JP2024516694A - 体感品質測定のための能力シグナリング - Google Patents

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Abstract

体感品質(QoE)測定のための能力シグナリングの方法は、ユーザ機器(UE)により、QoEに関連付けられた1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを基地局(BS)へ送信するステップと、1つまたは複数の送信された能力IEに基づいて、UEにより、BSからQoE測定および報告のための第1の構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップと、UEにより、第1の構成パラメータに基づいて1つまたは複数のQoE測定報告をBSに送信するステップと、を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年5月10日に出願された米国仮特許出願第63/186,267号(「仮出願」)の米国特許法第119条(e)に基づく優先権を主張し、仮特許出願の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、第5世代モバイルネットワークである5Gを対象とする。これは、1G、2G、3G、および4Gネットワークの後の新しいグローバル無線規格である。5Gは、マシン、オブジェクト、およびデバイスを接続するように設計されたネットワークを可能にする。
本発明は、より具体的には、ストリーミング、仮想/拡張現実(VR/AR)、およびURLLCアプリケーションを含む様々なサービスおよびアプリケーションにおける改善された体感品質(QoE)測定および報告に関する。
一実施形態では、本発明は体感品質(QoE)測定のための能力シグナリングの方法を提供する。本方法は、ユーザ機器(UE)により、QoEに関連付けられた1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを基地局(BS)へ送信するステップと、1つまたは複数の送信された能力IEに基づいて、UEにより、BSからQoE測定および報告のための第1の構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップと、UEにより、第1の構成パラメータに基づいて1つまたは複数のQoE測定報告をBSに送信するステップと、を含む。
1つまたは複数の能力情報要素(IE)は、ユーザ機器(UE)が体感品質(QoE)測定およびQoE関連シグナリングの少なくとも一方をサポートするかどうかを示す。1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップは、1つまたは複数の能力情報要素(IE)が、ユーザ機器(UE)が体感品質(QoE)測定およびQoE関連シグナリングをサポートしていることを示すかどうかに基づく。第1の構成パラメータは、ユーザ機器(UE)が測定および報告するための1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を示す。1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、エンドツーエンド遅延、無線アクセスネットワーク(RAN)遅延、コアネットワーク(CN)遅延、スループット、およびジッタのうちの1つまたは複数を含む。あるいは、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、アプリケーション層KPIまたは無線層KPIを含むことができる。一実施形態では、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、アプリケーション層KPIおよび無線層KPIを含むことができる。
一実施形態では、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つを含む1つまたは複数のサービスタイプのためのものである。1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告を送信するステップは、1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージに基づく。1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージは、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)と関連付けられる。好ましくは、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)は第1の優先順位と関連付けられ、第2のSRBに関連付けられた第2の優先順位は第1の優先順位よりも高い。第2のシグナリング無線ベアラ(SRB)は、共通制御チャネル(CCCH)論理チャネルを使用するか、または専用制御チャネル(DCCH)論理チャネルを使用することが
できる。専用制御チャネル(DCCH)論理チャネルは、非アクセス層(NAS)メッセージを送信するために使用される。第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)は、専用制御チャネル(DCCH)を使用する。
一形態では、1つまたは複数の能力情報要素(IE)は、ユーザ機器(UE)が体感品質(QoE)測定およびQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートするかどうかを示す。ここで、1つまたは複数の情報要素(IE)は、ユーザ機器(UE)が体感品質(QoE)測定およびQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートすることを示し、QoE測定および報告のための第1の構成パラメータを受信するステップは、UEがQoE測定およびQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートしていることに応答して行われる。
1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)に対応することができる。1つまたは複数のパラメータは、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つを含む1つまたは複数のサービスタイプに対応することができる。1つまたは複数のパラメータは、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態における体感品質(QoE)測定に関連付けられ得る。1つまたは複数のパラメータは、無線リソース制御(RRC)アイドル状態における体感品質(QoE)測定に関連付けられ得る。1つまたは複数のパラメータは、シグナリングに基づく、または管理に基づく体感品質(QoE)測定に関連付けられ得る。
第1の構成パラメータは、体感品質(QoE)測定および報告の少なくとも一方のためのトリガ条件を示す。体感品質(QoE)測定報告を送信するステップは時間パターンに基づく。好ましくは、第1の構成パラメータは時間パターンを示す。その点に関して、体感品質(QoE)測定報告を送信するステップは周期性に基づいており、第1の構成パラメータは好ましくは周期性を示す。第1の構成パラメータは、地理に基づく体感品質(QoE)測定報告を示すことができる。その場合、地理に基づく体感品質(QoE)測定報告は、1つまたは複数の追跡領域(TA)のQoE測定報告を含む。
好ましくは、能力メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージである。さらに、能力メッセージを送信するステップは、ユーザ機器が能力問い合わせメッセージを最初に受信したことに応答して、または初期アクセスのためのランダム・アクセス・プロセスを介して行われてもよい。あるいは、能力メッセージを送信するステップは、ランダム・アクセス・プロセスが2ステップ・ランダム・アクセス・プロセスである場合には、MsgAランダム・アクセス・メッセージを介して行われ、能力メッセージを送信するステップは、ランダム・アクセス・プロセスが4ステップ・ランダム・アクセス・プロセスである場合には、Msg3ランダム・アクセス・メッセージを介して行われる。本方法は、1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告の送信に応答して、QoE測定および報告を必要とするサービスタイプに関連付けられたデータの送信または受信のためのスケジューリング情報を受信するステップをさらに含むことができる。
本発明はまた、体感品質(QoE)測定のための能力シグナリングの方法を提供する。本方法は、ユーザ機器(UE)により、UEが領域に基づくQoE測定および報告を行うことができるかどうか、またはUEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができるかどうかを示す1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを送信するステップと、UEにより、領域内のQoE測定および報告のための構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップと、UEにより、構成パラメータに基づいて、領域に関連付けられた1つまたは複数の
QoE測定報告を送信するステップと、を含む。
1つまたは複数の能力情報要素(IE)は、UEが領域に基づくQoE測定および報告を行うことができること、またはUEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができることを示す。構成パラメータは、体感品質(QoE)測定を実行し、対応するQoE報告を送信するための領域を示す。本方法はまた、体感品質(QoE)測定および報告を実行するための領域を決定するステップをさらに含む。一形態では、領域は1つまたは複数のセルを含む。一形態では、領域は追跡領域(TA)である。一形態では、領域は、無線アクセスネットワーク(RAN)通知領域(RNA)である。好ましくは、領域に基づく体感品質(QoE)測定および報告は、ユーザ機器(UE)が領域内に存在している間に1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を測定することを含む。
ユーザ機器(UE)は、その領域を離れることに応答して、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)の測定を停止する。その点に関して、本方法はまた、UEが領域に基づく体感品質(QoE)測定および報告を行うことができないこと、またはUEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができないことを示す1つまたは複数の能力情報要素(IE)に応答して、QoE測定および報告を開始または停止することを指示するコマンドを受信するステップをさらに含むことができる。好ましくは、コマンドは、ダウンリンク制御情報を介して、または1つもしくは複数の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して受信される。
本開示の様々な典型的な実施形態のいくつかの態様にしたがう移動通信システムの例を示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルスタックの例を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンクおよびサイドリンクにおける論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の例示的なマッピングを示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンクおよびサイドリンクにおけるトランスポートチャネルと物理チャネルとの間の例示的なマッピングを示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンクおよびサイドリンクにおける例示的な物理信号を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のいくつかの態様にしたがう無線リソース制御(RRC)状態および異なるRRC状態間の遷移の例を示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの態様による例示的なフレーム構造および物理リソースを示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかの態様による、異なるキャリア・アグリゲーション・シナリオにおけるコンポーネントキャリア構成の例を示す図である。 本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの態様による例示的な帯域幅部分の構成および切り替えを示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な4ステップ競合ベースおよび競合なしのランダム・アクセス・プロセスを示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な2ステップ競合ベースおよび競合なしのランダム・アクセス・プロセスを示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、同期信号および物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)ブロック(SSB)の例示的な時間および周波数構造を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なSSBバースト伝送を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、送信および/または受信のためのユーザ機器および基地局の例示的な構成要素を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的な能力転送手順を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な領域に基づく体感品質(QoE)測定/報告を示す図である。 本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なプロセスを示す図である。 ランダム・アクセス・プロセスを使用する例示的な能力情報送信を示す図である。
図1は、本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの態様による移動通信システム100の一例を示す。移動通信システム100は、モバイル・ネットワーク・オペレータ(MNO)、プライベート・ネットワーク・オペレータ、マルチ・システム・オペレータ(MSO)、モノのインターネット(IOT)ネットワーク・オペレータなどの無線通信システム・オペレータによって動作されてもよく、音声、データ(例えば、無線インターネットアクセス)、メッセージング、車車間・路車間・路車間(V2X)通信サービスなどの車両通信サービス、安全サービス、ミッションクリティカルサービス、IoT、産業IOT(IIOT)などの住宅、商業、または産業環境におけるサービスなどのサービスを提供してもよい。
移動通信システム100は、待ち時間、信頼性、スループットなどに関して異なる要件を有する様々なタイプのアプリケーションを可能にすることができる。サポートされるアプリケーションの例には、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低待ち時間通信(URLLC)、および大規模マシンタイプ通信(mMTC)が含まれる。eMBBは、高いピーク・データ・レートと、セル・エッジ・ユーザのための中程度のレートとの安定した接続をサポートすることができる。URLLCは、レイテンシおよび信頼性に関して厳しい要件、ならびにデータレートに関して中程度の要件を有するアプリケーションをサポートすることができる。例示的なmMTCアプリケーションは、散発的にのみアクティブであり、小さなデータペイロードを送信する多数のIoTデバイスのネットワークを含む。
移動通信システム100は、無線アクセスネットワーク(RAN)部分およびコアネットワーク部分を含み得る。図1に示す例では、RANおよびコアネットワークの一例として、Next Generation RAN(NG-RAN)105および5G Core Network(5GC)110がそれぞれ示されている。本開示の範囲から逸脱することなく、RANおよびコアネットワークの他の例を実施することができる。RANの他の例は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)、ユニ
バーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)などを含む。コアネットワークの他の例は、発展型パケットコア(EPC)、UMTSコアネットワーク(UCN)などを含む。RANは、無線アクセス技術(RAT)を実装し、ユーザ機器(UE)125とコアネットワークとの間に存在する。そのようなRATの例には、新無線(NR)、発展型ユニバーサル地上無線アクセス(EUTRA)としても知られているロング・ターム・エボリューション(LTE)、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)等が含まれる。移動通信システム100例のRATはNRであってもよい。コアネットワークは、RANと1つまたは複数の外部ネットワーク(例えば、データネットワーク)との間に存在し、モビリティ管理、認証、セッション管理、ベアラのセットアップ、および異なるサービス品質(QoS)の適用などの機能を担当する。UE125とRAN(例えば、NG-RAN105)との間の機能層はAccess Stratum(AS)と称され、UE125とコアネットワーク(例えば、5GC110)との間の機能層はNon-access Stratum(NAS)と称されてもよい。
UE125は、RAN内の1つまたは複数のノード、1つまたは複数の中継ノード、または1つまたは複数の他のUEなどと通信するための無線送受信手段を含むことができる。UEの例には、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、コンピュータ、車両内の無線送信および/または受信ユニット、V2Xまたは車両間(V2V)デバイス、無線センサ、IoTデバイス、IIOTデバイスなどが含まれるが、これらに限定されない。移動局(MS)、端末機器、端末ノード、クライアントデバイス、モバイルデバイスなどの他の名称がUEに使用されてもよい。
RANは、UEと通信するためのノード(例えば、基地局)を含み得る。例えば、移動通信システム100のNG-RAN105は、UE125と通信するためのノードを含み得る。例えば、RANのために使用されるRATに依存して、RANノードのために異なる名前が使用されてもよい。RANノードは、UMTS RATを用いるRANにおいて、ノードB(NB)と称されてもよい。RANノードは、LTE/EUTRA RATを用いるRANにおいて、発展型ノードB(eNB)と称されてもよい。図1の移動通信システム100の例示的な例では、NG-RAN105のノードは、次世代ノードB(gNB)115または次世代発展型ノードB(ng-eNB)120のいずれかであり得る。本明細書では、基地局、RANノード、gNB、およびng-eNBという用語は互換的に使用され得る。gNB115は、NRユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端をUE125に提供することができる。ng-eNB120は、UE125に向けてE-UTRAユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供することができる。gNB115とUE125との間またはng-eNB120とUE125との間のインターフェースは、Uuインターフェースと称されてもよい。Uuインターフェースは、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックおよび制御プレーン・プロトコル・スタックを用いて確立することができる。Uuインターフェースの場合、基地局(例えば、gNB115またはng-eNB120)からUE125への方向はダウンリンクと呼ばれる場合があり、UE125から基地局(例えば、gNB115またはng-eNB120)への方向はアップリンクと呼ばれる場合がある。
gNB115およびng-eNB120は、Xnインターフェースを用いて相互接続されてもよい。Xnインターフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インターフェースおよびXn制御プレーン(Xn-C)インターフェースを含むことができる。Xn-Uインターフェースのトランスポートネットワークレイヤは、インターネットプロトコル(IP)トランスポート上に構築されてもよく、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)は、ユーザプレーンプロトコルデータユニット(PDU)を搬送するためにユーザデータグラムプロトコル(UDP)/IP上で使用されてもよい。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの保証されない配信を提供することができ、データ転送およびフロー制御をサポ
ートすることができる。Xn-Cインターフェースのトランスポートネットワーク層は、IP上のストリーム制御トランスポートプロトコル(SCTP)上に構築されてもよい。アプリケーション層シグナリングプロトコルは、XnAP(Xn Application Protocol)と称されてもよい。SCTPレイヤは、アプリケーション・レイヤ・メッセージの保証された配信を提供することができる。トランスポートIP層では、シグナリングPDUを配信するためにポイントツーポイント伝送が使用され得る。Xn-Cインターフェースは、Xnインターフェース管理、コンテキスト転送およびRANページングを含むUEモビリティ管理、および二重接続をサポートすることができる。
gNB115およびng-eNB120はまた、NGインターフェースによって5GC110に、より具体的にはNG-Cインターフェースによって5GC110のアクセスおよび移動管理機能(AMF)130に、NG-Uインターフェースによって5GC110のユーザプレーン機能(UPF)135に接続されてもよい。NG-Uインターフェースのトランスポートネットワークレイヤは、IPトランスポート上に構築することができ、UDP/IP上でGTPプロトコルを使用して、NG-RANノード(例えば、gNB115またはng-eNB120)とUPF135との間でユーザプレーンPDUを搬送することができる。NG-Uは、NG-RANノードとUPFとの間のユーザプレーンPDUの非保証配信を提供することができる。NG-Cインターフェースのトランスポートネットワークレイヤは、IPトランスポート上に構築されてもよい。シグナリング・メッセージの確実な伝送のために、IPの上にSCTPが追加されてもよい。アプリケーション層シグナリングプロトコルは、NGAP(NG Application Protocol)と称されてもよい。SCTPレイヤは、アプリケーション・レイヤ・メッセージの保証された配信を提供することができる。トランスポートでは、IPレイヤ・ポイントツーポイント伝送が、シグナリングPDUを配信するために使用されてもよい。NG-Cインターフェースは、以下の機能、すなわち、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理、構成転送、および警告メッセージ伝送を提供することができる。
gNB115またはng-eNB120は、以下の機能、すなわち、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、接続モビリティ制御、アップリンクおよびダウンリンクの両方におけるUEへのリソースの動的割当(例えば、スケジューリング)などの無線リソース管理機能、データのIPおよびイーサネットヘッダ圧縮、暗号化および完全性保護、UEによって提供された情報からAMFへのルーティングを決定できない場合のUEアタッチメントでのAMFの選択、UPFへのユーザ・プレーン・データのルーティング、AMFへの制御プレーン情報のルーティング、接続設定および解放、ページングメッセージのスケジューリングおよび伝送、システムブロードキャスト情報(例えば、AMFに由来する)のスケジューリングおよび伝送、モビリティおよびスケジューリングのための測定および測定報告構成、アップリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキング、セッション管理、ネットワークスライシングのサポート、QoSフロー管理およびデータ無線ベアラへのマッピング、RRC非アクティブ状態のUEのサポート、NASメッセージの配信機能、無線アクセスネットワーク共有、二重接続、NRとE-UTRAとの間の緊密な相互作用、ならびにユーザプレーン5Gシステム(5GS)セルラIoT(CIoT)最適化のためのセキュリティおよび無線構成の維持、のうちの1つまたは複数をホストすることができる。
AMF130は、以下の機能、すなわち、NASシグナリング終端、NASシグナリングセキュリティ、ASセキュリティ制御、3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのCNノード間シグナリング、アイドルモードUEの到達性(ページング再送信の制御および実行を含む)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティのサポート、アクセス認証、ローミング権の確認を含むアクセス許可、モビリティ管理制御(
サブスクリプションおよびポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、セッション管理機能(SMF)選択、5GS CIoT最適化の選択、のうちの1つまたは複数をホストすることができる。
UPF135は、以下の機能、すなわち、RAT内/RAT間移動のためのアンカー・ポイント(適用可能な場合)、データネットワークへの相互接続の外部PDUセッションポイント、パケットルーティングおよび転送、ポリシー規則施行のパケット検査およびユーザプレーン部分、トラフィック使用状況報告、データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類器、マルチホームPDUセッションをサポートするための分岐点、ユーザプレーンのためのQoS処理、例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート実施、アップリンクトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)からQoSフローマッピング)、ならびにダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガ、のうちの1つまたは複数をホストすることができる。
図1に示すように、NG-RAN105は、2つのUE125(例えば、UE125AおよびUE125B)間のPC5インターフェースをサポートすることができる。PC5インターフェースでは、2つのUE間の通信の方向(例えば、UE125AからUE125Bへ、またはその逆)はサイドリンクと呼ばれる場合がある。PC5インターフェースを介したサイドリンク送受信は、UE125がどのRRC状態にあるかにかかわらず、UE125がNG-RAN105カバレッジ内にあるとき、およびUEがNG-RAN105カバレッジ外にあるときにサポートされ得る。PC5インターフェースを介したV2Xサービスのサポートは、NRサイドリンク通信および/またはV2Xサイドリンク通信によって提供され得る。
PC5-Sシグナリングは、ダイレクト通信要求/受諾メッセージを伴うユニキャストリンク確立のために使用され得る。UEは、例えばV2Xサービスタイプに基づいて、PC5ユニキャストリンクの送信元レイヤ-2IDを自己割り当てすることができる。ユニキャストリンク確立手順中に、UEは、ピアUE、例えば、宛先IDが上位レイヤから受信されたUEに、PC5ユニキャストリンクのためのその送信元レイヤ-2IDを送信することができる。送信元レイヤ2IDと宛先レイヤ2IDのペアは、ユニキャストリンクを一意に識別することができる。受信側UEは、前記宛先IDがそれに属することを検証することができ、ソースUEからのユニキャストリンク確立要求を受け入れることができる。PC5ユニキャストリンク確立手順の間、アクセス層上のPC5-RRC手順は、UEサイドリンクコンテキスト確立の目的のために、ならびにAS層構成、能力交換などのために呼び出され得る。PC5-RRCシグナリングは、PC5ユニキャストリンクが確立されたUEのペア間でUE能力およびSidelink無線ベアラ構成などのAS層構成を交換することを可能にし得る。
NRサイドリンク通信は、ASにおける送信元レイヤ2IDと宛先レイヤ2IDとのペアについて、3つのタイプの伝送モード(例えば、ユニキャスト伝送、グループキャスト伝送、およびブロードキャスト伝送)のうちの1つをサポートすることができる。ユニキャスト伝送モードは、ペアのためのピアUE間の1つのPC5-RRC接続のサポート、サイドリンクにおけるピアUE間の制御情報およびユーザトラフィックの送受信、サイドリンクHARQフィードバックのサポート、サイドリンク送信電力制御のサポート、RLC確認モード(AM)のサポート、ならびにPC5-RRC接続のための無線リンク障害の検出によって特徴付けられ得る。グループキャスト送信は、サイドリンクにおけるグループに属するUE間のユーザトラフィックの送受信、およびサイドリンクHARQフィードバックのサポートによって特徴付けられ得る。ブロードキャスト伝送は、サイドリンクにおけるUE間のユーザトラフィックの送受信によって特徴付けられ得る。
NRサイドリンク通信には、送信元レイヤ-2ID、宛先レイヤ-2ID、およびPC5リンク識別子が用いられてもよい。送信元レイヤ2IDは、サイドリンク通信フレームの受信者であるデバイスまたはデバイスのグループを識別するリンクレイヤ識別情報であってもよい。宛先レイヤ2IDは、サイドリンク通信フレームを発信するデバイスを識別するリンクレイヤ識別情報であり得る。いくつかの例では、送信元レイヤ2IDおよび宛先レイヤ2IDは、コアネットワーク内の管理機能によって割り当てられてもよい。送信元レイヤ-2IDは、NRサイドリンク通信におけるデータの送信元を識別し得る。送信元レイヤ-2IDは、24ビット長であってもよく、MAC層で2つのビット列に分割されてもよい。1つのビット列は、送信元レイヤ-2IDのLSB部分(8ビット)であってもよく、送信者の物理層に転送されてもよい。これは、サイドリンク制御情報内の意図されたデータのソースを識別することができ、受信機の物理層におけるパケットのフィルタリングに使用することができる。第2のビット列は、送信元レイヤ-2IDのMSB部分(16ビット)であってもよく、媒体アクセス制御(MAC)ヘッダ内で搬送されてもよい。これは、受信機のMACレイヤにおけるパケットのフィルタリングに使用され得る。宛先レイヤ2IDは、NRサイドリンク通信におけるデータのターゲットを識別することができる。NRサイドリンク通信の場合、宛先レイヤ2IDは、24ビット長であってもよく、MACレイヤで2つのビット列に分割されてもよい。一方のビット列は、宛先レイヤ2IDのLSB部分(16ビット)であってもよく、送信者の物理レイヤに転送されてもよい。これは、サイドリンク制御情報内の意図されたデータのターゲットを識別することができ、受信機の物理層でパケットのフィルタリングに使用することができる。第2のビット列は宛先レイヤ2IDのMSB部分(8ビット)とすることができ、MACヘッダ内で搬送することができる。これは、受信機のMACレイヤにおけるパケットのフィルタリングに使用され得る。PC5リンク識別子は、PC5ユニキャストリンクの寿命の間、UE内のPC5ユニキャストリンクを一意に識別することができる。PC5リンク識別子は、そのサイドリンク無線リンク障害(RLF)宣言が行われ、PC5-RRC接続が解放されたPC5ユニキャストリンクを示すために使用され得る。
図2Aおよび図2Bは、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルスタックの例をそれぞれ示す。図2Aに示すように、(UE125とgNB115との間の)Uuインターフェースのユーザプレーンのためのプロトコルスタックは、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)201およびSDAP211と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)202およびPDCP212と、無線リンク制御(RLC)203およびRLC213と、MAC204およびMAC214と、レイヤ2のサブレイヤおよび物理(PHY)205およびPHY215レイヤ(レイヤ1はL1とも呼ばれる)とを含む。
PHY205およびPHY215は、MAC204およびMAC214サブレイヤにトランスポートチャネル244を提供する。MAC204およびMAC214サブレイヤは、RLC203およびRLC213サブレイヤに論理チャネル243を提供する。RLC203およびRLC213サブレイヤは、PDCP202およびPCP212サブレイヤにRLCチャネル242を提供する。PDCP202およびPDCP212サブレイヤは、SDAP201およびSDAP211サブレイヤに無線ベアラ241を提供する。無線ベアラは、ユーザ・プレーン・データのためのデータ無線ベアラ(DRB)と、制御プレーン・データのためのシグナリング無線ベアラ(SRB)との2つのグループに分類されてもよい。SDAP201およびSDAP211サブレイヤは、QoSフロー240を5GCに提供する。
MAC204またはMAC214サブレイヤの主なサービスおよび機能は、論理チャネ
ルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、1つまたは異なる論理チャネルに属するMACサービスデータユニット(SDU)の、トランスポートチャネル上で物理層との間で受け渡しされるトランスポートブロック(TB)への/からの多重化/逆多重化、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による誤り訂正(キャリアアグリゲーション(CA)の場合、セルごとに1つのHARQエンティティ)、動的スケジューリングによるUE間の優先度処理、論理チャネル優先順位付け(LCP)による1つのUEの論理チャネル間の優先度処理、1つのUEの重複リソース間の優先度処理、ならびにパディングを含む。単一のMACエンティティは、複数のヌメロロジ、伝送タイミングおよびセルをサポートし得る。論理チャネルが使用できるヌメロロジ、セル、および伝送タイミングを制御する論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限。
HARQ機能は、レイヤ1におけるピア・エンティティ間の配信を保証することができる。物理層がダウンリンク/アップリンク空間多重化のために構成されていない場合、単一のHARQプロセスは1つのTBをサポートすることができ、物理層がダウンリンク/アップリンク空間多重化のために構成されている場合、単一のHARQプロセスは1つまたは複数のTBをサポートすることができる。
RLC203またはRLC213サブレイヤは、3つの伝送モード、すなわち、透過モード(TM)、非確認モード(UM)、および確認モード(AM)をサポートすることができる。RLC構成は、ヌメロロジおよび/または伝送時間に依存せずに論理チャネルごとであってもよく、自動再送要求(ARQ)は、論理チャネルが構成されているヌメロロジおよび/または伝送時間のいずれかで動作してもよい。
RLC203またはRLC213サブレイヤの主なサービスおよび機能は伝送モード(例えば、TM、UMまたはAM)に依存し、上位層PDUの転送、PDCPのシーケンス番号とは無関係のシーケンス番号(UMおよびAM)、ARQによる誤り訂正(AMのみ)、RLC SDUのセグメント化(AMおよびUM)および再セグメント化(AMのみ)、SDU(AMおよびUM)の再アセンブリ、重複検出(AMのみ)、RLC SDU廃棄(AMおよびUM)、RLC再確立、ならびにプロトコルエラー検出(AMのみ)を含むことができる。
RLC203またはRLC213サブレイヤ内の自動再送要求は、以下の特性を有し得る。ARQは、RLC状況報告に基づいてRLC SDUまたはRLC SDUセグメントを再送信する。RLC状況通知のためのポーリングは、RLCによって必要とされる場合に使用されてもよい。RLC受信機はまた、欠落したRLC SDUまたはRLC SDUセグメントを検出した後にRLC状況通知をトリガしてもよい。
PDCP202またはPDCP212サブレイヤの主なサービスおよび機能は、データの転送(ユーザプレーンまたは制御プレーン)、PDCPシーケンス番号(SN)の維持、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)プロトコルを使用したヘッダ圧縮および解凍、EHCプロトコルを用いたヘッダ圧縮および伸張、暗号化および復号化、完全性保護および完全性検証、タイマーベースのSDU廃棄、スプリットベアラのルーティング、重複、リオーダリングおよびインオーダー配信、アウトオブオーダー配信、ならびに重複破棄を含むことができる。
SDAP201またはSDAP211の主なサービスおよび機能は、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング、およびダウンリンクパケットとアップリンクパケットの両方においてQoSフローID(QFI)をマーキングすることを含む。SDAPの単一のプロトコルエンティティは、個々のPDUセッションごとに構成されてもよい。
図2Bに示すように、(UE125とgNB115との間の)Uuインターフェースの制御プレーンのプロトコルスタックは、上述したように、PHYレイヤ(レイヤ1)と、レイヤ2のMAC、RLCおよびPDCPサブレイヤと、さらに、RRC206サブレイヤおよびRRC216サブレイヤとを含む。Uuインターフェース上のRRC206サブレイヤおよびRRC216サブレイヤの主なサービスおよび機能は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、5GCまたはNG-RANによって開始されるページング、UEとNG-RANとの間のRRC接続の確立、維持、および解放(キャリアアグリゲーションの追加、修正、および解除、ならびにNRまたはE-UTRAとNRとの間のデュアルコネクティビティの追加、修正、および解除を含む)、鍵管理を含むセキュリティ機能、SRBおよびDRBの確立、構成、維持および解放、移動機能(ハンドオーバおよびコンテキスト転送、UEセルの選択と再選択およびセル選択と再選択の制御、ならびにRAT間移動を含む)、QoS管理機能、UE測定報告および報告の制御、無線リンク障害の検出および回復、ならびにNASメッセージのNASとUEとの間の転送を含む。NAS207およびNAS227レイヤは、認証、モビリティ管理、セキュリティ制御などの機能を実行する制御プロトコル(ネットワーク側のAMFで終端)である。
Uuインターフェース上のRRCサブレイヤのサイドリンク固有のサービスおよび機能は、システム情報または専用シグナリングを介したサイドリンクリソース割り当ての構成、UEサイドリンク情報の報告、サイドリンクに関する測定構成および報告、ならびにSLトラフィックパターンのためのUE支援情報の報告を含む。
図3A、図3B、および図3Cは、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンクおよびサイドリンクにおける論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の例示的なマッピングをそれぞれ示す。異なる種類のデータ転送サービスがMACによって提供されてもよい。各論理チャネルタイプは、どのタイプの情報が転送されるかによって定義され得る。論理チャネルは、制御チャネルおよびトラフィックチャネルの2つのグループに分類されてもよい。制御チャネルは、制御プレーン情報の転送のみに使用され得る。ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)は、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンクチャネルである。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページングメッセージを搬送するダウンリンクチャネルである。共通制御チャネル(CCCH)は、UEとネットワークとの間で制御情報を送信するためのチャネルである。このチャネルは、ネットワークとのRRC接続を有しないUEのために使用されてもよい。専用制御チャネル(DCCH)は、UEとネットワークとの間で専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用され得る。トラフィックチャネルは、ユーザプレーン情報の転送のみに使用され得る。専用トラフィックチャネル(DTCH)は、ユーザ情報を転送するための、1つのUEに専用のポイントツーポイント・チャネルである。DTCHは、アップリンクとダウンリンクとの両方に存在することができる。サイドリンク制御チャネル(SCCH)は、1つのUEから他のUEに制御情報(例えば、PC5-RRCメッセージおよびPC5-Sメッセージ)を送信するためのサイドリンクチャネルである。サイドリンクトラフィックチャネル(STCH)は、1つのUEから他のUEにユーザ情報を送信するためのサイドリンクチャネルである。サイドリンクブロードキャスト制御チャネル(SBCCH)は、1つのUEから他のUEにサイドリンクシステム情報をブロードキャストするためのサイドリンクチャネルである。
ダウンリンクトランスポートチャネルのタイプには、ブロードキャストチャネル(BCH)、ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)、およびページングチャネル(PCH)が含まれる。BCHは、固定された、予め定義されたトランスポートフォーマットを特徴とすることができる。単一のメッセージとして、または異なるBCHインスタンスをビ
ームフォーミングすることにより、セルのカバレッジエリア全体でブロードキャストされる必要がある。DL-SCHは、HARQのサポート、変調、符号化、および送信電力を変化させることによる動的リンク適応のためのサポート、セル全体でブロードキャストされる可能性、ビームフォーミングを使用する可能性、動的リソース割り当てと半静的リソース割り当ての両方のサポート、ならびにUEの省電力を可能にするためのUE不連続受信(DRX)のサポートによって特徴付けられ得る。DL-SCHは、HARQのサポート、変調、符号化、および送信電力を変化させることによる動的リンク適応のためのサポート、セル全体でブロードキャストされる可能性、ビームフォーミングを使用する可能性、動的リソース割り当てと半静的リソース割り当ての両方のサポート、ならびにUEの省電力を可能にするためのUE不連続受信(DRX)のサポートによって特徴付けられ得る。PCHは、UE省電力を可能にするためのUE不連続受信(DRX)のサポート(DRXサイクルがネットワークによってUEに示される)、単一のメッセージとして、または異なるBCHインスタンスをビームフォーミングすることにより、セルのカバレッジエリア全体でブロードキャストされるための要件、ならびにトラフィック/他の制御チャネルにも動的に使用できる物理リソースにマッピングされることによって特徴付けられ得る。
ダウンリンクでは、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間に以下の接続が存在することができる。BCCHは、BCHにマップされてもよい。BCCHは、DL-SCHにマッピングされてもよい。PCCHは、PCHにマップされてもよい。CCCHは、DL-SCHにマップされてもよい。DCCHは、DL-SCHにマップされてもよい。DTCHはDL-SCHにマッピングされてもよい。
アップリンク・トランスポート・チャネル・タイプは、アップリンク共有チャネル(UL-SCH)およびランダム・アクセス・チャネル(RACH)を含む。UL-SCHは、ビームフォーミングを使用する可能性、送信電力を変化させ、潜在的に変調および符号化することによる動的リンク適応のためのサポート、HARQのサポート、動的リソース割り当ておよび準静的リソース割り当ての両方のサポートによって特徴付けられ得る。RACHは、限定された制御情報および衝突リスクによって特徴付けられ得る。
アップリンクでは、論理チャネルと伝送チャネルとの間に以下の接続が存在することができる。CCCHは、UL-SCHにマップされてもよい。DCCHは、UL-SCHにマップされてもよい。DTCHはUL-SCHにマッピングされてもよい。
サイドリンク・トランスポート・チャネル・タイプは、サイドリンク・ブロードキャスト・チャネル(SL-BCH)およびサイドリンク共有チャネル(SL-SCH)を含む。SL-BCHは、予め定義されたトランスポートフォーマットによって特徴付けられ得る。SL-SCHは、ユニキャスト送信、グループキャスト送信、およびブロードキャスト送信のサポート、NG-RANによるUE自律リソース選択とスケジュールされたリソース割り当ての両方のサポート、UEがNG-RANによってリソースを割り当てられたときの動的リソース割り当ておよび準静的リソース割り当ての両方のサポート、HARQのサポート、ならびに送信電力、変調、および符号化を変化させることによる動的リンク適応のサポートにより特徴付けられ得る。
サイドリンクでは、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間に以下の接続が存在し得る。すなわち、SCCHはSL-SCHにマッピングされ得、STCHはSL-SCHにマッピングされ得、およびSBCCHはSL-BCHにマッピングされ得る。
図4A、図4B、および図4Cは、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンクおよびサイドリンクにおけるトランスポートチャネルと物理チャネルとの間の例示的なマッピングをそれぞれ示す。ダウン
リンクにおける物理チャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を含む。PCHおよびDL-SCHトランスポートチャネルは、PDSCHにマッピングされる。BCHトランスポートチャネルはPBCHにマッピングされる。PDCCHにはトランスポートチャネルがマッピングされず、PDCCHを介してダウンリンク制御情報(DCI)が送信される。
アップリンクにおける物理チャネルは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)を含む。UL-SCHトランスポートチャネルは、PUSCHにマッピングされてもよく、RACHトランスポートチャネルは、PRACHにマッピングされてもよい。PUCCHにはトランスポートチャネルがマッピングされず、PUCCHを介してアップリンク制御情報(UCI)が送信される。
サイドリンクの物理チャネルには、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンク・フィードバック・チャネル(PSFCH)、および物理サイドリンク・ブロードキャスト・チャネル(PSBCH)が含まれる。物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)は、PSSCHのためにUEによって使用されるリソースおよび他の送信パラメータを示すことができる。物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)は、データ自体のTB、ならびにHARQ手順およびCSIフィードバックトリガなどの制御情報を送信することができる。スロット内の少なくとも6つのOFDMシンボルがPSSCH送信に使用され得る。物理サイドリンク・フィードバック・チャネル(PSFCH)は、PSSCH送信の意図された受信者であるUEから送信を実行したUEにサイドリンクを介してHARQフィードバックを搬送することができる。PSFCHシーケンスは、スロット内のサイドリンクリソースの末尾付近の2つのOFDMシンボルにわたって繰り返される1つのPRBで送信され得る。SL-SCHトランスポートチャネルは、PSSCHにマッピングされてもよい。SL-BCHはPSBCHにマッピングされてもよい。トランスポートチャネルはPSFCHにマッピングされないが、サイドリンクフィードバック制御情報(SFCI)はPSFCHにマッピングされ得る。トランスポートチャネルはPSCCHにマッピングされないが、サイドリンク制御情報(SCI)はPSCCHにマッピングされ得る。
図5A、図5B、図5C、および図5Dは、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、NRサイドリンク通信のための無線プロトコルスタックの例をそれぞれ示す。PC5インターフェース(すなわち、STCHの場合)におけるユーザプレーンのためのASプロトコルスタックは、SDAP、PDCP、RLCおよびMACサブレイヤ、ならびに物理レイヤから構成され得る。ユーザプレーンのプロトコルスタックが図5Aに示されている。PC5インターフェースにおけるSBCCHのためのASプロトコルスタックは、図5Bに以下に示すように、RRC、RLC、MACサブレイヤ、および物理レイヤから構成され得る。PC5-Sプロトコルをサポートするために、図5Cに示すように、PC5-Sは、PC5-S用のSCCHのための制御プレーン・プロトコル・スタック内のPDCP、RLC、およびMACサブレイヤ、ならびに物理レイヤの上に配置される。PC5インターフェースにおけるRRC用のSCCHのための制御プレーンのためのASプロトコルスタックは、RRC、PDCP、RLCおよびMACサブレイヤ、ならびに物理レイヤからなる。RRCのためのSCCHのための制御プレーンのプロトコルスタックが図5Dに示されている。
サイドリンク無線ベアラ(SLRB)は、ユーザ・プレーン・データ用のサイドリンクデータ無線ベアラ(SL DRB)および制御プレーンデータ用のサイドリンク・シグナリング無線ベアラ(SL SRB)の2つのグループに分類することができる。異なるS
CCHを使用する別々のSL SRBは、それぞれPC5-RRCおよびPC5-Sシグナリング用に構成され得る。
MACサブレイヤは、PC5インターフェースを介して以下のサービスおよび機能、すなわち、無線リソース選択、パケットフィルタリング、所与のUEのアップリンク送信とサイドリンク送信との間の優先度処理、およびサイドリンクCSI報告を提供することができる。MACにおける論理チャネル優先順位付けの制限により、同じ宛先に属するサイドリンク論理チャネルのみが、宛先に関連付けられ得るユニキャスト、グループキャスト、およびブロードキャスト送信ごとにMAC PDUに多重化され得る。パケットフィルタリングのために、送信元レイヤ2IDと宛先レイヤ2IDの両方の部分を含むSL-SCH MACヘッダがMAC PDUに追加され得る。MACサブヘッダ内に含まれる論理チャネル識別子(LCID)は、送信元レイヤ-2IDと宛先レイヤ-2IDとの組み合わせの範囲内で論理チャネルを一意に識別することができる。
RLCサブレイヤのサービスおよび機能は、サイドリンクのためにサポートされ得る。RLC非確認モード(UM)と確認モード(AM)の両方がユニキャスト伝送で使用されてもよく、一方、グループキャスト伝送またはブロードキャスト伝送ではUMのみが使用されてもよい。UMの場合、グループキャストおよびブロードキャストのために一方向の送信のみがサポートされ得る。
UuインターフェースのためのPDCPサブレイヤのサービスおよび機能は、いくつかの制限を伴ってサイドリンクのためにサポートされ得る。アウトオブオーダー配信は、ユニキャスト送信のためにのみサポートされ得、PC5インターフェースを介して重複をサポートしなくてもよい。
SDAPサブレイヤは、PC5インターフェースを介して以下のサービスおよび機能、すなわちQoSフローとサイドリンクデータ無線ベアラとの間のマッピングを提供することができる。宛先に関連付けられたユニキャスト、グループキャスト、およびブロードキャストのうちの1つに対して、宛先ごとに1つのSDAPエンティティが存在し得る。
RRCサブレイヤは、PC5インターフェースを介して以下のサービスおよび機能、すなわち、ピアUE間のPC5-RRCメッセージの転送、2つのUE間のPC5-RRC接続の維持および解放、ならびにMACまたはRLCからの指示に基づくPC5-RRC接続のためのサイドリンク無線リンク障害の検出を提供することができる。PC5-RRC接続は、対応するPC5ユニキャストリンクが確立された後に確立されたとみなされ得る送信元レイヤ-2IDと宛先レイヤ-2IDのペアのための2つのUE間の論理接続であり得る。PC5-RRC接続とPC5ユニキャストリンクとの間には1対1の対応関係があり得る。UEは、送信元レイヤ-2IDと宛先レイヤ-2IDとの異なるペアについて、1つまたは複数のUEとの複数のPC5-RRC接続を有することができる。別々のPC5-RRC手順およびメッセージは、UEがSL-DRB構成を含むUE能力およびサイドリンク構成をピアUEに転送するために使用され得る。両方のピアUEは、両方のサイドリンク方向で別々の双方向手順を使用して、自身のUE能力およびサイドリンク構成を交換することができる。
図6は、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、ダウンリンク、アップリンクおよびサイドリンクにおける例示的な物理信号を示す。復調基準信号(DM-RS)は、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンクで使用されてもよく、チャネル推定に使用されてもよい。DM-RSは、UE固有の基準信号であり、ダウンリンク、アップリンク、またはサイドリンクの物理チャネルと共に送信され得、物理チャネルのチャネル推定およびコヒーレント検出に使用され得る。位相追跡基準信
号(PT-RS)は、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンクで使用することができ、位相を追跡し、位相雑音による性能損失を軽減するために使用することができる。PT-RSは、主に、システム性能に対する共通位相誤差(CPE)の影響を推定および最小化するために使用され得る。位相雑音特性のために、PT-RS信号は、周波数領域において低密度を有し、時間領域において高密度を有し得る。PT-RSは、DM-RSと組み合わせて、ネットワークが存在するようにPT-RSを構成した場合に発生し得る。位置決め基準信号(PRS)は、異なる位置決め技術を用いて位置決めするために、ダウンリンクで使用されてもよい。PRSは、基地局からの受信信号を受信機内のローカルレプリカと相関させることによってダウンリンク伝送の遅延を測定するために使用され得る。チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)は、ダウンリンクおよびサイドリンクで使用され得る。CSI-RSは、とりわけ、チャネル状態推定、モビリティおよびビーム管理のための基準信号受信電力(RSRP)測定、復調のための時間/周波数トラッキングのために使用され得る。CSI-RSはUE固有に構成されてもよいが、複数のユーザが同じCSI-RSリソースを共有してもよい。UEは、CSIレポートを決定し、PUCCHまたはPUSCHを用いて、これらをアップリンクで基地局へ伝送することができる。CSI報告は、サイドリンクMAC CEで搬送されてもよい。プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)は、無線フレーム同期のために使用され得る。PSSおよびSSSは、初期アタッチ中のセル探索手順またはモビリティ目的のために使用され得る。サウンディング基準信号(SRS)は、アップリンク・チャネル推定のために、アップリンクで使用されてもよい。CSI-RSと同様に、SRSは、SRSと準コロケートされて送信されるように構成されてもよいように、他の物理チャネルのためのQCL基準として機能することができる。サイドリンクPSS(S-PSS)およびサイドリンクSSS(S-SSS)は、サイドリンク同期のためのサイドリンクで使用され得る。
図7は、本開示の様々な典型的な実施形態のいくつかの態様にしたがう無線リソース制御(RRC)状態および異なるRRC状態間の遷移の例を例示する。UEは、RRC接続状態710、RRCアイドル状態720、およびRRC非アクティブ状態730の3つのRRC状態のうちのいずれかにあり得る。電源投入後に、UEはRRCアイドル状態720にあり得、UEは、データ転送を実行するため、および/または音声通話を行うために、初期アクセスを使用し、RRC接続確立手順を介してネットワークとの接続を確立し得る。RRC接続が確立されると、UEはRRC接続状態710になり得る。UEはRRC接続確立/解放手順740を使ってRRCアイドル状態720からRRC接続状態710へ、またはRRC接続状態710からRRCアイドル状態720へ遷移できる。
UEが頻繁なスモールデータを送信するときのRRC接続状態710からRRCアイドル状態720への頻繁な遷移から生じるシグナリング負荷および待ち時間を低減するために、RRC非アクティブ状態730が使用され得る。RRC非アクティブ状態730では、ASコンテキストは、UEとgNBの両方によって格納され得る。これは、RRC非アクティブ状態730からRRC接続状態710へのより速い状態遷移をもたらし得る。UEは、RRC接続再開/非アクティブ化手順760を用いてRRC非アクティブ状態730からRRC接続状態710へ、またはRRC接続状態710からRRC非アクティブ状態730へ遷移し得る。UEは、RRC接続解放手順750を用いてRRC非アクティブ状態730からRRCアイドル状態720に遷移し得る。
図8は、本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの態様による例示的なフレーム構造および物理リソースを示す。ダウンリンクまたはアップリンクまたはサイドリンク送信は、10個の1msのサブフレームからなる10msの持続時間を有するフレームに編成され得る。各サブフレームは、1、2、4、...スロットからなり得、サブフレーム当たりのスロット数は、送信が行われるキャリアのサブキャリア間隔に依存し得る。スロッ
ト持続時間は、通常のサイクリックプレフィックス(CP)を持つ14個のシンボルと、拡張CPを持つ12個のシンボルとであってもよい。そして、サブフレーム内に整数個のスロットが存在するように、使用されるサブキャリア間隔に応じて時間的にスケール・インされてもよい。図8は、時間および周波数領域におけるリソースグリッドを示す。時間において1つのシンボルおよび周波数において1つのサブキャリアを含むリソースグリッドの各要素は、リソース要素(RE)と呼ばれる。リソースブロック(RB)は、周波数領域における12の連続したサブキャリアとして定義されてもよい。
いくつかの例では、非スロットベースのスケジューリングを用いて、パケットの伝送は、スロットの一部にわたって、例えば、ミニスロットとも呼ばれ得る2、4、または7つのOFDMシンボルの間に行われ得る。ミニスロットは、URLLCなどの低遅延アプリケーションおよびライセンス不要帯域での動作に使用され得る。いくつかの実施形態では、ミニスロットは、サービスの高速柔軟スケジューリング(例えば、eMBBに対するURLLCのプリエンプション)にも使用され得る。
図9は、本開示の様々な例示的な実施形態のうちのいくつかの態様による、異なるキャリア・アグリゲーション・シナリオにおけるコンポーネントキャリア構成の例を示す。キャリアアグリゲーション(CA)では、2つ以上のコンポーネントキャリア(CC)がアグリゲーションされてもよい。UEは、その能力に依存して、1または複数のCCで同時に受信または送信することができる。CAは、図9に図示するように、同じ帯域または異なる帯域において、連続したCCと不連続なCCとの両方についてサポートされてもよい。gNBおよびUEは、サービングセルを使用して通信することができる。サービス提供セルは、少なくとも1つのダウンリンクCCに関連付けられ得る(例えば、1つのダウンリンクCCのみに関連付けられ得るか、または、ダウンリンクCCおよびアップリンクCCに関連付けられ得る)。サービングセルは、プライマリセル(PCell)またはセカンダリcCell(SCell)であってもよい。
UEは、アップリンク・タイミング制御手順を用いて、そのアップリンク伝送のタイミングを調節することができる。タイミングアドバンス(TA)を使用して、ダウンリンクフレームタイミングに対してアップリンクフレームタイミングを調整することができる。gNBは、所望のタイミングアドバンス設定を決定し、それをUEに提供することができる。UEは、提供されたTAを使用して、UEの観測されたダウンリンク受信タイミングに対するそのアップリンク送信タイミングを決定することができる。
RRC接続状態では、gNBは、L1を同期させ続けるためにタイミングアドバンスを維持する役割を担い得る。同じタイミングアドバンスが適用されるアップリンクを有し、同じタイミング基準セルを使用するサービングセルは、タイミングアドバンスグループ(TAG)にグループ化される。TAGは、構成されたアップリンクを有する少なくとも1つのサービングセルを含み得る。サービングセルのTAGへのマッピングは、RRCによって構成され得る。プライマリTAGの場合、UEは、SCellが場合によってはタイミング基準セルとしても使用され得る共有スペクトルチャネルアクセスを除いて、PCellをタイミング基準セルとして使用することができる。セカンダリTAGでは、UEは、このTAGのアクティブ化されたSCellのいずれかをタイミング基準セルとして使用することができ、必要でない限りこれを変更しなくてもよい。
タイミングアドバンス更新は、MAC CEコマンドを介してgNBによってUEにシグナリングされてもよい。そのようなコマンドは、L1が同期され得るか否かを示すことができるTAG固有タイマを再開することができ、タイマが実行されているとき、L1は同期されているとみなされ得、そうでない場合、L1は非同期であるとみなされ得る(この場合、アップリンク伝送はPRACH上でのみ行われ得る)。
CAの単一のタイミングアドバンス機能を有するUEは、同じタイミングアドバンスを共有する複数のサービングセル(1つのTAGにグループ化された複数のサービングセル)に対応する複数のCCを同時に受信および/または送信することができる。CAのための複数のタイミングアドバンス能力を有するUEは、異なるタイミングアドバンスを有する複数のサービングセル(複数のTAGにグループ化された複数のサービングセル)に対応する複数のCCを同時に受信および/または送信することができる。NG-RANは、各TAGが少なくとも1つのサービングセルを含むことを保証し得る。非CA対応UEは、単一のCCで受信し、1つのサービングセルのみ(1つのTAG内の1つのサービングセル)に対応する単一のCCで送信し得る。
CAの場合の物理層のマルチキャリア特性は、MAC層に公開されてもよく、サービングセルごとに1つのHARQエンティティが必要とされてもよい。CAが設定されている場合、UEはネットワークとの1つのRRC接続を有し得る。RRC接続確立/再確立/ハンドオーバにおいて、1つのサービングセル(例えば、PCell)がNASモビリティ情報を提供し得る。UEの能力に応じて、SCellは、PCellと共にサービングセルのセットを形成するように構成され得る。UEのために構成されたサービングセルのセットは、1つのPCellと1つまたは複数のSCellとで構成され得る。SCellの再構成、追加、および削除は、RRCによって実行されてもよい。
二重接続シナリオでは、UEは、マスタ基地局と通信するためのマスタセルグループ(MCG)と、セカンダリ基地局と通信するためのセカンダリセルグループ(SCG)と、2つのMACエンティティであって、1つはマスタ基地局と通信するためのMCGのためのものであり、1つはセカンダリ基地局と通信するためのSCGのためのものである、2つのMACエンティティとを含む複数のセルで構成され得る。
図10は、本開示の様々な例示的な実施形態のいくつかの態様による例示的な帯域幅部分の構成および切り替えを示す。UEは、所与の成分キャリアにおける1つまたは複数の帯域幅部分(BWP)1010を用いて設定されてもよい。いくつかの例では、1つまたは複数の帯域幅部分のうちの1つが一度にアクティブであってもよい。アクティブ帯域幅部分は、セルの動作帯域幅内のUEの動作帯域幅を定義することができる。初期アクセスのために、セル内のUEの構成が受信されるまで、システム情報から決定された初期帯域幅部分1020が使用され得る。例えばBWP切り替え1040による帯域幅適応(BA)では、UEの受信帯域幅および送信帯域幅はセルの帯域幅ほど大きくなくてもよく、調整されてもよい。例えば、幅は変更するように順序付けられてもよく(例えば、低活動期間中に収縮して電力を節約する)、位置は周波数領域で移動することができ(例えば、スケジューリングの柔軟性を高めるために)、サブキャリア間隔は、変更するように順序付けられてもよい(例えば、異なるサービスを可能にするために)。第1のアクティブBWP1020は、PCellのRRC(再)設定時またはSCellのアクティベーション時のアクティブBWPであってもよい。
それぞれ、ダウンリンクBWPまたはアップリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPまたはアップリンクBWPの場合、UEには、以下の構成パラメータ、すなわち、サブキャリア間隔(SCS)、サイクリックプレフィックス、共通RBおよびいくつかの連続したRB、それぞれのBWP-IdによるダウンリンクBWPまたはアップリンクBWPのセット内のインデックス、BWP共通パラメータのセットおよびBWP専用パラメータのセットが提供され得る。BWPは、BWPに対して構成されたサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックスに従って、OFDMヌメロロジに関連付けられ得る。サービングセルの場合、UEは、構成されたダウンリンクBWPのうちのデフォルトのダウンリンクBWPによって提供され得る。UEにデフォルトのダウンリンクBWPが提供され
ない場合、デフォルトのダウンリンクBWPは初期ダウンリンクBWPであり得る。
ダウンリンクBWPは、BWP非アクティブタイマに関連付けられ得る。アクティブなダウンリンクBWPに関連付けられたBWP非アクティブタイマが満了し、デフォルトのダウンリンクBWPが構成されている場合、UEは、デフォルトのBWPへのBWP切り替えを実行することができる。アクティブなダウンリンクBWPに関連付けられたBWP非アクティブタイマが満了し、デフォルトのダウンリンクBWPが構成されていない場合、UEは、初期ダウンリンクBWPへのBWP切り替えを実行することができる。
図11は、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な4ステップ競合ベースおよび競合なしのランダム・アクセス・プロセスを示す。図12は、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、例示的な2ステップ競合ベースおよび競合なしのランダム・アクセス・プロセスを示す。ランダムアクセス手順は、いくつかのイベント、例えば、RRCアイドル状態からの初期アクセス、RRC接続再確立手順、アップリンク同期状態が「非同期」であるときのRRC接続状態中のダウンリンクまたはアップリンクデータ到着、スケジューリング要求(SR)のために利用可能なPUCCHリソースがない場合のRRC接続状態中のアップリンクデータ到着、SR不良、同期再構成時のRRCによる要求(例えば、ハンドオーバ)、RRC非アクティブ状態からの遷移、セカンダリTAGの時間整合を確立すること、その他のシステム情報(SI)の要求、ビーム障害回復(BFR)、PCellでの一貫したアップリンクのリッスン・ビフォア・トーク(LBT)障害によってトリガされ得る。
2つのタイプのランダムアクセス(RA)手順がサポートされ得る。すなわち、MSG1を伴う4ステップRAタイプおよびMSGAを伴う2ステップRAタイプである。両方のタイプのRA手順は、図11および図12に示すように、競合ベースのランダムアクセス(CBRA)および競合なしのランダム・アクセス(CFRA)をサポートすることができる。
UEは、ネットワーク構成に基づいてランダムアクセス手順の開始時にランダムアクセスのタイプを選択することができる。CFRAリソースが設定されていない場合、RSRPしきい値は、2ステップRAタイプと4ステップRAタイプとの間で選択するためにUEによって使用され得る。4ステップRAタイプのためのCFRAリソースが設定される場合、UEは、4ステップRAタイプを用いてランダムアクセスを実行することができる。2ステップRAタイプのためのCFRAリソースが設定される場合、UEは、2ステップRAタイプを用いてランダムアクセスを実行することができる。
4ステップRAタイプのMSG1は、PRACHにおけるプリアンブルからなり得る。MSG1伝送後に、UEは、設定されたウィンドウ内でネットワークからの応答を監視することができる。CFRAの場合、MSG1伝送のための専用プリアンブルが、ネットワークによって割り当てられ、ネットワークからランダムアクセス応答(RAR)を受信すると、UEは、図11に図示するように、ランダムアクセス手順を終了することができる。CBRAの場合、ランダムアクセス応答の受信時に、UEは、ランダムアクセス応答でスケジュールされたアップリンクグラントを使用してMSG3を送信し得、図11に示すように競合解決を監視し得る。競合解決がMSG3(再)送信の後に成功しない場合、UEはMSG1送信に戻ることができる。
2ステップRAタイプのMSGAは、PRACHにおけるプリアンブルと、PUSCHにおけるペイロードとを含んでもよい。MSGA送信後に、UEは、設定されたウィンドウ内でネットワークからの応答を監視することができる。CFRAの場合、専用プリアンブルおよびPUSCHリソースは、MSGA送信のために構成され得、ネットワーク応答
を受信すると、UEは、図12に示すようにランダムアクセス手順を終了することができる。CBRAの場合、ネットワーク応答の受信時に競合解決が成功した場合、UEは、図12に示すように、ランダムアクセス手順を終了することができ、一方、フォールバック指示がMSGBで受信された場合、UEは、フォールバック指示でスケジュールされたアップリンクグラントを使用してMSG3送信を実行し、競合解決を監視することができる。競合解決がMSG3(再)送信の後に成功しなかった場合、UEはMSGA送信に戻ることができる。
図13は、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、同期信号および物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)ブロック(SSB)の例示的な時間および周波数構造を示す。SS/PBCHブロック(SSB)は、それぞれが1個のシンボルおよび127個のサブキャリア(例えば、図13のサブキャリア番号56から182)を占有するプライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号(PSS、SSS)と、3個のOFDMシンボルおよび240個のサブキャリアにまたがるが、図13に示すように、1つのシンボル上ではSSSのために中央に未使用部分が残るPBCHと、からなり得る。半フレーム内のSSBの可能な時間位置は、サブキャリア間隔によって決定されてもよく、SSBが送信される半フレームの周期性は、ネットワークによって構成されてもよい。半フレームの間、異なるSSBは、異なる空間方向で送信され得る(すなわち、セルのカバレッジエリアにまたがる異なるビームを使用する)。
PBCHは、セル探索および初期アクセス手順中にUEによって使用されるマスタ情報ブロック(MIB)を搬送するために使用され得る。UEは、他のシステム情報を受信するために、PBCH/MIBを最初に復号することができる。MIBは、システム情報ブロック1(SIB1)を取得するために必要なパラメータ、より具体的には、SIB1を搬送するPDSCHをスケジューリングするためのPDCCHの監視に必要な情報をUEに提供することができる。さらに、MIBは、セル禁止状態情報を示すことができる。MIBとSIB1をまとめて最小システム情報(SI)と呼び、SIB1を残りの最小システム情報(RMSI)と呼ぶことがある。その他のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、...、SIB10およびSIBpos)は、その他SIと称され得る。他のSIは、DL-SCH上で定期的にブロードキャストされてもよく、DL-SCH上でオンデマンドでブロードキャストされてもよく(例えば、RRCアイドル状態、RRC非アクティブ状態、またはRRC接続状態にあるUEからの要求に応じて)、またはDL-SCH上でRRC接続状態のUEに専用の方法で送信されてもよい(例えば、要求に応じて、ネットワークによって構成されている場合、RRC接続状態にあるUEから、またはUEが共通探索空間が構成されていないアクティブBWPを有する場合)。
図14は、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による例示的なSSBバースト伝送を示す。SSBバーストはN個のSSBを含むことができ、N個のSSBの各SSBはビームに対応することができる。SSBバーストは、周期性(例えば、SSBバースト期間)に従って送信され得る。競合ベースのランダム・アクセス・プロセスの間、UEは、ランダム・アクセス・リソース選択プロセスを実行することができ、ここで、UEは、RAプリアンブルを選択する前に、まずSSBを選択する。UEは、設定されたしきい値を上回るRSRPを有するSSBを選択することができる。いくつかの実施形態では、UEは、設定されたしきい値を上回るRSRPを有するSSBが利用可能でない場合、任意のSSBを選択することができる。ランダム・アクセス・プリアンブルのセットは、SSBに関連付けられ得る。SSBを選択した後に、UEは、SSBに関連付けられたランダム・アクセス・プリアンブルのセットからランダム・アクセス・プリアンブルを選択することができ、ランダム・アクセス・プロセスを開始するために選択されたランダム・アクセス・プリアンブルを送信することができる。
いくつかの実施形態では、N個のビームのうちのビームは、CSI-RSリソースに関連付けられ得る。UEは、CSI-RSリソースを測定し、設定されたしきい値を上回るRSRPを有するCSI-RSを選択することができる。UEは、選択されたCSI-RSに対応するランダム・アクセス・プリアンブルを選択し、選択されたランダム・アクセス・プロセスを送信してランダム・アクセス・プロセスを開始することができる。選択されたCSI-RSに関連付けられたランダム・アクセス・プリアンブルがない場合、UEは、選択されたCSI-RSと準コロケートされたSSBに対応するランダム・アクセス・プリアンブルを選択することができる。
いくつかの実施形態では、CSI-RSリソースのUE測定値およびUE CSI報告に基づいて、基地局は、送信構成指示(TCI)状態を決定することができ、UEにTCI状態を示すことができ、UEは、ダウンリンク制御情報(例えば、PDCCHを介して)またはデータ(例えば、PDSCHを介して)の受信のために示すTCI状態を使用することができる。UEは、データまたは制御情報の受信のために適切なビームを使用するために、示されたTCI状態を使用することができる。TCI状態の指示は、RRC構成を使用すること、またはRRCシグナリングと動的シグナリングとの組み合わせであり得る(例えば、MAC制御要素(MAC CE)を介して、および/またはダウンリンク伝送をスケジュールするダウンリンク制御情報内のフィールドの値に基づいて)。TCI状態は、CSI-RSのようなダウンリンク基準信号と、ダウンリンク制御またはデータチャネル(例えば、それぞれPDCCHまたはPDSCH)に関連付けられたDM-RSとの間の準コロケーション(QCL)関係を示すことができる。
いくつかの実施形態では、UEは、UE向けのDCIを有する検出されたPDCCHおよび所与のサービングセルに従ってPDSCHを復号するために、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)構成パラメータを使用して、最大M個のTCI-状態構成のリストを用いて構成されてもよく、MはUE能力に依存してもよい。各TCI-Stateは、1つまたは2つのダウンリンク基準信号と、PDSCHのDM-RSポート、PDCCHのDM-RSポート、またはCSI-RSリソースのCSI-RSポートとの間のQCL関係を構成するためのパラメータを含むことができる。擬似コロケーション関係は、1つまたは複数のRRCパラメータによって構成され得る。各DL RSに対応する準コロケーションタイプは、以下の値のうちの1つをとることができる。「QCL-TypeA」:{ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散}、「QCL-TypeB」:{ドップラーシフト、ドップラー拡散}、「QCL-TypeC」:{ドップラーシフト、平均遅延}、「QCL-TypeD」:{空間Rxパラメータ}。UEは、TCI状態をDCIフィールドのコードポイントにマッピングするために使用されるアクティブ化コマンド(例えば、MAC CE)を受信することができる。
図15は、本開示の様々な典型的な実施形態のうちのいくつかのいくつかの態様による、送信および/または受信のためのユーザ機器および基地局の例示的な構成要素を示す。図15におけるブロックおよび機能のすべてまたはサブセットは、基地局1505およびユーザ機器1500にあってもよく、ユーザ機器1500および基地局1505によって実行されてもよい。アンテナ1510は、電磁信号の送信または受信に使用され得る。アンテナ1510は、1つまたは複数のアンテナ素子を含むことができ、多入力多出力(MIMO)構成、多入力単出力(MISO)構成および単入力多出力(SIMO)構成を含む異なる入出力アンテナ構成を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、アンテナ150は、数十または数百のアンテナ素子を有する大規模MIMO構成を可能にすることができる。アンテナ1510は、ビームフォーミングなどの他のマルチアンテナ技術を可能にすることができる。いくつかの例では、UE1500の能力またはUE1500のタイプ(例えば、低複雑度UE)に応じて、UE1500は単一のアンテナのみをサポ
ートすることができる。
トランシーバ1520は、アンテナ1510を介して、本明細書で説明される無線リンクを双方向に通信することができる。例えば、トランシーバ1520は、UEにおける無線トランシーバを表してもよく、基地局における無線トランシーバと双方向に通信してもよく、またはその逆であってもよい。トランシーバ1520は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1510に提供し、アンテナ1510から受信されたパケットを復調するためのモデムを含むことができる。
メモリ1530は、RAMおよびROMを含むことができる。メモリ1530は、実行されると、プロセッサに本明細書に記載の様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読コンピュータ実行可能コード1535を格納することができる。いくつかの例では、メモリ1530は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御することができる基本入力/出力システム(BIOS)を含むことができる。
プロセッサ1540は、処理能力を有するハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックコンポーネント、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせ)を含むことができる。いくつかの例では、プロセッサ1540は、メモリコントローラを使用してメモリを動作させるように構成されてもよい。他の例では、メモリコントローラがプロセッサ1540に統合されてもよい。プロセッサ1540は、UE1500または基地局1505に様々な機能を実行させるために、メモリ(例えば、メモリ1530)に格納されたコンピュータ読取可能な命令群を実行するように構成され得る。
中央処理装置(CPU)1550は、メモリ1530内のコンピュータ命令によって指定された基本的な算術、論理、制御、および入力/出力(I/O)動作を実行することができる。ユーザ機器1500および/または基地局1505は、グラフィックス処理ユニット(GPU)1560および全地球測位システム(GPS)1570などの追加の周辺構成要素を含むことができる。GPU1560は、ユーザ機器1500および/または基地局1505の処理性能を加速するためのメモリ1530の迅速な操作および変更のための専用回路である。GPS1570は、例えばユーザ機器1500の地理的位置に基づいて、位置ベースのサービスまたは他のサービスを可能にするために使用され得る。
例示的な実施形態は、ストリーミングサービスを含む異なるサービスの体感品質(QoE)測定値収集を可能にすることができる。例示的なQoE管理は、ストリーミングサービスならびに拡張現実/仮想現実(AR/VR)およびURLLCサービスの経験パラメータを収集することができる。
いくつかの例示的な実施形態では、QoE測定は、ユーザKPI情報、例えばエンドツーエンド(E2E)信頼性統計インジケータなどを収集することを可能にすることができる。
いくつかの例では、異なるタイプのUEは、異なるQoE要件を有してもよい。いくつかの例では、QoEパラメータは、UE固有のサービス関連として定義されてもよい。いくつかの例では、QoEを、ネットワーク品質を評価するための基準として使用することができる。従来、ネットワーク解決策の性能評価には、スループット、容量、カバレッジなどのメトリックが通常使用されていた。例示的な実施形態は、関連するエンティティ(例えば、UE、ネットワーク・エンティティ)を含む、QoE測定値収集のためのトリガ
、構成および報告の機構を可能にすることができる。
いくつかの例では、シグナリングベースおよび管理に基づく機構が、QoE関連シグナリングのために使用されてもよい。いくつかの例では、OAMまたはCNから受信したアプリケーション層測定構成は、ダウンリンクRRCメッセージでUEに転送され得る透過的コンテナにカプセル化されてもよい。UEの上位層から受信したアプリケーション層測定値は、透過的コンテナにカプセル化され、アップリンクRRCメッセージでネットワークに送信されてもよい。
いくつかの例では、RANは、例えば、これをサポートしていないネットワークにハンドオーバする場合、進行中のQoE測定/報告構成を解放してもよい。
いくつかの例では、領域は、QoE測定および/または報告のために定義および/または構成されてもよい。いくつかの例では、領域処理のために、ネットワークは、UEが領域の内側にあるか外側にあるかを追跡し、それに応じて構成を構成/解放することができる。いくつかの例では、ネットワークは、UEが領域内にあるか領域外にあるかを追跡してもよく、UEは、それに応じてQoEの開始停止を管理してもよい。いくつかの例では、UEは、領域チェックを行い(UEは領域構成を有していてもよい)、それに応じてQoEの開始停止を管理してもよい。
いくつかの例では、MBSについて、RRC INACTIVE状態におけるQoE測定がサポートされてもよい。いくつかの例では、MBSについて、RRC IDLE状態におけるQoE測定がサポートされてもよい。
いくつかの例では、管理に基づくQoE構成は、シグナリングに基づくQoE構成をオーバーライドしなくてもよい。
いくつかの例では、QoE報告は、NR内の(現在のSRBとは別の)別のSRBを介して送信されてもよく、なぜなら、この報告は他のSRB送信よりも低い優先順位であり得るからである。
いくつかの例では、UEのための複数の同時QoE測定のための構成および報告がサポートされてもよい。
いくつかの例では、RRCシグナリングは、UEにQoE報告を一時停止または再開するように指示するために、gNBによって使用されてもよい。
いくつかの例では、一時停止/再開は、すべてのQoE報告に対するものであってもよいし、QoE構成ごとのものであってもよい。
いくつかの例では、アプリケーション層測定値収集機能は、UEからのアプリケーション層測定値の収集を可能にすることができる。サポートされるサービスタイプの例は、ストリーミングサービスなどのサービスのQoE測定収集であってもよい。シグナリングに基づく開始ケースと管理に基づく開始ケースの両方が使用されてもよい。シグナリングに基づく場合、アプリケーション層測定収集は、CNノードから特定のUEに向けて開始されてもよく、管理に基づく場合、アプリケーション層測定収集は、(例えば、特定のUEをターゲットとせずに)領域をターゲットとするOAMから開始されてもよい。
いくつかの例では、OAMまたはCNから受信したアプリケーション層測定構成は、ダウンリンクRRCメッセージでUEに転送され得る透過的コンテナにカプセル化されても
よい。UEの上位層から受信したアプリケーション層測定値は、透過的コンテナにカプセル化され、アップリンクRRCメッセージでネットワークに送信されてもよい。ネットワークは、いつでもUEに向けてアプリケーション層測定構成を解放することができる。
いくつかの例では、URLLCサービスの場合、E2E遅延が重要であり、事業者は遅延測定を監視し保証することができる。
いくつかの例では、QoE管理フレームワークは、シグナリングに基づくQoEおよび管理に基づくQoEの2つのフレーバーで存在してもよい。シグナリングに基づくQoEでは、QoE測定構成(QMC)をRANノードに配信することができる。QMCは、測定のための領域スコープを指定することができ、領域スコープは、リストまたはセル/TA/TAI/PLMNを介して定義することができる。管理に基づくQoEでは、OAMは、QMCをRANノードに配信することができる。
いくつかの例では、QoE測定収集の開始および停止をトリガするしきい値に基づく機構が使用されてもよい。いくつかの例では、時間に基づくイベントをQoE測定のアクティブ化に使用して、予め定義された期間内のQoE測定のアクティブ化の柔軟性を可能にすることができる。
いくつかの例では、追跡領域は、AMFを更新することなくユーザが移動することができる領域の論理概念であってもよい。ネットワークは、1つまたは複数のTAを有するリストをユーザに割り当てることができる。
一例では、UEおよびネットワーク/gNBは、UE能力転送手順を開始することができる。例示的な手順を図16に示す。一例では、UEは、ネットワークからUECapabilityEnquiryを受信すると、そのUE能力情報をコンパイルし、転送することができる。一例では、ネットワークは、UE無線アクセス能力情報を必要とする(例えば、追加)場合に、RRC_CONNECTEDにおいてUEへの手順を開始することができる。ネットワークは、アクセス層(AS)セキュリティアクティブ化後にUE能力を取得することができる。一例では、ネットワークは、ASセキュリティアクティブ化の前に取得されたUE能力をCNに転送しなくてもよい。
一例では、UEは、UECapabilityInformationメッセージの内容を以下のように設定することができる。ue-CapabilityRAT-RequestListが、rat-Typeがnrに設定されたUE-CapabilityRAT-Requestを含む場合には、UEは、ue-CapabilityRAT-ContainerListに、タイプUE-NR-CapabilityのUE-CapabilityRAT-Containerを含めることができ、rat-Typeはnrに設定され、UEは、対応するsupportedBandCombinationList、featureSet、およびfeatureSetCombinationsを含んでもよい。ue-CapabilityRAT-RequestListが、eutra-nrに設定されたrat-Typeを有するUE-CapabilityRAT-Requestを含む場合、UEが(NG)EN-DCまたはNE-DCをサポートする場合には、UEは、ue-CapabilityRAT-ContainerListに、タイプUE-MRDC-CapabilityのUE-CapabilityRAT-Containerを含めることができ、rat-Typeがeutra-nrに設定され、UEは、対応するsupportedBandCombinationListおよびfeatureSetCombinationsを含んでもよい。ue-CapabilityRAT-RequestListが、eutraに設定されたrat-Typeを有するUE-CapabilityRAT-Requestを含む場合には、UEは
E-UTRAをサポートすることができ、UEは、受信した場合には、capabilityRequestFilterに従って、ue-CapabilityRAT-ContainerListに、UE-EUTRA-Capabilityタイプのue-CapabilityRAT-Containerを含めることができ、rat-Typeがeutraに設定される。ue-CapabilityRAT-RequestListが、utra-fddに設定されたrat-Typeを有するUE-CapabilityRAT-Requestを含む場合、UEがUTRA-FDDをサポートする場合には、UEは、ue-CapabilityRAT-Container内にUTRA-FDDのためのUE無線アクセス能力を含めることができ、rat-Typeはutra-fddに設定される。受信されたフィールドrrc-SegAllowedに基づいてRRCメッセージセグメント化が有効にされ、符号化されたRRCメッセージが指定されたPDCP SDUの最大サポートサイズよりも大きい場合には、UEはULメッセージセグメント転送手順を開始することができる。そうでない場合には、UEは、送信のためにUECapabilityInformationメッセージを下位層に提示することができ、その時点で手順は終了することができる。
一例では、UECapabilityEnquiryメッセージを使用して、NRおよび他のRATのUE無線アクセス能力を要求することができる。
一例では、IE UECapabilityInformationメッセージを使用して、ネットワークによって要求されたUE無線アクセス能力を転送することができる。
体感品質(QoE)測定および報告は、ストリーミング、仮想/拡張現実(VR/AR)およびURLLCアプリケーションを含む様々なサービスおよびアプリケーションにとって重要な機能である。既存の能力シグナリングおよび対応するRRC構成は、QoE測定および報告に関連付けられたパラメータをサポートしない場合がある。既存の能力シグナリングは、QoE測定および報告ならびにその関連パラメータ(例えば、領域に基づくQoE測定および報告)のために強化される必要があり得る。例示的な実施形態は、QoE測定および報告に関連付けられた能力シグナリングを強化する。
図17に示す例示的な実施形態では、UEは能力メッセージを基地局に送信することができる。能力メッセージの送信は、RRC層を介して行われてもよい。いくつかの例では、基地局への能力メッセージの送信は、図16に示す能力転送手順に基づいてもよく、UEはRRC_CONNECTED状態にあってもよい。UEは、能力問い合わせメッセージに応答して能力メッセージを送信することができる。いくつかの例では、能力メッセージの送信は、例えば初期アクセス手順中に、RRC_IDLE状態またはRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態にUEを遷移させるためのランダム・アクセス・プロセスを介してもよい。能力メッセージの送信は、4ステップ・ランダム・アクセス・プロセスのMsg3を介してもよいし、2ステップ・ランダム・アクセス・プロセスのMsgAを介してもよい。ランダム・アクセス・プロセスに基づく能力メッセージの送信の例を図20に示す。
能力メッセージは、体感品質(QoE)測定および/またはQoE報告および/またはQoE測定および/またはQoE報告のためのシグナリングと関連付けられた1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含むことができる。例えば、1つまたは複数のIEは、UEがQoE測定および/またはQoE報告および/またはQoE測定および/またはQoE報告のためのシグナリングのうちの少なくとも1つをサポートしているかどうかを示すことができる。1つまたは複数の能力IEは、1つまたは複数の値を有してもよい。1つまたは複数の能力IEの1つまたは複数の値に基づいて、UEは、QoE測定および報告のための第1の構成パラメータを含む1つまたは複数のRRCメッセージを受信すること
ができる。例えば、1つまたは複数のIEの1つまたは複数の値は、UEがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングをサポートすることを示してもよい。
いくつかの例では、1つまたは複数のIEを使用して、UEがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートするかどうかを示してもよい。いくつかの例では、1つまたは複数のIEの1つまたは複数の値は、UEがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートすることを示してもよい。QoE測定および報告のための第1の構成パラメータの受信は、UEがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートすることに応答して行われてもよい。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数のKPIに対応してもよい。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数のサービスタイプに対応してもよい。1つまたは複数のサービスタイプは、ストリーミングサービスタイプ、仮想/拡張現実(VR/AR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つに対応することができる。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、RRC_INACTIVE状態のQoE測定と関連付けられてもよい。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、RRC_IDLE状態におけるQoE測定と関連付けられてもよい。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、シグナリングベースまたは管理に基づくQoE管理(例えば、QoE測定/報告および対応するシグナリング)などの複数のQoE構成方式のうちの1つと関連付けることができる。
UEは、UEがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングをサポートしていることを示す1つまたは複数のIEの1つまたは複数の値に基づいて、1つまたは複数のRRCメッセージを受信してもよい。UEは、QoE測定および報告のために第1の構成パラメータを利用してもよく、第1の構成パラメータに基づいて1つまたは複数のQoE測定報告を送信してもよい。いくつかの例では、QoE測定報告の送信は、時間パターン、例えば、事前構成された時間パターンまたは構成可能な時間パターン(例えば、第1の構成パラメータによって示される時間パターン)に基づいてもよい。いくつかの例では、QoE測定報告の送信は、周期性、例えば、事前構成された周期性または構成可能な周期性(例えば、第1の構成パラメータによって示される周期性)に基づいてもよい。いくつかの例では、QoE測定報告の送信は、地理に基づいてもよく、例えば、事前構成された地理(例えば、1つまたは複数のセル、例えば、追跡領域(TA)、無線アクセスネットワーク(RAN)通知領域(RNA)など)または構成可能な地理(例えば、1つまたは複数のセル、例えば、第1の構成パラメータによって示される、例えば、追跡領域(TA)、無線アクセスネットワーク(RAN)通知領域(RNA)など)に基づいてもよい。
いくつかの例では、1つまたは複数のQoE測定報告の送信は、1つまたは複数の第1のRRCメッセージを介してもよい。1つまたは複数のQoE測定報告の送信に使用される1つまたは複数の第1のRRCメッセージは、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)と関連付けられ得る。いくつかの例では、第1のSRBは、専用制御チャネル(DCCH)論理チャネルを使用することができる。いくつかの例では、第1のSRBは、第1の優先順位と関連付けられ得る。第1のSRBに関連付けられた第1の優先順位は、第2のSRBに関連付けられた第2の優先順位よりも低くてもよい。いくつかの例では、第2のSRBは、共通制御チャネル(CCCH)論理チャネルを使用することができる。いくつかの例では、第2のSRBは、専用制御チャネル(DCCH)論理チャネルを使用してもよく、非アクセス層(NAS)メッセージの送信に使用されてもよい。
いくつかの例では、1つまたは複数のRRCメッセージを介して受信される第1の構成
パラメータは、UEが測定し報告するための1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を含んでもよい。1つまたは複数のKPIは、遅延(例えば、エンドツーエンド(E2E)遅延、コアネットワーク(CN)遅延、または無線アクセスネットワーク(RAN)遅延)、スループット、ジッタなどのうちの1つまたは複数を含むことができる。UEによって送信される1つまたは複数の測定報告は、1つまたは複数のKPIに関連付けられた測定情報を含むことができる。いくつかの例では、1つまたは複数のKPIは、アプリケーション層KPIおよび/または無線層KPIを含むことができる。いくつかの例では、1つまたは複数のKPIは、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、URLLCサービスタイプのうちの少なくとも1つを含むことができる。
いくつかの例では、第1の構成パラメータは、QoE測定のトリガ条件を示してもよい。いくつかの例では、第1の構成パラメータは、QoE報告のトリガ条件を示してもよい。いくつかの例では、第1の構成パラメータは、QoE測定および/またはQoE測定報告のトリガ条件を示してもよい。
いくつかの例では、QoE測定報告の送信に応答して、基地局は、QoE測定に関連付けられた1つまたは複数のサービス(例えば、VR/ARサービスタイプ、ストリーミングサービスタイプ、URLLCサービスタイプなど)のスケジューリング情報を決定してもよい。UEは、QoE測定および報告と関連付けられたデータを受信するためのスケジューリング情報(例えば、スケジューリング情報を含むダウンリンク制御情報)を受信してもよい。
図18Aに示す例示的な実施形態では、QoE測定および/またはQoE測定報告の送信を実行することは、領域に基づいてもよく、例えば、QoE測定および/またはQoE報告のために構成された領域のためであってもよく、および/またはそれに関連付けられてもよい。いくつかの例では、領域は、1つまたは複数のセル(例えば、追跡領域(TA)、RAN通知領域(RNA)など)を含んでもよい。いくつかの例では、UEは、QoE測定および/または報告のための領域を示す構成パラメータを受信してもよい。
図18Bに示す例示的な実施形態では、UEは、QoE測定および/または報告の開始を指示する第1のコマンド(例えば、第1のDCIまたは第1のMAC CE)を受信してもよい。UEは、コマンドの受信に応答してQoE測定および/または報告を開始することができる。UEは、QoE測定および/または報告の停止を指示する第2のコマンド(例えば、第2のDCIまたは第2のMAC CE)を受信してもよい。UEは、第2のコマンドの受信に応答してQoE測定および/または報告を停止することができる。いくつかの例では、QoE測定/報告の開始(例えば、第1のコマンドの受信に基づく)は、UEがQoE測定および報告を行う領域に入るUEに対応してもよく、QoE測定/報告の停止(例えば、第2のコマンドの受信に基づく)は、UEがQoE測定および報告を行う領域から出るUEに対応してもよい。
図19に示す例示的な実施形態では、UEは能力メッセージを基地局に送信することができる。能力メッセージの送信は、RRC層を介して行われてもよい。いくつかの例では、基地局への能力メッセージの送信は、図16に示す能力転送手順に基づいてもよく、UEはRRC_CONNECTED状態にあってもよい。UEは、能力問い合わせメッセージに応答して能力メッセージを送信することができる。いくつかの例では、能力メッセージの送信は、例えば初期アクセス手順中に、RRC_IDLE状態またはRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態にUEを遷移させるためのランダム・アクセス・プロセスを介してもよい。能力メッセージの送信は、4ステップ・ランダム・アクセス・プロセスのMsg3を介してもよいし、2ステップ・ランダム・アクセス・プロセスのMsgAを介してもよい。ランダム・アクセス・プロセスに基づく能力メッセ
ージの送信の例を図20に示す。
能力メッセージは、UEが領域に基づくQoE測定/報告が可能であるかどうかを示す、またはUEがQoE測定および/または報告のための領域を決定することが可能であることを示す、1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含むことができる。UEは、領域内のQoE測定/報告のための構成パラメータを含む1つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。いくつかの例では、構成パラメータは、UEがQoE測定/報告を行うことができる領域を示してもよい。いくつかの例では、UEは、構成パラメータに基づいてQoE測定/報告のための領域を決定してもよい。いくつかの例では、QoE測定および報告のための領域は、1つまたは複数のセル(例えば、TAまたはRNA)を含んでもよい。UEは、構成パラメータに基づいてQoE測定を行ってもよく、UEは、構成パラメータに基づいて1つまたは複数のQoE測定報告を送信してもよい。1つまたは複数のQoE測定報告は、1つまたは複数のKPIを測定することを含んでもよい。いくつかの例では、UEは、UEが領域(例えば、構成パラメータによって構成される領域)内に存在している間に、1つまたは複数のQoE測定報告を送信してもよい。いくつかの例では、UEは、UEが領域(例えば、構成パラメータによって構成される領域)を離れるときに、QoE報告の測定および/または報告を停止してもよい。
いくつかの例では、1つまたは複数の能力情報要素(IE)は、UEが領域に基づくQoE測定/報告を行うことができないことを示してもよく、UEがQoE測定および/または報告のための領域を決定することができないことを示してもよい。UEが領域に基づくQoE測定/報告を行うことができないことを示す、またはUEがQoE測定および/または報告のための領域を決定することができないことを示す1つまたは複数の能力情報要素(IE)に応答して、UEは、QoE測定またはQoE報告の開始または停止を示す1つまたは複数のコマンド(例えば、1つまたは複数のDCIまたは1つまたは複数のMAC CE)を受信することができる。
例示的な実施形態では、ユーザ機器(UE)は、1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを基地局(BS)に送信することができる。1つまたは複数の能力IEの1つまたは複数の値に基づいて、UEは、QoE測定および報告のための第1の構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージをBSから受信することができる。UEは、第1の構成パラメータに基づいて1つまたは複数の測定報告をBSに送信することができる。
いくつかの例では、1つまたは複数の情報要素は、無線デバイスがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングのうちの少なくとも1つをサポートするかどうかを示す。いくつかの例では、1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することは、UEがQoE測定および1つまたは複数のQoE関連シグナリングをサポートすることを示す、1つまたは複数の能力IEの1つまたは複数の値に基づく。
いくつかの例では、第1の構成パラメータは、ユーザ機器(UE)が測定し報告するための1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を示すことができる。いくつかの例では、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、エンドツーエンド遅延、無線アクセスネットワーク(RAN)遅延、コアネットワーク(CN)遅延、スループット、およびジッタのうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの例では、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、アプリケーション層KPIを含むことができる。いくつかの例では、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、無線層KPIを含むことができる。いくつかの例では、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)は、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つを含む1つまたは複数のサービスタイプ用であって
もよい。
いくつかの例では、1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告を送信することは、1つまたは複数の第1の無線リソース制御(RRC)メッセージに基づく。いくつかの例では、1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告の送信のための1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージは、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)と関連付けられ得る。いくつかの例では、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)は第1の優先順位と関連付けられてもよく、第2のSRBに関連付けられた第2の優先順位は第1の優先順位よりも高い。いくつかの例では、第2のシグナリング無線ベアラ(SRB)は、共通制御チャネル(CCCH)論理チャネルを使用することができる。いくつかの例では、第2のシグナリング無線ベアラ(SRB)は、専用制御チャネル(DCCH)論理チャネルを使用してもよく、非アクセス層(NAS)メッセージの送信用であってもよい。いくつかの例では、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)は、専用制御チャネル(DCCH)を使用することができる。
いくつかの例では、1つまたは複数の情報要素(IE)は、ユーザ機器(UE)が体感品質(QoE)測定および1つもしくは複数のQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートするかどうかを示すために使用されてもよい。
いくつかの例では、1つまたは複数の情報要素(IE)の1つまたは複数の値は、ユーザ機器(UE)が、体感品質(QoE)測定および1つもしくは複数のQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートすることを示すことができる。QoE測定および報告のための第1の構成パラメータを受信することは、UEがQoE測定および1つもしくは複数のQoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートしていることに応答してもよい。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)に対応することができる。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つを含む1つまたは複数のサービスタイプに対応することができる。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態における体感品質(QoE)測定値と関連付けることができる。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、無線リソース制御(RRC)アイドル状態における体感品質(QoE)測定値と関連付けることができる。いくつかの例では、1つまたは複数のパラメータは、シグナリングに基づくまたは管理に基づく体感品質(QoE)測定に関連付けることができる。
いくつかの例では、第1の構成パラメータは、体感品質(QoE)測定および報告のうちの少なくとも1つのトリガ条件を示すことができる。
いくつかの例では、体感品質(QoE)測定報告を送信するステップは、時間パターンに基づいてもよい。いくつかの例では、第1の構成パラメータは時間パターンを示すことができる。
いくつかの例では、体感品質(QoE)測定報告を送信するステップは、周期性に基づいてもよい。いくつかの例では、第1の構成パラメータは周期性を示すことができる。
いくつかの例では、第1の構成パラメータは、地理に基づく体感品質(QoE)測定報告を示すことができる。いくつかの例では、地理に基づく体感品質(QoE)測定報告は、1つまたは複数の追跡領域(TA)のQoE測定報告を含んでもよい。
いくつかの例では、能力メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージであってもよい。
いくつかの例では、能力メッセージを送信することは、能力問い合わせメッセージに応答してもよい。
いくつかの例では、能力メッセージを送信するステップは、初期アクセスのためのランダム・アクセス・プロセスを介してもよい。いくつかの例では、能力メッセージを送信するステップは、ランダム・アクセス・プロセスが2ステップ・ランダム・アクセス・プロセスである場合には、MsgAランダム・アクセス・メッセージを介してもよく、能力メッセージを送信するステップは、ランダム・アクセス・プロセスが4ステップ・ランダム・アクセス・プロセスである場合には、Msg3ランダム・アクセス・メッセージを介してもよい。
いくつかの例では、1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告の送信に応答して、UEは、QoE測定および報告を必要とするサービスタイプに関連付けられたデータの送信または受信のためのスケジューリング情報を受信することができる。
例示的な実施形態では、ユーザ機器(UE)は、UEが領域に基づくQoE測定および報告を行うことができるかどうか、またはUEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができるかどうかを示す1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを送信することができる。UEは、領域内のQoE測定および報告のための構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することができる。UEは、構成パラメータに基づいて、領域に関連付けられた1つまたは複数のQoE測定報告を送信することができる。
いくつかの例では、1つまたは複数の能力情報要素(IE)は、UEが領域に基づくQoE測定および報告を行うことができること、またはUEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができることを示すことができる。
いくつかの例では、構成パラメータは、体感品質(QoE)測定を実行し、対応するQoE報告を送信するための領域を示すことができる。
いくつかの例では、UEは、体感品質(QoE)測定および報告を実行するための領域を決定することができる。
いくつかの例では、領域は1つまたは複数のセルを含んでもよい。いくつかの例では、領域は追跡領域(TA)であってもよい。いくつかの例では、領域は、無線アクセスネットワーク(RAN)通知領域(RNA)であってもよい。
いくつかの例では、領域に基づく体感品質(QoE)は、ユーザ機器(UE)が領域内に存在している間に1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を測定することを含むことができる。いくつかの例では、ユーザ機器(UE)は、その領域を離れることに応答して、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)の測定を停止することができる。
いくつかの例では、UEは、UEが領域に基づく体感品質(QoE)測定および報告を行うことができないこと、またはUEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができないことを示す1つまたは複数の能力情報要素(IE)に応答して、QoE測定および報告を開始または停止することを指示するコマンドを受信することができる。いくつかの例では、コマンドの受信は、ダウンリンク制御情報を介して行われ得る。いく
つかの例では、コマンドは、1つまたは複数の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介してもよい。
様々な例示的な実施形態に関して本開示に記載された例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実装または実行されてもよい。汎用プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンを含むが、これらに限定されない。いくつかの例では、プロセッサは、デバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)を使用して実装されてもよい。
本開示に記載された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得る。命令またはコードは、機能を実施するためにコンピュータ可読媒体に記憶または送信されてもよい。本明細書で開示される機能を実施するための他の例も本開示の範囲内である。機能の実施は、機能の一部が異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含む、物理的に同じ場所に配置されたまたは分散された要素(例えば、様々な位置で)を介してもよい。
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体を含むが、これに限定されない。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされてもよい。非一時的記憶媒体の例には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置などが含まれるが、これらに限定されない。非一時的媒体は、所望のプログラムコード手段(例えば、命令および/またはデータ構造)を搬送または記憶するために使用されてもよく、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされてもよい。いくつかの例では、ソフトウェア/プログラムコードは、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などの無線技術を使用して、リモートソース(例えば、ウェブサイト、サーバなど)から送信されてもよい。そのような例では、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義の範囲内にある。上記の例の組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲内である。
本開示で使用されるように、項目のリストにおける「または」という用語の使用は、包括的なリストを示す。項目のリストは、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」などのフレーズで始めることができる。例えば、A、B、またはCの少なくとも1つのリストは、AまたはBまたはCまたはAB(すなわち、AおよびB)またはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を含む。また、本開示で使用されるように、条件のリストの前に「に基づく」という語句を付けることは、条件のセット「のみに基づく」と解釈されるべきではなく、むしろ条件のセット「に少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。例えば、「条件Aに基づく」と記載された結果は、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aおよび条件Bの両方に基づくことができる。
本明細書では、「含む(comprise)」、「含む(include)」または「含む(contain)」という用語は交換可能に使用されてもよく、同じ意味を有し、
包括的かつオープンエンドとして解釈されるべきである。「含む(comprise)」、「含む(include)」、または「含む(contain)」という用語は、要素のリストの前に使用されてもよく、リスト内のリストされた要素の少なくともすべてが存在するが、リストにない他の要素も存在し得ることを示す。例えば、AがBおよびCを含む場合、{B、C}および{B、C、D}の両方がAの範囲内である。
本開示は、添付の図面に関連して、実施され得るすべての例または本開示の範囲内にあるすべての構成を表すものではない例示的な構成を説明する。「例示的」という用語は、「好ましい」または「他の例と比較して有利」と解釈されるべきではなく、むしろ「実例、事例または例」と解釈されるべきである。実施形態および図面の説明を含む本開示を読むことにより、本明細書に開示する技術は代替的な実施形態を使用して実施され得ることが当業者には理解されよう。当業者は、実施形態、または本明細書に記載の実施形態の特定の特徴を組み合わせて、本開示に記載の技術を実施するためのさらに他の実施形態に到達することができることを理解するであろう。したがって、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書に開示した原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (45)

  1. 体感品質(QoE)測定のための能力シグナリングの方法であって、
    ユーザ機器(UE)により、QoEに関連付けられた1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを基地局(BS)へ送信するステップと、
    前記1つまたは複数の送信された能力IEに基づいて、前記UEにより、前記BSからQoE測定および報告のための第1の構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップと、
    前記UEにより、前記第1の構成パラメータに基づいて1つまたは複数のQoE測定報告を前記BSに送信するステップと、を含む方法。
  2. 前記1つまたは複数の能力情報要素(IE)が、前記ユーザ機器(UE)が体感品質(QoE)測定およびQoE関連シグナリングの少なくとも一方をサポートするかどうかを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップは、前記1つまたは複数の能力情報要素(IE)が、前記ユーザ機器(UE)が前記体感品質(QoE)測定および前記QoE関連シグナリングをサポートしていることを示すかどうかに基づく、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の構成パラメータが、前記ユーザ機器(UE)が測定および報告するための1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を示す、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1つまたは複数の主要性能指標(KPI)が、エンドツーエンド遅延、無線アクセスネットワーク(RAN)遅延、コアネットワーク(CN)遅延、スループット、およびジッタのうちの1つまたは複数を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数の主要性能指標(KPI)がアプリケーション層KPIを含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記1つまたは複数の主要性能指標(KPI)が無線層KPIを含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記1つまたは複数の主要性能指標(KPI)が、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つを含む1つまたは複数のサービスタイプのためのものである、請求項4に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告を送信するステップが、1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージに基づく、請求項1に記載の方法。
  10. 前記1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージが、第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)と関連付けられる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)が第1の優先順位と関連付けられ、
    第2のSRBに関連付けられた第2の優先順位が前記第1の優先順位よりも高い、
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2のシグナリング無線ベアラ(SRB)が共通制御チャネル(CCCH)論理チャネルを使用する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第2のシグナリング無線ベアラ(SRB)が専用制御チャネル(DCCH)論理チャネルを使用し、非アクセス層(NAS)メッセージを送信するために使用される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記第1のシグナリング無線ベアラ(SRB)が専用制御チャネル(DCCH)を使用する、請求項10に記載の方法。
  15. 前記1つまたは複数の能力情報要素(IE)が、前記ユーザ機器(UE)が前記体感品質(QoE)測定および前記QoE関連シグナリングに関連付けられた1つまたは複数のパラメータをサポートするかどうかを示す、請求項1に記載の方法。
  16. 前記1つまたは複数の情報要素(IE)が、前記ユーザ機器(UE)が前記体感品質(QoE)測定および前記QoE関連シグナリングに関連付けられた前記1つまたは複数のパラメータをサポートすることを示し、
    QoE測定および報告のための前記第1の構成パラメータを受信するステップが、前記UEが前記QoE測定および前記QoE関連シグナリングに関連付けられた前記1つまたは複数のパラメータをサポートしていることに応答して行われる、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記1つまたは複数のパラメータが、1つまたは複数の主要性能指標(KPI)に対応する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記1つまたは複数のパラメータが、ストリーミングサービスタイプ、仮想現実(VR)サービスタイプ、および超高信頼低遅延通信(URLLC)サービスタイプのうちの少なくとも1つを含む1つまたは複数のサービスタイプに対応する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記1つまたは複数のパラメータが、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態における前記体感品質(QoE)測定に関連付けられる、請求項16に記載の方法。
  20. 前記1つまたは複数のパラメータが、無線リソース制御(RRC)アイドル状態における前記体感品質(QoE)測定に関連付けられる、請求項16に記載の方法。
  21. 前記1つまたは複数のパラメータが、シグナリングに基づくまたは管理に基づく体感品質(QoE)測定に関連付けられる、請求項16に記載の方法。
  22. 前記第1の構成パラメータが、前記体感品質(QoE)測定および報告の少なくとも一方のためのトリガ条件を示す、請求項1に記載の方法。
  23. 前記体感品質(QoE)測定報告を送信するステップが、時間パターンに基づく、請求項1に記載の方法。
  24. 前記第1の構成パラメータが前記時間パターンを示す、請求項23に記載の方法。
  25. 前記体感品質(QoE)測定報告を送信するステップが周期性に基づく、請求項1に記載の方法。
  26. 前記第1の構成パラメータが前記周期性を示す、請求項25に記載の方法。
  27. 前記第1の構成パラメータが、地理に基づく体感品質(QoE)測定報告を示す、請求項1に記載の方法。
  28. 前記地理に基づく体感品質(QoE)測定報告が、1つまたは複数の追跡領域(TA)のQoE測定報告を含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記能力メッセージが無線リソース制御(RRC)メッセージである、請求項1に記載の方法。
  30. 前記能力メッセージを送信するステップが、前記ユーザ機器が能力問い合わせメッセージを最初に受信したことに応答して行われる、請求項1に記載の方法。
  31. 前記能力メッセージを送信するステップが、初期アクセスのためのランダム・アクセス・プロセスを介して行われる、請求項1に記載の方法。
  32. 前記能力メッセージを送信するステップが、ランダム・アクセス・プロセスが2ステップ・ランダム・アクセス・プロセスである場合には、MsgAランダム・アクセス・メッセージを介して行われ、
    前記能力メッセージを送信するステップが、前記ランダム・アクセス・プロセスが4ステップ・ランダム・アクセス・プロセスである場合には、Msg3ランダム・アクセス・メッセージを介して行われる、
    請求項31に記載の方法。
  33. 前記1つまたは複数の体感品質(QoE)測定報告の送信に応答して、QoE測定および報告を必要とするサービスタイプに関連付けられたデータの送信または受信のためのスケジューリング情報を受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  34. 体感品質(QoE)測定のための能力シグナリングの方法であって、
    ユーザ機器(UE)により、UEが領域に基づくQoE測定および報告を行うことができるかどうか、または前記UEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができるかどうかを示す1つまたは複数の能力情報要素(IE)を含む能力メッセージを送信するステップと、
    前記UEにより、領域内のQoE測定および報告のための構成パラメータを含む1つまたは複数の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップと、
    前記UEにより、前記構成パラメータに基づいて、前記領域に関連付けられた1つまたは複数のQoE測定報告を送信するステップと、を含む方法。
  35. 前記1つまたは複数の能力情報要素(IE)が、前記UEが領域に基づくQoE測定および報告を行うことができること、または前記UEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができることを示す、請求項32に記載の方法。
  36. 前記構成パラメータが、体感品質(QoE)測定を実行し、対応するQoE報告を送信するための前記領域を示す、請求項32に記載の方法。
  37. 前記体感品質(QoE)測定および報告を実行するための前記領域を決定するステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。
  38. 前記領域が1つまたは複数のセルを含む、請求項32に記載の方法。
  39. 前記領域が追跡領域(TA)である、請求項36に記載の方法。
  40. 前記領域が、無線アクセスネットワーク(RAN)通知領域(RNA)である、請求項36に記載の方法。
  41. 前記領域に基づく体感品質(QoE)測定および報告が、前記ユーザ機器(UE)が前記領域内に存在している間に1つまたは複数の主要性能指標(KPI)を測定することを含む、請求項32に記載の方法。
  42. 前記ユーザ機器(UE)が、前記領域を離れることに応答して、前記1つまたは複数の主要性能指標(KPI)の測定を停止する、請求項39に記載の方法。
  43. 前記UEが領域に基づく体感品質(QoE)測定および報告を行うことができないこと、または前記UEがQoE測定および報告を行うための領域を決定することができないことを示す前記1つまたは複数の能力情報要素(IE)に応答して、QoE測定および報告を開始または停止することを指示するコマンドを受信するステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。
  44. 前記コマンドを受信するステップがダウンリンク制御情報を介して行われる、請求項41に記載の方法。
  45. 前記コマンドを受信するステップが、1つまたは複数の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して行われる、請求項41に記載の方法。
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