JP2024513212A - ユーザ装置およびユーザ装置の方法 - Google Patents

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Abstract

本開示の実施形態は、通信の方法、装置及びコンピュータ可読媒体に関する。前記方法は、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着する場合、端末装置が前記第1のアップリンクデータの到着を示す指示を生成することを含む。こうして、非アクティブ状態における送信が効率的に完了することを保証することができる。【選択図】図3

Description

本開示の実施形態は、全体として、電気通信の分野に関し、特に、端末装置の非活動状態におけるデータ送信中の通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。
通常、非活動状態にある端末装置は依然として、送信すべき少量で頻繁ではないデータトラフィックを有する場合がある。第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)リリース16までは、非活動状態はデータ送信をサポートしておらず、端末装置はダウンリンクデータとアップリンクデータのいずれについても接続を再開しなければならない(すなわち、接続状態に入らなければならない)。これは、不必要な電力消費とシグナリングオーバーヘッドを引き起こす。
この場合、3GPPリリース17では、非活動状態におけるスモールデータ送信(SDT)が承認されている。したがって、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。しかしながら、これまでのところ、SDT関連技術は未だ未整備であり、さらなる発展が待たれる。
全体として、本開示の実施形態は、通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
第1の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着するとの決定に従って、端末装置において、前記第1のアップリンクデータの到着を示す指示を生成することと、前記指示をネットワーク装置に送信することと、を含む。
第2の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、アップリンクデータが非アクティブ状態において送信されるとの決定に従って、端末装置において、ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ(accommodate)、バッファ状態報告(BSR:buffer status report)を追加として受け入れないか否かを決定することと、前記アップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記BSRを追加として受け入れないとの決定に従って、前記BSRをキャンセルすることと、を含む。
第3の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、端末装置において、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信することであって、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信中にパワーヘッドルーム報告(PHR:power headroom report)がトリガされないことを含む。
第4の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、端末装置において、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信することと、PHRをトリガすることと、を含む。
第5の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、端末装置において、非アクティブ状態におけるアップリンクデータのネットワーク装置への送信中に、前記端末装置のサービングセルの参照信号受信電力(RSRP:reference signal receiving power)が閾値電力より低いか否かを決定することと、前記端末装置のサービングセルのRSRPが前記閾値電力より低いとの決定に従って、アイドル状態に入るか、又は前記非アクティブ状態を維持したまま、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信を終了することと、を含む。
第6の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、ネットワーク装置において、端末装置から、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着することを示す指示を受信することを含む。
第7の態様において、端末装置が提供される。前記端末装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリは、前記プロセッサにより実行された場合、前記端末装置に本開示の第1から第5の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第8の態様において、ネットワーク装置が提供される。前記ネットワーク装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。前記メモリは、前記プロセッサにより実行された場合、前記ネットワーク装置に本開示の第6の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶する。
第9の態様において、命令を記憶したコンピュータ可読媒体が提供される。前記命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1から第5の態様に記載の方法を実行させる。
第10の態様において、命令を記憶したコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第6態様に記載の方法を実行させる。
本開示のその他の特徴は、以下の説明により容易に理解できるはずである。
図面において本開示のいくつかの実施形態をさらに詳細に説明することで、本開示の上述の及びその他の目的、特徴及び利点を、さらに明らかにする。
本開示のいくつかの実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワークを示す図である。
本開示のいくつかの実施形態を実施可能なユーザプレーン(UP:user plane)プロトコルスタックを示す模式図である。
本開示のいくつかの実施形態を実施可能な制御プレーン(CP:control plane)プロトコルスタックを示す模式図である。
本開示のいくつかの実施形態を実施可能なSDTプロシージャを示す模式図である。
本開示のいくつかの実施形態を実施可能な、最初の送信とそれに続く送信とを含むSDTプロシージャを示す模式図である。
本開示の実施形態にかかる、SDTプロシージャ中の通信のためのプロセスを示す模式図である。
本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される例示的な通信方法を示す図である。
本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法を示す図である。
本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法を示す図である。
本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法を示す図である。
本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法を示す図である。
本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置において実現される例示的な通信方法を示す図である。
本開示の実施形態を実現するのに適した装置の概略ブロック図である。
図中、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
ここで、いくつかの実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のためにのみ記載され、当業者が本開示を理解し、実施するのを助けるものであり、本開示の範囲に関するいかなる限定も示唆しないことを理解すべきである。本明細書で説明される開示内容は、以下で説明される方法とは異なる様々な方法で実施することができる。
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されていない限り、本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示の当業者が一般に理解するものと同一の意味を有する。
本文で使用されるように、用語「端末装置」は、無線又は有線の通信能力を有する任意の装置を意味する。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置、V2X通信のための車載装置などを含むが、これらに限定されず、V2Xの「X」は歩行者、車両又はインフラストラクチャ/ネットワーク、あるいはデジタルカメラなどの画像取得装置、ゲーム装置、音楽保存及び再生装置、あるいは無線又は有線のインターネットアクセス及び閲覧を可能とするインターネット家電などを表す。「端末装置」という用語は、UE、移動局、加入者局、移動端末、ユーザ端末、又は無線装置と互換的に使用することができる。また、「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信可能なセル又はカバレッジを提供又はホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeB又はNB)、進化型ノードB(eNodeB又はeNB)、次世代ノードB(gNB)、送受信ポイント(TRP)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードを含むが、これらに限定されない。
一実施形態において、端末装置は、第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置に接続することができる。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置の一方をマスターノードとして、他方をセカンダリ―ノードとしてもよい。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用してもよい。一実施形態において、第1のネットワーク装置は第1のRAT装置であってもよく、第2のネットワーク装置は第2のRAT装置であってもよい。一実施形態において、第1のRAT装置はeNBであり、第2のRAT装置はgNBである。異なるRATに関する情報は、第1のネットワーク装置又は第2のネットワーク装置の少なくとも一方から端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第1の情報は、第1のネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、そして第2の情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第2のネットワーク装置により設定された端末装置の設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から第1のネットワーク装置を介して送信されてもよい。第2のネットワーク装置により設定された端末装置の再設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されてもよい。
本明細書で使用される単数形「1つ」、及び「前記」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含まれる。「含む」という用語及びその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンエンド用語として理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「一実施形態」及び「実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と理解されるべきである。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの別の実施形態」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なる又は同一の対象を指すことができる。以下では、その他の明示的及び暗黙的な定義を含む場合がある。
いくつかの例において、値、プロシージャ、又は機器は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと称される。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、又はそのほかの点でより好ましい必要はないことが、理解されるであろう。
従来では、少量且つ頻繁でないデータ交換を行うさまざまなアプリケーションが存在する。例えば、モバイル装置のいくつかのアプリケーションでは、SDTは、インスタントメッセージ(IM)サービスからのトラフィック、例えばIM又は電子メールクライアント及び他のサービスからのハートビート又はキープアライブトラフィック、様々なアプリケーションにおけるプッシュ通知、ウェアラブル装置からのトラフィック(例えば、周期的な位置情報を含む)などを含んでもよい。非モバイル装置のいくつかのアプリケーションでは、SDTは、センサデータ(例えば、IoTネットワーク内で定期的に又はイベントトリガ方式で伝送される温度、圧力測定値)、スマートメーターから送信される計測及び警報情報などを含んでもよい。
SDT中に、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラのうちの少なくとも1つからのアップリンクデータが端末装置の非アクティブ状態において送信される。1つの無線ベアラが非アクティブ状態におけるデータ送信をサポートするか否かは、ネットワーク装置により設定される。いくつかのシナリオにおいて、SDT中に、非アクティブ状態における送信をサポートしていない無線ベアラから新しいデータ(便宜上、ここでは非SDTデータとも称される)が到着する可能性がある。
いくつかのシナリオにおいて、ネットワーク装置からのアップリンク許可が全ての保留中データを受け入れることができる場合、BSRをキャンセルしてもよく、キャセルしなくてもよい。BSRをキャンセルしない場合、SDT中のBSRの送信は、アップリンクデータを1回の送信で完了することができなくなるため、悪影響を及ぼす。BSRをキャンセルしない場合、無線ベアラが非アクティブ状態におけるデータ送信をサポートしていないとBSRが判断したとき、ネットワーク装置は端末装置にUL許可を提供するが、端末装置は一次停止された無線ベアラをスケジューリングすることができず、リソースの無駄を引き起こす。
いくつかの他のシナリオにおいて、PHRは、上位層によるパワーヘッドルーム報告機能の設定又は再設定時にトリガされ、この機能を無効化するためには使用されない。言い換えれば、PHRはSDT時にトリガされることになる。さらに、PHR媒体アクセス制御制御要素(MAC CE:media access control control element)は、アップリンク共通制御チャネル(UL-CCCH:uplink-common control channel)からのデータ以外の任意の論理チャネルからのデータよりも高い優先度を有する。
上記又は他の潜在的シナリオについて、本開示の実施形態は、SDTをできるだけ早く完了させることを保証するために、SDT中の通信の改善された解決策を提供する。以下、添付図面を参照して、本開示の原理及び実施態様について詳細に説明する。
通信環境の例
図1Aは、本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100を示す模式図である。図1Aに示すように、通信ネットワーク100は、端末装置110と複数のネットワーク装置120及び130とを含んでもよい。ネットワーク装置120及び130は、それぞれのセル121及び131を提供して端末装置をサービングする。図1Aの例において、端末装置130はネットワーク装置120のセル121内にあり、端末装置130は、ネットワーク装置120と通信してもよい。セル121は、端末装置130のサービングセルと称されてもよい。
図1Aにおける装置の数は説明の目的で与えられており、本開示に対するいかなる限定も暗示していないことを理解すべきである。通信ネットワーク100は、本開示の実施態様を実施するのに適した任意の適切な数のネットワーク装置及び/又は端末装置を含んでもよい。さらに、ネットワーク装置120及び130のそれぞれは、端末装置110により多くのセルを提供してもよい。
図1Aに示すように、端末装置110は、無線通信チャネル等のチャネルを介してネットワーク装置120と通信してもよい。通信ネットワーク100における通信は、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、マシンタイプ通信(MTC)などを含むが、これらに限定されない任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
デュアル接続のいくつかのシナリオにおいて、ネットワーク装置120及び130は、マスターノード(MN)又はセカンダリーノード(SN)として端末装置110を同時にサービングしてもよい。MNにより提供されるセルは、端末装置110のためのマスターセルグループ(MCG)を形成し、SNにより提供されるセルは、端末装置110のためのセカンダリーセルグループ(SCG)を形成する。いくつかのシナリオにおいて、端末装置110は、非アクティブ状態においてネットワーク装置120又は130と通信してもよい。
端末装置110からネットワーク装置120又は130に向かう方向の通信はUL通信と呼ばれ、ネットワーク装置120又は130から端末装置110に向かう方向の通信はDL通信と称される。端末装置110は、ネットワーク装置120、130、そして場合によっては他のネットワーク装置のセルの間を移動することができる。UL通信において、端末装置110は、ULチャネルを介して、ULデータ及び制御情報をネットワーク装置120又は130に送信してもよい。DL通信において、ネットワーク装置120又は130は、DLチャネルを介して、DLデータ及び制御情報を端末装置110に送信することができる。
通信ネットワーク100における通信は、UP及びCPプロトコルスタックに従って行われてもよい。一般に言うと、通信装置(例えば、端末装置又はネットワーク装置)の場合、プロトコルスタック内の複数のネットワークプロトコル層の複数のエンティティが存在し、これらのエンティティは、通信装置から送信され、通信装置により受信されるデータ又はシグナリングに、対応するプロセスを実施するように設定されてもよい。図1Bは、本開示のいくつかの実施形態にかかる装置においてUPプロトコルスタックのために確立され得るネットワークプロトコル層エンティティを示す模式図100Bである。
図1Bに示すように、UPにおいて、端末装置110及びネットワーク装置120のそれぞれは、L1層のエンティティ、つまり、物理(PHY)層のエンティティ(PHYエンティティとも称される)と、媒体アクセス制御(MAC)層のエンティティ(MACエンティティとも称される)、無線リンク制御(RLC)層のエンティティ(RLCエンティティとも称される)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層のエンティティ(PDCPエンティティとも称される)、及びサービスデータアプリケーションプロトコル(SDAP)層のエンティティ(SDAPエンティティとも称され、5G及びその後の世代のネットワークで確立される)を含む、上位層(L2層及びL3層、つまり上位層)の1つ又は複数のエンティティとを含んでもよい。場合によっては、PHY、MAC、RLC、PDCP、及びSDAPエンティティは、スタック構造になっている。
図1Cは、本開示のいくつかの実施形態にかかる装置においてCPプロトコルスタックのために確立され得るネットワークプロトコル層エンティティを示す模式図100Cである。図1Cに示すように、CPにおいて、端末装置110及びネットワーク装置120のそれぞれは、L1層のエンティティ、つまり、PHY層のエンティティ(PHYエンティティとも称される)と、MAC層のエンティティ(MACエンティティとも称される)、RLC層のエンティティ(RLCエンティティとも称される)、PDCP層のエンティティ(PDCPエンティティとも称される)、及び無線リソース制御(RRC)層のエンティティ(RRCエンティティとも称される)を含む、上位層(L2層及びL3層)の1つ又は複数のエンティティを含んでもよい。RRC層はさらにアクセスストラタム(AS:access stratum)層と称されてもよく、そのために、RRCエンティティはさらにASエンティティと称されてもよい。図1Cに示すように、端末装置110はさらに、非アクセスストラタム(NAS)層のエンティティ(NASエンティティとも称される)を含んでもよい。ネットワーク側のNAS層は、ネットワーク装置内ではなく、コアネットワーク(CN:core network、図示せず)内に配置される。いくつかのケースにおいては、これらのエンティティはスタック構造になる。
一般的には、通信チャネルは、論理チャネルと、送信チャネルと、物理チャネルとに分けられる。物理チャネルは、PHY層が実際に情報を送信するチャネルである。例えば、物理チャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)と、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)と、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random-access channel)と、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)と、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)とを含んでもよい。
送信チャネルは、PHY層とMAC層との間のチャネルである。例えば、送信チャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH:broadcast channel)と、ダウンリンク共有チャネル(DL-SCH:downlink shared channel)と、ページングチャネル(PCH:paging channel)と、アップリンク共有チャネル(UL-SCH:uplink shared channel)と、ランダムアクセスチャネル(RACH)とを含んでもよい。
論理チャネルは、MAC層とRLC層との間のチャネルである。例えば、論理チャネルは、専用制御チャネル(DCCH:dedicated control channel)と、共通制御チャネル(CCCH:common control channel)と、ページング制御チャネル(PCCH:paging control channel)と、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH:broadcast control channel)と、専用トラフィックチャネル(DTCH:dedicated traffic channel)とを含んでもよい。
一般的には、RRC層とPDCP層との間のチャネルは、無線ベアラと称される。端末装置110は、データプレーンデータを運搬するための少なくとも1つのデータ無線ベアラ(DRB:data radio bearer)と、制御プレーンデータを運搬するための少なくとも1つのシグナリング無線ベアラ(SRB:signaling radio bearer)とを有するように設定されてもよい。本開示の背景では、DRBは、非アクティブ状態における送信をサポートする(すなわち、SDTをサポートする)ように設定されてもよい。もちろん、DRBは、非アクティブ状態における送信をサポートしない(すなわち、SDTをサポートする)ように設定されてもよい。SRBはSDTをサポートするように設定されてもよい。もちろん、SRBはSDTをサポートしないように設定されてもよい。
RRC層においては、SRB0、SRB1及びSRB2の3種類のSRBが定義されている。SRB0はRRC接続の確立、再開、又は再確立にCCCHを使用する。SRB1はDCCHを使用し、RRC接続が確立されたときに確立される。SRB2はDCCHを使用し、RRC再設定中及び最初のセキュリティアクティブ化の後に確立される。
追加として、端末装置110のNAS層にプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立して、CNへデータを送信したり、CNからデータを受信したりしてもよい。PDUセッションは、SDAPエンティティに対応してもよく、複数のサービス品質(QoS)フローを含んでもよい。本開示の背景では、QoSフローは、SDTをサポートするように設定されてもよい。もちろん、QoSフローはSDTをサポートしないように設定されてもよい。
本開示の背景では、端末装置110は、非アクティブ状態においてネットワーク装置120と通信してもよい。いくつかのシナリオにおいて、送信すべきSDTをサポートする無線ベアラからの小量で頻繁ではないデータトラフィックを端末装置110が有するときに、端末装置110はSDTプロシージャを開始してもよい。図2Aは本開示のいくつかの実施形態を実施可能な1回限りのSDTプロシージャを示す模式図である。図2に示すように、非アクティブ状態にある端末装置110は、RRC再開要求をデータトラフィックに関連付けられるULデータとともにネットワーク装置120に送信してもよい(201)。例えば、端末装置110は、2ステップRACHプロシージャのMsgA又は4ステップRACHプロシージャのMsg3内で、RRC再開要求をULデータとともに送信してもよい。もちろん、端末装置110はさらに、設定された許可(CG)リソースにおいてRRC再開要求をULデータとともに送信してもよい。RRC再開要求は、再開理由を含んでもよい。RRC再開要求及びULデータを受信すると、ネットワーク装置120は、RRC解放メッセージをULデータに対応するDLデータとともに端末装置110に送信してもよい(202)。例えば、ネットワーク装置120は、2ステップRACHプロシージャのMsgA又は4ステップRACHプロシージャのMsg4内で、RRC解放メッセージをDLデータとともに送信してもよい。また、ネットワーク装置120は、CGリソースでの送信の応答として、RRC解放メッセージをDLデータとともに送信してもよい。この時点で、SDTプロシージャ200Aが終了する。
図2Bは本開示のいくつかの実施形態を実施可能な、最初の送信とそれに続く送信とを含むSDTプロシージャ200Bを示す模式図である。図2に示すように、非アクティブ状態にある端末装置110は、RRC再開要求をULデータ及びBSRとともにネットワーク装置120に送信してもよい(211)。例えば、端末装置110は、2ステップRACHプロシージャのMsgA又は4ステップRACHプロシージャのMsg3内で、RRC再開要求をULデータ及びBSRとともに送信してもよい。もちろん、端末装置110はさらに、設定された許可(CG)リソースにおいてRRC再開要求をULデータとともに送信してもよい。RRC再開要求は、再開理由を含んでもよい。RRC再開要求をULデータ及びBSRとともに受信すると、ネットワーク装置120は、端末装置110に後続の送信の指示を送信してもよい(212)。例えば、ネットワーク装置120は、後続の送信を示す明示的なRRCメッセージを送信してもよい。別の例として、ネットワーク装置120は、別の送信についてのUL許可を送信して、後続の送信を暗黙的に示してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、DLデータを指示とともに端末装置110に送信してもよい。この時点で、最初の送信が完了した。
この指示に基づいて、端末装置110は、例えば、動的な許可又は設定された許可に基づいて、別のULデータ及びBSRをネットワーク装置120に送信してもよい(213)。そして、ネットワーク装置120は、動的な許可についてのUL許可を端末装置110に送信してもよい(214)。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、DLデータをUL許可とともに端末装置110に送信してもよい。ネットワーク装置120からのUL許可に基づいて、端末装置110は、残りのULデータをネットワーク装置120に送信してもよい(215)。したがって、ネットワーク装置120は、RRC解放メッセージを端末装置110に送信してもよい(216)。この時点で、後続の送信が完了した。すなわち、SDTプロシージャ200Bが終了する。SDTプロシージャ200Bは、後続の送信においてより多くのステップ又はより少ないステップを含んでもよいことを理解すべきである。
非SDTデータを処理する実現例
いくつかのシナリオにおいて、SDTをサポートしていない無線ベアラからのアップリンクデータ(すなわち、非SDTデータ)が、SDTプロシージャ中に到着する可能性がある。これに鑑みて、本願の実施形態は、非SDTデータの到着を示す解決策を提供する。図3を参照し、以下にこれについて説明する。図3は本開示の実施形態にかかる、SDTプロシージャ中の通信のためのプロセス300を示す模式図である。説明のために、図1を参照してプロセス300を説明する。プロセス300には、図1に示されるような端末装置110とネットワーク装置120が関与してもよい。図3に示すように、端末装置110は、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着するか否かを決定する(310)。
言い換えれば、端末装置110は、SDTプロシージャ中に非SDTデータが到着するか否かを決定する。
いくつかの実施形態において、第1のアップリンクデータが到着した場合、端末装置110のNAS層は、第1のアップリンクデータが到着したことを端末装置110のAS層に通知してもよい。
従来、NAS層は、一時停止されたユーザプレーンリソースを有するPDUセッションのために送信されるアップリンクユーザデータパケットの時に、RRC接続を再開するようAS層に示す。しかしながら、SDT中に到着した新たな非SDTデータが同じPDUセッションからのものである場合、非SDTデータの到着を示すNAS層からAS層への指示が存在するか否かは不明である。
この場合の対策として、別のネットワーク装置により無線ベアラについてSDTのサポートを設定し、端末装置110が該別のネットワーク装置との接続状態にある場合、該別のネットワーク装置は、同一のPDUセッションIDを有する全ての無線ベアラを、SDTをサポートするか否かについて同様の設定に設定してもよい。この場合、端末装置110は、該別のネットワーク装置から、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのDRBが非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定、又は同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのDRBが非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を、受信してもよい。こうして、非アクティブ状態における送信をサポートしていない無線ベアラは、非アクティブ状態における送信をサポートしている無線ベアラとは異なるPDUセッションにあることになり、そのため、NAS層は、従来の方法で、つまり、AS層にRRC接続状態への遷移を要求することにより、非SDTデータの到着をAS層に通知することができる。別のネットワーク装置が、ネットワーク装置120、又は最後のサービングネットワーク装置、又は任意の他の適切なネットワーク装置であってもよいことに留意されたい。
以上の場合の別の対策として、いくつかの実施形態において、端末装置110は、端末装置110のAS層からNAS層へ、非アクティブ状態において実行されている第2のアップリンクデータの送信を通知するとともに、QoSフローのIDに関する情報を通知してもよい。いくつかの実施形態において、QoSフローIDに関する情報は、SDTをサポートしていないQoSフローのIDであってもよい。いくつかの実施形態において、QoSフローIDに関する情報は、SDTをサポートしているQoSフローのIDであってもよい。NAS層は全てのQoSフローIDを知っているので、SDTをサポートしているQoSフローのIDからSDTをサポートしていないQoSフローのIDを導出することができる。すなわち、NAS層は、端末装置110がSDTを実行していることを知ることができ、SDTをサポートしていないQoSフローのIDを知るか、又は導出することができる。
第1のアップリンクデータがSDTをサポートしていないQoSフローのアイデンティティに関連付けられている場合、端末装置110は、NAS層からAS層へ、非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に第1のアップリンクデータが到着することを通知してもよい。こうして、NAS層に新しいデータが到着すると、NAS層は、該新しいデータに関連付けられたQoSフローIDから、該新しいデータが非SDTデータであるか否かを知ることができる。その結果、NAS層は、例えばAS層にRRC_CONNECTED状態への遷移を要求することにより、非SDTデータの到着をAS層に示すことができる。
第1のアップリンクデータが到着した場合、端末装置110のAS層320は、第1のアップリンクデータの到着を示す指示を生成する。いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のアップリンクデータへのアクセス試行が禁止されているか否かを決定し、アクセス試行が禁止されていない場合、端末装置は、この指示を生成してもよい。すなわち、端末装置110は、指示を生成する前に、統合アクセス制御(UAC:unified access control)プロシージャを実行してもよい。この指示は、アクセス試行が禁止されていない場合にのみ生成される。こうして、通信効率を向上させることができる。
この指示が生成されると、端末装置110は、この指示をネットワーク装置120に送信する(330)。この指示は、様々な方法で生成され、送信されてもよい。以下、指示を生成及び送信するためのいくつかの例示的な実施形態について、実施形態1~4に関連して説明する。
実施形態1
この実施形態において、端末装置110は、指示としてDCCHメッセージを生成して送信してもよい。例えば、端末装置110は、SRB1を使用してRRCメッセージを生成して、SDTをサポートしない少なくとも1つの無線ベアラからのデータの到着を示してもよい。いくつかの例において、RRCメッセージは、UEAssistanceInformationメッセージなどの既存のRRCメッセージであってもよい。他のいくつかの例において、RRCメッセージは、指示のために特別に導入される新しいRRCメッセージであってもよい。
いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは再開理由を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、予想されるRRC状態、例えば、RRC CONNECTED状態又は任意の他の適切なRRC状態を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、第1のアップリンクデータの情報、すなわち、非SDTデータの情報を含んでもよい。例えば、第1のアップリンクデータの情報は、第1のアップリンクデータのサイズ、該少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ(ID)、又は該少なくとも1つの無線ベアラのタイプのうちの少なくとも1つを含んでもよい。例えば、該少なくとも1つの無線ベアラのタイプは、MN終端又はSN終端の、MCGベアラ又はSCGベアラ、又はスプリットベアラであってもよい。
いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップ、例えば、NRターゲット周波数帯についての端末装置110の測定ギャップ要件情報を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、端末装置110のモビリティ状態の情報を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、記録される測定値、接続確立失敗情報、又は無線リンク障害情報のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示を含んでもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、端末装置110のモビリティ履歴の利用可能性の指示を含んでもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、DCCHメッセージの送信を開始する前に、タイマ(便宜上、ここでは第1のタイマとも称される)を開始又は再開してもよい。例えば、端末装置110は、既存のタイマ、例えばT319を再利用してもよい。もちろん、新しいタイマを導入してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からのDCCHメッセージへの応答の受信時に第1のタイマを停止してもよい。例えば、DCCHメッセージへの応答は、RRCResumeメッセージ、RRCSetupメッセージ、RRCReleaseメッセージ、suspendConfigを有するRRCReleaseメッセージ、又はRRCRejectメッセージであってもよい。もちろん、DCCHメッセージへの応答として、他の任意の適切なメッセージも可能である。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、端末装置110のセル再選択時に第1のタイマを停止してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、上位層による、第1のアップリンクデータに関連付けられた接続確立の終了時に、第1のタイマを停止してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶し、アイドル状態に入ってもよい。例えば、端末装置110は、「RRC再開失敗」の解放理由でRRC IDLE状態に入るときに、これらの動作を実行してもよい。
DCCHメッセージが送信されるいくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のタイマが実行しているか否かを決定してもよい。第1のタイマが実行していない場合、端末装置110は、DCCHメッセージをネットワーク装置120に送信してもよい。言い換えれば、第1のタイマが実行している間は、端末装置110は、別の非SDTデータの到着を示す別のDCCHメッセージを送信することが許可されない。こうして、SDTプロシージャが効率的に実行されることを保証することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、DCCHメッセージの生成時にBSRを生成してもよい。すなわち、DCCHメッセージの到着は、BSRをトリガすることができる。いくつかの実施形態において、BSRを送信するために利用可能なアップリンク許可がない場合、端末装置110は、ネットワーク装置120へのスケジューリング要求(SR)をトリガしてもよい。いくつかの代替の実施形態において、BSRを送信するために利用可能なアップリンク許可がない場合、端末装置110は、ネットワーク装置120へのランダムアクセスプロシージャを開始してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からSDTについてのRRC解放メッセージ(例えば、RRCReleaseメッセージ)を受信してもよい。この場合、DCCHメッセージが端末装置110のRRC層により既に生成された場合、又は第1のタイマが実行している場合(すなわち、RRCReleaseメッセージを受信する前に非SDTデータが到着した場合)、端末装置110のNAS層がこの状況を認識していないので、端末装置110は、送信を回復するのに非常に長い時間を費やすことになる。
この場合の対策として、いくつかの実施形態において、端末装置110は、AS層によるRRC接続再開又は設置プロシージャを開始してもよい。いくつかの代替の実施形態において、端末装置110は、端末装置110のAS層からNAS層へ、第1のアップリンクデータのためのRRC接続再開の失敗を通知してもよい。その結果、NAS層は、AS層にRRC接続を再開又は確立するように示すことができる。こうして、通信効率を強化することができる。
実施形態2
この実施形態において、端末装置110は、指示としてMAC CEを生成して送信してもよい。いくつかの実施形態において、MAC CEは、ゼロビットのサイズを有してもよい。すなわち、MAC CEに内容がなくてもよい。いくつかの代替の実施形態において、MAC CEは、第1のアップリンクデータの情報を含んでもよい。例えば、第1のアップリンクデータの情報は、第1のアップリンクデータのサイズ、該少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は該少なくとも1つの無線ベアラのタイプのうちの少なくとも1つを含んでもよい。例えば、該少なくとも1つの無線ベアラのタイプは、MN終端又はSN終端の、MCGベアラ又はSCGベアラ、又はスプリットベアラであってもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、MAC CEの送信を開始する前に、タイマ(便宜上、ここでは第2のタイマとも称される)を開始又は再開してもよい。例えば、端末装置110は、既存のタイマ、例えばT319を再利用してもよい。もちろん、新しいタイマを導入してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からのMAC CEへの応答の受信時に第2のタイマを停止してもよい。例えば、MAC CEへの応答は、RRCResumeメッセージ、RRCSetupメッセージ、RRCReleaseメッセージ、suspendConfigを有するRRCReleaseメッセージ、又はRRCRejectメッセージであってもよい。もちろん、MAC CEへの応答として、他の任意の適切なメッセージも可能である。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、端末装置110のセル再選択時に第2のタイマを停止してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、上位層による、第1のアップリンクデータに関連付けられた接続確立の終了時に、第2のタイマを停止してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第2のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶し、アイドル状態に入ってもよい。例えば、端末装置110は、「RRC再開失敗」の解放理由でRRC IDLE状態に入るときに、これらの動作を実行してもよい。
MAC CEが送信されるいくつかの実施形態において、端末装置110は、第2のタイマが実行しているか否かを決定してもよい。第2のタイマが実行していない場合、端末装置110は、MAC CEをネットワーク装置120に送信してもよい。言い換えれば、第2のタイマが実行している間は、端末装置110は、別の非SDTデータの到着を示す別のMAC CEを送信することが許可されない。こうして、SDTプロシージャが効率的に実行されることを保証することができる。
いくつかの実施形態において、MAC CEを送信するために利用可能なアップリンク許可がない場合、端末装置110は、ネットワーク装置120へのスケジューリング要求(SR)をトリガしてもよい。いくつかの代替の実施形態において、MAC CEを送信するために利用可能なアップリンク許可がない場合、端末装置110は、ネットワーク装置120へのランダムアクセスプロシージャを開始してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からSDTについてのRRC解放メッセージ(例えば、RRCReleaseメッセージ)を受信してもよい。この場合、MAC CEが端末装置110のRRC層により既に生成された場合、又は第2のタイマが実行している場合(すなわち、RRCReleaseメッセージを受信する前に非SDTデータが到着した場合)、端末装置110のNAS層がこの状況を認識していないので、端末装置110は、送信を回復するのに非常に長い時間を費やすことになる。
この場合の対策として、いくつかの実施形態において、端末装置110は、AS層によるRRC接続再開又は設置プロシージャを開始してもよい。いくつかの代替の実施形態において、端末装置110は、端末装置110のAS層からNAS層へ、第1のアップリンクデータのためのRRC接続再開の失敗を通知してもよい。その結果、NAS層は、AS層にRRC接続を再開又は確立するように示すことができる。こうして、通信効率を強化することができる。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、このMAC CEを、BSR(パディングのために含められたBSRを除く)のためのMAC CEについての優先度よりも高く、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI:cell-radio network temporary identifier)を示すMAC CEについての優先度又はUL-CCCHからのデータについての優先度よりも低い優先度で送信してもよい。いくつかの代替の実施形態において、端末装置は、このMAC CEを、BSR(パディングのためのBSRを除く)のためのMAC CEについての優先度よりも高い優先度で送信してもよい。いくつかの代替の実施形態において、端末装置は、このMAC CEを、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI:cell-radio network temporary identifier)を示すMAC CEについての優先度又はUL-CCCHからのデータについての優先度よりも低い優先度で送信してもよい。こうして、SDTプロシージャをできるだけ早く完了させることを保証することができる。例えば、論理チャネルを次の順序で優先順位付けできる(最高の優先度が1番に表示される)。
- C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHからのデータ、
- 非SDTデータの新しい到着の指示のためのMAC CE、
- 設定された許可確認MAC CE又はBFR MAC CE、又はマルチエントリ設定許可確認(Multiple Entry Configured Grant Confirmation)MAC CE、
- サイドリンク設定された許可確認MAC CE、
- LBT障害MAC CE、
- 優先されるSL-BSRのためのMAC CE、
- パディングのために含められたBSRを除くBSRのためのMAC CE、
- シングルエントリPHR MAC CE又はマルチエントリPHR MAC CE、
- 所望ガードシンボルのためのMAC CE、
- プリエンプティブBSRのためのMAC CE、
- 第5.22.1.6条に従って優先されるSL-BSR及びパディングに含められたSL-BSRを除くSL-BSRのためのMAC CE、
- UL-CCCHからのデータを除く、任意の論理チャネルからのデータ。
実施形態3
本実施形態において、端末装置110は、RRC再開を要求するためのメッセージ(例えば、RRCResumeRequestメッセージ又はRRCResumeRequest1メッセージ)を指示として生成してもよい。すなわち、SDTがトリガされた後に非SDTデータの到着がある場合、端末装置110のRRC層は、別のRRC再開プロシージャをトリガしてもよい。RRC再開プロシージャ中のRRCResumeRequestメッセージ又はRRCResumeRequest1メッセージは、非SDTデータの到着についての指示となる。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第2のアップリンクデータ(すなわち、SDT)の送信を終了し、第1のアップリンクデータの送信のためのRRC再開プロシージャを開始してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、現在のKgNB鍵、KRRCenc鍵、KRRCint鍵、KUPint鍵及びKUPenc鍵を廃棄すること、端末装置110のMACエンティティをリセットし、デフォルトMACセルグループ設定を解放すること、少なくとも、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラのRLCエンティティ(すなわち、全ての無線ベアラ又はSDTをサポートする無線ベアラのみ)を再確立すること、又は、SRB1及び少なくとも、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラ(すなわち、全ての無線ベアラ又は非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラのみ)を一時停止することのうちの少なくとも1つにより、SDTを終了してもよい。SDTの終了は以上に挙げられた動作よりもより多くの動作又はより少ない動作を含んでもよいことを、理解すべきである。
RRC再開プロシージャの開始についてのいくつかの実施形態において、端末装置110は、AS層からNAS層へ再開理由を提供してもよい。いくつかの実施形態において、再開理由は、以前のSDTプロシージャで使用された理由と同じであってもよい。もちろん、再開理由も任意の他の適切な方式を採用してもよい。例えば、AS層は、例えば、NAS層が新たな再開理由を一切提供しない場合、RRCResumeRequest1又はRRCResumeRequest1内で、RNA目的以外の再開理由を提供してもよい。
RRC再開プロシージャを開始する前に、又は第2のアップリンクデータの送信を終了する前に、UACプロシージャが既に完了していることを考慮すると、いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のアップリンクデータのためのRRC再開プロシージャの開始において、UACプロシージャをスキップしてもよい。こうして、通信効率を向上させることができる。
実施形態4
本実施形態は、実施形態1~3の組み合わせである。この実施形態において、指示を送信するためにアップリンク許可が利用可能である場合、端末装置110は、DCCHメッセージ又はMAC CEを生成して送信することにより、実施形態1又は2で説明したように、指示を生成して送信してもよい。
指示を送信するために利用可能なアップリンク許可が存在しない場合、端末装置110は、別のRRC再開プロシージャを開始することにより、実施形態3で説明したように、指示を生成して送信してもよい。こうして、通信効率を著しく向上させることができる。
この指示を受信すると、ネットワーク装置120は、非SDTデータの到着の別の指示を有する、端末装置110のコンテキストを取り戻す要求を、端末装置110の最後のサービングネットワーク装置としての別のネットワーク装置に送信してもよい。
SDT中のBSR送信の実現例
従来、アップリンク許可が全ての保留中データを受け入れられる場合、BSRをキャンセルしても、キャンセルしなくてもよい。BSRをキャンセルしない場合、SDT中に空白を示すBSRを送信することは、悪影響を及ぼすことになる。これに鑑みて、本開示の実施形態は、SDTのBSRを取り消す、取り消されるべき、又は取り消すことにすることを提案する。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、BSRを追加として受け入れない場合、端末装置110は、BSRをキャンセルしてもよい。こうして、SDTをできるだけ早く完了させることを保証することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、BSRを追加として受け入れる場合、端末装置110は、一時停止されている少なくとも1つの無線ベアラを考慮するなく、BSRを生成してもよい。言い換えれば、一時停止されている該少なくとも1つの無線ベアラに関連付けられるデータ量は、BSRの生成に計上されない。こうして、非SDTデータに関連するデータ量が除外され、そのため、SDTプロシージャをより効率的に実行することができる。
SDT中のPHR送信の実現例
従来、PHRは、上位層によるパワーヘッドルーム報告機能の設定又は再設定時にトリガされ、この機能を無効化するためには使用されない。言い換えれば、PHRはSDT時にトリガされることになる。さらに、PHR MAC CE は、UL-CCCHからのデータ以外の任意の論理チャネルからのデータよりも高い優先度を有する。この場合、アップリンク許可がアップリンクデータ(UL CCCH、DCCH及びDTCHを含む)しか受け入れられないが、PHR MAC CE及びそのヘッダ(3バイト)を受け入れられない場合、端末装置110は、SDTの後続の送信を実行しなければならない。
これに鑑みて、本開示の実施形態は、アップリンク許可が、送信のために利用可能な全ての保留中データを受け入れられるが、PHR MAC CE及びそのヘッダを追加として受け入れるには不十分である場合、PHRを送信しないことを提案する。実施形態4から実施形態6に関連して以下にいくつかの例について説明する。
実施形態4
この実施形態において、端末装置110は、SDTプロシージャ中にPHRをトリガしなくてもよい。例えば、SDT中にデフォルトMACセルグループ設定が適用されると、PHRをトリガしなくてもよい。
実施形態5
この実施形態において、端末装置110は、SDTプロシージャ中にPHRをトリガしてもよいが、PHRのためのMAC CEは、非SDT DRB及びSDTのためのSRBのデータよりも低い優先度を有する。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れる場合、端末装置110は、アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度でPHRを送信してもよい。そうでない場合、端末装置110は、アップリンクデータについての優先度よりも高い優先度でPHRを送信してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れるが、PHRを追加として受け入れない場合、端末装置110は、アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度でPHRを送信してもよい。そうでない場合、端末装置110は、アップリンクデータについての優先度よりも高い優先度でPHRを送信してもよい。
実施形態6
この実施形態において、端末装置110は、PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開してもよい。例えば、タイマは、phr-PeriodicTimer又は任意の他の適切なタイマであってもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れる場合、端末装置110は、PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開してもよい。
いくつかの代替の実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れるが、PHRを追加として受け入れない場合、端末装置110は、PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開してもよい。こうして、SDTプロシージャを1回の送信で完了させることができる。
SDT中のRSRP要件の扱いの実現例
いくつかの場合において、アップリンクデータをできるだけ多く正常に送信できることを保証するために、1つのRSRP閾値をSDTをトリガするか否かの1つの条件として使用してもよい。こうして、端末装置110は、キャンプされたセル又はサービングセルのRSRPをチェックして、RSRP閾値要件を満たすか否かを確認してもよい。しかしながら、SDTがトリガされた後、及び後続の送信フェーズの間に、RSRP閾値が満たされなくなる可能性がある。したがって、SDT中のRSRP要件の扱いを検討すべきである。
本開示の実施形態によれば、端末装置110は、端末装置110のサービングセルのRSRPが閾値電力より低いか否かを決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、端末装置110のサービングセルのRSRPが、一定期間中に閾値電力より低いか否かを決定してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110のサービングセルのRSRPが閾値電力より低い場合、端末装置110はアイドル状態に入ってもよい。例えば、端末装置110は、「RRC再開失敗」の解放理由でRRC IDLE状態に入るときに、この行動を実行してもよい。これは一例に過ぎず、本開示を限定するものではないことに留意されたい。
いくつかの実施形態において、サービングセルのRSRPが閾値電力より低い場合、端末装置110は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータの送信を終了し、非アクティブ状態を維持してもよい。例えば、端末装置110は、現在のSDTプロシージャを中断又は終了し、RRC INACTIVE状態を維持してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、現在のKgNB鍵、KRRCenc鍵、KRRCint鍵、KUPint鍵及びKUPenc鍵を廃棄すること、端末装置110のMACエンティティをリセットし、デフォルトMACセルグループ設定を解放すること、少なくとも、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラのRLCエンティティ(すなわち、全ての無線ベアラ又はSDTをサポートする無線ベアラのみ)を再確立すること、又は、少なくとも、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラ(すなわち、全ての無線ベアラ又はサポートする無線ベアラのみ)を一時停止することのうちの少なくとも1つにより、SDTを終了してもよい。SDTの終了は以上に挙げられた動作よりもより多くの動作又はより少ない動作を含んでもよいことを、理解すべきである。いくつかの実施形態において、端末装置110は、必要に応じて、以前のデータ送信のための別のRRC再開プロシージャをトリガしてもよい。
方法の実現例
本開示の実施形態は、端末装置とネットワーク装置において実現される通信方法を提供する。図4~図9を参照し、以下にこれらの方法を説明する。
図4は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される例示的な通信方法400を示す図である。例えば、方法400は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法400を説明する。方法400は、図示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略してもよく、本開示の範囲はこの点において限定されないことを、理解すべきである。
ブロック410において、端末装置110は、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着するか否かを決定する。
ブロック420において、第1のアップリンクデータが到着する場合、端末装置110は、第1のアップリンクデータの到着を示す指示を生成する。いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のアップリンクデータへのアクセス試行が禁止されているか否かを決定し、アクセス試行が禁止されていない場合、端末装置110は、この指示を生成してもよい。ブロック430において、端末装置110は、この指示をネットワーク装置120に送信する。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、指示としてDCCHメッセージを生成してもよい。これらの実施形態において、端末装置110は、指示としてDCCHメッセージを送信してもよい。いくつかの実施形態において、DCCCHメッセージは、再開理由と、予想されるRRC状態と、第1のアップリンクデータの情報と、ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップと、端末装置110のモビリティ状態の情報と、アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示と、記録された測定のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示と、接続確立失敗情報又は無線リンク障害情報と、端末装置110のモビリティ履歴の利用可能性の指示とのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、DCCHメッセージの送信を開始する前に、第1のタイマを開始又は再開してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置からのDCCHメッセージへの応答の受信、端末装置のセル再選択、又は第1のアップリンクデータに関連付けられる接続確立の中断のうちの少なくとも1つのときに、第1のタイマを停止してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶して、アイドル状態に入ってもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のタイマが実行しているか否かを決定してもよく、そして、第1のタイマが実行していないとの決定に従って、端末装置110は、DCCHメッセージをネットワーク装置120に送信してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、DCCHメッセージの生成時にBSRを生成してもよく、そして、BSRを送信するために利用可能なアップリンク許可がない場合、端末装置110は、ネットワーク装置120へのSRをトリガするか、又はネットワーク装置120へのランダムアクセスプロシージャを開始してもよい。
端末装置110がネットワーク装置120からRRC解放メッセージを受信するいくつかの実施形態において、DCCHメッセージが既に生成された場合、又は第1のタイマが実行している場合、端末装置110は、端末装置110のAS層によりRRC接続再開又は設置プロシージャを開始するか、又は端末装置110のAS層からNAS層へ、第1のアップリンクデータのためのRRC接続の失敗を通知してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ゼロビットのサイズを有するMAC CEを指示として生成してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のアップリンクデータの情報を含むMAC CEを指示として生成してもよい。これらの実施形態において、端末装置110は、MAC CEを指示として送信してもよい。
いくつかの実施形態において、第1のアップリンクデータの情報は、第1のアップリンクデータのサイズ、該少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は該少なくとも1つの無線ベアラのタイプのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、MAC CEの送信を開始する前に、第2のタイマを開始又は再開してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120からのMAC CEへの応答の受信、端末装置110のセル再選択、又は第1のアップリンクデータに関連付けられる接続確立の中断のうちの少なくとも1つのときに、第2のタイマを停止してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第2のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶し、アイドル状態に入ってもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第2のタイマが実行しているか否かを決定してもよく、第2のタイマが実行していない場合、端末装置110は、MAC CEをネットワーク装置120に送信してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、ネットワーク装置120から、非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信のためのRRC解放メッセージを受信してもよく、第2のタイマが実行している場合、端末装置110は、端末装置110のAS層によりRRC接続再開又は設置プロシージャを開始するか、又は端末装置110のAS層からNAS層へ、第1のアップリンクデータのためのRRC接続の再開失敗を通知してもよい。
いくつかの実施形態において、MAC CEを送信するために利用可能なアップリンク許可がない場合、端末装置110は、ネットワーク装置120へのSRをトリガするか、又はネットワーク装置120へのランダムアクセスプロシージャを開始してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、このMAC CEを、パディングのために含められたBSRを除くBSRのためのMAC CEについての優先度よりも高く、C-RNTIを示すMAC CEについての優先度又はUL-CCCHからのデータについての優先度よりも低い優先度で送信してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第2のアップリンクデータの送信を終了し、第1のアップリンクデータの送信のためのRRC再開プロシージャを開始してもよく、ここで、RRC再開プロシージャ中に、RRC再開を要求するメッセージを指示として生成する。
いくつかの実施形態において、指示を送信するためにアップリンク許可が利用可能である場合、端末装置110は、指示を生成してもよい。いくつかの実施形態において、指示を送信するために利用可能なアップリンク許可が存在しない場合、端末装置110は、第2のアップリンクデータの送信を終了し、第1のアップリンクデータの送信のためのRRC再開プロシージャを開始してもよく、ここで、RRC再開プロシージャ中に、RRC再開を要求するメッセージを指示として生成する。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、現在のKgNB鍵、KRRCenc鍵、KRRCint鍵、KUPint鍵及びKUPenc鍵を廃棄すること、端末装置のMACエンティティをリセットし、デフォルトMACセルグループ設定を解放すること、少なくとも、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラのRLCエンティティを再確立すること、又は、SRB1と、少なくとも、非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラとを一時停止することのうちの少なくとも1つにより、第2のアップリンクデータの送信を終了してもよい。
端末装置110がRRC再開プロシージャを開始するいくつかの実施形態において、端末装置110は、端末装置110のAS層により、端末装置110のNAS層に再開理由を提供してもよい。いくつかの実施形態において、再開理由は、第2のアップリンクデータの送信において使用される理由と同じである。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、第1のアップリンクデータのアクセス試行が許されるとの決定をスキップすることにより、RRC再開プロシージャを開始してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、別のネットワーク装置から、端末装置110が該別のネットワーク装置との接続状態にあるときに、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのDRBが非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定、又は同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのDRBが非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を、受信してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110は、端末装置110のAS層からNAS層へ、非アクティブ状態において実行される第2のアップリンクデータの送信と、非アクティブ状態における送信をサポートしないQoSフローのアイデンティティに関する情報とを、通知してもよい。第1のアップリンクデータがQoSフローのアイデンティティに関連付けられている場合、端末装置110は、NAS層からAS層へ、非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に第1のアップリンクデータが到着することを通知してもよい。
こうして、SDT中の非SDTデータの到着をネットワーク側に示すことができる。図4に記載の方法の実現は、基本的に図3に関連して説明したプロセスに対応し、そのため、これ以外の詳細はここでは省略する。
図5は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法500を示す。例えば、方法500は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法500を説明する。方法500は、図示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略してもよく、本開示の範囲はこの点において限定されないことを、理解すべきである。
図5に示すように、ブロック510において、端末装置110は、アップリンクデータが非アクティブ状態において送信される否かを決定する。端末装置110が、アップリンクデータが非アクティブ状態において送信されると決定した場合、プロセスはブロック520に進む。
ブロック520において、端末装置110は、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、BSRを追加として受け入れないか否かを決定する。端末装置110が、アップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、BSRを追加として受け入れないと決定した場合、処理はブロック530に進む。ブロック530において、端末装置110は、BSRをキャンセルする。こうして、SDTをできるだけ早く完了させることを保証することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、BSRを追加として受け入れる場合、端末装置110は、一時停止されている少なくとも1つの無線ベアラを考慮することなく、BSRを生成してもよい。
図6は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法600を示す。例えば、方法600は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法600を説明する。方法600は、図示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略してもよく、本開示の範囲はこの点において限定されないことを、理解すべきである。
図6に示すように、ブロック610において、端末装置110は、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信し、ここで、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信中にPHRがトリガされない。こうして、SDTをできるだけ早く完了させることを保証することもできる。
図7は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法700を示す。例えば、方法700は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法700を説明する。方法700は、図示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略してもよく、本開示の範囲はこの点において限定されないことを、理解すべきである。
図7に示すように、ブロック710において、端末装置110は、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置120に送信する。ブロック720において、端末装置110は、PHRをトリガする。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れる場合、端末装置110は、アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度でPHRを送信してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、PHRを追加として受け入れない場合、端末装置110は、アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度でPHRを送信してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れる場合、端末装置110は、PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置からのアップリンク許可がアップリンクデータを受け入れ、PHRを追加として受け入れない場合、端末装置110は、PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開してもよい。
図8は本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末装置において実現される別の例示的な通信方法800を示す。例えば、方法800は、図1に示すような端末装置110において実行できる。以下、説明のために、図1を参照して方法800を説明する。方法800は、図示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略してもよく、本開示の範囲はこの点において限定されないことを、理解すべきである。
図8に示すように、ブロック810において、端末装置110は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータの送信中に、端末装置110のサービングセルのRSRPが閾値電力より低いか否かを決定する。いくつかの実施形態において、端末装置110は、RSRPが一定期間中に閾値電力より低いか否かを決定してもよい。
端末装置のサービングセルのRSRPが閾値電力より低い場合、処理はブロック820に進む。ブロック820において、端末装置110は、アイドル状態に入るか、又は非アクティブ状態を維持したまま、非アクティブ状態におけるアップリンクデータの送信を終了する。
図9は本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワーク装置において実現される例示的な通信方法900を示す。例えば、方法900は、図1に示すようなネットワーク装置120において実現できる。以下、説明のために、図1を参照して方法900を説明する。方法900は、図示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は図示されているいくつかのブロックを省略してもよく、本開示の範囲はこの点において限定されないことを、理解すべきである。
図9に示すように、ブロック910において、ネットワーク装置120は、端末装置110から、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着することを示す指示を受信する。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、DCCHメッセージを指示として受信してもよい。いくつかの実施形態において、DCCHメッセージは、再開理由と、予想されるRRC状態と、第1のアップリンクデータの情報と、ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップと、端末装置110のモビリティ状態の情報と、アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示と、記録された測定のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示と、接続確立失敗情報又は無線リンク障害情報と、端末装置110のモビリティ履歴の利用可能性の指示とのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、端末装置からSRを受信してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、ランダムアクセスプロシージャの実行のためのランダムアクセス要求を端末装置110から受信してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、ゼロビットのサイズを有するMAC CEを受信してもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、第1のアップリンクデータの情報を含むMAC CEを受信してもよい。いくつかの実施形態において、第1のアップリンクデータの情報は、第1のアップリンクデータのサイズ、該少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は該少なくとも1つの無線ベアラのタイプのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、第1のアップリンクデータの到着についての別の指示を有する、端末装置110のコンテキストを取り戻す要求を、端末装置110の最後のサービングネットワーク装置としての別のネットワーク装置に送信してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置110がネットワーク装置120との接続状態にあるとき、ネットワーク装置120は、端末装置110に、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのDRBが非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定、又は同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのDRBが非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を送信してもよい。
装置の実現例
図10は本開示の実施形態を実現するのに適した装置1000の概略ブロック図である。装置1000は、図1に示す端末装置110又はネットワーク装置120又は130の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、装置1000は、端末装置110又はネットワーク装置120又は130において、或いはそれらの少なくとも一部として実現することができる。
図示されるように、装置1000は、プロセッサ1010と、プロセッサ1010に結合されたメモリ1020と、プロセッサ1010に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)1040と、TX/RX 1040に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ1010は、プログラム1030の少なくとも一部を記憶する。TX/RX 1040は双方向通信に用いられる。TX/RX 1040は、通信を容易にするために少なくとも一つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有してもよい。通信インターフェースは、eNB/gNB間の双方向通信のためのX2/Xnインターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)/アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)/SGW/UPFとeNB/gNBとの間の通信のためのS1/NGインターフェース、eNB/gNBと中継ノード(RN:relay node)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNB/gNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表してもよい。
プログラム1030は、図1~図9を参照して本明細書で説明したように、関連するプロセッサ1010により実行された場合、装置1000が本開示の実施形態に従って動作することを可能にするプログラム命令を含むと仮定する。本文の実施形態は、装置1000のプロセッサ1010により実行可能なコンピュータソフトウェアにより、又はハードウェアにより、又はソフトウェアとハードウェアとの組合せにより実現できる。プロセッサ1010は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定されてもよい。さらに、プロセッサ1010とメモリ1020との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するのに適したプロセッシング手段1050を形成してもよい。
メモリ1020は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体に基づくメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光学メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。装置1000内には1つのメモリ1020のみが示されているが、装置1000内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ1010は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの一つ又は複数を含んでもよい。装置1000は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有してもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着するとの決定に従って、端末装置において、前記第1のアップリンクデータの到着を示す指示を生成し、前記指示をネットワーク装置に送信するように設定されている。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記第1のアップリンクデータのアクセス試行が禁止されているか否かを決定し、前記アクセス試行が禁止されていないとの決定に従って前記指示を生成することにより、前記指示を生成するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、再開理由と、予想される無線リソース制御(RRC)状態と、第1のアップリンクデータの情報と、ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップと、端末装置のモビリティ状態の情報と、アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示と、記録された測定のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示と、接続確立失敗情報又は無線リンク障害情報と、端末装置のモビリティ履歴の利用可能性の指示とのうちの少なくとも1つを含むDCCHを前記指示として生成することにより、前記指示を生成するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記DCCHメッセージを送信することにより前記指示を送信するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記DCCHメッセージの送信を開始する前に、第1のタイマを開始又は再開するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置からの前記DCCHメッセージへの応答の受信、前記端末装置のセル再選択、又は前記第1のアップリンクデータに関連付けられる接続確立の中断のうちの少なくとも1つのときに、前記第1のタイマを停止するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記第1のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶して、アイドル状態に入るように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記第1のタイマが実行しているか否かを決定し、前記第1のタイマが実行していないとの決定に従って、前記DCCHメッセージを前記ネットワーク装置に送信することにより、前記DCCHメッセージを送信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記DCCHメッセージの生成時にBSRを生成し、前記BSRを送信するために利用可能なアップリンク許可がないとの決定に従って、前記ネットワーク装置へのSRをトリガするか、又は前記ネットワーク装置へのランダムアクセスプロシージャを開始するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置からRRC解放メッセージを受信し、前記DCCHメッセージが既に生成された、又は前記第1のタイマが実行しているとの決定に従って、前記端末装置のアクセスストラタム層によりRRC接続再開又は設置プロシージャを開始するか、又は、前記端末装置の前記アクセスストラタム層から非アクセスストラタム層に、前記第1のアップリンクデータのためのRRC接続再開の失敗を通知するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、ゼロビットのサイズを有するMAC CEを前記指示として生成することにより、前記指示を生成するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記回路は、前記第1のアップリンクデータの情報を含むMAC CEを前記指示として生成することにより、前記指示を生成するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記第1のアップリンクデータの情報は、前記第1のアップリンクデータのサイズ、前記少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は前記少なくとも1つの無線ベアラのタイプのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記MAC CEを送信することにより前記指示を送信するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記MAC CEの送信を開始する前に、第2のタイマを開始又は再開するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置からの前記MAC CEへの応答の受信、前記端末装置のセル再選択、又は前記第1のアップリンクデータに関連付けられる接続確立の中断のうちの少なくとも1つのときに、前記第2のタイマを停止するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記第2のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶して、アイドル状態に入るように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記第2のタイマが実行しているか否かを決定し、前記第2のタイマが実行していないとの決定に従って、前記MAC CEを前記ネットワーク装置に送信することにより、前記MAC CEを送信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置から、前記非アクティブ状態における前記第2のアップリンクデータの送信のためのRRC解放メッセージを受信し、前記第2のタイマが実行しているとの決定に従って、前記端末装置のアクセスストラタム層によりRRC接続再開又は設置プロシージャを開始するか、又は、前記端末装置の前記アクセスストラタム層から非アクセスストラタム層に、前記第1のアップリンクデータのためのRRC接続再開の失敗を通知するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記MAC CEを送信するために利用可能なアップリンク許可がないとの決定に従って、前記ネットワーク装置へのSRをトリガするか、又は前記ネットワーク装置へのランダムアクセスプロシージャを開始するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記MAC CEを、パディングのために含められたBSRを除くBSRのためのMAC CEについての優先度よりも高く、C-RNTIを示すMAC CEについての優先度又はUL-CCCHからのデータについての優先度よりも低い優先度で送信することにより、前記指示を送信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記第2のアップリンクデータの送信を終了し、前記第1のアップリンクデータの送信のためのRRC再開プロシージャを開始し、前記RRC再開プロシージャ中に、RRC再開を要求するメッセージを前記指示として生成することにより,前記指示を生成するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記指示を送信するためにアップリンク許可が利用可能であるとの決定に従って前記指示を生成し、前記指示を送信するために利用可能なアップリンク許可が存在しないとの決定に従って、前記第2のアップリンクデータの送信を終了し、前記第1のアップリンクデータの送信のためのRRC再開プロシージャを開始し、前記RRC再開プロシージャ中に、RRC再開を要求するメッセージを前記指示として生成することにより、前記指示を生成するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、現在のKgNB鍵、KRRCenc鍵、KRRCint鍵、KUPint鍵及びKUPenc鍵を廃棄すること、端末装置のMACエンティティをリセットし、デフォルトMACセルグループ設定を解放すること、少なくとも、前記非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラのRLCエンティティを再確立すること、又は、シグナリング無線ベアラ1と、少なくとも、前記非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラとを一時停止することのうちの少なくとも1つにより、前記第2のアップリンクデータの送信を終了するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、前記端末装置のアクセスストラタム層により前記端末装置の非アクセスストラタム層に再開理由を提供することにより、前記RRC再開プロシージャを開始するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、再開理由は、第2のアップリンクデータの送信において使用される理由と同じである。いくつかの実施形態において、前記回路、前記第1のアップリンクデータのアクセス試行が許されるとの決定をスキップすることにより、前記RRC再開プロシージャを開始するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、別のネットワーク装置から、前記端末装置が前記別のネットワーク装置との接続状態にあるときに、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定を受信するか、又は前記ネットワーク装置から、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を、受信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記端末装置のAS層からNAS層へ、前記非アクティブ状態において実行される前記第2のアップリンクデータの送信と、非アクティブ状態における送信をサポートしないQoSフローのアイデンティティに関する情報とを、通知し、前記第1のアップリンクデータが前記QoSフローの前記アイデンティティに関連付けられているとの決定に従って、前記NAS層から前記AS層へ、前記非アクティブ状態における前記第2のアップリンクデータの送信中に前記第1のアップリンクデータが到着することを通知するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、アップリンクデータが非アクティブ状態において送信されるとの決定に従って、端末装置において、ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、BSRを追加として受け入れないか否かを決定し、前記アップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記BSRを追加として受け入れないとの決定に従って、前記BSRをキャンセルするように設定されている。いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置120からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記BSRを追加として受け入れる場合、一時停止されている少なくとも1つの無線ベアラを考慮するなく、前記BSRを生成するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、端末装置において、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信するように設定され、ここで、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信中にPHRがトリガされない。
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、端末装置において、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信し、PHRをトリガするように設定されている。いくつかの実施形態において、前記回路は、前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れるとの決定に従って、前記アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度で前記PHRを送信するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記回路は、前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記PHRを追加として受け入れないとの決定に従って、前記アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度で前記PHRを送信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れるとの決定に従って、前記PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記PHRを追加として受け入れないとの決定に従って、前記PHRをキャンセルし、別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、端末装置において、非アクティブ状態におけるアップリンクデータのネットワーク装置への送信中に、前記端末装置のサービングセルのRSRPが閾値電力より低いか否かを決定し、前記端末装置のサービングセルのRSRPが前記閾値電力より低いとの決定に従って、アイドル状態に入るか、又は前記非アクティブ状態を維持したまま、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信を終了するように設定されている。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記端末装置のサービングセルのRSRPが一定期間中に前記閾値電力より低い否かを決定することにより、前記端末装置のサービングセルのRSRPが前記閾値電力より低いか否かを決定するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置は回路を備え、前記回路は、前記ネットワーク装置において、端末装置から、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着することを示す指示を受信するように設定されている。
いくつかの実施形態において、前記回路は、再開理由と、予想されるRRC状態と、第1のアップリンクデータの情報と、ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップと、端末装置のモビリティ状態の情報と、アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示と、記録された測定のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示と、接続確立失敗情報又は無線リンク障害情報と、端末装置のモビリティ履歴の利用可能性の指示とのうちの少なくとも1つを含むDCCHを前記指示として受信することにより、前記指示を受信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記端末装置からSRを受信するか、又は前記端末装置からランダムアクセス手順を実行するためのランダムアクセス要求を受信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路は、ゼロビットのサイズを有するMAC CEを受信することにより、前記指示を受信するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記回路は、前記第1のアップリンクデータの情報を含む媒体アクセス制御MAC CEを受信することにより、前記指示を受信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記第1のアップリンクデータの情報は、前記第1のアップリンクデータのサイズ、前記少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は前記少なくとも1つの無線ベアラのタイプのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記第1のアップリンクデータの到着についての別の指示を有する、前記端末装置のコンテキストを取り戻す要求を、前記端末装置の最後のサービングネットワーク装置としての別のネットワーク装置に送信するように設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、前記回路はさらに、前記端末装置が前記ネットワーク装置との接続状態にあるとき、前記端末装置に、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定を送信するか、又は前記端末装置に、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を送信するように設定されてもよい。
全体として、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理、又はそれらの任意の組み合わせで実現されてもよい。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置により実行できるファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書に記載されたブロック、機器、システム、技術、又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又はコントローラ又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組み合わせで実装できることを理解すべきである。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも一つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図3~図9を参照して上述したプロセス又は方法を実行するために、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上の装置内で実行される、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能な命令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュール間で結合又は分割されてもよい。プログラムモジュールのマシンが実行可能な命令は、ローカル又は分散型装置内で実行されてもよい。分散型装置において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体及びリモート記憶媒体内の両方に配置されていてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、一つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシング機器のプロセッサ又はコントローラに提供され、プロセッサ又はコントローラにより実行された場合、プログラムコードで、フローチャート及び/又はブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上でかつ部分的にリモートマシン上で、又は完全にリモートマシン又はサーバ上で実行してもよい。
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で実装されてもおく、マシン可読媒体は、命令実行システム、機器、又は装置により利用されるか、又はそれらに関連するプログラムを含むか又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であってもよい。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、機器若しくは装置、又は前述の媒体の任意の適切な組み合せを含むことができるが、これらに限定されない。マシンが読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、一つ又は複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブル光ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は上述の任意の適切な組合せを含んでもよい。
なお、動作について特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした動作を、示された特定の順序で実行するか若しくは連続した順序で実行し、又は、説明された全ての動作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わされて実現されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ組合せで実装されてもよい。
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
通信環境の例
図1Aは、本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100を示す模式図である。図1Aに示すように、通信ネットワーク100は、端末装置110と複数のネットワーク装置120及び130とを含んでもよい。ネットワーク装置120及び130は、それぞれのセル121及び131を提供して端末装置をサービングする。図1Aの例において、端末装置110はネットワーク装置120のセル121内にあり、端末装置110は、ネットワーク装置120と通信してもよい。セル121は、ネットワーク装置120のサービングセルと称されてもよい。
図示されるように、装置1000は、プロセッサ1010と、プロセッサ1010に結合されたメモリ1020と、プロセッサ1010に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)1040と、TX/RX 1040に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ1020は、プログラム1030の少なくとも一部を記憶する。TX/RX 1040は双方向通信に用いられる。TX/RX 1040は、通信を容易にするために少なくとも一つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有してもよい。通信インターフェースは、eNB/gNB間の双方向通信のためのX2/Xnインターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)/アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)/SGW/UPFとeNB/gNBとの間の通信のためのS1/NGインターフェース、eNB/gNBと中継ノード(RN:relay node)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNB/gNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表してもよい。


Claims (49)

  1. 非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着するとの決定に従って、端末装置において、前記第1のアップリンクデータの到着を示す指示を生成することと、
    前記指示をネットワーク装置に送信することと、
    を含む通信方法。
  2. 前記指示を生成することは、
    前記第1のアップリンクデータのアクセス試行が禁止されているか否かを決定することと、
    前記アクセス試行が禁止されていないとの決定に従って,前記指示を生成することと、
    を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記指示を生成することは、
    専用制御チャネル(DCCH)メッセージを前記表示として生成することを含み、前記DCCHメッセージは、
    再開理由、
    予想される無線リソース制御(RRC)状態、
    前記第1のアップリンクデータの情報、
    ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップ、
    前記端末装置のモビリティ状態の情報、
    アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示、
    記録される測定値、接続確立失敗情報、又は無線リンク障害情報のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示、又は
    前記端末装置のモビリティ履歴の利用可能性の指示
    のうちの少なく1つを含む請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記指示を送信することは、前記DCCHメッセージを送信することを含み、
    前記DCCHメッセージの送信を開始する前に、第1のタイマを開始又は再開することをさらに
    含む
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記ネットワーク装置からの前記DCCHメッセージへの応答の受信、
    前記端末装置のセル再選択、又は
    前記第1のアップリンクデータに関連付けられる接続確立の中断
    のうちの少なくとも1つのときに、前記第1のタイマを停止すること
    をさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶することと、
    アイドル状態に入ることと、
    をさらに含む請求項4に記載の方法。
  7. 前記DCCHメッセージを送信することは、
    前記第1のタイマが実行しているか否かを決定することと、
    前記第1のタイマが実行していないとの決定に従って、前記DCCHメッセージを前記ネットワーク装置に送信することと、
    を含む請求項4に記載の方法。
  8. 前記DCCHメッセージの生成時に、バッファ状態報告(BSR)を生成することと、
    前記BSRを送信するために利用可能なアップリンク許可が存在しないとの決定に従って、
    前記ネットワーク装置へのスケジューリング要求(SR)をトリガするか、又は、
    前記ネットワーク装置へのランダムアクセスプロシージャを開始することと、
    をさらに含む請求項2に記載の方法。
  9. 前記ネットワーク装置から、無線リソース制御(RRC)解放メッセージを受信することと、
    前記DCCHメッセージが既に生成された、又は前記第1のタイマが実行しているとの決定に従って、
    前記端末装置のアクセスストラタム層により、無線リソース制御(RRC)接続再開又は設置プロシージャを開始するか、又は
    前記端末装置の前記アクセスストラタム層から非アクセスストラタム層に、前記第1のアップリンクデータのための無線リソース制御(RRC)接続再開の失敗を通知することと、
    をさらに含む請求項2に記載の方法。
  10. 前記指示を生成することは、
    ゼロビットのサイズを有する媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を前記指示として生成することを含む
    請求項1又は2に記載の方法。
  11. 前記指示を生成することは、
    前記第1のアップリンクデータの情報を含む媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を前記指示として生成することを含む
    請求項1又は2に記載の方法。
  12. 前記第1のアップリンクデータの情報は、
    前記第1のアップリンクデータのサイズ、
    前記少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は
    前記少なくとも1つの無線ベアラのタイプ
    のうちの少なくとも1つを含む
    請求項2又は11に記載の方法。
  13. 前記指示を送信することは、前記MAC CEを送信することを含み、
    さらに、
    前記MAC CEの送信を開始する前に、第2のタイマを開始又は再開することを含む
    請求項10又は11に記載の方法。
  14. 前記ネットワーク装置からの前記MAC CEへの応答の受信、
    前記端末装置のセル再選択、又は
    前記第1のアップリンクデータに関連付けられる接続確立の中断
    のうちの少なくとも1つのときに、前記第2のタイマを停止すること
    をさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記第2のタイマの満了時に、接続再開失敗情報を記憶することと、
    アイドル状態に入ることと、
    をさらに含む請求項13に記載の方法。
  16. 前記MAC CEを送信することは、
    前記第2のタイマが実行しているか否かを決定することと、
    前記第2のタイマが実行していないとの決定に従って、前記MAC CEを前記ネットワーク装置に送信することと、
    を含む請求項13に記載の方法。
  17. 前記ネットワーク装置から、前記非アクティブ状態における前記第2のアップリンクデータの送信のための無線リソース制御(RRC)解放メッセージを受信することと、
    前記第2のタイマが実行しているとの決定に従って、
    前記端末装置のアクセスストラタム層によりRRC接続再開又は設置プロシージャを開始するか、又は
    前記端末装置の前記アクセスストラタム層から非アクセスストラタム層に、前記第1のアップリンクデータのためのRRC接続再開の失敗を通知することと、
    をさらに含む請求項13に記載の方法。
  18. 前記MAC CEを送信するために利用可能なアップリンク許可が存在しないとの決定に従って、
    前記ネットワーク装置へのスケジューリング要求(SR)をトリガするか、又は、
    前記ネットワーク装置へのランダムアクセスプロシージャを開始することと、
    をさらに含む請求項10又は11に記載の方法。
  19. 前記指示を送信することは、
    前記MAC CEを、パディングのために含められたバッファ状態報告(BSR)を除くBSRのためのMAC CEについての優先度よりも高く、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を示すMAC CEについての優先度又はアップリンク共通制御チャネル(UL-CCCH)からのデータについての優先度よりも低い優先度で送信することを含む
    請求項10又は11に記載の方法。
  20. 前記指示を生成することは、
    前記第2のアップリンクデータの送信を終了することと、
    前記第1のアップリンクデータの送信のための無線リソース制御(RRC)再開プロシージャを開始することであって、前記RRC再開プロシージャ中に、RRC再開を要求するメッセージを前記指示として生成することと、
    を含む請求項1又は2に記載の方法。
  21. 前記指示を生成することは、
    前記指示を送信するためにアップリンク許可が利用可能であるとの決定に従って、前記指示を生成することと、
    前記指示を送信するために利用可能なアップリンク許可が存在しないとの決定に従って、
    前記第2のアップリンクデータの送信を終了し、
    前記第1のアップリンクデータの送信のための無線リソース制御(RRC)再開プロシージャを開始することであって、前記RRC再開プロシージャ中に、RRC再開を要求するメッセージを前記指示として生成することと、
    を含む請求項1又は2に記載の方法。
  22. 前記第2のアップリンクデータの送信を終了することは、
    現在のKgNB鍵、KRRCenc鍵、KRRCint鍵、KUPint鍵及びKUPenc鍵を廃棄すること、
    端末装置の媒体アクセス制御(MAC)エンティティをリセットし、デフォルトMACセルグループ設定を解放すること、
    少なくとも、前記非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラの無線リソース制御(RLC)エンティティを再確立すること、又は、
    シグナリング無線ベアラ1と、少なくとも、前記非アクティブ状態における送信をサポートする無線ベアラとを一時停止すること
    のうちの少なくとも1つを含む請求項20又は21に記載の方法。
  23. 前記RRC再開プロシージャを開始することは、
    前記端末装置のアクセスストラタム層により前記端末装置の非アクセスストラタム層に再開理由を提供することを含む
    請求項20又は21に記載の方法。
  24. 前記再開理由は、前記第2のアップリンクデータの送信において使用される理由と同じである
    請求項23に記載の方法。
  25. 前記RRC再開プロシージャを開始することは、
    前記第1のアップリンクデータのアクセス試行が許されるとの決定をスキップすることを含む
    請求項23に記載の方法。
  26. 別のネットワーク装置から、前記端末装置が前記別のネットワーク装置との接続状態にあるときに、同じプロトコルデータユニット(PDU)セッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定を受信すること、又は
    前記別のネットワーク装置から、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を受信すること
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  27. 前記端末装置のアクセスストラタム(AS)層から非アクセスプロシージャストラタム(NAS)層へ、前記非アクティブ状態において実行される前記第2のアップリンクデータの送信と、非アクティブ状態における送信をサポートしないサービス品質(QoS)フローのアイデンティティに関する情報とを、通知することと、
    前記第1のアップリンクデータが前記QoSフローの前記アイデンティティに関連付けられているとの決定に従って、前記NAS層から前記AS層へ、前記非アクティブ状態における前記第2のアップリンクデータの送信中に前記第1のアップリンクデータが到着することを通知することと、
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  28. アップリンクデータが非アクティブ状態において送信されるとの決定に従って、端末装置において、ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、バッファ状態報告(BSR)を追加として受け入れないか否かを決定することと、
    前記アップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記BSRを追加として受け入れないとの決定に従って、前記BSRをキャンセルすることと、
    を含む通信方法。
  29. 前記アップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記BSRを追加として受け入れるとの決定に従って、一時停止されている少なくとも1つの無線ベアラを考慮することなく前記BSRを生成すること
    をさらに含む請求項28に記載の方法。
  30. 端末装置において、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信することであって、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信中にパワーヘッドルーム報告(PHRt)がトリガされないことを含む
    通信方法。
  31. 端末装置において、アップリンクデータを非アクティブ状態においてネットワーク装置に送信することと、
    パワーヘッドルーム報告(PHR)をトリガすることと、
    を含む通信方法。
  32. 前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れるとの決定に従って、前記アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度で前記PHRを送信すること
    をさらに含む請求項31に記載の方法。
  33. 前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記PHRを追加として受け入れないとの決定に従って、前記アップリンクデータについての優先度よりも低い優先度で前記PHRを送信すること
    をさらに含む請求項31に記載の方法。
  34. 前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れるとの決定に従って、前記PHRをキャンセルし、
    別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開すること、
    をさらに含む請求項31に記載の方法。
  35. 前記ネットワーク装置からのアップリンク許可が前記アップリンクデータを受け入れ、前記PHRを追加として受け入れないとの決定に従って、
    前記PHRをキャンセルし、
    別のPHRの生成をトリガするためのタイマを開始又は再開すること、
    をさらに含む請求項31に記載の方法。
  36. 端末装置において、非アクティブ状態におけるアップリンクデータのネットワーク装置への送信中に、前記端末装置のサービングセルの参照信号受信電力(RSRP)が閾値電力より低いか否かを決定することと、
    前記端末装置のサービングセルのRSRPが前記閾値電力より低いとの決定に従って、
    アイドル状態に入るか、又は、
    前記非アクティブ状態を維持したまま、前記非アクティブ状態における前記アップリンクデータの前記送信を終了することと、
    を含む通信方法。
  37. 前記端末装置のサービングセルのRSRPが閾値電力より低いか否かを決定することは、
    前記端末装置のサービングセルのRSRPが、一定期間中に前記閾値電力より低いか否かを決定することを含む
    請求項36に記載の方法。
  38. ネットワーク装置において、端末装置から、非アクティブ状態における送信をサポートしていない少なくとも1つの無線ベアラからの第1のアップリンクデータが、前記非アクティブ状態における第2のアップリンクデータの送信中に到着することを示す指示を受信することを含む
    通信方法。
  39. 前記指示を受信することは、
    専用制御チャネル(DCCH)メッセージを前記表示として受信することを含み、前記DCCHメッセージは、
    再開理由、
    予想される無線リソース制御(RRC)状態、
    前記第1のアップリンクデータの情報、
    ターゲット周波数帯についての予想される測定ギャップ、
    前記端末装置のモビリティ状態の情報、
    アイドル状態又は非アクティブ状態における測定報告の利用可能性の指示、
    記録される測定値、接続確立失敗情報、又は無線リンク障害情報のうちの少なくとも1つの利用可能性の指示、又は
    前記端末装置のモビリティ履歴の利用可能性の指示
    のうちの少なく1つを含む請求項38に記載の方法。
  40. 前記端末装置からスケジューリング要求(SR)を受信すること、又は
    ランダムアクセスプロシージャの実行のためのランダムアクセス要求を前記端末装置から受信すること
    をさらに含む請求項38に記載の方法。
  41. 前記指示を受信することは、
    ゼロビットのサイズを有する媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を受信することを含む
    請求項38に記載の方法。
  42. 前記指示を受信することは、
    前記第1のアップリンクデータの情報を含む媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を受信することを含む
    請求項38に記載の方法。
  43. 前記第1のアップリンクデータの情報は、
    前記第1のアップリンクデータのサイズ、
    前記少なくとも1つの無線ベアラのアイデンティティ、又は
    前記少なくとも1つの無線ベアラのタイプ
    のうちの少なくとも1つを含む
    請求項39又は42に記載の方法。
  44. 前記第1のアップリンクデータの到着についての別の指示を有する、前記端末装置のコンテキストを取り戻す要求を、前記端末装置の最後のサービングネットワーク装置としての別のネットワーク装置に送信すること
    をさらに含む請求項38に記載の方法。
  45. 前記端末装置が前記ネットワーク装置との接続状態にあるときに、
    前記端末装置に、同じプロトコルデータユニット(PDU)セッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていることを示す第1の設定を送信するか、又は
    前記端末装置に、同じPDUセッションアイデンティティに関連付けられた全てのデータ無線ベアラが前記非アクティブ状態における送信をサポートしていないことを示す第2の設定を送信すること
    をさらに含む請求項38に記載の方法。
  46. 請求項1から請求項27の何れか一項、請求項28から請求項29の何れか一項、請求項30から請求項35の何れか一項、又は請求項36から請求項37の何れか一項に記載の方法を実行するように設定されたプロセッサを備える
    端末装置。
  47. 請求項38から請求項45の何れか一項に記載の方法を実行するように設定されたプロセッサを備える
    ネットワーク装置。
  48. 少なくとも一つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも一つのプロセッサに、請求項1から請求項27の何れか一項、請求項28から請求項29の何れか一項、請求項30から請求項35の何れか一項、又は請求項36から請求項37の何れか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶している
    コンピュータ可読媒体。
  49. 少なくとも一つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも一つのプロセッサに、請求項38から請求項45の何れか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶している
    コンピュータ可読媒体。
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