JP2515555B2 - 濃厚次亜塩素酸塩組成物 - Google Patents

濃厚次亜塩素酸塩組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の背景 本発明は、濃厚洗浄水組成物に関し、特に重合体/界
面活性剤濃厚化系を有する漂白含有洗浄水組成物に関す
る。
(2)従来技術の説明 濃厚漂白剤の開発に関する多くの従来技術があり、そ
れと関連した利点が従来技術で十分に立証されている。
非水平面に加えられる洗浄組成物の有効性は、洗剤の残
留時間を増やすかなり粘性のある調合物によってかなり
改良される。利用及び使用中にはね散るのが最小とな
り、濃厚製品についての消費者の好みが十分に立証され
ている。洗浄組成物を濃厚化する多数の方法が、周知で
あり、溶解成分の特性を変えて液晶又はゲル相を創成す
る懸濁物を加え、或いは重合体の有機濃縮剤を加えるこ
とによって、溶解成分の濃度を増加させる方法を含んで
いる。ここで用いるとき、「重合体」は、複数の化学的
サブ単位(単量体)から構成される巨大分子を意味す
る。その単量体は、等しく又は化学的に類似であっても
よく、或いは幾つかの異なるタイプから成ってもよい。
より特定の用語が用いられない限り、「重合体」は、ヘ
テロ及びホモ重合体、ランダム共重合体、交互共重合
体、ブロック共重合体並びにグラフト共重合体を含むも
のである。「共重合体」は、2つの異なる繰り返す化学
的単量体から成るそれらの巨大分子のことを特に言うた
めに用いられる。
種々の理由のため、従来技術の濃厚組成物は、商業的
に発展の余地がある。多くの例で、濃厚化は、非水平面
上での所望の残留時間をもたらすのには不十分である。
成分を加え、さらに/または溶解成分の特性を変えるこ
とにより、離液のような組成物に関する他の問題がしば
しば生じ、これらの問題を補正する方法では他の成分を
加えることが必要になる。従来技術の重合体濃厚次亜塩
素酸塩漂白組成物を妨害する欠点が、次亜塩素酸塩の重
合体を酸化し、その濃厚化能力を減少し又は破壊する傾
向である。従来技術の濃厚漂白製品は、一般に高い(10
0゜F(37.8℃))及び/又は低い(35゜F(1.7℃)貯蔵
温度で相不安定状態を示す。他の欠点が、高い粘度で固
化又は硬化する傾向をもたらしうる偽ボディ(false−b
odied)又はチキソトロピーレオロジーを示す傾向があ
る粘土型無機重合体濃厚剤で存在する。重合体増粘剤を
使用する組成物の多くが、かなり高レベルの高価な重合
体を必要とする。濃厚組成物に用いられる多くの重合体
が、高いイオン強度の組成物で効果がなく、このため漂
白剤とともに用いるのに適切ではない。従来技術の他の
次亜塩素酸塩組成物が、界面活性剤を用いて濃厚化さ
れ、次亜塩素酸塩の安定性の問題を示すであろう。界面
活性剤濃厚化系はまた、所望の製品粘土の値を得るのに
必要なレベルで用いられるとき効果的なコストではな
い。
重合体濃厚次亜塩素酸塩が、幾つかの文献で開示又は
記載されている。マルサン等に発行の米国特許第4,011,
172号が、粘度濃厚次亜塩素酸塩を開示しており、ポリ
アクリルアミドもまた適切であろうということを示唆す
る。ブリッグズの米国特許第3,663,442号が、スチレン
/アクリル酸重合体を含む漂白剤を開示する。その重合
体は、濃厚化ではなく不透明のための不溶性粒子として
調合される。ルペ等の米国特許第4,116,851号は、例え
ばアクリル酸塩、マレイン酸塩又は酢酸ビニルとスチレ
ンの共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリ
スチレンのような重合体の濃厚化剤を含みうる粘土濃厚
次亜塩素酸塩漂白剤を示す。そのような重合体は、微粒
子形態で開示されているが、無機粘土と結合してしか明
らかに濃厚化されない。キーワート等に発行の米国特許
第4,438,016号は、酸化アミン帯びスルフォン酸パラフ
ィンを含み、ケイ酸アルミニウム・カルシウムによっ
て、選択的にはアクリル酸塩又はメタクリル酸塩共重合
体によって濃厚化される次亜塩素酸塩洗剤を開示する。
ジマーラー等の米国特許第3,393,153号は、種々の不溶
性重合体によって助けられた視覚的光沢剤を安定して懸
濁させる非濃厚次亜塩素酸塩漂白剤組成物を示す。サバ
テリの米国特許第4,147,650号は、従来技術の代表とし
て、高い平均分子量を有するポリメタクリル酸塩又はポ
リアクリル酸塩及びメタケイ酸塩の化合物を用いて濃厚
化された次亜塩素酸塩溶液を示す。ハイナム等の米国特
許第3,684,722号は、アミンオキサイド又はベタイン、
アルカリ金属石けん、次亜塩素酸塩アルカリ金属及び選
択的に腐食剤から成る濃厚漂白組成物を開示する。ハイ
ナム等は、ポリアクリル酸塩のような重合体が次亜塩素
酸塩を濃厚化するその能力を試験したが、永続的濃厚化
は達成されなかったと述べている。フランス特許第7,82
3,943号は、非界面活性剤、重合体濃厚次亜塩素酸塩組
成物を記載する。この特許は、ポリアクリル酸塩のよう
な高いレベルの重合体(25%又はそれ以上)が適度の10
0センチポイズ(cP)の濃厚化を必要とするとき、従来
技術の重合体増粘剤は効果がないことを説明する。ポリ
アクリル酸塩は、次亜塩素酸塩溶液中では安定ではない
ことが前記従来技術で示されている。例えば、ジョイの
米国特許第4,229,313号のような他の文献は、界面活性
剤濃厚漂白組成物を開示する。
従来技術では、注ぐことができ、非常に濃厚な漂白洗
剤を開発する問題をうまく処理していなかった。さら
に、従来技術は、300cP及びそれより高いオーダーでか
なり高い粘度値をとりうる漂白剤安定洗剤の教示を欠い
ており、かなり低い分子量の重合体を利用する低いレベ
ルの重合体/界面活性剤濃厚化系を用いてかような値を
達成できない。
〔発明の要約〕
従って、本発明の目的は、非水平面上に洗浄有効残留
時間をもたらすのに十分な粘度を有する漂白洗剤水を提
供することである。
本発明の他の目的は、通常の貯蔵中及び高い温度で安
定な濃厚漂白洗剤を提供することである。
本発明の他の目的は、硬化や固化することなく、又は
離液を示さない、注ぐことができる濃厚漂白洗剤を提供
することである。
簡潔には、本発明の一実施例は、以下の(a)〜
(c)から成る濃厚安定な家庭用漂白組成物から成る。
(a)活性ハロゲン化合物、すなわち、漂白剤。
(b)活性ハロゲン化合物と共存でき、ポリエチレン・
アクリル酸共重合体から成る増粘剤。
(c)アシル及びアルキルグループが8〜18炭素の長さ
であるアルキルジメチルアミンオキサイド界面活性剤及
びN−アシルサルコシン酸塩界面活性剤から成る混合界
面活性剤系。
本発明の濃厚洗剤は、好適には約100センチポイズ(c
P)以上の非水平面に加えられるとき洗浄有効残留時間
をもたらすのに十分な粘度を示し、1000−2000(cP)の
オーダーで粘度を有するべく調合されうる。混合界面活
性剤系のみがかなり高い組成物粘度を生じるが、最も高
い粘度レベルは重合体と結合した界面活性剤系を介して
のみ達成されうる。さらに、十分な界面活性剤が約20−
50cP以上の最小の粘度を生じるために入れられ、重合体
を溶解するのに十分であるとき、粘度は重合体をその溶
解度の限界まで低いレベルで加えることによって共働的
に増加しうる。重合体を溶解するのに十分な界面活性剤
と結合した低レベルの重合体が共働的粘度増加をもたら
すだけでなく、重合体/界面活性剤系がかなり低い濃度
で高い粘度を達成するため、次亜塩素酸塩の安定性は改
良される。加えられる利点として、濃厚組成物は、ニュ
ートン流動学を示すべく調合されて、ノズル型容器を必
要としない流動可能で注ぐことができる製品をもたらし
うる。粘土濃厚剤は用いられないので、組成物は、固化
及び硬化し、及び/又は離液しうるチキソトロピーレオ
ロジーヌは偽ボディを示さない。
本発明の利点は、高い粘性の組成物が低いレベルの重
合体及び界面活性剤を用いて得られうることである。
本発明の他の利点は、組成物が代表的貯蔵棚の寿命に
亘って安定な次亜塩素酸塩及び相であることである。
本発明の他の利点は、漂白剤組成物の総有機含量が最
小に保たれることである。
本発明の他の利点は、組成物がニュートン流動学を示
すべく調合されて固化又は硬化せず、或いは離液を示す
べく調合されうることである。
本発明の他の利点は、粘性溶液がかなり低いコストか
ら得られうることである。
〔好適実施例の説明〕
本発明の一実施例で、洗剤は、水溶液中での以下の要
素成分から成る。
(a)漂白剤。
(b)重合体濃厚化剤。
(c)混合界面活性剤系。これらのすべてを以下で詳細
に記載する。
〔漂白剤〕
漂白剤の源が、種々のハロゲン漂白剤から選択され
る。かような漂白剤の例が、本質的にハイポハライト、
ハロアミン、ハロイミン、ハロイミド及びハロアミドの
アルカリ金属及びアルカリ土類塩から成るグループから
選択されたものを含む。これらのすべてが、本来の位置
にハイポハラウス漂白種を生じると考えられている。次
亜塩素酸塩及び水溶液中で次亜塩素酸塩を生じる化合物
が好適であるが、次亜臭素酸塩もまた適切である。代表
的な次亜塩素酸塩を生じる化合物は、ナトリウム、カリ
ウム、リチウム及びカルシウムの次亜塩素酸塩、塩化第
三リン酸ナトリウム12水和物(chlorinated trisodium
phosphate dodecahydrate)、トリクロルシアヌール酸
及びジクロルイソシアヌール酸ナトリウム及びカリウム
を含む。使用に適した有機漂白剤源は、例えばトリクロ
ルシアヌール酸及びトリブロムシアヌール酸、ジブロム
シアヌール酸及びジクロルシアヌール酸、及びそのカリ
ウム塩及びナトリウム塩、N−ブロム及びN−塩化スク
シニミド、マロニミド、フタルイミド及びナフタルイミ
ドのような複素環式N−ブロム及びN−クロルイミドを
含む。さらに、例えばジブロム及びジクロル・ジメチル
とダントイン、クロロブロムジメチルとダントイン、N
−クロルスルファミド(ハロアミド)及びクロラミン
(ハロアミン)のようなヒダントインもまた適してい
る。約0.2%〜約15%、より好適には約0.2%〜10%、最
適には約0.2%〜6.0%の範囲の量で化学式NaOClを有す
る次亜塩素酸塩ナトリウムが、本発明で特に好適であ
る。この漂白剤は、酸化可能なステインに対して非常に
効果的な酸化洗浄剤である。
〔重合体〕
本発明の組成物で使用するのに適した好適な重合体
は、疎水コモノマー及び親水コモノマーを有する共重合
体である。コモノマーの選択によって、正確な溶解度及
び電荷平衡の共重合体が得られ、それが本発明の組成物
の成功へのかぎである。溶解度及び、故に粘度に影響を
与える他の重合体パラメータが、重合体の分子量であ
る。従来技術の多くの重合体増粘剤が、濃厚化のために
静電斥力に依存している。次亜塩素酸ナトリウムが漂白
剤源として用いられる本発明の実施例で、組成物は、漂
白剤の製造中に形成された塩化ナトリウムのほぼ等モル
量とともに次亜塩素酸ナトリウムから高いイオン強度を
有する。かような高イオン強度は静電斥力を小さくし、
その結果、かような組成物での従来技術の重合体濃厚化
は効果的ではない。本発明の組成物は、従来技術の重合
体とはそれ自体異なる共重合体をもたらす荷電コモノマ
ー及び非荷電コモノマーを有する共重合体を包含する。
荷電コモノマーは重合体にある程度の親水性を与え、非
荷電コモノマーは重合体に幾らかの疎水性を与えるであ
ろう。かような共重合体は漂白剤組成物のような高イオ
ン強度媒体中で十分に機能し、実際に幾らかのイオン高
度が濃厚化−界面活性剤系と共重合体の効果的会合に必
要とされる。本発明の組成物のイオン強度は、約0.5〜
5.0モル、好適には約1.5〜3.0モル、最適には2.0〜2.5
モルの範囲である。イオン強度は、各種の重量モル濃度
のそのイオンの電荷の2乗を掛け、これらの積を加え、
種の数で割ることによって計算される。さらに従来技術
に反して、共重合体は、増粘剤として代表的に使用され
る重合体より少ない正味電荷及びより小さい分子量を有
するべく選択される。重合体の電荷を減少させることに
より、従来技術の重合体の濃厚化の静電的性質のため、
組成物の粘度は減少することが、通常予期されるであろ
う。しかしながら、本発明の重合体の組成物は、重合体
の正味電荷がより少ないにもかかわらず溶液の粘度の顕
著な増加を特徴なくもたらす。意外にも、濃厚化は、本
発明のかなり小さい分子量の重合体を用いて達成され
る。これは、非電荷コモノマーに対する荷電コモノマー
の比によって重合体に付課される疎水性−親水性平衡に
依存していると考えられる。非電荷グループに対する荷
電グループの比に幾分基づき、分子量全体に幾分基づい
て重合体は選択されるので、幾らかのイオン強度を有す
る媒体中の重合体の溶液度は減少し、組成物はかなり大
きな量だけ粘度の増加を示すと考えられている。これ
は、静電力ではなく疎水性の優勢に依存していると考え
られる。最も好適な重合体は、重合体の重量基準で10〜
50%、最適には15〜25%の範囲の量だけ存在するアクリ
ル酸を有する、ポリエチレンとアクリル酸の共重合体で
ある。アクリル酸の含有は、重合体が界面活性剤系によ
って溶解されうるのに十分高いが濃厚化が生じないほど
高くはないように選択される。界面活性剤のタイプ及び
濃度、並びに組成物のイオン高度によって、アクリル酸
含量は、10〜15%まで減少させられてもよい。他の親水
性コモノマーがアクリル酸の代りに用いられるならば、
その割合は重合体に与えられる結果としてもたらされる
溶解度に依存して変化するであろう。同様に、エチレン
より疎水性のコモノマー、例えばプロピレンが使用され
るならば、アクリル酸含量は、20%以上に増加して共重
合体に十分な溶解度を与えるであろう。一般に、界面活
性剤の量を増加させることにより、重合体の溶解度は増
加するが、イオン強度の増加は重合体の溶解度を減少す
る。従って、理想的重合体組成物は、界面活性剤のタイ
プ及び濃度、並びに組成物のイオン強度によって決まる
であろう。変形的に、界面活性剤のタイプ及び濃度は、
組成物のイオン強度と同様に、変化させて、特定の重合
体の効果を高めることができる。その共重合体は、界面
活性剤系との濃厚化に有効な会合を達成するため、基剤
(例えばNaOH)を用いて中和されなければならない。中
和は、カルボキシル酸基の幾つかをカルボキシレート基
に変換し、負電荷を有するイオノマーをもたらす。それ
は、界面活性剤系による有効な溶解化のために必要であ
り、そのため、重合体による次亜塩素酸塩の中和は起こ
らない。
ポリエチレン/アクリル酸の重合体の一例が、ドウ・
ケミカル・カンパニーによって製造され、プリマコーよ
り特定的にはプリマコー5980の商標で販売されている。
プリマコー5980は、約18000の重量平均分子量、約7000
の数平均分子量、300の融解指数、85℃の結晶融解温度
(Tm)、約0.960g/cm3の密度、及び155mg KOH/gの酸価
を有する。ドウ・ケミカルのプリマコー5981、5983、59
90及び5991はまた、本発明でも機能するであろう。これ
らのプリマコーのための数平均分子量は、以下のとおり
である。5981は約18000、5983は約7700、5990は約590
0、さらに5991は約5400である。すべてが、約20%のア
クリル酸含量を有する。
ポリエチレンアクリル酸共重合体が最適であるが、他
の帯電単量体がポリエチレンと共重合して本発明の範囲
内で十分な結果を達成することができる。かような単量
体は、メタクリル酸、カルボキシレート化又はスルホン
化スチレン、エチレンスルホン酸(高分子量アルケンと
結合してもよい)アルケンカルボキシル酸、及びマレイ
ン酸を含む。さらに、他の疎水性単量体が、エチレンと
同様に役立つであろう。これらは、例えばプロピレン、
ブタジエン及びスチレンを含む。共重合体の重要なパラ
メータは、約3000と100000との間、好適には約3000〜20
000の間の重量平均分子量、並びに溶解及び濃厚化に有
効な疎水性−親水性平衡である。約3000と100000との間
の重量平均分子量を有し且つ重合体鎖に結合した疎水性
基を有し、共重合によってではなく、重合体の引続く化
学的変形によって形成される疎水性ホモ重合体を使用す
ることもまた、本発明の範囲内にある。かような親水性
基は、例えばカルボキシレート、スルフォネート又はス
ルフェートを含む。
重合体の少なくとも約10%が、かように変形されて所
望の溶解度パラメータをもたらすべきである。スルフォ
ン化ポリスチレンが、酸化微晶質のロウからカルボキシ
レート化ポリエチレンを得ることができるように所望の
重合体をもたらしうる。
〔界面活性剤系〕
2成分界面活性剤系が、本発明で利用されて、重合体
と作用して予期せず高い粘度をもたらす。その界面活性
剤系は、少なくとも2つ異なる洗浄活性化合物か成る。
その少なくとも一方が液体次亜塩素酸塩溶液に可溶性で
あり、その両方が耐漂白性がなければならない。好適実
施例で、界面活性剤系のかような一成分はアミンオキサ
イド、ベタイン及びその混合物から成る基からの非帯電
界面活性剤であり、他の成分はアシルサルコシネート、
アルキルタウライド、アルキルサルフェート、糖エステ
ル、アルキル又はアリルエーテルスルフェート及びカル
ボキシレート、アルキルジフェニルオキサイドスルフォ
ネート、石けん並びにその混合物から成る基から選択さ
れた陰イオン化合物である。本発明の目的のため、非帯
電界面活性剤が、本発明のアルカリpH範囲で正味電荷全
体を有しないものであり、非イオン性、両性及び両性イ
オンの界面活性剤を含む。より好適な実施例で、非帯電
界面活性剤はアミンオキサイドであり、陰イオン界面活
性剤はアミドカルボキシレートであり、最適な実施例で
非帯電界面活性剤はジメチルテトラデシルアミンオキサ
イドであり、陰イオン界面活性剤はアルカリ金属ラウロ
イルサルコシネートである。ラウロイルサルコシネート
はそれらが次亜塩素酸塩のような物質による酸化に抵抗
力のあるとき最適な陰イオン界面活性剤であり、故に高
い温度でも耐漂白性がある。最適な実施例の界面活性剤
の特定の例が、アンモニックスMO(アミンオキサイド)
及びハンポシルL(ラウロイルサルコシネートナトリウ
ム)の商標で販売されているものを含む。前者はオニッ
クス・ケミカル・カンパニによって、後者はダブリュア
ール・グレース・アンド・カンパニによって製造され、
市販されている。
アミンオキサイドの最も長いアルキル基(R1)は一般
に8〜18炭素の長さであり、これより大きい場合には相
不安定状態を作り出すであろう。18炭素の長さ以下のR1
を有するアミンオキサイドは一般に非常に溶解性であっ
て、濃厚化は生じない。最適なものは、C14アミンオキ
サイドであり、特にオニックス・ケミカルのアンモニッ
クスMOである。本発明の組成物で使用するのに適した他
のオニックス・アンモニックス製品は、好適なものでは
ないが、アンモニックスLO(C12)、アンモニックスMCO
(C14−C16混合物)及びアンモニックスCO(C16)であ
る。ハンポシルLのようなアルカリ金属ラウロイルサル
コシネートは、漂白水組成物に溶解するとき好適な陰イ
オン界面活性剤であり、他の物質のための向水性物質と
して作用しうる。優勢的にミリストイル・サルコシネー
ト及びステアロイル・サルコシネートからそれぞれ成
り、ダブリュアール・グレース・アンド・カンパニによ
って製造され、市販されるより長鎖のハンポシルM及び
ハンポシルSもまた、十分な結果を与え、濃厚化を改良
するであろう。本発明の組成物で使用されうる陰イオン
界面活性剤の他の例が、アルキル・ジフェニルオキサイ
ド・ジスルフォネートであり、特には、ドウ・ケミカル
・カンパニによってドウファクス2A1の商標で製造さ
れ、市販されるナトリウム・モノ及びジドデシル−ジフ
ェニルオキサイド・ジスルフォネートの混合物である。
ドウファクス2A1のアルキル基は、プロピレン四量体か
ら誘導される。他の有枝鎖又は直鎖の6〜8炭素の炭素
アルキル基もまた、適している。もちろん、単分散界面
活性剤を利用することは費用的に効果的ではなく必要で
もないが、市販の多分散界面活性剤は完全に適してい
る。かなり低いレベルの界面活性剤及び重合体が、本発
明の濃厚化、すなわちほぼ100cP及びそれ以上を達成す
るのに必要とされる。実験結果は、かなり高い粘度がか
なり低いレベルの全有機体を用いて達成されうることを
示す。重合体濃厚化剤を界面活性剤系に加えることによ
り、幾つかの予期しない利点がもたらされる。界面活性
剤のみでは一般に500cP以上の漂白剤を濃厚化すること
ができず、高濃度が顕著なレベルの濃厚化を達成するの
に必要である。同様に、重合体のみでは、重合体と関連
した分散及び溶解の困難さのため非常に粘性で注ぐこと
のできる漂白剤溶液を一般に生じることができない。本
発明の重合体と結合した界面活性剤系は、重合体を加え
た界面活性剤のかなり低い全濃度で粘度を増加させる。
完全には理解されていないが、驚くほど増加した粘度は
重合体と界面活性剤との間の会合によって決まると考え
られる。濃厚化が改良されるだけでなく、有機成分(界
面活性剤及び重合体)の全濃度はより低いため、次亜塩
素酸塩の安定性もまたあらゆる特定の粘度値について改
良される。界面活性剤が重合体を溶解させ、最小の共界
面活性剤濃厚化をもたらすのに十分な量で存在するなら
ば、重合体を加えることにより、共同作用で組成物の粘
度は改良されるであろう。適切なレベルの界面活性剤及
び重合体を決定することは、本発明にとって重要であ
る。界面活性剤は、必然的に重合体を溶解させるのに十
分な量で存在しなければならない。重合体に対する界面
活性剤の溶解に有効な重量比は約5:1であることがわか
っている。重合体の界面活性剤溶解化は重合体との複雑
な生成を介して、或いは重合体への吸着によって起こる
と考えられている。十分な界面活性剤はまた、約20〜50
cP以上、或いは重合体の共同作用濃厚化効果が起こらな
い粘度以上の、最小の粘度を達成するべく存在しなけれ
ばならない。
表1は、粘度に対する界面活性剤及び重合体の量の変
化の効果を示す。試料A及びBは顕著な粘度を示さない
が、それは全界面活性剤濃度が重合体との会合で共同作
用濃厚化を示すのに必要とされる最小の粘度を達成する
のに不十分であると考えられるためである。試料C−H
はかなり粘性があり、溶解化する量の界面活性剤を有
し、同一の組成物を除く重合体より10〜20倍大きい粘性
を示すことがわかるであろう。
〔電解質及び/緩衝剤〕 電解質及び緩衝剤が、本組成物の組成物に加えられて
もよい。NaClのような低いレベルの電解質が、水溶液中
にイオンをもたらすべく機能し、溶液の粘度を適度に改
良することを示している。次亜塩素酸ナトリウムが、製
造中に形成された幾らかの塩化ナトリウムを都合よく含
む。塩化ナトリウムが、イオン強度を増加させるのに必
要なとき、変形漂白剤又は次亜塩素酸ナトリウムに加え
られてもよい。他方、緩衝剤がpHを維持するべく作用
し、この例として、アルカリ性pHが粘度を得、次亜塩素
酸塩の安定性を維持して時間を通じて漂白剤の効果を高
めるのに都合がよい。幾つかの化合物が、緩衝剤及び電
解質の両方として役立つであろう。これらの特定の緩衝
剤/電解質は、一般に種々の無機酸のアルカリ金属塩、
すなわち、アルカリ金属リン酸塩、ポリリン酸塩、トリ
リン酸塩、テトラリン酸塩、ケイ酸塩、メタケイ酸塩、
ポリケイ酸塩、炭酸塩、水酸化物及びこれらの混合物で
ある。或る塩、例えば、アルカリ土類リン酸塩、炭酸
塩、水酸化物などが、緩衝剤として単独で機能しうる。
そのような化合物が用いられるならば、それらは適切な
pH調整をもたらすため前述の電解質/緩衝剤のうち少な
くとも一と結合するであろう。それはまた、緩衝剤とし
てアルミノケイ酸塩(ゼオライト)、ホウ酸塩、アルミ
ン酸塩及び漂白残留有機物質、例えばグルコン酸塩、こ
はく酸塩、マレイン酸塩、及びこれらのアルカリ金属塩
のような物質を用いるのに適切であろう。これらの電解
質/緩衝剤は、発明の洗剤のpH範囲を好適には7.0より
上、より好適には約11.0と14.0との間で保つように機能
する。漂白剤及びその他の加えたものともに本来的に存
在するものを含む電解質/緩衝剤の総量は、約0.5%〜2
5%、好適には1%〜15%、最も好適には約5%〜10%
の間で変化しうる。約11.0〜14.0の範囲内でpHを維持す
ることは、漂白剤と界面活性剤/重合体系との間の化学
的干渉を最小にし、さらに次亜塩素酸塩の分解を最小に
することによって組成物安定性を確保するのに欠くこと
ができない。組成物の反応の仕方もまたその汚れで助け
られ、しみの除去はこのpH範囲でより効果的となる。
遊離アルカリをもたらし、さらに次亜塩素酸塩を安定
化させるのを助けるその能力に関して、腐食剤(水酸化
ナトリウム)が好適である。腐食剤は約0.25%〜4.0%
の範囲の量で加えることができ、約0.25%〜2.0%の腐
食剤を含む組成物が好適である。腐食剤の割合は、一般
に最適の安定性のために界面活性剤の割合(約1%まで
の界面活性剤)と同じ範囲であろう。より高い割合の腐
食剤は、安定性の観点からは妥当であるが、毒性の観点
からは妥当でないであろう。
〔任意成分〕
本発明の組成物は、芳香剤、着色剤、白色染料、溶剤
及びビルダーのような成分を含むように調合されて、組
成物の性能、安定性又は美的要求を高める。インターナ
ショナル・フレーバーズ・アンド・フラグランス・イン
コーポレイテッドから市販されて入手できるような漂白
剤安定芳香剤の約0.01%から約5%までが、組成物中に
含まれてもよく、さらに濃厚化を助けうる。大量の芳香
剤では組成物で相及び次亜塩素酸塩の不安定状態を生じ
る傾向があり、さらに高価なので、好適には最小量の芳
香剤が加えられる。漂白剤安定染料及び色素剤が、少量
含まれてもよい。ウルトラマリン・ブルー(UMB)及び
銅フタロシアニンが、本発明の組成物で組み入れられう
る広く使用される漂白剤安定色素剤の例である。少量の
有機溶媒は、第3アルコール又は飽和炭化水素溶媒であ
ってもよく、非極性、油性又は樹脂質のしみを除去する
のを助けるために加えることができる。かようなビルダ
ーは、水性溶液中の遊離のカルシウム又はマグネシウム
イオンのイオンの濃度を減少させるように当業者に周知
なように機能する。例えば炭酸塩、リン酸塩及びピロリ
ン酸塩のような前述の幾つかの緩衝剤物質もまた、ビル
ダーとして機能する。緩衝剤として機能することもない
代表的なビルダーは、トリポリリン酸ナトリウム及びカ
リウム並びにヘキサメタリン酸カリウムを含む。
好適実施例で、本発明の組成物は、約0.2%〜15%の
漂白剤、0.1%〜1.0%の重合体、0.5%〜3.0%のアミン
オキサイド、及び0.1%〜2.0%のザルコシン酸塩を用い
て調合される。より好適なものは、0.2%〜10%の漂白
剤、0.1%〜0.3%の重合体、0.75%〜2.0%のアミンオ
キサイド及び0.1%〜1.5%のザルコシン酸塩である。最
も好適なものは、全体に亘る粘度及び漂白剤安定性の両
方のため、約2.0%〜6.0%の漂白剤、0.1%〜0.2%の重
合体、1.0%〜2.0%のアミンオキサイド及び0.1%〜1.0
%のザルコシン酸塩である。より低い次亜塩素酸塩レベ
ルで、組成物の粘度は、塩化ナトリウムのような電解質
を約0.5〜5%加えることによってさらに高められる。
粘度がより低い範囲にあるとき、これは特にあてはま
る。
〔実験〕
第1−6図は、本発明の種々の組成物のための粘度の
図表を示す。すべての図で、粘度の測定が、cPで与えら
れ、第2スピンドルを有するブルックフィールド粘度計
を用いてなされた。第1−3図は4.3%NaCl組成物であ
り、第1(a−c)図は室温(RT)での最初の粘度測定
を示し、第2図(a−c)図はRTで4週間後の粘度を示
し、第3(a−b)図は100゜F(37.8℃)で4週間後の
粘度を示す。第4−6図は2.5%NaCl組成物であり、第
4(a−c)図は最初のRT粘度を図示し、第5(a−
c)図はRTで4週間後を図示し、第6(a−c)図は10
0゜F(37.8℃)で4週間後を図示する。ある組成物が、
調製したとき濁っており、結局相分離することがわかっ
た。調製したとき透明のままであるこれらの調合物は、
相安定状態であった。相境界が、第1−6図で破線によ
って表され、使用可能な相安定領域を示す。プリマコー
重合体は、プリマコー5980、5981、5983、5990及び5991
を含み、自己乳化重合体である。すなわち、重合体の溶
液が、逆流条件下で塩基を有する遊離カルボキシル酸を
中和することによって簡単に調整されうる。10%のプリ
マコー分散が、プリマコー共重合体、1.2gのNaOH及び8
8.8の水を組み合わせることによってつくられうる。中
性化重合体は、水に可溶性であり、きれいで透明な分散
をもたらす。この分散は、本発明の洗浄組成物を調合す
るために用いられる。プリマコー5980は一般に次亜塩素
酸塩溶液中に溶解しないが、界面活性剤を加えることに
よりあらゆる沈澱を回避するのに十分なだけ溶解度が増
加する。重合体の溶解化は、界面活性剤:重合体の重量
比が約5:1〜約30:1の間でアミンオキサイド・カルボキ
シレートのモル比の反応性度が約7:1〜120:1の間で起こ
る。実験は、これらの関係が広い範囲の重合体濃度に亘
って不変であることを示し、溶解度は重合体濃度の関数
ではなく、重合体対界面活性剤の比によって決まること
を示す。
表2及び3は、界面活性剤:重合体重量比及びアミン
オキサイド:カルボキシレート反応性度のそれぞれに基
づく重合体溶解度を示す。表は、溶液が透明なままの、
或いは濁った比を示す。
表4は、本発明の種々の組成物についての次亜塩素酸
塩安定性を示す。表4の組成物は、4.3%の最初の次亜
塩素酸塩濃度を有するように調合された。次亜塩素酸塩
濃度は、室温(RT)で4週間後、さらに高い(100゜F
(37.78℃)温度で4週間後測定された。漂白剤の半減
期はすべての組成物について良好であったが、最高のレ
ベルの重合体、すなわち1パーセント又はそれ以上を有
していることがわかった。第1−6図のグラフによって
示すように、かように高い重合体濃度は、高い粘度を達
成するのに必要ですらない。
表5及び6は、最初の次亜塩素酸塩濃度セットを4.3
%及び2.5%でそれぞれ有する本発明の種々の組成物に
ついての粘度及び次亜塩素酸塩安定性の表である。表6
の組成物(2.5%次亜塩素酸塩)は、表5の組成物(4.3
%次亜塩素酸塩)に匹敵するイオン強度を達成するべく
加えられた塩化ナトリウムを含む。表5の番号を付した
試料中の重量割合の成分は、表6の試料に加えられた塩
化ナトリウムを除いて、表6のそれら試料に一致する。
粘度及び次亜塩素酸塩濃度は、室温及び高い(100゜F
(37.78℃)温度で4週間の貯蔵後、測定された。
粘度及び次亜塩素酸塩の両方の昭和室温(RT)の安定
性は、すべての調合物について良好であった。高い温度
の次亜塩素酸塩安定性もまた、すべての組成物について
良好であった。より高い粘度の調合物は、高い温度で4
週間後に粘度の減少を示した。しかしながら、すべての
調合物は室温で4週間後でさえ許容粘度範囲内のままで
あった。表5及び6で示す粘度は、10RPMの第2スピン
ドルを有するブルックフィールド粘度計を用いて測定さ
れた。すべての粘度が、cPである。
表7は、本組成物の粘度に対する剪断変化の効果を示
す。種々の調合物が、ブルックフィールド粘度計及び10
rpm及び100rpmでの第2スピンドルを用いてテストされ
た。より大きい剪断力は粘度に顕著な影響を及ぼさなか
ったことがわかるであろう。
表1、4、5、6及び7並びに第1−6図の組成物
は、平衡水とともに指示成分を含む。すべての組成分が
水に(前述のような)10%プリマコー分散を加え、所望
の量アンモニックス及びハンポシル(例えば30%水性溶
液)を混合させることによって調合された。この混合物
は十分攪拌され、漂白剤(例えばクロロックス液)がゆ
っくり加えられた。所望のレベルのNaOH及び/又はNaCl
が、漂白剤と混合された。結果として透明な溶液が生
じ、NaOCl濃度は滴定によって確かめられた。
現在好適な実施例に基づいて記載しているが、かよう
な開示は限定的に解釈すべきではないことを理解すべき
である。種々の変形及び変更が、前記開示を読んだ後当
業者に確かに考えつくであろう。従って、特許請求の範
囲は、本発明の思想内に収まるすべての変形及び変更を
含むように解釈されることを意図する。
【図面の簡単な説明】
第1a図、第1b図及び第1c図は、4.3%の次亜塩素酸塩を
有する本発明の組成物の第1の調合について最初の粘性
プロフィールをcPで示すグラフである。 第2a図、第2b図及び第2c図は、室温(RT)で4週間の貯
蔵の後の第1a図、第1b図及び第1c図の組成物の粘性を示
すグラフである。 第3a図、第3b図及び第3c図は、100゜F(37.8℃)で4週
間の貯蔵の後の第1a図、第1b図及び第1c図の組成物の粘
性を示すグラフである。 第4a図、第4b図及び第4c図は、2.5%の次亜塩素酸塩を
有する本発明の組成物の第2の調合について最初の粘性
プロフィールをcPで示すグラフである。 第5a図、第5b図及び第5c図は、室温(RT)で4週間の貯
蔵の後の第4a図、第4b図及び第4c図の組成物の粘性を示
すグラフである。 第6a図、第6b図及び第6c図は、100゜F(37.8℃)で4週
間の貯蔵の後の第4a図、第4b図及び第4c図の組成物の粘
性を示すグラフである。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濃厚で注ぐことができる水性漂白剤組成物
    であって、 (a) 漂白化に十分な量の活性ハロゲン化合物と、 (b) 約1千と10万との間の重量平均分子量を有す
    る、濃厚化に十分な量の可溶性重合体濃厚化剤であっ
    て、前記重合体濃厚化剤が、帯電コモノマーと、非帯電
    コモノマーとから成り、前記重合体濃厚化剤が、界面活
    性剤系において可溶性である、ところの重合体濃厚化剤
    と、 (c) 耐漂白剤非帯電界面活性剤及び耐漂白剤陰イオ
    ン界面活性剤を含む界面活性剤系であって、前記界面活
    性剤系が、前記重合体濃厚化剤を溶解化するのに十分な
    量で存在する、ところの界面活性剤系とから成り、 前記重合体濃厚化剤、前記ハロゲン化合物及び前記界面
    活性剤系が、非溶解性固体から成る溶液である、 ところの組成物。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の組成物であっ
    て、 前記活性ハロゲン化合物が、ハイポライト、ハロアミ
    ン、ハロアミド、及びハロアミドのアルカリ金属、及び
    アルカリ土類塩から成るグループから選択される、組成
    物。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の組成物であっ
    て、 前記帯電コモノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、カ
    ルボン酸スチレン、スルホン酸スチレン、エチレンスル
    ホン酸、アルケンカルボン酸、マイレン酸、及びこれら
    のハーフ・エステル、及びこれらの混合物から成るグル
    ープから選択され、 前記非帯電コモノマーが、エチレン、プロピレン、ブタ
    ジエン、スチレン、エステル、及びこれらの混合物から
    成るグループから選択される、組成物。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載の組成物であっ
    て、 前記非帯電界面活性剤が、アミンオキサイド、ベタイ
    ン、及びこれらの混合物から選択され、 前記陰イオン界面活性剤が、アシルザルコシネート、ア
    ルキルタウライド、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
    硫酸塩、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキル
    ジフェニルオキサイドスルフォネート、セッケン、及び
    これらの混合物から成るグループから選択される、組成
    物。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の組成物であっ
    て、 前記帯電コモノマーがアクリル酸であり、前記非帯電コ
    モノマーがエチレンであり、 前記非帯電界面活性剤がアミンオキサイドであり、前記
    帯電界面活性剤がアミドカルボキシレートであって、 界面活性剤系に対する重合体濃厚化剤の比は約1:5と1:3
    0との間である、ところの組成物。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項記載の組成物であっ
    て、 前記重合体濃厚化剤のカルボキシレート反応性度に対す
    る前記非帯電界面活性剤のアミンオキサイドのモル比は
    約7:1と120:1との間である、ところの組成物。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第5項記載の組成物であっ
    て、 前記アミンオキサイドが、8〜18炭素長さのアルキル基
    を有するアルキルジメチルアミンオキサイドであり、 前記アミドカルボキシレートが、8〜18炭素長さのアル
    キル基を有するアルカリ金属ザルコシネートである、と
    ころの組成物。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第7項記載の組成物であっ
    て、 前記組成物の粘度が、少なくとも100センチポイズであ
    る、ところの組成物。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第5項記載の組成物であっ
    て、 前記組成物のイオン強度が、約0.5と5.0モルとの間であ
    る、ところの組成物。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項記載の組成物であ
    って、 前記ハロゲン漂白剤が、約0.2%〜15%の量で存在し、 前記重合体濃厚化剤が、約0.1%〜1.0%の量で存在し、 前記非帯電界面活性剤が、約0.5〜3.0%の量で存在し、 前記陰イオン界面活性剤が、約0.1%〜2.0%の量で存在
    し、全て前記組成物の重量に基づく、ところの組成物。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第10項記載の組成物であ
    って、 さらに、約0.5%〜5%の量の塩化ナトリウムと、約0.2
    5%〜4%の水酸化ナトリウムとを含む、組成物。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第1項記載の組成物であ
    って、 前記帯電コモノマーが、約20〜75モル%の重合体濃厚化
    剤であり、 前記非帯電コモノマーが、約80〜25モル%の重合体濃厚
    化剤である、ところの組成物。
  13. 【請求項13】濃厚化水性漂白組成物を調整するための
    方法であって、 (a) 約1千と10万との間の重量平均分子量を有する
    可溶性重合体濃厚化剤の水性分散を調整する工程であっ
    て、前記重合体濃厚化剤が、帯電コモノマーと、非帯電
    コモノマーとから成り、前記重合体濃厚化剤が、界面活
    性剤系で溶解し濃厚化に十分な量で存在し、前記分散
    が、さらに前記重合体濃厚化剤を中和するために有効な
    基を含む、ところの工程と、 (b) 約0.2〜15%の間のハロゲン漂白剤の水溶液を
    調製する工程と、 (c) 工程(a)の前記分散を一定量の水に加えて、
    約0.1〜1.0%の重合体濃厚化剤をもたらし、それに、約
    0.1〜2.0%の陰イオン界面活性剤と、約0.5〜3.0%の非
    帯電界面活性剤とから成る溶解に十分な量の界面活性剤
    系を加え、この合成溶液を混合する工程と、 (d) 工程(b)の溶液と、工程(c)の溶液と、約
    0.25〜4.0%の水酸化ナトリウムとを混合し、前記重合
    体濃厚化剤、漂白剤及び界面活性剤系が、非溶解性固体
    から成る溶液である、ところの工程とから成る、方法。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第13項記載の方法であっ
    て 前記帯電コモノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、カ
    ルボン酸スチレン、スルホン酸スチレン、エチレンスル
    ホン酸、アルケンカルボン酸、マイレン酸、及びこれら
    のハーフ・エステル、及びこれらの混合物から成るグル
    ープから選択され、 前記非帯電コモノマーが、エチレン、プロピレン、ブタ
    ジエン、スチレン、エステル、及びこれらの混合物から
    成るグループから選択され、 前記非帯電界面活性剤が、アミンオキサイド、ベタイ
    ン、及びこれらの混合物から選択され、 前記陰イオン界面活性剤が、アシルザルコシネート、ア
    ルキルタウライド、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
    硫酸塩、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキル
    ジフェニルオキサイドスルフォネート、セッケン、及び
    これらの混合物から成るグループから選択される、方
    法。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第13項記載の方法であっ
    て 前記帯電コモノマーがアクリル酸であり、前記非帯電コ
    モノマーがエチレンであり、 前記非帯電界面活性剤がアミンオキサイドであり、前記
    帯電界面活性剤がアミドカルボキシレートであって、 界面活性剤系に対する重合体濃厚化剤の比は約1:5と1:3
    0との間である、ところの方法。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第13項記載の方法であっ
    て、 前記帯電コモノマーが、約20〜75モル%の重合体濃厚化
    剤であり、 前記非帯電コモノマーが、約80〜25モル%の重合体濃厚
    化剤である、ところの方法。
  17. 【請求項17】非水平面を洗浄するための方法であっ
    て、 (a) その上に汚れを有する非水平面を濃厚化洗剤に
    接触させる工程であって、 前記濃厚化洗剤が、漂白化に十分な量のハロゲン漂白剤
    と、濃厚化に十分な量の水性重合体濃厚化剤と、界面活
    性剤系とから成り、 前記重合体濃厚化剤が、帯電コモノマーと、非帯電コモ
    ノマーとから成り、前記重合体濃厚化剤が、約1千と10
    万との間の重量平均分子量を有し、 前記界面活性剤系が、前記重合体濃厚化剤を溶解するの
    に有効な量で存在し、非帯電界面活性剤と、陰イオン界
    面活性剤とを含み、前記界面活性剤系の前記重合体濃厚
    化剤に対する比が約5:1と30:1との間にあり、 前記重合体濃厚化剤、前記漂白剤及び前記界面活性剤系
    が、非溶解性固体から成る溶液である、ところの工程
    と、 (b) 前記洗剤が、洗浄有効時間の間、前記表面上に
    あるのを可能にする工程と、 (c) 前記洗剤及び汚れを除去する工程とから成る、
    方法。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲17項記載の方法であっ
    て、 前記帯電コモノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、カ
    ルボン酸スチレン、スルホン酸スチレン、エチレンスル
    ホン酸、アルケンカルボン酸、マイレン酸、及びこれら
    のハーフ・エステル、及びこれらの混合物から成るグル
    ープから選択され、 前記非帯電コモノマーが、エチレン、プロピレン、ブタ
    ジエン、スチレン、エステル、及びこれらの混合物から
    成るグループから選択され、 前記非帯電界面活性剤が、アミンオキサイド、ベタイ
    ン、及びこれらの混合物から選択され、 前記陰イオン界面活性剤が、アシルザルコシネート、ア
    ルキルタウライド、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
    硫酸塩、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキル
    ジフェニルオキサイドスルフォネート、セッケン、及び
    これらの混合物から成るグループから選択される、方
    法。
  19. 【請求項19】特許請求の範囲第17項記載の方法であっ
    て、 前記帯電コモノマーがアクリル酸であり、前記非帯電コ
    モノマーがエチレンであり、 前記非帯電界面活性剤がアミンオキサイドであり、前記
    帯電界面活性剤がアミドカルボキシレートであって、 界面活性剤系に対する重合体濃厚化剤の比は約1:5と1:3
    0との間である、ところの方法。
  20. 【請求項20】特許請求の範囲第17項記載の方法であっ
    て、 前記帯電コモノマーが、約20〜75モル%の重合体濃厚化
    剤であり、 前記非帯電コモノマーが、約80〜25モル%の重合体濃厚
    化剤である、ところの方法。
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