JP2024513686A - 無線通信ネットワークで使用するための無線ネットワークノードおよびロケーションサーバ - Google Patents

無線通信ネットワークで使用するための無線ネットワークノードおよびロケーションサーバ Download PDF

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Abstract

無線ネットワークノード(18)は、無線通信ネットワーク(10)における使用のために構成される。無線ネットワークノード(18)は、ロケーションサーバ(14)から、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を受信する。無線ネットワークノード(18)は、ロケーションサーバ(14)に、無線ネットワークノード(18)が測定を報告できないことを示し、かつ、無線ネットワークノード(18)が測定を報告できないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を送信する。要因(22)は、たとえば、無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである。メッセージ(20)を受信したことに応答して、ロケーションサーバ(14)は、無線デバイス(12)が移動した別の無線ネットワークノードに、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することをその別の無線ネットワークノードに求めるリクエスト(16)を送信してもよい。【選択図】図1

Description

本出願は、一般に、無線通信ネットワークに関し、より詳細には、そのようなネットワークで使用するための無線ネットワークノードおよびロケーションサーバに関する。
無線通信ネットワークのための位置特定サーバ(ロケーションサーバ)は、無線デバイスの位置(ロケーション)を決定するための測定を報告するように無線ネットワークノードに要求し得る。このように、無線ネットワークノードとロケーションサーバとの間でロケーションサービスのための機能を分散させることは、効率化をもたらす。実際、無線ネットワークノードは単に要求された測定を報告すればよいため、ロケーションサーバにおいて集中ロケーション判定を実行することによって、無線ネットワークノードが単純化される。しかしながら、ロケーションサービス機能を分散することで、無線ネットワークノードが要求された測定を報告することができない状況をロケーションサーバがどのように取り扱うか、という課題が生じることとなった。
本開示の実施形態によれば、無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードが無線デバイスの位置を決定するために使用可能な測定を報告することができない要因についてロケーションサーバに通知する。特に、無線ネットワークノードは、たとえば、特定の状態(たとえば、RRC非アクティブまたはRRCアイドル)に無線デバイスが遷移したこと、無線ネットワークノードにおいて無線デバイスについてのコンテキストが利用不可能であること、または、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動してしまったこと、などを要因として報告してもよい。いくつかの実施形態によれば、ロケーションサーバは、その要因を有効活用することで、ロケーションサーバにおいて1つまたは複数のパラメータを適応化したり、および/または、たとえば、無線デバイスのロケーションを決定するために、無線ネットワークノードからの測定をいつおよび/または要求するかどうかの制御を最適化するために、1つまたは複数の動作を実行したりする。1つまたは複数の実施形態によれば、そのようにする際のロケーションサーバは、無線デバイスにおける電力節約および/またはエアインターフェースリソースの使用量の削減に寄与し得る。
より具体的には、本開示の実施形態は、無線通信ネットワークにおいて使用するように構成された無線ネットワークノードによって実行される方法を含む。本方法は、無線ネットワークノードが無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告するためのリクエストを、無線通信ネットワークのためのロケーションサーバから受信することを有する。本方法はまた、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を示すメッセージをロケーションサーバに送信すること、を有する。いくつかの実施形態によれば、示される要因は、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動してしまったたことである。
いくつかの実施形態によれば、測定は、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。
いくつかの実施形態において、受信されたリクエストは、測定開始リクエストである。
いくつかの実施形態によれば、送信されたメッセージは、無線ネットワークノードが測定のいずれかを開始することができないこと、または無線デバイスから測定を取得するために必要な無線リソース制御手順を起動することができないことを示すことによって、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示す。
いくつかの実施形態によれば、送信メッセージは、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである。
いくつかの実施形態によれば、無線ネットワークノードとロケーションサーバとの間の測位プロトコルを使用して、このリクエストが受信される。これに加えて、またはこれに代えて、無線ネットワークノードとロケーションサーバとの間における測位プロトコルを使用して、メッセージが送信される。
いくつかの実施形態によれば、送信されたメッセージは、無線ネットワークレイヤーの観点から要因を示す。
いくつかの実施形態によれば、本方法、リクエストを受信することに応答して、無線ネットワークノードが測定を報告できるかどうかを決定すること、を有する。本方法は、無線ネットワークノードが測定を報告することができないと決定したことに基づいて、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を決定すること、をさらに有する。本方法は、決定された要因を示すために送信されるメッセージを生成することをさらに有する。
本開示の他の実施形態は、無線通信ネットワークで使用するように構成されたロケーションサーバによって実行される方法を含む。本方法は、無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を無線ネットワークノードが報告することを求められるリクエストを、ロケーションサーバから無線通信ネットワーク内の無線ネットワークノードに送信することを有する。本方法はまた、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を示すメッセージを、無線ネットワークノードから受信することを有する。いくつかの実施形態によれば、示される要因は、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動してしまったことである。
いくつかの実施形態によれば、測定は、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。
いくつかの実施形態によれば、送信されるリクエストは、測定開始リクエストである。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージは、無線ネットワークノードがいずれかの測定を開始することができないこと、または、無線デバイスから測定を取得するために必要となる無線リソース制御手順を起動することができないこと、を示すことによって、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示す。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージは、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである。
いくつかの実施形態によれば、リクエストは、無線ネットワークノードとロケーションサーバとの間で、測位プロトコルを使用して送信される。これに加えて、またはこれに代えて、無線ネットワークノードとロケーションサーバとの間の測位プロトコルを使用して、メッセージを受信する。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージは、無線ネットワークレイヤーの観点から要因を示す。
いくつかの実施形態において、本方法は、受信されたメッセージおよび/または無線ネットワークノードが測定を報告することができない要因を示す情報を記憶することをさらに含む。
いくつかの実施形態によれば、本方法は、メッセージを受信したことに応じて、無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを別の無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを当該別の無線ネットワークノードに送信することをさらに有する。
本開示の他の実施形態は、無線通信ネットワークで使用するように構成された無線ネットワークノードを含む。無線ネットワークノードは、無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを、無線通信ネットワークのためのロケーションサーバから受信するように構成される。無線ネットワークノードはまた、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を示す、メッセージをロケーションサーバに送信するように構成される。いくつかの実施形態によれば、示される要因は、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動したことである。
いくつかの実施形態によれば、無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードについて上述されたステップを実行するように構成される。
本開示の他の実施形態は、無線通信ネットワークで使用するように構成されたロケーションサーバを含む。ロケーションサーバは、無線デバイスの位置(ロケーション)を計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを、ロケーションサーバから無線通信ネットワーク内の無線ネットワークノードに送信するように構成される。ロケーションサーバはまた、無線ネットワークノードから、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を示す、メッセージを受信するように構成される。いくつかの実施形態によれば、示される要因は、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動したことである。
いくつかの実施形態によれば、ロケーションサーバは、ロケーションサーバについて上述されたステップを実行するように構成される。
本開示の他の実施形態は、無線ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、無線ネットワークノードに、無線ネットワークノードについて上述されたステップを実行させる命令を備えるコンピュータプログラムを含む。本開示の他の実施形態は、ロケーションサーバの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、ロケーションサーバに、ロケーションサーバについて上述されたステップを実行させる命令を備えるコンピュータプログラムを含む。これらの実施形態の1つまたは複数において、コンピュータプログラムを含むキャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
本開示の他の実施形態は、無線通信ネットワークで使用するように構成された無線ネットワークノードを含む。無線ネットワークノードは、通信回路およびプロセッシング回路(処理回路)を備える。処理回路は、無線通信ネットワークのためのロケーションサーバから、無線デバイスのロケーションを計算するのに使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノードに求めるリクエストを受信するように構成される。処理回路は、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示し、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を示すメッセージをロケーションサーバに送信するように構成される。いくつかの実施形態によれば、示される要因は、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動したことであるいくつかの実施形態によれば、処理回路は、無線ネットワークノードについて上述されたステップを実行するように構成される。
本開示の他の実施形態は、無線通信ネットワークで使用するように構成されたロケーションサーバを含む。ロケーションサーバは、通信回路および処理回路を備える。処理回路は、無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを、ロケーションサーバから無線通信ネットワーク内の無線ネットワークノードに送信するように構成される。また、処理回路は、無線ネットワークノードから、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノードが測定を報告することができないことの要因を示す、メッセージを受信するように構成される。いくつかの実施形態によれば、示される要因は、無線デバイスが別の無線ネットワークノードに移動したことである。
いくつかの実施形態によれば、処理回路は、ロケーションサーバについて上述されたステップを実行するように構成される。
もちろん、本発明は、上記の特徴および利点に限定されない。実際に、当業者は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を見ると、追加の特徴および利点を認識するであろう。
は、いくつかの実施形態による無線通信ネットワークのブロック図である
は、いくつかの実施形態による NR測位アーキテクチャーのブロック図である。
は、いくつかの実施形態による、手順がLMFによって開始されるときのアップリンクE-CID方法のための位置測定動作のコールフロー図である。
は、いくつかの実施形態による無線ネットワークノードによって実行される方法の論理フロー図である。
は、いくつかの実施形態によるロケーションサーバによって実行される方法の論理フロー図である。
は、いくつかの実施形態による無線ネットワークノードの構成図である。
は、いくつかの実施形態によるロケーションサーバのブロック図である。
は、いくつかの実施形態による通信システムの構成図である
は、いくつかの実施形態によるユーザ装置のブロック図である。
は、いくつかの実施形態によるネットワークノードのブロック図である。
図1は、いくつかの実施形態による無線デバイス12に無線通信を提供するように構成された無線通信ネットワーク10を示す。図示のように、無線通信ネットワーク10は、ロケーションサーバ14を含む。たとえば、無線通信ネットワーク10が5Gネットワークである実施形態によれば、ロケーションサーバ14は、ロケーション管理機能(LMF)を実装するように構成される。
図示のように、ロケーションサーバ14は、リクエスト16を無線ネットワークノード18に送信する。リクエスト16は、たとえば、ロングタームエボリューション測位プロトコル(LPP)またはニューレディオ測位プロトコル(NRPP)など、ロケーションサーバ14と無線ネットワークノード18との間のポジショニングプロトコルを使用して送信され得る。いずれにしても、リクエスト16は、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノード18に求めるための要求である。いくつかの実施形態によれば、たとえば、要求された測定は、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。これらおよび他の実施形態によれば、リクエスト16は、測定開始リクエスト、たとえば、E-CID測定開始リクエストであり得る。
しかしながら、いくつかの実施形態によれば、無線ネットワークノード18は、要求された測定を報告することができない。このケースでは、図示の無線ネットワークノード18は、たとえばリクエスト16に対する応答(レスポンス)として、メッセージ20をロケーションサーバに送信するように構成される。メッセージ20は、たとえば、ロケーションサーバ14とLPPまたはNRPPなどの無線ネットワークノード18との間の測位プロトコルを使用して送信されてもよい。メッセージ20は、無線ネットワークノード18がリクエスト16に従って測定を報告することができないことを示す。たとえば、メッセージ20は、無線ネットワークノード18がいずれか測定を開始することができないこと、または無線デバイス12から測定を取得するために必要な無線リソース制御(RRC)プロシージャを起動することができないこと、を示すことによって、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことを示してもよい。これらおよび他の実施形態によれば、メッセージ20は、たとえば、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションメッセージであってもよく、たとえば、測定障害インジケーションメッセージは、進行中の周期的測定に適用可能であってもよい。
また、メッセージ20は、無線ネットワークノード18が測定を報告することができない要因22を示す。要因22は、一例として、無線ネットワークレイヤーの観点から要因を表してもよい。
本開示のいくつかの実施形態によれば、示される要因22は、無線デバイス12が特定の状態に遷移したことである。要因22が、無線デバイス12が特定の状態に遷移したことである実施形態によれば、たとえば、特定の状態は、指定された無線リソース制御(RRC)状態、たとえば、RRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態であり得る。このケースでは、次いで、メッセージ20は、測定を報告することができない無線ネットワークノード18の要因22が、無線デバイス12がRRC非アクティブ状態に遷移したこと、または無線デバイス12がRRCアイドル状態に遷移したことを示す。
代替的にまたは追加的に、他の実施形態における示される要因22は、無線ネットワークノード18における無線デバイス12についてのコンテキストを利用不可能であること、である。要因22が、無線ネットワークノード18において無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能である、という実施形態によれば、要因22は、より具体的には、そのような利用不可能の理由を示してもよい。たとえば、いくつかの実施形態によれば、要因22は、たとえば、無線デバイス12が無線ネットワークノード18によって解放されていること、およびRRCアイドル状態に遷移したことに起因して、無線デバイス12についてのコンテキストを利用不可能であること、であってもよい。他の実施形態によれば、要因22は、コンテキストが別の無線ネットワークノード、たとえば、別のgNBに移動されることに起因して、無線デバイス12のコンテキストが利用不可能であること、であってもよい。
別の無線ネットワークノードへのモビリティを伴うそのような実施形態によれば、要因22は、(i)コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動されてしまったこと、または、(ii)無線デバイス12が別の無線ネットワークノードに移動してしまったこと、のいずれかとして示されてもよい。実際に、無線デバイス12が別の無線ネットワークノードに移動すると、無線デバイス12のコンテキストも同様にその別の無線ネットワークノードに移動され、したがって、要因22は、無線デバイス12自身のモビリティまたは無線デバイス12のコンテキストのモビリティに関して示されてもよい。
いずれにしても、本開示のいくつかの実施形態によるロケーションサーバ14は、要因22を有効活用して、ロケーションサーバ14における1つ以上のパラメータを適合させたり、および/または、たとえば、無線デバイス12の位置を決定するために、無線ネットワークノード18に測定をいつ要求するか、および/または、要求するかどうかのその制御を最適化するために、1つ以上の動作を実行したりする。1つまたは複数の実施形態によれば、それを行う際にロケーションサーバ14は、無線デバイス12における電力節約および/またはエアインターフェースリソースの使用量の削減に寄与することができる。
いくつかの実施形態によれば、たとえば、メッセージ20の受信に応答して、ロケーションサーバ14は、無線ネットワークノード18が無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告するタイミング(時期)を適応させる。たとえば、無線デバイス12がRRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態に遷移したことが要因22である場合、無線ネットワークノード18は、無線ネットワークノード18が無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告すべき時間間隔を長くすることができる。すなわち、ロケーションサーバ14は、たとえば、E-CID測定開始リクエストをより大きな間隔で送信することによって、無線ネットワークノード18がより大きな間隔でそのような測定を報告することを要求し得る。いくつかの実施形態によれば、次いで、ロケーションサーバ14は、示される要因22を有効活用することで、無線ネットワークノード18がそれらの測定を取得することを無線デバイス12が妨げる状態にある一方で、ロケーションサーバ14が無線ネットワークノード18に測定を要求する回数を戦略的に削減してもよい。いくつかの実施形態は、それによって、無線ネットワークノード18がそのリクエストを満たすことができないときに、無線ネットワークノード18に測定を要求する際にリソースを浪費してしまうことを回避することを助けることができる。
いくつかの実施形態によれば、ロケーションサーバ14は、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を無線ネットワークノード18に報告させるために、ロケーションサーバ14が無線ネットワークノード18にリクエストを送信するタイムインターバルを適合させることによって、上述のようにタイミングを適合させる。たとえば、ロケーションサーバ14は、無線デバイス12のためのE-CID測定を要求するために、無線ネットワークノード18にE-CID測定開始リクエストメッセージを時々または周期的に送信するタイミングを適応させてもよい。対照的に、他の実施形態によれば、ロケーションサーバ14は、無線ネットワークノード18に送信された以前のリクエストによって示された以前の周期的な間隔とは別の周期的な間隔に従って無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を周期的に報告するように無線ネットワークノード18に要求する別の要求を無線ネットワークノード18に送信することによって、上記のようにタイミングを適合させる。このケースでは、たとえば、リクエスト16は、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を周期的に報告するように無線ネットワークノード18にリクエストすることができ、かつ、その周期的報告が実行される周期的間隔を含むことができる。無線デバイス12がRRC非アクティブ状態またはRRCアイドル状態に遷移したことで、要求された測定を報告することができないという無線ネットワークノードの要因22を示すメッセージ20を受信したことに応答して、ロケーションサーバ14は、測定の周期的報告のためのより大きな周期的間隔を含む別のリクエストを無線ネットワークノード18に(直ちに、または後のある時点で)送信することができる。
他の実施形態によれば、示される要因22が、無線デバイス12または無線デバイス12のコンテキストが別の無線ネットワークノードに移動してしまったことである場合などに、ロケーションサーバ14は、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを該別の無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを当該別の無線ネットワークノードに送信することができる。ロケーションサーバ14は、このケースでは、要因22を有効活用して、測定のリクエストを、無線デバイス12をサービングする適切な無線ネットワークノードに向けさせてもよい。それによって、要因22は、無線デバイス12または無線デバイス12についてのコンテキストが移動したことをロケーションサーバ14に早期に通知する役割を果たすことができ、それによって、ロケーションサーバ14が無線ネットワークノード18に対する測定のリクエストをさらに試みることによってリソースを浪費してしまうことを、防止する。実際、要因22は、複数の無線ネットワークノード間における無線デバイスのモビリティの最中に無線デバイス12の位置を決定するために必要となる待ち時間を短縮するために、必要な測定のロケーションサーバ14によるより迅速な獲得を容易にする。
示される要因22が、無線デバイス12についてのコンテキストが無線ネットワークノード18において解放されたこと、および/または無線デバイス12がRRCアイドル状態に遷移したことである場合など、さらに他の実施形態によれば、ロケーションサーバ14は、無線デバイス12がRRCコネクティッド状態に遷移するまで、同じまたは別の無線ネットワークノードにさらなるリクエストを送信するのを待たせることができる。これにより、ロケーションサーバ14は、無線デバイス12が、無線ネットワークノード18が要求された測定を取得することを可能にすることになる状態になるまで、測定に対する追加のリクエストを回避するためのトリガとして、要因22を利用する。
いくつかの実施形態によれば、メッセージ20は、上記の要因のいずれかを示すように構成可能であることに留意されたい。いくつかの実施形態によれば、たとえば、メッセージ20は、要因22を示す要因フィールドを含む。この場合、要因フィールドは、とりうることが可能な値のセットに含まれる任意の値を有するように構成可能であり得る。要因フィールドが設定され得る値は、たとえば、(i)無線デバイス12が無線リソース制御非アクティブ状態に遷移したことを要因22として示す第1の値と、(ii)他の無線ネットワークノードに無線デバイス12についてのコンテキストが移動してしまったことを要因22として示す第2の値と、(iii)無線ネットワークノード18において無線デバイス12についてのコンテキストが解放されてしまったこと、および/または、無線デバイス12が無線リソース制御アイドル状態に遷移してしまったことを要因22として示す第3の値と、のうちの2つ以上を含み得る。たとえば、第1の値は「UEがRRC_INACTIVE状態(RRC非アクティブ状態)にある」であり、第2の値は「UEコンテキスト移動済み」であり、第3の値は「UEコンテキスト解放済み」である。
たとえば、NRネットワークにおいて上記の実施形態が適用可能であるようなコンテキストを考える。ここで、無線デバイス12はユーザ装置(UE)として例示され、無線ネットワークノード18はgNBまたはNG-RANノードとして例示され、ロケーションサーバ14はLMFを実装するものとして例示される。
NR測位アーキテクチャを図2に示す(TS 38.305 v16.4.0による)。アクセスアンドモビリティ機能(AMF)30は、別のエンティティ34(たとえば、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)またはUE)から特定のターゲットUEに関連する何らかのロケーションサービスのリクエスト32を受信したり、または、AMFそれ自体が、TS 23.502 v17.0.0およびTS 23.273 v17.0.0に説明されているように、特定のターゲットUEに代わって何らかのロケーションサービス(たとえば、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)のUEからの緊急呼など)を開始することを決定したりする。AMF30は、次いで、ロケーションサービスリクエスト36をLMF38に送信する。LMF38は、UEベース測位および/またはUEアシスト測位を支援するために支援データ40をターゲットUE42に転送することを含み、および/または、ターゲットUE42の測位を含み得る、ロケーションサービスリクエスト36を処理する。LMF38は、次いで、ロケーションサービスのリザルト(結果)44をAMF30に戻す(たとえば、UEの位置推定値など)。AMF30以外のエンティティ34(たとえば、GMLCまたはUE)によって要求されたロケーションサービスの場合、AMF30は、ロケーションサービスリザルト44をこのエンティティに返す。
NG-RANノード50は、PRSベースの地上波ビーコンシステム(TBS)をサポートするために、リモート無線ヘッド、またはDL-PRS専用TPなど、いくつかのTRP/TPを制御することができる。ここで、TRPは送信受信点の略称であり、TPは送信点の略称であり、DLはダウンリンクの略称であり、PRSは測位基準信号の略称である。
LMF38は、E-UTRANからの情報にLMF38がアクセスすることを可能にし得る(たとえば、E-UTRANにおけるeNBおよび/またはPRS専用TPからの信号についてターゲットUEによって取得されたダウンリンク測定を使用するE-UTRA測位方式のための観測到着時間差(OTDOA)をサポートするために)拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)52への独自のシグナリングコネクションを有してもよい。
LTE測位プロトコル (LPP)は、LMF38とデバイスとの間のポイントツーポイント通信プロトコルである。NRPPaは、gNBとLMF38との間の通信プロトコルである。
本開示のいくつかの実施形態は、LMFにより開始されるアップリンクNR E-CID手順に適用可能である。図3は、手順がLMF38によって開始されるときの、アップリンクE-CID方法のための測位動作を示す。
ステップ1において、LMF38は、NRPPa E-CID測定開始リクエストメッセージをNG-RANノード50に送信する。このリクエストには、要求されたE-CID測定のインジケーションと、その結果が一度だけ期待されるか、または定期的に期待されるか、が含まれる。いくつかの実施形態によれば、このNRPPa E-CID MEASUREMENT INITIATION REQUEST(測定開始リクエスト)メッセージは、図1のリクエスト16の例である。
ステップ2において、ステップ(1)におけるLMF38が、UE測定(たとえば、E-UTRA RSRP、E-UTRA RSRQ測定など)を要求した場合、NG-RANノード50は、たとえば、TS 36.331 v16.4.0、TS 38.331 v16.4.1において指定されるように、要求された測定情報を報告するようにUE42を構成するためのRRC測定プロシージャを実行し得る。ここで、RSRPは基準信号受信電力を表し、RSRQは基準信号受信品質を表す。
ステップ3において、リザルト(結果)が1回だけ求められており、NG-RANノード50が要求された少なくとも1つのE-CID測定を開始すると、NG-RANノード50は、取得されたE-CID測定を含むNRPPa E-CID MEASUREMENT INITIATION RESPONSE(測定開始レスポンス)をLMF38に送信する。リザルト(結果)が周期的に期待されており、NG-RANノード50が要求されたE-CID測定のうちの少なくとも1つを開始することができる場合、NG-RANノード50は、NRPPa E-CID測定開始レスポンスをLMF38に送信するが、これは、いかなる結果も含まなくてもよい。次いで、NG-RANノード50は、要求された周期性で、E-CID測定報告手順を開始することによって、取得された測定結果を報告する。NG-RANノード50が、LMF38から要求された測定のいずれかを開始することができないか、または、要求された測定結果をUE42から取得するために必要となるRRCプロシージャのいずれかを起動することができない場合、NG-RANノード50は、エラー理由を提供する、NRPPa E-CID MEASUREMENT INITIATION FAILURE(測定開始失敗)メッセージを送信する。周期的報告中に障害が発生した場合、NG-RANノード50は、NRPPa E-CID MEASUREMENT FAILURE INDICATION(測定障害インジケーション)メッセージを送信する。NRPPa E-CID測定開始障害メッセージおよびNRPPa E-CID測定障害インジケーションメッセージは、図1の無線ネットワークノード18がロケーションサーバ14に送信することができるメッセージ20の様々な実例であり、図1の要因22に対応するエラー理由を含む。
いくつかの実施形態は、RRC_IDLE(RRCアイドル)/RRC_INACTIVE(RRC非アクティブ)測位の範囲の下で、すなわち、UE42がRRCアイドル/RRC非アクティブ状態にあるときに実行される、このUE測位手順をサポートする。この場合、NRPPaは、E-CID 測定開始リクエスト(UEに関連付けられている)およびE-CID MEASUREMENT REPORT(測定報告)(UEに関連付けられている)を含むことができる。
これに関連して、LMF38がアップリンク(UL)NR E-CID測位のリクエストをE-CID 測定開始リクエストメッセージを介してgNBに送信し、UE42が非アクティビティタイマタイムアウトのためにRRC_INACTIVE状態に遷移すると、(図3のNG-RANノード50によって表されるように)gNBは、NRPPaを介して、E-CID 測定開始障害(または周期的測定のためのE-CID 測定障害インジケーション)をLMF38に送信するが、これは何のUE測定も構成することも、報告することもできないからである。この失敗(障害)は、UEが別のノードへのハンドオーバを実行するとき、または、UEコンテキストが削除されるときにも起こり得る。
本開示のいくつかの実施形態は、特に、たとえば、UE42がRRC非アクティブ状態に遷移したためであるという理由をLMF38に通知する。すなわち、gNB(NG-RANノード50によって表される)は、そのような測定リクエストまたは報告の障害の要因をLMF38に直接的に知らせる。これは、特に、UE42が非アクティブ状態に遷移したために報告がほぼ終了しているとき、LMF38が測定リクエストの処理を最適化することを直接助けることができる。
いくつかの実施形態は、たとえば、NRPPaにおいて「UE in RRC_INACTIVE state(UEがRRC非アクティブ状態にある)」、「UEコンテキストが移動してしまった(UEコンテキストが移動された)」、および「UE context released(UEコンテキストが解放された)」という新しい要因値を導入して、UE42が非アクティブモードにあること、UE42が移動してしまったこと、または、UEがRANにおいて削除されていることにそれぞれ起因して、測位のためのE-CID測定が受信側ノードによって報告できないことをリクエスト側ノードに知らせる。
より詳細には、いくつかの実施形態は、E-CID 測定開始障害またはE-CID 測定障害インジケーションメッセージにおいて、「UEがRRC非アクティブ状態にある」、「UEコンテキストが移動してしまった」、および「UEコンテキストが解放された」というという新しい要因値を含める。以下でTS 38.455実装の例を考える:
********** TS 38.455の変更開始 *************
9.2.1 要因
要因情報要素の目的は、プロトコル全体に対する特定のイベントの理由を示すことである。
Figure 2024513686000002
異なる要因値の意味は、次の表に記載されている。一般に、「サポートされていない」という要因値は、関連する能力が欠落していることを示す。一方、「利用できない」という要因値は、関連する能力が存在するが、要求されたアクションを実行するために利用可能なリソースが不十分であることを示す。
Figure 2024513686000003
Figure 2024513686000004
Figure 2024513686000005
********** TS 38.455の変更終了 *************
gNBがE-CID 測定開始リクエストを受信し、gNBが、RRC非アクティブからRRCコネクティッドモードに遷移するときに、UEが新しいgNBへのgNB間モビリティを実行することに起因して、別のgNBからXn UEコンテキスト解放メッセージを受信したとき、ソースgNBは、E-CID 測定開始障害メッセージを、新しい要因値とともにLMF38に送信し、たとえば、要因値は、「UEコンテキストが移動してしまった」であってもよい。
一般に、gNBは、以下のように動作することができる。E-CID 測定開始リクエストを受信し、UE42がRRC非アクティブに遷移すると、gNBは、NRPPa E-CID 測定開始障害(または、進行中の周期的測定のためのE-CID 測定障害インジケーション)をLMF38に、たとえば、「UEがRRC_INACTIVE状態にある」という新しい要因値を含めて送信する。E-CID測定開始リクエストを受信し、UE42がサービングgNBからターゲットgNBに移動すると、サービングgNBは、NRPPa E-CID測定開始障害(または進行中の周期的測定のためのE-CID測定障害インジケーション)をLMF38に、新しい要因値、たとえば「UEコンテキスト移動」とともに送信する。そして、E-CID測定開始リクエストを受信すると、たとえば、UE42がRRCアイドル状態へと解放されるか、またはgNBが別のノードからUEコンテキスト解放メッセージを受信した場合、gNBはNRPPa E-CID測定開始障害(または進行中の周期的測定E-CID測定障害インジケーション)をLMF38に送信し、新しい要因値、たとえば、「UEコンテキスト解放」に対応して、LMF38は、障害メッセージ、たとえばE-CID測定開始障害またはE-CID測定障害インジケーションメッセージを受信する。受信した障害メッセージには、新しい要因値が含まれている。いくつかの実施形態によれば、LMF38は、障害メッセージおよび/または要因値を記憶する。「UEがRRC非アクティブ状態にある」という要因値の場合、LMF38は、E-CID測位、たとえば、新しい(オンデマンドまたは定期的である) E-CIDを開始し、E-CID測定開始リクエストメッセージを大きな間隔で送信するための適切なアクションをとることができる。「UEコンテキストが移動してしまった」というエラー要因値が受信された場合、LMF38は、新しいノードに向けて、新しいE-CID測定開始リクエストメッセージを即座に送信することができる。「UEコンテキストが解放された」という要因値のケースでは、LMF38は、UE42が再び現れるまでより長く待機するか、または、E-CIDリクエストを別のノードに向けて即座に再トリガすることができる。
一般に、LMF38は、E-CID測定リクエストを最適化するためのアクションをとることができる。たとえば、LMF38がUE42が非アクティブモードにあることを知っている場合、LMF38は、大きな時間間隔で新しいE-CID 測定開始リクエスト(オンデマンドまたは周期的)メッセージを開始することができる(この場合、大きな間隔を使用することは、UE電力を節約することを目的とするRANにおけるRRC非アクティブ状態のハンドリングに干渉しない)。LMF38は、UE42が別のgNBに移動したことを示す要因値を受信すると、E-CIDリクエストを新しいノードに向けて迅速に送信することができる。
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供することができる。新しい要因値は、有利には、LMF38がE-CID周期的報告のための処理、または報告が終了されるタイミング、を最適化することを可能にし得る。最適化されたハンドリングは、UEの省電力化およびエアインターフェースリソースの削減に寄与し得る。さらに、いくつかの実施形態は、AMF30とLMF38との間の5Gコア(5GC)の影響を有利に回避する。さらに、いくつかの実施形態は、NRPPaプロトコルに適切なパラダイムを維持する。
上記の修正および変形を考慮して、図4は、特定の実施形態による無線通信ネットワーク10で使用するように構成された無線ネットワークノード18によって実行される方法を示す。本方法は、無線通信ネットワーク10のためのロケーションサーバ14から、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノード18に求めるためのリクエスト16を受信することを有する(ブロック400)。
いくつかの実施形態によれば、本方法は、リクエスト16の受信に応答して、無線ネットワークノード18が測定を報告することができるかどうかを決定すること、を有する(ブロック410)。無線ネットワークノード18が測定を報告することができないと決定したことに基づいて、本方法は、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことの要因22を決定すること、を有することができる(ブロック420)。この場合の方法は、決定された要因22を示すために送信されるメッセージ20を生成することをさらに有することができる(ブロック430)。
いずれにしても、例示されるような方法は、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことの要因22を示す、メッセージ20をロケーションサーバ14に送信することも有する(ブロック440)。いくつかの実施形態によれば、示される要因22は、無線デバイス12が特定の状態に遷移したことであり、および/または、無線ネットワークノード18において無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能であること、である。代替的または追加的に、示される要因22は、無線デバイス12が別の無線ネットワークノードに移動したことであってもよい。
いくつかの実施形態において、特定の状態は、無線リソース制御非アクティブ状態である。他の実施形態によれば、特定の状態は無線リソース制御アイドル状態である。
いくつかの実施形態によれば、示される要因22は、コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動されたために、無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能であること、である。他の実施形態によれば、示される要因22は、コンテキストが無線ネットワークノード18によって解放されているために、無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能であること、である。
いくつかの実施形態によれば、測定は、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。
いくつかの実施形態において、受信されるリクエスト16は、測定開始リクエストである。
いくつかの実施形態によれば、送信されるメッセージ20は、無線ネットワークノード18がいずれかの測定を開始することができないこと、または、無線デバイス12から測定結果を取得するために必要な無線リソース制御手順を起動することができないこと、を示すことによって、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことを示す。
いくつかの実施形態によれば、送信メッセージ20は、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである。
いくつかの実施形態によれば、リクエスト16が受信され、および/または、メッセージ20が、無線ネットワークノード18とロケーションサーバ14との間の測位プロトコルを使用して送信される。
いくつかの実施形態によれば、送信メッセージ20は、要因を示す要因フィールドを含む。一実施形態によれば、要因フィールドは、とりうることが可能な値のセットに含まれるいずれかの値を有するように構成可能であり、とりうることが可能な値のセットは、(i)無線デバイスが無線リソース制御非アクティブ状態に遷移したことを要因として示す第1の値と、(ii)無線デバイスについてのコンテキストが別の無線ネットワークノードに移動したことを要因として示す第2の値と、(iii)無線デバイスについてのコンテキストが無線ネットワークノードにおいて解放されたこと、および/または、無線デバイスが無線リソース制御アイドル状態に遷移したことを要因として示す第3の値と、のうちの2つ以上を含む。たとえば、いくつかの実施形態によれば、第1の値は「UEがRRC非アクティブ状態にある」であり、第2の値は「UEコンテキストが移動した」であり、第3の値は「UEコンテキストが解放された」である。
いくつかの実施形態によれば、送信されたメッセージ20は、無線ネットワークレイヤーの観点から要因を示す。
図5は、他の特定の実施形態による、無線通信ネットワーク10で使用するように構成されたロケーションサーバ14によって実行される対応する方法を示す。本方法は、無線ネットワークノード18が無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告するためのリクエスト16を、ロケーションサーバ14から無線通信ネットワーク10内の無線ネットワークノード18に送信すること、を有する(ブロック500)。本方法はまた、無線ネットワークノード18から、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことを示し、かつ、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないことの要因22を示す、メッセージ20を受信すること、を有する(ブロック510)。いくつかの実施形態によれば、示される要因22は、無線デバイス12が特定の状態に遷移したことであり、および/または、無線ネットワークノード18において無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能であること、である。代替的または追加的に、示される要因22は、無線デバイス12が別の無線ネットワークノードに移動したことであってもよい。
いくつかの実施形態によれば、本方法は、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を無線ネットワークノード18が報告すべきタイミングを適応させること、さらにを有する(ブロック520)。代替的または追加的に、本方法は、別の無線ネットワークノードに、無線デバイス12のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを求めるためのリクエストを別の無線ネットワークノードに対して送信すること、をさらに有することができる(ブロック530)。代替的にまたは追加的に、本方法は、無線デバイス12が無線リソース制御接続状態に入るまで、同じまたは別の無線ネットワークノードに別のリクエストを送信するのを待つこと、を有することができる(ブロック540)。
いくつかの実施形態において、特定の状態は、無線リソース制御非アクティブ状態である。他の実施形態によれば、特定の状態は無線リソース制御アイドル状態である。
いくつかの実施形態によれば、示される要因22は、コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動されたために、無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能であること、である。他の実施形態によれば、示される要因22は、コンテキストが無線ネットワークノード18によって解放されているために、無線デバイス12についてのコンテキストが利用不可能であること、である。
いくつかの実施形態によれば、測定は、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。
いくつかの実施形態によれば、送信されるリクエスト16は、測定開始リクエストである。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージ20は、無線ネットワークノード18がいずれかの測定を開始することができないこと、または、無線デバイス12から測定を取得するために必要な無線リソース制御手順を起動することができないことを示すことによって、無線ネットワークノード18が測定を報告することができないこと、を示す。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージ20は、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである。
いくつかの実施形態によれば、リクエスト16が送信され、および/または、メッセージ20が、無線ネットワークノード18とロケーションサーバ14との間の測位プロトコルを使用して受信される。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージ20は、要因22を示す要因フィールドを含む。一実施形態によれば、たとえば、要因フィールドは、とりうることが可能な値のセットに含まれる任意の値を有するように構成可能である。このケースでは、とりうることが可能な値のセットは、(i)無線デバイスが無線リソース制御非アクティブ状態に遷移したことを要因として示す第1の値と、(ii)無線デバイスについてのコンテキストが別の無線ネットワークノードに移動したことを要因として示す第2の値と、(iii)無線デバイスが無線リソース制御アイドル状態に遷移してしまったこと、および/または、無線ネットワークノードにおいて無線デバイスについてのコンテキストが解放されたこと、を要因として示す第3の値と、のうちの2つ以上を含む。たとえば、第1の値は「UEがRRC非アクティブ状態にあること」であり、第2の値は「UEコンテキストが移動してしまったこと」であり、第3の値は「UEコンテキストが解放されたこと」である。
いくつかの実施形態によれば、受信されたメッセージ20は、無線ネットワークレイヤーの観点から要因を示す。
本開示の実施形態はまた、対応する装置を含む。本開示の実施形態は、たとえば、無線ネットワークノード18について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成された無線ネットワークノード18を含む。
実施形態はまた、プロセッシング回路(処理回路)および電源回路を備える無線ネットワークノード18を含む。処理回路は、無線ネットワークノード18について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。電源回路は、無線ネットワークノード18に電力を供給するように構成される。
実施形態は、処理回路を含む無線ネットワークノード18をさらに含む。処理回路は、無線ネットワークノード18について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。いくつかの実施形態によれば、無線ネットワークノード18は、通信回路をさらに備える。
実施形態は、処理回路およびメモリを含む無線ネットワークノード18をさらに含む。メモリは、処理回路によって実行可能な命令を含み、それによって、無線ネットワークノード18は、無線ネットワークノード18について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。
本開示の実施形態はまた、ロケーションサーバ14について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成されたロケーションサーバ14を含む。
実施形態はまた、処理回路および電源回路を備えるロケーションサーバ14を含む。処理回路は、ロケーションサーバ14について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。電源回路は、ロケーションサーバ14に電力を供給するように構成される。
実施形態は、処理回路を備えるロケーションサーバ14をさらに含む。処理回路は、ロケーションサーバ14について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。いくつかの実施形態によれば、ロケーションサーバ14は、通信回路をさらに備える。
実施形態は、処理回路およびメモリを備えるロケーションサーバ14をさらに含む。メモリは、処理回路によって実行可能な命令を含み、それによって、ロケーションサーバ14は、ロケーションサーバ14について上述された実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。
より具体的には、上述の装置が任意の機能的な手段、モジュール、ユニット、または回路を実装することによって、本開示の方法および任意の他の処理を実行することができる。一実施形態によれば、たとえば、装置は、方法の図に示されるステップを実行するように構成された個々の回路または回路システムを有する。この点に関して、回路または回路システムは、特定の機能処理を実行するための専用回路、および/またはメモリとともに1つ以上のマイクロプロセッサを有しうる。たとえば、回路システムは、1つ以上のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラのほか、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、特殊用途のデジタルロジックなどを含む他のデジタルハードウェアを含みうる。プロセッシング回路は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つまたは複数のタイプのメモリを有してもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態によれば1つ以上の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本開示で説明される方法の1つ以上を実行するための命令を含みうる。メモリを用いる実施形態によれば、メモリは、1つ以上のプロセッサによって実行されると本開示に記載する方法を実行するプログラムコードを格納する。
たとえば、図6は、1つまたは複数の実施形態に従って実装されるような無線ネットワークノード18を示す。図示のように、無線ネットワークノード18は、処理回路610および通信回路620を含む。通信回路620(たとえば無線回路)は、たとえば任意の通信技術を用いて、1つ以上の他のノードとの間で情報を送信および/または受信するように構成される。処理回路610は、メモリ630に記憶された命令を実行することなどによって、たとえば図4で上述された処理を実行するように構成される。この点に関して、処理回路610は、特定の機能的な手段、ユニット、またはモジュールを実装することができる。
図7は、1つまたは複数の実施形態に従って実装されるようなロケーションサーバ14を示す。図示のように、ロケーションサーバ14は、処理回路710および通信回路720を含む。通信回路720は、たとえば任意の通信技術を用いて、1つ以上の他のノードとの間で情報を送信および/または受信するように構成される。処理回路710は、メモリ730に記憶された命令を実行することなどによって、たとえば図5で上述された処理を実行するように構成される。この点に関して、処理回路710は、特定の機能的な手段、ユニット、またはモジュールを実装することができる。
当業者はまた、本開示の実施形態が、対応するコンピュータプログラムをさらに含むことを理解するであろう。
コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、装置に上記のそれぞれの処理のいずれかを実行させる命令を含む。この点に関するコンピュータプログラムは、上記の手段またはユニットに対応する1つまたは複数のコードモジュールを備えることができる。
実施形態は、そのようなコンピュータプログラムを含むキャリア(媒体)をさらに含む。この媒体は、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つを含みうる。
この点に関して、本開示の実施形態はまた、非一時的コンピュータ可読(記憶または記録)媒体上に記憶され、装置のプロセッサによって実行されたときに、上記で説明したように装置に実行させる命令を備えるコンピュータプログラム製品を含む。
実施形態は、コンピュータプログラム製品がコンピューティングデバイスによって実行されるときに、本開示の実施形態のいずれかのステップを実行するためのプログラムコード部分を備えるコンピュータプログラム製品をさらに含む。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に記憶され得る。
本開示で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用して任意の適切な種類のシステムで実装することができるが、本開示で開示する実施形態は、図8に示す例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡潔にするために、図8の無線ネットワークは、ネットワーク806、ネットワークノード860および860b、ならびにWD810、810b、および810cのみを示す。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間または無線デバイスと他の通信装置、たとえば固定電話、サービスプロバイダ、または他のネットワークノードまたはエンド装置との間の通信をサポートするのに適した任意の追加要素をさらに含むことができる。図示した構成要素のうち、ネットワークノード860および無線デバイス(WD)810が、より詳細に示されている。無線ネットワークは、無線ネットワークによって、または無線ネットワークを介して提供されるサービスへの無線デバイスのアクセスおよび/またはサービスの使用を容易にするために、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供してもよい。
無線ネットワークは、任意の種類の通信、電気通信、データ通信、セルラー、および/または無線ネットワーク、または他の同様の種類のシステムを含んでいてもよく、および/またはインターフェースであってもよい。いくつかの実施形態で、無線ネットワークは、特定の標準または他のタイプの事前定義されたルールまたは手順に従って動作するように構成されてもよい。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、および/または他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE 802.11規格などのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、および/またはマイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティ(WiMax)、ブルートゥース(登録商標)、Z-Wave、および/またはZigBee規格などの任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク806は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード860およびWD810は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を有する。これらの構成要素は、無線ネットワークで無線コネクションを提供するなど、ネットワークノードや無線デバイスの機能を提供するために連携する。様々な実施形態で、無線ネットワークは、有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、および/または、有線または無線コネクションを介するかどうかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたは参加してもよい任意の他の構成要素またはシステムを備えてもよい。
本開示で使用される「ネットワークノード」とは、無線ネットワーク内の無線デバイスおよび/または他のネットワークノードまたは装置と直接的または間接的に通信して、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または無線ネットワーク内の他の機能(たとえば、管理)を実行してもよいように、構成され、配置され、および/または動作可能な装置を指す。ネットワークノードの例にはアクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))が含まれるが、これらに限定されない。基地局は、それらが提供するカバレッジのサイズ(または、別の言い方をすれば、それらの送信電力レベル)に基づいて、分類されてもよく、また、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれてもよい。基地局は、リレーを制御するリレーノードまたはリレードナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることもある、集中デジタルユニットおよび/またはリモート無線ユニット(RRU)などの分散型の無線基地局の1つまたは複数の(またはすべての)部分を含むことができる。このようなリモート無線ユニットは、アンテナ一体型無線機としてアンテナと一体化される場合とされない場合がある。分散型の無線基地局の一部は、分散アンテナシステム(DAS)においてノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのさらなる例は、MSR BSなどのマルチ標準規格無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地送受信局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調動作エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/またはMDTを有する。別の実施形態として、ネットワークノードは、以下にさらに詳しく説明されるように、仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスにアクセスを提供し、または無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供するよう、構成され、配置され、および/または動作可能な任意の適当な装置(または装置群)を表してもよい。
図8において、ネットワークノード860は、処理回路870、デバイス可読媒体880、インターフェース890、補助機器884、電源886、電源回路887、およびアンテナ862を有する。図8の例示的な無線ネットワークに示されたネットワークノード860は、図示されたハードウエア構成要素の組合せを含むデバイスを表すことができるが、他の実施形態は、構成要素の様々な組合せを有するネットワークノードを含むことができる。ネットワークノードは、本開示で開示されるタスク、特徴、機能、および方法を実行するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウエアの任意の好適な組合せを含むことを理解されたい。さらに、ネットワークノード860の構成要素は、より大きなボックス内に配置された単一のボックスとして示されているか、または複数のボックス内に入れ子にされているが、実際には、ネットワークノードは、単一の図示された構成要素を構成する複数の様々な物理構成要素を含むことができる(たとえば、デバイス可読媒体880は、複数の別個のハードディスクドライブならびに複数のRAMモジュールを含むことができる)。
同様に、ネットワークノード860は、多数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から構成されてもよく、それらはそれぞれ、それら自体のそれぞれの構成要素を有してもよい。ネットワークノード860が複数の別々の構成要素(たとえば、BTSおよびBSC構成要素)を含む特定の状況では、1つまたは複数の別々の構成要素を複数のネットワークノード間で共有してもよい。たとえば、単一のRNCは、複数のノードBを制御してもよい。このようなシナリオでは、ユニークなノードBとRNCとの各ペアは、場合によっては、単一の個別のネットワークノードと見なされる可能性がある。いくつかの実施形態で、ネットワークノード860は、マルチプル(多元)無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成されうる。そのような実施形態で、いくつかの構成要素は、複製されてもよく(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体880)、いくつかの構成要素は、再使用されてもよい(たとえば、同じアンテナ862は、複数のRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード860はまた、たとえば、GSM、WCDMA(登録商標)、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth(登録商標)無線技術のような、ネットワークノード860に統合された様々な無線技術のための様々な例示された構成要素の多数の設定を含んでもよい。これらの無線技術は、ネットワークノード860内の同じまたは異なったチップまたはチップセットおよび他の構成要素に統合されてもよい。
処理回路870は、ネットワークノードによって提供されるものとして本開示で説明される任意の決定、演算、または類似の動作(たとえば、ある取得動作)を実行するように構成される。処理回路870によって実行されるこれらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つまたは複数の動作を実行すること、および前記処理が判定を行うことによる結果として、処理回路870によって取得された処理情報を含み得る。
処理回路870は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適な計算装置、資源、またはハードウェア、ソフトウエア、および/または符号化ロジックの組合せのうちの1つ以上の組合せを含んでもよく、これらは、単独で、または装置可読媒体880、ネットワークノード860機能のような他のネットワークノード860構成要素と併せて提供するように動作可能である。たとえば、処理回路870は、デバイス可読媒体880または処理回路870内のメモリに格納された命令を実行してもよい。そのような機能は、本開示で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のいずれかを提供すること、を有することができる。いくつかの実施形態で、処理回路870は、システムオンチップ(SOC)を含むことができる。
いくつかの実施形態によれば、処理回路870は、無線周波数(RF)トランシーバ回路872およびベースバンド処理回路874のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態で、無線周波数トランシーバ回路872およびベースバンド処理回路874は、無線ユニットおよびデジタルユニットなどの、別個のチップ(またはチップセット)、ボード、またはユニット上にあってもよい。代替実施形態で、RFトランシーバ回路872およびベースバンド処理回路874の一部または全部は、同じチップまたはチップセット、ボード、またはユニット上にあってもよい。いくつかの実施形態で、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本開示で説明される機能の一部またはすべては、デバイス可読媒体880または処理回路870内のメモリ上に格納された命令を実行する処理回路870によって実現されてもよい。代替の実施形態で、機能のいくつかまたはすべては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体上に格納された命令を実行することなく、処理回路870によって提供されてもよい。これらの実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路870は、説明された機能を実行するように構成されてもよい。そのような機能によって提供される利点は、処理回路870だけに、またはネットワークノード860の他の構成要素に限定されず、全体として、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワーク全般によってネットワークノード860によって享受される。
デバイス可読媒体880は、限定はしないが、永続記憶、ソリッドステートメモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは処理回路870によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリを備え得る。デバイス可読媒体880は、コンピュータプログラム、ソフトウエア、ロジック、ルール、コード、テーブル等のうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路870によって実行されることができ、ネットワークノード860によって利用されることができる他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶してもよい。デバイス可読媒体880は、処理回路870によって行われた任意の演算、および/またはインターフェース890を介して受信された任意のデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態で、処理回路870およびデバイス可読媒体880は、集積されていると考えられてもよい。
インタフェース890は、ネットワークノード860、ネットワーク806、および/またはWD810間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信に用いられる。図示のように、インターフェース890は、たとえば、有線コネクションを介してネットワーク806との間でデータを送受信するためのポート/端子894を有する。インターフェース890は、また、アンテナ862の一部に結合されてもよい、または特定の実施形態で、無線フロントエンド回路892を有する。無線フロントエンド回路892は、フィルタ898および増幅器896を有する。無線フロントエンド回路892は、アンテナ862および処理回路870に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ862と処理回路870との間で通信される信号を調整するように構成されてもよい。無線フロントエンド回路892は、無線コネクションを介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるディジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路892は、フィルタ898および/または増幅器896の組合せを使用して、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。次いで、無線信号は、アンテナ862を介して送信されてもよい。同様に、データを受信する場合、アンテナ862は、無線信号を収集し、次いで、無線フロントエンド回路892によってデジタルデータに変換されてもよい。デジタルデータは、処理回路870に渡されてもよい。他の実施形態で、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを含むことができる。
特定の代替実施形態によれば、ネットワークノード860は、別個の無線フロントエンド回路892を含まなくてもよく、代わりに、処理回路870は、無線フロントエンド回路を含んでもよく、別個の無線フロントエンド回路892なしでアンテナ862に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態で、RFトランシーバ回路872のすべてまたは一部は、インターフェース890の一部とみなされてもよい。さらに他の実施形態で、インターフェース890は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたはUE894、無線フロントエンド回路892、およびRFトランシーバ回路872を含んでもよく、インターフェース890は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路874と通信してもよい。
アンテナ862は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナ、またはアンテナアレイを含み得る。アンテナ862は、無線フロントエンド回路890に結合することができ、データおよび/または信号を無線で送受信してもよい任意のタイプのアンテナとしてもよい。いくつかの実施形態で、アンテナ862は、たとえば、2GHzと66GHzとの間で無線信号を送受信するように動作可能な、1つまたは複数の無指向性、セクタまたはパネルアンテナを含んでもよい。無指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送受信するために使用されてもよく、セクタアンテナは、特定の領域内のデバイスから無線信号を送受信するために使用されてもよく、パネルアンテナは、比較的直線状に無線信号を送受信するために使用されるラインオブサイトアンテナであってもよい。いくつかの例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態で、アンテナ862は、ネットワークノード860とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを介してネットワークノード860に接続可能であってもよい。
アンテナ862、インターフェース890、および/または処理回路870は、ネットワークノードによって実行されるものとして、本開示に記載される任意の受信動作および/または一定の取得動作を実行するように構成されてもよい。任意の情報、データおよび/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ862、インターフェース890、および/または処理回路870は、ネットワークノードによって実行されるものとして、本開示に記載される任意の送信動作を実行するように構成されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または任意の他のネットワーク機器に送信されてもよい。
電源回路887は、パワーマネージメント(電力管理)回路を備えてもよく、または電力管理回路に結合されてもよく、本開示に記載される機能を実行するための電力をネットワークノード860の構成要素に供給するように構成される。電源回路887は、電源886から電力を受け取ることができる。電源886および/または電力回路887は、ネットワークノード860の様々な構成要素に、それぞれの構成要素に適した形態で(たとえば、それぞれの構成要素に必要な電圧および電流レベルで)電力を供給するように構成され得る。電源886は、電源回路887および/またはネットワークノード860に含まれてもよく、またはその外部にあってもよい。たとえば、ネットワークノード860は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して、外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それによって、外部電源は、電源回路887に電力を供給する。さらなる例として、電源886は、電源回路887に接続される、または集積される、バッテリまたはバッテリパックの形態の電源を含んでもよい。外部電源に障害が発生した場合、バッテリからバックアップ電源が供給されることがある。光発電装置のような他のタイプの電源も使用してもよい。
ネットワークノード860の代替の実施形態は、本開示に記載される機能性のいずれか、および/または本開示に記載される主題を支援するために必須の任意の機能性を含む、ネットワークノードの機能性のいくつかの態様を提供することに関与し得る、図8に示されるものを超える追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード860は、ネットワークノード860への情報の入力を可能にし、ネットワークノード860からの情報の出力を可能にするユーザインターフェース装置を含むことができる。これにより、ユーザは、ネットワークノード860の診断、保守、修理、および他の管理機能を実行してもよい。
本開示で使用されるように、無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信するように、構成され、配置され、および/または動作可能な装置を指す。特に断らない限り、WDという用語は、本開示では、ユーザ装置(UE)と互換的に使用されてもよい。無線通信は、電磁波、電波、赤外線、および/またはエア(大気)を介して情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態によれば、WDは、直接的な人間の対話なしに情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。たとえば、WDは、所定のスケジュールで、内部または外部イベントによってトリガされたとき、またはネットワークからの要求に応答して、ネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。WDの例としては、スマートフォン、携帯電話、携帯電話、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスカメラ、ゲームコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生機器、ウェアラブル端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、ワイヤレスカスタマープレミス機器(CPE)、車載無線端末デバイスなどが挙げられるが、これらに限定されない。WDは、たとえば、サイドリンク通信、車車間(V2V)、車対インフラストラクチャ間(V2I)、車対あらゆるもの間(V2X)のための3GPP(登録商標)標準を実装することによって、デバイス間(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。さらに別の具体例として、インターネットオブシングス(IoT)のシナリオによれば、WDは、監視および/または測定を実行し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信するマシンまたは他のデバイスを表すことができる。この場合、WDは、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよく、3GPP(登録商標)の説明においては、MTCデバイスと呼ばれてもよい。具体例として、WDは3GPP(登録商標)のナローバンドインターネットオブシングス(NB-IoT)規格を実装するUEであってもよい。そのような機械またはデバイスの特定の例は、センサ、電力計、産業機械などの計量装置、または家庭用もしくは個人用機器(たとえば、冷蔵庫、テレビなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオでは、WDは、その動作状態またはその動作に関連する他の機能を監視および/または報告することができる車両または他の機器を表すことができる。上述のようなWDは、無線コネクションのエンドポイントを表すことができ、そのケースでは、デバイスは、無線端末と呼ばれてもよい。さらに、上述されたようなWDは、モバイルであってもよく、その場合、モバイルデバイスまたはモバイル端末とも呼ばれてもよい。
図示されるように、無線デバイス810は、アンテナ811、インタフェース814、処理回路820、デバイス可読媒体830、ユーザインターフェース装置832、補助装置834、電源836、および電源回路837を有する。WD810は、いくつかを挙げると、たとえば、GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、LTE、NR、WiFi、WiMAX、NB-IoT、またはブルートゥース(登録商標)無線技術など、WD810によってサポートされる異なる無線技術のための図示された構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらのワイヤレス技術は、WD810内の他のコンポーネントと同じまたは異なるチップまたはチップセットに統合されてもよい。
アンテナ811は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含むことができ、インターフェース814に接続される。特定の代替実施形態によれば、アンテナ811は、WD810とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを介してWD810に接続可能であってもよい。アンテナ811、インターフェース814、および/または処理回路820は、WDによって実行されるものとして本開示で説明される任意の受信動作または送信動作を実行するように構成されてもよい。任意の情報、データおよび/または信号は、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信されてもよい。いくつかの実施形態で、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ811は、インターフェースとみなされてもよい。
図示されるように、インターフェース814は、無線フロントエンド回路812およびアンテナ811を有する。無線フロントエンド回路812は、1つまたは複数のフィルタ818および増幅器816を有する。無線フロントエンド回路814は、アンテナ811および処理回路820に接続され、アンテナ811と処理回路820との間で通信される信号を調整するように構成される。無線フロントエンド回路812は、アンテナ811に結合されてもよく、またはその一部であってもよい。一部の実施形態によれば、WD810は、別個の無線フロントエンド回路812を含まなくてもよく、むしろ、処理回路820は、無線フロントエンド回路を含んでもよく、アンテナ811に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態で、RFトランシーバ回路822の一部または全部は、インターフェース814の一部とみなされてもよい。無線フロントエンド回路812は、無線コネクションを介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるディジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路812は、フィルタ818および/または増幅器816の組合せを使用して、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。次いで、無線信号は、アンテナ811を介して送信されてもよい。同様に、データを受信する場合、アンテナ811は、無線信号を収集し、次いで、無線フロントエンド回路812によってデジタルデータに変換されてもよい。デジタルデータは、処理回路820に渡されてもよい。他の実施形態で、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを含むことができる。
処理回路820は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央演算処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の適切なコンピューティングデバイス、リソース、またはハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化論理のうちの1つまたは複数の組合せを備えてもよく、これらの組合せは、単独で、またはデバイス可読媒体830などの他のWD810構成要素と併せて、WD810機能を提供するように動作可能である。そのような機能は、本開示で説明される様々な無線特徴または利点のいずれかを提供すること、を含むことができる。たとえば、処理回路820は、本開示で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体830または処理回路820内のメモリに格納された命令を実行してもよい。
図示のように、処理回路820は、RFトランシーバ回路822、ベースバンド処理回路824、およびアプリケーション処理回路826のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態で、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを含むことができる。所定の実施形態によれば、WD810の処理回路820がSOCを有しうる。いくつかの実施形態で、RFトランシーバ回路822、ベースバンド処理回路824、およびアプリケーション処理回路826は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替の実施形態で、ベースバンド処理回路824およびアプリケーション処理回路826の一部または全部は、1つのチップまたはチップセットに組み合わされてもよく、RFトランシーバ回路822は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらに代替の実施形態で、RFトランシーバ回路822およびベースバンド処理回路824の一部または全部は、同じチップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路826は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらに他の代替実施形態で、RFトランシーバ回路822、ベースバンド処理回路824、およびアプリケーション処理回路826の一部または全部が、同じチップまたはチップセットに組み合わされてもよい。いくつかの実施形態で、RFトランシーバ回路822は、インターフェース814の一部であってもよい。RFトランシーバ回路822は、処理回路820のためのRF信号を調整してもよい。
ある実施形態によれば、WDによって実行されるものとして本開示で説明される機能の一部または全部は、ある実施形態によればコンピュータ可読記憶媒体であってよい機器可読媒体830に記憶された命令を実行する、処理回路820によって提供されうる。代替の実施形態で、機能のいくつかまたはすべては、ハードワイヤード方式などであって、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行することなく、処理回路820によって提供されてもよい。これらの特定の実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路820は、説明された機能を実行するように構成されてもよい。そのような機能によって提供される利点は、処理回路820のみに、またはWD810の他の構成要素に限定されず、WD810によって全体として、および/またはエンドユーザおよび無線ネットワークによって一般に享受される。
処理回路820は、WDによって実行されるものとして本開示で説明される任意の決定、演算、または類似の動作(たとえば、ある取得動作)を実行するように構成されてもよい。これらの動作は、処理回路820によって実行されるように、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をWD810によって記憶された情報と比較すること、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つまたは複数の動作を実行すること、および前記処理の判定の結果として、処理回路820によって取得された処理情報を含み得る。
デバイス可読媒体830は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路820によって実行されることが可能な他の命令を格納するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体830は、コンピュータメモリ(例:ランダムアクセスメモリ(RAM)またはリードオンリーメモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例:ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例:コンパクトディスク(CD)やデジタルビデオディスク(DVD))、および/または処理回路820によって使用される可能性のある情報、データ、および/または命令を格納するその他の揮発性または不揮発性の非一時的デバイス可読なお、および/または、コンピュータ実行可能な、メモリデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態で、処理回路820およびデバイス可読媒体830は、集積されていると考えられてもよい。
ユーザインターフェース機器832は、人間のユーザがWD810と対話することを可能にするコンポーネントを提供することができる。このような対話的操作は、視覚的、聴覚的、触覚的などの多くの形態であり得る。ユーザインターフェース機器832は、ユーザに出力を生成し、ユーザがWD810に入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD810にインストールされたユーザインターフェース機器832のタイプに応じて変わり得る。たとえば、WD810がスマートフォンである場合、対話は、タッチスクリーンを介して行われてもよく、WD810がスマートメータである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されるガロン数)を提供するスクリーン、または可聴警報(たとえば、煙が検出される場合)を提供するスピーカを介して行われてもよい。ユーザインターフェース機器832は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース装置832は、WD810への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路820に接続されて、処理回路820が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインターフェース機器832は、たとえば、マイクロフォン、近接または他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含むことができる。ユーザインターフェース機器832はまた、WD810からの情報の出力を可能にし、処理回路820がWD810から情報を出力することを可能にするように構成される。ユーザインターフェース機器832は、たとえば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドホンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器832の1つまたは複数の入出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD810は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信することができ、本開示で説明される機能性からの利益をエンドユーザおよび/または無線ネットワークに与えることができる。
補助装置834は、WDによって一般に実行されない可能性がある、より具体的な機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースを含むことができる。補助装置834の構成要素の搭載およびそのタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変わり得る。
電源836は、一部の実施形態で、バッテリまたはバッテリパックの形態であってもよい。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光発電デバイス、またはパワーセルなどの他のタイプの電源が使用されてもよい。WD810は、電源836からの電力を、電源836からの電力を必要とするWD810の様々な部分に送り、本開示に記載または示される任意の機能を実行するための電源回路837をさらに備えてもよい。電源回路837は、特定の実施形態で、電力管理回路を備えてもよい。電力回路837は、追加的にまたは代替的に、外部電源から電力を受け取るように動作可能であってもよく、その場合、WD810は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して外部電源(電気コンセントなど)に接続可能であってもよい。また、特定の実施形態において、電源回路837は、外部電源から電源836に電力を配分するように動作可能であってもよい。これは、たとえば、電源836の充電のためであってもよい。電源回路837は、電力が供給されるWD810のそれぞれの構成要素に適した電力にするために、電源836からの電力に対して、任意のフォーマット、変換、または他の修正を実行することができる。
図9は、本開示で説明される様々な態様によるUEの一実施形態を示す。本開示で使用されるように、ユーザ装置またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または操作する人間のユーザという意味でユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売または人間のユーザによる操作が意図されているが、最初は特定の人間のユーザ(たとえば、スマートスプリンクラコントローラ)に関連付けられていてもいなくてもよく、または関連付けられていなくてもよいデバイスを表してもよい。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売またはエンドユーザによる運用を意図されていないが、ユーザ(たとえば、スマート電力メータ)のために関連付けられるか、または運用されてもよいデバイスを表してもよい。UE9200は、NB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって特定される任意のUEであり得る。図9に示されるように、UE900は、3GPP(登録商標)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表された1つまたは複数の通信規格に従って通信するように構成されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、置換可能に使用されてもよい。したがって、図9はUEであるが、本開示で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆もまた同様である。
図9では、UE900は、入出力インターフェース905、無線周波(RF)インターフェース909、ネットワークコネクションインターフェース911、ランダムアクセスメモリ(RAM)917を含むメモリ915、読取り専用メモリ(ROM)919、および記憶媒体921など、通信サブシステム931、電源933、および/または任意の他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された処理回路901を含む。記憶媒体921は、オペレーティングシステム923、アプリケーションプログラム925、およびデータ927を有する。他の実施形態で、記憶媒体921は、他の同様のタイプの情報を含むことができる。いくつかのUEは、図9に示される構成要素のすべて、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合のレベルは、1つのUEから別のUEへと変化してもよい。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ(送受信機)、送信機、受信機など、部品の複数のインスタンスを含み得る。
図9では、処理回路901は、コンピュータ命令およびデータを処理するように構成されてもよい。処理回路901は、1つまたは複数のハードウェア実装状態機械(たとえば、個別論理、FPGA、ASICなど)、適切なファームウェアとともにプログラマブル論理、適切なソフトウェアとともにマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つまたは複数の記憶されたプログラム、汎用プロセッサ、または上記の任意の組合せなど、メモリ内の機械可読コンピュータプログラムとして記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意のシーケンシャルステートマシンを実装するように構成され得る。たとえば、処理回路901は、2つの中央演算処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータによる使用に適した形態の情報であってもよい。
図示の実施形態で、入力/出力インターフェース905は、入力デバイス、出力デバイス、または入力および出力デバイスに通信インターフェースを提供するように構成されてもよい。UE900は、入力/出力インターフェース905を介して出力デバイスを使用するように構成されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェイスポートを使用できる。たとえば、USBポートを使用して、UE900との間で入力および出力を行うことができる。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せとされてもよい。UE900は、ユーザが情報をUE900に取得させるために、入力/出力インターフェース905を介して入力デバイスを使用するように、構成されてもよい。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向キー、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含むことができる。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知するために、容量性または抵抗性のタッチセンサを含んでもよい。センサは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組合せとしてもよい。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロホン、および光センサであってもよい。
図9では、RFインターフェース909は、送信機、受信機、およびアンテナなどのRF構成要素に通信インターフェースを提供するように構成されてもよい。ネットワークコネクションインターフェース911は、ネットワーク943aへの通信インターフェースを提供するように構成されてもよい。ネットワーク943aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、その他の同様のネットワークまたはこれらの任意の組合せなどの有線および/または無線ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク943aは、Wi-Fiネットワークを有してもよい。ネットワークコネクションインターフェース911は、イーサネット(登録商標)、TCP/IP、SONET、ATMなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って、通信ネットワークを介して1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される受信機および送信機インターフェースを含むように構成されてもよい。ネットワークコネクションインターフェース911は、通信ネットワークリンク(たとえば、光、電子など)に適した受信機および送信機の機能を実施してもよい。送信機機能および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有することができ、あるいは、別々に実装されてもよい。
RAM917は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウエアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシュを提供するために、バス902を介して処理回路901にインターフェースするように構成されてもよい。ROM919は、コンピュータ命令またはデータを処理回路901に提供するように構成されてもよい。たとえば、ROM919は、不揮発性メモリに記憶されるものであって、基本入出力(I/O)、スタートアップ、またはキーボードからのキーストロークの受信などの基本的なシステム機能のための、不変の低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように構成されてもよい。記憶媒体921は、RAM、ROM、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように構成されてもよい。一実施形態によれば、記憶媒体921は、オペレーティングシステム923と、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションプログラム925と、ウィジェットまたはガジェットエンジンまたは別のアプリケーションと、データファイル927とを含むように構成され得る。記憶媒体921は、UE900による使用のために、様々なオペレーティングシステムのうちの任意のもの、または複数のオペレーティングシステムの組合せを記憶してもよい。
記憶媒体921は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別情報モジュールまたはリムーバブルユーザアイデンティティ(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理駆動部含むように構成され得る。記憶媒体921は、一時的または非一時的記憶媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラム等にアクセスし、データをオフロードし、またはデータをアップロードすることをUE900に可能にしてもよい。通信システムを利用するものなどの製品は、デバイス可読媒体を含む、記憶媒体921内に有形に具現化されうる。
図9では、処理回路901は、通信サブシステム931を使用してネットワーク943bと通信するように構成されてもよい。ネットワーク943aおよびネットワーク943bは、同じネットワークであってもよいし、異なるネットワークであってもよい。通信サブシステム931は、ネットワーク943bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように構成されてもよい。たとえば、通信サブシステム931は、IEEE 802.11、CDMA、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つまたは複数の通信プロトコルに従って、別のWD、UE、または無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように構成され得る。各トランシーバは、RANリンクに適切な送信機または受信機機能(たとえば、周波数割振りなど)をそれぞれ実装するための送信機933および/または受信機935を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機933および受信機935は、回路構成要素、ソフトウェア、またはファームウェアを共有してもよく、あるいは、別々に実装されてもよい。
図示の実施形態によれば、通信サブシステム931の通信機能は、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、ブルートゥース(登録商標)などの近距離通信、近距離通信、位置を決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などの位置ベースの通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム931は、セルラー通信、Wi-Fi通信、Bluetooth(登録商標)通信およびGPS通信を含むことができる。ネットワーク943bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、その他の同様のネットワークまたはこれらの任意の組合せなどの有線および/または無線ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク943bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/または近距離無線ネットワークであってもよい。電源913は、UE900の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を供給するように構成されてもよい。
本開示で説明される特徴、利点、および/または機能は、UE900の構成要素のうちの1つにおいて実装されてもよいか、またはUE900の複数の構成要素にわたって区分されてもよい。さらに、本開示で説明される特徴、利点、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実装されてもよい。一例では、通信サブシステム1は、本開示で説明される構成要素のいずれかを含むように構成されてもよい。さらに、処理回路901は、バス902を介してそのような構成要素のいずれかと通信するように構成されてもよい。別の例では、そのような構成要素のいずれも、処理回路901によって実行されるときに本開示で説明される対応する機能を実行する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、そのような構成要素のいずれかの機能は、処理回路901と通信サブシステム931との間で別れていてもよい。別の例では、そのような構成要素のいずれかの演算負荷の軽い機能をソフトウェアまたはファームウェアで実装し、演算負荷の重い機能をハードウェアで実装してもよい。
図10は、いくつかの実施形態によって実装される機能を仮想化してもよい仮想化環境1000を示す概略ブロック図である。本文中では、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、記憶装置およびネットワークリソースを仮想化すること、を有する装置または装置の仮想バージョンを作成することを意味する。本開示で使用される場合、仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、またはデバイス(たとえば、UE、無線デバイス、または任意の他のタイプの通信装置)もしくはその構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部が1つまたは複数の仮想コンポーネントとして(たとえば、1つまたは複数のネットワーク中の1つまたは複数の物理プロセッシングノード上で実行される1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)実装される実施形態に関する。
いくつかの実施形態によれば、本開示で説明される機能の一部または全部は、1つまたは複数のハードウエアノード1030によってホストされる1つまたは複数の仮想環境1000内に実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装されてもよい。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードではないか、無線コネクティビティを必要としない実施形態(たとえば、コアネットワークノード)では、ネットワークノードは完全に仮想化されてもよい。
機能は、本開示で開示される実施形態のいくつかの特徴、機能、および/または利益のいくつかを実装するように動作する1つまたは複数のアプリケーション1020(代替として、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれ得る)によって実装されてもよい。アプリケーション1020は、処理回路1060およびメモリ1090を有するハードウェア1030を提供する仮想化環境1000において実行される。メモリ1090は、処理回路1060によって実行可能なインストラクション(命令)1095を含み、それによって、アプリケーション1020は、本開示で開示される特徴、利点、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境1000は、市販の既製(COTS)プロセッサ、専用特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタルもしくはアナログハードウェア構成要素もしくは専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る、1つまたは複数のプロセッサまたは処理回路1060のセットを備える、汎用または専用ネットワークハードウェアデバイス1030を備える。各ハードウェアデバイスは、命令1095または処理回路1060によって実行されるソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得るメモリ1090-1を備え得る。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース1080を含むネットワークインタフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1070を含むことができる。各ハードウェアデバイスはまた、その中に記憶されたソフトウェア1095および/または処理回路1060によって実行可能な命令を有する、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体1090-2を含み得る。ソフトウェア1095は、1つまたは複数の仮想化レイヤ1050(ハイパーバイザとも呼ばれる)をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン1040を実行するためのソフトウェア、ならびに本開示で説明されるいくつかの実施形態に関連して説明される機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含むことができる。
仮想マシン1040は、仮想化処理、仮想化メモリ、仮想化ネットワークワーキングまたはインターフェースおよび仮想化ストレージを含み、対応する仮想化レイヤ1050またはハイパーバイザによって実行されうる。仮想アプライアンス1020のインスタンスの異なる実施形態は、1つまたは複数の仮想マシン1040上で実装されてもよく、実装は、異なる方法で行われてもよい。
動作中、処理回路1060は、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることもあるハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1050をインスタンス化するためにソフトウェア1095を実行する。仮想化レイヤ1050は、ネットワークハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを仮想マシン1040に提示してもよい。
図10に示されるように、ハードウェア1030は、一般的または特定の構成要素を有するスタンドアロン型のネットワークノードであってもよい。ハードウェア1030は、アンテナ10225を有することができ、仮想化を介していくつかの機能を実装してもよい。あるいは、ハードウェア1030は、多くのハードウェアノードが協働して動作し、特にアプリケーション1020のライフサイクル管理を監視する管理およびオーケストレーション(MANO)10100を介して管理される、より大きなハードウェアのクラスター(たとえば、データセンタまたは顧客構内装置(CPE)内)の一部であってもよい。
ハードウェアの仮想化は、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれるいくつかのコンテキスト(コンテキスト)にそって行われる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、業界標準の大容量サーバハードウェア、物理スイッチ、およびデータセンタ内に配置可能な物理ストレージ、ならびに顧客構内機器に統合するために、使用されてもよい。
NFVのコンテキストによれば、仮想マシン1040は、あたかも物理的な仮想化されていないマシン上で実行されているかのようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実装であってもよい。仮想マシン1040の各々、およびその仮想マシンを実行するハードウェア1030のその一部は、その仮想マシンおよび/またはその仮想マシンによって他の仮想マシン1040と共有されるハードウェア専用のハードウェアであり、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
さらに、NFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ1030の上の1つまたは複数の仮想マシン1040において実行される特定のネットワーク機能を処理する役割を果たし、図10のアプリケーション1020に対応する。
いくつかの実施形態によれば、それぞれが1つまたは複数の送信機10220および1つまたは複数の受信機10210を含む1つまたは複数の無線ユニット10200は、1つまたは複数のアンテナ10225に結合されてもよい。無線ユニット10200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード1030と直接的に通信することができ、仮想コンポーネントと組み合わせて使用して、無線アクセスノードまたは基地局などの無線機能を仮想ノードに提供してもよい。
いくつかの実施形態によれば、一部の信号は、ハードウェアノード1030と無線ユニット10200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム10230の使用によって達成され得る。
一般に、本開示で使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはそれが使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。a/an/the+要素、装置、構成要素、手段、ステップなどへの言及はすべて、特に明記しない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本開示に開示される任意の方法のステップは、ステップが別のステップの後または前として明示的に記載されていない限り、および/またはステップが別のステップの後または前になければならないことが暗黙的でない限り、開示される正確な順序で実行される必要はない。本開示に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には、任意の他の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は、任意の他の実施形態に適用することができ、その逆も同様である。添付の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、説明から明らかになるであろう。
ユニットという用語は、電子機器、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野において従来の意味を有することができ、たとえば、本開示で説明されるような、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジックソリッド状態および/またはディスクリートデバイス、それぞれのタスク、手順、演算、出力、および/または表示機能などを実行するためのコンピュータプログラムまたは命令を有してもよい。
本開示で使用される「Aおよび/またはB」という用語は、A単独、B単独、またはAとBの両方を一緒に有する実施形態を包含する。したがって、「Aおよび/またはB」という用語は、「AおよびBのいずれか1つまたは複数の少なくとも1つ」を同等に意味し得る。
本開示で意図されるいくつかの実施形態は、添付の図面を参照してより完全に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本開示に開示される主題の範囲内に含まれる。開示された主題は、本開示に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
特に、開示された発明(単数または複数)の修正および他の実施形態は、前述の説明および関連する図面に提示された教示の利点を有する当業者に想起されるであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、改変および他の実施形態は、本開示の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。本開示では特定の用語を使用することができるが、それらは、一般的かつ説明的な意味でのみ使用され、限定を目的とするものではない。
本開示に記載される技術および装置の例示的な実施形態は、以下に列挙される実施例を含むが、これらに限定されない。
グループAの実施形態
A1.無線通信ネットワークでの使用のために構成された無線ネットワークノードによって実行される方法であって、前記方法は、
前記無線通信ネットワークのためのロケーションサーバから、無線デバイスのロケーション(位置)を計算するために使用可能な測定を報告することを無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを受信することと、
前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことの要因を示す、メッセージを前記ロケーションサーバに送信することと、を有し、前記示される要因は、前記無線デバイスが特定の状態に遷移したこと、および/または、前記無線ネットワークノードにおいて前記無線デバイスについてのコンテキストを利用不可能であること、である。
A2.実施形態A1に記載の方法であって、前記特定の状態は、無線リソース制御非アクティブ状態である。
A3.実施形態A1に記載の方法であって、前記特定の状態は無線リソース制御アイドル状態である。
A4.実施形態A1~A3のいずれか1つに記載の方法であって、前記示される要因は、前記コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動されたことに起因して、前記無線デバイスについての前記コンテキストの利用不可能であること、である。
A5.実施形態A1~A3のいずれかに記載の方法であって、前記示される要因が、前記コンテキストが前記無線ネットワークノードによって解放されることに起因して、前記無線デバイスについての前記コンテキストが利用不可能であること、である。
A6.実施形態A1~A5のいずれかに記載の方法であって、前記測定が、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。
A7.実施形態A1~A6のいずれかに記載の方法であって、前記受信されたリクエストが測定開始リクエストである。
A8.実施形態A1~A7のいずれかの方法であって、前記送信されたメッセージは、前記無線ネットワークノードが、いずれかの測定を開始することができない、または、前記無線デバイスから前記測定の結果を取得するために必要な無線リソース制御手順を起動することができない、ことを示すことによって、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことを示す。
A9.実施形態A1~A8のいずれかに記載の方法であって、前記送信されたメッセージは、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである。
A10.実施形態A1~A9のいずれか1つに記載の方法であって、前記無線ネットワークノードと前記ロケーションサーバとの間の測位プロトコルを使用して前記リクエストが受信され、および/または、前記メッセージが送信される。
A11.実施形態A1~A10のいずれかに記載の方法であって、前記送信されたメッセージが前記要因を示す要因フィールドを含む。
A12.実施形態A11の方法であって、前記要因フィールドは、とりうることが可能な値のセットに含まれるいずれかの値を有するように構成可能であり、前記とりうることが可能な値のセットは、以下のうちの2つ以上を含む。
前記無線デバイスが無線リソース制御非アクティブ状態に遷移したことを前記要因として示す第1の値と、
前記無線デバイスについてのコンテキストが別の無線ネットワークノードに移動したことを前記要因として示す第2の値と、
前記無線ネットワークノードにおいて前記無線デバイスについての前記コンテキストが解放されてしまったこと、および/または、前記無線デバイスが無線リソース制御アイドル状態に遷移してしまったことを前記要因として示す第3の値。
A13.実施形態A12の方法であって、前記第1の値が「UEがRRC非アクティブ状態にあること(UE in RRC_INACTIVE state)」であり、前記第2の値が「UEコンテキストが移動してしまったこと(UE Contect moved)」であり、前記第3の値が「UEコンテキストが解放されたこと(UE Context released)」である。
A14.実施形態A1~A13のいずれかの方法において、さらに、
前記リクエストを受信したことに応答して、測定を前記無線ネットワークノードが報告することができるかどうかを決定することと、
前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないと決定したことに基づいて、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことの要因を決定することと、
前記決定された要因を示すために送信されるべきメッセージを生成することと、有する。
AA.先の実施形態のいずれかの方法であって、さらに、ユーザデータを提供することと、基地局への送信を用いて前記ユーザデータをホストコンピュータに転送することと、を有する。
グループBの実施形態
B1.無線通信ネットワークにおける使用のために構成されたロケーションサーバによって実行される方法であって、前記方法は、
前記ロケーションサーバから前記無線通信ネットワークにおける無線ネットワークノードへ、無線デバイスのロケーション(位置)を計算するために使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノードに求めるリクエストを送信することと、
前記無線ネットワークノードから、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことの要因を示す、メッセージを受信することと、を有し、前記示される要因は、前記無線デバイスが特定の状態に遷移していること、および/または、前記無線ネットワークノードにおいて前記無線デバイスについてのコンテキストを利用不可能であること、を含む。
B2.前記特定の状態は、無線リソース制御非アクティブ状態である、実施形態B1に記載の方法。
B3.前記特定の状態は、無線リソース制御アイドル状態である、実施形態B1に記載の方法。
B4.実施形態B1~B3のいずれか1つに記載の方法であって、前記示される要因は、前記コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動されることに起因して、前記無線デバイスについての前記コンテキストが利用不可能であること、である。
B5.実施形態B1~B3のいずれか一項に記載の方法であって、前記示される要因は、前記コンテキストが前記無線ネットワークノードによって解放されたことに起因して、前記無線デバイスについての前記コンテキストが利用不可能であること、である。
B6.実施形態B1~B5のいずれかの方法であって、前記測定が、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である。
B7.実施形態B1~B6のいずれかに記載の方法であって、前記送信されるリクエストは、測定開始リクエストである。
B8.実施形態B1~B7のいずれかの方法であって、前記受信されるメッセージが、無線ネットワークノードが前記測定のうちのいずれかを開始することができないこと、または、前記無線デバイスから前記測定を得るために必要な無線リソース制御手順を起動することができないこと、を示すことによって、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことを示す。
B9.実施形態B1~B8のいずれかに記載の方法であって、前記受信されるメッセージは、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである。
B10.実施形態B1~B9のいずれかに記載の方法であって、前記ロケーションサーバとの間の測位プロトコル使用して、前記リクエストが送信され、および/または、前記メッセージが、前記無線ネットワークノードと受信される。
B11.前記受信されたメッセージは、前記要因を示す要因フィールドを含む、実施形態B1~B10のいずれかに記載の方法。
B12.実施形態B11の方法であって、前記要因フィールドは、とりうることが可能な値のセットに含まれるいずれかの値を有するように構成可能であり、前記可能な値のセットは、以下の2つ以上を含む。
前記無線デバイスが無線リソース制御非アクティブ状態に遷移したことを前記要因として示す第1の値と、
前記無線デバイスについての前記コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動したであることを前記要因として示す第2の値と、
前記無線ネットワークノードにおいて前記無線デバイスについての前記コンテキストが解放されたこと、および/または、前記無線デバイスが無線リソース制御アイドル状態に遷移したことを前記要因として示す第3の値。
B13.る実施形態B12の方法であって、前記第1の値が「UEがRRC非アクティブ状態にあること(UE in RRC_INACTIVE state)」であり、前記第2の値が「UEコンテキストが移動してしまったこと(UE Context moved)」であり、前記第3の値が「UEコンテ岸とが解放されたこと(UE Context released)」であ。
B14.実施形態B1~B13のいずれかの方法であって、さらに、前記受信されるメッセージ、および/または、前記無線ネットワークノードが前記測定を報告することができないことの前記要因を示す情報、を記憶することを有する。
B15.実施形態B1~B14のいずれかに記載の方法であって、さらに、前記メッセージを受信したことに応答して、前記無線ネットワークノードが、前記無線デバイスのロケーション(位置)を計算するために使用可能な測定を報告する時期を適応させること、を有する。
B16.実施形態B15に記載の方法であって、前記適応させることは、前記無線ネットワークノードが前記無線デバイスのロケーション(位置)を計算するために使用可能な測定を報告するためのタイムインターバルを増加させること、を有する。
B17.実施形態B1~B14のいずれかの方法であって、さらに、前記メッセージを受信したことに応答して、
前記無線ネットワークノードが前記無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告するために、前記ロケーションサーバが前記無線ネットワークノードにリクエストを送信するタイムインターバル(時間間隔)を適合させることと、
前記無線ネットワークノードに、前記メッセージを受信する前に前記無線ネットワークノードに送信された以前のリクエストによって示された以前の周期的な間隔とは別の周期的な間隔に従って前記無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を周期的に報告することを前記無線ネットワークノードに求めるための別のリクエスを送信することと、
のいずれかを有する。
B18.実施形態B15~B17のいずれか1つに記載の方法であって、前記示される要因は、前記無線デバイスはが無線リソース制御非アクティブ状態に遷移したことである。
B19.実施形態B1~B14のいずれか1つに記載の方法であって、前記示される要因は、前記無線デバイスについての前記コンテキストが別の無線ネットワークノードに移動したことであり、前記方法は、さらに、前記メッセージを受信したことに応答して、前記無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記別の無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを前記別の無線ネットワークノードに送信すること、を有する。
B20.実施形態B1~B14のいずれかに記載の方法であって、前記示される要因が、前記無線ネットワークノードにおいて前記無線デバイスについて前記コンテキストが解放されたことであり、および/または、前記無線デバイスが無線リソース制御アイドル状態に遷移したことであり、前記方法は、さらに、
前記メッセージを受信したことに応答して、前記無線デバイスのロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記別の無線ネットワークノードに求めるためのリクエストを当該別の無線ネットワークノードに送信することと、または、
前記無線デバイスが無線リソース制御コネクティッド状態に遷移するまで、別のリクエストを同じまたは別の無線ネットワークノードに送信することを待つことと、
を有する。
BB.先の実施形態のいずれかの方法であって、さらに、ユーザデータを取得することと、ホストコンピュータまたは無線デバイスへユーザデータを転送することと、を有する。
グループCの実施形態
C1.グループAの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成された無線ネットワークノード。
C2.グループAの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成されたプロセッシング回路を備える無線ネットワークノード。
C3.無線ネットワークノードであって、
通信回路と、
グループAの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成されたプロセッシング回路と、
を有する。
C4.無線ネットワークノードであって、
グループAの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成されたプロセッシング回路と、
無線ネットワークノードに電力を供給するように構成された電源回路と、
を有する。
C5.無線ネットワークノードであって、
プロセッシング回路とメモリと有し、前記メモリは前記プロセッシング回路によって実行可能な命令を含み、それによって、前記無線ネットワークノードが、グループAの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。
C6.予約済み。
C7.無線ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記無線ネットワークノードにグループAの実施形態のいずれかのステップを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
C8.実施形態C7に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、前記キャリアが、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
C9.ロケーションサーバであって、グループBの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成されている。
C10.ロケーションサーバであって、グループBの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成されたプロセッシング回路を備える。
C11.ロケーションサーバであって、ネットワークノードであって、
通信回路と、
グループBの実施形態のいずれかのステップを実行するように構成されたプロセッシング回路と、
を有する。
C12.ロケーションサーバであって、
グループBの実施形態のいずれかのステップを実行するように構成されたプロセッシング回路と、
前記ロケーションサーバに電力を供給するように構成された電源回路と、
を有する。
C13.ロケーションサーバであって、
プロセッシング回路とメモリとを有し、前記メモリは、前記プロセッシング回路によって実行可能な命令を含み、それによって、前記ロケーションサーバは、グループBの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される。
C14.ロケーションサーバの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記ロケーションサーバに、グループBの実施形態のいずれかのステップを実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
C15.施形態C15~C16のいずれかのコンピュータプログラムを含むキャリアであって、前記キャリアが、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶装置のうちの1つである。

Claims (28)

  1. 無線通信ネットワーク(10)で使用するように構成された無線ネットワークノード(18)によって実行される方法であって、前記方法は、
    前記無線通信ネットワーク(10)のためのロケーションサーバ(14)から、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を受信すること(400)と、
    前記ロケーションサーバ(14)に対して、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を送信すること(440)と、を有し、前記示される要因(22)は、前記無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記測定が、増強されたセル識別子(E-CID)測定である、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記受信されるリクエスト(16)は、測定開始リクエストである、方法。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の方法であって、前記送信されるメッセージは、前前記無線ネットワークノード(18)がいずれかの前記測定を開始することができないこと、または、前記無線デバイス(12)から前記測定の結果を取得するために必要な無線リソース制御手順を起動することができないこと、を示すことによって、記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことを示す、方法。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の方法であって、前記送信されるメッセージ(20)は、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである、方法。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の方法であって、前記無線ネットワークノード(18)と前記ロケーションサーバ(14)との間の測位プロトコルを使用して、前記リクエスト(16)が受信される、および/または、前記メッセージ(20)が送信される、方法。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載の方法であって、前記送信されるメッセージ(20)は、無線ネットワークレイヤーの観点から前記要因(22)を示す、方法。
  8. 請求項1~7のいずれかに記載の方法であって、さらに、
    前記リクエスト(16)を受信したことに応答して、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができるかどうかを判定することと、
    前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないと判定したことに基づいて、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を判定することと、
    前記判定された要因(22)を示すために送信されるメッセージ(20)を生成することと、
    を有する方法。
  9. 無線通信ネットワーク(10)における使用のために構成されたロケーションサーバ(14)によって実行される方法であって、前記方法は、
    無線通信ネットワーク(10)内の無線ネットワークノード(18)へ前記ロケーションサーバ(14)から、無線デバイス(12)のロケーションを計算するのに使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を送信すること(500)と、
    前記無線ネットワークノード(18)から、前記無線ネットワークノード(18)が測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を受信すること(510)と、を有し、前記示される要因(22)は、前記無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである、方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、前記測定は、拡張されたセル識別子(E-CID)測定である、方法。
  11. 請求項9~10のいずれか一項に記載の方法であって、前記送信されるリクエスト(16)は、測定開始リクエストである、方法。
  12. 請求項9から11のいずれか一項に記載の方法であって、前記受信されるメッセージ(20)は、前記無線ネットワークノード(18)がいずれかの前記測定を開始することができないこと、または、前記無線デバイス(12)から前記測定の結果を取得するために必要な無線リソース制御手順を起動することができないこと、を示すことによって、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことを示す、方法。
  13. 請求項9~12のいずれか一項に記載の方法であって、前記受信されるメッセージ(20)は、測定開始障害メッセージまたは測定障害インジケーションである、方法。
  14. 請求項9~13のいずれか一項に記載の方法であって、前記無線ネットワークノード(18)と前記ロケーションサーバ(14)との間の測位プロトコルを使用して、前記リクエスト(16)が送信される、および/または前記メッセージ(20)が受信される、方法。
  15. 請求項9~14のいずれか一項に記載の方法であって、前記受信されるメッセージ(20)は、無線ネットワークレイヤーの観点から前記要因(22)を示す、方法。
  16. 請求項9~15のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、前記受信されるメッセージ(20)および/または前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの前記要因(22)を示す情報を記憶すること、を有する、方法。
  17. 請求項9~16のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、前記メッセージ(20)を受信したことに応答して、前記別の無線ネットワークノードに、前記無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記別の無線ネットワークノードに求めるリクエスト(16)を送信すること、を有する、方法。
  18. 無線通信ネットワーク(10)における使用のために構成された無線ネットワークノード(18)であって、前記無線ネットワークノード(18)は、
    前記無線通信ネットワーク(10)のためのロケーションサーバ(14)から、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を受信し、
    前記無線ネットワークノード(18)が測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を前記ロケーションサーバ(14)に送信する、ように構成され、前記示される要因(22)は、前記無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである、無線ネットワークノード。
  19. 請求項18に記載の無線ネットワークノード(18)であって、請求項2~8のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、無線ネットワークノード。
  20. 無線通信ネットワーク(10)における使用のために構成されたロケーションサーバ(14)であって、前記ロケーションサーバ(14)は、
    前記無線通信ネットワーク(10)における前記ロケーションサーバ(14)から、無線ネットワークノード(18)に、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を送信し、
    前記無線ネットワークノード(18)から、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を受信する、ように構成され、前記示される要因(22)は、前記無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである、ロケーションサーバ。
  21. 請求項10から17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された、請求項20に記載のロケーションサーバ(14)。
  22. 無線ネットワークノード(18)の少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記無線ネットワークノード(18)に、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
  23. ロケーションサーバ(14)の少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記ロケーションサーバに請求項9~17のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
  24. 請求項22~23のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを有するキャリアであって、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
  25. 無線通信ネットワーク(10)における使用のために構成された無線ネットワークノード(18)であって、前記無線ネットワークノード(18)は、
    通信回路(620)と、
    プロセッシング回路(610)と、を有し、前記プロセッシング回路(610)は、
    前記無線通信ネットワーク(10)のためのロケーションサーバ(14)から、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を受信し、
    前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を前記ロケーションサーバ(14)に送信する、ように構成され、前記示される要因(22)は、前記無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである、無線ネットワークノード。
  26. 請求項25に記載の無線ネットワークノード(18)において、前記プロセッシング回路(610)は、請求項2~8のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、無線ネットワークノード。
  27. 無線通信ネットワーク(10)における使用のために構成されたロケーションサーバ(14)であって、前記ロケーションサーバ(14)は、
    通信回路(720)と、
    プロセッシング回路(710)と、を有し、前記プロセッシング回路(710)は、
    前記無線通信ネットワーク(10)における前記ロケーションサーバ(14)から、無線ネットワークノード(18)に、無線デバイス(12)のロケーションを計算するために使用可能な測定を報告することを前記無線ネットワークノード(18)に求めるリクエスト(16)を送信し、
    前記無線ネットワークノード(18)から、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことを示し、かつ、前記無線ネットワークノード(18)が前記測定を報告することができないことの要因(22)を示すメッセージ(20)を受信する、ように構成され、前記示される要因(22)は、前記無線デバイス(12)が別の無線ネットワークノードに移動したことである、ロケーションサーバ。
  28. 請求項27に記載のロケーションサーバ(14)であって、前記プロセッシング回路(710)は、請求項10~17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、ロケーションサーバ。
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