JP2514597B2 - 腰髄伸長器 - Google Patents

腰髄伸長器

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JP2514597B2
JP2514597B2 JP5343723A JP34372393A JP2514597B2 JP 2514597 B2 JP2514597 B2 JP 2514597B2 JP 5343723 A JP5343723 A JP 5343723A JP 34372393 A JP34372393 A JP 34372393A JP 2514597 B2 JP2514597 B2 JP 2514597B2
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央 江本
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な構成を有する腰
髄伸長器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、腰痛に対しては下記のように処置
されている。 1.医者の指導の下で腰と腹の間にコルセットを装着し
て、腰髄間にある椎間板に対する垂直荷重を軽減させ、
腰痛を少なくしようとしている。(第1の方式) 2.病院で、ベッドに寝て患者の上半身をベッドの頭方
向に向け固定すると共に、腰部をベッドの足元方向に間
断をもって引っ張っている。(第2の方式) すなわち、患者の腰部にバンドを係止し、このバンドの
両側に取付けたベルトおよびワイヤー、滑車などを介し
てベッド下に取付けた小型電動ウインチなどにより、患
者の状態に応じて選択した30kg〜40kg程度の引
張力が腰髄にかかるようにしている。そして、この場
合、10秒牽引後10秒緩めると云うような種々のパタ
ーンの作用を繰り返している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.第1の方式の場合、コルセットを装着したままで
は、苦しく、かつ身体を自由に動かすことができず、椎
間板に対する上体の荷重を充分に軽減できない。しか
も、長時間および長期に使用しなければならない。 2.第2の方式の場合、その都度、病院に出向かなけれ
ばならず、腰痛時には苦痛を伴う。すなわち、週5日、
1日1回、10分〜20分程度の通院治療ではよい結果
を得ることができず、勿論通院と仕事の両立は極めて困
難である。
【0004】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本願のものは、患者2の腰部2Aに装着されるベルト3
と、このベルト3の左右側方部分と、患者2の脇の下2
Bとの間に張設される左右の腰髄伸長器本体4とから構
成され、ベルト3は、ベルト本体3Aと、このベルト本
体3Aにおける左右の腰の側方対応部に設けられた伸長
器受3Bとから構成され、腰髄伸長器本体4は、横パイ
プ部4Aと、この横パイプ部の下面中央に側面T字状に
連結された縦パイプ部4Bとから構成され、縦パイプ部
4Bには伸長器受3Bに挿脱するピストン4Dが昇降調
整自在に嵌挿されている腰髄伸長器である。この場合、
左右の伸長器受3Bが腰骨の左右上端に位置するようベ
ルト3の長さを伸縮調整自在に構成することができる。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本発明の腰髄伸長器で、患者2の腰部2Aに装着され
るベルト3と、このベルト3の左右側方部分と、患者2
の脇の下2Bとの間に張設される左右の腰髄伸長器本体
4とから構成されている。
【0007】以下順にその構成の詳細を説明する。ベル
ト3は、ベルト本体3Aと、このベルト本体3Aにおけ
る左右の腰の側方対応部に設けられた伸長器受3Bとか
ら構成されている。そこで、ベルト本体3Aは、多少伸
縮性のある素材をもって所定寸法の幅広に構成された帯
状体3A1と、この帯状体の左方先端の中心には舌状の
突片3A2が設けられ、また、帯状体3A1の右方先端
には二股状の突片3A3が設けられている。そして、こ
れら突片3A2と突片3A3との裏面には面状ファスナ
ー3A21,3A31が添着されている。そこで、面状
ファスナー3A21は面状ファスナー3A22と係脱
し、面状ファスナー3A31は面状ファスナー3A32
と係脱する。
【0008】さらに、帯状体3A1は中心で左方の帯状
体単体3A11と右方の帯状体単体3A12に分断さ
れ、これら左方の帯状体単体と右方の帯状体単体とは互
いに係脱する後方面状ファスナー3A4,3A5で連結
されている。面状ファスナー3A21,3A31、後方
面状ファスナー3A4,3A5としては、一対のループ
状起毛片を群設したテープとフック状起毛片を群設した
テープによって構成された公知のマジックテープ(商
標)を使用している。また、ベルト本体3Aの生地にル
ープ状起毛片が全面に群設されたものを選べば、一方に
フック状起毛片を群設したテープの使用で足りることは
当然である。
【0009】そこで、伸長器受3Bは、ベルト本体にお
ける左右の腰の側方対応部に添着された皮革製のベース
3B1と、このベース3B1には椀状の受部3B11が
取付けられている。これら受部3B11に、後述の腰髄
伸長器本体4のピストン4Dの下端が上方より嵌着する
ことになる。
【0010】ここで、このベルト3の装着方法について
説明する。患者は、ベルト3を腰骨の左右上端と当該ベ
ルト3の幅の中心を合わせ、かつ、左右の伸長器受3B
がこの腰骨の左右上端近傍に位置する状態になるように
して腰部に装着する。ベルト3の寸法や左右の伸長器受
3Bが標準的に構成され使用する患者の体型に一致する
場合はよいが、患者には太った人、痩せた人がいるのが
現実である。その場合には、ベルト3の寸法や左右の伸
長器受3Bの位置を、その患者に合わせる必要がおき
る。このとき、後方面状ファスナー3A4,3B5を互
いに左右にずらしながらベルト3を伸ばしたり縮めたり
することで好適な状態にすることができる。
【0011】なお、舌状の突片3A2と二股状の突片3
A3の使用方法を説明する。まず、二股状の突片3A3
のうち上方の突片3A3を帯状体3A1の左先端部分の
前面上方に添着させる。ついで、舌状の突片3A2を帯
状体3A1の右先端部分の前面上方に添着させる。さら
に、二股状の突片3A3のうち下方の突片3A3を帯状
体3A1の左先端部分の前面中央付近に添着させる。
【0012】腰髄伸長器本体4は、所定寸法の横パイプ
部4Aと、この横パイプ部の下面中央に側面T字状に連
結された所定寸法の縦パイプ部4Bとからケーシング4
Cが構成され、縦パイプ部4Bの内壁の下方部分は角穴
4B1に構成され、この角穴4B1にはピストン4Dが
当該ピストンの下方部分4D1が縦パイプ部4Bの下端
より下方に突出した状態で昇降自在に嵌挿され、ピスト
ン4Dの上方部分の軸心にはネジ穴4D2が開設され、
このネジ穴4D2には上方からネジ棒4Eが螺合され、
このネジ棒4Eの上端には減速器4Fを介してモータ4
Gが連結されている。
【0013】なお、縦パイプ部4Bは下方に行くほど少
しく細くなるテーパー状に構成されていると共に、この
縦パイプ部4Bの横パイプ部4Aへの連結は、当該縦パ
イプ部内にピストン4D、減速器4F、モータ4Gなど
を装着後、ビス4B2で固着するよう構成されている。
この結果、減速器の下部は縦パイプ部の内壁に刻設した
段部4B3で係止され、モータの上部は横パイプ部の側
壁で押さえられることになる。
【0014】この場合、ピストン4Dの下端には球面4
D3が形成されている。また、減速器4Fについては遊
星歯車を使用したものが好適である。一方、横パイプ部
4Aの後端には後方壁4A1が張設され、前方開口部に
は蓋4A2が開閉自在に取付けられている。後方壁には
当てゴム4A11が添着されている。そして、この横パ
イプ部4A内には、適数本の電池4Hと制御器4Iが内
蔵されている。この制御器4Iには、外部からピストン
4Dの昇降・停止を行う手元スイッチ4I1が連結され
ている。4I11はコードである。4Jは必要に応じて
取付けられる公知の充電器である。
【0015】寸法的には下記の程度のものが好適であっ
た。横パイプ部の長さは約160mm、横パイプ部の直
径は約34〜35mm、縦パイプ部の長さは約300〜
450mm。
【0016】本発明のものは下記のように作用する。 1.患者はベッドあるいは床などに図1の如く腰骨の左
右上端とベルト3の幅の中心を合わせベルトを装着して
仰向けに寝る。 2.左右の腰髄伸長器本体4におけるピストン4Dの下
端を、ベルト3における左右の伸長器受3Bに嵌着する
と共に、横パイプ部4Aを患者の左右の脇の下に位置さ
せて脇を締める。この場合、横パイプ部4Aの後方壁4
A1がベッドあるいは床などに直交状態で当接するの
で、当該腰髄伸長器本体4を安定した状態で脇の下に保
持できる。
【0017】3.左右の手元スイッチ4I1をそれぞれ
左右の手で支持して、左右の腰髄伸長器本体4における
ピストン4Dをそれぞれ伸長させ、所定箇所で停止させ
る。そして、このような使用中には、伸長位置を持続し
たり、必要に応じてピストン4Dを適当な間隔で左右同
時に伸長と伸縮を繰り返すことができる。 4.この結果、患者の左右の脇の下を支点として、ベル
ト3を下方に押し下げることになるから、腰髄部の椎間
板が伸ばされることになる。 5.使用後は、また左右の手元スイッチ4I1により、
左右の腰髄伸長器本体4におけるピストン4Dをそれぞ
れ収縮させるとよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.患者は自分で左右の手元スイッチ4I1の操作によ
り、所望する圧力で患者の左右の脇の下を支点として、
ベルト3を介して下方に押し下げ各腰髄間が緩み、椎間
板およびこの各部を通る神経を圧迫より解放して、腰痛
を改善することができる。 2.使用方法が簡単で、しかも自宅、会社その他何処で
も気軽に使用することができる。 3.小型軽量で充電バッテリー式によりどこでも持参し
て使用することもできる。 4.通院用ベッド型の同目的の治療器と同等の目的を達
成することができる。 5.帰宅時、就寝時、起床時など、1日数回、1回10
分〜20分程度で効果は大きい。 6.本発明のものによれば、手術により改善できる腰痛
以外の一般的腰痛経験者は、再発防止のため腰髄部にけ
だるさを感じたら、本発明のものを1日数回自分で使用
すればよい。このように本発明のものは、早く手軽にタ
イミングよくどこででも使用できることになる。そし
て、これにより腰痛になるべき状態を容易に回避できる
などの効果を有する極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の斜視図である。
【図2】分解した斜視図である。
【図3】腰髄伸長器本体の縦断面図である。
【図4】A−A線拡大断面図である。
【図5】ベルトの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 腰髄伸長器 3 ベルト 4 腰髄伸長器本体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者(2)の腰部(2A)に装着される
    ベルト(3)と、このベルト(3)の左右側方部分と、
    患者(2)の脇の下(2B)との間に張設される左右の
    腰髄伸長器本体(4)とから構成され、ベルト(3)
    は、ベルト本体(3A)と、このベルト本体(3A)に
    おける左右の腰の側方対応部に設けられた伸長器受(3
    B)とから構成され、腰髄伸長器本体(4)は、横パイ
    プ部(4A)と、この横パイプ部の下面中央に側面T字
    状に連結された縦パイプ部(4B)とから構成され、縦
    パイプ部(4B)には伸長器受(3B)に挿脱するピス
    トン(4D)が昇降調整自在に嵌挿されていることを特
    徴とする腰髄伸長器。
  2. 【請求項2】 左右の伸長器受(3B)が腰骨の左右上
    端に位置するようベルト(3)の長さが伸縮調整自在に
    構成されている請求項1記載の腰髄伸長器。
JP5343723A 1993-12-15 1993-12-15 腰髄伸長器 Expired - Lifetime JP2514597B2 (ja)

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JPH07163608A JPH07163608A (ja) 1995-06-27
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