JP2515759Y2 - 稲の収穫期判定装置 - Google Patents
稲の収穫期判定装置Info
- Publication number
- JP2515759Y2 JP2515759Y2 JP1993045334U JP4533493U JP2515759Y2 JP 2515759 Y2 JP2515759 Y2 JP 2515759Y2 JP 1993045334 U JP1993045334 U JP 1993045334U JP 4533493 U JP4533493 U JP 4533493U JP 2515759 Y2 JP2515759 Y2 JP 2515759Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- signal
- rice
- time
- sunshine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、稲の収穫期判定装置に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、稲の収穫期の判定は、坪刈りを行
ない稲穂の登熟状態を人間の目で、色や成長度合いによ
り判断していた。
ない稲穂の登熟状態を人間の目で、色や成長度合いによ
り判断していた。
【０００３】近年、稲の成育が出穂からの気温と相関が
あることから温度を測定して収穫期の適期を判定する装
置も提案されているが、従来の温度測定法は１日の最高
温度に最低温度を加えた値を２で割った値を以て日平均
温度として求めていた。
あることから温度を測定して収穫期の適期を判定する装
置も提案されているが、従来の温度測定法は１日の最高
温度に最低温度を加えた値を２で割った値を以て日平均
温度として求めていた。
【０００４】このため、測定精度が低く、作物の種類、
銘柄、地域性等により大きく判定時期が異なるという問
題があった。
銘柄、地域性等により大きく判定時期が異なるという問
題があった。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記事情に
鑑みてなされたもので、稲作に影響する気温および日照
時間を積算し記録表示することを目的とした稲の収穫期
判定装置が望まれていた。
鑑みてなされたもので、稲作に影響する気温および日照
時間を積算し記録表示することを目的とした稲の収穫期
判定装置が望まれていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この考案の稲の収穫判定
装置によれば、温度検出器（１）の信号から日平均温度
を積算する温度積算器（３）を設ける。
装置によれば、温度検出器（１）の信号から日平均温度
を積算する温度積算器（３）を設ける。
【０００７】また、日射量検出器（２）の信号と、しき
い値設定器（５）の信号とを比較器（４）に通した時間
を積算し日照時間を求める日照時間積算器（６）を設け
る。
い値設定器（５）の信号とを比較器（４）に通した時間
を積算し日照時間を求める日照時間積算器（６）を設け
る。
【０００８】更に、各々の積算器（３）（６）の出力信
号と、最適な稲の収穫期の積算日照時間と積算温度を登
録した適期設定器（８）の信号を適期比較器（７）にて
比較し、表示器（９）に表示する機能を有することを特
徴とする。
号と、最適な稲の収穫期の積算日照時間と積算温度を登
録した適期設定器（８）の信号を適期比較器（７）にて
比較し、表示器（９）に表示する機能を有することを特
徴とする。
【０００９】
【作用】本考案によれば、稲作の収穫適期を得るため
に、温度検出器の信号から日平均温度を積算する温度積
算器と、日射量検出器の信号と、しきい値設定器の信号
とを比較器に通した時間を積算し日照時間を求める日照
時間積算器を設けてある。このため、温度検出器の信号
を１日分記録しそのデータから記録した回数で除算して
日平均温度を求めることができる。求めた日平均温度を
出穂日から収穫日までの期間にわたり温度積算器により
積算して、日平均温度の積算値が算出される。このた
め、本願考案で求めた日平均温度は従来に比べ測定精度
が向上する。
に、温度検出器の信号から日平均温度を積算する温度積
算器と、日射量検出器の信号と、しきい値設定器の信号
とを比較器に通した時間を積算し日照時間を求める日照
時間積算器を設けてある。このため、温度検出器の信号
を１日分記録しそのデータから記録した回数で除算して
日平均温度を求めることができる。求めた日平均温度を
出穂日から収穫日までの期間にわたり温度積算器により
積算して、日平均温度の積算値が算出される。このた
め、本願考案で求めた日平均温度は従来に比べ測定精度
が向上する。
【００１０】一方、日射量検出器の信号と、しきい値設
定器の信号とを比較器に通した時間を積算し出穂日から
収穫日までの日照時間を求めることができる。ここで、
日射量のしきい値としては、世界気象機関（ＷＭＯ）が
採用している０．１２Ｋｗ／ｍ2 を用いた。本願考案で
は、日射量が０．１２Ｋｗ／ｍ2 以上の時間帯を日照時
間としている。出穂日から収穫日までの期間の積算温度
値及び積算日照時間を求めることにより、気象庁が公開
している地域毎のアメダス情報と比較することができる
ので、稲作の品種に合った稲の収穫適期を的確に判定す
ることができる。
定器の信号とを比較器に通した時間を積算し出穂日から
収穫日までの日照時間を求めることができる。ここで、
日射量のしきい値としては、世界気象機関（ＷＭＯ）が
採用している０．１２Ｋｗ／ｍ2 を用いた。本願考案で
は、日射量が０．１２Ｋｗ／ｍ2 以上の時間帯を日照時
間としている。出穂日から収穫日までの期間の積算温度
値及び積算日照時間を求めることにより、気象庁が公開
している地域毎のアメダス情報と比較することができる
ので、稲作の品種に合った稲の収穫適期を的確に判定す
ることができる。
【００１１】
【実施例】以下、図を参照して、この考案の稲の収穫期
判定装置の実施例につき説明する。図１は、この考案が
理解できる程度に各構成成分の配置関係を概略的に示し
てあるにすぎない。
判定装置の実施例につき説明する。図１は、この考案が
理解できる程度に各構成成分の配置関係を概略的に示し
てあるにすぎない。
【００１２】図１は、この考案の稲の収穫期判定装置の
主要構成を説明するためのブロック図である。
主要構成を説明するためのブロック図である。
【００１３】この装置は、温度検出器（１）、日射量検
出器（２）、温度積算器（３）、比較器（４）、しきい
値設定器（５）、日照時間を求める日照時間積算器
（６）、各々の積算器（３）、（６）の出力信号と、最
適な稲の収穫期の積算日照時間と積算温度を登録した適
期設定器（８）と当該適期設定器（８）からの信号と測
定した積算日照時間及び積算温度の信号とを比較する適
期比較器（７）、及び表示器（９）により構成されてい
る。
出器（２）、温度積算器（３）、比較器（４）、しきい
値設定器（５）、日照時間を求める日照時間積算器
（６）、各々の積算器（３）、（６）の出力信号と、最
適な稲の収穫期の積算日照時間と積算温度を登録した適
期設定器（８）と当該適期設定器（８）からの信号と測
定した積算日照時間及び積算温度の信号とを比較する適
期比較器（７）、及び表示器（９）により構成されてい
る。
【００１４】温度検出器（１）としては、例えばサーミ
スターや熱電対を用いる。この温度検出器（１）を用い
て日平均温度を求める場合、温度検出器（１）からの信
号（例えばデジタル信号）を１分毎に測定し、測定した
温度を温度積算器（３）を用いて全て加算する。その
後、加算した値を１４４０件（１日の測定回数）で除算
して日平均温度を求める。
スターや熱電対を用いる。この温度検出器（１）を用い
て日平均温度を求める場合、温度検出器（１）からの信
号（例えばデジタル信号）を１分毎に測定し、測定した
温度を温度積算器（３）を用いて全て加算する。その
後、加算した値を１４４０件（１日の測定回数）で除算
して日平均温度を求める。
【００１５】日射量検出器（２）としては、例えば太陽
電池を用いる。この太陽電池（２）を用いて日射時間を
求めるには、まず、太陽電池（２）からの信号と、しき
い値設定器（５）からの信号とが比較器（４）により比
較される。このときのしきい値としては、既に述べたＷ
ＭＯで定めた０．１２Ｋｗ／ｍ2 の値を用いる。このし
きい値より測定された日射量が大きい場合は、日照があ
ると判定され、しきい値より小さい場合は日照がないと
判定され、あると判定された信号のみが比較器（４）か
ら出力される。出力された信号の時間を日照時間積算器
（６）により積算して日照時間を求める。
電池を用いる。この太陽電池（２）を用いて日射時間を
求めるには、まず、太陽電池（２）からの信号と、しき
い値設定器（５）からの信号とが比較器（４）により比
較される。このときのしきい値としては、既に述べたＷ
ＭＯで定めた０．１２Ｋｗ／ｍ2 の値を用いる。このし
きい値より測定された日射量が大きい場合は、日照があ
ると判定され、しきい値より小さい場合は日照がないと
判定され、あると判定された信号のみが比較器（４）か
ら出力される。出力された信号の時間を日照時間積算器
（６）により積算して日照時間を求める。
【００１６】各々の積算器（３）（６）の信号は、適期
比較器（７）にて、最適な稲の収穫期の積算日照時間と
積算温度とを予め登録した適期設定器（８）の信号と比
較される。
比較器（７）にて、最適な稲の収穫期の積算日照時間と
積算温度とを予め登録した適期設定器（８）の信号と比
較される。
【００１７】適期比較器（７）にて比較された情報（積
算温度、積算日照時間および収穫時期の適否）は、表示
器（９）にて表示される。
算温度、積算日照時間および収穫時期の適否）は、表示
器（９）にて表示される。
【００１８】
【考案の効果】本考案の装置によれば、温度測定精度が
従来に比べて向上すると同時に、稲の成育に必要な温度
及び日照時間を同一地域内で測定し、測定データをアメ
ダス情報と比較することができるので、稲の品種に応じ
て、その地域に最適な刈り取り収穫期を的確に判定する
ことができる。
従来に比べて向上すると同時に、稲の成育に必要な温度
及び日照時間を同一地域内で測定し、測定データをアメ
ダス情報と比較することができるので、稲の品種に応じ
て、その地域に最適な刈り取り収穫期を的確に判定する
ことができる。
【図１】本考案の実施例を示す構成図である。
１：温度検出器 ２：日照量検出器 ３：温度積算器 ４：比較器 ５：しきい値設定器 ６：日照時間積算器 ７：適期比較器 ８：適期設定器 ９：表示器
Claims (1)
- 【請求項１】 温度検出器（１）の信号から日平均温度
を積算する温度積算器（３）を設け、日射量検出器
（２）の信号と、しきい値設定器（５）の信号とを比較
器（４）に通した時間を積算し日照時間を求める日照時
間積算器（６）を設け、各々の積算器（３）（６）の出
力信号と、最適な稲の収穫期の積算日照時間と積算温度
を登録した適期設定器（８）の信号を適期比較器（７）
にて比較し、表示器（９）に表示する機能を有すること
を特徴とする稲の収穫期判定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993045334U JP2515759Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 稲の収穫期判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993045334U JP2515759Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 稲の収穫期判定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711125U JPH0711125U (ja) | 1995-02-21 |
| JP2515759Y2 true JP2515759Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=12716408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993045334U Expired - Lifetime JP2515759Y2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 稲の収穫期判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515759Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105009197B (zh) * | 2013-02-22 | 2018-01-16 | 索尼公司 | 图像显示装置、图像显示方法、存储介质以及监测系统 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02103228U (ja) * | 1989-02-02 | 1990-08-16 |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP1993045334U patent/JP2515759Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0711125U (ja) | 1995-02-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960625 |