JP2024514567A - 到来角推定のための動的探索ウィンドウ - Google Patents

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Abstract

第1ネットワークノード(560)により実行される方法(2200)は、第2ネットワークノード(560)へ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信すること(2202)、を含み、探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。第1ネットワークノードは、第2ネットワークノードから応答メッセージを受信する(2204)。応答メッセージは、第2ネットワークノードによる探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。【選択図】図3

Description

本開示は、概して、ワイヤレス通信に関連し、より具体的には、到来角推定のための動的探索ウィンドウを提供するためのシステム及び方法に関連する。
測位は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース9(Rel.9)より、ロングタームエボリューション(LTE)の標準化におけるトピックとなっている。当初は、主要な目的は、緊急呼の測位のための規制要件を充足することであったが、産業IoT(モノのインターネット)のための測位のような他のユースケースが重要になってきている。
図1Aは、新無線(NR)における測位をサポートするアーキテクチャを示している。具体的には、図1Aは、次世代-無線アクセスネットワーク(NG-RAN)のリリース15(Rel.15)のロケーションサービス(LCS)プロトコルを示している。ロケーション管理機能(LMF)は、NRにおけるロケーションノードである。ロケーションノードとgNodeB(gNB)との間にも、NR測位プロトコルA(NRPPa)というプロトコルを介するインタラクションが存在する。gNBとデバイスとの間のインタラクションは無線リソース制御(RRC)プロトコルを介してサポートされ、一方で、ロケーションノードは、LTE測位プロトコル(LPP)を介してユーザ機器(UE)とインタフェースする。LPPは、NR及びLTEの双方にとって共通である。
図1Aに関して注記されることとして、gNB及び次世代eNodeB(ng-eNB)は、常に存在するわけではないかもしれない。加えて、注記されることとして、gNB及びng-eNBの双方が存在する場合、NG-Cインタフェースは、それらのうちの一方についてのみ存在する。
レガシーのLTE標準において、以下の技法がサポートされている:
・拡張セル識別子(セルID):本質的には、セルIDの情報は、デバイスをサービングセルのサービングエリアへ関連付けるために使用され、より精細な粒度の位置を判定するために追加的な情報が使用される。
・アシステッド全地球航法衛星システム(GNSS):GNSS情報は、デバイスにより取得され、進化型サービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC)からデバイスへ提供される支援情報によりサポートされる。
・観測到来時間差(OTDOA):デバイスは、異なる複数の基地局からのリファレンス信号の時間差を推定し、マルチラテレーションのためにE-SMLCへ送信する。
・アップリンク到来時間差(UTDOA):デバイスは、特定の波形を送信することを要求され、その特定の波形が複数のロケーション測定ユニット(例えば、eNodeB(eNB))により既知の位置で検出される。それら測定結果は、マルチラテレーションのためにE-SMLCへ転送される。
NRリリース16(Rel.16)では、リファレンス信号、測定、及び測位方法を含むいくつかの測位の特徴が規格化された。
リファレンス信号に関しては、新たなダウンリンク(DL)リファレンス信号が規格化された。NRのDL測位リファレンス信号(NR DL PRS)の主な利点は、LTEの対応するLTE DL PRSとの比較でいうと、増加した帯域幅であって、24RBから272RBまで構成可能であり、到来時間(TOA)の精度において大きな改善を与える。NR DL PRSは、2、4、6又は12というコームファクタと共に構成可能である。コーム12(Comb-12)は、コーム6のLTE PRSの2倍の数の直交信号を可能にする。Rel.16では、NR DL PRS上でビームスイーピングもまたサポートされる。
追加的に、NR ULサウンディングリファレンス信号(SRS)に基づく新たなアップリンク(UL)リファレンス信号が導入され、"測位用SRS"と呼ばれている。Rel.16のNR測位用SRSは、(Rel.15のSRSでは4シンボルであったのに対し)最大12個のシンボルというより長い信号と、スロット内の柔軟な位置とを可能にする(Rel.15のSRSではスロットの最後の6シンボルのみが使用可能である)。また、千鳥状(staggered)のコームリファレンスエレメント(RE)パターンもまた可能であり、これは、コームオフセット(コーム2、4及び8)並びにサイクリックシフトに基づく改善されたTOA測位レンジ及びより直交性の高い信号のためである。直交周波数分割多重(OFDM)シンボルをコームファクタで除算した結果よりも長いサイクリックシフトの使用は、しかしながら、それが少なくともインドアのシナリオにおいてコーム千鳥配置の主な利点であるにも関わらず、Rel.16によってサポートされていない。隣接セルの同期信号ブロック(SSB)及びDL PRSに基づく電力制御が、チャネル状態情報リファレンス信号(CSI-RS)、SSB、DL PRS又は他のSRSに対する空間疑似コロケーション(QCL)関係と共にサポートされている。
測位技法に関して、Rel.16のNR測位は、LTEに既にあったがNRに向けて拡張された以下の方法をサポートする:DL到来時間差(DL TDOA)、UL TDOA、拡張セルID(E-CID)、及び無線アクセス技術(RAT)非依存の方法(GPS(Global Positioning Satellites)、圧力センサ、Wifi信号、Bluetoothなどといった非3GPPセンサに基づくもの)。追加的に、測位のためのいくつかの新たな方法がNRに取り入れられている。1つのそうした方法は、マルチセルラウンドトリップ時間(RTT)であり、その最中にLMFはマルチラテレーションのための基礎としてRTT測定結果を収集する。他の方法は、DL発射角(AoD)及びUL到来角(AoA)を含み、その中で角度及び電力(例えば、リファレンス信号受信電力(RSRP))測定結果を用いてマルチラテレーションが行われる。
NR Rel.16における測定技法に関して、以下のUE測定が規格化されている:
・ダウンリンクリファレンス信号時間差測定(DL RSTD)...例えばDL TDOA測位を可能にする
・マルチセルUE受信機-送信機(Rx-Tx)時間差測定...マルチセルRTT測定を可能にする
・DL PRS RSRP
追加的に、NR Rel.16では以下のgNB測定が規格化されている:
・アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)...UL TDOA測位のために有益である
・gNB Rx-Tx時間差...マルチセルRTT測定のために有益である
・ULサウンディングリファレンス信号-RSRP(UL SRS-RSRP)
・到来方位角(Azimuth-of-Arrival)及び到来天頂角(Zenith-of-Arrival)
NR Rel.16における信号構成に関して、DL PRSが各セルにより別々に構成される。ロケーションサーバとも呼ばれ得るLMFは、LPPプロトコルを介してUEへ支援データ(AD)メッセージを送信する前に、NRPPaプロトコルを介して全ての構成を収集する。ULにおいて、SRS信号は、サービングgNBによりRRCで構成され、転じてサービングgNBが要求に応じてLMFへ適切なSRS構成パラメータを転送する。
しかしながら、ある問題が存在する。例えば、リリース17(Rel.17)では、とりわけDL AoD法及びUL AoA法についての拡張を規格化することが合意された。UL AoAベースの方法では、UEは、gNBへ向けてSRSを送信し、gNBがそのSRSのAoAを測定する。
例えば、UL AoAについて、RAN1#104eの期間中に以下の合意がなされた:
NRは、UL-AOAのUL測定を容易化するために、少なくとも以下のLMFからgNB/送受信ポイント(TRP)への追加的な支援シグナリングをサポートする:
・予期される到来角(AoA)/到来天頂角(ZoA)値のインジケーション及び(当該予期されるAoA/ZoA値の)不確かさレンジ(複数可)
上記支援を提供するための手続の詳細は、将来の検討のために残された。同様に、予期されるAoA/ZoAの基準角(reference angle)は、将来の検討のために残された。注記し得ることとして、この規定において、AoA及びZoAは、それぞれ到来方位角(azimuth-of-arrival)及び到来天頂角(zenith-of-arrival)の短縮形である。但し、ここでは、AoAとの略語が到来方位角について使用され、UL-AOAがアップリンク到来角(angle of arrival)について使用されるであろう。AoAが使用される箇所では、別段示されていない限り、それが到来角をも含むものと理解されてよい。
上記合意の目標は、UEにより送信される信号がgNB/TRPに到達するであろうとLMFが信じていることから、LMFにその角度ウィンドウをgNBへ通知させることである。しかしながら、LMFにより示されるウィンドウには潜在的な課題が伴う。例えば、LMFは、あり得るAoAについて誤った見方をしており、不正確なウィンドウを提供するかもしれない。より具体的には、LMFは、間違ったウィンドウ中心又は間違ったウィンドウサイズを提供するかもしれない。加えて、UL SRS信号が異なる経路に対応するいくつかの方向からgNB/TRPに到達することもあり得る。
本開示のある観点及びそれらの実施形態は、これらの又は他の課題に対する解決策を提供し得る。例えば、ある実施形態によると、LMFが各gNB/TRPについて角度的な探索ウィンドウを計算し及び動的に更新することを可能にする、gNBとLMFとの間の情報の交換のための方法、手続、システム、及びシグナリングの詳細が提供される。LMFとgNodeBとの間の提案される情報交換は、角度的な探索ウィンドウを時間にわたり動的に最適化することを可能にする。
ある実施形態によれば、第1ネットワークノードによる方法は、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信することを含む。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び上記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。第1ネットワークノードは、第2ネットワークノードから応答メッセージを受信する。上記応答メッセージは、第2ネットワークノードによる上記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。
ある実施形態によれば、第1ネットワークノードは、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信するように適合される。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び上記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。第1ネットワークノードは、第2ネットワークノードから応答メッセージを受信するように適合される。上記応答メッセージは、第2ネットワークノードによる上記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。
ある実施形態によれば、第2ネットワークノードによる方法は、第1ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信することを含む。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び上記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードへ応答メッセージを送信する。上記応答メッセージは、第2ネットワークノードによる上記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。
ある実施形態によれば、第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信するように適合される。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び上記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードへ応答メッセージを送信するように適合される。上記応答メッセージは、第2ネットワークノードによる上記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。
ある実施形態は、次の技術的利点のうちの1つ以上を提供し得る。例えば、ある技術的な利点は、ある実施形態がgNodeBが特にLMFに対しAoA探索ウィンドウ情報を送信するように要求することを可能にすることであろう。したがって、ある実施形態を、NRPPaについてのオーバヘッドを最小化するために使用することができる。
他の例として、ある技術的な利点は、ある実施形態がより有意義なUL-AOA測定結果を提供することで測位性能を改善することであろう。より有意義なUL-AOA測定結果は、ある実施形態によれば、次のことにより可能となり得る:
・UL-AoA探索ウィンドウ情報IEは、gNB/TRPがどのUL-AoA測定を実行するかをLMFが制御することを可能にする。
・UL-AoA探索ウィンドウ情報IEは、gNodeBが限られた領域の範囲内でより精細なAoA測定を実行することを可能にする。
・様々な測位測定の情報内容が、例えばどういった他の測定が利用可能であるかに応じて、又はUEの位置に関する事前の情報に応じて変化し得る。
提案されるUL-AoA探索ウィンドウ情報IEの時間にわたる動的な及び適応的な更新は、ネットワークにより収集される測位測定結果をLMFが制御することを可能にする。LMFにより、この能力を最も有意義な測定が行われることを確実化するために使用することができる。
また別の例として、ある実施形態がUL-AoA探索ウィンドウ応答を取り入れてLMFによるより正確な位置の特定を可能にすることが、技術的な利点であり得る。さらに別の例として、ある実施形態が測定支援データにおいて送信されるAoA/ZoAの不確かさのウィンドウに関するフィードバックをLMFへ提供することで、LMFが自身の知識及び潜在的に将来の支援データを更新できることが、技術的な利点であり得る。
当業者にとって容易に他の利点が明白であろう。ある実施形態は、述べられる利点のいずれも有していなくてもよく、いくつか又は全てを有していてもよい。
開示される実施形態並びにそれらの特徴及び利点のより充分な理解のために、これより、次の添付図面と併せて以下の説明への参照がなされる:
NG-RAN Rel.15のLCSプロトコルを示している。 ある実施形態に係るUL-AoA測位手続を示している。 ある実施形態に係る動的UL-AoA探索ウィンドウのための情報交換ループを示している。 ある実施形態に係るマルチパスUL-AoA測定のために使用されるばらばらの(disjoint)UL-AoA探索ウィンドウの(時間的な)シーケンスを示している。 ある実施形態に係るUL AoA探索ウィンドウの周期的な計算のためのシグナリングを例示している。 ある実施形態に係る一例としてのワイヤレスネットワークを示している。 ある実施形態に係る一例としてのネットワークノードを示している。 ある実施形態に係る一例としてのワイヤレスデバイスを示している。 ある実施形態に係る一例としてのユーザ機器を示している。 ある実施形態に係る、いくつかの実施形態により実装される機能群が仮想化され得る仮想化環境を示している。 ある実施形態に係るホストコンピュータへ中間ネットワークを介して接続される電気通信ネットワークを示している。 ある実施形態に係る部分的にワイヤレスな接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの概略ブロック図である。 1つの実施形態に係る通信システムにおいて実装される方法を示している。 1つの実施形態に係る通信システムにおいて実装される他の方法を示している。 1つの実施形態に係る通信システムにおいて実装される他の方法を示している。 1つの実施形態に係る通信システムにおいて実装される他の方法を示している。 ある実施形態に係るネットワークノードによる一例としての方法を示している。 ある実施形態に係る一例としての仮想的装置を示している。 ある実施形態に係る第1ネットワークノードによる他の例としての方法を示している。 ある実施形態に係る他の例としての仮想的装置を示している。 ある実施形態に係る第1ネットワークノードによる他の例としての方法を示している。 ある実施形態に係る他の例としての仮想的装置を示している。 ある実施形態に係る第1ネットワークノードによる他の例としての方法を示している。 ある実施形態に係る他の例としての仮想的装置を示している。 ある実施形態に係る第1ネットワークノードによる他の例としての方法を示している。 ある実施形態に係る、ネットワークノードによる一例としての方法を示している。 一例としてのAoAリレーションを示している。
ここで企図される実施形態のいくつかが、これより添付図面を参照しながらより十分に説明されるであろう。しかしながら、ここで開示される主題のスコープの範囲内に他の実施形態も含まれるものであり、開示される主題は、ここで説示される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、それら実施形態は当業者へその主題のスコープを伝えるための例として提供される。
概して、ここで使用される全ての用語は、異なる意味が明確に与えられていない限り、及び/又は使用されている文脈から異なる意味が示唆されていない限り、関係する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。あるエレメント、装置、コンポーネント、手段、ステップなどへの全ての言及は、別段の明示的な記述の無い限り、それらエレメント、装置、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも1つの実例への言及としてオープンに解釈されるべきである。あるステップが他のステップに後続し若しくは先行するものとして明示的に説明されておらず、及び/又は、あるステップが他のステップに後続し若しくは先行しなければならないことが暗黙の了解でない限り、ここで開示されるいかなる方法のステップも、開示された厳密な順序で実行されなくてよい。ここで開示される任意の実施形態の任意の特徴が、適切であるならば、他の任意の実施形態へ適用されてよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点が、他のどの実施形態にも当てはまり得るものであり、逆もまたしかりである。包含される実施形態の他の目的、特徴及び利点が以下の説明から明らかとなるであろう。
いくつかの実施形態において、より一般的な用語である"ネットワークノード"が使用されているかもしれず、これは(直接的に若しくは他のノードを介して)UEと及び/又は他のネットワークノードと通信する、任意のタイプの無線ネットワークノード若しくは任意のネットワークノードに相当し得る。ネットワークノードの例は、NodeB、MeNB、ENB、MCG若しくはSCGに属するネットワークノード、基地局(BS)、MSR BSといったマルチ標準無線(MSR)無線ノード、eNodeB、gNodeB、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、リレーを制御するドナーノード、基地送受信局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)内のノード、コアネットワークノード(例えば、MSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、測位ノード(例えば、E-SMLC)、MDT、テスト機器(物理ノード若しくはソフトウェア)などである。
いくつかの実施形態において、非限定的な用語であるユーザ機器(UE)又はワイヤレスデバイスが使用されているかもしれず、これはネットワークノードと及び/又はセルラ若しくはモバイル通信システム内の他のUEと通信する任意のタイプのワイヤレスデバイスへの言及でってよい。UEの例は、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシンタイプUE若しくはマシンツーマシン(M2M)通信可能なUE、PDA、PAD、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載型機器(LME)、USBドングル、UEカテゴリM1、UEカテゴリM2、ProSe UE、V2V UE、V2X UEなどである。
加えて、基地局/gNodeB及びUEといった専門用語は、非限定的であると考えるべきであり、とりわけ、それら2つの間の何らの階層的関係も示唆しない;概して、"gNodeB"はデバイス1であって"UE"はデバイス2であると見なされてよいはずであり、それら2つのデバイスは何らかの無線チャネル上で互いに通信する。また、以下では、送信機又は受信機は、gNBか又はUEかのいずれかであってよい。
ある実施形態によると、LMFが各gNB/TRPについて角度的な探索ウィンドウを計算し及び動的に更新することを可能にする、gNBとLMFとの間の情報の交換のための方法、手続、システム、及びシグナリングの詳細が提供される。LMFとgNBとの間の提案される情報交換は、角度的な探索ウィンドウを時間にわたり動的に最適化することを可能にする。
測定ウィンドウを送信することは、時間ベースの測定においては広まっており、なぜなら測定が行われるべき時間の真の値は有界の(bounded)有益なインターバルの範囲内にあるからである。一方、角度測定については、散乱の性質に起因して、真の測定はランダムであって0°から360°の全範囲にわたって分布しているかもしれない。しかしながら、ある実施形態によれば、gNB及びLMFが次のことを行うことを可能にする方法、手続、システム、及びシグナリングの詳細が提供される:
・gNodeBへ提供される初期の角度ウィンドウ及び予期されるUL-AoAに対するフィードバック及び訂正を可能にする。
・gNodeBから、当該gNodeBがAoA計算の最中にそのウィンドウを使用したこと、又はgNodeBが何らかの他のウィンドウを使用したかをシグナリングする。
・LMFから、部分的な情報のみをシグナリングする。例えば、予期される到来方位角又は到来天頂角のみをシグナリングし、LMFが不確かさと共にウィンドウを計算できない場合にはウィンドウをシグナリングしない。
・LMFから、角度ウィンドウを複数のサブウィンドウから構成することができ、よって、連続的な角度レンジ及び非連続的な角度レンジの双方を実現することができる。
具体的な実施形態によれば、例えば、予期されるAoA及びその不確かさを収容するIEを、AoA探索ウィンドウ情報として提供してよい。具体的な実施形態において、そのAoA探索ウィンドウ情報は、AoA及びZoAの角度のいずれか一方又は双方に関連する情報を含んでよい。
図2は、ある実施形態に係るUL-AoA測位手続100を示している。より具体的には、図2は、ある実施形態に係る、UE105、サービングgNB110、1つ以上の隣接gNB115、及びLMF120の間の例示的なインタラクションを示す例示的なシグナリング図を示している。
図2に描かれているように、例示的なUL-AoA測位手続100は、とりわけ以下のステップ群のうちの1つ以上を含み得る:
[ステップ0]:初期の情報の転送であり、(例えば、LMF120といった)第1ネットワークノード及び(例えば、サービングgNB110といった)第2ネットワークノードが、例えば、測定対象のSRSの構成及び他の初期パラメータを交換することができる。
・具体的な実施形態において、gNB110は、AoA探索ウィンドウ情報IEを受信すべきかをシグナリングし得る。これは、自身のAoA測定アルゴリズムにおいてAoA探索ウィンドウを使用するように計画しているか否かに依存する。gNB110が自身の意図をシグナリングしない場合、AoA探索ウィンドウ情報IEを送信するかの決定はLMF120に委ねられる。
[ステップ1]:UE105及びLMF120は、LPPケイパビリティ情報を交換する。
[ステップ2]:LMF120は、サービングgNB110へNRPPa測位情報要求を送信する。
[ステップ3及び3a]:サービングgNB110は、ステップ3で、UL SRSリソースを判定し、次いで、ステップ3aで、UE105へUE SRS構成を送信する。
[ステップ4]:サービングgNB110は、NRPPa測位情報応答を送信する。
[ステップ5a、5b及び5c]:LMF120は、ステップ5aで、サービングgNB110へNRPPa測位アクティブ化要求を送信する。サービングgNB110は、ステップ5bで、UE SRS送信をアクティブ化し、ステップ5cで、LMF120へNRPPa測位アクティブ化応答を送信する。
[ステップ6]:LMF120は、NRPPa測定要求(NRPPa MEASUREMENT REQUEST)を送信する。本ステップにおいて、LMF120は、選択されるgNB(例えば、サービングgNB110及び隣接gNB115)へUL-SRS構成を提供し、gNB及び送受信ポイント(TRP)がUL測定を実行することを可能にするために要する全ての情報を含める。上記測定要求メッセージは、例えば、UL RTOA、RTTのUL部分、eCID測定結果、及びAoAといったUL手続のために使用される情報を含む。
・具体的な実施形態において、予期されるAoA及びその不確かさを収容する情報エレメント(IE)を、AoA探索ウィンドウ情報として提供してよい。これは、ステップ6の最中にNRPPa測定要求メッセージ内でLMF120からgNBへ送信されるオプションとしての情報エレメントであってよい。具体的な実施形態において、ステップ0で、gNodeB110がAoA探索ウィンドウ情報を望まないことをシグナリングした場合、LMF120は、それをNRPPa測定要求内に含めない。
・他の具体的な実施形態において、AoA探索ウィンドウ情報のシグナリングは、スプリットgNBアーキテクチャのシナリオでは、F1測位測定要求(F1 POSITIONING MEASUREMENT REQUEST)内の新たなオプションとしての情報エレメントの形式をとってもよい。
[ステップ7]:gNodeB110~115は、測定を実行し、UL AoAを計算する。
[ステップ8]:各gNodeB110~115は、LMF120へNRPPa測定応答(NRPPa MEASUREMENT RESPONSE)を送信する。リリース16では、このメッセージは、次のものからなる:
・当該測定のPCI、GCI、及びTRP ID
・UL到来角(方位角及び仰俯角)
・UL-SRS-RSRP
・当該測定のタイムスタンプ
・各測定についての品質
ステップ6~8は、いかなる回数の測定について反復されてもよい。
具体的な実施形態において、AoA探索ウィンドウ応答IEとしてここで言及され得るオプションとしての情報エレメントが、NRPPa測定応答に含められ得る。このIEは、gNB110によりAoA探索ウィンドウ情報がどのように使用されたかに関するフィードバックを与える。次の測定の反復について、実際のUL-AoA測定結果と共にこのフィードバックを使用して、ステップ6のUL-AoA探索ウィンドウIEを精緻化することができる。
他の具体的な実施形態において、AoA探索ウィンドウ応答というオプションとしての情報エレメントが、スプリットgNBアーキテクチャのシナリオにおけるF1測位測定応答(F1AP POSITIONING MEASUREMENT RESPONSE)内に含められてもよい。
ここでさらに説明されるある実施形態によると、AoA探索ウィンドウ情報IE及びAoA探索ウィンドウ応答IEがさらに進展され得る。
追加的に、ある実施形態によれば、反復的な手続が提案され、その中で、ステップ6でシグナリングされるAoA探索ウィンドウ情報IEを時間にわたり動的に適応させることができる。例えば、LMF120は、ある実施形態において、周期的に及び/又は継続的に、各UE105の位置に関する情報を伴う新たな測定結果を受信し得る。よって、どういった探索ウィンドウ情報が最適であるかは、経時的に変化し得る。
ある具体的な実施形態によれば、LMF120により各gNB/TRP110~115へ提供されるUL-AoA探索ウィンドウ情報は、次のフォーマットのうちの任意の1つ以上をとり得る:
1.到来天頂角若しくは到来方位角又はその双方について、μを予期される角度、σをその不確かさとして、ペア{μ,σ}。変数μ、σは、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる。
2.ある実施形態において、到来天頂角の不確かさ及び/又は到来方位角の不確かさであるσは、オプション的なフィールドである。当該フィールドが不在である場合、LMFは、その事前の知識を有していないことをシグナリングしている。
3.到来天頂角若しくは到来方位角又はその双方について、kをウィンドウの下限、kをウィンドウの上限として、ペア{k,k}。変数k、kは、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる。
4.UL-AoA探索ウィンドウは、サブウィンドウのリストからなることができ、各1つが上記フォーマット1、2又は3をとる。
複数のサブウィンドウを伴うフォーマット4は、例えば、LOSパス及び追加的なマルチパスの双方のUL-AoAを測定すべきである場合に関係し得る。
ある実施形態は、UL AoA探索ウィンドウ応答に関連する。例えば、ある実施形態では、gNB/TRP110~115は、gNB/TRPがLMF120により提案されるAoA探索ウィンドウをオーバライドして代わりに異なる領域で探索を行おうとする動機付けを与える何かに対しLMF120がアクセスを有しないという何らかの知識又は情報を有するかもしれない。LMF120がUE105の場所を最適に特定することを可能にするために、LMF120がgNB/TRP110~115により実際に使用されたAoA探索ウィンドウを把握することが重要である。
ある具体的な実施形態によれば、gNB110~115によりLMF120へ提供されるAoA探索ウィンドウ応答は、次のフォーマットのうちの任意の1つ以上をとり得る:
・LMF120により提供されたAoA探索ウィンドウが使用されたかを示す論理(Boolean)フラグ。この情報はLMFにとって有益である。例えば、それにより、LMFから送信されたウィンドウが受信される使用可能なSRS信号を何ら含んでいなかったことをLMFへシグナリングすることができる。
・UL-AoA探索ウィンドウ情報について上で説明したフォーマット1~4のいずれか、但しここではそのウィンドウが実際に使用されたという解釈になる。
・gNB110~115は、2種類の測定結果を送信することができ、一方はLMF120により提案された不確かさのウィンドウを使用して生成されたものであり、他方は不確かさのウィンドウが使用されなかったものである。それら測定結果の双方が併せてLMF120へ送信されてもよく、その場合、LMFにより提案されたウィンドウ及びgNodeBが導出したウィンドウに基づく、AoA測定結果の2通りのあり得る結果を有することになるであろう。gNB110~115は、異なるウィンドウに対応する複数の測定結果を送信することもできるであろう。
追加的に、ある実施形態は、UL AoA探索ウィンドウ情報IEがどのようにgNB/TRP110~115により使用されるべきかを定義する。例えば、ある実施形態では、gNB/TRP110~115は、特定される探索ウィンドウの範囲内のUL-AoAのみを報告し得る。これは、AoA探索ウィンドウIEの厳格な解釈であると考えられてよい。
他の具体的な実施形態において、gNB/TRP110~115は、LMF120によりシグナリングされた探索ウィンドウ外のUL-AoAを報告する余地を与えられてもよい。これは、AoA探索ウィンドウIEの緩慢な解釈であると考えられてよい。緩慢な解釈は、gNB/TRP110~115がLMF120よりもUL-AoA探索ウィンドウについて明快な選択を行うことを可能にする情報へのアクセスを有する場合であって、それでもLMF120からAoA探索ウィンドウの提案を受信することで恩恵を受けられる場合に有益であり得る。
他の具体的な実施形態において、gNB110~115は、AoA探索ウィンドウIEの厳格な解釈及び/又は緩慢な解釈が可能であるかをLMF120へ通知してもよい。他の実施形態において、gNB110~115は、AoA探索ウィンドウIEの厳格な解釈を使用したか又は緩慢な解釈を使用したかをLMF120へ通知してもよい。
ある実施形態は、LMF120によるUL AoA探索ウィンドウ情報の計算に関連する。例えば、ある実施形態によると、LMF120は、継続的に、実質的に継続的に、及び/又は周期的に、各UE105の位置に関する情報を伴う新たな測定結果を受信してもよい。そのようにして、どういった探索ウィンドウ情報が最適であるかが、意図にも依存して、経時的に変化することができる。
図2のステップ6~8がいかなる回数の測定について反復されてもよいことが上で注記されている。図3は、ある実施形態に係る動的UL-AoA探索ウィンドウのための情報交換ループ200を示している。より具体的には、図3は、LMF120が測定結果を収集し及び新たな測定を要求し得るようにステップ6~8が繰り返される情報フィードバックループを示している。図示したように、LMF120は、不確かさを伴いながらUEの位置を推定するように動作する。追加的に、各gNB/TRP110~115について、LMF120は、ステップ8で測定応答を受信し、そして、新たな測定要求の送信に先立って、それら測定応答に基づいてUL-AoA探索ウィンドウを更新する。
ある実施形態は、探索ウィンドウの範囲内でLOS UL AoAを見付け出す確率を最大化することに関連する。
例えば、ステップ6の具体的な実施形態において、提案されるUL-AoA探索ウィンドウ情報IEは、LOS UL-AoAが探索ウィンドウの範囲内となる確率を最大化するように選択されるべきである。これは、エリア内の各TRPについて、測定の反復ごとになされるべきである。
動機付けは、LMFがおそらくは異なる複数の情報源からの多数の測定結果に基づいてUEの位置を継続的に追跡することにあり得る。5Gの測位測定に加えて、これは、GNSS測定、又はUEの(高さのための)気圧センサの読取結果を含んでもよい。UEの位置の点の推定に加えて、LMFは、UEの位置について様々な方向の位置の不確かさ又は完全な確率密度関数(PDF)を推定してもよい。UEの位置推定の不確かさ(又はUEの位置のPDF)は、例えばUEを取り巻く環境、UEの速さ、及び過去の測位測定の品質といった、多くの要因に依存する。
TRPのロケーションを所与として、UEの位置の推定結果及び不確かさ(又はUEの位置のPDF)を、TRPに向かう見通し線経路についての不確かさと共に、予期されるUL-AoAにマッピングすることができる。TRPについてのUL-AoA探索ウィンドウ情報IEは、それに応じて選択されるべきである。
LMFは、ステップ8においてgNodeBから追加的な測定結果を受信することから、自身のUE位置推定結果又は位置PDFを更新すべきである。結果的に、次の反復のステップ6において、UL-AoA探索ウィンドウ情報IEは、それに応じて更新されるはずである。
ある実施形態は、マルチパスUL AoAに関連する。例えば、ある実施形態では、UL-AoA探索ウィンドウの厳格な解釈が前提とされ、LMFは、ばらばらのUL-AoA探索ウィンドウを伴う一連の測定要求を送信し得る。結果的に、一連の測定応答において報告されるどのUL-AoAも、異なる経路に対応する。例えば、方位角でのAoA探索ウィンドウを、t=1では30~60度、t=2では60~90度、t=3では90~120度などとする。
図4は、ある実施形態に係るマルチパスUL-AoA測定のために使用されるばらばらのUL-AoA探索ウィンドウの(時間的な)シーケンス300を示している。この例において、探索ウィンドウは、t=1では30~60度、t=2では60~90度、t=3では90~120度である。t=1においてUL-AoAは見つからず、t=1においてUL-AoA=80度が報告され、t=2においてUL-AoA=110度が報告される。よって、このやり方でマルチパスUL-AoA測定を達成することが可能である。
ある実施形態は、特定のエリアのみでの測位に関連する。例えば、ある実施形態では、LMF120の意図は、ユビキタスな測位ではなく、あるエリアに限った測位を提供することである。例えば、法的な理由で、例えば工場といった地理的なエリアの外側でUE105を追跡することが禁止されることがあり得る。このケースにおいて、UL-AoA探索ウィンドウIEの厳格な解釈(セクション5.1参照)を、測位が行われる地理的エリアに制限を課すために使用することができる。
図5は、ある実施形態に係るUL AoA探索ウィンドウの周期的な計算のための例示的なシグナリング400を示している。図示したシグナリングにおいて、UE105は、ステップ401aで、gNB110/115へUL SRSを送信する。ある実施形態によれば、gNB110~115は、UE105から送信されるUL SRSに基づいて、アンテナアレイエレメント位相差測定、TA、及びRSRPを計算し、それらをステップ402でLMF120へ送信する。gNB110~115か又はLMF120かのいずれかが、その時点のTA位相差測定結果及びRSRPに基づいて予期されるウィンドウAoAがどのようなものであるべきかのマッピング機能/手続を実行する。ステップ403で、LMF120は、ステップ402で受信したgNB測定報告に基づいて、UL AoA探索ウィンドウを計算する。
いくつかのケースにおいて、LMF120は、オプションとして、ステップ401bで受信されるUE105の速度及びUE DL RSRP測定結果、慣性動きユニット(IMU)センサ情報、並びにUL AoAについての探索ウィンドウのマップといった他の入力を考慮してもよい。LMFにより算出されたUL-AoA探索ウィンドウは、NRPPaを介して提供され得る。
いくつかの実施形態において、LMF120は、DL-PRS RSRP(DL-AoD)とその時点のUL AoA又はSSB/CSI-RSから取得されるRSRP及びUL-AoA(gNB RSRP)との相関演算を行って、新たなUL AoA探索ウィンドウを外挿で決定してもよい。gNB110~115は、TAのドリフト率を継続的に計算し、それをLMF20へ供給する。LMF120は、UE105がどのように動いているかを考慮に入れ、それに応じて探索ウィンドウを適応させる。
いくつかのケースにおいて、LMF120は、何らかのIMUセンサ情報報告を、UEの軌跡を判定してUL-AoAのための次の探索ウィンドウを予測/外挿決定するために考慮してもよい。
ある実施形態によれば、LMF120は、探索ウィンドウ情報において信頼レベル(confidence level)を示してもよい。上で注記したように、LMFは、探索ウィンドウを構築するために様々な情報源を使用してよい。それらソースは、E-CID情報、UEからのGNSS報告、前回報告された測定結果、UEの速度のような他のUEパラメータなどであり得る。これら様々な情報源は、それでも非常に類似したウィンドウに帰結するかもしれないが、UL-AoA測定結果を用いた最終的なUL位置推定に異なる影響をもたらし得る。ネットワークは、この情報を、UL-AoA測定の計画及び優先順位付けのために使用することもできる。例えば、GNSS報告を用いて構築された探索ウィンドウは、UE105の以前の測定結果を用いて構築された探索ウィンドウよりも信頼性が低いかもしれない。UL-AoA測定は非常にシナリオ依存であり得るため、高密度な都市のシナリオは、非常に不確かさが大きい結果になり得る。タイミング測定に基づくウィンドウは、例えば、10m、20mなどというレベルについて有界の不確かさを有し得る。一方、あるシナリオにおいて、角度的な不確かさは、[-180,180]の範囲内で完全に無情報の一様な確率を有し得る。
探索ウィンドウを構築するために使用された変化する情報源に基づいて判定される信頼レベルを、多様な手法でLMF120によりネットワークノード110~115へ示すことができる。信頼性の様々なレベルが設定され、ビットコンビネーションにより指し示されてもよく、何らかの値又はフラグが送信されてもよい。
総じていうと、その情報は、ネットワーク(例えば、ネットワークノード110~115)が探索ウィンドウをより賢明に使用することを可能にする。
図6は、いくつかの実施形態に係るワイヤレスネットワークを示している。ここで説明した主題は任意の適したコンポーネントを用いる任意の適切なタイプのシステムにおいて実装されてよいものの、ここで開示した実施形態は、図6に示した例示的なワイヤレスネットワークなどのワイヤレスネットワークとの関連で説明される。簡明さのために、図6のワイヤレスネットワークは、ネットワーク506、ネットワークノード560及び560b、並びにワイヤレスデバイス510のみを描いている。実際には、ワイヤレスネットワークは、固定電話、サービスプロバイダ又は何らかの他のネットワークノード若しくはエンドデバイスといった、ワイヤレスデバイス間の又はワイヤレスデバイスと他の通信デバイスとの間の通信をサポートするために適した任意の追加的なエレメントをさらに含んでよい。図示したコンポーネントのうち、ネットワークノード560及びワイヤレスデバイス510が追加的な詳細と共に描かれている。ワイヤレスネットワークは、当該ワイヤレスネットワークにより又は当該ワイヤレスネットワークを介して提供されるサービスに対するワイヤレスデバイスのアクセス及び/又はその使用を促進するために、1つ以上のワイヤレスデバイスへ通信及び他のタイプのサービスを提供し得る。
ワイヤレスネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラー、及び/若しくは無線ネットワーク若しくは他の類似するタイプのシステムを含んでよく、及び/又はそれらとインタフェースしてよい。いくつかの実施形態において、ワイヤレスネットワークは、特定の規格又は他のタイプの予め定義されるルール若しくは手続に従って動作するように構成され得る。よって、ワイヤレスネットワークの具体的な実施形態は、GSM(Global System for Mobile Communications)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、LTE(Long Term Evolution)及び/若しくは他の適した2G、3G、4G若しくは5G規格、IEEE802.11規格といったWLAN(Wireless Local Area Network)規格、並びに/又は、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、Bluetooth、Z-Wave及び/若しくはZigBee規格といった任意の他の適切なワイヤレス通信規格などの通信規格を実装し得る。
ネットワーク506は、デバイス間の通信を可能にする、1つ以上のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、PSTN(Public Switched Telephone Networks)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、WAN(Wide-Area Networks)、LAN(Local Area Networks)、WLAN(Wireless Local Area Networks)、有線ネットワーク、ワイヤレスネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、及び他のネットワークを含んでよい。
ネットワークノード560及びワイヤレスデバイス510は、以下により詳細に説明される多様なコンポーネントを含む。それらコンポーネントは、ワイヤレスネットワークにおける無線接続の提供など、ネットワークノード及び/又はワイヤレスデバイスの機能性を提供するために連携して作動する。様々な実施形態において、ワイヤレスネットワークは、いかなる数の有線若しくは無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、ワイヤレスデバイス、中継局、並びに/又は、有線接続か無線接続かに関わらずデータ及び/若しくは信号の通信を促進し若しくは当該通信に参加し得る任意の他のコンポーネント若しくはシステムを含んでもよい。
図7は、ある実施形態に係る一例としてのネットワークノード560を示している。ここで使用されるところでは、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイス及び/若しくは他のネットワークノードと直接的に若しくは間接的に通信することが可能であり、そのように構成され、配置され及び/若しくは動作可能な機器、又は、ワイヤレスデバイスについてワイヤレスアクセスを可能にし及び/若しくは提供し、及び/若しくはワイヤレスネットワークにおける他の機能(例えば、管理)を実行するためのワイヤレスネットワーク内の機器をいう。ネットワークノードの例は、限定ではないものの、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)や基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)、及びNRノードB(gNB))を含む。基地局は、それらが提供するカバレッジの量(あるいは別の言い方をすると、それらの送信電力レベル)に基づいてカテゴリ分けされてよく、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局又はマクロ基地局としても言及され得る。基地局は、中継ノード又は中継機を制御する中継ドナーノードであってもよい。ネットワークノードは、集中型デジタルユニット、及び/又はリモート無線ヘッド(RRH)ということもあるリモート無線ユニット(RRU)といった、分散型の無線基地局の1つ以上の(又は全ての)部分を含んでもよい。そうしたリモート無線ユニットは、アンテナ統合型無線機のようにアンテナと統合されてもよく又は統合されなくてもよい。分散型無線基地局の一部は、分散アンテナシステム(DAS)内のノードとして言及されてもよい。また別のネットワークノードの例は、MSR BSといったマルチ標準無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)若しくは基地局コントローラ(BSC)といったネットワークコントローラ、基地送受信局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(例えば、E-SMLC)及び/又MDTを含む。他の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より広く言うと、ネットワークノードは、ワイヤレスネットワークへのアクセスをワイヤレスデバイスに可能にし及び/若しくは提供し、又は、ワイヤレスネットワークへアクセスしたワイヤレスデバイスへ何らかのサービスを提供することが可能であり、そのように構成され、配置され及び/若しくは動作可能ないかなる適したデバイス(又はデバイスの集合)を表していてもよい。
図7において、ネットワークノード560は、処理回路570、デバイス読取可能な媒体580、インタフェース590、補助的機器584、電源586、電力回路587及びアンテナ562を含む。図5の例示的なワイヤレスネットワークに示したネットワークノード560は、ハードウェアコンポーネントの図示した組み合わせを含むデバイスを表し得るものの、他の実施形態は、コンポーネントの異なる組み合わせを伴うネットワークノードを含んでもよい。理解されるべきこととして、ネットワークノードは、ここで開示されるタスク、特徴、機能及び方法を実行するために必要とされるハードウェア並びに/又はソフトウェアの任意の適した組み合わせを含む。そのうえ、ネットワークノード560のコンポーネントはより大きいボックス内に位置する単一のボックスとして描かれており、又は複数のボックス内で入れ子となっているが、実際には、ネットワークノードは、図示した単一のコンポーネントを作り上げる複数の異なる物理コンポーネントを含んでよい(例えば、デバイス読取可能な媒体580は、複数の別個のハードドライブと共に、複数のRAMモジュールを含んでもよい)。
同様に、ネットワークノード560は、自身のそれぞれのコンポーネントを各々が有し得る、複数の物理的に別個のコンポーネント(例えば、ノードBコンポーネント及びRNCコンポーネント、又は、BTSコンポーネント及びBSCコンポーネントなど)から構成されてもよい。ネットワークノード560が複数の別個のコンポーネント(例えば、BTS及びBSCコンポーネント)を備えるあるシナリオにおいて、それら別個のコンポーネントの1つ以上がいくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のノードBを制御してもよい。そうしたシナリオでは、ノードB及びRNCの一意な各ペアが、いくつかの例において、単一の別個のネットワークノードとみなされてもよい。いくつかの実施形態において、ネットワークノード560は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成されてもよい。そうした実施形態において、いくつかのコンポーネントが冗長化されてもよく(例えば、異なるRAT向けの別個のデバイス読取可能な媒体580)、いくつかのコンポーネントが再利用されてもよい(例えば、同一のアンテナ562がそれらRATにより共有されてもよい)。ネットワークノード560は、例えばGSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi又はBluetoothなどのワイヤレス技術といった、ネットワークノード560へ統合される様々なワイヤレス技術のための多様な例示したコンポーネントの複数のセットを含んでもよい。それらワイヤレス技術は、ネットワークノード560内の同一の若しくは異なるチップ又はチップのセット及び他のコンポーネントへ統合されてよい。
処理回路570は、ネットワークノードにより提供されるものとしてここで説明される何らかの決定、計算又は類似の動作(例えば、ある取得動作)を実行するように構成される。処理回路570により実行されるこれら動作は、例えば、取得される情報を他の情報へ変換すること、取得される情報若しくは変換後の情報をネットワークノードにおいて記憶されている情報と比較すること、及び/又は取得される情報若しくは変換後の情報に基づいて1つ以上の動作を実行すること、並びにその処理の結果として決定を下すことにより、処理回路570により取得される情報を処理することを含んでよい。
処理回路570は、単独で若しくはデバイス読取可能な媒体580といった他のネットワークノード560のコンポーネントと連携してネットワークノード560の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は他の適したコンピューティングデバイス、リソース若しくはハードウェア、ソフトウェア及び/若しくは符号化ロジックの組み合わせ、のうちの1つ以上の組み合わせを含んでよい。例えば、処理回路570は、デバイス読取可能な媒体580において又は処理回路570内のメモリにおいて記憶されている命令を実行し得る。そうした機能性は、ここで議論される多様なワイヤレスの特徴、機能又は恩恵のいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態において、処理回路570は、システムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、処理回路570は、無線周波数(RF)送受信機回路572及びベースバンド処理回路574のうちの1つ以上を含んでもよい。いくつかの実施形態において、無線周波数(RF)送受信機回路572及びベースバンド処理回路574は、無線ユニット及びデジタルユニットのように、別個のチップ(若しくはチップのセット)、基盤又はユニット上にあってもよい。代替的な実施形態において、RF送受信機回路572及びベースバンド処理回路574の一部又は全てが同一のチップ若しくはチップのセット、基盤又はユニット上にあってもよい。
ある実施形態において、ネットワークノード、基地局、eNB若しくは他のそうしたネットワークデバイスにより提供されるものとしてここで説明した機能性のいくつか又は全ては、デバイス読取可能な媒体580又は処理回路570内のメモリに記憶される命令を処理回路570が実行することにより行われてもよい。代替的な実施形態において、その機能性のいくつか又は全ては、別個の又は離散的なデバイス読取可能な媒体に記憶される命令を実行することなく、ハードワイヤ方式などで処理回路570により提供されてもよい。それら実施形態のいずれにおいても、デバイス読取可能な記憶媒体に記憶される命令を実行するか否かに関わらず、説明される機能性を実行するように処理回路570を構成することができる。そうした機能性により提供される恩恵は、処理回路570だけ又はネットワークノード560の他のコンポーネントに限定されることなく、全体としてネットワークノード560により、並びに/又はエンドユーザ及びワイヤレスネットワーク全般により享受される。
デバイス読取可能な媒体580は、限定ではないものの、処理回路570により使用され得る情報、データ及び/若しくは命令を記憶する、永続的なストレージ、ソリッドステートメモリ、遠隔搭載型のメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、大規模記憶媒体(例えば、ハードディスク)、取外し可能記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)若しくはデジタルビデオディスク(DVD))、並びに/又は、他の任意の揮発性の若しくは不揮発性の非一時的なデバイス読取可能な及び/若しくはコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含む、いかなる形式の揮発性の又は不揮発性のコンピュータ読取可能なメモリを含んでもよい。デバイス読取可能な媒体580は、処理回路570により実行可能であってネットワークノード560により利用可能な、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つ以上を含むアプリケーション、及び/又は他の命令を含む任意の適した命令、データ又は情報を記憶し得る。デバイス読取可能な媒体580は、処理回路570により生み出される任意の計算結果、及び/又はインタフェース590を介して受信される任意のデータを記憶するために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、処理回路570及びデバイス読取可能な媒体580は、統合されるものとみなされてもよい。
インタフェース590は、ネットワークノード560、ネットワーク506及び/又はワイヤレスデバイス510の間での、シグナリング及び/又はデータの有線若しくは無線通信において使用される。図示したように、インタフェース590は、例えば、有線接続上でネットワーク506との間でデータを送受信するためのポート/端子594を含む。インタフェース590は、アンテナ562へ連結され又はある実施形態ではアンテナ562の一部であり得る無線フロントエンド回路592をも含む。無線フロントエンド回路592は、フィルタ598及び増幅器596を含む。無線フロントエンド回路592は、アンテナ562及び処理回路570へ接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ562及び処理回路570の間で通信される信号を調整するように構成されてもよい。無線フロントエンド回路592は、無線接続を介して他のネットワークノード又はワイヤレスデバイスへ送出されるべきデジタルデータを受け付け得る。無線フロントエンド回路592は、そのデジタルデータを、フィルタ598及び/又は増幅器596の組み合わせを用いて、適切なチャネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号へ変換し得る。そして、無線信号は、アンテナ562を介して送信され得る。同様に、データが受信される場合、アンテナ562が無線信号を収集し、次いで無線信号は無線フロントエンド回路592によりデジタルデータへ変換され得る。デジタルデータは、処理回路570へ受け渡され得る。他の実施形態において、上記インタフェースは、異なるコンポーネント及び/又はコンポーネントの異なる組み合わせを含んでもよい。
ある代替的な実施形態において、ネットワークノード560は、別個の無線フロントエンド回路592を含まなくてもよく、その代わりに、処理回路570が、無線フロントエンド回路を含んでもよく、別個の無線フロントエンド回路592無しでアンテナ562へ接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態において、RF送受信機回路572の全て又はいくつかがインタフェース590の一部であるとみなされてもよい。また別の実施形態において、インタフェース590は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つ以上のポート若しくは端子594、無線フロントエンド回路592及びRF送受信機回路572を含んでもよく、インタフェース590はデジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路574と通信してもよい。
アンテナ562は、ワイヤレス信号を送信し及び/又は受信するように構成される、1つ以上のアンテナ若しくはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナ562は、無線フロントエンド回路592へ連結されてもよく、データ及び/又は信号をワイヤレスに送信し及び受信することの可能ないかなるタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態において、アンテナ562は、例えば2GHzと66GHzとの間の無線信号を送受信するように動作可能な、1つ以上の全方向アンテナ、セクタアンテナ又はパネルアンテナを含んでもよい。全方向アンテナは、任意の方向の無線信号を送受信するために使用されてよく、セクタアンテナは、具体的なエリア内のデバイスから無線信号を送受信するために使用されてよく、パネルアンテナは、相対的に直線状の無線信号を送受信するために使用される見通し線アンテナであってよい。いくつかの例において、1つよりも多くのアンテナの使用は、MIMOとして言及されてもよい。ある実施形態において、アンテナ562は、ネットワークノード560とは別個であってもよく、インタフェース又はポートを通じてネットワークノード560へ接続可能であってもよい。
アンテナ562、インタフェース590及び/又は処理回路570は、ネットワークノードにより実行されるものとしてここで説明される何らかの受信動作及び/又はある取得動作を実行するように構成され得る。どのような情報、データ及び/又は信号が、ワイヤレスデバイス、他のネットワークノード及び/又は任意の他のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ562、インタフェース590及び/又は処理回路570は、ネットワークノードにより実行されるものとしてここで説明される何らかの送信動作を実行するように構成され得る。どのような情報、データ及び/又は信号が、ワイヤレスデバイス、他のネットワークノード及び/又は任意の他のネットワーク機器へ送信されてもよい。
電力回路587は、電力管理回路を含んでもよく又は電力管理回路へ連結されてもよく、ここで説明される機能性を実行するための電力をネットワークノード560のコンポーネントへ供給するように構成される。電力回路587は、電源586から電力を受け付けてよい。電源586及び/又は電力回路587は、それぞれのコンポーネントに適した形式で(例えば、各コンポーネントそれぞれにとって必要とされる電圧及び電流のレベルで)、ネットワークノード560の多様なコンポーネントへ電力を提供するように構成され得る。電源586は、電力回路587及び/若しくはネットワークノード560に含まれるか又は外部にあるかのいずれかであり得る。例えば、ネットワークノード560は、電気ケーブルといった入力回路若しくはインタフェースを介して外部の電源(例えば、電気コンセント)へ接続可能であってもよく、それにより外部の電源が電力回路587へ電力を供給する。さらなる例として、電源586は、電力回路587へ接続され若しくは電力回路587へ統合されるバッテリ又はバッテリパックの形式の電力のソースを含んでもよい。バッテリは、外部の電源の障害に備えてバックアップ電力を提供してもよい。太陽光発電デバイスといった他のタイプの電源もまた使用されてよい。
ネットワークノード560の代替的な実施形態は、ここで説明される機能性のいずれか及び/又はここで説明される主題をサポートするために必要な何らかの機能性を含む当該ネットワークノードの機能性のある観点を提供することに責任を有し得る、図7に示したもの以外の追加的なコンポーネントを含んでもよい。例えば、ネットワークノード560は、ネットワークノード560への情報の入力を可能にし、及びネットワークノード560からの情報の出力を可能にするユーザインタフェース機器を含んでもよい。これにより、ユーザがネットワークノード560について診断、メンテナンス、修理及び他の管理機能を実行することが可能となり得る。
図8は、例示的なワイヤレスデバイス510を示している。ある実施形態によれば、ここで使用されているように、ワイヤレスデバイスは、ネットワークノード及び/若しくは他のワイヤレスデバイスとワイヤレスに通信することが可能であり、そのように構成され、配置され並びに/又は動作可能なデバイスをいう。別段注記されない限り、ワイヤレスデバイスとの用語は、ここではユーザ機器(UE)と互換可能に使用され得る。ワイヤレスに通信することは、電磁波、無線波、赤外線波、及び/若しくは空中を通じて情報を運ぶために適した他のタイプの信号を用いてワイヤレス信号を送信し並びに/又は受信することを包含し得る。いくつかの実施形態において、ワイヤレスデバイスは、直接的なヒューマンインタラクション無しで情報を送信し及び/又は受信するように構成されてもよい。例えば、ワイヤレスデバイスは、予め決定されるスケジュールで、内部の若しくは外部のイベントによりトリガされた場合に、又は、ネットワークからの要求に応じて、ネットワークへ情報を送信するように設計されてもよい。ワイヤレスデバイスの例は、限定ではないものの、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、VoIP(Voice over IP)フォン、ワイヤレスローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスカメラ、ゲームコンソール若しくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生用電化製品、ウェアラブル端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載型機器(LME)、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)、車両搭載型ワイヤレス端末デバイスなどを含む。ワイヤレスデバイスは、例えば、サイドリンク通信、車両対車両(V2V)、車両対インフラストラクチャ(V2I)又は車両対エブリシング(V2E)のために3GPP規格を実行することにより、デバイスツーデバイス(D2D)通信をサポートしてもよく、このケースにおいてD2D通信デバイスとして言及されてもよい。また別の固有の例として、モノのインターネット(IoT)のシナリオでは、ワイヤレスデバイスは、監視及び/若しくは測定を実行し、並びに他のWD及び/若しくはネットワークノードへそうした監視及び/若しくは測定の結果を送信する、マシン又は他のデバイスを表してもよい。ワイヤレスデバイスは、このケースにおいて、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよく、3GPPの文脈ではMTCデバイスとして言及されてもよい。1つの具体的な例として、ワイヤレスデバイスは、3GPP狭帯域IoT(NB-IoT)標準を実装するUEであってもよい。そうしたマシン又はデバイスの具体的な例は、センサ、パワーメータなどのメータデバイス、産業機械、家庭用若しくは個人用の電化製品(例えば、冷蔵庫、テレビなど)、又は、個人用のウェアラブル機器(例えば、時計、フィットネス追跡機など)である。他のシナリオにおいて、ワイヤレスデバイスは、その動作ステータス若しくはその動作に関連付けられる他の機能について監視し及び/若しくは報告することの可能な車両又は他の機器を表してもよい。上述したようなワイヤレスデバイスは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、そのケースにおいて、当該デバイスはワイヤレス端末として言及されてもよい。さらに、上述したようなワイヤレスデバイスは、移動機(mobile)であってもよく、そのケースにおいて、移動デバイス又は移動端末として言及されてもよい。
図示したように、ワイヤレスデバイス510は、アンテナ511、インタフェース514、処理回路520、デバイス読取可能な媒体530、ユーザインタフェース機器532、補助的機器534、電源536及び電力回路537を含む。ワイヤレスデバイス510は、若干数を挙げるだけでも、例えばGSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX又はBluetoothワイヤレス技術といった、ワイヤレスデバイス510によりサポートされる様々なワイヤレス技術のための図示したコンポーネントの1つ以上の複数のセットを含んでもよい。それらワイヤレス技術は、ワイヤレスデバイス510内の同一の若しくは異なるチップ又は他のコンポーネントとしてのチップのセットへ統合されてもよい。
アンテナ511は、ワイヤレス信号を送信し及び/又は受信するように構成される、1つ以上のアンテナ若しくはアンテナアレイを含んでもよく、インタフェース514へ接続される。ある代替的な実施形態において、アンテナ511は、ワイヤレスデバイス510とは別個であってもよく、インタフェース又はポートを通じてワイヤレスデバイス510へ接続可能であってもよい。アンテナ511、インタフェース514及び/又は処理回路520は、ワイヤレスデバイスにより実行されるものとしてここで説明される何らかの受信動作又は送信動作を実行するように構成され得る。どのような情報、データ及び/又は信号が、ネットワークノード及び/又は他のワイヤレスデバイスから受信されてもよい。いくつかの実施形態において、無線フロントエンド回路及び/又はアンテナ511は、インタフェースであるとみなされてもよい。
図示したように、インタフェース514は、無線フロントエンド回路512及びアンテナ511を含む。無線フロントエンド回路512は、1つ以上のフィルタ518及び増幅器516を含む。無線フロントエンド回路512は、アンテナ511及び処理回路520へ接続され、アンテナ511及び処理回路520の間で通信される信号を調整するように構成される。無線フロントエンド回路512は、アンテナ511へ連結されてもよく、又はアンテナ111の一部であってもよい。いくつかの実施形態において、ワイヤレスデバイス510は、別個の無線フロントエンド回路512を含まなくてもよく、むしろ、処理回路520が、無線フロントエンド回路を含んでもよく、アンテナ511へ接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態において、RF送受信機回路522のいくつか又は全てがインタフェース514の一部であるとみなされてもよい。無線フロントエンド回路512は、無線接続を介して他のネットワークノード又はワイヤレスデバイスへ送出されるべきデジタルデータを受け付け得る。無線フロントエンド回路512は、そのデジタルデータを、フィルタ518及び/又は増幅器516の組み合わせを用いて、適切なチャネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号へ変換し得る。そして、無線信号は、アンテナ511を介して送信され得る。同様に、データが受信される場合、アンテナ511が無線信号を収集し、次いで無線信号は無線フロントエンド回路512によりデジタルデータへ変換され得る。デジタルデータは、処理回路520へ受け渡され得る。他の実施形態において、上記インタフェースは、異なるコンポーネント及び/又はコンポーネントの異なる組み合わせを含んでもよい。
処理回路520は、単独で若しくはデバイス読取可能な媒体530といった他のワイヤレスデバイス510のコンポーネントと連携してワイヤレスデバイス510の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は他の適したコンピューティングデバイス、リソース若しくはハードウェア、ソフトウェア及び/若しくは符号化ロジックの組み合わせ、のうちの1つ以上の組み合わせを含んでよい。そうした機能性は、ここで議論される多様なワイヤレスの特徴又は恩恵のいずれかを提供することを含み得る。例えば、処理回路520は、デバイス読取可能な媒体530において又は処理回路520内のメモリにおいて記憶されている命令を実行して、ここで開示される機能性を提供し得る。
図示したように、処理回路520は、RF送受信機回路522、ベースバンド処理回路524及びアプリケーション処理回路526のうちの1つ以上を含む。他の実施形態において、上記処理回路は、異なるコンポーネント及び/又はコンポーネントの異なる組み合わせを含んでもよい。ある実施形態において、ワイヤレスデバイス510の処理回路520は、SOCを含んでもよい。いくつかの実施形態において、RF送受信機回路522、ベースバンド処理回路524及びアプリケーション処理回路526は、別個のチップ又はチップのセット上にあってもよい。代替的な実施形態において、ベースバンド処理回路524及びアプリケーション処理回路526の一部又は全部は、1つのチップ又はチップのセットへ組み合わせられてもよく、RF送受信機回路522が別個のチップ又はチップのセット上にあってもよい。さらなる代替的な実施形態において、RF送受信機回路522及びベースバンド処理回路524の一部又は全てが同一のチップ若しくはチップのセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路526が別個のチップ又はチップのセット上にあってもよい。また別の代替的な実施形態において、RF送受信機回路522、ベースバンド処理回路524及びアプリケーション処理回路526の一部又は全てが同一のチップ又はチップのセットにおいて組み合わせられてもよい。いくつかの実施形態において、RF送受信機回路522は、インタフェース514の一部であってもよい。RF送受信機回路522は、処理回路520向けにRF信号を調整してもよい。
ある実施形態において、ワイヤレスデバイスにより実行されるものとしてここで説明した機能性のいくつか又は全ては、処理回路520がある実施形態ではコンピュータ読取可能な記憶媒体であり得るデバイス読取可能な媒体530に記憶される命令を実行することにより提供されてもよい。代替的な実施形態において、その機能性のいくつか又は全ては、別個の又は離散的なデバイス読取可能な記憶媒体に記憶される命令を実行することなく、ハードワイヤ方式などで処理回路520により提供されてもよい。それら具体的な実施形態のいずれにおいても、デバイス読取可能な記憶媒体に記憶される命令を実行するか否かに関わらず、説明される機能性を実行するように処理回路520を構成することができる。そうした機能性により提供される恩恵は、処理回路520だけ又はワイヤレスデバイス510の他のコンポーネントに限定されることなく、全体としてワイヤレスデバイス510により、並びに/又はエンドユーザ及びワイヤレスネットワーク全般により享受される。
処理回路520は、ワイヤレスデバイスにより実行されるものとしてここで説明される何らかの決定、計算又は類似の動作(例えば、ある取得動作)を実行するように構成され得る。処理回路520により実行されるようなこれら動作は、例えば、取得される情報を他の情報へ変換すること、取得される情報若しくは変換後の情報をワイヤレスデバイス510において記憶されている情報と比較すること、及び/又は取得される情報若しくは変換後の情報に基づいて1つ以上の動作を実行すること、並びにその処理の結果として決定を下すことにより、処理回路520により取得される情報を処理することを含んでよい。。
デバイス読取可能な媒体530は、処理回路520により実行可能な、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つ以上を含むアプリケーション、及び/又は他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス読取可能な媒体530は、処理回路520により使用され得る情報、データ及び/若しくは命令を記憶する、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)若しくは読取専用メモリ(ROM))、大規模記憶媒体(例えば、ハードディスク)、取外し可能な媒体(例えば、CD(Compact Disk)若しくはDVD(Digital Video Disk))、並びに/又は、他の任意の揮発性の若しくは不揮発性の非一時的なデバイス読取可能な及び/若しくはコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含んでよい。いくつかの実施形態において、処理回路520及びデバイス読取可能な媒体530は、統合されるものとみなされてもよい。
ユーザインタフェース機器532は、人間のユーザがワイヤレスデバイス510とインタラクションすることを可能にするコンポーネントを提供し得る。そうしたインタラクションは、視覚的、聴覚的、触覚的など、多くの形態をとり得る。ユーザインタフェース機器532は、ユーザへの出力を生成し、及びワイヤレスデバイス510への入力をユーザが提供することを可能にするように動作可能であり得る。インタラクションのタイプは、ワイヤレスデバイス510に取り付けられるユーザインタフェース機器532のタイプに依存して変化し得る。例えば、ワイヤレスデバイス510がスマートフォンである場合、インタラクションはタッチ画面を介するものであってよく、ワイヤレスデバイス510がスマートメータである場合、インタラクションは使用量(例えば、使用されたガロンの数値)を提供する画面を通じたもの、又は警報音(例えば、煙が検出された場合)を提供するスピーカであってもよい。ユーザインタフェース機器532は、入力インタフェース、デバイス及び回路、並びに出力インタフェース、デバイス及び回路を含んでもよい。ユーザインタフェース機器532は、ワイヤレスデバイス510への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路520へ接続されて処理回路520が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインタフェース機器532は、例えば、マイクロフォン、近接若しくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つ以上のカメラ、USBポート又は他の入力回路を含んでよい。ユーザインタフェース機器532は、ワイヤレスデバイス510からの情報の出力を可能にするように、及び処理回路520がワイヤレスデバイス510から情報を出力することを可能にするようにも構成される。ユーザインタフェース機器532は、例えば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインタフェース、又は他の出力回路を含んでよい。ユーザインタフェース機器532の1つ以上の入出力インタフェース、デバイス及び回路を用いて、ワイヤレスデバイス510は、エンドユーザ及び/又はワイヤレスネットワークと通信し、並びにそれらがここで説明される機能性から恩恵を受けることを可能にし得る。
補助的機器534は、ワイヤレスデバイスにより一般には行われないかもしれない、より固有の機能性を提供するように動作可能である。それは、多様な目的のための測定を行うための専用のセンサ、有線通信といった追加的なタイプの通信のためのインタフェースなどを含んでもよい。それらを含むこと及び補助的機器534のコンポーネントは、実施形態及び/又はシナリオに依存して変化してよい。
電源536は、いくつかの実施形態において、バッテリ又はバッテリパックの形式であってよい。外部の電源(例えば、電気コンセント)、太陽光発電デバイス又は電池といった他のタイプの電源もまた使用されてよい。ワイヤレスデバイス510は、ここで説明され又は示される何らかの機能性を遂行するために電源536からの電力を必要とするワイヤレスデバイス510の多様な部分へ電源536からの電力を伝達するための電力回路537をさらに含んでよい。電力回路537は、ある実施形態において、電力管理回路を含んでもよい。電力回路537は、追加的に又は代替的に、外部の電源から電力を受け付けるように動作可能であってもよく、その場合に、ワイヤレスデバイス510は、電力ケーブルといった入力回路若しくはインタフェースを介して(電気コンセントといった)外部の電源へ接続可能であってもよい。電力回路537は、ある実施形態において、外部の電源から電源536へ電力を伝達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源536の充電のためであり得る。電力回路537は、電力供給先であるワイヤレスデバイス510のそれぞれのコンポーネントに電力を適したものとするために、電源536からの電力に対し何らかの整形、変換又は他の修正を行ってもよい。
図9は、ここで説明される多様な観点に従ったUEの1つの実施形態を示している。ここで使用されるところでは、ユーザ機器あるいはUEは、関係するデバイスを所有し及び/又は操作する人間のユーザという意味でのユーザを必ずしも有していなくてもよい。その代わりに、UEは、人間のユーザへの販売又は人間のユーザによる操作を意図されているが、少なくとも当初は特定の人間のユーザに関連付けられていないかもしれないデバイス(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表してもよい。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売又はエンドユーザによる操作を意図されず、ユーザの恩恵に関連付けられ又はユーザの恩恵のために運用され得るデバイス(例えば、スマートパワーメータ)を表してもよい。UE600は、NB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE及び/又は拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により識別される任意のUEであってもよい。図7に示した通りのUE600は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE及び/又は5G規格といった、3GPPにより発布された1つ以上の通信規格に従った通信のために構成されるワイヤレスデバイスの1つの例である。前に言及したように、ワイヤレスデバイス及びUEという用語は、互換可能に使用されてよい。したがって、図9ではUEであるものの、ここで議論されるコンポーネントはワイヤレスデバイスにも等しく適用可能であり、逆もまたしかりである。
図9において、UE600は、入出力インタフェース605へ動作可能に連結される処理回路601、無線周波数(RF)インタフェース609、ネットワーク接続インタフェース611、ランダムアクセスメモリ(RAM)617と読取専用メモリ(ROM)619と記憶媒体611などを含むメモリ615、通信サブシステム631、電源633、及び/若しくは任意の他のコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせを含む。記憶媒体621は、オペレーティングシステム623、アプリケーションプログラム625及びデータ627を含む。他の実施形態において、記憶媒体621は、他の類似するタイプの情報を含んでもよい。あるUEは、図6に示したコンポーネントの全てを利用してもよく、又はそれらコンポーネントのサブセットのみを利用してもよい。コンポーネント間の統合のレベルは、あるUEと他のUEとで変化してよい。さらに、あるUEは、複数のプロセッサ、メモリ、送受信機、送信機、受信機などのように、コンポーネントの複数のインスタンスを含んでもよい。
図9において、処理回路601は、コンピュータ命令及びデータを処理するように構成され得る。処理回路601は、1つ以上の(例えば、離散ロジック、FPGA、ASICなどでの)ハードウェア実装されるステートマシンといった、メモリ内のマシン読取可能なコンピュータプログラムとして記憶されているマシン命令を実行するように動作可能な任意のシーケンシャルステートマシン、適切なファームウェアを伴うプログラマブルロジック、1つ以上のストアドプログラム、適切なソフトウェアを伴うマイクロプロセッサ若しくはデジタル信号プロセッサ(DSP)といった汎用プロセッサ、又は上記の任意の組み合わせを実装するように構成され得る。例えば、処理回路601は、2つの中央演算装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータによる使用に適した形式の情報であってよい。
図示した実施形態において、入出力インタフェース605は、入力デバイス、出力デバイス及び入出力デバイスに対する通信インタフェースを提供するように構成されてもよい。UE600は、入出力インタフェース605を介して出力デバイスを使用するように構成されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインタフェースポートを使用してもよい。例えば、UE600への入力及びUE600からの出力を提供するためにUSBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、他の出力デバイス、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。UE600は、ユーザがUE600への情報を捕捉することを可能にするために入出力インタフェース605を介して入力デバイスを使用するように構成され得る。入力デバイスは、タッチ感応型の又はプレゼンス感応型のディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、指向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、及びスマートカードなどを含んでもよい。プレゼンス感応型のディスプレイは、ユーザからの入力を感知するための容量型又は抵抗型のタッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、他の類似のセンサ、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン及び光センサであってもよい。
図9において、RFインタフェース609は、送信機、受信機及びアンテナといったRFコンポーネントに対し通信インタフェースを提供するように構成され得る。ネットワーク接続インタフェース611は、ネットワーク643aへの通信インタフェースを提供するように構成され得る。ネットワーク643aは、LAN(Local-Area Network)、WAN(Wide-Area Network)、コンピュータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、電気通信ネットワーク、他の類似のネットワーク、又はそれらの任意の組み合わせといった、有線及び/又は無線のネットワークを包含し得る。例えば、ネットワーク643aは、Wi-Fiネットワークを含んでもよい。ネットワーク接続インタフェース611は、イーサネット、TCP/IP、SONET若しくはATMなどといった1つ以上の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つ以上の他のデバイスと通信するために使用される受信機及び送信機インタフェースを含むように構成され得る。ネットワーク接続インタフェース611は、通信ネットワークリンク(例えば、光及び電気など)にとって適切な受信機及び送信機の機能性を実装し得る。送信機及び受信機の機能は、回路コンポーネント、ソフトウェア若しくはファームウェアを共有してもよく、又は代替的に別個に実装されてもよい。
RAM617は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム及びデバイスドライバといったソフトウェアプログラムの実行中のデータ又はコンピュータ命令の記憶及びキャッシュを提供するために、バス602を介して処理回路601へインタフェースするように構成され得る。ROM619は、処理回路601へコンピュータ命令又はデータを提供するように構成され得る。例えば、ROM619は、基本I/O(basic input and output)、起動、又はキーボードからのキーストロークの受付といった、不揮発性メモリ内に記憶される基本的なシステム機能の不変の低レベルシステムコード又はデータを記憶するように構成され得る。記憶媒体621は、RAM、ROM、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取り外し可能カートリッジ又はフラッシュドライブといったメモリを含むように構成され得る。1つの例において、記憶媒体621は、オペレーティングシステム623、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェット若しくはガジェットエンジン若しくは他のアプリケーションといったアプリケーションプログラム625、及びデータファイル627を含むように構成され得る。記憶媒体621は、UE600による使用のために、広範な多様なオペレーティングシステム又は複数のオペレーティングシステムの組み合わせのうちの任意のものを記憶してよい。
記憶媒体621は、RAID(Redundant Array of Independent Disks)といった複数の物理ドライブユニット、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、HD-DVD(High-Density Digital Versatile Disc)、光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、HDDS(Holographic Digital Data Storage)光ディスクドライブ、外部ミニDI MM(Dual In-Line Memory Module)、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、外部マイクロDIMM SDRAM、SIM/RUIM(Subscriber Identity Module or Removable User Identity Module)モジュールといったスマートカードメモリを含むように構成され得る。記憶媒体621は、UE600が一時的な若しくは非一時的な記憶媒体に記憶されるコンピュータ実行可能な命令又はアプリケーションプログラムなどへアクセスしてデータをオフロード又はアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用するものなどといった製品の品目は、デバイス読取可能な媒体を含み得る記憶媒体621において有形的に具現化され得る。
図9において、処理回路601は、通信サブシステム631を用いてネットワーク643bと通信するように構成され得る。ネットワーク643a及びネットワーク643bは、1つ若しくは複数の、同一のネットワークであってもよく又は異なるネットワークであってもよい。通信サブシステム631は、ネットワーク643bと通信するために使用される1つ以上の送受信機を含むように構成され得る。例えば、通信サブシステム631は、IEEE802.6、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN若しくはWiMaxなどといった1つ以上の通信プロトコルに従って、他のワイヤレスデバイス、UE又は無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局といったワイヤレス通信可能な他のデバイスの1つ以上の遠隔の送受信機と通信するために使用される1つ以上の送受信機を含むように構成され得る。各送受信機は、RANリンクにとってそれぞれ適切な送信機又は受信機の機能性(例えば、周波数割り当てなど)を実装する送信機633及び/又は受信機635を含み得る。さらに、各送受信機の送信機633及び受信機635は、回路コンポーネント、ソフトウェア若しくはファームウェアを共有してもよく、又は代替的に別個に実装されてもよい。
図示した実施形態において、通信サブシステム631の通信機能は、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、Bluetoothのような近距離通信、近接(near-field)通信、ロケーションの決定のためのGPS(Global Positioning System)の使用といったロケーションベースの通信、他の類似の通信機能、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。例えば、通信サブシステム631は、セルラー通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信及びGPS通信を含んでもよい。ネットワーク643bは、LAN(Local-Area Network)、WAN(Wide-Area Network)、コンピュータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、電気通信ネットワーク、他の類似のネットワーク、又はそれらの任意の組み合わせといった、有線及び/又は無線のネットワークを包含し得る。例えば、ネットワーク643bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク及び/又は近接ネットワークを含んでもよい。電源613は、交流電流(AC)又は直流電流(DC)での電力をUE600のコンポーネントへ提供するように構成され得る。
ここで説明される特徴、恩恵及び/又は機能は、UE600のコンポーネントのうちの1つに実装されてもよく、又はUE600の複数のコンポーネントをまたいで分けられてもよい。さらに、ここで説明される特徴、恩恵及び/又は機能は、ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェアの任意の組み合わせで実装されてよい。1つの例において、通信サブシステム631がここで説明されるコンポーネントのいずれかを含むように構成されてもよい。さらに、処理回路601は、バス602上でそうしたコンポーネントのうちの任意のものと通信するように構成されてもよい。他の例において、そうしたコンポーネントのうちの任意のものが、メモリ内に記憶されるプログラム命令であって、処理回路601による実行時にここで説明される対応する機能を行う当該プログラム命令により表されてもよい。他の例において、そうしたコンポーネントのうちの任意のものの機能性が、処理回路601と通信サブシステム631との間で分けられてもよい。他の例において、そうしたコンポーネントのうちの任意のものの計算上重くない機能がソフトウェア又はファームウェアで実装され、計算上重い機能がハードウェアで実装されてもよい。
図10は、いくつかの実施形態により実装される機能が仮想化され得る仮想化環境700を示す概略ブロック図である。本文脈において、装置又はデバイスの仮想的なバージョンを生成する仮想化手段は、仮想化ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス及びネットワーキングリソースを含み得る。ここで使用されるところでは、仮想化は、ノード(例えば、仮想化基地局若しくは仮想化無線アクセスノード)、デバイス(例えば、UE、ワイヤレスデバイス、若しくは任意の他のタイプの通信デバイス)、又はそれらのコンポーネントへ適用されることができ、その機能性の少なくとも一部が(例えば、1つ以上のネットワーク内の1つ以上の物理的な処理ノード上で稼働する1つ以上のアプリケーション、コンポーネント、機能、仮想マシン又はコンテナを介して)1つ以上の仮想コンポーネントとして実装される実装法に関する。
いくつかの実施形態において、ここで説明される機能のいくつか又は全ては、ハードウェアノード730の1つ以上によりホスティングされる1つ以上の仮想環境700内に実装される1つ以上の仮想マシンにより実行される仮想コンポーネントとして実装されてよい。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードではなく又は無線接続性を要しない実施形態(例えば、コアネットワークノード)では、ネットワークノードが全体として仮想化されてもよい。
上記機能は、ここで開示される実施形態のいくつかの特徴、機能及び/又は恩恵のいくつかを実装するように動作可能な1つ以上のアプリケーション720(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれてもよい)により実装され得る。アプリケーション720は、処理回路760及びメモリ790を含むハードウェア730を提供する仮想化環境700において実行される。メモリ790は、処理回路760により実行可能な命令795を含み、それによりアプリケーション720はここで開示される特徴、恩恵及び/又は機能のうちの1つ以上を提供するように動作可能である。
仮想化環境700は、1つ以上のプロセッサのセットを含む汎用の若しくは特殊目的のネットワークハードウェアデバイス730又は処理回路760を含み、それらは、COTS(Commercial Off-The-Shelf)プロセッサ、専用ASIC、又はデジタル若しくはアナログのハードウェアコンポーネント若しくは特殊目的のプロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であってよい。各ハードウェアデバイスは、命令795又は処理回路760により実行されるソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的なメモリであり得るメモリ790-1を含んでよい。各ハードウェアデバイスは、物理的なネットワークインタフェース780を含む、ネットワークインタフェースカードとしても知られる1つ以上のネットワークインタフェースコントローラ(NIC)770を含んでもよい。また、各ハードウェアデバイスは、処理回路760により実行可能なソフトウェア795及び/又は命令を記憶した非一時的で永続的なマシン読取可能な記憶媒体790-2を含んでもよい。ソフトウェア795は、1つ以上の仮想化レイヤ(ハイパーバイザともいう)750をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン740を実行するためのソフトウェア、並びに、ここで説明されるいくつかの実施形態に関連して説明される機能、特徴、及び/又は恩恵をなすことを可能にするソフトウェアを含む、いかなるタイプのソフトウェアを含んでもよい。
仮想マシン740は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキング又はインタフェース、及び仮想ストレージを含み、対応する仮想化レイヤ750又はハイパーバイザにより実行され得る。仮想アプライアンス720のインスタンスの様々な実施形態が、仮想マシン740のうちの1つ以上において実装されてよく、その実装は、様々な手法でなされてよい。
動作中に、処理回路760は、ソフトウェア795を実行して、仮想マシンモニタ(VMM)として言及されることもあり得るハイパーバイザ又は仮想化レイヤ750をインスタンス化する。仮想化レイヤ750は、仮想マシン740にとってネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを呈示する。
図10に示したように、ハードウェア730は、一般的な又は固有のコンポーネントを伴うスタンドアローンのネットワークノードであってもよい。ハードウェア730は、アンテナ7225を含んでもよく、仮想化を介していくつかの機能を実装してもよい。代替的に、ハードウェア730は、多数のハードウェアノードが協働し及びMANO(Management and Orchestration)7100を介して管理される(例えば、データセンタ又は顧客構内機器(CPE)内のもののような)より大規模なハードウェアのクラスタの一部であってもよく、MANO7100はとりわけアプリケーション720のライフサイクル管理を監督する。
ハードウェアの仮想化を、いくつかの文脈において、ネットワーク機能仮想化(NFV)という。NFVは、データセンタ及び顧客構内機器内に位置することのできる、業界標準の大容量のサーバハードウェア、物理スイッチ及び物理ストレージへと多くのネットワーク機器のタイプを集約するために使用され得る。
NFVの文脈では、仮想マシン740は、物理的であって仮想化されていないマシン上であたかも実行されているかのようにプログラムを稼働させる物理マシンのソフトウェア実装であってよい。仮想マシン740の各々、及び当該仮想マシンを実行するハードウェア730の部分は、当該仮想マシンに専用のハードウェアであれ、及び/又は当該仮想マシンにより他の仮想マシン740と共用されるハードウェアであれ、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
やはりNFVの文脈において、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキング基盤730の最上位で1つ以上の仮想マシン740において稼働する固有のネットワーク機能を扱うことに責任を有し、図10におけるアプリケーション720に対応する。
いくつかの実施形態において、1つ以上の送信機7220及び1つ以上の受信機7210を各々含む1つ以上の無線ユニット7200は、1つ以上のアンテナ7225へ連結され得る。無線ユニット7200は、1つ以上の適切なネットワークインタフェースを介してハードウェアノード730と直接的に通信してもよく、無線アクセスノード又は基地局のように仮想ノードに無線ケイパビリティを提供するために仮想コンポーネントとの組み合わせで使用されてもよい。
いくつかの実施形態において、制御システム7230の使用と共に何らかのシグナリングを作用させることができ、それは代替的にハードウェアノード730及び無線ユニット7200の間の通信のために使用されてもよい。
図11は、いくつかの実施形態に係るホストコンピュータへ中間ネットワークを介して接続される電気通信ネットワークを示している。
図11を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、3GPP型のセルラーネットワークといった電気通信ネットワーク810を含み、電気通信ネットワーク810は、無線アクセスネットワークといったアクセスネットワーク811とコアネットワーク814とを含む。アクセスネットワーク811は、NB、eNB、gNG、又は他のタイプの無線アクセスポイントといった複数の基地局812a、812b、812cを含み、その各々が対応するカバレッジエリア813a、813b、813cを定義する。各基地局812a、812b、812cは、有線又は無線接続815上でコアネットワーク814へ接続可能である。カバレッジエリア813cに位置する第1のUE891は、対応する基地局812cへワイヤレスに接続され又は対応する基地局812cによりページングされるように構成される。カバレッジエリア813a内の第2のUE892は、対応する基地局812aへワイヤレスに接続可能である。この例では、複数のUE891、892が図示されているものの、開示される実施形態は、カバレッジエリア内に単独のUEがある状況、又は対応する基地局812へ単独のUEが接続している状況へ等しく適用可能である。
電気通信ネットワーク810は、それ自体がホストコンピュータ830へ接続され、ホストコンピュータ830は、スタンドアローンのサーバのハードウェア及び/若しくはソフトウェア、クラウド実装のサーバ、分散型サーバで具現化されてもよく、又はサーバファーム内の処理リソースとして具現化されてもよい。ホストコンピュータ830は、サービスプロバイダの所有下にあってもその制御下にあってもよく、又はサービスプロバイダにより若しくはサービスプロバイダのために運用されてもよい。電気通信ネットワーク810とホストコンピュータ830との間の接続821及び822は、コアネットワーク814からホストコンピュータ830へ直接的に伸びていてもよく、オプションとしての中間ネットワーク820を介してつながっていてもよい。中間ネットワーク820は、パブリック、プライベート又はホステッドネットワークのうちの1つまたはそれらの複数の組み合わせであってもよく、中間ネットワーク820は、もしあればバックボーンネットワーク又はインターネットであってもよく、具体的には、中間ネットワーク820は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
図11の通信システムは、全体として、接続されるUE891、892とホストコンピュータ830との間の接続性を可能にする。その接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続850として説明されてよい。ホストコンピュータ830及び接続されるUE891、892は、アクセスネットワーク811、コアネットワーク814、任意の中間ネットワーク820及びあり得るさらなる基盤(図示せず)を途中段階として用いて、OTT接続850を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように構成される。OTT接続850は、OTT接続850の通過途上の参加している通信デバイスがアップリンク通信及びダウンリンク通信のルーティングを意識しないという意味において、透過的であり得る。例えば、基地局812は、ホストコンピュータ830から発して接続されるUE891へ転送(例えば、ハンドオーバ)されるべきデータを伴うインカミングのダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されなくてよく又はその通知を必要としない。同様に、基地局812は、UE891から発してホストコンピュータ830へ向かうアウトゴーイングのアップリンク通信の将来のルーティングを認識することを必要としない。
図12は、いくつかの実施形態に係る部分的にワイヤレスな接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示している。
前の段落で議論したUE、基地局及びホストコンピュータの一実施形態に係る例示的な実装が、これより図12を参照しながら説明される。通信システム900において、ホストコンピュータ910は、通信システム900の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するように構成される通信インタフェース916を含むハードウェア915を備える。ホストコンピュータ910は、さらに、記憶及び/又は処理のケイパビリティを有し得る処理回路918を備える。具体的には、処理回路918は、命令を実行するように適合される、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はそれらの組み合わせ(図示せず)を含んでよい。ホストコンピュータ910は、さらに、ホストコンピュータ910内に記憶され又はホストコンピュータ910によりアクセス可能なソフトウェア911であって、処理回路918により実行可能な当該ソフトウェア911を備える。ソフトウェア911は、ホストアプリケーション912を含む。ホストアプリケーション912は、UE930及びホストコンピュータ910で終端するOTT接続950を介して接続しているUE930といったリモートユーザへサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザへのサービスの提供中に、ホストアプリケーション912は、OTT接続950を用いて送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム900は、電気通信システムにおいて提供される基地局920をさらに含み、基地局920は、ホストコンピュータ910及びUE930と通信することを可能にするハードウェア925を備える。ハードウェア925は、通信システム900の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するための通信インタフェース926、並びに、基地局920によりサービスされるカバレッジエリア(図12には示していない)内に位置するUE930との少なくとも無線接続970をセットアップし及び維持するための無線インタフェース927を含み得る。通信インタフェース926は、ホストコンピュータ910への接続960を促進するように構成され得る。接続960は、直接的なものであってもよく、又は、電気通信システムのコアネットワーク(図12には示されていない)及び/若しくは電気通信システム外の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示した実施形態において、基地局920のハードウェア925は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラム可能なプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はそれらの組合せ(図示せず)を含み得る処理回路928をさらに含む。基地局920は、内部的に記憶され又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア921をさらに有する。
通信システム900は、既に言及したUE930をさらに含む。そのハードウェア935は、UE930がその時点で位置するカバレッジエリアへサービスする基地局との無線接続970をセットアップし及び維持するように構成される無線インタフェース937を含み得る。UE930のハードウェア935は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラム可能なプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はそれらの組合せ(図示せず)を含み得る処理回路938をさらに含む。UE930は、UE930内に記憶され若しくはUE930によりアクセス可能であって、処理回路938により実行可能なソフトウェア931をさらに含む。ソフトウェア931は、クライアントアプリケーション932を含む。クライアントアプリケーション932は、ホストコンピュータ910のサポートと共に、人間の又は非人間のユーザへUE930を介してサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ910において、実行対象のホストアプリケーション912は、実行対象のクライアントアプリケーション932とUE930及びホストコンピュータ910で終端するOTT接続950を介して通信し得る。ユーザへのサービス提供中に、クライアントアプリケーション932は、ホストアプリケーション912からリクエストデータを受信し、当該リクエストデータへの応答としてユーザデータを提供し得る。OTT接続950は、要求データ及びユーザデータの双方を移送し得る。クライアントアプリケーション932は、自身が提供するユーザデータを生成するために、ユーザとインタラクションし得る。
なお、図12に示したホストコンピュータ910、基地局920及びUE930は、それぞれ図11のホストコンピュータ830、基地局812a、812b、812cのうちの1つ、及びUE891、892のうちの1つと類似し又は同一であってもよい。言うなれば、これらエンティティの内部的な作用は図12に示した通りであってよく、それとは独立して、周囲のネットワークトポロジーは図11のそれであってよい。
図12では、ホストコンピュータ910とUE930との間の基地局920を介する通信を、いかなる中間的なデバイス及びそれらデバイスを介するメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及も無く例示するために、OTT接続950が抽象的に描かれている。ルーティングを決定するのはネットワーク基盤であってよく、ネットワーク基盤は、UE930若しくはホストコンピュータ910を動作させるサービスプロバイダ又はそれら双方からルーティングを隠蔽するように構成されてよい。OTT接続950がアクティブである間、ネットワーク基盤は、(例えば、負荷分散の考慮又はネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更するための決定をさらに行ってよい。
UE930と基地局920との間の無線接続970は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従う。多様な実施形態の1つ以上が、OTT接続950を用いてUE930へ提供されるOTTサービスの性能を改善し、無線接続970はその最後のセグメントを形成する。より正確には、これら実施形態の教示は、データレート、レイテンシ及び/又は電力消費を改善し、それにより低減されたユーザの待ち時間、ファイルサイズに対する緩和された制限、より良好な応答性、及び/又は長くなったバッテリ寿命といった利益を提供し得る。
データレート、レイテンシ及び1つ以上の実施形態により改善される他の要因を監視する目的で、測定手続が提供されてもよい。測定結果の変動に応答してホストコンピュータ910とUE930との間のOTT接続950を再構成するためのオプション的なネットワークの機能性がさらに存在してもよい。上記測定手続及び/又はOTT接続950を再構成するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ910のソフトウェア911及びハードウェア915、若しくはUE930のソフトウェア931及びハードウェア935、又はそれらの双方において実装されてもよい。複数の実施形態において、通信デバイス内に又は通信デバイスに関連付けて、OTT接続950が通過するセンサ(図示せず)が配備されてもよく、それらセンサは、上で例示した監視結果の数量の値を供給し又は他の物理量の値を供給することにより上記測定手続に参加してもよく、それらからソフトウェア911、931により監視対象の量が計算され又は推定され得る。OTT接続950の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、好適なルーティングなどを含んでよく、その再構成は、基地局920には影響しなくてもよく、基地局920にとっては未知であるか又は感知不能であってもよい。そうした手続及び機能性は、当分野において既知であり又は実用されているかもしれない。ある実施形態において、測定は、ホストコンピュータ910によるスループット、伝播時間及びレイテンシなどの測定を容易化する独自のUEシグナリングを包含してもよい。その測定は、ソフトウェア911及び931がOTT接続950を用いて具体的には空であり又は"ダミー"のメッセージであるメッセージを送信しつつ、伝播時間や誤りなどを監視する形で実装されてもよい。
図13は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を描いたフローチャートである。通信システムは、図11及び図12を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図13の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。ステップ1010において、ホストコンピュータは、ユーザデータを提供する。ステップ1010のサブステップ1011(オプションであり得る)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ1020において、ホストコンピュータは、ユーザデータを搬送するUEへの送信を開始する。ステップ1030(オプションであり得る)において、基地局は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した上記送信において搬送されたユーザデータをUEへ送信する。ステップ1040(やはりオプションであり得る)において、UEは、ホストコンピュータにより実行されるホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行する。
図14は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を描いたフローチャートである。通信システムは、図11及び図12を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図14の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。本方法のステップ1110において、ホストコンピュータは、ユーザデータを提供する。随意的なサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ1120において、ホストコンピュータは、ユーザデータを搬送するUEへの送信を開始する。その送信は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、基地局を通過し得る。ステップ1130(オプションであり得る)において、UEは、上記送信において搬送されるユーザデータを受信する。
図15は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を描いたフローチャートである。通信システムは、図11及び図12を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図15の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。ステップ1210(オプションであり得る)において、UEは、ホストコンピュータにより提供される入力データを受信する。追加的に又は代替的に、ステップ1220において、UEがユーザデータを提供する。ステップ1220のサブステップ1221(オプションであり得る)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ1210のサブステップ1211(オプションであり得る)において、UEは、ホストコンピュータにより提供される入力データの受信へのリアクションにおいて、ユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータの提供中に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け付けられるユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された具体的なやり方に関わらず、UEは、サブステップ1230(オプションであり得る)において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。本方法のステップ1240において、ホストコンピュータは、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されるユーザデータを受信する。
図16は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を描いたフローチャートである。通信システムは、図11及び図12を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図16の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。ステップ1310オプションであり得る)において、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからのユーザデータを受信する。ステップ1320(オプションであり得る)において、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ1330(オプションであり得る)において、ホストコンピュータは、基地局により開始される上記送信において搬送されるユーザデータを受信する。
図17は、ある実施形態に係る、第1ネットワークノードによる方法1400を示している。ステップ1402で、第1ネットワークノードは、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信する。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び上記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。具体的な実施形態において、第1ネットワークノードはLMF120を含み、第2ネットワークノードはgNB又はTRP110~115を含む。
多様な具体的な実施形態において、上記方法は、追加的に又は代替的に、後に説明するグループA及びグループEの例のステップ群又は機能群のうちの1つ以上を含んでもよい。
図18は、ワイヤレスネットワーク(例えば、図6に示したワイヤレスネットワーク)内の仮想的装置1500の概略ブロック図を示している。当該装置は、ワイヤレスデバイス又はネットワークノード(例えば、図6に示したワイヤレスデバイス510又はネットワークノード560)において実装され得る。装置1500は、図17を参照しながら説明した例示的な方法及び恐らくはここで開示した任意の他の処理又は方法を遂行するように動作可能である。また、理解されるべきこととして、図17の方法は、装置1500により必ずしも単独で遂行されるわけではない。上記方法の少なくともいくつかの動作を、1つ以上の他のエンティティにより実行することができる。
仮想的装置1500は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)及び特殊目的デジタルロジックなどを含み得る他のデジタルハードウェアを含んでもよい。上記処理回路は、メモリ内に記憶されるプログラムコードを実行するように構成されてもよく、当該メモリは、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどといった、1つ又は複数のタイプのメモリを含み得る。メモリ内に記憶されるプログラムコードは、1つ以上の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、並びに、複数の実施形態においてここで説明される技法の1つ以上を遂行するための命令を含む。いくつかの実施形態において、上記処理回路は、送信モジュール1510、及び装置1500の任意の他の適したユニットに、本開示の1つ以上の実施形態に係る対応する機能を実行させるために使用され得る。
ある実施形態によれば、送信モジュール1510は、装置1500の送信機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、送信モジュール1510は、他のネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信してもよい。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び上記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。具体的な実施形態において、送信モジュール1510はLMFに関連付けられもよもく、上記他のネットワークノードはgNB又はTRPであってもよい。
オプションとして、具体的な実施形態において、仮想的装置は、追加的に、後に説明するグループA及びグループEの例示的な実施形態におけるステップ群のいずれかを実行し又は機能群のいずれかを提供するための1つ以上のモジュールを含んでもよい。
ここで使用されるところでは、ユニット又はモジュールとの用語は、電子機器、電気デバイス及び/又は電子デバイスの分野における旧来の意味を有してよく、例えば、ここで説明したもののような、それぞれのタスク、手続、計算、出力及び/若しくは表示機能などを遂行するための、電気回路及び/若しくは電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジック固体素子及び/若しくは離散デバイス、コンピュータプログラム、又は、命令を含み得る。
図19は、ある実施形態に係る、第2ネットワークノードによる方法1600を示している。ステップ1602で、第1ネットワークノードは、第1ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信する。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。具体的な実施形態において、第2ネットワークノードはgNB又はTRP110~115を含み、第1ネットワークノードはLMF120を含む。
多様な具体的な実施形態において、上記方法は、後に説明するグループB及びグループEの例のステップ群又は機能群のうちのいずれかの1つ以上を含んでもよい。
図20は、ワイヤレスネットワーク(例えば、図3に示したワイヤレスネットワーク)内の仮想的装置1700の概略ブロック図を示している。当該装置は、ワイヤレスデバイス又はネットワークノード(例えば、図6に示したワイヤレスデバイス510又はネットワークノード560)において実装され得る。装置1700は、図19を参照しながら説明した例示的な方法及び恐らくはここで開示した任意の他の処理又は方法を遂行するように動作可能である。また、理解されるべきこととして、図19の方法は、装置1700により必ずしも単独で遂行されるわけではない。上記方法の少なくともいくつかの動作を、1つ以上の他のエンティティにより実行することができる。
仮想的装置1700は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)及び特殊目的デジタルロジックなどを含み得る他のデジタルハードウェアを含んでもよい。上記処理回路は、メモリ内に記憶されるプログラムコードを実行するように構成されてもよく、当該メモリは、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどといった、1つ又は複数のタイプのメモリを含み得る。メモリ内に記憶されるプログラムコードは、1つ以上の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、並びに、複数の実施形態においてここで説明される技法の1つ以上を遂行するための命令を含む。いくつかの実施形態において、上記処理回路は、受信モジュール1710、及び装置1700の任意の他の適したユニットに、本開示の1つ以上の実施形態に係る対応する機能を実行させるために使用され得る。
ある実施形態によれば、受信モジュール1710は、装置1700の受信機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、受信モジュール1710は、他のネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信してもよい。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。具体的な実施形態において、受信モジュール1710はgNB又はTRP110~115に関連付けられもよもく、上記他のネットワークノードはLMF120であってもよい。
オプションとして、具体的な実施形態において、仮想的装置は、追加的に、後に説明するグループB及びグループEの例におけるステップ群のいずれかを実行し又は機能群のいずれかを提供するための1つ以上のモジュールを含んでもよい。
図21は、ある実施形態に係る、第1ネットワークノードによる方法1800を示している。ステップ1802で、第1ネットワークノードは、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信する。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。ステップ1804で、第1ネットワークノードは、探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、第2ネットワークノードから少なくとも1つの測定結果を受信する。ステップ1806で、第1ネットワークノードは、上記少なくとも1つの測定結果に基づいて、探索ウィンドウ情報を精緻化し及び/又は適応させる。
多様な具体的な実施形態において、上記方法は、追加的に又は代替的に、後に説明するグループC及びグループEの例のステップ群又は機能群のうちの1つ以上を含んでもよい。
図22は、ワイヤレスネットワーク(例えば、図6に示したワイヤレスネットワーク)内の仮想的装置1900の概略ブロック図を示している。当該装置は、ワイヤレスデバイス又はネットワークノード(例えば、図6に示したワイヤレスデバイス510又はネットワークノード560)において実装され得る。装置1900は、図21を参照しながら説明した例示的な方法及び恐らくはここで開示した任意の他の処理又は方法を遂行するように動作可能である。また、理解されるべきこととして、図21の方法は、装置1900により必ずしも単独で遂行されるわけではない。上記方法の少なくともいくつかの動作を、1つ以上の他のエンティティにより実行することができる。
仮想的装置1900は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)及び特殊目的デジタルロジックなどを含み得る他のデジタルハードウェアを含んでもよい。上記処理回路は、メモリ内に記憶されるプログラムコードを実行するように構成されてもよく、当該メモリは、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどといった、1つ又は複数のタイプのメモリを含み得る。メモリ内に記憶されるプログラムコードは、1つ以上の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、並びに、複数の実施形態においてここで説明される技法の1つ以上を遂行するための命令を含む。いくつかの実装例において、上記処理回路は、送信モジュール1910、受信モジュール1920、精緻化及び/又は適応モジュール1930、並びに装置1900の任意の他の適したユニットに、本開示の1つ以上の実施形態に係る対応する機能を実行させるために使用され得る。
ある実施形態によれば、送信モジュール1910は、装置1900の送信機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、送信モジュール1910は、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信してもよい。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。
ある実施形態によれば、受信モジュール1920は、装置1900の受信機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、受信モジュール1920は、探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、第2ネットワークノードから少なくとも1つの測定結果を受信し得る。
ある実施形態によれば、精緻化及び/又は適応モジュール1930は、装置1900の精緻化及び/又は適応機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、精緻化及び/又は適応モジュール1930は、上記少なくとも1つの測定結果に基づいて、探索ウィンドウ情報を精緻化し及び/又は適応させ得る。
オプションとして、具体的な実施形態において、仮想的装置は、追加的に、後に説明するグループC及びグループEの例におけるステップ群のいずれかを実行し又は機能群のいずれかを提供するための1つ以上のモジュールを含んでもよい。
図23は、ある実施形態に係る、第2ネットワークノードによる方法を示している。ステップ2002で、第2ネットワークノードは、第1ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信する。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。ステップ204で、第2ネットワークノードは、探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づく少なくとも1つの測定結果を、第2ネットワークノードへ送信する。
多様な具体的な実施形態において、上記方法は、後に説明するグループD及びグループEの例のステップ群又は機能群のうちのいずれかの1つ以上を含んでもよい。
図24は、ワイヤレスネットワーク(例えば、図6に示したワイヤレスネットワーク)内の仮想的装置2100の概略ブロック図を示している。当該装置は、ワイヤレスデバイス又はネットワークノード(例えば、図6に示したワイヤレスデバイス510又はネットワークノード560)において実装され得る。装置2100は、図23を参照しながら説明した例示的な方法及び恐らくはここで開示した任意の他の処理又は方法を遂行するように動作可能である。また、理解されるべきこととして、図23の方法は、装置2100により必ずしも単独で遂行されるわけではない。上記方法の少なくともいくつかの動作を、1つ以上の他のエンティティにより実行することができる。
仮想的装置2100は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)及び特殊目的デジタルロジックなどを含み得る他のデジタルハードウェアを含んでもよい。上記処理回路は、メモリ内に記憶されるプログラムコードを実行するように構成されてもよく、当該メモリは、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどといった、1つ又は複数のタイプのメモリを含み得る。メモリ内に記憶されるプログラムコードは、1つ以上の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、並びに、複数の実施形態においてここで説明される技法の1つ以上を遂行するための命令を含む。いくつかの実施形態において、上記処理回路は、受信モジュール2110及び送信モジュール2120、並びに装置2100の任意の他の適したユニットに、本開示の1つ以上の実施形態に係る対応する機能を実行させるために使用され得る。
ある実施形態によれば、受信モジュール2110は、装置2100の受信機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、受信モジュール2110は、第1ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信してもよい。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。
ある実施形態によれば、送信モジュール2120は、装置2100の送信機能のうちの何らかのものを実行し得る。例えば、送信モジュール2110は、探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づく少なくとも1つの測定結果を、第1ネットワークノードへ送信してもよい。
オプションとして、具体的な実施形態において、仮想的装置は、追加的に、後に説明するグループD及びグループEの例におけるステップ群のいずれかを実行し又は機能群のいずれかを提供するための1つ以上のモジュールを含んでもよい。
図25は、ある実施形態に係る、第1ネットワークノード560による方法2200を示している。上記方法はステップ2202で開始し、第1ネットワークノードは、第2ネットワークノード560へ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信する。上記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。ステップ2204で、第1ネットワークノード560は、第2ネットワークノード560から応答メッセージを受信する。上記応答メッセージは、第2ネットワークノード560による探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。
概して認識されることとして、探索ウィンドウ情報という用語は、ここで使用されているところでは、"AoA探索ウィンドウ情報"及び/若しくは"AoA支援情報"という用語を包含し並びに/又はそれと置き換えられてもよい。
具体的な実施形態において、探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられる上記フィードバックは、第2ネットワークノード560によりどのように探索ウィンドウ情報が使用されたか、及び第2ネットワークノード560により探索ウィンドウ情報が使用されたか否か、のうちの少なくとも1つを示す。
具体的な実施形態において、上記フィードバックは、フラグとして示される。
具体的な実施形態において、上記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が探索ウィンドウ情報に基づいて受信されたこと、又は使用可能なリファレンス信号が探索ウィンドウ情報に基づいて見つからなかったこと、を示す。
具体的な実施形態において、第1ネットワークノード560は、探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、第2ネットワークノードから少なくとも1つの測定結果を受信する。第1ネットワークノード560は、上記少なくとも1つの測定結果に基づいて、探索ウィンドウ情報を精緻化し及び/又は適応させる。
具体的な実施形態において、上記メッセージは、NRPPA測定要求メッセージを含み、上記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含む。このシナリオにおいて、第1ネットワークノードはロケーションサーバを含み、第2ネットワークノードはCUを含む。
他の具体的な実施形態において、上記メッセージは、F1測位測定要求メッセージを含み、第1ネットワークノードはCUを含み、第2ネットワークノードはDUを含む。
具体的な実施形態において、予期される角度に関連付けられる情報は、予期されるAoA及び予期されるZoA、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的な実施形態において、予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報は、予期される角度の不確かさのレベルを表す値、又は第1ネットワークノードが予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、を示す。
具体的な実施形態において、上記メッセージは、第2ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のためのSRS構成情報を含み、少なくとも1回の測定とは、UL-RTOA、UL RTT測定、e-CID測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む。
具体的な実施形態において、第1ネットワークノード560は、第2ネットワークノード560から探索ウィンドウ情報を求める要求を受信し、探索ウィンドウ情報は、探索ウィンドウ情報を求める当該要求に基づくメッセージに含められる。
具体的な実施形態において、上記応答メッセージは、少なくとも1回の測定の物理セル識別子(PCI)、少なくとも1回の測定のセルグローバル識別子(CGI)、少なくとも1回の測定の送受信ポイント識別子、アップリンクAoA、アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力、少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ、及び、少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的な実施形態において、上記応答メッセージは、第2ネットワークノード560が探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む。
具体的な実施形態において、第1ネットワークノード560は、上記応答メッセージに基づいて探索ウィンドウ情報を適応させ、適応後の探索ウィンドウ情報を第2ネットワークノード560へ送信する。
図26は、ある実施形態に係る、第2ネットワークノード560による方法2300を示している。上記方法はステップ2302で開始し、第2ネットワークノード560は、第1ネットワークノード560から、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信する。探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む。第2ネットワークノード560は、第1ネットワークノード560へ応答メッセージを送信する。上記応答メッセージは、第1ネットワークノード560による探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む。
概して認識されることとして、探索ウィンドウ情報という用語は、ここで使用されているところでは、"AoA探索ウィンドウ情報"及び/若しくは"AoA支援情報"という用語を包含し並びに/又はそれと置き換えられてもよい。
具体的な実施形態において、探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられる上記フィードバックは、第2ネットワークノード560によりどのように探索ウィンドウ情報が使用されたか、及び第2ネットワークノード560により探索ウィンドウ情報が使用されたか否か、のうちの少なくとも1つを示す。
具体的な実施形態において、上記フィードバックは、フラグとして示される。
具体的な実施形態において、上記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が探索ウィンドウ情報に基づいて受信されたこと、又は使用可能なリファレンス信号が探索ウィンドウ情報に基づいて見つからなかったこと、を示す。
具体的な実施形態において、第2ネットワークノード560は、探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、第1ネットワークノード560へ少なくとも1つの測定結果を送信する。第2ネットワークノード560は、第1ネットワークノード560から、上記少なくとも1つの測定結果に基づいて適応された追加的な探索ウィンドウ情報を受信する。
具体的な実施形態において、上記メッセージは、NRPPA測定要求メッセージを含み、上記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含み、第1ネットワークノードはロケーションサーバを含み、第2ネットワークノードはCUを含む。
具体的な実施形態において、上記メッセージは、F1測位測定要求メッセージを含み、第1ネットワークノードはCUを含み、第2ネットワークノードはDUを含む。
具体的な実施形態において、予期される角度に関連付けられる角度情報は、予期されるAoA及び予期されるZoA、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的な実施形態において、予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報は、予期される角度の不確かさのレベルを表す値、又は第2ネットワークノードが予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、を示す。
具体的な実施形態において、上記メッセージは、第2ネットワークノード560による少なくとも1回の測定の実行のためのSRS構成情報を含む。
具体的な実施形態において、第2ネットワークノード560は、上記構成情報及び探索ウィンドウ情報のうちの少なくとも1つに基づいて、上記少なくとも1回の測定を実行する。
具体的な実施形態において、少なくとも1回の測定とは、UL-RTOA、UL RTT測定、e-CID測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む。
具体的な実施形態において、上記応答メッセージは、少なくとも1回の測定の物理セル識別子(PCI)、少なくとも1回の測定のセルグローバル識別子(CGI)、少なくとも1回の測定の送受信ポイント識別子、アップリンクAoA、アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力、少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ、及び、少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的な実施形態において、上記応答メッセージは、第1ネットワークノード560が探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む。
具体的な実施形態において、第2ネットワークノード560は、第1ネットワークノード560へ探索ウィンドウ情報を求める要求を送信し、探索ウィンドウ情報は、探索ウィンドウ情報を求める当該要求に基づくメッセージに含められる。
[追加的な情報]
UL-AoA測位ソリューションについて拡張が提案されている。例えば、ドップラーレポーティング及びUL-AoAに対する精度の改善がなされている。
移動中のUEからの信号のUL-AoAを、測定されるドップラーシフト及びUE速度ベクトルから推定することができる。そうした推定は、UL-AoA推定のための他の方法には非依存であることから、情報の統合の文脈において貴重であり得る。
図27に示したように、単純化のために2次元で示されているが、アップリンクSRSは、TRPにおいて到来角"β"を有する。UEは、速度"ν"で移動している。TRPは、次の数式から到来角を推定することができる:
Figure 2024514567000002
ここで、fはドップラー周波数であり、λは送信されるキャリア周波数に対応する波長であり、νはUEの速度である。
考察1:UEの速度及びキャリア周波数が既知である場合、TRPにおけるUEにより送信されたUL-SRSの到来角を推定することができる。
提案1:TRPにおいてAoAを推定するために、UEの速度がネットワークへ報告されるべきである。
他の例として、UL AoAのUL測定を容易化するために支援データが使用されてもよい。RAN1#104bの期間中に、以下の点が合意された:
NRは、UL-AOAのUL測定を容易化するために、少なくとも以下のLMFからgNB/TRPへの追加的な支援シグナリングをサポートする:
・予期されるAoA/ZoA値のインジケーション及び(当該予期されるAoA/ZoA値の)不確かさレンジ(複数可)
・将来の検討対象(FFS):上記支援を提供するための手続の詳細
・FFS:予期されるAoA/ZoAの基準角度
予期されるAoA/ZoAの基準角度に関する議論は、会議中には収束せず、FFSとして残された。gNBの観点からは、予期されるAoAの基準角度は、座標系に依存する(使用できるのがグローバル座標系(GCS)か又はローカル座標系(LCS)か)。gNBは必要ならばGCSをLCSへ変換できることから、LMFが行わなければならないのは、予期されるAoA/ZoAをGCSで提供することのみであるはずである。
予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを提供するための手続の詳細に関しては、議論すべき2つの観点が存在する:
・gNBは予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウが送信されることを常に期待すべきか
・gNBはSRSの測定/報告が要求される都度予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを受信する必要があるか、又は最初の測定/報告についてのみそれを受信すべきか
双方の課題は、RAN3での議論に適している。UL-RTOAについて、最初の測定報告において送信される構成情報の一部として、時間ウィンドウがgNBへシグナリングされ、それを測定結果の更新を介してLMFにより更新することもできる。同じやり方で、我々は予期される角度ウィンドウもまたLMFにより更新され得ることを提案する。
gNBはこのシグナリングを要しないかもしれないことから、gNBが予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを受信すべきであるかを事前にLMFが把握していることが重要である。したがって、gNBがAoA手続の冒頭のステップで(例えば、SRS構成を送信する際に)予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを要することになることを送信し得ることもまた提案される。
提案2:gNBは、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを要することをシグナリングできる。
提案3:予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウは、LMFによりgNBへGCSで提供される。
提案4:gNBは、SRS構成の一部として、初期のLMF測定要求メッセージの期間中に、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを(オプションとして)提供され得る。LMFは、測定更新メッセージの一部として、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウに関する(オプションとしての)更新をも提供し得る。RAN3は、要求手続の詳細を議論し得る。
測定ウィンドウを送信することは、時間ベースの測定においては広まっている。タイミング測定では、測定が行われるべき時間の真の値は有界の有益なインターバルの範囲内にある。一方、角度測定については、散乱の性質に起因して、真の測定はランダムであって0°から360°の全範囲にわたって分布しているかもしれない。したがって、我々は、ウィンドウが360度にわたることになるであろう場合にLMFが予期されるAoAを不確かさウィンドウ無しでシグナリングするだけでよいことを提案する。さらに、不確かさウィンドウは多様な入力を用いてLMFにより計算可能であり、そのウィンドウの信頼性はLMFにとって何が利用可能であったかに基づいて相違し得る。したがって、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウのメッセージの一部として、品質インジケータをもシグナリングすることが提案される。
提案5:LMFが予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを送信する場合、不確かさウィンドウはgNBにより省略可能である。
提案6:LMFは、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを含むメッセージの一部として、品質インジケータを含める。
追加的に、上記手続によってgNodeBがLMFに対して応答して角度ウィンドウを訂正できることが重要である。明らかに、測定されたAoAは、予期されるAoAを訂正することを可能にする。同様に、gNodeBが不確かさウィンドウを訂正することが可能であるべきである。LMFは、あり得る到来角について誤った見方をしており、間違ったウィンドウ中心及び間違ったウィンドウサイズを提供するかもしれない。
不確かさウィンドウについて、次のフィードバックがLMFにとって有益である:
・gNodeBがウィンドウを使用できたか又はそれは的外れであったか
・もしあれば、gNodeBによりどういったウィンドウが使用されたか
提案7:gNodeBは、測定報告の一部として、不確かさウィンドウに対する更新を提供し得る。
・FFS:更新の詳細(例えば、gNodeBにより使用されるウィンドウ、ウィンドウが使用されたというインジケータ)。
提案8:NRPPaの影響を反映してLSをRAN3へ送信する
他の例として、線形アレイアンテナについて報告の拡張が提案される。
RAN1#104bの期間中に、以下の点が合意された:
・線形アレイアンテナのケースでUL-AOA測定報告のシグナリングを潜在的に拡張するためにどのオプションが使用されるかについてさらに検討する
-オプション1:gNBは、所与の座標系で実際の到来方位角及び到来天頂角の関数であるUL-AOA測定結果を報告する
-オプション2:LCSのz軸は、線形アレイ軸に沿って定義される。gNBは、LCSにおけるz軸に対する相対的なZoAのみを報告し、特定のz軸方向をセットアップするためにLCSからGCSへの変換関数が使用される。
検討から他のオプションは除外されない。RAN1#104eの期間中に触れられているように、ULAにおいて、AoA報告は、1つの次元において意味のある測定結果のみを提供することができる。R1-2007577("Positioning enhancement in Rel-17",Huawei,HiSilicon,RAN1#103e)を参照されたい。アンテナはULAであることから、仰俯角(elevation)情報は利用可能でない。RSRP及び測定されたAoAに基づいて、gNBは、アンテナ軸に沿ってセンタリングされた形で、UEのロケーションについて不確かさの円錐のみを報告することができる。
測定を行うアンテナのジオメトリがULAであることをLMFが知っている限り、RAN1#104eで提案されたオプションの双方が適しているはずである。オプション1において、ノードBは、ULA角度測定結果をAoA/ZoAへ変換し(βをα/γペアへ変換し)、次いでそれがLMFへ送信されることになる。但し、ネットワークのgNBは、その測定結果がULAベースの測定結果に由来することをもLMFへシグナリングすべきであり、それによりLMFは"不確かさの円錐"を測定のために考慮することができる。オプション2において、測定結果は、ノードBのアンテナを基準z軸として既に使用している。但し、LMFは、異なる複数のgNBからの全ての測定結果を統合する目的で、それをGCSへ変換して戻す必要がある。そのうえ、測定報告は、ZoAを特徴付けるだけのために再定義される必要がある。したがって、ネットワークにとってはそれら2つのオプションは同じ複雑さを有するように見えることから、測定報告のフォーマットに影響の無いオプション1が優先される。アンテナがULAタイプであることをLMFが把握すべきであることだけが、追加的に要する情報である。
提案9:gNodeBのアンテナが等間隔線形アレイアンテナである場合、gNBは、所与の座標系で実際の到来方位角及び天頂角の関数であるUL-AOA測定結果を報告する(RAN1#104eにおけるオプション1)。
他の例として、追加的な経路について報告の拡張が提案される。
RAN1#104bの期間中に、以下の点が合意された:
・NRは、少なくとも第1到来経路について、gNBによりLMFへM個(M>1)のUL-AOA(AoA/ZoA)測定値を報告することをサポートする
-FFS:追加的な経路についてのUL-AOA測定結果のサポート
-FFS:追加的な経路についての経路ごとのN個(N≧1)のUL-AOA値のサポート
-FFS:複数の値が同一のタイムスタンプに対応し得るか。
・FFS:測定及び報告のさらなる詳細
・注:gNBによるLMFへの報告はオプションである
第1経路以外の経路についてのUL-AOA(AoA/ZoA)の情報は、測位の精度をも改善し得る。特に工業ホール(industry hall)のような制御された環境では、レイトレーシング(ray tracing)を行うことができ、機械学習アルゴリズムはそうした情報を測位目的のために利用する。追加的な経路についてのUL-AOA測定結果の報告がサポートされる。追加的な経路はより強いほどそうした目的のためにより有益であるため、検出強度が強い経路群をgNBが追加的な経路群として報告すべきであることが提案される。これはgNB測定であるため、多くの経路が報告されるはずである。
考察2:gNBからのシグナリングは、多数の経路を可能にするであろう。
第1到来経路について1つよりも多くのUL-AoA測定結果を報告する利点は、gNBが異なる複数のSRSリソース及び異なる複数の受信ビーム又はアンテナパネルについてAoAを報告できる点である。追加的な経路が有益であるために、測定される第1経路が常に存在しなければならない。したがって、追加的な経路ごとの値の個数Nが、第1到来経路についての値の個数Mを上回ることはできない。
提案10:1つのタイムスタンプの範囲内で(第1の又は追加的な)経路ごとに複数のAoA測定結果を報告することをサポートする
提案11:経路ごとの測定結果の最大数は、第1経路及び追加的な経路について同一である。
結論として、次の考察がなされた:
考察1 UEの速度及びキャリア周波数が既知である場合、TRPにおけるUEにより送信されたUL-SRSの到来角を推定することができる。
考察2 gNodeBからのシグナリングは、多数の経路を可能にするであろう。
前のセクションでの議論に基づいて、次のことが提案される:
提案1 TRPにおいてAoAを推定するために、UEの速度がネットワークへ報告されるべきである。
提案2 gNodeBは、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを要することをシグナリングできる。
提案3 予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウは、LMFによりgNodeBへGCSで提供される。
提案4 gNodeBは、SRS構成の一部として、初期のLMF測定要求メッセージの期間中に、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを(オプションとして)提供され得る。LMFは、測定更新メッセージの一部として、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウに関する(オプションとしての)更新をも提供し得る。RAN3は、要求手続の詳細を議論し得る。
提案5 LMFが予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを送信する場合、不確かさウィンドウは省略可能である。
提案6 LMFは、予期されるAoA/ZoA及び不確かさウィンドウを含むメッセージの一部として、品質インジケータを含める。
提案7 gNodeBは、測定報告の一部として、不確かさウィンドウに対する更新を提供し得る。
・FFS:更新の詳細(例えば、gNodeBにより使用されるウィンドウ、ウィンドウが使用されたというインジケータ)
提案8 NRPPaの影響を反映してLSをRAN3へ送信する
提案9 gNodeBのアンテナが等間隔線形アレイアンテナである場合、gNBは、所与の座標系で実際の到来方位角及び天頂角の関数であるUL-AOA測定結果を報告する(RAN1#104eにおけるオプション1)。
提案10 (第1の又は追加的な)経路ごとに複数のAoA測定結果を1つのタイムスタンプの範囲内で報告することをサポートする
提案11 経路ごとの測定結果の最大数は、第1経路及び追加的な経路について同一である。
[例]
例A1: 第1ネットワークノードによる方法であって、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、方法。
例A2: 例A1の方法であって、前記予期される角度に関連付けられる前記角度情報は、予期される到来方位角(AoA)、及び予期される到来天頂角(ZoA)、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例A3: 例A1~A2のいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記予期される角度の不確かさのレベルを表す値を示す、方法。
例A4: 例A1~A2のいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記第1ネットワークノードが前記予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、を示す、方法。
例A5: 例A1~A4のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、{μ,σ}というペアを含み、μが予期される角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例A6: 例A5の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例A7: 例A1~A6のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、ペア{k,k}を含み、kはウィンドウの下限であり、kは前記ウィンドウの上限である、方法。
例A8: 例A7の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例A9: 例A1~A8のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、サブウィンドウのリストを含む、方法。
例A10: 例A1~A9のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、測位測定要求メッセージを含む、方法。
例A11: 例A1~A10のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、探索ウィンドウ情報要素(IE)(即ち、AoA探索ウィンドウ情報)を含む、方法。
例A12: 例A1~A11のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、前記第2ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のための構成情報を含む、方法。
例A13: 例A12の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例A14: 例A12~A13のいずれか1つの方法であって、少なくとも1回の測定は、アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)測定、アップリンクラウンドトリップ時間(UL RTT)測定、拡張セルID(e-CID)測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例A15: 例A1~A14のいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードにより、前記メッセージ内に前記探索ウィンドウ情報を含めると自律的に判定すること、をさらに含む、方法。
例A16: 例A15の方法であって、前記メッセージ内に前記探索ウィンドウ情報を含めると自律的に判定することは、前記第2ネットワークノードが前回提供された探索ウィンドウ情報を使用したという情報の前記第2ネットワークノードからの受信に基づく、方法。
例A17: 例A1~A14のいずれか1つの方法であって、さらに、前記第2ネットワークノードから前記探索ウィンドウ情報を求める要求を受信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求に基づく前記メッセージに含められる、方法。
例A18: 例A17の方法であって、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求は、前記第1ネットワークノードと前記第2ネットワークノードとの間の構成情報の初期の交換の期間中に、前記第2ネットワークノードからのメッセージにおいて受信される、方法。
例A19: 例A17の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例A20: 例A1~A19のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードから、応答メッセージを受信すること、をさらに含む、方法。
例A21: 例A20の方法であって、前記応答メッセージは、少なくとも1回の測定のPCI、CGI及び/又はTRP ID、UL AoA、アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力(UL SRS-RSRP)、少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ、並びに、少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例A22: 例A20~A21のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含む、方法。
例A23: 例A20~A22のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードにより前記探索ウィンドウ情報がどのように使用されたか及び/又は使用されたか否か、に関連付けられるフィードバックを含む、方法。
例A24: 例A23の方法であって、前記フィードバックは、論理フラグとして示される、方法。
例A25: 例A23~A24のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて受信されたことを示す、方法。
例A26: 例A23~A24のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて見つからなかったことを示す、方法。
例A27: 例A23~A26のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第2ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{μ,σ}として表され、μが実際の角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例A28: 例A27の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例A29: 例A23~A28のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第2ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{k,k}として表され、kは前記実際の探索ウィンドウの下限であり、kは前記実際の探索ウィンドウの上限である、方法。
例A30: 例A29の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例A31: 例A23~A30のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、実際のサブウィンドウのリストを含む、方法。
例A32: 例A20~A31のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む、方法。
例A33: 例A20~A32のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第1ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成される少なくとも1つの測定結果、及び/又は、前記探索ウィンドウ情報とは異なる前記探索ウィンドウを使用して生成される少なくとも1つの測定結果を含む、方法。
例A34: 例A20~A33のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージに基づいて、前記探索ウィンドウ情報を精緻化し及び/又は適応させること、をさらに含む、方法。
例A35: 例A34の方法であって、精緻化及び/又は適応後の前記探索ウィンドウ情報を前記第2ネットワークノードへ送信すること、をさらに含む、方法。
例A36: 例A1~A35のいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードは、ロケーション管理機能を含む、方法。
例A37: 例A1~A36のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードは、gNodeB(gNB)又は送受信ポイント(TRP)を含む、方法。
例A38: 例A1~A37の方法のいずれかを実行するように構成される処理回路を備える、第1ネットワークノード。
例A39: コンピュータ上で実行された場合に、例A1~A39の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラム。
例A40: コンピュータ上で実行された場合に、例A1~A39の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムプロダクト。
例A41:コンピュータにより実行された場合に、例A1~A39の方法のいずれかを実行する命令群、を記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
例B1:第1ネットワークノードによる方法であって、第2ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、方法。
例B2: 例B1の方法であって、前記予期される角度に関連付けられる前記角度情報は、予期される到来方位角(AoA)、及び予期される到来天頂角(ZoA)、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例B3: 例B1~B2のいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記予期される角度の不確かさのレベルを表す値を示す、方法。
例B4: 例B1~B2のいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記第1ネットワークノードが前記予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、を示す、方法。
例B5: 例B1~B4のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、{μ,σ}というペアを含み、μが予期される角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例B6: 例B5の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例B7: 例B1~B6のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、ペア{k,k}を含み、kはウィンドウの下限であり、kは前記ウィンドウの上限である、方法。
例B8: 例B7の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例B9: 例B1~B8のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、サブウィンドウのリストを含む、方法。
例B10: 例B1~B9のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、測位測定要求メッセージを含む、方法。
例B11: 例B1~B10のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、探索ウィンドウ情報要素(IE)(即ち、AoA探索ウィンドウ情報)を含む、方法。
例B12: 例B1~B11のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、前記第1ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のための構成情報を含む、方法。
例B13: 例B12の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例B14: 例B12~B13のいずれか1つの方法であって、さらに、前記構成情報及び前記探索ウィンドウ情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1回の測定を実行すること、を含む、方法。
例B15: 例B12~A14のいずれか1つの方法であって、少なくとも1回の測定は、アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)測定、アップリンクラウンドトリップ時間(UL RTT)測定、拡張セルID(e-CID)測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例B16: 例B12~B15のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードへ、応答メッセージを送信すること、をさらに含む、方法。
例B17: 例B16の方法であって、前記応答メッセージは、少なくとも1回の測定のPCI、CGI及び/又はTRP ID;UL AoA;アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力(UL SRS-RSRP);少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ;並びに、少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例B18: 例B16~B17のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含む、方法。
例B19: 例B16~B18のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第1ネットワークノードにより前記探索ウィンドウ情報がどのように使用されたか及び/又は使用されたか否か、に関連付けられるフィードバックを含む、方法。
例B20: 例B19の方法であって、前記フィードバックは、論理フラグとして示される、方法。
例B21: 例B19~B20のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて前記第1ネットワークノードにより受信されたことを示す、方法。
例B22: 例B19~B20のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて前記第1ネットワークノードにより見つからなかったことを示す、方法。
例B23: 例B19~B22のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第1ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{μ,σ}として表され、μが実際の角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例B24: 例B23の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例B25: 例B19~B24のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第1ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{k,k}として表され、kは前記実際の探索ウィンドウの下限であり、kは前記実際の探索ウィンドウの上限である、方法。
例B26: 例B25の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例B27: 例B19~B26のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、実際のサブウィンドウのリストを含む、方法。
例B28: 例B16~B27のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第1ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む、方法。
例B29: 例B16~B28のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成される少なくとも1つの測定結果、及び/又は、前記探索ウィンドウ情報とは異なる前記探索ウィンドウを使用して生成される少なくとも1つの測定結果を含む、方法。
例B30: 例B16~B29のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージに基づいて、前記第2ネットワークノードから、精緻化され及び/又は適応された探索ウィンドウ情報を受信すること、をさらに含む、方法。
例B31: 例B1~B30のいずれか1つの方法であって、さらに、前記第2ネットワークノードへ前記探索ウィンドウ情報を求める要求を送信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求に基づく前記メッセージに含められる、方法。
例B32: 例B31の方法であって、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求は、前記第1ネットワークノードと前記第2ネットワークノードとの間の構成情報の初期の交換の期間中に、前記第2ネットワークノードへのメッセージにおいて送信される、方法。
例B33: 例B32の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例B34: 例B1~B33のいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードは、gNodeB(gNB)又は送受信ポイント(TRP)を含む、方法。
例B35: 例B1~B34のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードは、ロケーション管理機能(LMF)を含む、方法。
例B36: 例B1~B35の方法のいずれかを実行するように構成される処理回路を備える、第1ネットワークノード。
例B37: コンピュータ上で実行された場合に、例B1~B35の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラム。
例B38: コンピュータ上で実行された場合に、例B1~B35の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムプロダクト。
例B39:コンピュータにより実行された場合に、例B1~B35の方法のいずれかを実行する命令群、を記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
例C1: 第1ネットワークノードによる方法であって、第2ネットワークノードへ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信することであって、前記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、ことと、前記探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2ネットワークノードから少なくとも1つの測定結果を受信することと、前記少なくとも1つの測定結果に基づいて、前記探索ウィンドウ情報を精緻化し及び/又は適応させること、を含む、方法。
例C2a: 例C1の方法であって、前記予期される角度に関連付けられる前記角度情報は、予期される到来方位角(AoA)、及び予期される到来天頂角(ZoA)、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例C2b: 例C1~C2aのいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、NRPPa測位測定要求メッセージを含む、方法。
例C2c: 例C1~C2aのいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、F1測位測定要求メッセージを含み、前記ネットワークノードは、スプリットアーキテクチャを伴うgNodeBを含む、方法。
例C2d: 例C1~C2cのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、継続的に受信される複数の測定結果を含む、方法。
例C2e: 例C1~C2cのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、実質的に継続的に受信される複数の測定結果を含む、方法。
例C2f: 例C1~C2cのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、周期的に受信される複数の測定結果を含む、方法。
例C2g: 例C1~C2fのいずれか1つの方法であって、受信される前記少なくとも1つの測定結果に基づいて、前記ワイヤレスデバイスの位置を推定すること、をさらに含む、方法。
例C2h: 例C1~C2gのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、ワイヤレスデバイスに関連付けられる見通し線が探索ウィンドウの範囲内である確率を最大化するように精緻化される、方法。
例C2i: 例C1~C2hのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、エリア内の各TRPについて精緻化される、方法。
例C2j: 例C1~C2iのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、TRPの少なくとも1つのロケーションに基づいて精緻化され及び/又は適応される、方法。
例C2k: 例C1~C2jのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果のみを報告するように前記第2ネットワークノードを構成すること、をさらに含む、方法。
例C2l: 例C1~C2jのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果、及び前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる前記探索ウィンドウ外で生成される測定結果を報告するように前記第2ネットワークノードを構成すること、をさらに含む、方法。
例C2m: 例C1~C2lのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果のみを報告するように前記第2ネットワークノードが構成されることを示す情報を、前記第2ネットワークノードから受信すること、をさらに含む、方法。
例C2n: 例C1~C2lのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果、及び前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる前記探索ウィンドウ外で生成される測定結果を報告するように前記第2ネットワークノードが構成されることを示す情報を、前記第2ネットワークノードから受信すること、をさらに含む、方法。
例C3: 例C1~C2nのいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記予期される角度の不確かさのレベルを表す値を示す、方法。
例C4: 例C1~C2nのいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記第1ネットワークノードが前記予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、を示す、方法。
例C5: 例C1~C4のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、{μ,σ}というペアを含み、μが予期される角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例C6: 例C5の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例C7: 例C1~C6のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、ペア{k,k}を含み、kはウィンドウの下限であり、kは前記ウィンドウの上限である、方法。
例C8: 例C7の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例C9: 例C1~C8のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、サブウィンドウのリストを含む、方法。
例C10a: 例C1~C9のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、測位測定要求メッセージを含む、方法。
例C10b: 例C10aの方法であって、複数の測定要求メッセージを送信すること、をさらに含み、各測定要求メッセージは、複数の探索ウィンドウのうちの個別の1つを含む、方法。
例C10c: 例C10bの方法であって、前記複数の探索ウィンドウの各々は、複数の経路のうちの個別の1つに関連付けられる、方法。
例C10d: 例C10bの方法であって、前記第2ネットワークノードから、複数の応答メッセージを受信すること、をさらに含み、各応答メッセージは、前記複数の探索ウィンドウのうちの個別の1つに関連付けられる、方法。
例C10e: 例C10a~C10dのいずれか1つの方法であって、前記複数の測定要求メッセージは、ある時間インターバルに従って順に送信される、方法。
例C11: 例C1~C10eのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、探索ウィンドウ情報要素(IE)(即ち、AoA search window information)を含む、方法。
例C12: 例C1~C11のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、前記第2ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のための構成情報を含む、方法。
例C13: 例C12の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例C14: 例C12~C13のいずれか1つの方法であって、少なくとも1回の測定は、アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)測定、アップリンクラウンドトリップ時間(UL RTT)測定、拡張セルID(e-CID)測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例C15: 例C1~C14のいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードにより、前記メッセージ内に前記探索ウィンドウ情報を含めると自律的に判定すること、をさらに含む、方法。
例C16: 例C15の方法であって、前記メッセージ内に前記探索ウィンドウ情報を含めると自律的に判定することは、前記第2ネットワークノードが前回提供された探索ウィンドウ情報を使用したという情報の前記第2ネットワークノードからの受信に基づく、方法。
例C17: 例C1~C14のいずれか1つの方法であって、さらに、前記第2ネットワークノードから前記探索ウィンドウ情報を求める要求を受信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求に基づく前記メッセージに含められる、方法。
例C18: 例C17の方法であって、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求は、前記第1ネットワークノードと前記第2ネットワークノードとの間の構成情報の初期の交換の期間中に、前記第2ネットワークノードからのメッセージにおいて受信される、方法。
例C19: 例C17の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例C20: 例C1~C19のいずれか1つの方法であって、前記測定結果は、応答メッセージにおいて受信される、方法。
例C21: 例C20の方法であって、前記応答メッセージは、少なくとも1回の測定のPCI、CGI及び/又はTRP ID;UL AoA;アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力(UL SRS-RSRP);少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ;並びに、少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例C22a: 例C20~C21のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含む、方法。
例C22b: 例C20~C21のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、F1AP測位測定応答メッセージを含み、前記第1ネットワークノードは、スプリットアーキテクチャを伴うgNodeBを含む、方法。
例C23: 例C20~C22bのいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードにより前記探索ウィンドウ情報がどのように使用されたか及び/又は使用されたか否か、に関連付けられるフィードバックを含む、方法。
例C24: 例C23の方法であって、前記フィードバックは、論理フラグとして示される、方法。
例C25: 例C23~C24のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて受信されたことを示す、方法。
例C26: 例C23~C24のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて見つからなかったことを示す、方法。
例C27: 例C23~C26のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第2ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{μ,σ}として表され、μが実際の角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例C28: 例C27の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例C29: 例C23~C28のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第2ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{k,k}として表され、kは前記実際の探索ウィンドウの下限であり、kは前記実際の探索ウィンドウの上限である、方法。
例C30: 例C29の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例C31: 例C23~C30のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、実際のサブウィンドウのリストを含む、方法。
例C32a: 例C20~C31のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む、方法。
例C32b: 例C20~C32aのいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードが前記第1ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された測定結果のみを報告するように構成されるか、並びに/又は、前記第2ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された測定結果及び前記探索ウィンドウ情報外で生成された測定結果を報告するように構成されるかを示す、方法。
例C33: 例C1~C32のいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、前記第1ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された少なくとも1つの測定結果、及び/又は、前記探索ウィンドウ情報とは異なる前記探索ウィンドウを用いて生成された少なくとも1つの測定結果を含む、方法。
例C34: 例C1~C32のいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、前記第1ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された測定結果のみを含む、方法。
例C35: 例C1~C34のいずれか1つの方法であって、精緻化及び/又は適応後の前記探索ウィンドウ情報を前記第2ネットワークノードへ送信すること、をさらに含む、方法。
例C36: 例C1~C35のいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードは、ロケーション管理機能を含む、方法。
例C37: 例C1~C36のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードは、gNodeB(gNB)又は送受信ポイント(TRP)を含む、方法。
例C38: 例C1~C37の方法のいずれかを実行するように構成される処理回路を備える、第1ネットワークノード。
例C39: コンピュータ上で実行された場合に、例C1~C39の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラム。
例C40: コンピュータ上で実行された場合に、例C1~C39の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムプロダクト。
例C41:コンピュータにより実行された場合に、例C1~C39の方法のいずれかを実行する命令群、を記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
例D1:第1ネットワークノードによる方法であって、第2ネットワークノードから、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信することであって、前記探索ウィンドウ情報は、予期される角度に関連付けられる情報、及び前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、ことと、前記探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づく少なくとも1つの測定結果を、前記第2ネットワークノードへ送信することと、を含む方法。
例D2a: 例示的な実施形態D1の方法であって、前記予期される角度に関連付けられる前記角度情報は、予期される到来方位角(AoA)、及び予期される到来天頂角(ZoA)、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例D2b: 例D1~D2aのいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、NRPPa測位測定要求メッセージを含む、方法。
例D2c: 例D1~D2aのいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、F1測位測定要求メッセージを含み、前記ネットワークノードは、スプリットアーキテクチャを伴うgNodeBを含む、方法。
例D2d: 例D1~D2cのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、継続的に送信される複数の測定結果を含む、方法。
例D2e: 例D1~D2cのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、実質的に継続的に送信される複数の測定結果を含む、方法。
例D2f: 例D1~D2cのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、周期的に送信される複数の測定結果を含む、方法。
例D2h: 例D1~D2fのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果に基づいて精緻化された探索ウィンドウ情報を受信すること、をさらに含む、方法。
例D2i: 例示的な実施形態D2hの方法であって、精緻化された前記探索ウィンドウ情報は、ワイヤレスデバイスに関連付けられる見通し線が探索ウィンドウの範囲内である確率を最大化するように精緻化される、方法。
例D2j: 例D2h~D2iのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、エリア内の各TRPについて精緻化される、方法。
例D2k: 例D2h~D2jのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、TRPの少なくとも1つのロケーションに基づいて精緻化される、方法。
例D2l: 例D1~D2kのいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードは、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果のみを報告するように構成される、方法。
例D2m: 例D1~D2kのいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードは、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果、及び前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる前記探索ウィンドウ外で生成される測定結果を報告するように構成される、方法。
例D2n: 例D1~D2oのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果のみを報告するように前記第1ネットワークノードが構成されることを示す情報を、前記第2ネットワークノードへ送信すること、をさらに含む、方法。
例D2o: 例D1~D2oのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる探索ウィンドウ内で生成される測定結果、及び前記探索ウィンドウ情報に関連付けられる前記探索ウィンドウ外で生成される測定結果を報告するように前記第1ネットワークノードが構成されることを示す情報を、前記第2ネットワークノードへ送信すること、をさらに含む、方法。
例D3: 例D1~D2oのいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記予期される角度の不確かさのレベルを表す値を示す、方法。
例D4: 例D1~D2oのいずれか1つの方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、前記第1ネットワークノードが前記予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、を示す、方法。
例D5: 例D1~D4のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、{μ,σ}というペアを含み、μが予期される角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例D6: 例D5の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例D7: 例D1~D6のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、ペア{k,k}を含み、kはウィンドウの下限であり、kは前記ウィンドウの上限である、方法。
例D8: 例D7の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例D9: 例D1~D8のいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、サブウィンドウのリストを含む、方法。
例D10a: 例D1~D9のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、測位測定要求メッセージを含む、方法。
例D10b: 例D10aの方法であって、複数の測定要求メッセージを受信すること、をさらに含み、各測定要求メッセージは、複数の探索ウィンドウのうちの個別の1つを含む、方法。
例D10c: 例D10bの方法であって、前記複数の探索ウィンドウの各々は、複数の経路のうちの個別の1つに関連付けられる、方法。
例D10d: 例D10bの方法であって、前記第2ネットワークノードから、複数の応答メッセージを受信すること、をさらに含み、各応答メッセージは、前記複数の探索ウィンドウのうちの個別の1つに関連付けられる、方法。
例D10e: 例D10b~D10dのいずれか1つの方法であって、前記複数の測定要求メッセージは、ある時間インターバルに従って順に送信される、方法。
例D11: 例D1~D10eのいずれか1つの方法であって、前記探索ウィンドウ情報は、探索ウィンドウ情報要素(IE)(即ち、AoA search window information)を含む、方法。
例D12: 例D1~D11のいずれか1つの方法であって、前記メッセージは、前記第1ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のための構成情報を含む、方法。
例D13: 例D12の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例D14: 例D12~D13のいずれか1つの方法であって、さらに、前記構成情報及び前記探索ウィンドウ情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1回の測定を実行すること、を含む、方法。
例D15: 例D12~D14のいずれか1つの方法であって、少なくとも1回の測定は、アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)測定、アップリンクラウンドトリップ時間(UL RTT)測定、拡張セルID(e-CID)測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例D16: 例D12~D15のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードへ、応答メッセージを送信すること、をさらに含む、方法。
例D17: 例D16の方法であって、前記応答メッセージは、少なくとも1回の測定のPCI、CGI及び/又はTRP ID;UL AoA;アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力(UL SRS-RSRP);少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ;並びに、少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
例D18a: 例D16~D17のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含む、方法。
例D18b: 例D16~D17のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、F1AP測位測定応答メッセージを含み、前記第1ネットワークノードは、スプリットアーキテクチャを伴うgNodeBを含む、方法。
例D19: 例D16~D18bのいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第1ネットワークノードにより前記探索ウィンドウ情報がどのように使用されたか及び/又は使用されたか否か、に関連付けられるフィードバックを含む、方法。
例D20: 例D19の方法であって、前記フィードバックは、論理フラグとして示される、方法。
例D21: 例D19~D20のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて前記第1ネットワークノードにより受信されたことを示す、方法。
例D22: 例D19~D20のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて前記第1ネットワークノードにより見つからなかったことを示す、方法。
例D23: 例D19~D22のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第1ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{μ,σ}として表され、μが実際の角度であり、σが前記予期される角度の前記不確かさレベルである、方法。
例D24: 例D23の方法であって、μ、σの各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例D25: 例D19~D24のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、前記第1ネットワークノードにより使用された実際の探索ウィンドウを示し、前記実際の探索ウィンドウは、ペア{k,k}として表され、kは前記実際の探索ウィンドウの下限であり、kは前記実際の探索ウィンドウの上限である、方法。
例D26: 例D25の方法であって、{k,k}の各々は、0からN-1までの範囲内の整数をとることができ、それにより解像度が360/N度となる、方法。
例D27: 例D19~D26のいずれか1つの方法であって、前記フィードバックは、実際のサブウィンドウのリストを含む、方法。
例D28a: 例D16~D27のいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第1ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む、方法。
例D28b: 例D16~D28aのいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第1ネットワークノードが前記第1ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された測定結果のみを報告するように構成されるか、並びに/又は、前記第1ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された測定結果及び前記探索ウィンドウ情報外で生成された測定結果を報告するように構成されるかを示す、方法。
例D29a: 例D16~D28bのいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された少なくとも1つの測定結果、及び/又は、前記探索ウィンドウ情報とは異なる前記探索ウィンドウを用いて生成された少なくとも1つの測定結果を含む、方法。
例D29b: 例D1~D29aのいずれか1つの方法であって、前記少なくとも1つの測定結果は、前記第2ネットワークノードからの前記探索ウィンドウ情報を用いて生成された測定結果のみを含む、方法。
例D30: 例D20~D29bのいずれか1つの方法であって、前記応答メッセージに基づいて、前記第2ネットワークノードから、精緻化され及び/又は適応された探索ウィンドウ情報を受信すること、をさらに含む、方法。
例D31: 例D1~D30のいずれか1つの方法であって、さらに、前記第2ネットワークノードへ前記探索ウィンドウ情報を求める要求を送信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求に基づく前記メッセージに含められる、方法。
例D32: 例D31の方法であって、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求は、前記第1ネットワークノードと前記第2ネットワークノードとの間の構成情報の初期の交換の期間中に、前記第2ネットワークノードへのメッセージにおいて送信される、方法。
例D33: 例D32の方法であって、前記構成情報は、サウンディングリファレンス信号(SRS)構成を含む、方法。
例D34: 例D1~D33のいずれか1つの方法であって、前記第1ネットワークノードは、gNodeB(gNB)又は送受信ポイント(TRP)を含む、方法。
例D35: 例D1~D34のいずれか1つの方法であって、前記第2ネットワークノードは、ロケーション管理機能(LMF)を含む、方法。
例D36: 例D1~D35の方法のいずれかを実行するように構成される処理回路を備える、第1ネットワークノード。
例D37: コンピュータ上で実行された場合に、例D1~D35の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラム。
例D38: コンピュータ上で実行された場合に、例D1~D35の方法のいずれかを実行する命令群、を含むコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムプロダクト。
例D39: コンピュータにより実行された場合に、例D1~D35の方法のいずれかを実行する命令群、を記憶した非一時的なコンピュータ読取可能な媒体。
例E1: グループA、B、C及びDの例のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される処理回路と、前記ワイヤレスデバイスへ電力を供給するように構成される電力供給回路と、を備えるネットワークノード。
例E2: ホストコンピュータを含む通信システムであって、前記ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように構成される処理回路と、前記ユーザデータをワイヤレスデバイスへの送信のためにセルラーネットワークへ転送するように構成される通信インタフェースと、を備え、前記セルラーネットワークは、ネットワークノードを含み、当該ネットワークノードは、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記ネットワークノードの処理回路は、グループA、グループB、グループC及びグループDの例のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
例E3: 前述した実施形態の通信システムであって、前記ネットワークノードをさらに含む、通信システム。
例E4: 前述した2つの実施形態の通信システムであって、前記ワイヤレスデバイスをさらに含み、前記ワイヤレスデバイスは、前記ネットワークノードと通信するように構成される、通信システム。
例E5: 前述した3つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行することにより前記ユーザデータを提供するように構成され、前記ワイヤレスデバイスは、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行するように構成される処理回路を備える、通信システム。
例E6: ホストコンピュータ、ネットワークノード及びワイヤレスデバイスを含む通信システムにおいて実装される方法であって、前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、前記ホストコンピュータにおいて、前記ネットワークノードを含むセルラーネットワークを介して、前記ワイヤレスデバイスへの前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、前記ネットワークノードは、グループA、グループB、グループC及びグループDの例のいずれかのステップ群のいずれかを実行する、方法。
例E7: 前述した実施形態の方法であって、前記ネットワークノードにおいて、前記ユーザデータを送信すること、をさらに含む、方法。
例E8: 前述した2つの実施形態の方法であって、前記ユーザデータは、前記ホストコンピュータにおいてホストアプリケーションを実行することにより提供され、前記方法は、前記ワイヤレスデバイスにおいて、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行すること、をさらに含む、方法。
例E9: ネットワークノードと通信するように構成されるワイヤレスデバイスであって、無線インタフェースと、前述した3つの実施形態のそれを実行するように構成される処理回路と、を備えるワイヤレスデバイス。
例E10: ワイヤレスデバイスからネットワークノードへの送信信号に由来するユーザデータを受信するように構成される通信インタフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、前記ネットワークノードは、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記ネットワークノードの処理回路は、グループA、グループB、グループC及びグループDの例のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
例E11: 前述した実施形態の通信システムであって、前記ネットワークノードをさらに含む、通信システム。
例E12: 前述した2つの実施形態の通信システムであって、前記ワイヤレスデバイスをさらに含み、前記ワイヤレスデバイスは、前記ネットワークノードと通信するように構成される、通信システム。
例E13: 前述した3つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、前記ワイヤレスデバイスは、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行することにより前記ホストコンピュータにより受信されるべき前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
例E14: 前述した実施形態のいずれかの方法であって、前記ネットワークノードは、基地局を含む、方法。
例E15: 前述した実施形態のいずれかの方法であって、前記ワイヤレスデバイスは、ユーザ機器(UE)を含む、方法。
本開示の範囲から逸脱することなく、ここで説明したシステム及び装置に対し修正、追加又は省略がなされてよい。システム及び装置のコンポーネントは、集積されてもよく、又は分離されてもよい。そのうえ、システム及び装置の動作は、より多くの、より少ない、又は他のコンポーネントにより実行されてもよい。追加的に、システム及び装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア及び/又は他のロジックを含む任意の適したロジックを用いて実行されてよい。本文書において使用されているところでは、"各"は、集合の各メンバ又は集合のサブセットの各メンバへの言及である。
本開示の範囲から逸脱することなく、ここで説明した方法に対し修正、追加又は省略がなされてよい。方法は、より多くの、より少ない、又は他のステップを含んでもよい。追加的に、ステップはいかなる適した順序で実行されてもよい。
ある実施形態の観点で本開示を説明したものの、それら実施形態の変形及び置換えが当業者には明らかであろう。したがって、それら実施形態の上の説明は、本開示を制約しない。本開示の思想及び範囲から逸脱することなく、他の変更、代用及び変形が可能である。

Claims (33)

  1. 第1ネットワークノード(560)により実行される方法(2200)であって、
    第2ネットワークノード(560)へ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信すること(2202)であって、前記探索ウィンドウ情報は、
    予期される角度に関連付けられる情報、及び
    前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、
    ことと、
    前記第2ネットワークノードから、応答メッセージを受信すること(2204)であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードによる前記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む、ことと、
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記探索ウィンドウ情報の前記使用に関連付けられる前記フィードバックは、
    前記第2ネットワークノードによりどのように前記探索ウィンドウ情報が使用されたか、及び
    前記第2ネットワークノードにより前記探索ウィンドウ情報が使用されたか、
    のうちの少なくとも1つを示す、方法。
  3. 請求項1~2のいずれか1項に記載の方法であって、前記フィードバックは、フラグとして示される、方法。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の方法であって、前記フィードバックは、
    使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて受信されたこと、又は
    使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて見つからなかったこと、
    を示す、方法。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    前記探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第2ネットワークノードから少なくとも1つの測定結果を受信することと、
    前記少なくとも1つの測定結果に基づいて、前記探索ウィンドウ情報を精緻化し及び/又は適応させること、
    を含む、方法。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記メッセージは、新無線測位プロトコルA(NRPPA)測定要求メッセージを含み、
    前記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含み、
    前記第1ネットワークノードは、ロケーションサーバを含み、
    前記第2ネットワークノードは、中央ユニット(CU)を含む、方法。
  7. 請求項1~5のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記メッセージは、F1測位測定要求メッセージを含み、
    前記第1ネットワークノードは、中央ユニット(CU)を含み、前記第2ネットワークノードは、分散ユニット(DU)を含む、方法。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の方法であって、前記予期される角度に関連付けられる前記情報は、
    予期される到来方位角(AoA)、及び
    予期される到来天頂角(ZoA)、
    のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、
    前記予期される角度の不確かさのレベルを表す値、又は
    前記第1ネットワークノードが前記予期される角度の不確かさのレベルの知識を有しないこと、
    を示す、方法。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の方法であって、前記メッセージは、前記第2ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のためのサウンディングリファレンス信号(SRS)構成情報を含み、少なくとも1回の測定は、アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)測定、アップリンクラウンドトリップ時間(UL RTT)測定、拡張セルID(e-CID)測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、前記第2ネットワークノードから前記探索ウィンドウ情報を求める要求を受信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求に基づく前記メッセージに含められる、方法。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の方法であって、前記応答メッセージは、
    少なくとも1回の測定の物理セル識別子、
    少なくとも1回の測定のセルグローバル識別子、
    少なくとも1回の測定の送受信ポイント識別子、
    アップリンクAoA、
    アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力、
    少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ、及び
    少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、
    のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む、方法。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    前記応答メッセージに基づいて、前記探索ウィンドウ情報を適応させることと、
    適応後の前記探索ウィンドウ情報を前記第2ネットワークノードへ送信することと、
    を含む、方法。
  15. 第2ネットワークノード(560)により実行される方法(2300)であって、
    第1ネットワークノード(560)から、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信すること(2302)であって、前記探索ウィンドウ情報は、
    予期される角度に関連付けられる情報、及び
    前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、
    ことと、
    前記第1ネットワークノードへ、応答メッセージを送信すること(2304)であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードによる前記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む、ことと、
    を含む方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、前記探索ウィンドウ情報の前記使用に関連付けられる前記フィードバックは、
    前記第2ネットワークノードによりどのように前記探索ウィンドウ情報が使用されたか、及び
    前記第2ネットワークノードにより前記探索ウィンドウ情報が使用されたか、
    のうちの少なくとも1つを示す、方法。
  17. 請求項15~16のいずれか1項に記載の方法であって、前記フィードバックは、フラグとして示される、方法。
  18. 請求項15~17のいずれか1項に記載の方法であって、前記フィードバックは、
    使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて受信されたこと、又は
    使用可能なリファレンス信号が前記探索ウィンドウ情報に基づいて見つからなかったこと、
    を示す、方法。
  19. 請求項15~18のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    前記探索ウィンドウ情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第1ネットワークノードへ少なくとも1つの測定結果を送信することと、
    前記第1ネットワークノードから、前記少なくとも1つの測定結果に基づいて適応された追加的な探索ウィンドウ情報を受信することと、
    を含む、方法。
  20. 請求項15~19のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記メッセージは、新無線測位プロトコルA(NRPPA)測定要求メッセージを含み、
    前記応答メッセージは、NRPPA測定応答メッセージを含み、
    前記第1ネットワークノードは、ロケーションサーバを含み、
    前記第2ネットワークノードは、中央ユニット(CU)を含む、
    方法。
  21. 請求項15~19のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記メッセージは、F1測位測定要求メッセージを含み、
    前記第1ネットワークノードは、中央ユニット(CU)を含み、
    前記第2ネットワークノードは、分散ユニット(DU)を含む、
    方法。
  22. 請求項15~21のいずれか1項に記載の方法であって、前記予期される角度に関連付けられる前記角度情報は、予期される到来方位角(AoA)、及び予期される到来天頂角(ZoA)、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  23. 請求項15~22のいずれか1項に記載の方法であって、前記予期される角度の前記不確かさレベルに関連付けられる前記情報は、
    前記予期される角度の不確かさのレベルを表す値、又は前記第2ネットワークノードが前記予期される角度の不確かさの前記レベルの知識を有しないこと、
    を示す、方法。
  24. 請求項15~23のいずれか1項に記載の方法であって、前記メッセージは、前記第2ネットワークノードによる少なくとも1回の測定の実行のためのサウンディングリファレンス信号(SRS)構成情報を含む、方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、さらに、前記構成情報及び前記探索ウィンドウ情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1回の測定を実行すること、を含む、方法。
  26. 請求項24~25のいずれか1項に記載の方法であって、少なくとも1回の測定は、アップリンク相対到来時間(UL-RTOA)測定、アップリンクラウンドトリップ時間(UL RTT)測定、拡張セルID(e-CID)測定、AoA測定、及びZoA測定のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  27. 請求項15~26のいずれか1項に記載の方法であって、前記応答メッセージは、
    少なくとも1回の測定の物理セル識別子、
    少なくとも1回の測定のセルグローバル識別子、
    少なくとも1回の測定の送受信ポイント識別子、
    アップリンクAoA、
    アップリンクサウンディングリファレンス信号-リファレンス信号受信電力、
    少なくとも1回の測定に関連付けられるタイムスタンプ、及び
    少なくとも1回の測定に関連付けられる品質レベル、
    のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  28. 請求項15~27のいずれか1項に記載の方法であって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードが前記探索ウィンドウ情報とは異なる探索ウィンドウを使用したことを示すことを含む、方法。
  29. 請求項15~28のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、前記第1ネットワークノードへ前記探索ウィンドウ情報を求める要求を送信すること、を含み、前記探索ウィンドウ情報は、前記探索ウィンドウ情報を求める前記要求に基づく前記メッセージに含められる、方法。
  30. 第1ネットワークノード(560)であって、
    第2ネットワークノード(560)へ、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを送信することであって、前記探索ウィンドウ情報は、
    予期される角度に関連付けられる情報、及び
    前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、
    ことと、
    前記第2ネットワークノードから、応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードによる前記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む、ことと、
    を行うように適合される第1ネットワークノード。
  31. 請求項2~14のいずれかを行うようにさらに適合される、請求項30に記載の第1ネットワークノード。
  32. 第2ネットワークノード(560)であって、
    第1ネットワークノード(560)から、探索ウィンドウ情報を含むメッセージを受信することであって、前記探索ウィンドウ情報は、
    予期される角度に関連付けられる情報、及び
    前記予期される角度の不確かさレベルに関連付けられる情報を含む、
    ことと、
    前記第1ネットワークノードへ、応答メッセージを送信することであって、前記応答メッセージは、前記第2ネットワークノードによる前記探索ウィンドウ情報の使用に関連付けられるフィードバックを含む、ことと、
    を行うように適合される第2ネットワークノード。
  33. 請求項16~29のいずれかを行うようにさらに適合される、請求項32に記載の第2ネットワークノード。
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