JP2024524443A - 改善されたエアロゾル形成基体 - Google Patents

改善されたエアロゾル形成基体 Download PDF

Info

Publication number
JP2024524443A
JP2024524443A JP2023580836A JP2023580836A JP2024524443A JP 2024524443 A JP2024524443 A JP 2024524443A JP 2023580836 A JP2023580836 A JP 2023580836A JP 2023580836 A JP2023580836 A JP 2023580836A JP 2024524443 A JP2024524443 A JP 2024524443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
forming substrate
thermally conductive
optionally
particle size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023580836A
Other languages
English (en)
Inventor
フランチェスコ フェデリ
ホウシュエ ファン
エスター ワイリム
Original Assignee
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム filed Critical フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
Publication of JP2024524443A publication Critical patent/JP2024524443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B15/00Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
    • A24B15/10Chemical features of tobacco products or tobacco substitutes
    • A24B15/12Chemical features of tobacco products or tobacco substitutes of reconstituted tobacco
    • A24B15/14Chemical features of tobacco products or tobacco substitutes of reconstituted tobacco made of tobacco and a binding agent not derived from tobacco
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B15/00Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
    • A24B15/10Chemical features of tobacco products or tobacco substitutes
    • A24B15/16Chemical features of tobacco products or tobacco substitutes of tobacco substitutes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B15/00Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
    • A24B15/18Treatment of tobacco products or tobacco substitutes
    • A24B15/28Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances
    • A24B15/42Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances by organic and inorganic substances
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D1/00Cigars; Cigarettes
    • A24D1/20Cigarettes specially adapted for simulated smoking devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • A24F40/465Shape or structure of electric heating means specially adapted for induction heating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)
  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Abstract

乾燥重量基準で、10~90重量%の熱伝導性粒子であって、熱伝導性粒子の各熱伝導性粒子が、摂氏25度で少なくとも一方向に少なくとも1W/(mK)の熱伝導率を有する熱伝導性粒子、7~60重量%のエアロゾル形成体、2~20重量%の繊維、および2~10重量%の結合剤を含む、エアロゾル形成基体が提供される。エアロゾル形成基体は、摂氏25度で少なくとも一方向に少なくとも0.22W/(mK)の熱伝導率を有する。エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品、およびエアロゾル形成基体を形成する方法も提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、エアロゾル形成基体に関する。本開示はまた、エアロゾル形成基体を作製する方法、エアロゾル発生物品、およびエアロゾル発生システムに関する。
典型的なエアロゾル発生システムは、エアロゾル発生装置と、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品とを備える。使用時、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品と相互作用してエアロゾル形成基体を加熱し、エアロゾル形成基体に揮発性化合物を放出させる。次いで、これらの化合物は冷めてエアロゾルを形成し、ユーザーによって吸入される。
公知のエアロゾル形成基体は典型的に、比較的低い熱伝導率を有する。これは、エアロゾル形成基体を加熱するために、ブレードがエアロゾル形成基体内に挿入されて加熱されるエアロゾル発生システムにおいて特に望ましくない場合がある。これは、エアロゾル形成基体の熱伝導率が低いことにより、使用中にエアロゾル形成基体に比較的大きな温度勾配がもたらされ得るためである。これは、ブレードから最も遠くに位置するエアロゾル形成基体の部分は高温に達さず、そのため、エアロゾル形成基体がより高い熱伝導率を有する場合ほど多くの揮発性化合物を放出しないことを意味し得る。言い換えれば、低い熱伝導率のエアロゾル形成基体は望ましくないことに、エアロゾル形成基体の低い使用効率につながり得る。
さらに、公知のエアロゾル形成基体は典型的に、誘導によって動作温度に加熱可能ではない。これは、誘導加熱のために、典型的に別個のサセプタ要素が必要であることを意味する。このため、コストが増大し得る。さらに、これは、上述するのと同じ問題をもたらし得る。例えば、誘導加熱サセプタ要素が基体の中央位置に配置される場合、サセプタ要素から最も遠くに位置するエアロゾル形成基体の部分が高温に達さず、それ故に多くの揮発性化合物を放出しない場合がある。
エアロゾル形成基体の熱伝導率を増大させる試みがなされてきた。しかしながら、今までのところ、これらの試みは、一つ以上の点で不適切である。
本発明の目的は、改善されたエアロゾル形成基体、例えば、増大された熱伝導率を有するエアロゾル形成基体を提供することである。
本開示によると、エアロゾル形成基体が提供される。エアロゾル形成基体は、乾燥重量基準で、10~90重量パーセント[wt%]の熱伝導性粒子を含んでもよい。熱伝導性粒子の各熱伝導性粒子は、摂氏25度で少なくとも一方向に、少なくとも1ワット/メートルケルビン[W/(mK)]の熱伝導率を有してもよい。エアロゾル形成基体は、乾燥重量基準で、7~60重量%のエアロゾル形成体を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、乾燥重量基準で、2~20重量%の繊維を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、乾燥重量基準で、2~10重量%の結合剤を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、摂氏25度で少なくとも0.22W/(mK)の熱伝導率を少なくとも一方向に有し得る。
したがって、本開示の第一の態様よれば、エアロゾル形成基体が提供され、乾燥重量基準で、10~90重量%の熱伝導性粒子であって、熱伝導性粒子の各熱伝導性粒子が、摂氏25度で少なくとも一つの方向に少なくとも1W/(mK)の熱伝導率を有する熱伝導性粒子、
7~60重量%のエアロゾル形成体、2~20重量%の繊維、および2~10重量%の結合剤を含み、摂氏25度で少なくとも一方向に少なくとも0.22W/(mK)の熱伝導率を有する、エアロゾル形成基体が提供される。
有利なことに、熱伝導性粒子は、エアロゾル形成基体の熱伝導率を増大させ得る。増大した基体の熱伝導率は、使用中に基体全体にわたってさらにより均一な温度分布を提供し得る。これにより、エアロゾル形成基体のより大きな割合が揮発性化合物を放出するのに十分に高い温度に達し、それ故に、エアロゾル形成基体の使用効率が高くなり得る。さらに、基体の熱伝導率の増大により、ヒーター、例えば、基体を加熱するように構成された加熱ブレードが、より低温で動作することが可能になり、それ故に必要な電力が少なくて済み得る。さらに、基体の熱伝導率の増大は、ヒーターが、より短い時間で、基体を揮発性化合物が放出される温度に加熱することを可能にし得る。したがって、熱伝導率の増大は、ユーザーが吸入可能なエアロゾルを形成するのに必要な時間を短縮し得る。
有利なことに、繊維および結合剤のうちの一方または両方は、エアロゾル形成基体の引張強さを増大させ得る。引張強さの増大は、簡単には裂けない、エアロゾル形成基体のシートの製造を可能にし得る。引張強さの増大により、既存の製造機械を使用したエアロゾル形成基体のシートの製造が可能になり得る。
上述の通り、エアロゾル形成基体は、摂氏25度で少なくとも0.22W/(mK)の熱伝導率を少なくとも一方向に有し得る。この熱伝導率は、基体の含水量が0~20%、または5~15%、例えば約10%である時に測定され得る。この熱伝導率は、基体が0~20重量%、または5~15重量%、例えば約10重量%の水を含む時に測定されてもよい。基体の水分または含水量は、滴定法を使用して測定されてもよい。基体の水分または含水量は、Karl Fisher法を使用して測定されてもよい。
任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、非金属粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、炭素、例えば少なくとも10、30、50、70、90、95、98、または99重量%の炭素を含む。
任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、木炭および人工ダイヤモンドなどのダイヤモンドのうちの一つ以上を含む。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、黒鉛粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、膨張黒鉛粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、グラフェン粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、カーボンナノチューブまたはカーボンナノチューブ粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、木炭粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、ダイヤモンド粒子、例えば人工ダイヤモンド粒子である。有利なことに、こうした材料は、比較的高い熱伝導率を有する。
膨張黒鉛は、一立方センチメートル当たり2、1.8、1.5、1.2、1、0.8、または0.5、0.2、0.1、0.05、0.02グラム(g/cm3)未満の密度を有してもよい。膨張黒鉛は、一立方センチメートル当たり0.01、0.02、0.05、0.1、0.2、0.5、0.8、1、1.2、1.5、または1.8グラム(g/cm3)よりも大きな密度を有してもよい。膨張黒鉛は、0.01~3、0.01~2、0.01~1.8、0.01~1.5、0.01~1.2、0.01~1、0.01~0.8、0.01~0.5、0.02~3、0.02~2、0.02~1.8、0.02~1.5、0.02~1.2、0.02~1、0.02~0.8、0.02~0.5、0.01~3、0.05~2、0.05~1.8、0.05~1.5、0.05~1.2、0.05~1、0.05~0.8、0.05~0.5g/cm3、0.1~3、0.1~2、0.1~1.8、0.1~1.5、0.1~1.2、0.1~1、0.1~0.8、0.1~0.5、0.2~3、0.2~2、0.2~1.8、0.2~1.5、0.2~1.2、0.2~1、0.2~0.8、0.2~0.5、0.5~3、0.5~2、0.5~1.8、0.5~1.5、0.5~1.2、0.5~1、0.5~0.8、0.8~3、0.8~2、0.8~1.8、0.8~1.5、0.8~1.2、0.8~1グラム/立方センチメートル(g/cm3)の密度を有してもよい。
任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、金属を含む。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、合金を含む。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、金属管化合物を含む。有利なことに、こうした材料は、比較的高い熱伝導率を有する。
任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、炭化ケイ素、銀、銅、金、窒化アルミニウム、アルミニウム、タングステン、および窒化ホウ素のうちの一つ以上を含む。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、炭化ケイ素粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、銀粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、銅粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、金粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、窒化アルミニウム粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、アルミニウム粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、タングステン粒子である。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部またはすべては、窒化ホウ素粒子である。有利なことに、こうした材料は、比較的高い熱伝導率を有する。
熱伝導性粒子は、各々「粒子径」を有し得る。「粒子径」という用語の意味、および粒子径を測定する方法について後に説明する。
熱伝導性粒子は、粒子径分布によって特徴付けられ得る。粒子径分布は、数D10、D50、およびD90粒子径を有し得る。数D10粒子径は、粒子の10%が数D10粒子径以下の粒子径を有するように定義される。同様に、数D50粒子径は、粒子の50%が数D50粒子径以下の粒子径を有するように定義される。したがって、数D50粒子径は、中央粒子径とも呼ばれ得る。数D90粒子径は、粒子の90%が数D90粒子径以下の粒子径を有するように定義される。したがって、分布中に1,000個の粒子があり、粒子が粒子径で昇順に並ぶ場合、数D10粒子径は、100番目の粒子径とほぼ等しく、数D50粒子径は、500番目の粒子径とほぼ等しく、数D90粒子径は、900番目の粒子径とほぼ等しいものと予想される。
粒子径分布は、体積D10、D50、およびD90粒子径を有し得る。体積D10粒子径は、すべての粒子の体積の合計の10%が、体積D10粒子径以下の粒子径を有する粒子の体積の合計で占められるように定義される。同様に、体積D50粒子径は、すべての粒子の体積の合計の50%が、体積D50粒子径以下の粒子径を有する粒子の体積の合計で占められるように定義される。また、体積D90粒子径は、すべての粒子の体積の合計の90%が、体積D90の粒子径以下の粒子径を有する粒子の体積の合計で占められるように定義される。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D10粒子径を有する粒子径分布を有し、数D10粒子径は、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D10の粒子径を有する粒子径分布を有し、数D10粒子径は、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である。
粒子径を決定する際に妥協する必要がある。熱伝導性粒子が大きいほど有利なことに、小さな熱伝導性粒子よりも大きくエアロゾル形成基体の熱伝導率が増大し得る。しかしながら、大きな熱伝導性粒子は、エアロゾル形成材料が利用可能な基体内の空間を低減し得る。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D50粒子径を有する粒子径分布を有し、数D50粒子径は、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D50粒子径を有する粒子径分布を有し、数D50粒子径は、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、数D90粒子径は、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、数D90粒子径は、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D10粒子径および数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、数D90粒子径は、数D10粒子径の50、40、30、20、10、または5倍以下である。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、数D10粒子径および数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、数D90粒子径は、数D10粒子径の少なくとも1.5、2、3、5、10、または20倍である。
粒子径分布に関して妥協する必要がある。例えば、D90粒子径とD10粒子径との間のより小さな比によって特徴付けられる、より緊密な粒子径分布は、有利なことに、エアロゾル形成基体全体にわたってより均一な熱伝導率を提供し得る。これは、基体内の異なる位置における粒子径の変動が少ないためである。これは有利なことに、エアロゾル形成基体全体を通してエアロゾル形成材料のより効率的な使用を可能にし得る。しかしながら、緊密な粒子径分布は不都合なことに、達成がより困難かつ高価である場合がある。発明者らは、上述した粒子径分布が、これらの二つの要因間の最適な折衷案を提供し得ることを見出した。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D10粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D10粒子径は、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D10粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D10粒子径は、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D50粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D50粒子径は、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D50粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D50粒子径は、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D90粒子径は、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D90粒子径は、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である。
熱伝導性粒子は、1~20ミクロンの体積D10粒子径を有する粒子径分布を有することが特に好ましい場合がある。別の方法として、または追加的に、熱伝導性粒子は、50~300ミクロン、または50~200ミクロンの体積D90粒子径を有する粒子径分布を有することが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D10粒子径および体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D90粒子径は、体積D10粒子径の50、40、30、20、10、または5倍以下である。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、体積D10粒子径および体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D90粒子径は、体積D10粒子径の少なくとも1.5、2、3、5、10、または20倍である。
上述のように、粒子径分布に関連して妥協する必要があり、発明者らは、上記の粒子径分布が最適な妥協点を提供し得ることを見出した。
任意選択的に、熱伝導性粒子の各々は、少なくとも0.01、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンの粒子径を有する。任意選択的に、熱伝導性粒子の各々は、1,000、500、300、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下の粒子径を有する。熱伝導性粒子の各々は、少なくとも1ミクロンの粒子径を有することが特に好ましい場合がある。別の方法として、または追加的に、熱伝導性粒子の各々は、300ミクロン以下の粒子径を有することが特に好ましい場合がある。1ミクロン未満の粒子は、製造中に取り扱うことが困難である場合がある。300ミクロンよりも大きな粒子は、エアロゾル形成材料に使用され得る基体内のかなり大きな空間を占め得る。したがって、熱伝導性粒子の各々が、少なくとも1ミクロンの粒子径、または300ミクロン以下の粒子径、またはその両方を有することが特に有利であり得る。
任意選択的に、熱伝導性粒子の各々は、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法は、三つの寸法のうちの最小寸法の10、8、5、3、または2倍以下である。任意選択的に、熱伝導性粒子の各々は、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法は、三つの寸法のうちの第二の最大寸法の10、8、5、3、または2倍以下である。任意選択的に、熱伝導性粒子の各々は、実質的に球状である。有利なことに、実質的に球状の粒子の配向は、非球状の粒子の配向ほど基体の熱伝導率に影響を与えない場合がある。従って、より球状の粒子の使用により、異なる基体間の変動の低減がもたらされ得、粒子の配向は制御されない。さらに、実質的に球状の粒子は、特徴付けがより簡単であり得る。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、少なくとも10、20、50、100、200、500、または1000個の粒子を含む。有利なことに、エアロゾル形成基体中の粒子の数が大きいほど、基体の熱伝導率をより均一にすることが可能になり得る。
任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも20、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、または85重量%の熱伝導性粒子を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、85、80、75、70、65、60、55、50、45、40、35、30、25、20または15重量%の熱伝導性粒子を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、10~90重量%、20~90重量%、30~90重量%、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、80~90重量%、10~80重量%、20~80重量%、30~80重量%、40~80重量%、50~80重量%、60~80重量%、70~80重量%、10~70重量%、20~70重量%、30~70重量%、40~70重量%、50~70重量%、60~70重量%、10~60重量%、20~60重量%、30~60重量%、40~60重量%、50~60重量%、10~50重量%、20~50重量%、30~50重量%、40~50重量%、10~40重量%、20~40重量%、30~40重量%、10~30重量%、20~30重量%、または10~20重量%の熱伝導性粒子を含む。基体は、乾燥重量基準で、50~90重量%、またはより好ましくは60~90重量%、またはさらにより好ましくは65~85重量%の熱伝導性粒子を含むことが特に好ましい場合がある。
基体内の熱伝導性粒子の重量パーセントに関して妥協する必要があり得る。エアロゾル形成基体中の粒子の重量パーセントを増大させることにより、有利なことに、基体の熱伝導率が増大し得る。しかしながら、エアロゾル形成基体中の粒子の重量パーセントを増大させることはまた、エアロゾル形成体、結合剤、および繊維のうちの一つ以上が利用可能な空間を低減する場合があり、そのため、より少ないエアロゾルを形成する、またはより少ない引張強さを有する基体がもたらされる可能性がある。
任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも10、15、20、25、30、35、40、45、50、または55重量%のエアロゾル形成体を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、55、50、45、40、35、30、25、20、または15重量%以下のエアロゾル形成体を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、7~60重量%、10~60重量%、20~60重量%、30~60重量%、40~60重量%、50~60重量%、7~50重量%、10~50重量%、20~50重量%、30~50重量%、40~50重量%、7~40重量%、10~40重量%、20~40重量%、30~40重量%、7~30重量%、10~30重量%、20~30重量%、7~20重量%、10~20重量%、または7~10重量%のエアロゾル形成体を含む。基体は、乾燥重量基準で、15~25重量%のエアロゾル形成体を含むことが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、エアロゾル形成体は、多価アルコール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、およびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールなど)、モノ、ジ-、またはトリ-アセテート、および脂肪族エステルまたはモノ、ジ-、またはポリカルボン酸(ジメチルドデカン二酸およびテトラデカン二酸ジメチルなど)のうちの一つ以上を含むか、またはそれらから成る。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、グリセリンおよびグリセロールのうちの一方または両方を含む。
任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも2、4、6、8、10、12、14、16、または18重量%の繊維を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、20、18、16、14、12、10、8、6、または4重量%以下の繊維を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、4~20重量%、6~20重量%、8~20重量%、10~20重量%、12~20重量%、14~20重量%、16~20重量%、18~20重量%、2~18重量%、4~18重量%、6~18重量%、8~18重量%、10~18重量%、12~18重量%、14~18重量%、16~18重量%、2~16重量%、4~16重量%、6~16重量%、8~16重量%、10~16重量%、12~16重量%、14~16重量%、2~14重量%、4~14重量%、6~14重量%、8~14重量%、10~14重量%、12~14重量%、2~12重量%、4~12重量%、6~12重量%、8~12重量%、10~12重量%、2~10重量%、4~10重量%、6~10重量%、8~10重量%、2~8重量%、4~8重量%、6~8重量%、2~6重量%、4~6重量%、または2~4重量%の繊維を含む。基体は、乾燥重量基準で、2.1~9.8重量%の繊維を含むことが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、繊維はセルロース繊維である。有利なことに、セルロース繊維は、過度に高価ではなく、かつ基体の引張強さを増大させることができる。
任意選択的に、繊維の各々は、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法は、三つの寸法のうちの最小寸法よりも少なくとも1.5、2、3、5、10、または20倍大きい。任意選択的に、繊維の各々は、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法は、三つの寸法のうちの第二の最大寸法よりも少なくとも1.5、2、3、5、10、または20倍大きい。
任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも4、6、または8重量%の結合剤を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、8、6、または4重量%以下の結合剤を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、4~10、6~10、8~10、2~8、4~8、6~8、2~6、4~6、2~4重量%の結合剤を含む。基体は、乾燥重量基準で、2.1~10重量%の結合剤を含むことが特に好ましい場合がある。
好ましい結合剤は当技術分野でよく知られており、天然ペクチン(果実ペクチン、柑橘類ペクチン、またはたばこペクチンなど)、グアーガム(ヒドロキシエチルグアーおよびヒドロキシプロピルグアーなど)、ローカストビーンガム(ヒドロキシエチルおよびヒドロキシプロピルローカストビーンガムなど)、アルギネート、デンプン(変性デンプンまたは誘導体化デンプンなど)、セルロース(メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシメチルセルロース、およびカルボキシメチルセルロースなど)、タマリンドガム、デキストラン、プラロン、コンニャク粉、キサンタンガム、およびこれに類するものを含むが、これらに限定されない。結合剤はグアーであるか、またはグアーを含むことが特に好ましい場合がある。結合剤は、カルボキシメチルセルロースもしくはヒドロキシプロピルセルロース、またはグアーガムなどのガムのうちの一つ以上を含むか、またはそれらから成ることが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、熱伝導性粒子は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。任意選択的に、エアロゾル形成体は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。任意選択的に、繊維は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。任意選択的に、結合剤は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。有利なことに、基体の構成要素の均質な分布により、基体がより空間的に均一な特性を有し得る。例えば、実質的に均質に分布した熱伝導性粒子は、実質的に均一な熱伝導率を有する基体をもたらし得る。別の実施例として、実質的に均質に分布した結合剤または繊維は、実質的に均一な引張強さを有する基体をもたらし得る。
任意選択的に、基体は、ニコチンを含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも0.01、1、2、3、または4重量%のニコチンを含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、5、4、3、2、または1重量%以下のニコチンを含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、0.01~5重量%、1~5重量%、2~5重量%、3~5重量%、4~5重量%、0.01~4重量%、1~4重量%、2~4重量%、3~4重量%、0.01~3重量%、1~3重量%、2~3重量%、0.01~2重量%、1~2重量%、0.01~1重量%のニコチンを含む。基体は、乾燥重量基準で、0.5~3重量%のニコチンを含むことが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、ニコチンは、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。
任意選択的に、基体は、酸を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも0.01、1、2、3、または4重量%の酸を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、5、4、3、2、または1重量%以下の酸を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、0.01~5重量%、1~5重量%、2~5重量%、3~5重量%、4~5重量%、0.01~4重量%、1~4重量%、2~4重量%、3~4重量%、0.01~3重量%、1~3重量%、2~3重量%、0.01~2重量%、1~2重量%、0.01~1重量%の酸を含む。基体は、乾燥重量基準で、0.5~3重量%の酸を含むことが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、酸は、フマル酸、乳酸、安息香酸、およびレブリン酸のうちの一つ以上を含むか、またはそれらから成る。
任意選択的に、酸は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。
任意選択的に、基体は、少なくとも一つの植物を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも0.01、1、2、5、10、または15重量%の少なくとも一つの植物を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、20、15、10、5、2、または1重量%以下の少なくとも一つの植物を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、0.01~20重量%、1~20重量%、2~20重量%、5~20重量%、10~20重量%、15~20重量%、0.01~15重量%、1~15重量%、2~15重量%、5~15重量%、10~15重量%、0.01~10重量%、1~10重量%、2~10重量%、5~10重量%、0.01~5重量%、1~5重量%、2~5重量%、0.01~2重量%、1~2重量%、0.01~1重量%の少なくとも一つの植物を含む。基体は、乾燥重量基準で、5~15重量%の少なくとも一つの植物成分を含むことが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、少なくとも一つの植物は、クローブおよびロスマリナスのうちの一方または両方を含むか、またはそれらから成る。
任意選択的に、少なくとも一つの植物は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。
任意選択的に、基体は、少なくとも一つの風味剤を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、少なくとも0.1、1、2、または5重量%の少なくとも一つの風味剤を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、10、5、2、または1重量%以下の少なくとも一つの風味剤を含む。任意選択的に、基体は、乾燥重量基準で、0.1~10重量%、1~10重量%、2~10重量%、5~10重量%、0.1~5重量%、1~5重量%、2~5重量%、0.1~2重量%、1~2重量%、0.1~1重量%の少なくとも一つの風味剤を含む。基体は、乾燥重量基準で、0.5~4.0重量%の少なくとも一つの風味剤を含むことが特に好ましい場合がある。
任意選択的に、少なくとも一つの風味剤は、被覆、例えばエアロゾル形成基体の一つ以上の他の構成要素上の被覆として存在する。別の方法として、または追加的に、少なくとも一つの風味剤は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。
任意選択的に、エアロゾル形成基体は、たばこなどの少なくとも一つの有機材料を含む。任意選択的に、少なくとも一つの有機材料は、薬草の葉、たばこ葉、たばこの茎の断片、再構成たばこ、均質化したたばこ、押出成形たばこ、および膨化たばこのうちの一つ以上を含む。任意選択的に、少なくとも一つの有機材料は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布される。
基体は、乾燥重量基準で、10、5、3、2、または1重量%未満のたばこを含んでもよい。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、たばこを含まないエアロゾル形成基体である。
エアロゾル形成基体は、ロッドの形態であってもよい。そのため、エアロゾル形成基体のロッドが提供され得る。
サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッド内に位置してもよい。サセプタ要素は細長いサセプタ要素であってもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッド内に長軸方向に延び得る。ロッドは、実質的に円筒形状、例えば、直円筒形状であってもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッド内の半径方向中央位置に位置付けられてもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッドの中央長軸方向軸に沿って延びてもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッドの下流端まで全面的に延びてもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッドの上流端まで全面的に延びてもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッドと実質的に同じ長さを有してもよい。サセプタ要素は、エアロゾル形成基体のロッドの上流端から下流端まで延びてもよい。サセプタ要素は、ピン、ロッド、細片、またはブレードの形態であり得る。サセプタ要素は、5~15ミリメートル、6~12ミリメートル、または8~10ミリメートルの長さを有してもよい。サセプタ要素は、1~5ミリメートルの幅を有してもよい。サセプタ要素は、0.01~2ミリメートル、0.5~2ミリメートル、または0.5~1ミリメートルの厚さを有してもよい。
別の方法として、エアロゾル形成基体内またはエアロゾル形成基体のロッド内にサセプタ材料が存在しない場合がある。
任意選択的に、熱伝導性粒子の一部または各々は、例えば少なくとも摂氏100度、150度、または200度の温度に誘導加熱可能であってもよい。任意選択的に、熱伝導性粒子の一部または各々は、一つ以上のサセプタ材料を含むか、またはそれらから成る。有利なことに、これにより、熱伝導性粒子を誘導加熱することが可能になり得る。熱伝導性粒子は、エアロゾル形成基体内またはエアロゾル形成基体のロッド内に存在する唯一のサセプタ材料(複数可)を含んでもよく、または唯一のサセプタ材料(複数可)であってもよい。すなわち、熱伝導性粒子または炭素粒子を除いて、エアロゾル形成基体内またはエアロゾル形成基体のロッド内にサセプタ要素が存在しない場合があり得る。
適切なサセプタ材料には、炭素、炭素系材料、グラフェン、黒鉛、膨張黒鉛、モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス鋼、ニオブ、アルミニウム、ニッケル、ニッケル含有化合物、チタン、および金属材料の複合体が挙げられるが、それらに限定されない。適切なサセプタ材料は、強磁性材料、例えばフェライト鉄、強磁性鋼またはステンレス鋼などの強磁性合金、強磁性粒子、およびフェライトを含み得る。適切なサセプタ材料はアルミニウムであってもよく、またはアルミニウムを含んでもよい。サセプタ材料は、5%超の強磁性材料もしくは常磁性材料を含むことが好ましく、20%超の強磁性材料もしくは常磁性材料を含むことが好ましく、50%超または90%超の強磁性材料もしくは常磁性材料を含むことがより好ましい。好ましいサセプタ材料は、金属、金属合金または炭素を含み得る。
特に好ましいサセプタ材料は、炭素、炭素系材料、グラフェン、黒鉛、または膨張黒鉛であってもよく、またはそれらを含んでもよい。有利なことに、こうした材料は、比較的高い熱伝導率、比較的低い密度を有し、誘導加熱され得る。
任意選択的に、エアロゾル形成基体は、摂氏25度で0.05、0.1、0.15、0.2、0.3、0.4、0.5、0.75、1、1.25、1.5、2、5、10、20、50、100、200、または500W/(mK)よりも大きな熱伝導率を少なくとも一方向に有する。
任意選択的に、エアロゾル形成基体は、1500、1450、1400、1350、1300、1250、1200、1100、1050、1000、950、900、850、800、850、800、750、700、650、または600kg/m3以下の密度を有する。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、600~1400kg/m3、800~1200kg/m3、または900~1100kg/m3の密度を有する。有利なことに、基体の密度を低減することにより、基体の輸送コストが低減し得る。
任意選択的に、エアロゾル形成基体は、1~20重量%、または3~15重量%の含水量を有する。この含水量は、相対湿度50%、摂氏20度での48時間の平衡化後に測定され得る。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、1~20重量%、または3~15重量%の水を含む。基体の水分または含水量は、滴定法を使用して測定されてもよい。基体の水分または含水量は、Karl Fisher法を使用して測定されてもよい。
任意選択的に、エアロゾル形成基体は、カットフィラー、粉末粒子、顆粒、ペレット、断片、スパゲッティ、細片、糸、リボン、またはシートのうちの一つ以上を含むか、またはそれらの形態である。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、一つ以上のシートまたは細片を含むか、またはそれらの形態である。
任意選択的に、エアロゾル形成基体は、一つ以上のシート、例えばシートの集合体を含むか、またはそれらの形態である。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、複数の細片を含むか、またはそれらの形態である。
任意選択的に、シートまたは細片またはその各々は、少なくとも5、10、20、50、100、150、または200ミクロンの厚さを有する。任意選択的に、シートまたは細片またはその各々は、2000、1000、500、400、300、または250ミクロン以下の厚さを有する。任意選択的に、シートまたは細片またはその各々は、100~350ミクロン、または150~300ミクロンの厚さを有する。
任意選択的に、シートまたは細片またはその各々は、少なくとも100、200、500、または1000ミクロンの幅を有する。任意選択的に、シートまたは細片またはその各々は、2000、1000、500、400、300、250、または200ミクロン以下の幅を有する。任意選択的に、シートまたは細片またはその各々は、100~2000ミクロン、または500~1000ミクロン、または600~1000ミクロンの幅を有する。
任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、少なくとも100、200、500、1000、2000、または3000ミクロンの長さを有する。任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、6000、5000、3000、2000、1000、500、または200ミクロン以下の長さを有する。任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、100~6000ミクロン、または500~5000ミクロン、または1000~4000ミクロンの長さを有する。
任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、少なくとも20、50、または100g/m2の坪量を有する。任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、300g/m2以下の坪量を有する。任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、20~300g/m2、50~250g/m2、または100~250g/m2の坪量を有する。
任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、少なくとも0.1、0.2、0.3、または0.5g/m3の密度を有する。任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、2、1.5、1.2、または1g/m3以下の密度を有する。任意選択的に、シートまたは細片、またはその各々は、0.1~2g/m3、0.2~2g/m3、0.3~2g/m3、0.3~1.5g/m3、または0.3~1.2g/m3の密度を有する。
基体が一つ以上のシートの集合体を含む場合、シートの集合体またはその各々は、少なくとも約1、2、5、10、25、50、または100mmの幅を有してもよい。
本開示によると、組み合わせられたエアロゾル形成基体も提供される。組み合わせられたエアロゾル形成基体は、第一の材料および第二の材料を含んでもよく、第一の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第一の複数の個別の要素として含まれ、第二の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第二の複数の個別の要素として含まれる。第一の材料は、エアロゾル形成体を含んでもよい。第一の材料は、第一の熱伝導率を有し得る。第二の材料は、第一の熱伝導率よりも大きな第二の熱伝導率を有してもよい。
したがって、本開示の第二の態様によると、
第一の材料および第二の材料であって、第一の材料が、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第一の複数の個別の要素として含まれ、第二の材料が、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第二の複数の個別の要素として含まれる、第一の材料および第二の材料、を備え、
第一の材料が、エアロゾル形成体を含み、かつ第一の熱伝導率を有し、
第二の材料が、第一の熱伝導率よりも大きな第二の熱伝導率を有する、組み合わせられたエアロゾル形成基体が提供される。
有利なことに、第二の材料は、基体の熱伝導率を高め得る。第一の態様に関連して前述したように、これは、以下の利点:使用中に基体中に存在する温度勾配が小さいこと、基体の使用効率が増大すること、エアロゾル発生装置のヒーターが低温で動作することができること、およびエアロゾルを生成するのにかかる時間が短縮されることのうちの一つ以上を提供し得る。
第一の材料は、第二の材料とは異なる材料組成物を有すると説明され得る。任意選択的に、第二の材料は、上述したエアロゾル形成基体、例えば第一の態様のエアロゾル形成基体であるか、またはそれを含む。
任意選択的に、第二の熱伝導率は、第一の熱伝導率よりも少なくとも5%大きく、例えば、少なくとも7、10、12、15、30、50、100、200、または500%大きい。任意選択的に、第二の材料の熱伝導率は、第一の材料の熱伝導率よりも少なくとも10%大きく、例えば少なくとも12、15、20、30、50、100、200、または500%大きい。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方は、細長い要素であり、各々が、幅寸法および厚さ寸法よりも大きな長さ寸法を有する。
任意選択的に、細長い要素は、細片、断片、糸、またはリボンの形態である。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方は、鋳造プロセスによって、例えば、鋳造プロセスとそれに続く切断プロセスによって形成される。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方は、押出成形プロセスによって形成される。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素の少なくとも一部分、または第二の複数の個別の要素の少なくとも一部分、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方の少なくとも一部分は、捲縮要素である。例えば、捲縮要素それぞれは、捲縮要素の長さ寸法に画定される一つ以上のねじれまたは方向の変化を有し得る。
任意選択的に、第一の材料および第二の材料のうちの一方または両方は、カットフィラーの形態で組み合わせられたエアロゾル形成基体内に含まれる。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一および第二の複数の個別の要素の両方の個別の要素は、5ミクロン~2000ミクロン、例えば50ミクロン~500ミクロン、例えば150ミクロン~300ミクロンの平均厚さを有する。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一および第二の複数の個別の要素の両方の個別の要素は、100ミクロン~2000ミクロン、例えば500ミクロン~1500ミクロン、例えば600ミクロン~1000ミクロンの平均幅を有する。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一および第二の複数の個別の要素の両方の個別の要素は、100ミクロン~60ミリメートル、例えば500ミクロン~30ミリメートルミクロン、例えば1000ミクロン~10000ミクロンの平均長さを有する。
有利なことに、上述の厚さ、幅、および長さは、エアロゾル発生装置の発熱体による加熱に伴い望ましい特性を有する適切な量のエアロゾルの生成を容易にすることが見出された。
任意選択的に、第二の材料は、熱伝導性粒子を含む。任意選択的に、第二の材料は、少なくとも1、2、5、10、20、30、40、50、60、70、または80重量%の熱伝導性粒子を含む。任意選択的に、第二の材料は、90、80、70、60、50、40、30、20、10、または5重量%以下の熱伝導性粒子を含む。任意選択的に、第二の材料は、乾燥重量基準で、1~90重量%、2~90重量%、5~90重量%、10~90重量%、20~90重量%、30~90重量%、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、80~90重量%、10~80重量%、20~80重量%、30~80重量%、40~80重量%、50~80重量%、60~80重量%、70~80重量%、10~70重量%、20~70重量%、30~70重量%、40~70重量%、50~70重量%、60~70重量%、10~60重量%、20~60重量%、30~60重量%、40~60重量%、50~60重量%、10~50重量%、20~50重量%、30~50重量%、40~50重量%、10~40重量%、20~40重量%、30~40重量%、10~30重量%、20~30重量%、または10~20重量%の熱伝導性粒子を含む。
任意選択的に、第二の材料は、炭素、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、および金属から成るリストから選択される熱伝導性材料から形成された熱伝導性粒子を含む。任意選択的に、第二の材料は、炭素、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、および金属から成るリストから選択される熱伝導性材料であり、例えば、第二の材料の個別の要素それぞれは、金属箔または炭素箔の細片、例えば銅箔、またはアルミ箔、またはステンレス鋼箔、または黒鉛箔である。こうした材料は、有利なことに、比較的高い熱伝導率を有する。
任意選択的に、第一の材料は、摂氏25度で10、5、2、1、0.5、または0.2W/(mK)未満の熱伝導率を少なくとも一方向に有する。任意選択的に、第二の材料は、摂氏25度で0.22、0.3、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、500、1000、1500、または1700W/(mK)よりも大きな熱伝導率を少なくとも一方向に有する。
任意選択的に、第一の材料は、加熱に伴い、例えば摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱する際にエアロゾルを発生するように構成され、第二の材料は、加熱に伴い、例えば摂氏120度~摂氏350度の温度に加熱する際にエアロゾルを発生するように構成されない。任意選択的に、第一の材料および第二の材料の両方は、加熱に伴い、例えば摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱される際にエアロゾルを発生するように構成される。
任意選択的に、第一の材料は、例えば第一の材料が均質化したたばこから形成されるたばこを含む。任意選択的に、第一の材料は、たばこおよびエアロゾル形成体を含み、摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱された時にエアロゾルを発生するように構成される。任意選択的に、第一の材料は、均質化したたばこ材料であり、繊維および結合剤のうちの一方または両方をさらに含む。
任意選択的に、第二の材料は、エアロゾル形成体と、乾燥重量基準で、第二の材料の3重量%~90重量%を構成する熱伝導性粒子とを含み、第二の材料は、摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱された時にエアロゾルを発生するように構成される。任意選択的に、第二の材料は、たばこと、エアロゾル形成体と、乾燥重量基準で、第二の材料の3重量%~90重量%を構成する導電性粒子とを含み、第二の材料は、摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱された時にエアロゾルを発生するように構成される。任意選択的に、第二の材料は、熱伝導性の均質化したたばこ材料であり、繊維および結合剤をさらに含む。
任意選択的に、第二の材料はたばこを含まず、例えば第二の材料は熱伝導性のあるたばこを含まない材料であり、繊維および結合剤をさらに含む。
任意選択的に、第一の材料の個別の要素および第二の材料の個別の要素は別個に形成され、所定の比で一緒に混合されて、組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する。
任意選択的に、組み合わせられたエアロゾル形成基体中の第一の材料と第二の材料との比は、1:10~10:1、例えば1:5~8:1、例えば1:1~5:1である。
任意選択的に、第二の材料は、乾燥重量基準で、40~80重量%の粒子状炭素材料、10~40重量%のエアロゾル形成体、4~20重量%の繊維、および2~10重量%の結合剤を含み、粒子状炭素材料は、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、および木炭のうちの一つ以上から成る。
任意選択的に、第一の材料は、乾燥重量基準で、40~80重量%の粒子状炭素材料、10~40重量%のエアロゾル形成体、4~20重量%の繊維、および2~10重量%の結合剤を含み、粒子状炭素材料は、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、および木炭のうちの一つ以上から成り、第一の材料は、第二の材料よりも低い熱伝導率を有する。
任意選択的に、粒子状炭素材料は、黒鉛から成る。
任意選択的に、第二の材料および第一の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に均質に分布される。
本開示によると、組み合わせられたエアロゾル形成基体、例えば、第二の態様の組み合わせられたエアロゾル形成基体などの上述した組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する方法が提供される。方法は、第一の材料から第一の複数の個別の要素を形成する工程を含み得る。方法は、第二の材料から第二の複数の個別の要素を形成することを含み得る。方法は、第一の複数の個別の要素を第二の複数の個別の要素と組み合わせて、例えば組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成することを含み得る。第二の材料は、第一の材料よりも大きな熱伝導率を有してもよい。
したがって、本開示の第三の態様によると、第一の材料から第一の複数の個別の要素を形成する工程と、第二の材料から第二の複数の個別の要素を形成する工程と、複数の第一の個別の要素と第二の複数の個別の要素を組み合わせて、組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する工程とを含む、組み合わせられたエアロゾル形成基体、例えば、第二の態様の組み合わせられたエアロゾル形成基体などの上述した組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する方法が提供され、第二の材料は、第一の材料よりも大きな熱伝導率を有する。
任意選択的に、方法は、第一の材料から第一の複数の個別の要素を提供する工程と、第二の材料から第二の複数の個別の要素を提供する工程と、第一の複数の個別の要素と第二の複数の個別の要素と組み合わせて、組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する工程とを含み、第二の材料は、第一の材料よりも大きな熱伝導率を有する。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素は、第一の材料のシートを細片に切断することによって形成され、第二の複数の個別の要素は、第二の材料のシートを細片に切断することによって形成される。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素は、実質的に同一のサイズに切断される。
任意選択的に、第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素のうちの少なくとも一つを形成する工程は、例えば、第一の複数の個別の要素、第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方が捲縮要素となるように、捲縮する工程を伴う。
任意選択的に、方法は、第一の材料を形成する工程、第二の材料を形成する工程、または第一の材料および第二の材料の両方を形成する工程を含む。
任意選択的に、組み合わせられたエアロゾル形成基体は、第二の態様による組み合わせられたエアロゾル形成基体である。
本開示の第四の態様によると、エアロゾル発生物品も提供される。
物品は、上述したエアロゾル形成基体、例えば第一の態様によるエアロゾル形成基体を備えてもよい。
物品は、上述した組み合わせられたエアロゾル形成基体、例えば第二の態様による組み合わせられたエアロゾル形成基体を備えてもよい。
物品は、上述の任意の方法によって製造されてもよい。
任意選択的に、物品は、ロッドの形態であり、ラッパーまたはケーシング内に組み立てられたエアロゾル形成基体または組み合わせられたエアロゾル形成基体を含む複数の構成要素を備える。
任意選択的に、エアロゾル発生物品は、前方プラグを含む。任意選択的に、エアロゾル発生物品は、第一の中空管、例えば第一の中空アセテート管を備える。任意選択的に、エアロゾル発生物品は、第二の中空管、例えば第二の中空アセテート管を備える。任意選択的に、第二の中空管は、一つ以上の通気孔を含む。任意選択的に、エアロゾル発生物品は、口側プラグフィルターを備える。任意選択的に、エアロゾル発生物品は、ラッパー、例えば紙ラッパーを備える。
任意選択的に、前方プラグは、物品の最上流端に配設される。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、前方プラグの下流に配設される。任意選択的に、第一の中空管は、エアロゾル形成基体の下流に配設される。任意選択的に、第二の中空管は、第一の中空管の下流に配設される。任意選択的に、口側プラグフィルターは、第一の中空管および第二の中空管のうちの一方または両方の下流に配設される。任意選択的に、口側プラグフィルターは、物品の最下流端に配設される。任意選択的に、物品の口側端とも呼ばれ得る物品の最下流端は、ユーザーの口の中へ挿入されるように構成されてもよい。ユーザーは、例えば物品の口側端を直接吸入することができる場合がある。
任意選択的に、前方プラグ、エアロゾル形成基体、第一の中空管および第二の中空管のうちの一方または両方、および口側プラグフィルターは、ラッパー、例えば紙ラッパーによって取り囲まれる。
任意選択的に、前方プラグは、2~10mm、3~8mm、または4~6mm、例えば約5mmの長さを有する。任意選択的に、エアロゾル形成基体は、5~20mm、8~15mm、または10~15mm、例えば約12mmの長さを有する。任意選択的に、第一の中空管は、2~20mm、5~15mm、または5~10mm、例えば約8mmの長さを有する。任意選択的に、第二の中空管は、2~20mm、5~15mm、または5~10mm、例えば約8mmの長さを有する。任意選択的に、口側プラグフィルターは、5~20mm、8~15mm、または10~15mm、例えば約12mmの長さを有する。前方プラグ、エアロゾル形成基体、第一の中空管、第二の中空管、および口側プラグフィルターのうちの一つ以上の長さは、長軸方向に延びてもよい。
前方プラグ、エアロゾル形成基体、第一の中空管、第二の中空管、および口側プラグフィルターのうちの一つ以上は、実質的に円筒形状、例えば、直円筒形状であってもよい。
本開示の第四の態様によると、エアロゾル発生システムが提供される。
システムは、エアロゾル発生物品と、電気エアロゾル発生装置とを備え得る。物品は、上述した物品、例えば第三の態様による物品であってもよい。
任意選択的に、電気エアロゾル発生装置は、使用時にエアロゾル発生物品を抵抗加熱するように構成される。
任意選択的に、電気エアロゾル発生装置は、使用時に、エアロゾル発生物品、例えばエアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体を誘導加熱するように構成される。
本開示によると、エアロゾル形成基体、例えば、第一の態様による基体などの上述した基体を形成する方法が提供される。方法は、熱伝導性粒子、エアロゾル形成体、繊維、および結合剤のうちの一つ以上またはすべてを含むスラリーを形成することを含み得る。方法は、スラリーを鋳造および乾燥して、エアロゾル形成基体またはエアロゾル形成基体に形成するための前駆体を形成することを含み得る。
したがって、本開示の第五の態様によると、エアロゾル形成基体、例えば、第一の態様による基体などの上述した基体を形成する方法が提供される。方法は、
熱伝導性粒子、エアロゾル形成体、繊維、および結合剤を含むスラリーを形成することと、
スラリーを鋳造および乾燥して、エアロゾル形成基体またはエアロゾル形成基体に形成するための前駆体を形成することと、を含む。
任意選択的に、スラリーは、水を含む。任意選択的に、スラリーは、20~90重量%、30~90重量%、40~90重量%、40~85重量%、50~80重量%、60~80重量%、または60~75重量%の水を含む。
任意選択的に、スラリーは、酸を含む。任意選択的に、酸は、フマル酸、乳酸、安息香酸、およびレブリン酸のうちの一つ以上を含むか、またはそれらから成る。
任意選択的に、スラリーは、ニコチンを含む。
任意選択的に、スラリーを形成することは、第一の混合物を形成することを含む。第一の混合物は、エアロゾル形成体を含んでもよい。第一の混合物は、繊維を含んでもよい。第一の混合物は、水を含んでもよい。第一の混合物は、酸を含んでもよい。第一の混合物は、ニコチンを含んでもよい。スラリーを形成することは、第二の混合物を形成することを含み得る。第二の混合物は、熱伝導性粒子を含んでもよい。第二の混合物は、結合剤を含んでもよい。スラリーを形成することは、第二の混合物を第一の混合物に添加して、組み合わせられた混合物を形成することを含み得る。
したがって、スラリーを形成することは、
エアロゾル形成体、繊維、水、任意選択的に酸、および任意選択的にニコチンを含む、第一の混合物を形成することと、
熱伝導性粒子および結合剤を含む、第二の混合物を形成することと、
第二の混合物を第一の混合物に添加して、組み合わせられた混合物を形成することと、を含み得る。
その後、組み合わせられた混合物は、例えば混合によってスラリーに形成さ得る。
任意選択的に、第一の混合物を形成することは、エアロゾル形成体、またはエアロゾル形成体およびニコチンを含む溶液を提供することを含む。
任意選択的に、第一の混合物を形成することは、エアロゾル形成体、またはエアロゾル形成体およびニコチンを含む溶液に酸を添加して、第一の予混合物を形成することを含む。
任意選択的に、第一の混合物を形成することは、エアロゾル形成体、またはエアロゾル形成体およびニコチンを含む溶液に、または第一の予混合物に水を添加して、第二の予混合物を形成することを含む。
任意選択的に、第一の混合物を形成することは、第二の予混合物に繊維を添加することを含む。
任意選択的に、第二の混合物を形成することは、熱伝導性粒子と結合剤を混合することを含む。
任意選択的に、方法、例えばスラリーを形成する工程は、組み合わせられた混合物の第一の混合を含む。任意選択的に、第一の混合は、500、400、300、250、または200mbar以下の第一の圧力下で行われる。任意選択的に、第一の混合は、1~10分間、2~8分間、または3~6分間、例えば約4分間行われる。
任意選択的に、方法、例えばスラリーを形成する工程は、第一の混合後の第二の混合を含む。任意選択的に、第二の混合は、第一の圧力よりも小さな第二の圧力下で行われる。任意選択的に、第二の圧力は、500、400、300、200、150、または100mbar以下である。任意選択的に、第二の混合は、5~120秒間、5~80秒間、5~40秒間、または10~30秒間、例えば約20秒間行われる。
任意選択的に、スラリーを鋳造することは、スラリーを平坦な支持体、例えば平坦な鋼支持体上に鋳造することを含む。
任意選択的に、スラリーを鋳造した後、かつスラリーを乾燥する前に、方法は、スラリーの厚さを設定すること、例えばスラリーの厚さを100~1200ミクロン、200~1000ミクロン、300~900ミクロン、500~700ミクロン、例えば約600ミクロンに設定することを含む。
任意選択的に、スラリーを乾燥することは、空気などの気体の流れをスラリー上に、またはスラリーを通過させて提供することを含む。任意選択的に、気体の流れは加熱される。任意選択的に、気体の流れは、摂氏100~160度、または摂氏120~140度の温度に加熱される。任意選択的に、気体の流れは、1~10分間、または2~5分間提供される。任意選択的に、スラリーを乾燥することは、スラリーが1~20重量%、2~15重量%、2~10重量%、または3~7重量%の含水量を有するまでスラリーを乾燥することを含む。
任意選択的に、スラリーを乾燥することにより、エアロゾル形成基体に形成するための前駆体が形成され、前駆体は、エアロゾル形成材料のシートである。任意選択的に、方法は、エアロゾル形成材料のシートを切断することを含む。
本開示を読んだ当業者に理解されるように、一態様に関連して本明細書に記載される特徴は、任意の他の態様に適用可能であり得る。例えば、第二の態様の組み合わせられたエアロゾル形成基体に関連して、または第二の態様の組み合わせられたエアロゾル形成基体の第一および第二の材料に関連して記載される特徴は、第一の態様のエアロゾル形成基体に適用可能であってもよく、その逆もまた同様である。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができるエアロゾルまたは揮発性化合物を放出する能力を有する基体を指し得る。こうした揮発性化合物は、エアロゾル形成基体を加熱することによって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は、エアロゾル形成材料を含み得る。エアロゾル形成基体は、担体上にまたは支持体上に吸着、被覆、含浸、または別の方法で装填されてもよい。エアロゾル形成基体は好都合なことに、エアロゾル発生物品または喫煙物品の一部であってもよい。
本明細書で使用される場合、「熱伝導性粒子」という用語は、例えば、摂氏25度で全方向になど、摂氏25度で少なくとも一方向に、1W/(mK)超の熱伝導率を有する粒子を指し得る。粒子は、異方性または等方性の熱伝導率を呈し得る。
本明細書で使用される場合、「膨張黒鉛」という用語は、黒鉛系材料、または黒鉛様構造を有する材料を指し得る。膨張黒鉛は、炭素層間の間隔が通常の黒鉛の炭素層の間に見られる間隔よりも大きな炭素層(例えば、黒鉛に類似)を有してもよい。膨張黒鉛は、炭素層間の空間内に介在された要素または化合物を有する炭素層を有してもよい。
本明細書で使用される場合、「粒子径」という用語は、単一の寸法を指す場合があり、所与の粒子のサイズを特徴付けるために使用され得る。寸法は、所与の粒子と同じ体積を占める球状粒子の直径であってもよい。本明細書のすべての粒子径および粒子径分布は、標準レーザー回折技術を使用して取得することができる。本明細書に記載される粒子径および粒子径分布は、市販のセンサー、例えば、SympatecのHELOSレーザー回折センサーを使用して取得され得る。
本明細書で使用される場合、別段の指定がない限り、「密度」という用語は、真密度を指すために使用され得る。したがって、別段の指定がない限り、粉末または複数の粒子の密度は、粉末または複数の粒子の真の密度を指し得る(粉末または複数の粒子の取り扱い方によって大きく異なる可能性のある、粉末または複数の粒子のかさ密度ではなく)。真密度の測定は、多くの標準的な方法を使用して行うことができ、これらの方法はしばしばアルキメデスの原理に基づく。粉末の真密度を測定するために使用される際に最も広く使用されている方法は、粉末が、既知の体積の容器(ピクノメータ)内部に配置されて計量されることを伴う。次いで、ピクノメータに、粉末が可用性ではない、既知の密度の流体が充填される。粉末の体積は、ピクノメータによって示される体積と、液体が添加された体積との間の差(すなわち、変位した空気の体積)によって判定される。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生物品」という用語は、例えば加熱時にエアロゾルを発生、または放出することができる物品を指し得る。
本明細書で使用される場合、「長軸方向」という用語は、エアロゾル形成基体またはエアロゾル発生物品などの構成要素の下流端または近位端と上流端または遠位端との間に延びる方向を指し得る。
上述の通り、「横断方向」という用語は、長軸方向に対して直角を成す方向を指し得る。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾルの発生または放出を可能にするために、エアロゾル発生物品と共に使用される装置を指し得る。
本明細書で使用される場合、「シートの集合体」という用語は、エアロゾル形成基体、またはエアロゾル形成基体、またはエアロゾル発生物品の長軸方向軸に対して実質的に横断方向に渦巻き状にされる、折り畳まれる、あるいは別の方法で圧縮または収縮されるエアロゾル発生物品のシートを指し得る。
本明細書で使用される場合、「シート」という用語は、例えば、その厚さの少なくとも2、3、5、10、20、または50倍よりも実質的に大きな幅および長さを有する、略平面の薄層状の要素を指し得る。
本明細書で使用される場合、「細片」という用語は、その厚さよりも実質的に大きな幅および長さを有する、略平面の薄層状の要素を指し得る。細片の幅は、その厚さよりも大きくてもよく、例えばその厚さの少なくとも2、3、5、または10倍であってもよい。細片の長さは、その幅よりも大きくてもよく、例えばその幅の少なくとも2、3、5、または10倍であってもよい。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル形成体」という用語は、使用時にエアロゾルの形成を容易にする、任意の適切な公知の化合物または化合物の混合物を指し得る。エアロゾルは、高密度かつ安定したエアロゾルであり得る。エアロゾルは、エアロゾル形成基体またはエアロゾル発生物品の動作温度において、熱分解に対して実質的に耐性であってもよい。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル冷却要素」という用語は、使用時に、基体によって、またはエアロゾル形成基体から放出された揮発性化合物によって形成されたエアロゾルが、ユーザーによって吸入される前にエアロゾル冷却要素を通過し、かつエアロゾル冷却要素によって冷却されるように、エアロゾル形成基体の下流に位置するエアロゾル発生物品の構成要素を指し得る。
本明細書で使用される場合、「ロッド」という用語は、概して円筒状、例えば実質的に円形、長円形、または楕円形断面の直円筒形状の要素を指し得る。
本明細書で使用される場合、「捲縮」という用語は、一つ以上の隆起または波形を有するシートを指し得る。隆起または波形は、実質的に平行であってもよい。エアロゾル発生物品の構成要素内に存在する場合、隆起または波形は、エアロゾル発生物品に対して長軸方向に延びてもよい。
本明細書で使用される場合、「通気レベル」という用語は、通気ゾーン(通気気流)を介してエアロゾル発生物品の中に入る気流と、エアロゾル気流および通気気流の合計との容積比を指し得る。通気レベルが大きいほど、消費者に送達されるエアロゾル流の希釈が高くなる。
本発明は特許請求の範囲に定義されている。しかしながら、以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供している。これらの実施例の特徴のうちのいずれか一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様のうちのいずれか一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
実施例1.
エアロゾル形成基体であって、乾燥重量基準で、
10~90重量%の熱伝導性粒子であって、熱伝導性粒子の各熱伝導性粒子が、摂氏25度で少なくとも一方向に、少なくとも1W/(mK)の熱伝導率を有する、熱伝導粒子、
7~60重量%のエアロゾル形成体、
2~20重量%の繊維、および
2~10重量%の結合剤、を含み、
エアロゾル形成基体が、摂氏25度で少なくとも一方向に少なくとも0.22W/(mK)の熱伝導率を有する、エアロゾル形成基体。
実施例2.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、非金属粒子である、先行する実施例のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例3.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、炭素、例えば、少なくとも10、30、50、70、90、95、98、または99重量%の炭素を含む、実施例1または2のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例4.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、黒鉛粒子であるか、または熱伝導性粒子の一部またはすべてが、膨張黒鉛粒子であるか、または熱伝導性粒子の一部が黒鉛粒子であり、熱伝導性粒子の一部が膨張黒鉛粒子である、実施例1~3のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例5.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、ダイヤモンド粒子、例えば人工ダイヤモンド粒子である、実施例1~4のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例6.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、グラフェン粒子である、実施例1~5のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例7.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、カーボンナノチューブである、実施例1~6のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例8.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、木炭粒子である、実施例1~7のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例9.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、金属を含む、実施例1~8のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例10.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、銅およびアルミニウムのうちの一方または両方を含む、実施例1~9のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例11.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、合金を含む、実施例1~10のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例12.
熱伝導性粒子の一部またはすべてが、金属間化合物を含む、実施例1~11のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例13.
熱伝導性粒子が、数D10粒子径を有する粒子径分布を有し、数D10粒子径が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである、実施例1~12のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例14.
熱伝導性粒子が、数D10粒子径を有する粒子径分布を有し、数D10粒子径が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である、実施例1~13のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例15.
熱伝導性粒子が、数D50粒子径を有する粒子径分布を有し、数D50粒子径が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである、実施例1~14のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例16.
熱伝導性粒子が、数D50粒子径を有する粒子径分布を有し、数D50粒子径が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である、実施例1~15のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例17.
熱伝導性粒子が、数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、数D90粒子径が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである、実施例1~16のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例18.
熱伝導性粒子が、数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、数D90粒子径が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である、実施例1~17のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例19.
熱伝導性粒子が、体積D10粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D10粒子径が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである、実施例1~18のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例20.
熱伝導性粒子が、体積D10粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D10粒子径が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である、実施例1~19のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例21.
熱伝導性粒子が、体積D50粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D50粒子径が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである、実施例1~20のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例22.
熱伝導性粒子が、体積D50粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D50粒子径が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である、実施例1~21のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例23.
熱伝導性粒子が、体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D90粒子径が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンである、実施例1~22のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例24.
熱伝導性粒子が、体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、体積D90粒子径が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下である、実施例1~23のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例25.
熱伝導性粒子が、数D10粒子径、数D90粒子径、体積D10粒子径、および体積D90粒子径を有する粒子径分布を有し、
数D90粒子径が、数D10粒子径の50、40、30、20、10、または5倍以下である、
または体積D10粒子径が、体積D10粒子径の50、40、30、20、10、または5倍以下である、
または、数D90粒子径が、数D10粒子径の50、40、30、20、10、または5倍以下である、および体積D10粒子径が、体積D10粒子径の50、40、30、20、10、または5倍以下である、の両方である、実施例1~24のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例26.
熱伝導性粒子が、粒子径分布を有し、数D10粒子径および体積D10粒子径のうちの一方または両方が、1~20ミクロンである、実施例1~25のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例27.
熱伝導性粒子が、粒子径分布を有し、数D90粒子径および体積D90粒子径のうちの一方または両方が、50~300ミクロン、または50~200ミクロンである、実施例1~26のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例28.
熱伝導性粒子の各々が、少なくとも0.1、0.2、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、または500ミクロンの粒子径を有する、実施例1~27のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例29.
熱伝導性粒子の各々が、1,000、500、200、100、50、20、10、5、2、1、0.5、または0.2ミクロン以下の粒子径を有する、実施例1~28のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例30.
熱伝導性粒子の各々が、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法が、三つの寸法のうちの最小寸法および三つの寸法のうちの第二の最大寸法の一方または両方よりも10、8、5、3、または2倍以下大きい、実施例1~29のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例31.
熱伝導性粒子の各々が、実質的に球状である、実施例1~30のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例32.
熱伝導性粒子が、少なくとも10、20、50、100、200、500、または1000個の粒子を含む、実施例1~31のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例33.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも20、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、または85重量%の熱伝導性粒子を含む、実施例1~32のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例34.
基体が、乾燥重量基準で、85、80、75、70、65、60、55、50、45、40、35、30、25、20、または15重量%以下の熱伝導性粒子を含む、実施例1~33のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例35.
基体が、乾燥重量基準で、10~90重量%、20~90重量%、30~90重量%、40~90重量%、50~90重量%、60~90重量%、70~90重量%、80~90重量%、10~80重量%、20~80重量%、30~80重量%、40~80重量%、50~80重量%、60~80重量%、70~80重量%、10~70重量%、20~70重量%、30~70重量%、40~70重量%、50~70重量%、60~70重量%、10~60重量%、20~60重量%、30~60重量%、40~60重量%、50~60重量%、10~50重量%、20~50重量%、30~50重量%、40~50重量%、10~40重量%、20~40重量%、30~40重量%、10~30重量%、20~30重量%、または10~20重量%の熱伝導性粒子を含む、実施例1~34のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例36.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも10、15、20、25、30、35、40、45、50、または55重量%のエアロゾル形成体を含む、実施例1~35のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例37.
基体が、乾燥重量基準で、55、50、45、40、35、30、25、20、または15重量%以下のエアロゾル形成体を含む、実施例1~36のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例38.
基体が、乾燥重量基準で、7~60重量%、10~60重量%、20~60重量%、30~60重量%、40~60重量%、50~60重量%、7~50重量%、10~50重量%、20~50重量%、30~50重量%、40~50重量%、7~40重量%、10~40重量%、20~40重量%、30~40重量%、7~30重量%、10~30重量%、20~30重量%、7~20重量%、10~20重量%、または7~10重量%のエアロゾル形成体を含む、実施例1~37のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例39.
エアロゾル形成体が、多価アルコール(プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3-ブタンジオール、およびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールなど)、モノ、ジ-、またはトリ-アセテート、および脂肪族エステルまたはモノ、ジ-、またはポリカルボン酸(ジメチルドデカン二酸およびテトラデカン二酸ジメチルなど)のうちの一つ以上を含むか、またはそれらから成る、実施例1~38のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例40.
エアロゾル形成基体が、グリセリンおよびグリセロールのうちの一方または両方を含む、実施例1~39のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例41.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも2、4、6、8、10、12、14、16、または18重量%の繊維を含む、実施例1~40のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例42.
基体が、乾燥重量基準で、20、18、16、14、12、10、8、6、または4重量%以下の繊維を含む、実施例1~41のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例43.
基体が、乾燥重量基準で、4~20重量%、6~20重量%、8~20重量%、10~20重量%、12~20重量%、14~20重量%、16~20重量%、18~20重量%、2~18重量%、4~18重量%、6~18重量%、8~18重量%、10~18重量%、12~18重量%、14~18重量%、16~18重量%、2~16重量%、4~16重量%、6~16重量%、8~16重量%、10~16重量%、12~16重量%、14~16重量%、2~14重量%、4~14重量%、6~14重量%、8~14重量%、10~14重量%、12~14重量%、2~12重量%、4~12重量%、6~12重量%、8~12重量%、10~12重量%、2~10重量%、4~10重量%、6~10重量%、8~10重量%、2~8重量%、4~8重量%、6~8重量%、2~6重量%、4~6重量%、または2~4重量%の繊維を含む、実施例1~42のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例44.
繊維が、セルロース繊維である、実施例1~43のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例45.
繊維の各々が、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法が、三つの寸法のうちの最小寸法よりも少なくとも1.5、2、3、5、10、または20倍大きい、実施例1~44のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例46.
繊維の各々が、相互に直交する三つの寸法を有し、三つの寸法のうちの最大寸法が、三つの寸法のうちの第二の最大寸法よりも少なくとも1.5、2、3、5、10、または20倍大きい、実施例1~45のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例47.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも4、6、または8重量%の結合剤を含む、実施例1~46のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例48.
基体が、乾燥重量基準で、8、6、または4重量%以下の結合剤を含む、実施例1~47のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例49.
基体が、乾燥重量基準で、4~10重量%、6~10重量%、8~10重量%、2~8重量%、4~8重量%、6~8重量%、2~6重量%、4~6重量%、2~4重量%の結合剤を含む、実施例1~48のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例50.
結合剤が、カルボキシメチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロースのうちの一方または両方を含むか、またはそれらから成る、実施例1~49のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例51.
結合剤が、グアーガムなどの一つ以上のガムを含むか、またはそれらから成る、実施例1~50のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例52.
熱伝導性粒子が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例1~51のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例53.
エアロゾル形成体が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例1~52のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例54.
繊維が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例1~53のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例55.
結合剤が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例1~54のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例56.
基体が、ニコチンを含む、実施例1~55のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例57.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも0.01、1、2、3、または4重量%のニコチンを含む、実施例56によるエアロゾル形成基体。
実施例58.
基体が、乾燥重量基準で、5、4、3、2、または1重量%以下のニコチンを含む、実施例56~57のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例59.
基体が、乾燥重量基準で、0.01~5、1~5、2~5、3~5、4~5、0.01~4、1~4、2~4、3~4、0.01~3、1~3、2~3、0.01~2、1~2、0.01~1重量%のニコチンを含む、実施例1~58のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例60.
ニコチンが、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例56~58のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例61.
基体が、酸を含む、実施例1~60のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例62.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも0.01、1、または2重量%の酸を含む、実施例61によるエアロゾル形成基体。
実施例63.
基体が、乾燥重量基準で、3、2、または1重量%以下の酸を含む、実施例61~62のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例64.
基体が、乾燥重量基準で、0.01~3重量%、1~3重量%、2~3重量%、0.01~2重量%、1~2重量%、0.01~1重量%の酸を含む、実施例61~63のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例65.
酸が、フマル酸、乳酸、安息香酸、およびレブリン酸のうちの一つ以上を含むか、またはそれらから成る、実施例61~64のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例66.
酸が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例61~65のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例67.
基体が、少なくとも一つの植物を含む、実施例1~66のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例68.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも0.01、1、2、5、10、または15重量%の少なくとも一つの植物を含む、実施例67によるエアロゾル形成基体。
実施例69.
基体が、乾燥重量基準で、20、15、10、5、2、または1重量%以下の少なくとも一つの植物を含む、実施例67~68のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例70.
基体が、乾燥重量基準で、0.01~20重量%、1~20重量%、2~20重量%、5~20重量%、10~20重量%、15~20重量%、0.01~15重量%、1~15重量%、2~15重量%、5~15重量%、10~15重量%、0.01~10重量%、1~10重量%、2~10重量%、5~10重量%、0.01~5重量%、1~5重量%、2~5重量%、0.01~2重量%、1~2重量%、0.01~1重量%の少なくとも一つの植物を含む、実施例67~69のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例71.
少なくとも一つの植物が、クローブおよびロスマヌスのうちの一方または両方を含むか、またはそれらから成る、実施例67~70のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例72.
少なくとも一つの植物が、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布している、実施例67~71のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例73.
基体が、少なくとも一つの風味剤を含む、実施例1~72のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例74.
基体が、乾燥重量基準で、少なくとも0.1、1、2、または5重量%の少なくとも一つの風味剤を含む、実施例73によるエアロゾル形成基体。
実施例75.
基体が、乾燥重量基準で、10、5、2、または1重量%以下の少なくとも一つの風味剤を含む、実施例73~74のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例76.
基体が、乾燥重量基準で、0.1~10重量%、1~10重量%、2~10重量%、5~10重量%、0.1~5重量%、1~5重量%、2~5重量%、0.1~2重量%、1~2重量%、0.1~1重量%の少なくとも一つの風味剤を含む、実施例73~75のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例77.
少なくとも一つの風味剤が、被覆、例えば、エアロゾル形成基体の一つ以上の他の構成要素上の被覆として存在する、実施例73~76のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例78.
少なくとも一つの風味剤が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例73~77のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例79.
エアロゾル形成基体が、たばこなどの一つ以上の有機材料を含む、実施例1~78のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例80.
有機材料は、薬草の葉、たばこ葉、たばこの茎の断片、再構成たばこ、均質化したたばこ、押出成形たばこ、および膨化たばこのうちの一つ以上を含む、実施例1~79のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例81.
有機材料が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、実施例1~80のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例82.
エアロゾル形成基体が、たばこを含まないエアロゾル形成基体である、実施例1~81のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例83.
熱伝導性粒子の一部または各々が、サセプタ材料を含む、実施例1~82のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例84.
エアロゾル形成基体が、0.05、0.1、0.15、0.2、0.3、0.4、0.5、0.75、1、1.25、または1.5W/mK超の熱伝導率を有する、実施例1~83のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例85.
エアロゾル形成基体が、1500、1050、1000、950、900、850、800、850、800、750、700、または650kg/m3未満の密度を有する、実施例1~84のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例86.
エアロゾル形成基体が、500~900kg/m3、または600~800kg/m3の密度を有する、実施例1~85のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例87.
エアロゾル形成基体が、1~20重量%、または3~15重量%の含水量を有する、実施例1~86のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例88.
エアロゾル形成基体が、1~20重量%、または3~15重量%の水を含む、実施例1~87のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例89.
エアロゾル形成基体が、カットフィラー、粉末粒子、顆粒、ペレット、断片、スパゲッティ、細片、またはシートのうちの一つ以上を含むか、またはそれらの形態である、実施例1~88のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例90.
エアロゾル形成基体が、一つ以上のシートまたは細片を含むか、またはそれらの形態である、実施例1~89のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例91.
エアロゾル形成基体が、一つ以上のシートの集合体を含むか、またはそれらの形態である、実施例1~90のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例92.
シートの集合体、またはその各々が、少なくとも約5、10、25、50、または100mmの幅を有する、実施例91によるエアロゾル形成基体。
実施例93.
エアロゾル形成基体が、複数の細片を含むか、またはそれらの形態である、実施例1~92のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例94.
複数の細片の各々が、少なくとも約3、5、または10mmの長さを有する、実施例93のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例95.
複数の細片の各々が、約3、2、または1mm未満の幅を有する、実施例93~94のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例96.
シートまたは細片、またはその各々が、少なくとも100、150、または200ミクロンの厚さを有する、実施例90~95のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例97.
シートまたは細片、またはその各々が、300、または250ミクロン以下の厚さを有する、実施例90~96のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例98.
シートまたは細片、またはその各々が、100~300ミクロン、または150~250ミクロン、または200~250ミクロンの厚さを有する、実施例90~97のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例99.
シートまたは細片、またはその各々が、少なくとも20、50、または100g/m2の坪量を有する、実施例90~98のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例100.
シートまたは細片、またはその各々が、300g/m2以下の坪量を有する、実施例90~99のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例101.
シートまたは細片、またはその各々が、20~300g/m2、50~250g/m2、または100~250g/m2の坪量を有する、実施例90~100のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例102.
シートまたは細片、またはその各々が、少なくとも0.1、0.2、0.3、または0.5g/m3の密度を有する、実施例90~101のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例103.
シートまたは細片、またはその各々が、2、1.5、1.2、または1g/m3以下の密度を有する、実施例90~102のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例104.
シートまたは細片、またはその各々が、0.1~2g/m2、0.2~2g/m2、0.3~2g/m2、0.3~1.5g/m2、または0.3~1.2g/m3の密度を有する、実施例90~103のいずれかによるエアロゾル形成基体。
実施例105.
組み合わせられたエアロゾル形成基体であって、
第一の材料および第二の材料であって、第一の材料が、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第一の複数の個別の要素として含まれ、第二の材料が、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第二の複数の個別の要素として含まれる、第一の材料および第二の材料、を備え、
第一の材料が、エアロゾル形成体を含み、かつ第一の熱伝導率を有し、
第二の材料が、第一の熱伝導率よりも大きな第二の熱伝導率を有する、組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例106.
第二の材料が、実施例1~104のいずれかによるエアロゾル形成基体であるか、またはそれを含む、実施例105による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例107.
第二の熱伝導率が、第一の熱伝導率よりも少なくとも5%大きい、例えば、少なくとも7%大きい、または少なくとも10%大きい、または少なくとも12%大きい、または少なくとも15%大きい、実施例105または106による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例108.
第二の材料の熱伝導率が、第一の材料の熱伝導率よりも少なくとも10%大きい、例えば、少なくとも12%大きい、または少なくとも15%大きい、または少なくとも20%大きい、実施例105~107のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例109.
第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方が、細長い要素であり、各々が、幅寸法および厚さ寸法よりも大きな長さ寸法を有する、実施例105~108のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例110.
細長い要素が、細片、断片、糸、またはリボンの形態である、実施例109による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例111.
第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方が、鋳造プロセスによって、例えば、鋳造プロセスとそれに続く切断プロセスによって形成される、実施例105~110のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例112.
第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方が、押出成形プロセスによって形成される、実施例105~111のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例113.
第一の複数の個別の要素の少なくとも一部分、または第二の複数の個別の要素の少なくとも一部分、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方の少なくとも一部分が、捲縮要素であり、例えば、各捲縮要素それぞれが、捲縮要素の長さ寸法に画定される一つ以上のねじれまたは方向の変化を有する、実施例105~112のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例114.
第一の材料および第二の材料のうちの一方または両方が、カットフィラーの形態で組み合わせられたエアロゾル形成基体に含まれる、実施例105~113のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例115.
第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方の個別の要素が、5ミクロン~2000ミクロン、例えば50ミクロン~500ミクロン、例えば150ミクロン~300ミクロンの平均厚さを有する、実施例105~114のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例116.
第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一および第二の複数の個別の要素の両方の個別の要素が、100ミクロン~2000ミクロン、例えば500ミクロン~1500ミクロン、例えば600ミクロン~1000ミクロンの平均幅を有する、実施例105~115のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例117.
第一の複数の個別の要素、または第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方の個別の要素が、100ミクロン~60ミリメートル、例えば500ミクロン~30ミリメートミクロン、例えば1000ミクロン~10000ミクロンの平均長さを有する、実施例105~116のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例118.
第二の材料が、熱伝導性粒子を含む、実施例105~117のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例119.
第二の材料が、乾燥重量基準で、1%~50%の熱伝導性粒子を含む、実施例105~118のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例120.
第二の材料が、炭素、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、および金属から成るリストから選択される熱伝導性材料から形成された熱伝導性粒子を含む、実施例105~119のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例121.
第二の材料が、炭素、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、および金属から成るリストから選択される熱伝導性材料であり、例えば、第二の材料の個別の要素それぞれが、金属箔または炭素箔、例えば銅箔、またはアルミ箔、またはステンレス鋼箔、または黒鉛箔の細片である、実施例105~120のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例122.
第一の材料が、摂氏25度で0.2W/(mK)未満の熱伝導率を有し、第二の材料が、摂氏25度で0.22、0.3、0.5、1、2、5、10、20、50、100、200、500、1000、1500、または1700W/(mK)よりも大きな熱伝導率を有する、実施例105~121のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例123.
第一の材料が、加熱に伴い、例えば摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱する際にエアロゾルを発生するように構成され、第二の材料が、加熱に伴い、例えば摂氏120度~摂氏350度の温度に加熱する際にエアロゾルを発生するように構成されない、実施例105~122のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例124.
第一の材料および第二の材料の両方が、加熱に伴い、例えば、摂氏120度~摂氏395度の温度への加熱に伴いエアロゾルを発生するように構成される、実施例105~123のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例125.
第一の材料がたばこを含み、例えば第一の材料が、均質化したたばこから形成される、実施例105~124のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例126.
第一の材料が、たばこおよびエアロゾル形成体を含み、摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱された時にエアロゾルを発生するように構成される、実施例105~125のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例127.
第一の材料が、均質化したたばこ材料であり、繊維および結合剤をさらに備える、実施例126による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例128.
第二の材料が、エアロゾル形成体と、乾燥重量基準で、第二の材料の3重量%~90重量%を構成する導電性粒子とを含み、第二の材料が、摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱された時にエアロゾルを発生するように構成される、実施例105~127のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例129.
第二の材料が、たばこと、エアロゾル形成体と、乾燥重量基準で、第二の材料の3重量%~90重量%を構成する導電性粒子とを含み、第二の材料が、摂氏120度~摂氏395度の温度に加熱された時にエアロゾルを発生するように構成される、実施例105~128のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例130.
第二の材料が、熱伝導性の均質化したたばこ材料であり、繊維および結合剤をさらに含む、実施例129による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例131.
第二の材料がたばこを含まず、例えば第二の材料が、熱伝導性のたばこを含まない材料であり、繊維および結合剤をさらに備える、実施例128による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例132.
第一の材料の個別の要素および第二の材料の個別の要素が別個に形成され、所定の比で一緒に混合されて、組み合わせられたエアロゾル形成材料を形成する、実施例105~131のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例133.
組み合わせられたエアロゾル形成基体中の第一の材料と第二の材料との比が、1:10~10:1、例えば1:5~8:1、例えば1:1~5:1である、実施例105~132のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例134.
第二の材料が、乾燥重量基準で、40~80重量%の粒子状炭素材料、10~40重量%のエアロゾル形成体、4~20重量%の繊維、および2~10重量%の結合剤を含み、粒子状炭素材料が、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、および木炭のうちの一つ以上から成る、実施例105~133のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例135.
第一の材料が、乾燥重量基準で40~80重量%の粒子状炭素材料、10~40重量%のエアロゾル形成体、4~20重量%の繊維、および2~10重量%の結合剤を含み、粒子状炭素材料が、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、および木炭のうちの一つ以上から成り、第一の材料が、第二の材料よりも低い熱伝導率を有する、実施例105~134のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例136.
粒子状炭素材料が、黒鉛から成る、実施例135による組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例137.
第二の材料および第一の材料が、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に均質に分布される、実施例105~136のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体。
実施例138.
第一の材料から第一の複数の個別の要素を形成する工程と、第二の材料から第二の複数の個別の要素を形成する工程と、 第一の複数の個別の要素を第二の複数の個別の要素と組み合わせて、組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する工程と、を含み、第二の材料が、第一の材料よりも大きな熱伝導率を有する、組み合わせられたエアロゾル形成基体、例えば、実施例105~137のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する方法。
実施例139.
第一の材料から第一の複数の個別の要素を提供する工程と、第二の材料から第二の複数の個別の要素を提供する工程と、第一の複数の個別の要素を第二の複数の個別の要素と組み合わせて、組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する工程と、を含み、第二の材料が、第一の材料よりも大きな熱伝導率を有する、組み合わせられたエアロゾル形成基体、例えば、実施例105~137のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する方法。
実施例140.
第一の複数の個別の要素が、第一の材料のシートを細片に切断することによって形成され、第二の複数の個別の要素が、第二の材料のシートを細片に切断することによって形成される、実施例138または139による方法。
実施例141.
第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素が、実質的に同じサイズに切断される、実施例140による方法。
実施例142.
第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素のうちの少なくとも一つを形成する工程が、例えば、第一の複数の個別の要素、第二の複数の個別の要素、または第一の複数の個別の要素および第二の複数の個別の要素の両方が捲縮要素となるように、捲縮する工程を伴う、実施例138~141のいずれかによる方法。
実施例143.
第一の材料を形成する工程、第二の材料を形成する工程、または第一の材料および第二の材料の両方を形成する工程をさらに含む、実施例138~142のいずれかによる方法。
実施例144.
組み合わせられたエアロゾル形成基体が、実施例105~137のいずれかに関連して記載されるような組み合わせられたエアロゾル形成基体である、実施例138~143のいずれかによる方法。
実施例145.
実施例105~137のいずれかに定義される、または実施例138~144のいずれかに定義された方法によって製造された、組み合わせられたエアロゾル形成基体を備える、エアロゾル発生物品。
実施例146.
物品が、ロッドの形態であり、ラッパーまたはケーシング内に組み立てられる組み合わせられたエアロゾル形成基体を含む複数の構成要素を備える、実施例145によるエアロゾル発生物品。
実施例147.
エアロゾル形成基体、または実施例1~146のいずれかによる組み合わせられたエアロゾル形成基体を備える、エアロゾル発生物品。
実施例148.
エアロゾル発生物品が、前方プラグを備える、実施例147によるエアロゾル発生物品。
実施例149.
エアロゾル発生物品が、第一の中空管、例えば第一の中空アセテート管を備える、実施例147~148のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例150.
エアロゾル発生物品が、第二の中空管、例えば第二の中空アセテート管を備える、実施例147~148のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例151.
第二の中空管が、一つ以上の通気孔を含む、実施例150によるエアロゾル発生物品。
実施例152.
エアロゾル発生物品が、口側プラグフィルターを備える、実施例147~151のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例153.
エアロゾル発生物品が、ラッパー、例えば紙ラッパーを含む、実施例147~152のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例154.
エアロゾル発生物品が、前方プラグ、前方プラグの下流に配設されたエアロゾル形成基体、エアロゾル形成基体の下流に配設された第一の中空管、第一の中空管の下流に配設された第二の中空管、および第二の中空管の下流に配設された口側プラグフィルターを備える、実施例147~153のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例155.
前方プラグ、エアロゾル形成基体、第一の中空管、第二の中空管、および口側プラグフィルターが、ラッパー、例えば紙ラッパーによって取り囲まれている、実施例154によるエアロゾル発生物品。
実施例156.
前方プラグが、2~10mm、3~8mm、または4~6mm、例えば約5mmの長さを有する、実施例148に従属する場合の実施例148または実施例149~155のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例157.
エアロゾル形成基体が、5~20mm、8~15mm、または10~15mm、例えば約12mmの長さを有する、実施例147~156のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例158.
第一の中空管は、2~20mm、5~15mm、または5~10mm、例えば約8mmの長さを有する、実施例149に従属する場合の実施例149または150~157のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例159.
第二の中空管が、2~20mm、5~15mm、または5~10mm、例えば約8mmの長さを有する、実施例150に従属する場合の実施例150または実施例151~158のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例160.
口側プラグフィルターが、5~20mm、8~15mm、または10~15mm、例えば約12mmの長さを有する、実施例152に従属する場合の実施例152または153~159のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例161.
実施例X~Xによるエアロゾル発生物品と、電気エアロゾル発生装置とを備える、エアロゾル発生システム。
実施例162.
電気エアロゾル発生装置が、使用時にエアロゾル発生物品を抵抗加熱するように構成される、実施例161によるエアロゾル発生システム。
実施例163.
電気エアロゾル発生装置が、使用時に、エアロゾル発生物品、例えば、エアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体を誘導加熱するように構成される、実施例161~162のいずれかによるエアロゾル発生システム。
実施例164.
実施例1~163のいずれか、例えば、実施例1~104のいずれかによるエアロゾル形成基体を形成する方法であって、方法が、
熱伝導性粒子、エアロゾル形成体、繊維、および結合剤を含むスラリーを形成することと、
スラリーを鋳造および乾燥して、エアロゾル形成基体またはエアロゾル形成基体に形成するための前駆体を形成することと、を含む、方法。
実施例165.
スラリーが、水を含む、実施例164による方法。
実施例166.
スラリーが、40~90重量%、40~85重量%、50~80重量%、60~80重量%、60~75重量%の水を含む、実施例164~165のいずれかによる方法。
実施例167.
スラリーが、フマル酸などの酸を含む、実施例164~166のいずれかによる方法。
実施例168.
スラリーが、ニコチンを含む、実施例164~167のいずれかによる方法。
実施例169.
スラリーを形成することが、
エアロゾル形成体と、
繊維と、
水と、
任意選択的に酸と、
任意選択的にニコチンと、を含む第一の混合物を形成することと、
熱伝導性粒子と、
結合剤と、を含む第二の混合物を形成することと、
第二の混合物を第一の混合物に添加して、組み合わせられた混合物を形成することと、を含む、実施例164~168のいずれかによる方法。
実施例170.
第一の混合物を形成することが、エアロゾル形成体、またはエアロゾル形成体およびニコチンを含む溶液を提供することを含む、実施例170による方法。
実施例171.
第一の混合物を形成することが、エアロゾル形成体、またはエアロゾル形成体およびニコチンを含む溶液に酸を添加して、第一の予混合物を形成することを含む、実施例171による方法。
実施例172.
第一の混合物を形成することが、エアロゾル形成体、またはエアロゾル形成体およびニコチンを含む溶液に、または第一の予混合物に水を添加して、第二の予混合物を形成することを含む、実施例170~171のいずれかによる方法。
実施例173.
第一の混合物を形成することが、第二の予混合物に繊維を添加することを含む、実施例169~172のいずれかによる方法。
実施例174.
第二の混合物を形成することが、熱伝導性粒子および結合剤を混合することを含む、実施例169~173のいずれかによる方法。
実施例175.
方法が、組み合わせられた混合物の第一の混合を含む、実施例169~174のいずれかによる方法。
実施例176.
第一の混合が、500、400、300、250、または200mbar以下の第一の圧力下で行われる、実施例175による方法。
実施例177.
第一の混合が、1~10分間、2~8分間、または3~6分間、例えば、約4分間行われる、実施例175または176による方法。
実施例178.
方法が、第一の混合後に、第二の混合を含む、実施例175~177のいずれかによる方法。
実施例179.
第二の混合が、第一の圧力よりも小さな第二の圧力下で行われる、実施例178による方法。
実施例180.
第二の圧力が、500、400、300、200、150、または100mbar以下である、実施例179による方法。
実施例181.
第二の混合が、5~120秒間、5~80秒間、5~40秒間、または10~30秒間、例えば、約20秒間行われる、実施例178または179または180による方法。
実施例182.
スラリーを鋳造することが、スラリーを平坦な支持体、例えば平坦な鋼支持体上に鋳造することを含む、実施例164~181のいずれかによる方法。
実施例183.
スラリーを鋳造した後、かつスラリーを乾燥する前に、方法が、スラリーの厚さを設定すること、例えばスラリーの厚さを100~1,000ミクロン、200~900ミクロン、300~800、500~700ミクロン、例えば約600ミクロンに設定することを含む、実施例164~182のいずれかによる方法。
実施例184.
スラリーを乾燥することが、空気などの気体の流れをスラリー上に、またはスラリーを通過させて提供することを含む、実施例164~183のいずれかによる方法。
実施例185.
気体の流れが加熱される、実施例184による方法。
実施例186.
気体の流れが、摂氏100~160度、または摂氏120~140度の温度に加熱される、実施例185による方法。
実施例187.
気体の流れが、1~10分間または2~5分間提供される、実施例184~186のいずれかによる方法。
実施例188 スラリーを乾燥することが、スラリーが1~20重量%、2~15重量%、2~10重量%、または3~7重量%の含水量を有するまでスラリーを乾燥することを含む、実施例164~187のいずれかによる方法。
実施例189.
スラリーを乾燥することが、エアロゾル形成基体に形成するための前駆体を形成し、前駆体が、エアロゾル形成材料のシートである、実施例164~188のいずれかによる方法。
実施例190.
方法が、エアロゾル形成材料のシートを切断することを含む、実施例189による方法。
ここで、以下の図を参照しながら実施例をさらに説明する。
図1は、エアロゾル発生物品の第一の実施形態の概略断面図を示す。 図2は、エアロゾル発生物品の第二の実施形態の概略断面図を示す。 図3は、エアロゾル発生システムの第一の実施形態の概略断面図を示す。 図4は、エアロゾル発生システムの第二の実施形態の概略断面図を示す。 図5は、エアロゾル発生物品の第三の実施形態の概略断面図を示す。
図1は、エアロゾル発生物品10の第一の実施形態の概略断面図を示す。エアロゾル発生物品10は、上流端または遠位端18から下流端または近位端または口側端20まで延び、約45ミリメートルの全体的な長さを有する。
エアロゾル発生物品10は、エアロゾル形成基体のロッド12、およびエアロゾル形成基体のロッド12の下流の位置に下流セクション14を備える。さらに、エアロゾル発生物品10は、エアロゾル形成基体のロッド12の上流の位置に上流セクション16を備える。
下流セクション14は、エアロゾル形成基体のロッド12のすぐ下流に位置する支持要素22を含み、支持要素22は、ロッド12と長軸方向に整列している。図1の実施形態では、支持要素22の上流端は、エアロゾル発生基体のロッド12の下流端に当接している。加えて、下流セクション14は、支持要素22のすぐ下流に位置するエアロゾル冷却要素24を備え、エアロゾル冷却要素24は、ロッド12および支持要素22と長軸方向の整列の状態にある。図1の実施形態において、エアロゾル冷却要素24の上流端は、支持要素22の下流端に当接している。
以下の記述から明らかになる通り、支持要素22およびエアロゾル冷却要素24は、エアロゾル発生物品10の中間中空セクション50を一緒に画定する。全体として、中間中空セクション50は、エアロゾル発生物品の全体的なRTDに実質的に寄与しない。全体としての中間中空セクション26のRTDは、実質的に0ミリメートルH2Oである。
支持要素22は、第一の中空管状セグメント26を含んでもよい。第一の中空管状セグメント26は、セルロースアセテートで作製された中空円筒状管の形態で提供されている。第一の中空の管状セグメント26は、第一の中空の管状セグメント26の上流端30から第一の中空の管状セグメント26の下流端32まで全面的に延びる内部空洞28を画定する。内部空洞28は実質的に空であり、そのため内部空洞28に沿って、実質的に制限のない気流が可能である。そのため、第一の中空管状セグメント26、および結果として、支持要素22は、エアロゾル発生物品10の全体的なRTDに実質的に寄与しない。より詳細には、第一の中空管状セグメント26のRTD(実質的に支持要素22のRTDである)は、実質的に0ミリメートルH2Oである。
第一の中空管状セグメント26は、約8ミリメートルの長さ、約7.25ミリメートルの外径、および約1.9ミリメートルの内径(DFTS)を有する。したがって、第一の中空管状セグメント26の周辺壁の厚さは、約2.67ミリメートルである。
エアロゾル冷却要素24は、第二の中空管状セグメント34を備える。第二の中空管状セグメント34は、セルロースアセテートで作製された中空円筒状管の形態で提供されている。第二の中空管状セグメント34は、第二の中空管状セグメントの上流端38から第二の中空管状セグメント34の下流端40にずっと延びる内部空洞36を画定する。内部空洞36は実質的に空であり、そのため内部空洞36に沿って、実質的に制限のない気流が可能である。第二の中空管状セグメント28、および結果として、エアロゾル冷却要素24は、エアロゾル発生物品10の全体的なRTDに実質的に寄与しない。より詳細には、第二の中空管状セグメント34のRTD(本質的にエアロゾル冷却要素24のRTDである)は、実質的に0ミリメートルH2Oである。
第二の中空管状セグメント34は、約8ミリメートルの長さ、約7.25ミリメートルの外径、および約3.25ミリメートルの内径(DSTS)を有する。したがって、第二の中空管状セグメント34の周辺壁の厚さは、約2ミリメートルである。したがって、第一の中空管状セグメント26の内径(DFTS)と第二の中空管状セグメント34の内径(DSTS)との間の比は、約0.75である。
エアロゾル発生物品10は、第二の中空管状セグメント34に沿った場所に提供された通気ゾーン60を備える。より詳細に、通気ゾーンは、第二の中空管状セグメント34の上流端から約2ミリメートルにて提供されている。この実施形態では、通気ゾーン60は、紙ラッパー70を通した周方向の列の穿孔を含み、エアロゾル発生物品10の通気レベルは、約25パーセントである。
図1の実施形態では、下流セクション14は、中間中空セクション50の下流の位置に、口側プラグフィルターとも呼ばれるマウスピース要素42をさらに含む。より詳細に、マウスピース要素42は、エアロゾル冷却要素24のすぐ下流に位置付けられている。図1の図面に示す通り、マウスピース要素42の上流端は、エアロゾル冷却要素24の下流端40に当接する。
マウスピース要素42は、低密度セルロースアセテートの円筒形プラグの形態で提供されている。
マウスピース要素42は、約12ミリメートルの長さ、および約7.25ミリメートルの外径を有する。マウスピース要素42のRTDは、約12ミリメートルH2Oである。マウスピース要素42の長さと中間中空セクション50の長さとの比は約0.6である。
エアロゾル形成基体のロッド12は、約7.25ミリメートルの外径、および約12ミリメートルの長さを有する。
上流セクション16は、エアロゾル形成基体のロッド12のすぐ上流に位置する、前方プラグとも呼ばれる上流要素46を含み、上流要素46は、ロッド12と長軸方向に整列している。図1の実施形態では、上流要素46の下流端は、エアロゾル形成基体のロッド12の上流端に当接する。上流要素46は、セルロースアセテートの円筒形プラグの形態で提供される。上流要素46は、約5ミリメートルの長さを有する。上流要素46のRTDは、約30ミリメートルH2Oである。
上流要素46、エアロゾル形成基体のロッド12、支持要素22、エアロゾル冷却要素24、およびマウスピース要素42は、紙ラッパー70によって取り囲まれる。
エアロゾル形成基体のロッド12は、乾燥重量基準で、約76.1重量%の熱伝導性粒子44を含む。この実施形態では、熱伝導性粒子44は、黒鉛粒子、特にGraphit Kropfmul GmbH、AMG Graphite GKのFP 99.5(>99.5%純度)黒鉛粒子であるが、他の粒子または粒子の混合物が使用されてもよい。熱伝導性粒子それぞれは、摂氏25度で少なくとも1W/(mK)の熱伝導率を少なくとも一方向に有する。
エアロゾル形成基体のロッド12は、乾燥重量基準で、約17.7重量%のエアロゾル形成体を含む。この実施形態では、エアロゾル形成体は、グリセロール、特にICOF Europe の食品グレード(fodd grade)(>99.5%純度)グリセロールである。
エアロゾル形成基体のロッド12は、乾燥重量基準で、約3.9重量%の繊維を含む。この実施形態では、繊維は、セルロース繊維であり、特にStora Enso OYJのカバノキセルロース繊維である。
エアロゾル形成基体のロッド12は、乾燥重量基準で、約2.3重量%の結合剤を含む。この実施形態では、結合剤は、グアーガム、特にGumix International Incのグアーガムである。
エアロゾル形成基体のロッド12は、摂氏25度で測定した時に約10重量%の水を含む。
他の実施形態では、エアロゾル形成基体のロッド12は、ニコチン、フマル酸などの酸、クローブまたはロスマリナスなどの植物、および風味剤のうちの一つ以上をさらに含む。
エアロゾル形成基体は、摂氏25度で約0.22W/(mK)の熱伝導率を少なくとも一方向に有する。
熱伝導性粒子44の各々は、実質的に球状の形状である。熱伝導性粒子44は、エアロゾル形成基体全体に実質的に均質に分布している。粒子径分布は、約6ミクロンの体積D10粒子径、約21ミクロンの体積D50粒子径、および約55ミクロンの体積D90粒子径を有する。
熱伝導性粒子44は、一立方メートル当たり400キログラムの見掛け密度を有する。エアロゾル形成基体は、一立方メートル当たり約800キログラムの密度を有する。
エアロゾル形成基体のロッド12は、以下に記載するプロセスによって形成される。
スラリーは、粘性液体を混合する能力、液体を通して粉末を分散する能力、および混合物から気体を除去する(例えば、真空またはその他の適切に低い圧力を適用することによって)能力を有するラボディスパーサーを使用して形成される。この実施形態では、PC Laborsystemから市販されるラボディスパーサーを使用した。
スラリーを形成するために、第一の混合物を、約7.11グラムのエアロゾル形成体、次いで約157.5グラムの水、次いで約1.57グラムの繊維をラボディスパーサーに添加することによって形成する。次いで、これらの第一の成分を摂氏25度で5分間、600~700rpmで混合して均質な混合物を確保し、繊維を水和する。次いで、約32.95グラムの熱伝導性粒子および約0.92グラムの結合剤を手動で混合することによって、第二の混合物を形成する。第二の混合物のこの混合により、ラボ分散液中に塊が形成されることが回避される。次いで、第二の混合物を第一の混合物に添加して、組み合わせられた混合物を形成する。次いで、組み合わせられた混合物を、摂氏25度および約200mbarの第一の減圧で、5000rpmで4分間混合する。減圧は、熱伝導性粒子が混合物中に均質に分散されること、および組み合わせられた混合物中に閉じ込められた空気が少なく、かつ塊がほとんどないことを確保するのに役立ち得る。次いで、組み合わせられた混合物を、摂氏25度および約100mbarの第二の減圧で、5000rpmで20秒分間混合する。この第二の減圧は、残りの気泡を除去するのに役立ち得る。これにより、鋳造用のスラリーが形成される。
スラリーは次いで、適切な装置を使用して鋳造および乾燥される。この実施形態では、市販のLabcoater Mathis装置が使用される。この装置は、ステンレス鋼、平坦な支持体、および平坦な支持体上に鋳造されたスラリーの厚さを調整するためのコマブレードを含む。
スラリーは平坦な支持体上に鋳造され、コマブレードと平坦な支持体との間のギャップは、0.6ミリメートルに設定される。これにより、任意の所与の点におけるスラリーの厚さが0.6ミリメートル以下であることが確保される。
スラリーは次いで、摂氏120~140度の高温の空気で2~5分間乾燥される。この乾燥の後、エアロゾル形成基体のシートが形成される。このシートは、約159ミクロンの厚さ、約125.7グラム/平方メートルの坪量、および約0.79キログラム/立方メートルの密度を有する。
次いで、シートが集合され、エアロゾル形成基体のロッド12を形成するように切断される。他の実施形態において、シートはまた、捲縮される。
エアロゾル形成基体のロッド12を形成した後、エアロゾル発生物品10は、物品10の様々な構成要素を位置付け、構成要素をラッパー70内に包装することによって組み立てられる。
図2は、エアロゾル発生物品11の第二の実施形態の概略断面図を示す。この第二の実施形態は、エアロゾル形成基体のロッド12が組み合わせられたエアロゾル形成基体の代替的なロッド13と置き換えられていることを除いて、図1の第一の実施形態と同一である。図1および2の実施形態における同一の構成要素に対して、同一の参照番号が使用されている。
第二の実施形態のロッド13では、組み合わせられたエアロゾル形成基体は、第一の材料および第二の材料を含む。第一の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第一の複数の個別の要素として含まれ、第二の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第二の複数の個別の要素として含まれる。この実施形態では、第一の材料と第二の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体において等しく重量が大きい。しかしながら、他の実施形態では、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に、第二の材料よりも多いか、または少ない第一の材料が存在してもよい。
この実施形態では、第一および第二の複数の個別の要素の両方の要素は、150ミクロン~300ミクロンの平均厚さ、600ミクロン~1000ミクロンの平均幅、および1000ミクロン~10000ミクロンの平均長さを有する。
第一の材料は、従来のたばこカットフィラーであってもよい。そのため、第一の材料は、従来のたばこカットフィラー製造プロセスによって形成されてもよく、エアロゾル形成体、繊維および結合剤を含んでもよいが、熱伝導性粒子は含まない。一例として、第一の材料は、熱伝導性粒子が含まれていないこと、およびシートを集合および切断してロッド12を形成するのではなく、シートを細断して再構成カットフィラーを形成することを除いて、図1の第一の実施形態のエアロゾル形成基体のロッド12について上述したものと類似した方法を使用して作製されてもよい。
第二の材料は、図1の第一の実施形態におけるロッド12のものと類似したエアロゾル形成基体から形成される。第二の材料は、乾燥重量基準で、約76.1重量%の熱伝導性粒子45、約17.7重量%のエアロゾル形成体、約3.9重量%の繊維、および約2.3重量%の結合剤を含む。第二の材料では、熱伝導性粒子はすべて黒鉛粒子または膨張黒鉛粒子のいずれかであるが、その他の粒子または粒子の混合物が使用されてもよい。
第一の材料は第一の熱伝導率を有し、第二の材料は第一の熱伝導率よりも少なくとも10%大きな第二の熱伝導率を有する。したがって、第二の材料は、組み合わせられたエアロゾル形成基体の熱伝導率を増大させるのに役立つ。
組み合わせられたエアロゾル形成基体のロッド13は、以下に記載するプロセスによって形成される。
スラリーは、粘性液体を混合する能力、液体を通して粉末を分散する能力、および混合物から気体を除去する(例えば、真空またはその他の適切に低い圧力を適用することによって)能力を有するラボディスパーサーを使用して形成される。この実施形態では、PC Laborsystemから市販されるラボディスパーサーを使用した。
スラリーを形成するために、第一の混合物を、約7.11グラムのエアロゾル形成体、次いで約157.5グラムの水、次いで約1.57グラムの繊維をラボディスパーサーに添加することによって形成する。次いで、これらの第一の成分を摂氏25度で5分間、600~700rpmで混合して均質な混合物を確保し、繊維を水和する。次いで、約32.95グラムの熱伝導性粒子および約0.92グラムの結合剤を手動で混合することによって、第二の混合物を形成する。第二の混合物のこの混合により、ラボ分散液中に塊が形成されることが回避される。次いで、第二の混合物を第一の混合物に添加して、組み合わせられた混合物を形成する。次いで、組み合わせられた混合物を、摂氏25度および約200mbarの第一の減圧で、5000rpmで4分間混合する。減圧は、熱伝導性粒子が混合物中に均質に分散されること、および組み合わせられた混合物中に閉じ込められた空気が少なく、かつ塊がほとんどないことを確保するのに役立ち得る。次いで、組み合わせられた混合物を、摂氏25度および約100mbarの第二の減圧で、5000rpmで20秒分間混合する。この第二の減圧は、残りの気泡を除去するのに役立ち得る。これにより、鋳造用のスラリーが形成される。
スラリーは次いで、適切な装置を使用して鋳造および乾燥される。この実施形態では、市販のLabcoater Mathis装置が使用される。この装置は、ステンレス鋼、平坦な支持体、および平坦な支持体上に鋳造されたスラリーの厚さを調整するためのコマブレードを含む。
スラリーは平坦な支持体上に鋳造され、コマブレードと平坦な支持体との間のギャップは、0.6ミリメートルに設定される。これにより、任意の所与の点におけるスラリーの厚さが0.6ミリメートル以下であることが確保される。
スラリーは次いで、摂氏120~140度の高温の空気で2~5分間乾燥される。この乾燥の後、エアロゾル形成基体のシートが形成される。このシートは、約159ミクロンの厚さ、約125.7グラム/平方メートルの坪量、および約0.79キログラム/立方メートルの密度を有する。
次いで、シートを細断して、エアロゾル形成基体の複数の個別の要素を形成する。言い換えれば、次いでシートを切断して、組み合わせられたエアロゾル形成基体中に存在する第二の材料を第二の複数の個別の要素として形成する。
次いで、この第二の材料を、第一の複数の個別の要素である第一の材料と混合する。上述の通り、第一の材料は、従来のたばこカットフィラー製造プロセスを使用して形成されてもよい。したがって、これについてここでは詳細に説明しない。
複数の個別の要素として存在する混合された第一および第二の材料は次いで、例えばラッパー内に取り囲むことによって、組み合わせられたエアロゾル形成基体のロッド13に形成される。
次いで、組み合わせられたエアロゾル形成基体のロッド13を形成した後、エアロゾル発生物品11は、物品11の様々な構成要素を位置付け、構成要素をラッパー70内に包装することによって組み立てられる。
図3は、エアロゾル発生システム100の第一の実施形態の概略断面図を示す。システム100は、エアロゾル発生装置102と図1のエアロゾル発生物品10とを備えるが、装置102は、図2のエアロゾル発生物品11と等しく使用され得る。
エアロゾル発生装置102は、電池104、コントローラ106、電池に結合された加熱ブレード108、および吸煙検出機構(図示せず)を備える。コントローラ106は、電池104、加熱ブレード108、および吸煙検出機構に結合される。
エアロゾル発生装置102は、物品10の一部分を受容するための実質的に円筒状の空洞を画定するハウジング110をさらに備える。加熱ブレード108は、空洞内の中央に位置付けられ、空洞の基部から長軸方向に延びる。
この実施形態では、加熱ブレード108は、基体と、基体上に位置する電気抵抗性トラックとを含む。電池104は、電気抵抗性トラックに電流を流し、電気抵抗性トラックおよび加熱ブレード108を動作温度に加熱することができるように、加熱ブレード108に結合される。
使用時、ユーザーは、物品10を空洞内に挿入し、加熱ブレード108を物品10のエアロゾル形成基体の上流要素46およびロッド12に貫通させる。図3は、装置102の空洞内に挿入された物品10を示す。
次いで、ユーザーは、物品10の下流端で吸煙する。これにより、空気が装置102の空気吸込み口(図示せず)を通って流れ、次いで物品10を通って、上流端18から下流端20へと流れ、ユーザーの口の中へと流れる。
ユーザーが物品10を吸煙すると、空気が装置の空気吸込み口を通って流れる。吸煙検出機構は、空気吸込み口を通る気流量がゼロでない閾値流量よりも大きく増大したことを検出する。吸煙検出機構は、それに応じてコントローラ106に信号を送信する。次いで、コントローラ106は、電気抵抗性トラックに電流を流し、加熱ブレード108を加熱するように電池104を制御する。これにより、加熱ブレード108と接触しているエアロゾル形成基体のロッド12が加熱される。
熱伝導性粒子44は、周囲のエアロゾル形成材料よりも著しく高い熱伝導率を有する。このように、これらの粒子は、局所的なホットスポットとして作用し、エアロゾル形成基体全体にわたって、特に加熱ブレード108から半径方向に、より均一な温度を提供し得るが、先行技術の基体では、著しい温度勾配があり得る。これにより、エアロゾル形成基体のより大きな割合が揮発性化合物を放出するのに十分に高い温度に達し、それ故に、エアロゾル形成基体の使用効率が高くなり得る。
エアロゾル形成基体の加熱により、エアロゾル形成基体が揮発性化合物を放出する。これらの化合物は、物品10の上流端18から物品10の下流端20に向かって流れる空気に同伴される。化合物は冷却および凝縮して、支持要素22の内部空洞28、36およびエアロゾル冷却要素24を通過するにつれてエアロゾルを形成する。エアロゾルは、次いでマウスピース要素42を通過し、これにより、気流に同伴されてユーザーの口内に入り得る、望ましくない粒子が取り除かれ得る。
ユーザーが物品10での吸入を停止すると、装置の空気吸込み口を通る気流量は、ゼロでない閾値流量未満に減少する。これは、吸煙検出機構によって検出される。吸煙検出機構は、それに応じてコントローラ106に信号を送信する。次いで、コントローラ106は、電気抵抗性トラックを通過する電流をゼロに減少させるように、電池104を制御する。
物品10をいくつかの回数吸煙した後、ユーザーは、物品10を新たな物品と交換することを選択してもよい。
図4は、エアロゾル発生システム200の第二の実施形態の概略断面図を示す。システム200は、エアロゾル発生装置202と図2のエアロゾル発生物品11とを備えるが、装置202は、図1のエアロゾル発生物品10と等しく使用され得る。
エアロゾル発生装置202は、電池204、コントローラ206、インダクタコイル208、および吸煙検出機構(図示せず)を備える。コントローラ206は、電池204、インダクタコイル208、および吸煙検出機構に結合される。
エアロゾル発生装置202は、物品11の一部分を受容するための実質的に円筒状の空洞を画定するハウジング210をさらに備える。インダクタコイル208は、空洞の周りにスパイラル状である。
電池204は、インダクタコイル208に交流電流を流すことができるように、インダクタコイル208に結合される。
使用時、ユーザーは、物品11を空洞内に挿入する。図4は、装置202の空洞内に挿入された物品11を示す。
次いで、ユーザーは、物品11の下流端で吸煙する。これにより、空気が装置202の空気吸込み口(図示せず)を通って流れ、次いで物品11を通って、上流端18から下流端20へと流れ、ユーザーの口の中へと流入する。
ユーザーが物品11を吸煙すると、空気が装置の空気吸込み口を通って流れる。吸煙検出機構は、空気吸込み口を通る気流量がゼロでない閾値流量よりも大きく増大したことを検出する。吸煙検出機構は、それに応じてコントローラ206に信号を送信する。次いで、コントローラ206は、インダクタコイル208に交流電流を流すように、電池204を制御する。これにより、インダクタコイル208が変動電磁場を発生する。組み合わせられたエアロゾル形成基体のロッド13は、この変動電磁場内に位置する。粒子45、黒鉛および膨張黒鉛の材料は、サセプタ材料である。したがって、変動電磁場は、粒子45に渦電流を引き起こす。これにより、粒子45が加熱され、それによって近くのエアロゾル形成材料も加熱される。
エアロゾル形成材料の加熱により、エアロゾル形成材料が揮発性化合物を放出する。これらの化合物は、物品11の上流端18から物品11の下流端20に向かって流れる空気に同伴される。化合物は冷却および凝縮して、支持要素およびエアロゾル冷却要素の内部空洞28、36を通過するにつれてエアロゾルを形成する。エアロゾルは、次いでマウスピース要素42を通過し、これにより、気流に同伴されてユーザーの口内に入り得る、望ましくない粒子が取り除かれ得る。
ユーザーが物品11での吸入を停止すると、装置の空気吸込み口を通る気流量は、ゼロでない閾値流量未満に減少する。これは、吸煙検出機構によって検出される。吸煙検出機構は、それに応じてコントローラ206に信号を送信する。次いで、コントローラ206は、電気抵抗性トラックを通過する電流をゼロに減少させるように、電池204を制御する。
物品11をいくつかの回数吸煙した後、ユーザーは、物品11を新たな物品と交換することを選択してもよい。
図5は、エアロゾル発生物品510の第三の実施形態の概略断面図を示す。この第三の実施形態は、エアロゾル形成基体のロッド12がエアロゾル形成基体の代替的なロッド512によって置き換えられていることを除いて、図1の第一の実施形態と同一である。図1および5の実施形態における同一の構成要素に対して、同一の参照番号が使用されている。
図5の第三の実施形態のエアロゾル形成基体のロッド512は、細長いサセプタ要素580を含む。
サセプタ要素580は、エアロゾル形成基体のロッド512の長軸方向軸とおよそ平行になるように、エアロゾル形成基体のロッド512内で実質的に長軸方向に配設される。図5の図面に示されるように、サセプタ要素580は、ロッド内の半径方向中央の位置に位置付けられており、ロッド12の長軸方向軸に沿って延びる。
サセプタ要素580は、エアロゾル形成基体のロッド512の上流端から下流端まで全面的に延びる。そのため、サセプタ要素580は、エアロゾル形成基体のロッド512と実質的に同じ長さを有する。
図5の実施形態では、サセプタ要素580は、強磁性鋼の細片の形態で提供され、約12ミリメートルの長さ、約60マイクロメートルの厚さ、および約4ミリメートルの幅を有する。
図5のエアロゾル発生物品510は、図2のエアロゾル発生物品11と同じ方法で、図4のエアロゾル発生装置202とともに使用されてもよい。特に、サセプタ要素580の包含は、熱伝導性粒子が誘導加熱のための適切なサセプタ材料を含むかどうかにかかわらず、物品510が誘導加熱され得ることを意味する。
エアロゾル形成基体のロッド512は、乾燥重量基準で、約66重量%の熱伝導性粒子44を含む。この実施形態では、熱伝導性粒子44は、黒鉛粒子、特にGraphit Kropfmul GmbH、AMG Graphite GKから市販されるFP 99.5(>99.5%純度)黒鉛粒子であるが、他の粒子または粒子の混合物が使用されてもよい。熱伝導性粒子それぞれは、摂氏25度で約XW/(mK)の熱伝導率を少なくとも一方向に有する。
エアロゾル形成基体のロッド512は、乾燥重量基準で、約20重量%のエアロゾル形成体を含む。この実施形態では、エアロゾル形成体は、グリセロール、特にICOF Europe から市販される食品グレード(fodd grade)(>99.5%純度)グリセロールである。
エアロゾル形成基体のロッド512は、乾燥重量基準で、約7重量%の繊維を含む。この実施形態では、繊維は、セルロース繊維であり、特にStora Enso OYJから市販されるカバノキセルロース繊維である。
エアロゾル形成基体のロッド512は、乾燥重量基準で、約4重量%の結合剤を含む。この実施形態では、結合剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、特にGumix International Inc.から市販されるカルボキシメチルセルロース(CMC) Type K-700である。
エアロゾル形成基体のロッド512は、乾燥重量基準で、約1重量%のニコチンを含む。
エアロゾル形成基体のロッド512は、乾燥重量基準で、約2重量%の酸を含む。この実施形態では、酸は、フマル酸、特にSigma-Aldrichから市販されるフマル酸(>99%純度)である。
他の実施形態では、基体は、少なくとも一つの植物、例えばクローブまたはロスマリヌスをさらに含む。
エアロゾル形成基体のロッド12は、摂氏25度で測定した時に約10重量%の水を含む。
エアロゾル形成基体は、摂氏25度で約XW/(mK)の熱伝導率を少なくとも一方向に有する。
熱伝導性粒子44は、図1の第一の実施形態のロッド12内のものと同一である。
エアロゾル形成基体のロッド512は、以下に記載するプロセスによって形成される。
スラリーは、粘性液体を混合する能力、液体を通して粉末を分散する能力、および混合物から気体を除去する(例えば、真空またはその他の適切に低い圧力を適用することによって)能力を有するラボディスパーサーを使用して形成される。この実施形態では、PC Laborsystemから市販されるラボディスパーサーを使用した。
スラリーを形成するために、第一の混合物は、濃度10%のグリセリン中のニコチン溶液(エアロゾル形成体)約12グラム、グリセリン約13.2グラム、フマル酸約2.4グラム、水約280グラム、繊維約8.4グラムをラボディスパーサーに添加することによって形成される。次いで、これらの第一の成分を摂氏25度で5分間、600~700rpmで混合して均質な混合物を確保し、繊維を水和する。次いで、約79.2グラムの熱伝導性粒子および4.8グラムの結合剤約を手動で混合することによって、第二の混合物を形成する。第二の混合物のこの混合により、ラボ分散液中に塊が形成されることが回避される。次いで、第二の混合物を第一の混合物に添加して、組み合わせられた混合物を形成する。次いで、組み合わせられた混合物を、摂氏25度および約200mbarの第一の減圧で、5000rpmで4分間混合する。減圧は、熱伝導性粒子が混合物中に均質に分散されること、および組み合わせられた混合物中に閉じ込められた空気が少なく、かつ塊がほとんどないことを確保するのに役立ち得る。次いで、組み合わせられた混合物を、摂氏25度および約100mbarの第二の減圧で、5000rpmで20秒分間混合する。この第二の減圧は、残りの気泡を除去するのに役立ち得る。これにより、鋳造用のスラリーが形成される。
スラリーは次いで、適切な装置を使用して鋳造および乾燥される。この実施形態では、市販のLabcoater Mathis装置が使用される。この装置は、ステンレス鋼、平坦な支持体、および平坦な支持体上に鋳造されたスラリーの厚さを調整するためのコマブレードを含む。
スラリーは平坦な支持体上に鋳造され、コマブレードと平坦な支持体との間のギャップは、0.6ミリメートルに設定される。これにより、任意の所与の点におけるスラリーの厚さが0.6ミリメートル以下であることが確保される。
スラリーは次いで、摂氏120~140度の高温の空気で2~5分間乾燥される。この乾燥の後、エアロゾル形成基体のシートが形成される。このシートは、約230ミクロンの厚さ、および約200グラム/平方メートルの坪量を有する。
次いで、シートが集合され、実質的にロッド状の前駆体を形成するよう切断される。次いで、サセプタ要素を前駆体に挿入して、エアロゾル形成基体のロッド512を形成する。
エアロゾル形成基体のロッド512を形成した後、エアロゾル発生物品510は、物品510の様々な構成要素を位置付け、構成要素をラッパー70内に包装することによって組み立てられる。
本明細書および添付の特許請求の範囲の目的において、別途示されていない限り、量(amounts)、量(quantities)、割合などを表すすべての数字は、すべての場合において用語「約」によって修飾されるものとして理解されるべきである。また、すべての範囲は、開示された最大点および最小点を含み、かつその中の任意の中間範囲を含み、これらは本明細書に具体的に列挙されている場合もあり、列挙されていない場合もある。したがって、この文脈では、数Aは、A±10%のAとして理解される。この文脈内において、数Aは、数Aが修正する特性の測定値に対する一般的な標準誤差内にある数値を含むと考えられ得る。数Aは、添付の特許請求の範囲で使用するいくつかの事例において、Aが逸脱する量が、特許請求する本発明の基本的かつ新規の特性に実質的に影響を及ぼさないという条件で、上記に列挙された割合だけ逸脱し得る。また、すべての範囲は、開示された最大点および最小点を含み、かつその中の任意の中間範囲を含み、これらは本明細書に具体的に列挙されている場合もあり、列挙されていない場合もある。

Claims (15)

  1. エアロゾル形成基体であって、乾燥重量基準で、
    10~90重量%の熱伝導性粒子であって、前記熱伝導性粒子の各熱伝導性粒子が、摂氏25度で少なくとも一方向に、少なくとも1W/(mK)の熱伝導率を有する、熱伝導粒子、
    7~60重量%のエアロゾル形成体、
    2~20重量%の繊維、および
    2~10重量%の結合剤、を含み、
    前記エアロゾル形成基体が、摂氏25度で少なくとも一方向に少なくとも0.22W/(mK)の熱伝導率を有する、エアロゾル形成基体。
  2. 前記熱伝導性粒子が、1~20ミクロンの体積D10粒子径を有する粒子径分布を有する、請求項1に記載のエアロゾル形成基体。
  3. 前記熱伝導性粒子が、50~300ミクロンの体積D90粒子径を有する粒子径分布を有する、請求項1または2に記載のエアロゾル形成基体。
  4. 前記熱伝導性粒子が、体積D10粒子径および数D90粒子径を有する粒子径分布を有し、前記体積D90粒子径が、前記数D10粒子径の50倍以下である、請求項1~3のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  5. 前記熱伝導性粒子の一部またはすべてが、実質的に球状である、請求項1~4のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  6. 前記熱伝導性粒子の一部またはすべてが、サセプタ材料を含むか、サセプタ材料からなる、請求項1~5のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  7. 前記基体が、乾燥重量基準で、少なくとも40重量%の前記熱伝導性粒子を含む、請求項1~6のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  8. 前記基体が、乾燥重量基準で、少なくとも60重量%の前記熱伝導性粒子を含む、請求項1~7のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  9. 前記熱伝導性粒子が、エアロゾル形成基体全体にわたって実質的に均質に分布している、請求項1~8のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  10. 前記エアロゾル形成基体が、たばこを含まないエアロゾル形成基体である、請求項1~9のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  11. 前記エアロゾル形成基体が、1~20重量%の水を含む、請求項1~10のいずれかに記載のエアロゾル形成基体。
  12. 組み合わせられたエアロゾル形成基体であって、
    第一の材料および第二の材料であって、前記第一の材料が、組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第一の複数の個別の要素として含まれ、前記第二の材料が、前記組み合わせられたエアロゾル形成基体内に第二の複数の個別の要素として含まれる、第一の材料および第二の材料、を備え、
    前記第一の材料が、エアロゾル形成体を含み、かつ第一の熱伝導率を有し、
    前記第二の材料が、請求項1~11のいずれかに記載のエアロゾル形成基体であるか、それを含み、かつ前記第一の熱伝導率よりも大きな第二の熱伝導率を有する、組み合わせられたエアロゾル形成基体。
  13. 請求項1~11のいずれかに記載のエアロゾル形成基体、または請求項12に記載の組み合わせられたエアロゾル形成基体を備える、エアロゾル発生物品。
  14. 請求項13に記載のエアロゾル発生物品と、前記エアロゾル形成基体、または前記エアロゾル発生物品の組み合わせられたエアロゾル形成基体を加熱するための電気エアロゾル発生装置と、を備える、エアロゾル発生システム。
  15. 請求項1~11のいずれかに記載のエアロゾル形成基体、または請求項12に記載の組み合わせられたエアロゾル形成基体を形成する方法であって、前記方法が、
    熱伝導性粒子、エアロゾル形成体、繊維、および結合剤を含むスラリーを形成することと、
    スラリーを鋳造および乾燥して、エアロゾル形成基体またはエアロゾル形成基体に形成するための前駆体を形成することと、を含む、方法。
JP2023580836A 2021-07-07 2022-07-07 改善されたエアロゾル形成基体 Pending JP2024524443A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP21184365.1 2021-07-07
EP21184365 2021-07-07
EP22178770.8 2022-06-13
EP22178770 2022-06-13
PCT/EP2022/068993 WO2023281018A1 (en) 2021-07-07 2022-07-07 Improved aerosol-forming substrate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024524443A true JP2024524443A (ja) 2024-07-05

Family

ID=82493963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023580836A Pending JP2024524443A (ja) 2021-07-07 2022-07-07 改善されたエアロゾル形成基体

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP4366560A1 (ja)
JP (1) JP2024524443A (ja)
KR (1) KR20240032904A (ja)
AU (1) AU2022305788A1 (ja)
BR (1) BR112023027325A2 (ja)
CA (1) CA3224629A1 (ja)
IL (1) IL309592A (ja)
MX (1) MX2024000428A (ja)
WO (1) WO2023281018A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7726320B2 (en) * 2006-10-18 2010-06-01 R. J. Reynolds Tobacco Company Tobacco-containing smoking article
US20130255702A1 (en) * 2012-03-28 2013-10-03 R.J. Reynolds Tobacco Company Smoking article incorporating a conductive substrate
US11019850B2 (en) * 2018-02-26 2021-06-01 Rai Strategic Holdings, Inc. Heat conducting substrate for electrically heated aerosol delivery device
KR102330287B1 (ko) * 2018-06-19 2021-11-24 주식회사 케이티앤지 에어로졸 생성 물품 및 에어로졸 생성 물품의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023281018A1 (en) 2023-01-12
CA3224629A1 (en) 2023-01-12
EP4366560A1 (en) 2024-05-15
BR112023027325A2 (pt) 2024-03-12
IL309592A (en) 2024-02-01
AU2022305788A1 (en) 2023-12-07
KR20240032904A (ko) 2024-03-12
MX2024000428A (es) 2024-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180125597A (ko) 에어로졸 발생 물품
KR20180118767A (ko) 에어로졸 발생 물품
JP2024524443A (ja) 改善されたエアロゾル形成基体
JP2024524435A (ja) 改善されたエアロゾル形成基体
JP2024523661A (ja) 管状エアロゾル形成基体を備える物品
JP2024524439A (ja) 熱強化エアロゾル形成基体
JP2024524257A (ja) 改善された熱伝導率を有するエアロゾル形成基体
CN117651501A (zh) 改进的气溶胶形成基质
CN117580473A (zh) 具有管状气溶胶形成基质的制品
CN117580467A (zh) 改进的气溶胶形成基质
US20240245097A1 (en) Thermally-enhanced aerosol forming substrate