JP2024512230A - 自動プロトコル検出を有するaplフィールドスイッチ - Google Patents

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Abstract

データ線を有するチャネルに取り付けられたフィールドデバイスのフィールドデバイスプロトコルを検出するためのプロトコル検出回路は、プロトコル検出回路を介してフィールドデバイスと通信するコントローラによってデータ線に順次接続される。プロトコル検出回路は、プロトコル検出を完了した後、フィールドデバイスから切断される。チャネルは、幾つかのチャネルのうちの1つであってもよく、コントローラはまた、1つのチャネルに対してプロトコル検出回路を接続及び切断してもよく、それによって、プロトコル検出回路は、任意のチャネルで使用されることができる。フィールドデバイスのプロトコルが識別された後、プロトコルアダプタは、フィールドデバイスプロトコルとデータ送信のためにチャネルによって使用される別のプロトコルとの間のデータ変換を可能にするために、チャネルに挿入されることができる。

Description

本出願は、2021年2月23日に弁護士整理番号14-1383-Pで提出された「APL Field Switch with Automatic Protocol Detection」と題された米国特許出願第63/152,435号、及び2021年2月23日に弁護士整理番号14-1384-Pで提出された「APL Field Switch with Integrated Protocol Detection」と題された米国特許出願第63/152,438号の優先権及び出願日の利益を主張するものであり、それらの優先権出願は、本出願の出願日に係属中であり、あたかも完全に本明細書に記載されているかのように参照により組み込まれる。
本開示は、概して、プロセス制御ネットワークにおいて使用されるためのフィールドスイッチ、特にAPLフィールドスイッチに関する。
イーサネット(Ethernet)アドバンスト物理層(Advanced Physical Layer(APL))仕様は、イーサネットベースの2線式プロセス制御ネットワークの物理層の業界標準(IEEE 802.3cg)に基づく。APLネットワークは、長距離送信用のAPL互換フィールドデバイスへ又はそれからの最大10メガビット/秒(Mbps)全二重のデータレートを可能にする。APLフィールドデバイスは、高度なプロセス制御ネットワークの動作のために要求される、センサ、アクチュエータ、等を含む。
APLフィールドデバイスは通常、APLフィールドスイッチに接続される。APLフィールドスイッチは通常、APLフィールドデバイスに接続する8~24のチャネルを有する。APLフィールドスイッチのチャネルは、接続されたAPLフィールドデバイスに電力を転送し、APLフィールドデバイスとプロセス制御ネットワークとの間でデータを転送する。市販の24チャネルのAPLフィールドスイッチの例は、ドイツ、マンハイムのPepperl+Fuchs GmbHによって販売されるFIELDCONNEX(R)ARS11-B2-IC24-1 APLフィールドスイッチである。
APLネットワークによってもたらされる利点のために、多くの業界が、新しいプロセス制御インフラストラクチャを構築する場合に(APLフィールドスイッチを含む)APLネットワークを設置している。しかし、APLフィールドデバイスは、依存として容易に入手可能ではない。新しいインフラストラクチャを構築する場合は、少なくとも部分的に従来の非APLフィールドデバイスに依存しなければならない。従来のフィールドデバイスからAPLフィールドデバイスへのアップグレードの方針が望ましい。従来のフィールドデバイスをAPLフィールドデバイスに、それが利用可能になると置き換えることを許可しながら、その方針は、従来のフィールドデバイスがAPLフィールドスイッチに接続されることを可能にするべきである。
既存のプロセス制御ネットワークを使用する業界は、多くの場合、ネットワークインフラストラクチャを拡張しなければならない。追加の従来のフィールドデバイスへの投資は望ましくない場合があるが、依然として良好な動作状態にあるアクセスしにくい場所にあるフィールドデバイスを取り外すコストを考慮すると、従来のフィールドデバイスをAPLフィールドデバイスに置き換えることもまた望ましくない場合がある。APLフィールドデバイスと同時の従来のフィールドデバイスの使用を可能にする拡張は、従来のフィールドデバイスからAPLフィールドデバイスへのアップグレードの方針を依然として提供する、望ましい解決策である場合がある。
従って、APLフィールドデバイス及び従来の非APLフィールドデバイスの両方の接続を可能にするチャネルを有するAPLフィールドスイッチが必要である。しかし、従来の非APLフィールドデバイスは、APLフィールドデバイスと同じフィールドデバイスプロトコル(データ及び電力仕様)を使用しない。従来のフィールドデバイスがAPLフィールドスイッチを介してネットワークに接続されながらAPLプロセス制御ネットワークにおいて動作することができると、APLフィールドスイッチがAPLプロトコルと非APLプロトコルとの間でプロトコル変換を行うことが必要である。
1つの解決策は、任意のチャネルにおいて任意の従来の非APLプロトコルをサポートするオンボードのハードウェア及びソフトウェアを包含するAPLフィールドスイッチである。しかし、多くの従来のプロトコルがある。この解決策は、法外なコストがかかり、顧客は、決して使用しないかもしれないハードウェアに対して支払いを行なければならない。
別の解決策は、非APLプロトコルの小さなサブセットをサポートするオンボードのハードウェア及びソフトウェアを包含するAPLフィールドスイッチである。しかし、これは、APLフィールドスイッチに取り付けられることができる従来のフィールドデバイスの数を大幅に制限する。
更なる別の解決策は、少数の固定されたチャネルにおいてオンボードのハードウェア及びソフトウェアを包含するAPLフィールドスイッチである。しかし、これは、正しい数のAPLフィールドデバイスを注文し、或いは正しい数の固定されたチャネルを有するAPLフィールドデバイスを注文することを困難にさせる。フィールドデバイス(従来又はAPL)を間違ったチャネルに取り付ける設置ミスの可能性がまた増加する。
更なる代替の解決策は、1つの非APLプロトコルのみをサポートするAPLフィールドスイッチである。例えば、FIELDCONNEX(R)ARS11-B2-IC24-1 APLフィールドスイッチは、PROFIBUS・PA・フィールドデバイスで使用されることができる。しかし、これは、多くの新規及び既存のプロセス制御インフラストラクチャに必要な柔軟性を提供しない。
従って、多くの異なる従来のフィールドデバイスプロトコルを有する従来の非APLフィールドデバイスがコスト効率の高い方法でAPLフィールドスイッチの任意のチャネルに確実に取り付けられることを可能にするAPLフィールドスイッチが必要である。
多くの異なる従来のフィールドデバイスプロトコルを有する従来の非APLフィールドデバイスがコスト効率の高い方法でAPLフィールドスイッチの任意のチャネルに確実に取り付けられることを可能にするAPLフィールドスイッチが開示される。
解決策は、APLプロトコルと取り付けられた従来のフィールドデバイスプロトコルとの間で変換するために、APLフィールドデバイスのチャネルに挿入されるプラグ着脱可能なプロトコルアダプタにプロトコル変換を配置することである。様々なプロトコルアダプタが、APLフィールドデバイスのチャネルの何れにも設置されることができる。
幅広い従来のフィールドデバイスプロトコルをサポートする幅広いプロトコルアダプタが利用可能になり、多くの新規及び既存のプロセス制御インフラストラクチャに必要な柔軟性を提供する。
顧客のニーズに基づいてプロトコルアダプタを購入することによって、顧客は、APLフィールドスイッチに接続されている従来のフィールドデバイスに対してのみ費用を負担し、必要なプロトコルに対してのみ支払いを行う。一部のプロトコルは、高価なサポート回路を要求し、このような回路を各チャネルに提供することは、顧客がその回路を使用しろうがしなかろうが、APLフィールドスイッチの購入を高価にする。プロトコルアダプタを使用すると、顧客は必要がなければ高価な回路を購入しない。
プロトコルアダプタは、顧客がネットワークに簡単に変更を加えることを可能にする。プロトコルアダプタは、1つの従来のフィールドデバイスから別のフィールドデバイスに変更する場合に、又はインフラストラクチャ要件が変更するたびに交換されることできる。
本開示によるAPLフィールドスイッチは、各チャネルにプロトコルアダプタコネクタを含む。プロトコルアダプタをプロトコルアダプタコネクタにプラグ接続することは、プロトコルアダプタをチャネルに直列に配置する。プロトコルアダプタは、取り付けられたフィールドデバイスに給電し、ネットワーク通信のためにAPLデータフォーマットと従来のデータフォーマットとの間でデータフォーマットを変換するために、プロトコルアダプタを介して電力を転送することができる。プロトコルアダプタは、取り付けられたフィールドデバイスと従来のデータフォーマットで高速データ通信を行うための高価な従来の回路を含むことができる。
インストーラは、APLフィールドスイッチの任意の利用可能なチャネルに従来のフィールドデバイスを配置し、そのチャネルに互換性のあるプロトコルアダプタを設置することができる。APLフィールドデバイスに接続されたチャネルは、プロトコルアダプタを要求せず、チャネル自体が、APLプロトコルと互換性がある。接続されている全てのフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであると、プロトコルアダプタを購入する必要はない。そして、APLフィールドデバイスは、必要があれば従来のフィールドデバイスに接続することができるという保険を提供するが、必要がなければプロトコルアダプタを使用することによってその機能を取得するコストは発生しない。
従来のフィールドデバイスによって使用されるプロトコルを識別することが難しい場合があり、従って、所与の従来のフィールドデバイスに何れのプロトコルアダプタを使用するかを知ることが難しい場合がある。
また、本明細書には、フィールドデバイス(APLフィールドデバイスであっても従来のフィールドデバイスであっても)によって使用されるプロトコルの自動検出を可能にするプロトコル検出回路が開示される。各プロトコル検出回路は、それぞれのフィールドデバイスプロトコル又は互換性のあるプロトコルのファミリを検出することに特化される。
コントローラは、各保護検出回路を試みた後、プロトコルが検出されるまで、又はコントローラがプロトコルの検出に失敗するまで、各プロトコル検出回路を取り付けられたフィールドデバイスに順次接続し、フィールドデバイスと通信する。プロトコル検出中のフィールドデバイスの通信は高速通信でなくてもよいので、プロトコル検出回路は、高速データ通信に必要な高価な回路を排除することができる。
取り付けられたフィールドデバイスのプロトコルは不明であるので、最初の電力送信を安全な電流又はアンペア数に制限することが重要である。安全な電流とは、フィールドデバイスのターミネータ抵抗がその最大定格を超える電力を消費しない十分に低い電流である。各チャネルは、コントローラに接続され、且つそれによって制御される、選択可能に調整可能な電流制限装置を含む。コントローラは、プロトコル検出を開始する前に、最初に電流制限装置を安全電流状態に設定する。検出されたプロトコルがより高い電力送信を許可すると、コントローラは、電流制限装置を対応する電流状態に設定する。
プロトコルの検出が完了すると、検出されたプロトコルの名前又はプロトコルの検出の失敗がユーザに表示される。ユーザは、検出されたプロトコルに基づいて使用するためのプロトコルアダプタを選択する。
開示されたAPLフィールドスイッチの実施形態においては、APLフィールドスイッチは、プロトコル検出回路、コントローラ、及び各チャネルにおける選択可能な電流制限装置を含む。フィールドデバイスが最初にチャネルに取り付けられる場合には、コントローラは、チャネルの電流制限装置を安全電流状態に設定し、プロトコル検出を開始する。コントローラは、フィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであるか否かを検出する場合には、チャネル自体に接続する。コントローラは、プロトコル検出回路を取り付けられたフィールドデバイスに接続するために、プロトコル検出回路をチャネルに順次接続する。
チャネルがAPLフィールドデバイスに取り付けられる場合には、コントローラは、ユーザ選択可能なAPL電力クラスへのチャネルの動的電力割り当てを可能にするように構成されることができる。
プロトコル検出回路の単一のセットは、フィールドデバイスが取り付けられている任意のチャネルで使用されることができる。セットの複数のコピーをチャネル毎に提供する必要はない。従来のフィールドデバイスがAPLフィールドスイッチの任意のチャネルに取り付けられることを依然として許可しながら、APLフィールドスイッチのハードウェアのコストが削減される。
開示されたAPLフィールドスイッチの更なる他の実施形態においては、APLフィールドスイッチは、プロトコル検出回路を含まない。代わりに、ポータブルハンドヘルドプロトコル検出ツールが、プロトコル検出ツールに取り付けられたフィールドデバイスのプロトコルを自動的に検出するために使用されることができる。プロトコル検出ツールは、APLチャネル、プロトコル検出回路、及びコントローラを含む。前述されたように、フィールドデバイスは、APLチャネルに取り付けられ、コントローラは、プロトコル検出を開始し、プロトコル検出を行う。ツールは、バッテリ駆動されることができ、或いはACアダプタを介して駆動されることができる。
本開示の他の目的及び特徴は、説明が進むにつれて、特に1つ以上の事例的な実施形態を図示する添付の図面と併せて考慮される場合に明らかになるであろう。
本開示によるAPLフィールドスイッチを含むプロセス制御ネットワークを図示する。 本開示によるAPLフィールドスイッチを図示する。 図2に示されるAPLフィールドスイッチのチャネルの拡大図であり、チャネルのプロトコルアダプタコネクタは、対応するコネクタに接続されていない。 図3と同様であるが、プロトコルアダプタコネクタに取り付けられたパススルーコネクタを図示する。 プロトコルアダプタの上に配置された取り外し可能なカバーを図示する、図2のAPLフィールドスイッチの外側の斜視図であり、各カバーは、パススルーコネクタの一部を形成する。 図2に示されるAPLフィールドスイッチの自動プロトコル検出回路、並びにプロトコル検出及び電力コントローラのAPLフィールドスイッチの各チャネルとの接続の概略図である。 定電流制限回路の概略図である。 フォールドバック電流制限回路の概略図である。 並列リセット可能ヒューズ構成の概略図である。 コントローラに取り付けられた電流制限装置の一実施形態の概略図であり、電流制限装置は、デジタルポテンショメータに取り付けられたデジタルヒューズ(eFuse)を含む。 第1のより低い電力状態にある、図10に示される電流制限装置の図である。 図11と同様であるが、電流制限装置は第2のより低い電力状態にある。 第2の実施形態の電流制限装置の概略図である。 図6に示されるプロトコル検出及び電力コントローラの、APLフィールドスイッチの各チャネル及び各プロトコル検出回路の構成要素との接続を図示する。 図6に示される自動プロトコル検出回路を使用する自動プロトコル検出のための方法のフローチャートを図示する。 図6に示される自動プロトコル検出回路を使用する自動プロトコル検出のための方法のフローチャートを図示する。 図3に示されるプロトコルアダプタコネクタに接続するように構成された第1の実施形態のプロトコルアダプタの概略図である。 図3に示されるプロトコルアダプタコネクタに接続するように構成された第2の実施形態のプロトコルアダプタの概略図である。 カバーが取り外され、プロトコルアダプタがAPLフィールドスイッチのチャネルの一部に取り付けられている、APLフィールドスイッチを図示する。 フィールドデバイスに取り付けられたハンドヘルドプロトコル検出ユニットを図示する。 図20に示されるプロトコル検出ユニットに包含されるプロトコル検出回路の概略図である。
図1は、10Mbpsのイーサネット-APLプロセス制御ネットワーク12及び100Mbpsの産業用イーサネットプロセス制御ネットワーク14からなるプロセス制御ネットワーク10を図示する。
APL-イーサネットプロセス制御ネットワーク12は、イーサネットアドバンスト物理層(Advanced Physical Layer:APL)仕様に準拠する。APL-イーサネットネットワーク12は、2本のワイヤを介する同時のデータ送信及び電力送信のために、2線式トランク(Trunk)ケーブル及び2線式スパー(Spur)ケーブルを使用する。APL-イーサネットプロセス制御ネットワーク12のトランク及びスパーは、図1に実線で示される。
図示された産業用イーサネットプロセス制御ネットワーク14は、イーサネット/IP(イーサネット産業用プロトコルネットワーク)である。産業用イーサネットネットワーク14は、標準イーサネットCAT5以降のイーサネットケーブル(本明細書では「標準イーサネットケーブル」と呼ぶ)及びビジネスイーサネットLANネットワークにおいても一般的に使用される関連ハードウェアを使用する。標準のイーサネットケーブルは、図1において破線で示される。
プロセス制御ネットワーク10は、エンジニアリングステーション16、オペレーションステーション18、プロセスコントローラ20、及びバックエンド非APLイーサネットスイッチ22を有するバックエンドを含む。バックエンドステーション、プロセスコントローラ、及びイーサネットスイッチは、高速イーサネット通信(100Mbps以上)用の標準CAT5以降のイーサネットケーブルによって接続される。
産業用イーサネットネットワーク14は、標準CAT5以降のイーサネットケーブルによってバックエンドイーサネットスイッチ22に接続された非APLイーサネットスイッチ24を含む。産業用イーサネットスイッチ24は、矢印25によって表される補助電源によって給電される。産業用イーサネットスイッチ24は、標準CAT5以降のイーサネットケーブルによって非APLフィールドデバイス26a及び非APLフィールドデバイス26bに接続される。フィールドデバイス26a及びフィールドデバイス26bは、ネットワークを介さずに補助電源によって給電される。バックエンドは、バックエンドイーサネットスイッチ22及び産業用イーサネットスイッチ24を介してフィールドデバイス26a、26bと通信することができる。
APL-イーサネットネットワーク12は、APL電源スイッチ26を含み、APL電源スイッチ26は、APL電源スイッチから下流のAPLフィールドスイッチ30まで、そして更に下流のAPLフィールドスイッチ32まで延伸するAPLトランク28に接続される。APL電源スイッチ26は、矢印34によって表される補助DC電源から電力を受信する。APL電源スイッチ26は、トランクを介する電力及びデータの同時の送信のために、APLトランクに電力を注入する。
APL電源スイッチ26は、標準イーサネットCAT5以降のケーブルを介してバックエンドイーサネットスイッチ22にデータ送信のために接続される。APL電源スイッチ26は、APL-イーサネットネットワーク12とバックエンドイーサネットスイッチ22との間でデータ通信するために、標準イーサネットケーブルを介して送信される100MbpsイーサネットとAPL-イーサネット2線式ケーブルを介して送信される10Mbpsイーサネットとの間で変換する。
APLフィールドスイッチ30は、ネットワークトランク28を接続されるように示され、ネットワークトランクから受信された電力を、APLフィールドスイッチに取り付けられたフィールドデバイスに送信することができる。APLフィールドスイッチ30は、APLフィールドスイッチのポートから延伸するそれぞれの2線式APL互換スパーによって、フィールドデバイス36a、フィールドデバイス36b、及びフィールドデバイス36cに接続される。APLフィールドスイッチ30は、フィールドデバイス36にデータを送信し、且つそれからデータを送信し、ネットワークトランク28を介して受信された電力をフィールドデバイス36に供給することができる。
APLフィールドスイッチ32は、矢印38によって表される補助電源に接続されるように示される。APLフィールドスイッチ32は、トランク28から給電されないが、APLトランク28を介してデータを送受信する。図1に示されるようなAPLフィールドスイッチ32は、APLフィールドスイッチのポートから延伸するそれぞれの2線式APL互換スパーによってフィールドデバイス40a及びフィールドデバイス40bに接続される。APLフィールドスイッチ32は、フィールドデバイス40にデータを送信し、且つそれからデータを送信し、補助電源38を介して受信された電力をフィールドデバイス40に供給することができる。
フィールドデバイス26、36、40は、それらが接続されるフィールドスイッチと互換性のあるセンサ、アクチュエータ、等である。フィールドデバイスは、プロセス制御ネットワーク10の動作にために要求されるセンサデータ、動作ステータス、コマンド確認、診断、及び他の発信ネットワーク通信を出力し、且つ/或いはプロセス制御ネットワーク10の動作にために要求されるコマンド、データ要求、及び他の着信ネットワーク通信を受信するように構成される。
図1に示される2つのAPLフィールドスイッチは同一であるので、APLフィールドスイッチ30のみを詳細に説明する。
APLフィールドスイッチ30は、APLフィールドデバイス36a、並びに従来の非APLフィールドデバイス36b及び36cに接続される。APLフィールドスイッチ30は、APLフィールドデバイスに、APLフィールドスイッチからのAPLスパーをフィールドデバイスに取り付けることによって動作可能に接続するように構成される。APLフィールドスイッチ30は、APLフィールドデバイスがフィールドスイッチに取り付けられたか否かを検出するコントローラを含む内部プロトコル検出回路(以下で詳細に示されて説明される)を有する。
APLフィールドデバイスが検出されると、更なるユーザ設定は要求されない。ポートは、APL仕様に従って、APLフィールドデバイスにデータを転送し、且つそれからデータを転送し、ポートを介してAPLフィールドデバイスに電力を供給する。
プロトコル検出コントローラが、取り付けられたフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスではないことを検出すると、コントローラは、フィールドデバイスを、非APLフィールドデバイスによって使用されるとそれぞれの非APLネットワークプロトコルを各々が識別することができる幾つかのそれぞれのプロトコル検出回路に順次接続する。プロトコル検出コントローラは、検出された非APLプロトコル、又はプロトコルの検出の失敗をユーザに通知する。
非APLプロトコルが検出されると、ユーザは、検出されたプロトコルと互換性のあるプロトコルアダプタを利用する。プロトコルアダプタは、ポートと直列に配置される。プロトコルアダプタは、フィールドデバイスとネットワークトランク又はAPLフィールドスイッチの他のデータ端子との間のデータ送信を可能にするために、APLデータプロトコルとフィールドデバイスのデータプロトコルとの間でデータを変換する。
プロトコルアダプタはまた、APLフィールドスイッチ30に受信された電力を、プロトコルアダプタを介して送信し、且つフィールドデバイスへの電力送信用のポートに送信することができる。
しかし、全てのフィールドデバイスプロトコルが、データ送信及び電力送信の両方を要求する「データ及び電力のプロトコル」ではない。一部のフィールドデバイスプロトコルは、フィールドデバイスへの電力送信を行わない「データのみ」のプロトコルである。「データのみ」のプロトコルのプロトコルアダプタは、プロトコルアダプタを介するデータ転送を許可にする一方で、プロトコルアダプタを介する電力転送を許可しない。
プロトコル検出回路はまた、フィールドデバイスプロトコルを検出しながら、コントローラがポートを介して送信されることができる最大電力を選択的に調整することを可能にする電力回路を組み込む。様々なネットワークプロトコルの物理層仕様は、様々な電力要件(ゼロの電力要件を含む)を指定し、適切なネットワーク動作のためにフィールドデバイスが終端抵抗器を有することを指定する場合がある。コントローラは、プロトコル検出の開始時にフィールドデバイスに初期電流を設定し、それは、抵抗器がその最大電力定格を超えて電力を消費するのを阻止する。
フィールドデバイス36bは、PROFIBUS・PA・フィールドデバイスである。PROFIBUS・PA・プロトコルは、電力及びデータのプロトコルである。他の電力及びデータのプロトコルは、APLプロトコル及びFoundation・Fieldbus・プロトコルを含むが、これらに限定されない。フィールドデバイス36cは、MODBUS・RTU・フィールドデバイスである。MODBUS・RTU・プロトコルは、データのみのプロトコルである。別のデータのみのプロトコルは、DP(Profibus・DP)であるが、これに限定されない。図示されたAPLフィールドスイッチ30は、PROFIBUS・PA及びMODBUS・RTU・プロトコル検出回路を含む。取り外し可能なPROFIBUS・PA・プロトコルアダプタ及び取り外し可能なMODBUS・RTU・プロトコルアダプタが、APLフィールドスイッチ30に設置され、それぞれPROFUS・PA・フィールドデバイス36b及びMODBUS・RTU・フィールドデバイス36cに接続される。
図2は、APLフィールドスイッチ30の構成要素を概略的に図示する。APLフィールドスイッチは、フィールドスイッチをAPLトランク28に接続するためのトランク端子42と、フィールドスイッチを補助電源(補助電源38のような)に接続するための外部電源端子44とを有する。図示されたAPLフィールドスイッチ30はまた、APLフィールドスイッチ30の内外に電力ではなくデータを送信する1つ以上の専用データポート46を含む。専用データポート46は、互換性のある外部光又は電気データケーブルに接続するためのイーサネットRJ45コネクタ、SFP光コネクタ、等として実現されることができる。
APLフィールドスイッチがトランク端子42に接続されたAPLトランクによって給電される場合に、トランク端子42は、APLフィールドスイッチに電力を受信させる電力端子として、及びAPLトランクとAPLフィールドスイッチとの間でデータを送信するデータ端子として機能する。APLフィールドスイッチが外部電源端子44に接続された外部電源によって給電される場合に、外部電源端子44は、APLフィールドスイッチに電力を受信させる電力端子として機能し、トランク端子42は、APLトランクとAPLフィールドスイッチとの間でデータを送信するデータ端子として機能する。各専用データ端子46は、データをAPLフィールドスイッチ30に送信し、且つデータをそれから送信するデータ端子としてのみ機能する。
電力端子42、44を介して受信された電力は、端子42、44に接続された電力線48を介してAPLフィールドスイッチ30に受信される。電力線48はまた、トランク端子42を介してAPLフィールドスイッチにデータを送信し、トランク端子42を介してAPLフィールドスイッチからデータを送信する。データ線50aは、電力線50とイーサネットスイッチ52の一端との間で延伸する。データ線50aは、トランク端子42を介して受信されたデータを電力線48から抽出し、イーサネットスイッチ52にデータを送信し、トランク端子42を介する送信のために、イーサネットスイッチ52から電力線48に受信されたデータを注入する。データ線50bは、データ端子46へのデータ送信及びデータ端子46からのデータ送信のために、各データ端子46とイーサネットスイッチ52の一端との間で延伸する。次に、イーサネットスイッチ52は、イーサネットスイッチと接続されたフィールドデバイスとの間でデータを送信するために、イーサネットスイッチの他端から延伸するデータ線54として表されるデータ線を有する。
電力線48及びデータ線54は、電力線48及びデータ線54からAPLフィールドスイッチ30のそれぞれのポートまで平行に延伸するN個の同様のチャネル56まで延伸する。チャネル56は、電力線48及び互いから電気的に絶縁されてもよい。
チャネル56と結合電力/データ線50との間のデータ線54に、10BaseTILイーサネット物理層トランシーバ58が配置される。トランシーバ58は、チャネル56と結合電力/データ線50との間でイーサネットフォーマットのデータフレームの通信を可能にする。チャネル56の前の電力線48に、チャネル56を電力端子から電気的に絶縁する絶縁スイッチング電源60が配置される。
図2は、N個のチャネル56のうちの2つを図示し、図3は、チャネル56の拡大図である。チャネル56は、電力線48及びデータ線54とポート62との間でデータ及び電力を送信する。各チャネルのポート62は、2線式イーサネット互換ポートコネクタとして構成されたポート端子64を有する。代替実施形態においては、ポート端子64は、ねじ若しくはクランプ端子、M12コネクタ、又はAPL仕様と互換性のある他のコネクタとして構成されてもよい。様々なスタイル又はタイプのポート端子64が、APLフィールドスイッチ製造業者によって提供されてもよく、ポート62は、フィールドデバイスをAPLフィールドスイッチのポートに接続する際の接続の柔軟性を高めるために並列に提供された複数のタイプのポート端子64を含んでもよい。
チャネル56は、データ線54のうちの1つであるチャネルデータ線66と、チャネル電力線68とを含む。イーサネットスイッチ52から離れたチャネルデータ線66の端部は、チャネル電力線68に接続され、且つそれから延伸する。チャネルデータ線66は、ポート62を介して送信されるデータをチャネル電力線68から抽出し、イーサネットスイッチ52から送信されるデータをチャネル電力線68に注入する。チャネルデータ線66は、イーサネットデータフレームをイーサネットスイッチ52から受信し、且つイーサネットデータフレームをそれに送信するAPL互換トランシーバ70を含む。
チャネル電力線68は、電力線50に接続され、電力線50からポート端子64まで延伸する2線式の線として形成される。チャネルデータ線66は、チャネル電力線がポート端子64に接続する前に、チャネル電力線68に接続する。そして、ポート端子64は、ポート62から電力を送信することができ、ポート62を介してデータを送受信することができる。
チャネルデータ線66及びチャネル電力線68は、電力とデータとの分離及び結合、本質安全、過電圧保護、絶縁、等を可能にする従来の回路構成要素を含む。チャネル56を介する電力及びデータフレームの送信は、チャネル56が、フィールドデバイスの自動プロトコル検出、プロトコルアダプタを使用するチャネルポート62への非APLフィールドデバイスの動作可能な接続、及び以下で更に詳細に説明されるようにチャネル56を介して送信されることができる最大電力の動的設定を可能にするという特徴を含むことを除いて従来型である。
図3に最もよく示されるように、チャネル56は、チャネルデータ線66とポート端子62との間のチャネル電力線68に直列に配置された電気コネクタとして形成されたプロトコルアダプタコネクタ72を含む。プロトコルアダプタコネクタは、プロトコルアダプタ(以下でより詳細に説明される)をチャネル電力線68に挿入するために使用される。プロトコルアダプタコネクタ72は、コネクタ72をチャネル電力線に接続する端子74及び端子76を有する。プロトコルアダプタコネクタ72は、プロトコルアダプタの対応する端子と協働して、プロトコルアダプタをチャネル電力線68に直列に電気的に接続するように構成されている、電力端子74、76にそれぞれ接続されたコネクタ端子78及び端子80を有する。
図3に示されるように、プロトコルアダプタコネクタ72は、通常、チャネル電力線68を開き、チャネル56を介する電力及びデータの送信を阻止する。APLフィールドデバイスがポート62に接続されている場合には、プロトコルアダプタを使用する必要はない。このような場合には、プロトコルアダプタコネクタ72と互換性のある電気コネクタとして形成されたパススルーコネクタ82が、プロトコルアダプタコネクタ72に取り付けられる(図4を参照)。パススルーコネクタ82は、プロトコルアダプタコネクタ72を横切る回路の連続性を提供する。
フィールドデバイスが最初にチャネルポート62に取り付けられる場合には、パススルーコネクタ82は、フィールドデバイスのプロトコルを検出する場合にプロトコルアダプタコネクタ72を横切る連続性のためにプロトコルアダプタコネクタ72に取り付けられなければならない。
図5は、APLフィールドスイッチ30の外観図である。各ポート62は、ポート62に接続されたプロトコルアダプタコネクタ72へのアクセスを提供する、関連付けられたオープンスロット84(図19を参照)を有する。プロトコルアダプタがスロットに設置されていない場合に(例えば、APLフィールドデバイスがポートに接続されている場合に)、スロットは、カバー86によって閉じられる。図5は、全てのスロットを閉じているカバー86を図示する。図示されたAPLフィールドスイッチの実施形態においては、各カバー86は、プロトコルアダプタコネクタ端子78、80と直列のそれぞれのパススルーコネクタ82の一部を形成する2つの導体を組み込む。カバーが所定の位置にある場合には、カバーは、カバーによって閉じられたスロットにおけるプロトコルアダプタコネクタ72を横切る電気的導通を保証する。
他の可能なカバーの実施形態においては、カバー86自体は非導電性であるが、カバーに接続されたパススルーコネクタ82を有する。カバーでスロットを閉じることによって、パススルーコネクタが、プロトコルアダプタコネクタ72に設置される。
図2に戻って参照すると、APLフィールドスイッチ30は、ポートに新しく取り付けられたフィールドデバイスの自動プロトコル検出を可能にするプロトコル検出回路(図6においてより詳細に示される)を包含するプロトコル検出モジュール88を含む。プロトコル検出回路は、フィールドデバイスプロトコルを検出及び識別するためにプロトコル検出回路を動作させるコントローラ90を含む。コントローラ90は、プロトコル検出回路にコマンドを発行し、プロトコル検出回路からデータを受信するマイクロプロセッサ又は中央処理装置(CPU)92を含む。CPU92は、コントローラ機能を実行するためにCPU92によって実行可能な実行可能命令96からなるアプリケーションソフトウェア、及びその機能によって処理されるデータを保持するストレージ又はメモリ94への読み取り/書き込みアクセスを有する。メモリ94は、EEROMメモリ、又は組み込みシステムにおいて使用される他のタイプの不揮発性メモリのような永続メモリであってもよく、揮発性メモリを含んでもよい。停電の場合に揮発性メモリを維持するためにバッテリ電源が供給されてもよい。
コントローラ90は、可能な実施形態においては、コントローラ機能を実行するために必要な他の周辺機器とともにマイクロコントローラを含んでもよいステムオンチップ(SoC)として実現されてもよい。
コントローラ90は、トランシーバ58とチャネル56との間のデータ線54に配置される。コントローラ90は、データをデータ線54から読み取ることができ、データをデータ線54に送信することができる。
コントローラ90はまた、検出されたフィールドデバイスプロトコル(又はフィールドデバイスプロトコルの検出の失敗)をユーザに通知するために使用される通信線98に接続される。ディスプレイ100は、検出されたフィールドデバイスプロトコルをユーザに通知することを表す。ディスプレイ100は、APLフィールドスイッチ30自体の上に配置されてもよく、或いはAPLフィールドスイッチとは別個であってもよい。通信線98は、非限定的な例として、スマートフォン等へのBluetooth無線接続、コントローラに接続するシリアルUSBケーブル若しくはイーサネットケーブルのような有線接続、及び/又はAPLデータ端子42、48を介するデータ線54を経由する接続のうちの1つ以上の形態を取ってもよい。コントローラ90は、プロセス制御ネットワークを介して通信するために、プロセス制御ネットワーク上のフィールドデバイスとしてみなされるように構成されてもよい。
プロトコル検出回路88は、コントローラ90に接続された幾つかのそれぞれのプロトコル検出回路102を更に含む。図示されたAPLフィールドスイッチ30は、2つのプロトコル検出回路を有するが、製造業者はまた、どのくらいの種類の従来の非APLフィールドデバイスがAPLフィールドスイッチによってサポートされているのかに依存して、1つのみのプロトコル検出回路102を有するAPLフィールドスイッチ、又は3つ以上のプロトコル検出回路102を有するAPLフィールドスイッチを提供してもよい。
各プロトコル検出回路102は、1つ以上の互換性のある非APLフィールドデバイスプロトコルのそれぞれのセットを検出するように構成される。例えば、プロトコル検出102aは、DP/MODBUS・RTU・フィールドデバイスの「データのみ」のプロトコルを検出するように構成される。プロトコル検出回路102bは、PROFIBUS・PA/FOUNDATION・FIELDBUSの「電力及びデータ」のプロトコルを検出するように構成される。APLフィールドスイッチ30は、1つ以上のデータのみのプロトコル検出回路のセット、1つ以上の電力及びデータのプロトコル検出回路のセット、又はデータのみのプロトコル検出回路、並びに電力及びデータのプロトコル検出回路の各々のセットを備えることができる。
プロトコル検出回路102は、以下でより詳細に説明されるように、チャネルポートに取り付けられたフィールドデバイスのプロトコル検出のために各チャネル56に選択的に接続されることができる。このようにして、チャネル毎の専用のプロトコル検出回路を必要とすることなく、個々の非APLプロトコル検出回路102が、全てのチャネル56で使用されることができる。
次に、プロトコル検出回路102について説明する。プロトコル検出回路102は、データ線104と、プロトコル検出回路に関連付けられたプロトコルの物理層に準拠するデータ線104に接続されたトランシーバ106とを含む。フィールドデバイスがプロトコル検出回路に関連付けられたデバイスプロトコルを利用するか否かを判断しようと試みる場合に、コントローラ90は、そのプロトコルを使用してフィールドデバイスと通信しようと試みる。コントローラは、トランシーバ106を使用して通信しようと試み、成功すると、トランシーバを介してデータをフィールドデバイスに送信し、且つデータをそれから送信する。例えば、Fieldbus・フィールドデバイスは、コマンドを受信するまで応答しない。コントローラ90は、通信を開始するためにコマンドをフィールドデバイスに送信し、フィールドデバイスから応答を受信すると、フィールドデバイスがそのプロトコルを使用するか否かを判断することができる。
図示された実施形態においては、フィールドデバイスが最初にチャネルポート62に取り付けられる場合に、コントローラ90は、最初にフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであるかど否かを判断する。フィールドデバイスがAPLフィールドデバイスではないとコントローラが判断すると、コントローラは、フィールドデバイスプロトコルが識別されるまで、又はコントローラが全てのプロトコル検出回路102による検出を試みるまで、フィールドデバイスをプロトコル検出回路102に順次接続する。コントローラは、フィールドデバイスがデータのみのフィールドデバイスであると判断し、データのみのプロトコル回路を介してのみ繰り返してもよい。同様に、コントローラは、フィールドデバイスが電力及びデータのフィールドデバイスとして識別されると、電力及びデータのプロトコル回路を介してのみ繰り返してもよい。
図6に示されるように、プロトコル検出回路102のデータ線104は、共通のデータ線108に並列に接続される。各データ線104に、コントローラ90に接続され、且つそれによって制御されるリレー110が配置される。リレー110は、選択的に、データ線104を共通の信号線108に接続し、且つデータ線104をそれから切断する。リレー110が開いている場合には、プロトコル検出回路102は、他のプロトコル検出回路から効果的に電気的に絶縁され、全てのチャネル56から効果的に電気的に絶縁される。
プロトコル検出回路のリレー110は、プロトコル検出回路102がプロトコル検出のためにコントローラ90によってアクティブに使用されている間にのみ閉じられる。
共通の信号線108から、それぞれのチャネルプロトコル検出データ線112が平行に延伸し、各チャネルプロトコル検出データ線112は、それぞれのチャネル56に接続される。図6は、チャネル1のチャネルデータ線69に接続されたチャネルプロトコル検出データ線112-1を図示する。他のチャネルプロトコルデータ線112-2~112-Nは、同様にそれぞれのチャネル2~Nのデータ線69に接続する。
各チャネルプロトコル検出データ線112に、コントローラ90に接続され、且つそれによって制御されるプロトコル検出データリレー114が配置される。リレー114は、選択的に、チャネルプロトコル検出データ線112を共通の信号線108に接続し、且つチャネルプロトコル検出データ線112を共通の信号線108から切断する。リレー114が開いている場合には、プロトコル検出データ線112は、プロトコルアダプタ102の何れにも接続されることができない。加えて、プロトコル検出データ線112に接続されたチャネル56は、他のチャネル56から電気的に絶縁される。
チャネル56に接続されたチャネルプロトコル検出データリレー114は、プロトコル検出回路102がチャネル56に取り付けられたフィールドデバイスのデバイスプロトコルを検出するために使用される間にのみ閉じられる。プロトコル検出回路リレー110を閉じることによって、チャネル56が、リレー110を包含するプロトコル検出回路に接続される。
前述されたように、フィールドデバイスがチャネルポート62に取り付けられる場合には、コントローラ90は、最初にフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであるか否かを判断する。ポートのチャネル56は、コントローラ90が取り付けられたフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであるか否かを判断する場合に、プロトコル検出回路として使用される。コントローラ90は、データ線54を経由してチャネルトランシーバ70を介してフィールドデバイスと通信しようと試みる。図6は、コントローラ90と通信するために接続されたチャネル1のトランシーバ70を概略的に図示する。コントローラ90が各チャネルトランシーバ70と通信することができることを理解されるべきである。
各チャネル56は、コントローラ90に接続され、且つそれによって制御されるチャネルデータ線66にリレー116を含む。チャネル56が、チャネル56に取り付けられたフィールドデバイスのデバイスプロトコルを検出するためにアクティブに使用されている場合には、チャネルデータリレー116は、コントローラ90とフィールドデバイスとの間のデータ通信のために閉じられる。プロトコル検出回路リレー110及びチャネルプロトコル検出リレー114は全て開いているので、コントローラ90と取り付けられたフィールドデバイスとの間の全てのデータ通信は、チャネルデータ線66及びチャネルトランシーバ70を通過しなければならない。
コントローラ90が、チャネルポート62に取り付けられたフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであると判断すると、チャネルデータリレー116は、データ線54とチャネルポート62との間の閉じられたリレー116を介するデータ通信のために閉じられたままである。
フィールドデバイスが最初にチャネル56のチャネルポート62に接続される場合に、フィールドデバイスは、チャネル電力線68に接続される。デバイスプロトコルはまだ判断されていないので、接続時にフィールドデバイスに供給されている電流が、フィールドデバイスのターミネータがその最大電力定格を超えて電力を消費することを阻止するのに十分に低いことが重要である。例えば、PROFIBUS・DB又はMODBUS・RTU・フィールドデバイスは、PA/FOUNDATION・FIELDBUS・フィールドデバイスより低い最大電力定格を有する。換言すれば、接続時にチャネル56を流れることができる最大電流は、チャネル56を介して送信されることができる最大電力出力が、チャネルポート62に取り付けられたフィールドデバイスに害を及ぼさない最小安全電力出力を超えないことが必要である程度に制限されなければならない。
プロトコル検出回路88は、チャネル電力線68に配置されたインラインの選択可能な電流制限装置118を有する各チャネル56を含む。回路に配置された電流制限装置は、電流が所定の最大電流(アンペア数)を超えると作動し、それによって、回路を遮断して電流の流れを停止し、或いは回路の電流を安全なレベルに低減又は維持する。電流制限装置は、チャネルポート62を介する電流の最大流を制限する。
本開示での使用のために適合されることができる、既知のタイプの選択可能に調整可能な電流制限装置は、
選択可能な抵抗値の抵抗器に接続された電子ヒューズ(eFuse)と、
定電流制限回路と、
フォールドバック電流制限回路と、
何れのヒューズをアクティブにするかを選択するリレーと直列に配置された異なるアンペア数定格の並列リセット可能ヒューズ構成と
を含むが、これらに限定されない。
電子ヒューズは、作動する場合に電流を停止する、完全電子式の選択可能な電流制限ヒューズである。
定電流制限回路は、最大電流に到達するまで電流が通過することを可能にする。そして、回路は、電流が最大電流を超えるのを阻止するために電圧を低下させる。図7は、本開示での使用のために適合されることができる例示的な定電流制限回路を図示する。
フォールドバック電流制限回路は、最大電流に到達するまで電流が通過することを可能にする。回路は、電流が最大電流を超えるのを阻止するために電圧及び電流を低下させる。図8は、本開示での使用のために適合されることができる例示的なフォールドバック電流制限回路を図示する(画像の帰属:英語版WikipediaのMikiemikeによる、CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=70852656)。
電流制限回路は、回路を流れる最大電流を設定するために抵抗を利用する。これらの回路の設計において抵抗値の動的な選択を可能にする可変抵抗器を利用することによって、回路を流れる最大電流、それ故に回路の最大電力出力が、抵抗器の抵抗値を選択することによって選択されることができる。
電流制限回路はまた、相対的に大きい電圧降下の検出を可能にする、米国01887マサチューセッツ州ウィルミントンのアナログデバイセズ社から入手可能なLTC7003ドライバのような静的スイッチドライバと直列に接続されることができる。
図9は、冷却後に自動的に再び開くことができる正温度係数(PTC)リセット可能ヒューズを含む並列ヒューズ構成として形成された選択可能な電流制限装置118を図示する。本開示に従う使用のために適合されてもよいPTCヒューズは、米国オハイオ州クリーブランドのイートンの電子部門から入手されてもよい。ヒューズ115はそれぞれ、コントローラ90に接続され、且つそれによって制御されるリレー117と直列に配置される。1つのリレーを閉じ、他のリレーを開いた状態で保持にすることは、コントローラ90が、ヒューズ115のうちの選択された1つをチャネル電力線68に選択可能に挿入することを可能にする。
図示された実施形態においては、選択可能な電流制限装置118は、電子ヒューズ又はeFuseを含む。eFuseは、作動する場合に電流が所定のアンペア数を超えると、チャネル56を介する電流を停止する、完全電子式の選択可能な電流制限ヒューズの例である。eFuseは、電流を停止するために、インライン要素の加熱及びその後の開回路に依存せず、迅速に反応し、簡単にリセットされることができる。
eFuseは、選択可能な抵抗値を有するデジタルポテンショメータに取り付けられる。デジタルポテンショメータの抵抗値は、eFuseを開く電流制限を設定する。次に、チャネル56を介して送信されることができる最大電力は、eFuseを開く電流制限によって決定される。
コントローラ90は、各電流制限装置118に接続される。フィールドデバイスが最初にチャネルポート62に取り付けられる場合に、コントローラ90は、ポテンショメータの抵抗値を、最大チャネル電力出力を最小安全電力出力以下に制限する抵抗値に設定することによって、チャネル56の最大電力出力を設定する。
図10は、チャネル電力線68に配置された選択可能な電流制限装置118の実施形態を図示する。電流制限装置118は、eFuse120を含む。eFuse120は、チャネル電力線68を流れる電流がeFuse120を流れなければならないように、チャネル電力線68と整列する。eFuse120は、抵抗器がeFuseを開く電流制限を設定するeFuse120に接続されることを可能にする。可変抵抗器をeFuse120に接続することは、電流制限を可変抵抗器の選択された抵抗値に基づいて選択的に変化させることを可能にする。
eFuseは、電流を制御するための多くの利点を提供する。eFuseは、テキサスインスツルメンツ、東芝、STMマイクロエレクトロニクス、及び他のベンダーから集積回路パッケージとして市販されている。eFuseは、アンペア数及び電圧容量、応答速度、エネルギー効率、等に基づいて選択されるべきである。
eFuse120は、eFuseを開くために異なる電流制限を設定することを可能にするように機能するデジタルポテンショメータ122に取り付けられる。デジタルポテンショメータ集積回路は、アナログデバイセズ、マイクロチップ、テキサスインスツルメンツ、及び他のサプライヤから入手可能である。
図示されたデジタルポテンショメータ122は、ラダーの各段において抵抗器ラダー124及び電子スイッチ126を含む。動作中、1つのスイッチ126が、デジタルポテンショメータの実効抵抗値を決定するために所与の時間において閉じられる(従来のアナログポテンショメータのワイパーの動作と同様)。
スイッチ126のセットの動作状態は、デジタルポテンショメータの抵抗値を設定するためにコマンドをコントローラ90から受信することができるデジタルポテンショメータの制御ユニット128によって制御される。コントローラ90へのI2C及びSPIシリアルネットワークを介する接続のために互換性のある制御ユニットを有するデジタルポテンショメータが市販されている。
デジタルポテンショメータ122は、eFuseの電流制限を設定する抵抗値を、異なる最大電流、それ故に異なる最大電力出力においてeFuseを開くために選択的に変化させることを可能にする。フィールドデバイスが最初にチャネルポート62に取り付けられる場合に、コントローラ90は、ポテンショメータ122の抵抗値を、最大チャネル電力出力を最小安全電力出力以下に制限する抵抗値に設定することによって、チャネル56の最大電力出力を設定する。
図11は、チャネル56をより低い最大電力出力に設定するのに適する相対的に高い抵抗値に設定されたデジタルポテンショメータ122を有するeFuse120を図示する。eFuse120を流れるより低い電流で、eFuseが開く。
図12は、チャネル56をより高い最大電力出力に設定するのに適する相対的に低い抵抗値に設定されたデジタルポテンショメータ122を有するeFuse120を図示する。eFuse120を流れるより高い電流で、eFuseが開く。
図10に戻って参照すると、図示された電流制限装置118は、UART回路132によって制御ユニット128に接続されているマイクロプロセッサ又はMCU130を含む。MCU130は、制御ユニット128と通信し、それによって、制御ユニット128は、デジタルポテンショメータ122の所望の抵抗値を設定する。
MCUは、I2Cネットワーク(図示されず)によってコントローラ90に接続される。コントローラ90は、コントローラがポテンショメータの抵抗値を所望の抵抗値に設定するようにMCUに命令することを可能にするデジタルポテンショメータ122に適用可能なデータを有する。コントローラ90は、各チャネルMCU130を個別にアドレス指定することができ、接続されたデジタルポテンショメータ122の所望の抵抗値を設定し、それによって、各チャネル56の最大電力出力を確立するために、MCU130に指示することができる。
図13は、ラダー型デジタルポテンショメータ122の代わりに使用されることができる、切替可能抵抗器型デジタルポテンショメータ122を図示する。切替可能抵抗器型デジタルポテンショメータ122は、抵抗器ラダー124を幾つかの並列抵抗器で置き換え、各抵抗器は、それぞれのプログラム可能なスイッチと直列である。抵抗器の抵抗値は様々である。各スイッチは、所望の抵抗値を得るために、制御ユニット128によって選択的に開閉することができる。
コントローラ90が、取り付けられたフィールドデバイスのデバイスプロトコルを識別した後に、フィールドデバイスに電力を送信するチャネル56の最大電力出力は、プロトコルによって設定された最大電力まで増加することができる。コントローラ90は、説明されたように、チャネル56の最大電力出力を最小安全電力出力からプロトコル電力出力まで増加させるために、選択可能な電流制限装置118を調整する。
取り付けられたフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであると、コントローラ90はまた、ユーザがフィールドデバイスに電力を送信するポート62のAPL電力クラスを選択的に設定することを可能にするように構成されることができる。APL標準は、APLフィールドスイッチの各ポートに適用されることができる複数の電力クラスを定義する。
APLフィールドスイッチの電力クラスを選択的に設定するための選択可能な電流制限装置の使用は、本出願と同日に弁護士整理番号14-1381-PCTで「APL Field Switch with Dynamic Power Allocation」と題して、受理官庁として米国特許商標庁に提出された本出願人の同時係属中のPCT特許出願に開示され、この同時係属中の出願は、あたかも本明細書に完全に記載されているかのように参照により組み込まれる。
プロトコル検出回路88は、各チャネル56に配置された電流計134を更に含み(図3を参照)、各電流計は、コントローラ90に入力として接続される。例えば、市販されている集積回路ホール効果電流センサが、本開示に従って使用するように適合されることができる。
データのみのフィールドデバイスがチャネル56に取り付けられると、プロトコル検出中又はフィールドデバイスの通常動作中に、チャネル56がフィールドデバイスに電力を供給する必要はない。各チャネル56は、コントローラ90に接続され、且つそれによって制御されるチャネル電力線68に配置された電力リレー136を含む。チャネルデータ線66は、チャネル電力リレー136とチャネルポート62の間にある。データは、電力リレー136が開いているか閉じているかに関係なく、チャネルデータ線を介して送信されることができる。
フィールドデバイスが最初にチャネルポート62に取り付けられる場合に、チャネル電力リレー136は閉じられ、チャネル56は、最小安全電力をフィールドデバイスに供給することができる。コントローラ90は、フィールドデバイスがチャネル56を介して電力を引き込んでいるか否かを検出するために、チャネル電流計134を読み取る。これは、フィールドデバイスがデータのみのフィールドデバイス(電流がないので、電力が引き込まれない)であるか、或いは電力及びデータのフィールドデバイス(電流が引き込まれるので、電力が引き込まれる)であるかをコントローラが判断するのに役立つ。
コントローラ90が、フィールドデバイスがデータのみのフィールドデバイスであることを検出すると、コントローラは、電力がチャネル56を介してフィールドデバイスに送信されないように、チャネル電力リレー136を開く。コントローラ90が、フィールドデバイスが非APLフィールドデバイス(APLプロトコルは電力及びデータのプロトコルである)であると判断したので、フィールドデバイスは、プロトコル検出のためにデータのみのプロトコルに関連付けられたデータのみのプロトコル検出回路102に接続されるだけでよい。
コントローラ90が、フィールドデバイスが電力を引き込み、フィールドデバイスがデータ及び電力のフィールドデバイスであることを検出すると、チャネル電力リレー136は、プロトコル検出中及びフィールドデバイスの通常動作中に電力がフィールドデバイスに送信されるように閉じたままである。コントローラは、最初にAPLプロトコルを検出しようと試み、それが失敗すると、プロトコル検出のためにデータ及び電力のプロトコルに関連付けられたプロトコル検出回路102にのみフィールドデバイスを接続する。
コントローラ90は、プロトコル検出のためにアクティブであるだけでなく、電力を送信するためにチャネル56の能力を設定する際にもアクティブであり、チャネルが電力を送信しているならば、チャネルの最大電力出力を設定する際にもアクティブである。図14は、プロトコル検出及び電力制御のために各チャネル56及び各プロトコル検出回路102に関連する構成要素とのコントローラ90の接続を要約する。
コントローラ90は、設置されたプロトコル検出回路(例えば、データのみ又は電力及びデータのプロトコル検出回路であるか)、プロトコル回路及びチャネルに関連付けられたリレー、等に関連するデータをメモリ内に維持し、電流の引き込み、電流制限装置の電力状態、及び取り付けられたフィールドデバイスのプロトコルを含んでもよい、各チャネルについてのメモリ内の状態情報を維持するために、電流計を定期的に読み取る。
コントローラが、フィールドデバイスがチャネルポートに取り付けられたと判断すると、コントローラは、取り付けられたフィールドデバイスのプロトコルを判断するために、プロトコル検出を開始する。フィールドデバイスをチャネルに接続することによって引き起こされる任意の所与のチャネルにおける段階的な電流の引き込み(例えば、ゼロ流量からの電流流量の増加)は、チャネル電流計を監視するコントローラによって検出されることができる。電流の引き込みの段階的変化は、コントローラ90にチャネルに取り付けられたフィールドデバイスのプロトコル検出を開始させる割り込み又はイベントとして使用されることができる。
図15及び図16は、チャネルポート62に取り付けられたフィールドデバイスのプロトコルを判断する際にコントローラが取ってもよいステップを図示するフローチャートを包含する。ポートのチャネル56は、チャネル電力リレー136が閉じ、チャネルデータリレー116が開き、チャネルプロトコルアダプタ検出リレー114が開いている初期状態にある。チャネル電流制限装置118は、その最小安全電力出力状態にあり、チャネルパススルーコネクタ82が取り付けられる。
フィールドデバイスがチャネルポート62に接続されたことを検出した後、コントローラは、チャネルの電流計134を読み取る。
電流の引き込みがないと、コントローラ90は、フィールドデバイスがデータのみのフィールドデバイスであると判断する。コントローラは、プロトコル検出中にフィールドデバイスを電源から切断するために、チャネル電源リレー136を開き、チャネルがデータのみのプロトコル検出回路に(存在すると)アクセスすることを可能にするために、チャネルの従来のプロトコル検出リレー114を閉じる。コントローラは、データのみのプロトコル検出回路が存在するか否かを確認し、存在すると、各データのみのプロトコル検出回路リレー110を順次閉じ、フィールドデバイスから応答を受信するまでフィールドデバイスにコマンドを発行し、それによって、フィールドデバイスのプロトコルを識別する。コントローラは、チャネルの検出されたプロトコルをメモリに保存してもよい。そして、コントローラは、検出されたプロトコルの名前を表示する。データのみのプロトコル検出回路がないと、或いは応答が受信されないと、コントローラは、プロトコルが検出されなかったと表示する。コントローラは、プロトコル検出プロセスを終了するために、チャネルの従来のプロトコル検出リレー114を開く。
電流の引き込みがあると、フィールドデバイスは、電力及びデータのフィールドデバイスである。そして、コントローラは、チャネルデータリレー116を閉じ、フィールドデバイスにコマンドを発行することによって、フィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであるか否かを確認する。フィールドデバイスが応答すると、コントローラは、チャネル電流制限装置118の状態をデフォルトのAPLポート電力クラスに対応する状態に設定し、APLプロトコルが検出されたことを表示する。
取り付けられたフィールドデバイスがAPLフィールドデバイスであると、フィールドデバイスの接続プロセスは完了する。APLフィールドデバイスは、チャネルポート62を介して通信し、電力を受信する。
応答が受信されないと、APLフィールドデバイスは、従来の電力及びデータのフィールドデバイスである。コントローラは、データのみのプロトコルについて上記で説明されたように、電力及びデータのプロトコル検出回路のみを使用してフィールドデバイスプロトコルを検出することを試みる。プロトコルが検出されると、コントローラ90は、チャネル電流制限装置の状態をプロトコルに準拠する電力状態に設定し、検出されたプロトコルの名前を表示する。プロトコルが検出されないと、コントローラは、プロトコルが検出されなかったことを表示する。コントローラは、プロトコル検出プロセスを終了するために、チャネルの従来のプロトコル検出リレー114を開く。
プロトコル検出中のコントローラとフィールドデバイスとの間の通信は、低速で行われることができる。コントローラ90、チャネル56、及びプロトコル検出回路102は、プロトコル検出中に低速通信を維持するために必要な最小限のハードウェアのみを必要とする。
取り付けられたフィールドデバイスが従来の非APLフィールドデバイスであることが検出されると、フィールドデバイス接続プロセスはまだ完了しない。ユーザは、ネットワークトランク28と接続されたフィールドデバイスとの間のデータ通信を可能にするために、互換性のあるプロトコルアダプタをチャネルのプロトコルアダプタコネクタに挿入しなければならない。プロトコルアダプタは、従来のフィールドデバイスとの高速データ通信にために要求されるより高価な従来のハードウェアを包含する。
ユーザは、チャネルカバー88及びャネルパススルー82を取り外し、プロトコルアダプタをプロトコルアダプタコネクタ72に挿入する。次に、プロトコルアダプタは、チャネル電力線68と直列に接続される。プロトコルアダプタは、フィールドデバイスとネットワークトランクとの間の高速双方向データ通信のために、APLイーサネットフォーマットのデータとフィールドデバイスフォーマットのデータとの間で変換するデータ線を有する。
図17は、電力及びデータのProfibus・PA・フィールドデバイス又は電力及びデータのFoundation・Fieldbus・フィールドデバイスと互換性のあるプロトコルアダプタ138を図示する。プロトコルアダプタ138は、アダプタがプロトコルアダプタコネクタ72に設置される場合に、コネクタ端子78、80に接続し、電力線140をチャネル電力線68と直列に配置する端部端子142、144を有する電力線140を含む。プロトコルアダプタを介して送信される電力はまた、プロトコルアダプタに給電するために使用される。
アダプタ電力線140に接続された両端を有するデータ線146は、アダプタ電力線と平行に延伸し、アダプタ電力線からデータを抽出し、且つそれにデータを注入する。
アダプタデータ線146は、チャネル電力線140の両端から延伸する従来のデータ線セグメント148及びAPLデータ線セグメント150を含む。従来のデータ線セグメント148は、アダプタ電源セグメントのチャネルポート側から延伸する。従来のデータ線セグメントは、Profibus/FFフォーマットのデータを送受信することができる従来のトランシーバ152に接続される。次に、従来のトランシーバ152は、従来のトランシーバ152を介する高速データ送信を可能にするFieldbus又はProfibus・DP・ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)(特定用途向け集積回路)154に接続される。
APLデータ線セグメント150は、APLイーサネットフォーマットのデータの高速データ送信を可能にするAPLトランシーバ156に接続される。APLトランシーバ156とProfibus/FF・ASIC154との間に、APLイーサネットデータフォーマットとProfibus/FFデータフォーマットとの間でデータ線146を通過するデータストリームを変換するプロトコルコンバータ158として機能するCPUが配置される。
アダプタデータ線148は、フィールドデバイスに送信されるAPLイーサネットフォーマットのデータを、フィールドデバイスに送信される互換性のあるProfibus/FFデータに変換するように機能し、フィールドデバイスからAPLフィールドスイッチデータ端子に送信されるProfibus/FFフォーマットのデータを、APLフィールドスイッチデータ端子に送信されるAPLイーサネットフォーマットのデータに変換するように機能する。
プロトコルアダプタ138はまた、プロトコルアダプタがプロトコルアダプタコネクタ72に挿入される場合に、コントローラとアダプタCPU158との間の通信のために独立してコントローラ90に接続する通信線セグメント160を含んでもよい。電源投入時に、プロトコルアダプタ138は、その存在及びそのプロトコルをコントローラ90に通信することができる。コントローラは、アダプタのプロトコルが検出されたプロトコルと同一であることを検証することができ、同一でないと、チャネル電力リレーを開き、プロトコルの不一致をユーザに警告することができる。
図18は、プロトコルアダプタ138と同様であるが、データのみのModbus・RTU・フィールドデバイスと互換性のあるプロトコルアダプタ162を図示する。アダプタ電力線164は、電力アダプタを介して電力を送信せず、その代わりにプロトコルアダプタのみに給電するために、チャネル電力線68から電力を引き込むように構成される。
図示されたプロトコルアダプタ162は、通信線セグメント166を含む。プロトコルアダプタ162がプロトコルアダプタコネクタ72に設置される場合に、コントローラ90は、通信線セグメント160への接続を検出し、設置されたプロトコルアダプタ162に給電するために、チャネル電力線68を開く。そして、プロトコルアダプタ162は、電力及びデータのプロトコルアダプタ138について説明されたように、プロトコル検証のためにその存在をコントローラに通信することができる。
図19は、幾つかの設置されたプロトコルアダプタ138を有するAPLフィールドスイッチ30を図示する(スパー線及びフィールドデバイスは図示されていない)。
図20は、第2の実施形態のAPLフィールドスイッチ168を図示する。APLフィールドスイッチ168は、APLフィールドスイッチ30と同様であるが、フィールドデバイスが最初にチャネルポートに接続される場合に、フィールドデバイスのプロトコルを検出するためのプロトコル検出回路を含まない。電流計が排除されることができる。非APLフィールドデバイスをポートチャネルに取り付ける場合には、ユーザは、フィールドデバイスのAPLフィールドスイッチへの接続を完了するために、プロトコルアダプタ138又はプロトコルアダプタ162のような互換性のあるプロトコルアダプタをチャネルのプロトコルアダプタコネクタ72に挿入しなければならない。プロトコルアダプタは、コントローラ90がプロトコルに基づいてチャネル電流制限装置の適切な電力状態を設定することを可能にするために、前述されたように、その存在及びプロトコルをコントローラに通信するための通信線セグメントを含むことができる。
電力アダプタパススルー82が設置されたポートチャネルにAPLフィールドデバイスを取り付ける場合には、APLフィールドデバイス168は、フィールドデバイスの接続を検出し、プロトコルアダプタが設置されていないことを判断することができ、APLフィールドデバイスの設置を確認することができ、そして、チャネル電流制限装置の電力状態を、ポートのデフォルトの電力クラスに関連付けられた電力状態に設定することができる。
APLフィールドスイッチ168を使用する場合には、ユーザは、フィールドデバイスをAPLフィールドスイッチに取り付ける前に、フィールドデバイスのプロトコルを識別又は検証するために、プロトコル検出を利用したい場合がある。図21は、図22に示されるプロトコル検出回路を包含するバッテリ駆動のハンドヘルドプロトコル検出ツール170を図示する。検出ツールは、APLフィールドスイッチ32におけるプロトコル検出回路102と同様に、選択可能に接続可能なプロトコル検出回路102を包含する。プロトコル検出回路102は、APLフィールドスイッチ32におけるチャネル56と同様のAPLチャネル56に接続されるが、プロトコルアダプタコネクタなしで2線式ポート62まで連続的に延伸する。ツールは、APLフィールドスイッチ30について前述されたようにフィールドデバイスを判断するコントローラ90を有する。
ユーザは、2線式スパーSを使用してフィールドデバイスDをポート62に接続する。ツールのコントローラ90は、図12及び図13に示されるように、そのプロトコル検出ルーチンを経る。プロトコル検出結果は、ツールのディスプレイに表示され、且つ/或いはスマートフォン、タブレット、コンピュータ、等への有線又は無線接続を経由して報告されることができる。
本開示によるリレーは、アナログリレー、トランジスタリレー、機械リレー、又は均等物であってもよい。導電体であるデータ線は、コマンド及び応答を含むデータを、データ線がデータを受信するフィールドデバイスプロトコルに準拠する電気信号として送信することができる。
本開示は、詳細に説明された1つ以上の事例的な実施形態を含むが、1つ以上の実施形態は、それぞれ改良可能であり、本開示の範囲は、本明細書に記載される正確な詳細に限定されず、材料の選択、サイズ、プロトコル検出回路の数、プロトコル検出回路に関連付けられたフィールドデバイスプロトコル、等の変更、並びに添付の特許請求の範囲に含まれるこのような変更及び改変(但し、これらに限定されない)を含む、当業者には明らかであろうこのような改良を含むことが理解される。

Claims (40)

  1. コントローラによって実行されるフィールドデバイスの自動プロトコル検出のための方法であって、前記コントローラは、前記フィールドデバイスがデータ線を含むチャネルに取り付けられる場合に、格納された命令を実行し、前記チャネルは、前記チャネルデータ線を介してコマンド及びコマンド応答を含むデータ通信を前記フィールドデバイスに送信し、且つそれを前記フィールドデバイスから送信するように構成され、前記方法は、1つ以上のプロトコル検出回路のセットを利用し、各プロトコル検出回路は、それぞれのフィールドデバイスプロトコルと互換性があり、前記チャネルデータ線に接続される場合に前記チャネルデータ線を介して前記コントローラにデータに送信し、且つそれからデータを送信することができ、各プロトコル検出回路は、前記チャネルデータ線に接続されず、
    (a)他のプロトコル検出回路を前記チャネルデータ線から切断した状態で維持しながら、前記プロトコル検出回路のセットのうちの第1のプロトコル検出回路を前記チャネルデータ線に接続するステップと、
    (b)前記取り付けられたフィールドデバイスが前記第1のプロトコル回路のプロトコルと互換性があるか否かを判断するステップと、
    (c)ステップ(b)において、前記取り付けられたフィールドデバイスが前記第1のプロトコル検出回路のプロトコルと互換性があると判断されると、前記フィールドデバイスを、前記接続されたプロトコル検出回路に関連付けられたプロトコルを有するものとして識別し、前記方法を終了するステップと、
    (d)ステップ(b)において、前記フィールドデバイスが前記第1のプロトコル検出回路のプロトコルと互換性がないと判断されると、
    (e)前記取り付けられたプロトコル検出回路を前記コントローラ及び前記チャネルデータ線から切断するステップと、
    (f)前記セットにおいて前記チャネルデータ線にまだ接続されていないプロトコル検出回路が残っているか否かを判断するステップと、
    (g)ステップ(f)において、前記チャネルデータ線にまだ接続されていないプロトコル検出回路が残っていないことが判定されると、前記フィールドデバイスを、未確認のプロトコルを有するものとして識別し、前記方法を終了するステップと、
    (h)ステップ(f)において、前記チャネルデータ線にまだ接続されていない1つ以上のプロトコル検出回路があると判断されると、前記第1のプロトコル検出回路の代わりに、前記チャネルデータ線にまだ接続されていない次のプロトコル検出回路でステップ(a)から始まる方法を繰り返すステップと
    に進むステップと
    を含む方法。
  2. ステップ(b)は、
    (i)前記第1のプロトコル検出回路を介して前記コントローラから前記取り付けられたフィールドデバイスにコマンドを送信するステップと、
    (j)前記フィールドデバイスが前記コマンドに応答したか、或いは前記コマンドに応答しなかったかを判断するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記チャネルは、電源に接続された電力線を備え、それによって、前記フィールドデバイスは、前記チャネルに接続される場合に、前記チャネル電力線を介して前記電源から電力を受信することができ、
    (i)ステップ(a)を実行する前に、前記フィールドデバイスが前記チャネル電力線を介して電流を引き込むか否かを判断するステップと
    (j)ステップ(i)において、前記フィールドデバイスが前記チャネル電力線を介して電流を引き込んでいないと判断されると、前記プロトコル検出回路のセットにデータのみのプロトコル検出回路を含み、前記プロトコル検出回路のセットから電力及びデータのプロトコル検出回路を除くステップと、
    (k)ステップ(i)において、前記フィールドデバイスが前記チャネル電力線を介して電流を引き込んでいると判断されると、前記プロトコル検出回路のセットに電力及びデータのプロトコル検出回路を含み、前記プロトコル検出回路のセットからデータのみのプロトコル検出回路を除くステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. (n)ステップ(i)において、前記フィールドデバイスが前記チャネル電力線を介して電流を引き込んでいないと判断されると、電力が前記チャネル電力線を介して前記フィールドデバイスに送信されるのを阻止するために、前記フィールドデバイスを前記電源から切断するステップ
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 電流制限装置が、前記電流電力線に配置され、前記電流制限装置は、前記方法の実行中に、前記電力線を流れる最大電流を最小安全電流に制限する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記電流制限装置は、前記電流制限装置を流れることができる前記最大電流を選択的に変化させることを可能にする、選択可能に調整可能な電流制限装置であり、
    (i)前記接続されたフィールドデバイスのプロトコルを識別した後、前記チャネル電力線を通過することができる前記最大電流を増加させるために、前記電流制限装置を調整するステップ
    を更に含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記1つ以上のプロトコル検出回路は、前記チャネルデータ線と並列に接続され、各プロトコル検出回路は、前記チャネルデータ線に配置された通常は開いているリレーを備え、
    ステップ(a)は、
    (i)前記第1のプロトコル検出回路の前記リレーを閉じ、それによって、前記第1のプロトコル検出回路を前記チャネルデータ線に接続するステップ
    を含み、
    ステップ(e)は、
    (j)ステップ(a)において閉じられた前記リレーを開き、それによって、前記第1の保護回路を前記チャネルデータ線から切断するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記チャネルは、複数の同様のチャネルのうちの1つであり、前記1つ以上のプロトコル検出回路は、前記複数のチャネルの各チャネルデータ線に並列に接続され、各チャネルデータ線は、前記チャネルデータ線に配置された通常は開いているリレーを備え、
    ステップ(a)は、
    (k)前記フィールドデバイスに取り付けられた前記チャネルの前記チャネルデータ線における前記リレーを閉じ、それによって、前記チャネルデータ線を前記1つ以上のプロトコル検出回路に接続するステップ
    を含み、
    前記方法は、更に
    (l)前記取り付けられたフィールドデバイスのプロトコルを検出した後、又はその検出に失敗した後、前記フィールドデバイスに取り付けられた前記チャネルの前記チャネルデータにおける前記閉じられたリレーを開き、それによって、前記チャネルデータ線を前記1つ以上のプロトコル検出回路から切断するステップ
    を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記チャネルは、前記1つ以上のプロトコル検出回路の何れにも関連付けられていないプロトコルと互換性のあるデータを送信するように構成され、
    (i)ステップ(a)を実行する前に、前記チャネルデータ線を介して前記取り付けられたフィールドデバイスにコマンドを送信するステップと、
    (j)ステップ(k)に応答して、前記フィールドデバイスが前記コマンドに応答したか、或いは前記コマンドに応答しなかったかを判断するステップと、
    (k)ステップ(j)において、前記フィールドデバイスが前記コマンドに応答したと判断されると、前記フィールドデバイスプロトコルを前記チャネルのプロトコルとして識別し、前記方法を終了するステップと、
    (l)ステップ(j)において、前記フィールドデバイスが前記コマンドに応答しなかったと判断されると、ステップ(a)に進むステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記チャネルは、電源に接続された電力線を含み、それによって、フィールドデバイスが、前記チャネルに接続される場合に、且つ前記第1のプロトコル検出回路でステップ(a)を実行する前に、前記チャネル電力線を介して前記電源から電力を受信することができ、
    (i)前記チャネル電力線を流れる電流の段階的変化を検出するステップと、
    (j)前記段階的変化の検出に応答して、前記コントローラにステップ(a)を自動的に開始させるステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  11. プロセス制御ネットワークにおいて使用可能なフィールドデバイスのプロトコルの自動検出のための回路であって、
    1つ以上のプロトコル検出回路であって、各プロトコル検出回路は、それぞれのフィールドデバイスプロトコルと互換性があり、前記プロトコル検出回路を介して前記プロトコルに準拠するデータを送信することができ、各プロトコル検出回路は、前記プロトコル検出回路を開く開状態と、前記プロトコル検出回路を介して電気的導通を維持する閉状態との間で動作可能なリレーを備える、1つ以上のプロトコル検出回路と、
    ポートから延伸するチャネルであって、前記ポートは、プロトコル検出のためにフィールドデバイスを前記チャネルに取り付けるように構成され、前記ポートに接続されたデータ線を備え、データを表す電流を前記ポートに送信し、且つそれを前記ポートから送信するように構成されたチャネルと、
    前記プロトコル検出回路を前記チャネルデータ線に順次接続するためのプロトコル検出アセンブリと
    を備え、前記プロトコル検出アセンブリは、
    前記プロトコル検出回路を開く開状態と前記プロトコル検出回路を閉じる閉状態との間で動作可能なリレーを備える各プロトコル検出回路であって、前記チャネルデータ線は、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々と並列に接続され、それによって、前記プロトコル検出回路における前記リレーが閉じている場合に、前記プロトコル検出回路はポートに接続される、各プロトコル検出回路と、
    プロトコル検出を実行するためにメモリに格納されたコンピュータ命令を実行することができるコントローラであって、前記コントローラは、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々に接続され、前記コントローラは、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各リレーに接続され、前記コントローラは、前記プロトコル検出回路の前記リレーを開閉することによって、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々を前記チャネルデータ線に順次接続し、且つそれを前記チャネルデータ線から順次切断することができ、前記ポートに接続されている前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々を介して、前記ポートに接続されたフィールドデバイスとの通信を試みることができるコントローラと
    を備え、前記プロトコル検出回路は、前記1つ以上のプロトコル検出回路のうちの1つを介して前記フィールドデバイスとの通信が成功すると、前記ポートに接続された前記フィールドデバイスのプロトコルを検出することができる、回路。
  12. 前記チャネルは、電源に接続された電力線を備え、前記電力線は、前記ポートに取り付けられたフィールドデバイスに給電するために、前記電源から前記ポートに電力を送信することができる、請求項11に記載の回路。
  13. 前記チャネルデータ線及び前記チャネル電力線は、プロトコルアダプタコネクタが配置された共通線セグメントを介してデータ及び電力を送信する、請求項12に記載の回路。
  14. 前記プロトコルアダプタコネクタに取り外し可能に取り付けられ、前記共通線セグメントを閉じるパススルーコネクタを備える、請求項13に記載の回路。
  15. 前記プロトコルアダプタコネクタに取り外し可能に取り付けられたプロトコルアダプタを備え、前記プロトコルアダプタは、前記プロトコルアダプタを介して送信されているデータを2つの異なるフィールドデバイスプロトコル間で変換するように構成されている、請求項13に記載の回路。
  16. 前記プロトコルアダプタは、前記チャネル電力線を介して送信された電力を、前記プロトコルアダプタを介して送信する、請求項15に記載の回路。
  17. 前記プロトコルアダプタは、前記電力線を開き、前記電力線を介する前記ポートへの電力送信を阻止する、請求項15に記載の回路。
  18. 前記プロトコルアダプタは、前記プロトコルアダプタコネクタに挿入される場合に前記コントローラに接続し、前記コントローラに前記プロトコルアダプタのプロトコルを通知する、請求項15に記載の回路。
  19. 前記プロトコル検出アセンブリは、前記チャネル電力線に配置された電流計を備え、前記コントローラは、前記電流計に接続され、前記チャネル電力線を介する電流及び電流の変化を検出するために、前記電流計を使用することができる、請求項12に記載の回路。
  20. 前記コントローラは、前記電力線を流れる電流の段階的変化を検出すると、プロトコル検出を開始する、請求項19に記載の回路。
  21. 前記チャネル電力線に配置されたリレーを備え、前記コントローラは、前記リレーに接続され、前記チャネル電力線を開閉するために前記リレーを開閉することができる、請求項12に記載の回路。
  22. 前記コントローラは、フィールドデバイスが前記ポートに接続されている場合に、前記コントローラが電流が前記チャネル電力線を流れていないことを検出すると、前記チャネル電力線のリレーを開くことができる、請求項21に記載の回路。
  23. 前記チャネル電力線に配置された選択的に調整可能な電流制限装置を備え、前記コントローラは、前記電流制限装置に接続され、前記電流制限装置を作動させることなく前記チャネル電力線を流れることができる最大電流を選択的に変化させるために、前記電流制限装置を調整することができ、前記コントローラは、フィールドデバイスが前記ポートに接続されていない場合に、前記電流制限装置を最小安全電流状態にするように構成されている、請求項12に記載の回路。
  24. 前記プロトコル検出アセンブリは、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々を介して前記ポートに接続されたフィールドデバイスにコマンドを発行し、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々を介して前記コマンドに対する前記フィールドデバイスからの応答を受信することができる前記コントローラを備える、請求項11に記載の回路。
  25. 前記チャネルは、複数の同様のチャネルのうちの1つであり、前記複数のチャネルの各チャネルの前記データ線は、前記1つ以上のプロトコル検出回路の各々と並列に接続され、
    前記プロトコル検出回路は、前記複数のチャネルの各データ線が前記1つ以上のプロトコル検出回路と接続されるように配置されたチャネル接続リレーを備え、
    前記コントローラは、前記複数のチャネルの各チャネルの各チャネル接続リレーに接続され、前記コントローラは、チャネルの前記チャネル接続リレーを、フィールドデバイスが前記チャネルに接続されている場合に閉じ、前記コントローラが前記接続されたフィールドデバイスのプロトコルを検出した後、又はその検出に失敗した後、前記チャネルの前記チャネル接続リレーを開くことができる、請求項11に記載の回路。
  26. 各チャネルの前記データ線は、イーサネットスイッチから前記チャネルポートまで延伸する、請求項25に記載の回路。
  27. イーサネットスイッチから前記ポートまで延伸する前記チャネルデータ線を備える、請求項11に記載の回路。
  28. 請求項11~27の何れか一項に記載の回路を備えるフィールドスイッチであって、1つ以上のフィールドデバイスをプロセス制御ネットワークに接続するように構成されているフィールドスイッチ。
  29. 前記フィールドスイッチは、APLフィールドスイッチであり、前記APLフィールドスイッチは、1つ以上のフィールドデバイスを2線式APLトランクに動作可能に接続するように構成されている、請求項28に記載のフィールドスイッチ。
  30. 請求項11~24の何れか一項に記載の回路を備える、ハンドヘルドポータブルフィールドデバイスプロトコル検出ツール。
  31. 1つ以上のフィールドデバイスをプロセス制御ネットワークに接続するためのフィールドスイッチであって、
    前記フィールドスイッチをプロセス制御ネットワークに接続するように構成されたトランク端子と、
    前記フィールドスイッチに電力を送信するように構成された電力端子と、
    1つ以上の同様のチャネルであって、各チャネルはポートを備え、前記ポートは、フィールドデバイスを前記ポートに接続するように構成されたポート端子を備え、前記チャネルは、前記ポート端子と前記トランク端子及び前記電力端子との間で延伸し、前記ポートと前記トランク端子及び前記電力端子との間でデータを送信するように構成されている、1つ以上の同様のチャネルと
    を備え、前記1つ以上のチャネルの各チャネルは、前記チャネルに配置されたプロトコルアダプタコネクタを備え、前記プロトコルアダプタコネクタは、前記チャネルにプロトコルアダプタを取り外し可能に挿入するように構成され、それによって、前記プロトコルアダプタは、第1のフィールドデバイスプロトコルで前記フィールドスイッチに受信されたデータを、前記ポートに取り付けられた前記フィールドデバイスと通信するために第2のフィールドデバイスプロトコルに変換し、前記第2のプロトコルで前記フィールドデバイスから受信されたデータを、前記トランク端子に送信するために前記第1のプロトコルに変換する、フィールドスイッチ。
  32. 前記複数のチャネルのうちの1つのチャネルのプロトコルアダプタコネクタに取り外し可能に受容されたプロトコルアダプタを備え、前記プロトコルアダプタは、第1のフィールドデバイスプロトコルで前記フィールドスイッチに受信されたデータを、前記チャネルポートに取り付けられたフィールドデバイスと通信するために第2のフィールドデバイスプロトコルに変換し、前記第2のプロトコルで前記フィールドデバイスから受信されたデータを、前記トランク端子に送信するために第1のプロトコルに変換するように構成されている、請求項31に記載のフィールドスイッチ。
  33. 前記プロトコルアダプタを受容する前記チャネルは、前記ポート端子に電力を送信する前記電力端子に接続された電力線を備え、前記プロトコルアダプタは、前記チャネルポートに電力を送信するために、前記チャネルを介して受信された電力を前記プロトコルアダプタを介して送信する、請求項32に記載のフィールドスイッチ。
  34. 前記プロトコルアダプタは、前記プロトコルアダプタコネクタに受容される場合に前記コントローラに接続し、前記プロトコルアダプタは、前記プロトコルアダプタのプロトコルを前記コントローラに対して識別するように構成されている、請求項32に記載のフィールドスイッチ。
  35. 前記1つ以上のチャネルの各チャネルは、電力線と、前記電力線に配置された選択可能に調整可能な電流制限装置とを備え、前記コントローラが、前記1つ以上のチャネルの各電流制限装置に接続され、前記コントローラは、前記電流制限装置が作動する前に前記電流制限装置を流れる最大電流を制限する、前記電流制限装置の各々の最大電流制限を選択的に設定することができる、請求項31に記載のフィールドスイッチ。
  36. 前記コントローラは、前記チャネルがフィールドデバイスに接続されていない場合に、前記1つ以上のチャネルの各チャネルの前記電流制限装置を安全最小電流状態に設定する、請求項35に記載のフィールドスイッチ。
  37. チャネルに取り付けられたフィールドデバイスのフィールドデバイスプロトコルが前記コントローラに識別される場合に、前記コントローラは、前記チャネルの前記電流制限装置の電流制限を、前記識別されたフィールドデバイスプロトコルに準拠する最大電流まで増加させる、請求項36に記載のフィールドスイッチ。
  38. 各電流制限装置は、電子ヒューズ、定電流制限回路、フォールドバック電流制限回路、及び異なる最大電流容量を有するヒューズのアレイのうちの1つを備え、前記ヒューズのアレイの各ヒューズは、前記コントローラに接続されたリレーと直列であり、前記コントローラは、前記ヒューズのうちの1つを前記チャネル電力線に選択的に挿入するために、前記リレーを開閉することができる、請求項35に記載のフィールドスイッチ。
  39. 各電流制限装置は、前記ヒューズのアレイを備え、前記ヒューズのアレイの各ヒューズは、開いた後に自動的に閉じるヒューズである、請求項38に記載のフィールドスイッチ。
  40. 前記1つ以上のチャネルの各チャネルの前記データ線は、イーサネットスイッチから前記チャネルポートまで延伸する、請求項31に記載のフィールドスイッチ。
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