JP2500876Z - - Google Patents

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JP2500876Z
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はコード進行分析機に関し、特に、与えられたコード進行情報から楽
曲の形式を自動的に解析する技術に関する。 [背景] 音楽的知識の乏しい人にとって、音楽作品は感覚的にしか理解されない。しか
し、作品を深く味わうためには、感覚的な理解だけでなく、音楽的理論に基づく
知的理解も必要である。例えば、楽曲の形式を知的に理解することができれば、
同様の形式をもつ楽曲の鑑賞を通じて、その共通の特徴を感覚的にも認識するこ
とが可能になる。 残念ながら、音楽的知識の習得は一般に多大の時間と労力を要する。したがっ
て、音楽作品を自動分析することにより、使用者の音楽的理解を容易に深めるこ
とができるような装置が望まれる。 [考案の目的] したがって、この考案の目的は、楽曲のコード進行から、楽曲の形式を自動的
に分析するコード進行分析機を提供することである。 [考案の要点] この考案は、上記の目的を達成するため、コード進行付与手段から与えられる
楽曲のコード進行情報を区間分割手段により複数の長さの等しい区間に分割し、
分割された区間相互のコード進行情報の一致の度合を楽曲形式分析表示手段によ
り、算出して楽曲の形式を分析表示するようにしたことを特徴とする。 [実施例] 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。 第1図に全体構成を、第2図にゼネラルフローを示す。この実施例では、入力
装置2より、コード進行情報と、区間(ブロック)の長さが入力される(第2図
、2−1、2−2)。入力されたコード進行情報はコード進行メモリ4に置かれ
る。CPU1は、与えられた区間の長さで、曲を複数の長さの等しいブロックに分け
、ブロック間のコード進行情報の一致の度合を計算する(2−3)。計算された
一致度データは一致度データメモリ5に置かれる。さらに、CPU1は、算出された
一致度データに基づいて、各ブロックの構造情報を生成する(2−4)。生成さ
れた構造情報は構造情報メモリ6に置かれる。最後にCPU1は生成された構造情報
を表示装置3に楽曲の形式として表示する(2−5)。 第3図に一致度算出の詳細フローを示す。このフローにおいて、CN0は、コー
ドの総数、CNはコード名、barは小節数で表現されるブロックの長さ(例えば4
小節)である。また、Vijはi番目のブロックのコード進行とj番目のブロック
のコード進行の一致度を表わす。一致度の計算は、V11 V12……V1n、V22……V2
n、……Vnnの順に実行している。 このフローでは1小節当りのコードを1つと想定してあり、i番目のブロック
とj番目のブロックの対応する小節のコードが一致する数をブロックの長さで割
った値を一致度関数としている。したがって、すべてのコードが一致するとVは
“1”となる。例えばViiは“1”である。 3−1で、曲のブロックの総数nを求めている。なお、割り切れないときは切
り捨てる。3−2はi番目対j番目のブロック間一致度Vijにおけるiのブロッ
ク番号の初期化、3−3はjのブロック番号の初期化である。3−4は、i番目
のブロックの最初の小節番号とj番目のブロックの最初の小節番号の計算である
。 3−5はコード一致数のカウンタvの初期化、3−6はブロック内の小節番号k
の初期化である。3−7はコードの比較で、一致するごとにカウンタvはインク
リメントされる(3−8)。3−11ではブロックの長さbarでカウンタvに入っ
ているブロック間のコードの一致数を割って、Vijを計算している。3−12、3
−13、3−4からわかるように、特定のiブロックに対し、j=i〜nまでのブ
ロックを比較して、Vii、Vii+1……Vinの一致度を求めている。Vijにおいて、
jとしてi−1以下のブロックを使用していないのは、 Vij=Vjiに基づく。 したがって、求めているVijは、である。3−15でVijのiがnを超えたとき、上記Vijがすべて求められている。 第4図に構造情報生成の詳細フローを示す。上述したi番目のブロックに対す
るj番目のブロックの一致度Vijをj番目のブロックの構造情報hjに変換するの
がこのフローの目的である。このフローの場合、最初のブロックの構造情報hj
常に“1”になる。この最初のブロックに対し、100%の一致度Vijをもつブロッ
クは構造情報hjとして“1”が割り当てられる。70%以上の一致度Vijをもつブロ
ックの構造情報は“1.5”となる。さらに70%未満の一致度しかもたないブロッ
クのうち一番若い番号のブロックに“2”の構造情報が与えられる。同様に、こ
の“2”の構造情報と100%一致するブロックはすべて“2”の構造情報となり、7
0%〜100%のブロックは“2.5”の構造情報となる。 したがって、楽曲の形式でよく使用されるa、a′、b等の記号表現と比較す
ると、 hj 通常表現 1 a 1.5 a′ 2 b 2.5 b′ 3 c の対応が成り立つ。つまり、第4図のフローの場合、あるブロックとコード進行
上、100%一致するブロックは同じ構造のブロックと評価し、70%〜100%一致す
るブロックは修飾されたブロックと評価し、70%未満の一致度しかもたないブロ
ックは独立の構造をもつブロックと評価しているわけである。 第4図の4−1に示すf1iはi番目のブロックに構造情報が既に付与されたか
(f1i=1)否か(f1i=0)を示すフラグである。4−2、4−3、4−4では
、構造情報が確定していないブロックのうち先頭のブロックをさがしている。4
−5でj=n+1のときは1〜nのf1jがすべて構造情報確定の“1”であるので
処理を終える。4−6でi=jとおき、j=0からnの間でf1j=0のとき、i
番目のブロックに対するj番目のブロックの一致度Vijの値により、j番目ブロ
ックの構造情報を設定している(4−8〜4−14)。 第5図に動作例を示す。この例は、Yumingの「卒業写真」のコード進行を基に
分析したもので、4小節のブロックを単位とする分析結果はaaa′bcaa′bca′dd
a′となった。 なお上記実施例では、一致度の算出において、1小節当りのコード数を1に想
定してあるが、これ以外の場合にも適用できるように変形することは容易である
(コードの最小持続時間かその整数分の1の時間ごとにコード比較を行なえばよ
い)。また、コードの名前の比較の代りに、コード構成音のレベルで比較しても
よい [考案の効果] 以上詳述したように、この考案によるコード進行分析機を使用することにより
、音楽的専門知識のない人でも、楽曲の形式を容易に知ることができ、音楽の楽
しみ方を倍加できる。さらに、音楽知識を習得しようとする学習者には極めて便
利なツールとなる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例に係るコード進行分析機の全体構成図、第2図は
実施例の全体の動作を示すフローチャート、第3図は一致度算出のフローチャー
ト、第4図は構造情報生成のフローチャート、第5図は実施例による分析例を示
す図である。 1……CPU、2……入力装置、4……コード進行メモリ、5……一致度データメ
モリ、6……構造情報メモリ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 楽曲のコード進行情報を与えるコード進行付与手段と、 上記楽曲を複数の長さの等しい区間に分割する区間分割手段と、 上記区間分割手段により分割された区間相互において、上記コード進行情報の
    一致の度合いを算出することにより、上記楽曲の形式を分析表示する楽曲形式分
    析表示手段と、 を有することを特徴とするコード進行分析機。

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