なっている。なお、変換機構部53の構造は公知手段が
使用されており、詳細な説明については省略する。
【0025】本実施例においては、柄部1aの動きは歯
軸線方向に反復移動するのみであるが、軸方向への反復
摺動を切り替えてできるようにすることは任意である。
52はバッテリー、54はスイッチである。なお、柄部
1aの先部構造と、柄部1aに装着されるブラシ台2お
よび毛3、3aの構造は、上記歯ブラシA1と同様であ
るので、詳細な説明は省略する。また図面において、歯
ブラシA1と同一または同等箇所には同一の符号を付し
て示している。使用方法、作用については、毛3、3a
の反復移動が電動により行われ、より効率的である点が
相違するのみで、歯ブラシA1と大体において同じであ
る。
【0026】図5は本発明にかかる歯ブラシの他の実施
例を示す斜視図である。歯ブラシA3は、上記歯ブラシ
A1と同様に手操作によって使用するものである。歯ブ
ラシA3の構造は、歯ブラシA1とは相違して、把持柄
1はブラシ台2aの一端部に固定されている。また、調
整手段である可動ブラシ台30等は設けられておらず、
毛3aは水平片22に直接植設されている。
【0027】なお、他の部分の構造は上記歯ブラシA1
と同様であるので、詳細な説明は省略する。また図面に
おいて、歯ブラシA1と同一または同等箇所には同一の
符号を付して示している。使用方法、作用については歯
ブラシA1と大体において同じである。しかし歯ブラシ
A3は、歯ブラシA1とは相違して毛の調整手段を省い
ている。つまり、毛の突出幅の調整はできないが、ブラ
シ台2aの各片の構造が同一であるため方向性がなく、
使用にあたってはブラシ台2aを付け替えなくてよいの
で、より使いやすい。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)歯ブラシの毛の植設方向は、それぞれ他のブラシ
植設面に向かう方向であって、しかも毛を歯の側面に当
接させた状態で毛先が歯根側から咬合部側に向かって動
くときは毛先が咬合部側を向きながら歯肉と歯側部を擦
り、毛先が歯の咬合部側から歯根側に向かって動くとき
も毛先は咬合部側を向きながら歯側部と歯肉を擦る傾斜
角度をもって植設してある。従って、各毛先端を咬合部
と歯頸部に当接させ、毛を反復運動させた場合、折曲部
側に向けての運動においては毛の擦る力が強く、反対側
へ向けては擦る力が弱い。これにより、歯側部、歯頸部
に付着していた食滓や歯垢、歯石は、毛によりブラシ台
の内面側の交会部に自然に摺り寄せられ、効率的に除去
される。 (b)歯ブラシの毛の植設方向は、それぞれ他のブラシ
植設面に向かう方向であって、しかも毛を歯の側面に当
接させた状態で毛先が歯根側から咬合部側に向かって動
くときは毛先が咬合部側を向きながら歯肉と歯側部を擦
り、毛先が歯の咬合部側から歯根側に向かって動くとき
も毛先は咬合部側を向きながら歯側部と歯肉を擦る傾斜
角度をもって植設してある。従って、歯頸部をブラッシ
ングしても、歯肉部が剥離することを防止でき、従来の
ように歯頸部等に付着した食滓や歯垢等が歯部と歯肉部
との間に押込まれて歯周疾患の原因となる心配もない。 (c)電動歯ブラシによれば、歯ブラシを手操作する場
合と比較して、毛を高速で反復運動できるので、より効
率的なブラッシングができる。 (d)調整手段を備えたものにあっては、調整手段によ
り調整可能な毛を歯の咬合部に当接させ、他方の毛が歯
側部と歯肉との境界部(歯頸部)に確実に当接するよう
に、毛の突出幅を調整することができる。これにより、
歯肉から出た部分の歯の長さの個人的な違いにも的確に
対応でき、使用者にあった、より効果的なブラッシング
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる歯ブラシの一実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】毛の構造および作用を示す説明図である。
【図3】毛の先部の拡大説明図である。
【図4】本発明にかかる電動歯ブラシの一実施例を示す
分解斜視図である。
【図5】本発明にかかる歯ブラシの他の実施例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A1、A3 歯ブラシ 1 把持柄 10 係合体 2 ブラシ台 20 係合孔 21 垂直片 22 水平片 24 ガイド孔 25 調整螺子 3、3a 毛 30 ブラシ台 A2 電動歯ブラシ 1a 柄部 5 把持基体 51 モータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯肉等の口腔内の軟組織を傷つけること
    なく、歯肉の突端と歯頸部との剥離を防止すると共に、
    歯石等を効率良く歯頸部より確実に除去し、歯の健康を
    生理的に維持することができる歯ブラシであって、この
    歯ブラシは、 把持柄と、 この把持柄の先部に設けてあり、歯の咬合面に対向して
    第1ブラシ植設面が設けられた第1片と、歯の外面また
    は内面に対向して第2ブラシ植設面が設けられた第2片
    を有する断面L形状のブラシ台と、 前記第1及び第2ブラシ植設面に植設してある毛と、前記第2ブラシ植設面の毛が歯と歯肉との接合部に当た
    るように、前記第1ブラシ植設面の毛の前記第1片内面
    からの突出量を変えるための調整手段と、 を備え、 上記毛の植設方向は、それぞれ他のブラシ植設面に向か
    う方向であって、しかも毛を歯の内面または外面に当て
    た状態で毛先が歯根側から咬合側に向かって動くとき
    は毛先が咬合側を向きながら歯肉と歯の内面または外
    を擦り、毛先が歯の咬合側から歯根側に向かって動
    くときも毛先は咬合側を向きながら歯の内面または外
    と歯肉を擦る傾斜角度をもって植設してあり、前記第1ブラシ植設面の毛を歯の咬合面に、前記第2ブ
    ラシ植設面の毛を歯の内面または外面に強く或は弱く押
    しつけた状態で、前記ブラシ部を歯軸方向(歯根から咬
    合面に向かう方向)に反復運動させて用いる 歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 歯肉等の口腔内の軟組織を傷つけること
    なく、歯肉の突端と歯頸部との剥離を防止すると共に、
    歯石等を歯頸部より確実に除去し、歯の健康を生理的に
    維持することができる電動の歯ブラシであって、この歯
    ブラシは、 把持基体と、 この把持基体に設けられ、上記把持基体に内臓された電
    動駆動手段によって歯軸方向(歯根から咬合に向かう
    方向)に反復運動する柄部と、 この柄部の先部に設けてあり、歯の咬合面に対向して第
    1ブラシ植設面が設け られた第1片と、歯の外面または
    内面に対向して第2ブラシ植設面が設けられた第2片と
    を有する断面L形状のブラシ台と、 前記第1及び第2ブラシ植設面に植設してある毛と、前記第2ブラシ植設面の毛が歯と歯肉との接合部に当た
    るように、前記第1ブラシ植設面の毛の前記第1片内面
    からの突出量を変えるための調整手段と、 を備え、 上記毛の植設方向は、それぞれ他のブラシ植設面に向か
    う方向であって、しかも毛を歯の内面または外面に当て
    た状態で毛先が歯根側から咬合側に向かって動くとき
    は毛先が咬合側を向きながら歯肉と歯の内面または外
    を擦り、毛先か歯の咬合側から歯根側に向かって動
    くときも毛先は咬合側を向きながら歯の内面または外
    と歯肉を擦る傾斜角度をもって植設してあり、前記第1ブラシ植設面の毛を歯の咬合面に、前記第2ブ
    ラシ植設面の毛を歯の内面または外面に強く或は弱く押
    しつけた状態で、前記ブラシ部を歯軸方向に反復運動さ
    せて用いる、 歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記ブラシ台の前記第
    1片の内面側に形成されたガイド溝と、該ガイド溝に収
    容され、前記第1ブラシ植設面を有するブラシ台と、該
    ブラシ台を前記ガイド溝からの出入り移動可能に前記第
    1片に支持する支持部材と、からなる、請求項1または
    2記載の歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記把持柄を前記ブラシ台の軸方向いず
    れの端部にも装着可能にする装着手段を備えたことを特
    徴とする、請求項1または2記載の歯ブラシ。
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