JP2515099Y2 - 呼吸器の背負具 - Google Patents

呼吸器の背負具

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JP2515099Y2
JP2515099Y2 JP1990030337U JP3033790U JP2515099Y2 JP 2515099 Y2 JP2515099 Y2 JP 2515099Y2 JP 1990030337 U JP1990030337 U JP 1990030337U JP 3033790 U JP3033790 U JP 3033790U JP 2515099 Y2 JP2515099 Y2 JP 2515099Y2
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文雄 木村
真 内藤
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川重防災工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、呼吸器を人体に装着する背負具に関する。
従来の技術 呼吸器では、その用途などに応じて、共通の背負具本
体に各種の外径を有する圧力容器を装着することが望ま
れる。
考案が解決しようとする課題 本考案の1つの目的は、各種の外径を有する圧力容器
を共通の背負具本体に装着することができるようにした
呼吸器の背負具を提供することである。
またこのような呼吸器の背負具は、その呼吸器を人体
に装着して作業中に、人体の定位置からずれてしまわな
いことが必要である。
本考案の他の目的は、人体に装着した状態でずれるこ
とがないようにした呼吸器の背負具を提供することであ
る。
課題を解決するための手段 本考案は、背負具本体の外表面に圧力容器をベルトで
外囲して取付ける呼吸器の背負具において、 ベルトの一端部には、外側方に突出してU字状に屈曲
した第1係止部が形成され、 背負具本体の一側部には、背負具本体寄りから圧力容
器の外周面に沿つてその周方向に間隔をあけて複数の第
2係止部を有する係止部材が、圧力容器の軸線に平行な
軸線まわりに角変位可能に枢支され、 前記第2係止部のうち、背負具本体寄りの第2係止部
は残余の第2係止部よりも背負具本体の外側方にあるこ
とを特徴とする呼吸器の背負具である。
また本考案は、背負具本体の内表面に人体の背中およ
び腰の左右に当接するすべり止め部材を取付けることを
特徴とする呼吸器の背負具である。
また本考案は、背負具本体には、すべり止め部材が嵌
まり込む凹所が形成され、この凹所の底に、すべり止め
部材が取付けられることを特徴とする。
作用 本考案に従えば、圧力容器を背負具本体の外表面にベ
ルトで取付けるにあたり、このベルトの一端部には、外
側方に突出したU字状の第1係止部が形成され、背負具
本体の一側部には、圧力容器の外周面に沿つて間隔をあ
けて複数の第2係止部を有する係止部材が、圧力容器の
軸線に平行な軸線まわりに角変位可能に枢支されてお
り、係止部材に形成されている複数の第2係止部のう
ち、背負具本体寄りの第2係止部は、残余の第2係止部
よりも背負具本体の外側方にあり、したがつてこの背負
具本体寄りの第2係止部に前記ベルトを背負具本体の外
後方でそのベルトの端部に形成されている第2係止部を
係止することによつて、残余の第2係止部が圧力容器の
外方に大きく突出することなく、各種の外径を有する圧
力容器を共通の背負具本体に取付けることができる。
また本考案に従えば、背負具本体の内表面、すなわち
人体側の表面に、その人体の背中および腰の左右に当接
するゴムなどの材料から成るすべり止め部材を取付け
る。これによつて背負具本体と人体との間の摩擦係数が
増大し、したがつて背負具本体を装着している作業者が
左右に激しく振動したとき、または下向きに、すなわち
前かがみになつたときなどにおいて、背負具本体が人体
から外れることが防がれる。
また本考案に従えば、背負具本体にはすべり止め部材
が嵌まり込む凹所が形成され、この凹所の底に、すべり
止め部材が取付けられるので、外力によつてすべり止め
部材が背負具本体から剥がれてしまうことはない。
実施例 第1図は本考案の一実施例の呼吸器の背負具1を、そ
の背負具1が装着される人体側とは反対側、すなわち背
後から見た背面図であり、第2図はその実施例の一部を
簡略化して示す分解斜視図である。これらの図面を参照
して、背負具1は上下に延びる背負具本体2を有してお
り、その外表面、すなわち人体とは反対側の表面に、圧
力容器3がベルト4で外囲して取付けられる。
第3図は、ベルト4の長手方向に沿う断面図である。
このベルト4は、たとえば金属などの材料から成り、可
撓性である。ベルト4の一端部5には、外側方(第1図
および第2図の左方)に突出してU字状に屈曲した第1
係止部6が形成される。このベルト4の他端部7には複
数の係止孔8が形成されており、これらの孔8に選択的
に係止する係止手段9が背負具本体2に設けられる。
背負具本体2の一側部(第1図および第2図の左方)
には、係止部材10が支持部材11によつて、圧力容器3の
第1図における上下に延びる軸線に平行な軸線まわりに
角変位可能に枢支される。背負具本体の他側部(第1図
および第2図の右方)には、前述の係止手段9が取付け
られる。
第4図は支持部材11の平面図であり、第5図はその支
持部材11の正面図である。支持部材11は、背負具本体2
にボルト13およびナツト14によつて固定される一対の取
付部15と、この取付部15から立上る立上り部16と、この
立上り部16に連なつて逆U字状に屈曲した屈曲部17とを
有する。
第6図(1)〜第6図(3)は、第1図における切断
面線VI−VIから見た断面図である。第2図をも併せて参
照して、係止部材10は、背負具本体2寄りから圧力容器
3の外周面に沿つて間隔をあけて複数(この実施例では
3)の第2係止部19,20,21を有し、これらの第2係止部
19,20,21は、連結部22,23によつて連結される。この係
止部材10は連結部22,23に連なる背負具本体2において
枢軸24を有し、この枢軸24は支持部材11の屈曲部17に嵌
まり込み、これによつて上述のように係止部材10が角変
位可能とされる。
これらの3つの第2係止部19,20,21のうち、背負具本
体2寄りの係止部19は、残余の係止部20,21よりも連結
部22,23に関して背負具本体2の外側方(第2図および
第6図の左方)にある。
第6図(1)で示されるように圧力容器3aの外径が小
さいときには、ベルト4は係止部20,21よりも背負具本
体の外側方(第6図(1)の左方)を覆つて、そのベル
ト4の端部5に形成されている第1係止部6が、第2係
止部19に係止される。したがつて係止部材10の係止部2
0,21が背負具本体2の外側方(第6図(1)の左方)に
突出して邪魔になることが防がれる。
第6図(2)で示されるように、圧力容器3bの外径が
大きいときには、ベルト4は係止部材10よりも背負具本
体2の内側方(第6図(2)の右方)に位置し、そのベ
ルト4の第1係止部6は係止部材10の第2係止部20に係
止する。第2係止部20,21の距離は比較的小さいので、
第2係止部21が背負具本体2の外側方(第6図(2)の
左方)に突出することはない。
第6図(3)に示されるように圧力容器3cの外径がさ
らに大きいときには、ベルト4の第1係止部6は、係止
部材10の背負具本体2からもつとも離れた位置にある第
2係止部21に係止される。参照符3a,3b,3cを総括的に参
照符3で表すことがある。
このようにして、各種の外径を有する圧力容器3を共
通の背負具本体2にベルト4を用いて装着することがで
き、またその圧力容器3aの外径が第6図(1)で示され
るように小さいときであつても、係止部材10が背負具本
体2の外側方に突出することを防ぐことができる。
再び第1図を参照して、背負具本体2の内表面には、
ゴムなどの材料から成る摩擦係数の大きいすべり止め部
材26〜30が取付けられる。すべり止め部材26,27,29は、
人体の背中に当接し、上下に間隔をあけて配置されてい
る。すべり止め部材27よりもさらに間隔をあけて左右下
方には、人体の腰の左右に当接するすべり止め部材28,3
0が設けられ、それらのすべり止め部材28,30間にはもう
1つのすべり止め部材29が取付けられて腰の中央に当接
する。このようなすべり止め部材26〜30が背負具本体2
に取付けられていることによつて、背負具本体2と人体
との摩擦係数を増大して、両者のすべりを防ぐことがで
きる。これによつて背負具本体2を装着する人にぴつた
りと取付けておくことができ、作業中に人体の背後で背
負具本体2がずれることがない。すなわちすべり止め部
材28,29,30は人体の左右のすべりを防止し、また上下の
3個のすべり止め部材26,27,29は、前、特に前かがみに
なつたときのすべりを防止する。
第7図はすべり止め部材26の人体側から見た正面図で
あり、第8図はそのすべり止め部材26の側面図であり、
第9図は第1図の切断面線IX−IXから見た断面図であ
る。これらの図面を参照して、すべり止め部材26は、人
体に向けて多数の凹凸が形成された表面32を有してお
り、これによつて、人体とのすべりを一層、防ぐことが
できる。このすべり止め部材26は小径部33を介して大径
の抜止め部34が連なる。背負具本体2は、たとえば金属
などの材料から成り、すべり止め部材26が嵌まり込む凹
所35が形成されている。この凹所35の底には、取付孔36
が形成され、この挿通孔36には、小径部33が挿通し、抜
止め部材34によつて、すべり止め部材26が抜出すことが
防がれて取付けられる。このように、すべり止め部材26
が凹所35に嵌まり込んでいるので、外力によつてすべり
止め部材26が背負具本体2から剥がれてしまうことが防
がれる。
その他のすべり止め部材27〜30もまた、すべり止め部
材26と同様な構成を有し、また同様な構成によつて、背
負具本体2に形成された凹所に嵌まり込まれて、取付け
られる。
背負具本体2の外表面には、前述のように圧力容器3
が取付けられており、この背負具本体2の下部には、そ
の圧力容器3を受ける受け部材37が固定される。
この受け部材37は金属製の線状体などによつて形成さ
れており、基本的には、一対の載置片38,39と、支持片4
0と、一対の受け片41,42とを有する。載置片38,39は、
背負具本体2よりも下方に突出し、しかも外後方に延び
ている。支持片40は載置片38,39から上方に連なる。こ
の実施例では、支持片40は、一方の受け片42に連なつて
いる。受け片41,42は背負具本体2から外後方に延び
る。載置片38,39と受け片41,42との間において、背負具
本体2寄りには、上方になるにつれて背負具本体2に近
付くように傾斜した支持片が形成されており、これらの
支持片は溶接によつて背負具本体2に固定される。受け
片41,42上には、圧力容器3の容器片45が取付けられる
肩部46付近が乗載される。受け片41,42は、背負具本体
2から外後方に延びており、したがつて圧力容器3の各
種の外径の大きさに拘わらず、それらの各種の外径が異
なる圧力容器の肩部付近を乗載して支持することができ
る。
再び第1図を参照して、背負具本体2には人体の肩に
掛けるためのベルト50,51が設けられ、また腰部から延
びる締め付け用のベルト53,53aが取付けられ、ベルト52
は、ベルト50の途中に取付けられたベルト53に、調整手
段54によつて連結される。もう1つのベルト53aに関し
ても同様にして調整手段55が設けられる。ベルト50,51
に連なるベルト56,57は、人体の前部で着脱自在に連結
される。背負具本体2の下部には、腰を締め付けるベル
ト58が取付けられ、人体の前部で連結、取外し可能とさ
れる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、共通の背負具本体に、
外径の異なる各種の圧力容器をベルトで外囲して取付け
ることが可能であり、しかもベルトの一端部に形成され
た第1係止部が、背負具本体の一側部に枢支されている
係止部材の複数の第2係止部のうち、背負具本体寄りの
第2係止部に係止された状態では、ベルトは残余の第2
係止部よりも背負具本体の外側方を覆つているので、前
記残余の第2係止部が圧力容器側に抑えられ、前記残余
の第2係止部が外方に突出して邪魔になることはない。
また本考案によれば、人体側の内表面に、人体の背中
および腰の左右に当接するゴムなどの材料から成るすべ
り止め部材が取付けられるので、背負具本体を人体に装
着した状態において背負具本体がずれてしまうことが防
がれる。
またすべり止め部材を背負具本体の凹所に嵌まり込ん
で取付けるようにしたので、外力によつてすべり止め部
材が背負具本体から剥がれてしまうことを防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の呼吸器の背負具1の背後か
ら見た背面図、第2図はその背負具1の簡略化した分解
斜視図、第3図はベルト4の長手方向に沿う断面図、第
4図は支持部材11の平面図、第5図は支持部材11の正面
図、第6図は第1図の切断面線VI−VIから見た断面図、
第7図はすべり止め部材26の平面図、第8図はすべり止
め部材26の側面図、第9図は第1図の切断面線IX−IXか
ら見た断面図である。 1…呼吸器の背負具、2…背負具本体、3,3a,3b,3c…圧
力容器、4…ベルト、6…第1係止部、10…係止部材、
11…支持部材、19,20,21…第2係止部、26〜30…すべり
止め部材、35…凹所

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背負具本体の外表面に圧力容器をベルトで
    外囲して取付ける呼吸器の背負具において、 ベルトの一端部には、外側方に突出してU字状に屈曲し
    た第1係止部が形成され、 背負具本体の一側部には、背負具本体寄りから圧力容器
    の外周面に沿つてその周方向に間隔をあけて複数の第2
    係止部を有する係止部材が、圧力容器の軸線に平行な軸
    線まわりに角変位可能に枢支され、 前記第2係止部のうち、背負具本体寄りの第2係止部は
    残余の第2係止部よりも背負具本体の外側方にあること
    を特徴とする呼吸器の背負具。
  2. 【請求項2】背負具本体の内表面に人体の背中および腰
    の左右に当接するすべり止め部材を取付けることを特徴
    とする呼吸器の背負具。
  3. 【請求項3】背負具本体には、すべり止め部材が嵌まり
    込む凹所が形成され、この凹所の底に、すべり止め部材
    が取付けられることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第2項記載の呼吸器の背負具。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3407452A (en) 1966-12-05 1968-10-29 Abert Quick release buckle and strap means
US3957183A (en) 1974-03-14 1976-05-18 U.S. Divers Company Backpack for breathing tanks

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