JP2519607B2 - 高圧縮形アキュムレ―タ - Google Patents

高圧縮形アキュムレ―タ

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JP2519607B2
JP2519607B2 JP3039569A JP3956991A JP2519607B2 JP 2519607 B2 JP2519607 B2 JP 2519607B2 JP 3039569 A JP3039569 A JP 3039569A JP 3956991 A JP3956991 A JP 3956991A JP 2519607 B2 JP2519607 B2 JP 2519607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体エネルギの蓄
積、衝撃、緩衝、脈動吸収、等に用いるアキュムレータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアキュムレータは、図4に示す様
に容器本体1内をブラダ2により気体室3と液体室4と
に仕切り、該液体室4を液体出入口5に連通せしめてい
る。このアキュムレータAccでは、液体回路6の液圧
が上昇すると、ブラダ2は液体出入口5から液体室4内
に流入する圧力液体により押圧されて該ブラダ2内の気
体が圧縮され、ブラダ2が収縮し、又、逆に液圧回路6
の液圧が低下すると前記気体が膨張してブラダ2が膨ら
み液体室4内の圧力液体を液体出入口5から液体回路6
内に排出せしめる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液圧回路6の液圧が上
昇して液体室4内に圧力液体が流入すると、ブラダ2は
縦方向に容器本体1の内面を摺動しながら収縮し、ブラ
ダの直胴部2aの強度的に弱いところより内側に挫屈
し、ブラダ2の底部2bは扁平球状に変形する。ところ
が、気体が充填されている扁平球状の底部2bは、液体
を押し退けた分だけ大きな浮力を受ける。そのため、該
底部2bは浮き上がってしまうので、ブラダ2は、図4
に示すように、折曲部付近にてU字形に折れ曲がる。こ
の現象をブラダ反転現象という。
【0004】この現象が生じた場合には、液圧回路6の
液圧が低下して液体室4内の圧力液体が吐き出される
と、ブラダ2の折曲部2CがU字形の状態のまま伸び、
次に膨張するときブラダの折曲部2Cが異常に伸びて一
点を中心にして放射状に破損する。
【0005】そこで、ブラダ底部に固体の球体を設ける
ことにより、上記問題の解決を図っている。しかし、球
体はブラダの開口部より小さくないと、ブラダ内に挿入
できない。そのため、従来の球体は該開口部の制約をう
けるため、適切な大きさに形成することが出来なかった
ので、ブラダ反転現象形を完全に防止することは困難で
あった。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、ブラダ反転
現象の発生を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、一端に液体
出入口を設け他端に蓋を設けた直筒状の容器本体と、該
容器本体内に設けられ、かつ、該容器本体内を気体室と
液体室とに仕切るブラダと、を備えたアキュムレータで
あって;該液体室が前記液体出入口に連通しており、前
記ブラダが、順次連続する開口部と直胴部と底部とから
なり、かつ、該開口部が前記蓋により容器本体の該他端
に固定されており、前記ブラダの内側に形成された該気
体室内に浮力抑制液が貯溜されていることを特徴とする
高圧縮形アキュムレータ、により前記目的を達成しよう
とするものである。
【0008】
【作用】液圧回路の液圧が上昇して液体室に圧力液体が
流入すると、ブラダは軸方向に摺動しながら変形し、そ
の底部は扁平球状になる。この時該扁平球内には、浮力
抑制液が入っているので該底部に働く浮力はおさえられ
る。そのため、底部の扁平球は浮き上がることはないの
で、ブラダ反転現象は発生しない。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を添付図面により説明する
が、同一図面符号はその名称も機能も同一である。図1
に示す様に、アキュムレータAccの容器本体1の一端
には液体出入口5が設けられ、他端には蓋7が設けられ
ている。この容器本体1内をブラダ2により気体室3と
液体室4とに仕切る。この気体室3はブラダ2の内側に
形成され、その外側に液体室4が形成される。このブラ
ダ2はゴムなどの弾性部材で形成されている。該ブラダ
2は、いわゆるプリーツ型ブラダと呼ばれているもの
で、図2、図3に示すように、直胴部2aには折りぐせ
部2eが設けられ、変形時には該折りぐせ部2eから規
則正しく折り曲がる。ブラダ2の底部2bは緩曲部2e
より肉厚に形成されている。ブラダ2の開口部8は気体
通孔7aの付いた蓋7により容器本体1に固定されてい
る。
【0010】気体室3、即ち、ブラダ2内には所定量の
浮力抑制液10と所定圧の気体3aとが収容されてい
る。この浮力抑制液10はその比重が、液体室4内の圧
力液体のそれと近似している液体、例えば、比重0.8
5〜0.9g /cm3 の鉱油を用いる。この様に浮力抑制
液10の比重を選択するのは、ブラダ2に働く浮力とブ
ラダ2の重量による重力とが相殺されるようにするため
である。更に述べると、該液10の比重が液体室4の圧
力液体のそれよりも大きすぎると、ブラダの底部2bが
降下してポペット弁9を押圧して液体出入口5を閉じて
しまったり、又は逆に、その比重が小さすぎると、ブラ
ダの底部2bに大きな浮力が働いて浮き上がりブラダ反
転現象を起こしてしまうからである。
【0011】次に、本実施例の作動について説明する。
液体回路6の液圧が上昇すると、圧力液体が液体室4に
流入しブラダ2を矢印A2方向に押圧する。そうする
と、ブラダ2の底部2bは同方向に移動するとともにブ
ラダ2は図2に示す状態となる。即ち、ブラダの底部2
bは扁平球状部Sとなり、又、直筒部2aは緩曲部2e
から規則正しく折り曲げられ、その横断面が図3の状態
となる。この時、扁平球状部Sには浮力抑制液10が入
っているので、その液10の重量とブラダ2自体の重量
により大きな重力が働く。この重力はブラダ2に働く浮
力と、ほぼ等しくなるので両者は相殺され、ブラダ2は
垂直な状態を維持して安定する。従って、ブラダ反転現
象を発生しない。
【0012】又、このプリーツ型ブラダにおいては、折
り曲げられたブラダの直胴部2aはその体積が極小にな
るので、ブラダ2に働く垂直圧縮応力も極小となるの
で、より大きな圧縮比を安定的に得ることができる。液
圧回路6の液圧が低くなると、気体室3内の気体が膨張
しブラダ2が膨らんで元の状態に戻るので、液体室4内
の圧力液体は液体出入口5よ液圧回路6内に吐出され
る。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、ブ
ラダ底部に働く浮力とブラダの重量の重力とが相殺し合
う。そのため、ブラダ変形時においてもブラダは垂直な
状態を確実に維持するので、従来例と異なり流体の流入
流出にあってもブラダ反転現象が発生しない。従って、
ブラダの疲労破壊を防止することができるので、ブラダ
の使用寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】アキュムレータの使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】図2のIII ーIII 線断面図である。
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 ブラダ 3 気体室 4 液体室 5 液体出入口 7 蓋 10 浮力抑制液

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に液体出入口を設け他端に蓋を設け
    た直筒状の容器本体と、該容器本体内に設けられ、か
    つ、該容器本体内を気体室と液体室とに仕切るブラダ
    、を備えたアキュムレータであって;該液体室が、前記液体出入口に連通しており、 前記ブラダが、順次連続する開口部と直胴部と底部とか
    らなり、かつ、該開口部が前記蓋により該容器本体の該
    他端に固定されており 、 前記プラダの内側に形成された該気体室に浮力抑制液
    貯溜されていることを特徴とする高圧縮形アキュムレ
    ータ。
  2. 【請求項2】浮力抑制液の比重値が、液体室の液体のそ
    れと近似していることを特徴とする請求項1記載の高圧
    縮形アキュムレータ。
JP3039569A 1991-02-08 1991-02-08 高圧縮形アキュムレ―タ Expired - Lifetime JP2519607B2 (ja)

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JPH04282001A JPH04282001A (ja) 1992-10-07
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CN104024653A (zh) * 2012-06-26 2014-09-03 伊格尔工业股份有限公司 蓄能器

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