JP2024514610A - 通信デバイスおよび方法 - Google Patents
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Abstract
第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスであって、この第1の通信デバイスは、スケジューリング間隔の第1の部分において上記第3の通信デバイスとデータ交換を行い、かつ、上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信するように構成された回路を具備し、上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、上記第1の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、上記第2の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。【選択図】図8
Description
本開示は、特に無線通信システムで使用されるように、互いに通信するように構成された異なる通信デバイスおよび方法に関する。本開示は、特に、アクセスポイント(AP;本明細書では、STA(局)または第3の通信デバイスとも呼ぶ)および局(本明細書では、非AP STAとも呼ぶ)に関するものであり、局は、スケジューリング間隔のプライマリユーザ(本明細書では、第1の通信デバイスとも呼ぶ)であり、局はスケジューリング間隔のセカンダリユーザ(本明細書では、第2の通信デバイスとも呼ぶ)である局を含む。
無線LANは、本来は省電力を目的として設計された対象ウェイクタイム(TWT)と呼ばれる技術を特徴としているが、同時にチャネルにアクセスする通信デバイスの数を制御することに関連するようになった。TWTは、STA(TWT 応答STAとも呼ばれる)と、TWTセットアップ内の1つ以上の非AP STA(STAを要求するTWTとも呼ばれる)の間の合意を介して、AP以外のSTAがAP STAからデータを受信したり、AP STAに送信したりする間隔を定義する。これらの間隔は、TWTサービス期間(TWT SP;ここではスケジューリング間隔とも呼ばれる)と呼ばれる。したがって、AP STAは、特定の間隔内でチャネルにアクセスする非AP STAの数、つまり、このスケジューリング間隔中にAP STAのデータ通信が計画される非AP STAの数を制御できる。このようなインターバルの間、どのSTAもチャネルにアクセスすることがあり、アクセスしないこともある。すなわち、非AP STAが通信するために「提供される」時間間隔である。従って、チャネルアクセスのために競合するSTAの数は制限される。
本明細書で提供される「背景技術」の説明は、本開示の背景を大まかに提示するためのものである。現に指名された発明者の著作物は、本背景技術の項に記載されている範囲において、また、出願時に先行技術とされていなかった明細書の態様において、本開示に対して先行技術として明示的または黙示的に認められない。
スケジューリング間隔の効率的な使用を可能にする通信デバイスと方法を提供することが本発明の目的である。この通信方式を実現するための、対応するコンピュータプログラムと、非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体とを提供することがさらなる目的である。
一態様によれば、第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスが提供され、この第1の通信デバイスは、
- スケジューリング間隔の第1の部分において上記第3の通信デバイスとデータ交換を行い、かつ、
- 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信する
ように構成された回路を具備し、
上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、上記第1の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
上記第2の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。
- スケジューリング間隔の第1の部分において上記第3の通信デバイスとデータ交換を行い、かつ、
- 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信する
ように構成された回路を具備し、
上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、上記第1の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
上記第2の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。
さらに別の態様によれば、第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスが提供され、この第2の通信デバイスは、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保ち、
- 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンし、
- 上記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 上記第1の通信デバイスと上記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも上記スケジューリング間隔の上記残りの部分において競合するように構成された回路を具備し、
上記第3の通信デバイスと上記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、上記スケジューリング間隔中に計画され、上記第1の通信デバイスは上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、上記第2の通信デバイスは上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保ち、
- 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンし、
- 上記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 上記第1の通信デバイスと上記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも上記スケジューリング間隔の上記残りの部分において競合するように構成された回路を具備し、
上記第3の通信デバイスと上記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、上記スケジューリング間隔中に計画され、上記第1の通信デバイスは上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、上記第2の通信デバイスは上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。
さらに別の態様によれば、第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスが提供され、この第3の通信デバイスは、
- スケジューリング間隔の第1の部分において上記第1の通信デバイスとデータ交換を行い、ならびに、
- i) 上記第1の通信デバイスが、上記スケジューリング間隔中に上記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 上記第3の通信デバイスが上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを上記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信する
ように構成された回路を具備し、
上記スケジューリング間隔中に上記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、上記第1の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、上記第2の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。
- スケジューリング間隔の第1の部分において上記第1の通信デバイスとデータ交換を行い、ならびに、
- i) 上記第1の通信デバイスが、上記スケジューリング間隔中に上記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 上記第3の通信デバイスが上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを上記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信する
ように構成された回路を具備し、
上記スケジューリング間隔中に上記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、上記第1の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、上記第2の通信デバイスは、上記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである。
さらに別の態様によれば、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、本明細書に開示される方法のステップをコンピュータに実行させるためのプログラム手段を具備するコンピュータプログラムと、コンピュータプログラム製品に記憶され、プロセッサによって実行されると、本明細書に開示される方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読取可能記録媒体とが提供される。
本実施形態は、従属請求において定義される。開示された通信方法、開示されたコンピュータプログラム、および開示されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、クレームされた通信デバイスとして、ならびに従属のクレームおよび/または本明細書で開示されたように、類似および/または同一のさらなる実施形態を有することを理解されたい。
TWT SP(すなわち、スケジューリング間隔)は、低遅延データ転送に適した高い可能性で成功データ転送を達成するために保護できる。しかし、TWT SPの設計は、STAがそのデータを正常に転送するのに要する時間が予測不能であるため、困難である。従って、TWT SP持続時間はマージンを持って設計されてもよく、ある部分はしばしば使用されず、その結果、スペクトル効率は低下する。したがって、TWT SP内のプライマリユーザとセカンダリユーザを区別するために、本開示に従って提案される。プライマリユーザは最初にチャネルにアクセスできるが、セカンダリユーザはTWT SPがプライマリユーザによってリリース(解放)された後にチャネルにアクセスできる。したがって、セカンダリユーザは、そうでなければ使用されないであろうTWT SPの残り時間を満たしてもよい。TWT SPをリリースするための機構も、本明細書に開示されている。
本明細書のコンテキストにおいて、「データ交換」および「データ通信」という表現は、広い意味でかつ同義語として理解されるものとすることに留意されたい。データ交換およびデータ通信は、単方向および双方向通信、即ち、データの送信および/または受信を含む。「データ」とは、コンテンツデータ、ユーザデータ、制御情報、管理情報、またはこれらのデータの任意の組み合わせなど、あらゆる種類のデータを含むことを広義に理解するものとする。「フレーム」という用語は、「データ」の同義語としてよく使用される。すなわち、(あらゆる種類の)フレームの交換/通信も、「データ交換」および「データ通信」という発現に該当するものとして理解されるものとする。
本開示のコンテキストでは、残りの部分をリリースすることは、セカンダリユーザのみがチャネルにアクセスし、第3の通信デバイスとのデータ交換のために残りの部分を使用できることを意味するものではないことに留意されたい。しかし、プライマリユーザおよび/または1つ以上のセカンダリユーザは、残りの部分の間、チャネルアクセスおよびデータ交換のために競合する可能性がある。
前述の段落は一般的な導入により提供されており、以下の特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。記述される本実施形態は、さらなる利点とともに、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解される。
本開示およびその付随する利点の多くのより完全な理解は、添付の図面に関連して考慮される場合、以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるようになるので、容易に得られる。
2つの伝送機会(TXOP)をもつ既知のTWTセットアップおよびTWT SPを示す図である。
TWT SPと制限付きTWT SP (R-TWT SP)を示す図である。
時々必要とされる再送に使用されるマージンを有するR-TWT SPの長さ設定を示す図である。
本開示に係る第1の通信デバイス、第2の通信デバイスおよび第3の通信デバイスを含む通信システムを示す図である。
本開示に係る第1の通信デバイスの第1の通信方法の一実施形態のフローチャートを示す。
本開示に係る第2の通信デバイスの第2の通信方法の一実施形態のフローチャートを示す。
本開示に係る第2の通信デバイスの第3の通信方法の一実施形態のフローチャートを示す。
本開示に係る通信方式の第1実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第2実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第3実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第4実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第5実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第6実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第7実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第8実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第9実施形態を示す図である。
既知のトリガ有効TWTを示す図である。
バッファステータスレポート(BS)ポーリングを備えた既知のトリガ対応TWTを示す図である。
本開示に係る通信方式の第10実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第11実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第12実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第13実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第14実施形態を示す図である。
本開示に係る通信方式の第15実施形態を示す図である。
図面を参照すると、図1は、いくつかの図を通じて同一または対応する部分を示し、図1は、TWT要求およびTWT応答を保持するTWTセットアップフェーズと、それに続く、2つのフレーム交換または送信機会(TXOP)が非AP STAおよびAP STAによってそれぞれ開始されるTWT SP(スケジューリング間隔)を示す図である。この実装では、TWT応答は次のTWT SPへのポインタを保持する。他の実装では、TWT応答は、各STAのTWT SP開始時刻を識別するスケジュールを保持するビーコンフレームへのポインタを保持してもよい。また、同じSTAの後続のTWT SP間に永続的な間隔を持つ選択肢もある。
TWT合意(アグリーメント)は、AP STAと非AP STAの間の緩やかな合意のタイプである。したがって、非AP STAがAP STAに送信する緊急データを持っている場合、TWT合意に違反し、いつでもデータを送信してもよい。一般に、すべてのSTAは、それらが現在のTWT SPに属しているかどうかにかかわらず、通常の分散チャネルアクセス機構を適用する。すなわち、WLAN EDCA (拡張分散チャネルアクセス)機構や、例えば、トリガフレームに続いてトリガベース(TB)データユニット(この例では、PPDU)を介したWLANの周知のトリガベースチャネルアクセスなどで定義された既知のバックオフ手順を適用する。
一般に、TWTを要求したSTAは、ネゴシエートされたTWT SPの外部にフレームを送信してはならず、TB PPDUに含まれていないフレームを、トリガが有効なTWT SP内のTWT応答STAに送信してはならない。STAを要求するTWTは、どの時点でどのフレームを送信するかを決定する。したがって、推奨されないが、TWT SPに違反する可能性がある。
一般に、TWTを要求したSTAは、ネゴシエートされたTWT SPの外部にフレームを送信してはならず、TB PPDUに含まれていないフレームを、トリガが有効なTWT SP内のTWT応答STAに送信してはならない。STAを要求するTWTは、どの時点でどのフレームを送信するかを決定する。したがって、推奨されないが、TWT SPに違反する可能性がある。
IEEE 802.11では、より予測可能なデータ配信時間を達成するために、チャネルアクセスを制御するためのベースラインとしてTWTを使用することが合意された。制限付きR-TWT (ここではスケジューリング間隔と同様に理解される)は、通常のTWTと同じであるが、同じ基本サービスセット(BSS)内のすべてのSTAは、定義されたR-TWT SPの開始前にすべてのTXOPを終了すべきである。
図2は、TWT SP (図2A)とRTWT SP (図2B)の差を示す図である。R-TWTの開始前にすべてのTXOPを停止することで、境界がソフトな通常のTWT-SPの場合よりも、STA1のデータ配信が予測可能になる。R-TWT SPの後に、TXOPが重複する別のR-TWT SPが続かない限り、R-TWT SPの終わりはTXOPによって超過してもよい。したがって、R-TWTでは、すべてのTXOPを停止する要件によって、先頭のみが「保護」される。
A (R-)TWT SPは、時間期間を定義する。しかし、既知長さのデータパケットの伝送時間は、変調符号化方式(MCS)、バンド幅(BW)、空間ストリームなどの伝送パラメータに依存するため、データ伝送の時間長さを定義することは困難である。これらのパラメータは、環境の変化またはSTAのモビリティのために即座に変化することがある。さらに、ARQ (自動反復要求)は、データユニットを受信側STAに正常に送信するために、1回以上の再送信が必要になる可能性があるため、データ配信が成功するまでの時間を予測不能にする。これらの問題の上に、データユニットサイズが不明であるか、平均値の周りに一定の分散があるため、送信時間も予測不能である可能性がある。
TWT合意は、再構成によるオーバヘッド(遅延、スループット損失など)を避けるために長期安定であるべきであるので、TWT SPに割当てられた時間は、成功したデータ伝送のために平均期待配信時間までのある程度のマージンで選択される。したがって、1つ以上のSTAが優先チャネルアクセスを持つTWT SP内での正常なデータ配信は、高い可能性で保証できる。マージンが大きいほど、可能性は高くなる。
一般的に、TWT SPが小さすぎると、正常なデータ転送の可能性は小さくなるが、選択が大きすぎると、TWT SPのほとんどの時間は使用されない傾向がある。従って、低遅延トラフィックに対しては、後者のオプションがしばしば選択され、それは、TWT SPが未使用であるので、BSS内のより低い集約スループットをもたらす。この問題の概要を図3に示す。この図は、時折必要とされる再送に使用される可能性のあるマージンを持つR-TWT SPの長さ設定を示している。当然、STAは、TWT SPに違反し、この送信時間を使用する可能性があるが、TWT SPが使用されていない場合、STAについては不明である可能性がある。
なぜなら、TWT SPが使用可能なSTAは、隠されているか、あるいは、長いバックオフカウントダウン、例えば、PPDU衝突(すなわち、失敗したPPDU)の後に実行されるからである。したがって、これは、より予測可能なデータ転送が望まれるアプリケーションには適した解決ではない。
なぜなら、TWT SPが使用可能なSTAは、隠されているか、あるいは、長いバックオフカウントダウン、例えば、PPDU衝突(すなわち、失敗したPPDU)の後に実行されるからである。したがって、これは、より予測可能なデータ転送が望まれるアプリケーションには適した解決ではない。
図3は、公称TXOPと競合期間、および潜在的な再送を吸収する可能性のあるマージンを示している。再送はめったに起こらないので、余裕はしばしば未使用で、プロトコルの効率が低くなる。
本開示によれば、スケジューリング間隔のプライマリユーザとセカンダリユーザの概念が導入される。非AP STAは、AP STAによってTWT SPのプライマリおよびセカンダリユーザに長く割り当てられる(例えば、セットアップ方法フェーズ)。AP STAは、TWT要求で示された非AP STAのプリファレンスを考慮してもよい。プライマリユーザ(本明細書では第1の通信デバイスとも呼ぶ)は、それが開始された直後にTWT SP内のチャネルにアクセスする、すなわち、スケジューリング間隔の最初の部分(完了スケジューリング間隔まで)を使用する権利が与えられる。セカンダリユーザ(ここではセカンド・コミュニケーション・デバイスとも呼ばれる)は、TWT SP中にウェイクする必要があるが、プライマリユーザまたはAP STAによってTWT SPリリース指示を得た後にのみ、チャネルにアクセスする。
2つの条件: (i) 送信するデータがなく、(ii) APがSTAに送信するデータがない場合、が満たされた場合、セカンダリユーザSTAは、TWT SP中にウェイクアップしないと見なすことができる。条件(ii)については、APとSTA間のシグナリングを使用することができる。これについては、以下で詳しく説明する。
図4は、本開示の特徴に係る第1の通信デバイス10、第2の通信デバイス20および第3の通信デバイス30を含む通信システムを示す図である。
第3の通信デバイス30(APまたはAP STA)は、1つ(または複数)のプライマリユーザ10(すなわち、スケジューリング間隔のメンバーシップを有する通信デバイス)とAP STA 30の通信が計画されるスケジューリング間隔のプライマリユーザを表す1つ(または複数)の第1の通信デバイス10(非AP STA)と通信するように構成される。さらに、第2の通信デバイス20(他の非AP STA)が示されており、AP STA 30の通信は、セカンダリユーザとしてのスケジューリング間隔の間に計画され、すなわち、スケジューリング間隔のプライマリ・ユーザ・メンバシップを持たない。一般に、第1の通信デバイスおよび第2の通信デバイスは、異なる優先順位を有するものとみなすことができる。
第1の通信デバイスは、TWT SPの開始直後にチャネルに容易にアクセスすることができるが、第2の通信デバイスは、TWT SPのリリース指示を待つ必要がある。したがって、それらは、最初からTWT SPにアクセスすることができない。図4には2つの局のみが示されているが、システムの実用的な実施例では、より多くの局が存在してもよい。第3の通信デバイス30は、一般に第1の通信デバイス10および第2の通信デバイス20とデータ/フレームを交換する(受信および/または送信する)ことができる。
第3の通信デバイス30(APまたはAP STA)は、1つ(または複数)のプライマリユーザ10(すなわち、スケジューリング間隔のメンバーシップを有する通信デバイス)とAP STA 30の通信が計画されるスケジューリング間隔のプライマリユーザを表す1つ(または複数)の第1の通信デバイス10(非AP STA)と通信するように構成される。さらに、第2の通信デバイス20(他の非AP STA)が示されており、AP STA 30の通信は、セカンダリユーザとしてのスケジューリング間隔の間に計画され、すなわち、スケジューリング間隔のプライマリ・ユーザ・メンバシップを持たない。一般に、第1の通信デバイスおよび第2の通信デバイスは、異なる優先順位を有するものとみなすことができる。
第1の通信デバイスは、TWT SPの開始直後にチャネルに容易にアクセスすることができるが、第2の通信デバイスは、TWT SPのリリース指示を待つ必要がある。したがって、それらは、最初からTWT SPにアクセスすることができない。図4には2つの局のみが示されているが、システムの実用的な実施例では、より多くの局が存在してもよい。第3の通信デバイス30は、一般に第1の通信デバイス10および第2の通信デバイス20とデータ/フレームを交換する(受信および/または送信する)ことができる。
通信デバイス10、20、30の各々は、特定の動作を行うように構成された回路11、21、31を備えている。回路は、それぞれのプロセッサまたはコンピュータによって、即ち、ハードウェアおよび/またはソフトウェアとして、または専用ユニットまたは要素によって実施することができる。例えば、適切にプログラムされたプロセッサは、それぞれの回路11、21、31を表すことができる。
図5には、本開示に係る第1の通信デバイス10の第1の通信方式100の一実施形態のフローチャートが、回路11によって実行されてもよい。
第1のステップ101では、第1の通信デバイスが、スケジューリング間隔の第1の部分の間に第3の通信デバイスとデータ交換(すなわち、データ通信、単方向または双方向)を行い、第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間のデータ交換がスケジューリング間隔の間に計画され、第1の通信デバイスが、スケジューリング間隔のプライマリユーザである。第2のステップ102で、第1の通信デバイスは、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによる使用のために解放され、第2の通信デバイスはスケジューリング間隔のセカンダリユーザであることを示すリリース指示を送信する。
第1のステップ101では、第1の通信デバイスが、スケジューリング間隔の第1の部分の間に第3の通信デバイスとデータ交換(すなわち、データ通信、単方向または双方向)を行い、第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間のデータ交換がスケジューリング間隔の間に計画され、第1の通信デバイスが、スケジューリング間隔のプライマリユーザである。第2のステップ102で、第1の通信デバイスは、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによる使用のために解放され、第2の通信デバイスはスケジューリング間隔のセカンダリユーザであることを示すリリース指示を送信する。
図6は、本開示に係る第2の通信デバイス20の第2の通信方式200の一実施形態のフローチャートを示したものであり、回路系21によって実行されてもよい。
第1のステップ201では、第2の通信デバイスがスケジューリング間隔中に起動したままであり、第3の通信デバイスと第1の通信デバイスとの間のデータ交換がスケジューリング間隔中に計画され、第1の通信デバイスがスケジューリング間隔のプライマリユーザであり、第2の通信デバイスがスケジューリング間隔のセカンダリユーザである。第2のステップ202で、第2の通信デバイスは、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによる使用のために解放されることを示すリリース指示をリッスンする。第3のステップ203では、i)リリース指示が受信された場合、または、ii)第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔の間観察されない場合、第2の通信デバイスは、チャネルアクセスについて競合する、かつ/または、少なくともスケジューリング間隔の残りの部分の間に第3の通信デバイスとのデータ交換を実行する。
第1のステップ201では、第2の通信デバイスがスケジューリング間隔中に起動したままであり、第3の通信デバイスと第1の通信デバイスとの間のデータ交換がスケジューリング間隔中に計画され、第1の通信デバイスがスケジューリング間隔のプライマリユーザであり、第2の通信デバイスがスケジューリング間隔のセカンダリユーザである。第2のステップ202で、第2の通信デバイスは、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによる使用のために解放されることを示すリリース指示をリッスンする。第3のステップ203では、i)リリース指示が受信された場合、または、ii)第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔の間観察されない場合、第2の通信デバイスは、チャネルアクセスについて競合する、かつ/または、少なくともスケジューリング間隔の残りの部分の間に第3の通信デバイスとのデータ交換を実行する。
図7は、本開示に係る第2の通信デバイス30の第3の通信方式300の一実施形態のフローチャートを示したものであり、回路系31によって実行されてもよい。
第1のステップ301では、第3の通信デバイスは、スケジューリング間隔の第1の部分で第1の通信デバイスとのデータ交換を行い、第3の通信デバイスと第1の通信デバイスとの間のデータ交換は、スケジューリング間隔中に計画され、第1の通信デバイスは、スケジューリング間隔のプライマリユーザである。第2のステップ302で、第3の通信デバイスは、異なるオプションが存在するリリース指示を受信および/または送信する。第1の選択肢i)では、スケジューリング間隔中に第1の通信デバイスが第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1の通信デバイスから第1のリリース指示を受信し、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用できるように解放されていることを示す第2の再リース指示を送信し、第2の通信デバイスはスケジューリング間隔の第2のユーザである。
第2の選択肢ii)では、スケジューリング間隔中に第3の通信デバイスが第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用できるように解除されたことを示す第2のリリース指示を第1の通信デバイスから受信し、第2のリリース指示の送信を繰り返す。第3の選択肢iii)では、第2の通信デバイスが、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによる使用のために解放されることを決定するために、第2のリリース指示またはその他の情報を送信する。
第1のステップ301では、第3の通信デバイスは、スケジューリング間隔の第1の部分で第1の通信デバイスとのデータ交換を行い、第3の通信デバイスと第1の通信デバイスとの間のデータ交換は、スケジューリング間隔中に計画され、第1の通信デバイスは、スケジューリング間隔のプライマリユーザである。第2のステップ302で、第3の通信デバイスは、異なるオプションが存在するリリース指示を受信および/または送信する。第1の選択肢i)では、スケジューリング間隔中に第1の通信デバイスが第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1の通信デバイスから第1のリリース指示を受信し、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用できるように解放されていることを示す第2の再リース指示を送信し、第2の通信デバイスはスケジューリング間隔の第2のユーザである。
第2の選択肢ii)では、スケジューリング間隔中に第3の通信デバイスが第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用できるように解除されたことを示す第2のリリース指示を第1の通信デバイスから受信し、第2のリリース指示の送信を繰り返す。第3の選択肢iii)では、第2の通信デバイスが、スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによる使用のために解放されることを決定するために、第2のリリース指示またはその他の情報を送信する。
図8は、本開示に係る通信方式の第1実施形態を示す図である。この実施形態によれば、プライマリユーザは、TWTをセカンダリユーザSTAに解放するためにリリース指示(図8の「Ind.」)を発行し、一旦フレーム交換を正常に終了させる、即ち、全てのデータユニットが正常に伝達され、かつ/または、それ以上のデータユニットが送信のためにプライマリユーザで利用可能ではない後に発行する。
プライマリ非AP STAは、TWT SPが終了するまでの残り時間がほとんどない場合に、TWT SP リリース指示の送信を控えることがある。ブロック肯定応答(BAck)を受信した後の残り時間は、指示フレームがTWT SPの残り時間に収まるように、少なくともSIFS + TXTIME(IND)でなければならない。ただし、この最小残り時間には、セカンダリユーザの非AP STAとの実用関連性はない。
図8に概略的な振る舞いを示す。このとき、左側のR-TWT SPの間、プライマリユーザSTA1は、セカンダリユーザSTA2に、フレーム交換またはTXOPで始まることができるリリース指示、すなわちチャネルアクセスの競合を送信する。指示フレームの設計については、以下で詳しく説明する。リリース指示は、指示フレームの形式であり得、これは、グループキャストまたはブロードキャストモードで送信され得、セカンダリユーザSTAによってのみ考慮され得る。セカンダリユーザSTAはウェイク(起動)しているため、多くの場合(例外については下記参照)、このフレームを受信し、それに応じて動作させることができる。図8は、スケジューリング間隔の残りの部分が短すぎる、すなわち、スケジューリング間隔の残りの部分が送信継続時間閾値よりも短いために、STA1がリリース指示を送信しないように、R-TWT SPがプライマリユーザSTA1によってほぼ完全に使用されている場合を示す。
TWT SPのプライマリ/セカンダリユーザはまた、STAのグループであってもよく、例えば、いくつかの非AP STAがプライマリおよび/またはセカンダリユーザとして割り当てられる。
TXOPを取得したSTAは、別のR-TWT SPが続く場合を除き、TWT SPが終了した後、規制機関による制限に従って、そのTXOPを継続することができる。現在TXOPを送信しているSTAが、重複する次のRTWT SPのプライマリユーザに属している場合、本開示に係る通信方式の第2の実施形態を示す図9に示すように、そのTXOPを継続してもよい。この点で、どのSTAもそのTXOPをその開始で終わらせるというR-TWTのためのルールは弱められる。
セカンダリユーザが取得してもよいTWT SPの残り時間はプライマリユーザのデータ転送に依存するため、セカンダリユーザのトラフィックは、例えば、残り時間の量が予測不可能であり、高い分散の基礎となるため、低遅延よりもむしろベストエフォート型であるべきである。左側のTWT SPと右側のTWT SPを比較すると、図8のようになる。
一実施形態では、プライマリ/セカンダリユーザ割当は、送信されるトラフィックタイプまたはデータ優先順位の推薦を伴うこともできる。優先順位は、STAがチャネルアクセスに使用するEDCAパラメータも決定するトラフィック識別子(TID)によって与えられる。
図8に示す実施形態によるアプリケーションシナリオでは、プライマリユーザには高い優先度のトラフィック、例えば音声のアクセスカテゴリ(AC_VO)に割り当てられるTIDが割り当てられるのに対し、セカンダリユーザには低い優先度のトラフィック、例えばベストエフォート(AC_BE)またはバックグラウンド(AC_BK)のアクセスカテゴリに割り当てられるTIDが割り当てられる。
別の実施形態では、プライマリユーザおよびセカンダリユーザは同一ユーザであるが、異なる好適なTIDを有する。TID推薦は、TWTセットアップ方法に固執し、それゆえ、適用されたチャネルアクセス機構とは無関係である。それにより、高い優先度のトラフィックは、セカンダリユーザよりもむしろプライマリユーザに割り当てられることが多い。図10は、本開示に係る通信方式の別の実施形態の図であって、音声のアクセスカテゴリ(AC_VO)にマップされるTID 6と、ベストエフォート(BE)のACにマップされるTID 3との2つのトラフィック優先度がある動作を示す図である。
セカンダリ非AP STAは、優先度TID 6のすべてのトラフィックをAPに送信すると、非AP STA1が指示フレームを送信してTWTを解放したときに、チャネルにアクセスできる。TWTがリリースされた後、非AP STA1は非AP STA2を介したチャネルアクセスの競合に勝ち、優先順位TID 3のトラフィックを送信する。
セカンダリ非AP STAは、優先度TID 6のすべてのトラフィックをAPに送信すると、非AP STA1が指示フレームを送信してTWTを解放したときに、チャネルにアクセスできる。TWTがリリースされた後、非AP STA1は非AP STA2を介したチャネルアクセスの競合に勝ち、優先順位TID 3のトラフィックを送信する。
TWT SPリリース指示の設計は、セカンダリユーザSTAがチャネルにアクセスする可能性があること、すなわち、それらがチャネルアクセスに競合し、AP STAとデータ通信を行う可能性があることを理解することが不可欠であるため、重要である。
次の例では、プライマリSTAが1つある場合と、プライマリSTAが複数ある場合が区別される。以下の実施形態のいくつか(例えば、以下の選択肢c)は、両方の場合に機能する。「単一のプライマリSTA」、STA Aは、単一方向のトラフィック、すなわち、逆方向にAckまたはBAck(本明細書では両方とも「確認応答」と呼ぶ)を伴うSTA AからSTA B(例えば、AP STA)へのデータ送信を意味する。従って、各方向で別々に開始されたTXOPに依存するAPとSTA間の双方向データ転送は、複数のプライマリSTA、すなわち選択肢c、dまたはeの下で考慮されるべきである。対照的に、単一のSTAによって開始された、すなわち、逆方向許可(RDG)メカニズムを使用するTXOPで動作可能な双方向データ転送は、単一のプライマリSTAと見なされてもよい。
一実施形態(選択肢a)では、明示的なTWTリリース指示は、それが推奨TIDのデータ転送を成功裏に終了したときに、それが適用可能であれば、プライマリユーザSTAによって送られるフレームによって提供される。このフレームは、プライマリSTAとそのピアSTA(AP STA)の間で確立される既存のTXOPまたはプライマリSTAとすべてのセカンダリユーザSTAの間で新たに開始された個別のTXOPで送信される。新たに開始されたTXOPは、ブロードキャストのタイプであってもよい。図11は、両方の場合を示す図である:図11Aに示される実施形態によれば、指示フレームが同じTXOPで送信されるのに対し、図11Bに示される実施形態によれば、指示は、新たに確立されたTXOPで送信される。
単一のセカンダリユーザSTAしかない場合、セカンダリユーザSTAは、新しく開始されたTXOPの場合に、プライマリユーザSTAから指示フレームを確認することができる。上述のように送信されるリリース指示は、プライマリおよびセカンダリユーザが非表示でないことを必要とする。すなわち、プライマリSTAは、すべてのセカンダリSTAがリリース指示を理解できるように、変調符号化スキーム(MCS)を選択すべきである。これが不可能な場合、例えば、通信距離が大きすぎる場合、以下に詳述するソリューション(選択肢dとして)が適用可能である。
別の実施形態(選択肢b)によれば、リリース指示は、データ送信内、例えば、PHYまたはMACヘッダ内またはデータフレームに集約されたフレームとして、少なくともプライマリユーザSTAによって送信されている最後のフレームに含まれてもよい。プライマリユーザSTAは、送信時点におけるピアSTAでの正常な受信を認識しないので、ピアSTAは、送信が成功した場合、および/または、送信が予め定義された閾値(「エラー閾値」)を超えない場合、確認応答(Ack)またはブロックAck(BAck)においてこの情報を繰り返す(例えば、誤って受信されたデータユニットの最大パーセンテージ(例えば、10%)を示す相対閾値)。セカンダリユーザSTAは、ピアSTA (図12のAP STA)によって送信されたPPDU内でリリース指示を受信した場合にのみ、媒体にアクセスする。これは、たとえばMACヘッダから容易に判定できる。
図12は、想定される動作を示す:非AP STA1は、AP STAが正常なデータ受信を確認した場合に、TWTを解放することができることを示す指示A (indA、第1のリリース指示とも呼ばれる)を含む。AP STAは、TWTが解放されたことの指示B (indB、別名第2のリリース指示)によってBAckが正常にデータ受信を確認するかどうかを示す。indAとindBの内容は類似していても同じであってもよいが、論理的には2つの異なる指示である。indBは最終的にTWTを解放するだけであるのに対し、indAはピアSTA (図12のAP STA)のみを対象とする条件付きリリース指示である。この指示モードには、MCSが適切に設定されていれば、AP STAがBSS内の任意のセカンダリユーザSTAに到達できるという利点がある。AckまたはBAckフレームはMCSが低いため、全体の送信時間にわずかな影響しか与えない。
図12は、想定される動作を示す:非AP STA1は、AP STAが正常なデータ受信を確認した場合に、TWTを解放することができることを示す指示A (indA、第1のリリース指示とも呼ばれる)を含む。AP STAは、TWTが解放されたことの指示B (indB、別名第2のリリース指示)によってBAckが正常にデータ受信を確認するかどうかを示す。indAとindBの内容は類似していても同じであってもよいが、論理的には2つの異なる指示である。indBは最終的にTWTを解放するだけであるのに対し、indAはピアSTA (図12のAP STA)のみを対象とする条件付きリリース指示である。この指示モードには、MCSが適切に設定されていれば、AP STAがBSS内の任意のセカンダリユーザSTAに到達できるという利点がある。AckまたはBAckフレームはMCSが低いため、全体の送信時間にわずかな影響しか与えない。
別の実施形態では、指示indAは、数フレームのMACヘッダに含まれるバッファステータスレポートとして見られる。送信STAが、TWT SPでのデータ転送が許可されているTIDの空のバッファまたはキューを示している場合、AP STAはこれを、TWTがBAck応答に対して条件付きで解放できることを示すものと見なすことができる。非AP STAの観点からは、TWTを解放したい場合を除き、このバッファステータスレポートをゼロに設定しない。
ピアSTAがAP STAでない場合、例えば、AP STAが非AP STAに送信し、BAckが非AP STAによって提供される場合、AP STAは隠れノードの問題を回避するためにTWTリリース指示を繰り返す必要がある場合がある(以下の選択肢dと同様)。この場合、AP STAはindAを送信し、その後に非AP STAによって送信されたindBを送信する。その後、APはindB指示を繰り返す。この実施形態を図24に示す。
別の実施形態(選択肢c)に従って提供されるように、TWTリリース指示を暗黙的に提示することもできる。これにより、TWTリクエスタとレスポンダは、TWTが自動的にセカンダリSTAに解放される前に、プライマリユーザSTAがチャネルにアクセスしない最大非アクティブ間隔を定義する遷移時間に同意する。図13は、この動作モードを示している:プライマリSTAおよびAP STAからのPPDUを、活動間隔の最大値以上の時間、観測しないセカンダリユーザSTAが、チャネルにアクセスしてもよい。これにより、レギュラチャネルアクセスルールが適用される。すなわち、セカンダリSTAは、セカンダリユーザSTAが確立されたTXOP内のチャネルにアクセスしないように、ゼロ以外のNAVタイマを遵守しなければならない。この意味で、機構は隠れノードプルーフである、すなわち、プライマリとセカンダリユーザSTA間のRTS-CTS交換が適切であってもよい。
複数のプライマリSTAでは、すべてのプライマリユーザSTAがデータ転送を終了した後にのみ、1つ以上のセカンダリユーザSTAがTWT SPにアクセスできるという問題がある。選択肢cを除き、前述の選択肢は、複数のプライマリユーザSTAの場合をカバーするように修正されてもよい。
複数のプライマリSTAで使用される実施形態(選択肢d)は、選択肢aおよびbに基づいている:各プライマリユーザSTAは、AP STAに向けられたTWTリリース指示を送信する。AP STAは、各プライマリユーザSTAのステータスを記録する(つまり、各プライマリSTAがデータ転送を正常に終了した場合である)。AP STAは、すべてのプライマリSTAがIndA型のリリース指示を送信したことを確認すると、IndB型のTWTリリース指示フレームをすべてのセカンダリユーザSTAに送信する。指示が(選択肢aのように)別個のフレームである場合、最後のプライマリSTAが逆方向プロトコルの意味でAP STAにTXOPオーナーシップを渡さない限り、(指示フレームに基づく動作を示す図14に示すように)別個のTXOPを開始する必要があるかもしれない。
指示がデータまたは応答フレーム(選択肢b など)内に存在する場合、AP STAは、すべてのプライマリSTAがデータ転送を正常に終了した後でのみ、TWTを解放する。言い換えると、AP STAは、最後のプライマリSTAから転送されたデータのうち、まだデータ転送を終了していないデータへの最後の応答フレームに、TWTリリース指示を含む。図15は、このバリアントの動作を示している。
図16に示す別の実施形態では、セカンダリユーザSTAは、プライマリSTAの数に等しい数のリリース指示を受信した場合にのみ送信することができる。しかしながら、これは、通信方式(選択肢e)の別の実施形態を示す図16に示されるように、すべてのTWTリリース指示がセカンダリユーザSTAによって受信されるように、プライマリユーザSTAがセカンダリSTAに隠されないことを必要とする。オプションとして、APは、リリース指示の数をカウントし、この情報(および/またはプライマリSTAの数)を、この情報を取得するためのセカンダリユーザSTAのためのフレームに含めることができる。これは隠れノード問題を避けるのに役立つかもしれない。図16のIndフレームは、IndB型である。
以下に、プライマリおよびセカンダリユーザSTAとAP STAのタスクをまとめる。
プライマリ非AP STAは、少なくとも、TWTがセカンダリユーザSTAに解放されるまで、プライマリユーザであるTWT SP中に起動される。それは、それがプライマリユーザであるTWT中の任意の時点で、EDCAによってチャネルにアクセスすることができる(できれば、それは、TWTの開始直後にチャネルアクセスを開始すべきである)。TWTがトリガ有効の場合、STAはAP STAからのトリガを待機する必要がある。さらに、TWT継続時間が終わりに近い場合を除き、一旦、それがそのデータ転送を成功裏に終了したならば、上記のメカニズムに従ってTWTリリース指示を送るべきである。TWTが解放された後も、EDCAによるチャネルアクセスを継続してもよい。
セカンダリ非AP STAは、少なくとも、送信するデータがなく、APがTWT SP内でSTAにダウンリンクデータを配信しないことを示していない限り、セカンダリユーザであるTWT SP中に起動される。APによるこのような指示は、TWT SPの前のビーコンフレーム内、またはTWTリリース指示内、またはTWT SPの開始時のAPによる個別のアナウンス内に存在してもよい。さらに、チャネルを観察し、TWTリリース指示をリッスンすべきであり、上述の意味でTWTリリース指示を受信しない限り、EDCAによってチャネルにアクセスすべきではない。例えば、EDCAによってチャネルにアクセスする前に、複数のTWTリリース指示を受信することもできる。
AP STA (以下で説明する振る舞いに従うと、AP STAはプライマリユーザの非AP STAのように作動し、いつでも起動される(これは通常の振る舞いである)。また、TWT SPの間はいつでも、プライマリユーザSTAとのTXOPを開始するためにEDCAによってチャネルにアクセスできる。これは、TWT SPの間はいつでも、TBアクセスによってトリガフレームがプライマリユーザに送信される可能性があることを意味する。さらに、TWT SPが解放されていない限り、EDCAがチャネルにアクセスしてセカンダリユーザSTAとのTXOPを開始すべきではない。これは、TWTがセカンダリユーザSTAに解放される前、またはAP STAが非AP STAから関連するすべての通知を受信していない前に、TWTが解放されていることを、AP STAがセカンダリユーザSTAに指示トリガフレームを送信すべきではないことを意味する。
AP STAは、TWT SPが解放された後にプライマリまたはセカンダリユーザSTAとのTXOPを開始することがある。これは、TWTがセカンダリユーザSTAに解放された後に、AP STAがプライマリおよび/またはセカンダリユーザSTAにトリガフレームを送信する可能性があることを意味する。AP STAは、必要に応じて、上述のようにTWTリリース指示にさらに参加する。
AP STAは、TWT SPが解放された後にプライマリまたはセカンダリユーザSTAとのTXOPを開始することがある。これは、TWTがセカンダリユーザSTAに解放された後に、AP STAがプライマリおよび/またはセカンダリユーザSTAにトリガフレームを送信する可能性があることを意味する。AP STAは、必要に応じて、上述のようにTWTリリース指示にさらに参加する。
さらに、すべてのSTAは、TWTを設定するフレーム交換に参加する。すなわち、TWT会員を要求しかつ/またはTWT要求に応答する。これらのフレーム交換中に、プライマリ/セカンダリユーザがTWT SPに設定される。
誰がプライマリおよび/またはセカンダリユーザであるかを規定する信号に関して、APの役割に影響を与える2つの実施形態が考慮されてもよい。上記のAP振る舞いで説明したように、APはプライマリユーザSTAと同様に作動する。AP STAは常に同じ動作をするため、プライマリユーザとして明示的に定義することも、しないこともできる。TWTセットアップ方法で明示的に定義されていない場合、プライマリユーザを持たないTWTセットアップ方法が存在してもよい。これらのTWT SPでは、AP STAが非AP STAでTXOPを開始できる唯一のSTAであり、つまりダウンリンクトラフィックが主に存在する。
プライマリユーザとセカンダリユーザのチャネルアクセスは異なることがあるので、例えば、プライマリユーザSTAとセカンダリユーザSTAのためのトリガベースのEDCA、両方のためのTBアクセス、または両方のためのEDCAは、チャネルアクセスのタイプもTWTのセットアップ方法内で信号を送る必要がある。
上記の例は、分散チャネルアクセスに関連する。完全性のために、トリガベース(TB)チャネルアクセスの動作を示す説明と図を以下に示す。
図17は、既知のTB対応TWTのダイアグラムを示す。TB対応TWT内で、APはTWT SPの一部であるSTAをトリガする必要がある。1つ以上のSTAがトリガされると、トリガフレームの後にSIFSが送信され、トリガフレームへの応答としてトリガフレームで定義されたリソースユニットのTB PPDUが送信される。TB PPDUの後には、APが送信したBAckが続く。APがTB PPDUの必要な長さを決定するには、APがあらかじめトリガフレームに続いて、バッファステータスレポート(BS)を含む短いTB PPDUを送信する必要がある。これを図18に示す。
EDCAによるチャネルアクセスとは対照的に、純TBアクセスTWTは、動作がAP STAによって調整されるため、TWT解放の指示は必要ない。AP STAは、EDCAを適用して、トリガフレームを含むTXOPを取得する。したがって、純TBアクセスTWTは、EDCAを使用するAP STAによって定義されるが、非AP STAは定義されない。ただし、非AP STAは、TB PPDUを送信する前に、媒体状況(ビジーまたはアイドル状態)をチェックする場合とチェックしない場合がある。
また、AP STAはデータ転送をトリガする前に非AP STAのBSを要求する必要があるため、送信されるデータ長を認識する。非AP STAがTB PPDUで適用する必要があるBWやMCSなどのトリガフレーム送信パラメータ内でAP STAが設定するため、AP STAは非AP STAのすべてのバッファされたデータを転送できるようにTB PPDUの時間を計算できる。さらに、AP STAは、データ配信の成功に必要となる可能性がある再送信を認識する。要約すると、AP STAには、TWTをセカンダリSTAにリリースするために必要なすべての情報がある。セカンダリSTAが純粋なTBベースのアクセスも実行する場合、リリース指示がドロップされるか、または、プライマリユーザSTAの上にセカンダリユーザSTAをトリガするトリガフレームに暗黙的に存在する可能性がある。
少なくとも1つの非AP STAによってTWTにEDCAが適用されるとすぐに、それらのSTAが、TWTがリリースされたときに理解するために、TWTリリース指示が存在するべきである。
図19の左側は、図8と同じシナリオのTBアクセス動作を示している。BSはAP STAによって既に認識されているものとする。一般に、トリガフレームは、同時に複数の非AP STA にTB PPDUの送信を要求する場合がある。これらのTB PPDUは、周波数および/または空間によって差別化される。この自由度は、図19の右側に示すように、再送のためのSTA1だけでなく、同時にSTA2をトリガするために、APによって、第2のトリガフレームでトリガされてもよい(図19には示されていない)。しかしながら、周波数上のPPDU多重化の持続時間は、単一TB PPDUが送信される場合に比べてより多くの送信時間を必要とし、従って、PPDU多重化は考慮されたシナリオでレイテンシ・センシティブ・トラフィックに対して好ましい選択ではない場合がある。
図20は、プライマリおよびセカンダリユーザSTAのための混合チャネルアクセスメカニズムを有するシナリオの実施形態を示す。プライマリユーザSTAはTBアクセスを使用し、セカンダリユーザSTAはEDCAを使用する。このような場合、APは、TB PPDUに対する成功応答の直後または一部として、TWTリリース指示を送信する。このシナリオは、図12に示すシナリオと密接に関連しているが、indA指示は、APが非AP STATのバッファステータスレポートを認識していることを前提として、ここではドロップされる。そうでない場合は、indA指示を非AP STA1のTB PPDUに追加できる。
図21は、プライマリユーザSTAがEDCAを使用し、セカンダリユーザがTBアクセスを使用する混合チャネルアクセスメカニズムを有するシナリオの一実施形態を示す。非AP STA1は、indA指示によってTWTをセカンダリユーザに解放する。その後、APはセカンダリユーザSTAをトリガし、ここで非AP STA2がTB PPDUを送信する。
もう1つの考慮すべき点は、プライマリユーザSTAが送信すべきデータを持たない場合である。もちろん、データは送信されない。しかしながら、本開示のコンテキストでは、第2のユーザSTAが図22に示されるようにチャネルにアクセスしないことを回避するために、第1のSTAに対して有用であり、indA型のTWTリリース指示を送信する実施形態において提供されてもよい。これは、セカンダリユーザSTAが一定時間後に媒体にアクセスする場合の実装オプションcには適用されないことに注意しなければならない。
APがプライマリユーザ非AP STAによる応答を欠落している場合は、これらのプライマリユーザ非AP STAのバッファステータスレポートをクエリすることができる。それらが応答しない場合、またはそれらが空のバッファを示す場合、APは、図23に示されるように、indB型の指示によって、TWTをセカンダリユーザSTAに解放してもよい。ランダムバックオフのために、プライマリユーザ非AP STAの送信の間にいくつかの送信休止が存在する可能性があることに注意すべきである。したがって、バッファステータスレポートをトリガする時期は、AP STAの弱点に依存する。
このように、AP STAは、特に図20~図23に示すように、
- i) 上記第1の通信デバイスが、上記スケジューリング間隔中に上記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 上記第3の通信デバイスが上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを上記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信することができる。
- i) 上記第1の通信デバイスが、上記スケジューリング間隔中に上記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 上記第3の通信デバイスが上記スケジューリング間隔中に上記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、上記スケジューリング間隔の残りの部分が上記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を上記第1の通信デバイスから受信し、かつ、上記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 上記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを上記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信することができる。
ケースiii)によると、AP STAは、セカンダリユーザがデータ通信を終了したことを認識するように、特別な情報を送信してもよい(プライマリユーザの数を事前に知っておくことが望ましく、セカンダリユーザはウェイクアップまたはカウントダウン情報のままにする必要がある)。この特別な情報は、一種の第2のリリース情報と見なしてもよいが、この場合は、AP STAとプライマリユーザ間の交換が行われる前に送信されるサポート情報である。カウントダウン情報の場合、プライマリユーザが送信を開始すると、AP応答内でカウントダウンが減少し、セカンダリユーザには、少なくともプライマリユーザからのリリースまたはカウントダウンが聞こえる。これは、セカンダリユーザに関して非表示にできるプライマリユーザに対する保護になる。
本開示は、継続時間において高い分散を有するデータ送信のために、スケジュールされた送信時間間隔における送信時間の効率的な使用を提供する。さらに、信号は、プライマリユーザSTAによる媒体の終端使用を決定するためにSTA間で使用され、分散型、トリガベース、および混合チャネルアクセスがサポートされる。
したがって、前述の議論は、単に開示内容の例示的な実施形態を開示し、説明しているに過ぎない。当業者には理解されるように、開示内容は、その精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実施することができる。従って、本開示の開示は、他のクレームと同様に、例示的であることが意図されるが、開示の範囲を限定するものではない。本開示は、本明細書の教示の、任意の容易に識別可能な変形を含み、発明の主題が公衆に専用とされないように、前述の請求項の用語の範囲を部分的に定義する。
請求項において、「具備する、含む、備える」という語は、他の要素またはステップを除外しないし、本明細書において、「1つの~」は、複数を除外しない。単一要素または他のユニットは、請求範囲に記載されたいくつかの項目の機能を満たすことができる。相互に異なる従属請求において一定の手段が推奨されているという単なる事実は、これらの手段の組合せが有利に使用できないことを示すものではない。
本開示の実施形態が、少なくとも部分的に、ソフトウェア制御型のデータ処理装置によって実装されるものとして説明されている限り、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなど、そのようなソフトウェアを搬送する非一時的な機械可読媒体も、本開示の一実施形態を表すと考えられることが理解される。さらに、このようなソフトウェアは、インターネットまたは他の有線または無線電気通信システムを介して、他の形態で配布することもできる。
開示されたデバイス、装置およびシステムの要素は、対応するハードウェアおよび/またはソフトウェア要素、例えば、適切な回路によって実現することができる。回路とは、従来の回路素子、特定用途向け集積回路を含む集積回路、標準集積回路、特定用途向け標準製品、およびフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイを含む電子部品の構造アセンブリである。さらに、回路は、中央処理ユニット、グラフィックス処理ユニット、およびソフトウェアコードに従ってプログラムまたは構成されるマイクロプロセッサを含む。回路は、純粋なソフトウェアを含まないが、回路は、上述のハードウェア実行ソフトウェアを含む。
開示された主題事項のさらなる実施形態のリストに従う。
1. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第3の通信デバイスとデータ交換を行い、かつ、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信する
ように構成された回路を具備し、
前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第1の通信デバイス。
2. 前記回路は、前記第1の通信デバイスが、前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了した後または送信バッファが空になった後に、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態1に記載の第1の通信デバイス。
3. 前記回路は、
前記第3の通信デバイスからのデータ受信の確認応答を受信した後、または、前記第3の通信デバイスからのリリース指示を受信した後に、前記第3の通信デバイスが前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
4. 前記回路は、前記リリース表示をグループキャストまたはブロードキャストとして送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
5. 前記回路は、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分が送信持続時間閾値よりも短い場合には、リリース指示を送信しないようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
6. 前記回路は、前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間に確立された既存の送信機会において、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
7. 前記回路は、前記第1の通信デバイスと前記第2および/または第3の通信デバイスとの間に新たに確立された新たな送信機会において、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
8. 前記回路は、前記第3の通信デバイスに送信されるデータまたは制御情報の一部として前記リリース指示を送信するように構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
9. 前記回路は、PHYヘッダの一部として、またはMACヘッダの一部として、またはデータフレームに集約されたフレームとして、または最終データフレームとして、またはバッファステータスレポートの一部として、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態8に記載の第1の通信デバイス。
10. 前記回路は、前記第1の通信デバイスをレスポンダとして指定する前記第3の通信デバイスからトリガフレームを受信した後、前記第3の通信デバイスに応答してチャネルにのみアクセスするようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
11. 前記第1の通信デバイスによって送信されるデータの異なる部分に異なる優先順位が割り当てられ、
前記回路は、
- 優先順位の高い第1のデータ部分の送信が終了した後にリリース指示を送信し、かつ、
- 前記第1のデータ部分より優先順位の低い第2のデータ部分の送信のためのチャネルアクセスを競合する
ようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
12. 前記回路は、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分の間は、任意のデータを送信しないようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
13. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保ち、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンし、
- 前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも前記スケジューリング間隔の前記残りの部分において競合する
ように構成された回路を具備し、
前記第3の通信デバイスと前記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、前記第2の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第2の通信デバイス。
14. 前記回路は、前記第1の通信デバイスまたは前記第3の通信デバイスから前記リリース指示を受信した場合にのみ、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分の間に前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換の競合を開始するようにさらに構成されている
実施形態13に記載の第2の通信デバイス。
15. 前記回路は、後続の前記スケジューリング間隔のプライマリユーザである場合、または、前記第2の通信デバイスがプライマリユーザでない後続のスケジューリング間隔と重複しない場合には、現在の前記スケジューリング間隔を超えて前記第3の通信デバイスとのデータ交換を継続するようにさらに構成されている
実施形態13または14に記載の第2の通信デバイス。
16. 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、
- プライマリユーザの数を示すプライマリユーザ数指示、および/または、前記第3の通信デバイスがすでにリリース指示を受信した第1の通信デバイスの数を示すリリース数指示を受信し、
- すべての第1の通信デバイスから、または、前記第3の通信デバイスからリリース指示を受信した場合にのみ、前記スケジューリング間隔の少なくとも前記残りの部分の間に、チャネルアクセスのための競合を開始し、かつ/または、前記第3の通信デバイスとのデータ交換を実行する
ようにさらに構成されている
実施形態13~15のいずれか1つに記載の第2の通信デバイス。
17. 前記回路は、送信すべきデータがない場合、および、第3の通信デバイスが前記第2の通信デバイスに送信すべきデータがないことを示す場合に、リリース指示のリッスンを控えるか停止するようにさらに構成されている
実施形態13~16のいずれか1つに記載の第2の通信デバイス。
18. 前記回路は、少なくとも前記第2の通信デバイスをレスポンダとして指定する前記第3の通信デバイスからトリガを受信した後、前記第3の通信デバイスに応答して前記チャネルにのみアクセスするようにさらに構成されている
実施形態13~17のいずれか1つに記載の第2の通信デバイス。
19. 第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第1の通信デバイスとデータ交換を行い、ならびに、
- i) 前記第1の通信デバイスが、前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 前記第3の通信デバイスが前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを前記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信する
ように構成された回路を具備し、
前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第3の通信デバイス。
20. 前記回路は、確認応答の一部として、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態19に記載の第3の通信デバイス。
21. 前記回路は、第1の通信デバイスによって送信されたデータがエラーなしに、または、エラー閾値を下回ったエラーを受信された場合にのみ、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態19~20のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
22. 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、すべての第1の通信デバイスから前記第1のリリース指示を受信した場合にのみ、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態19~21のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
23. 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、
- プライマリユーザの数を示すプライマリユーザ数指示、および/または、すでにリリース指示を受信した第1の通信デバイスの数を示すリリース数指示を送信する
ようにさらに構成されている
実施形態19~22のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
24. 前記回路は、前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスから前記第3の通信デバイスへのトリガの応答としてデータ転送を開始するために、前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスに、前記第2のリリース指示を表すトリガフレームを送信するようにさらに構成されており、
前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスは、前記トリガフレームに含まれる情報によって識別されている
実施形態19~23のいずれか1つに記載の通信デバイス。
25. 前記回路は、1つの通信デバイスがプライマリユーザであるかセカンダリユーザであるかを複数の通信デバイスに示すようにさらに構成されている
実施形態19~24のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
26. 前記回路は、1つの通信デバイスが前記スケジューリング間隔の構成の一部としてプライマリユーザまたはセカンダリユーザである場合に、前記指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態25に記載の第3の通信デバイス。
27. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスの第1の通信方法であって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第3の通信デバイスとデータ交換を行うステップと、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信するステップと
を含み、
前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第1の通信方法。
28. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスの第2の通信方法であって、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保つステップと、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンするステップと、
- 前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも前記スケジューリング間隔の前記残りの部分において競合するステップと
を含み、
前記第3の通信デバイスと前記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、前記第2の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第2の通信方法。
29. 第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスの第3の通信方法であって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第1の通信デバイスとデータ交換を行うステップと、
- i) 前記第1の通信デバイスが、前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するステップ、または、
- ii) 前記第3の通信デバイスが前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記第2のリリース指示の送信を繰り返すステップ、または、
-iii) 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを前記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信するステップ
を含み、
前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第3の通信方法。
30. コンピュータプログラム製品に記憶され、プロセッサによって実行されると、実施形態27, 28または29に記載の方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読取可能記録媒体。
31. コンピュータプログラムをコンピュータ上で実行する際に、実施形態27, 28または29に記載の方法のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラム。
1. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第3の通信デバイスとデータ交換を行い、かつ、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信する
ように構成された回路を具備し、
前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第1の通信デバイス。
2. 前記回路は、前記第1の通信デバイスが、前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了した後または送信バッファが空になった後に、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態1に記載の第1の通信デバイス。
3. 前記回路は、
前記第3の通信デバイスからのデータ受信の確認応答を受信した後、または、前記第3の通信デバイスからのリリース指示を受信した後に、前記第3の通信デバイスが前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
4. 前記回路は、前記リリース表示をグループキャストまたはブロードキャストとして送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
5. 前記回路は、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分が送信持続時間閾値よりも短い場合には、リリース指示を送信しないようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
6. 前記回路は、前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間に確立された既存の送信機会において、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
7. 前記回路は、前記第1の通信デバイスと前記第2および/または第3の通信デバイスとの間に新たに確立された新たな送信機会において、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
8. 前記回路は、前記第3の通信デバイスに送信されるデータまたは制御情報の一部として前記リリース指示を送信するように構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
9. 前記回路は、PHYヘッダの一部として、またはMACヘッダの一部として、またはデータフレームに集約されたフレームとして、または最終データフレームとして、またはバッファステータスレポートの一部として、前記リリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態8に記載の第1の通信デバイス。
10. 前記回路は、前記第1の通信デバイスをレスポンダとして指定する前記第3の通信デバイスからトリガフレームを受信した後、前記第3の通信デバイスに応答してチャネルにのみアクセスするようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
11. 前記第1の通信デバイスによって送信されるデータの異なる部分に異なる優先順位が割り当てられ、
前記回路は、
- 優先順位の高い第1のデータ部分の送信が終了した後にリリース指示を送信し、かつ、
- 前記第1のデータ部分より優先順位の低い第2のデータ部分の送信のためのチャネルアクセスを競合する
ようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
12. 前記回路は、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分の間は、任意のデータを送信しないようにさらに構成されている
上記いずれかの実施形態に記載の第1の通信デバイス。
13. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保ち、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンし、
- 前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも前記スケジューリング間隔の前記残りの部分において競合する
ように構成された回路を具備し、
前記第3の通信デバイスと前記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、前記第2の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第2の通信デバイス。
14. 前記回路は、前記第1の通信デバイスまたは前記第3の通信デバイスから前記リリース指示を受信した場合にのみ、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分の間に前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換の競合を開始するようにさらに構成されている
実施形態13に記載の第2の通信デバイス。
15. 前記回路は、後続の前記スケジューリング間隔のプライマリユーザである場合、または、前記第2の通信デバイスがプライマリユーザでない後続のスケジューリング間隔と重複しない場合には、現在の前記スケジューリング間隔を超えて前記第3の通信デバイスとのデータ交換を継続するようにさらに構成されている
実施形態13または14に記載の第2の通信デバイス。
16. 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、
- プライマリユーザの数を示すプライマリユーザ数指示、および/または、前記第3の通信デバイスがすでにリリース指示を受信した第1の通信デバイスの数を示すリリース数指示を受信し、
- すべての第1の通信デバイスから、または、前記第3の通信デバイスからリリース指示を受信した場合にのみ、前記スケジューリング間隔の少なくとも前記残りの部分の間に、チャネルアクセスのための競合を開始し、かつ/または、前記第3の通信デバイスとのデータ交換を実行する
ようにさらに構成されている
実施形態13~15のいずれか1つに記載の第2の通信デバイス。
17. 前記回路は、送信すべきデータがない場合、および、第3の通信デバイスが前記第2の通信デバイスに送信すべきデータがないことを示す場合に、リリース指示のリッスンを控えるか停止するようにさらに構成されている
実施形態13~16のいずれか1つに記載の第2の通信デバイス。
18. 前記回路は、少なくとも前記第2の通信デバイスをレスポンダとして指定する前記第3の通信デバイスからトリガを受信した後、前記第3の通信デバイスに応答して前記チャネルにのみアクセスするようにさらに構成されている
実施形態13~17のいずれか1つに記載の第2の通信デバイス。
19. 第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第1の通信デバイスとデータ交換を行い、ならびに、
- i) 前記第1の通信デバイスが、前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 前記第3の通信デバイスが前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを前記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信する
ように構成された回路を具備し、
前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第3の通信デバイス。
20. 前記回路は、確認応答の一部として、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態19に記載の第3の通信デバイス。
21. 前記回路は、第1の通信デバイスによって送信されたデータがエラーなしに、または、エラー閾値を下回ったエラーを受信された場合にのみ、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態19~20のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
22. 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、すべての第1の通信デバイスから前記第1のリリース指示を受信した場合にのみ、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態19~21のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
23. 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、
- プライマリユーザの数を示すプライマリユーザ数指示、および/または、すでにリリース指示を受信した第1の通信デバイスの数を示すリリース数指示を送信する
ようにさらに構成されている
実施形態19~22のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
24. 前記回路は、前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスから前記第3の通信デバイスへのトリガの応答としてデータ転送を開始するために、前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスに、前記第2のリリース指示を表すトリガフレームを送信するようにさらに構成されており、
前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスは、前記トリガフレームに含まれる情報によって識別されている
実施形態19~23のいずれか1つに記載の通信デバイス。
25. 前記回路は、1つの通信デバイスがプライマリユーザであるかセカンダリユーザであるかを複数の通信デバイスに示すようにさらに構成されている
実施形態19~24のいずれか1つに記載の第3の通信デバイス。
26. 前記回路は、1つの通信デバイスが前記スケジューリング間隔の構成の一部としてプライマリユーザまたはセカンダリユーザである場合に、前記指示を送信するようにさらに構成されている
実施形態25に記載の第3の通信デバイス。
27. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスの第1の通信方法であって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第3の通信デバイスとデータ交換を行うステップと、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信するステップと
を含み、
前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第1の通信方法。
28. 第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスの第2の通信方法であって、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保つステップと、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンするステップと、
- 前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも前記スケジューリング間隔の前記残りの部分において競合するステップと
を含み、
前記第3の通信デバイスと前記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、前記第2の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第2の通信方法。
29. 第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスの第3の通信方法であって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第1の通信デバイスとデータ交換を行うステップと、
- i) 前記第1の通信デバイスが、前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するステップ、または、
- ii) 前記第3の通信デバイスが前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記第2のリリース指示の送信を繰り返すステップ、または、
-iii) 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを前記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信するステップ
を含み、
前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第3の通信方法。
30. コンピュータプログラム製品に記憶され、プロセッサによって実行されると、実施形態27, 28または29に記載の方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読取可能記録媒体。
31. コンピュータプログラムをコンピュータ上で実行する際に、実施形態27, 28または29に記載の方法のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラム。
Claims (20)
- 第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第3の通信デバイスとデータ交換を行い、かつ、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信する
ように構成された回路を具備し、
前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第1の通信デバイス。 - 前記回路は、前記第1の通信デバイスが、前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了した後または送信バッファが空になった後に、前記リリース指示を送信し、かつ/または、
前記第3の通信デバイスからのデータ受信の確認応答を受信した後、または、前記第3の通信デバイスからのリリース指示を受信した後に、前記第3の通信デバイスが前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す前記リリース指示を送信する
ようにさらに構成されている
請求項1に記載の第1の通信デバイス。 - 前記回路は、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分が送信持続時間閾値よりも短い場合には、リリース指示を送信しない、かつ/または、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分の間に如何なるデータも送信しない
ようにさらに構成されている
請求項1に記載の第1の通信デバイス。 - 前記回路は、前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間に確立された既存の送信機会において、前記リリース指示を送信するか、または、
前記第1の通信デバイスと前記第2および/または第3の通信デバイスとの間に新たに確立された新たな送信機会において、前記リリース指示を送信する
ようにさらに構成されている
請求項1に記載の第1の通信デバイス。 - 前記回路は、データまたは制御情報の一部として、もしくは、PHYヘッダの一部として、またはMACヘッダの一部として、またはデータフレームに集約されたフレームとして、または最終データフレームとして、またはバッファステータスレポートの一部として、前記第3の通信デバイスに送信される前記リリース指示を送信する
ように構成されている
請求項1に記載の第1の通信デバイス。 - 前記回路は、前記第1の通信デバイスをレスポンダとして指定する前記第3の通信デバイスからトリガフレームを受信した後、前記第3の通信デバイスに応答してチャネルにのみアクセスするようにさらに構成されている
請求項1に記載の第1の通信デバイス。 - 前記第1の通信デバイスによって送信されるデータの異なる部分に異なる優先順位が割り当てられ、
前記回路は、
- 優先順位の高い第1のデータ部分の送信が終了した後にリリース指示を送信し、かつ、
- 前記第1のデータ部分より優先順位の低い第2のデータ部分の送信のためのチャネルアクセスを競合する
ようにさらに構成されている
請求項1に記載の第1の通信デバイス。 - 第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保ち、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンし、
- 前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも前記スケジューリング間隔の前記残りの部分において競合する
ように構成された回路を具備し、
前記第3の通信デバイスと前記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、前記第2の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第2の通信デバイス。 - 前記回路は、前記第1の通信デバイスまたは前記第3の通信デバイスから前記リリース指示を受信した場合にのみ、前記スケジューリング間隔の前記残りの部分の間に前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換の競合を開始し、かつ/または、
後続の前記スケジューリング間隔のプライマリユーザである場合、または、前記第2の通信デバイスがプライマリユーザでない後続のスケジューリング間隔と重複しない場合には、現在の前記スケジューリング間隔を超えて前記第3の通信デバイスとのデータ交換を継続する
ようにさらに構成されている
請求項8に記載の第2の通信デバイス。 - 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、
- プライマリユーザの数を示すプライマリユーザ数指示、および/または、前記第3の通信デバイスがすでにリリース指示を受信した第1の通信デバイスの数を示すリリース数指示を受信し、
- すべての第1の通信デバイスから、または、前記第3の通信デバイスからリリース指示を受信した場合にのみ、前記スケジューリング間隔の少なくとも前記残りの部分の間に、チャネルアクセスのための競合を開始し、かつ/または、前記第3の通信デバイスとのデータ交換を実行する
ようにさらに構成されている
請求項8に記載の第2の通信デバイス。 - 前記回路は、送信すべきデータがない場合、および、第3の通信デバイスが前記第2の通信デバイスに送信すべきデータがないことを示す場合に、リリース指示のリッスンを控えるか停止し、かつ/または、
少なくとも前記第2の通信デバイスをレスポンダとして指定する前記第3の通信デバイスからトリガを受信した後、前記第3の通信デバイスに応答して前記チャネルにのみアクセスする
ようにさらに構成されている
請求項8に記載の第2の通信デバイス。 - 第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスであって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第1の通信デバイスとデータ交換を行い、ならびに、
- i) 前記第1の通信デバイスが、前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するか、または、
- ii) 前記第3の通信デバイスが前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記第2のリリース指示の送信を繰り返すか、または、
-iii) 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを前記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信する
ように構成された回路を具備し、
前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第3の通信デバイス。 - 前記回路は、確認応答の一部として、前記第2のリリース指示を送信し、かつ/または、
第1の通信デバイスによって送信されたデータがエラーなしに、または、エラー閾値を下回ったエラーを受信された場合にのみ、前記第2のリリース指示を送信する
ようにさらに構成されている
請求項12に記載の第3の通信デバイス。 - 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、すべての第1の通信デバイスから前記第1のリリース指示を受信した場合にのみ、前記第2のリリース指示を送信するようにさらに構成されている
請求項12に記載の第3の通信デバイス。 - 複数の第1の通信デバイスとの前記第3の通信デバイスのデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは、すべて、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記回路は、
- プライマリユーザの数を示すプライマリユーザ数指示、および/または、すでにリリース指示を受信した第1の通信デバイスの数を示すリリース数指示を送信し、かつ/または、
前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスから前記第3の通信デバイスへのトリガの応答としてデータ転送を開始するために、前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスに、前記第2のリリース指示を表すトリガフレームを送信する
ようにさらに構成されており、
前記第1の通信デバイスまたは前記第2の通信デバイスは、前記トリガフレームに含まれる情報によって識別されている
請求項12に記載の通信デバイス。 - 前記回路は、1つの通信デバイスがプライマリユーザであるかセカンダリユーザであるかを複数の通信デバイスに示し、かつ/または、
1つの通信デバイスが前記スケジューリング間隔の構成の一部としてプライマリユーザまたはセカンダリユーザである場合に、1つの指示を送信する
ようにさらに構成されている
請求項12に記載の第3の通信デバイス。 - 第3の通信デバイスと通信するように構成された第1の通信デバイスの第1の通信方法であって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第3の通信デバイスとデータ交換を行うステップと、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスで使用するために解放されることを示すリリース指示を送信するステップと
を含み、
前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスと第3の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第1の通信方法。 - 第3の通信デバイスと通信するように構成された第2の通信デバイスの第2の通信方法であって、
- スケジューリング間隔中にアウェイク状態を保つステップと、
- 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために、解放されていることを示すリリース指示をリッスンするステップと、
- 前記第3の通信デバイスとのチャネルアクセスおよび/またはデータ交換を、
i) リリース指示を受信した場合、または、
ii) 前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスの間のデータ交換が少なくとも非アクティブ間隔で観測されていない場合に、
少なくとも前記スケジューリング間隔の前記残りの部分において競合するステップと
を含み、
前記第3の通信デバイスと前記第1の通信デバイスの間のデータ交換が、前記スケジューリング間隔中に計画され、前記第1の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、前記第2の通信デバイスは前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第2の通信方法。 - 第1の通信デバイスおよび/または第2の通信デバイスと通信するように構成された第3の通信デバイスの第3の通信方法であって、
- スケジューリング間隔の第1の部分において前記第1の通信デバイスとデータ交換を行うステップと、
- i) 前記第1の通信デバイスが、前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を送信するステップ、または、
- ii) 前記第3の通信デバイスが前記スケジューリング間隔中に前記第1の通信デバイスとのデータ交換を終了したことを示す第1のリリース指示を送信し、前記スケジューリング間隔の残りの部分が前記第2の通信デバイスによって使用されるために解放されることを示す第2のリリース指示を前記第1の通信デバイスから受信し、かつ、前記第2のリリース指示の送信を繰り返すステップ、または、
-iii) 前記スケジューリング間隔の残りの部分が第2の通信デバイスによって使用されるために解放されるかを前記第2の通信デバイスが判定することを示すか、または、許可する第2のリリース指示または他の情報を送信するステップ
を含み、
前記スケジューリング間隔中に前記第3の通信デバイスと第1の通信デバイスの間のデータ交換が計画され、前記第1の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のプライマリユーザであり、
前記第2の通信デバイスは、前記スケジューリング間隔のセカンダリユーザである
第3の通信方法。 - コンピュータプログラム製品に記憶され、プロセッサによって実行されると、請求項17、18または19に記載の方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読取可能記録媒体。
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