JP2501992Y2 - 芝生の散水管理装置 - Google Patents

芝生の散水管理装置

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JP2501992Y2
JP2501992Y2 JP563291U JP563291U JP2501992Y2 JP 2501992 Y2 JP2501992 Y2 JP 2501992Y2 JP 563291 U JP563291 U JP 563291U JP 563291 U JP563291 U JP 563291U JP 2501992 Y2 JP2501992 Y2 JP 2501992Y2
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water
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underground
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sprinkling
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義昭 石黒
信 石川
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Yazaki Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴルフ場などに好適な
芝生の散水管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広い芝生地域を常に所望の状態に
保つためには、日照条件も大切であるが、散水も極めて
重要なことである。しかしこれは非常に難しく、例えば
ゴルフ場においては、ゴルフコースの気温、湿度、降雨
量とか日照時間のような気象情報からコースキーパーが
長年の経験と勘から、散水の要否を判断し、ほぼ決まっ
た量を散水している。
【0003】また、これとは別に、通常ゴルフ場におい
ては、井戸、貯水池、工業用水あるいは公共水道などを
利用して散水を計画するが、その量が膨大なことから、
周辺の市町村の協力を得られず、自活としての井戸に頼
らざるを得ないのが現状である。しかし、この井戸も限
られた水量しか汲み上げることができず、全体の状況を
十分把握したうえで散水を行わないと、本当に必要な場
所に散水する前に水が枯れ、芝生を枯らしてしまうよう
なことが起きる。
【0004】上述したように、従来は、気象情報だけで
散水の要否を判断しており、それも広い芝生地域に対し
て1か所の情報の場合が多く、さらに散水に使用可能な
水量を予め把握せずに散水しており、合理的な散水管理
はほとんど行われていないのが現状である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記したように、従来
は情報不足で、合理的な散水管理が行われていないの
で、 (1)気象情報だけで散水の要否を判断するので、地中
に十分な水があっても散水する場合があり、根腐れ、芝
生の成育不良や病害の発生を招く。
【0006】(2)井戸などの貯水量も含めて散水可能
の水量を把握して散水を行わないので、途中で散水が止
まり、本当に必要とする場所に散水できず、芝生を枯ら
してしまうことがある。
【0007】(3)地中の水分のある場所、ない場所に
関係なく一様に同じだけの散水を行うので、何時も湿り
気味の所、乾燥気味の所というように、グリーンコンデ
ションを一定に保つことができないなどの不都合があ
る。
【0008】本考案は上記不都合を解決するためになさ
れたもので、根腐れや成育不良や病害発生の恐れなどの
ない合理的な芝生の散水管理装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、散水する芝生地域近傍の気
象情報を収集する気象情報収集手段と、上記芝生地域の
地中情報を収集する地中情報収集手段と、気象情報収集
手段からの入力により降雨予測を行い散水の要否を判定
する気象状況判定手段と、地中情報収集手段から入力さ
れた水分量により散水の要否を判定しかつ地域各部の水
分量に応じて散水量のランク付けを行う地中状況判定手
段と、上記地中状況判定手段のランク付けに応じて散水
可能水量の全部もしくは一部を配分し散水指令を出す散
水判定手段と、上記散水指令により上記ランクにしたが
って散水を実施する散水手段とを具備したことを特徴と
する芝生の散水管理装置である。
【0010】また、請求項2記載の考案は、散水する芝
生地域近傍の気象情報を収集する気象情報収集手段と、
上記芝生地域の地中情報を収集する地中情報収集手段
と、散水可能水量の情報を収集する水量情報収集手段
と、上記気象情報収集手段からの入力により降雨予測を
行い散水の要否を判定する気象状況判定手段と、地中情
報収集手段から入力された水分量により散水の要否を判
定しかつ地域各部の水分量に応じて散水量のランク付け
を行う地中状況判定手段と、上記水量情報収集手段から
入力された散水可能水量の全部もしくは一部を上記地中
状況判定手段のランク付けに応じて配分し散水指令を出
す散水判定手段と、散水指令により地域各部のランクに
したがって散水を実施する散水手段とを具備したことを
特徴とする芝生の散水管理装置である。
【0011】
【作用】請求項1記載の考案においては、気象情報と地
中情報により散水の要否を判定するので判定が的確であ
り、また、地中の水分量により地域各部の散水量のラン
ク付けを行うので適正量の散水がなされる。
【0012】また、請求項2の考案は、貯水量などの情
報も含めた全水量を勘案して散水を行うので、途中で散
水中止をするような事故はない。
【0013】
【実施例】以下、本考案の詳細を図示の一実施例により
説明する。
【0014】最初に本実施例の要部を第2図のブロック
図により説明する。本実施例の要部は、散水する芝生地
域近傍の気象情報を収集する気象情報収集手段1と、上
記芝生地域の地中情報を収集する地中情報収集手段2
と、気象情報収集手段1からの入力により降雨予測を行
い散水の要否を判定する気象状況判定手段42と、地中
情報収集手段2から入力された水分量により散水の要否
を判定しかつ地域各部の水分量に応じて散水量のランク
付けを行う地中状況判定手段43と、上記地中状況判定
手段43のランク付けに応じて散水可能水量の全部もし
くは一部を配分し散水指令を出す散水判定手段44と、
上記散水指令により上記ランクにしたがって散水を実施
する散水手段5とを具備したことを特徴とする芝生の散
水管理装置である。
【0015】そして、気象情報収集手段42と、地中情
報収集手段43と、散水判定手段44とで制御部41を
構成しており、本実施例においては、マイクロコンピュ
ータ4で構成されている。
【0016】本実施例は、気象情報を収集する気象情報
収集手段1と、地中の情報を収集する地中情報収集手段
2と、井戸や貯水タンクの貯水量を収集する水量情報収
集手段3と、各種の手段を構成するマイクロコンピュー
タ4と、散水する散水手段5と、気象情報収集手段1お
よび地中情報収集手段2とマイクロコンピュータ4との
間の信号の伝送を行う第1伝送手段6と、水量情報収集
手段3および散水手段5とマイクロコンピュータ4との
間の信号の伝送を行う第2伝送手段7とから構成されて
いる。
【0017】各部につき説明すると、気象情報収集手段
1は降雨の予測の情報を得るのが目的で、風向風速計1
1、日射計12、感雨計13および温湿度計14などが
設けられている。
【0018】地中情報収集手段2は、地中のPHやEC
(塩濃度)を検出するPH・EC計21、地温計22お
よび地中の水分を検出する水分計23などを備えてお
り、水分計23は3個の水分センサ24を備えた3チャ
ンネルのものである。
【0019】なお、これら気象情報収集手段1および地
中情報収集手段2は芝生地域の複数箇所に設けられてお
り、複数箇所の情報を収集する。
【0020】水量情報収集手段3は、井戸31の水位を
検出する井戸水量計32と、貯水タンク33の水位を検
出するタンク水量計34などからなっている。
【0021】マイクロコンピュータ4は記憶部、演算部
などをそなえており、前述の制御部41を構成する。
【0022】散水手段5は、井戸31の水を汲上げ、貯
水タンク33に入れるポンプ51と、水圧計52と、ポ
ンプ51を駆動するパワーリレー53と、貯水タンク3
3の水を汲上げるポンプ54と、水圧計55と、ポンプ
54を駆動するパワーリレー56と、さらに汲上げられ
た水を導く散水パイプ57と、これに取付けられた複数
個の電磁バルブ58a、58b、58c…と、これらバ
ルブをON、OFFするリレー59a、9b、59cと
が設けられており、井戸31および貯水タンク33の水
は散水パイプ57を経て散水される。なお、この散水パ
イプ57は複数個適宜な位置に設けられている。
【0023】第1伝送手段6は、データロガー光モデム
61と、光モデム62と、これらの間を結ぶ2芯の光フ
ァイバーケーブル63と、光モデム62およびマイクロ
コンピュータ4の間を連結する同軸ワイヤケーブル64
などからなっている。
【0024】そしてマイクロコンピュータ4からの電気
信号は光モデム64で光信号に変換され、光ファイバー
ケーブル63を通り、データロガー光モデム61で再び
電気信号に変換されて各検出計に伝達される。各検出計
からの検出電気信号は、同様にしてマイクロコンピュー
タ4に入力される。
【0025】第2伝送手段7は、光制御モデム71と、
光デストリビュートコントローラ72a、72b、72
cと、これらの間を連結する2芯の光ファイバーケーブ
ル73a、73b、73cと、マイクロコンピュータ4
および光制御モデム71の間を連結する同軸ワイヤケー
ブル74などからなっている。
【0026】そして2芯の光ファイバーケーブルの中は
光信号で伝送されることは第1伝送手段6の場合と同様
であり、井戸水量計32、タンク水量計34の検出信号
や各ポンプのリレー53、56や電磁バルブ59a、5
9b、59cに対するマイクロコンピュータ4からの指
令は光デストリビュートコントローラ72a、72b、
72cを介して行われる。
【0027】なお、上述したように、本実施例において
は、マイクロコンピュータ4は制御部41を構成してお
り、また、制御部41は、気象状況判定手段42と、地
中状況判定手段43と、散水判定手段44とから構成さ
れている。これら各手段につき説明する。
【0028】気象状況判定手段42は気象情報に基づき
設定時間内に降雨が期待できるか、できる場合は散水し
ないと判定し、さらに温度、湿度ともに設定値以上の場
合は散水しないと判定する。
【0029】地中状況判定手段43は、地中情報から地
中の水分量が設定値以上の場合は、散水をしないと判定
し、散水実施の場合は、各地の水分量に応じて、例えば
A、B、Cの散水ランクに分ける。
【0030】散水判定手段44は上記両判定手段42、
43の散水する判定が入力されると、水量情報収集手段
3により得られた井戸の水量、タンクの水量も含めた全
散水可能水量をランクに応じて分配し、これを散水手段
5に指令する。
【0031】次ぎにフローチャートにより全体の作用を
説明する。
【0032】ステップP1でマイクロコンピュータ4に
入力された気象情報と、予め記憶部に格納されているデ
ータとに基づき例えば6時間以内に雨が降るか、または
今降っているか?が判定されYESの場合は散水しな
い。NOの場合はステップP2に移る。
【0033】ステップP2では、温度、湿度が高く、病
気の発生が予想されるか?例えば20℃以上、70%以
上か?につき判定され、YESの場合は散水しない。N
Oの場合は、ステップP3に移る。
【0034】ステップP3では地中情報に基づき判定が
なされる。すなわち、水分計23からマイクロコンピュ
ータ4に入力された水分量のデータにより、水分が60
%以上あるか、否か?が判定される。YESの場合は散
水しない。NOの場合は、ステップP4に移る。
【0035】ステップP4では、記憶部の格納データに
基づき散水箇所のランク付けがなされ、散水判定手段4
4に出力される。
【0036】ステップP5では全水量(余っている場合
はその一部)をランク別に各地域に割り当てる。水量が
不足する場合は、ランクに応じて減量される。なお、散
水量は時間で制御される。
【0037】ステップP6では散水指令により指定され
たランク別散水量(時間)に応じて電磁バルブ59a5
9b59cが開閉し散水がなされる。そしてこの処理内
容はマイクロコンピュータ4に表示され、プリントされ
る。
【0038】なお、上記実施例では、信号伝送手段とし
て光ファイバーケーブルを使用したが、これに限定され
ず、ワイヤケーブルを使用してもよい。
【0039】また、制御部にマイクロコンピュータを使
用したが、必ずしもこれに限定されない。
【0040】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案は気象情報
のみならず、地中情報も勘案して散水を判定し、さらに
地中の水分量に応じて散水量のランク付けを行ったの
で、適量の散水がなされる。したがって、根腐れや成育
不良や病害の発生などは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のシステム構成図。
【図2】同じく要部(制御系)の構成ブロック図。
【図3】同じく作用を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
1 気象情報収集手段 2 地中情報収集手段 3 水量情報収集手段 4 マイクロコンピュータ 5 散水手段 42 気象状況判定手段(マイクロコンピュータ) 43 地中状況判定手段(マイクロコンピュータ) 44 散水判定手段(マイクロコンピュータ)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散水する芝生地域近傍の気象情報を収集
    する気象情報収集手段と、上記芝生地域の地中情報を収
    集する地中情報収集手段と、気象情報収集手段からの入
    力により降雨予測を行い散水の要否を判定する気象状況
    判定手段と、地中情報収集手段から入力された水分量に
    より散水の要否を判定しかつ地域各部の水分量に応じて
    散水量のランク付けを行う地中状況判定手段と、上記地
    中状況判定手段のランク付けに応じて散水可能水量の全
    部もしくは一部を配分し散水指令を出す散水判定手段
    と、上記散水指令により上記ランクにしたがって散水を
    実施する散水手段とを具備したことを特徴とする芝生の
    散水管理装置。
  2. 【請求項2】 散水する芝生地域近傍の気象情報を収集
    する気象情報収集手段と、上記芝生地域の地中情報を収
    集する地中情報収集手段と、散水可能水量の情報を収集
    する水量情報収集手段と、上記気象情報収集手段からの
    入力により降雨予測を行い散水の要否を判定する気象状
    況判定手段と、地中情報収集手段から入力された水分量
    により散水の要否を判定しかつ地域各部の水分量に応じ
    て散水量のランク付けを行う地中状況判定手段と、上記
    水量情報収集手段から入力された散水可能水量の全部も
    しくは一部を上記地中状況判定手段のランク付けに応じ
    て配分し散水指令を出す散水判定手段と、散水指令によ
    り地域各部のランクにしたがって散水を実施する散水手
    段とを具備したことを特徴とする芝生の散水管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4580576B2 (ja) * 2001-03-27 2010-11-17 長野日本無線株式会社 散水システム
JP6306384B2 (ja) * 2014-03-17 2018-04-04 茂 増田 植物栽培における灌水の供給制御方法及びそのコントローラ

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