JP2025511368A - エントロピ符号化に関連するシステム及び方法 - Google Patents

エントロピ符号化に関連するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2025511368000001
デバイスは、1つ以上のアクションを実行するように構成され得る。本デバイスは、コンテキスト適応エントロピ復号化のための量子化パラメータ補正に関連する値を取得するように構成され得る。デバイスは、スロープ係数及びオフセット係数を取得するように構成され得る。デバイスは、スロープ係数と、オフセット係数と、量子化パラメータ補正に関連する値とに基づいて、コンテキスト適応エントロピ復号化に関連する確率状態の初期値を決定するように構成され得る。デバイスは、確率状態の初期値に基づいてコンテキスト適応エントロピ復号化を実行するように構成され得る。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2022年4月8日に出願された欧州特許出願第22305507.0号の利益を主張し、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
ビデオ符号化システムは、デジタルビデオコンテンツを圧縮して、例えば、かかるコンテンツに必要とされる記憶容量及び/又は送信帯域幅を低減するように使用され得る。これらの符号化システムは、例えば、ブロックベース、ウェーブレットベース、及び/又はオブジェクトベースのシステムを含むことができ、ビデオコンテンツの無損失圧縮を達成するために、エントロピ符号化技法を使用してビデオコンテンツを符号化/復号化することができる。したがって、エントロピ符号化の効率及び柔軟性を改善することによって、ビデオ符号化システムの性能も改善され得る。
コンテキスト適応バイナリ算術符号化(CABAC)などのエントロピ符号化に関連するシステム、方法、及び手段が本明細書で開示される。本開示の実施形態によれば、ビデオデコーダは、エントロピ復号化確率状態を決定するための第1の複数のパラメータを含み得るエントロピ復号化コンテキストモデルを決定し、第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値を取得するように構成されたプロセッサを含み得る。プロセッサは、補正値が第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つに適用され得るエントロピ復号化コンテキストモデルに基づいてエントロピ復号化確率状態を決定することと、エントロピ復号化確率状態に少なくとも基づいてビデオデータのスライスに対してエントロピ復号化を実行することとを行うように更に構成され得る。
本開示の実施形態によれば、ビデオエンコーダは、エントロピ符号化確率状態を決定するための第1の複数のパラメータを含み得るエントロピ符号化コンテキストモデルを決定し、第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値を(例えば、残差係数値、スライスタイプ、及び/又はエントロピ符号化コンテキストに関係する他のファクタに基づいて)決定するように構成されたプロセッサを含み得る。プロセッサは、補正値が第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つに適用され得るエントロピ符号化コンテキストモデルに基づいてエントロピ符号化確率状態を決定することと、エントロピ符号化確率状態に少なくとも基づいてビデオデータのスライスに対してエントロピ符号化を実行することとを行うように更に構成され得る。プロセッサは、ビデオデータのスライス及び/又はビデオデータ中の補正値の指示を含めるように構成され得る。
例では、第1の複数のパラメータは、量子化パラメータ、並びにエントロピ復号化又は符号化確率状態を決定するときに適用されるべき第1のスロープ係数及び第1のオフセットを含み得、(例えば、ビデオエンコーダ又はビデオデコーダの)プロセッサは、エントロピ復号化又は符号化確率状態を決定するときに補正値を量子化パラメータに適用するように構成され得る。実施形態では、エントロピ復号化又は符号化コンテキストモデルは、エントロピ符号化ウィンドウサイズを決定するための第2の複数のパラメータを更に含んでもよく、第2の複数のパラメータは、エントロピ符号化ウィンドウサイズを決定するときに適用される第2のスロープ係数及び第2のオフセットを含んでもよい。
例では、コンテキストについての初期確率状態が更新され得る。例では、(例えば、ビデオエンコーダ又はビデオデコーダの)プロセッサは、エントロピ符号化がビデオデータのスライスに対して開始された後にエントロピ復号化又は符号化確率状態を更新するように更に構成され得る。例えば、プロセッサは、ビデオデータのスライスに関連するいくつかのデータユニット(例えば、符号化ユニット又はビン)がエントロピ符号化又は復号化された後に、エントロピ復号化又は符号化確率状態(又は他のパラメータ)を更新するように構成され得る。
例では、エントロピ復号化又は符号化コンテキストモデルは、復号化又は符号化されているビデオデータのスライスタイプ(例えば、イントラ予測(I)、双予測(B)、又は単予測(P))に少なくとも基づいて決定され得、(例えば、ビデオエンコーダ又はビデオデコーダの)プロセッサは、ビデオデータに関連するスライスヘッダから補正値を取得するように構成され得る。
例では、ビデオエンコーダは、ビデオデコーダに送信されるビデオデータ中に適用可能なエントロピ符号化コンテキストモデルの指示を含めることができ、ビデオデコーダは、ビデオデータ(例えば、スライスタイプ)中に含まれる指示及び/又は他の情報を使用して、適用可能なエントロピ符号化コンテキストモデルを決定し、及び/又は、例えば、適用可能なエントロピ符号化コンテキストモデルをエントロピ符号化パラメータにマッピングし得るルックアップテーブル(LUT)から、エントロピ符号化コンテキストモデルに関連するエントロピ符号化パラメータ(例えば、エントロピ符号化初期化パラメータ)を更に取得することができる。
本明細書で説明するシステム、方法、及び手段は、本明細書で説明する動作をプロセッサに実行させるための命令を含み得る、エンコーダ、デコーダ、及び/又はコンピュータ可読媒体を含み得る。
1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを例解するシステム図である。 一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)を例解するシステム図である。 一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を例解するシステム図である。 一実施形態による、図1Aに例解される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを例解するシステム図である。 例示的なビデオエンコーダを示すブロック図である。 例示的なビデオデコーダを示すブロック図である。 様々な態様及び例が実装され得るシステムの例を示すブロック図である。 エントロピ符号化に関連する例示的な動作を示す流れ図である。 エントロピ符号化に関連する例示的な動作を示す別の流れ図である。 パラメータ初期化の例を示す流れ図である。 ビンの復号化の例を示す流れ図である。 エントロピ符号化コンテキストモデル初期化の例を示す流れ図である。 エントロピ符号化コンテキストモデル切り替えの例を示す流れ図である。
より詳細な理解は、例として添付の図面と併せて与えられる、以下の説明から得られ得る。
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を例解する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、このようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンク多重キャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話ネットワーク(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112と、を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのうちのいずれかが「局(station)」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定加入者ユニット又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、loT)デバイス、ウォッチ又は他の着用式の、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術用)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用無線ネットワーク及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112などの、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは、各々単一の要素として描示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)もまた含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上の搬送波周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトルと未認可スペクトルとの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか、又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、セルセクタに更に分けられ得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分けられ得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を採用し得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビーム形成を使用して、所望の空間方向に信号を送信及び/又は受信し得る。
基地局114a、114bは、エアーインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得、このエアーインターフェースは、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアーインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得るが、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセス方式を用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアーインターフェース115/116/117を確立し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(Downlink、DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含み得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアーインターフェース116を確立し得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得、この技術は、新しい無線(New Radio、NR)を使用してエアーインターフェース116を確立し得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアーインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、及び/又は複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に送られる/そこから送られる送信によって、特徴付けられ得る。
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(Interim Standard、IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などのような局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN104/113は、CN106/115と通信し得るが、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dの1つ以上に提供するように構成された、任意の種類のネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、誤り許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体ロケーションベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し得、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実施し得る。図1Aには示していないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する、他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を用いて、別のRAN(図示せず)と通信し得る。
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たし得る。PSTN108は、従来型電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている、有線通信ネットワーク及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用い得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的なWTRU102を例解するシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Arrays、FPGA)回路、任意の他の種類の集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などで、あり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして描示するが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一体に統合され得るということが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアーインターフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)との間で信号を送信するか、又は受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、又は可視光信号を送信、かつ/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信かつ/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに描示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用し得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアーインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)ディスプレイユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)ディスプレイユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意の種類の好適なメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他の種類のメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリから情報にアクセスして、当該メモリにデータを記憶し得る。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信し得、WTRU102における他の構成要素に電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得るが、これは、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、又はその代わりに、WTRU102は、エアーインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)からロケーション情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近接基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、そのロケーションを決定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適なロケーション決定方法によってロケーション情報を取得し得ることが理解されよう。
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得るが、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
WTRU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信用)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた信号のいくつか又は全ての送信及び受信が、並列及び/又は同時であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介して)を介した信号処理のいずれかを介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WRTU102は、(例えば、UL(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のうちのいくつか又は全てのうちのどれかの送信及び受信のための、半二重無線機を含み得る。
図1Cは、一実施形態にかかる、RAN104及びCN106を例解するシステム図である。上記のように、RAN104は、エアーインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために、E-UTRA無線技術を採用し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のeノードBを含み得るということが理解されよう。eノードB160a、160b、160cは各々、エアーインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eノードB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、かつ無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Cに示すCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として描示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運営され得ることが理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノードB162a、162b、162cの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeノードB160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cとの間でルーティングして、転送し得る。SGW164は、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
SGW164は、PGW166に接続され得るが、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに、他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
WTRUは、無線端末として図1A~図1Dに説明されているが、ある特定の代表的な実施形態では、このような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的又は永久的に)使用し得ることが企図される。
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(AP)及びAPと関連付けられた1つ以上の局(STA)を有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入り、かつ/又はBSSから出るトラフィックを搬送する、別のタイプの有線ネットワーク/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外を起点とする、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに送られ得る。STAを起点としてBSS外の宛先へと向かうトラフィックは、それぞれの宛先に送られるように、APに送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを通って送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送り得、APは、トラフィックを宛先STAに送り得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ得る、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、これらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)を使用して送られ得る。ある特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はこれを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用する際、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得るが、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。ある特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを検知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると検知/検出、かつ/又は決定された場合、特定のSTAは、バックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つの局のみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信され得る。
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して形成され得る。
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz及び/又は80MHzチャネルは、隣接する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの隣接していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分け得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理、及び時間領域処理は、各ストリームで別個に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータは媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送られ得る。
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及び搬送波は、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz、及び20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロ通信範囲エリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、ある特定の性能、例えば、ある特定の及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、これらのみをサポートする)を含む、限定された性能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの実施例では、プライマリチャネルは、AP、及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、これのみをサポートする)STA(例えば、MTC型デバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因して、プライマリチャネルが動作中である場合、周波数帯域の大部分が動作休止のままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体が動作中であるとみなされ得る。
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
図1Dは、一実施形態による、RAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、エアーインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信するために、NR無線技術を採用し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアーインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し得る、かつ/又はgNB180a、180b、180cから信号を受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aとの間で無線信号を送信、かつ/又は受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数の要素搬送波をWTRU102a(図示せず)に送信し得る。こうした要素搬送波のサブセットは、未認可スペクトル上にあり得るが、残りの要素搬送波は、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、かつ/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノードB160a、160b、160cなど)にアクセスすることもなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可帯域における信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eノードB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeノードB160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理意思決定、ハンドオーバ意思決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータの経路指定、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへの制御プレーン情報の経路指定などを処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Dに示すCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として描示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は運用され得ることが理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービスなどの異なる使用事例のために確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間で交換するための制御プレーン機能を提供し得る。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理し、配分すること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどの、他の機能を実施し得る。PDUセッション種類は、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットを経路指定し、転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、多重ホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファリングすること、モビリティアンカリングを提供することなどの、他の機能を実施し得る。
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はこれと通信し得る。加えて、CN115は、WTRU102a、102b、102cに、他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、この他のネットワークは、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運用されている他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
図1A~図1D、及び図1A~図1Dの対応する説明から見て、WTRU102a~d、基地局114a及びb、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a及びb、UPF184a及びb、SMF183a及びb、DN185a及びb、並びに/又は本明細書に記載される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関する、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施されてもよい。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能のうちの1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又は、ネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又は事業者ネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装及び/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として、別のデバイスに直接結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して、試験を実施し得る。
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実施し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成要素の試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信及び/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
本出願は、ツール、特徴、実施例、モデル、手法などを含む様々な態様を記載している。これらの態様の多くは、具体的に記載され、少なくとも個々の特性を示すために、限定的であり得るように記載されることが多い。しかしながら、これは、説明を明確にすることを目的としており、それらの態様の適用又は範囲を限定するものではない。実際、異なる態様の全てが組み合わされ、交換されて、更なる態様を提供し得る。その上、これらの態様は、同様に、先の出願に説明される態様と組み合わされ、かつ交換され得る。
本出願において説明及び企図される態様は、多くの異なる形態で実装され得る。本明細書に記載の図5~図10は、いくつかの実施例を提供し得るが、他の実施例も企図される。図5~図10の考察は、実装形態の範囲を限定するものではない。上記態様の少なくとも1つは、概して、ビデオ符号化及び復号化に関し、少なくとも1つの他の態様は、概して、生成又は符号化されたビットストリームを送信することに関する。これら及び他の態様は、方法、装置、説明される方法のうちのいずれかに従ってビデオデータを符号化若しくは復号化するための命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体、及び/又は説明される方法のうちのいずれかに従って生成されたビットストリームを記憶したコンピュータ可読記憶媒体として実装され得る。
本出願では、「再構成された」及び「復号化された」という用語は同じ意味で使用され得、「ピクセル」及び「サンプル」という用語は交換可能に使用され得、「画像」、「ピクチャ」、及び「フレーム」という用語は交換可能に使用され得る。
様々な方法が本明細書に説明されており、本方法の各々は、説明された方法を達成するための1つ以上の工程又は行為を含む。工程又は行為の特定の順序が、方法の適切な動作のために必要とされない限り、特定の工程及び/又は行為の順序及び/又は使用は、修正又は組み合わされ得る。追加的に、「第1の」、「第2の」などの用語は、様々な実施例では、例えば、「第1の復号化」及び「第2の復号化」などの要素、コンポーネント、ステップ、動作などを修正するために使用され得る。このような用語の使用は、具体的に必要とされない限り、修飾された動作に対する順序付けを意味するものではない。そのため、本実施例では、第1の復号化は、第2の復号化の前に実行される必要はなく、例えば、第2の復号化の前、第2の復号化中、又は第2の復号化と重複する期間中に発生し得る。
本出願に記載の様々な方法及び他の態様は、図2及び図3に示すように、ビデオエンコーダ200及びデコーダ300のモジュール、例えば、復号化モジュールを変更するために使用され得る。その上、本明細書で開示される主題は、例えば、標準又は推奨に記載されているかどうかにかかわらず、既存の又は将来開発されるかどうかにかかわらず、任意のタイプ、形式、又はバージョンのビデオコーディング、並びに任意のこのような標準及び推奨の拡張に適用され得る。別段の指示がない限り、又は技術的に不可能でない限り、本出願に記載の態様は、個々に又は組み合わせて使用され得る。
本出願で説明される実施例において、様々な数値が使用されている。これら及び他の特定の値は、例を説明する目的であり、説明される態様は、これらの特定の値に限定されない。
図2は、例示的なビデオエンコーダを示す図である。例示的なエンコーダ200の変形例が企図されるが、エンコーダ200は、全ての予想される変形例を説明することなく、明確にする目的で以下に記載される。
符号化する前に、ビデオシーケンスは、符号化前処理(201)、例えば、カラー変換を入力カラーピクチャに適用すること(例えば、RGB4:4:4からYCbCr4:2:0への変換)、又は圧縮に対してより弾性のある信号分布を得るために、入力ピクチャ成分の再マッピングを実施すること(例えば、色成分の1つのヒストグラム等化を使用する)を、受け得る。メタデータは、その前処理と関連付けられ、ビットストリームに添付され得る。
以下に記載のように、エンコーダ200では、ピクチャは、エンコーダ要素によって符号化される。符号化されるピクチャは、分割され(202)、例えば、コーディングユニット(coding unit、CU)の単位で処理される。各ユニットは、例えば、イントラモード又はインタモードのいずれかを使用して符号化される。ユニットがイントラモードで符号化される際、そのユニットは、イントラ予測(260)を実行する。インタモードでは、動き推定(275)及び動き補償(270)が実行される。エンコーダは、ユニットを符号化するためにイントラモード、又はインタモードのどちらを使用すべきかを決定し(205)、例えば、予測モードフラグによって、イントラ又はインタの決定を示す。予測残差は、例えば、原画像ブロックから予測ブロックを減算することによって(210)計算される。
次に、その予測残差を、変換して(225)、量子化する(230)。ビットストリームを出力するために、量子化された変換係数、並びに動きベクトルと他のシンタックス要素をエントロピ符号化する(245)。エンコーダは、変換をスキップし、量子化を非変換残差信号に直接適用することができる。エンコーダは、変換及び量子化の双方を迂回することができる、つまり、残差は、変換プロセス又は量子化プロセスを適用することなく直接コード化される。
エンコーダは、符号化されたブロックを復号化して、更なる予測のための参照を提供する。予測残差を復号化するために、量子化された変換係数を、逆量子化して(240)、逆変換する(250)。復号化された予測残差と予測されたブロックとを組み合わせて(255)、画像ブロックを再構成する。ループ内フィルタ(265)は、例えば、符号化アーチファクトを低減するためのデブロッキング/サンプル適応オフセット(Sample Adaptive Offset、SAO)フィルタリングを実施するために、再構成されたピクチャに適用される。フィルタリングされた画像を参照ピクチャバッファ(280)に記憶する。
図3は、ビデオデコーダの一例を示す図である。例示的なデコーダ300では、ビットストリームは、以下に説明されるように、デコーダ要素によって復号化される。ビデオデコーダ300は、概して、図2に記載の符号化パスとは逆の復号化パスを実施する。更に、エンコーダ200は、概して、ビデオデータ符号化の一環として、ビデオ復号化を実行する。
特に、デコーダの入力は、ビデオエンコーダ200によって生成され得るビデオビットストリームを含む。ビットストリームは、最初に、変換係数、動きベクトル、及び他の符号化された情報を取得するために、エントロピ復号化される(330)。ピクチャ分割情報は、ピクチャがどのように分割されているかを示す。したがって、デコーダは、復号化されたピクチャ分割情報に従って、ピクチャを分割し得る(335)。予測残差を復号化するために、変換係数を、逆量子化して(340)、逆変換する(350)。復号化された予測残差と予測されたブロックとを組み合わせて(355)、画像ブロックを再構成する。予測されたブロックは、イントラ予測(360)から又は動き補償予測(すなわち、インター予測)(375)から取得され得る(370)。ループ内フィルタ(365)を、再構成された画像に適用する。フィルタリングされた画像を参照ピクチャバッファ(380)に記憶する。
復号化されたピクチャは、復号化後処理(385)、例えば、逆カラー変換(例えば、YCbCr4:2:0からRGB4:4:4への変換)、又は符号化前処理(201)において実施された再マッピングプロセスの逆を実施する逆再マッピングを更に経ることができる。復号化後処理は、符号化前処理において導出され、ビットストリームにおいてシグナリングされたメタデータを使用することができる。実施例では、復号化された画像(例えば、復号化後処理が使用される場合、ループ内フィルタ(365)の適用後及び/又は復号化後処理(385)の後)は、ユーザへのレンダリングのためにディスプレイデバイスに送信され得る。
ダイナミックモデル切り替え及び/又はパラメータ付けを有する例示的なコンテキスト適応バイナリ算術コーダ(例えば、エンコーダ及び/又はデコーダ)が使用され得る。
図4は、本明細書に記載される様々な態様及び実施例が実装され得るシステムの一例を示す図である。システム400は、以下に記載される様々なコンポーネントを含むデバイスとして具体化され得、本文献に記載される態様のうちの1つ以上を実施するように構成されている。このようなデバイスの例としては、これらに限定されるものではないが、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、デジタルマルチメディア・セットトップ・ボックス、デジタルテレビ受信機、パーソナルビデオ記録システム、コネクテッド家電、及びサーバなどの様々な電子デバイスが挙げられる。システム400の要素は、単独で、又は組み合わせて、単一の集積回路(IC)、複数のIC、及び/又は別個のコンポーネントに具現化され得る。例えば、少なくとも1つの実施例では、システム400の処理及びエンコーダ/デコーダ要素は、複数のIC及び/又は別個のコンポーネントにわたって分散される。様々な実施例では、システム400は、例えば、通信バスを介して、又は専用の入力ポート及び/若しくは出力ポートを通じて、1つ以上の他のシステム又は他の電子デバイスに通信可能に結合される。様々な実施例では、システム400は、本文献に記載される態様のうちの1つ以上を実装するように構成されている。
システム400は、例えば、本明細書に記載の様々な態様を実装するために、内部に読み込まれた命令を実行するように構成された。少なくとも1つのプロセッサ410を含む。プロセッサ410は、組み込みメモリ、入出力インターフェース、及び当技術分野において既知の様々な他の回路を含むことができる。システム400は、少なくとも1つのメモリ420(例えば、揮発性メモリデバイス、及び/又は不揮発性メモリデバイス)を含む。システム400は、記憶デバイス440を含み、これは、不揮発性メモリ、及び/又は揮発性メモリを含むことができ、こうしたメモリとしては、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、フラッシュ、磁気ディスクドライブ、及び/又は光ディスクドライブが挙げられるが、これらに限定されない。記憶デバイス440は、非限定的な例として、内部記憶デバイス、取り付け型記憶デバイス(着脱式、及び非着脱式記憶デバイスを含む)、及び/又はネットワークアクセス可能記憶デバイスを含むことができる。
システム400は、例えば、符号化されたビデオ、又は復号化されたビデオを提供するためにデータを処理するように構成されたエンコーダ/デコーダモジュール430を含み、エンコーダ/デコーダモジュール430は、自身のプロセッサ、及びメモリを含むことができる。エンコーダ/デコーダモジュール430は、符号化機能及び/又は復号化機能を実行するためにデバイス内に含まれ得るモジュールを表す。既知であるように、デバイスは、符号化モジュール及び復号化モジュールの一方又は両方を含むことができる。なお、エンコーダ/デコーダモジュール430は、システム400の別個の要素として実装されてもよく、又は当業者に周知のハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして、プロセッサ410内に組み込まれてもよい。
本文献に記載される様々な態様を実施するためにプロセッサ410又はエンコーダ/デコーダ430にロードされるプログラムコードは、記憶デバイス440に記憶され、その後、プロセッサ410による実行のためにメモリ420にロードされ得る。様々な実施例によれば、プロセッサ410、メモリ420、記憶デバイス440、及びエンコーダ/デコーダモジュール430のうちの1つ以上は、本文献に記載されるプロセスの実施中に様々なアイテムのうちの1つ以上を記憶することができる。かかる記憶されたアイテムは、入力ビデオ、復号化されたビデオ、又は復号化されたビデオの一部、ビットストリーム、行列、変数、並びに、方程式、式、演算、及び演算ロジックの処理からの中間結果、又は最終結果を含むことができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施例では、プロセッサ410及び/又はエンコーダ/デコーダモジュール430の内部のメモリは、命令を記憶し、符号化又は復号化中に必要な処理のための作業メモリを提供するために使用される。ただし、他の実施例では、処理デバイスの外部のメモリ(例えば、処理デバイスは、プロセッサ410又はエンコーダ/デコーダモジュール430のいずれかであり得る)が、これらの機能のうちの1つ以上のために使用される。外部メモリは、メモリ420及び/又は記憶デバイス440、例えば、ダイナミック揮発性メモリ及び/又は不揮発性フラッシュメモリであってもよい。いくつかの実施例では、外部不揮発性フラッシュメモリが、例えば、テレビのオペレーティングシステムを記憶するために使用される。少なくとも1つの実施例では、RAMなどの高速外部ダイナミック揮発性メモリが、ビデオ符号化及び復号化動作のためのワーキングメモリとして使用される。
システム400の要素への入力は、ブロック445に示されるように、様々な入力デバイスを通して提供されてもよい。このような入力デバイスとしては、(i)例えば、放送局によって地上波で送信されるRF信号を受信する無線周波数(RF)部分、(ii)コンポーネント(Component、COMP)入力端子(又はCOMP入力端子のセット)、(iii)ユニバーサルシリアルバス(USB)入力端子、及び/又は(iv)高解像度マルチメディアインターフェース(High Definition Multimedia Interface、HDMI)入力端子が挙げられるが、これらに限定されない。他の実施例には、図4には示されていないが、コンポジットビデオが含まれる。
様々な実施例では、ブロック445の入力デバイスは、当該技術分野で知られているように、関連付けられたそれぞれの入力処理要素を有する。例えば、RF部分は、(i)所望の周波数を選択すること(信号を選択すること、又は信号をある帯域の周波数に帯域制限することとも称される)、(ii)選択された信号をダウンコンバートすること、(iii)(例えば)ある特定の実施例ではチャネルと称され得る信号周波数帯域を選択するために、より狭い周波数帯域に再び帯域制限すること、(iv)ダウンコンバートされ帯域制限された信号を復調することと、(v)誤り訂正を実施すること、及び/又は(vi)所望のデータパケットストリームを選択するために逆多重化することと、に好適な要素と関連付けられ得る。様々な実施例のRF部分は、これらの機能を実施するための1つ以上の要素、例えば、周波数セレクタ、信号セレクタ、帯域リミッタ、チャネルセレクタ、フィルタ、ダウンコンバータ、復調器、誤り訂正器、及び多重分離器を含む。RF部は、様々なこれらの機能を実施するチューナを含むことができ、例えば、受信した信号をより低い周波数(例えば、中間周波数又は近ベースバンド周波数)に、又はベースバンドにダウンコンバートすることを含む。1つのセットトップボックスの実施例では、RF部分及びその関連付けられた入力処理要素は、有線(例えば、ケーブル)媒体によって送信されたRF信号を受信し、フィルタ処理、ダウンコンバート、及び所望の周波数帯域への再度のフィルタ処理によって周波数選択を実施する。様々な実施例は、上に記載される(及び他の)要素の順序を再配列し、これらの要素のいくつかを除去し、並びに/又は他の要素を追加して、類似の機能若しくは異なる機能を実施する。要素を追加することには、例えば、増幅器及びアナログ-デジタル変換器を挿入するなど、既存の要素間に要素を挿入することを含めることができる。様々な実施例では、RF部分は、アンテナを含む。
USB端子及び/又はHDMI端子は、システム400をUSB接続及び/又はHDMI接続を介して他の電子デバイスに接続するためのそれぞれのインターフェースプロセッサを含むことができる。入力処理の様々な態様、例えば、リードソロモン誤り補正は、例えば、必要に応じて、別個の入力処理IC内又はプロセッサ410内に実装され得ることを理解されたい。同様に、USB又はHDMIインターフェース処理の態様は、必要に応じて、別個のインターフェースIC内又はプロセッサ410内に実装されてもよい。復調、誤り補正、及び多重分離されたストリームは、例えば、プロセッサ410、並びに、メモリ及び記憶要素を組み合わせて動作するエンコーダ/デコーダ430を含む、様々な処理要素に提供されて、出力デバイスに提示するために必要なデータストリームを処理する。
システム400の様々な要素は、統合型筐体内に提供され得る。統合型筐体内では、様々な要素が相互接続され、好適な接続配列425、例えば、Inter-IC(I2C)バス、配線、及びプリント回路基板を含む当該技術分野で知られている内部バスを使用して、それらの間でデータを送信し得る。
システム400は、通信チャネル460を介して、他のデバイスとの通信を可能にする通信インターフェース450を含む。通信インターフェース450は、限定されないが、通信チャネル460を介してデータを送信、かつ受信するように構成されたトランシーバを含むことができる。通信インターフェース450は、モデム又はネットワークカードを含むことができるが、これに限定されず、通信チャネル460は、例えば、有線及び/又は無線媒体内に実装され得る。
データは、様々な実施例では、Wi-Fiネットワーク、例えば、IEEE802.11(IEEEは、the Institute of Electrical and Electronics Engineersを指す)などの無線ネットワークを使用して、システム400にストリーミングされるか、又は他の方法で提供される。これらの実施例のWi-Fi信号は、Wi-Fi通信用に適応された通信チャネル460及び通信インターフェース450を介して受信される。これらの実施例の通信チャネル460は、典型的には、ストリーミングアプリケーション及び他のオーバートップ通信を可能にするためにインターネットを含む外部ネットワークへのアクセスを提供するアクセスポイント又はルータに接続される。他の実施例は、入力ブロック445のHDMI接続を経由してデータを配信するセットトップボックスを使用して、ストリーミングされたデータをシステム400に提供する。更に他の実施例は、入力ブロック445のRF接続を使用して、ストリーミングされたデータをシステム400に提供する。上記のように、様々な実施例は、非ストリーミング様式でデータを提供する。追加的に、様々な実施例は、Wi-Fi以外の無線ネットワーク、例えば、セルラーネットワーク又はBluetooth(登録商標)ネットワークを使用する。
システム400は、ディスプレイ475、スピーカ485、及び他の周辺デバイス495を含む、様々な出力デバイスに出力信号を提供することができる。様々な実施例のディスプレイ475は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、湾曲ディスプレイ、及び/又は折り畳み式ディスプレイのうちの1つ以上を含む。ディスプレイ475は、テレビ、タブレット、ラップトップ、携帯電話(モバイルフォン)、又は他のデバイスのためのものであり得る。更に、ディスプレイ475を、他の構成要素と統合することができ(例えば、スマートフォン内のように)、あるいは、別個にする(例えば、ラップトップ用の外部モニタ)こともできる。他の周辺デバイス495は、様々な実施例では、スタンドアロンデジタルビデオディスク(若しくはデジタル多用途ディスク)(両方の用語についてDVD)、ディスクプレイヤ、ステレオシステム、及び/又は照明システムのうちの1つ以上を含む。様々な実施例は、システム400の出力に基づいて機能を提供する1つ以上の周辺デバイス495を使用する。例えば、ディスクプレイヤは、システム400の出力を再生する機能を実行する。
様々な実施例では、制御信号は、AV.Link、コンシューマエレクトロニクス制御(Consumer Electronics Control、CEC)、又はユーザ介入の有無を問わずデバイス間の制御を可能にする他の通信プロトコルなどのシグナリングを使用して、システム400とディスプレイ475、スピーカ485、又は他の周辺デバイス495との間で通信される。出力デバイスは、それぞれのインターフェース470、480、及び490を通じた専用接続を介して、システム400に通信可能に連結されてもよい。代替的に、出力デバイスは、通信インターフェース450を介し、通信チャネル460を使用して、システム400に接続されてもよい。ディスプレイ475及びスピーカ485は、例えば、テレビなどの電子デバイス内のシステム400の他のコンポーネントと単一のユニットに統合され得る。様々な実施例では、ディスプレイインターフェース470は、例えば、タイミングコントローラ(timing controller、TCon)チップなどのディスプレイドライバを含む。
ディスプレイ475及びスピーカ485は、代替的に、例えば、入力445のRF部分が別個のセットトップボックスの一部分である場合、他のコンポーネントのうちの1つ以上とは別個であり得る。ディスプレイ475及びスピーカ485が外部コンポーネントである様々な実施例では、出力信号は、例えば、HDMIポート、USBポート、又はCOMP出力を含む専用の出力接続を介して提供され得る。
これらの実施例は、プロセッサ410によって、又はハードウェアによって、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実装されるコンピュータソフトウェアによって行われ得る。非限定的な実施例として、これらの実施例は、1つ以上の集積回路によって実装され得る。メモリ420は、技術環境に適切な任意のタイプであり得、非限定的な例として、光メモリデバイス、磁気メモリデバイス、半導体ベースのメモリデバイス、固定メモリ、及びリムーバブルメモリなどの任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装され得る。プロセッサ410は、技術環境に適切な任意のタイプのものであり得、非限定的な例として、マイクロプロセッサ、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、及びマルチコアアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を包含することができる。
様々な実装形態は、復号化を伴う。本出願で使用されるとき、「復号化」は、例えば、ディスプレイに好適な最終出力をもたらすために、受信した符号化されたシーケンスに対して実施されるプロセスの全て又は一部を包含することができる。様々な実施例では、このようなプロセスは、典型的には、デコーダによって実施されるプロセス、例えば、エントロピ復号化、逆量子化、逆変換、及び差分復号化のうちの1つ以上を含む。様々な例では、そのようなプロセスは、同じく、又は代替的に、本出願で説明する様々な実装形態のデコーダによって実行されるプロセス、例えば、スロープ係数と、オフセット係数と、コンテキスト適応エントロピ復号化のための量子化パラメータ補正に関連する値とに基づいて、コンテキスト適応エントロピ復号化に関連する複数の確率の初期値を決定することなどを含む。
更なる実施例として、一実施例では、「復号化」とは、エントロピ復号化のみを指し、別の実施例では、「復号化」とは、差分復号化のみを指し、別の実施例では、「復号化」とは、エントロピ復号化と差分復号化との組み合わせを指す。「復号化プロセス」という語句が、具体的に動作のサブセットを指すことを目的とするか、又は全体としてより広範な復号化プロセスを指すことを目的とするものであるかは、具体的な説明の文脈に基づいて明らかになり、当業者によって十分に理解されると考えられる。
様々な実装形態は、符号化を伴う。「復号化」に関する上記の考察と同様に、本出願で使用される「符号化」は、例えば、符号化されたビットストリームを作り出すために入力ビデオシーケンスに対して実施されるプロセスの全て又は一部を包含することができる。様々な実施例では、このようなプロセスは、典型的には、エンコーダによって実施されるプロセス、例えば、分割、差分符号化、変換、量子化、及びエントロピ符号化のうちの1つ以上を含む。様々な例では、そのようなプロセスは、同じく、又は代替的に、本出願で説明する様々な実装形態のエンコーダによって実行されるプロセス、例えば、スロープ係数と、オフセット係数と、コンテキスト適応エントロピ符号化のための量子化パラメータ補正に関連する値とに基づいて、コンテキスト適応エントロピ符号化に関連する複数の確率の初期値を決定することなどを含む。
更なる実施例として、一実施例では、「符号化」とは、エントロピ符号化のみを指し、別の実施例では、「符号化」とは、差分符号化のみを指し、別の実施例では、「符号化」とは、差分符号化とエントロピ符号化との組み合わせを指す。「符号化プロセス」という句が、具体的に動作のサブセットを指すことを目的とするか、又は全体としてより広範な符号化プロセスを指すことを目的とするものであるかは、具体的な記載の文脈に基づいて明らかになり、当業者によって十分に理解されると考えられる。
本明細書で使用されるシンタックス要素、例えば、エントロピ符号化初期化のスライドヘッダ指示、エントロピ符号化に関連する補正値のスライスヘッダ指示、エントロピ符号化オフセットの指示、エントロピ符号化モデル切り替えの指示などは、記述的用語であることに留意されたい。したがって、これらは他の構文要素名の使用を排除するものではない。
図がフロー図として提示されている場合、その図は対応する装置のブロック図も提供するものと理解されたい。同様に、図がブロック図として提示されている場合、その図は対応する方法/プロセスのフロー図も提供するものと理解されたい。
本明細書に説明される実装形態及び態様は、例えば、方法若しくはプロセス、装置、ソフトウェアプログラム、データストリーム、又は信号において実装され得る。たとえ単一の形態の実装形態の文脈でのみ考察される場合でも(例えば、方法としてのみ考察される)、考察された特徴の実装形態は、他の形態(例えば、装置又はプログラム)でも実装することができる。装置は、例えば、適切なハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアで実装され得る。方法は、例えば、プロセッサで実装され得、プロセッサとは、一般に処理デバイスを指し、例えば、コンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、又はプログラマブル論理デバイスが含まれる。プロセッサには、例えば、エンドユーザ間の情報の通信を容易にする、コンピュータ、セルラー電話、ポータブル/携帯情報端末(personal digital assistant、「PDA」)などのデバイスなどの通信デバイスも含まれる。
「一実施例(one example)」若しくは「一実施例(an example)」又は「一実装形態(one implementation)」若しくは「一実装形態(an implementation)」、並びにこれらの他の変形例への言及は、実施例に関連して記載される特定の特徴、構造、特性などが少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。そのため、本出願全体を通して様々な場所に現れる「一実施例では(in one example)」若しくは「一実施例では(in an example)」又は「一実装形態では(in one implementation)」若しくは「一実装形態では(in an implementation)」という句、並びに任意の他の変形例の出現は、必ずしも全てが同じ実施例を指すとは限らない。
加えて、本出願は、様々な情報を「判定する」ことに言及する場合がある。情報を判定することは、例えば、情報を推定すること、情報を計算すること、情報を予測すること、又は情報をメモリから取り出すことの1つ以上を含むことができる。取得することは、受信すること、取り出すこと、構築すること、生成すること、及び/又は判定することを含み得る。
更に、本出願は、様々な情報に「アクセスする」ことに言及する場合がある。情報にアクセスすることは、例えば、情報を受信すること、(例えば、メモリから)情報を取得すること、情報を記憶すること、情報を移動すること、情報をコピーすること、情報を計算すること、情報を判定すること、情報を予測すること、又は情報を推定することの1つ以上を含むことができる。
加えて、本出願は、様々な情報を「受信する」ことに言及する場合がある。受信することは、「アクセスする」ことと同様に、広義の用語であることを意図している。情報を受信することは、例えば、情報にアクセスすること、又は(例えば、メモリから)情報を取得することのうちの1つ以上を含むことができる。更に、「受信すること」は、一般には、例えば、情報を記憶する、情報を処理する、情報を送信する、情報を移動する、情報をコピーする、情報を消去する、情報を計算する、情報を判定する、情報を予測する、又は情報を推定するなどの操作中に、何らかの方式で関与する。
例えば、「A/B」、「A及び/又はB」、並びに「A及びBのうちの少なくとも1つ」の場合、次の「/」、「及び/又は」、並びに「のうちの少なくとも1つ」のいずれかの使用は、第1の列挙された選択肢(A)のみの選択、又は第2の列挙された選択肢(B)のみの選択、又は両方の選択肢(A及びB)の選択を包含することが意図されていることを理解されたい。更なる例として、「A、B、及び/又はC」及び「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」の場合、このような表現は、第1の列挙された選択肢(A)のみの選択、又は第2の列挙された選択肢(B)のみの選択、又は第3の列挙された選択肢(C)のみの選択、又は第1及び第2の列挙された選択肢(A及びB)のみの選択、又は第1及び第3の列挙された選択肢(A及びC)のみの選択、又は第2及び第3の列挙された選択肢のみの選択(B及びC)のみ、又は3つ全ての選択肢の選択(A及びB及びC)を包含することが意図される。このことは、当該技術分野及び関連技術分野の当業者に明らかであるように、列挙された項目の数だけ拡張され得る。
また、本明細書で使用されるとき、「シグナリングする」という語は、特に、対応するデコーダに対して何かを示すことを意味する。エンコーダ信号は、例えば、sh_cabac_init_flag,sh_dqp_cabac_model,sh_cabac_model_offset,sh_cabac_model_switchなどの指示を含み得る。このようにして、一実施例では、同じパラメータがエンコーダ側とデコーダ側の両方で使用される。したがって、例えば、エンコーダは、デコーダが同じ特定のパラメータを使用することができるように、特定のパラメータをデコーダに送信することができる(明示的なシグナリング)。逆に、デコーダが既に特定のパラメータ並びに他のパラメータを有する場合、単にデコーダが特定のパラメータを知り選択することを可能にするために、送信せずにシグナリングを使用し得る(暗黙的なシグナリング)。あらゆる実際の機能の送信を回避することによって、様々な実施例においてビット節約が実現される。シグナリングは、様々な方法で達成され得ることを理解されたい。例えば、様々な実施例では、1つ以上の構文要素、フラグなどを使用して、対応するデコーダに情報をシグナリングする。上記は、「信号」という用語の動詞形に関連するが、「信号」という用語は、本明細書では名詞としても使用されることがある。
当業者には明らかであるように、実装形態は、例えば、記憶又は送信され得る情報を搬送するようにフォーマットされた様々な信号を生成し得る。情報は、例えば、方法を実施するための命令、又は記載されている実装形態の1つによって生成されるデータを含むことができる。例えば、信号は、記載される実施例のビットストリームを搬送するようにフォーマットされ得る。このような信号は、例えば、(例えば、スペクトルの無線周波数部分を使用して)電磁波として、又はベースバンド信号としてフォーマットされ得る。フォーマットすることは、例えば、データストリームを符号化し、符号化されたデータストリームで搬送波を変調することを含み得る。信号が搬送する情報は、例えば、アナログ情報又はデジタル情報であり得る。信号は、周知のように、様々な異なる有線リンク又は無線リンクによって送信され得る。信号は、プロセッサ可読媒体に記憶されるか、プロセッサ可読媒体からアクセス若しくは受信され得る。
多くの実施例が、本明細書に記載されている。実施例の特徴は、様々な特許請求のカテゴリ及びタイプにわたって単独で又は任意の組み合わせで提供され得る。更に、実施例は、本明細書に記載される特徴、デバイス、又は態様のうちの1つ以上を、単独で又は任意の組み合わせで、様々な特許請求のカテゴリ及びタイプにわたって含み得る。例えば、本明細書に記載される特徴は、本明細書に記載されるように生成された情報を含むビットストリーム又は信号に実現され得る。情報により、デコーダが、記載される実施形態のいずれかに従って、ビットストリーム、エンコーダ、ビットストリーム、及び/又はデコーダを復号化することが可能になり得る。例えば、本明細書に記載の特徴は、ビットストリーム又は信号を生成及び/又は送信及び/又は受信及び/又は復号化することによって実現され得る。例えば、本明細書に記載の特徴は、方法、プロセス、装置、命令を記憶する媒体、データを記憶する媒体、又は信号として実現され得る。例えば、本明細書に記載される特徴は、TV、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は復号化を実施する他の電子デバイスによって実装され得る。TV、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は他の電子デバイスは、結果として得られる画像(例えば、ビデオビットストリームの残差再構成からの画像)を(例えば、モニタ、スクリーン、又は他のタイプのディスプレイを使用して)表示し得る。TV、セットトップボックス、携帯電話、タブレット、又は他の電子デバイスは、符号化された画像を含む信号を受信し、復号化を実施し得る。
図2及び図3に示されているように、ビデオエンコーダ/デコーダ(コーデック)は、ビデオデータを圧縮又は解凍するためにエントロピ符号化(例えば、エントロピ符号化又はエントロピ復号化)技法を採用し得る。ビデオコーデックは、例えば、コンテキスト適応バイナリ算術符号化(context-adaptive binary arithmetic coding、CABAC)技法をビデオデータに適用し得、その間に、ビデオコーデックは、バイナリ化プロセスを通して取得され、複数のバイナリシンボル(ビン)によって表され得るバイナリ値及び/又は一般値を符号化/復号化し得る。ビデオコードは、処理されるべきビンのためのコンテキストを決定し得(例えば、コンテキストをビンに取り付け得)、ビンに対する符号化/復号化動作を完了した後にビンの確率状態(例えば、確率値)を更新し得る。ビデオコーデックは、(例えば、動作又はプロセスのコンテキストに基づいて)エントロピ符号化動作又はプロセスのためのエントロピ符号化コンテキストモデル(例えば、エントロピ符号化コンテキストモデル又はエントロピ復号化コンテキストモデル)を決定し得、コンテキストモデルに基づいてエントロピ符号化動作又はプロセスを実行し得る。以下でより詳細に説明されるように、そのようなコンテキストモデルは、例えば、エントロピ符号化動作に関連する初期確率状態、確率状態が更新され得る速度などを含む、複数のコンテキスト固有パラメータを含み得る。
図5はエントロピ符号化の例を示し、図6はエントロピ復号化の例を示す。図示のように、ビデオエンコーダ又はデコーダは、エントロピ符号化又は復号化されるべきビン(例えば、各ビン)のためのコンテキストを決定(例えば、選択)し得る。コンテキストは、以下の情報のうちの1つ以上を含み得る。コンテキストは、ビンの確率状態(例えば、現在の確率状態)を含むことができ、それは、p0及びp1などの複数の(例えば、2つの)確率の加重和として決定され得る。コンテキストは、確率状態が更新され得る速度を表し得るウィンドウサイズを含み得る。確率状態は、例えば、以下のように更新され得る。p’=wb+(1-w)p、ここで、pは前の確率を表し得、p’は更新された確率を表し得、bは符号化又は復号化されているビンを示し得、wはウィンドウサイズを表し得る。複数の確率状態(例えば、p0及びp1)は、それぞれのウィンドウサイズ(例えば、w0及びw1)に基づいて更新され得、ビン(例えば、各ビン)は、複数の確率状態に基づいて符号化/復号化され得る。例えば、ビンは、2つの確率p0及びp1の平均(例えば、単純平均)に基づいて符号化/復号化され得る。コンテキストは、本明細書で説明される確率状態(例えば、p0及び/又はp1)のうちの1つ以上を初期化するために使用され得る初期確率状態を含み得る。
所与のコンテキストのためのパラメータ(例えば、初期確率状態、ウィンドウサイズなど)は、他の条件及び/又はパラメータ(例えば、エントロピ符号化プロセスの外部の条件及び/又はパラメータ)に依存し得る(例えば、それに従って決定され得る)。これらの条件及び/又はパラメータは、例えば、符号化/復号化されるべきスライスのタイプ(例えば、イントラ(I)、双予測(B)、又は単方向(P)など)、量子化パラメータ(qp)などを含み得る。(例えば、ビン、スライスなどに関連する)エントロピ符号化動作又はプロセスのためのコンテキスト(例えば、コンテキストモデル)は、エンコーダ及びデコーダによって一貫して決定及び/又は適用され得、エントロピ符号化動作又はプロセス中に使用され得るパラメータを制御し得る。
図7は、スライスの始めに(例えば、スライスの処理が開始される前に)実行され得るエントロピ符号化パラメータ初期化の例を示す。図示のように、初期化プロセスから取得されたパラメータは、スロープ係数a、オフセットb、第1のエントロピ符号化(例えば、符号化又は復号化)ウィンドウサイズw0、第2のエントロピ符号化ウィンドウサイズw1、及び/又は量子化パラメータqpを含み得る。スロープ係数a及びオフセットbは、例えば線形関数p=aqp+bに基づいて、初期エントロピ符号化確率状態pを決定するために使用され得る。加えて、指示(例えば、sh_cabac_init_flagによって表されるフラグ)は、パラメータ切り替えがスライスのために許可され得るかどうかを示すために、(例えば、非イントラスライスのための)スライスヘッダ中で(例えば、エンコーダによって)シグナリングされるか、又は(例えば、デコーダによって)取得され得る。例えば、スライスヘッダ中のsh_cabac_init_flagがBスライスについて真に設定されている場合、Pスライスのために構成された初期化パラメータがBスライスのために使用され得る。逆に、sh_cabac_init_flagがBスライスに対して偽に設定される場合、PスライスパラメータセットはBスライスに対して使用されないことがある。以下の表1は、sh_cabac_init_flagに関連付けられ得るシグナリングシンタックスを示す。
図8は、ビデオデコーダにおいて、単一のバイナリビンなどのビンを復号化する例を示す。
エントロピコーダ(例えば、エントロピ符号化モジュール又はエンジン)は、変換ブロック及び変換スキップブロックのために別個の残差符号化構造を使用し得、及び/又は変換係数のためにコンテキストモデリングを実行し得る。エントロピコーダは、64個の異なる代表確率状態の間で切り替えるために、確率遷移プロセス(例えば、テーブルベースの確率遷移プロセス)を利用し得る。範囲パラメータ(例えば、ivlCurrRange)は、エントロピ符号化エンジンの状態を表すために使用され得、そのようなパラメータは、間隔範囲(例えば、新しい間隔範囲)の計算の前に4つの値のセットに量子化され得る。状態遷移は、ivlCurrRangepLPS(pStateIdx)の値を近似するために64×4の8ビット事前計算値を含むテーブルを使用して実装され得、ここで、pLPSは、最低確率シンボル(LPS)の確率であり得、pStateIdxは、現在の状態のインデックスであり得る。復号化決定は、以下の式1によって示される事前計算されたLUTなどのルックアップテーブル(LUT)を使用して行われ得る。ivlLpsRangeは、そのようなLUTを使用して取得され、ivlCurrRangeを更新するために、及び/又は出力binValを計算するために使用され得る。
ivlLpsRange=rangeTabLps[pStateIdx][qRangeIdx] (1)
いくつかの例では、確率状態又は値は、確率インデックスpStateIdxによって表され得、本明細書で説明する計算のうちの1つ以上は、例えば、LUTなしで、それぞれの関数に基づいて(例えば、対応する式を用いて)実行され得る。(例えば、確率推定の精度を改善するために)多仮説確率更新モデルが適用され得る。例えば、確率インデックスpStateIdxは、区間細分割においてエントロピコーダ(例えば、バイナリ算術コーダ)によって使用され得、確率p0を表すpStateIdx0及び確率p1を表すpStateIdx1など、複数(例えば、2つ)の確率仮説に基づいて決定され得る。複数の確率仮説は、エントロピ符号化コンテキストモデルに(例えば、全てのエントロピ符号化コンテキストモデルに)関連付けられ、異なる適応レートを用いて(例えば、独立して)更新され得る。エントロピ符号化コンテキストモデルのための(例えば、あらゆるエントロピ符号化コンテキストモデルのための)適応レート(例えば、pStateIdx0及びpStateIdx1のための)は、例えば、コンテキストモデルに関連するビンから収集された統計に基づいて、事前トレーニングされ得る。次いで、(例えば、pStateIdxのための)確率推定値が、複数の確率仮説に関連する推定値の平均に基づいて導出され得る。
エントロピ符号化は、例えば、スライスの始めに(例えば、スライスの処理が開始される前に)呼び出され得るパラメータ初期化プロセス(例えば、量子化パラメータ依存初期化プロセス)を含み得る。例では、スライスのための初期ルーマ量子化パラメータ(qp)が与えられると、エントロピ符号化コンテキストモデルに関連する(例えば、preCtxStateとして示される)初期確率状態は、以下に示される式を使用して導出され得る。
m=slopeIdx×5-45 (2a)
n=(offsetIdx<<3)+7 (3a)
preCtxState=Clip3(1、127、((m×(QP-32))>>4)+n) (4a)
ここで、スロープ係数(例えば、slopeIdxによって表される)及びオフセット(例えば、offsetIdxによって表される)は3ビットに制限され得、初期化値は6ビット精度で表され得る。例では、スライスのための初期ルーマ量子化パラメータ(qp)が与えられると、エントロピ符号化コンテキストモデルに関連する初期確率状態(例えば、preCtxStateと示される)は、以下のように導出され得る。
m=(initId>>3)-4 (2b)
n=(initId&7)×18+1 (3b)
preCtxState=Clip3(1、127、((m×(QP-16))。>>1)+n) (4b)
ここで、initIdは、スライスタイプ及び/又はエントロピ符号化コンテキストに依存し得る値をもつパラメータであり得る。
確率状態preCtxStateは、線形領域における確率を(例えば、直接的に)表し得、エントロピ符号化エンジン(例えば、算術符号化エンジン)への入力として与えられる前に、(例えば、以下の式によって示されるような)1つ以上のシフト演算を介して導出され得る。このようにして、(例えば、256バイトテーブルを使用し得る)対数領域から線形領域へのマッピングがスキップされ得る。
pStateIdx0=preCtxState<<3 (5)
pStateIdx1=preCtxState<<7 (6)
(例えば、算術符号化エンジンによって)エントロピ符号化において使用される(例えば、本明細書で説明する確率状態のための)中間精度は、例えば、10ビット又は14ビットから15ビットに増加され得る。最低確率シンボル(LPS)範囲更新は、以下に示される例示的な論理に基づいて実行され得る。
q>=16384の場合
q=215-1-q
LPS=(range(q>>6))>>9)+1
ここで、「range」は、現在の間隔の幅を表す変数(例えば、9ビット変数)であり得、qは、現在のエントロピ符号化コンテキストモデルの確率状態を表す変数(例えば、15ビット変数)であり得、RLPSは、LPSの更新された範囲であり得る。この動作は、9ビットルックアップテーブル内の512×256エントリをルックアップすることによって実現され得る。(例えば、エンコーダによって)ビット推定のために使用される256エントリルックアップテーブルは、512エントリに拡張され得る。
エントロピ符号化ウィンドウサイズは、エントロピ符号化のコンテキストに基づいて(例えば、エントロピ符号化に関連するスライスタイプに基づいて)決定され得る。符号化統計は、異なるスライスタイプに対して変化し得るので、エントロピ符号化確率状態は、所与のコンテキスト(例えば、スライスタイプ)に適するレートで更新され得る。例えば、(例えば、エントロピ符号化コンテキストモデルに対応する)所与のコンテキストの場合、Iスライス、Bスライス、及びPスライスのために異なるウィンドウサイズが定義(例えば、構成)され得る。スロープ係数及び/又はオフセットなどのエントロピ符号化初期化パラメータは、同様に定義され得る。ウィンドウサイズ及び/又はエントロピ符号化初期化パラメータは、(例えば、特定のビデオデータセット及び/又は特定の符号化規格のために)再トレーニングされ得る。
エントロピ符号化コンテキストモデルをパラメータ化してもよいし、エントロピ符号化コンテキストモデルに含まれるパラメータの数を増やしてもよいし、エントロピ符号化コンテキストモデル間の切り替えを可能にしてもよい。図9は、エントロピ符号化のためのコンテキストベースのパラメータ初期化の例を示す。図示のように、エントロピ符号化のためのコンテキストは、スライスタイプ(例えば、I、B、又はP)を含み得る。スライスタイプがB又はPであり、パラメータ切り替え指示(例えば、sh_cabac_init_flag)が真に設定されている場合、エントロピコーダ(例えば、エンコーダ又はデコーダ)は、BスライスのためにPスライス用に構成されたパラメータを使用し、PスライスのためにBスライスに構成されたパラメータを使用することを決定し得る。指示(例えば、sh_cabac_init_flag)が偽に設定される場合(又はスライスタイプがIである場合)、スライスタイプのために構成された元のパラメータが、そのタイプのスライスのために使用され得る。(例えば、対応するコンテキストモデルに関連する)関連パラメータは、例えば、スロープ係数a、オフセットb、(例えば、関係するスライスのための)qp、第1のエントロピ符号化ウィンドウサイズ(w0)、第2のエントロピ符号化ウィンドウサイズ(w1)などを含み得る。本明細書で説明するように、スロープ係数a及びオフセットbは、例えば、線形関数p=aqp+bに基づいて、初期確率状態又は値pを決定するために使用され得る。
図10は、パラメータがエントロピ符号化コンテキストモデルの一部として取得及び/又は使用され得る、エントロピ符号化のためのコンテキストベースパラメータ初期化の例を示す。示されるように、図9に示されるコンテキストモデルパラメータに加えて、コンテキストモデルパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値が、パラメータ初期化プロセス中に取得され、使用され得る。そのような補正値(例えば、dqp_cabac)は、例えば、本明細書に記載のqpパラメータに、及び初期確率状態pの決定中に、例えば、p=a(qp+dqb_cabac)+bに基づいて適用することができる。例えば、エンコーダは、符号化動作のコンテキストに基づいて(例えば、スライスタイプ、バイナリ化された残差係数値などに基づいて)補正値を決定し得、デコーダに送信されるビデオデータ中で(例えば、パラメータ切り替えフラグsh_cabac_init_flagと同様に、スライスヘッダ中などのスライスレベルで)決定された補正値を(例えば、変数要素又はシンタックス要素dqp_cabacを介して)示し得る。補正値は、グローバル(例えば、全てのエントロピ符号化コンテキストに対して同じ)であるか、又は異なるあらかじめ定義されたコンテキストに固有(例えば、残差係数値に基づくコンテキストに対する第1の値と、他のファクタに基づくコンテキストに対する第2の値とを有する)であり得る。
表2は、エントロピ符号化モデル(例えば、sh_dqp_cabac_model)のための補正値(例えば、sh_qp_delta)を(例えば、スライスヘッダ中で)シグナリングするために使用され得るシグナリングシンタックスを示す。
表2に示すように、sh_dqp_cabac_modelは、スライスヘッダに含まれてもよい。例では、このパラメータのシグナリングは、パラメータのシグナリングをアクティブ化又は非アクティブ化することができるフラグなど、SPS中で与えられる指示を条件とすることができる。例では、シンタックス要素(例えば、pps_cabac_init_present_flagなど)は、パラメータがビデオビットストリーム中に存在する/シグナリングされるかどうかを示すために使用され得る。
上記で提供された例のうちのいくつかにおいて説明されるように、エントロピ符号化コンテキストモデルは、エントロピ符号化に関連する初期確率状態を決定するために使用され得る第1の複数のパラメータ(例えば、スロープ係数a、オフセットb、量子化パラメータqpなど)を含み得る。例では、エントロピ符号化コンテキストモデルは、エントロピ符号化に関連する更新ウィンドウサイズを決定するために(例えば、スライスタイプ及び/又はパラメータ切り替えフラグsh_cabac_init_flagとともに)使用され得る第2の複数のパラメータを更に含み得る。例えば、第2の複数のパラメータは、例えば、以下の線形方程式によって示されるように、1つ以上のウィンドウサイズ値を決定するために量子化パラメータqp(例えば、初期確率状態を決定するために使用される同じ量子化パラメータ)に適用され得る1つ以上のスロープ係数及び1つ以上のオフセットを含み得る。
w0=a0qp+b0 (7)
w1=a1qp+b1 (8)
ここで、a0及びa1は、それぞれウィンドウサイズw0及びw1に関連するスロープ係数を表すことができ、b0及びb1は、それぞれウィンドウサイズw0及びw1に関連するオフセットを表すことができる。a0、a1、b0、及びb1の値は、所与のエントロピ符号化コンテキストに基づいて(例えば、スライスタイプに基づいて)決定され得、そのエントロピ符号化コンテキストのために(例えば、そのスライスタイプのために)固定され得る。
例では、エントロピ符号化確率状態(例えば、現在のエントロピ符号化確率状態)は、例えば、以下の式に基づいて、複数の確率状態(例えば、本明細書で説明する確率p0及びp1)の加重和として計算され得る。
p=vp0+(1-v)p1 (9)
ここで、重みvは、対応するエントロピ符号化コンテキストに基づいて(例えば、現在のスライスのタイプに基づいて)決定され得、p0は、w0更新に関連する確率を示し得、p1は、w1更新に関連する確率を示し得る。例では、上記の式に適用される重みvは、例えば、以下の式によって示されるように、量子化パラメータqpの線形関数として決定され得る。
v=a2qp+b2 (10)
ここで、a2(例えば、傾斜係数)及びb2(例えば、オフセット)は、本明細書で説明するエントロピ符号化コンテキストモデルの一部であり得る。
したがって、エントロピ符号化確率状態(例えば、初期確率状態)、エントロピ符号化ウィンドウサイズ、及び/又はエントロピ符号化関連重みは、コンテキスト固有パラメータに基づいて決定され得る。エントロピ符号化のために、複数のコンテキストベースのパラメータを含むエントロピ符号化コンテキストモデルが使用され得る。そのようなエントロピ符号化コンテキストモデルの使用は、以下のように表され得る。
p=a_p(n)x+b_p(n) (11)
w0=a_w0(n)x+b_w0(n) (12)
w1=a_w1(n)x+b_w1(n) (13)
v=a_v(n)x+b_v(n) (14)
ここで、p、w、及びvはそれぞれ、本明細書で説明される確率状態(例えば、初期確率状態)、ウィンドウサイズ、及び重みを表し得、nはコンテキストモデルインデックスであり得、xは1つ以上のシグナリングされた値に基づいて導出され得る。例では、コンテキストモデルnは、複数のパラメータ(例えば、a_p、b_p、a_w0、a_w1、b_w0、b_w1、a_v、b_vなど)を含み得、それらのうちのいくつか(例えば、a_p及びb_p)は、確率状態を決定するために使用され得、他のものは、ウィンドウサイズ(例えば、a_w0、a_w1、b_w0、及びb_w1)又は重み(例えば、a_v、及びb_v)を決定するために使用され得る。例では、xは、x=qp+dqpなどの量子化パラメータの関数として導出され得、ここで、本明細書で説明するように、qpはスライスの量子化パラメータを表し得、dqpはqpのためのシグナリングされた補正値を表し得る。
エントロピ符号化のためのコンテキストモデルは、コンテキストごとに異なり得るので、所与のエントロピ符号化プロセスにおいて使用されるべきモデルインデックスn(及び対応するコンテキストモデル)は、エントロピ符号化プロセスのコンテキストに基づいて決定(例えば、初期化)され得る。例では、複数のモデル(例えば、2つのモデル)が所与のスライスタイプに利用可能であり得、どのモデルが使用され得るかに関する指示(例えば、フラグ)が(例えば、エンコーダからデコーダに)送信され得る。例では、複数のシンタックス要素が、スライスヘッダ中でシグナリングされ得る同じコンテキストモデルインデックスを共有し得る。
例では、エントロピ符号化コンテキストのための確率状態、ウィンドウサイズ、及び/又はエントロピ符号化重みは、(例えば、線形関数の代わりに)ルックアップテーブル(LUT)に基づいて決定され得る。例えば、そのようなLUTは、異なるエントロピ符号化コンテキストと、対応する確率値、ウィンドウサイズ値、及び/又はエントロピ符号化重みとの間のマッピング関係を含み得、ここで、エントロピ符号化コンテキストは、それぞれのコンテキストモデルインデックス(n)及び/又は量子化パラメータ(qp、本明細書で説明するように補正値によって修正され得る)によって表され得る。したがって、現在のコンテキストの指示を受信すると、エントロピコーダは、指示及びLUT中に含まれるマッピング関係に基づいて、対応する確率値、ウィンドウサイズ値、及び/又はエントロピ符号化重みを決定し得る。
例では、上記で説明したマッピング関係は、ビン分布に強い影響を有し得るパラメータなど、他のパラメータに依存し得る。これらのパラメータは、例えば、nuh_temporal_id_plus1として符号化されたフレームのtemporal_idなどの時間識別に関係する指示、現在フレームと現在フレームを復号化するために使用される参照フレームとの間のピクチャ順序カウント(POC:picture order count)における距離などを含み得る。
以下の表3は、エントロピ符号化コンテキストモデルに関連付けられ得るシンタックス要素の例を示す。
表3に示されているように、エントロピ符号化モデルオフセット又は補正値(例えば、sh_cabac_model_offset)の指示は、ビデオデータ中で(例えば、ビデオビットストリーム中で)送信され得る。このパラメータは、例えば、x=qp+sh_cabac_model_offsetに基づいて、本明細書で説明するxパラメータを計算するために使用され得る。適用可能なエントロピ符号化モデル(例えば、sh_cabac_model_switch)の指示はまた、ビデオデータ中でシグナリングされ得、適用されるべきエントロピ符号化コンテキストモデル(例えば、パラメータセット)のインデックスを決定するために使用され得る。例えば、ビデオデータに含まれるsh_cabac_model_switchなどのパラメータを使用して、エントロピ符号化コンテキストモデルのインデックス(N)は、N=3slice_type+sh_cabac_model_switchに基づいて決定され得、ここで、slice_typeは、以下のように定義され得る。Bスライス=0、Pスライス=1、及びイントラスライス=2。このようにして、エンコーダは、適用可能なコンテキストモデルの指示(例えば、sh_cabac_model_switchを介して)及び/又はスライスタイプをシグナリングすることができ、デコーダは、そのような情報を使用してモデルインデックスを導出し、LUTを読み取って、コンテキスト固有エントロピ符号化パラメータ(例えば、本明細書で説明するa_p、b_p、a_w0、b_w0、a_w1、b_w1、a_v、b_vなど)のうちの1つ以上を決定することができる。
以下の表4は、パラメータ(例えば、a_p、b_p、a_w0、b_w0、a_w1、b_w1、a_v、b_vなど)を含み得る(例えば、コンテキストモデルに対応する)パラメータセットSiの選択に関連付けられ得るシンタックス要素の例を示す。
ここで、本明細書で説明されるエントロピ符号化パラメータ(例えば、確率状態、ウィンドウサイズ、及び/又はa_p、b_p、a_w、b_wなどの初期化パラメータ)のシグナリング、決定、及び/又は更新は、ピクチャフレームの開始時に(例えば、ピクチャフレームの処理が開始される前に)、ピクチャフレームの途中で(例えば、ピクチャフレームに関連する所定の数の符号化ユニット又はビンが完了した後に)、及び/又は周期的に(例えば、エンコーダ又はデコーダによって決定された周期性に基づいて)実行され得ることに留意されたい。
モデルパラメータの抽出を行ってもよい。(例えば、コンテキストベースのエントロピ符号化パラメータに関係する)第1のスライスタイプ(例えば、B)から第2のスライスタイプ(例えば、P)に、及びその逆に切り替えるための機構は、いずれかのスライスタイプに関連するレートを推定することを伴い得る。例えば、スライスタイプBに関連するレート及びスライスタイプPに関連するレートが推定され得、スライスについて計算された推定値は、sh_cabac_init_flagのどの値(例えば、真又は偽)を送信すべきかを決定するための基準として使用され得る。推定は、ビンの部分コストを計算するために使用され得る固定確率(例えば、初期確率)に基づいて実行され得る。0又は1に等しいビンの比は、所与のコンテキストについてのエントロピ符号化状態(例えば、最終状態)によって近似され得る。
上記で説明した推定技法は、エントロピ符号化パラメータによるコスト(例えば、ビンの分数コスト)の依存性をキャプチャするように修正され得る。例では、1又は0に等しいビンの比は、ビン値の和(例えば、1と0の和など)とビンの数とを記憶することによって計算され得る。例では、比は、統計的ノイズの影響を受けにくい可能性がある最大ウィンドウを有するコンテキストモデルに基づいて推定され得る。例では、エントロピ符号化状態が初期状態に依存し得るビンの数は、本明細書で説明されるパラメータのセット(例えば、2つ以上のセット)を用いて計算され得る。数は、パラメータの関数としてオフラインで計算されてもよく、数(例えば、N)が導出されると、パラメータに対するコスト差は、最初のN個のビンに基づいて(例えば、正確に又は近似として)計算されてもよい。
特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上述されているが、当業者であれば、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることが理解されよう。加えて、本明細書に記載される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアにおいて実装され得る。コンピュータ可読媒体の実施例としては、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の実施例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。

Claims (39)

  1. ビデオ復号化デバイスであって、
    プロセッサを備え、前記プロセッサが、
    エントロピ復号化コンテキストモデルを決定することであって、前記エントロピ復号化コンテキストモデルが、エントロピ復号化確率状態を決定するための第1の複数のパラメータを含む、ことと、
    前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値を取得することと、
    前記エントロピ復号化コンテキストモデルに基づいて前記エントロピ復号化確率状態を決定することであって、前記補正値が、前記エントロピ復号化確率状態の前記決定中に前記第1の複数のパラメータのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことと、
    少なくとも前記エントロピ復号化確率状態に基づいてビデオデータのスライスに対してエントロピ復号化を実行することと、を行うように構成される、ビデオ復号化デバイス。
  2. 前記第1の複数のパラメータは、量子化パラメータと、前記エントロピ復号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用されるべき第1のスロープ係数と、前記エントロピ復号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用されるべき第1のオフセットとを含み、前記プロセッサは、前記エントロピ復号化確率状態を決定するときに前記補正値を前記量子化パラメータに適用するように構成される、請求項1に記載のビデオ復号化デバイス。
  3. 前記エントロピ復号化コンテキストモデルは、エントロピ復号化ウィンドウサイズを決定するための第2の複数のパラメータを更に含む、請求項1又は2に記載のビデオ復号化デバイス。
  4. 前記エントロピ復号化コンテキストモデルは、エントロピ復号化ウィンドウサイズを決定するときに前記プロセッサによって適用されるべきスロープ係数及びオフセットを更に含む、請求項1又は2に記載のビデオ復号化デバイス。
  5. 前記エントロピ復号化コンテキストモデルが、少なくとも、ビデオデータの前記スライスのスライスタイプと、前記ビデオ復号化デバイスによって受信された前記エントロピ復号化コンテキストモデルの指示とに基づいて決定される、請求項1~4のいずれか一項に記載のビデオ復号化デバイス。
  6. 前記エントロピ復号化確率状態は、初期エントロピ復号化確率状態である、請求項1~5のいずれか一項に記載のビデオ復号化デバイス。
  7. 前記プロセッサは、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ復号化された後に、前記エントロピ復号化確率状態を更新するように構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載のビデオ復号化デバイス。
  8. 前記プロセッサは、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ復号化された後に、前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つを更新するように構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載のビデオ復号化デバイス。
  9. 前記プロセッサは、ビデオデータの前記スライスに関連するスライスヘッダから前記補正値を取得するように構成される、請求項1~8のいずれか一項に記載のビデオ復号化デバイス。
  10. ビデオ復号化方法であって、前記方法は、
    エントロピ復号化コンテキストモデルを決定することであって、前記エントロピ復号化コンテキストモデルは、エントロピ復号化確率状態を決定するための第1の複数のパラメータを含む、ことと、
    前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値を取得することと、
    前記エントロピ復号化コンテキストモデルに基づいて前記エントロピ復号化確率状態を決定することであって、前記補正値は、前記エントロピ復号化確率状態の前記決定中に前記第1の複数のパラメータのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことと、
    少なくとも前記エントロピ復号化確率状態に基づいてビデオデータのスライスに対してエントロピ復号化を実行することと、を含む、ビデオ復号化方法。
  11. 前記第1の複数のパラメータは、量子化パラメータ、前記エントロピ復号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用される第1のスロープ係数、及び前記エントロピ復号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用される第1のオフセットを含み、前記プロセッサは、前記エントロピ復号化確率状態を決定するときに前記量子化パラメータに前記補正値を適用するように構成される、請求項10に記載のビデオ復号化方法。
  12. 前記エントロピ復号化コンテキストモデルは、エントロピ復号化ウィンドウサイズを決定するための第2の複数のパラメータを更に含む、請求項10又は11に記載のビデオ復号化方法。
  13. 前記エントロピ復号化コンテキストモデルは、前記エントロピ復号化ウィンドウサイズを決定するときに適用されるスロープ係数及びオフセットを更に含む、請求項10又は11に記載のビデオ復号化方法。
  14. 前記エントロピ復号化コンテキストモデルが、ビデオデータの前記スライスのスライスタイプと、前記ビデオ復号化デバイスによって受信された前記エントロピ復号化コンテキストモデルの指示とに少なくとも基づいて決定される、請求項10~13のいずれか一項に記載のビデオ復号化方法。
  15. 前記エントロピ復号化確率状態は、初期エントロピ復号化確率状態である、請求項10~14のいずれか一項に記載のビデオ復号化方法。
  16. 前記エントロピ復号化確率状態は、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ復号化された後に更新される、請求項10~15のいずれか一項に記載のビデオ復号化方法。
  17. 前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つは、ビデオデータの前記スライスに関連する所定の数のデータユニットがエントロピ復号化された後に更新される、請求項10~15のいずれか一項に記載のビデオ復号化方法。
  18. 前記補正値は、ビデオデータの前記スライスに関連するスライスヘッダから取得される、請求項10~17のいずれか一項に記載のビデオ復号化方法。
  19. ビデオ符号化デバイスであって、
    プロセッサを備え、前記プロセッサが、
    エントロピ符号化コンテキストモデルを決定することであって、前記エントロピ符号化コンテキストモデルが、エントロピ符号化確率状態を決定するための第1の複数のパラメータを含む、ことと、
    前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値を決定することと、
    前記エントロピ符号化コンテキストモデルに基づいて前記エントロピ符号化確率状態を決定することであって、前記補正値は、前記エントロピ符号化確率状態の前記決定中に前記第1の複数のパラメータのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことと、
    少なくとも前記エントロピ符号化確率状態に基づいてビデオデータのスライスに対してエントロピ符号化を実行することと、を行うように構成される、ビデオ符号化デバイス。
  20. 前記第1の複数のパラメータは、量子化パラメータと、前記エントロピ符号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用されるべき第1のスロープ係数と、前記エントロピ符号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用されるべき第1のオフセットとを含み、前記プロセッサは、前記エントロピ符号化確率状態を決定するときに前記補正値を前記量子化パラメータに適用するように構成される、請求項19に記載のビデオ符号化デバイス。
  21. 前記エントロピ符号化コンテキストモデルが、エントロピ符号化ウィンドウサイズを決定するための第2の複数のパラメータを更に含む、請求項19又は20に記載のビデオ符号化デバイス。
  22. 前記エントロピ符号化コンテキストモデルは、前記エントロピ符号化ウィンドウサイズを決定するときに前記プロセッサによって適用されるべきスロープ係数及びオフセットを更に含む、請求項19又は20に記載のビデオ符号化デバイス。
  23. 前記エントロピ符号化コンテキストモデルが、ビデオデータの前記スライスのスライスタイプに少なくとも基づいて決定され、前記プロセッサが、前記スライスタイプと前記エントロピ符号化コンテキストモデルの指示とをビデオ復号化デバイスにシグナリングするように更に構成される、請求項19~22のいずれか一項に記載のビデオ符号化デバイス。
  24. 前記エントロピ符号化確率状態は、初期エントロピ符号化確率状態である、請求項19~23のいずれか一項に記載のビデオ符号化デバイス。
  25. 前記プロセッサが、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ符号化された後に、前記エントロピ符号化確率状態を更新するように構成される、請求項19~24のいずれか一項に記載のビデオ符号化デバイス。
  26. 前記プロセッサが、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ符号化された後に、前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つを更新するように構成される、請求項19~24のいずれか一項に記載のビデオ符号化デバイス。
  27. 前記プロセッサが、ビデオデータの前記スライスに関連するスライスヘッダ中に前記補正値の指示を含めるように構成される、請求項19~26のいずれか一項に記載のビデオ符号化デバイス。
  28. ビデオ符号化方法であって、前記方法は、
    エントロピ符号化コンテキストモデルを決定することであって、前記エントロピ符号化コンテキストモデルが、エントロピ符号化確率状態を決定するための第1の複数のパラメータを含む、ことと、
    前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つのための補正値を決定することと、
    前記エントロピ符号化モデルに基づいて前記エントロピ符号化確率状態を決定することであって、前記補正値は、前記エントロピ符号化確率状態の前記決定中に前記第1の複数のパラメータのうちの前記少なくとも1つに適用される、ことと、
    少なくとも前記エントロピ符号化確率状態に基づいてビデオデータのスライスに対してエントロピ符号化を実行することと、を含む、ビデオ符号化方法。
  29. 前記第1の複数のパラメータは、量子化パラメータと、前記エントロピ符号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用される第1のスロープ係数と、前記エントロピ符号化確率状態を決定するときに前記プロセッサによって適用される第1のオフセットとを含み、前記プロセッサは、前記エントロピ符号化確率状態を決定するときに前記量子化パラメータに前記補正値を適用するように構成される、請求項28に記載のビデオ符号化方法。
  30. 前記エントロピ符号化コンテキストモデルは、エントロピ符号化ウィンドウサイズを決定するための第2の複数のパラメータを更に含む、請求項28又は29に記載のビデオ符号化方法。
  31. 前記エントロピ符号化コンテキストモデルは、前記エントロピ符号化ウィンドウサイズを決定するときに適用されるスロープ係数及びオフセットを更に含む、請求項28又は29に記載のビデオ符号化方法。
  32. 前記エントロピ符号化コンテキストモデルが、ビデオデータの前記スライスのスライスタイプに少なくとも基づいて決定され、前記ビデオ符号化方法が、前記スライスタイプと前記エントロピ符号化コンテキストモデルの指示とをビデオ復号化デバイスにシグナリングすることを更に備える、請求項28~31のいずれか一項に記載のビデオ符号化方法。
  33. 前記エントロピ符号化確率状態は、初期エントロピ符号化確率状態である、請求項28~32のいずれか一項に記載のビデオ符号化方法。
  34. 前記エントロピ符号化確率状態は、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ符号化された後に更新される、請求項28~33のいずれか一項に記載のビデオ符号化方法。
  35. 前記第1の複数のパラメータのうちの少なくとも1つは、ビデオデータの前記スライスに関連するいくつかのデータユニットがエントロピ符号化された後に更新される、請求項28~33のいずれか一項に記載のビデオ符号化方法。
  36. ビデオデータの前記スライスに関連するスライスヘッダ中で前記補正値をシグナリングすることを更に備える、請求項28~35のいずれか一項に記載のビデオ符号化方法。
  37. 非一時的コンピュータ可読媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、請求項10~18又は請求項28~36の少なくとも一項に記載の方法の工程を実装するプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム製品。
  38. プロセッサによって実行されたときに、請求項10~18又は請求項28~36の少なくとも一項に記載の方法の工程を実装するプログラムコード命令を含むコンピュータプログラム。
  39. 請求項28~36のいずれか一項に記載の方法を使用してエントロピ符号化されたビデオデータのスライスを含むビデオデータ。
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