JP2024514340A - 神経刺激アレイの経皮デリバリーのための装置、システム及び方法 - Google Patents

神経刺激アレイの経皮デリバリーのための装置、システム及び方法 Download PDF

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    • A61N1/36062Spinal stimulation

Abstract

本開示の実施形態は、神経刺激アレイの経皮デリバリーのための装置、システム及び方法に関する。1つの実施形態において、神経刺激リードは、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分を含む。ある態様において、拡張展開構成は、崩潰デリバリー構成よりも幅が広い。さらに、幾つかの実施形態において、神経刺激リードを崩潰デリバリー構成から拡張展開構成へ移行させることは、デリバリーシステムの中心軸に対して垂直ではない折り畳み解除動作又はアンラップ動作を含む。特定の実施形態において、神経刺激リードは、本体部分の上に配置された電極のアレイを含み、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2021年4月19日に出願された仮出願第63/176,690号の利益を主張し、その全体をあらゆる目的で参照により本明細書に組み込む。
分野
本開示は、概して、神経刺激アレイのための装置、システム及び方法に関する。より具体的には、本開示は、神経刺激アレイの経皮デリバリーのための装置、システム及び方法に関する。
背景
脊髄刺激装置は、脊髄を電気的に刺激して痛みを軽減するインプラント型デバイスである。脊髄刺激は、概して、非外科的疼痛治療選択肢で十分な軽減が得られなかった後に使用される。脊髄刺激装置システムには3つの主要な部分がある:(i)硬膜外腔内の脊髄に沿って配置された電極のアレイ、(ii)インプラント型パルス発生器(IPG)、バッテリーと、必要な電気波形パルスを生成する電子機器とを含むペースメーカ様モジュール、及び(iii)体外に配置された外部コントローラ。IPGは皮膚の下、通常は臀部又は腹部の近くに配置され、ワイヤはIPGから電極アレイまで皮膚の下を通っている。コントローラにより、患者及び臨床医は刺激波形パラメータをオフにし又は調整することができる。ある例において、コントローラは、インプラント型IPG内のバッテリーを無線で充電することもできる。
要旨
本明細書に開示される実施形態は、経皮的にデリバリーすることができ、広い適用範囲を有することができる電極アレイを開示することによって従来の実施形態を改良する。
1つの例(「例1」)によれば、神経刺激リードは、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は崩潰デリバリー構成よりも幅が広い、及び、前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント型パルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、を含む。
1つの例(「例2」)によれば、例1の神経刺激リードにおいて、拡張展開構成における前記本体部分の幅は、脊髄及び1つ以上の後根神経節の少なくとも一部を横切って延在するように構成されている。
1つの例(「例3」)によれば、例1~2のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分の幅は6mmより大きい。
1つの例(「例4」)によれば、例1~3のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分の幅は6mm~15mmである。
1つの例(「例5」)によれば、例1~4のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分が拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は非ゼロの曲率を備える。
1つの例(「例6」)によれば、例1~5のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分は、前記本体部分が崩潰デリバリー構成にある間に巻回構成にあり、前記本体部分は、前記本体部分が拡張展開構成にある間に非巻回構成にあり、そして崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は巻回解除するように構成されている。
1つの例(「例7」)によれば、例1~6のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分は、前記本体部分の少なくとも一部にわたって横方向に延在する1つ以上の補強部材を備える。
1つの例(「例8」)によれば、例1~7のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、サイドスロットを備えたカテーテルを介してデリバリーされるように構成されており、前記本体部分は、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するために前記サイドスロットを通って延長する。
1つの例(「例9」)によれば、例1~5及び例7~8のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分は、前記本体部分が崩潰デリバリー構成にある間に折り畳まれた構成にあり、前記本体部分は、前記本体部分が拡張展開構成にある間に折り畳み解除構成にあり、そして崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は折り畳み解除するように構成されている。
1つの例(「例10」)によれば、例1~9のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分は、中央スパイン及び複数のサイドサポートを備える。
1つの例(「例11」)によれば、例1~10のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分が拡張展開形態にあるときに、前記本体部分はコイル形状を有する。
1つの例(「例12」)によれば、例1~10のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分が拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は蛇行形状を有する。
1つの例(「例13」)によれば、例1~10のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分が拡張展開形態にあるときに、前記本体部分は翼状形状を有する。
1つの例(「例14」)によれば、例1~13のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分は、形状記憶材料からなるフレームを含み、前記形状記憶材料の弛緩した形状は、前記フレームが拡張展開構成にあるときである。
1つの例(「例15」)によれば、例14の神経刺激リードにおいて、前記形状記憶材料はニチノールである。
1つの例(「例16」)によれば、例1~15のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分はエラストマースリーブを形成する。
1つの例(「例17」)によれば、例1~5、7~8及び10~16のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分は、前記本体部分が崩潰デリバリー構成にある間に膨張されていない構成にあり、そして前記本体部分は、前記本体部分が拡張展開構成にある間に膨張された構成にあり、そして崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は膨張されるように構成されている。
1つの例(「例18」)によれば、例17の神経刺激リードにおいて、前記本体部分は空気圧で膨張され又は液圧で膨張される。
1つの例(「例19」)によれば、例1~18のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記拡張展開形態で前記本体部分を固定するための硬化剤を含む。
1つの例(「例20」)によれば、例1~19のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成よりも薄い。
1つの例(「例21」)によれば、例1~20のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記本体部分を脊椎に固定するためのアンカーをさらに含む。
1つの例(「例22」)によれば、例21の神経刺激リードにおいて、前記アンカーはバーブである。
1つの例(「例23」)によれば、例21の神経刺激リードにおいて、前記アンカーは、前記アンカーへの組織取り付けを促進するように構成されている。
1つの例(「例24」)によれば、例1~23のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記神経刺激リードの少なくとも一部は、組織内方成長を促進する材料を含む。
1つの例(「例25」)によれば、例1~24のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、IPGをさらに含む。
1つの例(「例26」)によれば、例25の神経刺激リードにおいて、IPGに通信可能に結合された外部コントローラをさらに備える。
1つの例(「例27」)によれば、前記神経刺激リードは、前記神経刺激リードの第二の部分よりも厚い複数の第一の部分を含み、前記神経刺激リードは、前記複数の第一の部分のうちの少なくとも1つの位置が、前記複数の第一の部分のうちの別の第一の部分と重ならないようなパターンで配置される。
1つの例(「例28」)によれば、前記複数の第一の部分は電極のアレイを含む。
1つの例(「例29」)によれば、例1~28のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、前記神経刺激リードの固体材料の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成のほうが小さい。
1つの例(「例30」)によれば、例1~例29のいずれか1つの神経刺激リードにおいて、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成への神経刺激リードへの移行は、デリバリーシステムの中心軸に垂直ではない折り畳み解除又はアンラップ動作を含む。
1つの例(「例31」)によれば、対象内に神経刺激リードをインプラント処置するための方法は、カテーテルを対象内に経皮的に挿入すること、ここで、前記カテーテルの遠位端は対象内のインプラント処置部位に隣接して配置され、前記インプラント処置部位は対象の硬膜外腔内に位置する、神経刺激リードが崩潰デリバリー構成にある間に、前記カテーテルを通して前記インプラント処置部位に前記神経刺激リードをデリバリーすること、ここで、前記神経刺激リードは例1~30のうちの1つによるものである、及び、前記神経刺激リードを崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行させることを含む。
上述の例は単なる実施例であり、本開示によって別途提供される本発明の概念の範囲を限定したり又はさもなければ狭めたりするように解釈されるべきではない。複数の例が開示されているが、さらに他の実施形態は、例示的な例を示し説明する以下の詳細な説明から当業者に明らかになるであろう。したがって、図面及び詳細な説明は、本質的に制限的なものではなく、本質的に例示的なものとして考えられるべきである。
図面の簡単な説明
添付図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれてその一部を構成し、実施形態を示し、記載とともに本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による神経調節システムの図である。
図2Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、脊柱の硬膜外腔内にインプラント処置された神経刺激リードを含む脊柱の断面図であり、図2Bは、硬膜外腔内にインプラント処置された神経刺激リードの斜視図である。
図3A~図3Mは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的なデリバリーデバイス及び崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行する神経刺激リードの側面図及び遠位端図である。
図4は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの側面図であり、図5は、図4に示される例示的な神経刺激リードの反対側の側面図である。
図6A~6Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの斜視図である。
図7Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの遠位端の図であり、図7Bは、例示的な神経刺激リードの側面図である。
図8A~8Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの側面図であり、図8Cは、例示的な神経刺激リードの斜視図である。
図9は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、神経刺激リードの側面図である。
図10は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、神経刺激リード用のフレームの斜視図であり、図11は、図10に示される神経刺激リードの一部の断面図である。
図12は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、崩潰デリバリー状態から拡張展開状態に移行する神経刺激リードの側面図であり、図13は、図12に示される神経刺激リードの一部の拡大図である。
図14は、本開示の実施形態による、崩潰デリバリー状態から拡張展開状態に移行する神経刺激リードの側面図である。
図15A~15Hは、本開示の実施形態による、拡張展開状態から崩潰デリバリー状態に移行する神経刺激リードの側面図である。
図16A~16Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの側面図であり、図16Cは、例示的な神経刺激リードの斜視図である。
図17は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、リブ付き神経刺激リード及びデリバリーデバイスの斜視図である。
詳細な説明
定義及び用語
本開示は、限定的に読まれることを意図したものではない。例えば、本出願で使用される用語は、その分野の専門家がそのような用語に帰する意味の文脈で広く読まれるべきである。
不正確さの用語に関して、「約」及び「およそ」という用語は、記載された測定値、及び記載された測定値に合理的に近い任意の測定値も含む測定値を指すために互換的に使用されうる。記載された測定値に合理的に近い測定値は、関連技術の当業者によって理解され容易に確認されるように、記載された測定値から合理的に小さな量だけ逸脱している。このような逸脱は、測定誤差、測定及び/又は製造装置の校正の違い、測定値の読み取り及び/又は設定における人的エラー、他の構成要素に関連する測定値の違いを考慮した性能及び/又は構造パラメータを最適化するために行われた微調整、特定の実装シナリオ、人又は機械による対象の不正確な調整及び/又は操作などに起因する可能性がある。関連技術の当業者がそのような合理的に小さな差異の値を容易に確認できないと判断された場合には、「約」及び「およそ」という用語は、記載された値のプラス又はマイナス10%を意味すると理解できる。
様々な実施形態の説明
当業者は、本開示の様々な態様が、意図された機能を発揮するように構成された任意の数の方法及び装置によって実現できることを容易に理解するであろう。また、本明細書で参照される添付の図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではなく、本開示のさまざまな態様を説明するために誇張されていることがあり、その点において、図面は限定的なものとして解釈されるべきではないことにも留意されたい。
殆どの脊髄刺激装置は、デバイスの試験及びインプラント処置:試行及びインプラント処置という2つの手順を必要とする。試行期間において、外科医は一時的な電極アレイをインプラント処置し、所与の患者に対して治療がどの程度効果があるかを判断する。アレイは、2本の柔軟な筒形リードと、その長さに沿って複数の電極とから構成されることができる。1本のリードを脊柱の右側に、もう1本を左側に配置する。リードは、透視X線ガイダンス下で経皮的に挿入される。痛みの場所によって、脊椎に沿って電極を配置する場所が決められる。試行手順では、典型的に、電極を配置するために腰背部を切開する必要がある。試行用のインプラント可能なパルス発生器(IPG)は体外にあり、典型的には腰に巻いたベルトに配置される。試行期間は、典型的に4~7日間続き、それにより、患者はデバイスがどの程度痛みを軽減するかを評価できる。痛みのレベルが50%以上減少するならば、試行は成功と考えられる。試行期間の終了後に、リードは取り外される。試行が成功したならば、恒久的にデバイスをインプラント処置する手術が予定される。
恒久インプラント処置中に、IPGは上部臀部/背中、上部胸壁、又は腹部領域の皮膚の下に配置され、試行用電極は、試行で使用されるものと同様の一組の経皮電極リード、又は外科的に配置されたパドル電極アレイのいずれかに置き換えられる。経皮リードには、リードの活性部分の長さに沿って軸方向に分配された単一列の電極がある。パドル電極アレイは、電極が2次元に分布している。現在のパドルアレイの幅と全体のサイズが大きいということは、パドルアレイを外科的(低侵襲性ではない)手順でインプラント処置されなければならないことを意味し、典型的には、椎弓切除術(椎骨の後部の除去)によって行われる。
パドル電極アレイの外科的配置と比較して、経皮電極リードの配置は、より迅速で侵襲性の低い処置である。また、経皮的処置は、疼痛管理の訓練を受けた麻酔科医、脊椎外科医又は神経外科医によって行うことができるが、パドルアレイは外科医がインプラント処置しなければならない。しかしながら、外科的に配置されたパドルアレイと比較して、経皮的に配置されたリードは適用範囲が限られており、移行する可能性が高く、電荷注入の焦点が絞られない(これにより、痛みのターゲット精度が制限され、バッテリー寿命に悪影響を及ぼす可能性がある)。
本開示の実施形態は、以下でさらに詳しく論じられるように、経皮的にデリバリーすることができると同時に、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行できるために従来の経皮的にデリバリーされるリードよりも大きな表面積をカバーできる神経刺激リードを開示することによって、これらの問題の解決策を提供する。特定の態様において、神経刺激リードを崩潰デリバリー構成から拡張展開構成へ移行させることに対応する以下に開示される実施形態は、逆に実行して、神経刺激リードを拡張展開構成から崩潰デリバリー構成へ移行させて対象からリードを引き抜き、及び/又は処置の間にリードを再配置することができる。例えば、神経刺激リードをインプラント処置する前に神経刺激リードをデリバリーデバイス内に配置し、インプラント処置の後及び/又はインプラント処置中に神経刺激リードを引き抜く及び/又は再配置することができる。
図1は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による神経調節システム100の図である。この図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に制限すべきでない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図示の実施形態において、システム100は、コントローラ102、インプラント可能なパルス発生器(IPG)104及び対象108内にインプラント処置された神経刺激リード106を含む。特定の実施形態において、神経刺激リード106は、対象の硬膜外腔132内にインプラント処置された電極のアレイを含む(図2A及び2Bにより詳細に示される)。特定の実施形態によれば、IPG104は、神経刺激リード106に電気的に結合され、1つ以上の刺激電気波形を生成して神経刺激リード106に送るように構成された1つ以上の電源及び/又は電気構成要素を含み、その後、これらの電気波形は、対象108の神経系に伝達され、治療効果を生じる。特定の例において、IPG104は、例えば対象108の腹部又は臀部付近の対象108の皮膚の下にインプラント処置される。そして、IPG104は、対象108の皮膚の下に配置された1つ以上のワイヤを介して神経刺激リード106に電気的に結合される。
特定の実施形態によれば、コントローラ102は、IPG106に無線で結合され、対象108及び/又は臨床医がIPG106と通信できるように構成されている。特定の実施形態において、コントローラ102は、プログラミングデバイスを含むことができ、これにより、対象108及び/又は臨床医は、IPG106の設定を初期化し、調整することができる。例えば、コントローラ102により、対象108及び/又は臨床医はIPG104によって生成される刺激電気波形をオフにできる及び/又は調整できるようにすることができる。特定の例において、コントローラ102は、IPG104を無線充電するように構成されている。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は、神経刺激リード106をカテーテルを介してインプラント処置部位に経皮的にデリバリーするための崩潰デリバリー構成を含むことができる。神経刺激リード106がインプラント処置部位に配置されると、神経刺激リード106は拡張展開構成に展開されうる。特定の実施形態において、拡張展開構成は、崩潰デリバリー構成より幅が広くなることができる。神経刺激リード106は、より広い拡張展開構成により、経皮的にインプラント処置される従来の神経刺激リードよりも広い領域を刺激することができる。さらに、神経刺激リード106は、神経刺激リード106が経皮的にインプラント処置されうるため、椎弓切除術を必要とする大型の神経刺激リードよりも利点を提供する。
神経刺激リード106、ならびに神経刺激リード106の崩潰デリバリー構成及び拡張展開構成についての追加の詳細を以下に説明する。上述したように、特定の態様において、神経刺激リードを崩潰デリバリー構成から拡張展開構成へ移行させることに対応する本明細書に開示される実施形態は、逆に実行して、神経刺激リード106を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成へ移行させることができる。
図2Aは、脊柱の硬膜外腔132内にインプラント処置された神経刺激リードを含む脊柱の断面図であり、図2Bは、硬膜外腔132内にインプラント処置された神経刺激リード106の斜視図である。これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定すべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。例えば、神経刺激リード106は翼状形状を有するが、これは1つの実施形態にすぎず、他の例は、以下、図に示されている。
図示の実施形態において、神経刺激リード106は拡張展開構成にある。図示されるように、神経刺激リード106は硬膜外腔132内にインプラント処置される。特定の実施形態において、神経刺激リード106は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は、少なくとも1つの後根神経節134の一部の近くに配置される本体部分110を含む。特定の実施形態によれば、本体部分110は、本体部分110上に配置された電極のアレイ112を含む。電極のアレイ112は、IPG(例えば、IPG104)に結合されて、IPGから電気波形を受信し、脊髄133の左側及び右側及び/又は後根神経節134を刺激する波形を送出することができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は、神経刺激リード106が拡張展開構成にあるときの幅107を有し、この幅は、神経刺激リード106が崩潰デリバリー構成にあるときの幅よりも大きい。特定の実施形態によれば、神経刺激リード106の幅107は、神経刺激リード106の長手方向軸113に垂直な方向で測定される。特定の例において、神経刺激リード106がインプラント処置されると、幅107の少なくとも一部は(例えば、中央部分115)は、神経刺激リード106がインプラント処置されている人の矢状面117に対して垂直にかつ冠状面に対して平行に延在している。
1つの実施形態において、神経刺激リード106の幅107は6mmより大きい。別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は7mmより大きい。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は8mmより大きい。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は9mmより大きい。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は10mmより大きい。別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は11mmより大きい。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は12mmより大きい。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は13mmより大きい。さらに別の実施形態において、神経刺激リード線106の幅107は14mmより大きい。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106の幅107は6mm~15mmである。別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は7mm~15mmである。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は8mm~15mmである。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は9mm~15mmである。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は10mm~15mmである。別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は、11mm~15mmである。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は12mm~15mmである。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は13mm~15mmである。さらに別の実施形態において、神経刺激リード106の幅107は14mm~15mmである。
追加的に又は代替的に、神経刺激リード106は、神経刺激リード106が拡張展開構成(図2Aに示す)にあるときは、神経刺激リード106が崩潰デリバリー構成(例えば、図3Dを参照されたい)にあるときよりも薄い断面厚さ109を有する。特定の実施形態によれば、断面厚さ109は、神経刺激リード106の矢状面を二分する線117に沿った神経刺激リード106の高さとして測定することができ、ここで、線117は矢状面に平行に延在している。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード106の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。少なくとも幾つかの実施形態において、断面厚さ109及び断面積は、長手方向軸113に対して垂直/横断方向に取られる。特定の例において、長手方向軸113は、例えば、神経刺激リード106のデリバリーシステム及び/又は神経刺激リード106の中心軸と呼ばれることがある。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は、図2Aに示されるように、対象108の解剖学的構造(例えば、脊髄133)に適合するように、神経刺激リード106が拡張展開構成にあるときに湾曲することができる。これらの例において、中央部分115は、端部123が中央部分115に対して前方向125に配置されるように、端部123に対して後方向121に配置されうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード106は、図2Aに示されるように、神経刺激リード106が拡張展開構成にあるときに、非ゼロ曲率127を含むことができる。幾つかの実施形態において、非ゼロ曲率は曲率半径の逆数であることができる。幾つかの実施形態において、非ゼロ曲率127は、神経刺激リード106が脊髄133に適合するように構成される。幾つかの例において、神経刺激リード106が中央部分115から離れる横方向129に延在するにつれて、非ゼロ曲率127は増加しうる。さらに、幾つかの例において、神経刺激リード106は、神経刺激リード106が屈曲点131から遠ざかる横方向129に延在するにつれて、非ゼロ曲率127とは反対の方向に湾曲するように、屈曲点131を含むことができる。
特定の実施形態によれば、電極アレイ112の1つ以上の電極は、本体部分110の周囲114の近くに配置することができる。追加的に又は代替的に、電極アレイ112の1つ以上の電極は、例えば、本体部分110の中央部分116の近くで、本体部分110の周囲114から離れるように配置されうる。追加的に又は代替的に、電極アレイ112の1つ以上の電極は、本体部分110の遠位部分118、近位部分120、左側部分122及び/又は右側部分124の近くに配置することができる。特定の実施形態において、電極アレイ112の1つ以上の電極は、1つ以上の列、例えば、列126に配置されうる。追加的に又は代替的に、電極アレイ112の1つ以上の電極は、1つ以上の行、例えば行128に配置されうる。各列126及び/又は行128は複数の電極を含むことができる。
特定の実施形態によれば、本体部分110及び/又は電極アレイ112の広い適用範囲により、神経刺激リード106は、より狭い神経刺激リードよりも優れた刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。以下により詳細に説明するように、本体部分110は、本体部分110が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、拡張展開構成(図示)にあるときの方が幅が広い。したがって、神経刺激リード106は、神経刺激リード106が崩潰デリバリー構成にある間に経皮的にデリバリーすることができ、従来の実施形態よりも低侵襲性のインプラント処置を提供する。
特定の実施形態において、神経刺激リード106は、生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。特定の例において、神経刺激リード106は、ポリエチレン(PE)、膨張PE(ePE)及び/又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ポリマー又は延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)ポリマーなどのフルオロポリマーを含むことができる。幾つかの例において、神経刺激リード106は、少なくとも部分的に、ポリエステル、シリコーン、ウレタン、ポリエチレンテレフタレートもしくは別の生体適合性ポリマー又はそれらの組み合わせから形成されうる。幾つかの例において、生体再吸収性又は生体吸収性材料、例えば生体再吸収性又は生体吸収性ポリマーが使用されてもよい。幾つかの例において、神経刺激リード106は、少なくとも部分的に、ダクロン、ポリエチレン(PE)、膨張PE(ePE)、ポリオレフィン、カルボキシメチルセルロース布帛、ポリウレタン、又は他の織布、不織布もしくはフィルムエラストマーから形成されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は、形状記憶材料から構築されたフレームを含む。幾つかの例において、神経刺激リード106が拡張展開構成にあるときに、フレームは弛緩した形状にある。例えば、ニチノール(NiTi)は、神経刺激リード106のフレーム(及び本明細書で論じられるフレームのいずれか)の材料として使用されうるが、他の材料、例えば、限定するわけではないが、ステンレス鋼、L605鋼、ポリマー、MP35N鋼、Pyhnox、Elgiloy又はその他の適切な生体適合性材料及びそれらの組み合わせをフレームの材料として使用することができる。NiTiの超弾性特性及び柔軟性により、フレームの適合性が向上することができる。さらに、NiTiは所望の形状に形状設定することができる。すなわち、フレームがデリバリーシステムから展開されるときなど、フレームが拘束されていないときに、フレームが所望の形状に自己拡張する傾向があるように、NiTiを形状設定することができる。別の言い方をすると、神経刺激リード106は、カテーテルを通してデリバリーされるときに崩潰されることができ、神経刺激リード106がインプラント処置部位(例えば、硬膜外腔132内)に配置されると、カテーテルを引き抜くことができ、神経刺激リード106は、NiTiフレームの初期形状により、展開位置まで拡張する。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は膨張可能であることができる。神経刺激リード106を膨張させることによって、神経刺激リード106は、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行することができる。特定の態様において、神経刺激リード106は、空気圧及び/又は液圧で、例えばヒドロゲルを使用して膨張させることができる。特定の実施形態において、神経刺激リード106を脱膨張させて、神経刺激リード106を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行させることができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は、神経刺激リード106が拡張展開構成にあるときに、硬化剤が神経刺激リード106を拡張展開構成に固定して、対象108が動く、曲げる、ひねるときなどに、神経刺激リード106が圧縮及び/又は拡張及び/又は移動する傾向を低減するように、硬化剤を含むことができる。特定の実施形態において、硬化剤を神経刺激リード106に注入することができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード106は1つ以上のアンカー130を含む。特定の例において、1つ以上のアンカー130は、神経刺激リード106の移行及び/又は移動を防止するために、椎骨及び/又は脊柱の別の構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、図2Aが脊柱の断面を示していることを参照されたい)に神経刺激リード106を固定するように構成されている。例えば、1つ以上のアンカー130は、神経刺激リード106の移行及び/又は動きを防ぐために、硬膜、黄色靱帯又は他の軟組織構造に神経刺激リード106を固定するように構成されている。幾つかの態様において、1つ以上のアンカー130は、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造に結合するためにバーブの形状で形成される。特定の実施形態において、1つ以上のアンカー130は、形状記憶材料、例えばNiTiから形成される。幾つかの例において、1つ以上のアンカー130は、神経刺激リード106の上部から突出する。追加的に又は代替的に、1つ以上のアンカー130は、例えば、神経刺激リード106の別の部分、例えば側部及び/又は底部から突出する。特定の実施形態において、1つ以上のアンカー130は、1つ以上のアンカー130内への組織内方成長を促進する材料で形成されうる。1つ以上のアンカー130に加えて又はその代わりに、神経刺激リード106は異なる材料を含むことができ、材料の一部又は全部は、脊柱の一部への組織の内方成長/付着を促進することができ、材料の一部は組織の内方成長/付着を阻害することができる。例えば、組織の内方成長/付着を促進することができる材料は、開いた高多孔度の微細構造を有する材料であることができ、組織の内方成長/付着を阻害する材料は、閉じた低多孔度の微細構造を有する材料であることができる。このような材料についての記載のさらなる詳細は、「表面改質延伸ポリテトラフルオロエチレンデバイス及びその製造方法」という発明の名称の米国特許出願第7,736,576号明細書、「マクロテクスチャード表面を有する非対称ポリテトラフルオロエチレン複合体及びその製造方法」という発明の名称の米国特許出願第15/183,897号明細書に見出すことができ、その全開示を、あらゆる目的のためにその全体の参照により本明細書に組み込む。
図3A~3Mは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的なデリバリーデバイスの側面図及び遠位端図であり、神経刺激リード208はデリバリーデバイス内に配置され(図3A~3G)、次いで崩潰デリバリー構成から拡張展開構成(図3H~3M)に移行する。特定の態様において、図3H~3Mに開示された実施形態は、3Mから3Hに逆に実行して、神経刺激リード208を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行させることができる。これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図3Aは、図3Bに示されるデリバリーデバイス内に配置されうる例示的な神経刺激リード208を示す。図示の実施形態において、神経刺激リード208は、リードワイヤ208Bに接続されたパドル部分208Aを含む。幾つかの実施形態において、神経刺激リード208は、図1~2Bに示される神経刺激リード106と同じ又は類似の特性を有することができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード208の本体部分214は、神経刺激リード208が拡張展開構成にあるときに、神経刺激リード208が崩潰デリバリー構成にあるときよりも大きい幅209を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード208の本体部分214は、図3A及び図3Dの比較により示されるように、神経刺激リード208が拡張展開構成にあるときに、神経刺激リード208が崩潰デリバリー構成にあるときよりも小さい断面厚さ211を有する。特定の実施形態によれば、幅209及び断面厚さ211は、図2A及び2Bに示す幅107及び断面厚さ109と同じように定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード208の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード208が拡張展開されているときに、神経刺激リード106が湾曲するのと同じ又は同様の方法で、神経刺激リード208の本体部分214を湾曲させることができる。
特定の実施形態において、デリバリーデバイスは、図3Bに示されるように、ロッド202の端部からロッド202の下まで延在するスロット204を備えたロッド202を含む。幾つかの実施形態において、スロット204は、ロッド202のほぼ中央まで下に延在する。特定の例において、スロット204は、神経刺激リード208のパドル部分208Aの長さ213以上の距離だけロッド202のほぼ中央で下に延在する。幾つかの実施形態において、神経刺激リード208のパドル部分208Aの長さ213は、パドル部分208Aの遠位端215からパドル部分208Aの近位端217まで神経刺激リード208の長手方向軸215に沿って延在する距離であることができる。次に、図3Cに示すように、神経刺激リード208をスロット204内に配置することができる。その後、図3Dに示すように、神経刺激リード208がロッド202の周囲に巻き付くように、ロッド202を時計回り又は反時計回りにひねることができる。
特定の態様において、デリバリーデバイスは、図3Eに示されるように、デリバリーシース206を含む。デリバリーシース206は、デリバリーシース206が神経刺激リード208及びロッド202を囲んで、例えば神経刺激リード208のインプラント処置中に神経刺激リード208が意図せずに巻回解除するのを防ぐように、神経刺激リード208及びロッド202の上に配置することができる。特定の実施形態によれば、シース206は、シース206の端部からシース206の1つ以上の側部に向かって延在する1つ以上のスロット210を含む。幾つかの実施形態において、神経刺激リード208は、図3Fに示されるように、デリバリーシース206のスロット210内に延在する縁部212を含む。幾つかの例において、デリバリーデバイスは、図3Gに示されるように、デリバリーシース206及び神経刺激リード208を取り囲む外部デリバリーシース213を含むことができる。ある例において、外部デリバリーシース213は、神経刺激リード208のインプラント処置中に縁部212が突出するのを防止するために、神経刺激リード208のインプラント処置中に神経刺激リード208の縁部212を囲むことができる。ロッド202、デリバリーシース206及び外部デリバリーシース213は、本明細書でデリバリーデバイスと呼ぶことができる。
特定の態様によれば、神経刺激リード208及びデリバリーデバイス202、206、213は、対象108内に経皮的に配置されうる。神経刺激リード208及びデリバリーデバイス202、206、213がインプラント処置部位、例えば、対象108の硬膜外腔132内に配置されると、神経刺激リード208は、図3H~3Mに示されるように展開されうる。
神経刺激リード208を図3Hに示される崩潰デリバリー構成から図3Mに示される拡張展開形態に移行させるために、図3H~図3Iの移行により示されているように、外部デリバリーシース213をリトラクトさせることができる。その後に、神経刺激リード208を展開するために、デリバリーシース206内のスロット210を、まず冠状解剖学的平面にあるように位置合わせすることができる。次に、神経刺激リード208及びロッド202を、神経刺激リード208をねじった方向と反対の方向にねじって、神経刺激リード208をロッド202の周りに巻き付けることができる。例えば、神経刺激リード208を時計回りの方向にねじって、神経刺激リード208をロッド202の周りに巻き付けるならば、神経刺激リード208を反時計回り方向にねじって、神経刺激リード208の展開を開始することができる。逆に、神経刺激リード208を反時計回り方向にねじって神経刺激リード208をロッド202の周囲に巻き付けるならば、ロッド202を時計回りにねじって、神経刺激リード208の展開を開始することができる。図3Jに示されるように、神経刺激リード208及びロッド202を回転させて、神経刺激リード208の展開を開始するときに、神経刺激リード208の縁部212は、図3Kに示すように神経刺激リード208が完全に拡張されるまで、ロッド202のスロット204から突出する。幾つかの実施形態において、神経刺激リード208が完全に拡張されると、図3Lに示されるように、デリバリーシース206をリトラクトさせることができる。幾つかの例において、図3Mに示されるように、神経刺激リード208が拡張されて、神経刺激リード208が対象108の硬膜外腔132内にインプラント処置されたら、ロッド202をリトラクトさせることができる。神経刺激リードには、展開プロセスを支援する形状記憶材料から作られた要素を含むことができる。デリバリーデバイスのすべての構成要素は、展開部位へのデリバリーデバイスのナビゲーションを容易にするように機械的に可撓性になるような方法で製造されうる。
図4及び5は、それぞれ、神経刺激リード208の側面図及び神経刺激リード208の反対側の側面図を示す。これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
特定の実施形態によれば、神経刺激リードは本体部分214を含む。本体部分214は、図示されているように、ほぼ矩形の形状を有することができる。さらに、本体部分214は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は少なくとも1つの後根神経節134の一部の近くに配置されうる。
特定の実施形態によれば、本体部分214は、本体部分214上に配置された電極のアレイ216を含む。電極のアレイ216は、IPG(例えば、IPG104)に結合されて、IPGからの電気波形を受け取り、該波形をデリバリーして、脊髄133及び/又は後根神経節134上の位置を刺激することができる。
特定の実施形態によれば、電極アレイ216の1つ以上の電極を、本体部分214の周囲218の近くに配置することができる。追加的に又は代替的に、電極アレイ216の1つ以上の電極を、例えば、本体部分214の中央部分220の近くで本体部分214の周囲218を離れて配置することができる。追加的に又は代替的に、電極アレイ216の1つ以上の電極を、本体部分214の遠位部分222、近位部分224、左側部分226及び/又は右側部分228の近くに配置することができる。特定の実施形態において、電極アレイ216の1つ以上の電極は、1つ以上の列、例えば、列230に配置されうる。追加的に又は代替的に、電極アレイ216の1つ以上の電極は、1つ以上の行、例えば行232に配置することができる。図示のように、各列230及び/又は行232は複数の電極を含むことができる。
特定の実施形態によれば、本体部分214及び/又は電極アレイ216の広い適用範囲により、神経刺激リード208は、より狭い神経刺激リードよりも優れた刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード208は、神経刺激リード208が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード208のプロファイルがより小さいため、経皮的にインプラント処置されうる。
特定の実施形態において、神経刺激リード208は、PE、ePE、PTFE、又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングすることができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード208は、形状記憶材料から構成される周囲218の周りに延在するフレームを含む。幾つかの例において、神経刺激リード208が拡張展開構成であるときに、フレームは弛緩した形状である。例えば、神経刺激リード208のフレーム(及び本明細書で説明するフレームのいずれか)の材料としてNiTiを使用することができるが、他の材料、例えば、限定するわけではないが、ステンレス鋼、L605鋼、ポリマー、MP35N鋼、Pyhnox、Elgiloy又は他の任意の適切な生体適合性材料及びそれらの組み合わせをフレームの材料として使用することができる。
追加的に又は代替的に、神経刺激リード208は、1つ以上の補強バンド234を含むことができる。特定の例において、1つ以上の補強バンド234は、NiTiなどの形状記憶材料から形成することができる。特定の例において、1つ以上の補強バンド234は、神経刺激リード208を部分的又は完全に横切って横方向に(例えば、横方向236に沿って)延在することができる。追加的に又は代替的に、1つ以上の補強バンド234は、神経刺激リード208に部分的に又は完全に沿って(例えば、長手方向238に沿って)長手方向に延在することができる。追加的に又は代替的に、1つ以上の補強バンド234は、横方向236及び/又は長手方向238に対して非ゼロの角度で神経刺激リード208を部分的又は完全に横切って延在することができる。幾つかの例において、補強バンド234は、神経刺激リード208のデリバリー中にリトラクトされることができ、神経刺激リード208の展開中に延長されることができる。特定の例において、1つ以上の補強バンド234は、図5に示されるように、神経刺激リード208の背面に位置する1つ以上のポケット240に挿入されうる。幾つかの例において、補強バンド234はポケット240から外れて、神経刺激リード208の展開後に再びリトラクトされうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード208は、追加的に又は代替的に、膨張可能であることができる。神経刺激リード208を膨張させることによって、神経刺激リード208は、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行することができる。特定の態様において、神経刺激リード208は、空気圧及び/又は液圧で、例えばヒドロゲルを使用して膨張させることができる。特定の実施形態において、神経刺激リード208を脱膨張させて、神経刺激リード208を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行させることができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード208は、神経刺激リード208が拡張展開構成にあるときに、硬化剤が神経刺激リード208を拡張展開構成に固定して、対象108が動く、曲げる、ひねるなどするときに、圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する神経刺激リード208の可能性を低減できるように、硬化剤を含むことができる。特定の実施形態において、硬化剤を神経刺激リード208に注入することができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード208は、神経刺激リード208の移動及び/又は移行を防止するために、神経刺激リード208を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の構造又は軟組織構造を含む脊柱の一部に固定するために、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができる。特定の実施形態によれば、神経刺激リード208は、神経刺激リード208の移動及び/又は移行を防止するために、神経刺激リード208を、硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定するための1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができる。
6A~6Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの斜視図である。特に、図6Aは、崩潰デリバリー構成の神経刺激リード304を含むデリバリーデバイス302を示し、図6Bは、拡張展開構成の神経刺激リード304を含むデリバリーデバイス302を示す。特定の実施形態によれば、神経刺激リード304は、神経刺激リード304が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、神経刺激リード304が拡張展開構成にあるときに、より広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は、神経刺激リード304が拡張展開構成にあるときよりも、崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード304の幅及び断面厚さは、図2A及び図2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義されうる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード304の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は、神経刺激リード106が湾曲するのと同じ又は類似の方法で拡張展開されているときに湾曲されうる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図6Aに示されるように、デリバリーデバイス302は、神経刺激リード304が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、神経刺激リード304を取り囲んで崩潰デリバリー構成に閉じ込める管状シースである。幾つかの態様において、神経刺激リード304は、デリバリーデバイス302内で折り畳まれることができる。例えば、神経刺激リード304は、複数の折り目306を含むことができ、折り目306に沿って横方向308に圧縮されると、神経刺激リード304は図6Aに示されるデリバリー構成に崩潰する。特定の態様によれば、デリバリーデバイス302及び神経刺激リード304は、神経刺激リード304が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード304は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード304がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイス302を除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード304を展開し、図6Bに示される拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード304の適用範囲が広いため、神経刺激リード304は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触できるため、より狭い神経刺激リードよりも良好な刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード304は、神経刺激リード304が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード304のプロファイルがより小さいため、(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なり)経皮的にインプラント処置されうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は、デバイス302を神経刺激リード304上に配置することによって、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード304は、図1~2Bに示される神経刺激リード106及び/又は図3A~5に示される神経刺激リード208と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、神経刺激リード304は、神経刺激リード304上に配置され、IPG104に結合された電極のアレイ112及び/又は電極のアレイ216と同じ又は類似の電極のアレイ310を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は、PE、ePE、PTFE又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は、NiTiなどの形状記憶材料から形成されたフレームを含むことができ、デリバリーデバイス302が取り外されて、神経刺激リード304を拘束しなくなると、神経刺激リード304は図6Bに示される拡張展開構成まで拡張する。したがって、神経刺激リード304が拡張展開構成にあるときに、フレームは弛緩した形状になる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は、神経刺激リード304を崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように膨張可能であることができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード304が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲げる、ひねるなどの際に神経刺激リード304が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード304に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード304を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304は1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130))を含み、神経刺激リード304の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード304を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード304を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード304の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図7Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの遠位端図であり、図7Bは、例示的な神経刺激リードの側面図である。特に、図7Aは、崩潰デリバリー構成の神経刺激リード404を含むデリバリーデバイス402を示し、図7Bは、拡張展開構成の神経刺激リード404を含むデリバリーデバイス402を示す。特定の実施形態によれば、神経刺激リード404は、神経刺激リード404が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、神経刺激リード404が拡張展開構成にあるときに、より広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、神経刺激リード404が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード404が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード404の幅及び断面厚さは、図2A及び2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード404の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、神経刺激リード106が湾曲するのと同じ又は同様の方法で拡張展開されているときに湾曲されうる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図7Aに示されるように、デリバリーデバイス402は、神経刺激リード404が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、神経刺激リード404を取り囲んで崩潰デリバリー構成に閉じ込めるシースである。幾つかの態様において、神経刺激リード404は、デリバリーデバイス402内で折り畳まれることができる。例えば、神経刺激リード404は、少なくとも1つの折り目406を含むことができ、少なくとも1つの折り目406に沿って圧縮されると、神経刺激リード404は、図7Aに示されるデリバリー構成に崩潰する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、神経刺激リード404の第二の部分よりも厚い1つ以上の第一の部分を含むことができる。これらの実施形態において、神経刺激リード404は、第一の部分の少なくとも1つの位置が、リードが折り畳まれた構成にあるときに複数の第一の部分の別の第一の部分と長手方向及び/又は横方向にオーバーラップしないようなパターンで配置されうる。例えば、神経刺激リード404上の電極408は、リードが折り畳まれた構成にあるときに2つの電極の位置が長手方向及び/又は横方向にオーバーラップしないようなパターンで配置されうる。言い換えれば、神経刺激リード404上の電極408は、リードが折り畳まれた構成にあるときに、2つの電極の位置が同じ長手方向及び横方向の位置に対応しないようなパターンで配置されうる。
これは、崩潰デリバリー構成における神経刺激リード404の充填密度を最大化するため及び又は神経刺激リード404の厚さ及び/又は体積を最小化するために行うことができる。特定の態様によれば、デリバリーデバイス402及び神経刺激リード404は、神経刺激リード404が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード404は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード404がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイス402を除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード404を展開し、図7Bに示される拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード404の適用範囲が広いため、神経刺激リード404は、脊髄133の左側及び右側及び少なくとも1つの後根神経節134に接触できるため、より狭い神経刺激リードよりも良好な刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード404は、神経刺激リード404が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード404のプロファイルがより小さいため、(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なり)経皮的にインプラント処置されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード404は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208及び/又は図6A~6Bに示される神経刺激リード304と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、神経刺激リード404は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、及び/又は電極のアレイ310と同じ又は類似の電極のアレイ408を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、PE、ePE、PTFE、又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングすることができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、NiTiなどの形状記憶材料から形成されたフレームを含むことができ、デリバリーデバイス402が取り外されて神経刺激リード404を拘束しなくなると、神経刺激リード404は図7Bに示される拡張展開構成まで拡張する。したがって、神経刺激リード404が拡張展開構成であるときに、フレームは弛緩した形状となる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、神経刺激リード404を崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行させるように、膨張可能であることができる。特定の実施形態において、神経刺激リード404を脱膨張させて、神経刺激リード404を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行させることができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード404が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード404が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード404に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード404を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード404の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード404を、例えば、椎骨及び/又は脊椎の別の構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード404を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード404の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。追加的に又は代替的に、神経刺激リード404上にデバイス402を配置することによって、神経刺激リード404を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行させることができる。
図8A~8Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの側面図であり、図8Cは、例示的な神経刺激リードの斜視図である。特に、図8Aは、崩潰デリバリー構成の神経刺激リード504を含むデリバリーデバイス502を示し、図8B及び8Cは、拡張展開構成にある神経刺激リード504を示す。特定の実施形態によれば、神経刺激リード504は、神経刺激リード504が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、神経刺激リード504が拡張展開構成にあるときに、より広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、神経刺激リード504が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード504が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード504の幅及び断面厚さは、図2A及び図2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード504の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、神経刺激リード106が湾曲するのと同じ又は同様の方法で拡張展開されているときに湾曲されうる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図8Aに示されるように、デリバリーデバイス502は、神経刺激リード504が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、神経刺激リード504を取り囲み、崩潰デリバリー構成に閉じ込めるシースである。特定の態様によれば、デリバリーデバイス502及び神経刺激リード504は、神経刺激リード504が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード504は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側及び/又は硬膜外腔内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード504がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイス502を除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード504を展開し、図8B及び8Cに示される拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード504の適用範囲が広いため、神経刺激リード504は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触できるため、より狭い神経刺激リードよりも良好な刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード504は、神経刺激リード504が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード504のプロファイルがより小さいため、(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なり)経皮的にインプラント処置されうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、デバイス502を神経刺激リード504上に配置することによって、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード504は、近位部分508から延在する複数の脚部506を含むフレームを含むことができる。特定の例において、脚部506は、保護材料510、例えば、高強度強化フッ素ポリマー(HSTF)でコーティングされ、カバーされ及び/又は包囲されることができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、電極のアレイ512を含むことができる。特定の実施形態において、電極のアレイ512の電極は、各脚部506の端部に含まれることができる。追加的に又は代替的に、電極のアレイ512の1つ以上の電極は、1つ以上の脚部506に沿った中間位置514に配置されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード504は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304及び/又は図7A~図7Bに示される神経刺激リード404と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、上で説明したように、神経刺激リード504は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、及び/又は電極のアレイ408と同一又は類似の電極のアレイ512を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、PE、ePE、PTFE、又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングすることができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、NiTiなどの形状記憶材料から作られたフレームを含むことができ、デリバリーデバイス502が取り外されて神経刺激リード504を拘束しなくなると、神経刺激リード504は、図8B及び8Cに示される拡張展開構成まで拡張する。したがって、神経刺激リード504が拡張展開構成であるときに、フレームは弛緩した形状となる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード504が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード504が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード504に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード504を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード504は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード504の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード504を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード504を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード504の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図9は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、神経刺激リード602の側面図である。特定の実施形態によれば、神経刺激リード602は、神経刺激リード602が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、神経刺激リード602が拡張展開構成(図示のように)にあるときに、より広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602は、神経刺激リード602が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード602が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード602の幅及び断面厚さは、図2A及び2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード602の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602が拡張展開されているときに、神経刺激リード106が湾曲されるのと同じ又は類似の方法で、神経刺激リード602を湾曲させることができる。 しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード602をデリバリーシース(図示せず)内に挿入して、神経刺激リード602を崩潰デリバリー構成に崩潰させ、神経刺激リード602が所望よりも早く拡張するのを防ぐことができる。特定の態様によれば、神経刺激リード602が崩潰デリバリー構成にある間に、デリバリーデバイス及び神経刺激リード602を対象108内に経皮的に配置することができる。例えば、神経刺激リード602は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側及び/又は硬膜外腔132内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード602がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイスを除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード602を展開し、図9に示されるような拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード602の適用範囲が広いため、神経刺激リード602は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触することができるため、より狭い神経刺激リードよりも優れた刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード602は、神経刺激リード602が崩潰デリバリー構成にある間に神経刺激リード602のプロファイルがより小さいため、神経刺激リード602を経皮的にインプラント処置することができる(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なる)。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード602は、中央部分608から離れるように延在する複数の脚部606を含むフレーム604を含むことができる。特定の例において、フレーム604及び脚部606は、保護材料610、例えばHSTFでコーティングされ、カバーされ、及び/又は包囲されうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602は、電極のアレイ612を含むことができる。特定の実施形態において、電極のアレイ612の電極は、各脚部606の1つ以上の端部に含まれることができる。追加的に又は代替的に、電極アレイ612の少なくとも1つの電極は、フレームの周縁に沿って(例えば、1つ以上の脚部606に沿った中間位置614で)及び/又はフレーム604の内部の1つ以上の位置616に配置されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード602は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード308、図7A~7Bに示される神経刺激リード404、及び/又は、図8A~8Cに示される神経刺激リード504と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、上述したように、神経刺激リード602は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、電極のアレイ408及び/又は電極のアレイ512と同一又は類似の電極のアレイ608を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602は、PE、ePE、PTFE、又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602は、NiTiなどの形状記憶材料から形成されたフレームを組み込むことができ、その結果、デリバリーデバイスが取り外されて神経刺激リード602を拘束しなくなると、神経刺激リード602は、図9に示される拡張展開状態まで拡張する。したがって、神経刺激リード602が拡張展開構成であるときに、フレームは弛緩した形状となる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード602が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード602が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード602に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード602を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード602は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード602の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード602を、例えば、椎骨及び/又は脊椎の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード602を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード602の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図10は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、神経刺激リード702用のフレームの斜視図であり、図11は、図10に示される神経刺激リード702の一部の断面図である。特定の実施形態によれば、神経刺激リード702は、神経刺激リード702が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、神経刺激リード702が拡張展開構成(図10に示すような)にあるときの方が、より広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード702は、神経刺激リード702が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード702が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード702の幅及び断面厚さは、図2A及び2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード702の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード702が拡張展開されているときに、神経刺激リード106が湾曲されるのと同じ又は類似の方法で、神経刺激リード702を湾曲させることができる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード702をデリバリーシース(図示せず)内に挿入することができ、それにより、神経刺激リード702を崩潰デリバリー構成に崩潰させて、神経刺激リード702が所望よりも早く拡張するのを防ぐことができる。特定の態様によれば、デリバリーデバイス及び神経刺激リード702は、神経刺激リード702が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード702は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔132内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード702がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイスを除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード702を展開し、図10に示されるような拡張展開構成に拡張させることができる。神経刺激リード702の適用範囲が広いため、神経刺激リード702は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触することができるため、より狭い神経刺激リードよりも優れた刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード702は、神経刺激リード702が崩潰デリバリー構成にある間に神経刺激リード702のプロファイルがより小さいため、神経刺激リード702を経皮的にインプラント処置することがで
きる(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なる)。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード702は、中央チャンネル及び/又は中央スパイン708から離れるように延在する複数のチャンネル及び/又は側部支持体706を含む膨張可能なフレーム704を含むことができる。特定の例において、神経刺激リード702は、本明細書において、フィッシュボーン形状及び/又はフィッシュボーンスパイン配列を有すると呼ぶ。特定の例において、神経刺激リード702は、電極のアレイ710を含むことができる。特定の実施形態において、電極アレイ710の電極は、各チャンネル及び/又は側部支持体706の端部に含まれることができる。追加的に又は代替的に、電極アレイ710のうちの1つ以上の電極は、1つ以上のチャンネル及び/又は側部支持体706に沿った中間位置712に配置することができる。特定の実施形態において、神経刺激リード702を脱膨張させて、神経刺激リード702を拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行させることができる。特定の実施形態によれば、神経刺激リード702は、本明細書に開示される特徴を含むが、膨張可能ではなく、神経刺激リード702の崩潰デリバリー構成から拡張展開構成への移行を促進する形状記憶材料を含む。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード702は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304、図7A~7Bに示される神経刺激リード404、図8A~8Cに示される神経刺激リード504、及び/又は図9に示される神経刺激リード604と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、上述したように、神経刺激リード702は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、電極のアレイ408、電極のアレイ512及び/又は電極のアレイ608と同一又は類似の電極のアレイ710を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード702は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード704が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード702が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード702に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード702を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード702は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード702の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード702を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード702を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード702の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図12は、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、崩潰デリバリー状態から拡張展開状態に移行する神経刺激リードの側面図であり、図13は図11に示される神経刺激リードの一部の拡大図である。特に、図12は、崩潰デリバリー構成(図12の左側)から拡張展開構成(図12の右側及び図13)に移行する神経刺激リード804を含むデリバリーデバイス802を示す。追加的に又は代替的に、神経刺激リード804は、デバイス802を神経刺激リード804の上に配置することによって、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行されうる。特定の態様において、神経刺激リード804は、蛇行形状(例えば、正弦波形状)を有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード804は、神経刺激リード804が崩潰デリバリー構成(図12の左側)にあるときよりも、神経刺激リード804が拡張展開構成(図12の右側及び図13)にあるときの方が広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード804は、神経刺激リード804が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード804が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード804の幅及び断面厚さは、図2A及び2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード804の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード304が拡張展開されているときに、神経刺激リード106が湾曲するのと同じ又は類似の方法で、神経刺激リード804を湾曲させることができる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきではない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図12に示されるように、デリバリーデバイス802は、神経刺激リード804が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、神経刺激リード804を取り囲んで崩潰デリバリー構成に閉じ込める管状シースである。幾つかの態様において、神経刺激リード804は、図12の左側及び図13に示されるように、神経刺激リード804がデリバリーデバイス802内にあるときに、曲がっていない及び/又は滑らかな屈曲部806を含むことができる。次に、デリバリーデバイス802が取り外されると、神経刺激リード804は屈曲部806に沿って屈曲し、図12の右側及図13に示される拡張展開形状をとる。
特定の態様によれば、デリバリーデバイス802及び神経刺激リード804は、神経刺激リード804が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード804は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔132内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード804がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイス802を除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード804を展開し、図12の右側及び図13に示される拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード804の適用範囲が広いため、神経刺激リード804は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触することができるため、より狭い神経刺激リードよりも優れた刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード804は、神経刺激リード804が崩潰デリバリー構成にある間に神経刺激リード804のプロファイルがより小さいため、神経刺激リード804を経皮的にインプラント処置することができる(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なる)。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード804は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304、図7A~7Bに示される神経刺激リード404、図8A~8Cに示される神経刺激リード504、図9に示される神経刺激リード602、及び/又は図10及び11に示される神経刺激リード702と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、神経刺激リード804は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、電極のアレイ408、電極のアレイ512、電極のアレイ608及び/又は電極のアレイ710と同一又は類似の電極のアレイ808を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード804は、PE、ePE、PTFE又はePTFEなどの生体適合性材料から形成され、及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード804は、NiTiなどの形状記憶材料から形成することができ、それにより、デリバリーデバイス802が取り外されて神経刺激リード804を拘束しなくなると、神経刺激リード804は図12の右側及び図13に示される拡張展開構成に拡張することができる。したがって、神経刺激リード804が拡張展開構成であるときに、神経刺激リード804は弛緩した形状である。追加的に又は代替的に、神経刺激リード804は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード804が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード804が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード804に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード804を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード804は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード804の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード804を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード804を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード804の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図14は、本開示の実施形態による、崩潰デリバリー状態から拡張展開状態に移行する神経刺激リードの側面図である。特に、図14は、崩潰デリバリー構成(図14の左側)から拡張展開構成(図14の右側)に移行する神経刺激リード904を含むデリバリーデバイス902を示す。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は、デバイス902を神経刺激リード904上に配置することによって、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行されうる。
特定の態様において、神経刺激リード904はコイル形状を有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード904は、神経刺激リード904が崩潰デリバリー構成(図14の左側)にあるときよりも、神経刺激リード904が拡張展開構成(図14の右側)にあるときの方が広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は、神経刺激リード904が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード904が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード904の幅及び断面厚さは、図2A及び2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード904の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は、神経刺激リード106が湾曲されるのと同じ又は類似の方法で神経刺激リード904が拡張展開されているときに湾曲されうる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきでない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図14に示されるように、デリバリーデバイス902は、神経刺激リード904が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、神経刺激リード904を取り囲んで崩潰デリバリー構成に閉じ込める管状シースである。幾つかの態様において、神経刺激リード904は、図14の左側に示されるように、神経刺激リード904がデリバリーデバイス902内にあるときに滑らかになる湾曲部906を含むことができる。次に、神経刺激リード904がデリバリーデバイス902を通して前進すると、神経刺激リード904は湾曲部906に沿って湾曲し、図14の右側に示される拡張展開構成をとる。拡張展開構成が達成された後に、デリバリーデバイス902を除去することができる。
特定の態様によれば、デリバリーデバイス902及び神経刺激リード904は、神経刺激リード904が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード904は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔132内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード904がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイス902を除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード904を展開し、図14の右側に示される拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード904の適用範囲が広いため、神経刺激リード904は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触できるため、より狭い神経刺激リードよりも優れた刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード904は、神経刺激リード904が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード904のプロファイルがより小さいため、経皮的にインプラント処置されうる(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なる)。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード904は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304、図7A~7Bに示される神経刺激リード404、図8A~図8Cに示される神経刺激リード504、図9に示される神経刺激リード602、図10及び図11に示される神経刺激リード702及び/又は図12及び図13に示される神経刺激リード804と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、神経刺激リード904は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、電極のアレイ408、電極のアレイ512、電極のアレイ608、電極のアレイ710、及び/又は電極のアレイ808と同一又は類似の電極のアレイ908を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は、PE、ePE、PTFE、又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は、NiTiなどの形状記憶材料から部分的に形成されることができ、それにより、デリバリーデバイス902が取り外されて神経刺激リード904を拘束しなくなると、神経刺激リード904は図14の右側に示される拡張展開構成まで拡張する。したがって、神経刺激リード904が拡張展開構成であるときに、神経刺激リード904は弛緩した形状である。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード904が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード904が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード904に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード904を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード904は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード904の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード904を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード904を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード904の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図15A~図15Hは、本開示の実施形態による、拡張展開状態から崩潰デリバリー状態に移行する神経刺激リードの側面図である。特に、図15Aは、拡張展開構成にある神経刺激リード1002を示す。図15Hは、崩潰デリバリー構成にある神経刺激リード1002を示す。図15B~15Gは、図15Aの拡張展開構成から図15Hの崩潰デリバリー構成に移行する神経刺激リード1002を示す。ある態様において、神経刺激リード1002は、神経刺激リード1002を崩潰する及び/又は押しつぶすことができるデリバリーデバイスを神経刺激リード1002上に配置することによって、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行することができる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード1002は、神経刺激リード1002を崩潰デリバリー構成に崩潰させ、神経刺激リード1002が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、デリバリーシース(図示せず)内に挿入されうる。特定の態様によれば、デリバリーデバイス及び神経刺激リード1002は、神経刺激リード1002が崩潰デリバリー構成(図15Hに示す)にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード1002は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔132内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード1002がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイスを除去し(例えば、引き抜く)、神経刺激リード1002を展開し、図15Aに示されるような拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード1002の適用範囲が広いため、神経刺激リード1002は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触できるため、より狭い神経刺激リードよりも良好な刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード1002は、神経刺激リード1002が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード1002のプロファイルがより小さいため、経皮的にインプラント処置されうる(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なる)。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード1002は、デリバリーロッド1006の中央部分1004の周囲に配置される神経刺激リード1002の材料を削減するという利点を有する。例えば、翼部分1008が横軸1010に沿ってデリバリーロッド1006の周囲に配置されるならば、神経刺激リード1002は、遠位部分1012及び近位部分1014の周囲よりも神経刺激リード1002の中央部分1004の周囲に配置される材料が多くなり、その結果、遠位部分1012及び近位部分1014の断面厚さよりも大きい中央部分1004の断面厚さが得られる。
中央部分1004の周囲の断面厚さを減少させるために、翼部分1008は、横軸1010に対して非ゼロ角度及び/又は長手方向軸1016に対して非垂直角度で配置される(例えば、折り畳まれ、曲げられ、巻き付けられ、崩潰され、潰される等)。例えば、少なくとも1つの実施形態において、ライン1018Aと長手方向軸1016との間の角度1020Aが0度より大きく、90度より小さくなるように、ライン1018Aに沿って翼1008Aを折り畳む、巻き付ける、曲げる、崩潰させる、潰すなどすることができる。同様に、ライン1018Bと長手方向軸1016との間の角度1020Bが0度より大きく、90度より小さくなるように、翼1008Bをライン1018Bに沿って折り畳む、巻き付ける、曲げる、崩潰させる、潰すなどすることができる。図15Cに示されるように、翼1008をそのように配置することにより、翼1008Aは遠位部分1012に隣接して配置され、翼1008Bは近位部分1014に隣接して配置され、それによって中央部分1004に隣接して配置される材料の量が減少する。図15C~15Hにおいて、神経刺激リード1002のテクスチャード部分は、図15A及び15Bに示される神経刺激リード1002の側の反対側を表す。
特定の実施形態において、デリバリーロッド1006は、図15Dに示されるように、神経刺激リード1002の長手方向軸1016に沿って配置されうる。その後、神経刺激リード1002を、図15E~15Hに示されるように、デリバリーロッド1006の周囲に配置することができる(例えば、折り畳む、巻き付ける、曲げる、崩潰する、押し潰すなど)。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード1002は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304、図7A~7Bに示される神経刺激リード404、図8A~8Cに示される神経刺激リード504、図9に示される神経刺激リード602、図10及び11に示される神経刺激リード702、図12及び図13に示される神経刺激リード804、及び/又は図14に示される神経刺激リード904と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、神経刺激リード1002は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、電極のアレイ408、電極のアレイ512、電極のアレイ608、電極のアレイ710、電極のアレイ808、及び/又は電極のアレイ908と同一又は類似の電極のアレイ(図示せず)を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1002は、PE、ePE、PTFE又はePTFEなどの生体適合性材料から形成及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1002はNiTiなどの形状記憶材料から部分的に形成されることができ、その結果、デリバリーロッド1006が取り外されると、神経刺激リード1002が図15Aに示される拡張展開構成に拡張する。したがって、神経刺激リード1002が拡張展開構成であるときに、神経刺激リード1002は弛緩した形状である。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1002は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード1002が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード1002が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード1002に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード1002を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1002は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード1002の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード1002を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード1002を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード1002の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図16A~16Bは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態による、例示的な神経刺激リードの側面図であり、図16Cは、例示的な神経刺激リードの斜視図である。特に、図16Aは、崩潰デリバリー構成の神経刺激リード1104を含むデリバリーデバイス1102を示す。図16B及び16Cは、拡張展開構成にある神経刺激リード1104を示す。特定の実施形態によれば、神経刺激リード1104は、神経刺激リード1104が崩潰デリバリー構成にあるときよりも、神経刺激リード1104が拡張展開構成にあるときの方が広い幅を有する。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は、神経刺激リード1104が拡張展開構成にあるときよりも、神経刺激リード1104が崩潰デリバリー構成にあるときの方が大きい断面厚さを有する。特定の実施形態によれば、神経刺激リード1104の幅及び断面厚さは、図2A及び2Bに示される幅107及び断面厚さ109と同じに定義することができる。追加的に又は代替的に、特定の実施形態において、神経刺激リード1104の断面積は、拡張展開構成よりも崩潰デリバリー構成の方が小さい。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は、神経刺激リード106が湾曲されるのと同じ又は同様の方法で、神経刺激リード1104が拡張展開構成にあるときに湾曲されうる。しかしながら、これらの図は単なる例であり、特許請求の範囲を不当に限定するべきでない。当業者であれば、多くの変形例、代替例及び修正例を認識するであろう。
図16Aに示されるように、デリバリーデバイス1102は、神経刺激リード1104が所望よりも早く拡張するのを防ぐために、神経刺激リード1104を取り囲んで崩潰デリバリー構成に閉じ込めるシースである。特定の態様によれば、デリバリーデバイス1102及び神経刺激リード1104は、神経刺激リード1104が崩潰デリバリー構成にある間に、対象108内に経皮的に配置されうる。例えば、神経刺激リード1104は、脊髄133の中心線、脊髄133の左側及び右側、及び/又は硬膜外腔132内の少なくとも1つの後根神経節134の一部に近いインプラント処置部位に配置されうる。神経刺激リード1104がインプラント処置部位に配置されると、デリバリーデバイス1102を除去する(例えば、引き抜く)ことができ、神経刺激リード1104を展開し、図16B及び16Cに示される拡張展開構成に拡張することができる。神経刺激リード1104の適用範囲が広いため、神経刺激リード1104は、脊髄133の左側及び右側及び/又は少なくとも1つの後根神経節134に接触できるため、より狭い神経刺激リードよりも良好な刺激及び/又はより正確な刺激を提供することができる。さらに、神経刺激リード1104は、神経刺激リード1104が崩潰デリバリー構成にある間に、神経刺激リード1104のプロファイルがより小さいため、経皮的にインプラント処置されうる(より広い表面積を有する幾つかの従来の実施形態とは異なる)。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は、デバイス1102を神経刺激リード1104上に配置することによって、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成に移行されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード1104は、近位部分1108から延在する複数の脚部1106を含むフレームを含むことができる。特定の例において、脚部1106は、保護材料1110、例えば、高強度強化フッ素ポリマー(HSTF)でコーティングされ、カバーされ、及び/又は包囲されることができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は、電極のアレイ1112を含むことができる。特定の実施形態において、電極のアレイ1112の電極は、各脚部1106の端部に含まれることができる。追加的に又は代替的に、電極アレイ1112の1つ以上の電極は、1つ以上の脚部1106に沿った中間位置1114に配置されうる。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード1104は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~図5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304、及び/又は図7A~7Bに示される神経刺激リード404と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、上述したように、神経刺激リード1104は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、及び/又は電極のアレイ408と同一又は類似の電極のアレイ1112を有することができる。例えば、電極1112は、各脚部1114の端部に導電性材料の拡大領域を含むことができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は、例えば、PE、ePE、PTFE、又はePTFEなどの生体適合性材料から形成され、及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は、NiTiなどの形状記憶材料から作られたフレーム部分1103を含むことができ、デリバリーデバイス1102が取り外されて神経刺激リード1104を拘束しなくなると、神経刺激リード1104は図16B及び16Cに示される拡張展開構成に拡張する。したがって、神経刺激リード1104が拡張展開構成であるときに、フレームは弛緩した形状となる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1104は硬化剤を含むことができ、それにより、神経刺激リード1104が拡張展開構成にあるときに、対象108が動く、曲がる、ひねるなどの際に神経刺激リード1104が圧縮及び/又は拡張及び/又は移行する可能性を低減するために、神経刺激リード1104に硬化剤を添加及び/又は適用して、神経刺激リード1104を拡張展開構成に固定することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1002は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード1104の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード1104を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード1104を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード1104の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
図17は、本開示の実施形態による神経刺激リード1202の斜視図である。図示されるように、リード1202は、針1206などのカニューレ内のチャンネル1204を通じてデリバリーされうる。スパインワイヤ1208などの要素は、リード1202をその崩潰デリバリー構成にあるときに針1206を通して押すために使用されうる。リード1202が針1206の遠位端から出た後に、リード1202は、図17に示される拡張展開構成に拡張することができる。スパインワイヤ1208は、例えばNiTiワイヤであることができ、リード1202のデリバリーに対して長手方向の支持及び/又は押しやすさを提供する。
図示されるように、神経刺激リード1202は、本体部分1214、複数のリブワイヤ1216及び1つ以上の刺激接点又は電極1212を含む。図示の実施形態において、本体部分1214は、中央部分又はベース部分1215と、ベース部分の両側から延在する複数のリブ1218を含む。リード1202は、フィッシュボーンアレイ、又はフィッシュボーン形状を有することを特徴とすることができる。リブワイヤ1216のそれぞれは、本体部分1214のリブ1218の1つの上に配置され、それに沿って延在する。図示の実施形態において、1つ以上の電極1212は、各リブ1218上の離間した位置に配置され、リブワイヤ1216に取り付けられて示されている。ある実施形態において、例えば、電極1212は、リブワイヤ1216上の所望の位置にスライドされる管状要素であることができる。電極1212は、金、白金又は他の導電性金属又は材料から形成されうる。リードワイヤ(図17には示されていない)は、各電極1212に結合され、そこから延在して、電極をインプラント可能なパルス発生器104に結合する。
図17に示されるような幾つかの実施形態において、本体部分1214のリブ1218は別個の要素である。例えば、隣接するリブ1218の少なくとも幾つかは、その長さの全部又は一部に沿ってリブを接続するウェブ、膜又は他の構造を含まない。このような別個のリブ1218は、それらが適用される対象の脊椎及び/又は神経又は他の身体部分に適合し、係合する強化された能力を示すことができる。
本体1214は、PE、ePE、PTFE又はePTFEなどの生体適合性材料から形成され、及び/又は生体適合性材料でコーティングされうる。ある実施形態において、例えば、本体1214は、電極1212及び/又はリブワイヤ1216の両側を覆うこのような生体適合性材料の層から形成されうる。本体1214の裏側、リード1202が取り付けられる本体のスパイン又は他の部分と係合するように構成された側の反対側は絶縁性であることができる。ある実施形態において、電極1212は、本体1214内に効果的に埋め込まれてよく、クリアランスホールは電極1212に隣接して本体1214に配置されうる。例えば、電極1212は、本体1214の材料をレーザエッチングすることによって露出されてもよいし、あるいは、所望の領域の局所的な親水性処理によって露出されうる。目標は、導電経路を介して抵抗/インピーダンスを低減し、それによって電力消費を削減することである。他の実施形態において、電極1212は、本体1214の外面上に配置されてもよい。
特定の実施形態によれば、神経刺激リード1202は、図1~2Bに示される神経刺激リード106、図3A~図5に示される神経刺激リード208、図6A~6Bに示される神経刺激リード304、図7A~7Bに示される神経刺激リード404、図9に示される神経刺激リード602、及び/又は図10示される神経刺激リード702と同じ又は類似の特性を有することができる。例えば、上述したように、神経刺激リード1202は、電極のアレイ112、電極のアレイ216、電極のアレイ310、及び/又は電極のアレイ408と同じ又は類似の電極のアレイ1212を有することができる。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1202は、NiTiなどの形状記憶材料から作られたフレームを含むことができ、針1206などのデリバリーデバイスが取り外され、もはや神経刺激リード1202を拘束しなくなると、神経刺激リードは、図17に示される拡張展開形状に拡張する。したがって、神経刺激リード1202が拡張展開構成であるときに、フレームは弛緩した形状となる。さらに他の実施形態において、本体1214は、リード1202が針1206などのデリバリーデバイスによって拘束されていないときに、拡張展開構成への拡張を提供する形状記憶材料として構成される。追加的に又は代替的に、神経刺激リード1202は、1つ以上のアンカー(例えば、アンカー130)を含むことができ、神経刺激リード1202の移行及び/又は動きを防止するために、神経刺激リード1202を、例えば、椎骨及び/又は脊柱の別の固体構造及び/又は軟組織構造を含む脊柱の一部(例えば、脊柱の断面を示す図2Aを参照)に固定することができる。例えば、1つ以上のアンカーは、神経刺激リード1202を硬膜、黄色靱帯、又は他の軟組織構造に固定して、神経刺激リード1202の移行及び/又は動きを防止するように構成されている。
本出願の発明は、一般的に及び特定の実施形態に関して上記に説明されてきた。当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、実施形態に様々な変更及び変形を加えることができることが明らかであろう。したがって、実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその均等の範囲内にある限り、本発明の変更及び変形を包含することが意図されている。
本出願の発明は、一般的に及び特定の実施形態に関して上記に説明されてきた。当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、実施形態に様々な変更及び変形を加えることができることが明らかであろう。したがって、実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその均等の範囲内にある限り、本発明の変更及び変形を包含することが意図されている。
本開示は更に以下の態様を含んでいる:
《態様1》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成へ移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成より幅が広く、前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成への神経刺激リードの移行は、デリバリーシステムの中心軸に対して垂直ではない折り畳み解除動作又はアンラップ動作を含む、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様2》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成よりも幅が広く、前記拡張展開構成における前記本体部分の幅は脊髄及び1つ以上の後根神経節の少なくとも一部を横切って延在するように構成されている、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様3》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は巻回構成であり、前記本体部分が拡張展開構成にある間に前記本体部分は巻回解除構成であり、そして、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するために、本体部分は巻回解除するように構成されている、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様4》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分は、前記本体部分の少なくとも一部にわたって横方向に延在する1つ以上の補強部材を備える、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様5》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は折り畳まれた構成であり、前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に前記本体部分は折り畳まれていない構成であり、そして、前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は折り畳み解除するように構成されている、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様6》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成よりも幅が広く、前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は非ゼロ曲率を備える、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様7》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は翼付き形状を有する、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様8》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分は中央スパイン及び複数のサイドサポートを備える、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様9》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は膨張されていない構成にあり、前記本体部分が拡張展開構成にある間に前記本体部分は膨張された構成にあり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は膨張されるように構成されている、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様10》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに前記本体部分は蛇行形状を有する、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様11》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに前記本体部分はコイル形状を有する、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様12》
前記拡張展開構成における前記本体部分の幅は、脊髄及び1つ以上の後根神経節の少なくとも一部を横切って延在するように構成されている、態様1及び3~11のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様13》
前記本体部分の幅は6mmより大きい、態様1~12のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様14》
前記本体部分の幅は6mm~15mmである、態様1~13のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様15》
前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は非ゼロ曲率を備える、態様1~5及び7~14のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様16》
前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に、前記本体部分は巻回構成にあり、前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に、前記本体部分は巻回解除構成にあり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は巻回解除するように構成されている、態様1、2及び4~15のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様17》
前記本体部分は、前記本体部分の少なくとも一部にわたって横方向に延在する1つ以上の補強部材を備える、態様1~3及び5~16のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様18》
サイドスロットを含むカテーテルを介してデリバリーされるように構成されており、そして前記本体部分は、前記サイドスロットを通って延びて、前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行する、態様1~17のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様19》
前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は折り畳まれた構成であり、前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に前記本体部分は折り畳み解除された構成であり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は折り畳み解除されるように構成されている、態様1~4及び6~18のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様20》
前記本体部分は中央スパイン及び複数のサイドサポートを備える、態様1~7及び9~19のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様21》
前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分はコイル形状を有する、態様1~6、8、9及び12~19のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様22》
前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は蛇行形状を有する、態様1~6、8、9及び12~19のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様23》
前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は翼付き形状を有する、態様1~6、8、9及び12~19のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様24》
前記本体部分は、形状記憶材料からなるフレームを組み込み、前記フレームが前記拡張展開構成にあるときに、前記形状記憶材料は弛緩した形状となる、態様1~23のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様25》
前記形状記憶材料はニチノールである、態様24に記載の神経刺激リード。
《態様26》
前記本体部分はエラストマースリーブを形成する、態様1~25のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様27》
前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に、前記本体部分は膨張されていない構成にあり、そして前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に、前記本体部分は膨張された構成であり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は膨張されるように構成されている、態様1、2、4、6~8、10~15、17、18、20、22~26のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様28》
前記本体部分は、空気圧によって膨張され又は液圧によって膨張される、態様27に記載の神経刺激リード。
《態様29》
前記本体部分を前記拡張展開形状に固定するための硬化剤を含む、態様1~28のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様30》
前記拡張展開構成は、前記崩潰デリバリー構成よりも薄い、態様1~29のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様31》
前記本体部分を脊椎に固定するためのアンカーをさらに含む、態様1~30のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様32》
前記アンカーはバーブである、態様31に記載の神経刺激リード。
《態様33》
前記アンカーは、前記アンカーへの組織の付着を促進するように構成されている、態様31に記載の神経刺激リード。
《態様34》
前記神経刺激リードの少なくとも一部は、組織の内方成長を促進する材料を含む、態様1~33のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様35》
IPGをさらに含む、態様1~34のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様36》
前記IPGに通信可能に結合された外部コントローラをさらに含む、態様35に記載の神経刺激リード。
《態様37》
前記神経刺激リードは、前記神経刺激リードの第二の部分よりも厚い複数の第一の部分を含み、前記神経刺激リードは、前記複数の第一の部分のうちの少なくとも1つの位置が、前記複数の第一の部分のうちの別の第一の部分とオーバーラップしないようなパターンで配置されている、態様1~36のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様38》
前記複数の第一の部分は電極のアレイを含む、態様37に記載の神経刺激リード。
《態様39》
前記神経刺激リードの固体材料の断面積は、前記拡張展開構成よりも前記崩潰デリバリー構成の方が小さい、態様1~38のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様40》
前記神経刺激リードを前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行させることは、前記デリバリーシステムの中心軸に対して垂直ではない折り畳み解除動作又はアンラップ動作を含む、態様2~39のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様41》
前記神経刺激リードは、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成へ移行するように構成されており、前記神経刺激リードの前記拡張展開構成から前記崩潰デリバリー構成への移行は、前記神経刺激リードを脱膨張させる、崩潰させる、巻き付ける、曲げる又は押しつぶすのうちの少なくともいずれかを含む、態様2~40のいずれか1つに記載の神経刺激リード。
《態様42》
崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成より幅が広い、及び、
前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
を含む、神経刺激リード。
《態様43》
対象内に神経刺激リードをインプラント処置する方法であって、
対象にカテーテルを経皮的に挿入すること、ここで、前記カテーテルの遠位端は対象の硬膜外腔内に位置する対象内のインプラント処置部位に隣接して配置される、
神経刺激リードが崩潰デリバリー構成にある間に前記カテーテルを介してインプラント処置部位に前記神経刺激リードをデリバリーすること、ここで、前記神経刺激リードは態様1~42のいずれか1つに記載のものである、及び、
前記神経刺激リードを前記崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行させること、
を含む、方法。

Claims (43)

  1. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成へ移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成より幅が広く、前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成への神経刺激リードの移行は、デリバリーシステムの中心軸に対して垂直ではない折り畳み解除動作又はアンラップ動作を含む、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  2. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成よりも幅が広く、前記拡張展開構成における前記本体部分の幅は脊髄及び1つ以上の後根神経節の少なくとも一部を横切って延在するように構成されている、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  3. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は巻回構成であり、前記本体部分が拡張展開構成にある間に前記本体部分は巻回解除構成であり、そして、崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するために、本体部分は巻回解除するように構成されている、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  4. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分は、前記本体部分の少なくとも一部にわたって横方向に延在する1つ以上の補強部材を備える、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  5. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は折り畳まれた構成であり、前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に前記本体部分は折り畳まれていない構成であり、そして、前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は折り畳み解除するように構成されている、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  6. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成よりも幅が広く、前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は非ゼロ曲率を備える、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  7. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は翼付き形状を有する、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  8. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分は中央スパイン及び複数のサイドサポートを備える、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  9. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は膨張されていない構成にあり、前記本体部分が拡張展開構成にある間に前記本体部分は膨張された構成にあり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は膨張されるように構成されている、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  10. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに前記本体部分は蛇行形状を有する、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  11. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに前記本体部分はコイル形状を有する、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  12. 前記拡張展開構成における前記本体部分の幅は、脊髄及び1つ以上の後根神経節の少なくとも一部を横切って延在するように構成されている、請求項1及び3~11のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  13. 前記本体部分の幅は6mmより大きい、請求項1~12のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  14. 前記本体部分の幅は6mm~15mmである、請求項1~13のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  15. 前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は非ゼロ曲率を備える、請求項1~5及び7~14のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  16. 前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に、前記本体部分は巻回構成にあり、前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に、前記本体部分は巻回解除構成にあり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は巻回解除するように構成されている、請求項1、2及び4~15のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  17. 前記本体部分は、前記本体部分の少なくとも一部にわたって横方向に延在する1つ以上の補強部材を備える、請求項1~3及び5~16のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  18. サイドスロットを含むカテーテルを介してデリバリーされるように構成されており、そして前記本体部分は、前記サイドスロットを通って延びて、前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行する、請求項1~17のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  19. 前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に前記本体部分は折り畳まれた構成であり、前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に前記本体部分は折り畳み解除された構成であり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は折り畳み解除されるように構成されている、請求項1~4及び6~18のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  20. 前記本体部分は中央スパイン及び複数のサイドサポートを備える、請求項1~7及び9~19のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  21. 前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分はコイル形状を有する、請求項1~6、8、9及び12~19のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  22. 前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は蛇行形状を有する、請求項1~6、8、9及び12~19のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  23. 前記本体部分が前記拡張展開構成にあるときに、前記本体部分は翼付き形状を有する、請求項1~6、8、9及び12~19のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  24. 前記本体部分は、形状記憶材料からなるフレームを組み込み、前記フレームが前記拡張展開構成にあるときに、前記形状記憶材料は弛緩した形状となる、請求項1~23のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  25. 前記形状記憶材料はニチノールである、請求項24に記載の神経刺激リード。
  26. 前記本体部分はエラストマースリーブを形成する、請求項1~25のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  27. 前記本体部分が前記崩潰デリバリー構成にある間に、前記本体部分は膨張されていない構成にあり、そして前記本体部分が前記拡張展開構成にある間に、前記本体部分は膨張された構成であり、そして前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行するために、前記本体部分は膨張されるように構成されている、請求項1、2、4、6~8、10~15、17、18、20、22~26のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  28. 前記本体部分は、空気圧によって膨張され又は液圧によって膨張される、請求項27に記載の神経刺激リード。
  29. 前記本体部分を前記拡張展開形状に固定するための硬化剤を含む、請求項1~28のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  30. 前記拡張展開構成は、前記崩潰デリバリー構成よりも薄い、請求項1~29のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  31. 前記本体部分を脊椎に固定するためのアンカーをさらに含む、請求項1~30のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  32. 前記アンカーはバーブである、請求項31に記載の神経刺激リード。
  33. 前記アンカーは、前記アンカーへの組織の付着を促進するように構成されている、請求項31に記載の神経刺激リード。
  34. 前記神経刺激リードの少なくとも一部は、組織の内方成長を促進する材料を含む、請求項1~33のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  35. IPGをさらに含む、請求項1~34のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  36. 前記IPGに通信可能に結合された外部コントローラをさらに含む、請求項35に記載の神経刺激リード。
  37. 前記神経刺激リードは、前記神経刺激リードの第二の部分よりも厚い複数の第一の部分を含み、前記神経刺激リードは、前記複数の第一の部分のうちの少なくとも1つの位置が、前記複数の第一の部分のうちの別の第一の部分とオーバーラップしないようなパターンで配置されている、請求項1~36のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  38. 前記複数の第一の部分は電極のアレイを含む、請求項37に記載の神経刺激リード。
  39. 前記神経刺激リードの固体材料の断面積は、前記拡張展開構成よりも前記崩潰デリバリー構成の方が小さい、請求項1~38のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  40. 前記神経刺激リードを前記崩潰デリバリー構成から前記拡張展開構成に移行させることは、前記デリバリーシステムの中心軸に対して垂直ではない折り畳み解除動作又はアンラップ動作を含む、請求項2~39のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  41. 前記神経刺激リードは、拡張展開構成から崩潰デリバリー構成へ移行するように構成されており、前記神経刺激リードの前記拡張展開構成から前記崩潰デリバリー構成への移行は、前記神経刺激リードを脱膨張させる、崩潰させる、巻き付ける、曲げる又は押しつぶすのうちの少なくともいずれかを含む、請求項2~40のいずれか1項に記載の神経刺激リード。
  42. 崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行するように構成された本体部分、ここで、前記拡張展開構成は前記崩潰デリバリー構成より幅が広い、及び、
    前記本体部分の上に配置された電極のアレイ、ここで、前記電極のアレイはインプラント可能なパルス発生器(IPG)に電気的に結合されている、
    を含む、神経刺激リード。
  43. 対象内に神経刺激リードをインプラント処置する方法であって、
    対象にカテーテルを経皮的に挿入すること、ここで、前記カテーテルの遠位端は対象の硬膜外腔内に位置する対象内のインプラント処置部位に隣接して配置される、
    神経刺激リードが崩潰デリバリー構成にある間に前記カテーテルを介してインプラント処置部位に前記神経刺激リードをデリバリーすること、ここで、前記神経刺激リードは請求項1~42のいずれか1項に記載のものである、及び、
    前記神経刺激リードを前記崩潰デリバリー構成から拡張展開構成に移行させること、
    を含む、方法。
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