JP2506994Y2 - Non-woven cloth - Google Patents

Non-woven cloth

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JP2506994Y2
JP2506994Y2 JP1990120876U JP12087690U JP2506994Y2 JP 2506994 Y2 JP2506994 Y2 JP 2506994Y2 JP 1990120876 U JP1990120876 U JP 1990120876U JP 12087690 U JP12087690 U JP 12087690U JP 2506994 Y2 JP2506994 Y2 JP 2506994Y2
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core component
long fiber
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section
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迪弘 宮尾
哲男 浅野
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Description

【考案の詳細な説明】[Detailed description of the device] 【産業上の利用分野】[Industrial applications]

本考案は、柔軟な風合、優れた拭き取り性、及び優れ
た耐摩耗性を有する不織布製拭き布に関するものであ
る。
The present invention relates to a non-woven cloth having a soft texture, an excellent wiping property, and an excellent abrasion resistance.

【従来の技術】[Prior art]

従来から、不織布製拭き布としては、セルロース繊維
や合成繊維などの各種ステープル繊維を単独で叉は混合
して製造された乾式不織布(バインダーボンド不織布)
製のものや湿式不織布製のものが使用されている。しか
し、乾式不織布などを製造する際のステープル繊維はそ
の単糸繊度が太いため、従来の不織布製拭き布は、極細
繊維を構成素材とする編織物よりなる拭き布に比べて、
汚れの拭き取り性が悪い、或いは被拭き取り面に傷を付
けるなどという欠点があった。 このため、近年、分割型複合繊維よりなるステープル
繊維を用いて不織布を製造し、分割型複合繊維を分割さ
せ極細繊維群を不織布中に生成させた乾式不織布を拭き
布として使用することが、提案されている。確かに、こ
の不織布製拭き布は、拭き取り性に優れ、柔軟な風合を
有しているが、ステープル繊維で構成されているため、
繰り返し使用していると、その表面が毛羽立つというこ
とがあった。表面が毛羽立つと、この毛羽が被拭き取り
面に付着し、被拭き取り面が逆に汚れるという欠点があ
った。また、毛羽立ちによって不織布の強度低下を惹起
し、拭き布としての耐久性も低いという欠点があった。 一方、極細繊維群の集積体であるメルトブロー不織布
を拭き布の構成体として使用する試みも行なわれてい
る。例えば、スパンボンド不織布にメルトブロー不織布
を貼合した拭き布が提案されている。確かに、この不織
布製拭き布も、拭き取り性に優れているが、貼合品であ
るため貼合部が硬くなり、柔軟な風合に乏しく、拭き布
として使用しにくいという欠点があった。 また、前記したいずれの拭き布においても、被拭き取
り面との摩擦によって帯電しやすく、手指に静電気を感
じたり、或いは同電荷に帯電している塵を拭い取ること
ができないという欠点があった。これは、拭き布を構成
している素材になんらの工夫もされていないからであ
る。
Conventionally, as a non-woven cloth, a dry non-woven cloth (binder bond non-woven cloth) manufactured by individually or mixing various staple fibers such as cellulose fiber and synthetic fiber.
The thing made from a product or a wet non-woven fabric is used. However, since the staple fiber when producing a dry non-woven fabric and the like has a large single yarn fineness, the conventional non-woven fabric wiping cloth is superior to a wiping cloth made of a knitted fabric having ultrafine fibers as a constituent material,
There are drawbacks such as poor ability to wipe off dirt or scratching the surface to be wiped. For this reason, in recent years, it has been proposed that a nonwoven fabric is manufactured using staple fibers composed of splittable conjugate fibers, and a dry nonwoven fabric in which splittable conjugate fibers are split to generate ultrafine fiber groups is used as a wiping cloth. Has been done. Certainly, this non-woven cloth has excellent wiping properties and has a soft texture, but since it is composed of staple fibers,
The surface sometimes became fluffy after repeated use. When the surface is fluffed, the fluff adheres to the surface to be wiped, and the surface to be wiped is conversely soiled. Further, there is a defect that the strength of the non-woven fabric is reduced due to fluffing and the durability as a wiping cloth is low. On the other hand, attempts have been made to use a melt-blown non-woven fabric, which is an aggregate of ultrafine fibers, as a constituent of a wiping cloth. For example, a wiping cloth in which a melt-blown non-woven fabric is bonded to a spun bond non-woven fabric has been proposed. Certainly, this non-woven cloth is also excellent in wiping-off property, but since it is a bonded product, it has a drawback that the bonding part becomes hard, the soft texture is poor, and it is difficult to use as a cleaning cloth. In addition, all of the above-mentioned wiping cloths have a drawback that they are easily charged due to friction with the surface to be wiped, and that they cannot sense static electricity on their fingers or wipe off dust charged to the same electric charge. This is because no material has been devised for the materials that make up the wiping cloth.

【考案が解決しようとする課題】[Problems to be solved by the device]

そこで、本考案は、逆の電荷に帯電しやすい二つの成
分よりなる特定の複合長繊維を使用して、極細の長繊維
を不織布中に存在させると共にこの極細長繊維が固定さ
れるようにして、柔軟な風合、優れた拭き取り性、及び
優れた耐摩耗性を有する不織布製拭き布を提供しようと
いうものである。
Therefore, the present invention uses a specific composite long fiber composed of two components that are easily charged with opposite electric charges so that the ultrafine long fiber is present in the nonwoven fabric and the ultrafine long fiber is fixed. It is intended to provide a non-woven cloth having a soft texture, an excellent wiping property, and an excellent abrasion resistance.

【課題を解決するための手段】[Means for Solving the Problems]

即ち、本考案は、ポリエステル系重合体よりなる芯成
分と、前記芯成分の外周部に接合されてなる、ポリアミ
ド系重合体よりなる複数の横断面凸レンズ状の接合成分
とで形成され、かつ下記式(1)〜(3)の条件を満足
する複合長繊維を使用して製造された不織布であって、
前記不織布中には、前記複合長繊維の分割により発現し
た前記接合成分よりなる極細繊維群が存在し、かつ前記
接合成分の熱融着により各構成長繊維が相互に接着され
た区域が点在することを特徴とする不織布製拭き布に関
するものである。 記 R1/R0>1 ……(1) R2/R0≧1 ……(2) L/H≧1 ……(3) (式中、R0は、複合長繊維の横断面における芯成分の外
接円の半径を表し、R1は、複合長繊維の横断面における
全体の外接円の半径を表し、R2は、複合長繊維の横断面
において一個の接合成分が芯成分と接している円弧の曲
率半径を表し、Lは、前記円弧の長さを表し、Hは、複
合長繊維の横断面において前記一個の凸レンズ状の接合
成分の最大厚みを表す。) また、前記の不織布製拭き布とその基本的構造を同一
とするものであって、芯成分としてポリアミド系重合体
を使用し、接合成分としてポリエステル系成分を使用
し、そして芯成分によって各構成長繊維を相互に接着し
た不織布製拭き布に関するものである。 まず、本考案で使用する複合長繊維について説明す
る。この複合長繊維は、芯成分とこの芯成分の外周部に
接合されてなる複数の接合成分とで形成されている。具
体的には、第1図及び第2図に示したとおりである。第
1図及び第2図は、本考案で使用する複合長繊維の横断
面の一例を示したものであり、芯成分(A)と、この芯
成分(A)の外周部に接合されてなる横断面が凸レンズ
状の接合成分(B)とで形成されている。接合成分
(B)は、図面中では五つ存在するが、二以上の複数で
あれば差し支えない。特に本考案においては、五〜八の
接合成分(B)を有する複合長繊維を使用するのが好ま
しい。接合成分(B)は、芯成分(A)から分割されや
すいように、芯成分(A)の外周部に接合されている。 接合成分(B)の重量割合は、全重量に対して30〜70
重量%であるのが好ましい。接合成分(B)の重量割合
が30重量%未満であると、相対的に芯成分(A)の重量
割合が大きくなり、芯成分(A)からなる長繊維の繊度
が太くなって、得られる拭き布の風合が低下する傾向と
なる。一般的に、芯成分(A)からなる長繊維の繊度は
4デニール未満程度であるのが、好ましい。また、接合
成分(B)の重量割合が70重量%を超えると、芯成分
(A)と接合成分(B)との接合部が多くなって、分割
されにくい傾向が生じると共に接合成分(B)で構成さ
れる極細長繊維の繊度が太くなる傾向が生じる。一般的
に、接合成分(B)からなる極細長繊維の繊度は、0.1
〜0.8デニール程度であるのが好ましい。接合成分
(B)の繊度を0.1デニール未満にするのは、複合長繊
維の製造上、困難である。接合成分(B)の繊度が0.8
デニールよりも太くなると、汚れの除去性が低下する傾
向が生じる。なお、複合長繊維の繊度は、任意に設定し
うる事項である。 本考案においては、芯成分(A)がポリエステル系重
合体である場合、接合成分(B)はポリアミド系重合体
である。また、芯成分がポリアミド系重合体である場合
には、接合成分(B)はポリエステル系重合体である。
このように、芯成分(A)と接合成分(B)とで組成の
異なる重合体を使用するのは、芯成分(A)から接合成
分(B)が剥離し、接合長繊維が分割されやすいように
するためである。また、両重合体の融点差を利用して、
いずれか一方の成分を融着成分とするためである。ポリ
エステル系重合体とポリアミド系重合体の場合、一般的
に前者の融点は260℃前後であり、後者の融点は200〜26
0℃前後である。従って、本考案においては、ポリアミ
ド系重合体が融着成分となるのである。ポリエステル系
重合体とポリアミド系重合体の融点が近接している場合
には、湿熱下で加熱してポリアミド系重合体の融点を降
下させるのが好ましい。なお、ポリエステル系重合体と
しては、ポリエチレンテレフタレートを主成分とするも
のを用いるのが好ましい。これはポリエステル系重合体
の中でも比較的高融点であって、ポリアミド系重合体と
の融点差が大きいためである。また、ポリアミド系重合
体としては、ナイロン6やナイロン66などを使用するの
が好ましい。 また、ポリエステル系重合体とポリアミド系重合体と
の組み合わせを使用するのは、摩擦したときに両者が逆
の電荷に帯電しやすいためである。具体的には、ポリエ
ステル系重合体が負に、ポリアミド系重合体が正に帯電
しやすいのである。 複合長繊維の芯成分(A)と接合成分(B)とを剥離
しやすいようにするため、構造上、両成分(A)及び
(B)が以下の如き関係にある。この点について、複合
長繊維の横断面を模式的に示した第3図及び第4図に基
づいて説明する。まず、一つの芯成分(A)の外周部に
凸レンズ状の接合成分(B)が複数接合されていること
である。更に、接合成分(B)の重量割合は、全重量に
対して30〜70重量%である。そして、芯成分(A)の外
接円の半径をR0とし、接合成分(B)の外接円の半径を
R1とし、凸レンズ状の接合成分(B)が芯成分(A)と
接している円弧の曲率半径をR2とし、この円弧の弧長を
Lとし、凸レンズ状の接合成分(B)の厚さをHとした
場合、下記の(1)〜(3)の式を満足する関係にある
ことである。 記 R1/R0>1 ……(1) R2/R0≧1 ……(2) L/H≧1 ……(3) 以上の如き複合長繊維を使用して、不織布を製造す
る。不織布の製造方法としては、従来公知の方法が採用
しうる。特に、本考案においては、複合長繊維を溶融紡
糸しながらコンベア上に集積する、いわゆるスパンボン
ド法を採用するのが好ましい。このようにして得られた
不織布の目付は、10〜200g/m2程度とするのが好まし
い。目付が10g/m2未満であると、不織布を構成している
繊維群の量が少なく、不織布の強度が低下する傾向とな
る。また、目付が200g/m2を超えると、不織布の厚みが
厚くなって、層間剥離を生じる傾向となる。 このような不織布中には、複合長繊維の分割により発
現した接合成分(B)よりなる極細長繊維群が存在す
る。この極細長繊維の繊度は、前記したとおり、0.1〜
0.8デニール程度が好ましい。不織布中の複合長繊維を
分割させるには、例えば一般の羊毛紡績工程で使用され
ているインターセッティングギルボックスで処理する方
法やクレープ加工で利用される装置で処理する方法など
が用いられる。これらの処理によって、不織布中の複合
長繊維の接合成分(B)が全部或いは一部剥離(分割)
し、不織布中に接合成分(B)からなる極細長繊維群が
生成するのである。 また、不織布中には、接合成分(B)叉は芯成分
(A)の熱融着により各構成長繊維が相互に接着された
区域が点在する。接合成分(B)がポリアミド系重合体
よりなる場合は、接合成分(B)によって、また芯成分
(A)がポリアミド系重合体よりなる場合は、芯成分
(A)によって、各構成長繊維は相互に接着されてい
る。ここで、各構成長繊維というのは、接合成分(B)
からなる極細長繊維、芯成分(A)からなる長繊維、接
合成分(B)と芯成分(A)とが剥離していない複合長
繊維を、まとめて指称するものである。不織布中にこの
接着区域を点在させるには、例えば、加熱された一対の
エンボスロール或いは加熱されたエンボスロールと平滑
ロールとの間に不織布を通せばよい。これによって、エ
ンボスロールの凸部に対応する箇所で、ポリアミド系重
合体が軟化叉は溶融し、各構成長繊維相互間を接着する
のである。点在する接着区域の総面積は、不織布表面の
全面積に対して4〜40%程度が好ましい。接着区域の総
面積が4%未満であると、各構成長繊維相互間の接着部
分が少なく、拭き布として繰り返し使用した場合、各構
成長繊維が毛羽立つ傾向が生じる。また、接着区域の総
面積が40%を超えると、各構成長繊維相互間の接着部分
が多くなりすぎて、拭き布全体の柔軟性が低下する傾向
が生じる。 なお、前記した複合長繊維の分割と接着区域の形成と
は、一般的に、複合長繊維をコンベア上に集積して、不
織布(不織ウェブ)を形成した後に行なう。複合長繊維
の分割と接着区域との形成は、いすれを先に行なっても
よく、また同時に行なってもよい。好ましくは、接着区
域を形成した後に、複合長繊維の分割を行なうのがよ
い。接着区域の形成により、不織布の強度が向上し、分
割処理を行ないやすくなるためである。
That is, the present invention is formed by a core component made of a polyester polymer and a plurality of convex lens-shaped joint components made of a polyamide polymer bonded to the outer peripheral portion of the core component, and A non-woven fabric manufactured using composite long fibers that satisfy the conditions of formulas (1) to (3),
In the non-woven fabric, there are ultrafine fiber groups consisting of the bonding component expressed by the division of the composite long fibers, and there are scattered areas where the constituent long fibers are bonded to each other by heat fusion of the bonding component. And a non-woven cloth made of non-woven fabric. Note R 1 / R 0 > 1 (1) R 2 / R 0 ≧ 1 (2) L / H ≧ 1 (3) (In the formula, R 0 is the cross section of the composite long fiber. Represents the radius of the circumscribed circle of the core component, R 1 represents the radius of the entire circumscribed circle in the cross section of the composite long fiber, R 2 represents one of the joining components in contact with the core component in the cross section of the composite long fiber. Represents the radius of curvature of the arc, L represents the length of the arc, and H represents the maximum thickness of the one convex lens-shaped bonding component in the cross section of the composite filament.) Further, the nonwoven fabric described above. It has the same basic structure as that of a wiping cloth, and uses a polyamide polymer as the core component, a polyester component as the bonding component, and bonds the constituent long fibers to each other by the core component. The present invention relates to a non-woven cloth. First, the composite long fibers used in the present invention will be described. This composite long fiber is formed of a core component and a plurality of bonding components bonded to the outer peripheral portion of the core component. Specifically, it is as shown in FIGS. 1 and 2. FIG. 1 and FIG. 2 show an example of a cross section of the composite long fiber used in the present invention, which is composed of a core component (A) and an outer peripheral portion of the core component (A). The cross section is formed with a cemented component (B) having a convex lens shape. Five bonding components (B) are present in the drawing, but a plurality of two or more bonding components may be used. Particularly in the present invention, it is preferable to use a composite long fiber having 5 to 8 bonding components (B). The bonding component (B) is bonded to the outer periphery of the core component (A) so that it can be easily separated from the core component (A). The weight ratio of the bonding component (B) is 30 to 70 with respect to the total weight.
Preferably, it is weight%. When the weight ratio of the bonding component (B) is less than 30% by weight, the weight ratio of the core component (A) becomes relatively large, and the fineness of the long fiber composed of the core component (A) becomes large, which is obtained. The feeling of the wipe tends to decrease. In general, it is preferable that the fineness of the long fiber comprising the core component (A) is less than 4 denier. Further, when the weight ratio of the bonding component (B) exceeds 70% by weight, the number of bonding portions between the core component (A) and the bonding component (B) increases, and the bonding component (B) tends to be difficult to separate, and the bonding component (B) There is a tendency that the fineness of the ultra-fine long fiber composed of is thick. Generally, the fineness of the ultrafine long fibers composed of the bonding component (B) is 0.1
It is preferably about 0.8 denier. It is difficult to make the fineness of the joining component (B) less than 0.1 denier in the production of the composite long fiber. The fineness of the joining component (B) is 0.8
When it is thicker than the denier, the stain removability tends to decrease. The fineness of the composite long fibers is a matter that can be set arbitrarily. In the present invention, when the core component (A) is a polyester polymer, the joining component (B) is a polyamide polymer. When the core component is a polyamide polymer, the joining component (B) is a polyester polymer.
As described above, the use of the polymers having different compositions in the core component (A) and the bonding component (B) makes it easier to separate the bonding component (B) from the core component (A) and split the bonded long fibers. To do so. Also, by utilizing the difference in melting point of both polymers,
This is because one of the components is used as the fusion component. In the case of polyester-based polymers and polyamide-based polymers, the melting point of the former is generally around 260 ℃, the melting point of the latter is 200 ~ 26
It is around 0 ° C. Therefore, in the present invention, the polyamide polymer serves as the fusion component. When the melting points of the polyester polymer and the polyamide polymer are close to each other, it is preferable that the melting point of the polyamide polymer is lowered by heating under moist heat. As the polyester polymer, it is preferable to use one having polyethylene terephthalate as a main component. This is because it has a relatively high melting point among polyester-based polymers and a large difference in melting point from the polyamide-based polymer. Moreover, it is preferable to use nylon 6 or nylon 66 as the polyamide polymer. Further, the reason why the combination of the polyester-based polymer and the polyamide-based polymer is used is that they are easily charged with opposite charges when they are rubbed. Specifically, the polyester polymer is likely to be negatively charged, and the polyamide polymer is likely to be positively charged. In order to facilitate the separation of the core component (A) and the joining component (B) of the composite long fiber, both components (A) and (B) have the following relationship structurally. This point will be described with reference to FIGS. 3 and 4 schematically showing the cross section of the composite continuous fiber. First, a plurality of convex lens-shaped bonding components (B) are bonded to the outer peripheral portion of one core component (A). Further, the weight ratio of the bonding component (B) is 30 to 70% by weight based on the total weight. The radius of the circumscribed circle of the core component (A) is R 0, and the radius of the circumscribed circle of the joint component (B) is
Let R 1 be the radius of curvature of the arc where the convex lens-shaped cemented component (B) is in contact with the core component (A) be R 2, and let the arc length of this arc be L, and the thickness of the convex lens-shaped cemented component (B). When the height is H, it means that the following expressions (1) to (3) are satisfied. Note R 1 / R 0 > 1 …… (1) R 2 / R 0 ≧ 1 …… (2) L / H ≧ 1 …… (3) A non-woven fabric is manufactured by using the composite long fibers as described above. . A conventionally known method can be adopted as a method for producing the nonwoven fabric. In particular, in the present invention, it is preferable to employ a so-called spun bond method in which the composite long fibers are melt-spun and accumulated on a conveyor. The basis weight of the non-woven fabric thus obtained is preferably about 10 to 200 g / m 2 . When the basis weight is less than 10 g / m 2 , the amount of the fiber group constituting the non-woven fabric is small and the strength of the non-woven fabric tends to decrease. On the other hand, when the basis weight exceeds 200 g / m 2 , the thickness of the non-woven fabric tends to be thick and delamination tends to occur. In such a non-woven fabric, a group of ultrafine long fibers composed of the bonding component (B) developed by the division of the composite long fibers is present. The fineness of this ultra-fine long fiber is, as described above, 0.1 to
About 0.8 denier is preferable. In order to divide the composite long fibers in the non-woven fabric, for example, a method of treating with an intersetting gilbox used in a general wool spinning process, a method of treating with an apparatus used for creping and the like are used. By these treatments, the bonding component (B) of the composite long fibers in the nonwoven fabric is completely or partially peeled (divided).
Then, an ultrafine long fiber group composed of the bonding component (B) is generated in the nonwoven fabric. Further, in the non-woven fabric, there are scattered areas where the constituent long fibers are adhered to each other by heat fusion of the bonding component (B) or the core component (A). When the joining component (B) is composed of a polyamide polymer, each constituent long fiber is composed of the joining component (B), and when the core component (A) is composed of a polyamide polymer, the core component (A). Adhered to each other. Here, each constituent long fiber means a bonding component (B).
The ultrafine long fibers made of, the long fibers made of the core component (A), and the composite long fibers in which the joining component (B) and the core component (A) are not separated are collectively referred to. To intersperse the bonding areas in the nonwoven fabric, for example, the nonwoven fabric may be passed between a pair of heated embossing rolls or a heated embossing roll and a smooth roll. As a result, the polyamide polymer is softened or melted at the locations corresponding to the convex portions of the embossing roll, and the constituent long fibers are bonded to each other. The total area of the scattered adhesion areas is preferably about 4 to 40% of the total area of the nonwoven fabric surface. When the total area of the bonded area is less than 4%, the bonded portions between the constituent long fibers are small and the constituent long fibers tend to fluff when repeatedly used as a wiping cloth. In addition, when the total area of the bonded area exceeds 40%, the bonded portion between the constituent long fibers becomes excessively large, and the flexibility of the entire wiping cloth tends to decrease. The division of the composite long fibers and the formation of the bonding area are generally performed after the composite long fibers are accumulated on a conveyor to form a nonwoven fabric (nonwoven web). The division of the composite long fibers and the formation of the bonding area may be performed first or simultaneously. Preferably, splitting of the composite filaments is performed after forming the bond areas. This is because the formation of the adhesion area improves the strength of the nonwoven fabric and facilitates the division treatment.

【作用及び考案の効果】[Action and effect of the device]

以上説明したように、本考案に係る不織布製拭き布
は、その素材がポリエステル系重合体とポリアミド系重
合体とよりなっており、前者は親油性の物質であり、後
者は親水性の物質である。そして、いずれかの重合体に
よって、複合長繊維に由来する極細長繊維群が不織布中
に生成している。従って、両重合体の親油性と親水性及
び横断面凸レンズ状の極細長繊維のエッジ作用(横断面
凸レンズの両端がエッジとなる。)によって、被拭き取
り面に存在する油汚れ、水汚れ、油膜更に水膜は勿論、
ミクロ単位の粒径の塵などを良好に拭き取ることができ
る。 また、本考案に係る不織布製拭き布は、摩擦によって
逆の電荷に帯電するポリエステル系重合体とポリアミド
系重合体とを含有しているので、この拭き布で被拭き取
り面を擦っても、両重合体の帯電電荷の中和作用で拭き
布が帯電しにくい。従って、この拭き布を使用した場
合、手指に静電気を感じたり、或いは帯電しやすい塵を
良好に拭い取ることができるという効果を奏する。 また、本考案に係る不織布製拭き布中に存在する極細
繊維は、長繊維であって、かつポリアミド系重合体の熱
融着によって各構成長繊維と接着しているので、繰り返
し使用しても、拭き布表面に毛羽立ちが生じにくく、被
拭き取り面がこの毛羽によって逆に汚れることを防止し
うるという効果を奏するものである。更に、本考案に係
る不織布製拭き布は、極細長繊維を構成長繊維の一つと
すると共に、接着区域が点在しているので、全体として
非常に柔軟性に富み、使用しやすいものである。
As described above, the non-woven cloth according to the present invention is made of a polyester polymer and a polyamide polymer, the former being a lipophilic substance and the latter a hydrophilic substance. is there. Then, an ultrafine long fiber group derived from the composite long fiber is generated in the nonwoven fabric by any one of the polymers. Therefore, due to the lipophilicity and hydrophilicity of both polymers, and the edge action of the ultrafine long fibers having a convex lens in cross section (both ends of the convex lens in cross section serve as edges), oil stains, water stains, and oil films present on the surface to be wiped. In addition to the water film,
It is possible to satisfactorily wipe off dust and the like having a particle size of a micro unit. Further, since the non-woven cloth according to the present invention contains a polyester polymer and a polyamide polymer that are charged with opposite charges by friction, even if the surface to be wiped is rubbed with this cloth, The wipe cloth is less likely to be charged due to the action of neutralizing the electrostatic charge of the polymer. Therefore, when this wiping cloth is used, there is an effect that it is possible to satisfactorily wipe off dust that is likely to be statically sensed by fingers or is easily charged. Further, since the ultrafine fibers present in the non-woven cloth according to the present invention are long fibers and are adhered to the constituent long fibers by thermal fusion of the polyamide polymer, they can be repeatedly used. The present invention has the effect of preventing fuzzing on the surface of the wiping cloth and preventing the surface to be wiped from being contaminated by the fluff. Furthermore, the non-woven cloth according to the present invention has extremely fine long fibers as one of the constituent long fibers and is dotted with bonding areas, so that it is extremely flexible and easy to use as a whole. .

【図面の簡単な説明】[Brief description of drawings]

第1図及び第2図は、本考案において使用する複合長繊
維の一例を示した横断面図である。第3図及び第4図
は、本考案において使用する複合長繊維の好ましい例を
説明するための、複合長繊維の横断面図である。 A……芯成分,B……接合成分
1 and 2 are cross-sectional views showing an example of the composite continuous fiber used in the present invention. FIG. 3 and FIG. 4 are cross-sectional views of the composite continuous fiber for explaining a preferable example of the composite continuous fiber used in the present invention. A: Core component, B: Joining component

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】(57) [Scope of utility model registration request] 【請求項1】ポリエステル系重合体よりなる芯成分と、
前記芯成分の外周部に接合されてなる、ポリアミド系重
合体よりなる複数の横断面凸レンズ状の接合成分とで形
成され、かつ下記式(1)〜(3)の条件を満足する複
合長繊維を使用して製造された不織布であって、前記不
織布中には、前記複合長繊維の分割により発現した前記
接合成分よりなる極細繊維群が存在し、かつ前記接合成
分の熱融着により各構成長繊維が相互に接着された区域
が点在することを特徴とする不織布製拭き布。 記 R1/R0>1 ……(1) R2/R0≧1 ……(2) L/H≧1 ……(3) (式中、R0は、複合長繊維の横断面における芯成分の外
接円の半径を表し、R1は、複合長繊維の横断面における
全体の外接円の半径を表し、R2は、複合長繊維の横断面
において一個の接合成分が芯成分と接している円弧の曲
率半径を表し、Lは、前記円弧の長さを表し、Hは、複
合長繊維の横断面において前記一個の凸レンズ状の接合
成分の最大厚みを表す。)
1. A core component made of a polyester polymer,
A composite long fiber formed of a plurality of polyamide-type polymer-made joining components having a convex lens cross section and joined to the outer peripheral portion of the core component, and satisfying the conditions of the following formulas (1) to (3). A non-woven fabric produced by using the above, wherein the non-woven fabric has an ultrafine fiber group consisting of the bonding component expressed by the division of the composite long fibers, and each component is formed by heat fusion of the bonding component. A non-woven cloth wipe, characterized in that areas where long fibers are adhered to each other are scattered. Note R 1 / R 0 > 1 (1) R 2 / R 0 ≧ 1 (2) L / H ≧ 1 (3) (In the formula, R 0 is the cross section of the composite long fiber. Represents the radius of the circumscribed circle of the core component, R 1 represents the radius of the entire circumscribed circle in the cross section of the composite long fiber, R 2 represents one of the joining components in contact with the core component in the cross section of the composite long fiber. Represents the radius of curvature of the arc, L represents the length of the arc, and H represents the maximum thickness of the single convex lens-shaped cemented component in the cross section of the composite filament.)
【請求項2】ポリアミド系重合体よりなる芯成分と、前
記芯成分の外周部に接合されてなる、ポリエステル系重
合体よりなる複数の横断面凸レンズ状の接合成分とで形
成され、かつ下記式(1)〜(3)の条件を満足する複
合長繊維を使用して製造された不織布であって、前記不
織布中には、前記複合長繊維の分割により発現した前記
接合成分よりなる極細長繊維群が存在し、かつ前記芯成
分の熱融着により各構成長繊維が相互に接着された区域
が点在することを特徴とする不織布製拭き布。 記 R1/R0>1 ……(1) R2/R0≧1 ……(2) L/H≧1 ……(3) (式中、R0は、複合長繊維の横断面における芯成分の外
接円の半径を表し、R1は、複合長繊維の横断面における
全体の外接円の半径を表し、R2は、複合長繊維の横断面
において一個の接合成分が芯成分と接している円弧の曲
率半径を表し、Lは、前記円弧の長さを表し、Hは、複
合長繊維の横断面において前記一個の凸レンズ状の接合
成分の最大厚みを表す。)
2. A core component made of a polyamide polymer and a plurality of convex lens-shaped joint components made of a polyester polymer bonded to the outer peripheral portion of the core component, and having the following formula: A non-woven fabric produced by using a composite long fiber satisfying the conditions (1) to (3), wherein the non-woven long fiber comprising the bonding component developed by division of the composite long fiber in the non-woven fabric. A non-woven cloth according to the present invention, characterized in that there are groups, and areas in which the constituent long fibers are adhered to each other by heat fusion of the core component are scattered. Note R 1 / R 0 > 1 (1) R 2 / R 0 ≧ 1 (2) L / H ≧ 1 (3) (In the formula, R 0 is the cross section of the composite long fiber. Represents the radius of the circumscribed circle of the core component, R 1 represents the radius of the entire circumscribed circle in the cross section of the composite long fiber, R 2 represents one of the joining components in contact with the core component in the cross section of the composite long fiber. Represents the radius of curvature of the arc, L represents the length of the arc, and H represents the maximum thickness of the single convex lens-shaped cemented component in the cross section of the composite filament.)
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