JP2516169B2 - 容器の重心高さ測定装置 - Google Patents

容器の重心高さ測定装置

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JP2516169B2
JP2516169B2 JP5229673A JP22967393A JP2516169B2 JP 2516169 B2 JP2516169 B2 JP 2516169B2 JP 5229673 A JP5229673 A JP 5229673A JP 22967393 A JP22967393 A JP 22967393A JP 2516169 B2 JP2516169 B2 JP 2516169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、びんその他の容器の安
定性(倒れにくさ)に影響する重心高さを測定するため
の、容器の重心高さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の重心高さの測定のための特
別の装置はなく、図5のように、Vエッヂ20の上に容
器21を水平に乗せて左右のバランスのとれる位置を重
心高さとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の測定にお
いては、びんのように丸い容器の場合には、容器がVエ
ッヂの上で前後に転がることもあり、精度良く測定でき
ない。また、図6のように容器22の重心高さ付近の形
状が垂直方向にストレートでない場合には、Vエッヂ2
0の上に安定して乗せられず、測定できないという問題
があった。本発明は、これらの問題を解決するためにな
されたもので、簡単に、しかも様々の形状の容器につい
ても重心高さを測定できるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、天秤の棹に装
着された、容器を水平に保持することができる容器保持
体と、該棹に沿って移動可能な分銅とを有することを特
徴とする容器の重心高さ測定装置である。
【0005】
【作用】以下、本発明の構成要素に係る作用を、本発明
装置を用いた重心位置の測定方法と合せて説明する。図
1に示すように、零点調整錘5により零点調整すなわち
棹3の左右バランスをとってから、測定する容器を水平
に容器保持体6に保持せしめる。次に棹上の分銅4を左
右に移動させて、棹の左右のバランスを調整する。そし
て図2に示すように、バランスのとれたときの分銅の移
動距離を読み取る。棹の支点2と容器底面との距離を−
【0006】 Y=L1 −(X1 W1 )/W2 (1式)
【0007】すなわち、分銅の移動距離X1 を求めれ
ば、L1 、W1 、W2 は既知なので容器の重心高さYは
求められる。
【0008】容器の重量W2 が不明の場合にも、次のよ
うにして容器の重心高さYを求めることができる。すな
わち、まず上記の操作を行い、(1式)の関係を求め
る。次に、容器を容器保持体の上記操作のときとは異な
る位置に移動し水平保持させる。そして、棹上の分銅を
左右に移動させて、棹の左右のバランスを調整し、図3
に示すように、バランスのとれたときの分銅の位置の目
盛りを読み取る。このときの棹の支点と容器底面との距
離をL2 、分銅の位置の目盛りをX2 (支点の右側を
+、支点の左側を−とする)、分銅の重量をW1 、容器
の重量をW2 とすれば、容器の重心高さYは次式で表せ
る。
【0009】 Y=L2 −(X2 W1 )/W2 (2式)
【0010】(1式)、(2式)より容器の重心高さY
は次式で求められる。
【0011】 Y=(L2 X1 −L1 X2 )/(X1 −X2 ) (3式)
【0012】(1式)、(2式)より容器の重量も次式
で求められる。
【0013】 W2 =W1 (X1 −X2 )/(L1 −L2 ) (4式)
【0014】この式で求められた容器の重量と、別途正
確な秤で測定した容器の重量とを比較することにより、
求めた容器の重心高さYの精度を推定することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、実施例に関する図面を参照しつつ本発
明を詳細に説明する。図1は本発明の1実施例たる容器
重心高さ測定装置1の略正面図、図2、図3及び図4は
装置1の使用状態の説明図である。
【0016】容器重心高さ測定装置1は、図1に示すよ
うに、天秤、容器保持体6、分銅4等からなる。装置1
の天秤は、図示しない基台により保持固定された支点
2、支点2に乗せられ又はピン接合された棹3により左
右重量のバランス具合を計るものである。棹3には容器
保持体、分銅4、零点調整錘5が設けられ、さらに分銅
4の移動距離を計るための目盛りがふられている。
【0017】容器保持体6は、測定する容器を水平に保
持するためのもので、所定幅を有する略U字状の正面形
状をなし、その両垂直部の両上端部において棹3に固定
され、該垂直部の少なくとも一方に板状の第一ストッパ
−7が形成されている。また、該両垂直部を連結する水
平部には板状の第二ストッパ−8が出没自在に突設され
ている。これら板状のストッパ−は測定する容器の底面
の位置決めのためのものである。容器保持体6に横たえ
ただけでは水平にならない異形の容器については、スト
ッパ−7、8に容器底面を両面テ−プで接着することで
水平に保持するか、または、図4に示すように、異形容
器11に適合する形状のアダプタ9を使用することもで
きる。容器保持体は本実施例のそれに限られるものでは
ない。
【0018】分銅4は、測定する容器とのバランスをと
るためのもので、棹3に摺動自在に取り付けられてい
る。零点調整錘5は、測定前に装置のバランスをとるも
ので、やはり棹3に摺動自在に取り付けられている。
【0019】装置の使用に際しては、まず、図1に示す
ように、零点調整錘5を左右に摺動することにより、棹
3を水平に調整する。このとき分銅4は支点2の直上に
位置させておく、図4のアダプタ9を使用するときは、
あらかじめ所定位置にセットしてから零点調整を行う。
【0020】次に、測定する容器10(びん)を、その
底面10aを第1ストッパー7に接触させた状態で容器
保持体6に水平保持させる。すると、容器10の重量に
より棹3のバランスが崩れるから、図2に示すように、
分銅4を移動させてバランスをとる。このときの分銅4
の移動距離X1 により、上記(1式)を得ることができ
る。L1 は、図2に示すように、支点2と第1ストッパ
ー7との水平距離となる。
【0021】上記したように、本装置において容器をさ
らに異なる位置で測定することにより、(3式)により
容器の重量を別途測定することなく重心高さを得ること
ができる。また、(4式)により容器の重量をも計算で
きる。容器のさらに異なる位置での測定は次のように行
う。
【0022】容器10をいったん容器保持体6から取り
去り、第2ストッパー8を上に突出させる。アダプタ9
を使用するときは、これを所定位置に移動する。棹3の
バランスを確認し、狂いがあれば零点調整錘で調整す
る。次に、測定する容器10を、その底面10aを第2
ストッパー8に接触させた状態で容器保持体6に水平保
持させる。すると、容器10の重量により棹3のバラン
スが崩れるから、図3に示すように、分銅4を移動させ
てバランスをとる。このときの分銅4の移動距離X2 に
より、上記(2式)を得ることができる。L2 は、図3
に示すように、支点2と第2ストッパー8との水平距離
となる。
【0023】本実施例の容器重心高さ測定装置1による
重心位置測定精度は、±1.0mm以内に維持できた。
この精度は容器(びん)の重心位置バラツキの大きさ
(約3mm程度)からみて十分な精度である。測定時間
は容器(びん)1本につき約1分で操作も簡単である。
【0024】
【発明の効果】本発明の容器重心高さ測定装置は、簡単
な操作でもって十分な精度で容器の重心高さを測定でき
る。従来測定不能であった異形容器についても適当なア
ダプタを用いる等して測定することができる。また、容
器を異なる位置で2回測定することにより、重心高さと
同時に容器重量も求めることができ、この重量をチェッ
クすることで、測定操作の不備や重心高さの精度を確か
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器重心高さ測定装置1の略正面図である。
【図2】容器重心高さ測定装置1の使用状態の説明図で
ある。
【図3】容器重心高さ測定装置1の使用状態の説明図で
ある。
【図4】容器重心高さ測定装置1の使用状態の説明図で
ある。
【図5】従来の容器重心高さ測定の説明図である。
【図6】従来の容器重心高さ測定の説明図である。
【符号の説明】
1 容器重心高さ測定装置 2 支点 3 棹 4 分銅 5 零点調整錘 6 容器保持体 7 第1ストッパー 8 第2ストッパー 9 アダプタ 10 容器 11 異形容器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に保持固定された支点に乗せられ、
    又はピン接合された棹、該棹上を移動する分銅、正面形
    状において略U字状をなし、その両端を該棹の下面の一
    定距離をおく2点において固定されることにより吊り下
    げられ、その少なくとも一方の垂直部を測定される容器
    の底面の位置決めのためのストッパ−とした容器保持体
    及び棹上該2点間を移動する零点調整錘を具えたことを
    特徴とする容器の重心高さ測定装置
  2. 【請求項2】 容器保持部の水平部に出没自在に第2の
    ストッパ−を突設したことを特徴とする請求項1の容器
    の重心高さ測定装置
JP5229673A 1993-08-24 1993-08-24 容器の重心高さ測定装置 Expired - Fee Related JP2516169B2 (ja)

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