JP2505655Y2 - 養豚用給餌器の餌繰出装置 - Google Patents

養豚用給餌器の餌繰出装置

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JP2505655Y2
JP2505655Y2 JP1990016172U JP1617290U JP2505655Y2 JP 2505655 Y2 JP2505655 Y2 JP 2505655Y2 JP 1990016172 U JP1990016172 U JP 1990016172U JP 1617290 U JP1617290 U JP 1617290U JP 2505655 Y2 JP2505655 Y2 JP 2505655Y2
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英明 吉沢
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株式会社セキネ
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、餌流出口から逐次餌を流出するようにした
養豚用給餌器の餌繰出装置に関する。
(従来の技術) 近時、一定量の餌が常時飼槽に繰り出されている不断
給餌器に代えて、豚が作動時に餌が少量づつ繰り出され
て飼料効率を高めるようにした給餌器が多く採用されて
きている。このような方式の給餌器における餌繰出機構
として、従来、餌棚方式とダンパー方式が知られてい
る。
餌棚方式は、飼料ホッパーのシュート下端の餌流出口
を飼槽の上部に設けてホッパー下面板を餌流出口より前
方に突出させて餌棚を形成し、該餌棚に餌を流出させ、
そこから餌を飼槽内に落下させるようにしている。
一方ダンパー方式は、シュート下端に押圧ダンパーを
設け、該押圧ダンパーを作動させることによって餌流出
量を制御するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の餌棚方式の餌繰出装置は、餌の
種類によって流出しにくくなったり、自動搬送装置で餌
を供給する際、餌流出口から餌が飛散してしまう等の欠
点を有している。また、押圧ダンパー方式では、餌流出
量の調節が難しい等の欠点があった。
本考案は、上記従来の両方式の餌繰出装置の欠点を解
消して両方式の長所を併せ持つような餌繰出装置を得よ
うとするもので、餌が一定量づつ円滑に流出し、且つ餌
を自動搬送装置で供給しても餌流出口から餌が飛散する
ことがなく、餌流出量の制御が確実にできる養豚用給餌
器の餌繰出装置を提供する事を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を、本考案の養豚用給餌器の餌繰出装置は、
シュート下端に形成された餌流出口、該シュート下端内
部に上下動可能に収納され餌流出口を開閉するダンパー
用ロール、前記シュートの後側下端に連接され前方に傾
斜した後側斜板、前記餌流出口の前側近傍に豚が押圧可
能に前記後側斜板の前方に面して揺動自在に設けられた
押しベラ、該押しベラに固定して設けられて一体に揺動
して前記ダンパー用ロールを押し上げる押上アームとか
らなり、前記押しベラは、前記後側斜板と略同じ幅の板
状に形成され、該押しベラが豚により押圧されて前記餌
流出口が開口している状態でその下端縁が前記後側斜板
面と略接する状態となって押しベラ内面と後側斜板とで
餌流出口から流出する餌を一定量ためておく餌ストック
部を形成することを特徴とする構成を採用することによ
って、採用することができた。
前記餌繰出装置は、後側斜板の下端に前方に突出する
餌棚を設けたのが望ましい。また、前記餌繰出装置は、
前記シュートが計量タンクの下部に設けられたもの、あ
るいはシュートが餌貯槽下部に給餌器幅全体にわたって
設けられたもの何れにも適用できる。
また、上記構成において、押しベラの前面に押圧用の
突起を設けることによって、豚による作動をより容易に
することができる。
(作用) 常時はダンパー用ロールが餌流出口に嵌合して閉鎖し
ているので、餌は流出しない。豚が押しベラを押圧する
と、押しベラが回動し押し上げアームが揺動してダンパ
ー用ロールを押し上げる。その結果、ダンパー用ロール
による餌流出口の閉鎖が解かれ、餌流出口から餌が流出
する。その状態では、押しベラの下端縁が前記後側斜板
面と略接する状態となって押しベラ内面と後側斜板とで
餌ストック部を形成しているので、餌流出口から流出す
る餌が該ストック部に一定量貯溜される状態となり、豚
が押しベラを押し続けても餌が流出し続けることはな
い。
豚が押しベラから鼻を離すとダンパー用ロール、飼料
及び押しベラの自重により押しベラが戻り、押しベラ下
端縁と後側斜板面との隙間が大きくなり、ストック部に
留められていた一定量の飼料が流出する。同時に、ダン
パー用ロールが餌流出口を閉鎖するので、ストック部に
貯留されている以上の餌の流出はない。また、餌棚を有
することにより、餌棚の上に餌が残っている間は、餌棚
の上の残餌が新たな餌の流出に抵抗となり不必要に餌が
流出するのを防ぐ。
このようにして、餌は押しベラの1回の押圧毎に少量
ずつ流出するので、餌の無駄がなく従来のように飼槽に
喰い残しの餌が腐敗して不衛生になる等のこともなく、
育成効率が良く経済的である。しかも、本考案において
は、ダンパー用ロールに豚が直接触れることはないの
で、豚の唾液等がダンパー用ロールに付着するのを防止
でき、ダンパー用ロール周辺の餌の腐敗も防止でき衛生
的である。
(実施例) 以下、本考案に係る養豚用給餌器の実施例を図面によ
り詳細に説明する。
図面は本考案の一実施例を示している。図中、1は上
部に形成された餌貯槽又は計量タンク2等の下部に設け
られたシュートである。該シュート下端には後側斜板3
が設けられ、その延長部がほぼ水平又は若干前傾斜にな
って餌棚4を構成している。そして、後側斜板の前方に
位置するシュート1の前壁は切り欠かれて開口部5にな
っている。6はその下端が前記後側斜板3との間に一定
の間隔を有して餌流出口7を形成するように設けられた
前側斜板である。10は該餌流出口に上部より嵌合して該
流出口を開閉できるようにしたフリーのダンパー用ロー
ルである。
11は押しベラであり、シュート1の前側斜板の下方位
置に設けられた押しベラ軸12に揺動自在に軸受けされ、
前面下方には豚が押圧し易いように押圧突起13が形成さ
れている。14は押しベラの背面上部に固定された押上ア
ームであり、前記餌流出口7の中央付近まで突出し、前
記ダンパー用ロール10を押し上げることができる。15と
ダンパー用ロールの上限位置を規制するストッパー軸で
ある。なお、16は飼槽を形成する給餌器本体である。
本実施例装置は以上のように構成され、その作動を第
3図(イ)〜(ハ)によって説明する。
ホッパー2に飼料供給源からパイプを介して又は直接
供給された餌は、シュート1を通って下端に達するが、
常時は(イ)に示すようにダンパー用ロール10が餌流出
口を閉鎖しているので、餌は流出しない。
豚が(ロ)に示すように押しベラの押圧突起13を押す
と、押しベラ11は軸12を中心に回動し、押上アーム14が
揺動してダンパー用ロール10を押し上げる。その結果、
ダンパー用ロール10による餌流出口の閉鎖が解かれ、シ
ュート内の餌は餌流出口7から流出する。その状態で、
押しベラ11の下端縁が前記後側斜板面と略接する状態と
なって押しベラ内面と後側斜板3とで餌ストック部17
(第3図(ロ)参照)を形成し、餌流出口から流出する
餌が該餌ストック部に一定量貯溜される状態となり、豚
が押しベラを押し続けても餌がそれ以上流出し続けるこ
とはない。豚が押しベラから鼻を離すとダンパー用ロー
ル10、飼料及び押しベラ11の自重により押しベラが戻
り、押しベラ下端縁と後側斜板面との隙間が大きくな
り、餌ストック部17に留められていた一定量の飼料が餌
棚4上に流出する。
そして、豚が餌棚に流出した餌を喰おうとすると必然
的に押しベラの押圧が解かれることになるから、押しベ
ラは押し戻され、ダンパー用ロールが餌流出口に嵌合し
てそこを閉鎖し、餌の流出が停止する(同図ハ)。従っ
て、豚が棚板上の餌を喰っている間は餌は流出せず、喰
い終って押しベラを押圧しない限り流出はしない。この
ようにして、餌は1回の押圧毎に少量づつ餌棚に流出す
るので、餌の無駄がなく従来のように飼槽に喰い残しの
餌が腐敗して不衛生になる等のこともなく、育成効率が
良く経済的である。
なお、本考案は上記実施例に限らず種々の設計変更が
可能である。例えば、上記実施例では押しベラに押圧突
起を設けてあるが、該押圧突起は必ず必要なものではな
く、直接押しベラ面を押圧させるようにしても良い。
又、上記実施例は餌繰出装置を計量ホッパー等の下部に
設けられたシュート下部に設けた場合であるが、餌流出
口が給餌器幅全体にわたっている様な給餌器にも本考案
の繰出装置は適用できることは云うまでもない。
さらに、上記実施例のように、餌棚を設けて棚板上に
餌を流出させるのがより好ましいが、棚板を設けないで
直接飼槽に餌を落下させるようにすることもできる。
(効果) 本考案の養豚用給餌器は、以上の様に構成されている
ので次のような顕著な効果を奏する。
常時はダンパー用ロールが嵌合して自動的に餌流出口
を閉鎖しているから餌は流出せず、豚が押しベラを押圧
した時のみ流出するので、構造が簡単でしかも動作が確
実であり、不用意に餌が流出するようなこともなく、正
確な餌流出量の制御ができる。また、豚が採餌中には必
然的に押しベラの押圧が解かれることになるから餌は流
出しない。
さらに、豚が押しベラを押している状態では、押しベ
らの下端縁が前記後側斜板面と略接する状態となって押
しベラ内面と後側斜板とで餌ストック部を形成している
ので、餌流出口から流出する餌が該ストック部に貯溜さ
れる状態となり、豚が押しベラを押し続けても餌が一定
量以上流出し続けることはない。
従って、餌は押しベラの1回の押圧毎に少量ずつ流出
するので、餌の無駄がなく従来のように飼槽に喰い残し
の餌が腐敗して不衛生になる等のこともなく、育成効率
が良く経済的である。しかも、本考案においては、ダン
パー用ロールに豚が直接触れることはないので、豚の唾
液等がダンパー用ロールに付着するのを防止でき、ダン
パー用ロール周辺の餌の腐敗も防止でき衛生的である。
また、請求項2の構成によれば、豚が押しベラを押圧
し続けても餌棚が飼槽への餌の落下を防止するので、多
量の餌が流出することがない。
さらに、請求項5の構成によれば、豚による押しベラ
の押圧が容易になると共に、押圧位置が一定して押しベ
ラの回動がスムーズである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の養豚用給餌器の餌繰出装置の実施例を示
し、第1図はその側断面図、第2図はシュート下部に設
けた状態の斜視図、第3図(イ)〜(ハ)は作動状態を
示す側断面図である。 1:シュート、2:ホッパー、3:後側斜板、4:受棚、6:前側
斜板、7:餌流出口、10:ダンパー用ロール、11:押しベ
ラ、13:押圧突起、14:押上アーム

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シュート下端に形成された餌流出口、該シ
    ュート下端内部に上下動可能に収納され餌流出口を開閉
    するダンパー用ロール、前記シュートの後側下端に連接
    され前方に傾斜した後側斜板、前記餌流出口の前側近傍
    に豚が押圧可能に前記後側斜板の前方に面して揺動自在
    に設けられた押しベラ、該押しベラに固定して設けられ
    て一体に揺動して前記ダンパー用ロールを押し上げる押
    上アームとからなり、前記押しベラは、前記後側斜板と
    略同じ幅の板状に形成され、該押しベラが豚により押圧
    されて前記餌流出口が開口している状態でその下端縁が
    前記後側斜板面と略接する状態となって押しベラ内面と
    後側斜板とで餌流出口から流出する餌を一定量ためてお
    く餌ストック部を形成することを特徴とする養豚用給餌
    器の餌繰出装置。
  2. 【請求項2】前記後側斜板の下端に前方に突出する餌棚
    を設けた請求項1記載の餌繰出装置。
  3. 【請求項3】前記シュートが計量タンクの下部に設けら
    たものである請求項1又は2記載の養豚用給餌器の餌繰
    出装置。
  4. 【請求項4】前記シュートが餌貯槽下部に給餌器幅全体
    にわたって設けられたものである請求項1又は2記載の
    養豚用給餌器の餌繰出装置。
  5. 【請求項5】前記押しベラの前面に押圧用の突起を設け
    た請求項1、2、3又は4は記載の養豚用給餌器の餌繰
    出装置。
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