JP2024514661A - 分散台帳ネットワークにおけるセキュアな更新のための新しいデータコンテンツパケット、システム及び方法 - Google Patents

分散台帳ネットワークにおけるセキュアな更新のための新しいデータコンテンツパケット、システム及び方法 Download PDF

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Abstract

発明の異なる態様は、新しいコンテンツデータパケットフォーマットを実装して、暗号資産を送信する、及び、そのデジタルコンテンツを更新するオペレーションにおいて、更なる柔軟性、セキュリティ、及び効率を可能にする。これは、新しい一意のマルチセグメントパケット、及び、大量の暗号資産のユーザ間での更新、及び、セキュアで、信頼でき、効率的な方式でのDLTネットワークにおける格納を可能にする、対応する強化されたDLTシステム及び方法によって達成される。それは、DLTネットワークの可能な用途の範囲を、ビッグデータ、IoT、Web3、MMOG、又は、DLTネットワークに格納されるデータの不変性によって提供される信頼性が必要とされる任意の他の環境における用途に開放する。

Description

本発明は概して、遠隔通信の分野に設定され、特に、新しいデータパケット、及び、分散台帳ネットワークにおけるそのセキュアな更新のためのシステム及び手順に関する。
DLTネットワーク(英語では「Distributed Ledger Technologies」)と呼ばれる分散台帳ネットワークは、多数のコンピュータ上に分散方式で同一のコピーの記録を格納することによって、コンピュータのネットワークが、非破損性(incorruptible)及び不変のデータベースを共有することが可能になる。また、それらによって、コンピュータが互いに直接、ピアツーピアで通信することが可能になる。そのようなネットワークの様々なタイプの中には、より高いセキュリティを提供するものもあるが、低速かつ高価である。反対に、より高速かつより安価なものは、同時に、最もセキュアでない。1つのタイプのDLTは、ブロックチェーンの形態で分散記録を格納するブロックチェーンネットワーク(以降、ブロックチェーン)である。
今日、異なる構成、例えば、どのタイプのコンピュータがネットワークに参加し得るか、及び、重要なことに、どれが書き込み特権を有するかの範囲の定めを伴う、様々なDLTネットワークプラットフォームが存在する。使用事例に応じて、DLTネットワークは、一方の目的では、パブリックにかつ非許可型で実装され得(その内には、イーサリアムがある)、他方の目的では、プライベートにかつ許可型で実装され得る(企業がその内部プロセスのために実装するもの等)。パブリックネットワークは、万人による検査にも開放されていると同時に非許可型であり、それによって、誰もが自身の電子デバイスを用いて参加し、ネットワーク内の単なる別のノードとして動作することが可能になる。他方で、プライベートネットワークは、特定の事前にバリデートされたユーザがその上に分散されている記録にアクセスすることだけを可能にし、許可型であり、バリデートされたユーザのみがネットワークにおいてノードとして参加することを可能にする。
そのようなパブリックな非許可型のネットワークの1つがイーサリアムであり、その主要な貢献によって、分散記録のコンテンツが受動的な情報だけでなく、追加的に、入力情報に作用して出力情報を生成するプログラムコードを含むことが可能になる。コンピュータプログラムと同様に自動的にアクションを実行するコード(又は、プログラムモジュール)の各ユニットは、「スマートコントラクト」と呼ばれる。換言すれば、イーサリアムは、無数のスマートコントラクトを自律的かつ自動的に実行可能な、何千ものノードに分散された巨大なコンピュータである。プログラムコードによって規定された規則に従って、アルゴリズムの状態を変更する命令が実行される。分散記録は、すべての同一の情報、すなわち、計算の結果及び可能な状態のセット内の現在の状態を反映するように特定の間隔で更新される。各ノードは、他のノードとまったく同じ状態で仮想マシンを維持する。更新時間は、さらに、異常のベリフィケーション及び訂正の任意のサブプロセスを含む。DLT技術は、確立されたプロトコルによって指示されたように挙動するようにネットワークノードのほとんどを揃えることによって、記録の形式で結合データベースの完全性を保護することを可能にする。
ノードは、プログラムされ得、かつ入力データを受信してプログラム規則に従って実行し、出力データを生成しながら、その現在の状態を進展させる少なくとも1つのデータ処理デバイスを含む。したがって、ノードは、典型的にはコンピュータであってもよいが、携帯電話等の任意の電子デバイス、又は計算能力を有するセンサであってもよい。
パブリックかつ非許可型ネットワークの透明性及び不変性の特性は、システム内のすべてのアクタ、特にネットワークを使用するユーザの間で最大の信頼を生成する。一方で、ブロックのコンテンツ、その中に格納されている情報及び結果の交換は、オープンかつ支障なくベリファイされ得る。他方で、プラットフォームを管理するプログラムコードをベリファイすることで、それらがその中で規定された規則に従っているか否かをチェックし得る。例えば、異常を検出及び訂正する手順があるか否かをチェックし得る。最悪の場合、そのような異常は、何らかのやり方でネットワークを利用するために、ネットワークを騙そうとしている悪意のあるアクタが原因である場合がある。
実際には、DLTネットワークの最も重要な特性の1つは、まさに、それらがゼロ信頼の原理に基づいて設計されているので、すなわち、それらは、通信、情報交換、及び対応するアクションに従事している間、ネットワークのどのユーザもいかなる他のユーザを信頼しないと仮定するので、そのようなリスクを検出及び排除する能力である。そのようなプラットフォームは、数学モデル、例えば、ゲーム理論及びインセンティブに基づいたプロセスを組み込んで、ネットワーク内の様々なノードが規定された規則に従って正直な方式で動作するように動機付ける一方で、ネットワーク内のすべてのノードのクロスチェックを促進して、誰もシステムを騙そうとしていないことを確実にするので、このような不信にも関わらず、いくらか安心して動作し得るように設計されている。
さらに、それらの分散記録に格納される情報の量及び/又はタイプに応じて、少なくとも2つの異なるタイプのノードがある。完全なノードは、第1のブロックからネットワークによってバリデートされた最後のブロックまで、履歴記録全体を格納する。ライトノードは、完全な記録には作用せず、最後の記録、又はそれらの圧縮された同等物のみを格納するので、必要とする計算リソース及びメモリリソースがより少ない。ライトノードはかなり動的な機能を有し、それらが非常に迅速に情報に作用することが可能になるが、DLTネットワークに非破損性及び不変性のそれらの特性を与えるのは完全なノードである。
この開発により、いくつかのDLTネットワークは、同じ原理に基づいて生成されてきており、イーサリアムはその単なる1つの例であり、当業者は対応するオープンソースコードを考察することで認識することが可能になる。パブリックかつ非許可型のそのようなDLTネットワークは、本明細書においてレイヤ1又はネットワーク1と呼ばれ、新たなノードがそれらの仮想マシンを開始し、共有データベースによって指示されたコードの各行を最後まで実行し、ネットワークにおける他のノードの現在の状態を複製するまでイベント及び発生の履歴を再現することによって、ネットワークの現在の状態を再作成することを可能にする。
各ノードはまた、コードをネットワーク1へ、すなわち、そのノードすべてから構成される仮想マシンへ任意に送信し得、これは、アプリケーションを共有コンピュータにアップロードし、非集中型アプリケーションDAppとして知られるものを生成することと同様である。DAppは、基礎をなすDLTネットワークの固有の利点、すなわち、とりわけ、プロセスの非破損性、システムにおける各アクタに認可される信頼のレイヤ、コードが停止できず、自動的に中断せずに実行されるということを継承しているので、最近極めて普及してきている。
DLT技術分野の用語において、レイヤ1ネットワークとの各インタラクションは、データを送信又は受信することを含み、ここで、データは、スマートコントラクトを更新するためのプログラムコードであり得るか、又は、スマートコントラクトに関する入力又は出力データであり得るか、又は、不変に格納されることが望ましい任意の他のタイプの情報であり得る。インタラクションを遂行するためにレイヤ1リソースの支出を含むインタラクションは、トランザクションとしても知られる。実際には、外部電子デバイスは、レイヤ1リソース(それ自体のみ)を消費することなくレイヤ1ネットワークからデータを読み出し得る。他方、(書き込みオペレーションを実行する、又は、機能をトリガするなどの)プログラムコードのいくつかの段階を実行したい場合、このトランザクションにおいてレイヤ1リソースを消費する必要がある。説明の残りの部分において、トランザクションという用語は、好ましくは、レイヤ1リソースが消費されることを追加的に必要とするインタラクションを指すために使用される。レイヤ1インタラクションという用語は、レイヤ1リソースが消費されるもの、及び、レイヤ1リソースの支出無しのインタラクションの、両方のタイプを含む。
この種のグローバルコンピューティングシステムに対する悪意ある攻撃を防止するために、大部分のDLTは、リソース消費システムを組み込んでおり、正直なユーザのみがシステムを使用し、そのときにそれらのリソースがDLTネットワークとのインタラクションの遂行において消費されることを確実にする。これらのリソースは限定され、DLTネットワークによってDAppマネージャから利用可能となる。いくつかのネットワークは、DLTネットワークによって遂行又は実行される必要がある各インタラクションのために、1ユニットのリソースが消費されることを必要とする。ネットワーク1上でDAppを実行するリソースコストは、計算課金、DLTにおける永続メモリ使用(ストレージとして知られる)、及び、それを実行するために必要なトランザクションの数に比例する。
イーサリアムネットワークの場合では、これらのリソースはガス又はガス代と呼ばれる。書き込みアクション、又は算術アクションなどの各トランザクションは、ガスの観点から割り当てられるリソースレートを有する。DAppユーザ又はDAppマネージャのうち誰がこれらのリソースを消費するかに関わらず、蓄積は、実際に実現可能であるものを超える全体的なリソース要件を容易に増加させ得る。通信環境からの比喩は、通信チャネルの周波数帯又は帯域幅などのリソースであり、ここで、送信又は受信を遂行するために、その周波数又はその容量は、ある期間使用され、すなわち、限定されたリソースが使用される。送信又は受信のモード(プロトコル、変調など)に応じて、より多くの又はより少ないリソース(より多くの又はより少ない周波数又は容量)が使用され得る。同様に、DLT環境において、レイヤ1ネットワークとの間で遂行されるトランザクションに応じて、より多くの又はより少ないリソースが消費され得る。技術的に言えば、トランザクションの数及びトランザクションのタイプは、レイヤ1ネットワークのオペレーションに対して直接の影響を有する。重いトランザクション、又は、大きい数のトランザクションは、遅いオペレーションをもたらし、他のトランザクションをブロックし、リソースを浪費する。反対に、各トランザクションの重みを最小化する、又は、トランザクションの数を最小化する、又は、その組み合わせである、良く設計されたプロトコルは、効率的でアジャイルなプロトコルをもたらし、複雑なアプリケーションの実装を可能にする。
したがって、よりセキュアなレイヤ1DLTネットワークの使用は、それぞれの恩恵を利用するために、リソースの観点で、ユーザ及びネットワーク全体の両方にとって、全体として短所を有する。ユーザにとっては、コードがより多く、データがより多く、DLTネットワークとのインタラクションがより多いほど、使用されるリソースの合計がより多くなる。一度にすべてのDAppによって必要とされるコードを処理することを担当するレイヤ1全体として、これらのDAppのいくつかが、単一コンピュータが処理可能であるより集合的な処理を必要とするとすぐに飽和及び/又は崩壊に到達する。したがって、多くのDAppは、レイヤ1DLTネットワークの最も重要な核利点の1つを利用するように設計されてきており、それは、情報を格納するときにそれらの不変で透明な性質によって生成される信頼である。このようなDAppは、アクションの残りの実行、又はそれらの特定のアプリケーションを実行するために必要なコードを、レイヤ2又はネットワーク2と呼ばれる外部ネットワークに委任する。
レイヤ2ネットワークは、必ずとは限らないが場合によってはインセンティブと交換で、それらのコンピュータの計算リソースを利用可能にするコンピュータの集合であり、換言すれば、それらの計算リソースを貸し出し、それに対して課金する場合がある。またあるときには、レイヤ2コンピュータは、システムを機能させることを支援するために利他的に動作するか、又は単に、自身のDAppに所望の機能を提供させることに関心のある企業によって提供される。1つの態様では、ネットワーク2は、クライアント-サーバフォーマットにおいて独立して動作する1又は複数のコンピュータを含む。別の態様では、ネットワーク2はDLTネットワークである。別の態様では、ネットワーク2は、その計算リソースを利用可能にするための寄与を受け取らない専用ネットワークのノードを含む。レイヤ1DLTネットワークのそのような高い非破損性特性を示さないことにより、レイヤ2ネットワークは、外部のアクタ、及び、内部のアクタ、すなわち、問題となるネットワーク2の悪意あるオペレータの両方による様々なタイプの悪意あるアクションに晒される。したがって、これらのネットワークによって遂行される処理は、全体として完全性及び品質を保護するものであるレイヤ1ネットワークによって何らかの方式で制御又は監視される必要がある。
実行中のDAppによれば、ネットワーク1にデプロイされたプログラムコードは、それを用いて、DAppのユーザが互いにインタラクトしてそれらのアクションを実行するエンティティを表す1又は複数の一意の暗号資産(以下、「CA」と呼ぶ)を定義する規則を含む。典型的には、CAは、DApp環境の仮想プレーヤ又は仮想オブジェクトであってもよい。各CAは、データ及びパラメータのセット、又は、コンテンツ(C、C、...、C)によって定義され得る。非限定的な例として、コンテンツデータは、オーナシップ情報、ビジュアル属性情報、形状、寸法、色、値情報などの関連属性情報、センサデータ、又は、レイヤ1ネットワークに格納される一意のパケットの部分である任意の他のタイプの情報を含み得る。
DAppの性質に応じて、これらのCAが他のユーザにとって価値のあるものになる場合もあれば、又は価値のない単なる仮想表現にとどまる場合もある。DAppの関連する特性の1つは、デプロイされたCAが有し得る一意の性質である。各CAは一意であり、かつ他のCAと区別可能であり、完全に追跡可能であり得、これによって、誰でもそのオーナシップ履歴、保持者の履歴、作成された数等を閲覧することが可能になる。CAは、DAppユーザ間のピアツーピアインタラクションで交換又は購入もしくは販売し得るので、疎に生成されるCAは所望の対象となる。技術的な観点では、各CAは、コンテンツデータの一意のパケットであり、その主要な特性の1つは、代替可能でないこと、すなわち、コンテンツデータの2つの同一の一意パケットがあり得ないことである。そのすべての態様を再現することによってパケットを偽装する試みが行われる場合でも、少なくとも、パケット識別子の観点で変動し、したがって、オリジナルとして識別可能である。すべての第2及び後の偽造パケットは、その他の特性を再現する場合でも、同一の識別子を有することは決してあり得ない。
既存のDAppが、それらのCAが交換、交易、又は、売買に晒されること、すなわち、コンテンツデータの一意のパケットのタイトル又はオーナシップを1の保持者から別の保持者へ移転することを可能にすることは、ますます一般的になっている。非代替性の特性に起因して、オリジナルのパッケージが非常に貴重になり、望まれる場合、購入者は、自分が複製ではなくオリジナルを獲得したことを常に確認し得る。他方、(サマライズされた、すなわち、圧縮又は符号化された特性のバージョンではなく)未処理データとしてそれらの特性すべてを組み込むそれらのCAに対する需要が増加し得ることが可能である。対照的に、上で言及したリソース支出要件に起因して、そのようなCAのアップグレードは、関与するユーザにとって、非常に非効率的にリソースの支出となり得る。また、レイヤ1ネットワークについては、多数のCAを送信するときのそのような高いリソース支出は、システムリソース全体の非効率的な割り当てを反映し、これは、長い時間をかけて、送信のブロック及び停止、及び、DLTシステムの通常オペレーションの中断をもたらし得る。
リソース支出問題は、スケーラビリティの追加の問題によって悪化する。すなわち、各々が複数のトランザクションを伴う、より多くのアプリケーションがデプロイされるほど、システムの性能、及び、その動作する能力が悪くなる。結果としてタイプ1DLTネットワークは、深刻なスケーラビリティ問題及びDLT飽和を受ける。非常に単純なアプリケーションでも、著しいクラッシュを生成し得る。したがって、タイプ1ネットワークの有利な特性は、新しいアプリケーションを設計する、又は、それらを動作させるとき、オペレーションの自由を大きく制限する。
新たなアプリケーションでは、典型的な情報を持たないユーザは、数分のうちに、アプリケーションをダウンロードし、いくつかのアクションを実行し、何らかの支払いを実行する必要がある場合には、可能性としてはクレジットカードによって、又は同じアプリケーションのさらなる使用のために、好ましい支払い方法を設定することによって、例えば銀行振り込みによって、直ちに実行することも期待する。これは、自身の電子ウォレットを無理なく管理し、問題のDAppにネイティブである暗号通貨を有する情報が与えられたユーザにとっては問題ではないが、DLT技術及びそのアプリケーションを他の情報を持たないユーザのために採用することに対する完全な障害である。
いくつかの解決策は、DAppマネージャ(又は、「DM」)の完全な関与に依存する。DMは、プロセスのセキュリティを監視すること、及び、プログラムされた規則に従っていることを確実にすることを担当するオペレーション全体を制御する。この明白なセキュリティ対策は、実際には、DLTプラットフォーム上でのこのタイプのオペレーションで最も重大なエラーの1つである。送信を遂行するために、CA保持者が、自分の私有CA鍵をDMに与える必要がある場合、保持者は、自分のCAに対する制御を完全に喪失し、事実上、自分のCAをDLTネットワークにおける別のアクタに与えている。これは、この新技術の採用を妨げるリスクをもたらす。さらに、2人の悪意のあるアクタが共謀している場合、損失は確実である。例として、自分がネイティブの暗号通過で支払いを行ったことを(この場合、悪意ある)DMに証明する購入者があり得、CAの販売者は、CAから購入者への送信を完了する。CAの販売者は、DMから何の支払いも受け取っていないことを証明できる場合でさえも、トランザクションを取り消そうとするのに非常に苦労するだろう。
追加的な問題は、例えば中国、日本、欧州、及び米国のマーケットにおいて同時に、同一の一意のCAを別個かつ接続されていないユーザのグループに同時にトレーディングすることを可能にする現在のプロセスを制限することである。悪意のある販売者が、切り離されているクローズドなユーザグループを通じて、一意のCAを2人以上の購入者に販売するように試みる可能性がある。この場合、第1のグループの正当な購入者は、既に支払いを行ったのに、CAが利用可能でなくなったこと、又は、また第2グループから別の購入者へ移転されたとき、オーナシップを変更したことに気付き得、良くても、採用問題をもたらす。最悪の場合、悪意のあるDMは、2人以上の購入者に自身のCAを販売することによって、この動作から不正に利益を得ることができる(二重支払いとしても知られる)。
したがって、DAppプログラムを任意のレイヤ1DLTネットワークに課金し、例えば、数百万のユーザから同時に受信される多くの命令及び書き込みアクションをサポートし、アクションを書き込むという考えは、任意の現在のシステムの範囲を完全に超える。これらの理由で、レイヤ1ネットワークは非常に頻繁でない更新に制限されているので、おそらく計算量がより重くなくかつ負荷の高くない計算を必要とするが、より頻繁な計算、又は大幅により頻繁な計算を必要とする非集中型アプリケーションは、この構成を使用して実行され得ない。換言すると、多くのユーザとの継続的なインタラクションを必要とし、その不変の記録を常に更新する必要があるDAppをホストし実行し得るDLTシステムは現在ない。
したがって、これらの問題のすべて又は部分に対する解決策を提供することが望ましい。
本発明の目的は、前述の問題のすべて又は一部に対する解決策を提供することである。特に、本発明の目的は、コンテンツデータの新しい一意のマルチセグメントパケット、UMSP、及びシステム、及び、最適化された方式で一意のマルチセグメントパケットの更新を可能にする強化されたDLTの対応する方法を提供することである。
新しいパケットフォーマットは、マルチセグメントであり、一意のパケットのコンテンツは、DLTネットワークにおける少なくとも2つの異なるメモリに格納されるセグメントにおいて分散され、各セグメントは別個のメモリにある。対照的に、このマルチセグメントパケットは、一意のままである。なぜなら、その非代替性特性は、DLTネットワークにおいて、同一の一意のパケット識別子によってそのような独立のメモリのコンテンツを関連付けることによって保証されるからである。第1態様において、UMSPは、正確に2つのセグメントを含む。他の態様において、UMSPは、2より多いセグメント、又は、アプリケーションに応じて必要とされる多くのものを含む。例として、一実装において、メインセグメントは、パケットオーナを識別するデータ(オーナ識別子)を含み、第2セグメントは、他の情報、例えば、生コンテンツデータ、サマライズされたコンテンツデータ、又は、証明される各セグメントにおけるコンテンツデータを可能にする情報を含む。
新しいパケットフォーマットの特性は、システムコンポーネントの構成、及び、UMSPに作用する方法の段階を定義する。この相互関係に起因して、システム及び方法の技術的特徴は、データ構造の技術的特徴を本質的に含む観点で定義される。
この新しいマルチセグメント一意パケットフォーマットは、最適化されたDLTシステムが、信頼性が高く、セキュア、かつ効率的な方式で、場合によっては膨大な数のユーザ間のインタラクションを伴うことが可能なプロセスを通じて、複数の接続されていないグループのユーザ間のCAの複数の送信を遂行することを可能にする。任意のタイプの既存のレイヤ1DLTネットワーク間のインタフェースを可能にすることによって、新しいレイヤ1DLTネットワークを生成する、複雑で、時間がかかり、コストが高く、かつ非常にリスクが高いプロセスを必要としない。これにより、社会のニーズに従ってDLTネットワークの可能な応用の範囲が無限の数まで広がり、DLT支払いを単に遂行すること以外にもさらに、例えば、ビッグデータ、IoT、Web3、MMOG、又はDLTネットワークに格納されたデータの不変性によって提供される信頼性を必要とする任意の他の環境での応用もカバーされる。異なるユーザ間の信頼性が高く、セキュア、かつ効率的なコンテンツ更新は、これらすべての環境におけるDLT技術の採用を可能にする。
発明の様々な実施形態は、そのコンテンツのインチェーンベリフィケーションを可能にしながら、デジタルコンテンツの一意のパケットのセキュアかつスケーラブルな更新を可能にする。詳細には、i)CA(現在のコンテンツだけでなく、すべての前の状態も)の作成から任意の時間におけるコンテンツのベリフィケーション;ii)スマートコントラクトを使用してインチェーンベリフィケーションを実行すること;iii)非常に多数のCAにすいてスケーラブルな方式で経時的にCAのコンテンツが変更又は展開すること;(iv)CAが異なるCA保持者の間で渡される間に、CA作成者が、コンテンツの展開を管理すること;及び(v)CA作成者が、特定のレイヤ1ネットワークのスマートコントラクトの使用に必ずしも制限されることなく、コンテンツの展開を管理し、この管理を自身の外部ネットワークにアウトソーシングできることを可能にする。
発明は、独立の請求項によって定義されるが、好ましい実施形態は、従属の請求項によって定義される。
したがって、発明の目的は、デジタルコンテンツを更新するために、強化されたDLTシステムにおけるコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットを提供することである。
発明の別の目的は、デジタルコンテンツを更新するために、強化されたDLTシステムにおけるコンテンツデジタルコンポーネントを提供することである。
発明の別の目的は、コンテンツデジタルコンポーネントにおいて、デジタルコンテンツを更新する最適化された方法を提供することである。
発明の別の目的は、デジタルコンテンツを更新するために、強化されたDLTシステムにおけるオーナシップデジタルコンポーネントを提供することである。
発明の別の目的は、オーナシップデジタルコンポーネントにおいて、デジタルコンテンツを更新する最適化された方法を提供することである。
発明の別の目的は、デジタルコンテンツを更新するために、強化されたDLTシステムにおけるインタフェースデジタルコンポーネントを提供することである。
発明の別の目的は、インタフェースデジタルコンポーネントにおいて、デジタルコンテンツを更新する強化された方法を提供することである。発明の別の目的は、最適化された方式でデジタルコンテンツを更新するための強化されたDLTシステムを提供することである。
発明の別の目的は、強化されたDLTシステムにおいて、最適化されたコンテンツ更新方法を提供することである。
発明の別の目的は、プロセッサ上で実行されると、強化されたDLTシステムにおけるコンテンツ更新方法の段階を遂行する命令を含むコンピュータプログラムを提供することである。
発明の別の目的は、プロセッサ上で実行されると、強化されたDLTシステムにおけるコンテンツ更新段階を遂行する命令を含むコンピュータ可読媒体を提供することである。
本発明は、本発明の様々な態様、実施形態、及び特徴を実装する方法及びデバイスを提供し、様々なデジタル手段によって実装される。様々なデジタル手段は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせを含んでもよく、様々な手段のいずれか1つ又は組み合わせがこれらの技術を実装してもよい。
ハードウェア実装形態の場合、様々なデジタル手段は、1又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせの上に実装された処理ユニットを含んでもよい。
ソフトウェア実装形態の場合、様々なデジタル手段は、説明された機能を遂行するモジュール(例えば、プロセス、及び機能等)を含んでもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサによって実行されてもよい。メモリユニットは、プロセッサ内に、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。
本発明の様々な態様、構成、及び実施形態が説明される。特に、本発明は、以下に説明されるような、本発明の様々な態様、構成、及び特徴を実装する、方法と、装置と、システムと、プロセッサと、プログラムコードと、コンピュータ可読手段と、他の装置及び要素とを提供する。
本発明の特徴及び利点は、同様の参照符号が、異なる図面における対応する要素を識別する図面に関連して続く詳細な説明からより明らかになるであろう。対応する要素はまた、異なる符号で参照してもよい。
デジタルコンテンツの一意のデータパケットの異なる表現を示す。 デジタルコンテンツの一意のデータパケットの異なる表現を示す。 デジタルコンテンツの一意のデータパケットの異なる表現を示す。
発明の一実施形態によるコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットを示す。
発明の別の実施形態による最適化された方式におけるデジタルコンテンツを更新するためのDLTシステムを示す。
発明の別の実施形態によるデジタルコンテンツを更新する最適化された方法を示す。
本発明は、プログラマブル分散型台帳システムである任意のレイヤ1ネットワークにデプロイされる。今日では、イーサリアム、TRON、EOS、又はXDaiは、さらに、ブロックチェーン技術、又は単にブロックチェーンに基づく、そのようなシステムを表す。しかしながら、本発明の教示は、任意のプログラマブルDLT環境、すなわち、データだけでなく、プログラマブルコードも格納し、(全体として、DAppを形成する)スマートコントラクトのデプロイメント及び実行を可能にする任意の分散型台帳システムに適用される。そのようなプログラマブルDLT環境は、少なくとも1つの仮想マシン及び少なくとも1つの分散記録を含む。分散記録には、実行されるアルゴリズムの規則が部分的に格納される。入力データに基づいて、仮想マシンは、定義された規則に対応して、受信されたか、又は分散記録に格納されたかのいずれかの情報に作用して、アルゴリズムの状態を進展させ、出力データを生成し、これは、分散記録に格納されてもよい。
この汎用環境は、望ましい非集中型アプリケーション、又はDAppを実行する特定のソフトウェアをデプロイすることによってプログラムされ得る。DAppプログラムコードがデプロイされると、DAppを実行するDLTネットワークの一部は、少なくとも1つのDAppプロセッサ及び少なくとも1つのDAppメモリとして表されてもよい。すなわち、DAppプロセッサ又は処理手段は、その特定のDAppに関する情報を処理するDLT仮想マシンの一部を表し、DAppメモリ又は格納手段は、要求されたDAppを遂行するためにデータを実行及び格納するために割り当てられたDLTネットワークの一部を表す。説明の残りの部分では、「プロセッサ」へのあらゆる参照はDAppプロセッサを指し、「メモリ」へのあらゆる参照はDAppメモリを指す。さらに、分散型台帳ネットワーク、第1ネットワーク、レイヤ1ネットワーク、ネットワーク1、イーサリアム、EOS、もしくはブロックチェーン、又は単に「DLT」へのあらゆる参照は、プログラマブルDLTネットワークを指す。
ネットワーク1はDLTネットワークであるので、任意の対応するプログラムコード、手段、又はモジュールが複数のコピーになって存在し、各ノードがDLT環境内でプロセッサを実行するので、完全なノードごとに1つのコピーが存在する。この説明において、プログラム手段又はモジュールは、単数形(例えば、ベリファイア)で言及されるが、当業者であれば、それらが実際には、ネットワーク1にわたって分散された複数のコピーでインストール及び実装される(すなわち、ベリファイアは、実際には、各ノードにインストールされたベリファイアを指す)ことを理解するであろう。いくつかの態様では、実際に単一のノード上で本発明を実装する利点が明示的に強調されていない限り、説明は、概して、通信が説明された分散型環境で実行されると仮定する。
「コンテンツ」という用語は、本発明の文脈において、DLTプラットフォームの環境において生成された暗号資産、CA(一意及び非代替性)を指すために使用される。暗号資産は、価値及び/又は有用性の仮想表現である。それらは、非代替性トークン、アバター、デジタルツイン、電子ステッカ、及び仮想プレーヤ等としても知られる。コンテンツという用語は、保持者の間で送信可能な仮想表現のこれらすべての変形を包含するために使用される。なぜなら、それらは技術的には、オーディオ、ビデオ、画像、マルチメディア、メタデータ、及び、パラメータ及び属性などの他の情報、これらの混合、又は、そのサマリ説明などのコンテンツを含むデータのパケットであるからである。
図1Aから図1Cは、例として、デジタルコンテンツのそのような一意のパケットの異なる表現を示す。図1Aでは、コンテンツを保持するデータパケット100は、ヘッダセクション110及びペイロードセクション120を含む。ヘッダセクションは、少なくとも、コンテンツパケットの一意の識別子(一意ID)及びメインコンテンツ121(コンテンツ1、この場合、オーナシップデータ)、及び、他のコンテンツ(ブロックチェーンにおけるブロックに共通の異なるパラメータ)を含む。ペイロードセクションは、残りのコンテンツ(コンテンツn...コンテンツN)を定義するために必要な他のデータ(12n~12N)を含み、この場合、仮想プレーヤの他の属性と共にサッカープレーヤとして視覚的に表される。この態様において、すべての情報は明示的に、デジタルコンテンツについてのDLTにおいて直接格納され、すなわち、パケットは、未処理形態のコンテンツデータ(コンテンツ1...コンテンツN)を含む。
図1Bの別の態様において、DLTネットワークにおけるすべての生コンテンツデータを格納する代わりに、デジタルコンテンツに関する情報のすべてが格納されるのではなく、むしろ、サマライズ(圧縮又は符号化)されたデジタルコンテンツの表現が格納され、空間及びリソース(ガスを含む)を節約する。この態様において、CAを定義する完全なデータがレイヤ2ネットワークに格納され、例えば、オフチェーンで格納され、又は、別のネットワーク(例えば、IPFS)に格納され、又は単に、いくつかの他のコンピュータにローカルに格納される。サマライズされたコンテンツデータは、複数の方式で生成され得る。一実装形態では、それらは、ハッシュHとして知られる数学関数をコンテンツセクションにおけるデータに適用することによって取得される。
id=H(content) [式1]
ここで、ハッシュ関数は文献で利用可能ないくつかの代替形態(SHA2、SHA3、及びMD5等)の中から選択し得、本実装形態では、ハッシュ関数の特性によって、同一の識別子を有する異なるコンテンツを有する2つのデータパケットが存在し得ないことが確実になる。換言すれば、同一のコンテンツを有する2つのデータパケットは、同一の識別子も有することになる。この態様において、一意のパケットは同一の一意の識別子(一意ID)を含むが、デジタルコンテンツは、(その選択された符号化又は圧縮において)サマライズされた形態で格納される。単純なハッシュの場合、ヘッダセクション110のコンテンツデータ(121)、及び、ペイロードセクション120のコンテンツデータ(12n~12N)の両方は、デジタルコンテンツのハッシュのみを含み、次にこれは、コンテンツ識別子(ハッシュコンテンツ1、...、ハッシュコンテンツn、...、ハッシュコンテンツN)である。ハイブリッドのオプションが存在し、ここで、いくつかのフィールドは、未処理形態(例えばオーナシップデータ)で格納され、他はハッシュによって格納される。
データが未処理形態で格納されない、かつ、データが例えば、画像を参照する場合、DLTネットワークから画像を取得することは可能でないが、そのような画像が利用可能である場合、単にハッシュを計算し、データパケットのハッシュと比較することによって、データパケットが正確にその画像を表すことをチェックすることが可能である。なお、CAのオーナシップの移転、したがって、事実上、デジタルコンテンツの更新は通常、例えば、1人のユーザ(前オーナ)の公開鍵を別の(新オーナ)の公開鍵に変更することによって、データパケットのオーナシップセクションを修正することのみを伴う。
サマライズ(符号化又は圧縮)されたバージョンによってコンテンツを表す様々な技法があるが、使用される技法は、少なくとも以下2つの特性、すなわち、サマリが、1)単一のDLTトランザクションによって受信及び格納され得るようにサイズが低減されること、及び、2)ベリフィケーションの低減を可能にすること、を有する必要がある。本開示のコンテキストにおいて、DLTネットワークにおけるスマートコントラクトとしてデプロイされるデジタルベリフィケーション手段が、単一のDLTトランザクションによってダイジェストが特定の情報を含むと証明できるとき、ベリフィケーションは、低減されるとみなされる。そのようなトランザクションは、ベリフィケーション要求を介してデータを受信すること、格納されたデータをDLTネットワークから抽出すること、受信されたデータが、格納されたデータに含まれるかどうかを判定すること、及び、含まれる場合に真、又は、含まれない場合に偽を返すことを含む。
別の実装形態では、DLTネットワークにインストールされたDAppは、例えば、単に、連続する整数を割り当てることによって、暗号資産が作成されるたびに一意の識別番号を作成することを担当する。図1Cの態様において、単一のダイジェストがペイロードセクションに格納され、ここで、すべてのコンテンツは、共に証明され、より多くの空間及びリソース(ガスを含む)を節約する。したがって、ペイロードセクション120は、複数のコンテンツデータの符号化又は圧縮に対応するサマリを含む。
本態様において、コンテンツデータは、任意の物理メモリに格納されず、DMにローカルにも格納されず、コードによってオンザフライで生成される。例えば、DAppのコードは、必要に応じてアルゴリズムによってこのデータを生成するようにプログラムされ得る。DAppは、0から1000までのインデックスが付けられたCA上のデータを提供する要求を受信するときに、要求されたインデックスに等しいシードを有するランダムな画像を生成し、そのオーナがDAppマネージャであると宣言するように構成されてもよい。したがって、CAのコンテンツがメモリに明示的に格納されるかどうか、又は、それらのすべて又は部分がオンザフライでプログラムによって生成されるかどうかに関わらず、それらは「コンテンツデータ」と呼ばれる。例として、ユーザが23の識別子を割り当てられ、98の識別子のCAが生成されると仮定すると、CAは、一意ID=000000980000000023として割り当てられ得る。分散されたベリファイアは、CAの一意IDを読み出し、最後の桁を維持する「getOwner」機能でデプロイされ得る。このように、CAの一意IDのみから開始して、CAのオーナシップがチェックされ得るが、匿名である。なぜなら、オーナシップ識別子は、DLTネットワークに明示的に格納されないからである。
したがって、ユーザが、その一意の識別子(一意ID)を使用して仮想プレーヤを識別することだけによって、仮想プレーヤを獲得することに関心がある場合、DAppは、対応するスマートコントラクトによって、この特定のプレーヤに対応する属性を取得し、それらを情報請求者に返す。したがって、購入者は、獲得されるCAの現在のオーナシップ、及び、そのコンテンツの両方をバリデートし得る。これは、ネットワーク1を使用して、i)未処理形態におけるオーナシップの場合、オーナシップを読み出すようにネットワーク1に要求する;又は、ii)サマライズ(ハッシュ)形態におけるオーナシップの場合、ハッシュ前データを使用して、仮想プレーヤの属性を証明することによって実装される。CAコンテンツの証明書(又はバリデーション)は、そのユーザのためのDAppの重要な特性である。CAのオーナシップが、任意の証明段階を実行することなく更新され得るが、CAの受信者が、オーナシップ更新を完了する前に証明アクションを実行することは一般的である。これは、少なくとも、現在のCAオーナ及びCAのコンテンツが証明されることを可能にする。このように、受信者は、CA送信をセキュアに完了させることに進む。
データパケットのヘッダセクションは、データパケット情報が同一のDLTネットワークに格納されているか、又は、参照されるたびに動的に生成されるかに関わらず、その識別データ(一意ID)を有する少なくとも1つのフィールド、及び、コンテンツデータ、例えば、パケットの現在のオーナシップについてのデータを有する少なくとも1つのフィールドを、その詳細と共に含む。加えて、ペイロードセクションは、CAの他のコンテンツデータを、その詳細と共に含む。メモリに明示的に書き込まれるか、又はプログラムによって生成されるかのいずれかに加えて、これらのフィールドは、異なるDLT DAppに位置してもよい。表Iは、CAに関するレイヤ1DLTネットワークに格納される異なるタイプの情報を示す。
表I
少なくともCAの一意の識別子(一意ID)は各セグメントにおいて繰り返される必要がある。他のデータは、繰り返され、又は、同一の一意の識別子によって相互に関連する少なくとも2つのセグメントにセグメント化され得る。セグメンテーションの例は、(例えば、オーナID、及び、任意選択的に他のオーナシップ関連情報を用いて)オーナシップ情報を有するメインセグメント、及び、他のデータを有する少なくとも1つの他のセグメントを作成することである。
図2は、発明の一実施形態による、コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを示す。データパケットはレイヤ1ネットワーク200に格納される。UMSPの各セグメント(s=1~S)は、1又は複数のコンテンツ(121~12N)に関するデータを含む。例として、UMSPのメインセグメント210は、ヘッダセクション212において、UMSPを識別するデータ(一意ID1)、及び、他のコンテンツ215、この場合、UMSPのオーナについてのデータ、すなわち、オーナシップ情報を含む。この第1セグメントは、典型的には、それぞれのストレージアドレス又は「アドレス」(addr1)によってネットワーク1において識別される。UMSPの別のセグメント220は、ヘッダセクション222において、UMSP(一意ID1)の同一の識別データに加えて、別のコンテンツ225、この場合、CAの属性についてのデータを含む。この他のセグメントは、それに関連付けられた別の異なるそれぞれのストレージアドレス(addr s)を有する。CA関連情報を、所望されるだけ多くのセグメントに、最大Sセグメントまでセグメント化することが可能であり、各セグメント230は、データを識別する同一のUMSP(一意ID1)を含むヘッダセクション232とは別に追加のコンテンツデータ235を含む。最後のセグメントは、それに関連付けられた別の別個のそれぞれのストレージアドレス(addr S)を有する。この情報は、各UMSPについての格納された情報に加えて、分散されたレジスタに格納される(表I)。
したがって、各UMSPに対応する複数のセグメントに関するDLTネットワークにおけるメモリ290に情報が格納される。表IIは、例として、すべてUMSP(1、...、p、...P)の各々について、各UMSP(一意ID)の識別子及びその複数のセグメント(1、...s、...、S)のアドレス(addr)の間の関連を示す。
表II
簡潔にする目的で、識別子及びアドレスは、人工的に表され、ここで、当業者は、現実の識別子及びアドレスは多くの場合、より複雑な英数字表現であることを理解する。
特定のUMSP(例えば、この場合、3セグメントのパケットp)に対してオペレーションが実行されるとき、それらのそれぞれのアドレス(10、11、12)が識別され、そのコンテンツにオペレーションが実行され、例えば、更新されるコンテンツが格納されるセグメントに応じて、オーナ(更新ユーザID)が更新され、又は、いくつかの他のコンテンツ(例えば、地理的領域)が更新される。
したがって、UMSP情報は、別個のDLTメモリに個別に格納されているが、同一のUMSP識別子によって互いに関連付けられた、少なくとも2つのセグメントにセグメント化される。したがって、新しいUMSPフォーマットは、ネットワーク1におけるすべてのCA情報を格納することを可能にし、異なるセグメントが独立に管理されることを可能にしながら、その不変性及び透明性を確実にする。この新しいフォーマットは、数ある他の理由の中でも特に、そうでなければ既存のレイヤ1ネットワークを通じて実装されないことがあり得る膨大な数のアプリケーションの生成を可能にする。なぜなら、それは、情報をレイヤ1ネットワークに格納し、レイヤ1ネットワークとの多数のトランザクションを遂行するときに必要とされるリソースの最適化された管理を可能にするからである。
属性データは、どのデータ及びどの入力がDLTに提供される必要があるかを指定し、その結果、データパケットに対する特定のアクションが実行され得、したがって、DLTネットワークは、入力に適用される特定の数の条件Cが1(バイナリ、正しい)を返すことをベリファイする:
(l,state)=1,∀i [式2]
これらの条件は、(stateで表される)DLT又はDAppの現在の状態、例えば、時間及び分によって異なってもよい。
一態様において、属性データは、私有鍵/公開鍵ペア(「public key」及び「secret key」からの)(pk、sk)の公開鍵pkを含み、それにより、提供される入力Iは、メッセージM、それと共に、DAppによって修正されるデータパケットについての、私有鍵skで署名されたデジタルシグネチャF(M)である。この場合、DLTネットワークによってチェックされた条件の1つは、特定のメッセージMが、skに対応するpkによって署名されたことである。
if extractPublicKey(M,F(M))==pk: return 1; else: return 0 [式3]
関数F()及びextractPublicKey()は、とりわけ、楕円曲線暗号、RSA等の、いくつかの最先端の非対称暗号化方法から選択し得る、使用されているデジタルシグネチャスキームによって異なる。他の態様において、オーナシップ識別子は、イーサリアムなどにおける、pkから導出される値であり、ここで、識別子は、1又は複数の連結されたsha256ハッシュ段階の適用、それに続くビットトランザクションによって取得される。
エントリ Icong,Iactは、上のメッセージのデジタルシグネチャを含み、シグネチャは、データパケットのオーナシップセクションにおいて、又は、メモリに格納された承認済み公開鍵のリストにおいて参照される公開鍵pkに対応する私有鍵skによって取得される。本態様では、条件の一部は、これらの公開鍵がオーナシップセクションpkownerに格納されている鍵と一致することが要件である:
pk=extractPublicKey(M,F(M)) ,
if pk==pkowner: return 1; else: return 0 [式4]
ユーザ識別子がイーサリアムアドレス(EA)等の公開鍵から導出可能な識別子である場合、この条件は、以下の場合にベリファイされる:
pk=extractPublicKey(M,F(M)), EA(pk)==EA(pkowner)? [式5]
一態様において、システムのセキュリティを強化するために、第1ネットワークプロセッサは、対話者(interlocutor)のデジタルシグネチャに加えて、受信されたメッセージ又は要求が対応するユーザによって明示的に作られたことを証明する追加の入力データIcong,Iactを必要とするようにプログラムされる。1つの態様では、これは、これらのユーザによる各アクションが、ユーザに関連付けられた公開鍵に対応する私有鍵を使用して、デジタルシグネチャが付随しなくてはならないことを要求する。したがって、デプロイされたスマートコントラクトは、各ユーザからのアクションとそのデジタルシグネチャとの両方を一時的に格納しなくてはならない。したがって、問題となる要求又はメッセージが最終的にスマートコントラクトへ送信されるとき、対応するデジタルシグネチャも付随する必要がある。
一般に、上で言及されたように、DAppは、オーナシップチェックがそのサブセットであるチェックのセットを実行するようにプログラムされ、DAppの状態に関する要件を含み得る。例えば、最後の更新から特定の量の時間が通過したこと、又は、他の当事者が、以前の不正行為で除外された識別子のブラックリストにないことなどが必要とされ得る。
別の態様では、メモリは、コンテンツデータの各一意のマルチセグメントパケットについての利用制限データ(又は条件)を格納する。例えば、コンテンツ更新は、例えば、表Iに記述されるような、例えば、時間、又は地理的領域等、様々なパラメータに従って制限され得る。制限されるアクションの1つは、正確には、特定のコンテンツのオーナシップの修正である。
誰かによるこの方法の使用に対する制限の1つは、すべての通信、又はこの場合におけるメッセージが、対応するユーザの秘密鍵を用いてデジタル方式で署名されていなくてはならないことである。何らかのアクションが実行される前に、レイヤ1ネットワークプロセッサ(すなわち、問題となるスマートコントラクト)は、メッセージが、メッセージに署名した鍵と一致することをベリファイし、署名するユーザの正当性をバリデートすることに進行する。このベリフィケーションは、レイヤ1ネットワークの分散記録から、パケット識別子で識別されたオーナの公開鍵にアクセスして抽出することを伴う。同一の方式で、それは、コンテンツが、署名するユーザに属することもベリファイする。遅かれ早かれ、いかなる修正を実行する前にもスマートコントラクトがこれらのチェックを実行するので、モジュールは、DAppにインストールされているモジュールによってチェックされるすべての要件をチェックするようにプログラムされている。
シグネチャが一致しない、又は、オーナでない、又は、そうでなければ、制限されている(例えば、パケットがロックされている、及び、更新のために開放されていない)、又は、スマートコントラクトが実行するチェックのすべてを通過しない場合、メッセージは、正当なものとして受け付けられず、無視される。この対策によって、正当なオーナだけが自らに属するコンテンツのオーナシップのあり得る変更に署名できることだけでなく、最終的にはスマートコントラクトがユーザによって提案されたアクションを処理することを受け入れることも確実になる。DAppは、アクションを処理する前にこれらの条件をチェックするようにプログラムされているので、いずれかのノードが誤作動、又は意図的に悪意のある方式で誤作動し得ることの影響はない。
ベリフィケーション段階は、メッセージの受信時に、デジタルバリデーション手段がこのアクションを検出し、DLTネットワークの分散記録から、メッセージコンテンツの現実のオーナシップをベリファイするために必要なデータにアクセス及び抽出することに進むことを含む。代替的に、デジタルバリデーション手段は、第1ネットワークの記録のベースの同期されたコピーをメモリに維持するので、各メッセージを受信した後にそれにアクセスする必要を回避する。DLTネットワークに格納されたオーナが、メッセージにおいて識別されるものと一致しない場合、更新プロセスが中止される。任意選択的に、ユーザは不適切ななりすましが理由で追放される。
別の態様では、オーナシップ条件は、いくつかの有効なデジタルシグネチャの提供を要求してもよいので、マルチシグネチャウォレットを介して共有されたオーナシップを表す。その場合、そのCAに対するアクションは、すべての必要なデジタルシグネチャが提供されている場合にのみ処理される。
別の態様では、条件は、CAのオーナに直接関連しておらず、DLT又はDAppの状態に関連する他のチェックを含む。例えば、データパケットがサッカーゲームにおけるサッカープレーヤを表す場合、このプレーヤに対応する私有鍵の知識を有する者のみが、対戦において彼を加えることができる。コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットのオーナシップは、いくつかの方式で、通信チャネルを通じて送信され得る。DLT環境では、オーナシップのピアツーピア送信はまた、一意の識別子と、すべての点ではないが典型的には、販売者による移転を承認するデジタルシグネチャとを使用することによって、第1のユーザから第2のユーザに直接成し遂げられ得る。
送信者は、送信するUMSPの識別子を知っていて、UMSPのオーナシップセクションを変更し得る条件Cをベリファイするために必要な入力I及び受信者の識別子を保持する限り、別のユーザへのUMSPの直接的なピアツーピア送信を生じさせ得る。同様に、スマートコントラクトは、送信されるUMSPの識別子、送信者の識別子、UMSPのオーナシップセクションを変更し得る条件、及び、受信者の識別子を受信する限り、2人のユーザの間で、直接的なUMSPのピアツーピア送信を実行し得る。
コンテンツのコピーが送信者から受信者へ送信されることが生じる、非DLT通信ネットワークにおける任意のデータパケットの送信と異なり、DLT環境では、CA自体の送信が生じ、それにより、一意の識別子が1ユーザから別のユーザへ送信されるとき、オーナシップが変更する。換言すれば、2人のユーザが同じ一意の識別子を有するコンテンツを有し得ないので、送信は、非仮想世界の現実を忠実に再現する、すなわち、ギフトを作るとき、送信ユーザは、自身がトランザクションの最後にオーナシップを変更したので、ギフトは残されない。DLTネットワーク環境において、送信が有効にされるとき、送信者は、コンテンツに対する任意のアクションを実行する可能性が無いままとなる。なぜなら、CAに関連付けられた公開鍵(又は導出される)が変更されるとき、それに作用するために異なる秘密鍵(オリジナルのオーナには知られていない)が必要となるからである。換言すれば、デジタルコンテンツは、1人のユーザから別のユーザに1回だけ、二重支払い無しに送信される。
図3は、発明の別の実施形態による、最適化された方式でデジタルコンテンツを更新するためのDLTシステムを示し、ここでデジタルコンテンツは、図2の発明の実施形態のコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットに従って構成される。この図は、レイヤ1ネットワークにおける、デプロイされた後の、適切な場合には初期化されたプログラム及びストレージコンポーネントを示す。デプロイ(及び初期化)された各コンポーネントは、(スマートコントラクトアルゴリズムを再現するための)プログラムコード及び対応する分散ストレージを含む。また、デプロイされた各コンポーネントは、その対応するアドレス(addr 1、...、addr s、...、addr S)によって、レイヤ1ネットワークにおいて識別される。既存のレイヤ1ネットワークにおける、新しいレイヤ1ネットワーク又は実装のいずれかとしてのシステムのデプロイメントは、本発明の開示外であり、当業者は、それを行うための確立されたプロセスに従うことによってデプロイメントを実行することが可能となることが理解される。
システム300は、オーナシップのコンポーネント310、コンテンツのコンポーネント320、及びインタフェースのコンポーネント330を含む。オーナシップコンポーネントの分散ストレージは、送信されたUMSPのすべてのメイン(210)セグメントを含み、その対応するスマートコントラクトは、このデータに対して動作するように構成される。コンテンツコンポーネントの分散ストレージは、UMSPのすべてのセカンダリ(220、230)及び後のセグメントを含み、その対応するスマートコントラクトは、このデータに対して動作するように構成される。インタフェースコンポーネントは、UMSP及びそれらの複数のセグメントの間の関連を格納する分散メモリ290に加えて、第1及び第2コンポーネントのスマートコントラクトを用いて書き込み及び読み出しオペレーションを実行するように構成されているスマートコントラクトを含む。
オーナシップコンポーネント310は、それらの現在のオーナの識別子(215)と共に、少なくともUMSPの識別子(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)を格納するように構成されている格納手段312を含む。追加的に、オーナシップコンポーネント310は、UMSPのオーナシップを修正するように構成されている書き込み手段314を含む。一態様において、この修正は、前オーナの一意の識別子を新オーナの一意の識別子で置換するアクションによって遂行される。別の態様において、この修正は、(前の識別子に続く新しい識別子の)連結アクションによって遂行され、ここで、より最近の(新しい)識別子が、有効なものとして認識される。
追加的に、オーナシップコンポーネント310は、現在のUMSPオーナの有効性をベリファイするように構成されているバリデーション手段316を含む。バリデーション手段は、オーナシップコンポーネントにUMSP識別子が格納されていること、又は、格納されていないことの両方を証明するように構成されている。一態様において、バリデーション手段316は、UMSP識別子を含む要求を受信し、存在する場合、受信されたUMSP識別子に対応するレイヤ1ネットワークに格納された一意のオーナ識別子を抽出し、存在する場合、現在のオーナ情報、又は場合に応じて、非存在情報を返すように構成される。別の態様において、オーナシップデータは、サマリ又はベリフィケーションコード(ハッシュ、Merkle Root等)によって表され;この場合、バリデーション手段316は、UMSP識別子及びオーナ識別子を含む要求を受信し、オーナ識別子はCAのオーナであることを証明可能なアルゴリズムを使用するように構成され、場合に応じて真又は偽を返す。この態様は、オーナが所与のCAについての記録上に無いことを証明することを可能にするために、疎Merkleツリーなど、非包含の表示を可能にするアルゴリズムの使用を必要とする。
コンテンツコンポーネント320は、UMSPを識別するデータ(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)に加えて、他のコンテンツデータ(225、235)、例えば、CAの属性についてのデータを格納するように構成されている格納手段322を含む。加えて、生成されたときにCAのオーナシップを割り当てられた初期オーナのデータを格納するように構成されている。下で見られるように、オーナシップコンポーネントは、第1更新から、オーナシップデータの更新を遂行する。しかしながら、コンテンツコンポーネントは、格納された第1オーナシップ記録を常に有する。
追加的に、コンテンツコンポーネントは、格納されたコンテンツをベリファイするように構成されているベリフィケーション手段324を含む。第1態様において、コンテンツデータが生データに格納された場合、ベリフィケーション手段は、UMSP識別子の受信時に生データを返すように構成されている。第2態様において、コンテンツデータが、サマライズされた形態で格納されている場合、UMSP識別子に加えて、対応するサマリの受信時に、ベリフィケーション手段は、受信されたサマリを、受信されたUMSP識別子に対応する格納されたサマリと比較し、及び、両方のサマリが同一である場合、ポジティブ結果を返し、又は、同一でない場合、ネガティブ結果を返すように構成されている。
コンテンツコンポーネント320は、必要なだけ多くの格納手段322及びベリフィケーション手段324を含む。一態様において、各UMSPについて、格納手段及び対応するベリフィケーション手段324が構成される。別の態様において、UMSPの各第2及び後のセグメントは、個別に格納され得、ここで、UMSPのすべてのセグメントのベリフィケーションは、一意のベリフィケーション手段によって実行される。さらに別の態様において、ベリフィケーション機能は、UMSPから分離され得、一意のベリフィケーション手段の管理下で複数のUMSPがグループ化される。
選択されるオプションは、異なる要素、例えば、UMSPが送信されるアプリケーションの類型、送信の頻度又は数、オーナは誰か、アプリケーションがDMによって管理されるか、複数のDMによって管理されるか、又は、ユーザによって直接管理されるかに依存する。したがって、別の態様において、コンテンツコンポーネント320は、UMSPを識別するデータ(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)に加えて、特定のアプリケーションのデータ(DApp1、...、DApp d、...、DApp D)を格納するように構成されている格納手段328を含む。この態様において、これらの格納手段は、同一のアプリケーションの部分であるすべてのUMSPをグループ化する。これは、アプリケーションのグループ化に従って、単一のベリフィケーション手段のみを必要とする。
別の態様において、コンテンツコンポーネント320は、UMSPのデータを識別する(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)に加えて、初期オーナ、すなわち、UMSPの第1オーナのデータ(InitOwner 1、...、InitOwner n、InitOwner N)を格納するように構成されている格納手段329を含む。この構成は、決して送信されないそれらのUMSPの管理を最適化し、オーナシップコンポーネントとのトランザクションを遂行する必要がないことによって、リソースを節約する。例えば、これらの値(InitOwner)が任意のアクタによって修正されることが可能な実装は無い。これを可能にするコードがプログラムコードに組み込まれていないからである。
初期オーナから新オーナへのUMSPの最初の移転時に、記録を更新する担当は、コンテンツコンポーネントからオーナシップコンポーネントにシフトする。この場合、オーナシップコンポーネントは、UMSPのオーナシップの最初の移転が発生するとすぐに初めて動作を開始する。この場合、オーナシップコンポーネントは、対応する書き込みオペレーションによって、各UMSPについての、送信の受信者である新オーナを格納するように構成されている。特定の実装において、これらの(コンポーネント310における)変更は、オーナ変更のバッチ又はセットにおいて一度に実行される。例えば、疎Merkle Rootを15分ごとに再書き込みし、数千のオーナの変更をもたらし得る。
したがって、一方でコンテンツコンポーネントは、オーナシップデータを決して更新しないが、コンテンツデータを更新する。他方、オーナシップコンポーネントは、コンテンツデータを決して更新しないが、オーナシップデータのみを更新する。このセグメンテーションは、異なるタイプの情報を更新する必要及び頻度に従って、リソースの使用を効率的に管理することを可能にする。第1の使用事例において、UMSPは初期化されると、短時間で非常に頻繁に複数回送信される。強化されたシステムは、最小のリソース支出で効率的に、これらの更新を管理することを可能にする。別の使用事例において、UMSPは初期化されると、決して送信されず、代わりに、それらの属性は、短時間で非常に頻繁に複数回更新される。説明された、強化されたシステムは、これらの他の更新が、リソースの最小の支出で効率的に管理されることを可能にする。さらに別の混合態様において、UMSPは初期化されると、アプリケーションとのユーザのインタラクションが進むにつれて、属性を変更し、また、それらは短時間で非常に頻繁に複数回送信される。上で説明された、強化されたシステムは、リソースの最小の支出で効率的に、これらの更新の管理を最適化することを可能にする。UMSPの最適化された管理によって可能となる柔軟性は、複数の新しいアプリケーションの生成を容易にする。なぜなら、CAのセキュアな更新を可能にし、同時に、それらのコンテンツの展開とは独立に、それらの送信を可能にし、両方の場合において、各UMSPのオーナシップ及びコンテンツの証明を可能にするからである。
インタフェースコンポーネント330は、上記の更新オペレーションを実行する。他のコンポーネント(310及び320)が別個のモジュールとしてデプロイされる態様において、インタフェースコンポーネント330は、それらと通信することを可能にするために対応するアドレス(addr)を含む。
一態様において、インタフェースコンポーネントは、UMSPのオーナシップをバリデートするために、オーナシップコンポーネントのベリフィケーション手段316と通信するように構成されているオーナシップベリフィケーション手段332を含む。オーナシップコンポーネント310は、i)UMSP識別子、ii)CAの証明される属性についてのデータ、iii)証明されるCAの現在のオーナシップについてのデータ、iv)現在のオーナ及び/又は所望の新オーナによって署名されたオーダなど、CAのオーナシップの変更を可能にすることが意図された任意選択のデータを受信するように構成されている手段を含む。
まず、インタフェースコンポーネント330のベリフィケーション手段332は、オーナシップコンポーネント310のベリフィケーション手段316へ、証明される現在のオーナシップデータを配布する。現在のオーナが提示されたオーナと異なることが結果から分かった場合、プロセスは終了する。そのようなUMSPについてのオーナがコンポーネント310にリストされていないことが結果から分かった場合、オーナシップベリフィケーション手段332は、(コンテンツコンポーネント320の)初期オーナ格納手段329に対してチェックし、UMSPのオーナシップをバリデートするように構成されている。結果がポジティブである場合、UMSPオーナはポジティブにバリデートされる。他方、結果がネガティブである場合、インタフェースコンポーネント330は、任意の更なるオペレーションが実行されることを可能にしない。
別の態様において、インタフェースコンポーネント330は、一意のマルチセグメントパケットのコンテンツをバリデートするために、又は、アプリケーションデータ328の抽出によって、上記の一意のマルチセグメントパケットが位置するアプリケーションの状態をバリデートするために、コンテンツベリフィケーション手段324と通信するように構成されているコンテンツベリフィケーション手段334を含む。
インタフェースコンポーネント330(オーナシップベリフィケーション手段332又はコンテンツベリフィケーション手段334のいずれか)によって遂行されるチェックの結果がポジティブである場合、インタフェースコンポーネント330は、任意選択のデータを受信し、そのようなデータが自分の私有鍵を使用する明示的なシグネチャ及び/又は所望のオーナについての対応するベリフィケーションによる現在のオーナの同意を含むことをベリファイするなどの特定のチェックを遂行するように構成されている手段335を含む。
実行されるチェックの数及びタイプは、特定のDApp及びユーザの要件に従って構成可能である。したがって、UMSPのコンテンツを更新するとき、1つのチェック、又は、上のチェックの任意の組み合わせが実行され得る。
チェックの結果がポジティブである場合、オーナシップデータは更新される。この目的で、インタフェースコンポーネント330は、入力としてUMSP識別子を受信し、及び、オーナシップコンポーネント310のオーナシップ書き込み手段314と通信して、UMSPオーナを前オーナから新オーナに更新するように構成されている新オーナの書き込み手段336を含む。
図4は、発明の別の実施形態による、最適化された方式でデジタルコンテンツを更新するためのDLTシステムにおける方法を示し、ここでデジタルコンテンツは、図2の発明の実施形態のコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットに従って構成される。詳細には、各プログラムモジュールは、1又は複数の手順段階を実行する。方法は、1又は複数のモジュールにおいてプログラムコードとして実装されるスマートコントラクトによって遂行され、又は、1又は複数のモジュールにおいてプログラムコードとして実装される複数のスマートコントラクトによって遂行される。様々な手段332、334、及び335によって遂行されるチェックの順序又は数は、特定の実装又はアプリケーションに応じて異なり得る。
オーナシップコンポーネント310は、方法の様々な態様を実行するように構成されている。一態様において、オーナシップコンポーネントは、それらの現在のオーナの識別子(215)と共に、少なくともUMSPの識別子(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)を格納する。
別の態様において、オーナシップコンポーネント310は、UMSPのオーナシップを修正する。一態様において、この修正は、前オーナの一意の識別子を新オーナの一意の識別子で置換するアクションによって実行される。別の態様において、この修正は、(前の識別子に続く新しい識別子の)連結アクションによって実行され、ここで、より最近の(新しい)識別子が、有効なものとして認識される。別の態様において、登録されたUMSPのすべて又は部分のオーナシップコンポーネントは、サマライズされたフォーマットであり、ここで、オーナシップ変更は、更新されたサマリを置換又は連結することによって達成され、場合によっては、1より多くのUMSPに同時に影響を与える。
別の態様において、及び、上で説明されたように、オーナシップコンポーネントは、UMSPの現在のオーナの有効性をベリファイする。UMSP識別子がオーナシップコンポーネントに格納されていないことを証明することによってこれを行う。
コンテンツコンポーネント320は、方法の様々な態様を遂行するように構成されている。一態様において、UMSPを識別するデータ(一意ID1、一意ID p、...、一意ID P)に加えて、他のコンテンツデータ(225、235)、例えば、UMSPの属性についてのデータが格納される。
別の態様において、格納されたコンテンツがベリファイされる。第1態様において、コンテンツデータが生データとして格納された場合、生データは、UMSP識別子の受信時に返され、又は、提供されたデータと比較され、適宜に真又は偽を返す。第2態様において、コンテンツデータが、(例えば、Merkle rootによって)サマライズされた形態で格納されている場合、UMSP識別子に加えて、対応するサマリを受信するとき、サマリアルゴリズムに適合された比較アルゴリズム(例えば、Merkleテストベリフィケーションアルゴリズム)が、受信されたオーナシップデータが、サマライズされた形態に記録されたものと一致するかどうかを証明するために使用され、両方のサマリが同一である場合、ポジティブ結果が返され、又は、同一でない場合、ネガティブ結果が返される。
別の態様において、構成は、異なる要素、例えば、UMSPが送信されるアプリケーションの類型、送信の頻度又は数、オーナは誰か、アプリケーションがDMによって管理されるか、複数のDMによって管理されるか、又は、ユーザによって直接管理されるかに依存する。したがって、別の態様において、コンテンツコンポーネント320は、UMSPを識別するデータ(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)に加えて、特にアプリケーションデータ(DApp1、...、DApp d、...、DApp D)を格納する。この態様において、更新される同一のアプリケーションのすべてのUMSPは共にグループ化される。
別の態様において、コンテンツコンポーネント320は、UMSPを識別するデータ(一意ID1、...、一意ID p、...、一意ID P)に加えて、初期オーナ、すなわち、第1オーナのデータ(InitOwner1、...、InitOwner o、...、InitOwner O)を格納する。この構成は、決して送信されないそれらのUMSPの管理を最適化し、オーナシップコンポーネントとのトランザクションを遂行する必要がないことによって、リソースを節約する。
初期オーナから新オーナへのUMSPの最初の移転時に、記録を更新する担当は、コンテンツコンポーネント320からオーナシップコンポーネント310にシフトする。すなわち、オーナシップコンポーネントは、UMSPのオーナシップの最初の移転が発生するとすぐに初めて動作を開始する。したがって、オーナシップコンポーネントは、対応する書き込みオペレーションによって、各UMSPについて、新オーナを格納するように構成されている。
したがって、一方で、コンテンツコンポーネントは、(メインセグメントに格納された)オーナシップデータを更新するように構成されず、(他のセグメントに格納された)コンテンツデータを更新するよう構成されている。反対に、オーナシップコンポーネントは、(他のセグメントに格納された)コンテンツデータを更新するように構成されず、(メインセグメントに格納された)オーナシップデータを更新するように構成されている。このセグメンテーションは、異なるタイプの情報を更新する必要及び頻度に従って、リソースの使用を効率的に管理することを可能にする。第1の使用事例において、UMSPは初期化されると、短時間で非常に頻繁に複数回送信される。最適化された方法は、リソースの最小の支出で効率的にこれらの更新を管理することを可能にする。また、それは、承認によって、両方のタイプのフィールドの更新が(完全に非同期となるように)時間において両方分離されることを可能にする(その結果、各UMSPによって所有されるフィールドの更新は、オーナシップデータを更新するアクタ及びロジックとは完全に別個のアクタ及びロジックによって遂行され得る)。別の使用事例において、UMSPは初期化されると、決して送信されず、代わりに、それらの属性は、短時間で非常に頻繁に複数回更新される。説明される最適化された方法は、リソースの最小の支出で効率的に、これらの他の更新を管理することを可能にする。さらに別の混合態様において、UMSPは初期化されると、アプリケーションとのユーザのインタラクションが進むにつれて、属性を変更し、また、それらは短時間で非常に頻繁に複数回送信される。上で説明された、最適化された方法は、リソースの最小の支出で効率的に、これらの更新の管理を最適化することを可能にする。UMSPの最適化された管理によって可能となる柔軟性は、複数の新しいアプリケーションの生成を容易にする。なぜなら、CAのセキュアな更新を可能にし、同時に、それらのコンテンツの展開とは独立に、それらの送信を可能にし、両方の場合において、各UMSPのオーナシップ及びコンテンツの証明を可能にするからである。
インタフェースコンポーネント330は、方法の様々な態様を実行するように構成されている。一態様において、UMSPのオーナシップは、入力としてUMSP識別子を受信し、オーナシップコンポーネントと通信することによってベリファイされ、UMSPのオーナシップはバリデートされる。結果がネガティブである場合、初期オーナ格納手段におけるベリファイに進み、UMSPのオーナシップをバリデートする。結果がポジティブである場合、UMSPオーナはポジティブにバリデートされる。他方、結果がネガティブである場合、UMSPが存在しないこと、又は、そのレイヤ1ネットワークに格納されないこと、又は、提供された一意の識別子が誤っていることを意味する。
別の態様において、インタフェースコンポーネントは、入力としてUMSP識別子を受信し、コンテンツコンポーネントと通信することによって、UMSPのコンテンツをベリファイし、UMSPのコンテンツをバリデートし、又は、アプリケーションデータを抽出することによって、例えばUMSPが位置するアプリケーションをバリデートする。
別の態様において、インタフェースコンポーネントは、入力としてUMSP識別子を受信し、オーナシップコンポーネントと通信するように構成されている新オーナ書き込みアクションを実行し、前オーナから新オーナにUMSPオーナを更新する。
次に、デジタルコンテンツを更新するための最適化された方法の例示的なオペレーションが、図4を参照して説明され、ここで、ユーザは、CAのオーナであり、DAppとインタラクトする。
初期の構成段階において、新ユーザに割り当てられる一意の識別子が生成される。この登録は、その後にCAの属性を作成及び修正することを可能にする。新しいCAはまた、少なくとも2つのセグメントを含むコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPとしてDApp内に生成される。他のアクション(ユーザ正当性をベリファイするなど)の中でも特に、初期オーナ識別子は、プライマリセグメント及び他のコンテンツに割り当てられ、例えば、CA属性は、第2、及び後のセグメントに割り当てられ、UMSPはDLTネットワークに格納され、各セグメントは別個のDLTストレージにある。典型的には、これらの初期のアクションは、DAppのコンテンツコンポーネント320によって実行され得る。
オーナはその後、オフチェーンDAppとインタラクトする。特定のポイントにおいて、オンチェーンCA(すなわち、DLTネットワーク内)の属性を、それらが展開し、又は修正されるにつれて、更新する必要が生じる。これは、少なくともUMSP識別子、及び、更新されるデータ、及び、要求の送信者の正当性をベリファイするための任意の他のデータを含む、属性を更新するための要求を受信すること410によって行われる。
段階420において、属性の更新アクション又は書き込みが、(ユーザ正当性チェック後に)UMSPの第2セグメントに対して実行される。この目的で、ユーザに透過的に、インタフェースコンポーネント330はコンテンツコンポーネント320とインタラクトしてこの更新を実行する。この通信は、更新される属性を含む要求である属性更新要求と共に受信されたUMSP識別子を使用して、どのセグメントを更新するかを、対応するセグメントアドレスと共に決定することを含む。次に、決定されたセグメントのコンテンツは、受信された属性を用いて修正される。その間に、ユーザは、DApp内のオフチェーンインタラクションを継続する。
他の態様において、すべての対応するCAの属性データは、サマライズフォーマットで(例えば、Merkleルートを介して)記録される。これらの場合において、作成及び更新は、同様の方式で動作し、要求が正当なユーザから来ることを常にチェックするが、サマライズされたデータの更新又は連結は、場合によっては、複数のCAに作用する。
いくつかのインタラクションの後、CAは、別のユーザ(DAppの内側又は外側のいずれか)へ送信されることが望ましい。段階450において、オーナシップ更新要求を受信するとき、2人のユーザの間のUMSP(CAを表す)の送信が、オーナの一意の識別子を更新して前のものを新しいものと置換するプロセス460によって遂行される。この目的で、要求はインタフェースコンポーネント330に到達する。この要求は、i)UMSP識別子、ii)CAの証明される属性についてのデータ、iii)証明されるCAの現在のオーナシップについてのデータ、iv)現在のオーナ及び/又は所望の新オーナによって署名されるオーダなど、CAのオーナシップの移転を可能にすることが意図される任意選択のデータを含む。
まず、インタフェースコンポーネント330は、更新されるUMSPの現在のオーナはどれであるかをバリデートするために、オーナシップコンポーネント310と通信し、更新される新ユーザ識別子を含む要求であるオーナシップ更新要求と共に受信されたUMSP識別子をそれに通信する。
これは、初めてのUMSPの送信であるので、そのUMSPの記録が無いので、オーナシップコンポーネントはヌルを返す。結果として、インタフェースコンポーネントは、コンテンツコンポーネント320を用いるバリデーション段階を繰り返す。このとき、UMSPのオーナはバリデートされ、インタフェースコンポーネント330は、どのセグメントを更新するかを識別する。次に、インタフェースコンポーネント330は、オーナシップコンポーネント310とインタラクトし、同一の一意のUMSP識別子及び新ユーザ識別子を含むメインセグメントを表す記録である新しい記録を初期化する。
反対に、これが初めてのUMSPの送信でなかった場合、オーナシップコンポーネント310は、UMSPのオーナをポジティブにバリデートし、オーナシップコンポーネント310において前オーナ識別子を新オーナ識別子で置換することに進む。両方の場合において、それはオーナシップコンポーネント310であり、ここで、既に送信されたUMSPについての更新されたオーナシップ情報が含まれる。一方、ユーザは、DApp内でそのオフチェーンインタラクションを継続する。
このポイントで、同一のCAが、2つの独立の記録において独立に更新され、代わりに、一意のUMSPとしてユーザ間で送信される。同時に、任意のユーザは、システムがこの同一のCAの複製を許可しないので、UMSPが一意かつ非代替性であることが保証される。属性及びオーナシップ更新段階は、必要なだけ多くの回数にわたって遂行され得る。その間に、任意のユーザ(送信における2当事者のいずれか、又は任意の第三者)は、CAコンテンツデータをチェックすることを要求し得る。インタラクションにおける任意のポイントにおいて、一意の識別子、オーナシップ、又は属性、又は任意の他のコンテンツ(図面において図示されない)のバリデーションが要求され得る。
コンテンツデータが未処理形態で格納されるとき、DLTネットワークの特性は、悪意ある改ざんに対する保証を提供する。なぜなら、DLTコードは、それを修正する前に、オーナシップ変更についてのすべての必要な条件が存在することをベリファイすることが可能であるからである。対照的に、このデータが、いくつかの他のサマライズされた(暗号化又は圧縮された)フォーマットで格納されるとき、新オーナシップステータスを書き込む前に、これらのチェックを実行するために、DLTコードが実行される。これらのCAに同一のセキュリティ特性を付与するために、サマライズされたコンテンツデータについてのチャレンジ段階が提供される。したがって、オーナシップコンポーネント310及びインタフェースコンポーネント330は、チャレンジ処理を実行して、格納されたサマリに(意図的又は非意図的のいずれかの)誤りが生じることを防止するように構成されている。
それを行うために、DLTを伴う単一のトランザクションを用いて、複数のUMSPからのコンテンツデータは、バッチ方式で更新される。この目的で、特定の周期で、又はマニュアルで、新しいサマリが生成され、DLTと通信し、記録の状態を新しいサマリのみで更新(上書き又は連結のいずれか)する。
さらに、新しいサマリが書き込まれるたびに、追加のデータ318は、オーナシップコンポーネント310と共に格納される。この追加のデータは、オーナシップ更新のチェーンの各々を適用することによって取得された中間サマリを証明することを可能にする(ここで、サマリは、前の段落で説明された複数のオーナシップ変更オペレーションを適用する結果である)。
インタフェースモジュール330にいおて、チャレンジモジュール338は、中間サマリの1つをベリファイすることによって、最後(最新、又は最終)のサマリをベリファイするように構成されている。この目的で、チャレンジモジュール338は、チェックされる特定のオーナシップ移転に対応するいくつかのチャレンジデータを入力として受信し、追加のデータ318を読み出し、このオーナシップ変更の後のサマリが正しいアプリケーションによって取得されるかどうかを前のサマリに対応する状態に対してチェックするための(上で説明されたインタフェースモジュールの)ベリフィケーション段階を実行するように構成されている。換言すると、チャレンジモジュールは、前のサマリ及び対応する追加データを使用して問題のサマリを再計算する。このように、チャレンジャは、すべての格納されたサマリを常に再計算し得る。
いくつかの実装において、例えば、一連の連続的に格納されたサマリを再現する必要がある場合に、最終ベリフィケーションを可能にするための追加のデータを提供するために、このベリフィケーションは、チャレンジモジュール338との複数のインタラクションを必要とし得る。ネガティブのベリフィケーション結果、すなわち、格納されたサマリが誤っている場合、誤りは訂正される。この訂正は、例えば、別のものが書き込まれるのを待ちながら誤ったサマリを削除することから、それをベリファイされた前のもので置換することまで、いくつかの方式で遂行され得る。ポジティブなベリフィケーションの場合、チャレンジされたサマリの訂正はバリデートされる。
したがって、コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットによってDLTネットワークにおけるCAを表す新しいフォーマットが説明された。この新しいフォーマットは、DLT環境において、最適化されたデジタルコンテンツ更新システム及び方法を実装することを可能にする。プロセスは、複数のサブプロセスが異なるユーザグループ上で同時に遂行されることを可能にする一方で、すべての時間でコンテンツが利用可能であることを確実にする。この単純なオペレーションは、場合によっては、数十万のDLTコンテンツ更新プロセスが、複数の接続されていないグループにわたって広がる数百万のユーザの間でグローバルに実行されることを可能にする。単一のデジタルコンテンツ更新オペレーションが実行されるとき、その間で同一のコンテンツに対して数えきれない他のオペレーションが実行されることを可能にする。したがって、計算、メモリ、又はプロセッサリソースの最小の消費のために、更新方法は最適化される。つまり、更新方法は安全かつ効率的である。
応用形態
強化されたDLTシステムの応用形態は多岐にわたっており、その場合に応じて様々な技術的な利点が得られる。
第1の例示的応用形態(例1)では、説明したシステムのマッシブマルチプレーヤオンラインゲーム(MMOG)のDApp、例えばサッカーマネージャゲームへの応用形態が考慮される。このタイプのゲームは、サッカーチームのリーグを伴い、各チームが幾つかの仮想プレーヤを含む。各プレーヤは、パラメータのセット、例えば、体力、スピード、技術、及び能力等によって定義される。チームがリーグを進むにつれて、対戦に勝ったり、負けたり、又は引き分けたりする。各プレーヤ及び各チームは、対戦の結果と、チーム及びそのプレーヤがMMOGユーザによって管理されるやり方とに従ってスコア付けされる。したがって、一定期間の後、非常に高いパラメータを有し、他のMMOGユーザが関心を持つ可能性があるプレーヤ及び/又はチームが存在するようになる。他の非MMOGユーザが関心を持つ場合がある、このような一意のパラメータ化を有する数人のスタープレーヤが存在するようになる可能性さえある。
本明細書において、仮想プレーヤは、MMOGユーザ間でコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットとして送信され得るCAに対応する。送信ユーザから受信ユーザにプレーヤが送信されると、プレーヤは受信ユーザのオーナシップになり、受信ユーザはプレーヤを自身の仮想チームに組み込み得る。他のサッカーマネージャゲームとは異なり、この場合、コンテンツは実際にはMMOGユーザに属し、MMOGゲームを管理するDAppマネージャには属さない。それらはDLTネットワークにおける暗号資産であるので、コンテンツは、コンテンツの私有鍵を有する者に属する。この場合、チームが生成されるとき、及び、その後、更新オペレーションが完了されるとき、すべてのプレーヤの私有鍵は、それらのMMOGユーザへ送信される。加えて、CAが使用され、オーナがそれらのプレーヤ及びそれらのチームを使用してDAppとインタラクトするとき、DAppマネージャは、プレーヤのコンテンツ又はそれらの属性の展開を継続し得る。
一例として、生成されるデータの規模及び量を理解するために、実際のケースでは、毎時間3000万人のプレーヤ間で1500万回の対戦が行われる場合もあり、グローバルレベルでは、毎日少なくとも3億6000万回の対戦の結果をDLTネットワークに格納する必要がある。この高い程度のインタラクションにより、何千人もの仮想プレーヤが毎日更新されることがもたらされ得る。当業者にとって明らかであるが、既存のDLTネットワークでは、このタイプのDAppを現実にすることは完全に不可能であるが、一方、本発明の特徴は、この膨大な量のデータの非常に頻繁な更新を、最適化された方式で可能にする。
第2の例示的な応用形態(例2)では、説明したシステムの、モノのインターネットのDApp、IoT環境、例えば、天気バリデータへの応用形態が考慮される。この例は、他のエンティティがベリファイ及び使用する必要がある、センサ読み取り値からの不変な値をネットワーク1において格納するニーズに対処する。例えば、保険エンティティが管理しているインシデントに関する意思決定のために高い信頼性で参照し得る気象データ(気温、大気圧、風、地面の震動等)をDLTネットワークにおいて格納することである。このタイプの応用形態は、センサがそれらの測定結果を自動的に出力する領域のリストを伴う。
センサはまた、それらの複数のセンサデータを維持及び提供することを担当する秘密のユーザに属し得る。センサデータは、コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットとしてパッケージ化及び送信され得る。一例として、保険会社は、コンテンツのパケット、又はコンテンツパケットのストリームのオーナシップを獲得することに関心がある場合がある。DLTネットワークは、すべての生成されたセンサデータを格納するための大規模データベースとしての役割を果たすだけでなく、生成されたコンテンツのオーナシップ、ならびにその移動及び送信の履歴も格納するための大規模データベースとしての役割を果たす。一例として、生成されるデータの規模及び量を理解するために、実際のケースでは、毎時間200億個のセンサのブロードキャストがあってもよく、グローバルでは、毎日少なくとも4800億個のデータの結果をDLTネットワークに格納する必要がある。当業者にとって明らかであるが、既存のDLTネットワークでは、このタイプのDAppを現実にすることは完全に不可能であるが、一方、本発明の特徴は、この膨大な量のデータの非常に頻繁な更新を、最適化された方式で可能にする。コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットの各々のオーナシップが異なるユーザの間で渡され得る間に、DAppマネージャ、例えば、保険会社は、状況に応じて、そのようなパケットの値を修正し得る。
第3の例示的な応用形態(例3)では、デジタルアートワーク、例えば、「絵画」、「画像」、又は「音楽」のマーケットプレイスが考慮される。この場合、各作品のコンテンツは、ネットワーク1において、非圧縮フォーマットで、又は、より最適には、サマライズ(又は超圧縮)されたフォーマットで格納され得る。このタイプのマーケットは競売方法を使用することに慣れている。この場合、コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットの各々は、作品、又は作品の部分を表す。オーナシップが異なるユーザの間で渡され得る間に、DAppマネージャ、例えば、アートディーラ、又は、アーティスト自身は、状況に従ってパケットの値を修正し得る。
第4の例示的応用形態(例4)では、第3の例と同様であるが、物理的な世界に存在するオブジェクトのデジタル識別子、例えば、セレブレティプレーヤ又は任意の他の有名人物に属するスニーカである、特定のブランドのスニーカを指す識別子を伴う。この場合、そのような現実のスニーカのデジタルツインは、コンテンツデータの一意のマルチセグメントパケットであり、ユーザ間で送信され得る。例として、DAppマネージャ、この場合、現実のスニーカのオーナ、又は、その画像に責任を持つ企業は、例えば、時間の経過、又は、その摩耗、又は、それに個性を与える様々なマークを表す、デジタルツインの属性を修正し得る。
したがって、発明者は、同一のCAの異なるコンテンツが独立に更新されるが、しかしながら、CAはその非代替性特性が保証されるので一意のままであることを可能にする新しいマルチセグメントパケットフォーマットとして実装される異なる態様を開発した。新しいパケットフォーマットの特性は、システムコンポーネントの構成、及び、一意のマルチセグメントパケットに作用する方法の段階を定義する。この相互関係に起因して、システム及び方法の技術的特徴は、データ構造の技術的特徴を本質的に含む観点で定義される。
この新しい一意のマルチセグメントパケットフォーマットは、DLTシステム最適化を可能にし、信頼性が高く、セキュア、かつ効率的な方式で、場合によっては膨大な数のユーザ間のインタラクションを伴うことが可能なプロセスを通じて、複数の接続されていないグループのユーザ間のCAの複数の送信を遂行する。任意のタイプの既存のレイヤ1DLTネットワーク間のインタフェースを可能にすることによって、新しいレイヤ1DLTネットワークを生成する、複雑で、時間がかかり、コストが高く、かつ非常にリスクが高いプロセスを必要としない。これは、社会の必要性に従って、DLT支払いを遂行することだけより遥かに多くをカバーする、無限の数の広い範囲の可能なDLTネットワーク応用形態、例えば、ビッグデータ、IoT、Web3、MMOG、又は、DLTネットワークに格納されたデータの不変性によって提供される信頼性を必要とする任意の他の環境における応用形態を開放する。異なるユーザ間の信頼性が高く、セキュア、かつ効率的なコンテンツ更新は、これらすべての環境におけるDLT技術の採用を可能にする。
新しいパケットフォーマット、システム、及び方法は、デジタルコンテンツの一意のパケットのセキュアかつスケーラブルな更新を可能にしながら、そのコンテンツのインチェーンベリフィケーションを可能にする。詳細には、i)CA(現在のコンテンツだけでなく、すべての前の状態も)の作成から任意の時間におけるコンテンツベリフィケーション;ii)スマートコントラクトを介してインチェーンベリフィケーションを実行すること;iii)非常に多数のCAについてスケーラブルな方式で経時的にCAのコンテンツが変更又は展開すること;(iv)CAが異なるオーナの間で渡される間に、CA作成者が、コンテンツの展開を管理することを可能にすること;及び(v)CA作成者が、特定のレイヤ1ネットワークのスマートコントラクトの使用に必ずしも制限されることなく、コンテンツの展開を管理することを可能にし、この管理をそれら自身の外部ネットワークにアウトソーシングできることを可能にする。
さらに、DAppマネージャは、コンテンツの私有鍵を保持又は格納せず、これは、常に問題のコンテンツの現在のオーナによって保持され、これにより、コンテンツ管理のセキュアなモードがもたらされる。更新が完了すると、コンテンツの受信者はコンテンツの私有鍵の新たな保管者となり、オーナシップの変更は、誰でも参照できるようにDLTネットワークの分散記録に記録される。さらにまた、秘密鍵はDAppマネージャの手を通過せず、DAppマネージャ又はそのオペレータによる不正行為の可能性が最小限に抑えられる。本発明は、二重支払いに対する保護を提供し、任意の送信ユーザがそのコンテンツを、例えば、2人の異なる受信ユーザに、2度以上送信することから利益を得ることを防止する。このすべてにより、同じコンテンツに関連して、異なるグループ及び接続されていないグループの複数のユーザ間で同時にインタラクトすることが可能になる一方で、コンテンツの新オーナとしての最終受信ユーザは1人だけになることが確実になる。
したがって、強化されたDLTシステムによって、複数のユーザ間の頻繁なインタラクションを要求するDAppの実行が効率的かつ最適な方式で経時的に持続することが可能になる。これにより、DLT環境におけるDAppの生成及び実行が容易になり、それらのための欠落しているサポートが実現されるように提供される。
さらに、説明した実施形態及び態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの任意の組み合わせにおける様々な手段によって実装されてもよいことが理解される。説明された様々な態様又は特徴は、一方では、方法又は手順又は機能として、他方では、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、又は媒体によってアクセス可能な装置、デバイス、システム、又はコンピュータプログラムとして実装されてもよい。説明した手順又はアルゴリズムは、ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、又はこれら2つの組み合わせで直接実装され得る。
様々な媒体は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当技術分野において既知の任意の他のタイプの格納媒体に常駐するソフトウェアモジュールを含んでもよい。
様々な手段は、ロジックロック、モジュールを含んでもよく、回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他のプログラマブルロジック、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせによって実装又は実行されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替的に、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。
様々な媒体は、これらに限定されるものではないが、磁気ストレージデバイス(例えば、ハードディスク、フロッピディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスクCD又は多用途DVD等)、スマートカード、及び一時フラッシュストレージドライブ(例えば、EPROM、ペンカード、キードライブ等)を含むコンピュータ可読媒体を含んでもよい。加えて、説明した格納媒体のアレイは、情報を格納するための1又は複数のデバイス及び/又はコンピュータ可読媒体を表してもよい。コンピュータ可読媒体という用語は、これに限定されるものではないが、命令及び/又はデータを格納、保存、又はトランスポートすることが可能な様々な媒体を含んでもよい。加えて、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ上で実行されると、説明された機能をコンピュータに実行させるための1又は複数の命令又は動作コードを有するコンピュータ可読媒体を含んでもよい。
説明してきたものは、例として、1又は複数の実施形態を含む。もちろん、前述の実施形態を説明する目的で、コンポーネント及び/又は方法論のすべての考えられる組み合わせ又は並べ替えを説明することは可能ではない。代わりに、当業者は、本開示を単刀直入かつ客観的に読んだ後に、様々な実現の多くの他の組み合わせ及び並べ替えが発明概念内で可能であることを認識するだろう。したがって、発明概念は、添付の特許請求の範囲の範囲内にあるすべてのそのような変更、修正、及び変形を包含することを意図している。
さらに、当業者は、様々な実施形態が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの任意の組み合わせで実装されてもよいことを理解するだろう。説明された様々な態様又は特徴は、一方では、方法又は手順又は機能として、他方では、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、又は媒体によってアクセス可能な装置、デバイス、システム、又はコンピュータプログラムとして実装されてもよい。説明した手順又はアルゴリズムは、ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、又はこれら2つの組み合わせで直接実装され得る。様々な媒体は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当技術分野において既知の任意の他のタイプの格納媒体に常駐するソフトウェアモジュールを含んでもよい。
様々な手段は、ロジックロック、モジュールを含んでもよく、回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他のプログラマブルロジック、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせによって実装又は実行されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替形態では、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシン、又は埋込みプロセッサであってもよい。
様々な媒体は、これらに限定されるものではないが、磁気ストレージデバイス(例えば、ハードディスク、フロッピディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、CDコンパクトディスク又は多用途DVD等)、スマートカード、及び一時フラッシュストレージドライブ(例えば、EPROM)を含むコンピュータ可読媒体を含んでもよい。加えて、説明した格納媒体のアレイは、情報を格納するための1又は複数のデバイス及び/又はコンピュータ可読媒体を表してもよい。コンピュータ可読媒体という用語は、これに限定されるものではないが、命令及び/又はデータを格納、保存、又はトランスポートすることが可能な様々な媒体を含んでもよい。加えて、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ上で実行されると、説明された機能をコンピュータに実行させるための1又は複数の命令又は動作コードを有するコンピュータ可読媒体を含んでもよい。
説明してきたものは、例として、いくつかの実現されたものを含む。多数の具現化を生じさせるであろう発明概念のあらゆる多様な組み合わせ及び並べ替えを詳細に説明することは可能でも実現可能でもないので、起案者は、当業者が本開示を直接的かつ客観的に読んだ後、説明された一般的な発明概念から逸脱することなく、様々なあり得る並べ替え及び組み合わせを導出するであろうことを理解する。したがって、主要な実施形態について説明してきたが、これらは、他の組み合わせ、変形、及び修正を含むことが理解される。
特定の追加の態様又は例を以下において説明する。
非集中型アプリケーションを実行するように構成された、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて、分散方式でデプロイされるコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSP、ここで、前記UMSPは、DLTネットワークの少なくとも2つの別個のメモリのうちの別個のメモリに各々が格納される、少なくとも2つのセグメント、メインセグメント、及び少なくとも1つの他のセグメントを含み、ここで、各セグメントは、同一のUMSP識別子を有するフィールド、及び、各セグメントに対応するコンテンツデータを証明することが可能な情報を含む少なくとも1つのフィールドを含む、一意のマルチセグメントパケット。
前記メインセグメントの情報を含む前記フィールドは、UMSPオーナシップデータを含むパケット。前記少なくとも1つの他のセグメントの情報を含む前記フィールドは、前記UMSPの前記属性についてのデータなどの前記UMSPコンテンツの残りを定義するために必要なデータを含むパケット。前記情報フィールドは、未処理形態のコンテンツデータを含むパケット。前記情報フィールドは、前記未処理コンテンツデータの符号化又は圧縮を識別し、サマリアルゴリズムの結果のみを格納する、サマライズされたデータを含み、前記サマリアルゴリズムは、Merkleツリー、又は、疎Merkleツリー、又は、Kate多項式、又は、すべての前記データの連結にハッシュ関数を適用する結果、又は、任意の他の符号化又は圧縮アルゴリズムであるパケット。
非集中型アプリケーションを実行するように構成されている、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて分散方式でデプロイされるコンテンツのデジタルコンポーネントであって、前記デジタルコンテンツコンポーネントは、少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するように構成され、ここで、前記デジタルコンテンツコンポーネントは:前記UMSPの少なくとも前記1つの他のセグメントの情報を含む前記フィールドを更新するように構成されている、更新のデジタル手段;及び前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメント、及び、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納するように構成されているデジタル手段を含む、デジタルコンポーネント。
前記更新のデジタル手段は、前記情報フィールドにおける前記データを新しいデータで置換するアクションによって;又は前記前のデータに続いて前記新しいデータを連結するアクションによって前記更新を実行するように構成されている、コンポーネント。UMSP識別子が格納されていること、又は、それが格納されていないことの両方を証明するように構成されているデジタルバリデーション手段を更に備える、コンポーネント。前記情報フィールドデータの前記有効性をベリファイするように構成されているデジタルベリフィケーション手段を更に備える、コンポーネント。前記デジタルベリフィケーション手段は、UMSP識別子を含む要求を受信し、存在する場合、前記受信されたUMSP識別子に対応する分散ストレージに格納された前記情報フィールドからデータを抽出し、及び、存在する場合、データを前記情報フィールドから返し、又は、存在しない場合、非存在情報を返するよう構成される、コンポーネント。前記コンテンツデータが未処理形態で格納されている場合、前記デジタルベリフィケーション手段は、前記UMSP識別子の受信時に前記生データを返すように構成されている、コンポーネント。前記コンテンツデータが、サマライズされた形態で格納されている場合、前記UMSP識別子に加えて、対応する前記サマリの受信時に、前記デジタルベリフィケーション手段は、受信された前記サマリを、受信された前記UMSP識別子に対応する前記格納されたものと比較し、及び、両方のサマリが同一である場合、ポジティブ結果を返し、又は、同一でない場合、ネガティブ結果を返すように構成されている、コンポーネント。前記コンテンツデータが、サマライズされた形態で格納されている場合、前記デジタルベリフィケーション手段は、生データを受信し、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートするように構成されている、コンポーネント。非集中型アプリケーションからのデータを追加的に格納するように構成されているデジタル手段を含む、コンポーネント。同一の非集中型アプリケーションの部分である、すべてのUMSPをグループ化するように構成されている、デジタル手段を含む、コンポーネント。前記デジタルベリフィケーション手段は、生データを受信するように、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートするように構成されている、コンポーネント。
非集中型アプリケーションを実行するように構成されている、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて、分散方式でデプロイされるオーナシップのデジタルコンポーネントであって、ここで、前記デジタルオーナシップコンポーネントは、少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するように構成され、ここで、前記デジタルオーナシップコンポーネントは:前記UMSPの前記メインセグメントの情報を含む前記フィールドを更新するように構成されている、更新のデジタル手段;及び前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記UMSPの既に更新されたメインセグメントを格納するように構成されているデジタル手段を含む、デジタルコンポーネント。
前記デジタル更新手段は、前記前オーナの前記識別子を、前記新オーナの前記識別子で置換するアクションによって;又は前記前の識別子に続いて前記新しい識別子を連結するアクションによって前記更新を実行するように構成されている、コンポーネント。前記デジタル更新手段は、単一のサマリを介して、グループ方式で複数のUMSPの複数のメインセグメントの前記情報フィールドを格納するように構成されている、記載のコンポーネント。前記デジタルベリフィケーション手段は、生データを受信するように、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートするように構成されている、コンポーネント。前記デジタル更新手段は、新しいサマリが書き込まれるたびに、追加のデータを格納するように構成され、任意の中間サマリがチャレンジプロセスによって証明されることを可能にする、コンポーネント。UMSP識別子が格納されていること、及び、格納されていないことの両方を証明するように構成されているデジタルバリデーション手段を更に備える、コンポーネント。前記デジタルバリデーション手段は追加的に、前記最後のUMSPオーナの前記有効性をベリファイするように構成されている、コンポーネント。前記デジタルバリデーション手段は、UMSP識別子を含む要求を受信し、存在する場合、受信された前記UMSP識別子に対応する分散ストレージに格納された前記オーナ識別子を抽出し、及び、存在する場合、オーナシップ情報を返し、又は、非存在の場合、非存在情報を返すように構成される、コンポーネント。前記要求は更に、前記UMSPの証明される前記属性についてのデータを含み、前記デジタルベリフィケーション手段は、格納された前記サマリが、前記属性についての前記データを含む情報から生成されるサマリに対応することをバリデートするように構成されている、コンポーネント。
非集中型アプリケーションを実行するように構成されている、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて、分散方式でデプロイされたインタフェースのデジタルコンポーネントであって、前記デジタルインタフェースコンポーネントは、少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するように構成され、前記デジタルインタフェースコンポーネントは:前記メインセグメント、及び/又は、前記少なくとも1つの他のセグメントのいずれかの、前記少なくとも1つのUMSPの情報を含む前記フィールドを更新するように構成されている、更新のデジタル手段;及び前記少なくとも1つのUMSPの前記識別子及びその複数のセグメントの間の関連付けを前記DLTネットワークの分散ストレージに格納するように構成されているデジタル手段を含む、デジタルコンポーネント。
前記UMSPの前記メインセグメントに格納された前記オーナシップをバリデートするための前記オーナシップコンポーネントの前記デジタルバリデーション手段とインタフェースする;及び前記UMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントの前記情報フィールドの前記データをバリデートするための前記コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタフェースするように構成されているデジタルベリフィケーション手段を更に備える、コンポーネント。オーナシップバリデーションのために、まず、前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段は、証明される前記オーナシップデータに基づいて、前記オーナシップコンポーネントの前記デジタルバリデーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイするように構成され、前記結果から、前記現在のオーナが前記提示されたオーナと異なることが分かった場合、前記プロセスは終了する、コンポーネント。前記結果は、前記オーナシップコンポーネントにおいて前記少なくとも1つのUMSPについてオーナがリストされていないことを確認した場合、前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段は、証明される前記オーナシップデータに基づいて、前記コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイするように、及び、前記結果がポジティブである場合、前記UMSPの前記オーナシップをポジティブにバリデートする、又は、前記結果がネガティブである場合、任意の更なるオペレーションが遂行されることを可能にしないように構成されている、コンポーネント。前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段は、アプリケーションデータを抽出することによって、前記UMSPが位置する前記アプリケーションの前記状態をバリデートするように構成されている、コンポーネント。情報を含む前記フィールドは、サマリ及び対応する追加データを含み、前記デジタル更新手段は追加的に、前記対応する追加データを使用して、前記中間サマリの1つをベリファイすることによって、前記最新のサマリをベリファイするように、及び、ネガティブのベリフィケーション結果、すなわち、格納された前記サマリが誤っている場合、前記サマリを訂正するように構成されているチャレンジモジュールを含む、コンポーネント。前記訂正は、前記誤ったサマリを削除する、又は、それを別のサマリで置換することを含む、コンポーネント。
少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するためのデジタルプログラマブル分散型台帳システムであって、前記システムは、互いに直接通信するように構成されている複数のノードを含む非集中型アプリケーションを実行するように構成されている少なくとも1つのプログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワークを含み、分散方式でデプロイされている:少なくとも1つのUMSPを格納するように構成されているデジタル格納手段;前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメントを格納するように構成されている、及び、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納及び更新するように構成されている、コンテンツのデジタルコンポーネント;前記UMSPの既に更新された前記メインセグメントを格納及び更新するように構成されている、オーナシップのデジタルコンポーネント;及び前記UMSPの更新及び格納オペレーションを実行するために、前記デジタルコンテンツコンポーネント及び前記デジタルオーナシップコンポーネントとインタフェースするように構成されている、インタフェースのデジタルコンポーネントを含むシステム。
任意のコンポーネントは更に、前記DLTネットワークの任意のコンポーネントとインタラクトするユーザの前記正当性をチェックするためのデジタル手段を含む、システム。前記正当性は、非対称暗号化方法を使用して、受信されたメッセージのデジタルシグネチャをベリファイすることによってチェックされる、システム。前記UMSPは、大規模マルチプレーヤゲームアプリケーション環境に登場する要素である、システム。前記UMSPは、気象バリデータアプリケーション環境における気象センサのデータのパケットである、システム。前記UMSPは、デジタルアートワーク市場アプリケーション環境におけるデジタルアートワークである、システム。前記UMSPは現実のオブジェクトを識別する、システム。
少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するための、コンテンツのデジタルコンポーネントにおける方法であって:前記UMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントの情報を含む前記フィールドを更新する段階;及び前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメント、及び、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納する段階を含む方法。
前記デジタル更新手段において:前記情報フィールドにおける前記データを新しいデータで置換するアクションによって;又は前記前のデータに続いて前記新しいデータを連結するアクションによって前記更新を遂行する段階を含む、方法。デジタルバリデーション手段において、UMSP識別子が格納されていること、及び、格納されていないことの両方を証明する段階を更に含む、方法。デジタルベリフィケーション手段において、前記情報フィールドにおける前記データの前記有効性をベリファイする段階を更に含む、方法。前記デジタルベリフィケーション手段において、UMSP識別子を含む要求を受信する段階、存在する場合、受信された前記UMSP識別子に対応する分散ストレージに格納された前記情報フィールドからデータを抽出する段階、及び、存在する場合、前記情報フィールドからデータを返す段階、又は、存在しない場合、非存在情報を返す段階を含む、方法。前記コンテンツデータが未処理形態で格納された場合、前記UMSP識別子の受信時に前記生データを返す、方法。前記コンテンツデータがサマリ形態で格納された場合、前記UMSP識別子に加えて、前記対応するサマリの受信時に、受信された前記サマリを、受信された前記UMSP識別子に対応する、格納された前記サマリと比較し、及び、両方のサマリが同一である場合、ポジティブ結果を返す、又は、同一でない場合、ネガティブ結果を返す、方法。前記デジタルベリフィケーション手段において、生データを受信する段階、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、方法。非集中型アプリケーションからのデータを追加的に格納する段階を更に含む、方法。同一の非集中型アプリケーションの部分であるすべてのUMSPをグループ化する段階を含む、方法。前記デジタルベリフィケーション手段において、生データを受信する段階、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、方法。
少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するためのオーナシップのデジタルコンポーネントにおける方法であって、前記UMSPメインセグメント情報フィールドを更新する段階;及び前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記UMSPの既に更新されたメインセグメントを格納する段階を含む方法。
前記デジタル更新手段において、前記前オーナの前記識別子を前記新オーナの前記識別子で置換するアクションによって;又は前記前の識別子の後に前記新しい識別子を連結するアクションによって前記更新を遂行する段階を含む、方法。前記デジタル更新手段において、単一のサマリによって、グループ方式で複数のUMSPの複数のメインセグメントの前記情報フィールドを格納する段階を含む、方法。デジタルベリフィケーション手段において、生データを受信する段階、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、方法。前記デジタル更新手段において、新しいサマリが書き込まれるたびに、追加のデータを格納する段階を含み、それにより、任意の中間サマリがチャレンジプロセスによって証明されることを可能にする、方法。デジタルバリデーション手段において、UMSP識別子が格納されていること、及び、格納されていないことの両方を証明する段階を更に含む、方法。前記デジタルバリデーション手段において、前記最後のUMSPオーナの前記有効性を追加的にベリファイする段階を含む、方法。前記デジタルバリデーション手段において、UMSP識別子を含む要求を受信する段階、存在する場合、受信された前記UMSP識別子に対応する分散ストレージに格納された前記オーナ識別子を抽出する段階、及び、存在する場合にオーナシップ情報を返す、又は、非存在の場合に非存在情報を返す段階を含む、方法。前記要求は追加的に、前記UMSPからの証明される前記属性についてのデータを含み、デジタルベリフィケーション手段において、格納された前記サマリが、前記属性についての前記データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、方法。
少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するための、インタフェースのデジタルコンポーネントにおける方法であって、前記メインセグメント、及び/又は、前記少なくとも1つの他のセグメントのいずれかの、前記少なくとも1つのUMSPの情報を含む前記フィールドを更新する段階;及び前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記少なくとも1つのUMSPの前記識別子及びその複数のセグメントの間の前記関連を格納する段階を含む方法。
デジタルベリフィケーション手段において、前記オーナシップコンポーネントの前記デジタルバリデーション手段とインタラクトして、前記UMSPの前記メインセグメントに格納された前記オーナシップをバリデートする段階;及び前記コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタラクトして、前記UMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントの前記情報フィールドの前記データをバリデートする段階を更に含む、方法。オーナシップバリデーションについて、まず、前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段において、証明される前記オーナシップデータに基づいて、前記オーナシップコンポーネントの前記デジタルバリデーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイする段階、及び、前記現在のオーナが前記提示されたオーナと異なると前記結果が確認した場合、前記プロセスは終了する、方法。前記結果が、前記少なくとも1つのUMSPについてのオーナが前記オーナシップコンポーネントにおいてリストされていないことを確認した場合、前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段において、証明される前記オーナシップデータに基づいて、前記コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイし、前記結果がポジティブである場合、前記UMSPの前記オーナシップをポジティブにバリデートする、又は、前記結果がネガティブである場合、任意の更なるオペレーションが遂行されることを可能にしない、方法。前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段において、アプリケーションデータを抽出することによって、前記UMSPが位置する前記アプリケーションの前記状態をバリデートする段階を含む、方法。前記情報フィールドは、サマリ及び対応する追加データを含み、前記デジタル更新手段のチャレンジモジュールにおいて、前記対応する追加データを使用して、前記中間サマリの1つをベリファイすることによって前記最新のサマリを追加的にベリファイする段階、及び、ネガティブのベリフィケーション結果の場合、すなわち、格納された前記サマリが誤っている場合、前記サマリを訂正する段階を含む、方法。前記訂正する段階は、前記誤ったサマリを削除する、又は、それを別のサマリと置換する段階を含む、方法。
少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するためのデジタルプログラマブル分散型台帳システムにおける方法であって:デジタル格納手段に前記少なくとも1つのUMSPを格納する段階;方法に従って、デジタルコンテンツコンポーネントに、前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメントを格納し、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納及び更新する段階;方法に従って、デジタルオーナシップコンポーネントにおいて、前記UMSPの既に更新された前記メインセグメントを格納及び更新する段階;及び方法に従って、デジタルインタフェースコンポーネントにおいて、前記デジタルコンテンツコンポーネント及び前記デジタルオーナシップコンポーネントとインタラクトして、前記UMSPの更新及び格納オペレーションを実行する段階を含む方法。
前記DLTネットワークの任意のコンポーネントとインタラクトするユーザの前記正当性をチェックする段階を更に含む、方法。前記正当性は、非対称暗号化方法を使用して、受信されたメッセージのデジタルシグネチャをベリファイすることによってチェックされる、方法。前記UMSPは、大規模マルチプレーヤゲームアプリケーション環境に登場する要素である、方法。前記UMSPは、気象バリデータアプリケーション環境における気象センサのデータのパケットである、方法。前記UMSPは、デジタルアートワーク市場アプリケーション環境におけるデジタルアートワークである、方法。前記UMSPは現実のオブジェクトを識別する、方法。
プロセッサ上で実行されるとき、方法の段階を遂行する命令を含むコンピュータプログラム。
プロセッサ上で実行されると、方法の段階を遂行する命令を含むコンピュータ可読媒体。

Claims (75)

  1. 非集中型アプリケーションを実行するように構成された、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて、分散方式でデプロイされるコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSP、ここで、前記UMSPは、DLTネットワークの少なくとも2つの別個のメモリのうちの別個のメモリに各々が格納される、少なくとも2つのセグメント、メインセグメント、及び少なくとも1つの他のセグメントを含み、ここで、各セグメントは、同一のUMSP識別子を有するフィールド、及び、各セグメントに対応するコンテンツデータを証明することが可能な情報を含む少なくとも1つのフィールドを含む、一意のマルチセグメントパケット。
  2. 前記メインセグメントの情報を含むフィールドは、UMSPオーナシップデータを含む、請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット。
  3. 前記少なくとも1つの他のセグメントの情報を含むフィールドは、前記UMSPの属性についてのデータなどのUMSPコンテンツの残りを定義するために必要なデータを含む、請求項2に記載の一意のマルチセグメントパケット。
  4. 情報フィールドは、未処理形態のコンテンツデータを含む、請求項2に記載の一意のマルチセグメントパケット。
  5. 情報フィールドは、前記未処理形態のコンテンツデータの符号化又は圧縮を識別し、サマリアルゴリズムの結果のみを格納する、サマライズされたデータを含み、前記サマリアルゴリズムは、Merkleツリー、又は、疎Merkleツリー、又は、Kate多項式、又は、すべての前記データの連結にハッシュ関数を適用する結果、又は、任意の他の符号化又は圧縮アルゴリズムである、請求項4に記載の一意のマルチセグメントパケット。
  6. 非集中型アプリケーションを実行するように構成されている、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて分散方式でデプロイされるコンテンツのデジタルコンポーネントであって、前記デジタルコンポーネントは、少なくとも1つのコンテンツデータの、請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するように構成され、ここで、前記デジタルコンポーネントは:
    前記UMSPの少なくとも1つの前記他のセグメントの情報を含む前記フィールドを更新するように構成されている、デジタル更新手段;及び
    前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメント、及び、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納するように構成されているデジタル手段
    を含む、デジタルコンポーネント。
  7. 前記デジタル更新手段は、
    情報フィールドにおけるデータを新しいデータで置換するアクションによって;又は
    前記データに続いて前記新しいデータを連結するアクションによって
    前記更新を実行するように構成されている、請求項6に記載のデジタルコンポーネント。
  8. UMSP識別子が格納されていること、又は、それが格納されていないことの両方を証明するように構成されているデジタルバリデーション手段を更に備える、請求項7に記載のデジタルコンポーネント。
  9. 前記情報フィールドのデータの有効性をベリファイするように構成されているデジタルベリフィケーション手段を更に備える、請求項7に記載のデジタルコンポーネント。
  10. 前記デジタルベリフィケーション手段は、UMSP識別子を含む要求を受信し、存在する場合、前記受信されたUMSP識別子に対応する分散ストレージに格納された前記情報フィールドからデータを抽出し、及び、存在する場合、データを前記情報フィールドから返し、又は、存在しない場合、非存在情報を返すように構成されている、請求項9に記載のデジタルコンポーネント。
  11. 前記コンテンツデータが未処理形態で格納されている場合、前記デジタルベリフィケーション手段は、前記UMSP識別子の受信時に生データを返すように構成されている、請求項10に記載のデジタルコンポーネント。
  12. 前記コンテンツデータが、サマライズされた形態で格納されている場合、前記UMSP識別子に加えて、対応するサマリの受信時に、前記デジタルベリフィケーション手段は、受信された前記サマリを、受信された前記UMSP識別子に対応する前記格納されたものと比較し、及び、両方のサマリが同一である場合、ポジティブ結果を返し、又は、同一でない場合、ネガティブ結果を返すように構成されている、請求項10に記載のデジタルコンポーネント。
  13. 前記コンテンツデータが、サマライズされた形態で格納されている場合、前記デジタルベリフィケーション手段は、生データを受信し、格納されたサマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートするように構成されている、請求項10に記載のデジタルコンポーネント。
  14. 非集中型アプリケーションからのデータを追加的に格納するように構成されているデジタル手段を含む、請求項7に記載のデジタルコンポーネント。
  15. 同一の非集中型アプリケーションの部分である、すべてのUMSPをグループ化するように構成されている、デジタル手段を含む、請求項14に記載のデジタルコンポーネント。
  16. デジタルベリフィケーション手段は、生データを受信するように、及び、格納されたサマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートするように構成されている、請求項15に記載のデジタルコンポーネント。
  17. 非集中型アプリケーションを実行するように構成されている、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて、分散方式でデプロイされるオーナシップのデジタルコンポーネントであって、ここで、前記デジタルコンポーネントは、少なくとも1つのコンテンツデータの、請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するように構成され、ここで、前記デジタルコンポーネントは:
    前記UMSPの前記メインセグメントの情報を含む前記フィールドを更新するように構成されている、デジタル更新手段;及び
    前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記UMSPの既に更新されたメインセグメントを格納するように構成されているデジタル手段
    を含む、デジタルコンポーネント。
  18. 前記デジタル更新手段は、
    前オーナの識別子を、新オーナの識別子で置換するアクションによって;又は
    前の識別子に続いて新しい識別子を連結するアクションによって
    前記更新を実行するように構成されている、請求項17に記載のデジタルコンポーネント。
  19. 前記デジタル更新手段は、単一のサマリを介して、グループ方式で複数のUMSPの複数のメインセグメントの情報フィールドを格納するように構成されている、請求項18に記載のデジタルコンポーネント。
  20. デジタルベリフィケーション手段は、生データを受信するように、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートするように構成されている、請求項19に記載のデジタルコンポーネント。
  21. 前記デジタル更新手段は、新しいサマリが書き込まれるたびに、追加のデータを格納するように構成され、任意の中間サマリがチャレンジプロセスによって証明されることを可能にする、請求項18に記載のデジタルコンポーネント。
  22. UMSP識別子が格納されていること、及び、格納されていないことの両方を証明するように構成されているデジタルバリデーション手段を更に備える、請求項18に記載のデジタルコンポーネント。
  23. 前記デジタルバリデーション手段は追加的に、最後のUMSPオーナの有効性をベリファイするように構成されている、請求項22に記載のデジタルコンポーネント。
  24. 前記デジタルバリデーション手段は、UMSP識別子を含む要求を受信し、存在する場合、受信された前記UMSP識別子に対応する分散ストレージに格納されたオーナ識別子を抽出し、及び、存在する場合、オーナシップ情報を返し、又は、非存在の場合、非存在情報を返すように構成されている、請求項22に記載のデジタルコンポーネント。
  25. 要求は更に、前記UMSPの証明される属性についてのデータを含み、デジタルベリフィケーション手段は、格納されたサマリが、前記属性についての前記データを含む情報から生成されるサマリに対応することをバリデートするように構成されている、請求項22に記載のデジタルコンポーネント。
  26. 非集中型アプリケーションを実行するように構成されている、プログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワーク、DLTにおいて、分散方式でデプロイされたインタフェースのデジタルコンポーネントであって、前記デジタルコンポーネントは、少なくとも1つのコンテンツデータの、請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するように構成され、前記デジタルコンポーネントは:
    前記メインセグメント、及び/又は、前記少なくとも1つの他のセグメントのいずれかの、前記少なくとも1つのUMSPの情報を含む前記フィールドを更新するように構成されている、デジタル更新手段;及び
    前記少なくとも1つのUMSPの前記識別子及びその複数のセグメントの間の関連付けを前記DLTネットワークの分散ストレージに格納するように構成されているデジタル手段
    を含む、デジタルコンポーネント。
  27. 前記UMSPの前記メインセグメントに格納されたオーナシップをバリデートするためのオーナシップコンポーネントのデジタルバリデーション手段とインタフェースする;及び
    前記UMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントの情報フィールドのデータをバリデートするためのコンテンツコンポーネントのデジタルベリフィケーション手段とインタフェースする
    ように構成されているデジタルベリフィケーション手段を更に備える、請求項26に記載のデジタルコンポーネント。
  28. オーナシップバリデーションのために、まず、インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段は、証明されるオーナシップデータに基づいて、前記オーナシップコンポーネントの前記デジタルバリデーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイするように構成され、結果から、現在のオーナが提示されたオーナと異なることが分かった場合、プロセスは終了する、請求項27に記載のデジタルコンポーネント。
  29. 前記結果が、前記オーナシップコンポーネントにおいて前記少なくとも1つのUMSPについてオーナがリストされていないことを確認した場合、前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段は、証明される前記オーナシップデータに基づいて、前記コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイするように、及び、前記結果がポジティブである場合、前記UMSPの前記オーナシップをポジティブにバリデートする、又は、前記結果がネガティブである場合、任意の更なるオペレーションが遂行されることを可能にしないように構成されている、請求項28に記載のデジタルコンポーネント。
  30. インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段は、アプリケーションデータを抽出することによって、前記UMSPが位置するアプリケーションの状態をバリデートするように構成されている、請求項27に記載のデジタルコンポーネント。
  31. 情報を含む前記フィールドは、サマリ及び対応する追加データを含み、前記デジタル更新手段は追加的に、前記対応する追加データを使用して、中間サマリの1つをベリファイすることによって、最新のサマリをベリファイするように、及び、ネガティブのベリフィケーション結果、すなわち、格納された前記サマリが誤っている場合、前記サマリを訂正するように構成されているチャレンジモジュールを含む、請求項27に記載のデジタルコンポーネント。
  32. 前記訂正は、前記誤ったサマリを削除する、又は、それを別のサマリで置換することを含む、請求項31に記載のデジタルコンポーネント。
  33. 少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するためのデジタルプログラマブル分散型台帳のシステムであって、前記システムは、互いに直接通信するように構成されている複数のノードを含む非集中型アプリケーションを実行するように構成されている少なくとも1つのプログラマブルピアツーピア分散台帳ネットワークを含み、分散方式でデプロイされている:
    請求項1に記載の少なくとも1つのUMSPを格納するように構成されているデジタル格納手段;
    前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメントを格納するように構成されている、及び、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納及び更新するように構成されている、請求項6に記載のコンテンツのデジタルコンポーネント;
    前記UMSPの既に更新された前記メインセグメントを格納及び更新するように構成されている、請求項17に記載のオーナシップのデジタルコンポーネント;及び
    前記UMSPの更新及び格納オペレーションを実行するために、前記コンテンツのデジタルコンポーネント及び前記オーナシップのデジタルコンポーネントとインタフェースするように構成されている、請求項26に記載のインタフェースのデジタルコンポーネント
    を含むシステム。
  34. 任意のコンポーネントは更に、DLTネットワークの任意のコンポーネントとインタラクトするユーザの正当性をチェックするためのデジタル手段を含む、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記正当性は、非対称暗号化方法を使用して、受信されたメッセージのデジタルシグネチャをベリファイすることによってチェックされる、請求項34に記載のシステム。
  36. 前記UMSPは、大規模マルチプレーヤゲームアプリケーション環境に登場する要素である、請求項33から35のいずれか一項に記載のシステム。
  37. 前記UMSPは、気象バリデータアプリケーション環境における気象センサのデータのパケットである、請求項33から36のいずれか一項に記載のシステム。
  38. 前記UMSPは、デジタルアートワーク市場アプリケーション環境におけるデジタルアートワークである、請求項33から37のいずれか一項に記載のシステム。
  39. 前記UMSPは現実のオブジェクトを識別する、請求項33から38のいずれか一項に記載のシステム。
  40. 少なくとも1つのコンテンツデータの請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するための、請求項6に記載のコンテンツのデジタルコンポーネントにおける方法であって:
    前記UMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントの情報を含む前記フィールドを更新する段階;及び
    前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメント、及び、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納する段階
    を含む方法。
  41. デジタル更新手段において:
    情報フィールドにおけるデータを新しいデータで置換するアクションによって;又は
    前記データに続いて前記新しいデータを連結するアクションによって
    前記更新を遂行する段階を含む、請求項40に記載の方法。
  42. デジタルバリデーション手段において、UMSP識別子が格納されていること、及び、格納されていないことの両方を証明する段階を更に含む、請求項41に記載の方法。
  43. デジタルベリフィケーション手段において、前記情報フィールドにおける前記データの有効性をベリファイする段階を更に含む、請求項41に記載の方法。
  44. 前記デジタルベリフィケーション手段において、UMSP識別子を含む要求を受信する段階、存在する場合、受信された前記UMSP識別子に対応する分散ストレージに格納された前記情報フィールドからデータを抽出する段階、及び、存在する場合、前記情報フィールドからデータを返す段階、又は、存在しない場合、非存在情報を返す段階を含む、請求項43に記載の方法。
  45. 前記コンテンツデータが未処理形態で格納された場合、前記UMSP識別子の受信時に生データを返す、請求項44に記載の方法。
  46. 前記コンテンツデータがサマリ形態で格納された場合、前記UMSP識別子に加えて、前記対応するサマリの受信時に、受信された前記サマリを、受信された前記UMSP識別子に対応する、格納された前記サマリと比較し、及び、両方のサマリが同一である場合、ポジティブ結果を返す、又は、同一でない場合、ネガティブ結果を返す、請求項44に記載の方法。
  47. 前記デジタルベリフィケーション手段において、生データを受信する段階、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、請求項46に記載の方法。
  48. 非集中型アプリケーションからのデータを追加的に格納する段階を更に含む、請求項41に記載の方法。
  49. 同一の非集中型アプリケーションの部分であるすべてのUMSPをグループ化する段階を含む、請求項48に記載の方法。
  50. デジタルベリフィケーション手段において、生データを受信する段階、及び、格納されたサマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、請求項49に記載の方法。
  51. 少なくとも1つのコンテンツデータの請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するための請求項17に記載のオーナシップのデジタルコンポーネントにおける方法であって、
    UMSPメインセグメント情報フィールドを更新する段階;及び
    前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記UMSPの既に更新されたメインセグメントを格納する段階
    を含む方法。
  52. デジタル更新手段において、
    前オーナの識別子を新オーナの識別子で置換するアクションによって;又は
    前の識別子の後に新しい識別子を連結するアクションによって
    前記更新を遂行する段階を含む、請求項51に記載の方法。
  53. 前記デジタル更新手段において、単一のサマリによって、グループ方式で複数のUMSPの複数のメインセグメントの情報フィールドを格納する段階を含む、請求項52に記載の方法。
  54. デジタルベリフィケーション手段において、生データを受信する段階、及び、格納された前記サマリが、前記生データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、請求項53に記載の方法。
  55. 前記デジタル更新手段において、新しいサマリが書き込まれるたびに、追加のデータを格納する段階を含み、それにより、任意の中間サマリがチャレンジプロセスによって証明されることを可能にする、請求項52に記載の方法。
  56. デジタルバリデーション手段において、UMSP識別子が格納されていること、及び、格納されていないことの両方を証明する段階を更に含む、請求項52に記載の方法。
  57. 前記デジタルバリデーション手段において、最後のUMSPオーナの有効性を追加的にベリファイする段階を含む、請求項56に記載の方法。
  58. 前記デジタルバリデーション手段において、UMSP識別子を含む要求を受信する段階、存在する場合、受信された前記UMSP識別子に対応する分散ストレージに格納されたオーナ識別子を抽出する段階、及び、存在する場合にオーナシップ情報を返す、又は、非存在の場合に非存在情報を返す段階を含む、請求項56に記載の方法。
  59. 要求は追加的に、前記UMSPからの証明される属性についてのデータを含み、デジタルベリフィケーション手段において、格納されたサマリが、属性についての前記データを含む情報から生成されたサマリに対応することをバリデートする段階を含む、請求項56に記載の方法。
  60. 少なくとも1つのコンテンツデータの、請求項1に記載の一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するための、請求項26に記載のインタフェースのデジタルコンポーネントにおける方法であって、
    前記メインセグメント、及び/又は、前記少なくとも1つの他のセグメントのいずれかの、前記少なくとも1つのUMSPの情報を含む前記フィールドを更新する段階;及び
    前記DLTネットワークの分散ストレージにおいて、前記少なくとも1つのUMSPの前記識別子及びその複数のセグメントの間の関連を格納する段階
    を含む方法。
  61. デジタルベリフィケーション手段において;
    オーナシップコンポーネントのデジタルバリデーション手段とインタラクトして、前記UMSPの前記メインセグメントに格納されたオーナシップをバリデートする段階;及び
    コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタラクトして、前記UMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントの情報フィールドのデータをバリデートする段階
    を更に含む、請求項60に記載の方法。
  62. オーナシップバリデーションについて、まず、インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段において、証明されるオーナシップデータに基づいて、前記オーナシップコンポーネントの前記デジタルバリデーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイする、及び、現在のオーナが提示されたオーナと異なると結果が確認した場合、プロセスは終了する、請求項61に記載の方法。
  63. 前記結果が、前記少なくとも1つのUMSPについてのオーナが前記オーナシップコンポーネントにおいてリストされていないことを確認した場合、前記インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段において、証明される前記オーナシップデータに基づいて、前記コンテンツコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段とインタラクトすることによって、前記オーナシップをベリファイし、前記結果がポジティブである場合、前記UMSPの前記オーナシップをポジティブにバリデートする、又は、前記結果がネガティブである場合、任意の更なるオペレーションが遂行されることを可能にしない、請求項62に記載の方法。
  64. インタフェースコンポーネントの前記デジタルベリフィケーション手段において、アプリケーションデータを抽出することによって、前記UMSPが位置するアプリケーションの状態をバリデートする段階を含む、請求項61に記載の方法。
  65. 前記情報フィールドは、サマリ及び対応する追加データを含み、デジタル更新手段のチャレンジモジュールにおいて、前記対応する追加データを使用して、中間サマリの1つをベリファイすることによって最新のサマリを追加的にベリファイする段階、及び、ネガティブのベリフィケーション結果の場合、すなわち、格納された前記サマリが誤っている場合、前記サマリを訂正する段階を含む、請求項61に記載の方法。
  66. 前記訂正する段階は、前記誤ったサマリを削除する、又は、それを別のサマリと置換する段階を含む、請求項65に記載の方法。
  67. 請求項1に記載の少なくとも1つのコンテンツデータの一意のマルチセグメントパケット、UMSPを更新するための請求項33に記載のデジタルプログラマブル分散型台帳システムにおける方法であって:
    デジタル格納手段に前記少なくとも1つのUMSPを格納する段階;
    請求項40に記載の方法に従って、デジタルコンテンツコンポーネントに、前記少なくとも1つのUMSPのまだ更新されていないメインセグメントを格納し、前記少なくとも1つのUMSPの前記少なくとも1つの他のセグメントを格納及び更新する段階;
    請求項51に記載の方法に従って、デジタルオーナシップコンポーネントにおいて、前記UMSPの既に更新された前記メインセグメントを格納及び更新する段階;及び
    請求項60に記載の方法に従って、デジタルインタフェースコンポーネントにおいて、前記デジタルコンテンツコンポーネント及び前記デジタルオーナシップコンポーネントとインタラクトして、前記UMSPの更新及び格納オペレーションを実行する段階
    を含む方法。
  68. DLTネットワークの任意のコンポーネントとインタラクトするユーザの正当性をチェックする段階を更に含む、請求項67に記載の方法。
  69. 前記正当性は、非対称暗号化方法を使用して、受信されたメッセージのデジタルシグネチャをベリファイすることによってチェックされる、請求項68に記載の方法。
  70. 前記UMSPは、大規模マルチプレーヤゲームアプリケーション環境に登場する要素である、請求項67から69のいずれか一項に記載の方法。
  71. 前記UMSPは、気象バリデータアプリケーション環境における気象センサのデータのパケットである、請求項67から70のいずれか一項に記載の方法。
  72. 前記UMSPは、デジタルアートワーク市場アプリケーション環境におけるデジタルアートワークである、請求項67から71のいずれか一項に記載の方法。
  73. 前記UMSPは現実のオブジェクトを識別する、請求項67から72のいずれか一項に記載の方法。
  74. プロセッサ上で実行されると、請求項40から73のいずれか一項に記載の方法の段階を遂行するための命令を含むコンピュータプログラム。
  75. プロセッサ上で実行されると、請求項40から73のいずれか一項に記載の方法の段階を遂行するための命令を含むコンピュータ可読媒体。
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