JP2024519311A - データ入手方法およびシステム、ならびにその装置 - Google Patents

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Abstract

本出願の実施形態は、データ入手方法およびシステム、ならびにその装置を開示する。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することと、第1の要求をOAMシステムへ送信することとを含む。第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスが簡略化されることが可能である。

Description

本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、データ入手方法およびシステム、ならびにその装置に関する。
本出願は、2021年5月6日に中国国家知的財産局に出願された「DATA OBTAINING METHOD AND SYSTEM, AND APPARATUS THEREOF」と題されている中国特許出願第202110494318.X号に対する優先権を主張するものであり、その中国特許出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
運用、管理、および保守(operation, administration, and maintenance, OAM)システムは、ネットワークおよびサービスについて分析、予測、計画、構成、テスト、および障害管理を実行するように構成され得る。OAMシステムは、ネットワークおよびサービスについて前述の管理オペレーションおよび保守オペレーションを実行し、ネットワークおよびサービスに関する大量のデータを生成し得る。
現在、NWDAFがOAMシステムにおける管理対象オブジェクトのデータを入手する必要がある場合には、NWDAFは、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を有する必要がある。結果として、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスは、複雑である。
本出願の実施形態は、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスを簡略化するためのデータ入手方法およびシステム、ならびにその装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、データ入手方法を提供する。この方法の実行主体は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素であり得、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素において使用されるチップであり得る。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することであって、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものであることと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することと、第1の要求をOAMシステムへ送信することとを含む。第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。第1の情報は、データソースの識別子を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得、またはデータソースのドメイン名を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得るということに留意されたい。第1の情報は、関連付け情報とも呼ばれ得る。
この技術的なソリューションにおいては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
この技術的なソリューションにおいては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、この対応を問い合わせることによって入手され得、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成することであり得る。
この技術的なソリューションにおいては、データソースがネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである場合には、たとえネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットが新たに付加されても、OAMシステム内にある、その(新たに付加された)ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子が、履歴から入手された生成ルールに基づいて生成され得る。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の生成ルールおよびネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成することであり得る。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第2の要求を受信することであって、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものであることをさらに含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、OAMシステムから入手予定データを受信し、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手する。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定することであり得る。
一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、データソースのドメイン名を入手することをさらに含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手することであり得る。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、データソースのホスト名を入手することをさらに含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手することであり得る。
一実装態様においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がデータソースのドメイン名を入手する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信することであって、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであること、およびネットワークデータ分析ネットワーク要素がNRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信することであり得る。
一実装態様においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の情報を入手することは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手すること、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むこと、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素が、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のメモリから第1の情報を入手することのうちのいずれか1つを含む。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、データソースは、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データのうちの1つまたは複数を含む。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、運用、管理、および保守OAMシステムにおいて使用される別のデータ入手方法を提供する。このシステムは、管理デバイスを含む。この方法の実行主体は、管理デバイスであり得、または管理デバイスにおいて使用されるチップであり得る。この方法は、管理デバイスが、第1の情報を生成することと、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信することとを含む。第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。
この技術的なソリューションにおいては、第1の情報は、第1のネットワーク要素へ送信される。第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素であり得る。代替として、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素から第1の情報を入手し得、それによってネットワークデータ分析ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含む。生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含む。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含む。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。
一実装態様においては、管理デバイスが第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信する具体的な一実装態様は、管理デバイスが設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信することであって、設定コマンドは、第1の情報を含むことであり得る。代替として、管理デバイスは、ネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信し、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含む。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、データソースは、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データのうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。この通信装置は、第1の態様における方法例におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素を実施する機能のうちの一部またはすべてを有する。たとえば、この通信装置の機能は、本出願の実施形態のうちの一部もしくはすべての機能を含み得、または本出願のいずれかの実施形態を独立して実施する機能を含み得る。機能は、ハードウェアによって実施され得、または対応するソフトウェアをハードウェアが実行することによって実施され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
一実装態様においては、この通信装置の構造は、処理ユニットおよび通信ユニットを含み得る。処理ユニットは、この通信装置を、前述の方法における対応する機能を実行する際にサポートするように構成されている。通信ユニットは、この通信装置と別のデバイスとの間における通信をサポートするように構成されている。この通信装置は、ストレージユニットをさらに含み得る。ストレージユニットは、処理ユニットおよび送信ユニットに結合され得、ストレージユニットは、この通信装置にとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納する。
一実装態様においては、この通信装置は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されている処理ユニットと、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されている通信ユニットであって、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである、通信ユニットとを含む。
例においては、処理ユニットは、プロセッサであり得、通信ユニットは、トランシーバまたは通信インターフェースであり得、ストレージユニットは、メモリであり得る。
一実装態様においては、この通信装置は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されているプロセッサと、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されているトランシーバであって、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである、トランシーバとを含む。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、別の通信装置を提供する。この通信装置は、第2の態様における方法例における管理デバイスを実施する機能のうちの一部またはすべてを有する。たとえば、この通信装置の機能は、本出願の実施形態のうちの一部もしくはすべての機能を含み得、または本出願のいずれかの実施形態を独立して実施する機能を含み得る。機能は、ハードウェアによって実施され得、または対応するソフトウェアをハードウェアが実行することによって実施され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
一実装態様においては、この通信装置の構造は、処理ユニットおよび通信ユニットを含み得る。処理ユニットは、この通信装置を、前述の方法における対応する機能を実行する際にサポートするように構成されている。通信ユニットは、この通信装置と別のデバイスとの間における通信をサポートするように構成されている。この通信装置は、ストレージユニットをさらに含み得る。ストレージユニットは、処理ユニットおよび送信ユニットに結合され得、ストレージユニットは、この通信装置にとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納する。
一実装態様においては、この通信装置は、第1の情報を生成するように構成されている処理ユニットであって、第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである、処理ユニットと、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている通信ユニットとを含む。
例においては、処理ユニットは、プロセッサであり得、通信ユニットは、トランシーバまたは通信インターフェースであり得、ストレージユニットは、メモリであり得る。
一実装態様においては、この通信装置は、第1の情報を生成するように構成されているプロセッサであって、第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである、プロセッサと、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されているトランシーバとを含む。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、データ入手システムを提供する。このシステムは、第3の態様および第4の態様における1つまたは複数の通信装置を含む。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納しており、コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、プログラム命令が通信装置によって実行されたときに、通信装置は、第1の態様における方法を実行することを可能にされる。
第7の態様によれば、本発明の実施形態は、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納しており、コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、プログラム命令が通信装置によって実行されたときに、通信装置は、第2の態様における方法を実行することを可能にされる。
第8の態様によれば、本出願はさらに、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼働したときに、コンピュータは、第1の態様における方法を実行することを可能にされる。
第9の態様によれば、本出願はさらに、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼働したときに、コンピュータは、第2の態様における方法を実行することを可能にされる。
第10の態様によれば、本出願は、チップシステムを提供する。このチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、インターフェースとを含み、ネットワークデータ分析ネットワーク要素を、第1の態様における機能を実施する際に、たとえば、前述の方法におけるデータおよび情報のうちの少なくとも1つを決定または処理する際にサポートするように構成されている。可能な設計においては、このチップシステムは、メモリをさらに含み、メモリは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素にとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納するように構成されている。このチップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
第11の態様によれば、本出願は、チップシステムを提供する。このチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、インターフェースとを含み、OAMシステムにおける管理デバイスを、第2の態様における機能を実施する際に、たとえば、前述の方法におけるデータおよび情報のうちの少なくとも1つを決定または処理する際にサポートするように構成されている。可能な設計においては、このチップシステムは、メモリをさらに含み、メモリは、管理デバイスにとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納するように構成されている。このチップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
5Gシステムのネットワークアーキテクチャーの概略図である。 本出願の実施形態によるツリー構造の概略図である。 本出願の実施形態による別のツリー構造の概略図である。 本出願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャーの概略図である。 本出願の実施形態によるデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による別のデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の構成の概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による通信装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態による別の通信装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるチップの構造の概略図である。
理解を容易にするために、本出願に含まれている用語が最初に記述される。
1.第5世代(5th generation, 5G)通信システムのネットワークアーキテクチャー
図1aは、5Gシステムのネットワークアーキテクチャーの概略図である。このアーキテクチャーは、アクセスネットワーク(access network, AN)およびコアネットワークを含み得る。
ANは、アクセス関連機能を実施するように構成されており、特定のエリアにおける承認されたユーザのためのネットワークアクセス機能を提供し得、ユーザデータを伝送するために、ユーザレベル、サービス要件などに基づいて別々の品質の伝送トンネルを決定することが可能である。ANは、端末デバイスとコアネットワークとの間において制御信号およびユーザデータを転送する。
ANは、ANデバイスを含み得る。ANデバイスは、端末デバイスのためのアクセスを提供するデバイスであり得、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)デバイスおよびANデバイスを含み得る。(R)ANデバイスは主に、エアインターフェース側での無線リソース管理、サービス品質(quality of service, QoS)管理、ならびにデータ圧縮および暗号化などの機能を担当する。(R)ANデバイスは、さまざまな形態の基地局、たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれ得る)、中継局、アクセスポイント、およびバルーンステーションを含み得る。(R)ANデバイスの可能な展開形態は、中央ユニット(central unit, CU)/分散ユニット(distributed unit, DU)分割シナリオ、および単一サイトシナリオを含む。分割シナリオにおいては、CUは、無線リソース制御(radio resource control, RRC)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)、またはサービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol, SDAP)などのプロトコルをサポートし得る。DUは、無線リンク制御レイヤ(radio link control, RLC)プロトコル、メディアアクセス制御レイヤ(media access control, MAC)プロトコル、または物理レイヤプロトコルをサポートし得る。別々の無線アクセステクノロジーを使用するシステムにおいては、基地局機能を有するデバイスの名前が異なり得る。たとえば、5Gシステムにおいては、そのデバイスは、(R)ANまたは次世代ノード基地局(next-generation NodeB, gNB)と呼ばれる。ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システムにおいては、そのデバイスは、進化型NodeB(evolved NodeB, eNBまたはeNodeB)と呼ばれる。
コアネットワークは、モバイルネットワークのサブスクリプションデータを保持することを担当し、ユーザ機器(user equipment, UE)に関するセッション管理、モビリティー管理、ポリシー管理、およびセキュリティー認証などの機能を提供する。コアネットワークは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワーク機能リポジトリ機能(NF repository function, NRF)ネットワーク要素、統合データ管理(unified data management, UDM)ネットワーク要素、アクセスおよびモビリティー管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワーク要素、セッション管理機能(session management function, SMF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function, AF)ネットワーク要素、ならびにネットワーク公開機能(network exposure function, NEF)ネットワーク要素というネットワーク要素を含み得る。
ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、ネットワーク機能(network function, NF)ネットワーク要素、ならびに運用、管理、および保守(operation, administration, and maintenance, OAM)システムからデータを収集し、入手されたデータに基づいてデータ分析および/または予測を実行するように構成され得る。5G通信システムにおいては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能(network data analytics function, NWDAF)ネットワーク要素であり得る。
ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、端末のサービスに関する適切なネットワークスライスを選択するように構成されている。5G通信システムにおいては、ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function, NSSF)ネットワーク要素であり得る。
NRFネットワーク要素は主に、サービス登録、発見、および承認を提供し、利用可能なネットワーク機能(network function, NF)インスタンス情報を保持して、ネットワーク機能およびサービスのオンデマンド構成と、NFどうしの間における相互接続とを実施する。サービス登録とは、NFネットワーク要素が、NRFネットワーク要素に登録された後にのみサービスを提供することが可能であるということを意味する。サービス発見とは、NFネットワーク要素が別のNFネットワーク要素によってサービス提供される必要がある場合に、そのNFネットワーク要素がまず、NRFネットワーク要素を使用することによってサービス発見を実行して、そのNFネットワーク要素にサービス提供すると予期されるNFネットワーク要素を発見する必要があるということを意味する。たとえば、NFネットワーク要素1がNFネットワーク要素2によってサービス提供される必要がある場合に、NFネットワーク要素1はまず、NRFネットワーク要素を使用することによってサービス発見を実行して、NFネットワーク要素2を発見する必要がある。
UDMネットワーク要素は、ユーザデータ、たとえば、サブスクリプションデータまたは認証/承認データを管理するように構成されている。
AMFネットワーク要素は主に、ユーザロケーション更新、ネットワークへのユーザの登録、またはユーザ切り替えなど、モバイルネットワークにおけるモビリティー管理を担当する。
UPFネットワーク要素は主に、ユーザデータを転送および受信することを担当する。UPFネットワーク要素は、データネットワークからユーザデータを受信し、アクセスネットワークデバイスを使用することによってユーザデータをUEへ伝送し得、さらに、アクセスネットワークデバイスを使用することによってUEからユーザデータを受信し、ユーザデータをデータネットワークへ転送し得る。
SMFネットワーク要素は主に、モバイルネットワークにおけるセッション管理、たとえば、セッション確立、修正、および解放を担当する。具体的な機能は、たとえば、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスをユーザに割り当ること、またはパケット転送機能を提供するUPFを選択することである。
PCFネットワーク要素は主に、ネットワーク挙動を制御するための統合されたポリシーフレームワークを提供すること、および制御レイヤネットワーク機能のためのポリシールールを提供することをサポートし、ポリシー決定に関連したユーザサブスクリプション情報を入手することを担当する。PCFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素およびSMFネットワーク要素のための、サービス品質(quality of service, QoS)ポリシーおよびスライス選択ポリシーなどのポリシーを提供し得る。レイヤまたは機能に基づいて、PCFネットワーク要素は、複数のエンティティーへと、たとえば、グローバルPCFおよびスライスにおけるPCFへと、またはセッション管理PCF(Session Management PCF, SM-PCF)およびアクセス管理PCF(Access Management PCF, AM-PCF)へと分割され得る。
AFネットワーク要素は主に、3GPPコアネットワークとのインタラクションをサポートして、たとえば、データルーティング決定もしくはポリシー制御機能に影響を与えるサービスを提供するか、またはネットワーク側のためのいくつかのサードパーティーサービスを提供する。
NEFネットワーク要素は、外部と内部との間におけるインタラクション上でプロトコル変換を実行するように、たとえば、3GPP外部ネットワーク要素と3GPP内部ネットワーク要素(たとえば、SMFネットワーク要素)との間におけるインタラクション上でプロトコル変換を実行するように構成され得る。3GPPネットワークは、3GPPプロトコルにおいて定義されているネットワーク、たとえば、モバイル通信ネットワーク、パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)、または非パブリックネットワーク(non-public network, NPN)など、アクセスネットワークおよびコアネットワークを含むネットワークであり得、第5世代(5th generation, 5G)通信ネットワークまたは将来の進化したモバイル通信ネットワークであり得る。
データネットワーク(data network, DN)は、端末のためのデータ伝送サービスを提供するように構成され得る。UEは、確立されたプロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)セッションを使用することによってデータネットワークにアクセスし得る。データネットワークは、インターネット(internet)などのパブリックデータネットワーク(public data network, PDN)ネットワークであり得、またはモバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing, MEC)ノードのネットワークなどのローカルアクセスデータネットワーク(local access data network, LADN)であり得る。
図1aにおいて示されているアーキテクチャーにおいては、破線の枠内のネットワーク要素は、サービス指向のNFネットワーク要素であり、NFネットワーク要素どうしの間におけるインターフェースは、サービス指向のインターフェースであり、やり取りされるメッセージは、サービス指向のメッセージである。
2.データソース
それぞれのデータソースに関して、そのデータソースに関する管理データが、OAMシステムにおいて生成され得る。本出願の実施形態においては、データソースは、ネットワークスライス、ネットワークスライスサブネット、ネットワーク要素、ネットワーク要素を含むサブネット、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データのうちの1つまたは複数を含み得る。データソースの管理データは、具体的には、ネットワークスライス、ネットワークスライスサブネット、もしくはネットワーク要素のパフォーマンス統計データ、またはアラーム情報データであり得る。データソースが、ネットワーク要素のインターフェースまたはネットワーク要素の構成データである場合には、管理データは、ネットワーク要素の構成アイテムの特定の値、またはネットワーク要素のインターフェースの構成アイテムの特定の値である。
ネットワークスライスは、物理ネットワークを抽象化することによって入手されるエンドツーエンドの論理ネットワークである。1つの物理ネットワークは、複数のネットワークスライスへと抽象化され得、ネットワークスライスは分離され、互いに影響を与えない。ネットワークスライスは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network slice selection assistance information, S-NSSAI)を使用することによって識別され得る。ネットワークは、端末のサービス要求において搬送されているS-NSSAIに基づいてサービスのためのネットワークスライスを選択し、選択されたネットワークスライスにおいてパケットデータユニットセッション(packet data unit, PDU)セッションを確立して、サービスデータを伝送し得る。
ネットワークスライスサブネットは、ネットワークスライスを形成する無線サブネット部分またはコアネットワーク部分である。ネットワークスライスを形成する無線サブネット部分は、ネットワークスライスアクセスネットワークサブネットと呼ばれ、ネットワークスライスを形成するコアネットワーク部分は、ネットワークスライスコアネットワークサブネットと呼ばれる。ネットワークスライスアクセスネットワークサブネットは、ネットワークスライスにおけるアクセスネットワーク部分のインスタンスとして理解され得、ネットワークスライスコアネットワークサブネットは、ネットワークスライスにおけるコアネットワーク部分のインスタンスとして理解され得る。1つのネットワークスライスは、1つまたは複数のネットワークスライスコアネットワークサブネットを含み得る。ネットワークスライスコアネットワークサブネットは、ネットワークにおけるネットワークスライスインスタンス識別子(Network Slice Instance Identifier, NSI ID)を使用することによって識別され得る。
たとえば、ネットワーク要素のインターフェースは、SMFとUPFとの間におけるN4インターフェースである。ネットワーク要素の構成データは、SMFにおいて事前に構成された5Gサービス品質識別子(quality of service identifier, QI)セットである。5QIセットは、2つの事前に構成された5QIを含み、それらは、個別に5QI=1および5QI=5である。
ネットワーク要素は、ネットワークスライスもしくはネットワークスライスサブネットにおけるネットワーク要素であってもよく、またはネットワークスライスもしくはネットワークスライスサブネットにおけるネットワーク要素でなくてもよい。
3.データソースの識別子
データソースの識別子は、データソースを識別する。データソースがネットワークスライスである場合には、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報(たとえば、S-NSSAI)であり得、ネットワークスライスを識別する。データソースがネットワークスライスサブネットである場合には、データソースの識別子は、ネットワークスライスサブネット識別子であり得、ネットワークスライスサブネットを識別する。具体的には、データソースがネットワークスライスアクセスネットワークサブネットである場合には、データソースの識別子は、S-NSSAIであり得る。データソースがネットワークスライスコアネットワークサブネットである場合には、データソースの識別子は、S-NSSAI+NSI IDであり得る。データソースがネットワーク要素である場合には、データソースの識別子は、ネットワーク要素の識別子であり得る。たとえば、データソースがAMFである場合には、データソースの識別子は、AMF IDである。
ネットワークスライスサブネット識別子は、ネットワークスライスインスタンス識別子とも呼ばれ得る。S-NSSAIは、OAMシステムにおいてネットワークスライスが作成された後にネットワークスライス用に構成され得る。NSI IDは、OAMシステムにおいてネットワークスライスコアネットワークサブネットが作成された後にネットワークスライスコアネットワークサブネット用に構成され得る。本出願においては、ネットワークスライスコアネットワークサブネットは、コアネットワークスライスサブネットとも呼ばれ得る。同様に、ネットワークスライスアクセスネットワークサブネットは、アクセスネットワークスライスサブネットとも呼ばれ得る。
4.OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステムにおけるデータソースを識別し得る。データソースは、OAMシステム内の管理対象オブジェクトインスタンス(managed object instance, MOI)として管理され得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIをOAMシステムにおいて具体的に識別し得る。
たとえば、都市の南部エリアにおけるワイヤレスネットワークは、サブネットとして管理され、そのワイヤレスネットワークは、略して南部サブネットと呼ばれ得る。そのワイヤレスネットワークは、3つのワイヤレスデバイス(a、b、およびc)を含む。ワイヤレスデバイスaは、4G(eNB)機能および5G(gNB)機能の両方を提供することが可能である基地局デバイスである。基地局デバイスによってカバーされるエリアは、複数のセル(cell)へと分割され得る。ワイヤレスデバイスaは、eNB1を使用することによって4G機能を提供し、gNB1を使用することによって5G機能を提供し、gNB1によってカバーされるエリアは、2つのセル(セル1およびセル2)へと分割されると想定される。OAMシステム内にある、南部サブネットにおける前述のデータソース(南部サブネット、3つのワイヤレスデバイス、eNB1、gNB1、セル1、およびセル2)のものであるMOIは、ツリー構造を形成し得る。ツリー構造の概略図が、図1bにおいて示され得る。ツリー構造におけるそれぞれのノードは、MOIである。
OAMシステムにおけるMOIは、さまざまな属性をさらに有し得る。たとえば、ネットワークスライスは、S-NSSAI属性を有し、コアネットワークサブネットスライスは、NSI ID属性を有する。別々のアクセスネットワークスライスサブネットは、別々のカバレッジを有し得る。それぞれのgNBは、1つまたは複数のセルを伴って構成され得る。SMFおよびUPFは、それぞれのサービスエリアを伴って構成され得る。AMFは、そのAMFのサービスエリアとしてのトラッキングエリア(tracking area, TA)リストを伴って構成され得る。
たとえば、ネットワークスライスは、アクセスネットワークスライスサブネット1およびアクセスネットワークスライスサブネット2を含む。アクセスネットワークスライスサブネット1は、gNB1およびgNB2を含み、gNB1は、セル1およびセル2を伴って構成されている。アクセスネットワークスライスサブネット2は、gNB3およびgNB4を含む。ネットワークスライスは、コアネットワークスライスサブネット1およびコアネットワークスライスサブネット2をさらに含む。コアネットワークスライスサブネット1は、SMF1、UPF1、およびAMFを含む。コアネットワークスライスサブネット2は、AMF、SMF2、およびUPF2を含む。OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおける前述のデータソース(ネットワークスライス、アクセスネットワークスライスサブネット1、アクセスネットワークスライスサブネット2、コアネットワークスライスサブネット1、およびコアネットワークスライスサブネット2)のものであるMOIは、ツリー構造を形成し得る。ツリー構造の概略図が、図1cにおいて示され得る。図1cにおいては、白色で塗りつぶされた枠は、MOIを表しており、グレーで塗りつぶされた枠は、MOIの属性を表している。本出願においては、新たなネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットがOAMシステムにおいて作成された後に、OAMシステム内にある、そのネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるツリー構造が作成され得る。そのツリー構造は、OAMシステム内にある、そのネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるMOIを含む。
本出願の実施形態においては、MOIは、識別名(distinguished name, DN)を使用することによって識別され得る。具体的には、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIのDNである。以降で言及されているすべてのDNは識別名であるということに留意されたい。
記述を容易にするために、本出願のこの実施形態においては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、略してデータソースのオブジェクト識別子と呼ばれ得るということに留意されたい。たとえば、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるMOIのDNは、略してネットワークスライスのDNと呼ばれ得、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるMOIのDNは、略してネットワークスライスサブネットのDNと呼ばれ得、OAMシステム内にある、ネットワーク要素のものであるMOIのDNは、略してネットワーク要素のDNと呼ばれ得る。ネットワークスライスのDNは、OAMシステムにおいてネットワークスライスが作成される際にネットワークスライス用に生成されるオブジェクト識別子であり得る。ネットワークスライスサブネットのDNは、OAMシステムにおいてネットワークスライスサブネットが作成される際にネットワークスライスサブネット用に生成されるオブジェクト識別子であり得る。
DNは、1つまたは複数の相対識別名(relative distinguished name, RDN)を含み得る。一実装態様においては、DNに含まれる複数のRDNは、RDNリストを形成し得る。たとえば、RDNリストにおいては、RDNどうしは、コンマ(「,」)を使用することによって区切られ得る。
任意選択で、DNは、2つのタイプのRDNを含み得る。第1のタイプのRDNは、DNを形成するRDNリストの最も左側に配置され、このタイプのRDNは、ドメインコンポーネント(Domain Component, DC)と呼ばれ得る。DCの値は、ドメイン名(domain name)であり得る。DCを含むDNは、グローバルに一意である。任意選択で、DNは、1つのDCを含み得る。第2のタイプのRDNは、DNにおけるDCを除いたRDNである。DNは、1つまたは複数の第2のタイプのRDNを含み得る。第2のタイプのRDNの値は、DNによって識別されるMOIに関連している。
たとえば、図1bにおけるセル1が、例として使用される。セル1に対応するMOIのDNは、下記のとおりである。
DN=“DC=operatorA.com, subNetwork=south, managedElement=a, gNBFunction=1, cell=1”
DCの値は、ドメイン名operatorA.comである。「subNetwork=south」は、セル1が南部サブネットにおけるセルであるということを示している。「managedElement=a」は、セル1が、ワイヤレスデバイスaによって提供された基地局機能を使用することによる分割を通じて入手されたセルであるということを示している。「gNBFunction=1」は、セル1が、gNB1によってカバーされているエリアからの分割を通じて入手されたセルであるということを示している。「cell=1」は、セル1の識別子が1であるということを示している。結論として、DNは、セル1が、南部サブネットにおけるワイヤレスデバイスaによって提供されたgNB1によってカバーされているエリアからの分割を通じて入手されているセルであり、その識別子が1であるということを示している。
5.OAMシステム
OAMシステムは、ネットワーク機能管理機能(Network Function Management Function, NFMF)、ネットワークスライス管理機能(Network Slice Management Function, NSMF)、およびネットワークスライスサブネット管理機能(Network Slice Subnet Management Function, NSSMF)というネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含み得る。
NFMFは、OAMシステムにおけるネットワーク要素を管理するためのものである。特にOAMシステムにおけるネットワーク要素の管理データを入手するためにOAMシステムのサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、そのネットワーク要素の管理データを入手するためにNFMFのサービスまたはインターフェースが呼び出され得る。たとえば、NWDAFがNSSFの設定情報を入手する必要がある場合には、その設定情報を入手するためにOAMシステムの構成管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NFMFによって提供される構成管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。NWDAFがSMFのオーバーロードアラーム情報を入手する必要がある場合には、そのオーバーロードアラーム情報を入手するためにOAMシステムのアラーム管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NFMFによって提供されるアラーム管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。
NSMFは、OAMシステムにおけるネットワークスライスを管理するためのものである。ネットワークスライスの、特にOAMシステムにおけるデータを入手するためにOAMシステムのサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、そのネットワークスライスの管理データを入手するためにNSMFのサービスまたはインターフェースが呼び出され得る。たとえば、NWDAFがネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータ(key performance indicator, KPI)情報を入手する必要がある場合には、そのKPI情報を入手するためにOAMシステムのパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NSMFによって提供されるパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。
NSSMFは、OAMシステムにおけるネットワークスライスサブネットを管理するためのものである。特にOAMシステムにおけるネットワークスライスサブネットの管理データを入手するためにOAMシステムのサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、そのネットワークスライスサブネットのデータを入手するためにNSSMFのサービスまたはインターフェースが呼び出され得る。たとえば、NWDAFがネットワークスライスサブネットのKPI情報を入手する必要がある場合には、そのKPI情報を入手するためにOAMシステムのパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NSSMFによって提供されるパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。ネットワークスライスは、NSMFによって特に作成され得るということに留意されたい。同様にネットワークスライスサブネットは、NSSMFによって特に作成され得る。
データソースの管理データを入手するために、OAMシステムによって提供されるサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、OAMシステム内にある、そのデータソースのものであるMOIのDN、すなわち、OAMシステム内にある、そのデータソースのものであるオブジェクト識別子が提供される必要がある。たとえば、NWDAFがNSSFの設定情報を入手する必要がある場合には、NWDAFは、その設定情報を入手するために、OAMシステムの構成管理サービスまたはインターフェースを呼び出すために、OAMシステム内にある、NSSFのものであるMOIのDNを提供する必要がある。NWDAFがネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのKPI情報を入手する必要がある場合には、NWDAFは、そのKPI情報を入手するために、OAMシステムのパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースを呼び出すために、OAMシステム内にある、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるMOIのDNを提供する必要がある。本出願においては、OAMシステムから入手される、データソースのものであるデータは、データソースの管理データとも呼ばれ得るということにさらに留意されたい。
現在、NWDAFがOAMシステムにおける管理対象オブジェクトの管理データを入手する必要がある場合には、NWDAFは、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を有する必要があり、図1cにおいて示されているツリー構造に類似している、管理対象オブジェクトによって形成されるツリー構造全体のルートノードから開始して、OAMシステムにおけるデータソースに対応する管理対象オブジェクトを検索し、管理対象オブジェクトのデータを入手する。結果として、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスは、複雑である。
これを考慮して、本出願は、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスを簡略化するためのデータ入手方法およびシステム、ならびにその装置を提供する。
図1dは、本出願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャーの概略図である。このシステムアーキテクチャーは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101およびOAMシステム102を含み得る。ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、図1aにおけるNWDAFネットワーク要素であり得る。
ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成され得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIのDNであり得る。オブジェクト識別子を決定した後に、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101はさらに、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されている。第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
OAMシステム102は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101から第1の要求を受信した後に第1の要求におけるオブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手するように構成されており、入手された入手予定データをネットワークデータ分析ネットワーク要素101へさらに送信し得る。
第1の情報は、下記の情報を含み得る。
第1の一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含み得る。その対応の具体的な記述に関しては、図3に対応する実施形態における記述を参照されたい。
第2の一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する生成ルールを含み得る。その生成ルールの具体的な記述に関しては、図4aに対応する実施形態における記述を参照されたい。
第3の一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含み得る。そのマッピングルールの具体的な記述に関しては、図5に対応する実施形態における記述を参照されたい。
ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスが簡略化される。
第1の情報は、データソースの識別子を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得、またはデータソースのドメイン名を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得るということが前述のことから知られることが可能であるということに留意されたい。第1の情報は、関連付け情報とも呼ばれ得る。
本出願の実施形態において記述されているテクノロジーは、さまざまな通信システム、たとえば、第4世代(4th generation, 4G)通信システム、4.5G通信システム、5G通信システム、複数の通信システムを統合しているシステム、または、6G通信システムなどの将来の進化した通信システムに適用され得る。本出願の実施形態において言及されているネットワーク要素名、メッセージ名などは、例として使用されており、さまざまな通信システムに適用されるということに留意されたい。ネットワーク要素名およびメッセージ名は、さまざまであり得る。これは、本出願の実施形態においては限定されない。
本出願の実施形態において記述されている通信システムは、本出願の実施形態における技術的なソリューションをより明確に記述するために使用されており、本出願の実施形態において提供されている技術的なソリューションを限定するものではないということが理解できる。システムアーキテクチャーの進化および新たなサービスシナリオの出現に伴って、本出願の実施形態において提供されている技術的なソリューションは、類似の技術的な問題にも適用可能であるということを当業者なら知り得る。
以降では、添付の図面を参照しながら、本出願において提供されているデータ入手方法およびシステム、ならびにその装置について詳細に記述する。データ入手方法の記述においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がNWDAFネットワーク要素であって、ネットワークスライス選択ネットワーク要素がNSSFネットワーク要素である例が、記述のために使用されているということに留意されたい。記述を容易にするために、「ネットワーク要素」という2語は、実施形態に対応する図においては示されておらず、「ネットワーク要素」という2語は、実施形態の具体的な記述においては示されていない。しかしながら、これは、本出願の実施形態の理解に影響を与えない。本出願の後述の実施形態におけるネットワーク要素どうしの間におけるメッセージの名前、メッセージにおけるパラメータの名前などは、例にすぎず、具体的な一実装態様においては、その他の名前があり得るということにさらに留意されたい。これは、本出願の実施形態においては特に限定されない。
図2は、本出願の実施形態によるデータ入手方法の概略フローチャートである。図2において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS201: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
入手予定データは、ネットワーク要素の構成データ、パフォーマンス統計データ、ネットワークスライスのKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIであり得る。
本出願のこの実施形態においては、入手予定データがOAMシステムから入手される必要があると決定する場合には、NWDAFネットワーク要素は、入手予定データが属するデータソースを決定する。一実装態様においては、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求を受信することであって、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものであることと、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定することとを行い得る。
可能な一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。具体的には、第2の要求において搬送される識別子によって示されるデータソースは、入手予定データが属するデータソースである。任意選択で、このケースにおいては、データソースは、ネットワークスライスおよび/またはネットワークスライスサブネットを含み得る。第2の要求において搬送されるデータソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)および/またはネットワークスライスサブネット識別子(NSI ID)を含み得る。
別の可能な一実装態様においては、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求を分析して、入手予定データが属するデータソースを決定し得る。この様式においては、第2の要求は、データソースの識別子を搬送しない。たとえば、第2の要求が、5Gサービス品質識別子(5G quality of service identifier, 5QI)のサービス品質(quality of service, QoS)フローの数量をカウントすることを要求するためのものであり、5QIがSMFネットワーク要素によって事前に構成されている場合には、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求を分析し、入手予定データが属するデータソースがSMFネットワーク要素の構成データであると決定し得る。SMFネットワーク要素の構成データは、SMFネットワーク要素によって事前に構成された5QIセットを含む。
第2の要求の送信者は、ネットワーク要素または端末デバイスであり得る。これは、本出願のこの実施形態においては限定されない。
ステップS202: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手する。
第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、下記の様式のうちのいずれか1つで第1の情報を入手し得る。
様式1: NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手する。
様式1においては、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ能動的に送信し得る。代替として、NWDAFネットワーク要素は、要求1をOAMシステムまたはNRFネットワーク要素へ送信して、第1の情報を入手するように要求し得る。要求1を受信した後に、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ送信する。
NRFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNSSFネットワーク要素から第1の情報を入手し、次いで第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。NSSFネットワーク要素は、OAMシステムから第1の情報を入手し、次いで第1の情報をNRFネットワーク要素へ送信し得る。言い換えれば、様式1においては、第1の情報は、実際にOAMシステムからのものであり得る。OAMシステムは、第1の情報を生成し、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信し得る。第1のネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素、NSSFネットワーク要素、またはNRFネットワーク要素であり得る。具体的には、OAMシステムは、第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ直接送信するか、または第1の情報を、1つもしくは複数のネットワーク要素(すなわち、NRFネットワーク要素、もしくはNSSFネットワーク要素およびNRFネットワーク要素)を介してNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。任意選択で、OAMシステムは、設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信し得、設定コマンドは、第1の情報を含む。
様式2: NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィール(NFプロフィール)を入手し、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含む。
様式2においては、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、ネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ能動的に送信し得る。代替として、NWDAFネットワーク要素は、要求2をOAMシステムまたはNRFネットワーク要素へ送信して、ネットワーク機能プロフィールを入手するように要求し得る。要求2を受信した後に、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、ネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
NRFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNSSFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手し、次いでネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。NSSFネットワーク要素は、OAMシステムからネットワーク機能プロフィールを入手し、次いでネットワーク機能プロフィールをNRFネットワーク要素へ送信し得る。言い換えれば、様式2においては、ネットワーク機能プロフィールは、実際にOAMシステムからのものであり得る。OAMシステムは、ネットワーク機能プロフィールを生成し、ネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信し得る。第1のネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素、NSSFネットワーク要素、またはNRFネットワーク要素であり得る。具体的には、OAMシステムは、ネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ直接送信するか、またはネットワーク機能プロフィールを、1つもしくは複数のネットワーク要素(すなわち、NRFネットワーク要素、もしくはNSSFネットワーク要素およびNRFネットワーク要素)を介してNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。ネットワーク機能プロフィールは、NWDAFネットワーク要素の設定ファイル、またはNSSFネットワーク要素の設定ファイルであり得る。
様式3: NWDAFネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素のメモリから第1の情報を入手する。言い換えれば、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報をローカルに入手し得る。任意選択で、第1の情報は、NWDAFネットワーク要素において構築され得、またはNWDAFネットワーク要素において事前に構成され得る。
ステップS203: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する。
第1の情報を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。たとえば、第1の情報が、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む場合には、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と対応とに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。
ステップS204: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。OAMシステムは、第1の要求を受信する。
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定した後に、NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信して、入手予定データを入手するように要求し得る。たとえば、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用して、OAMシステムのcreateMeasurementJobまたはサブスクライブサービスインターフェースを呼び出して、データソースのパフォーマンス統計データまたはアラーム情報データを入手する。別の例として、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用して、OAMシステムのgetMOIAttributeサービスインターフェースを呼び出して、OAMシステム内にある、データソースのものである構成アイテムの特定の値を入手する。
ステップS205: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
第1の要求を受信した後に、OAMシステムは、第1の要求におけるオブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手し得る。
OAMシステムは管理デバイスを含むということに留意されたい。本出願の実施形態においては、OAMシステムによって実行されるステップは、具体的には管理デバイスによって実行され得る。データソースが、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データである場合には、管理デバイスは、前述のNFMFであり得る。このケースにおいては、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用することによってNFMFのgetMOIAttributeサービスインターフェースを特に呼び出し得る。同様に、データソースがネットワークスライスである場合には、管理デバイスは、前述のNSMFであり得る。このケースにおいては、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用することによってNSMFのcreateMeasurementJobまたはサブスクライブサービスインターフェースを特に呼び出し得る。データソースがネットワークスライスサブネットである場合には、管理デバイスは、前述のNSSMFであり得る。このケースにおいては、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用することによってNSSMFのcreateMeasurementJobまたはサブスクライブサービスインターフェースを特に呼び出し得る。
ステップS206: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
入手予定データを入手した後に、OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。それに対応して、入手予定データを受信した後に、NWDAFネットワーク要素は、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手し得る。任意選択で、NWDAFネットワーク要素は、分析結果を第2の要求の送信者へ送信し得る。
具体的には、入手予定データが属するデータソースがネットワークスライスである場合には、OAMシステムにおけるNSMFが、入手予定データを入手し、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。入手予定データが属するデータソースがネットワークスライスサブネットである場合には、OAMシステムにおけるNSSMFが、入手予定データを入手し、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。入手予定データが属するデータソースがネットワーク要素(またはネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データ)である場合には、OAMシステムにおけるNFMFが、入手予定データを入手し、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。
図3は、本出願の実施形態による別のデータ入手方法の概略フローチャートである。この実施形態においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである。この方法においては、どのようにしてNWDAFネットワーク要素が、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するかが、詳細に記述されている。この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS301: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
ステップS301の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS201の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
ステップS302: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手し、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
NWDAFネットワーク要素が第1の情報を入手する様式に関しては、図2におけるステップS202の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
第1の情報におけるデータソースの識別子は、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを識別し得る。データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含み得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含み得る。
たとえば、第1の情報におけるデータソースの識別子は、ネットワークスライスを識別し、ネットワークスライスの識別子は、S-NSSAIであり、オブジェクト識別子は、DNである。対応は、表1において示され得る。
Figure 2024519311000002
入手予定データが属するデータソースの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、表1に問い合わせることによって、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得るということを表1から知ることが可能である。任意選択で、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求からデータソースの識別子を入手し得る。詳細に関しては、図2におけるステップS201の記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
図2におけるステップS202の記述を参照されたい。第1の情報は、実際にOAMシステムからのものであるということを知ることが可能である。NWDAFネットワーク要素が、ネットワーク管理の許可制御およびセキュリティー要件に基づいて、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのデータを入手すると予期されない場合には、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットがOAMシステムにおいて作成された後に、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応が構成されなくてもよく、またはネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応が、OAMシステムにおいて構成されなくてもよいということに留意されたい。このやり方においては、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報からネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのオブジェクト識別子を入手することが可能ではなく、ネットワークスライスに含まれているスライスサブネットおよびそれぞれのネットワーク要素のDNをさらに入手することが可能ではない(または新たに作成されたネットワークスライスサブネットに含まれているそれぞれのネットワーク要素のDNを入手することが可能ではない)。そのため、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムによって提供される管理サービスインターフェースを呼び出して、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのデータを入手することが可能ではなく、それによってネットワークセキュリティーおよび許可制御の目的が達成される。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれ得る。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応1と呼ばれる)、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応2と呼ばれる)、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応3と呼ばれる)、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応4と呼ばれる)のうちの1つまたは複数を含み得るが、それらに限定されない。任意選択で、対応3は特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応であり得る。対応4は特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、コアネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応であり得る。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが対応1を含む場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI: {ネットワークスライスのDN}であり得る。
対応2においては、ネットワークスライスの識別子は、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおける1つまたは複数のネットワークスライスサブネット(たとえば、アクセスネットワークスライスサブネットおよび/またはコアネットワークスライスサブネット)のものであるオブジェクト識別子に対応し得る。具体的には、対応2およびネットワークスライスの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子を知り得る。たとえば、ネットワークスライスの識別子は、S-NSSAIであり、オブジェクト識別子は、DNである。一片のS-NSSAIは、OAMシステム内にある、1つまたは複数のネットワークスライスサブネットのものであるDNに対応し得る。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが、対応1および対応2を含む場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI: {ネットワークスライスのDN, 1つまたは複数のANスライスサブネットのDN, 1つまたは複数のCNスライスサブネットのDN}であり得る。具体的な形式が、図1cにおいて示されているツリー構造に適用される場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応は、S-NSSAI #1: {ネットワークスライスのDN, ANスライスサブネット1のDNおよびANスライスサブネット2のDN, CNスライスサブネット1のDNおよびCNスライスサブネット2のDN}、またはS-NSSAI #1: {ネットワークスライスのDN, ANスライスサブネットのDNリスト: {ANスライスサブネット1のDN, ANスライスサブネット2のDN}, CNスライスサブネットのDNリスト: {CNスライスサブネット1のDN, CNスライスサブネット2のDN}}である。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが対応3を含み、ネットワークスライスサブネットの識別子がS-NSSAI+NSI IDである場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI+NSI ID: {ネットワークスライスのDN}であり得る。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが対応4を含み、対応4が特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、コアネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応である場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI+NSI ID: {CNスライスサブネットのDN}であり得る。具体的な形式が、図1cにおいて示されているツリー構造に適用される場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応は、{S-NSSAI #1+NSI ID #1: CNスライスサブネット1のDN; S-NSSAI #1+NSI ID #2: CNスライスサブネット2のDN}である。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが、対応1、対応2、および対応4を含み、対応4が特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、コアネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応である場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI: {ネットワークスライスのDN, {NSI ID: CNスライスサブネットのDN}}であり得る。具体的な形式が、図1cにおいて示されているツリー構造に適用される場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応は、S-NSSAI #1: {ネットワークスライスのDN, ANスライスサブネットのDNリスト(任意選択), CNスライスサブネットのDNリスト: {NSI ID #1: CNスライスサブネット1のDN; NSI ID #2: CNスライスサブネット2のDN}}である。
ネットワーク機能プロフィールが、対応1、対応2、対応3、および対応4のうちの1つまたは複数を含む場合には、NWDAFネットワーク要素は、決定されたデータソースに基づいて、その対応から、必要とされる対応を選択し、次いで後続のステップを実行し得る。
ステップS303: NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、対応とに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する。
入手予定データが属するデータソースの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、表1に問い合わせることによって、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。
ネットワーク機能プロフィールは、対応1、対応2、対応3、および対応4のうちの1つまたは複数を含み得るということを前述のことから知ることが可能である。入手予定データが属するデータソースがネットワークスライスサブネットである場合には、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、ネットワーク機能プロフィールにおける対応4とに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。
ステップS304: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
ステップS305: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
ステップS306: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
ステップS304からステップS306の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS204からステップS206の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。
図4aは、本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。この実施形態においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである。この方法においては、どのようにしてNWDAFネットワーク要素が、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールとに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するかが、詳細に記述されている。この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS401: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
ステップS401の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS201の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
ステップS402: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手し、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
NWDAFネットワーク要素が第1の情報を入手する様式に関しては、図2におけるステップS202の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
第1の情報は、データソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する生成ルールを特に含む。NWDAFネットワーク要素は、第2の要求からデータソースの識別子を入手し得る。詳細に関しては、図2におけるステップS201の記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
たとえば、オブジェクト識別子は、DNであり、DNは、1つまたは複数のRDNを含み、RDNは、RDN名と、RDN名の値とを含み、データソースの識別子は、データソースの識別子の値を含む。第1の情報に含まれる生成ルールは、データソースの識別子の値をRDN名の値として使用することであり得る。具体的には、データソースがネットワークスライスである場合には、生成ルールは、ネットワークスライスの識別子の値(すなわち、S-NSSAIの値)をRDN名の値として使用することであり得る。たとえば、S-NSSAI xxxは、ネットワークスライスの識別子(S-NSSAI)の値が「xxx」であり、ネットワークスライスのDNにおけるRDN名が「networkslice」を含むということを示す。このケースにおいては、生成ルールに基づいて生成されるRDNは、「networkslice=xxx」である。
データソースがコアネットワークスライスサブネットである場合には、生成ルールは、コアネットワークスライスサブネットの識別子の値(すなわち、S-NSSAIの値およびNSI IDの値)をRDN名の値として使用することであり得る。具体的には、生成ルールは、コアネットワークスライスサブネットのS-NSSAI識別子の値をRDN名の値として使用すること、およびコアネットワークスライスサブネットのNSI IDの値を別のRDN名の値として使用することであり得る。たとえば、S-NSSAI xxxおよびNSI ID yyは、コアネットワークスライスサブネットのS-NSSAI識別子の値がxxxであり、コアネットワークスライスサブネットのNSI ID識別子の値がyyであるということを示す。コアネットワークスライスサブネットのDNにおけるRDN名は、「networkslice」および「networkslicesubnet」を含む。このケースにおいては、生成ルールに基づいて生成される一方のRDNは、「networkslice=xxx」であり、他方のRDNは、「networkslicesubnet=y」または「networkslicesubnet=CN-yy」である。
データソースがアクセスネットワークスライスサブネットである場合には、生成ルールは、アクセスネットワークスライスサブネットが属するネットワークスライスの識別子の値(すなわち、S-NSSAIの値)をRDN名の値として使用することであり得る。具体的には、生成ルールは、アクセスネットワークスライスサブネットのS-NSSAI識別子の値をRDN名の値として使用すること、およびアクセスネットワークスライスサブネットのS-NSSAI識別子の値を別のRDN名の値として使用することであり得る。たとえば、S-NSSAI xxxは、アクセスネットワークスライスサブネットのS-NSSAI識別子の値がxxxであり、アクセスネットワークスライスサブネットの識別子の値もxxxであるということを示す。アクセスネットワークスライスサブネットのDNにおけるRDN名は、「networkslice」および「networkslicesubnet」を含む。このケースにおいては、生成ルールに基づいて生成される一方のRDNは、「networkslice=xxx」であり、他方のRDNは、「networkslicesubnet=xxx」、「networkslicesubnet=RAN-xxx」、または「networkslicesubnet=AN-xxx」である。
前述の記述においては、大文字は、ネットワークスライスの識別子を表し、小文字は、RDN名を表して、ネットワークスライスの識別子とRDN名とを区別することを容易にしているということに留意されたい。大文字および小文字は、例として使用されているにすぎない。具体的な実施中では、ネットワークスライスの識別子およびRDN名は、同じであってもよい。
ステップS403: NWDAFネットワーク要素は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する。
具体的には、生成ルールおよびデータソースの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成し得る。
一実装態様においては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、NWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含み得る。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含み得る。NWDAFネットワーク要素は、第1の生成ルールおよびNWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成し得るということが理解され得る。
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、DC+RDNセットを含み得、RDNセットは、1つまたは複数のRDNを含む。第1の識別子は、DCと、RDNセットにおける最初の1つまたは複数の隣り合っているRDNとを含み得、第2の識別子は、RDNセットにおける最後の1つまたは複数のRDNを含み得る。第1の識別子および第2の識別子は、DC+RDNセットを形成する。言い換えれば、DNにおける第1の識別子の位置は、DNにおける第2の識別子の位置の前にある。第2の生成ルールの内容に関しては、ステップS402の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
第1の生成ルール: NWDAFネットワーク要素の最初のn個のレベルのドメイン名に基づいて第1の識別子を生成する。nは、2以上の整数である。具体的には、第1の生成ルールは、NWDAFネットワーク要素の最初の2つのレベルのドメイン名をDCとして使用し、NWDAFネットワーク要素の第3のレベルのドメイン名から最初のn個のレベルのドメイン名までのそれぞれのレベルのドメイン名を第1の識別子におけるそれぞれのRDN名の値としてそれぞれ使用することである。nの値は、OAMシステムによって決定され得、またはプロトコルにおいて合意され得る。これは、本出願のこの実施形態においては限定されない。
たとえば、NWDAFネットワーク要素のドメイン名が「nwdaf.5gc.mnc001.mcc460.3gppnetwork.org」であり、n=4である場合には、NWDAFネットワーク要素の最初の2つのレベルのドメイン名「3gppnetwork.org」が、DCとして使用されて、「DC=3gppnetwork.org」を入手し、NWDAFネットワーク要素の第3のレベルのドメイン名(すなわち、「mcc460」)からNWDAFネットワーク要素の最初の4つのレベルのドメイン名(すなわち、「mnc001」)までのそれぞれのレベルのドメイン名が、第1の識別子におけるそれぞれのRDN名の値としてそれぞれ使用されて、「MCC=460, MNC=001」を入手する。そのため、第1の生成ルールに従って生成される第1の識別子は、「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001」である。
たとえば、ネットワークスライスおよびネットワークスライスサブネットがOAMシステムにおいて作成された後に、S-NSSAI 567およびNSI ID abcがOAMシステムにおいてNWDAFネットワーク要素用に構成される場合には、NWDAFネットワーク要素は、前述の例における第2の生成ルールおよび第1の生成ルールに従って下記を生成し得る。
ネットワークスライスのDN: 「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001, networkslice=567」。
アクセスネットワークスライスサブネットのDN: 「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001, networkslice=567, networkslicesubnet=RAN-567」。
コアネットワークスライスサブネットのDN: 「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001, networkslice=567, networkslicesubnet=CN-abc」。
任意選択で、第1の識別子は、第1の識別子1および第1の識別子2を特に含み得る。第1の生成ルールは、第1の生成ルール1および第1の生成ルール2を含む。第1の生成ルール1は、NWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子1を生成するルールを含み得る。詳細に関しては、第1の生成ルールおよび第1の識別子に関する前述の記述を参照されたい。第1の生成ルール2は、NWDAFネットワーク要素のホスト名に基づいて第1の識別子2を生成するルールを含み得る。NWDAFネットワーク要素は、第1の生成ルール1およびNWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子1を生成し、第1の生成ルール2およびNWDAFネットワーク要素のホスト名に基づいて第1の識別子2を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成し得るということが理解され得る。
第1の識別子1は、DCと、RDNセットにおける最初の1つまたは複数の隣り合っているRDNとを含み得る。第1の識別子2は、第1の識別子1におけるRDNに隣接している、RDNセット内にある1つまたは複数のRDNを含み得る。第2の識別子は、第1の識別子2に隣接している、RDNセット内にある1つまたは複数のRDNであり得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の構成の概略図に関しては、図4bを参照されたい。図4bにおいては、第1の識別子1が1つのRDNを含み、第1の識別子2が3つのRDNを含み、第2の識別子が2つのRDNを含む例が使用されている。
ホスト名は、「.」を使用することによって区切られている文字の1つまたは複数のセグメントを含む。任意選択で、第1の生成ルール2は、NWDAFネットワーク要素のホスト名において「.」を使用することによって区切られている文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける文字部分をRDN名として使用し、文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける数字部分をRDNの値として使用することであり得る。
たとえば、NWDAFネットワーク要素のホスト名が「nwdaf1.managedElement1」である場合には、そのホスト名に基づいて生成される第1の識別子2は、「managedElement=1, NWDAFID=1」であり得る。managedElementは、NWDAFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスであり得る。別の一実装態様においては、managedElementは、存在しなくてもよい。任意選択で、NWDAFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスmanagedElementが存在するかどうかは、オペレータの展開に依存し得る。ホスト名が特定のネットワーク要素(たとえば、NWDAFネットワーク要素)を含むということは、例として使用されているということに留意されたい。別の実行可能な一実装態様においては、ホスト名は、代替として、ネットワーク要素のインターフェースまたは構成データを含み得る。
NWDAFネットワーク要素のドメイン名は、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name, FQDN)であり得る。FQDNは、ホスト名およびドメイン名の両方を含む名前であり、ここではホスト名およびドメイン名は、句読点「.」を使用することによって接続されている。たとえば、ホスト名がbigserverであり、ドメイン名がmycompany.comである場合には、FQDNは、bigserver.mycompany.comである。
ステップS404: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
ステップS405: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
ステップS406: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
ステップS504からステップS506の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS204からステップS206の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールとに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。加えて、データソースがネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである場合には、たとえネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットが新たに付加されても、OAMシステム内にある、その(新たに付加された)ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子が、履歴から入手された生成ルールに従って生成され得る。
図5は、本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。この実施形態においては、データソースは、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データである。この方法においては、どのようにしてNWDAFネットワーク要素が、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクトとの間におけるマッピングルールに従ったマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するかが、詳細に記述されている。この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS501: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
ステップS501の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS201の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
ステップS502a: NWDAFネットワーク要素は、データソースのドメイン名を入手する。
一実装態様においては、NWDAFネットワーク要素は、下記の様式でデータソースのドメイン名を入手し得る。
NWDAFネットワーク要素は、第3の要求をNRFネットワーク要素へ送信し、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであり、NWDAFネットワーク要素は、NRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信する。代替として、データソースがNWDAFネットワーク要素である場合には、NWDAFネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素のメモリからNWDAFネットワーク要素のドメイン名を入手し得る。
NWDAFネットワーク要素が、ネットワーク管理の許可制御およびセキュリティー要件に基づいて、ネットワーク要素のデータを入手すると予期されない場合には、そのネットワーク要素がOAMシステムにおいて構成されるときに、ドメイン名ではなく、IPアドレスのみが提供され得るということに留意されたい。このやり方においては、ネットワーク要素によってNRFネットワーク要素に登録される情報は、ネットワーク要素のドメイン名を含まず、NWDAFネットワーク要素は、NRFネットワーク要素からネットワーク要素のドメイン名を入手することが可能ではない。さらに、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステム内にある、ネットワーク要素のものであるオブジェクト識別子を入手することが可能ではない。NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムによって提供される管理サービスインターフェースを呼び出して、ネットワーク要素のデータを入手することが可能ではなく、それによってネットワークセキュリティーおよび許可制御の目的が達成される。
ステップS502b: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手し、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
NWDAFネットワーク要素が第1の情報を入手する様式に関しては、図2におけるステップS202の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
マッピングルールは、データソースの最初のm個のレベルのドメイン名を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子にマッピングすることであり得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、DC+RDNセットを含み得、RDNセットは、1つまたは複数のRDNを含む。具体的には、マッピングルールは、マッピングを通じてデータソースの最初の2つのレベルのドメイン名からDCを入手し、データソースの第3のレベルのドメイン名から最初のm個のレベルのドメイン名までのそれぞれのレベルのドメイン名からマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子におけるそれぞれのRDN名の値をそれぞれ入手することであり得る。mの値は、OAMシステムによって決定され得、またはプロトコルにおいて合意され得る。これは、本出願のこの実施形態においては限定されない。
たとえば、データソースがSMFネットワーク要素であり、SMFネットワーク要素のドメイン名が「smf.5gc.mnc001.mcc460.3gppnetwork.org」であり、m=4である場合には、SMFネットワーク要素の最初の2つのレベルのドメイン名「3gppnetwork.org」からのマッピングを通じて「DC=3gppnetwork.org」が入手され得、SMFネットワーク要素の第3のレベルのドメイン名(すなわち、「mcc460」)からのマッピングを通じて「MCC=460」が入手され、SMFネットワーク要素の第4のレベルのドメイン名(すなわち、「mnc001」)からのマッピングを通じて「MNC=001」が入手される。そのため、マッピングルールに従ったマッピングを通じて入手されるオブジェクト識別子は、「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001」である。
代替として、マッピングルールは、具体的にはドメイン名「south.subNetwork.operatorA.com」をDC=operatorA.com, subNetwork=southにマッピングすることであり得る。subNetworkは、RDN名である。
ステップS502aおよびステップS502bの実行シーケンスは、本出願のこの実施形態においては限定されないということに留意されたい。ステップS502aもしくはステップS502bが最初に実行されてもよく、またはステップS502aおよびステップS502bが同時に実行されてもよい。
ステップS503: NWDAFネットワーク要素は、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手する。
一実装態様においては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含み得る。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含み得る。第1のマッピングルールの詳細に関しては、マッピングルールに関する前述の記述を参照されたい。NWDAFネットワーク要素は、データソースのホスト名を入手し、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手し得るということが理解され得る。
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、DC+RDNセットを含み得、RDNセットは、1つまたは複数のRDNを含む。第3の識別子は、DCと、RDNセットにおける最初の1つまたは複数の隣り合っているRDNとを含み得、第4の識別子は、RDNセットにおける最後の1つまたは複数のRDNを含み得る。第3の識別子および第4の識別子は、DC+RDNセットを形成する。言い換えれば、DNにおける第3の識別子の位置は、DNにおける第4の識別子の位置の前にある。
ホスト名は、「.」を使用することによって区切られている文字の1つまたは複数のセグメントを含む。任意選択で、第1の生成ルール2は、データソースのホスト名において「.」を使用することによって区切られている文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける文字部分をRDN名として使用し、文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける数字部分をRDNの値として使用することであり得る。データソースのドメイン名は、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name, FQDN)であり得る。FQDNは、ホスト名およびドメイン名の両方を含む。
たとえば、データソースがSMFネットワーク要素であり、SMFネットワーク要素のFQDNが「smf1.managedElement1.south.subNetwork.operatorA.com」であり、m=4である場合には、第1のマッピングルールに従ったマッピングを通じて入手される、OAMシステム内にある、SMFネットワーク要素のものである第3の識別子は、「DC=operatorA.com, subNetwork=south」であり得る。第2のマッピングルールに従ったマッピングを通じて入手される、OAMシステム内にある、SMFネットワーク要素のものである第4の識別子は、「managedElement=1, SMF=1」であり得る。managedElementは、SMFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスであり得る。別の一実装態様においては、managedElementは、存在しなくてもよい。任意選択で、SMFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスmanagedElementが存在するかどうかは、オペレータの展開に依存し得る。ホスト名が特定のネットワーク要素(たとえば、SMFネットワーク要素)を含むということは、例として使用されているということに留意されたい。別の実行可能な一実装態様においては、ホスト名は、代替として、ネットワーク要素のインターフェースまたは構成データを含み得る。たとえば、ホスト名は、SMF1とUPFとの間におけるN4インターフェース1(N4Inf1.smf1.managedElement1)を含む。代替として、ホスト名は、SMF1上で事前に構成された5QIセット1(5QIset1.smf1.managedElement1)を含む。5QIセット1は、2つの事前に構成された5QIを含み、一方は5QI=1であり、他方は5QI=5である。
ステップS504: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
ステップS505: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
ステップS506: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
ステップS504からステップS506の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS204からステップS206の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
一実装態様においては、入手予定データが、SMFネットワーク要素によって構成された5QIセットである場合には、その5QIセットを入手した後に、NWDAFネットワーク要素はさらに、5QIに対応するパフォーマンス統計インジケータ、たとえば、それぞれの5QIのQoSフローの数量をOAMシステムから入手し得る。
NWDAFネットワーク要素は、アクセスネットワーク要素を含むそれぞれのNFの構成データ、たとえば、gNBによって構成されたセルリスト、SMFによって構成されたサービスエリア、NSSFによって構成されたS-NSSAIリストおよびNSI IDリスト、またはUPFのキャパシティーおよび展開場所などの情報をOAMシステムから入手し得る。NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムから入手されたデータをデータ分析のための入力データとして使用し得る。
NWDAFネットワーク要素が、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIのDNを入手した場合には、それは、NWDAFネットワーク要素が、OAMシステムにおいてそのMOIが属するツリー構造内にある、頂点としてそのMOIを使用するすべてのサブMOIのDNを入手しているということを示し得るということに留意されたい。たとえば、図1bにおいては、NWDAFネットワーク要素が、OAM内にある、ワイヤレスデバイスa(1つのMOI)のものであるDNを入手した場合には、それは、NWDAFネットワーク要素が、OAM内にある、ワイヤレスデバイスa、eNB1、gNB1、セル1、およびセル2などのMOIのものであるDNを入手しているということを示している。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。
前述の方法実施形態において提供されている方法に対応して、本出願の実施形態はさらに、対応する装置を提供する。この装置は、前述の実施形態を実行するように構成されている対応するモジュールを含む。そのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せであり得る。
図6は、本出願による通信装置の構造の概略図である。図6において示されている通信装置600は、処理ユニット601および通信ユニット602を含む。
設計においては、装置600は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素である。
たとえば、処理ユニット601は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されている。通信ユニット602は、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されており、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。処理ユニット601は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。処理ユニット601は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている場合には、具体的には、第1の生成ルールおよびネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、通信ユニット602はさらに、第2の要求を受信するように構成されており、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものである。通信ユニット602はさらに、OAMシステムから入手予定データを受信するように構成されている。処理ユニット601はさらに、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手するように構成されている。処理ユニット601は、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている場合には、具体的には、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている。
一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。処理ユニット601はさらに、データソースのドメイン名を入手するように構成されている。処理ユニット601は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。処理ユニット601はさらに、データソースのホスト名を入手するように構成されている。処理ユニット601は、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている場合には、具体的には、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、処理ユニット601は、データソースのドメイン名を入手するように構成されている場合には、具体的には、通信ユニット602を呼び出して、第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信することであって、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであることと、通信ユニット602を呼び出して、NRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信することとを行うように構成されている。
一実装態様においては、処理ユニット601は、第1の情報を入手するように構成されている場合には、具体的には、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手すること、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むこと、または通信装置600のメモリから第1の情報を入手することを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、通信装置600の設定ファイルまたはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
装置600がネットワークデータ分析ネットワーク要素である場合には、装置600は、図2から図5において示されている実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素の機能を実施するように構成されている。
設計においては、装置600は、OAMシステムにおける管理デバイスである。たとえば、処理ユニット601は、第1の情報を生成するように構成されている。第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。通信ユニット602は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれ、ネットワーク機能プロフィールは、
ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含む。生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含む。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含む。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。
一実装態様においては、通信ユニット602は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている場合には、具体的には、設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信することであって、設定コマンドは、第1の情報を含むこと、またはネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含む、送信することを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む。
装置600がOAMシステムにおける管理デバイスである場合には、装置600は、図2から図5において示されている実施形態における管理デバイスの機能を実施するように構成されている。
図7は、本出願による別の通信装置の構造の概略図である。図7において示されている通信装置700は、少なくとも1つのプロセッサ701と、メモリ702と、トランシーバ703とを含む。
メモリ702は、揮発性メモリ、たとえば、ランダムアクセスメモリであり得る。代替として、メモリは、不揮発性メモリ、たとえば、読取り専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(hard disk drive, HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD)であり得る。代替として、メモリ702は、コンピュータによってアクセスされることが可能である、予期されるプログラムコードを命令またはデータ構造形式で搬送または格納するために使用されることが可能である任意のその他のメディアである。しかしながら、これは、それらに限定されない。メモリ702は、前述のメモリどうしの組合せであり得る。
プロセッサ701と、メモリ702と、トランシーバ703との間における具体的な接続メディアは、本出願のこの実施形態においては限定されない。本出願のこの実施形態においては、トランシーバ703、メモリ702、およびプロセッサ701は、図におけるバス704を使用することによって接続されている。バス704は、図においては太線を使用することによって表されている。その他のコンポーネントどうしの間における接続様式は、記述のための例にすぎず、それに限定されるものではない。バス704は、アドレスバス、データバス、制御バスなどへと分類され得る。表示を容易にするために、図7においては表示のために1つの太線のみが使用されているが、これは、1つのバスのみが、または1つのタイプのバスのみがあるということを意味しない。
プロセッサ701は、データ送信/受信機能を有し得、別のデバイスと通信することが可能である。図7において示されている装置においては、独立したデータ通信ユニット、たとえば、トランシーバ703も配置され得、データを送信/受信するように構成される。別のデバイスと通信する場合には、プロセッサ701は、トランシーバ703を使用することによってデータ伝送を実行し得る。
図7における破線の枠は、トランシーバ703は、プロセッサ701とは別個に配置されてもよく、またはトランシーバ703は、プロセッサ701へと統合されてもよく、メモリ702は、プロセッサ701とは別個に配置されてもよく、またはメモリ702は、プロセッサ701へと統合されてもよいということを示していることに留意されたい。
例においては、図7において示されている形式が、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のために使用される場合には、図7におけるプロセッサは、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出して、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つにおいてネットワークデータ分析ネットワーク要素によって実行される方法をネットワークデータ分析ネットワーク要素が実行することを可能にし得る。
例においては、図7において示されている形式が、OAMにおける管理デバイスのために使用される場合には、図7におけるプロセッサは、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出して、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つにおいて管理デバイスによって実行される方法を管理デバイスが実行することを可能にし得る。
具体的には、図6における処理ユニットおよび通信ユニットの両方の機能/実施プロセスが、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図7におけるプロセッサ701によって実施され得る。代替として、図6における処理ユニットの機能/実施プロセスが、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図7におけるプロセッサ701によって実施され得、図6における通信ユニットの機能/実施プロセスが、図7におけるトランシーバ703によって実施され得る。
一実装態様においては、通信装置700は、回路を含み得、その回路は、前述の方法実施形態における送信、受信、または通信機能を実施し得る。本出願において記述されているプロセッサは、集積回路(integrated circuit, IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board, PCB)、電子デバイスなどの様式で実装され得る。プロセッサは、代替として、たとえば、相補型金属酸化膜半導体(complementary metal-oxide-semiconductor, CMOS)、N型金属酸化膜半導体(N-type metal oxide semiconductor, NMOS)、Pチャネル金属酸化膜半導体(P-channel metal oxide semiconductor, PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor, BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、またはガリウムヒ素(GaAs)というICクラフトテクノロジーを使用することによって製造され得る。
前述の実施形態において記述されている通信装置は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはOAMシステムにおける管理デバイスであり得る。しかしながら、本出願において記述されている通信装置の範囲は、それらに限定されず、通信装置の構造は、図7によって限定されなくてもよい。通信装置は、独立したデバイスであってもよく、または大きなデバイスの一部であってもよい。たとえば、通信装置は、下記のものであり得る。
(1)独立した集積回路IC、チップ、もしくはチップシステムもしくはサブシステム、
(2)1つもしくは複数のICを含むセット、この場合、任意選択で、ICのセットは、データおよびコンピュータプログラムを格納するように構成されているストレージコンポーネントをさらに含み得る、
(3)モデム(Modem)などのASIC、
(4)別のデバイスに埋め込まれることが可能であるモジュール、
(5)受信機、端末、インテリジェント端末、セルラー電話、ワイヤレスデバイス、ハンドヘルドデバイス、モバイルユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど、または
(6)その他。
通信装置がチップまたはチップシステムであり得るケースに関しては、図8において示されているチップの構造の概略図を参照されたい。図8において示されているチップは、インターフェース801およびプロセッサ802を含む。1つまたは複数のインターフェース801があってもよく、複数のプロセッサ802があってもよい。
チップが、本出願の実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素の機能を実施するように構成されているケースに関して、
プロセッサ802は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されている。インターフェース801は、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されており、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。プロセッサ802は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。プロセッサ802は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている場合には、具体的には、第1の生成ルールおよびネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、インターフェース801はさらに、第2の要求を受信するように構成されており、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものである。インターフェース801はさらに、OAMシステムから入手予定データを受信するように構成されている。プロセッサ802はさらに、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手するように構成されている。プロセッサ802は、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている場合には、具体的には、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている。
一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。プロセッサ802はさらに、データソースのドメイン名を入手するように構成されている。プロセッサ802は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。プロセッサ802はさらに、データソースのホスト名を入手するように構成されている。プロセッサ802は、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている場合には、具体的には、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、プロセッサ802は、データソースのドメイン名を入手するように構成されている場合には、具体的には、インターフェース801を呼び出して、第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信することであって、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであることと、インターフェース801を呼び出して、NRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信することとを行うように構成されている。
一実装態様においては、プロセッサ802は、第1の情報を入手するように構成されている場合には、具体的には、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手すること、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むこと、または通信装置のメモリから第1の情報を入手することを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、通信装置の設定ファイルまたはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
具体的には、このケースにおいては、インターフェース801およびプロセッサ802によって実行されるオペレーションに関しては、図2から図5に対応する実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素に関する記述を参照されたい。
チップが、本出願の実施形態におけるOAMシステムにおける管理デバイスの機能を実施するように構成されているケースに関して、
プロセッサ802は、第1の情報を生成するように構成されている。第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。インターフェース801は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含む。生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含む。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含む。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライス管理対象オブジェクト識別子に関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。
一実装態様においては、インターフェース801は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている場合には、具体的には、設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信することであって、設定コマンドは、第1の情報を含むこと、またはネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むことを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む。
具体的には、このケースにおいては、インターフェース801およびプロセッサ802によって実行されるオペレーションに関しては、図2から図5に対応する実施形態における管理デバイスに関する記述を参照されたい。
任意選択で、チップは、メモリ803をさらに含み、メモリ803は、必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納するように構成されている。メモリ803は、図8における破線の枠において示されているように、別個に配置されてもよく、またはプロセッサ802と統合されてもよい。
本出願の実施形態において列挙されているさまざまな例示的な論理ブロック(illustrative logic block)およびステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せを使用することによって実施され得るということを当業者ならさらに理解し得る。機能が、ハードウェアを使用することによって実施されるか、またはソフトウェアを使用することによって実施されるかは、個別の用途およびシステム全体の設計要件に依存する。当業者なら、記述されている機能をそれぞれの個別の用途のために実施するためにさまざまな方法を使用し得るが、その実施は本出願の実施形態の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
本出願の実施形態はさらに、データ入手システムを提供する。このシステムは、図2から図5に対応する実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素およびOAMシステムにおける管理デバイスのうちの1つまたは複数を含み得る。任意選択で、このシステムは、図2から図5に対応する実施形態におけるネットワークスライス選択ネットワーク要素および/またはネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素をさらに含む。
本出願はさらに、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納している。コンピュータプログラム製品は、プログラム命令を含む。そのプログラム命令がコンピュータによって実行されたときに、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つの機能が実施される。
このコンピュータ可読ストレージメディアは、フラッシュメモリ、ハードディスク、およびソリッドステートドライブを含むが、それらに限定されない。
本出願はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されたときに、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つの機能が実施される。
いくつかのシナリオにおいては、本出願の実施形態におけるいくつかの任意選択の特徴は、対応する技術的な問題を解決するために、および対応する効果を達成するために、別の特徴、たとえば、その任意選択の特徴が現在基づいているソリューションに依存することなく、独立して実施され得るということが理解され得る。代替として、いくつかのシナリオにおいては、その任意選択の特徴は、要件に基づいてその他の特徴と組み合わされ得る。それに対応して、本出願の実施形態において提供されている装置は、これらの特徴または機能も対応して実施し得る。詳細が本明細書で記述されることはない。
本出願の実施形態において列挙されているさまざまな例示的な論理ブロック(illustrative logic block)およびステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せによって実施され得るということを当業者ならさらに理解し得る。機能が、ハードウェアを使用することによって実施されるか、またはソフトウェアを使用することによって実施されるかは、個別の用途およびシステム全体の設計要件に依存する。当業者なら、機能を対応する用途のために実施するためにさまざまな方法を使用し得るが、その実施は本出願の実施形態の保護範囲を超えるものとみなされるべきではない。
本出願において記述されているソリューションは、さまざまな様式で実施され得る。たとえば、テクノロジーは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せによって実施され得る。ハードウェア実装態様に関しては、通信装置においてこれらのテクノロジーを実行するように構成されている処理ユニット(たとえば、基地局、端末、ネットワークエンティティー、コアネットワーク要素、またはチップ)は、1つもしくは複数の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、デジタルシグナルプロセッサコンポーネント、または特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、または別のプログラマブルロジック装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得る。任意選択で、汎用プロセッサはまた、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであり得る。プロセッサはまた、デジタルシグナルプロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサコアを伴う1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他の類似の構成など、コンピューティング装置どうしの組合せによって実装され得る。
本出願のこの実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含み得るということが理解され得る。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)であり得る。限定的な記述ではなく例を通じて、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM, DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM, DR RAM)が使用され得る。本明細書において記述されているシステムおよび方法のメモリは、これらおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むが、それらに限定されないということに留意されたい。
前述の実施形態のうちのすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合には、実施形態のうちのすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上にロードされて実行されたときに、本出願の実施形態による手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、またはその他のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読ストレージメディアに格納され得るか、またはコンピュータ可読ストレージメディアから別のコンピュータ可読ストレージメディアへ伝送され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターへ、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタルサブスクライバーライン(digital subscriber line, DSL))の、またはワイヤレス(たとえば、赤外線、ラジオ波、もしくはマイクロ波)の様式で伝送され得る。コンピュータ可読ストレージメディアは、1つまたは複数の使用可能なメディアを統合している、コンピュータ、またはデータストレージデバイス、たとえば、サーバまたはデータセンターによってアクセス可能な任意の使用可能なメディアであり得る。使用可能なメディアは、磁気メディア(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光メディア(たとえば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc, DVD))、半導体メディア(たとえば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD))などであり得る。
本明細書全体において言及されている「実施形態」は、その実施形態に関連した特定の特徴、構造、または特質が本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味するということが理解され得る。そのため、本明細書全体における実施形態は、必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。加えて、これらの特定の特徴、構造、または特質は、任意の適切な様式を使用することによって1つまたは複数の実施形態において組み合わされ得る。前述のプロセスのシーケンス番号は、本出願のさまざまな実施形態における実行シーケンスを意味していないということが理解され得る。そのプロセスの実行シーケンスは、そのプロセスの機能および内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実施プロセスについてのいかなる限定としても解釈されるべきではない。
本出願においては、「~ときに」および「~場合に」は、装置が、対応する処理を目的の状況において実行するということを意味しており、時間を限定することが意図されているものではないということを理解されたい。これらの用語は、装置が実施中に決定アクションを行うことを要求されているということを意味するものではなく、いかなるその他の限定も意味するものではない。
本出願においては、単数形で表されている要素は、別段の指定がない限り、「1つまたは複数」を表すことを意図されており、「1つだけ」を表すものではない。本出願においては、別段の指定がない限り、「少なくとも1つ」は、「1つまたは複数」を表すことを意図されており、「複数の」は、「2つ以上の」を表すことを意図されている。
加えて、「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書においては言い換え可能に使用され得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられている対象どうしの間における関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得るということを表す。たとえば、「Aおよび/またはB」は、「Aのみが存在する」、「AおよびBの両方が存在する」、ならびに「Bのみが存在する」という3つのケースを表し得る。Aは、単数または複数であり得、Bは、単数または複数であり得る。
本出願における「事前に定義する」は、「定義する」、「事前に定義する」、「格納する」、「事前に格納する」、「事前に交渉する」、「事前に構成する」、「固める」、または「事前に焼き付ける」として理解され得る。
当業者なら、便利で簡潔な記述という目的のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な機能プロセスに関しては、前述の方法実施形態における対応するプロセスを参照されたいということを理解し得る。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
本出願の実施形態における同じまたは同様の部分に関しては、互いを参照されたい。本出願の実施形態、および実施形態における実装態様/実施方法/実施様式においては、別段の指定がない限り、または論理的な矛盾が生じない限り、用語および/または記述は、別々の実施形態の間において、および実施形態における実装態様/実施方法/実施様式の間において整合しており、相互に参照され得る。別々の実施形態、および実施形態における実装態様/実施方法/実施様式における技術的な特徴どうしが組み合わされて、その内部の論理的な関係に基づいて、新たな実施形態、実装態様、実施様式、または実施方法を形成し得る。前述の記述は、本出願の実装態様であるが、本出願の保護範囲を限定することを意図されているものではない。
前述の記述は、本出願の特定の実装態様にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されているものではない。本出願において開示されている技術的な範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形または代替も、本出願の保護範囲内に収まるものとする。
本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、詳細には、データ入手方法およびシステム、ならびにその装置に関する。
本出願は、2021年5月6日に中国国家知的財産局に出願された「DATA OBTAINING METHOD AND SYSTEM, AND APPARATUS THEREOF」と題されている中国特許出願第202110494318.X号に対する優先権を主張するものであり、その中国特許出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
運用、管理、および保守(operation, administration, and maintenance, OAM)システムは、ネットワークおよびサービスについて分析、予測、計画、構成、テスト、および障害管理を実行するように構成され得る。OAMシステムは、ネットワークおよびサービスについて前述の管理オペレーションおよび保守オペレーションを実行し、ネットワークおよびサービスに関する大量のデータを生成し得る。
現在、NWDAFがOAMシステムにおける管理対象オブジェクトのデータを入手する必要がある場合には、NWDAFは、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を有する必要がある。結果として、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスは、複雑である。
本出願の実施形態は、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスを簡略化するためのデータ入手方法およびシステム、ならびにその装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、データ入手方法を提供する。この方法の実行主体は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素であり得、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素において使用されるチップであり得る。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することであって、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものであることと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することと、第1の要求をOAMシステムへ送信することとを含む。第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。第1の情報は、データソースの識別子を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得、またはデータソースのドメイン名を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得るということに留意されたい。第1の情報は、関連付け情報とも呼ばれ得る。
この技術的なソリューションにおいては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
この技術的なソリューションにおいては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、この対応を問い合わせることによって入手され得、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成することであり得る。
この技術的なソリューションにおいては、データソースがネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである場合には、たとえネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットが新たに付加されても、OAMシステム内にある、その(新たに付加された)ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子が、履歴から入手された生成ルールに基づいて生成され得る。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の生成ルールおよびネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成することであり得る。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第2の要求を受信することであって、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものであることをさらに含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、OAMシステムから入手予定データを受信し、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手する。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定することであり得る。
一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、データソースのドメイン名を入手することをさらに含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手することであり得る。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。この方法は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、データソースのホスト名を入手することをさらに含む。ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手することであり得る。
一実装態様においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がデータソースのドメイン名を入手する具体的な一実装態様は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信することであって、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであること、およびネットワークデータ分析ネットワーク要素がNRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信することであり得る。
一実装態様においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、第1の情報を入手することは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手すること、ネットワークデータ分析ネットワーク要素が、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むこと、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素が、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のメモリから第1の情報を入手することのうちのいずれか1つを含む。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、データソースは、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データのうちの1つまたは複数を含む。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、運用、管理、および保守OAMシステムにおいて使用される別のデータ入手方法を提供する。このシステムは、管理デバイスを含む。この方法の実行主体は、管理デバイスであり得、または管理デバイスにおいて使用されるチップであり得る。この方法は、管理デバイスが、第1の情報を生成することと、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信することとを含む。第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。
この技術的なソリューションにおいては、第1の情報は、第1のネットワーク要素へ送信される。第1のネットワーク要素は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素であり得る。代替として、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、第1のネットワーク要素から第1の情報を入手し得、それによってネットワークデータ分析ネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含む。生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含む。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含む。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。
一実装態様においては、管理デバイスが第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信する具体的な一実装態様は、管理デバイスが設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信することであって、設定コマンドは、第1の情報を含むことであり得る。代替として、管理デバイスは、ネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信し、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含む。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、データソースは、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データのうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、通信装置を提供する。この通信装置は、第1の態様における方法例におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素を実施する機能のうちの一部またはすべてを有する。たとえば、この通信装置の機能は、本出願の実施形態のうちの一部もしくはすべての機能を含み得、または本出願のいずれかの実施形態を独立して実施する機能を含み得る。機能は、ハードウェアによって実施され得、または対応するソフトウェアをハードウェアが実行することによって実施され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
一実装態様においては、この通信装置の構造は、処理ユニットおよび通信ユニットを含み得る。処理ユニットは、この通信装置を、前述の方法における対応する機能を実行する際にサポートするように構成されている。通信ユニットは、この通信装置と別のデバイスとの間における通信をサポートするように構成されている。この通信装置は、ストレージユニットをさらに含み得る。ストレージユニットは、処理ユニットおよび送信ユニットに結合され得、ストレージユニットは、この通信装置にとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納する。
一実装態様においては、この通信装置は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されている処理ユニットと、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されている通信ユニットであって、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである、通信ユニットとを含む。
例においては、処理ユニットは、プロセッサであり得、通信ユニットは、トランシーバまたは通信インターフェースであり得、ストレージユニットは、メモリであり得る。
一実装態様においては、この通信装置は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されているプロセッサと、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されているトランシーバであって、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである、トランシーバとを含む。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、別の通信装置を提供する。この通信装置は、第2の態様における方法例における管理デバイスを実施する機能のうちの一部またはすべてを有する。たとえば、この通信装置の機能は、本出願の実施形態のうちの一部もしくはすべての機能を含み得、または本出願のいずれかの実施形態を独立して実施する機能を含み得る。機能は、ハードウェアによって実施され得、または対応するソフトウェアをハードウェアが実行することによって実施され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
一実装態様においては、この通信装置の構造は、処理ユニットおよび通信ユニットを含み得る。処理ユニットは、この通信装置を、前述の方法における対応する機能を実行する際にサポートするように構成されている。通信ユニットは、この通信装置と別のデバイスとの間における通信をサポートするように構成されている。この通信装置は、ストレージユニットをさらに含み得る。ストレージユニットは、処理ユニットおよび送信ユニットに結合され得、ストレージユニットは、この通信装置にとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納する。
一実装態様においては、この通信装置は、第1の情報を生成するように構成されている処理ユニットであって、第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである、処理ユニットと、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている通信ユニットとを含む。
例においては、処理ユニットは、プロセッサであり得、通信ユニットは、トランシーバまたは通信インターフェースであり得、ストレージユニットは、メモリであり得る。
一実装態様においては、この通信装置は、第1の情報を生成するように構成されているプロセッサであって、第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである、プロセッサと、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されているトランシーバとを含む。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、データ入手システムを提供する。このシステムは、第3の態様および第4の態様における1つまたは複数の通信装置を含む。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納しており、コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、プログラム命令が通信装置によって実行されたときに、通信装置は、第1の態様における方法を実行することを可能にされる。
第7の態様によれば、本発明の実施形態は、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納しており、コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、プログラム命令が通信装置によって実行されたときに、通信装置は、第2の態様における方法を実行することを可能にされる。
第8の態様によれば、本出願はさらに、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼働したときに、コンピュータは、第1の態様における方法を実行することを可能にされる。
第9の態様によれば、本出願はさらに、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータ上で稼働したときに、コンピュータは、第2の態様における方法を実行することを可能にされる。
第10の態様によれば、本出願は、チップシステムを提供する。このチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、インターフェースとを含み、ネットワークデータ分析ネットワーク要素を、第1の態様における機能を実施する際に、たとえば、前述の方法におけるデータおよび情報のうちの少なくとも1つを決定または処理する際にサポートするように構成されている。可能な設計においては、このチップシステムは、メモリをさらに含み、メモリは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素にとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納するように構成されている。このチップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
第11の態様によれば、本出願は、チップシステムを提供する。このチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと、インターフェースとを含み、OAMシステムにおける管理デバイスを、第2の態様における機能を実施する際に、たとえば、前述の方法におけるデータおよび情報のうちの少なくとも1つを決定または処理する際にサポートするように構成されている。可能な設計においては、このチップシステムは、メモリをさらに含み、メモリは、管理デバイスにとって必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納するように構成されている。このチップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
5Gシステムのネットワークアーキテクチャーの概略図である。 本出願の実施形態によるツリー構造の概略図である。 本出願の実施形態による別のツリー構造の概略図である。 本出願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャーの概略図である。 本出願の実施形態によるデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による別のデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の構成の概略図である。 本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による通信装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態による別の通信装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるチップの構造の概略図である。
理解を容易にするために、本出願に含まれている用語が最初に記述される。
1.第5世代(5th generation, 5G)通信システムのネットワークアーキテクチャー
図1aは、5Gシステムのネットワークアーキテクチャーの概略図である。このアーキテクチャーは、アクセスネットワーク(access network, AN)およびコアネットワークを含み得る。
ANは、アクセス関連機能を実施するように構成されており、特定のエリアにおける承認されたユーザのためのネットワークアクセス機能を提供し得、ユーザデータを伝送するために、ユーザレベル、サービス要件などに基づいて別々の品質の伝送トンネルを決定することが可能である。ANは、端末デバイスとコアネットワークとの間において制御信号およびユーザデータを転送する。
ANは、ANデバイスを含み得る。ANデバイスは、端末デバイスのためのアクセスを提供するデバイスであり得、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)デバイスおよびANデバイスを含み得る。(R)ANデバイスは主に、エアインターフェース側での無線リソース管理、サービス品質(quality of service, QoS)管理、ならびにデータ圧縮および暗号化などの機能を担当する。(R)ANデバイスは、さまざまな形態の基地局、たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれ得る)、中継局、アクセスポイント、およびバルーンステーションを含み得る。(R)ANデバイスの可能な展開形態は、中央ユニット(central unit, CU)/分散ユニット(distributed unit, DU)分割シナリオ、および単一サイトシナリオを含む。分割シナリオにおいては、CUは、無線リソース制御(radio resource control, RRC)プロトコル、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)、またはサービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol, SDAP)などのプロトコルをサポートし得る。DUは、無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤプロトコル、メディアアクセス制御(media access control, MAC)レイヤプロトコル、または物理レイヤプロトコルをサポートし得る。別々の無線アクセステクノロジーを使用するシステムにおいては、基地局機能を有するデバイスの名前が異なり得る。たとえば、5Gシステムにおいては、そのデバイスは、(R)ANまたは次世代ノード基地局(next-generation NodeB, gNB)と呼ばれる。ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システムにおいては、そのデバイスは、進化型NodeB(evolved NodeB, eNBまたはeNodeB)と呼ばれる。
コアネットワークは、モバイルネットワークのサブスクリプションデータを保持することを担当し、ユーザ機器(user equipment, UE)に関するセッション管理、モビリティー管理、ポリシー管理、およびセキュリティー認証などの機能を提供する。コアネットワークは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能(network repository function, NRF)ネットワーク要素、統合データ管理(unified data management, UDM)ネットワーク要素、アクセスおよびモビリティー管理機能(access and mobility management function, AMF)ネットワーク要素、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)ネットワーク要素、セッション管理機能(session management function, SMF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)ネットワーク要素、アプリケーション機能(application function, AF)ネットワーク要素、ならびにネットワーク公開機能(network exposure function, NEF)ネットワーク要素というネットワーク要素を含み得る。
ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、ネットワーク機能(network function, NF)ネットワーク要素、ならびに運用、管理、および保守(operation, administration, and maintenance, OAM)システムからデータを収集し、入手されたデータに基づいてデータ分析および/または予測を実行するように構成され得る。5G通信システムにおいては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能(network data analytics function, NWDAF)ネットワーク要素であり得る。
ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、端末のサービスに関する適切なネットワークスライスを選択するように構成されている。5G通信システムにおいては、ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function, NSSF)ネットワーク要素であり得る。
NRFネットワーク要素は主に、サービス登録、発見、および承認を提供し、利用可能なネットワーク機能(network function, NF)インスタンス情報を保持して、ネットワーク機能およびサービスのオンデマンド構成と、NFどうしの間における相互接続とを実施する。サービス登録とは、NFネットワーク要素が、NRFネットワーク要素に登録された後にのみサービスを提供することが可能であるということを意味する。サービス発見とは、NFネットワーク要素が別のNFネットワーク要素によってサービス提供される必要がある場合に、そのNFネットワーク要素がまず、NRFネットワーク要素を使用することによってサービス発見を実行して、そのNFネットワーク要素にサービス提供すると予期されるNFネットワーク要素を発見する必要があるということを意味する。たとえば、NFネットワーク要素1がNFネットワーク要素2によってサービス提供される必要がある場合に、NFネットワーク要素1はまず、NRFネットワーク要素を使用することによってサービス発見を実行して、NFネットワーク要素2を発見する必要がある。
UDMネットワーク要素は、ユーザデータ、たとえば、サブスクリプションデータまたは認証/承認データを管理するように構成されている。
AMFネットワーク要素は主に、ユーザロケーション更新、ネットワークへのユーザの登録、またはユーザ切り替えなど、モバイルネットワークにおけるモビリティー管理を担当する。
UPFネットワーク要素は主に、ユーザデータを転送および受信することを担当する。UPFネットワーク要素は、データネットワークからユーザデータを受信し、アクセスネットワークデバイスを使用することによってユーザデータをUEへ伝送し得、さらに、アクセスネットワークデバイスを使用することによってUEからユーザデータを受信し、ユーザデータをデータネットワークへ転送し得る。
SMFネットワーク要素は主に、モバイルネットワークにおけるセッション管理、たとえば、セッション確立、修正、および解放を担当する。具体的な機能は、たとえば、インターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスをユーザに割り当ること、またはパケット転送機能を提供するUPFを選択することである。
PCFネットワーク要素は主に、ネットワーク挙動を制御するための統合されたポリシーフレームワークを提供すること、および制御レイヤネットワーク機能のためのポリシールールを提供することをサポートし、ポリシー決定に関連したユーザサブスクリプション情報を入手することを担当する。PCFネットワーク要素は、AMFネットワーク要素およびSMFネットワーク要素のための、サービス品質(quality of service, QoS)ポリシーおよびスライス選択ポリシーなどのポリシーを提供し得る。レイヤまたは機能に基づいて、PCFネットワーク要素は、複数のエンティティーへと、たとえば、グローバルPCFおよびスライスにおけるPCFへと、またはセッション管理PCF(Session Management PCF, SM-PCF)およびアクセス管理PCF(Access Management PCF, AM-PCF)へと分割され得る。
AFネットワーク要素は主に、3GPPコアネットワークとのインタラクションをサポートして、たとえば、データルーティング決定もしくはポリシー制御機能に影響を与えるサービスを提供するか、またはネットワーク側のためのいくつかのサードパーティーサービスを提供する。
NEFネットワーク要素は、外部と内部との間におけるインタラクション上でプロトコル変換を実行するように、たとえば、3GPP外部ネットワーク要素と3GPP内部ネットワーク要素(たとえば、SMFネットワーク要素)との間におけるインタラクション上でプロトコル変換を実行するように構成され得る。3GPPネットワークは、3GPPプロトコルにおいて定義されているネットワーク、たとえば、モバイル通信ネットワーク、パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)、または非パブリックネットワーク(non-public network, NPN)など、アクセスネットワークおよびコアネットワークを含むネットワークであり得、第5世代(5th generation, 5G)通信ネットワークまたは将来の進化したモバイル通信ネットワークであり得る。
データネットワーク(data network, DN)は、端末のためのデータ伝送サービスを提供するように構成され得る。UEは、確立されたプロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)セッションを使用することによってデータネットワークにアクセスし得る。データネットワークは、インターネット(internet)などのパブリックデータネットワーク(public data network, PDN)であり得、またはモバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing, MEC)ノードのネットワークなどのローカルアクセスデータネットワーク(local access data network, LADN)であり得る。
図1aにおいて示されているアーキテクチャーにおいては、破線の枠内のネットワーク要素は、サービス指向のNFネットワーク要素であり、NFネットワーク要素どうしの間におけるインターフェースは、サービス指向のインターフェースであり、やり取りされるメッセージは、サービス指向のメッセージである。
2.データソース
それぞれのデータソースに関して、そのデータソースに関する管理データが、OAMシステムにおいて生成され得る。本出願の実施形態においては、データソースは、ネットワークスライス、ネットワークスライスサブネット、ネットワーク要素、ネットワーク要素を含むサブネット、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データのうちの1つまたは複数を含み得る。データソースの管理データは、具体的には、ネットワークスライス、ネットワークスライスサブネット、もしくはネットワーク要素のパフォーマンス統計データ、またはアラーム情報データであり得る。データソースが、ネットワーク要素のインターフェースまたはネットワーク要素の構成データである場合には、管理データは、ネットワーク要素の構成アイテムの特定の値、またはネットワーク要素のインターフェースの構成アイテムの特定の値である。
ネットワークスライスは、物理ネットワークを抽象化することによって入手されるエンドツーエンドの論理ネットワークである。1つの物理ネットワークは、複数のネットワークスライスへと抽象化され得、それらのネットワークスライスは分離され、互いに影響を与えない。ネットワークスライスは、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network slice selection assistance information, S-NSSAI)を使用することによって識別され得る。ネットワークは、端末のサービス要求において搬送されているS-NSSAIに基づいてサービスのためのネットワークスライスを選択し、選択されたネットワークスライスにおいてパケットデータユニット(packet data unit, PDU)セッションを確立して、サービスデータを伝送し得る。
ネットワークスライスサブネットは、ネットワークスライスを形成する無線サブネット部分またはコアネットワーク部分である。ネットワークスライスを形成する無線サブネット部分は、ネットワークスライスアクセスネットワークサブネットと呼ばれ、ネットワークスライスを形成するコアネットワーク部分は、ネットワークスライスコアネットワークサブネットと呼ばれる。ネットワークスライスアクセスネットワークサブネットは、ネットワークスライスにおけるアクセスネットワーク部分のインスタンスとして理解され得、ネットワークスライスコアネットワークサブネットは、ネットワークスライスにおけるコアネットワーク部分のインスタンスとして理解され得る。1つのネットワークスライスは、1つまたは複数のネットワークスライスコアネットワークサブネットを含み得る。ネットワークスライスコアネットワークサブネットは、ネットワークにおけるネットワークスライスインスタンス識別子(Network Slice Instance Identifier, NSI ID)を使用することによって識別され得る。
たとえば、ネットワーク要素のインターフェースは、SMFとUPFとの間におけるN4インターフェースである。ネットワーク要素の構成データは、SMFにおいて事前に構成された5Gサービス品質識別子(quality of service identifier, QI)セットである。5QIセットは、2つの事前に構成された5QIを含み、それらは、個別に5QI=1および5QI=5である。
ネットワーク要素は、ネットワークスライスもしくはネットワークスライスサブネットにおけるネットワーク要素であってもよく、またはネットワークスライスもしくはネットワークスライスサブネットにおけるネットワーク要素でなくてもよい。
3.データソースの識別子
データソースの識別子は、データソースを識別する。データソースがネットワークスライスである場合には、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報(たとえば、S-NSSAI)であり得、ネットワークスライスを識別する。データソースがネットワークスライスサブネットである場合には、データソースの識別子は、ネットワークスライスサブネット識別子であり得、ネットワークスライスサブネットを識別する。具体的には、データソースがネットワークスライスアクセスネットワークサブネットである場合には、データソースの識別子は、S-NSSAIであり得る。データソースがネットワークスライスコアネットワークサブネットである場合には、データソースの識別子は、S-NSSAI+NSI IDであり得る。データソースがネットワーク要素である場合には、データソースの識別子は、ネットワーク要素の識別子であり得る。たとえば、データソースがAMFである場合には、データソースの識別子は、AMF IDである。
ネットワークスライスサブネット識別子は、ネットワークスライスインスタンス識別子とも呼ばれ得る。S-NSSAIは、OAMシステムにおいてネットワークスライスが作成された後にネットワークスライス用に構成され得る。NSI IDは、OAMシステムにおいてネットワークスライスコアネットワークサブネットが作成された後にネットワークスライスコアネットワークサブネット用に構成され得る。本出願においては、ネットワークスライスコアネットワークサブネットは、コアネットワークスライスサブネットとも呼ばれ得る。同様に、ネットワークスライスアクセスネットワークサブネットは、アクセスネットワークスライスサブネットとも呼ばれ得る。
4.OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステムにおけるデータソースを識別し得る。データソースは、OAMシステム内の管理対象オブジェクトインスタンス(managed object instance, MOI)として管理され得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIをOAMシステムにおいて具体的に識別し得る。
たとえば、都市の南部エリアにおけるワイヤレスネットワークは、サブネットとして管理され、そのワイヤレスネットワークは、略して南部サブネットと呼ばれ得る。そのワイヤレスネットワークは、3つのワイヤレスデバイス(a、b、およびc)を含む。ワイヤレスデバイスaは、4G(eNB)機能および5G(gNB)機能の両方を提供することが可能である基地局デバイスである。基地局デバイスによってカバーされるエリアは、複数のセル(cell)へと分割され得る。ワイヤレスデバイスaは、eNB1を使用することによって4G機能を提供し、gNB1を使用することによって5G機能を提供し、gNB1によってカバーされるエリアは、2つのセル(セル1およびセル2)へと分割されると想定される。OAMシステム内にある、南部サブネットにおける前述のデータソース(南部サブネット、3つのワイヤレスデバイス、eNB1、gNB1、セル1、およびセル2)のものであるMOIは、ツリー構造を形成し得る。ツリー構造の概略図が、図1bにおいて示され得る。ツリー構造におけるそれぞれのノードは、MOIである。
OAMシステムにおけるMOIは、さまざまな属性をさらに有し得る。たとえば、ネットワークスライスは、S-NSSAI属性を有し、コアネットワークサブネットスライスは、NSI ID属性を有する。別々のアクセスネットワークスライスサブネットは、別々のカバレッジを有し得る。それぞれのgNBは、1つまたは複数のセルを含み得る。SMFおよびUPFは、それぞれのサービスエリアを伴って構成され得る。AMFは、そのAMFのサービスエリアとしてのトラッキングエリア(tracking area, TA)リストを伴って構成され得る。
たとえば、ネットワークスライスは、アクセスネットワークスライスサブネット1およびアクセスネットワークスライスサブネット2を含む。アクセスネットワークスライスサブネット1は、gNB1およびgNB2を含み、gNB1は、セル1およびセル2を伴って構成されている。アクセスネットワークスライスサブネット2は、gNB3およびgNB4を含む。ネットワークスライスは、コアネットワークスライスサブネット1およびコアネットワークスライスサブネット2をさらに含む。コアネットワークスライスサブネット1は、SMF1、UPF1、およびAMFを含む。コアネットワークスライスサブネット2は、AMF、SMF2、およびUPF2を含む。OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおける前述のデータソース(ネットワークスライス、アクセスネットワークスライスサブネット1、アクセスネットワークスライスサブネット2、コアネットワークスライスサブネット1、およびコアネットワークスライスサブネット2)のものであるMOIは、ツリー構造を形成し得る。ツリー構造の概略図が、図1cにおいて示され得る。図1cにおいては、白色で塗りつぶされた枠は、MOIを表しており、グレーで塗りつぶされた枠は、MOIの属性を表している。本出願においては、新たなネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットがOAMシステムにおいて作成された後に、OAMシステム内にある、そのネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるツリー構造が作成され得る。そのツリー構造は、OAMシステム内にある、そのネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるMOIを含む。
本出願の実施形態においては、MOIは、識別名(distinguished name, DN)を使用することによって識別され得る。具体的には、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIのDNである。以降で言及されているすべてのDNは識別名であるということに留意されたい。
記述を容易にするために、本出願のこの実施形態においては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、略してデータソースのオブジェクト識別子と呼ばれ得るということに留意されたい。たとえば、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるMOIのDNは、略してネットワークスライスのDNと呼ばれ得、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるMOIのDNは、略してネットワークスライスサブネットのDNと呼ばれ得、OAMシステム内にある、ネットワーク要素のものであるMOIのDNは、略してネットワーク要素のDNと呼ばれ得る。ネットワークスライスのDNは、OAMシステムにおいてネットワークスライスが作成される際にネットワークスライス用に生成されるオブジェクト識別子であり得る。ネットワークスライスサブネットのDNは、OAMシステムにおいてネットワークスライスサブネットが作成される際にネットワークスライスサブネット用に生成されるオブジェクト識別子であり得る。
DNは、1つまたは複数の相対識別名(relative distinguished name, RDN)を含み得る。一実装態様においては、DNに含まれる複数のRDNは、RDNリストを形成し得る。たとえば、RDNリストにおいては、RDNどうしは、コンマ(「,」)を使用することによって区切られ得る。
任意選択で、DNは、2つのタイプのRDNを含み得る。第1のタイプのRDNは、DNを形成するRDNリストの最も左側に配置され、このタイプのRDNは、ドメインコンポーネント(Domain Component, DC)と呼ばれ得る。DCの値は、ドメイン名(domain name)であり得る。DCを含むDNは、グローバルに一意である。任意選択で、DNは、1つのDCを含み得る。第2のタイプのRDNは、DNにおけるDCを除いたRDNである。DNは、1つまたは複数の第2のタイプのRDNを含み得る。第2のタイプのRDNの値は、DNによって識別されるMOIに関連している。
たとえば、図1bにおけるセル1が、例として使用される。セル1に対応するMOIのDNは、下記のとおりである。
DN=“DC=operatorA.com, subNetwork=south, managedElement=a, gNBFunction=1, cell=1”
DCの値は、ドメイン名operatorA.comである。「subNetwork=south」は、セル1が南部サブネットにおけるセルであるということを示している。「managedElement=a」は、セル1が、ワイヤレスデバイスaによって提供された基地局機能を使用することによる分割を通じて入手されたセルであるということを示している。「gNBFunction=1」は、セル1が、gNB1によってカバーされているエリアからの分割を通じて入手されたセルであるということを示している。「cell=1」は、セル1の識別子が1であるということを示している。結論として、DNは、セル1が、南部サブネットにおけるワイヤレスデバイスaによって提供されたgNB1によってカバーされているエリアからの分割を通じて入手されているセルであり、その識別子が1であるということを示している。
5.OAMシステム
OAMシステムは、ネットワーク機能管理機能(Network Function Management Function, NFMF)、ネットワークスライス管理機能(Network Slice Management Function, NSMF)、およびネットワークスライスサブネット管理機能(Network Slice Subnet Management Function, NSSMF)というネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含み得る。
NFMFは、OAMシステムにおけるネットワーク要素を管理するためのものである。特にOAMシステムにおけるネットワーク要素の管理データを入手するためにOAMシステムのサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、そのネットワーク要素の管理データを入手するためにNFMFのサービスまたはインターフェースが呼び出され得る。たとえば、NWDAFがNSSFの設定情報を入手する必要がある場合には、その設定情報を入手するためにOAMシステムの構成管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NFMFによって提供される構成管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。NWDAFがSMFのオーバーロードアラーム情報を入手する必要がある場合には、そのオーバーロードアラーム情報を入手するためにOAMシステムのアラーム管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NFMFによって提供されるアラーム管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。
NSMFは、OAMシステムにおけるネットワークスライスを管理するためのものである。ネットワークスライスの、特にOAMシステムにおける管理データを入手するためにOAMシステムのサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、そのネットワークスライスの管理データを入手するためにNSMFのサービスまたはインターフェースが呼び出され得る。たとえば、NWDAFがネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータ(key performance indicator, KPI)情報を入手する必要がある場合には、そのKPI情報を入手するためにOAMシステムのパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NSMFによって提供されるパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。
NSSMFは、OAMシステムにおけるネットワークスライスサブネットを管理するためのものである。特にOAMシステムにおけるネットワークスライスサブネットの管理データを入手するためにOAMシステムのサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、そのネットワークスライスサブネットの管理データを入手するためにNSSMFのサービスまたはインターフェースが呼び出され得る。たとえば、NWDAFがネットワークスライスサブネットのKPI情報を入手する必要がある場合には、そのKPI情報を入手するためにOAMシステムのパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが呼び出されるときに、NSSMFによって提供されるパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースが特に呼び出され得る。ネットワークスライスは、NSMFによって特に作成され得るということに留意されたい。同様にネットワークスライスサブネットは、NSSMFによって特に作成され得る。
データソースの管理データを入手するために、OAMシステムによって提供されるサービスまたはインターフェースが呼び出される必要がある場合には、OAMシステム内にある、そのデータソースのものであるMOIのDN、すなわち、OAMシステム内にある、そのデータソースのものであるオブジェクト識別子が提供される必要がある。たとえば、NWDAFがNSSFの設定情報を入手する必要がある場合には、NWDAFは、その設定情報を入手するために、OAMシステムの構成管理サービスまたはインターフェースを呼び出すために、OAMシステム内にある、NSSFのものであるMOIのDNを提供する必要がある。NWDAFがネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのKPI情報を入手する必要がある場合には、NWDAFは、そのKPI情報を入手するために、OAMシステムのパフォーマンス管理サービスまたはインターフェースを呼び出すために、OAMシステム内にある、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるMOIのDNを提供する必要がある。本出願においては、OAMシステムから入手される、データソースのものであるデータは、データソースの管理データとも呼ばれ得るということにさらに留意されたい。
現在、NWDAFがOAMシステムにおける管理対象オブジェクトの管理データを入手する必要がある場合には、NWDAFは、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を有する必要があり、図1cにおいて示されているツリー構造に類似している、管理対象オブジェクトによって形成されるツリー構造全体のルートノードから開始して、OAMシステムにおけるデータソースに対応する管理対象オブジェクトを検索し、管理対象オブジェクトのデータを入手する。結果として、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスは、複雑である。
これを考慮して、本出願は、NWDAFがOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスを簡略化するためのデータ入手方法およびシステム、ならびにその装置を提供する。
図1dは、本出願の実施形態が適用されるシステムアーキテクチャーの概略図である。このシステムアーキテクチャーは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101およびOAMシステム102を含み得る。ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、図1aにおけるNWDAFネットワーク要素であり得る。
ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成され得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIのDNであり得る。オブジェクト識別子を決定した後に、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101はさらに、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されている。第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
OAMシステム102は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101から第1の要求を受信した後に第1の要求におけるオブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手するように構成されており、入手された入手予定データをネットワークデータ分析ネットワーク要素101へさらに送信し得る。
第1の情報は、下記の情報を含み得る。
第1の一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含み得る。その対応の具体的な記述に関しては、図3に対応する実施形態における記述を参照されたい。
第2の一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する生成ルールを含み得る。その生成ルールの具体的な記述に関しては、図4aに対応する実施形態における記述を参照されたい。
第3の一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含み得る。そのマッピングルールの具体的な記述に関しては、図5に対応する実施形態における記述を参照されたい。
ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素101は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がOAMシステムから管理対象オブジェクトのデータを入手するプロセスが簡略化される。
第1の情報は、データソースの識別子を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得、またはデータソースのドメイン名を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子に関連付けるためのものであり得るということが前述のことから知られることが可能であるということに留意されたい。第1の情報は、関連付け情報とも呼ばれ得る。
本出願の実施形態において記述されているテクノロジーは、さまざまな通信システム、たとえば、第4世代(4th generation, 4G)通信システム、4.5G通信システム、5G通信システム、複数の通信システムを統合しているシステム、または、6G通信システムなどの将来の進化した通信システムに適用され得る。本出願の実施形態において言及されているネットワーク要素名、メッセージ名などは、例として使用されており、さまざまな通信システムに適用されるということに留意されたい。ネットワーク要素名およびメッセージ名は、さまざまであり得る。これは、本出願の実施形態においては限定されない。
本出願の実施形態において記述されている通信システムは、本出願の実施形態における技術的なソリューションをより明確に記述するために使用されており、本出願の実施形態において提供されている技術的なソリューションを限定するものではないということが理解できる。システムアーキテクチャーの進化および新たなサービスシナリオの出現に伴って、本出願の実施形態において提供されている技術的なソリューションは、類似の技術的な問題にも適用可能であるということを当業者なら知り得る。
以降では、添付の図面を参照しながら、本出願において提供されているデータ入手方法およびシステム、ならびにその装置について詳細に記述する。データ入手方法の記述においては、ネットワークデータ分析ネットワーク要素がNWDAFネットワーク要素であって、ネットワークスライス選択ネットワーク要素がNSSFネットワーク要素である例が、記述のために使用されているということに留意されたい。記述を容易にするために、「ネットワーク要素」という2語は、実施形態に対応する図においては示されておらず、「ネットワーク要素」という2語は、実施形態の具体的な記述においては示されていない。しかしながら、これは、本出願の実施形態の理解に影響を与えない。本出願の後述の実施形態におけるネットワーク要素どうしの間におけるメッセージの名前、メッセージにおけるパラメータの名前などは、例にすぎず、具体的な一実装態様においては、その他の名前があり得るということにさらに留意されたい。これは、本出願の実施形態においては特に限定されない。
図2は、本出願の実施形態によるデータ入手方法の概略フローチャートである。図2において示されているように、この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS201: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
入手予定データは、ネットワーク要素の構成データ、パフォーマンス統計データ、ネットワークスライスのKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIであり得る。
本出願のこの実施形態においては、入手予定データがOAMシステムから入手される必要があると決定する場合には、NWDAFネットワーク要素は、入手予定データが属するデータソースを決定する。一実装態様においては、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求を受信することであって、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものであることと、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定することとを行い得る。
可能な一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。具体的には、第2の要求において搬送される識別子によって示されるデータソースは、入手予定データが属するデータソースである。任意選択で、このケースにおいては、データソースは、ネットワークスライスおよび/またはネットワークスライスサブネットを含み得る。第2の要求において搬送されるデータソースの識別子は、シングルネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)および/またはネットワークスライスサブネット識別子(NSI ID)を含み得る。
別の可能な一実装態様においては、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求を分析して、入手予定データが属するデータソースを決定し得る。この様式においては、第2の要求は、データソースの識別子を搬送しない。たとえば、第2の要求が、5Gサービス品質識別子(5G quality of service identifier, 5QI)のサービス品質(quality of service, QoS)フローの数量をカウントすることを要求するためのものであり、5QIがSMFネットワーク要素によって事前に構成されている場合には、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求を分析し、入手予定データが属するデータソースがSMFネットワーク要素の構成データであると決定し得る。SMFネットワーク要素の構成データは、SMFネットワーク要素によって事前に構成された5QIセットを含む。
第2の要求の送信者は、ネットワーク要素または端末デバイスであり得る。これは、本出願のこの実施形態においては限定されない。
ステップS202: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手する。
第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、下記の様式のうちのいずれか1つで第1の情報を入手し得る。
様式1: NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手する。
様式1においては、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ能動的に送信し得る。代替として、NWDAFネットワーク要素は、要求1をOAMシステムまたはNRFネットワーク要素へ送信して、第1の情報を入手するように要求し得る。要求1を受信した後に、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ送信する。
NRFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNSSFネットワーク要素から第1の情報を入手し、次いで第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。NSSFネットワーク要素は、OAMシステムから第1の情報を入手し、次いで第1の情報をNRFネットワーク要素へ送信し得る。言い換えれば、様式1においては、第1の情報は、実際にOAMシステムからのものであり得る。OAMシステムは、第1の情報を生成し、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信し得る。第1のネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素、NSSFネットワーク要素、またはNRFネットワーク要素であり得る。具体的には、OAMシステムは、第1の情報をNWDAFネットワーク要素へ直接送信するか、または第1の情報を、1つもしくは複数のネットワーク要素(すなわち、NRFネットワーク要素、もしくはNSSFネットワーク要素およびNRFネットワーク要素)を介してNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。任意選択で、OAMシステムは、設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信し得、設定コマンドは、第1の情報を含む。
様式2: NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィール(NFプロフィール)を入手し、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含む。
様式2においては、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、ネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ能動的に送信し得る。代替として、NWDAFネットワーク要素は、要求2をOAMシステムまたはNRFネットワーク要素へ送信して、ネットワーク機能プロフィールを入手するように要求し得る。要求2を受信した後に、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素は、ネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
NRFネットワーク要素は、OAMシステムまたはNSSFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手し、次いでネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。NSSFネットワーク要素は、OAMシステムからネットワーク機能プロフィールを入手し、次いでネットワーク機能プロフィールをNRFネットワーク要素へ送信し得る。言い換えれば、様式2においては、ネットワーク機能プロフィールは、実際にOAMシステムからのものであり得る。OAMシステムは、ネットワーク機能プロフィールを生成し、ネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信し得る。第1のネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素、NSSFネットワーク要素、またはNRFネットワーク要素であり得る。具体的には、OAMシステムは、ネットワーク機能プロフィールをNWDAFネットワーク要素へ直接送信するか、またはネットワーク機能プロフィールを、1つもしくは複数のネットワーク要素(すなわち、NRFネットワーク要素、もしくはNSSFネットワーク要素およびNRFネットワーク要素)を介してNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。ネットワーク機能プロフィールは、NWDAFネットワーク要素の設定ファイル、またはNSSFネットワーク要素の設定ファイルであり得る。
様式3: NWDAFネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素のメモリから第1の情報を入手する。言い換えれば、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報をローカルに入手し得る。任意選択で、第1の情報は、NWDAFネットワーク要素において構築され得、またはNWDAFネットワーク要素において事前に構成され得る。
ステップS203: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する。
第1の情報を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。たとえば、第1の情報が、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む場合には、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と対応とに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。
ステップS204: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。OAMシステムは、第1の要求を受信する。
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定した後に、NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信して、入手予定データを入手するように要求し得る。たとえば、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用して、OAMシステムのcreateMeasurementJobまたはサブスクライブサービスインターフェースを呼び出して、データソースのパフォーマンス統計データまたはアラーム情報データを入手する。別の例として、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用して、OAMシステムのgetMOIAttributeサービスインターフェースを呼び出して、OAMシステム内にある、データソースのものである構成アイテムの特定の値を入手する。
ステップS205: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
第1の要求を受信した後に、OAMシステムは、第1の要求におけるオブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手し得る。
OAMシステムは管理デバイスを含むということに留意されたい。本出願の実施形態においては、OAMシステムによって実行されるステップは、具体的には管理デバイスによって実行され得る。データソースが、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データである場合には、管理デバイスは、前述のNFMFであり得る。このケースにおいては、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用することによってNFMFのgetMOIAttributeサービスインターフェースを特に呼び出し得る。同様に、データソースがネットワークスライスである場合には、管理デバイスは、前述のNSMFであり得る。このケースにおいては、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用することによってNSMFのcreateMeasurementJobまたはサブスクライブサービスインターフェースを特に呼び出し得る。データソースがネットワークスライスサブネットである場合には、管理デバイスは、前述のNSSMFであり得る。このケースにおいては、NWDAFネットワーク要素は、オブジェクト識別子をパラメータとして使用することによってNSSMFのcreateMeasurementJobまたはサブスクライブサービスインターフェースを特に呼び出し得る。
ステップS206: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
入手予定データを入手した後に、OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。それに対応して、入手予定データを受信した後に、NWDAFネットワーク要素は、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手し得る。任意選択で、NWDAFネットワーク要素は、分析結果を第2の要求の送信者へ送信し得る。
具体的には、入手予定データが属するデータソースがネットワークスライスである場合には、OAMシステムにおけるNSMFが、入手予定データを入手し、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。入手予定データが属するデータソースがネットワークスライスサブネットである場合には、OAMシステムにおけるNSSMFが、入手予定データを入手し、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。入手予定データが属するデータソースがネットワーク要素(またはネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データ)である場合には、OAMシステムにおけるNFMFが、入手予定データを入手し、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信し得る。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。
図3は、本出願の実施形態による別のデータ入手方法の概略フローチャートである。この実施形態においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである。この方法においては、どのようにしてNWDAFネットワーク要素が、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するかが、詳細に記述されている。この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS301: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
ステップS301の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS201の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
ステップS302: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手し、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
NWDAFネットワーク要素が第1の情報を入手する様式に関しては、図2におけるステップS202の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
第1の情報におけるデータソースの識別子は、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを識別し得る。データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含み得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含み得る。
たとえば、第1の情報におけるデータソースの識別子は、ネットワークスライスを識別し、ネットワークスライスの識別子は、S-NSSAIであり、オブジェクト識別子は、DNである。対応は、表1において示され得る。
Figure 2024519311000015
入手予定データが属するデータソースの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、表1に問い合わせることによって、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得るということを表1から知ることが可能である。任意選択で、NWDAFネットワーク要素は、第2の要求からデータソースの識別子を入手し得る。詳細に関しては、図2におけるステップS201の記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
図2におけるステップS202の記述を参照されたい。第1の情報は、実際にOAMシステムからのものであるということを知ることが可能である。NWDAFネットワーク要素が、ネットワーク管理の許可制御およびセキュリティー要件に基づいて、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのデータを入手すると予期されない場合には、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットがOAMシステムにおいて作成された後に、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応が構成されなくてもよく、またはネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応が、OAMシステムにおいて構成されなくてもよいということに留意されたい。このやり方においては、NWDAFネットワーク要素は、第1の情報からネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのオブジェクト識別子を入手することが可能ではなく、ネットワークスライスに含まれているスライスサブネットおよびそれぞれのネットワーク要素のDNをさらに入手することが可能ではない(または新たに作成されたネットワークスライスサブネットに含まれているそれぞれのネットワーク要素のDNを入手することが可能ではない)。そのため、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムによって提供される管理サービスインターフェースを呼び出して、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのデータを入手することが可能ではなく、それによってネットワークセキュリティーおよび許可制御の目的が達成される。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれ得る。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応1と呼ばれる)、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応2と呼ばれる)、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応3と呼ばれる)、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応(たとえば、対応4と呼ばれる)のうちの1つまたは複数を含み得るが、それらに限定されない。任意選択で、対応3は特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応であり得る。対応4は特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、コアネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応であり得る。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが対応1を含む場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI: {ネットワークスライスのDN}であり得る。
対応2においては、ネットワークスライスの識別子は、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおける1つまたは複数のネットワークスライスサブネット(たとえば、アクセスネットワークスライスサブネットおよび/またはコアネットワークスライスサブネット)のものであるオブジェクト識別子に対応し得る。具体的には、対応2およびネットワークスライスの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子を知り得る。たとえば、ネットワークスライスの識別子は、S-NSSAIであり、オブジェクト識別子は、DNである。一片のS-NSSAIは、OAMシステム内にある、1つまたは複数のネットワークスライスサブネットのものであるDNに対応し得る。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが、対応1および対応2を含む場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI: {ネットワークスライスのDN, 1つまたは複数のANスライスサブネットのDN, 1つまたは複数のCNスライスサブネットのDN}であり得る。具体的な形式が、図1cにおいて示されているツリー構造に適用される場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応は、S-NSSAI #1: {ネットワークスライスのDN, ANスライスサブネット1のDNおよびANスライスサブネット2のDN, CNスライスサブネット1のDNおよびCNスライスサブネット2のDN}、またはS-NSSAI #1: {ネットワークスライスのDN, ANスライスサブネットのDNリスト: {ANスライスサブネット1のDN, ANスライスサブネット2のDN}, CNスライスサブネットのDNリスト: {CNスライスサブネット1のDN, CNスライスサブネット2のDN}}である。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが対応3を含み、ネットワークスライスサブネットの識別子がS-NSSAI+NSI IDである場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI+NSI ID: {ネットワークスライスのDN}であり得る。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが対応4を含み、対応4が特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、コアネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応である場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI+NSI ID: {CNスライスサブネットのDN}であり得る。具体的な形式が、図1cにおいて示されているツリー構造に適用される場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応は、{S-NSSAI #1+NSI ID #1: CNスライスサブネット1のDN; S-NSSAI #1+NSI ID #2: CNスライスサブネット2のDN}である。
たとえば、ネットワーク機能プロフィールが、対応1、対応2、および対応4を含み、対応4が特に、ネットワークスライスにおけるコアネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、コアネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応である場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応の具体的な形式は、S-NSSAI: {ネットワークスライスのDN, {NSI ID: CNスライスサブネットのDN}}であり得る。具体的な形式が、図1cにおいて示されているツリー構造に適用される場合には、ネットワーク機能プロフィールに含まれる対応は、S-NSSAI #1: {ネットワークスライスのDN, ANスライスサブネットのDNリスト(任意選択), CNスライスサブネットのDNリスト: {NSI ID #1: CNスライスサブネット1のDN; NSI ID #2: CNスライスサブネット2のDN}}である。
ネットワーク機能プロフィールが、対応1、対応2、対応3、および対応4のうちの1つまたは複数を含む場合には、NWDAFネットワーク要素は、決定されたデータソースに基づいて、その対応から、必要とされる対応を選択し、次いで後続のステップを実行し得る。
ステップS303: NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、対応とに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定する。
入手予定データが属するデータソースの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、表1に問い合わせることによって、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。
ネットワーク機能プロフィールは、対応1、対応2、対応3、および対応4のうちの1つまたは複数を含み得るということを前述のことから知ることが可能である。入手予定データが属するデータソースがネットワークスライスサブネットである場合には、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、ネットワーク機能プロフィールにおける対応4とに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。
ステップS304: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
ステップS305: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
ステップS306: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
ステップS304からステップS306の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS204からステップS206の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。
図4aは、本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。この実施形態においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである。この方法においては、どのようにしてNWDAFネットワーク要素が、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールとに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するかが、詳細に記述されている。この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS401: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
ステップS401の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS201の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
ステップS402: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手し、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
NWDAFネットワーク要素が第1の情報を入手する様式に関しては、図2におけるステップS202の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
第1の情報は、データソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する生成ルールを特に含む。NWDAFネットワーク要素は、第2の要求からデータソースの識別子を入手し得る。詳細に関しては、図2におけるステップS201の記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
たとえば、オブジェクト識別子は、DNであり、DNは、1つまたは複数のRDNを含み、RDNは、RDN名と、RDN名の値とを含み、データソースの識別子は、データソースの識別子の値を含む。第1の情報に含まれる生成ルールは、データソースの識別子の値をRDN名の値として使用することであり得る。具体的には、データソースがネットワークスライスである場合には、生成ルールは、ネットワークスライスの識別子の値(すなわち、S-NSSAIの値)をRDN名の値として使用することであり得る。たとえば、S-NSSAI xxxは、ネットワークスライスの識別子(S-NSSAI)の値が「xxx」であり、ネットワークスライスのDNにおけるRDN名が「networkslice」を含むということを示す。このケースにおいては、生成ルールに基づいて生成されるRDNは、「networkslice=xxx」である。
データソースがコアネットワークスライスサブネットである場合には、生成ルールは、コアネットワークスライスサブネットの識別子の値(すなわち、S-NSSAIの値およびNSI IDの値)をRDN名の値として使用することであり得る。具体的には、生成ルールは、コアネットワークスライスサブネットのS-NSSAIの値をRDN名の値として使用すること、およびコアネットワークスライスサブネットのNSI IDの値を別のRDN名の値として使用することであり得る。たとえば、S-NSSAI xxxおよびNSI ID yyは、コアネットワークスライスサブネットのS-NSSAIの値がxxxであり、コアネットワークスライスサブネットのNSI IDの値がyyであるということを示す。コアネットワークスライスサブネットのDNにおけるRDN名は、「networkslice」および「networkslicesubnet」を含む。このケースにおいては、生成ルールに基づいて生成される一方のRDNは、「networkslice=xxx」であり、他方のRDNは、「networkslicesubnet=y」または「networkslicesubnet=CN-yy」である。
データソースがアクセスネットワークスライスサブネットである場合には、生成ルールは、アクセスネットワークスライスサブネットが属するネットワークスライスの識別子の値(すなわち、S-NSSAIの値)をRDN名の値として使用することであり得る。具体的には、生成ルールは、アクセスネットワークスライスサブネットのS-NSSAIの値をRDN名の値として使用すること、およびアクセスネットワークスライスサブネットのS-NSSAIの値を別のRDN名の値として使用することであり得る。たとえば、S-NSSAI xxxは、アクセスネットワークスライスサブネットのS-NSSAIの値がxxxであり、アクセスネットワークスライスサブネットの識別子の値もxxxであるということを示す。アクセスネットワークスライスサブネットのDNにおけるRDN名は、「networkslice」および「networkslicesubnet」を含む。このケースにおいては、生成ルールに基づいて生成される一方のRDNは、「networkslice=xxx」であり、他方のRDNは、「networkslicesubnet=xxx」、「networkslicesubnet=RAN-xxx」、または「networkslicesubnet=AN-xxx」である。
前述の記述においては、大文字は、ネットワークスライスの識別子を表し、小文字は、RDN名を表して、ネットワークスライスの識別子とRDN名とを区別することを容易にしているということに留意されたい。大文字および小文字は、例として使用されているにすぎない。具体的な実施中では、ネットワークスライスの識別子およびRDN名は、同じであってもよい。
ステップS403: NWDAFネットワーク要素は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成する。
具体的には、生成ルールおよびデータソースの識別子を入手した後に、NWDAFネットワーク要素は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成し得る。
一実装態様においては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、NWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含み得る。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含み得る。NWDAFネットワーク要素は、第1の生成ルールおよびNWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成し得るということが理解され得る。
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、DCおよびRDNセットを含み得、RDNセットは、1つまたは複数のRDNを含む。第1の識別子は、DCと、RDNセットにおける最初の1つまたは複数の隣り合っているRDNとを含み得、第2の識別子は、RDNセットにおける最後の1つまたは複数のRDNを含み得る。第1の識別子および第2の識別子は、DCおよびRDNセットを形成する。言い換えれば、DNにおける第1の識別子の位置は、DNにおける第2の識別子の位置の前にある。第2の生成ルールの内容に関しては、ステップS402の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
第1の生成ルール: NWDAFネットワーク要素の最初のn個のレベルのドメイン名に基づいて第1の識別子を生成する。nは、2以上の整数である。具体的には、第1の生成ルールは、NWDAFネットワーク要素の最初の2つのレベルのドメイン名をDCとして使用し、NWDAFネットワーク要素の第3のレベルのドメイン名から最初のn個のレベルのドメイン名までのそれぞれのレベルのドメイン名を第1の識別子におけるそれぞれのRDN名の値としてそれぞれ使用することである。nの値は、OAMシステムによって決定され得、またはプロトコルにおいて合意され得る。これは、本出願のこの実施形態においては限定されない。
たとえば、NWDAFネットワーク要素のドメイン名が「nwdaf.5gc.mnc001.mcc460.3gppnetwork.org」であり、n=4である場合には、NWDAFネットワーク要素の最初の2つのレベルのドメイン名「3gppnetwork.org」が、DCとして使用されて、「DC=3gppnetwork.org」を入手し、NWDAFネットワーク要素の第3のレベルのドメイン名(すなわち、「mcc460」)からNWDAFネットワーク要素の最初の4つのレベルのドメイン名(すなわち、「mnc001」)までのそれぞれのレベルのドメイン名が、第1の識別子におけるそれぞれのRDN名の値としてそれぞれ使用されて、「MCC=460, MNC=001」を入手する。そのため、第1の生成ルールに従って生成される第1の識別子は、「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001」である。
たとえば、ネットワークスライスおよびネットワークスライスサブネットがOAMシステムにおいて作成された後に、S-NSSAI 567およびNSI ID abcがOAMシステムにおいてNWDAFネットワーク要素用に構成される場合には、NWDAFネットワーク要素は、前述の例における第2の生成ルールおよび第1の生成ルールに従って下記を生成し得る。
ネットワークスライスのDN: 「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001, networkslice=567」。
アクセスネットワークスライスサブネットのDN: 「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001, networkslice=567, networkslicesubnet=RAN-567」。
コアネットワークスライスサブネットのDN: 「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001, networkslice=567, networkslicesubnet=CN-abc」。
任意選択で、第1の識別子は、第1の識別子1および第1の識別子2を特に含み得る。第1の生成ルールは、第1の生成ルール1および第1の生成ルール2を含む。第1の生成ルール1は、NWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子1を生成するルールを含み得る。詳細に関しては、第1の生成ルールおよび第1の識別子に関する前述の記述を参照されたい。第1の生成ルール2は、NWDAFネットワーク要素のホスト名に基づいて第1の識別子2を生成するルールを含み得る。NWDAFネットワーク要素は、第1の生成ルール1およびNWDAFネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子1を生成し、第1の生成ルール2およびNWDAFネットワーク要素のホスト名に基づいて第1の識別子2を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成し得るということが理解され得る。
第1の識別子1は、DCと、RDNセットにおける最初の1つまたは複数の隣り合っているRDNとを含み得る。第1の識別子2は、第1の識別子1におけるRDNに隣接している、RDNセット内にある1つまたは複数のRDNを含み得る。第2の識別子は、第1の識別子2に隣接している、RDNセット内にある1つまたは複数のRDNであり得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の構成の概略図に関しては、図4bを参照されたい。図4bにおいては、第1の識別子1が1つのRDNを含み、第1の識別子2が3つのRDNを含み、第2の識別子が2つのRDNを含む例が使用されている。
ホスト名は、「.」を使用することによって区切られている文字の1つまたは複数のセグメントを含む。任意選択で、第1の生成ルール2は、NWDAFネットワーク要素のホスト名において「.」を使用することによって区切られている文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける文字部分をRDN名として使用し、文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける数字部分をRDNの値として使用することであり得る。
たとえば、NWDAFネットワーク要素のホスト名が「nwdaf1.managedElement1」である場合には、そのホスト名に基づいて生成される第1の識別子2は、「managedElement=1, NWDAFID=1」であり得る。managedElementは、NWDAFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスであり得る。別の一実装態様においては、managedElementは、存在しなくてもよい。任意選択で、NWDAFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスmanagedElementが存在するかどうかは、オペレータの展開に依存し得る。ホスト名が特定のネットワーク要素(たとえば、NWDAFネットワーク要素)を含むということは、例として使用されているということに留意されたい。別の実行可能な一実装態様においては、ホスト名は、代替として、ネットワーク要素のインターフェースまたは構成データを含み得る。
NWDAFネットワーク要素のドメイン名は、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name, FQDN)であり得る。FQDNは、ホスト名およびドメイン名の両方を含む名前であり、ここではホスト名およびドメイン名は、句読点「.」を使用することによって接続されている。たとえば、ホスト名がbigserverであり、ドメイン名がmycompany.comである場合には、FQDNは、bigserver.mycompany.comである。
ステップS404: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
ステップS405: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
ステップS406: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
ステップS504からステップS506の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS204からステップS206の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールとに基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。加えて、データソースがネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットである場合には、たとえネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットが新たに付加されても、OAMシステム内にある、その(新たに付加された)ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子が、履歴から入手された生成ルールに従って生成され得る。
図5は、本出願の実施形態によるさらに別のデータ入手方法の概略フローチャートである。この実施形態においては、データソースは、ネットワーク要素、ネットワーク要素のインターフェース、またはネットワーク要素の構成データである。この方法においては、どのようにしてNWDAFネットワーク要素が、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールに従ったマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するかが、詳細に記述されている。この方法は、下記のステップを含み得るが、それらに限定されない。
ステップS501: NWDAFネットワーク要素が、入手予定データが属するデータソースを決定する。
ステップS501の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS201の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
ステップS502a: NWDAFネットワーク要素は、データソースのドメイン名を入手する。
一実装態様においては、NWDAFネットワーク要素は、下記の様式でデータソースのドメイン名を入手し得る。
NWDAFネットワーク要素は、第3の要求をNRFネットワーク要素へ送信し、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであり、NWDAFネットワーク要素は、NRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信する。代替として、データソースがNWDAFネットワーク要素である場合には、NWDAFネットワーク要素は、NWDAFネットワーク要素のメモリからNWDAFネットワーク要素のドメイン名を入手し得る。
NWDAFネットワーク要素が、ネットワーク管理の許可制御およびセキュリティー要件に基づいて、ネットワーク要素のデータを入手すると予期されない場合には、そのネットワーク要素がOAMシステムにおいて構成されるときに、ドメイン名ではなく、IPアドレスのみが提供され得るということに留意されたい。このやり方においては、ネットワーク要素によってNRFネットワーク要素に登録される情報は、ネットワーク要素のドメイン名を含まず、NWDAFネットワーク要素は、NRFネットワーク要素からネットワーク要素のドメイン名を入手することが可能ではない。さらに、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステム内にある、ネットワーク要素のものであるオブジェクト識別子を入手することが可能ではない。NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムによって提供される管理サービスインターフェースを呼び出して、ネットワーク要素のデータを入手することが可能ではなく、それによってネットワークセキュリティーおよび許可制御の目的が達成される。
ステップS502b: NWDAFネットワーク要素は、第1の情報を入手し、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
NWDAFネットワーク要素が第1の情報を入手する様式に関しては、図2におけるステップS202の具体的な記述を参照されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
マッピングルールは、データソースの最初のm個のレベルのドメイン名を、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子にマッピングすることであり得る。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、DCおよびRDNセットを含み得、RDNセットは、1つまたは複数のRDNを含む。具体的には、マッピングルールは、マッピングを通じてデータソースの最初の2つのレベルのドメイン名からDCを入手し、データソースの第3のレベルのドメイン名から最初のm個のレベルのドメイン名までのそれぞれのレベルのドメイン名からマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子におけるそれぞれのRDN名の値をそれぞれ入手することであり得る。mの値は、OAMシステムによって決定され得、またはプロトコルにおいて合意され得る。これは、本出願のこの実施形態においては限定されない。
たとえば、データソースがSMFネットワーク要素であり、SMFネットワーク要素のドメイン名が「smf.5gc.mnc001.mcc460.3gppnetwork.org」であり、m=4である場合には、SMFネットワーク要素の最初の2つのレベルのドメイン名「3gppnetwork.org」からのマッピングを通じて「DC=3gppnetwork.org」が入手され得、SMFネットワーク要素の第3のレベルのドメイン名(すなわち、「mcc460」)からのマッピングを通じて「MCC=460」が入手され、SMFネットワーク要素の第4のレベルのドメイン名(すなわち、「mnc001」)からのマッピングを通じて「MNC=001」が入手される。そのため、マッピングルールに従ったマッピングを通じて入手されるオブジェクト識別子は、「DC=3gppnetwork.org, MCC=460, MNC=001」である。
代替として、マッピングルールは、具体的にはドメイン名「south.subNetwork.operatorA.com」をDC=operatorA.com, subNetwork=southにマッピングすることであり得る。subNetworkは、RDN名である。
ステップS502aおよびステップS502bの実行シーケンスは、本出願のこの実施形態においては限定されないということに留意されたい。ステップS502aもしくはステップS502bが最初に実行されてもよく、またはステップS502aおよびステップS502bが同時に実行されてもよい。
ステップS503: NWDAFネットワーク要素は、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手する。
一実装態様においては、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含み得る。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含み得る。第1のマッピングルールの詳細に関しては、マッピングルールに関する前述の記述を参照されたい。NWDAFネットワーク要素は、データソースのホスト名を入手し、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手し得るということが理解され得る。
OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、DCおよびRDNセットを含み得、RDNセットは、1つまたは複数のRDNを含む。第3の識別子は、DCと、RDNセットにおける最初の1つまたは複数の隣り合っているRDNとを含み得、第4の識別子は、RDNセットにおける最後の1つまたは複数のRDNを含み得る。第3の識別子および第4の識別子は、DCおよびRDNセットを形成する。言い換えれば、DNにおける第3の識別子の位置は、DNにおける第4の識別子の位置の前にある。
ホスト名は、「.」を使用することによって区切られている文字の1つまたは複数のセグメントを含む。任意選択で、第1の生成ルール2は、データソースのホスト名において「.」を使用することによって区切られている文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける文字部分をRDN名として使用し、文字ストリングのそれぞれのセグメントにおける数字部分をRDNの値として使用することであり得る。データソースのドメイン名は、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name, FQDN)であり得る。FQDNは、ホスト名およびドメイン名の両方を含む。
たとえば、データソースがSMFネットワーク要素であり、SMFネットワーク要素のFQDNが「smf1.managedElement1.south.subNetwork.operatorA.com」であり、m=4である場合には、第1のマッピングルールに従ったマッピングを通じて入手される、OAMシステム内にある、SMFネットワーク要素のものである第3の識別子は、「DC=operatorA.com, subNetwork=south」であり得る。第2のマッピングルールに従ったマッピングを通じて入手される、OAMシステム内にある、SMFネットワーク要素のものである第4の識別子は、「managedElement=1, SMF=1」であり得る。managedElementは、SMFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスであり得る。別の一実装態様においては、managedElementは、存在しなくてもよい。任意選択で、SMFネットワーク要素を管理するように構成されている物理デバイスmanagedElementが存在するかどうかは、オペレータの展開に依存し得る。ホスト名が特定のネットワーク要素(たとえば、SMFネットワーク要素)を含むということは、例として使用されているということに留意されたい。別の実行可能な一実装態様においては、ホスト名は、代替として、ネットワーク要素のインターフェースまたは構成データを含み得る。たとえば、ホスト名は、SMF1とUPFとの間におけるN4インターフェース1(N4Inf1.smf1.managedElement1)を含む。代替として、ホスト名は、SMF1上で事前に構成された5QIセット1(5QIset1.smf1.managedElement1)を含む。5QIセット1は、2つの事前に構成された5QIを含み、一方は5QI=1であり、他方は5QI=5である。
ステップS504: NWDAFネットワーク要素は、第1の要求をOAMシステムへ送信し、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
ステップS505: OAMシステムは、オブジェクト識別子に基づいて入手予定データを入手する。
ステップS506: OAMシステムは、入手予定データをNWDAFネットワーク要素へ送信する。
ステップS504からステップS506の実行プロセスに関しては、図2におけるステップS204からステップS206の具体的な記述を参照されたいということに留意されたい。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
一実装態様においては、入手予定データが、SMFネットワーク要素によって構成された5QIセットである場合には、その5QIセットを入手した後に、NWDAFネットワーク要素はさらに、5QIに対応するパフォーマンス統計インジケータ、たとえば、それぞれの5QIのQoSフローの数量をOAMシステムから入手し得る。
NWDAFネットワーク要素は、アクセスネットワーク要素を含むそれぞれのNFの構成データ、たとえば、gNBによって構成されたセルリスト、SMFによって構成されたサービスエリア、NSSFによって構成されたS-NSSAIリストおよびNSI IDリスト、またはUPFのキャパシティーおよび展開場所などの情報をOAMシステムから入手し得る。NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムから入手されたデータをデータ分析のための入力データとして使用し得る。
NWDAFネットワーク要素が、OAMシステム内にある、データソースのものであるMOIのDNを入手した場合には、それは、NWDAFネットワーク要素が、OAMシステムにおいてそのMOIが属するツリー構造内にある、頂点としてそのMOIを使用するすべてのサブMOIのDNを入手しているということを示し得るということに留意されたい。たとえば、図1bにおいては、NWDAFネットワーク要素が、OAMシステム内にある、ワイヤレスデバイスa(1つのMOI)のものであるDNを入手した場合には、それは、NWDAFネットワーク要素が、OAMシステム内にある、ワイヤレスデバイスa、eNB1、gNB1、セル1、およびセル2などのMOIのものであるDNを入手しているということを示している。
本出願のこの実施形態においては、NWDAFネットワーク要素は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手し得る。この様式においては、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手する必要がなく、それによって、NWDAFネットワーク要素がOAMシステムからデータを入手するプロセスが簡略化される。加えて、NWDAFネットワーク要素は、OAMシステムの管理対象オブジェクトのデータベース全体を入手せず、それによってNWDAFネットワーク要素は、すべてのネットワーク管理データを見る権利を有さない。これは、ネットワーク要素のセキュリティーを確実にするのに役立つ。
前述の方法実施形態において提供されている方法に対応して、本出願の実施形態はさらに、対応する装置を提供する。この装置は、前述の実施形態を実行するように構成されている対応するモジュールを含む。そのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せであり得る。
図6は、本出願による通信装置の構造の概略図である。図6において示されている通信装置600は、処理ユニット601および通信ユニット602を含む。
設計においては、装置600は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素である。
たとえば、処理ユニット601は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されている。通信ユニット602は、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されており、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。処理ユニット601は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。処理ユニット601は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている場合には、具体的には、第1の生成ルールおよびネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、通信ユニット602はさらに、第2の要求を受信するように構成されており、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものである。通信ユニット602はさらに、OAMシステムから入手予定データを受信するように構成されている。処理ユニット601はさらに、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手するように構成されている。処理ユニット601は、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている場合には、具体的には、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている。
一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。処理ユニット601はさらに、データソースのドメイン名を入手するように構成されている。処理ユニット601は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。処理ユニット601はさらに、データソースのホスト名を入手するように構成されている。処理ユニット601は、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている場合には、具体的には、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、処理ユニット601は、データソースのドメイン名を入手するように構成されている場合には、具体的には、通信ユニット602を呼び出して、第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信することであって、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであることと、通信ユニット602を呼び出して、NRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信することとを行うように構成されている。
一実装態様においては、処理ユニット601は、第1の情報を入手するように構成されている場合には、具体的には、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手すること、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むこと、または通信装置600のメモリから第1の情報を入手することを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、通信装置600の設定ファイルまたはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
装置600がネットワークデータ分析ネットワーク要素である場合には、装置600は、図2から図5において示されている実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素の機能を実施するように構成されている。
設計においては、装置600は、OAMシステムにおける管理デバイスである。たとえば、処理ユニット601は、第1の情報を生成するように構成されている。第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。通信ユニット602は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれ、ネットワーク機能プロフィールは、
ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含む。生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含む。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含む。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。
一実装態様においては、通信ユニット602は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている場合には、具体的には、設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信することであって、設定コマンドは、第1の情報を含むこと、またはネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含む、送信することを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む。
装置600がOAMシステムにおける管理デバイスである場合には、装置600は、図2から図5において示されている実施形態における管理デバイスの機能を実施するように構成されている。
図7は、本出願による別の通信装置の構造の概略図である。図7において示されている通信装置700は、少なくとも1つのプロセッサ701と、メモリ702と、トランシーバ703とを含む。
メモリ702は、揮発性メモリ、たとえば、ランダムアクセスメモリであり得る。代替として、メモリは、不揮発性メモリ、たとえば、読取り専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(hard disk drive, HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD)であり得る。代替として、メモリ702は、コンピュータによってアクセスされることが可能である、予期されるプログラムコードを命令またはデータ構造形式で搬送または格納するために使用されることが可能である任意のその他のメディアである。しかしながら、これは、それらに限定されない。メモリ702は、前述のメモリどうしの組合せであり得る。
プロセッサ701と、メモリ702と、トランシーバ703との間における具体的な接続メディアは、本出願のこの実施形態においては限定されない。本出願のこの実施形態においては、トランシーバ703、メモリ702、およびプロセッサ701は、図におけるバス704を使用することによって接続されている。バス704は、図においては太線を使用することによって表されている。その他のコンポーネントどうしの間における接続様式は、記述のための例にすぎず、それに限定されるものではない。バス704は、アドレスバス、データバス、制御バスなどへと分類され得る。表示を容易にするために、図7においては表示のために1つの太線のみが使用されているが、これは、1つのバスのみが、または1つのタイプのバスのみがあるということを意味しない。
プロセッサ701は、データ送信/受信機能を有し得、別のデバイスと通信することが可能である。図7において示されている装置においては、独立したデータ通信ユニット、たとえば、トランシーバ703も配置され得、データを送信/受信するように構成される。別のデバイスと通信する場合には、プロセッサ701は、トランシーバ703を使用することによってデータ伝送を実行し得る。
図7における破線の枠は、トランシーバ703は、プロセッサ701とは別個に配置されてもよく、またはトランシーバ703は、プロセッサ701へと統合されてもよく、メモリ702は、プロセッサ701とは別個に配置されてもよく、またはメモリ702は、プロセッサ701へと統合されてもよいということを示していることに留意されたい。
例においては、図7において示されている形式が、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のために使用される場合には、図7におけるプロセッサは、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出して、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つにおいてネットワークデータ分析ネットワーク要素によって実行される方法をネットワークデータ分析ネットワーク要素が実行することを可能にし得る。
例においては、図7において示されている形式が、OAMシステムにおける管理デバイスのために使用される場合には、図7におけるプロセッサは、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出して、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つにおいて管理デバイスによって実行される方法を管理デバイスが実行することを可能にし得る。
具体的には、図6における処理ユニットおよび通信ユニットの両方の機能/実施プロセスが、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図7におけるプロセッサ701によって実施され得る。代替として、図6における処理ユニットの機能/実施プロセスが、メモリ702に格納されているコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図7におけるプロセッサ701によって実施され得、図6における通信ユニットの機能/実施プロセスが、図7におけるトランシーバ703によって実施され得る。
一実装態様においては、通信装置700は、回路を含み得、その回路は、前述の方法実施形態における送信、受信、または通信機能を実施し得る。本出願において記述されているプロセッサは、集積回路(integrated circuit, IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board, PCB)、電子デバイスなどの様式で実装され得る。プロセッサは、代替として、たとえば、相補型金属酸化膜半導体(complementary metal-oxide-semiconductor, CMOS)、N型金属酸化膜半導体(N-type metal oxide semiconductor, NMOS)、Pチャネル金属酸化膜半導体(P-channel metal oxide semiconductor, PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor, BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、またはガリウムヒ素(GaAs)というICクラフトテクノロジーを使用することによって製造され得る。
前述の実施形態において記述されている通信装置は、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはOAMシステムにおける管理デバイスであり得る。しかしながら、本出願において記述されている通信装置の範囲は、それらに限定されず、通信装置の構造は、図7によって限定されなくてもよい。通信装置は、独立したデバイスであってもよく、または大きなデバイスの一部であってもよい。たとえば、通信装置は、下記のものであり得る。
(1)独立した集積回路IC、チップ、もしくはチップシステムもしくはサブシステム、
(2)1つもしくは複数のICを含むセット、この場合、任意選択で、ICのセットは、データおよびコンピュータプログラムを格納するように構成されているストレージコンポーネントをさらに含み得る、
(3)モデム(Modem)などのASIC、
(4)別のデバイスに埋め込まれることが可能であるモジュール、
(5)受信機、端末、インテリジェント端末、セルラー電話、ワイヤレスデバイス、ハンドヘルドデバイス、モバイルユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど、または
(6)その他。
通信装置がチップまたはチップシステムであり得るケースに関しては、図8において示されているチップの構造の概略図を参照されたい。図8において示されているチップは、インターフェース801およびプロセッサ802を含む。1つまたは複数のインターフェース801があってもよく、複数のプロセッサ802があってもよい。
チップが、本出願の実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素の機能を実施するように構成されているケースに関して、
プロセッサ802は、入手予定データが属するデータソースを決定することと、第1の情報を入手することと、第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定することとを行うように構成されている。インターフェース801は、第1の要求をOAMシステムへ送信するように構成されており、第1の要求は、オブジェクト識別子を含み、第1の要求は、入手予定データを入手するように要求するためのものである。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。プロセッサ802は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。プロセッサ802は、生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を生成するように構成されている場合には、具体的には、第1の生成ルールおよびネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成し、第2の生成ルールおよびデータソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するように構成されている。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、インターフェース801はさらに、第2の要求を受信するように構成されており、第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものである。インターフェース801はさらに、OAMシステムから入手予定データを受信するように構成されている。プロセッサ802はさらに、入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手するように構成されている。プロセッサ802は、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている場合には、具体的には、第2の要求に基づいて、入手予定データが属するデータソースを決定するように構成されている。
一実装態様においては、第2の要求は、データソースの識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。プロセッサ802はさらに、データソースのドメイン名を入手するように構成されている。プロセッサ802は、第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するように構成されている場合には、具体的には、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。プロセッサ802はさらに、データソースのホスト名を入手するように構成されている。プロセッサ802は、マッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子を入手するように構成されている場合には、具体的には、第1のマッピングルールに従ったデータソースのドメイン名からのマッピングを通じて第3の識別子を入手し、第2のマッピングルールに従ったデータソースのホスト名からのマッピングを通じて第4の識別子を入手するように構成されている。
一実装態様においては、プロセッサ802は、データソースのドメイン名を入手するように構成されている場合には、具体的には、インターフェース801を呼び出して、第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信することであって、第3の要求は、データソースのドメイン名を入手するように要求するためのものであることと、インターフェース801を呼び出して、NRFネットワーク要素からデータソースのドメイン名を受信することとを行うように構成されている。
一実装態様においては、プロセッサ802は、第1の情報を入手するように構成されている場合には、具体的には、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素から第1の情報を入手すること、OAMシステムまたはNRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むこと、または通信装置のメモリから第1の情報を入手することを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、通信装置の設定ファイルまたはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
具体的には、このケースにおいては、インターフェース801およびプロセッサ802によって実行されるオペレーションに関しては、図2から図5に対応する実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素に関する記述を参照されたい。
チップが、本出願の実施形態におけるOAMシステムにおける管理デバイスの機能を実施するように構成されているケースに関して、
プロセッサ802は、第1の情報を生成するように構成されている。第1の情報は、OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである。インターフェース801は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースの識別子と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間における対応を含む。
一実装態様においては、データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む。
一実装態様においては、第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれる。ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、ネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、またはネットワークスライスにおけるネットワークスライスサブネットの識別子と、OAMシステム内にある、ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む。
一実装態様においては、入手予定データは、ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、またはネットワークスライスサブネットのKPIである。
一実装態様においては、第1の情報は、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子の生成ルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含む。生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含む。第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて第1の識別子を生成するルールを含む。第2の生成ルールは、データソースの識別子に基づいて第2の識別子を生成するルールを含む。
一実装態様においては、データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含む。OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む。
一実装態様においては、第1の情報は、データソースのドメイン名と、OAMシステム内にある、データソースのものであるオブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む。
一実装態様においては、オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含む。第1の情報は、データソースのドメイン名と第3の識別子との間における第1のマッピングルール、およびデータソースのホスト名と第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む。
一実装態様においては、インターフェース801は、第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するように構成されている場合には、具体的には、設定コマンドを第1のネットワーク要素へ送信することであって、設定コマンドは、第1の情報を含むこと、またはネットワーク機能プロフィールを第1のネットワーク要素へ送信することであって、ネットワーク機能プロフィールは、第1の情報を含むことを行うように構成されている。
一実装態様においては、ネットワーク機能プロフィールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである。
一実装態様においては、第1のネットワーク要素は、ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、またはネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む。
具体的には、このケースにおいては、インターフェース801およびプロセッサ802によって実行されるオペレーションに関しては、図2から図5に対応する実施形態における管理デバイスに関する記述を参照されたい。
任意選択で、チップは、メモリ803をさらに含み、メモリ803は、必要であるコンピュータプログラムおよびデータを格納するように構成されている。メモリ803は、図8における破線の枠において示されているように、別個に配置されてもよく、またはプロセッサ802と統合されてもよい。
本出願の実施形態において列挙されているさまざまな例示的な論理ブロック(illustrative logic block)およびステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せを使用することによって実施され得るということを当業者ならさらに理解し得る。機能が、ハードウェアを使用することによって実施されるか、またはソフトウェアを使用することによって実施されるかは、個別の用途およびシステム全体の設計要件に依存する。当業者なら、記述されている機能をそれぞれの個別の用途のために実施するためにさまざまな方法を使用し得るが、その実施は本出願の実施形態の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
本出願の実施形態はさらに、データ入手システムを提供する。このシステムは、図2から図5に対応する実施形態におけるネットワークデータ分析ネットワーク要素およびOAMシステムにおける管理デバイスのうちの1つまたは複数を含み得る。任意選択で、このシステムは、図2から図5に対応する実施形態におけるネットワークスライス選択ネットワーク要素および/またはネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素をさらに含む。
本出願はさらに、コンピュータ可読ストレージメディアを提供する。このコンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納している。コンピュータプログラム製品は、プログラム命令を含む。そのプログラム命令がコンピュータによって実行されたときに、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つの機能が実施される。
このコンピュータ可読ストレージメディアは、フラッシュメモリ、ハードディスク、およびソリッドステートドライブを含むが、それらに限定されない。
本出願はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されたときに、前述の方法実施形態のうちのいずれか1つの機能が実施される。
いくつかのシナリオにおいては、本出願の実施形態におけるいくつかの任意選択の特徴は、対応する技術的な問題を解決するために、および対応する効果を達成するために、別の特徴、たとえば、その任意選択の特徴が現在基づいているソリューションに依存することなく、独立して実施され得るということが理解され得る。代替として、いくつかのシナリオにおいては、その任意選択の特徴は、要件に基づいてその他の特徴と組み合わされ得る。それに対応して、本出願の実施形態において提供されている装置は、これらの特徴または機能も対応して実施し得る。詳細が本明細書で記述されることはない。
本出願の実施形態において列挙されているさまざまな例示的な論理ブロック(illustrative logic block)およびステップ(step)は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せによって実施され得るということを当業者ならさらに理解し得る。機能が、ハードウェアを使用することによって実施されるか、またはソフトウェアを使用することによって実施されるかは、個別の用途およびシステム全体の設計要件に依存する。当業者なら、機能を対応する用途のために実施するためにさまざまな方法を使用し得るが、その実施は本出願の実施形態の保護範囲を超えるものとみなされるべきではない。
本出願において記述されているソリューションは、さまざまな様式で実施され得る。たとえば、テクノロジーは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せによって実施され得る。ハードウェア実装態様に関しては、通信装置においてこれらのテクノロジーを実行するように構成されている処理ユニット(たとえば、基地局、端末、ネットワークエンティティー、コアネットワーク要素、またはチップ)は、1つもしくは複数の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、デジタルシグナルプロセッサコンポーネント、または特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、または別のプログラマブルロジック装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得る。任意選択で、汎用プロセッサはまた、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであり得る。プロセッサはまた、デジタルシグナルプロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサコアを伴う1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他の類似の構成など、コンピューティング装置どうしの組合せによって実装され得る。
本出願のこの実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含み得るということが理解され得る。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)であり得る。限定的な記述ではなく例を通じて、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM, DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM, DR RAM)が使用され得る。本明細書において記述されているシステムおよび方法のメモリは、これらおよび別の適切なタイプの任意のメモリを含むが、それらに限定されないということに留意されたい。
前述の実施形態のうちのすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合には、実施形態のうちのすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上にロードされて実行されたときに、本出願の実施形態による手順または機能が、すべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、またはその他のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読ストレージメディアに格納され得るか、またはコンピュータ可読ストレージメディアから別のコンピュータ可読ストレージメディアへ伝送され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターへ、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタルサブスクライバーライン(digital subscriber line, DSL))の、またはワイヤレス(たとえば、赤外線、ラジオ波、もしくはマイクロ波)の様式で伝送され得る。コンピュータ可読ストレージメディアは、1つまたは複数の使用可能なメディアを統合している、コンピュータ、またはデータストレージデバイス、たとえば、サーバまたはデータセンターによってアクセス可能な任意の使用可能なメディアであり得る。使用可能なメディアは、磁気メディア(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光メディア(たとえば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc, DVD))、半導体メディア(たとえば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD))などであり得る。
本明細書全体において言及されている「実施形態」は、その実施形態に関連した特定の特徴、構造、または特質が本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味するということが理解され得る。そのため、本明細書全体における実施形態は、必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。加えて、これらの特定の特徴、構造、または特質は、任意の適切な様式を使用することによって1つまたは複数の実施形態において組み合わされ得る。前述のプロセスのシーケンス番号は、本出願のさまざまな実施形態における実行シーケンスを意味していないということが理解され得る。そのプロセスの実行シーケンスは、そのプロセスの機能および内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実施プロセスについてのいかなる限定としても解釈されるべきではない。
本出願においては、「~ときに」および「~場合に」は、装置が、対応する処理を目的の状況において実行するということを意味しており、時間を限定することが意図されているものではないということを理解されたい。これらの用語は、装置が実施中に決定アクションを行うことを要求されているということを意味するものではなく、いかなるその他の限定も意味するものではない。
本出願においては、単数形で表されている要素は、別段の指定がない限り、「1つまたは複数」を表すことを意図されており、「1つだけ」を表すものではない。本出願においては、別段の指定がない限り、「少なくとも1つ」は、「1つまたは複数」を表すことを意図されており、「複数の」は、「2つ以上の」を表すことを意図されている。
加えて、「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書においては言い換え可能に使用され得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられている対象どうしの間における関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得るということを表す。たとえば、「Aおよび/またはB」は、「Aのみが存在する」、「AおよびBの両方が存在する」、ならびに「Bのみが存在する」という3つのケースを表し得る。Aは、単数または複数であり得、Bは、単数または複数であり得る。
本出願における「事前に定義する」は、「定義する」、「事前に定義する」、「格納する」、「事前に格納する」、「事前に交渉する」、「事前に構成する」、「固める」、または「事前に焼き付ける」として理解され得る。
当業者なら、便利で簡潔な記述という目的のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な機能プロセスに関しては、前述の方法実施形態における対応するプロセスを参照されたいということを理解し得る。詳細が再び本明細書で記述されることはない。
本出願の実施形態における同じまたは同様の部分に関しては、互いを参照されたい。本出願の実施形態、および実施形態における実装態様/実施方法/実施様式においては、別段の指定がない限り、または論理的な矛盾が生じない限り、用語および/または記述は、別々の実施形態の間において、および実施形態における実装態様/実施方法/実施様式の間において整合しており、相互に参照され得る。別々の実施形態、および実施形態における実装態様/実施方法/実施様式における技術的な特徴どうしが組み合わされて、その内部の論理的な関係に基づいて、新たな実施形態、実装態様、実施様式、または実施方法を形成し得る。前述の記述は、本出願の実装態様であるが、本出願の保護範囲を限定することを意図されているものではない。
前述の記述は、本出願の特定の実装態様にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されているものではない。本出願において開示されている技術的な範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形または代替も、本出願の保護範囲内に収まるものとする。

Claims (33)

  1. データ入手方法であって、前記方法は、
    ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、入手予定データが属するデータソースを決定するステップと、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、第1の情報を入手するステップと、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記第1の情報に基づいて、運用、管理、および保守OAMシステム内にある、前記データソースのものであるオブジェクト識別子を決定するステップと、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、第1の要求を前記OAMシステムへ送信するステップであって、前記第1の要求は、前記オブジェクト識別子を含み、前記第1の要求は、前記入手予定データを入手するように要求するためのものである、ステップとを含む、データ入手方法。
  2. 前記第1の情報は、前記データソースの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子との間における対応を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれ、前記ネットワーク機能プロフィールは、
    前記ネットワークスライスの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、
    前記ネットワークスライスの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスにおける前記ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、
    前記ネットワークスライスにおける前記ネットワークスライスサブネットの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、または
    前記ネットワークスライスにおける前記ネットワークスライスサブネットの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記入手予定データは、前記ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、または前記ネットワークスライスサブネットのKPIである、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記第1の情報は、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子の生成ルールを含み、前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、前記データソースのものであるオブジェクト識別子を前記決定するステップは、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記生成ルールおよび前記データソースの識別子に基づいて、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子を生成するステップを含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、前記生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含み、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記生成ルールおよび前記データソースの識別子に基づいて、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子を前記生成するステップは、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記第1の生成ルールおよび前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて前記第1の識別子を生成し、前記第2の生成ルールおよび前記データソースの前記識別子に基づいて前記第2の識別子を生成するステップを含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含み、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記方法は、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、第2の要求を受信するステップであって、前記第2の要求は、データ分析を実行するように要求するためのものである、ステップと、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記OAMシステムから前記入手予定データを受信するステップと、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記入手予定データに基づいてデータ分析を実行して、分析結果を入手するステップとをさらに含み、
    ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、入手予定データが属するデータソースを前記決定するステップは、前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記第2の要求に基づいて、前記入手予定データが属する前記データソースを決定するステップを含む請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第2の要求は、前記データソースの識別子を含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1の情報は、前記データソースのドメイン名と、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含み、
    前記方法は、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記データソースの前記ドメイン名を入手するステップをさらに含み、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記第1の情報に基づいて、OAMシステム内にある、前記データソースのものであるオブジェクト識別子を前記決定するステップは、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記マッピングルールに従った前記データソースの前記ドメイン名からのマッピングを通じて、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子を入手するステップを含む請求項1に記載の方法。
  12. 前記オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含み、前記第1の情報は、前記データソースの前記ドメイン名と前記第3の識別子との間における第1のマッピングルール、および前記データソースのホスト名と前記第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含み、
    前記方法は、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記データソースの前記ホスト名を入手するステップをさらに含み、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記マッピングルールに従った前記データソースの前記ドメイン名からのマッピングを通じて、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子を前記入手するステップは、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記第1のマッピングルールに従った前記データソースの前記ドメイン名からのマッピングを通じて前記第3の識別子を入手し、前記第2のマッピングルールに従った前記データソースの前記ホスト名からのマッピングを通じて前記第4の識別子を入手するステップを含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記データソースの前記ドメイン名を前記入手するステップは、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、第3の要求をネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素へ送信するステップであって、前記第3の要求は、前記データソースの前記ドメイン名を入手するように要求するためのものである、ステップと、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記NRFネットワーク要素から前記データソースの前記ドメイン名を受信するステップとを含む請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、第1の情報を前記入手するステップは、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記OAMシステムまたは前記NRFネットワーク要素から前記第1の情報を入手するステップ、
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記OAMシステムまたは前記NRFネットワーク要素からネットワーク機能プロフィールを入手するステップであって、前記ネットワーク機能プロフィールは、前記第1の情報を含む、ステップ、または
    前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素によって、前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素のメモリから前記第1の情報を入手するステップのうちのいずれか1つを含む請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記ネットワーク機能プロフィールは、前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである請求項14に記載の方法。
  16. 運用、管理、および保守OAMシステムに適用されるデータ入手方法であって、前記システムは、管理デバイスを含み、前記方法は、
    前記管理デバイスによって、第1の情報を生成するステップであって、前記第1の情報は、前記OAMシステム内にある、入手予定データが属するデータソースのものであるオブジェクト識別子を決定するためのものである、ステップと、
    前記管理デバイスによって、前記第1の情報を第1のネットワーク要素へ送信するステップとを含む、データ入手方法。
  17. 前記第1の情報は、前記データソースの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子との間における対応を含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記データソースは、ネットワークスライスまたはネットワークスライスサブネットを含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の情報は、ネットワーク機能プロフィールに含まれ、前記ネットワーク機能プロフィールは、
    前記ネットワークスライスの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、
    前記ネットワークスライスの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスにおける前記ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応、
    前記ネットワークスライスにおける前記ネットワークスライスサブネットの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスのものであるオブジェクト識別子との間における対応、または
    前記ネットワークスライスにおける前記ネットワークスライスサブネットの識別子と、前記OAMシステム内にある、前記ネットワークスライスサブネットのものであるオブジェクト識別子との間における対応のうちの1つまたは複数を含む請求項18に記載の方法。
  20. 前記入手予定データは、前記ネットワークスライスのキーパフォーマンスインジケータKPI、または前記ネットワークスライスサブネットのKPIである請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記第1の情報は、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子の生成ルールを含む請求項16に記載の方法。
  22. 前記オブジェクト識別子は、第1の識別子および第2の識別子を含み、前記生成ルールは、第1の生成ルールおよび第2の生成ルールを含み、前記第1の生成ルールは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素のドメイン名に基づいて前記第1の識別子を生成するルールを含み、前記第2の生成ルールは、前記データソースの識別子に基づいて前記第2の識別子を生成するルールを含む請求項21に記載の方法。
  23. 前記データソースの識別子は、ネットワークスライス選択支援情報および/またはネットワークスライスサブネット識別子を含み、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子は、ネットワークスライスに関連している管理対象オブジェクト識別子、および/またはネットワークスライスサブネットに関連している管理対象オブジェクト識別子を含む請求項16乃至22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記第1の情報は、前記データソースのドメイン名と、前記OAMシステム内にある、前記データソースのものである前記オブジェクト識別子との間におけるマッピングルールを含む請求項16に記載の方法。
  25. 前記オブジェクト識別子は、第3の識別子および第4の識別子を含み、前記第1の情報は、前記データソースの前記ドメイン名と前記第3の識別子との間における第1のマッピングルール、および前記データソースのホスト名と前記第4の識別子との間における第2のマッピングルールを特に含む請求項24に記載の方法。
  26. 前記管理デバイスによって、前記第1の情報を第1のネットワーク要素へ前記送信するステップは、
    前記管理デバイスによって、設定コマンドを前記第1のネットワーク要素へ送信するステップであって、前記設定コマンドは、前記第1の情報を含む、ステップ、または
    前記管理デバイスによって、ネットワーク機能プロフィールを前記第1のネットワーク要素へ送信するステップであって、前記ネットワーク機能プロフィールは、前記第1の情報を含む、ステップを含む請求項16乃至25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記ネットワーク機能プロフィールは、前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素またはネットワークスライス選択ネットワーク要素の設定ファイルである請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1のネットワーク要素は、前記ネットワークスライス選択ネットワーク要素、ネットワークリポジトリ機能NRFネットワーク要素、または前記ネットワークデータ分析ネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含む請求項16乃至27のいずれか一項に記載の方法。
  29. データ入手システムであって、前記システムは、請求項1乃至15のいずれか一項に記載のネットワークデータ分析ネットワーク要素と、請求項16乃至28のいずれか一項に記載の管理デバイスとを含む、データ入手システム。
  30. 請求項1乃至15または16乃至28のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されているユニットを含む通信装置。
  31. 通信装置であって、前記装置は、プロセッサおよびメモリを含み、前記メモリは、プログラム命令を格納しており、前記プロセッサは、前記メモリに格納されている前記プログラム命令を実行して、請求項1乃至15または16乃至28のいずれか一項に記載の方法を前記装置が実行することを可能にする、通信装置。
  32. コンピュータ可読ストレージメディアであって、前記コンピュータ可読ストレージメディアは、コンピュータプログラムを格納しており、前記コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、前記プログラム命令が通信装置によって実行されたときに、請求項1乃至15または16乃至28のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータ可読ストレージメディア。
  33. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、プログラム命令を含み、前記プログラム命令が通信装置によって実行されたときに、請求項1乃至15または16乃至28のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータプログラム製品。
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