JP2024513310A - 広告板シミュレーションおよび評価システム - Google Patents

Abstract

メモリ、ディスプレイ、および少なくとも１つのデータベースに通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサを有するシステムおよび方法。プロセッサは以下を含む動作を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される：（ｉ）グラフィカルデータおよび少なくとも１つのデータベースからの少なくとも１つの広告にアクセスするステップ、（ｉｉ）ディスプレイ上で、少なくとも１つの広告を表示する広告板を含む環境の３次元（３Ｄ）移動表現を生成するステップであって、環境および広告板位置がユーザの視点に対応する、ステップ、（ｉｉｉ）ユーザの視点の変化に応答して環境および広告板の３Ｄ移動表現を更新するステップを含む。【選択図】図１Ａ

Description

＜関連出願への相互参照＞
本出願は２０２１年３月８日に出願された米国仮特許出願第６３／１５８，１２６号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は一般に広告板に関し、より詳細には、コンピュータプラットフォーム上の選択された環境において広告板をシミュレートおよびプレビューするためのシステムおよび方法に関する。

以下は本発明のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、本発明の簡略化された概要を提示する。この要約は、本発明の全てにわたる概観ではない。これは、本発明の重要な要素を識別するものではなく、本発明の範囲を正確に説明するものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形で本発明のいくつかの概念を提示することである。

１態様において、本発明は、メモリ、ディスプレイ、および少なくとも１つのデータベースに対して通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサを有するシステムおよび方法を提供する。プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータ読取可能命令を実行して、以下を含む動作を実施するように構成され得る：（ｉ）グラフィカルデータおよび少なくとも１つのデータベースからの少なくとも１つの広告にアクセスするステップ、（ｉｉ）少なくとも１つの広告を表示する広告板を含む環境の３次元（３Ｄ）移動表現をディスプレイ上で生成するステップであって、環境および広告板位置はユーザの視点に対応する、ステップ、（ｉｉｉ）ユーザの視点の変化に応答して環境および広告板の３Ｄ移動表現を更新する。

１実施形態は、コンピュータプラットフォーム上の選択された環境において広告板をシミュレートおよびプレビューするためのシステムであり、システムは、メモリと、ディスプレイと、少なくとも１つのデータベースと、メモリ、ディスプレイ、および少なくとも１つのデータベースに通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサとを有する。動作中、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行して、以下を含む動作を実行するように構成される：グラフィカルデータおよび少なくとも１つのデータベースからの少なくとも１つの広告にアクセスするステップ、広告板の視覚化がユーザの視点に対応するように、少なくとも１つの広告を表示する広告板を有する環境の３次元（３Ｄ）移動表現をディスプレイ上で生成するステップ、ユーザの視点の変化に応答して環境および広告板の３Ｄ移動表現を更新するステップ。

いくつかの実施形態において、広告は、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、およびビデオを含むことができる。システムの環境は、仮想画像モードおよび実画像モードであってもよい。環境の要素は、少なくとも１つのデータベース内に記憶されてもよく、または少なくとも１つのデータベースに対してアップロードされてもよい。動作中、仮想画像モードまたは実画像モードにおいて、広告板のパラメータは変更される場合があり、または広告は環境内で変更される場合がある。

別の実施形態において、動作中、プロセッサはさらに、環境および広告板の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットまたは静的画像フォーマットを作成することを含む動作を実行するように構成され得る。さらに別の実施形態において、システムはさらに、環境の感覚刺激が変更され得るように構成され得る。感覚刺激の変更に続いて、感覚刺激のそのような変更に応答して環境の３Ｄ移動表現を更新することができ、プロセッサはさらに、ＡＲ／ＶＲヘッドセットを含むポータブル電子デバイス上に表示される環境および広告板の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットまたは静的画像フォーマットを作成するように構成され得る。

１実施形態は、コンピュータプラットフォームシステム上の選択された環境において広告板をシミュレートおよびプレビューするための方法であって、メモリ、ディスプレイ、および少なくとも１つのデータベースに対して通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサを有するシステムを含み、プロセッサは、動作を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される、方法である。動作において、方法は以下を有する：プロセッサによって、少なくとも１つのデータベースからグラフィカルデータおよび少なくとも１つの広告にアクセスするステップ；プロセッサによって、ディスプレイ上で、少なくとも１つの広告を表示する広告板を有する環境の３次元（３Ｄ）移動表現を生成することにより、広告板の視覚化がユーザの視点に対応するようにするステップ；プロセッサによって、ユーザの視点の変化に応答して、環境および広告板の３Ｄ移動表現を更新するステップ。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つの広告は、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、およびビデオのうちの少なくとも１つを含む。いくつかの事例において、環境は、仮想画像モードまたは実画像モードであり得る。動作中、環境は、少なくとも１つのデータベースに記憶された、またはアップロードされた要素を含むことができる。

１実施形態において、方法は、プロセッサによって、環境および広告板の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成することをさらに含む。別の実施形態において、方法の生成ステップは、プロセッサによって、広告板または少なくとも１つの広告のパラメータを修正することをさらに含む。

別の実施形態において、方法の生成ステップは、プロセッサによって、ディスプレイ上で、環境の感覚刺激の３Ｄ移動表現を変更することをさらに含む。さらに別の実施形態において、更新するステップは、環境の変化する感覚刺激に応答して環境の３Ｄ移動表現を更新することを含む。

１実施形態において、コンピュータプラットフォームシステム上の選択された環境において広告板をシミュレートおよびプレビューするための方法は、プロセッサによって、環境および広告板の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成することをさらに含む。別の実施形態において、方法は、ＡＲ／ＶＲヘッドセットを含むポータブル電子デバイス上に、環境および広告板の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを表示することをさらに含む。

これらおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読み、関連する図面を検討することによって明らかになるであろう。う。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方は単に説明的なものであり、特許請求される態様を限定するものではないことを理解されたい。

本発明は、以下の図面と併せて詳細な説明を参照することによって、より完全に理解されるであろう：

本発明の実施形態に従って構成された例示的なシステムアーキテクチャを示す。 本発明の実施形態に従って構成された例示的なシステムアーキテクチャを示す。

本発明の例示的な実施形態のランタイム動作を示すフロー図である。

本発明の１態様を示すフロー図である。

本発明の別の態様を示す流れ図である。

ユーザログインプロセスを示す。 ユーザログインプロセスを示す。

仮想画像モードと実像モードとの間のモード選択処理の説明図である。

本発明の１態様による仮想画像モードの図である。

ユーザが仮想画像モードでハイウェイ設定を選択した後に提示され得るオプションの図である。

道路の特徴の図である。 道路の特徴の図である。

本発明の１態様に従って利用可能である様々な広告板スタイルの図である。

本発明の１態様に従って修正され得る広告板パラメータの図である。

アートワークまたは広告画像を提供するための選択プロセスの図である。

ハイウェイ設定において複数の広告を表示する複数の広告板の図である。

図１３の異なる環境条件を示す。 図１３の異なる環境条件を示す。 図１３の異なる環境条件を示す。 図１３の異なる環境条件を示す。

仮想画像モードにおける都市設定を示す。 仮想画像モードにおける都市設定を示す。 仮想画像モードにおける都市設定を示す。 仮想画像モードにおける都市設定を示す。

ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。 ユーザの視点の変化に応答した、高速道路設定における広告板の移動表現の秒単位スナップショットである。

本発明のさらに別の態様を示す流れ図である。

図面を参照して本発明の主題を説明する。全体を通して、同様の参照番号は同様の要素を指すために使用される。以下の説明では、説明目的のために、本発明の完全な理解を提供すべく、様々な特定の詳細が記載されている。しかし、このような特定の詳細がなくても、本発明が実行され得ることは明らかる。他の例では、本発明を説明しやすくするために、周知の構造とデバイスとがブロック図で示される。

概して、１実施形態において、本発明は、選択された広告掲示板位置において、通行人の移動する視点からユーザが広告掲示板およびアートワークをプレビューすることを可能にするシステムおよび方法を提供する。１実施形態において、特定の場所にある特定の掲示板を示す仮想環境を表示し、通行人の視点からリアルタイムで自動的に更新することができる。本発明はソフトウェアアプリケーションとして構成することができ、デスクトップおよびラップトップコンピュータ、ネットワーク化されたコンピュータおよび通信システム、ならびにモバイルデバイスを含む様々なコンピュータシステム上で実装することができる。

本発明は例えば、ユーザによって、自分の広告板アートワークおよび広告のより現実的な描写を得るために利用することができ、これらはアートワークと共に静的ドキュメント（例えば、ＰＤＦ、Ｗｏｒｄ、ＪＰＥＧ）を閲覧することによって利用可能である。言い換えれば、本発明は、広告板シミュレーションおよび評価システム並びにその方法を提供する。本発明によって提供される描写は、環境の要素に関する広告板のサイズおよびスケールの態様を含むことができ、表示される描写は、通過者の速度、位置、および視野角に基づいて、リアルタイムで自動的に更新することができる。これにより、ユーザは、ターゲット広告板上のアートワークおよび広告が、通行人（例えば、消費者）が期待したように現れるかどうかをプレビューし、より正確に評価することができる。

図１Ａを参照すると、例示的なシステムアーキテクチャ１００は、入力デバイス１０２（例えば、キーボード、マウス）に対して通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサ１０４（例えば、マイクロプロセッサ）、メモリ１０６または非一時的コンピュータ可読記憶媒体、少なくとも１つのデータベースまたはデータ記憶デバイス１０８、およびディスプレイ１１０を含むことができる。プロセッサ１０４は、メモリ１０６内に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。ウェブサイトまたは他のグラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）１１２は、ユーザ対話のためにディスプレイ１１０上に含まれ得る。上記の全ては、以下でより詳細に論じられるように、クライアントデバイス１４０において実装され、サーバ１２０に対して通信され得る。

１実施形態において、ユーザは、ディスプレイ１１０上に示される入力デバイス１０２およびウェブサイト／ＧＵＩ１１２を介して、アートワークおよび広告（たとえば、単語、画像、ビデオ）、ならびに掲示板の場所をアップロードすることができる。プロセッサ１０４は、データベース１０８からアップロードされたアートワークを記憶または取得することができる。１実施形態において、システムは、２つのユーザ選択可能な動作モード、仮想画像モードおよび実画像モードを含むように構成することができ、その両方について以下でより詳細に説明する。ユーザは、１つまたは両方の動作モードを選択して、選択された環境および場所における広告板アートワークおよび広告を視覚化することができる。ユーザのモード選択に基づいて、１実施形態において、プロセッサ１０４は以下を実施できる：（１）選択された位置を描写する動的仮想環境（データベース１０８に記憶されたあらかじめ構築されたグラフィカルコンポーネントから作成される）、アートワークを有する広告板、を生成および表示する；（２）データベース１０８から場所および広告板の実際の画像（例えば、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）ＳＤＫマップ、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）ストリートビュー画像）を取り出し、ディスプレイ１１０を介してウェブサイト／ＧＵＩ１１２上に重畳された広告板アートワークとともに場所を表示する。

図１Ｂを参照すると、システムアーキテクチャ１００は当業者によく知られているように、有線または無線の通信チャネルを介して分散コンピュータネットワーク１３０と通信する１つまたは複数のサーバ１２０において実装され得る。１実施形態において、分散型コンピュータネットワーク１３０はインターネットである。簡単にするために、複数のサーバ１２０が示されているが、このような計算能力が集約されることがよく知られているように、サーバ１２０という用語はグループ化にも適用される。サーバ１２０は複数のウェブサイトをホストし、対象技術に基づく広告板シミュレーションおよび評価システムおよび方法の適切な動作に必要な複数のデータベースを収容する。

サーバ１２０は、分散型コンピュータネットワーク１３０を介して複数のクライアントまたはユーザコンピュータ１４０に対して動作可能にリンクするようにネットワークに対して動作可能に接続されることを意図した、当業者に知られているいくつかのサーバのいずれかであり得る。複数のコンピュータまたはクライアント１４０は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント、タブレットコンピュータ、スキャナデバイス、セルラー電話などとすることができる。クライアントまたはユーザコンピュータ１４０はユーザがサーバ１２０上の情報を入力し、それにアクセスすることを可能にする。簡単にするために、４つのクライアントまたはユーザコンピュータ１４０のみが示されているが、数および位置は無制限にすることができる。クライアントまたはユーザコンピュータ１４０は、当業者によって理解されるように、他の構成要素／機器の中でも、上述したものと同様のディスプレイ１１０、ＧＵＩ、および入力デバイス１０２を有し、本明細書においてはさらに詳述しない。

アーキテクチャ１００の装置１２０、１４０の各々は、主題技術の機能および目標を達成するために、他の構成要素の中でもとりわけ、プロセッサ１０４、実行可能コードを記憶するメモリ１０６、および他の相互接続されたハードウェアを含み得ることを理解されたい。さらに、装置１２０、１４０のハードウェアおよびソフトウェアは、主題の技術の目的に特に適しているように特に構成され、プログラムされ得る。例えば、アーキテクチャ１００において、サーバ１２０は、他のルール（例えば、マッピングルールエンジンおよびそのコンポーネント）を使用することができるルールおよびプログラムモジュールを記憶する。サーバ１２０はまた、ルールデータベース、コードデータの表、およびマップモジュールの表などを含むが、これらに限定されない、必要な情報を受信し、記憶し、送信する。サーバ１２０および装置１４０は、主題技術の態様を達成するために特有の、仮想または現実のストリートおよびビルディングなどの特定のユーザ特徴を含み得る。

本明細書で開示されるプロセスは、コンピュータ、デジタルプロセッサ、マイクロプロセッサ、汎用デバイス１２０、１４０、および／またはアーキテクチャ１００内の一意に調整されたデバイス１２０、１４０上で実行するためのコンピュータプログラムソフトウェアで実施され得る。当業者は、プロセスが本発明の技術に従って機能する集積回路上の論理回路を含み得ることを理解するであろう。したがって、本技術は、デジタル処理装置（たとえば、コンピュータまたはハードウェアデバイス）に、本明細書で開示されるフローチャートに示されるものと同様のまたは対応する機能ステップのシーケンスを実行するように命令する形態でプログラムコード要素をレンダリングする機械構成要素によって実施され得る。

図２を参照すると、システム２００の例示的なランタイム動作は、ユーザがウェブサイト／ＧＵＩ１１２を介してユーザ名およびパスワードを提供する、工程２０４～２０８におけるユーザログインプロセスを含むことができる。ステップ２０４において、ユーザは、適切なユーザインタフェース（図５Ａ参照）を介してシステム２００にログオンすることができる。認証されると、ステップ２０６において、ユーザは、システム２００にログインすることができる。ユーザが認証され得ない場合（例えば、間違ったユーザ名および／またはパスワード）、ユーザは、システム２００にアクセスするためのアカウントを登録するために、ステップ２０４の初期ユーザインターフェースにリダイレクトされる。ステップ２０８において、システム２００は、ユーザがシステム２００にアクセスしたのがこれが初めてであるかどうかを認識することができる。今回が、ユーザがシステムに初めてアクセスする場合、システム２００には何も保存されているものはない。言い換えれば、ユーザからシステム２００にアップロードされた、事前に記憶された画像またはビデオは存在しない。代替として、システム２００は、これがユーザがシステム２００にアクセスする初回ではないこと、およびユーザがシステム２００上に画像またはビデオをアップロードまたは事前に記憶したことがあることを認識することができる。

ステップ２１２において、モード選択プロセス（例えば、ワークスペースまたは環境）をプロセッサ１０４によって開始することができ、その間に、ユーザは、プロセッサ１０４が実装する仮想画像モード２１４または実画像モード２１６を選択して、選択されたアートワークおよび広告とともに場所および広告掲示板を描写する環境シーン２１８を生成および表示することができる。ユーザのモード選択２１２に基づいて、表示されるシーン２１８は、仮想ビデオフォーマットまたは静的画像フォーマットであり得る。ワークスペースまたは環境が選択されると、プロセッサ１０４は、ＧＵＩ１１２を介してユーザにプロンプトまたはオプションを提供する選択プロセス２１０を開始して、データベース１０８に記憶されたアートワークまたは広告画像を選択するか、またはそのような画像をデータベース１０８にアップロードすることができる。次いで、システム２００は、ユーザが画像２２２を変更すること、他のアートワークを選択すること（２１０）、モード選択を変更すること（２１２）などによって、シーン２１８を変更し続けること（２２０）を可能にすることができる。ユーザはまた、実行を終了し、システムを終了する（２２４）というオプションを有する。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

実画像モード
実画像モード２１６は、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）ストリートビューなどのソースから取得された実際の写真または画像を利用し、プロセッサ１０４が３Ｄ表現内に表示されたユーザの広告板およびアートワークを用いて、選択された位置の３次元（３Ｄ）表現（たとえば、キューブマップ）を生成することを可能にする。様々な実施形態において、カメラ位置（すなわち、通行人位置）に対する３Ｄ表現の位置、高さ、距離、および回転を自動的におよび／または手動で操作するためのオプションを含むことができる。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

図３を参照すると、実画像モード３００の例示的な動作の流れ図が示されている。ユーザが実画像モード３００を選択すると、プロセッサ１０４は位置選択プロセス３０４を開始し、ウェブサイト／ＧＵＩ１１２を介して特定の位置を識別するためのオプションをユーザにプロンプトまたは提供する。位置は、ＧＵＩ１１２に住所を入力すること、地図（例えば、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）マップ）をクリックすることによって住所を取得すること、または緯度－経度座標を入力することを含む、様々な手段によって入力またはキャプチャすることができる。特定のロケーションのアドレスがキャプチャされると、プロセッサ１０４は、データベース１０８からロケーションの実際の写真／画像を取り出して処理し、ロケーションの３Ｄ表現３０６を生成することができる。選択された場所は、実際の写真／画像に示される少なくとも１つの広告板を含むことができる。広告板は、ポール上に自立していてもよく、建物の側面上に配置されていてもよく、または屋上に配置されていてもよい。１実施形態において、データベース１０８内の画像は、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）ストリートビューまたは同様のソースから取得することができる。ステップ３０８において、プロセッサ１０４は、広告板画像上にアートワークおよび広告を実装することができる。ステップ３１０において、プロセッサ１０４は、広告板の設定角度、位置、不透明度、およびサイズを構成する。ステップ３１２において、プロセッサ１０４は、広告板画像上で反射される光の角度および強度を設定することができる。ステップ３１４において、プロセッサ１０４は、広告板画像上に含まれるアートワーク、広告、および他の素材を構成する。ステップ３１６において、確定された広告板画像は、プロセッサ１０４によってデータベース１０８に保存することができる。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

仮想画像モード
仮想画像モード２１４は、タイムラプスビデオフォーマットまたはトラベルビデオフォーマットの形態で特定の位置をシミュレートする横断可能な仮想環境をユーザに提供する。プロセッサ１０４は、データベース１０８に記憶された編集可能なグラフィカルコンポーネントから仮想環境を作成することができる。１実施形態において、グラフィカルコンポーネントは、実行時にユーザによって選択することもできる。生成された環境シーン２１８は、自動的にまたは手動で編集されて、ユーザの選択されたアートワークおよび広告を有する広告板を含むことができる。様々な実施形態において、位置特徴、道路設計、広告板スタイル、時刻、気象条件、障害物、移動速度、およびユーザの視点（すなわち、通行人の位置）を含む仮想環境特徴を自動的におよび／または手動で操作するためのオプションを含むことができる。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

図４を参照すると、１実施形態において、仮想画像モード４００が様々なステップおよび任意選択の特徴を含むように構成することができる。ユーザが仮想画像モードを選択すると、プロセッサ１０４はデータベース１０８に記憶された構成要素から仮想環境をランダムに生成するか、または代替的に、実行時に記憶されたユーザ選好またはユーザ選択に基づいて仮想環境を生成することができる。ステップ４０４において、プロセッサ１０４は、農村、都市、高速道路の設定など、仮想環境のコミュニティまたは位置特徴を生成することができる。ステップ４０６において、プロセッサ１０４は編集可能なグラフィカルコンポーネントをデータベース１０８から取り出し、建物、近隣、町などの特徴を生成することができる。ステップ４０８において、プロセッサ１０４は広告板の物理的スタイルまたはタイプ（例えば、ポール上に自立する、建物の側面上、屋上に配置）を選択し、生成する。ステップ４１０において、プロセッサ１０４は、ハイウェイ、２次道路、車線数、直線道路、角度調整付き左右折、パーセンテージグレード付き上り坂または下り坂などの道路特徴を生成することができる。ステップ４１２において、プロセッサ１０４は、ユーザ（すなわち、通行人）が、広告板を歩いて通過しているか、オートバイ上か、コンパクトカー、セダン、またはスポーツユーティリティビークル内かに基づいて、知覚されたユーザの視点を調整することができる。ステップ４１４において、プロセッサ１０４は、サイズ、道路に対する設定角度、道路の左側、道路の右側、地上の広告板の高さ、不透明度、および道路からの距離を含む広告板の位置を生成する。

次に、ステップ４１６において、プロセッサ１０４は仮想環境を修正して、仮想環境内の広告板位置および広告板のユーザの視点に対して、気象条件（例えば、晴れ、曇り、雨、雪）、時刻（例えば、昼、夜）、および太陽位置と太陽光強度を示すことができる。ステップ４１８において、プロセッサ１０４は、木（葉の有無）、電話および電柱、電線、または道路標識などの障害物を選択し、設定することができる。ステップ４２０において、プロセッサ１０４は、ユーザの視点に基づいて、知覚される移動速度を設定することができる。ステップ４２２において、プロセッサ１０４は仮想環境のタイムラプスビデオまたは移動ビデオを生成し、ディスプレイ１１０上にビデオを表示し、データベース１０８にコピーを保存する。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

上記のステップ４０８～４２０を特定の順序で説明してきたが、他の実施形態においてこれらのステップの順序を変更できることが理解されよう。例えば、ステップ４０８はステップ４１２と４１４との間で実施でき、ステップ４１２はステップ４１８と４２０との間で実施でき、以下同様である。

１実施形態において、表示されるビデオは、選択された車両に着座し、広告板を見ながら仮想環境を通して運転するユーザの視点からのものであってもよい。認識される移動速度は、実行時にユーザによって制御することができる。タイムラプスビデオは、最適な視聴時間中に、太陽の位置が通過者に対して及ぼる影響（もしあれば）の視覚画像をユーザに提供することができる。例えば、広告板は、勤務通勤の午前および午後の時間中に最も視覚される。進行方向が東であり、広告板が西に面するように配置されている場合、通過者の視界は、その最適な視界時間において太陽によって隠される。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

図５Ａ～５Ｂは、例示的なシステム１００のユーザログインプロセス２０４を示す。システム１００は、異なる言語（例えば、英語、スペイン語）で提供されることができ、ユーザが新しいアカウントを作成することによって、または既存の電子メールもしくはソーシャルメディアアカウント（例えば、Ｇｏｏｇｌｅ（登録商標）、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（登録商標））を使用することによってシステム１００にアクセスすることができる。

コンピュータプラットフォーム上の選択された環境において広告板をシミュレートし、プレビューするためのシステム１００の実施形態が開示される。システムは、メモリ１０６、ディスプレイ１１０、少なくとも１つのデータベース１０８、およびメモリ１０６、ディスプレイ１１０、少なくとも１つのデータベース１０８に対して通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサ１０４を含む。動作中、プロセッサ１０４は、メモリ１０６に記憶されたコンピュータ可読命令を実行して、少なくとも１つのデータベース１０８（図１２に最もよく示され、以下でより詳細に説明される）からグラフィカルデータおよび少なくとも１つの広告５００Ａ、５００Ｂにアクセスすることを含む、様々な動作を実行するように構成される。図２で上述したように、プロセッサ１０４はＧＵＩ１１２を介して、データベース１０８に記憶されたアートワークまたは広告画像５００Ａ、５００Ｂを選択するために、またはそのような画像をデータベース１０８にアップロードするために、ユーザにオプションをプロンプトまたは提供する選択プロセス２１０を開始することができる。いくつかの実施形態において広告５００Ａ、５００Ｂは、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、およびビデオを含むことができる。

次に、プロセッサ１０４はメモリ１０６に記憶されたコンピュータ可読命令を実行して、広告を表示する広告板を有する環境の３次元（３Ｄ）移動表現をディスプレイ１１０上に生成するように構成され得る（図１６Ａ～１６Ｈに最も良く示され、以下でより詳細に説明される）。これらの例では、環境内の広告板の視覚化がユーザの視点に対応する。そして、ユーザの視点が変更すると（例えば、道路上を前進する車、道路上を歩く歩行者）、環境の３Ｄ表現を連続的に更新することができ、３Ｄ表現の動的ビデオまたは静的画像を作成し、生成し、メモリ１０６に記憶して、環境の３Ｄ移動表現を生成することができる。これらの特徴は、とりわけ、以下でより詳細に説明される。

図６は、仮想画像モード２１４、４００または実画像モード２１６、３００の間のモード選択プロセス２１２を示す図であり、プロセッサ１０４は、選択されたアートワークおよび広告を有する場所および掲示板を示す環境において生成および表示する。いくつかの実施形態において、シミュレートされた環境は、仮想画像モード２１４、４００または実画像モード２１６、３００であり得る。

実際のイメージモード２１６、３００は、上述のように（またはその後に作成され、インポートされた）現存するソースから取得され、高速道路の実際の３６０°スナップショットを示す図６の左側に最も良く示されるような、実際の写真またはイメージを含むことができる。道路の位置は物理的なアドレスまたは緯度もしくは経度の座標を使用して選択することができ、またはピンを使用して地図上にドロップすることができる。最終的に、アイデアは、広告が現実世界の視聴者にとって見える態様に類似するように、広告板の配置をシミュレートすることができることである。

図６の右側に最も良く示されるように、仮想画像モード２１４、４００は完全に生成された仮想世界であり得る。これは、組み立てられた場所（例えば、メタバース）からなるシミュレーションであり、歩道上の歩行者などの他のビューの中でも、ユーザが車両内にいるというユーザの視野を有する３次元（３Ｄ）現実的環境のネットワークを通してユーザがナビゲートすることを可能にするように完全にカスタマイズされ得る。上記のように、アイデアは、広告がそのような仮想世界にどのように現れるかについて視聴者にアイデアを与えるように、広告板の配置をシミュレートすることができることである。

２つのモード（仮想モードおよび実際のモード）は個別モードとして論じられるが、一方のモードからの要素（たとえば、画像のデータブロック、写真、自動車、道路、および建物などの特徴を生成するためのグラフィカル成分）は他方において互換的に使用され得ることが理解される。言い換えれば、当業者によって理解され得るように、仮想画像モード２１４、４００からの要素は、実画像モード２１６、３００に組み込むことができ、逆もまた同様である。加えて、要素は、既存のソースから取得されるか、または作成され、その後インポートされるかにかかわらず、データベース１０８に事前に記憶されるか、またはユーザによって、もしくは他のソースからデータベース１０８にアップロードされ得る。

図７は、本発明の１態様による仮想画像モード４００の図である。上述のように、ユーザが仮想画像モード４００を選択すると、プロセッサ１０４はデータベース１０８に記憶された構成要素から仮想環境をランダムに生成するか、または代替的に、実行時に記憶されたユーザ選好に基づいて仮想環境を生成することができる。図示されるように、ユーザには、３つの異なる仮想コミュニティ、すなわち、都市１４０４Ａ、高速道路１４０４Ｂ、および農村１４０４Ｃが提示される。３つの仮想コミュニティが示されているが、３つ以上の仮想コミュニティまたは環境が存在し得ることが理解される。言い換えれば、仮想画像モード４００において、追加の設定、位置、および特徴を利用可能にすることができる。いくつかの実施形態において図７に示されるような環境１４０４Ａ、１４０４Ｂ、１４０４Ｃが仮想画像モード４００で説明されるが、同様の環境が実画像モード３００で説明され得ることが理解される。

図８は、ユーザが仮想画像モード４００において高速道路設定１４０４Ｂを選択した後に提示され得る非網羅的なオプションの図である。図示のように、ユーザは、走行車線の数および車線の方向、車線に曲がり角があるかどうか、および高速道路が上り坂または下り坂のどちらに傾斜するかを含む、様々な仮想要素を作成することができる。さらに、ユーザは建物の屋根または側部に配置するために、または上述したものと同様の独立型ユニットとして、看板をカスタマイズするオプションを有する。最後に、ユーザは、広告のためのアートワークをアップロードおよび／またはカスタマイズすることができる。いくつかの実施形態において図８に示されるようなオプションが高速道路環境について説明されるが、他の環境、すなわち、他の設定の中でも、都市および農村コミュニティについて、同じまたは同様のオプションが提示され得ることが理解される。

図９Ａ～９Ｂは、利用可能な道路特徴１４０８Ｂの図である。例えば、ユーザは、１つ、２つ、または３つ以上のレーン（図示せず）を有する道路、ターンなしの道路、または左右ターンを有する道路（図９Ａ）、直線道路、グレードを有する上り坂または下り坂の道路（図９Ｂ）を選択することができる。これらの例において、道路特徴１４０８Ｂの構成は、ユーザがビルの側面または上部の広告板の設計を視覚化するための走行経路の一部である。

図１０は、本発明の１態様に従って利用可能であり得る様々な広告板スタイル１４１０の図である。例えば、広告板１４１０は、自立型ポール（左上）、屋上（右上）、建物の側面（左下）、または建物の複数の側面（右下）に位置し得る。当然のことながら、プロセッサ１０４は広告の視覚化のために、他のタイプの広告板画像１４１０を選択し、生成することができる。

図１１は、本発明の１態様に従って修正され得る広告板パラメータ１４１２の図である。図示のように、ユーザは広告板の初期寸法（例えば、長さ、幅）を入力することができる。１態様において、初期寸法は広告デザインの寸法に対する広告板の実際の物理的寸法であるべきであるが、そうである必要はない。ユーザは、プロセッサ１０４によって自動的に処理され得る、寸法ならびにアスペクト比を操作または修正することができる。広告板の修正されたパラメータ１４１２は、リアルタイムで、図１１の左側のディスプレイ１１０上に示され得る。

図１２は、仮想画像モード４００において、ビデオを含む広告画像またはアートワーク５００を提供するための選択プロセス２１０の図である。いくつかの実施形態において、広告５００Ａ、５００Ｂは、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、またはビデオを含むことができる。１例において、広告５００Ａはユーザによってアップロードされ得る。別の例において、広告５００Ｂはデータベース１０８内の既存のグラフィカルデータから選択することができる。広告５００Ａはまた、ユーザによってアップロードされ、プロセッサ１０４を介してユーザによってディスプレイ１１０上で修正される画像またはビデオを含むことができる。いくつかの実施形態において、広告５００のパラメータ（例えば、フォントサイズ、タイプ、形状、ビデオの速度）は上述のように広告板のものと同様に修正され得る。

図１３は、高速道路設定１４１４における複数の広告掲示板６００の図である。１実施形態において、ディスプレイ１１０上に生成されるのは、ユーザの選択された複数のアートワークおよび広告６００を表示する複数の広告板を有する仮想環境１４１４の３Ｄ表現である。この生成された環境１４１４は、自動的にまたは手動で編集することができる。例えば、３つの広告掲示板６００が示されているが、より多くのまたはより少ない掲示板６００が存在し得ることが理解されよう。いくつかの事例において、広告掲示板６００は、運転者であろうと乗客であろうと、道路上の車両にいるユーザの視点から見ることができる。他の例において、広告掲示板６００は、歩道上の歩行者などのように、異なるユーザの視点から見ることができる。

図１４Ａ～１４Ｄは、図１３の異なる環境条件１４１６を示す。図１４Ａ～図１４Ｂは環境１４１６内の広告板６００の位置決めを対象とし、図１４Ｃは環境１４１６内の気象条件を操作することを対象とし、図１４Ｄは道路上の車内にいるユーザの視点の速度を操作することを対象とする。

図１４Ａ～１４Ｂは、ユーザが広告板の位置決めまたは移動を含む仮想環境特徴をどのように操作することができるかを示す。例えば、ユーザは他の向き、位置または動きの中でも特に、道路に対する広告板の設定角度、道路の左側または右側への広告板の配置、地面より上の広告板の高さ、広告板の不透明度、および道路からの広告板の距離を操作することができる。いくつかの実施形態において、環境１４１６は複数の移動制御５１４を含み、移動制御５１４は、Ｘ軸およびＺ軸における移動４７４Ａ、正および負の回転４７４Ｂ、ならびにＹ軸における移動４７４Ｃのための選択制御を含むことができる。広告板６００の向き、位置、または移動を操作する能力は、図１４Ａと図１４Ｂとの間の差異を比較することによって最もよく見ることができる。前者の図の広告板６００がビルディングの正面上に向いているのに対し、後者の図の広告板６００は高速道路に向かって外側に傾いており、空中にホバリングするように誇張されている。

図１４Ｃは、限定するものではないが、ユーザが気象条件（例えば、晴れ、曇り、雨、雪）、時刻（例えば、昼、夜）、ならびに仮想環境における広告板位置および広告板のユーザの視点に対する太陽位置および太陽光強度を含む、環境の感覚刺激などの別の仮想環境特徴をどのように修正することができるかを示す。いくつかの実施形態において、環境１４１６は複数の気象制御６１４を含み、気象制御６１４は、雨の量を増加または減少させるための選択制御６７４Ａ、照明の量を増加または減少させるための選択制御６７４Ｂ、東から西への太陽光の量を増加または減少させるための選択制御６７４Ｃ、および南から北への太陽光の量を増加または減少させるための選択制御６７４Ｄを含むことができる。いくつかの実施形態において、雨量６７４Ａならびに照明６７４Ｂは、仮想環境１４１６が雨の増加または減少に伴ってどのように見えるか、ならびに、照明が１日を通して、１時間ごとに、または１５分間隔で、どのように変更するかを自動的に表示することができるように、動的制御であってもよい。

図１４Ｄは、ユーザが車両７１４の駆動速度などのさらに別の仮想環境特徴を制御または修正することができる方法を示す。この場合、ユーザの視点は高速道路を走行する車両（例えば、運転者または乗客のいずれか）の視点から決定される。本実施形態において、車両７１４の走行速度を増減させることにより、ユーザの視点を増減させることができる。いくつかの実施形態において、走行速度７１４は、速度が増加、減少、または指定された走行速度内で動作しているように、動的制御であってもよい。車両７１４の走行速度を設定することによって、プロセッサ１０４は、ユーザの視点から決定されるような知覚走行速度を設定することができる。

動作中、プロセッサ１０４は、ユーザが車両（例えば、コンパクトカー、セダン、またはスポーツユーティリティ車両）の運転者であるか、車両の乗客であるか、自動二輪車上であるか、またはユーザ（例えば、乗客）が広告板を通過して歩いているかどうかに基づいて、知覚されるユーザの視点を調整することができる。この実施形態において、知覚されるユーザは車両の運転者である。プロセッサ１０４はその後、仮想環境１４１６の時間経過ビデオまたは移動ビデオを生成し、その時間経過ビデオをディスプレイ１１０上に表示し、および／または時間経過ビデオのコピーをデータベース１０８に保存することができる。代替的に、プロセッサ１０４は仮想環境１４１６の静止画像の秒単位スナップショットまたは時間経過したスナップショットを生成し、それを表示／保存することもできる。これは、図１６Ａ～１６Ｈで最もよく見ることができ、以下でさらに説明する。

動作中、プロセッサ１０４は、複数のスナップショットを撮り、環境１４１６の３Ｄ表現を更新することによってこれを実施でき、したがって、環境の３Ｄ表現は、環境１４１６の３Ｄ移動表現になる。いくつかの実施形態において、環境１４１６の感覚刺激は図１４Ａ～図１４Ｄで上述したように変更することができるので、環境１４１６の３Ｄ移動表現は変更された感覚刺激に応答して更新することもできる。言い換えれば、プロセッサ１０４は、広告板６００を用いて環境１４１６の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび／または静的画像フォーマットを作成することができる。さらに、本明細書で論じられるように、動的ビデオフォーマットおよび／または静的画像フォーマットは、仮想現実および拡張現実スマートグラス（たとえば、ＡＲ／ＶＲヘッドセット）を非限定的に含む、モバイルフォンおよびスマートヘッドセットなどのポータブル電子デバイスへの有線またはワイヤレス通信を介して表示することができる。

図１５Ａ～図１５Ｄは、図８～図１４で説明した高速道路設定１４０４Ｂと同様の都市設定１４０４Ａを示し、道路の選択プロセス、交差点における看板の位置、ならびに建物自体上の看板の移動または位置を一般的に説明する。図１５Ａに示されるように、都市設定１４０４Ａにおいては、道路の選択処理において、ユーザは都市内の車線の数を選択することができ、これは他のタイプの構成（図示せず）の中でも、例えば、異なる車線構成（上側セット）を有する一方向ストリートと、様々な車線構成（下側セット）を有する双方向ストリートとを含む。同様に、図１５Ｂに示されるように、道路機能１４０８Ａを構成する際に、ユーザは、駆動ターンのタイプを選択することができる。例えば、ターンのない４ウェイ交差点（左上）、左右ターンのある４ウェイ交差点（右上）、左右ターンのあるＴ字型９０°交差点（左下）、左右ターンのある１３５°カーブ（右下）などである。理解されるように、他のレーンおよびターン構成を実装することができる。図１５Ｃおよび１５Ｄは、掲示板パラメータ１４１２Ａを修正する例である。図１５Ｃに示されるように、ユーザは、道路／歩道の左側または右側に広告板６００を配置することによって、交差点内の広告板の位置を決定することができる。次に、ユーザは図１５Ｄに示されるように、建物に対して、または、この例では建物の側面上のどこに広告板６００を配置するかを選択することができる。

図１６Ａ～図１６Ｈは、ユーザの視点の変化に応じた高速道路設定における広告板６００の移動表現の秒単位スナップショットである。この実施形態において、スナップショットを組み合わせて、図８～図１４に記載されているように、車両などの選択された車両に座って広告板６００を見ながら仮想高速道路設定環境を走行するというユーザの視点からのビデオをディスプレイ１１０上に作成することができる。図１６Ａに見られるように、広告板６００は、最初は運転者から遠くに見える。図１６Ｂ、図１６Ｃ、および図１６Ｄの各秒が経過すると、広告板６００はより近くになり、より見えるようになる。車両が上り坂に向かうにつれて、図１６Ｅ、図１６Ｆ、および図１６Ｇに見られるように、広告板６００は徐々に大きくなり、より見えるようになる。車両が通過すると、広告板６００は図１６Ｈに示されるようにもはや見えなくなる。

動作中、秒単位スナップショットは、ユーザの視点の移動によって作成される。１実施形態において、例えば、上述のような車両の走行によってなされる。この場合、ズーム機能は、ズーム時にビューの方向を生成するピンポイントと組み合わせて、動きを生成することができる。例えば、図１６Ａ～図１６Ｂから、車両が次に移動する場所を示すピンポイントが道路内に作成され、移動を作成するためにズーム機能が開始され、その後、車両がある次の時点（例えば、車両が１秒後にある場所に基づいて、ビューがユーザの視点からどのように見えるか）におけるユーザの視点からのビューが開始される。他の実施形態において、移動は他の適切なプロセスによって生成することができる。

１実施形態において、開示されるシステムは、タイムラプスビデオフォーマットまたはトラベルビデオフォーマットの形態で特定の場所をシミュレートする、横断可能な仮想環境を提供する。いくつかの実施形態において、プロセッサ１０４はさらに、環境および広告板６００の３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットを作成するように構成される。当業者によって理解され得るように、秒単位スナップショットは静止画像として図１６Ａ～図１６Ｈに示されるが、これらを集約して連続的な動的ビデオを作成し、実際の運転状態またはユーザの視点の実際の変化をよりよくシミュレートすることができる。

さらに、図１６Ａ～図１６Ｈに示されるように、広告を表示する広告板６００を有する仮想環境の３Ｄ表現は、静止画像として開始する。初期の例において、環境内の広告板６００の視覚化は、車両内にいるユーザの視点に対応する。ユーザの視点が変化すると、例えば、車が道路および上り坂に沿って移動しているとき、環境の３Ｄ表示が更新され（例えば、図１６Ｂ、図１６Ｃなど）、環境の３Ｄ移動表示を生成する。３Ｄ表現のこの連続的な更新および動的な動きは、ユーザの視点が変更することにつれて変更している。その結果、ビデオにレンダリングすることができる一連のピクチャ（例えば、静止画像）が作成され、現実世界の環境に基づくことができる仮想環境における動きをシミュレートするために、そのようなビデオが提供される。

いくつかの実施形態において、図１４Ａ～図１４Ｄで上述したような環境条件をシミュレートする能力は、ユーザに多大なコスト節約を提供することができる。例えば、時間経過ビデオを生成して、ユーザに、もしあれば、太陽の位置が最適な視聴時間中に通過者にどのような影響を及ぼすかのビューを提供する。または、例えば、どこに、またはどのように広告板を配置するかのビューを得て、勤務時間の午前および午後の時間中に最も視認されるようにする。そして、進行方向が東であり、広告板が西を向くように配置されている場合、通過者の視界が、その最適な視界時間に太陽によって隠されるかどうかのビューを得る。

図７～図１６で論じた上記の実施形態は主に仮想画像モード２１４、４００にあるが、実画像モード２１６、３００にある間に同様の学習を適用することができることが理解されよう。差異の１つは、実画像モード２１６、３００において、プロセッサ１０４がデータベース１０８から実際の位置の写真／画像を取り出して処理し、その位置の３Ｄ表現３０６を生成することである。これらの実際の写真／画像はＧｏｏｇｌｅ（登録商標）ストリートビューまたは同様のソースなどの既存のデータベース１０８から、またはユーザからのものであり得る。上述のような仮想画像モード２１４、４００において、環境条件を含む広告および広告掲示板を修正する開示されたシステムおよび方法は同様に、実画像モード２１６、３００において利用することができる。

限定ではなく例として、図１０に示すような広告板スタイル１４１０を修正する開示されたシステムおよび方法は、実画像モード２１６のステップ３１０に対して適用することができ、図１１に示すような広告１４１２の修正はステップ３０８および３１４に対して適用することができ、図１３～１４に示すような環境条件１４１４の操作は、いくつか例を挙げると、ステップ３１２に対して適用することができる。

図１７は、本発明のさらに別の態様を示す流れ図８００である。いくつかの実施形態において、方法８００は、メモリ１０６に通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサ１０４と、ディスプレイ１１０と、少なくとも１つのデータベース１０８とを有するシステム１００を含み、プロセッサ１０４は以下の動作のうちの少なくとも１つを実行するために、メモリ１０６に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される。ステップ８１０において、プロセッサ１０４は、少なくとも１つのデータベース１０８からのグラフィカルデータおよび少なくとも１つの広告にアクセスする。工程８２０において、プロセッサ１０４によって、ディスプレイ１１０上に、少なくとも１つの広告を表示する広告板６００を有する環境の３次元（３Ｄ）移動表現を生成し、広告板６００の視覚化がユーザの視点に対応するようにする。工程８３０では、プロセッサ１０４によって、ユーザの視点の変化に応答して、環境の３Ｄ移動表現および広告板６００を更新する。

１実施形態において、少なくとも１つの広告は、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、およびビデオのうちの少なくとも１つを含む。いくつかの実施形態において、環境は、仮想画像モード２１４、４００または実画像モード２１６、３００であり得る。任意選択で、工程８５０において、環境は、少なくとも１つのデータベース１０８に既に記憶されているか、またはその後アップロードされる要素を含む。

１実施形態において、ステップ８４０において、プロセッサ１０４によって、環境の３Ｄ移動表現および広告板６００の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成する。任意選択で、別の実施形態において、生成ステップ８２０は、プロセッサ１０４によって、広告板６００または少なくとも１つの広告のパラメータを修正する修正ステップ８６０を含むこともできる。

１実施形態において、工程８７０において、生成工程８２０は、プロセッサ１０４によって、環境の感覚刺激の３Ｄ移動表現をディスプレイ１１０上で変更する変更工程８７０を含むこともできる。この実施形態において、更新ステップ８３０はその後、変更ステップ８７０からの環境の変更された感覚刺激に応答して環境の３Ｄ移動表現を更新することを含むことができる。

次に、作成ステップ８４０は、その後、プロセッサ１０４によって、環境の３Ｄ移動表現および広告板６００の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成して、変更ステップ８７０からの環境の変更された感覚刺激に応答して環境の更新された３Ｄ移動表現を含むステップを含み得る。１実施形態において、表示ステップ８８０において、ＡＲ／ＶＲヘッドセットを含むポータブル電子デバイス上で、環境の３Ｄ移動表現および広告板６００の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つが表示される。

構成と実装
この説明では、説明を簡略化するために、様々な機能および動作がソフトウェアコードによって実行されるか、またはソフトウェアコードによって引き起こされるものとして説明され得る。しかしながら、当業者であれば、そのような表現が意味することは、マイクロプロセッサなどのプロセッサによるコードの実行から機能が生じることであることを認識するであろう。代替として、または組み合わせて、機能および動作は特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）またはフィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）を使用するなど、ソフトウェア命令を用いて、または用いずに、専用回路を使用して実装され得る。実施形態は、ソフトウェア命令なしで、またはソフトウェア命令と組み合わせて、ハードワイヤード回路を使用して実装することができる。したがって、本技法は、ハードウェア回路およびソフトウェアの任意の特定の組み合わせにも、データ処理システムによって実行される命令のための任意の特定のソースにも限定されない。

いくつかの実施形態は、完全に機能するコンピュータおよびコンピュータシステムにおいて実装されるが、様々な実施形態は様々な形態でコンピューティング製品として配布されることが可能であり、配布を実際に実施するために使用される特定のタイプの機械またはコンピュータ可読媒体にかかわらず適用されることが可能である。

開示される少なくともいくつかの態様は、少なくとも部分的にソフトウェアで具現化され得る。すなわち、本技法は、ＲＯＭ、揮発性ＲＡＭ、不揮発性メモリ、キャッシュ、またはリモートストレージデバイスなどのメモリに含まれる命令のシーケンスを実行する、マイクロプロセッサなどのそのプロセッサに応答して、コンピュータシステムまたは他のデータ処理システムにおいて実行され得る。

実施形態を実装するために実行されるルーチンは、「コンピュータプログラム」と呼ばれる特定のアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール、または命令のシーケンスの一部として実装されてもよい。コンピュータプログラムは典型的にはコンピュータ内の様々なメモリおよび記憶デバイスにおいて様々な時点における１つまたは複数の命令セットを備え、コンピュータ内の１つまたは複数のプロセッサによって読み取られ、実行されると、コンピュータに、様々な態様を含む要素を実行するために必要な動作を実行させる。

有形の非一時的コンピュータ記憶媒体は、データ処理システムによって実行されたときにシステムに様々な方法を実行させるソフトウェアおよびデータを記憶するために使用することができる。実行可能なソフトウェアおよびデータは例えば、ＲＯＭ、揮発性ＲＡＭ、不揮発性メモリ、および／またはキャッシュを含む様々な場所に記憶され得る。このソフトウェアおよび／またはデータの一部は、これらの記憶デバイスのいずれか１つに記憶され得る。さらに、データおよび命令は、集中型サーバまたはピアツーピアネットワークから取得することができる。データおよび命令の異なる部分は異なる時間に、異なる通信セッションにおいて、または同じ通信セッションにおいて、異なる集中型サーバおよび／またはピアツーピアネットワークから取得することができる。データおよび命令は、アプリケーションの実行に先立って、全体を取得することができる。あるいは、データおよび命令の一部が実行のために必要なときに、ジャストインタイムで、動的に取得することができる。したがって、データおよび命令が、特定の時点で機械可読媒体上に完全に存在することは必要とされない。

コンピュータ可読媒体の例は特に、揮発性および不揮発性メモリ装置、読取専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、フラッシュメモリ装置、フロッピー（登録商標）および他のリムーバブルディスク、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体（例えば、コンパクトディスク読取専用メモリ（ＣＤ ＲＯＭ）、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）など）などの、記録可能および非記録可能タイプの媒体を含むが、これらに限定されない。命令は、搬送波、赤外線信号、デジタル信号などの、電気的、光学的、音響的、または他の形態の伝搬信号のためのデジタルおよびアナログ通信リンクにおいて具現化され得る。

一般に、機械可読媒体は、機械（たとえば、コンピュータ、ネットワークデバイス、携帯情報端末、製造ツール、１つまたは複数のプロセッサのセットを有する任意のデバイス）によってアクセス可能な形態で情報を提供する（すなわち、記憶および／または送信する）任意の機構を含む。

様々な実施形態において、ハードワイヤード回路をソフトウェア命令と組み合わせて使用して、本技法を実施することができる。したがって、本技法は、ハードウェア回路およびソフトウェアの任意の特定の組合せにも、データ処理システムによって実行される命令のための任意の特定のソースにも限定されない。

例示的な実施形態が特に示され、説明されたが、添付の特許請求の範囲によって包含される実施形態の範囲から逸脱することなく、形態および詳細における様々な変更がなされ得ることが、当業者によって理解されるであろう。例えば、開示された技術のステップが異なる順序で実行された場合、および／または開示されたシステム内の構成要素が異なる方法で組み合わされた場合、および／または他の構成要素によって置換または補足された場合、他の有用な実装が達成され得る。したがって、他の実装形態も本開示の範囲内である。

Claims (20)

1. メモリ；
   ディスプレイ；
   少なくとも１つのデータベース；
   前記メモリ、前記ディスプレイ、および前記少なくとも１つのデータベースに通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサ；
   を備え、
   前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行して、
   前記少なくとも１つのデータベースからのグラフィックデータおよび少なくとも１つの広告へアクセスするステップ；
   前記ディスプレイ上に、前記少なくとも１つの広告を表示する広告板を含む環境の３次元（３Ｄ）移動表現を生成し、前記広告板の視覚化がユーザの視点に対応するようにするステップ；
   前記ユーザの視点の変化に応答して、前記環境の前記３Ｄ移動表現および前記広告板を更新するステップ；
   を含む動作を実施するように構成されている、
   システム。
2. 前記少なくとも１つの広告は、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、およびビデオのうちの少なくとも１つを含む、請求項１記載のシステム。
3. 前記環境は、仮想画像モードまたは実像モードのうちの少なくとも１つを含む、請求項１記載のシステム。
4. 前記環境は、前記少なくとも１つのデータベースに記憶されたまたは前記少なくとも１つのデータベースに対してアップロードされた要素を含む、請求項１記載のシステム。
5. 前記プロセッサはさらに、前記環境および前記広告板の前記３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットまたは静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成することを含む動作を実行するように構成される、請求項１記載のシステム。
6. 前記生成するステップはさらに、前記広告板のパラメータを修正するステップ、または前記少なくとも１つの広告を修正するステップを含む、請求項１記載のシステム。
7. 前記生成するステップは、前記環境の感覚刺激を変更するステップをさらに含む、請求項１記載のシステム。
8. 前記更新するステップは、前記環境の感覚刺激を変更するステップに応答して前記環境の前記３Ｄ移動表現を更新するステップを含む、請求項７記載のシステム。
9. 前記プロセッサはさらに、前記環境および前記広告板の前記３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットまたは静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成することを含む動作を実行するように構成される、請求項８記載のシステム。
10. 前記動的ビデオフォーマットまたは静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つは、ＡＲ／ＶＲヘッドセットを含むポータブル電子デバイス上に表示することができる、請求項９記載のシステム。
11. メモリ、ディスプレイ、および少なくとも１つのデータベースに対して通信可能に結合された少なくとも１つのプロセッサを有するシステムにおいて、前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行して、
    前記プロセッサによって、少なくとも１つのデータベースからのグラフィックデータおよび少なくとも１つの広告にアクセスするステップ；
    前記プロセッサによって、前記ディスプレイ上に、前記少なくとも１つの広告を表示する広告板を含む環境の３次元（３Ｄ）移動表現を生成し、前記広告板の視覚化がユーザの視点に対応するようにするステップ；
    前記プロセッサによって、前記ユーザの視点の変化に応答して、前記環境の前記３Ｄ移動表現および前記広告板を更新するステップ；
    を含む動作を実施する、
    方法。
12. 前記少なくとも１つの広告は、アルファベット、数字、単語、記号、画像、グラフィック、およびビデオのうちの少なくとも１つを含む、請求項１１記載の方法。
13. 前記環境は、仮想画像モードおよび実像モードのうちの少なくとも１つを含む、請求項１１記載の方法。
14. 前記環境は、前記少なくとも１つのデータベースに記憶された、または前記少なくとも１つのデータベースに対してアップロードされた要素を含む、請求項１１記載の方法。
15. 前記方法はさらに、前記プロセッサによって、前記環境および前記広告板の前記３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成するステップを有する、請求項１１記載の方法。
16. 前記生成するステップは、前記プロセッサによって、前記広告板または前記少なくとも１つの広告のパラメータを修正するステップをさらに含む、請求項１１記載の方法。
17. 前記生成するステップは、前記プロセッサによって、前記環境の感覚刺激の前記３Ｄ移動表現を前記ディスプレイ上で変更するステップをさらに含む、請求項１１記載の方法。
18. 前記更新する工程は、前記環境の感覚刺激を変更するステップに応答して前記環境の前記３Ｄ移動表現を更新するステップを有する、請求項１７記載の方法。
19. 前記方法はさらに、前記プロセッサによって、前記環境および前記広告板の前記３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを作成するステップを有する、請求項１８記載の方法。
20. 前記方法はさらに、ＡＲ／ＶＲヘッドセットを含むポータブル電子デバイス上に、前記環境および前記広告板の前記３Ｄ移動表現の動的ビデオフォーマットおよび静的画像フォーマットのうちの少なくとも１つを表示するステップを有する、請求項１９記載の方法。