JP2520043C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、合成樹脂フィルムより成る包装袋に関し、例えば食品包装分野にお
いて利用することができる。
［背景技術］
近年、食品包装の分野においても、機械による自動包装等の合理化が進められ
、作業性の改善が図られている。例えば、菓子類を充填、包装する際には、合成
樹脂フィルムより成る包装袋に菓子類をフィーダより自動的に充填した後、包装
袋の充填口をヒートシーラ等で自動的にシールしている。
このような食品包装袋用の合成樹脂フィルムとしては、一般にナイロンフィル
ムとポリオレフィンフィルムがラミネートされた多層フィルムが用いられている
。
［発明が解決しようとする課題］
従来の包装袋用のナイロンフィルムとポリオレフィンフィルムは、両者とも略
同じ収縮率を有し、高温（例えば90℃熱水中、30分間）でも殆ど収縮しないもの
が使用されている。
しかし、これらのフィルムより成る多層フィルムを使用して作製された包装袋
は、食品の充填口が内側にカールしているため、しばしば充填不良が起こり、こ
れにより著しく作業性の低下をもたらしたり、またシール性が不良になると共に
、シール不良により製品の外観が悪化するという問題点も生じていた。
本発明は、充填口にカールの生じない包装袋を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段及び作用］
本発明は、外層側に二軸延伸ナイロンフィルム層を有し、内層側にポリオレフ
ィンフィルム層を有する多層フィルムより成る包装袋であって、前記二軸延伸ナ
イロンフィルム層は、95℃熱水中、30分間の収縮率が機械方向（ＭＤ）及び幅方
向（ＴＤ）のいずれにおいても４〜21％であり、また前記ポリオレフィンフィル
ム層は、95℃熱水中、30分間の収縮率が３％以下であることを特徴とする。
前記二軸延伸ナイロンフィルム層のナイロンとしては、例えばナイロン６、ナ
イロン６６、ナイロン６−６６等を使用することができる。
前記二軸延伸ナイロンフィルム層の収縮率が４％未満の場合には、包装袋の充
填口の内側へのカール抑制効果が小さくなる。また、21％を越える場合には、充
填口のカール抑制効果が大きくなりすぎて、逆に外側にカールし、この結果シー
ル後に外観不良となる。好ましくは、収縮率を６〜21％とし、より好ましくは、
収縮率を８〜18％とする。
また、二軸延伸ナイロンフィルムの製造の際、延伸倍率は2.8〜3.4倍、好まし
くは3.0〜3.2倍、熱処理温度は150〜200℃、好ましくは170〜190℃、熱処理時間
は3〜30秒、好ましくは５〜15秒とする。
前記ポリオレフィンフィルム層のポリオレフィンとしては、例えばＬＤＰＥ(押
出しラミネート用低密度ポリエチレン、メルトインデクス３〜50、密度 0.90〜0
.93）、ＥＶＡ（エチレン酢酸ビニル）、Ｌ−ＬＤＰＥ（直鎖状低密度ポリエチ
レン）、ＶＬＤＰＥ（超低密度ポリエチレン）、ＣＰＰ（無延伸ポリプロピレン
）、ＨＤＰＥ（高密度ポリエチレン）等のポリオレフィン及びＩＲ（アイオノマ
ー樹脂）、ＥＥＡ（エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂）、ＥＡＡ（エチ
レン−アクリル酸共重合樹脂）、ＥＭＡＡ（エチレン−メタクリル酸共重合樹脂
）、
ＥＭＭＡ（エチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂）等の変性ポリオレフィ
ンを使用することができる。
前記ポリオレフィンフィルム層の収縮率が３％を越える場合には、包装袋の充
填口の充分なカール抑制効果が得られなくなる。
前記多層フィルムの構成は任意であり、外層側に二軸延伸ナイロンフィルム層
及び内層側にポリオレフィンフィルム層を有していれば、２層構造及び３層以上
の構造とすることができる。また、各層の厚さも任意である。
例えば、３層構造の場合、外層側の１層目に二軸延伸ナイロンフィルム層、内
層側の２層目にポリオレフィンフィルム層（ＬＤＰＥ等）、更にこの内層側の３
層目にポリオレフィンフィルム層（ＥＶＡ、Ｌ−ＬＤＰＥ等）をラミネートした
多層フィルムとすることができる。このように、３層構造とするのは、２層目に
安価な樹脂を使用し、３層目に最適なシール用樹脂を使用するためである。また
、中間層である２層目のポリオレフィンフィルム層を介して１層目と３層目の接
着強度を上げるためでもある。各層の厚さは、例えば二軸延伸ナイロンフィルム
層を12〜40μｍ、２層目のポリオレフィンフィルム層を10〜80μｍ、３層目のポ
リオレフィンフィルム層を10〜80μｍとする。
多層フィルムを作製するために使用するラミネート方式は、任意であり、例え
ばドライラミネート、押出しラミネート、ポリサンドラミネート（中間層を介在
させるラミネート）等を使用することができる。
本発明においては、二軸延伸ナイロンフィルム層とポリオレフィンフィルム層
の収縮率を前記範囲に設定した上で、前記二軸延伸ナイロンフィルム層の機械方
向（ＭＤ）収縮率／幅方向（ＴＤ）収縮率を0.5 〜2.0 の範囲内に規定する。
二軸延伸ナイロンフィルム層の機械方向収縮率／幅方向収縮率がこの範囲を外
れた場合には、製品取り（縦横取り）の制約を受けて好ましくない。また、二軸
延伸ナイロンフィルム層の平坦性が低下する虞れもある。
［実施例］
実施例１
ナイロン６樹脂〔ＵＢＥナイロン（商品名）、宇部興産（株）製、相対粘度η
r3.7〕を押出機〔直径40mm〕より押出して直径90mm、厚さ 135mmのチューブ状原
反フィルムを成形した後、この原反フィルムを水温15℃の水冷リングで冷却した
。
次に、この原反フィルムを一対のニップロール間に挿通した後、中に気体を圧
入しながら 310℃のヒータで加熱すると共に、延伸開始点にエアーリングより風
量15m3／分のエアーを吹き付けてバブルに膨張させ、下流側の一対のニップロー
ルで引き取ることにより、同時二軸延伸を行って二軸延伸ナイロン６フィルムを
得た。この延伸倍率は、フィルムの機械方向（ＭＤ）に3.0及びフィルムの幅方
向（ＴＤ）に3.2であった。
引き続き、熱処理装置でこの二軸延伸ナイロン６フィルムに175℃、10秒間の
熱処理を施して熱固定を行った。この二軸延伸ナイロン６フィルムは、95℃熱水
中、30分間の収縮率がＭＤとＴＤのいずれにおいても15％であった。従って、Ｍ
Ｄ収縮率／ＴＤ収縮率は、1.0 であった。
次に、この二軸延伸ナイロン６フィルム（ＯＮｙ）にＬＤＰＥとＬ−ＬＤＰＥ
をポリサンド方式で押出しラミネートして、第１図に示すように、ＯＮｙ層（厚
さ15μm）１／ＬＤＰＥフィルム層（厚さ20μm）２／Ｌ−ＬＤＰＥフィルム層（
厚さ50μm）３の３層構造を有する厚さ85μmの多層フィルム４を作製した。これ
らのＬＤＰＥフィルム層２とＬ−ＬＤＰＥフィルム層３の 95℃熱水中、30分間
の収縮率は、いずれも３％以下であった。
次に、この多層フィルム４を使用し、シール温度190℃、0.5秒間の条件で充填
口を残してシールして本実施例に係る包装袋を作製した。
本実施例の包装袋は、充填口のカール度が縦方向（ＭＤ）と横方向（ＴＤ）の
いずれにおいても１mmと非常に小さいため、自動充填包装の際には全く問題なく
作業を遂行することができた。また、包装袋に所定の食品を充填した後の充填口
のシール部の外観は、収縮が２mm以下であり、良好であった。更に、包装袋を構
成する多層フィルムの二軸延伸ナイロン６フィルムは、印刷性が良好であり、ま
た印刷を施した面に対するポリオレフィンフィルムのラミネート性も良好であっ
た。
実施例２〜８
実施例２〜７については、１層目、２層目及び３層目を上記実施例１と同じ樹
脂及び同じ厚さとして３層構造の多層フィルムをポリサンド方式の押出しラミネ
ートで作製した後、この多層フィルムを使用して同様の条件で各実施例に係る包
装袋を作製した。
実施例８については、１層目が二軸延伸ナイロン６フィルム（厚さ15μm）、
２層目がＬ−ＬＤＰＥ層（厚さ70μm）の２層構造の多層フィルムをドライラミ
ネートで作製した後、この多層フィルムを使用して実施例１と同様の条件で実施
例８に係る包装袋を作製した。
但し、二軸延伸ナイロン６フィルムの95℃熱水中、30分間の収縮率は、各実施
例についてそれぞれ表−１の通りであった。また、ＭＤ収縮率／ＴＤ収縮率も表
−１に示す。
得られた包装袋について、実施例１と同様に充填口のカール度及び包装袋に所
定の食品を充填した後の充填口のシール部の外観を測定、評価した結果を表−１
に示す。
充填口のカール度の評価は、第２図に示すように、内側にカールする場合を＋
（第２図Ａ）、カールなしを０（第２図Ｂ）、外側にカールする場合を−（第２
図Ｃ）とし、カールの度合い１が−２mm以上＋２mm未満を◎、−５mm以上−２mm
未満又は＋２mm以上＋５mm未満を○、−10mm以上−５mm未満又は＋５mm以上＋10
mm末満を△、−10mm末満又は＋10mm以上を×として評価した。また、包装袋（幅
300mm）の充填口のシール部の外観は、シール部の収縮が２mm未満で外観良好を
○、シール部の収縮が２mm以上４mm未満で外観ほぼ良好を△、シール部の収縮が
４mm以上で波打って外観不良を×として評価した。
総合評価として、カール性とシール外観が最良の場合を◎、カール性とシール
外観が良の場合を○、カール性とシール外観がやや劣る場合を△、カール性とシ
ール外観が不良の場合を×とした。
比較例１〜４
１層目、２層目及び３層目を上記実施例１と同じ樹脂及び同じ厚さとして３層
構造の多層フィルムをポリサンド方式の押出しラミネートで作製した後、この多
層フィルムを使用して同様の条件で比較例１〜４に係る包装袋を作製した。
各比較例についての二軸延伸ナイロン６フィルムの95℃熱水中、30分間の収縮
率及びＭＤ収縮率／ＴＤ収縮率を表−１に併せて示す。
得られた包装袋について、上記実施例と同様に充填口のカール度及び包装袋に
所定の食品を充填した後の充填口のシール部の外観を測定、評価した結果及び総
合評価を表−１に示す。
表−１より、本実施例に係る包装袋によれば、外層側の二軸延伸ナイロンフィ
ルム層は、95℃熱水中、30分間の収縮率が機械方向（ＭＤ）及び幅方向（ＴＤ）
のいずれにおいても４〜21％、かつＭＤ収縮率／ＴＤ収縮率が0.7 〜1.5 であり
、また内層側のポリオレフィンフィルム層は、95℃熱水中、30分間の収縮率が３
％以下であるため、充填口のカール度及び包装袋に所定の食品を充填した後の充
填口のシール部の外観がいずれも良好であり、製品として好ましい総合評価が得
られることがわかる。従って、本実施例に係る包装袋を使用して食品類を自動的
に充填包装する際、充填口にカールがないため、食品の充填不良が起こらずスム
ーズに作業が行われ、作業性の向上が図れる。また、シール性が良好であるため
、
外観の良好な製品が得られる。
これに対して、比較例１によれば、二軸延伸ナイロンフィルム層のＭＤ収縮率
／ＴＤ収縮率は本発明に係る範囲内であるが、ＭＤ及びＴＤ収縮率がいずれも本
発明に係る範囲より低いため、充填口のカール度が大きく、包装袋として不良で
ある。
また、比較例２によれば、二軸延伸ナイロンフィルム層のＭＤ収縮率／ＴＤ収
縮率は本発明に係る範囲内であるが、ＭＤ及びＴＤ収縮率がいずれも本発明に係
る範囲を越えているため、充填口のカール度が大きく、包装袋として不良である
。
比較例３によれば、二軸延伸ナイロンフィルム層のＴＤ収縮率が本発明に係る
範囲より低く、かつＭＤ収縮率／ＴＤ収縮率が本発明に係る範囲を越えているた
め、充填口の横方向（ＴＤ）カール度が大きく、包装袋として不良である。
比較例４によれば、二軸延伸ナイロンフィルム層のＭＤ収縮率が本発明に係る
範囲より大きく、かつＭＤ収縮率／ＴＤ収縮率が本発明に係る範囲より小さいた
め、充填口の縦方向（ＭＤ）カール度が大きく、包装袋として不良である。
［発明の効果］
本発明によれば、充填口にカールの生じない包装袋が得られ、充填包装の自動
化に役立つ。The present invention relates to a packaging bag made of a synthetic resin film, and can be used, for example, in the field of food packaging. [Background Art] In recent years, in the field of food packaging, rationalization of automatic packaging and the like by machines has been promoted, and workability has been improved. For example, when filling and packaging confectionery, the packaging bag made of a synthetic resin film is automatically filled with confectionery from a feeder, and then the filling port of the packaging bag is automatically sealed with a heat sealer or the like. As such a synthetic resin film for a food packaging bag, a multilayer film in which a nylon film and a polyolefin film are laminated is generally used. [Problems to be Solved by the Invention] Conventional nylon films and polyolefin films for packaging bags have almost the same shrinkage ratio, and hardly shrink even at a high temperature (for example, in hot water at 90 ° C. for 30 minutes). It is used. However, packaging bags made using a multilayer film composed of these films often have poor filling due to the curling of the filling port of the food inside, thereby causing a significant decrease in workability, In addition, there has been a problem that the sealability is poor and the appearance of the product is deteriorated due to the poor seal. An object of the present invention is to provide a packaging bag in which curling does not occur in a filling port. [Means and Actions for Solving the Problems] The present invention relates to a packaging bag comprising a multilayer film having a biaxially stretched nylon film layer on the outer layer side and a polyolefin film layer on the inner layer side, The nylon film layer has a shrinkage ratio in hot water of 95 ° C. for 30 minutes of 4 to 21% in both the machine direction (MD) and the width direction (TD). Medium, characterized in that the shrinkage rate for 30 minutes is 3% or less. As the nylon of the biaxially stretched nylon film layer, for example, nylon 6, nylon 66, nylon 6-66 and the like can be used. When the shrinkage of the biaxially stretched nylon film layer is less than 4%, the effect of suppressing curling into the filling port of the packaging bag is reduced. On the other hand, if it exceeds 21%, the effect of suppressing the curling of the filling port becomes too large, and conversely, it curls outward, resulting in poor appearance after sealing. Preferably, the shrinkage is 6-21%, more preferably,
The shrinkage is 8 to 18%. In the production of a biaxially stretched nylon film, the stretching ratio is 2.8 to 3.4 times, preferably 3.0 to 3.2 times, the heat treatment temperature is 150 to 200 ° C, preferably 170 to 190 ° C, the heat treatment time is 3 to 30 seconds, Preferably, it is 5 to 15 seconds. Examples of the polyolefin of the polyolefin film layer include LDPE (low-density polyethylene for extrusion lamination, melt index 3 to 50, density 0.90 to 0
.93), polyolefins such as EVA (ethylene vinyl acetate), L-LDPE (linear low density polyethylene), VLDPE (ultra low density polyethylene), CPP (unstretched polypropylene), HDPE (high density polyethylene) and IR ( Modification of ionomer resin), EEA (ethylene-ethyl acrylate copolymer resin), EAA (ethylene-acrylic acid copolymer resin), EMAA (ethylene-methacrylic acid copolymer resin), EMMA (ethylene-methyl methacrylate copolymer resin) Polyolefins can be used. If the shrinkage of the polyolefin film layer exceeds 3%, a sufficient curling suppression effect of the filling port of the packaging bag cannot be obtained. The configuration of the multilayer film is arbitrary. If the multilayer film has a biaxially stretched nylon film layer on the outer layer side and a polyolefin film layer on the inner layer side, it can have a two-layer structure or a structure of three or more layers. The thickness of each layer is also arbitrary. For example, in the case of a three-layer structure, the first layer on the outer layer side is a biaxially stretched nylon film layer, the second layer on the inner layer side is a polyolefin film layer (such as LDPE), and the third layer on the inner layer side.
A multilayer film in which a polyolefin film layer (EVA, L-LDPE, or the like) is laminated as a layer can be used. Thus, the three-layer structure is used because an inexpensive resin is used for the second layer and an optimal sealing resin is used for the third layer. This is also to increase the adhesive strength of the first and third layers via the second polyolefin film layer which is an intermediate layer. The thickness of each layer is, for example, 12 to 40 μm for the biaxially stretched nylon film layer, 10 to 80 μm for the second polyolefin film layer, and 10 to 80 μm for the third polyolefin film layer. The lamination method used to produce the multilayer film is arbitrary, and for example, dry lamination, extrusion lamination, polysand lamination (lamination with an intermediate layer interposed) and the like can be used. In the present invention, the shrinkage of the biaxially stretched nylon film layer and the polyolefin film layer are set within the above range, and then the shrinkage of the biaxially stretched nylon film layer in the machine direction (MD) / width direction (TD). Is specified in the range of 0.5 to 2.0. If the ratio of shrinkage in the machine direction / shrinkage ratio in the width direction of the biaxially stretched nylon film layer is out of this range, it is not preferable because of restrictions on product picking (vertical and horizontal picking). In addition, there is a possibility that the flatness of the biaxially stretched nylon film layer is reduced. [Example] Example 1 Nylon 6 resin [UBE nylon (trade name), manufactured by Ube Industries, Ltd., relative viscosity η r3.7] is extruded from an extruder [diameter 40 mm] to form a tube having a diameter of 90 mm and a thickness of 135 mm. After forming the raw film, the raw film was cooled with a water-cooled ring at a water temperature of 15 ° C. Next, the raw film is inserted between a pair of nip rolls, and then heated by a heater at 310 ° C. while pressurizing gas into the nip roll, and blowing air at a flow rate of 15 m 3 / min from an air ring to a stretching start point. The biaxially stretched nylon 6 film was obtained by performing biaxial stretching simultaneously by inflating the bubble and taking it up with a pair of nip rolls on the downstream side. The stretching ratio was 3.0 in the machine direction (MD) of the film and 3.2 in the width direction (TD) of the film. Subsequently, the biaxially stretched nylon 6 film was subjected to a heat treatment at 175 ° C. for 10 seconds by a heat treatment apparatus to perform heat setting. This biaxially stretched nylon 6 film had a shrinkage of 30% in hot water of 95 ° C. for 30 minutes in both MD and TD. Therefore, M
D shrinkage / TD shrinkage was 1.0. Next, LDPE and L-LDPE are added to the biaxially stretched nylon 6 film (ONy).
Is extruded and laminated by a polysand method, and as shown in FIG. 1, an ONy layer (thickness 15 μm) 1 / LDPE film layer (thickness 20 μm) 2 / L-LDPE film layer (
An 85 μm thick multilayer film 4 having a three-layer structure (thickness: 50 μm) 3 was prepared. The shrinkage ratio of these LDPE film layer 2 and L-LDPE film layer 3 in hot water at 95 ° C. for 30 minutes was 3% or less. Next, this multilayer film 4 was used and sealed under the conditions of a sealing temperature of 190 ° C. and 0.5 seconds, leaving a filling port, to produce a packaging bag according to the present example. In the packaging bag of this embodiment, since the curling degree of the filling port is very small at 1 mm in both the machine direction (MD) and the transverse direction (TD), the work can be performed without any problem during automatic filling and packaging. I was able to. Further, the appearance of the sealing portion of the filling port after filling the predetermined food into the packaging bag was good, with shrinkage of 2 mm or less. Further, the biaxially stretched nylon 6 film as a multilayer film constituting the packaging bag had good printability, and also had good laminability of the polyolefin film on the printed surface. Examples 2 to 8 For Examples 2 to 7, the first layer, the second layer, and the third layer were made of the same resin and the same thickness as in Example 1 above, and a multilayer film having a three-layer structure was formed by extrusion lamination using a polysand method. After production, a packaging bag according to each example was produced under the same conditions using this multilayer film. In Example 8, the first layer was a biaxially stretched nylon 6 film (thickness 15 μm),
After a multilayer film having a two-layer structure in which the second layer is an L-LDPE layer (thickness: 70 μm) is prepared by dry lamination, the packaging bag according to Example 8 is manufactured using this multilayer film under the same conditions as in Example 1. Was prepared. However, the shrinkage rate of the biaxially stretched nylon 6 film in hot water at 95 ° C. for 30 minutes was as shown in Table 1 for each example. Table 1 also shows MD shrinkage / TD shrinkage. Table 1 shows the results obtained by measuring and evaluating the curling degree of the filling port and the appearance of the sealing portion of the filling port after filling the prescribed food into the packaging bag in the same manner as in Example 1 for the obtained packaging bag.
Shown in As shown in FIG. 2, the curling degree of the filling port was evaluated by
(FIG. 2A), 0 for no curl (FIG. 2B), and-(2
C), the degree of curl 1 is -2 mm or more and less than +2 mm, ◎, -5 mm or more and -2 mm
Less than or +2 mm or more and less than +5 mm, -10 mm or more and less than -5 mm or +5 mm or more +10
It was evaluated that the end of mm was Δ, and the end of −10 mm or +10 mm or more was ×. The packaging bag (width
The appearance of the seal part at the filling port of 300mm) is good when the contraction of the seal part is less than 2mm, good in appearance, almost good when the contraction of the seal part is 2mm or more and less than 4mm, and good when the contraction of the seal part is 4mm or more. Poor appearance was evaluated as x. As an overall evaluation, ◎ when the curl property and the seal appearance are the best, ○ when the curl property and the seal appearance are good, 場合 when the curl property and the seal appearance are slightly inferior, and 場合 when the curl property and the seal appearance are poor. X. Comparative Examples 1 to 4 The first layer, the second layer, and the third layer were made of the same resin and the same thickness as in Example 1 above, and a multilayer film having a three-layer structure was produced by extrusion lamination of a polysand method. Using them, packaging bags according to Comparative Examples 1 to 4 were produced under the same conditions. Table 1 also shows the shrinkage ratio and MD shrinkage ratio / TD shrinkage ratio of the biaxially stretched nylon 6 film in 95 ° C. hot water for 30 minutes for each comparative example. About the obtained packaging bag, the curl degree of the filling port and the appearance of the sealing part of the filling port after filling the predetermined food into the packaging bag were measured and evaluated in the same manner as in the above example, and the results and overall evaluation were shown in Table 1. Shown in From Table 1, according to the packaging bag according to the present embodiment, the outer biaxially stretched nylon film layer has a shrinkage ratio in hot water of 95 ° C. for 30 minutes in the machine direction (MD) and the width direction (TD).
In either case, the MD shrinkage ratio / TD shrinkage ratio is 0.7 to 1.5, and the polyolefin film layer on the inner layer side has a shrinkage ratio of 3% in 95 ° C. hot water for 30 minutes.
% Or less, the curling degree of the filling port and the appearance of the sealing portion of the filling port after filling the packaging bag with the predetermined food are all good, and it can be seen that a favorable overall evaluation as a product can be obtained. Therefore, when the food is automatically filled and packaged using the packaging bag according to the present embodiment, since the filling port has no curl, the work is smoothly performed without the occurrence of defective filling of the food, and the workability is improved. Can be achieved. In addition, since the sealability is good, a product having a good appearance can be obtained. On the other hand, according to Comparative Example 1, the MD shrinkage / TD shrinkage of the biaxially stretched nylon film layer is within the range according to the present invention, but both the MD and TD shrinkage ranges according to the present invention. Since it is lower, the degree of curling of the filling port is large, and it is defective as a packaging bag. Further, according to Comparative Example 2, the MD shrinkage ratio / TD shrinkage ratio of the biaxially stretched nylon film layer is within the range according to the present invention, but both the MD and TD shrinkage ratios exceed the ranges according to the present invention. Therefore, the degree of curling of the filling port is large, and the packing bag is defective. According to Comparative Example 3, the TD shrinkage of the biaxially stretched nylon film layer is lower than the range according to the present invention, and the MD shrinkage / TD shrinkage exceeds the range according to the present invention. The degree of curl in the direction (TD) is large and the packaging bag is defective. According to Comparative Example 4, the MD shrinkage of the biaxially stretched nylon film layer is larger than the range according to the present invention, and the MD shrinkage / TD shrinkage is smaller than the range according to the present invention. MD) The degree of curl is large and the packaging bag is poor. [Effects of the Invention] According to the present invention, a packaging bag free from curling at the filling port is obtained, which is useful for automation of filling and packaging.
【図面の簡単な説明】
第１図は実施例に係る包装袋を構成する多層フィルムの断面図、第２図は包装
袋の充填口のカール度を示す断面図である。
１…二軸延伸ナイロンフィルム層、２…ＬＤＰＥフィルム層、３…Ｌ−ＬＤＰ
Ｅフィルム層、４…多層フィルム。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional view of a multilayer film constituting a packaging bag according to an embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view showing a degree of curling of a filling port of the packaging bag. 1: Biaxially stretched nylon film layer, 2: LDPE film layer, 3: L-LDP
E film layer, 4 ... multilayer film.
Claims (1)
ィルム層を有する多層フィルムより成る包装袋であって、前記二軸延伸ナイロン
フィルム層は、95℃熱水中、30分間の収縮率が機械方向（ＭＤ）及び幅方向（Ｔ
Ｄ）のいずれにおいても４〜21％であり、また前記ポリオレフィンフィルム層は
、95℃熱水中、30分間の収縮率が３％以下であることを特徴とする包装袋。 （２）前記二軸延伸ナイロンフィルム層の機械方向（ＭＤ）収縮率／幅方向（Ｔ
Ｄ）収縮率が、0.5 〜2.0 であることを特徴とする第１請求項記載の包装袋。Claims (1) A packaging bag comprising a multilayer film having a biaxially stretched nylon film layer on an outer layer side and a polyolefin film layer on an inner layer side, wherein the biaxially stretched nylon film layer has a thickness of 95%. ℃ hot water for 30 minutes shrinkage rate in the machine direction (MD) and width direction (T
D) The packaging bag according to any one of (1) to (4), wherein the polyolefin film layer has a shrinkage ratio of 3% or less in 95 ° C. hot water for 30 minutes. (2) Shrinkage ratio in machine direction (MD) / width direction (T) of the biaxially stretched nylon film layer
D) The packaging bag according to claim 1, wherein the shrinkage ratio is 0.5 to 2.0.
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