JP2523804Y2 - 吸引搬送装置 - Google Patents
吸引搬送装置Info
- Publication number
- JP2523804Y2 JP2523804Y2 JP40672390U JP40672390U JP2523804Y2 JP 2523804 Y2 JP2523804 Y2 JP 2523804Y2 JP 40672390 U JP40672390 U JP 40672390U JP 40672390 U JP40672390 U JP 40672390U JP 2523804 Y2 JP2523804 Y2 JP 2523804Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- discharge
- force
- blower
- case
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、籾殻などの被搬送物を
大量に吸引し、これを風力により遠方まで搬送しうる吸
引搬送装置の改善に関する。
大量に吸引し、これを風力により遠方まで搬送しうる吸
引搬送装置の改善に関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来、牛乳などの飼料である牧
草やデントコーンを細断したものを搭型サイロに貯蔵す
るために吹き上げる装置、即ち、籾殻や木の葉などを遠
方まで吹きとばし搬送する装置が特公平２−４６１６号
公報などに開示されている。
草やデントコーンを細断したものを搭型サイロに貯蔵す
るために吹き上げる装置、即ち、籾殻や木の葉などを遠
方まで吹きとばし搬送する装置が特公平２−４６１６号
公報などに開示されている。
【０００３】この装置は、２基の風胴を並設し、第１風
胴の吹き出し筒の中途部に第２風胴の吹き出し筒を連結
し、第１風胴の吹き上げ風量，風力を第２風胴によって
補助するようにしたものである。この装置は、第１風胴
にある程度の吹き上げ排出力が要求されるため、必然的
に牧草などの吸引吹き上げ量が少く、従つてサイロにこ
れらを貯蔵するには長時間運転が要求されるし、また、
第２風胴の援助を必要とすることから装置が大型化する
などの課題がある。
胴の吹き出し筒の中途部に第２風胴の吹き出し筒を連結
し、第１風胴の吹き上げ風量，風力を第２風胴によって
補助するようにしたものである。この装置は、第１風胴
にある程度の吹き上げ排出力が要求されるため、必然的
に牧草などの吸引吹き上げ量が少く、従つてサイロにこ
れらを貯蔵するには長時間運転が要求されるし、また、
第２風胴の援助を必要とすることから装置が大型化する
などの課題がある。
【０００４】本考案の目的は、吸引力が大きく排出力の
比較的小さな吸引機と、搬送力の大きな排出ブロワーを
並設させ、吸引機の排出筒を排出ブロワーの供給ホッパ
ーに連通させる、即ち、吸引機の特質と排出ブロワーの
特質とを合理的に組み合わせることにより、小型で搬送
効率のよい吸引搬送装置を提供せんとするものである。
比較的小さな吸引機と、搬送力の大きな排出ブロワーを
並設させ、吸引機の排出筒を排出ブロワーの供給ホッパ
ーに連通させる、即ち、吸引機の特質と排出ブロワーの
特質とを合理的に組み合わせることにより、小型で搬送
効率のよい吸引搬送装置を提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本考案の構成は、台上に、吸引力が大きく排出力の比
較的小さな吸引機と、搬送力の大きな排出ブロワーを並
設搭載し、上記吸引機の排出筒を上記排出ブロワーの供
給ホッパーに連通させたものである。
る本考案の構成は、台上に、吸引力が大きく排出力の比
較的小さな吸引機と、搬送力の大きな排出ブロワーを並
設搭載し、上記吸引機の排出筒を上記排出ブロワーの供
給ホッパーに連通させたものである。
【０００６】
【実施例】次に、図面について本考案実施例の詳細を説
明する。第１図は一部切欠正面図、第２図は同上一部切
欠平面図である。
明する。第１図は一部切欠正面図、第２図は同上一部切
欠平面図である。
【０００７】１は台車であって、該台車１上には吸引力
が大きく、排出力の比較的小さな吸引機Ａと、搬送力の
大きな排出ブロワーＢとを並設搭載する。
が大きく、排出力の比較的小さな吸引機Ａと、搬送力の
大きな排出ブロワーＢとを並設搭載する。
【０００８】次に、上記吸引機Ａの構成について説明す
ると、該吸引機Ａは次のように構成されている。２は、
正面形状が円形のケースであつて、このケース２は脚部
材３によって上記台車１上に固定されている。上記ケー
ス２の偏心位置に軸架した駆動軸４の端部には、ケース
２内に配設される吸引翼車５がとりつけてあり、また、
駆動軸４の外側端部には伝動機構６を介して上記台車１
上に搭載した発動機７が接続される。一方、上記ケース
２の前面には、上記駆動軸４の軸心を中心とした比較的
大径の吸引口８が形成してあり、この吸引口８には籾殻
や木の葉などの吸引ホース９の一端が着脱可能に連結さ
れている。また、上記ケース２の上側遠心方向には、斜
め下向きの比較的径大な排出筒１０が形成してある。吸
引機Ａはこのように構成されている。
ると、該吸引機Ａは次のように構成されている。２は、
正面形状が円形のケースであつて、このケース２は脚部
材３によって上記台車１上に固定されている。上記ケー
ス２の偏心位置に軸架した駆動軸４の端部には、ケース
２内に配設される吸引翼車５がとりつけてあり、また、
駆動軸４の外側端部には伝動機構６を介して上記台車１
上に搭載した発動機７が接続される。一方、上記ケース
２の前面には、上記駆動軸４の軸心を中心とした比較的
大径の吸引口８が形成してあり、この吸引口８には籾殻
や木の葉などの吸引ホース９の一端が着脱可能に連結さ
れている。また、上記ケース２の上側遠心方向には、斜
め下向きの比較的径大な排出筒１０が形成してある。吸
引機Ａはこのように構成されている。
【０００９】次に、上記排出ブロワーＢの構成について
説明すると、この排出ブロワーＢは次のように構成され
ている。１１は、正面形状が円形のケースで、このケー
ス１１は脚部材１２によつて上記台車１上に固定されて
いる。上記ケース１１内に軸架した駆動軸１３にはブロ
ワー翼車１４がとりつけられており、また、駆動軸１３
の外側端は、伝動機構１５，上記伝動機構６を介して上
記発動機７に接続されている。上記ケース１１の前面に
は、上記駆動軸１３の軸心を中心とした比較的大径の供
給口１６が形成してあり、この供給口１６の外方には、
この供給口１６の下半分にそう半円部１７をもち、か
つ、上記供給口１６を囲う大きさからなる供給ホッパー
１８を設けるとともに、該供給ホッパー１８の上面には
比較的大径の外気吸入口１９を設ける。また、上記ケー
ス１１の一側遠心方向には上向きの搬送筒２０を一体に
設け、この搬送筒２０には、エルボ形状の接続筒２１を
介して塩化ビニール材料などで形成された可撓性のある
長尺な搬送パイプ２２の一端を着脱可能に接続したもの
である。また、第２図に示すように、上記供給ホッパー
１８に練結した吸引機Ａの排出筒１０の接続壁と対向す
る壁内面と、これに連設され、かつ、上記供給口１６に
対向する壁内面とが交わす隅角部に、平面形状が円弧形
の案内板２３をとりつけ、この案内板２３により隅角部
に籾殻などが滞留するのを防止するとともに、上記排出
筒１０から排出導入される被搬送物を上記供給口１６方
向に向け誘導するようにしたものである。排出ブロワー
Ｂはこのように構成されている。
説明すると、この排出ブロワーＢは次のように構成され
ている。１１は、正面形状が円形のケースで、このケー
ス１１は脚部材１２によつて上記台車１上に固定されて
いる。上記ケース１１内に軸架した駆動軸１３にはブロ
ワー翼車１４がとりつけられており、また、駆動軸１３
の外側端は、伝動機構１５，上記伝動機構６を介して上
記発動機７に接続されている。上記ケース１１の前面に
は、上記駆動軸１３の軸心を中心とした比較的大径の供
給口１６が形成してあり、この供給口１６の外方には、
この供給口１６の下半分にそう半円部１７をもち、か
つ、上記供給口１６を囲う大きさからなる供給ホッパー
１８を設けるとともに、該供給ホッパー１８の上面には
比較的大径の外気吸入口１９を設ける。また、上記ケー
ス１１の一側遠心方向には上向きの搬送筒２０を一体に
設け、この搬送筒２０には、エルボ形状の接続筒２１を
介して塩化ビニール材料などで形成された可撓性のある
長尺な搬送パイプ２２の一端を着脱可能に接続したもの
である。また、第２図に示すように、上記供給ホッパー
１８に練結した吸引機Ａの排出筒１０の接続壁と対向す
る壁内面と、これに連設され、かつ、上記供給口１６に
対向する壁内面とが交わす隅角部に、平面形状が円弧形
の案内板２３をとりつけ、この案内板２３により隅角部
に籾殻などが滞留するのを防止するとともに、上記排出
筒１０から排出導入される被搬送物を上記供給口１６方
向に向け誘導するようにしたものである。排出ブロワー
Ｂはこのように構成されている。
【００１０】第２図に示すように、上記吸引機Ａと排出
ブロワーＢとは台車１上に段違い的に、かつ、同じ向き
に設置されるとともに、上記排出ブロワーＢの供給ホッ
パー１８の一側壁に、上記吸引機Ａの排出筒１０端を接
続したものである。尚、上記実施例において、吸引機
Ａ、および、排出ブロワーＢの駆動源として発動機７を
使用したが、電源接続が可能であれば駆動源としてモー
タ（図示略）が使用しうることから、駆動源が発動機に
特定されることはない。図中２４はカバー，２５は車
輪，２６は押動用のハンドル，２７はクラツチテンショ
ンローラである。
ブロワーＢとは台車１上に段違い的に、かつ、同じ向き
に設置されるとともに、上記排出ブロワーＢの供給ホッ
パー１８の一側壁に、上記吸引機Ａの排出筒１０端を接
続したものである。尚、上記実施例において、吸引機
Ａ、および、排出ブロワーＢの駆動源として発動機７を
使用したが、電源接続が可能であれば駆動源としてモー
タ（図示略）が使用しうることから、駆動源が発動機に
特定されることはない。図中２４はカバー，２５は車
輪，２６は押動用のハンドル，２７はクラツチテンショ
ンローラである。
【００１１】
【作用の説明】次に、上記実施例に基いて作用を説明す
る。発動機７を駆動すると、吸引機Ａと排出ブロワーＢ
とが同時に駆動される。吸引機Ａは吸引力を大きく設計
したことから、籾殻や木の葉などは吸引ホース９から大
量に吸引されるが、このように吸引力を大きくすると、
これとは反比例的に排出力が低下する。本考案はこの特
質を利用し、大量に吸引した籾殻などを吸引翼車５の排
出作用により排出筒１０を介して排出ブロワーＢの供給
ホツパー１８内に連続的に供給する。供給ホツパー８の
籾殻などの被搬送物は、外気吸入口１９からの外気の吸
入作用をうけて連続的にケース１１内に導入供給され、
搬送力の大きなブロワー翼車１４によつて遠方（約１０
０ｍ）まで搬送する。
る。発動機７を駆動すると、吸引機Ａと排出ブロワーＢ
とが同時に駆動される。吸引機Ａは吸引力を大きく設計
したことから、籾殻や木の葉などは吸引ホース９から大
量に吸引されるが、このように吸引力を大きくすると、
これとは反比例的に排出力が低下する。本考案はこの特
質を利用し、大量に吸引した籾殻などを吸引翼車５の排
出作用により排出筒１０を介して排出ブロワーＢの供給
ホツパー１８内に連続的に供給する。供給ホツパー８の
籾殻などの被搬送物は、外気吸入口１９からの外気の吸
入作用をうけて連続的にケース１１内に導入供給され、
搬送力の大きなブロワー翼車１４によつて遠方（約１０
０ｍ）まで搬送する。
【００１２】
【考案の効果】上述のように本考案の構成によれば、次
のような効果が得られる。 （ａ）吸引力の大きな吸引機は、これとは反比例的に排
出力が低下される特質を利用し、籾殻や木の葉などの被
搬送物を大量に吸引されるとともに円滑に排出ブロワー
の供給ホツパーに誘導供給することができる。更に、供
給ホッパー内に連続的に供給される被搬送物は、搬送力
の大きな排出ブロワーによつて遠方まで搬送し得られ、
籾殻などの大量搬送処理が効率よく行える。 （ｂ）吸引力が大きく排出力が比較的小さな吸引機と、
搬送力の大きな排出ブロワーとを組み合わせるととも
に、この両者の特質を充分に利用したので、夫々の役割
分担が有機的に作用し、小型で搬送処理能率のすぐれた
装置が安価に提供でき、而も、取扱に便利である。
のような効果が得られる。 （ａ）吸引力の大きな吸引機は、これとは反比例的に排
出力が低下される特質を利用し、籾殻や木の葉などの被
搬送物を大量に吸引されるとともに円滑に排出ブロワー
の供給ホツパーに誘導供給することができる。更に、供
給ホッパー内に連続的に供給される被搬送物は、搬送力
の大きな排出ブロワーによつて遠方まで搬送し得られ、
籾殻などの大量搬送処理が効率よく行える。 （ｂ）吸引力が大きく排出力が比較的小さな吸引機と、
搬送力の大きな排出ブロワーとを組み合わせるととも
に、この両者の特質を充分に利用したので、夫々の役割
分担が有機的に作用し、小型で搬送処理能率のすぐれた
装置が安価に提供でき、而も、取扱に便利である。
【図１】一部切欠正面図である。
【図２】一部切欠平面図である。
Ａ 吸引機 Ｂ 排出ブロワー １ 台車 ２ ケース ４ 駆動軸 ５ 吸引翼車 ７ 発動機 ８ 吸引口 ９ 吸引ホース １０ 排出筒 １１ ケース １３ 駆動軸 １４ ブロワー翼車 １６ 供給口 １８ 供給ホッパー １９ 外気吸入口 ２０ 搬送筒 ２１ 接続筒 ２２ 搬送パイプ
Claims (1)
- 【請求項１】 台上に、吸引力が大きく排出力の比較的
小さな吸引機と、搬送力の大きな排出ブロワーを並設搭
載し、上記吸引機の排出筒を上記排出ブロワーの供給ホ
ッパーに連通させたことを特徴とする吸引搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40672390U JP2523804Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 吸引搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40672390U JP2523804Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 吸引搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0491632U JPH0491632U (ja) | 1992-08-10 |
| JP2523804Y2 true JP2523804Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31883852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40672390U Expired - Fee Related JP2523804Y2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 吸引搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2523804Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP40672390U patent/JP2523804Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0491632U (ja) | 1992-08-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |