JP2024513732A - Srs伝送のための拡張グループdciフォーマット2_3 - Google Patents

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Abstract

非周期サウンディング基準信号(SRS)伝送のための装置及びシステムを説明する。ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット2_3は、DCIによってトリガーされたSRSの伝送のためのビーム指示のための伝送設定指示(TCI)状態を示す。TCI状態を示すか又はDCIの伝送に用いられるスケジューリングキャリアのTCI状態がSRSのために用いられる。TCI状態はジョイントアップリンク/ダウンリンクTCI状態又はセパレートアップリンク/ダウンリンクTCI状態を示す。DCIは、SRSの伝送のために用いられるコンポーネントキャリア、slotOffsetパラメータ又は第1の利用可能なスロットに基づいて、SRSのために用いられる利用可能なスロットをDCIフィールドにおいて明示的に又は暗黙的に示す。

Description

優先権の主張
本願は、2021年4月6日に出願されたPCT特許出願PCT/CN2021/085575、2021年4月15日に出願されたPCT特許出願PCT/CN2021/087388号及び2021年10月19日に出願されたPCT特許出願PCT/CN2021/124568号に対する優先権の利益を主張する。これらの特許出願のそれぞれは、参照によりその全体が本願に組み込まれる。
実施形態は、次世代(NG)無線通信に関する。とりわけ、一部の実施形態は、シグナリング基準信号(SRS)伝送に関する。
第5世代(5G)ネットワークを含み、とりわけ第6世代(6G)ネットワークを含み始めている新無線(NR)無線システムの使用及び複雑さは、ネットワークリソースを使用するデバイスUEの種類並びにこれらのUE上で動作するビデオストリーミング等の様々なアプリケーションによって使用されるデータ量及び帯域幅の両方の増加によりに高まっている。通信装置の数及び多様性の大幅な増加に伴い、ルータ、スイッチ、ブリッジ、ゲートウェイ、ファイアウォール及びロードバランサーを含む対応するネットワーク環境は益々複雑になっている。予想されるように、新しい技術の出現には多くの問題がある。
必ずしも縮尺通りに記載されていない図において、同様の参照符号は異なる方向から見た同様の構成要素を表し得る。末尾に異なる文字を有す同様の参照符号は、同様の構成要素の異なるインスタンスを表し得る。図は、本願で説明される様々な実施形態を、限定ではなく、例として一般的に示す。
図1Aは、一部の態様に係るネットワークのアーキテクチャを示す。 図1Bは、一部の態様に係る非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示す。 図1Cは、一部の態様に係る非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示す。 図2は、一部の実施形態に係る通信装置のブロック図を示す。 図3Aは、一部の態様に係るダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット2_3を示す。 図3Bは、一部の態様に係るシングルブロックDCIフォーマット2_3を示す。 図3Cは、一部の態様に係る1つ以上のブロックDCIフォーマット2_3を示す。 図4Aは、一部の態様に係るDCIフォーマット2_3を示す。 図4Bは、一部の態様に係る伝送構成指示(TCI)状態を有するシングルブロックDCIフォーマット2_3を示す。 図4Cは、一部の態様に係るTCI状態を有する1つ以上のブロックDCIフォーマット2_3を示す。 図5Aは、一部の態様に係るDCIフォーマット2_3を示す。 図5Bは、一部の態様に係るサウンディング基準信号(SRS)スロットを有する単一ブロックDCIフォーマット2_3を示す。 図5Cは、一部の態様に係るSRSSlots状態を有する1つ以上のブロックDCIフォーマット2_3を示す。 図6は、一部の態様に係るDCIフォーマット2_3によってトリガーされるSRSのための利用可能なスロットの暗黙の表示を示す。
以下の説明及び図面は、当業者が特定の実施形態を実施できるようにするためにそれらを十分に説明する。他の実施形態は、構造的、論理的、電気的、プロセス及び他の変更を組み込み得る。一部の実施形態の部分及び特徴は、他の実施形態の部分及び特徴に含まれ得るか又は置き換えられ得る。特許請求の範囲に記載された実施形態は、これらの特許請求の範囲の利用可能な同等物の全てを包含する。
図1Aは、一部の態様に係るネットワークのアーキテクチャを示す。ネットワーク140Aは、3GPP(登録商標)LTE/4G及び6G機能に拡張可能なNGネットワーク機能を含む。したがって、5Gと呼ぶが、これは6Gの構造、システム及び機能に拡張可能なものとして理解されるべきである。ネットワーク機能は、専用ハードウエア上の個別のネットワーク要素として専用ハードウエア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして及び/又は例えば専用ハードウエア又はクラウドインフラストラクチャといった適切なプラットフォーム上でインスタンス化される仮想化機能として実施できる。
ネットワーク140Aは、ユーザ装置(UE)101及びUE102を含むものとして示されている。UE101及び102は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラーネットワークに接続可能なハンドヘルドタッチスクリーンモバイルコンピュータ装置)として図示されているが、ポータブル(ラップトップ)又はデスクトップコンピュータ、無線ハンドセット、ドローン又は有線及び/又は無線通信インターフェイスを含む他の任意のコンピュータ装置等の任意のモバイル又は非モバイルコンピュータ装置も含み得る。本願では、UE101及び102を総称してUE101と呼び得るが、UE101は本願で開示する技術のうちの1つ以上を行うために用いることができる。
(例えば、ネットワーク140A又は他の図示のネットワークで用いられる)本願で説明する無線リンクのいずれも、任意の例示の無線通信技術及び/又は規格に従って動作し得る。例えば、専用の許可スペクトル、無許可スペクトル、(許可)共有スペクトル(例えば、2.3~2.4GHz、3.4~3.6GHz、3.6~3.8GHz及び他の周波数の許可共有アクセス(LSA)及び3.55~3.7 GHz及び他の周波数のスペクトルアクセスシステム(SAS)等)を含む任意のスペクトル管理スキーム。異なるシングルキャリア又は直交周波数ドメイン多重化(OFDM)モード(CP-OFDM、SC-FDMASC-OFDM、フィルタバンクベースマルチキャリア(FBMC)、OFDM等)、とりわけ、3GPP NRは、OFDMキャリアデータビットベクトルを対応するシンボルリソースに割り当てることによって用いられ得る。
一部の態様では、UE101及び102のうちのいずれかは、モノのインターネット(IoT)UE又はセルラーIoT(CIoT)UEを含むことができ、短命UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含むことができる。一部の態様では、UE101及び102のうちのいずれかは、ナローバンド(NB)IoT UE(例えば、拡張NB-IoT(eNB-IoT)UE及び一層拡張(further enhanced)(FeNB-IoT)UE等)を含むことができる。IoT UEは、公衆陸上移動体通信網(PLMN)、近接サービス(ProSe)又はデバイス間(D2D)通信、センサーネットワーク又はIoTネットワークを介してマシンタイプ通信(MTC)サーバ又はデバイスとデータを交換するためにマシン間(M2M)又はMTC等の技術を利用できる。M2M又はMTCのデータ交換はマシンが開始するデータ交換であり得る。IoTネットワークは、(インターネットインフラ内の)一意に識別可能な組み込みコンピュータ装置を含み得るIoT UEを、短命接続で相互接続することを含む。IoT UEは、IoTネットワークの接続を促進するために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新等)を実行し得る。一部の態様では、UE101及び102のうちのいずれかは、拡張MTC(eMTC)UE又は一層拡張MTC(FeMTC)UEを含むことができる。
UE101及び102は、無線アクセスネットワーク(RAN)110と接続、例えば、通信可能に結合するように構成され得る。RAN110は、例えば、エボルブドユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク (E-UTRAN)、次世代RAN(NG RAN)又は他の種類のRANであり得る。
UE101及び102はそれぞれ接続103及び104を利用し、接続のそれぞれは物理通信インターフェイス又は層(以下でさらに詳細に説明する)を含む。この例では、接続103及び104は、通信結合を可能にするためのエアインターフェイスとして図示されており、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)プロトコル、符号分割多元接続(CDMA)ネットワークプロトコル、プッシュトゥトーク(PTT)プロトコル、PTTオーバーセルラー(POC)プロトコル、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)プロトコル、3GPPロングタームエボリューション(LTE)プロトコル、5Gプロトコル、6Gプロトコル等のセルラー通信プロトコルに合致し得る。
一態様において、UE101及び102は、ProSeインターフェイス105を介して通信データをさらに直接交換し得る。ProSeインターフェイス105は、限定さればいが、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンク共有チャネル
(PSSCH)、物理サイドリンク検出チャネル(PSDCH)、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)及び物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)を含む1つ以上の論理チャネルを含むサイドリンク(SL)インターフェイスと代替的に呼ばれ得る。
UE102は、接続107を介してアクセスポイント(AP)106にアクセスするように構成されたものとして示されている。接続107は、例えば、任意のIEEE802.11プロトコルと整合性のある接続等のローカル無線接続を含むことができ、それに従って、AP106は無線忠実性(WiFi(登録商標))ルータを含むことができる。この例では、AP106は、無線システムのコアネットワークに接続することなくインターネットに接続されるものとして示されている(以下でさらに詳細に説明する)。
RAN110は、接続103及び104を有効にする1つ以上のアクセスノードを含むことができる。これらのアクセスノード(AN)は、基地局(BS)、NodeB、エボルブドNodeB(eNB)、次世代(第5又は第6世代)NodeB(gNB)、RANノード等と呼ばれ、地理的領域(例えば、セル)内でカバレッジを提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又は衛星局を含むことができる。一部の態様では、通信ノード111及び112は、送受信ポイント(TRP)であり得る。通信ノード111及び112がNodeBの場合(例えば、eNB又はgNB)、1つ以上のTRPは、NodeBの通信セル内で機能できる。RAN110は、マクロセル、例えばマクロRANノード111を提供するための1つ以上のRANノードと、フェムトセル又はピコセル(例えば、マクロセルと比べてカバレッジ領域が小さいか、ユーザ容量が小さいか又は帯域幅が広いセル)、例えば低電力(LP)RANノード112を提供するための1つ以上のRANノードを含むことができる。
RANノード111及び112のうちのいずれかはエアインターフェイスプロトコルを終端でき、UE101及び102のための最初の接点とすることができる。一部の態様では、RANノード111及び112のうちのいずれかは、限定されないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理及びデータパケットスケジューリング、及びモビリティ管理等の無線ネットワークコントローラ(RNC)機能を含む、RAN110のための様々な論理機能を果たすことができる。1つの例では、ノード111及び/又は112のいずれかは、gNB、eNB又は他の種類のRANノードであり得る。
RAN110は、S1インターフェイス113を介してコアネットワーク(CN)120に通信可能に結合されているものとして示されている。ある態様では、CN120は、エボルブドパケットコア(EPC)ネットワーク、次世代パケットコア(NPC)ネットワーク又は(例えば、図1B~図1Cを参照して図示されるように)他の種類のCNであり得る。この態様では、S1インターフェイス113は、RANノード111及び112とサービングゲートウェイ(S-GW)122との間でトラフィックデータを伝送するS1-Uインターフェイス114と、RANノード111及び112とモビリティ管理エンティティ(MME)121との間のシグナリングインターフェイスであるS1 MMEインターフェイス115との2つの部分に分割される。
この態様では、CN120は、MME121、S-GW122、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)123及びホーム加入者サーバ(HSS)124を含む。MME121は、機能的に、従来のサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)の制御プレーンと同様であり得る。MME121は、ゲートウェイ選択及びトラッキング領域リスト管理等のアクセスにおけるモビリティ側面を管理し得る。HSS124は、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートするためのサブスクリプション関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含み得る。CN120は、モバイル加入者の数、装置の容量、ネットワークの組織等に応じて1つ以上のHSS124を含み得る。例えば、HSS124は、ルーティング/ローミング、認証、認可、レゾリューションの命名/アドレス指定、位置依存性等のためのサポートを提供できる。
S-GW122は、S1インターフェイス113をRAN110に向けて終端し、RAN110及びCN120との間でデータパケットをルーティングし得る。加えて、S-GW122は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカーポイントであってもよく、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供し得る。S-GW122の他の責任は、合法的傍受、課金及びいくつかのポリシー執行を含み得る。
P-GW123は、PDNに向けてSGiインターフェイスを終端し得る。P-GW123は、インターネットプロトコル(IP)インターフェイス125を介してCN120とアプリケーションサーバ184(代替的にアプリケーション機能(AF)と呼ばれる)を含むネットワーク等の外部ネットワークとの間でのデータパケットをルーティングし得る。P-GW123は、インターネット、IPマルチメディアサブシステム(IPS)ネットワーク及び他のネットワークを含むことができる他の外部ネットワーク131Aにデータを通信できる。一般に、アプリケーションサーバ184は、コアネットワーク(例えば、UMTSパケットサービス(PS)ドメイン、LTE PSデータサービス等)でIPベアラリソースを用いるアプリケーションを提供する要素であり得る。この態様では、P-GW123は、IPインターフェイス125を介してアプリケーションサーバ184に通信可能に結合されるものとして示されている。アプリケーションサーバ184は、CN120を介してUE101及び102のための1つ以上の通信サービス(例えば、ボイスオーバーインターネット(VoIP)セッション、PTTセッション、グループコミュニケーションセッション、ソーシャルネットワーキングサービス等)をサポートするように構成できる。
P-GW123はさらに、ポリシー実施及び課金データ収集のためのノードであり得る。ポリシー及び課金ルール機能(PCRF)126は、CN120のポリシー及び課金制御要素である。非ローミングシナリオにおいて、一部の態様では、UEのインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク(IPCAN)セッションに関連するホーム公衆陸上移動体通信網(HPLMN)における単一のPCRFが存在し得る。トラフィックのローカルブレークアウトがあるローミングシナリオでは、UEのIPCANセッションに関連する、HPLMN内のホームPCRF(H-PCRF)及び訪問(visited)公衆陸上移動体通信網(VPLMN)内の訪問PCRF(V-PCRF)という2つのPCRFが存在する場合がある。PCRF126はP-GW123を介してアプリケーションサーバ184に通信可能に結合され得る。
一部の態様では、通信ネットワーク140Aは、許可(5G NR)及び無許可(5G NR-U)スペクトルにおける通信を用いる5G新無線ネットワークを含む5G又は6Gネットワーク又はIoTネットワークであり得る。IoTの現在の実現手段の1つは、ナローバンドIoT(NB-IoT)である。無許可スペクトルでの動作は、無許可スペクトルでのスタンドアロンLTEシステム及びデュアル接続(DC)動作を含んでもよく、それにしたがってLTEベースの技術は、MULtiFireと呼ばれる許可スペクトル内の「アンカー」を用いることなく、無許可スペクトルだけで動作する。今後のリリース及び5Gシステムでは、許可及び無許可スペクトルでのLTEシステムのさらなる強化された動作が期待される。そのような強化された動作は、NRサイドリンクV2X通信のためのサイドリンクリソース割り当て及びUE処理挙動のための技術を含む。
NGシステムアーキテクチャ(又は6Gシステムアーキテクチャ)はRAN110及び5Gコアネットワーク(5GC)120を含むことができる。NG-RAN110は、gNB及びNG-eNB等の複数のノードを含むことができる。CN120(例えば、5Gコアネットワーク/5GC)は、アクセス及びモビリティ機能(AMF)及び/又はユーザプレーン機能(UPF)を含むことができる。AMF及びUPFは、NGインターフェイスを介してgNB及びNG-eNBに通信可能に結合できる。より具体的には、一部の態様では、gNB及びNG-eNBは、NG-CインターフェイスによりAMFに接続でき、NG-UインターフェイスによりUPFに接続できる。gNB及びNG-eNBは、Xnインターフェイスを介して相互に結合できる。
一部の態様では、NGシステムアーキテクチャは様々なノード間の基準点を用いることができる。一部の態様では、gNB及びNG-eNBのそれぞれは、基地局、モバイルエッジサーバ、スモールセル、ホームeNB等として実施できる。一部の態様では、gNBはマスターノード(MN)であり、NG-eNBは5Gアーキテクチャのセカンダリノード(SN)であり得る。
図1Bは、一部の態様に係る非ローミング5Gシステムアーキテクチャを示す。とりわけ、図1Bは、6Gシステムアーキテクチャに拡張され得る基準点表現における5Gシステムアーキテクチャ140Bを示す。より具体的には、UE102は、1つ以上の他の5GCネットワークエンティティに加えてRAN110と通信中であり得る。5Gシステムアーキテクチャ140Bは、AMF132、セッション管理機能(SMF)136、ポリシー制御機能(PCF)148、アプリケーション機能(AF)150、UPF134、ネットワークスライス選択機能(NSSF)142、認証サーバ機能(AUSF)144及び統合データ管理(UDM)/ホーム加入者サーバ(HSS)146等の複数のネットワーク機能(NF)を含む。
UPF134は、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス又は第三者サービスを含み得るデータネットワーク(DN)152への接続を提供することができる。AMF132はアクセス制御及びモビリティを管理するために用いることができ、ネットワークスライス選択機能を含むこともできる。AMF132は、UEベースの認証、認可、モビリティ管理等を提供してもよく、アクセステクノロジーに依存しなくてもよい。SMF136は、ネットワークポリシーに従って様々なセッションを設定及び管理するように構成できる。そのため、SMF136はセッション管理及びUEへのIPアドレスの割り当ての責任を負い得る。SMF136は、データ転送のためにUPF134を選択及び制御し得る。SMF136は、UE101の単一セッション又はUE101の複数セッションに関連し得る。つまり、UE101は複数の5Gセッションを有し得る。異なるSMFが各セッションに割り当てられ得る。異なるSMFを用いることで、各セッションを個別に管理できるようになり得る。その結果、各セッションの機能は互いに独立し得る。
UPF134は所望のサービスの種類に従って1つ以上の構成で展開することができ、データネットワークに接続され得る。PCF148は、(4G通信システムにおけるPCRFと同様に)ネットワークスライシング、モビリティ管理及びローミングを用いてポリシーフレームワークを提供するように構成できる。UDMは、(4G通信システムにおけるHSSと同様に)加入者プロファイル及びデータを記憶するように構成できる。
AF150は、所望のQoSをサポートするために、ポリシー制御の責任を負うPCF148にパケットフローに関する情報を提供し得る。PCF148は、UE101のためにモビリティ及びセッション管理ポリシーを設定し得る。この目的のために、PCF148は、AMF132及びSMF136の適切な動作のための適切なポリシーを決定するためにパケットフロー情報を用いり得る。AUSF144は、UE認証のためのデータを記憶し得る。
一部の態様では、5Gシステムアーキテクチャ140Bは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)168Bだけでなく、コールセッション制御機能(CSCF)等の複数のIPマルチメディアコアネットワークサブシステムエンティティを含む。より具体的には、IMS168Bは、プロキシCSCF(PCSCF)162BE、サービングCSCF(S-CSCF)164B、エマージェンシーCSCF(E-CSCF)(図1Bに図示せず)又は問い合わせCSCF(I-CSCF)166Bとして機能するCSCFを含む。PCSCF162Bは、IMサブシステム(IMS)168B内のUE102の最初の接点として構成できる。S-CSCF164Bは、ネットワーク内のセッション状態を処理するように構成でき、E-CSCFは、緊急要求を適切な緊急センター又はPSAPにルーティングする等の緊急セッションの特定の態様を処理するように構成できる。I-CSCF166Bは、そのネットワークオペレータの加入者又はそのネットワークオペレータのサービスエリア内に現在位置するローミング加入者を宛先とする全てのIMS接続について、オペレータのネットワーク内の接点として機能するように構成できる。一部の態様では、I-CSCF166Bは、別のIPマルチメディアネットワーク170E、例えば、別のネットワークオペレータによって動作するIMSに接続できる。
一部の態様では、UDM/HSS146は、テレフォニーアプリケーションサーバ(TAS)又は別のアプリケーションサーバ(AS)を含むことができるアプリケーションサーバ160Eに結合できる。AS160Bは、S-CSCF164B又はI-CSCF166Bを介してIMS168Bに結合できる。
基準点表現は、対応するNFサービス間で相互作用が存在できることを示す。例えば、図1Bは(UE102とAMFと132の間の)N1、(RAN110とAMF132との間)N2、(RAN110とUPF134との間)N3、(SMF136とUPF134との間)N4、(PCF148とAF150との間の)N5(図示せず)、(UPF134とDN152との間の)N6、(SMF136とPCF148との間の)N7(図示せず)、(UDM146とAMF132との間の)N8(図示せず)、(2つのUPF間134の)N9(図示せず)、(UDM146とSMF136との間の)N10(図示せず)、(AMF132とSMF136の間の)N11(図示せず)、(AUSF144とAMF132との間の)N12(図示せず)、(AUSF144とUDM146との間の)N13(図示せず)、(2つのAMF132間の)N14(図示せず)、(非ローミングシナリオの場合のPCF148とAMF132との間、ローミングシナリオの場合のPCF148と訪問ネットワーク及びAMF132との間の)N15(図示せず)、(2つのSMF間の)N16及び(AMF132とNSSF142との間の)N17(図示せず)といった基準点を示す。図1Bに示されていない他の基準点表現も用いることができる。
図1Cは、5Gシステムアーキテクチャ140C及びサービスベース表現を示す。図1Bに示すネットワークエンティティに加えて、システムアーキテクチャ140Cは、ネットワーク公開機能(NEF)154及びネットワークリポジトリ機能(NRF)156も含むことができる。一部の態様では、5Gシステムアーキテクチャはサービスベースとすることができ、ネットワーク機能間の相互作用は、対応するポイントツーポイント基準点Ni又はサービスベースのインターフェイスとして表すことができる。
一部の態様では、図1Cに示すように、サービスベースの表現は、他の認可されたネットワーク機能がそれらのサービスにアクセスすることを可能にする制御プレーン内のネットワーク機能を表すために用いることができる。この点に関して、5Gシステムアーキテクチャ140Cは、NAMF158H(AMF132によって示されるサービスベースインターフェイス)、NSMF158I(SMF136によって示されるサービスベースインターフェイス)、Nnef158B(NEF154によって示されるサービスベースインターフェイス)、NPCf158D(PCF148によって示されるサービスベースインターフェイス)、Nudm158E(UDM146によって示されるサービスベースインターフェイス)、Naf158F(AF150によって示されるサービスベースインターフェイス)、Nnrf158C(NRF156によって示されるサービスベースインターフェイス)、Nnssf158A(NSSF142によって示されるサービスベースインターフェイス)、Nausf158G(AUSF144によって示されるサービスベースのインターフェイス)といったサービスヘベースインターフェイスを含むことができる。図1Cに示していない他のサービスベースインターフェイス(例えば、Nudr、N5g-eir、Nudsf)も用いることができる。
NR-V2Xアーキテクチャは、パケット到着時間及びサイズがランダムな周期的及び非周期的な通信を含むトラフィックパターンが様々な高信頼性低遅延サイドリンク通信をサポートし得る。本願で開示の技術は、サイドリンクNR V2X通信システムを含む動的トポロジーを有する分散通信システムにおいて高い信頼性をサポートするために用いることができる。
図2は、一部の実施形態に係る通信装置のブロック図を示す。通信装置200は、専用コンピュータ、個人用又はラップトップコンピュータ(PC)、タブレットPC又はスマートフォン等のUE、eNB等の専用ネットワーク機器、ネットワーク装置として動作するようにサーバを構成するソフトウェアを実行するサーバ、仮想装置又はそのマシンによって実行されるべきアクションを指定する命令(シーケンシャル又はその他)を実行可能な任意のマシンであり得る。例えば、通信装置200は、図1A~図1Cに示す装置の1つ以上として実施されて得る。なお、本願で説明する通信は、送信エンティティ(例えば、UE、gNB)による送信の前に、受信エンティティ(例えば、gNB、UE)による受信のためにエンコードされ、受信エンティティによる受信の後にデコードされ得る。
本願で説明するように、複数の例はロジック又は多数のコンポーネント、モジュール又は機構を含み得るか又はそれらで動作し得る。モジュール及びコンポーネントは、特定の動作を行うすることが可能で、特定の方法で構成されるか又は配置され得る有形のエンティティ(例えば、ハードウエア)である。1つの例では、回路は、モジュールとして特定の方法で配置(例えば、内部的に又は他の回路等の外部エンティティに関して)配置され得る。1つの例では、1つ以上のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン、クライアント又はサーバコンピュータシステム)又は1つ以上のハードウエアプロセッサの全体又は一部は、ファームウェア又はソフトウェア(例えば、命令、アプリケーション部分又はアプリケーション)によって特定の動作を行うために動作するモジュールとして構成され得る。1つの例では、ソフトウェアはマシン読み取り可能媒体上に存在し得る。1つの例では、ソフトウェアは、モジュールの基になるハードウエアによって実行されると、特定の動作をハードウエアに実行させる。
したがって、「モジュール」(及び「コンポーネント」)という用語は、特定の方法で動作するか又は本願で説明する任意の動作の一部又は全部を行うために、物理的に構築されるか、具体的に構成されるか(例えば、有線)又は一時的に(例えば、一過性に)構成される(例えば、プログラムされ)エンティティである、有形のエンティティを含むと理解される。モジュールが一時的に構成される例を考慮すると、モジュールのそれぞれは、任意の時点でインスタンス化される必要はない。例えば、モジュールがソフトウェアを用いて構成された汎用ハードウエアプロセッサを含む場合、汎用ハードウエアプロセッサは、異なる時点でそれぞれ異なるモジュールとして構成され得る。したがって、ソフトウェアは、例えば、ある時点で特定のモジュールを構成し、異なる時点で異なるモジュールを構成するようにハードウエアプロセッサを構成し得る。
通信装置200は、ハードウエアプロセッサ(又は同等の処理回路)202(例えば、中央処理装置(CPU)、GPU、ハードウエアプロセッサコア又はそれらの任意の組み合わせ)、メインメモリ204及び静的メモリ206を含んでもよく、それらの一部又は全てはインターリンク(例えば、バス)208を介して相互に通信し得る。メインメモリ204は、リムーバブルストレージ及び非リムーバブルストレージ、揮発性メモリ又は不揮発性メモリの一部又は全てを含み得る。通信装置200は、ビデオディスプレイ等の表示装置210、英数字入力装置212(例えば、キーボード)及びユーザーインターフェイス(UI)ナビゲーション装置214(例えば、マウス)をさらに含み得る。1つの例では、表示装置210、入力装置212及びUIナビゲーション装置214はタッチスクリーンディスプレイであり得る。通信装置200は、記憶装置(例えば、ドライブ装置)216、信号生成装置218(例えば、スピーカ)、ネットワークインターフェイス装置220及び全地球測位システム(GPS)センサ、コンパス、加速度計又は他のセンサ等の1つ以上のセンサを追加で含み得る。
通信装置200は、1つ以上の周辺装置(例えば、プリンタ、カードリーダ等)を通信又は制御するためのシリアル(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB))、パラレル又は他の有線若しくは無線(例えば、赤外線(IR)、近距離無線通信(NFC)等)接続等の出力コントローラをさらに含み得る。
記憶装置216は、非一時マシン読み取り可能媒体222(以下、単にマシン読み取り可能媒体という)を含み、それに、本願で説明する技術又は機能のうちの1つ以上によって具現化又は利用されるデータ構造又は命令224(例えば、ソフトウェア)の1つ以上のセットが記憶されている。命令224は、通信装置200による命令の実行の間に完全に又は少なくとも部分的に、メインメモリ204内、静的メモリ206内及び/又はハードウエアプロセッサ202内にも存在し得る。マシン読み取り可能媒体222は単一の媒体として図示されているが、「マシン読み取り可能媒体」という用語は1つ以上の命令224を記憶するように構成された単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中型又は分散型データベース及び/又は関連するキャッシュ及びサーバ)を含み得る。
「マシン読み取り可能媒体」という用語は、通信装置200による実行のための命令を記憶するか、エンコードするか又は保持することができ、通信装置200に本開示の技術のうちのいずれか1つ以上を行わせる媒体又はそのような命令によって用いられるか又は関連するデータ構造を記憶するか、エンコードするか又は保持することができる媒体を含み得る。非限定的なマシン読み取り可能媒体の例としては、固体メモリ及び光及び磁気媒体を含む。
マシン読み取り可能媒体の具体例は、半導体メモリデバイス(例えば、電気的プログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能な読み取り専用メモリ (EEPROM))及びフラッシュメモリデバイス等の不揮発性メモリ、内蔵ハードディスク及びリムーバブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)並びにCD-ROM及びDVD-ROMディスクを含み得る。
命令224は、多数の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)転送プロトコル(例えば、フレームリレー、インターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)等)のうちのいずれかを利用するネットワークインターフェイス装置220を介して、送信媒体226を用いて通信ネットワーク上でさらに送受信し得る。例示の通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、パケットデータネットワーク(例えば、インターネット)、携帯電話ネットワーク(例えば、セルラーネットワーク)、旧来の電話サービス(POTS)ネットワーク及び無線データネットワークを含み得る。ネットワークを介した通信は、とりわけ、Wi-Fiとして知られる電気電子技術者協会(IEEE)の802.11ファミリの規格、WiMaxとして知られるIEEE802.16ファミリの規格、IEEE802.15.4ファミリの規格、ロングタームエボリューション(LTE)ファミリの規格、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)ファミリの規格、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、次世代(NG)/第5世代(5G)規格等のうちの1つ以上の異なるプロトコルを含み得る。1つの例では、ネットワークインターフェイスデバイス220は、伝送媒体226に接続するための1つ以上の物理ジャック(例えば、イーサネット、同軸又は電話ジャック)又は1つ以上のアンテナを含み得る。
なお、本願で用いる「回路」という用語は、説明した機能を提供するように構成される電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用又はグループ)、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)等のハードウエアコンポーネントのことをいうか、その一部であるか又は含む。一部の実施形態では、回路は、説明した機能のうちの少なくとも一部を提供するために、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行し得る。「回路」という用語は、1つ以上のハードウエア要素と(又は電気又は電子システムで用いられる回路の組み合わせ)と、そのプログラムコードの機能を実行するために用いられるプログラムコードとの組み合わせのことをいう。これらの実施形態では、ハードウエア要素及びプログラムコードの組み合わせを特定の種類の回路と呼び得る。
そのため、本願で用いる「プロセッサ回路」又は「プロセッサ」という用語は、一連の算術若しくは論理演算又はデジタルデータの記録、記憶及び/又は転送を順次且つ自動的に行うことが可能な回路のことをいうか、その一部であるか又はそれらを含む。「プロセッサ回路」又は「プロセッサ」という用語は1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理的中央処理装置(CPU)、シングルコア又はマルチコアプロセッサ及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール及び/又は機能プロセス等のコンピュータ実行可能命令を実行するか又は動作させることが可能な他の装置のことをいう。
本願で説明した無線リンクは、限定されないが、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)無線通信技術、汎用パケット無線サービス(GPRS)無線通信技術、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)無線通信技術及び/又は第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)無線通信技術、例えばユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、フリーダムオブマルチメディアアクセス(FOMA)、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、3GPPロングタームエボリューションアドバンスト(LTEアドバンスト)、符号分割多元接続2000(CDMA2000)、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)、Mobitex、第三世代(3G)、回線交換データ(CSD)、高速回線交換データ(HSCSD)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(第三世代)(UMTS(3G))、広帯域符号分割多元接続(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)(W-CDMA(UMTS))、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス
(HSPA+)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム時分割デュプレックス(UMTS-TDD)、時分割符号分割多重アクセス(TD-CDMA)、時分割同期符号分割多重アクセス(TD-CDMA)、第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 8(Pre-4 th Generation)(3GPP Rel.8(Pre-4G))、3GPP Rel.9(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 9)、3GPP Rel.10(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 10)、3GPP Rel.11(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 11)、3GPP Rel.12(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 12)、3GPP Rel.13(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 13)、3GPP Rel.14(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 14)、3GPP Rel.15(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 15)、3GPP Rel.16(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 16)、3GPP Rel.17(第三世代パートナーシッププロジェクトRelease 17)及び以降のリリース(Rel.18、Rel.19等)、3GPP 5G、5G、5G 新無線(5G NR)、3GPP 5G 新無線、3GPP LTEエキストラ、LTEアドバンスプロ、LTEライセンスアシストアクセス(LAA)、MULTEfire、UMTS地上無線アクセス(UTRA)、エボルブドUMTS地上無線アクセス(E-UTRA)、ロングタームエボリューションアドバンスト(第四世代)(LTEアドバンスト(4G))、cdmaOne(2G)、符号分割多重アクセス2000(第三世代)(CDMA2000(3G))、エボリューションデータオプティマイズ又はエボリューションデータオンリー(EV-DO)、アドバンストモバイルフォンシステム(第一世代)(AMPS(1G))、トータルアクセスコミュニケーションシステム/拡張トータルアクセスコミュニケーションシステム(TACS/ETACS)、デジタルAMPS(第2世代)(D-AMPS(2G))、プッシュトゥトーク(PTT)、モバイルテレフォンシステム(MTS)、インプルーブドモバイルテレフォンシステム(IMTS)、アドバンストモバイルテレフォンシステム(AMTS)、OLT(ノルウェー語のOffentlig Landmobil Telefoni、パブリックランドモバイルテレフォニ)、MTD(スウェーデン語のMobiltelefonisystem D又はモバイルテレフォニシステムDの略語)、パブリックオートメイテッドランドモバイル(Autotel/PALM)、ARP(フィンランド語のAutoraduopuhelin、「カーラジオ電話」)、NMT(ノルディックモバイルテレフォニ)、NTT(日本電信電話)の大容量版(Hicap)、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)、Mobitex、DataTAC、統合デジタル拡張ネットワーク(iDEN)、パーソナルデジタルセルラー(PDC)、回路交換データ(CSD)、パーソナルハンディーフォンシステム(PHS)、ワイドバンド統合デジタル拡張ネットワーク(WiDEN)、iBurst、(3GPPジェネリックアクセスネットワーク又はGAN規格とも呼ばれる)アンライセンスドモバイルアクセス(LAA)、Zigbee、Bluetooth(登録商標)、無線ギガビットアライアンス(WiGig)規格、mmWave規格全般(WiGig、IEEE802.11ad、IEEE802.11ay等の10~300GHz以上で動作するワイヤレスシステム)、300GHz帯及びTHz帯以上で動作する技術(3GPP/LTEベース又はIEEE802.11p又はIEEE802.11bd等)、V2V(Vehicle-to-Vehicle)及びV2X(Vehicle-to-X)及びV2I(Vehicle-to-Infrastructure)及びI2V(Infrastructure-to-Vehicle)通信技術、3GPPセルラーV2X、インテリジェントトランスポートシステム等のDSRC(専用狭域通信)通信システム(通常は5850MHz~5925MHz以上で動作(CEPT Report 71の変更提案に従って通常は5935MHzまで))、欧州ITS-G5システム(すなわち、ITS-G5A(すなわち、5875GHz~5905GHzの周波数範囲での安全関連用途のためのITS専用の欧州ITS周波数帯域におけるITS-G5の動作)、ITS-G5B(すなわち、5855GHz~5875GHzの周波数範囲でのITS非安全性用途の専用の欧州ITS周波数帯域における動作)、ITS-G5C(すなわち、5470
GHz~5725GHzの周波数範囲でのITS用途の動作)を含むDSRCに基づくヨーロッパ風のIEEE802.11p)、日本における(715MHz~725MHzを含む)700MHz帯のDSRC、IEEE802.11bdベースのシステム等の無線通信技術及び/又は規格のいずれか1つ以上に従って動作できる。
本願で説明する態様は、専用の許可スペクトル、無許可スペクトル、許可免除スペクトル、(許可)共有スペクトル(2.3~2.4GHz、3.4~3.6GHz、3.6~3.8GHz及びそれ以降の周波数におけるLSA(許可共有アクセス)、3.55~3.7GHz及びそれ以降の周波数におけるSAS(スペクトルアクセスシステム)/CBRS(シチズンブロードバンド無線システム)等)を含む任意のスペクトル管理スキームの文脈で用いることができる。適用可能なスペクトル帯はIMT(国際移動通信)スペクトルに加えて、例えば国家割り当て帯域(450~470MHz(注:例えば、米国で割り当てられる(FCC Part15))、863~868MHz(注:例えば、欧州連合で割り当てられる(ETSI EN 300 220)、915.9~929.7MHz(注:例えば、日本で割り当てられる)、917~923.5MHz(注:例えば、韓国で割り当てられる)、755~779MHz及び779~787MHz(注:例えば、中国で割り当てられる)、790~960MHz、1710~2025MHz、2110~2200MHz、2300~2400MHz、2.4~2.4835GHz(注:これは世界的に利用可能なISM帯域であり、Wi-Fi技術ファミリー(11b/g/n/ax)により、またBluetoothにより用いられる)、2500~2690MHz、698~790MHz、610~790MHz、3400~3600MHz、3400~3800MHz、698~790MHz、3.55~3.7GHz(注:例えば、米国でシチズンブロードバンド無線サービスのために割り当てられる)、5.15~5.25GHz及び5.25~5.35GHz及び5.47~5.725GHz及び5.2725~5.85GHz帯(注:例えば、米国で割り当てられ(FCC Part15)、計500MHzスペクトルで4つのU-NII帯からなる)、5.725~5.875GHz(注:例えば、欧州連合で割り当てられる(ETSI EN 301 893)、5.47~5.65GHz(注:例えば、韓国で割り当てられる)、5925~7125MHz及び5925~6425MHz(注:米国及び欧州連合でそれぞれ検討中)を含む他の種類のスペクトル/帯域を含む。次世代Wi-Fiシステムは、6GHzスペクトルを動作帯域として含むことが期待されているが、2017年12月現在、Wi-Fiシステムはこの帯域がまだ許可されていない。2019~2020年の期間に規制が完了する予定されている)、IMTアドバンストスペクトル、IMT-2020スペクトル(3600~3800MHz、3800~4200MHz、3.5GHz帯、700MHz帯、24.25~86GHzの範囲内の帯域等を含むことが予測されている)、FCCの「スペクトルフロンティア」5Gイニシアティブの下で利用可能なスペクトル(27.5~28.35GHz、29.1~29.25GHz、29.1~29.25GHz、31~31.3GHz、37~38.6GHz、38.6~40GHz、42~42.5GHz、57~64GHz、71~76GHz、81~86GHz及び92~94GHz等)、5.9GHz(通常、5.85~5.925GHz)のITS(インテリジェントトランスポートシステム)帯域、WiGig帯域1(57.24~59.40GHz)、WiGig帯域2(59.40~61.56GHz)、WiGig帯域3(61.56~63.72GHz)、WiGig帯域4(63.72~65.88GHz)等の現在WiGigに割り当てられている帯域、57~64/66GHz(注:この帯域はマルチギガビット無線システム(MGWS)/WiGigのためにほぼ世界的に指定されている)。米国(FCC part15)では計14GHzスペクトルが割り当れられているのに対して、欧州連合(固定P2PのためのETSI EN 301 217-2及びET SI EN 302 567)では計9GHzスペクトルが割り当てられている。70.2GHz~71GHz帯域、65.88GHz~71GHzの間の任意の帯域、76~81GHz等の自動車レーダー用途のために現在割り当てられている帯域、94~300GHz以上を含む将来の帯域。さらに、この方式は、とりわけ400
MHz及び700MHz帯域が有望な候補であるTVホワイトスペース帯域(典型的には790MHz以下)等の帯域で二次的に用いることができる。携帯電話用途の他に、PMSE(番組制作及び特別イベント)、医療、健康、外科、自動車、低遅延、ドローン等の用途といった垂直市場のための特定の用途に取り組むことができる。
本願で説明する態様では、例えば、スペクトルへの優先順位付けされたアクセスに基づいて、階層1のユーザが最も優先され、次に階層2、次に階層3等のユーザが続くといった異なる種類のユーザ(例えば、低/中/高優先度等)のための使用の階層的な優先順位付けを導入することによって、スキームの階層的な適用を実施することもできる。
本願で説明する態様は、異なる単一キャリア又はOFDMフレーバ(CP-OFDM、SC-FDMASC-OFDM、フィルタバンクベースマルチキャリア(FBMC)、OFDM等)、とりわけ3GPP NR(新無線)に対応するシンボルリソースにOFDMキャリアデータビットベクトルを割り当てることにより適用できる。
AP、eNB、NR又はgNB等、特徴の一部はネットワーク側について定義されている。なお、この用語は3GPP 5G及び6G通信システム等の文脈で通常用いられている。それでも、UEは同様にこの役割を取ってもよく、AP、eNB又はgNBとして動作する。つまり、ネットワーク機器について定義されている一部の又は全ての特徴はUEによって実施され得る。
前述のように、NR Rel-15仕様では、異なる種類のSRSリソースセットがサポートされている。SRSリソースセットは「usage」パラメータで設定され、「beamManagement」、「codebook」、「nonCodebook」又は「antennaswitching」に設定できる。「beamManagement」のために設定されたSRSリソースセットは、SRSを用いたビーム取得及びアップリンクビーム表示のために用いられる。「codebook」及び「nonCodebook」のために設定されたSRSリソースセットは、伝送プリコーディングマトリクスインデックス(TPMI)を用いた明示的な指示又はSRSリソースインデックス(SRI)を用いた暗黙的な指示によってアップリンク(UL)プリコーディングを決定するために用いられる。最後に、「antennaswitching」のために設定されたSRSリソースセットは、時間領域二重化(TDD)システムでチャネルの相互性を活用することにより、UEにおけるSRS測定を用いてダウンリンク(DL)チャネル状態情報(CSI)を取得するために用いられる。SRS伝送では、時間領域の挙動は周期的、半永続的又は非周期的であり得る。SRSリソースセットのための無線リソース制御(RRC)は以下の通りである。
Figure 2024513732000002
SRSリソースのためのRRC設定は以下の通りである。
Figure 2024513732000003
SRSリソースセットが「aperiodic」として設定されている場合、SRSリソースセットはスロットオフセット(slotOffset)及びトリガー状態(aperiodicSRS-ResourceTrigger、aperiodicSRS-ResourceTriggerList)の設定も含む。slotOffsetパラメータは、SRS伝送を開始すべき物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に対するスロットオフセットを定義する。トリガー状態は、対応するSRSリソースセット伝送をトリガーするDCIコードポイントを定義する。
非周期SRSは、DCIにおけるSRS要求フィールドを介してトリガーされ得る。SRS要求フィールドは、DCIフォーマット0_1/0_2/1_1/1_2/2_3により保持され得る。DCIフォーマット0_1/0_2は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のスケジューリングのために用いられ、DCIフォーマット1_1/1_2は物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のスケジューリングのために用いられ、DCIフォーマット2_3はUEのグループのために定期的なSRSをトリガーするために用いられる。より詳細には、DCIフォーマット2_3は、1つ以上のUEによるSRS伝送(場合によってはSRS要求)のための一群の伝送パワーコントロール(TPC)コマンドの伝送のために用いられる。DCIのブロック情報は、巡回冗長コード(CRC)スクランブル無線ネットワーク一時識別子(TPC-SRS-RNTI)を用いている。特定のUEの場合、SRS-TPC-CommandConfig内のRRC設定によって提供されるパラメータstartingBitOfFormat2-3は、SRS要求フィールド及びTPCコマンドで、グループDCI内のブロックの開始ビット位置を示す。DCIフォーマット2_3は、UEがPUSCH及びPUCCH伝送のために設定されていないサービングセルのアップリンクキャリアのために又はsrs-PowerControlAdjustmentStatesがSRS伝送とPUSCH伝送との間の個別のパワーコントロール調整状態を示すサービングセルのアップリンクキャリアに適用可能である。
Rel-17では、DL/UL共同TCI状態(joint DL/UL TCI state)がUEに示され得る。この場合、共同TCI状態(コモンビーム)がDL及びUL送受信のために用いられる。DL/UL個別TCI状態(separate DL/UL TCI state)がUEに設定され得る。セパレートTCI状態(セパレートビーム)のためにDL及びULに用いられる。
一部の場合では、DCIフォーマット2_3はキャリアスイッチングのためにSRS伝送トリガーし得る(SRSは、RRCシグナリングによるantennaSwitchingの使用で設定される)。SRSは、PUSCH/PUCCHで設定されていない別のULキャリアで送信される場合がある。
図3Aは、一部の態様に係るダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット2_3を示す。図3Bは、一部の態様に係るシングルブロックDCIフォーマット2_3を示す。図3Cは、一部の態様に係る1つ以上のブロックDCIフォーマット2_3を示す。図3Aに示すように、DCIフォーマット2_3は複数のブロックを含む。図3Bでは、UEは1つのブロックで構成され、複数のTPCコマンドはブロックに含まれ、各TPCコマンドは1つのULキャリアに適用される。図3Bでは、UEは1つ以上のブロックで構成され、各ブロックは1つのULキャリアに適用される。
Rel-17では、TCI状態がアップリンク伝送に用いられる場合、DCI2_3によってトリガーされるSRSについて、PUSCH/PUCCHがないために(SRSを伝送するために用いられる)ターゲットキャリアがUL TCIで構成されていない場合、現在のDCI2_3フォーマットにしたがって、SRS伝送のためのビーム情報は含まれない。
SRS伝送のための拡張DCIフォーマット2_3
したがって、一部の実施形態では、ビーム表示のために新たな専用フィールドがDCIフォーマット2_3に加えられ得る。新たなフィールドは、DCIによってトリガーされる非周期SRS伝送のために用いられるTCI状態を示す。このフィールドはDL/UL共同TCI状態が用いられる場合はDL/UL共同TCI状態を示し、DL/UL個別TCI状態が用いられる場合はDL/UL個別TCI状態を示す。
図4Aは、一部の態様に係る、TCI状態のDCIフォーマット2_3を示す。図4Bは、一部の態様に係る、TCI状態のシングルブロックDCIフォーマット2_3を示す。図4Cは、一部の態様に係る、TCI状態の1つ以上のブロックDCIフォーマット2_3を示す。具体的には、図4Bでは、UEは1つのブロックで構成され、複数のTCI状態が1つのブロックに含まれている。この場合、各TCI状態は1つのULキャリアに適用される。図4Cでは、UEは1つ以上のブロックで構成できる。単一のTCI状態は1つのブロックに含まれ、各ブロックは1つのULキャリアに適用される。
別の実施形態では、キャリアスイッチングのSRSの場合(つまり、SRSがDCIフォーマット2_3によってトリガーされる)、DL/UL共同TCI状態又はセパレートDL TCI状態が、トリガーされたSRSの伝送のために用いられる。DCIフォーマット2_3では、DL/UL共同TCI状態が用いられる場合はDL/UL共同TCI状態を示すために又はDL/UL個別TCI状態が用いられる場合はセパレートUL TCI状態を示すために新たなフィールドが追加され得る。
別の実施形態では、DCIフォーマット2_3によってトリガーされるSRSの場合、ターゲットキャリアが(DCIが伝送される)スケジューリングキャリアと疑似コロケーション(QCLed)されているのであれば、SRSはスケジューリングキャリア(PDCCH又はPDSCH)のTCI状態に従い得る。そのため、DCIフォーマット2_3はTCI状態を含まないことがある。QCLタイプは、チャネル状態情報(CSI)を得るためにチャネル特性がドプラーシフト及びスプレッド並びに平均遅延及びスプレッドを含むQCLタイプAと、CSIを得すためにドプラーシフト及びスプレッドを含むQCLタイプBと、測定情報(基準信号受信電力(RSRP)等)を得るためにチャネル特定が平均遅延及びスプレッドを含むQCLタイプCと、ビームフォーミングをサポートするためにチャネル特性が空間受信パラメータを含むQCLタイプDとを含む。
別の実施形態では、複数のキャリアを交差する共通TCIが利用可能な場合、SRSは共通TCI状態交差キャリアに従い得る。上記のように、この場合、DCIフォーマット2_3はTCI状態を含まないことがある。
別の実施形態では、DCIフォーマット2_3によってトリガーされるSRSのために、DL/UL共同TCI状態が利用可能であるか又はターゲットキャリア上でセパレートUL又はDL TCI状態が利用可能な場合、利用可能なTCI状態がSRS伝送のために用いられ得る。上記のように、この場合、DCIフォーマット2_3はTCI状態を含まないことがある。
別の実施形態では、マルチTRPにおいて、複数のTCI状態(例えば、2つ)は、ULキャリア毎にDCIフォーマット2_3に含まれ得る。あるいは、TCI状態フィールドの1つのコードポイントが2つのTCI状態(TRP毎に1つのTCI状態)を示すことができる。この場合、単一TRPとマルチTRPとの間の動的スイッチング、つまり1つのTCI状態のみが有効か又は両方のTCI状態が有効になることがサポートされ得る。
別の実施形態では、UEは、DCIフォーマット2_3を介してビーム表示のためにgNBへの確認応答を提供しない場合がある。UEが非周期SRSを送信する場合、DCIフォーマット2_3を介して示されたTCI状態が適用され得る。場合によっては、トリガーされたSRSは、DCIフォーマット2_3を介してビーム表示に対する確認応答として見られ得る。
別の実施形態では、DCIフォーマット2_3は、同一のキャリア又は複数のキャリアを介して複数のUEからのSRS伝送をトリガーするように拡張され得る。この場合、トリガーされたSRSの使用は、codebook、non-Codebook及びbeamManagement表示に拡張され得る。
別の実施形態では、ゼロを持つビットのパディングは、リソース割り当て等の1つ以上のSRSパラメータを再設定するために、DCIフォーマット2_3で再利用され得る。
DCIフォーマット2_3によってトリガーされるSRS伝送のためのスロット表示
一実施形態では、DCIフォーマット2_3によって非周期的SRSがトリガーされる場合、トリガーされるSRS伝送のための利用可能なスロットがUEに示され得る。利用可能なスロットはULスロットであり得るか又はフレキシブルスロットであり得る。後者の場合、SRSのために設定される直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルはULシンボル又はフレキシブルシンボルであり得る。
SRSリソースセットは、利用可能なスロット値のリストで設定され得る。SRS伝送に適用される利用可能なスロットの値は、新たなDCIフィールドによって明示的に示されるか又はSRS要求フィールドのDCIコードポイントによって若しくは対応するコンポーネントキャリア(CC)によって(例えば、CCインデックスを用いて)暗黙的に示される。
別の実施形態では、SRS伝送のための利用可能なスロットの明示的な表示がDCIフォーマット2_3によってトリガーされる場合、SRSリソースセットは、利用可能なスロット値の複数のリスト(すなわち、CC毎に1つのリスト)で設定される。
DCIフォーマット2_3において、srs-TPC-PDCCH-Group=typeAの場合、SRS伝送のための利用可能なスロットを示すために、複数のDCIフィールド、例えばsrsSlotが1つのブロックに追加され得る。この場合、1つのDCIフィールドは、1つのCCを介するSRS伝送のための利用可能なスロットに対応し得る。
srs-TPC-PDCCH-Group=typeBの場合、SRS伝送のための利用可能なスロットを示すために、1つのDCIフィールド、例えばsrsSlotが各ブロックに追加され得る。上記のように、この場合、1つのDCIフィールドは、1つのCCを介するSRS伝送のための利用可能なスロットに対応し得る。
typeA及びtypeB双方の場合、同じSRSリソースセットに対して、異なるCCを介して示される利用可能なスロットは異なり得る。
図5Aは、一部の態様に係る、SRSのための利用可能なスロットを示すDCIフォーマット2_3を示す。図5Bは、一部の態様に係る、srsSlotのシングルブロックDCIフォーマット2_3を示す。図5Cは、一部の態様に係る、srsSlot状態の1つ以上のブロックDCIフォーマット2_3を示す。具体的には、図5Bでは、UEは1つのブロックで構成され、複数のTCIコマンド及び複数のsrsSlotが1つのブロックに含まれる。この場合、各TCIコマンド及びsrsSlotは1つのULキャリアに適用される。図5Cでは、UEは1つ以上のブロックで構成できる。各ブロックは1つのULキャリアに適用される。
別の実施形態では、DCIフォーマット2_3によってトリガーされるSRSのための利用可能なスロットの暗黙的な表示により、SRSリソースセットは利用可能なスロット値の複数のリストにより設定され得る(すなわち、CC毎に1つのリスト)。同じ非周期SRSトリガー状態(SRS要求フィールドのDCIコードポイント)に対して、利用可能なスロットの異なる値は異なるCCに適用され得る。この場合、追加のフィールドはDCIフォーマット2_3に導入されなくてよい。図6は、一部の態様に係る、DCIフォーマット2_3によってトリガーされるSRSのための利用可能なスロットの暗黙的な表示を示す。
別の実施形態では、利用可能なスロットを示すためにDCIフォーマット2_3に新たな明示的フィールドが追加されず、非周期的SRSリソースセットが利用可能なスロット値のリストで設定され(「t」値、例えば{t1、t2、t3、t4}。「t」値の数はkであり、1<=k<=4)、非周期SRSリソースセットがDCIフォーマット2_3によってトリガーされる場合、トリガーされたSRSリソースセットの伝送スロットを特定するために、様々なオプションのうちの1つが適用され得る。第1のオプションでは、伝送スロットはレガシーRRCパラメータslotOffsetに純粋に基づく(それが設定されていない場合、slotOffset=0が適用される)。第2のオプションでは、伝送スロットは、1つの特定の「t」値(例えば、設定されたリストの第1の「t」値(t1によって示される)によって指定される利用可能なスロットである。第3のオプションでは、伝送スロットは第1の利用可能なスロットである(すなわち、t=0と仮定する)。
別の実施形態では、利用可能なスロットを示すために新たな明示的なフィールドがDCIフォーマット2_3に追加されず、少なくとも1つの非周期SRSリソースセットが利用可能なスロット値のリストで設定され(「t」値、例えば{t1、t2、t3、t4}。「t」値の数はkであり、1<=k<=4)、他の非周期SRSリソースセットが利用可能なスロット値のリストで設定されておらず、利用可能なスロット値のリストのない非周期SRSリソースセットがDCIフォーマット2_3によってトリガーされる場合、トリガーされたSRSリソースセットの伝送スロットを特定するために、様々なオプションのうちの1つが適用され得る。第1のオプションでは、伝送スロットはレガシーRRCパラメータslotOffsetに純粋に基づく(それが設定されていない場合、slotOffset=0が適用される)。第2のオプションでは、伝送スロットは第1の利用可能なスロットである(つまり、t=0と仮定する)。
別の実施形態では、利用可能なスロットを示すためにDCIフォーマット2_3に新たな明示的フィールドが追加されず、周期SRSリソースセットが利用可能なスロット値のリスト(「t」値、例えば{t1、t2、t3、t4}。「t」値の数はkであり、1<=k<=4)で設定される場合、SRSリソースセットはDCIフォーマット2_3によってトリガーされなくてもよい。
別の実施形態では、少なくとも1つの周期的SRSリソースセットが利用可能なスロット値のリスト(「t」値、例えば{t1、t2、t3、t4}。「t」値の数はkであり、1<=k<=4)で構成され、他の非周期SRSリソースセットが利用可能なスロット値のリストで設定されていない場合、衝突を避けるために、利用可能なスロット値のリストが設定されていないこれらの非周期SRSリソースセットは同じトリガー状態で設定されなくてもよい。
別の例では、利用可能なスロット値のリストで設定されていないこれらの非周期SRSリソースセットは同じトリガー状態で設定され得る。この場合、衝突が起こった場合にドロップルールが定義され得る。例えば、リソースセットIDがより高い(又は低い)SRSがドロップされ得る。あるいは、SRSリソースセットは使用状況に基づいて優先順位付けされ得る。注:この実施形態は、SRSをトリガーできる全てのDCIフォーマット、例えばDCI0_1/0_2/1_1/1_2/2_3に適用され得る。
特定の例示の実施形態を参照しながら実施形態を説明してきたが、本開示のより広い範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な修正及び変更が加えられ得ることは明らかであろう。したがって、限定的な意味ではなく例示的な意味で明細書及び図面をみなすべきである。本願の一部をなす添付の図面は、限定ではなく例示として、主題が実施され得る特定の実施形態を示す。例示の実施形態は、当業者が本願で開示した教示を実施できるようにするのに十分詳細に記載されている。他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱することなく、構造的及び論理的な置換及び変更がなされ得るように利用され、そこから派生し得る。したがって、この詳細な説明は限定的な意味で解釈すべきではなく、様々な実施形態の範囲は、添付された特許請求の範囲に加えて、そのような特許請求の範囲が権利を有する全ての同等物によってのみ定義される。
主題は、単に便宜上且つ実際に複数の発明概念が開示されている場合には、任意の単一の発明概念に本願の範囲を限定する意図を持たずに、個別に及び/又は総称的に本願で「実施形態」という用語で言及され得る。そのため、本願では特定の実施形態が図示説明されているが、同じ目的を達成するために計算された任意の配置は、図示された特定の実施形態の代わりとすることができることを理解されたい。本開示は、様々な実施形態のあらゆる適応又は変形を網羅することを意図している。上記の実施形態及び本願で具体的に説明してない他の実施形態の組み合せは、上記の説明を検討することにより、当業者に明らかになるであろう。
本願では、特許文献で一般的なように、「a」又は「an」という用語は「少なくとも1つ」又は「1つ以上」の他の例又は使用とは独立して、1つ以上を含むために用いられている。本願では、「又は」という用語は、別段の記載がない限り「A又はB」が「BではなくA」、「AではなくB」及び「A及びB」を含むように、非排他的な又はを意味するように用いられている。本願では、「含む(including)」及び「ここで(in which)」という用語は、それぞれ「含む(comprising)」及び「ここで(wherein)」という用語の平易な英語として用いられている。また、以下の特許請求の範囲では、「含む(including)」及び「含む(comprising)」という用語はオープンエンドである。すなわち、特許請求の範囲において、システム、UE、物品、組成物、製剤又はプロセスは、要素に加えてそれらの用語の後に列挙されているものは依然として特許請求の範囲内にあるとみなされる。さらに、以下の特許請求の範囲では、「第1」、「第2」及び「第3」等の用語はラベルとして単に用いられており、それらの対象に数値要件を課すことを意図していない。
要約書は、読者が技術開示の性質を迅速に確認できる要約を要求する米国特許規則連邦規則法典第37巻1.72項(b)に準拠するために提供されている。要約書は特許請求の範囲又は意味を解釈又は制限するために用いられることはないとの理解で提出されている。加えて、上記の詳細な説明では、本開示を合理化する目的で様々な特徴が1つの実施形態にまとめられていることがわかる。この開示の方法は、本願の実施形態が各請求項に明示的に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈されてはならない。むしろ、以下の特許請求の範囲で反映されているように、本発明の主題は、開示された単一の実施形態の全ての特徴よりも少ない。そのため、以下の特許請求の範囲は詳細な説明に組み込まれ、各請求項は別個の実施形態として独立している。

Claims (20)

  1. 第5世代NodeB(gNB)のための装置であって、当該装置は、
    処理回路であって、該処理回路は前記gNBが、
    ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット2_3を有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置(UE)に伝送することであって、該DCIフォーマット2_3は、該DCIにトリガーされる非周期サウンディング基準信号(SRS)の伝送のための伝送設定指示(TCI)状態を示すビーム指示のために設定されている、ことと、
    前記PDCCHの伝送に応答して、前記UEから非周期SRSを受信することと、
    を行うよう設定する、処理回路と、
    前記DCIを記憶するように構成されたメモリと、
    を含む装置。
  2. 前記DCIは、前記TCI状態を示すために専用のフィールドを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記専用のフィールドは、アップリンク及びダウンリンクの共同TCI状態を示す、請求項2に記載の装置。
  4. 前記専用のフィールドは、アップリンク及びダウンリンクの個別TCI状態のためにアップリンクTCI状態又はダウンリンクTCI状態のうちの1つを示す、請求項2に記載の装置。
  5. 前記UEは単一ブロックで構成され、該単一ブロックには複数のTCI状態が含まれ、各TCI状態は異なるアップリンクキャリアに関連する、請求項2に記載の装置。
  6. 前記UEは少なくとも1つのブロックで構成され、該少なくとも1つのブロックの各ブロックは異なるTCI状態を含み、異なるアップリンクキャリアに関連する、請求項2に記載の装置。
  7. 前記処理回路は、前記gNBが、
    スケジューリングキャリア上で前記PDCCHを伝送することと、
    前記非周期SRSがターゲットキャリア上で伝送されるべきことを前記UEに示すことであって、該ターゲットキャリアは前記スケジューリングキャリアと疑似コロケーションされ、前記非周期SRSは前記スケジューリングキャリアのTCI状態に続く、ことと、
    を行うようさらに設定し、
    前記TCI状態は前記DCIに明示的に含まれていない、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記処理回路は、前記gNBが
    複数のキャリアを横断する共通TCI状態が利用可能であることと、前記非周期SRSが該共通TCI状態に続くこととを前記複数のキャリアが横断された場合に示すこと、
    を行うようさらに設定し、
    前記共通TCI状態は明示的に前記DCIに含まれてない、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記処理回路は、前記gNBが、
    前記非周期SRSがターゲットキャリア上で伝送されるべきことと、利用可能なTCI状態を用いることとを、該利用可能なTCI状態が利用可能なアップリンク及びダウンリンクの共同TCI状態であるか又はアップリンク又はダウンリンクの個別TCI状態であるかにかかわらず前記UEに示すこと、
    を行うようさらに設定し、
    前記TCI状態は明示的に前記DCIに含まれてない、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記処理回路は、前記gNBが、
    単一の送受信ポイント(TRP)動作とマルチTRP動作との間の動的なスイッチングを前記UEに提供することを行うようさらに設定し、
    前記DCIは、マルチTRP動作にあるアップリンクキャリア毎に、
    複数のTCI状態、又は、
    前記DCIのTCI状態フィールドのコードポイント
    を含み、該コードポイントは複数のTCI状態のうちの1つを示し、該複数のTCI状態のそれぞれは特定のTRPに関連する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記処理回路は、前記gNBが、
    前記gNBからのビーム指示の確認の伝送を回避するよう前記DCIを介して前記UEに示すことであって、前記非周期SRSの伝送は、前記gNBからのビーム指示の確認として機能する、こと、
    を行うようさらに設定する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記処理回路は、前記gNBが、
    前記DCIを介して、少なくとも1つのキャリアを介して複数のUEからの前記非周期SRSの伝送をトリガーすることであって、前記非周期SRSのSRSリソースセットは、ビーム管理、コードブック及び非コードブック用途を含む複数の用途から選択される、こと、
    を行うようさらに設定する、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記処理回路は、前記gNBが、
    前記非周期SRSの伝送のために利用可能なスロットを、前記DCIを介して前記UEに示すことであって、該利用可能なスロットは、アップリンクスロット又はSRS伝送のために設定されたアップリンク又はフレキシブル直交波周波数分割多重(OFDM)シンボルを有するフレキシブルスロットを含む一組のスロットから選択される、こと、
    を行うようさらに設定する、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記処理回路は、前記gNBが、
    無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して、利用可能なスロットの値のリストを有するSRSリソースセットを示すこと、
    を行うようさらに設定し、
    前記利用可能なスロットの値は、前記DCIのDCIフィールドで明示的に示されるもの又は前記DCIのSRS要求フィールドのDCIコードポイント若しくは前記非周期SRSを運ぶコンポーネントキャリアのコンポーネントキャリアインデックスによって暗黙的に示されるものうちの1つである、請求項13に記載の装置。
  15. 前記処理回路は、前記gNBが、
    無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して、利用可能なスロットの値の複数のリストを有するSRSリソースセットを示すことであって、各リストは異なるコンポーネントキャリアに対応する、こと、
    を行うようさらに設定し、
    前記利用可能なスロットの値は、前記DCIのDCIフィールドで明示的に示されるもの又は異なる値が異なるコンポーネントキャリアに適用されるように前記DCIのSRS要求フィールドのDCIコードポイントによって暗黙的に示されるものうちの1つである、請求項13に記載の装置。
  16. 前記処理回路は、前記gNBが、
    無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して、前記非周期SRSの伝送のために利用可能なスロットの値のリストを有するSRSリソースセットを示すこと、
    を行うようさらに設定し、
    前記非周期SRSの伝送のための伝送スロットは、RRCパラメータであるslotOffsetに基づくもの、前記DCIの特定のスロット値によって示されるもの又は第1の利用可能なスロットのうちの1つである、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の装置。
  17. ユーザ装置(UE)のための装置であって、当該装置は、
    処理回路であって、該処理回路は前記UEが、
    第5世代NodeB(gNB)から、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット2_3を有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を受信することであって、該DCIフォーマット2_3は、該DCIにトリガーされる非周期サウンディング基準信号(SRS)の伝送のための伝送設定指示(TCI)状態を示すビーム指示のために設定されている、ことと、
    前記PDCCHの受信に応答して、前記非周期SRSを前記gNBに伝送することと、
    を行うように設定する、処理回路と、
    前記DCIを記憶するように構成されたメモリと、
    を含む、装置。
  18. 前記DCIは、前記TCI状態を示すための専用のフィールドを含み、
    前記専用のフィールドは、アップリンク及びダウンリンクの共同TCI状態を示すこと、
    前記専用のフィールドは、アップリンク及びダウンリンクの個別のTCI状態のために、アップリンクTCI状態又はダウンリンクTCI状態のうちの1つを示すこと、
    前記UEは単一ブロックで構成され、該単一ブロックには複数のTCI状態が含まれ、各TCI状態は異なるアップリンクキャリアに関連すること、又は
    前記UEは少なくとも1つのブロックで構成され、該少なくとも1つのブロックの各ブロックは異なるTCI状態を含み、異なるアップリンクキャリアに関連すること
    のうちの少なく1つを含む、請求項17に記載の装置。
  19. 第5世代NodeB(gNB)の1つ以上のプロセッサによる実行のための命令を記憶する非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、該1つ以上のプロセッサは、該命令が実行された場合に、前記gNBが
    ユーザ装置(UE)にダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット2_3を有する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を伝送することであって、該DCIフォーマット2_3は、該DCIにトリガーされる非周期サウンディング基準信号(SRS)の伝送のための伝送設定指示(TCI)状態を示すビーム指示のために設定されている、ことと、
    前記PDCCHの伝送に応答して、前記UEから非周期SRSを受信することと、
    を行うように設定する、非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  20. 前記DCIは、前記TCI状態を示すための専用のフィールドを含み、
    前記専用のフィールドは、アップリンク及びダウンリンクの共同TCI状態を示すこと、
    前記専用のフィールドは、アップリンク及びダウンリンクの個別のTCI状態のために、アップリンクTCI状態又はダウンリンクTCI状態のうちの1つを示すこと、
    前記UEは単一ブロックで構成され、該単一ブロックには複数のTCI状態が含まれ、各TCI状態は異なるアップリンクキャリアに関連すること、又は
    前記UEは少なくとも1つのブロックで構成され、該少なくとも1つのブロックの各ブロックは異なるTCI状態を含み、異なるアップリンクキャリアに関連すること
    のうちの少なく1つを含む、請求項19に記載の非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
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