JP2024517493A - 取り外し可能なステムを有するポート - Google Patents
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Abstract
実施形態は、リザーバおよびリザーバと連通するポート管腔を有するポートと、ステム管腔を画定し、長手方向軸に沿って延在するステムを有するコネクタとを含む、ポートシステムに関する。ステムは、カテーテルに係合して、カテーテルと流体連通することができる。また、コネクタは、ステム内腔がポート内腔と整列するまで、長手方向軸に対して垂直に延在する軸、例えば、交差軸に沿って、ポートと摺動可能に係合することができる。コネクタはさらに、長手方向軸に沿って摺動可能であるとともに、ポートからのコネクタの逆行移動を阻止するように構成されたロックピンを含むことができる。
Description
本発明は、医療機器に関し、詳しくは、取り外し可能なステムを有するポートに関する。
本明細書で開示する実施形態は約言すれば、取り外し可能なステムを有するポートシステムおよび関連する方法に関する。
近位方向にトリミング可能な(trimmable)カテーテルは、配置後のサイズ調整(sizing)が可能である。カテーテルおよびポートアセンブリを配置するとき、カテーテルの遠位先端の位置は、治療の有効性に重要である。例えば、上大静脈内にカテーテルを配置するとき、カテーテルの遠位先端が標的領域に届かない場合、薬剤の効力が低下する。遠位先端を進めすぎると、不整脈の原因となる。カテーテルの遠位先端とポートとの間の距離は、標的場所、血管系への挿入部位、ポートの位置間の距離が、患者や手技によって異なるため、様々である。配置前にカテーテルの長さを見積もることは、遠位先端の誤配置につながる誤差を招く可能性がある。
近位方向にトリミング可能な(trimmable)カテーテルは、配置後のサイズ調整(sizing)が可能である。カテーテルおよびポートアセンブリを配置するとき、カテーテルの遠位先端の位置は、治療の有効性に重要である。例えば、上大静脈内にカテーテルを配置するとき、カテーテルの遠位先端が標的領域に届かない場合、薬剤の効力が低下する。遠位先端を進めすぎると、不整脈の原因となる。カテーテルの遠位先端とポートとの間の距離は、標的場所、血管系への挿入部位、ポートの位置間の距離が、患者や手技によって異なるため、様々である。配置前にカテーテルの長さを見積もることは、遠位先端の誤配置につながる誤差を招く可能性がある。
近位方向にトリミング可能なカテーテルは、カテーテルの遠位先端を標的位置に配置してから、カテーテルの近位部分を適切な長さにトリミングすることができる。その後、臨床医はカテーテルを皮下ポートまたは同様のアクセス装置に取り付けることができる。しかしながら、カテーテルをポートに固定することは難しい。接続部は、特に高圧注入時の漏れを防ぐ必要がある。さらに、皮下アクセス部位の限られた湿潤環境内でカテーテルとポートを操作することは、スリップ、アクセス部位への過度の外傷、またはカテーテル遠位先端の誤配置につながる場合がある。
本明細書で開示する実施形態は、コネクタをポートに結合する前にカテーテルに結合できるコネクタを含むポートシステムに関する。コネクタは、カテーテルのトリミングされた端部に固定することができる。したがって、コネクタは、ポートとの液密接続を容易にする。
本明細書で開示するのは、血管アクセスシステムであって、針によって経皮的にアクセスするように構成されるリザーバを画定するとともに、リザーバと流体連通するポート内腔を含むポートと、長手方向軸に沿って延在するステム内腔を画定するステムを有するコネクタであって、長手方向軸に対して垂直に延在する軸に沿って第1の方向にポートと摺動可能に係合するとともに、係合解除位置と係合位置との間で移行可能である、コネクタと、を含む、血管アクセスシステムである。
いくつかの実施形態では、ステム内腔は、コネクタが係合位置にあるとき、ポート内腔と整列してその間に流体連通をもたらす。いくつかの実施形態では、ポートは凹部を含み、凹部は、係合位置にあるとき、コネクタの本体を受け入れるように構成されている。いくつかの実施形態では、コネクタの本体は、締まり嵌め、圧入、またはスナップ嵌め係合のうちのいずれかで凹部に係合する。いくつかの実施形態では、ポートはチャネルを含むとともにコネクタはレールを含んでおり、レールは、コネクタがポートに係合するときにチャネルに摺動可能に係合するように構成されている。いくつかの実施形態では、レールは、締まり嵌め、圧入、またはスナップ嵌め係合のうちのいずれかでチャネルに係合する。
いくつかの実施形態では、コネクタは、コネクタが係合位置にあるとき、ポートの表面に係合して第1の方向へのさらなる移動を阻止するように構成された当接面を含む。いくつかの実施形態では、長手方向軸に対して垂直に延在する軸は、交差軸(transverse axis)、横軸(lateral axis)、またはこれらの軸の間に角度をなして延びる軸のいずれかである。いくつかの実施形態では、血管アクセスシステムは、ロック解除位置とロック位置との間で長手方向軸に沿ってコネクタと摺動可能に係合するロックピンをさらに含む。いくつかの実施形態では、ロックピンは、ロック位置にあるとき、ポート内に配置されたロック開口部に係合する。
いくつかの実施形態では、ロックピンは、締まり嵌め、圧入、またはスナップ嵌め係合のいずれかでコネクタまたはポートの一方に係合する。いくつかの実施形態では、ロック位置にあるロックピンは、コネクタに滑らかな外形をもたらす。いくつかの実施形態では、ポートは、リザーバの上に配置される(disposed over)とともに、リザーバへの経皮的アクセスを提供するように構成される、針貫通可能な隔壁を含む。いくつかの実施形態では、ステムが延在するコネクタの表面は、コネクタが係合位置にあるとき、ポートの表面と連続した外形を形成する。
また、本明細書で開示するのは、カテーテルをポートに結合する方法であって、コネクタ本体から延在するとともに、長手方向軸に沿って延在するステム内腔を画定するステムをカテーテルの内腔に付勢(urging)するステップと、コネクタ本体を、長手方向軸に対して垂直に延在する軸に沿ってポート上に配置された凹部と整列させるステップと、コネクタ本体を、長手方向軸に対して垂直に延在する軸に沿って第1の方向に凹部と摺動可能に係合させるステップと、ステム内腔をポート内腔と整列させて、カテーテルとポートとの間に流体連通を提供するステップと、を含む方法である。
いくつかの実施形態では、ステム内腔がポート内腔と整列しているときに、コネクタ本体の当接面が凹部の表面に接触して、第1の方向へのさらなる移動を阻止する。いくつかの実施形態では、コネクタ本体は、圧入、締まり嵌め、またはスナップ嵌め係合のいずれかで凹部に係合する。いくつかの実施形態では、方法は、コネクタ本体上に配置されたレールを凹部内に配置されたチャネルと摺動可能に係合させるステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、レールは、圧入、締まり嵌め、またはスナップ嵌め係合のいずれかでチャネルに係合する。いくつかの実施形態では、方法はさらに、ステム内腔がポート内腔と整列しているときに、ロックピンをロック解除位置からロック位置に摺動させて、第1の方向または第1の方向と反対の第2の方向のうちの一方へのコネクタ本体の移動を阻止するステップを含む。
いくつかの実施形態では、ロックピンは、コネクタ本体と摺動可能に係合する。いくつかの実施形態では、ロックピンは、ロック位置にあるとき、凹部内に配置されたロック開口部に係合する。いくつかの実施形態では、ロックピンは、圧入、締まり嵌め、またはスナップ嵌め係合のうちのいずれかでコネクタ本体またはロック開口部のうちの一方に係合する。いくつかの実施形態では、ロック位置にあるロックピンは、コネクタ本体と滑らかな外形を形成する。いくつかの実施形態では、ポートは、ポート内腔と流体連通するリザーバと、リザーバへのアクセスを提供するように構成される針貫通可能な隔壁とを含む。
本開示のより具体的な説明は、添付の図面に示されているその特定の実施形態を参照することによって提供される。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを示しており、したがって、その範囲を限定すると見なされるべきではない。本発明の例示的な実施形態は、添付の図面を使用することにより、追加の特異性および詳細とともに記載および説明される。
いくつかの特定の実施形態をより詳細に開示する前に、本明細書に開示される特定の実施形態は、本明細書に提供される概念の範囲を限定しないことを理解されたい。本明細書に開示される特定の実施形態は、特定の実施形態から容易に分離でき、任意選択で、本明細書に開示される他の複数の実施形態のいずれかの特徴と組み合わせるか、または置換することができる特徴を有し得ることも理解されたい。
本明細書で使用される用語に関して、これらの用語は、いくつかの特定の実施形態を説明することを目的とするものであり、これらの用語は、本明細書で提供される概念の範囲を限定しないことも理解されたい。序数(例えば、第1、第2、第3など)は、一般に、特徴またはステップのグループ内の異なる特徴またはステップを区別または識別するために使用され、シリアルまたは数値の制限を提供しない。例えば、「第1」、「第2」、および「第3」の特徴またはステップは、必ずしもその順序で現れる必要はなく、そのような特徴またはステップを含む特定の実施形態は、必ずしも3つの特徴またはステップに限定される必要はない。「左」、「右」、「上」、「下」、「前」、「後」などの表示は便宜上のものであり、例えば特定の固定された位置、方向、向きなどを意味するものではない。代わりに、そのような表示は、たとえば、相対的な位置、向き、または方向を反映するために使用される。「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」の単数形には、文脈で明確に指示されていない限り、複数形の対象が含まれる。
例えば、本明細書に開示されるカテーテルの「近位」、「近位部分」または「近位端部分」に関して、カテーテルが患者に使用されるときに臨床医の近くにあることを意図したカテーテルの部分を含む。同様に、例えば、カテーテルの「近位の長さ」は、カテーテルが患者に使用されるときに臨床医の近くにあることを意図したカテーテルの長さを含む。例えば、カテーテルの「近位端」は、カテーテルが患者に使用されるときに臨床医の近くにあることを意図したカテーテルの端部を含む。カテーテルの近位部分、近位端部分、または近位長さは、カテーテルの近位端を含むことができる。しかしながら、カテーテルの近位部分、近位端部分、または近位長さは、カテーテルの近位端を含む必要はない。すなわち、文脈が別のことを示唆しない限り、カテーテルの近位部分、近位端部分、または近位長さは、カテーテルの末端部分または末端長さではない。
例えば、本明細書に開示されるカテーテルの「遠位」、「遠位部分」または「遠位端部分」に関して、カテーテルが患者に使用されるときに患者の近くまたは患者の体内にあることを意図したカテーテルの部分を含む。同様に、例えば、カテーテルの「遠位の長さ」は、カテーテルが患者に使用されるときに患者の近くまたは患者の体内にあることを意図したカテーテルの長さを含む。例えば、カテーテルの「遠位端」は、カテーテルが患者に使用されるときに、患者の近くまたは患者の体内にあることを意図したカテーテルの端部を含む。カテーテルの遠位部分、遠位端部分、または遠位長さは、カテーテルの遠位端を含むことができる。しかしながら、カテーテルの遠位部分、遠位端部分、または遠位長さは、カテーテルの遠位端を含む必要はない。すなわち、文脈が別のことを示唆しない限り、カテーテルの遠位部分、遠位端部分、または遠位長さは、カテーテルの末端部分または末端長さではない。
本明細書に記載される実施形態の説明を補うために、図1に示すように、長手方向軸は、カテーテルの軸方向長さに略平行に延びる。横軸(lateral axis)は長手方向軸に対して垂直方向(normal)に延び、交差軸(transverse axis)は長手方向軸と横軸の両方に対して垂直方向に延びる。
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解されているものと同じ意味を有する。
図1は、ポート110と、カテーテル90に結合されるように構成されるポートステム180を含む着脱式コネクタ150と、を含むポートシステム(「システム」)100の分解斜視図である。一実施形態では、ポート110は、リザーバ114を画定する本体112、およびリザーバ114の上に配置された針貫通可能な隔壁116を含むことができる。使用時、ポート110は皮下に配置することができる。ポート110のリザーバ114は、針貫通可能な隔壁116を通して経皮的に延在する針によってアクセスすることができる。ポート内腔120は、リザーバ114とポートステム180との間を流体連通させることができる。上記の内容から分かるように、本明細書に開示する実施形態は、限定ではないが、単一リザーバポートまたは複数リザーバポートとともに使用することができる。一実施形態において、ポート110は、ポート110を組織ポケット(tissue pocket)内に固定する縫合糸を受け入れるように構成された縫合糸開口部118を含むことができる。任意選択で、縫合糸開口部118は、組織の内部成長を軽減するために、その中に配置された針貫通可能な材料、例えばシリコーンなどを含むことができる。
図1は、ポート110と、カテーテル90に結合されるように構成されるポートステム180を含む着脱式コネクタ150と、を含むポートシステム(「システム」)100の分解斜視図である。一実施形態では、ポート110は、リザーバ114を画定する本体112、およびリザーバ114の上に配置された針貫通可能な隔壁116を含むことができる。使用時、ポート110は皮下に配置することができる。ポート110のリザーバ114は、針貫通可能な隔壁116を通して経皮的に延在する針によってアクセスすることができる。ポート内腔120は、リザーバ114とポートステム180との間を流体連通させることができる。上記の内容から分かるように、本明細書に開示する実施形態は、限定ではないが、単一リザーバポートまたは複数リザーバポートとともに使用することができる。一実施形態において、ポート110は、ポート110を組織ポケット(tissue pocket)内に固定する縫合糸を受け入れるように構成された縫合糸開口部118を含むことができる。任意選択で、縫合糸開口部118は、組織の内部成長を軽減するために、その中に配置された針貫通可能な材料、例えばシリコーンなどを含むことができる。
一実施形態では、コネクタ150はコネクタ本体152を含むことができ、コネクタ本体152は、コネクタ本体152から長手方向軸に沿って延在するとともに、ステム内腔154を画定するポートステム180を有している。ステム内腔154は、ポートステム180およびコネクタ本体152を通って延在することができ、コネクタ150がポート110と完全に係合したときにポート内腔120と整列することができる。
一実施形態では、カテーテル90は、締まり嵌めでポートステム180に係合するように構成された柔軟な(compliant)長尺状のチューブを含むことができる。カテーテル90の遠位端は、患者の脈管構造内に配置されて、脈管構造と流体連通することができる。カテーテル90の近位端は、トリミング可能であり、ポートステム180の上に引き伸ばされて、カテーテル90の近位端とポートステム180とを流体密封するように構成することができる。言い換えれば、ポートステム180は、カテーテル90の内腔に係合するように構成することができる。カテーテル90は、その中にポートステム180を受容するように弾性的に変形することができる。一実施形態では、キャスロック(cathlock)(図示せず)は、カテーテル90の外面に係合することができ、さらにカテーテル90をポートステム180に固定することができる。一実施形態では、ポートステム180は、ポートステム180の周囲に環状に延在するとともに、ポートステム180の上に配置されたカテーテル90を保持するように構成される、返し(barb)、隆起、または同様の構造を含むことができる。
一実施形態では、コネクタ本体152は、長手方向軸に対して垂直に延在する軸に沿ってポート本体112に摺動可能に係合することができ、コネクタ本体152をポート本体112に固定するとともに、ステム内腔154をポート内腔120と整列させる。一実施形態では、コネクタ本体152は、交差軸(transverse axis)、横軸(lateral axis)、またはコレラの軸の間に角度をなして延在する軸に沿って、ポート本体112に摺動可能に係合することができる。一実施形態では、ポート内腔120またはステム内腔154のうちの一方は、ポート内腔120がステム内腔154と整列しているときに、ポート内腔120とステム内腔154との間を流体密封するために、ポート内腔120またはステム内腔154との間の境界面に配置されたガスケットを含むことができる。
一実施形態では、ポート本体112は、その中にコネクタ本体152の一部を受け入れるように構成された凹部122を含むことができる。一実施形態では、コネクタ本体152は、圧入または締まり嵌め係合のうちの一方で凹部122に係合することができるとともに、凹部122からのコネクタ本体152の逆行移動を軽減するように構成されて、偶発的な係合解除を防止する。一実施形態では、コネクタ本体152または凹部122の一方は、コネクタ本体152が凹部122にスナップ嵌め係合で係合できるように、突起、戻り止め、爪、クリップ、返し、ラッチ、または同様の構造を含むことができる。有利なことに、スナップ嵌め係合によって、コネクタ本体152が凹部122と完全に係合していることを可聴確認することができる。さらに、スナップ嵌め係合は、凹部122からのコネクタ本体152の逆行移動を軽減して、偶発的な係合解除を防止することができる。
一実施形態では、図2Aに示すように、凹部122は、凹部122の側壁に配置されるとともに、ポート本体112に対するコネクタ本体152の移動軸、例えば交差軸と整列した1つ以上のチャネル124を含むことができる。一実施形態では、図2Bに示すように、コネクタ本体152は、コネクタ本体152から横方向に延在するとともに、チャネルと同じ軸、例えば交差軸に沿って延在するレール156を含むことができる。レール156は、コネクタ本体152が凹部122に摺動可能に係合するときに、軸、例えば交差軸に沿ってチャネル124に摺動可能に係合するように構成することができる。上記の内容から分かるように、コネクタ本体152が横軸に沿って凹部122に摺動可能に係合する実施形態では、レール156およびチャネル124も横軸に沿って延在することができる。
一実施形態では、コネクタ本体152は、第1の側面から延在する第1のレール156Aと、第1の側面の反対側の第2の側面から延在する第2のレール156Bとを含むことができる。一実施形態では、凹部122は、凹部122の第1の壁に配置された第1のチャネル124Aと、第1のチャネル124Aの反対側の、凹部122の第2の壁に配置された第2のチャネル124Bとを含むことができる。第1のレール156Aは、第1のチャネル124Aに摺動可能に係合することができ、第2のレール156Bは、軸、例えば、交差軸に沿って第2のチャネル124Bに摺動可能に係合することができる。
一実施形態では、レール156は、凹部122からのコネクタ本体152の逆行移動を軽減するために、圧入または締まり嵌め係合のうちの一方でチャネル124に係合することができる。一実施形態では、レール156またはチャネル124のうちの一方は、本明細書で説明するように、レール156をチャネル124とスナップ嵌め係合で係合させるために、突起、戻り止め、爪、返し、クリップ、ラッチ、または同様の構造を含むことができる。一実施形態では、本明細書で説明するように、レール156は、凹部122の壁に配置することができ、また、コネクタ本体152に配置されたチャネル124に摺動可能に係合するように構成することができる。有利には、レール156は、コネクタ本体152が凹部122に係合しているとき、ポート110に対するコネクタ150の長手方向の移動を阻止するためにチャネル124と係合することができる。
一実施形態では、コネクタ150がポート110と係合した状態で、コネクタ本体152の1つ以上の表面、例えばステム表面158は、ポート本体112と協働して、連続的な外形を画定することができる(図3)。有利なことに、ポート110およびコネクタ150アセンブリの連続的な外形は、組織の内部成長を軽減して、患者の快適さを向上させることができる。一実施形態では、コネクタ本体152の上面は、凹部122の表面に当接して、凹部122を通るさらなる移動を阻止することができる。一実施形態では、コネクタ本体152が凹部122と完全に係合しているとき、すなわち、ポート内腔120がステム内腔154と整列しているときに、上面は凹部122の表面に当接することができる。
一実施形態では、コネクタ150は、ロックピン160、例えば、第1のロックピン160Aおよび第2のロックピン160Bを含むことができる。ロックピン160は、長手方向軸に沿って、すなわち、コネクタ本体152が凹部122と摺動可能に係合する軸に対して垂直な方向に、コネクタ本体152と摺動可能に係合することができる。図示するように、ロックピン160は、長手方向軸に沿って摺動可能に係合している。しかしながら、他の軸も考えられることは理解されるであろう。ロックピン160は、ロック解除位置(図2B)とロック位置(図4F)との間を移行することができる。
一実施形態では、コネクタ本体152が凹部122と完全に係合しているとき、すなわち、ステム内腔154がポート内腔120と整列しているときに、各ロックピン160はロック開口部162と整列することができる。例えば、第1のロックピン160Aは、第1のロック開口部162Aと整列することができ、第2のロックピン160Bは、第2のロック開口部162Bと整列することができる。上記の内容から分かるように、ロックピン160およびロック開口部162の様々な数、位置および構成は、本発明の範囲内にあると考えられる。
一実施形態では、ロックピン160は、ロック開口部162からのロックピン160の逆行移動を軽減し、偶発的な係合解除を防止するように構成された圧入または締まり嵌め係合で、コネクタ本体152またはロック開口部162の一方と係合することができる。一実施形態では、ロックピン160およびロック開口部162は、それらをスナップ嵌め係合できるように構成された突起、戻り止め、爪、返し、クリップ、ラッチなどを含むことができる。有利には、スナップ嵌め係合は、ロックピンがロック位置にあることを可聴式に示すことができる。さらに、スナップ嵌め係合は、ロック開口部162からのロックピン160の逆行移動を軽減して、偶発的な係合解除を防止することができる。
図4A~4Fは、本明細書で説明するように、ポート110と、コネクタ150であって、コネクタ150から延在するステム180を有するコネクタ150と、を含むポートシステム100の例示的な使用方法を示す。任意選択で、カテーテル90の遠位先端は、患者の脈管構造内の標的場所に配置することができる。次に、カテーテル90の近位端を適切な長さにトリミングすることができる。任意選択で、ポート110は、組織ポケット内に配置することができる。
図4Aおよび4Bに示すように、一実施形態では、臨床医は次に、ステム180をカテーテル90の内腔92へ付勢すること(urging)によって、コネクタ150のステム180をカテーテル90の近位端に結合することができる。カテーテル90は、その中にステムを受容するように半径方向外向きに弾性的に変形することができ、締まり嵌め係合でステムに固定することができる。任意選択で、カテーテル90をステム180にさらに固定するために、カテーテル90の外面にキャスロックまたは同様の構造(図示せず)を係合させることができる。
有利には、コネクタ150は、組織ポケットの外側で、例えば患者の外部でカテーテル90に結合することができる。このことによって、臨床医はより大きな可動域、すなわち、てこの作用を得ることができ、カテーテル90をステム180に固定しやすくなる。さらに、臨床医は、組織ポケットの湿潤環境の外側でカテーテル90およびコネクタ150を把持することができるため、把持力が向上する。有利には、コネクタ150を患者の体外でカテーテル90に結合することにより、カテーテル90またはコネクタ150の一方を把持するための道具を使用するスペースを増大させて、係合を容易にすることができる。
図4B~4Dに示すように、ステム180がカテーテル90と係合した状態で、コネクタ本体152をポート110に結合することができる。任意選択で、コネクタ150を組織ポケット内に配置して、組織ポケット内でポート110に結合することができる。コネクタ本体152は、長手方向軸に対して垂直に延在する軸に沿ってポート110上に配置された凹部122と整列させることができる。一実施形態では、コネクタ本体152は、交差軸に沿って凹部122と整列させることができる。一実施形態では、コネクタ本体152のレール156は、交差軸に沿って凹部122のチャネル124と整列させることができる。例えば、第1のレール156Aは第1のチャネル124Aと整列させることができ、第2のレール156Bは第2のチャネル124Bと整列させることができる。有利には、交差軸係合は、組織ポケット内での横方向の移動を最小にし、「より緊密な(tighter)」組織ポケットを提供し、ポートが配置された後の皮下移動を軽減することができる。
一実施形態では、コネクタ本体152は、横軸に沿って凹部122と整列させることができる。有利なことに、横軸係合は、コネクタ150およびポート110の両方が、係合前に組織ポケット内で整列することを可能にする。さらに、臨床医は、患者に直接圧力を加えることなく、コネクタ150をポート110に結合するために、横方向の「つまむ(pinching)」動作を加えることができる。
図4Cおよび4Dに示すように、コネクタ本体152は、交差軸に沿って凹部122の下に配置することができる。一実施形態では、コネクタ本体152は、凹部122に向かって、交差方向上向き(第1の方向)に摺動させることができる。一実施形態では、ポート110は、コネクタ本体152の方へ、交差方向下向き(第2の方向)に摺動させることができる。コネクタ本体152が凹部122に摺動可能に係合すると、レール156はチャネル124に係合することができる。コネクタ本体152は、コネクタ本体152の上面が凹部122の表面、例えば下向き面に当接するまで、凹部122に摺動可能に係合し続けることができる。有利には、コネクタ150が上向き方向にポートに係合することで、ポート110を組織ポケットの床に対して所定の位置に縫合することを可能にし、コネクタ150が第2の方向、すなわち下向きにポート110から偶発的に係合解除されることを防止することができる。
上記の内容から分かるように、一実施形態では、コネクタ本体152は、下向き方向、すなわち第2の方向に交差軸に沿って凹部122に摺動可能に係合することができる。したがって、コネクタ本体152の底面は、凹部122の上向き面に当接して、コネクタ本体152のさらなる交差方向の移動を防止することができる。一実施形態では、レール156の端面は、コネクタ本体152がポート110と完全に係合しているときに、チャネル124の端面に当接して、さらなる交差方向の移動を防止することができる。
一実施形態では、コネクタ本体152は、横軸に沿って凹部122と摺動可能に係合することができる。コネクタ本体152は、第1の横方向、または第1の方向と反対の第2の横方向のいずれかで凹部122に係合することができ、さらに、コネクタ本体152が凹部122と完全に係合しているとき、すなわちステム内腔154がポート内腔120と整列しているとき、さらなる横方向の移動を阻止するように構成された、本明細書で説明するような1つ以上の当接部を含むことができる。
図4Dに示すように、コネクタ本体152が凹部122と完全に係合した状態で、ステム内腔154は、ポート内腔120と整列してこれらの内腔間を流体連通させ、ポートリザーバ114とカテーテル内腔92との間に流体連通をもたらす。一実施形態では、コネクタ本体152の1つ以上の表面、例えばステム表面158は、ポート110の外側表面と協働して、連続した外側表面を画定することができる。有利なことに、連続した外側表面は、組織の内部成長を軽減し、また滑らかな外形を提供することで、患者の快適さを向上させることができる。
図4Eおよび4Fに示すように、一実施形態では、ロックピン(複数可)160は、ロック解除位置(図4E)からロック位置(図4F)に移行することができる。ロックピン160は、長手方向軸に沿って、すなわち、コネクタ本体150が凹部122に係合する軸に対して垂直に延びる軸に沿って摺動することができる。ロック位置にあるロックピン160は、ロック開口部(複数可)162に係合することができ、また、凹部122からのコネクタ本体152の逆行移動を阻止することができる。一実施形態では、ロックピン160は、ロックピン160をロック解除位置またはロック位置のいずれかに固定するために、コネクタ本体152またはロック開口部162の一方に締まり嵌めで係合することができる。
一実施形態では、ポートシステム100は、異なるステム寸法または形態を有する様々な構成のコネクタ150を含むことができる。各コネクタ150は、本明細書で説明するように、ポート110と結合することができる。例えば、様々な種類のコネクタ150は、異なる種類のカテーテル、すなわち、大きさ、内腔の数または形状、材料、流量などが異なるカテーテルと結合するように構成された異なるステム寸法または形態、あるいは異なるキャスロック構造と係合するように構成されたステムを含むことができる。コネクタ150は、本明細書で説明するように、ポート110に結合することができる。したがって、単一ポート構成、例えばポート110を様々な異なる種類のカテーテルに結合することができ、その場合、コネクタ150のみを交換する必要がある。有利なことに、このようなシステムは、在庫提供、保管、および製造における効率を改善し、関連コストを削減することができる。
いくつかの特定の実施形態が本明細書に開示されており、特定の実施形態がある程度詳細に開示されているが、特定の実施形態が本明細書で提供される概念の範囲を制限することは意図されていない。追加の適合および/または修正は、当業者には明らかであり得、より広い態様では、これらの適合および/または修正もまた包含される。したがって、本明細書で提供される概念の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される特定の実施形態から逸脱することができる。
Claims (14)
- 血管アクセスシステムであって
針によって経皮的にアクセスするように構成されるリザーバを画定するとともに、リザーバと流体連通するポート内腔を含むポートと、
長手方向軸に沿って延在するステム内腔を画定するステムを有するコネクタであって、長手方向軸に対して垂直に延在する軸に沿って第1の方向にポートと摺動可能に係合するとともに、係合解除位置と係合位置との間で移行可能である、コネクタと、を含む、血管アクセスシステム。 - 前記ステム内腔が、前記コネクタが係合位置にあるとき、前記ポート内腔と整列して前記ポート内腔との間に流体連通をもたらす、請求項1に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ポートが、前記係合位置にあるときに、前記コネクタの本体を受け入れるように構成された凹部を含む、請求項1または2に記載の血管アクセスシステム。
- 前記コネクタの本体が、締まり嵌め、圧入、またはスナップ嵌め係合のうちのいずれかで凹部に係合している、請求項3に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ポートがチャネルを含むとともに前記コネクタがレールを含んでおり、レールが、前記コネクタが前記ポートに係合するときにチャネルに摺動可能に係合するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
- 前記レールが、締まり嵌め、圧入、またはスナップ嵌め係合のうちのいずれかで前記チャネルに係合している、請求項5に記載の血管アクセスシステム。
- 前記コネクタが、前記係合位置にあるときに、前記ポートの表面に係合して前記第1の方向へのさらなる移動を阻止するように構成されている当接面を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
- 前記長手方向軸に対して垂直に延在する軸が、交差軸、横軸、またはこれらの軸の間で角度をなして延在する軸のうちのいずれかである、請求項1~7のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
- ロックピンであって、ロック解除位置とロック位置との間で前記長手方向軸に沿って前記コネクタと摺動可能に係合するロックピンをさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ロックピンが、前記ロック位置にあるとき、前記ポート内に配置されたロック開口部に係合している、請求項9に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ロックピンが、締まり嵌め、圧入、またはスナップ嵌め係合のうちのいずれかで前記コネクタまたは前記ポートのうちの一方に係合している、請求項9または10に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ロック位置にあるロックピンが、前記コネクタに滑らかな外形を提供する、請求項9~11のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ポートが、前記リザーバの上に配置されるとともに、前記リザーバへの経皮的アクセスを提供するように構成されている、針貫通可能な隔壁を含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
- 前記ステムが延在する前記コネクタの表面が、該コネクタが前記係合位置にあるとき、前記ポートの表面と連続した外形を形成する、請求項1~13のいずれか一項に記載の血管アクセスシステム。
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