JP2529505Y2 - 多軸攪拌セルホルダー - Google Patents
多軸攪拌セルホルダーInfo
- Publication number
- JP2529505Y2 JP2529505Y2 JP1990013991U JP1399190U JP2529505Y2 JP 2529505 Y2 JP2529505 Y2 JP 2529505Y2 JP 1990013991 U JP1990013991 U JP 1990013991U JP 1399190 U JP1399190 U JP 1399190U JP 2529505 Y2 JP2529505 Y2 JP 2529505Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- cell holder
- magnetic stirrer
- pedestal
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
本考案は、永久磁石によって形成される回転子であっ
て液体を収容して撹拌するに用いる任意の小型の容器
(本明細書において「セル」という。)の複数に撹拌さ
れるべき液体と共に各一個ずつ投入されたものを、単一
の回転磁石のみを有する一台のマグネティックスターラ
ー上で同時に正確に同速度で回転させることによって前
記複数のセルに収容された各々の液体を同時に正確に同
速度で撹拌をするための、セルの保持装置に関する。本
考案は更に詳しくは、化学、生物学、医学、薬学等の実
験操作等において、多数のセルの各々に収容された液体
を同時にかつ正確に同じ効率で撹拌することを要する場
合のために、一の回転磁石のみを有する1台のマグネテ
ィックスターラーで多数のセル中の液体を同時に、かつ
回転速度の遅速に拘らず円滑かつ正確に同速度で、撹拌
することを可能にするセルの保持装置(セルホルダー)
に関するものである。
て液体を収容して撹拌するに用いる任意の小型の容器
(本明細書において「セル」という。)の複数に撹拌さ
れるべき液体と共に各一個ずつ投入されたものを、単一
の回転磁石のみを有する一台のマグネティックスターラ
ー上で同時に正確に同速度で回転させることによって前
記複数のセルに収容された各々の液体を同時に正確に同
速度で撹拌をするための、セルの保持装置に関する。本
考案は更に詳しくは、化学、生物学、医学、薬学等の実
験操作等において、多数のセルの各々に収容された液体
を同時にかつ正確に同じ効率で撹拌することを要する場
合のために、一の回転磁石のみを有する1台のマグネテ
ィックスターラーで多数のセル中の液体を同時に、かつ
回転速度の遅速に拘らず円滑かつ正確に同速度で、撹拌
することを可能にするセルの保持装置(セルホルダー)
に関するものである。
化学、生物学、医学、薬学等の実験等においては、比
較データを得る等のために多数の容器に収容した少量の
液体の各々を同時平行して撹拌する操作を伴う場合があ
るが、その様な場合、実験条件の均一化の要請から、全
ての液体について同時にかつ平等な同じ効率で撹拌する
ことを必要とする。例えば、医薬品の各種の固形の徐放
性製剤製剤からの薬物の放出速度を測定するために、製
剤を溶解液に浸漬し適切な撹拌を行なって溶解液への薬
物の放出量を経時的に測定する場合があり、また薬物の
皮膚等の透過性を測定するために行なわれる方法とし
て、採取した皮膚等を上部開口部に張りその内面をセル
内に満たされた適当な生理的溶液に接触させて、該皮膚
等の外面に塗布等した薬物が該皮膚を透過して溶液側に
移行する速度を測定する方法が行なわれている他、種々
の組織に対する薬物等の影響を測定する場合にもそれら
組織について溶液への浸漬、培養その他が行なわれる。
このような操作においては比較のため又は実験条件を均
一にして精度の高い結果を得るために、複数の試料を用
いて同時に操作を行なうことがしばしば非常に重要であ
り、そのため複数の試料に対し同時平行的に採取、培養
その他の操作が行なわれることがある。通常これらの操
作においては培養液の撹拌を必須とするが、その場合、
セル内の溶液中に堅牢な樹脂で被覆した永久磁石の小片
(本明細書において「回転子」という。)を投入してお
き、鉛直な軸を中心として電力によって回転する磁石を
本体上面直下に備えた撹拌装置(本明細書において「マ
グネティックスターラー」という。)の上にセルを設置
してセル中の回転子を回転させることにより液体を持続
的に撹拌する方法が一般に行なわれている。マグネティ
ックスターラーを用いて撹拌を行なうためには、回転子
がマグネティックスターラーの回転軸心の真上に位置す
るように容器を置くことが望ましく、軸心から余り離れ
た位置に置いた場合には回転子に作用する磁力が弱る等
により、回転子の円滑な回転が特に低速回転時において
妨げられて、単なる振動又は脈動的な回転となり、また
中速度以上の回転時にも往々にしてマグネティックスタ
ーラーの回転速度に追いつかず回転子の回転が停止して
しまう場合があるために、通常1個の容器について1台
のマグネティックスターラーを使用して撹拌を行なうこ
とが行なわれている。
較データを得る等のために多数の容器に収容した少量の
液体の各々を同時平行して撹拌する操作を伴う場合があ
るが、その様な場合、実験条件の均一化の要請から、全
ての液体について同時にかつ平等な同じ効率で撹拌する
ことを必要とする。例えば、医薬品の各種の固形の徐放
性製剤製剤からの薬物の放出速度を測定するために、製
剤を溶解液に浸漬し適切な撹拌を行なって溶解液への薬
物の放出量を経時的に測定する場合があり、また薬物の
皮膚等の透過性を測定するために行なわれる方法とし
て、採取した皮膚等を上部開口部に張りその内面をセル
内に満たされた適当な生理的溶液に接触させて、該皮膚
等の外面に塗布等した薬物が該皮膚を透過して溶液側に
移行する速度を測定する方法が行なわれている他、種々
の組織に対する薬物等の影響を測定する場合にもそれら
組織について溶液への浸漬、培養その他が行なわれる。
このような操作においては比較のため又は実験条件を均
一にして精度の高い結果を得るために、複数の試料を用
いて同時に操作を行なうことがしばしば非常に重要であ
り、そのため複数の試料に対し同時平行的に採取、培養
その他の操作が行なわれることがある。通常これらの操
作においては培養液の撹拌を必須とするが、その場合、
セル内の溶液中に堅牢な樹脂で被覆した永久磁石の小片
(本明細書において「回転子」という。)を投入してお
き、鉛直な軸を中心として電力によって回転する磁石を
本体上面直下に備えた撹拌装置(本明細書において「マ
グネティックスターラー」という。)の上にセルを設置
してセル中の回転子を回転させることにより液体を持続
的に撹拌する方法が一般に行なわれている。マグネティ
ックスターラーを用いて撹拌を行なうためには、回転子
がマグネティックスターラーの回転軸心の真上に位置す
るように容器を置くことが望ましく、軸心から余り離れ
た位置に置いた場合には回転子に作用する磁力が弱る等
により、回転子の円滑な回転が特に低速回転時において
妨げられて、単なる振動又は脈動的な回転となり、また
中速度以上の回転時にも往々にしてマグネティックスタ
ーラーの回転速度に追いつかず回転子の回転が停止して
しまう場合があるために、通常1個の容器について1台
のマグネティックスターラーを使用して撹拌を行なうこ
とが行なわれている。
既に述べた通り、複数の試料について複数のセル中の
溶液を同時平行的に撹拌することを必要とする場合があ
り、その様な場合、全てのセルで円滑な撹拌を得るため
には、セルの数と同数のマグネティックスターラーの回
転軸心数が必要であり、従って、この目的のためには単
一の回転磁石のみを有するマグネティックスターラーを
セルの個数と同数個用いるか、複数の回転軸心を有する
マグネティックスターラーを必要台数用いるか、あるい
は両者を組み合わせて用い、且つ、全てのマグネティッ
クスターラーの回転磁石の回転数を一致させてセル中の
回転子の回転数を相互に完全に一致させることにより、
全てのセルについて撹拌効率を正確な平等にしなければ
ならない。しかしながら個々のマグネティックスターラ
ーの回転数が正確に一致しているか否かの判別および一
致させるための回転数の微調整は極めて困難であった。
また、多数のスターラーを使用することはコスト及びス
ペースの点でも不適当であった。
溶液を同時平行的に撹拌することを必要とする場合があ
り、その様な場合、全てのセルで円滑な撹拌を得るため
には、セルの数と同数のマグネティックスターラーの回
転軸心数が必要であり、従って、この目的のためには単
一の回転磁石のみを有するマグネティックスターラーを
セルの個数と同数個用いるか、複数の回転軸心を有する
マグネティックスターラーを必要台数用いるか、あるい
は両者を組み合わせて用い、且つ、全てのマグネティッ
クスターラーの回転磁石の回転数を一致させてセル中の
回転子の回転数を相互に完全に一致させることにより、
全てのセルについて撹拌効率を正確な平等にしなければ
ならない。しかしながら個々のマグネティックスターラ
ーの回転数が正確に一致しているか否かの判別および一
致させるための回転数の微調整は極めて困難であった。
また、多数のスターラーを使用することはコスト及びス
ペースの点でも不適当であった。
本願考案者は、上記の点を解決するため、実験室等に
おいて広く普及している、単一の回転磁石軸のみを有す
る手軽なマグネティックスターラーによって複数個のセ
ルを同時に円滑、確実かつ正確に同一の速度で回転させ
て各セル間に平等な撹拌状態を得る方法を求めて種々検
討を加えた。その結果、本考案者は(1)マグネティッ
クスターラーの回転磁石の回転軸心を中心とする円の周
上にセルをほぼ等間隔に配列し且つセル底に置かれた回
転子がマグネティックスターラーの上面から1cm乃至5cm
上方に位置するようにセルの高さを調節して固定する
か、(2)マグネティックスターラーの回転軸心を中心
として円周状にほぼ等間隔にセルを配列し且つ配列した
一群のセルの底部を水平方向外側から取り囲む位置に、
磁性体で形成した、前記円より大きい円形若しくは多角
形のリングを又は類似の形状を構成するように配列した
湾曲した若しくは真直な棒状の磁性体を配置するか、あ
るいは、(3)マグネティックスターラーの上に回転軸
心を中心として円周状等間隔にセルを配列し且つ隣接す
る各々のセル底部の中間の位置にて前記円周を法線方向
に横断するように、磁性体で形成した棒状の若しくは立
てた板状の仕切りを配置することにより、各々のセル中
の回転子を回転速度の如何によらず円滑、確実に回転さ
せることができることを発見し、更に検討を加えて本考
案を完成した。 すなわち本願考案は、セルを固定するための複数の固
定部を有する保持部、該保持部を支持する脚部及び脚部
を支持する非磁性体で形成された台座を有し、且つ、
(1)セルを保持する高さを調節するために前記保持部
がその高さの調節をなし得る適宜な手段を以て脚に装着
されているか、(2)円周状に配置されたセルの下部を
取り囲む形態となる様に、台座周縁部に磁性体で形成し
た円形若しくは多角形のリング又は同様な形態に配列し
た複数の棒状の磁性体を装着するか又は、(3)隣合う
各セルの下部間を仕切る短棒状又は縦板状の磁性体を装
着したことを特徴とする、複数のセルを1個の回転磁石
のみを有するマグネティックスターラーにて同時に円
滑、確実かつ相互に正確に同一の速度で平等に撹拌する
ことのできる多軸撹拌セルホルダーである。 本願多軸撹拌セルホルダーの固定部には、例えばバネ
の反発力若しくはネジによる軸力を利用いて挟むクリッ
プ状の構造物等が用いられ得るが、これに限定されるも
のではなく、セルを固定する機能を有する限り如何なる
装置又は方法を用てもよい。固定部の数としては実際の
操作の便宜上4個乃至12個が適当である。また本願多軸
撹拌セルホルダーの保持部をその高さを調節し得る様に
脚部に装着するに際し、例えば保持部に脚部を貫通させ
て、両者をネジ若しくはツメ等で止める等の方法が用い
られ得るが、これに限定されるものではなく、その装着
には、高さを調節することができる限り如何なる装置又
は方法によってもよい。更に本願多軸撹拌セルホルダー
に使用するリング状乃至棒状の磁性体は、マグネティッ
クスターラーの回転磁石による磁界の周期的変化に対応
して磁気を帯びまた失う性質を有する素材であれば如何
なるものであってもよい。なお本願多軸撹拌セルホルダ
ーの脚部は、これを台座中央に設ける場合においては、
非磁性体で形成したものであることが望ましい。
おいて広く普及している、単一の回転磁石軸のみを有す
る手軽なマグネティックスターラーによって複数個のセ
ルを同時に円滑、確実かつ正確に同一の速度で回転させ
て各セル間に平等な撹拌状態を得る方法を求めて種々検
討を加えた。その結果、本考案者は(1)マグネティッ
クスターラーの回転磁石の回転軸心を中心とする円の周
上にセルをほぼ等間隔に配列し且つセル底に置かれた回
転子がマグネティックスターラーの上面から1cm乃至5cm
上方に位置するようにセルの高さを調節して固定する
か、(2)マグネティックスターラーの回転軸心を中心
として円周状にほぼ等間隔にセルを配列し且つ配列した
一群のセルの底部を水平方向外側から取り囲む位置に、
磁性体で形成した、前記円より大きい円形若しくは多角
形のリングを又は類似の形状を構成するように配列した
湾曲した若しくは真直な棒状の磁性体を配置するか、あ
るいは、(3)マグネティックスターラーの上に回転軸
心を中心として円周状等間隔にセルを配列し且つ隣接す
る各々のセル底部の中間の位置にて前記円周を法線方向
に横断するように、磁性体で形成した棒状の若しくは立
てた板状の仕切りを配置することにより、各々のセル中
の回転子を回転速度の如何によらず円滑、確実に回転さ
せることができることを発見し、更に検討を加えて本考
案を完成した。 すなわち本願考案は、セルを固定するための複数の固
定部を有する保持部、該保持部を支持する脚部及び脚部
を支持する非磁性体で形成された台座を有し、且つ、
(1)セルを保持する高さを調節するために前記保持部
がその高さの調節をなし得る適宜な手段を以て脚に装着
されているか、(2)円周状に配置されたセルの下部を
取り囲む形態となる様に、台座周縁部に磁性体で形成し
た円形若しくは多角形のリング又は同様な形態に配列し
た複数の棒状の磁性体を装着するか又は、(3)隣合う
各セルの下部間を仕切る短棒状又は縦板状の磁性体を装
着したことを特徴とする、複数のセルを1個の回転磁石
のみを有するマグネティックスターラーにて同時に円
滑、確実かつ相互に正確に同一の速度で平等に撹拌する
ことのできる多軸撹拌セルホルダーである。 本願多軸撹拌セルホルダーの固定部には、例えばバネ
の反発力若しくはネジによる軸力を利用いて挟むクリッ
プ状の構造物等が用いられ得るが、これに限定されるも
のではなく、セルを固定する機能を有する限り如何なる
装置又は方法を用てもよい。固定部の数としては実際の
操作の便宜上4個乃至12個が適当である。また本願多軸
撹拌セルホルダーの保持部をその高さを調節し得る様に
脚部に装着するに際し、例えば保持部に脚部を貫通させ
て、両者をネジ若しくはツメ等で止める等の方法が用い
られ得るが、これに限定されるものではなく、その装着
には、高さを調節することができる限り如何なる装置又
は方法によってもよい。更に本願多軸撹拌セルホルダー
に使用するリング状乃至棒状の磁性体は、マグネティッ
クスターラーの回転磁石による磁界の周期的変化に対応
して磁気を帯びまた失う性質を有する素材であれば如何
なるものであってもよい。なお本願多軸撹拌セルホルダ
ーの脚部は、これを台座中央に設ける場合においては、
非磁性体で形成したものであることが望ましい。
すでに述べた通り、本考案の多軸撹拌セルホルダーに
よれば、複数のセル内の液体をただ1台の普及型マグネ
ティックスターラーによって同時に円滑、確実かつ相互
に同一の速度で回転させて正確に平等の撹拌ができるの
で、実験条件を均一にし、種々の実験において実験結果
の信頼性を高めることができる。
よれば、複数のセル内の液体をただ1台の普及型マグネ
ティックスターラーによって同時に円滑、確実かつ相互
に同一の速度で回転させて正確に平等の撹拌ができるの
で、実験条件を均一にし、種々の実験において実験結果
の信頼性を高めることができる。
以下に本願考案の実施例を示す。第1図はセル1個を
固定してマグネティックスターラー上に載せた状態にお
ける第1実施例を示す斜視図であり、第2図はその固定
部を拡大して示す一部を欠いた斜視図である第1図にお
いて1は固定部であってセル2を固定しうる構造を有し
ており、保持部3に等間隔で円周状に8個配列して設け
られている。4は回転子であって前記セルに投入されて
いる。5は止めネジであって前記保持部をこれを貫通す
る非磁性体材料で形成された脚部6に固定しており、該
止めネジを緩めることによって前記保持部を前記脚部に
沿って滑動させて任意の高さに調節することはできる。
7は非磁性体材料で形成された台座であり、その中央部
にて前記脚部の下端を固定して支持している。8は前記
台座の周縁にリング状に装着された、磁性体材料で形成
された湾曲棒である。9は固定部1の構成要素であるセ
ル押え具であって、該固定部の対向する内面に各々設け
られた鋸歯状の切り込みを有する一対の溝10の間に懸け
渡されている。11はシリコンゴムで形成した緩衝板であ
り固定部の内面に装着されている。12はマグネティック
スターラーである。 固定部1の一部を欠いた拡大図である第2図におい
て、10は固定部1の内面に設けられた鋸歯状の切込みを
有する溝であり、押え具9を貫通して両端に突出した剛
体で形成した二本の軸13の端を、前記溝の切込みの適宜
の箇所にくいこませることによって、前記押え具を適宜
な位置に固定することができ、これにより様々な太さの
セルを押さえて固定することができる。11はシリコンゴ
ムで形成した緩衝板である。 第1実施例は上記のような構造であるので、一度に最
大8本までのセルを固定して同時に撹拌することができ
る。この場合セル2の底部は台座7に接触させてもよく
離してもよい。 第3図は第2実施例の台座部分を示す斜視図であり、
図において73は台座、83は該台座に設けられた、磁性体
で形成された縦板状の仕切りである。本図に記載されて
いる部分以外の構成は第1実施例と同一である。また第
2実施例の作用及び効果は第1実施例と同等である。
固定してマグネティックスターラー上に載せた状態にお
ける第1実施例を示す斜視図であり、第2図はその固定
部を拡大して示す一部を欠いた斜視図である第1図にお
いて1は固定部であってセル2を固定しうる構造を有し
ており、保持部3に等間隔で円周状に8個配列して設け
られている。4は回転子であって前記セルに投入されて
いる。5は止めネジであって前記保持部をこれを貫通す
る非磁性体材料で形成された脚部6に固定しており、該
止めネジを緩めることによって前記保持部を前記脚部に
沿って滑動させて任意の高さに調節することはできる。
7は非磁性体材料で形成された台座であり、その中央部
にて前記脚部の下端を固定して支持している。8は前記
台座の周縁にリング状に装着された、磁性体材料で形成
された湾曲棒である。9は固定部1の構成要素であるセ
ル押え具であって、該固定部の対向する内面に各々設け
られた鋸歯状の切り込みを有する一対の溝10の間に懸け
渡されている。11はシリコンゴムで形成した緩衝板であ
り固定部の内面に装着されている。12はマグネティック
スターラーである。 固定部1の一部を欠いた拡大図である第2図におい
て、10は固定部1の内面に設けられた鋸歯状の切込みを
有する溝であり、押え具9を貫通して両端に突出した剛
体で形成した二本の軸13の端を、前記溝の切込みの適宜
の箇所にくいこませることによって、前記押え具を適宜
な位置に固定することができ、これにより様々な太さの
セルを押さえて固定することができる。11はシリコンゴ
ムで形成した緩衝板である。 第1実施例は上記のような構造であるので、一度に最
大8本までのセルを固定して同時に撹拌することができ
る。この場合セル2の底部は台座7に接触させてもよく
離してもよい。 第3図は第2実施例の台座部分を示す斜視図であり、
図において73は台座、83は該台座に設けられた、磁性体
で形成された縦板状の仕切りである。本図に記載されて
いる部分以外の構成は第1実施例と同一である。また第
2実施例の作用及び効果は第1実施例と同等である。
本考案によれば、多数のセルを1台のマグネティック
スターラーを用いて極めて容易に同時、円滑、確実かつ
互いに正確に同一の速度で撹拌することができ、実験条
件の均一化に有効であるのみならず、スターラーの数も
多数を要しないためコストが低く且つ小さなスペースで
効率的な操作を行なうことが可能となる。
スターラーを用いて極めて容易に同時、円滑、確実かつ
互いに正確に同一の速度で撹拌することができ、実験条
件の均一化に有効であるのみならず、スターラーの数も
多数を要しないためコストが低く且つ小さなスペースで
効率的な操作を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】 図面は本願考案に係る多軸撹拌セルホルダーの実施例を
示し、第1図はマグネティックスターラーに載せた状態
における第1実施例の斜視図であり、第2図は第1実施
例の固定部を拡大して示す一部を欠いた傾斜図である。
第3図は第2実施例の台座部分を示す斜視図である。 1……固定部 2……セル 3……保持部 4……回転子 5……止めネジ 6……脚部 7、73……台座 8、83……磁性体湾曲棒 9……セル押え具 10……溝 11……緩衝板 12……マグネティックスターラー 13……軸
示し、第1図はマグネティックスターラーに載せた状態
における第1実施例の斜視図であり、第2図は第1実施
例の固定部を拡大して示す一部を欠いた傾斜図である。
第3図は第2実施例の台座部分を示す斜視図である。 1……固定部 2……セル 3……保持部 4……回転子 5……止めネジ 6……脚部 7、73……台座 8、83……磁性体湾曲棒 9……セル押え具 10……溝 11……緩衝板 12……マグネティックスターラー 13……軸
Claims (3)
- 【請求項1】撹拌すべき液体と回転子とを収容したセル
をマグネティックスターラー上に保持するために用いる
セルホルダーであって、前記マグネティックスターラー
の上方でその回転軸心を中心として円周状に複数のセル
を固定するための複数の固定部を有する保持部、該保持
部をその高さを調節し得る適宜な手段にて装着支持する
1乃至2以上の脚部、及び該脚部の下端に固定されてこ
れを安定に支持する非磁性体材料で形成された台座、か
らなり且つ前記固定部の各々が、該容器を少なくとも部
分的に包囲する内面と、該固定部の対向する内面に各々
設けられた鋸歯状の切り込みを有する一対の溝と、該一
対の溝の間に懸け渡されたセル押え具であって該セル押
え具を貫通して両端に突出した二本の軸の端をそれぞれ
該溝の該切り込みに食い込ませることにより所望位置に
固定して該固定部の内面との間で容器を挟んで固定する
ことのできるセル押え具を含むことを特徴とする多軸撹
拌セルホルダー。 - 【請求項2】撹拌すべき液体と回転子とを収容したセル
をマグネティックスターラー上に保持するために用いる
セルホルダーであって、前記マグネティックスターラー
の上方でその回転軸心を中心として円周状に複数のセル
を固定するための複数の適宜な形態の固定部を有する保
持部、該保持部を支える1乃至2以上の脚部、該脚部の
下端に固定されてこれを安定に支持し前記円周より大な
る径の円形又は多角形の周縁を有してなる非磁性体材料
で形成された台座、及び該台座の周縁に沿って磁性体材
料で形成された円形若しくは多角形のリング又は該台座
の周縁に沿ってリング状に配列装着した棒状の磁性体、
よりなることを特徴とする多軸撹拌セルホルダー。 - 【請求項3】撹拌すべき液体と回転子とを収容したセル
をマグネティックスターラー上に保持するために用いる
セルホルダーであって、前記マグネティックスターラー
の上方でその回転軸心を中心として円周状に複数のセル
を固定するための複数の適宜な形態の固定部を有する保
持部、該保持部を支える1乃至2以上の脚部、該脚部の
下端に固定されてこれを安定に支持し前記円周より大な
る径の円形又は多角形の周縁を有してなる非磁性体材料
で形成された台座、及び各々隣り合った前記固定部の中
間に対応する位置で前記円周の法線方向に向けて前記台
座上に配列装着した短棒状又は縦板状の磁性体で形成さ
れた仕切り、よりなることを特徴とする多軸撹拌セルホ
ルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990013991U JP2529505Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 多軸攪拌セルホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990013991U JP2529505Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 多軸攪拌セルホルダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03105925U JPH03105925U (ja) | 1991-11-01 |
JP2529505Y2 true JP2529505Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31517374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990013991U Expired - Lifetime JP2529505Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 多軸攪拌セルホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529505Y2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100265791A1 (en) * | 2007-11-05 | 2010-10-21 | Thinky Corporation | Mixing and degassing apparatus |
KR101307987B1 (ko) * | 2012-12-13 | 2013-09-12 | 서범수 | 자유로운 겉감 선택이 가능한 다운쟈켓 |
KR101665252B1 (ko) * | 2015-06-02 | 2016-10-11 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 지그재그 형상으로 봉제된 다운 의류의 제조방법 |
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