JP2530130Y2 - 空液圧倍力装置 - Google Patents

空液圧倍力装置

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JP2530130Y2
JP2530130Y2 JP4794291U JP4794291U JP2530130Y2 JP 2530130 Y2 JP2530130 Y2 JP 2530130Y2 JP 4794291 U JP4794291 U JP 4794291U JP 4794291 U JP4794291 U JP 4794291U JP 2530130 Y2 JP2530130 Y2 JP 2530130Y2
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JP
Japan
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hydraulic
piston
power
cylinder unit
pneumatic
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JP4794291U
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JPH04131568U (ja
Inventor
啓介 森本
邦弘 浜野
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自動車機器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車両のクラ
ッチ系統やブレーキ系統に使用される空液圧倍力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空液圧倍力装置として
は、例えば図4に示すものがある。同図によれば、この
空液圧倍力装置1は、空圧を液圧に変換するため空圧系
のパワーシリンダ部2と液圧系の液圧シリンダ部3とか
ら成る。
【0003】このパワーシリンダ部2は、空圧シリンダ
4内に往復動可能に挿入されたパワーピストン5の動き
を、そのピストンロッド6を介して、液圧シリンダ部3
の液圧シリンダ7内に往復動可能に挿入された液圧ピス
トン8に伝達する。
【0004】前記パワーピストン5は空圧シリンダ4の
圧力室9に圧縮空気が導入されると矢印a方向に往動
し、この圧縮空気が排出されると、大気室10に配設さ
れた戻しばね11の付勢力により、矢印b方向に復動す
る。
【0005】また、前記液圧シリンダ7と液圧ピストン
8とで形成された液室12には、常時、リザーバ13に
より液(通常は油液)が供給されており、前記パワーピ
ストン5に連動する液圧ピストン8により液圧(通常は
油圧)を発生、出力する。
【0006】ところで、前記パワーピストン5の往動時
のストロークを検知するためのストローク検知機構20
はロッド21、戻しばね22、ばね保持部23およびリ
ミットスイッチ24から成る。この検知機構20は図示
のように、パワーピストン5の往動と共に、ロッド21
は戻しばね22の付勢力に抗して押動され、パワーピス
トン5の所定ストロークに対応する位置に設けられた凹
部21aに、前記スイッチ24の操作端24aを係合さ
せて該スイッチ24を作動させ、前記ストロークを検知
している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
トローク検知機構20がパワーシリンダ部2より大きく
突出しているため、例えば自動車両に搭載するに際し、
取付空間や取付部材などが大きく制限されると共に高原
価になるという問題点があった。
【0008】本考案はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記課題を解消し、ストローク検知機構が単
純、小形で、かつ低原価な空液圧倍力装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案の構成は、空圧を液圧に変換するためのパワー
シリンダ部と液圧シリンダ部からなり、該パワーシリン
ダ部と液圧シリンダ部のそれぞれの内部に往復動可能に
配設されたパワーピストンと液圧ピストンとを、相互に
ピストンロッドで連結し、前記パワーシリンダ部に入力
される空圧を、前記液圧シリンダ部から液圧として出力
する空液圧倍力装置において、前記液圧シリンダ部のシ
リンダの材質を非磁性材、液圧ピストンのそれを磁性材
にすると共に、前記シリンダの所定個所に磁気感知形近
接スイッチ手段を配設し、該スイッチ手段により前記液
圧ピストンを検知して、前記パワーピストンのストロー
クを検知することを特徴とする。
【0010】
【作 用】本考案は以上説明したように構成されている
ので、磁気感知形近接スイッチ手段により前記液圧ピス
トンの位置を検知できる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1および図2は、本考案
の空液圧倍力装置の一実施例を示し、図1は該装置の断
面図、図2は図1のA部拡大図で磁気感知形センサの取
付図である。図1において、図4と同一部材には同一符
号を付して説明を省略する。
【0012】同図において、パワーシリンダ部2のパワ
ーピストン5の動きを、そのピストンロッド6を介し
て、液圧シリンダ部30の非磁性材、例えば軽量のアル
ミ系材からなる液圧シリンダ31内に往復動可能に配設
された磁性材、例えば鉄系材からなる液圧ピストン32
に伝達する。
【0013】前記液圧シリンダ31には、前記パワーピ
ストン5の所定のストロークに対応する位置に磁気感知
形センサ33が螺着されており、この検知信号は接続さ
れたコントローラ34を介して、外部にONまたOFF
信号を出力すると共に、表示灯35にて前記パワーピス
トン5のストロークを表示する。
【0014】この磁気感知形センサ33は、磁電変換素
子34、非磁性体35および永久磁石36とから成り、
これを合成樹脂にて一体成形し、前記液圧シリンダ31
の所定位置に穿設された貫通しないねじ穴31aに螺着
されている。
【0015】前記センサ33の磁電変換素子34は、磁
性材からなる前記液圧ピストン32が接近するに伴っ
て、ホール効果によりその出力電圧が高くなり、この出
力電圧を検知信号としてリード線37を介してコントロ
ーラ34に送出し、液圧ピストン32の位置を検知して
いる。
【0016】図3は、本考案の他の実施例で、図2の磁
気センサ33に代わる磁気感知形近接スイッチの断面図
である。この磁気感知形近接スイッチ40は、固定接点
部41と、可動接点42が固着された磁性材または磁石
からなる可動部43と、戻しばね44とから成り、これ
を合成樹脂にて一体成形し、前記液圧シリンダ31の所
定位置に設けられた貫通しないねじ穴31aに螺着され
ている。
【0017】他方、前記液圧ピストン32の摺動側面に
永久磁石45を配設しておき、該液圧ピストン32の接
近に伴って、近接スイッチ40の可動部43を戻しばね
44の付勢力に抗して吸引方向に作動させて、該可動接
点42を固定接点部41側に接触させて、接点閉を、リ
ード線46を介して出力し、液圧ピストン32の位置を
検知している。
【0018】なお、従来のストローク検知機構20をな
くすと共に、前記液圧シリンダ部30の液圧シリンダ3
1はアルミ系材などの軽量が非磁性材を使用するため、
この空液圧倍力装置は軽量化につながる利点がある。
【0019】なお、本考案の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を有する他
の態様の手段によってもよく、また本考案の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案の
空液圧倍力装置によれば、液圧シリンダ部のシリンダの
材質を非磁性材、液圧ピストンのそれを磁性材にすると
共に、前記シリンダの所定個所に磁気感知形近接スイッ
チ手段を配設して、液圧ピストンを介して、パワーシリ
ンダ部のパワーピストンのストロークを検知するように
したので、使用される部品点数が可成り少なくなり、ス
トローク検知機構全体が単純化されると共に小形化さ
れ、かつ低原価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空液圧倍力装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】図1のA部を拡大した磁気感知形センサの断面
図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す磁気感知形近接スイ
ッチの断面図で、図2に対応する図である。
【図4】従来の空液圧倍力装置の断面図である。
【符号の説明】
2 パワーシリンダ部 5 パワーピストン 30 液圧シリンダ部 31 液圧シリンダ 32 液圧ピストン 33 磁気感知形センサ 34 コントローラ 40 磁気感知形近接スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空圧を液圧に変換するためのパワーシリ
    ンダ部と液圧シリンダ部からなり、該パワーシリンダ部
    と液圧シリンダ部のそれぞれの内部に往復動可能に配設
    されたパワーピストンと液圧ピストンとを、相互にピス
    トンロッドで連結し、前記パワーシリンダ部に入力され
    る空圧を、前記液圧シリンダ部から液圧として出力する
    装置において、前記液圧シリンダ部のシリンダの材質を
    非磁性材、液圧ピストンのそれを磁性材にすると共に、
    前記シリンダの所定個所に磁気感知形近接スイッチ手段
    を配設し、該スイッチ手段により前記液圧ピストンを検
    知して、前記パワーピストンのストロークを検知するこ
    とを特徴とする空液圧倍力装置。
JP4794291U 1991-05-28 1991-05-28 空液圧倍力装置 Expired - Lifetime JP2530130Y2 (ja)

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JP4794291U JP2530130Y2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 空液圧倍力装置

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JP4794291U JP2530130Y2 (ja) 1991-05-28 1991-05-28 空液圧倍力装置

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Publication Number Publication Date
JPH04131568U JPH04131568U (ja) 1992-12-03
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ID=31926779

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