JP2024510677A - ロボット支援表面加工のための力制御されたハンドリング装置 - Google Patents

ロボット支援表面加工のための力制御されたハンドリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】力制御において指定された加工力をほぼ確実に維持することを可能にする。【解決手段】マニピュレータに接続可能な第1のフランジと、工具または工具を有する工作機械を取り付け可能な第2のフランジとの間に作用するリニアアクチュエータを有し、制御変数に応じて、第2のフランジ又はエンドストップに力を及ぼすハンドリング装置と、第2のフランジと工具との間に結合され、工具と表面との接触時にハンドリング装置によって工具に及ぼされる力を測定する力センサと、ハンドリング装置によって工具に及ぼされる力の推定値を制御変数に基づいて決定する状態オブザーバを有する制御ユニットと、を有し、制御ユニットは、さらに、工具と表面との接触が検出されていない間は、推定値及び目標値に基づいて制御変数を設定し、接触が検出されている間は、測定された力と目標値に基づいて制御変数を設定するシステム。【選択図】図3

Description

本発明は、自動化されたロボット支援表面加工用の力制御されたハンドリング装置に関する。このようなハンドリング装置は、特にマニピュレータ(ロボット)と工作機械の間のインターフェースとして機能することができる。
ロボット支援表面処理では、工作機械(例えば、研削機械、穴開け機械、フライス機械、研磨機械等)をマニピュレータ、例えば産業用ロボットでガイドする。その際に、工作機械とマニピュレータのいわゆるTCP(Tool Center Point)とを、さまざまな方法で結合することができる。マニピュレータは通常、TCPの位置と姿勢を実質的に自由に調整し、工作機械を例えばワークの表面に平行な軌道で動かすことができる。産業用ロボットは通常、位置制御を行い、目的の軌道に沿ってTCPを正確に移動させることができる。
ロボット支援の研削、研磨又は他の表面処理工程において良好な結果を得るためには、多くの場合で加工力(研削力)の制御が必要となるが、従来の産業用ロボットでは十分な精度を得ることが困難な場合が多い。産業用ロボットはアームが大きく重いため、慣性質量が大きく、制御器(クローズドループ制御)では加工力の変動に素早く反応することができない。この問題を解決するために、マニピュレータのTCPと工作機械の間にマニピュレータのTCPと工作機械を結合させることができる、産業用ロボットに比べて小型の(そして、軽い)ハンドリング装置を配置することができる。表面加工では、ハンドリング装置は、特にリニアアクチュエータを有し、加工力(工具とワークの接触力)のみを制御する一方、マニピュレータは位置制御されてリニアアクチュエータとともに工作機械を目的の軌道に沿って移動させる。力制御により、加工するワークの位置や形状の不正確さ、マニピュレータの軌道の不正確さを(一定の範囲内で)リニアアクチュエータの助けによりハンドリング装置が補正することができる。
US2014005831A1
多くの表面加工プロセスでは、加工結果の品質は、加工プロセス中に加工力が所望の指定範囲内に保たれるかどうかに大きく依存する。例えば、研削加工中に(たとえ短時間であっても)過大な研削力(加工力)が加わると、加工物に深刻な損傷を与えたり、破壊したり、あるいは高い修理費が発生したりする可能性がある。
本発明者は、指定された加工力をほぼ確実に維持することを可能にする力制御を備えた改良型のハンドリング装置を開発するという課題を自らに課した。
上記の問題は、請求項1に記載の装置および請求項7に記載の方法によって解決される。様々な実施形態とさらなる発展が、従属特許請求の範囲の主題である。一実施形態は、マニピュレータに接続可能な第1のフランジと、工具または工具を有する工作機械を取り付け可能な第2のフランジとの間に作用するリニアアクチュエータを有するハンドリング装置である。リニアアクチュエータは、制御変数に応じて、第2のフランジ又はエンドストップに力を及ぼす。この装置は、さらに、第2のフランジと工具との間に結合され、工具と表面との接触時にハンドリング装置によって工具に及ぼされる力を測定するように構成された力センサを有する。制御ユニットは、ハンドリング装置によって工具に及ぼされる力の推定値を制御変数に基づいて決定する状態オブザーバを有する。制御ユニットは、さらに工具と表面との接触を検出し、接触が検出されていない間は、推定値及び目標値に基づいて制御変数を設定し、接触が検出されている間は、測定された力と目標値に基づいて制御変数を設定する。
他の実施形態は、ハンドリング装置を制御する方法である。
この装置は、マニピュレータに接続可能な第1のフランジと、工具又は工具を有する工作機械を取り付け可能な第2のフランジとの間に作用するリニアアクチュエータを有するハンドリング装置。この方法の一実施形態は、リニアアクチュエータを制御変数により制御し、リニアアクチュエータが制御変数に応じて第2のフランジ又はエンドストップに力を作用させるステップを有する。
さらに、この一実施形態は、工具と表面との間の接触を検出するステップと、工具と表面との接触時に、第2のフランジと工具との間に結合された力センサによって、ハンドリング装置が工具に及ぼす力を測定するステップとを有する。制御変数に基づいて、ハンドリング装置によって工具に及ぼされる力の推定値が決定される。接触が検出されていない間は推定値及び目標値に基づいて制御変数が設定され、接触が検出されている間は測定された力及び目標値に基づいて制御変数が設定される。
力制御において指定された加工力をほぼ確実に維持することを可能にする。
産業用ロボット、力制御付きハンドリング装置、および研削機械を備えたロボット支援研削システムの一般的な例を示す図である。
ハンドリング装置の例示的な実施態様を示す図である(これに含まれる制御ユニットの図示はされていない)。
力制御が実現されるハンドリング装置の制御装置の一例を示す図である。
ロボット支援表面処理のためのハンドリング装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図示の例を用いて、各種の実施態様をより詳細に説明する。図示は必ずしも縮尺通りではなく、本発明は図示された態様に限定されるものではない。むしろ、発明の根底にある原理を説明することに重点が置かれている。
本発明の各種実施形態を詳細に説明する前に、まず、ロボット支援型研削装置の一般的な一例について説明する。ここで説明した概念は、他のタイプの表面仕上げ(例えば、研磨、フライス加工、穴開け)にも転用可能であり、研削に限定されない。
図1によれば、ロボット支援研削装置は、例えば産業用ロボットであるマニピュレータ80と、回転する研削工具51を備えた研削機械50とを有する。研削機械50は、本実施形態では、全体がハンドリング装置と呼ばれるリニアアクチュエータ100を介してマニピュレータ1のいわゆるツールセンターポイント(TCP)に結合される。厳密に言えば、TCPは点ではなくベクトルであり、例えば3つの空間座標(位置)と3つの角度(方向)で記述することができる。ロボット工学では、TCPの位置を記述するために、構成空間における一般化された座標(通常はロボットの6つの関節角度)が用いられることがある。TCPの位置及び向きを「姿勢」と呼ぶことがある。TCPの位置(向きを含む)は時間の関数として研削工具の動きを定義し、この動きは軌跡と呼ばれる。TCPはロボットのエンドエフェクタフランジの中心と定義されることが多いが、必ずしもそうではない場合もある。TCPは、ロボットが位置と姿勢を調整できる任意の点(理論的にはロボットの外側も可能)とすることができる。また、TCPは工具座標系の原点を定義することができる。
また、6自由度を有する産業用ロボットの場合、マニピュレータ80は、それぞれジョイントG11、G12、G13によって接続された4つのセグメント82、83、84、85から構成され得る。第1セグメント82は、通常、基礎81に固定的(剛体的)に連結されている(これは必ずしもそうでなくても良い)。ジョイントG11は、セグメント82とセグメント83とを連結している。ジョイントG11は、2軸的であってもよく、セグメント83が水平方向の回転軸(仰角)と垂直方向の回転軸(方位角)を中心に回転できるようにしてもよい。ジョイントG12は、セグメント83とセグメント84とを連結し、セグメント83の位置に対してセグメント84の旋回運動を可能にする。ジョイントG13はセグメント84とセグメント85とを連結している。ジョイントG13は2軸的とすることができ、したがって(ジョイントG11と同様に)2方向への旋回運動を可能にする。TCPは、セグメント85に対して固定された相対位置を有しており、セグメント85は、通常、セグメント85に配置されたエンドエフェクトフランジ86の、長手方向軸A(図1において一点鎖線で示され、図示された例において研削工具の回転軸に対応)を中心とした旋回運動を可能にする回転ジョイント(図示せず)を含んでいる。ジョイントの各軸には、アクチュエータ(例えば、電気モータ)が割り当てられ、これらのアクチュエータにより、それぞれのジョイントの軸を中心とした回転運動が引き起こされ得る。ジョイントのアクチュエータは、ロボット制御部70によってロボットプログラムに従って制御される。様々な産業用ロボット/マニピュレータとそれに関連した制御が知られており、ここではこれ以上の説明はしない。
マニピュレータ80は、通常、位置制御されており、すなわち、ロボット制御部は、TCPの姿勢(位置及び向き)を決定し、TCPを予め定義された軌跡に沿って移動させることができる。図1において、TCPが配置されているセグメント85の長手方向の軸をAと表記している。ハンドリング装置100のリニアアクチュエータがエンドストップにある場合、TCPの姿勢は、研削機械50(及び研削ディスク51)の姿勢も規定する。最初に述べたように、ハンドリング装置100は、研削加工中に工具(例えば、研削ディスク51)とワークピース60との間の接触力(加工力)を所望の値に設定する。マニピュレータ80による直接的な力の制御は、通常、研削用途にはあまりにも不正確である。それは、マニピュレータ80のセグメント83~85の高い質量慣性により、力のピークの迅速な補正(例えば、研削工具をワークピース60上に配置するとき)が、従来のマニピュレータでは実質的に不可能であるからである。このため、ロボット制御部70は、マニピュレータ80のTCPの姿勢(位置及び向き)を制御し、力の制御はもっぱらハンドリング装置100が行うように構成されている。
既に述べたように、研削加工の間、研削工具(研削機械50の研削板51)とワークピース60との間の接触力Fは、研削板51とワークピース60との間の(長手方向軸Aの方向の)接触力Fが所定の値に対応するように、ハンドリング装置100と力制御(これは、例えば、制御部70において実現することができる)とにより設定することができる。その際の接触力Fは、ハンドリング装置100がワークピースの表面を押すアクチュエータ力Fに対する反作用である。ワークピース60と工具51との間に接触がない場合、ハンドリング装置100に含まれるアクチュエータ(図2参照)は、ワークピース60への接触力の欠落によりエンドストッパ(アクチュエータ2に一体化されているため図示せず)へ移動し、所定の力で押し付ける。この際に、力制御は休み無くアクティブである。したがって、この状況(非接触)では、アクチュエータの変位が最大になり、ハンドリング装置100は終端に位置する。(ハンドリング装置100に含まれる)(リニア)アクチュエータがエンドストッパを押す力は、ワークピース表面との最も滑らかな接触を可能にするために、非常に小さく、または(理論的には)ゼロに規制することも可能である。
マニピュレータ80の位置制御(これも制御部70で実現可能)は、ハンドリング装置100の力制御とは完全に独立して実行され得る。ハンドリング装置100は、研削機械50の位置決めのために用いられるのではなく、研削プロセス中に所望の接触力Fを設定および維持すること、ならびに工具51とワークピース60との間の接触を検出することのみに用いられる。この接触は、例えば、ハンドリング装置に含まれるリニアアクチュエータが終端の位置から離れて移動してことによって簡単に認識される(アクチュエータの偏位aは終端の最大偏位aMAXよりも小さい)。
図2は、ハンドリング装置100の一例を概略的に示す図である。当業者には公知であり、以下の議論には必要のない部品(バルブ、リニアガイドなど)は、図を複雑にしないために図2からは省略してある。ハンドリング装置100に含まれるアクチュエータ153は、空気圧アクチュエータ、例えば複動空気圧シリンダとすることができる。しかし、ベローズシリンダやエアマッスルなど、他の空気圧アクチュエータを使用することもできる。また、電動ダイレクトドライブ(ギアレス)を使用することもできる。
アクチュエータ/ハンドリング装置100の動作方向と研削機械50の回転軸は、必ずしもマニピュレータ80のセグメント85の長手方向軸Aと一致する必要はない。空気圧アクチュエータの場合、力制御は、制御弁、調整装置(例えば制御ユニット70に実装)、圧縮空気アキュムレータまたはコンプレッサを用いて既知の方法で実現することができる。重力(すなわち研削機械50の重量)を考慮するためには、垂直に対する傾きが関係するので、アクチュエータ2は傾きセンサ(図示せず)を含むか、あるいは垂直に対する傾きの情報がマニピュレータ80のジョイント角度に基づいて決定され得る。決定された傾きは、力調整装置によって考慮される(図3の説明も参照)。ハンドリング装置100は、マニピュレータ80とワークピース60との間の確実な機械的切り離しを可能にするだけでなく、TCPの位置決めの不正確さを補正することもできる。
ハンドリング装置は、リニアアクチュエータ153(空気圧シリンダ)の隣に、例えば誘導センサまたはポテンショメータとして構成することができる偏位センサを備える。基本的に、偏位センサはリニアアクチュエータ153の偏位を測定するように構成されている。最大偏位(a=aMAX)で、リニアアクチュエータはエンドストップを押す。リニアアクチュエータは、2つのフランジ101と102を結合している。2つのフランジ101、102間の距離の変化は、リニアアクチュエータ153の偏位の変化に対応する。上部のフランジ102(図2)は、ロボットのエンドエフェクタフランジ(図1、エンドエフェクタフランジ86参照)に(例えばネジによって)接続することができる。工作機械50は下部のフランジ101に(直接または間接的に)取り付けることができ、図示の例では力センサ150がハンドリング装置と工作機械50の間に配置されている。この力センサ150は、例えばロードセルとして構成することができ、ハンドリング装置と工作機械50との間に作用する力を直接測定することを可能にする。
ベローズ121は、ハンドリング装置内の部品を埃などから保護すると同時に、空気圧シリンダ153の作動方向への移動を可能にしている。ベローズ121はバネのような働きをし、その特性曲線は力制御において考慮され得る。ベローズ121による(バネ)力成分は、例えば、偏位センサ151によって測定された偏位aに基づいて決定することができる。最も単純なケースでは、ベローズ121による(バネ)力成分は、偏位に比例する(線形バネ特性を持つ)。いくつかの実施形態では、ベローズ121の実際のバネ特性は、校正測定によって決定される。
ロードセル150による直接的な力測定に加えて、空気圧シリンダ153の圧縮空気ラインに空気圧により結合することができる圧力センサ152を用いて、空気圧シリンダ153内の圧力pを測定することによって間接的な力測定が行われる。この力は、圧力pにシリンダ内の有効ピストン面積Aを乗じて得られる(F=P×A)。空気圧アクチュエータの代わりに電気機械式アクチュエータを使用する場合、電気機械式アクチュエータの消費電流から力を決定することもできる。この場合、圧力測定の代わりに電流測定が行われる。アクチュエータの力は、測定された電流値から計算することができる。
既知のシステムでは、一般的に、ロードセルのような直接力センサを使用した冗長的な力計測は用いられていない。これは、シリンダ圧力(電気機械式アクチュエータの場合は電流)が、制御された空気圧システムにおいて計測値として利用できるからである。この関連において、ここで説明する例では、力センサ150による直接力測定(力F)は、単に間接力測定(力p×A)に対して冗長な測定値を提供するものではない。間接的な力測定(圧力測定または電流測定を使用する)を、ロードセルを使用する直接的な力測定に置き換える場合、それぞれの力センサは、ハンドリング装置100のフランジ101にアクチュエータ(空気圧シリンダ)によって及ぼされるアクチュエータ力を測定するように配置されなければならない。フランジ101の(フランジ102に対する)移動が、例えばエンドストップによって妨げられる場合、力センサは、この場合、ワークピースとの接触がなくても、エンドストップに対して作用するアクチュエータ力を測定することになる。しかし、図2の例ではそうではない。力センサ150は、ハンドリング装置100の内部(空気圧シリンダ153とフランジ101の間)ではなく、フランジ101の外側にあるため、力センサは工作機械50とハンドリング装置の間に作用する力Fのみを測定する。ワークピースとの接触がない場合、図示の例では、力センサ150は、空気圧シリンダ153がエンドストップに押し付けられているか、及び、どのような力Fでエンドストップに押し付けられているかに関係なく、工作機械50の重量のみを測定することになる。すなわち、ここで説明する例(接触がない場合)では、直接力測定(力F)と間接力測定(力p×A)は冗長ではなく、原理的には異なる力が測定される。
間接的な力測定(空気圧シリンダの場合はF=P×A)によって決定されたアクチュエータ力Fと直接測定された力Fとの相関関係は、ワークピースと工作機械との間に接触がある場合にのみ定式化することができる。この状況(接触あり)においてのみ、接触力F(プロセス力)がハンドリング装置に作用し、F=F+Fが適用される。ここで、Fはワークピース表面に作用する工作機械の重量力であり、Fはハンドリング装置が工作機械を押圧する直接測定された力である。研削機械が逆さまで駆動された場合、加重力Fが負にもなる可能性があることに、この時点で留意すべきである。接触の場合、直接測定される力はやはりF=F+ΔF=p×A+ΔFであり、オフセットΔFはすべての干渉力(摩擦、ヒステリシス効果など)を含む。接触力/プロセス力については、F=F+F+ΔF=F+Fであり、これによりハンドリング装置の状態に依存するオフセットΔFは、動作中に(例えば、数学的モデル及び/又は較正測定に基づいて)決定することができる。
図3は、ハンドリング装置100の駆動に使用できる制御装置の一例を示すブロック図である。図3の制御ユニットは、状態推定器としても知られる状態オブザーバ160で構成され、このオブザーバに制御変数が供給され、この制御変数は、本実施例では、シリンダ圧力の目標値または測定された実測値を表す。状態オブザーバ160は、また、(例えば、ハンドリング装置100の測定された偏位a、ハンドリング装置の加速度、垂直に対するハンドリング装置の傾斜などの)センサデータ及び(例えば、ハンドリング装置に搭載された工作機械の重さなど)システムパラメータを受け取り、供給された情報(センサデータおよび制御変数)からハンドリング装置の状態、特に、アクチュエータ(空気圧シリンダ)によって効果的に供給される、エンドストップ(接触がない場合)またはワークピース(接触がある場合)のいずれかに作用する力FA+ΔF(推定された実際のプロセス力)を推定するように構成されている。状態推定のために、状態オブザーバは、ハンドリング装置の物理的挙動(例えば、ベローズのバネ特性、摩擦など)をモデル化する数学的モデルを含み得る。
状態オブザーバ160は、工作機械と工具の接触を検出して信号を送るようにも構成されている。アクチュエータ(空気圧シリンダ)は、無接触時にエンドストップに押し付けられるので、例えば、アクチュエータがエンドストップから離れること(エンドストップでの最大偏位aMAXより小さい偏位となること)により、接触を検出することができる。
図3に示す制御装置の他の構成要素は、プロセス制御・監視ユニット161である。ここでプロセス力の調整が行われる。この目的のために、プロセス制御・監視ユニット161は、推定された実際のプロセス力及び状態オブザーバ160からの接触に関する情報並びにシステムパラメータ(例えば、工作機械50の重量)、目標プロセス力F及び力センサ150によって直接測定され、上述したように、接触が存在する場合にのみ意味のある測定変数となる実際のプロセス力Fを受け取る。目標プロセス力Fと、直接測定及び/又は推定された実際の力F又はF+ΔFに基づき、重量力Fを考慮して、アクチュエータが制御される制御変数(空気圧アクチュエータの場合、これは前述のようにシリンダ圧力pである)が制御アルゴリズムにより計算される。適切な制御アルゴリズムはすでに知られているので、ここではこれ以上説明しない。理論制御偏差がゼロの場合、制御変数(例えば、空気式アクチュエータの場合は圧力、電気機械式アクチュエータの場合はアクチュエータ電流)は、接触時のプロセス力Fに対して以下のように適用されるように設定される:F=F+F=F。これは、プロセス力(接触力)が(場合によっては変化する)目標の力に対応することを意味する。
プロセス制御・監視ユニット161はさらに、接触が検出されたか否かに応じて、実際のプロセス力(力センサ150、状態オブザーバ160)の「ソース」を選択するように構成されている。接触がなければ状態オブザーバ160が選択され、接触が検出されれば力センサ150が選択される。理想的には、接触が検出された場合、両方のソースが同じ力値を提供するはずであるが、推定値F+ΔFは、時間とともに変化する可能性のある、較正による特定の影響パラメータを含むのに対し、直接測定値Fは常に実際の力を測定するので(力センサ150が正常に動作していると仮定して)、異なる可能性がある。
妥当性チェック:プロセス制御・監視ユニット161は、さらに、直接測定された力値F及び状態オブザーバによって供給された力値F+ΔFに基づいて、表面処理プロセス中に(すなわち、接触時に)妥当性チェックを実行するように構成することができる。この目的のために、プロセス制御・監視ユニット161は、2つの値F+ΔFとFを比較し、例えば、これらが相違している場合にエラーを報告することができる。状況によっては、2つの値F+ΔFとFの間の偏差、およびそれらの経時的な推移に基づき、更には場合によって、測定された偏位aのような他の測定値を考慮して、偏差の(可能性の高い)原因を決定することも可能である。例えば、直接測定された力値Fが、もはや状態オブザーバにより推定された値に従わない場合、1つの可能性の高い原因は、ハンドリング装置内のリニアガイドが詰まっているか、または摩擦が大きく増加していることである。直接測定された値Fがより小さい偏差で推定値F+ΔFに追従する場合、空圧シリンダ(アクチュエータ153)又はリニアガイド(図示せず)の摩擦がわずかに増加している可能性があり、メンテナンスを実施する必要がある。
次に、ここで説明する実施形態のいくつかの側面と特徴を以下に要約する。以下は決定的なリストではなく、単なる例示的な要約である。本実施形態は、第1フランジと第2フランジとを備え、第1フランジと第2フランジとの間に作用するリニアアクチュエータを備えたハンドリング装置を制御するためのシステムおよび方法に関する。第1のフランジは、動作時にマニピュレータに取り付けられ(例えばエンドエフェクターのフランジに取り付けられる、図1参照)、工具(または工具を備えた工作機械)は、動作時に第2のフランジに取り付けられる。リニアアクチュエータは、第1のフランジに支持されている間、制御変数に応じて第2のフランジに力を及ぼすことができる(図2、フランジ101および102、リニアアクチュエータ152参照)。空気圧アクチュエータ(空気圧シリンダ)の場合、制御変数は空気圧であり、電気機械アクチュエータの場合、制御変数はアクチュエータを流れる電流である。
一実施形態では、力センサが、工具と表面との接触時にハンドリング装置によって工具に及ぼされる力Fを測定するように、第2のフランジと工具との間に配置される。工具と表面間の接触力は、力Fと、工作機械と工具の重量が表面に及ぼす(角度位置に依存する)重量力Fの重ね合わせに対応する。
接触がない場合、工作機械はハンドリング装置にぶら下がり、力センサはその重量の力Fのみを測定し、リニアアクチュエータ(力制御)はエンドストップを押す。このような状況では、前述の力センサを力制御に使用することはできない。したがって、例えば、制御ユニットに実装可能な状態オブザーバを用いて制御変数(例えば、目標圧力または実際の圧力)に基づいて、リニアアクチュエータによって提供される力F+ΔFの推定値が決定される。制御ユニットは、工具と表面との接触を検出するように構成することもできる。さらに、制御ユニットは、接触が検出されなければ、推定値F+ΔFと目標値に基づいて、リニアアクチュエータの制御変数(例えば圧力p)を設定し、接触が検出されれば(すぐに、そして接触が検出されている間)、測定された力Fと目標値に基づいて制御変数を設定するように構成されている。つまり、力制御に使用される力情報は、接触が検出されたか否かに依存する。
ここで説明するコンセプトの一例を、図4のフロー図を用いて以下にまとめる。図4は、リニアアクチュエータ(図2参照、空気圧シリンダ154)を備えたハンドリング装置を制御する方法に関するもので、このアクチュエータは、マニピュレータに接続可能な第1のフランジ(図1参照、フランジ102)と、工具または工具を備えた工作機械が取り付けられる第2のフランジ(図1参照、フランジ101)との間に作用する。この方法は、リニアアクチュエータを制御変数(例えば空気圧p)で制御して、リニアアクチュエータが(制御変数に応じた)力を第2のフランジ(工具と表面との間に接触がある場合)又はエンドストップ(接触がない場合)に及ぼすようにするステップを有する(図4、ステップS1参照)。本方法はさらに、工具と表面との接触を検出すること(図4、ステップS2参照)と、工具と表面とが接触する場合に第2のフランジと工具との間にハンドリング装置によって工具に及ぼされる力Fを機械的に結合された力センサを用いて測定するステップ(図4、ステップS3参照)を含む。
本方法はさらに、制御変数に基づいて、ハンドリング装置によって工具に及ぼされる力Fの推定値F+ΔFを(表面との接触の有無にかかわらず)決定するステップを含む(図4、ステップS4参照)。制御変数は、接触が検出されない場合及び接触が検出されない限り、推定値と目標値とに基づいて設定され(図4、ステップS6参照)、接触が検出される場合及び接触が検出される限り、測定された力と目標値とに基づいて設定される(図4、ステップS5参照)。なお、図4に示したステップは、部分的に並行して行われ得る。また、フローチャートの矢印は、必ずしも時系列順序を意味するものではない。
特に、ステップS4は、接触が検出されたか否かに関係なく実行される。接触がない場合は、リニアアクチュエータがエンドストップを押す力を設定するために力の推定値が必要となる。穏やかな接触のためには、この力はできる限り小さくすべきである(理想的にはゼロか数ニュートン)。工具が表面に触れると、アクチュエータはエンドストップから離れ、力の制御は、直接測定された力Fに基づいて行なわれ得る。それにもかかわらず、推定値F+ΔFは、プロセスの検証と欠陥の検出のために、表面処理プロセス中(接触時)にも決定される。接触が行われる前に、アクチュエータは可能な限り小さな(最小の)力でエンドストップを押す。理論的には、この最小力はゼロニュートンに調整し得る。実際には、表面を非常に穏やかに接触させるために、10ニュートン以下、あるいは1ニュートン以下の値が使用される。接触が行われるとすぐに、目的の加工力(研削力)に達するまで、定義された割合で目標力を増加させることができる。
制御変数(空気圧アクチュエータの場合の圧力)に加えて、アクチュエータ及び/又はハンドリング装置の状態に関連する他のセンサデータ、例えば、アクチュエータに結合された電位差計または誘導変位センサを使用して測定することができるアクチュエータの変位などを、推定値の決定に含めることができる(図3、状態オブザーバ160を参照)。この重量の力F=m×g×cos(θ)は、例えば力制御(図3、プロセス制御ユニット161参照)において、目標力から重量力Fを差し引くことで考慮することができる(mは工具を含む工作機械の質量、gは重力加速度、θは垂直からの角度偏差(傾斜角、チルト)を示す)。あるいは、重力の力は、直接及び間接的な力の測定にも考慮に入れることができる。傾斜角θは、マニピュレータのTCPの(一般化された)座標から測定又は計算することができる。ロボット制御装置はTCPの角度位置を「知っている」ので、ハンドリング装置と工具の角度位置も「知っている」ことになる。
一実施形態によれば、表面処理プロセスの妥当性を自動的にチェックし、プロセス終了時に妥当であることを確認することも可能である。例えば、表面処理プロセス中に、(力センサによって直接)測定された力Fと(状態オブザーバによって決定された)推定値F+ΔFを比較し、特定の表面処理プロセスに関する測定値と推定値との間の偏差を記録することができる。プロセスの終了時またはプロセス中に、記録されたデータを分析し、プロセスの妥当性をチェックし、エラーを示すことができる。例えば、具体的なエラーは、直接測定された力と推定値(及び場合によってはアクチュエータの偏差などの他のセンサデータ)との間の偏差に基づいて決定することができる。例えば、表面と接触し、推定値が高い状態において、測定された力が同様に高くならない場合には、リニアガイド(例えばアクチュエータと平行に配置されている)又はアクチュエータ自体が動かないか、少なくともリニアアクチュエータ内又はリニアガイド内の摩擦が異常に大きい可能性が非常に高い。この場合、次に表面を触るときには、もはや穏やかな接触は保証されない。追加的に、又は、代替的に、目標力値と測定された力との偏差を分析することもできる。
50…工作機械
51…工具
80…マニピュレータ
100…ハンドリング装置
101…第2のフランジ
102…第1のフランジ
150…力センサ
153…リニアアクチュエータ
160…状態オブザーバ
161…プロセス制御・監視ユニット

Claims (10)

  1. マニピュレータに接続可能な第1のフランジ(102)と、工具または工具を有する工作機械を取り付け可能な第2のフランジ(101)との間に作用するリニアアクチュエータ(153)を有するハンドリング装置であって、前記リニアアクチュエータ(153)は、制御変数(p)に応じて、前記第2のフランジ(101)又はエンドストップに力を及ぼすハンドリング装置と、
    前記第2のフランジ(101)と前記工具との間に結合され、前記工具と表面との接触時に前記ハンドリング装置によって前記工具に及ぼされる力(F)を測定するように構成された力センサと、
    状態オブザーバ(160)を有する制御ユニットであって、前記状態オブザーバ(160)は、前記ハンドリング装置によって前記工具に及ぼされる前記力(F)の推定値(F+ΔF)を前記制御変数(p)に基づいて決定するように構成されている制御ユニットと、
    を有し、
    前記制御ユニットは、さらに
    前記工具と前記表面との接触を検出し、
    前記接触が検出されていない間は、前記推定値(F+ΔF)及び目標値に基づいて前記制御変数(p)を設定し、
    前記接触が検出されている間は、測定された前記力(F)と前記目標値に基づいて前記制御変数(p)を設定する
    システム。
  2. 前記目標値は可変であり、前記接触の検出後に最小値から増加される請求項1に記載のシステム。
  3. 前記リニアアクチュエータ(153)は、前記接触が検出されない間は、前記エンドストップを押す請求項1又は請求項2に記載のシステム。
  4. 前記制御ユニットは、前記接触が検出される間は、測定された前記力(F)と前記推定値(F+ΔF)とを比較し、それらの偏差に基づいてエラーを表示又は記録するように構成されている請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のシステム。
  5. 前記制御ユニットは、前記接触が検出され、表面処理プロセスが実施されている間は、測定された前記力(F)と前記推定値(F+ΔF)とに基づいて前記表面処理プロセスの妥当性のチェックを実施し、前記チェックが失敗した場合にエラーの可能性のある原因を決定するようにさらに構成されている請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のシステム。
  6. 前記状態オブザーバ(160)は、前記制御変数(p)と、前記リニアアクチュエータ(153)の状態、特に前記アクチュエータの偏位に関する更なるセンサデータとに基づいて、前記推定値(FA+ΔF)を決定するように構成されている請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のシステム。
  7. マニピュレータに接続可能な第1のフランジ(102)と、工具又は工具を有する工作機械を取り付け可能な第2のフランジ(101)との間に作用するリニアアクチュエータ(154)を有するハンドリング装置を制御する方法であって、
    前記リニアアクチュエータ(153)を制御変数(p)により制御し、前記リニアアクチュエータ(153)が前記制御変数(p)に応じて第2のフランジ(101)又はエンドストップに力を作用させるステップと、
    前記工具と表面との間の接触を検出するステップと、
    前記工具と前記表面との接触時に、前記第2のフランジ(101)と前記工具との間に結合された力センサによって、前記ハンドリング装置が前記工具に及ぼす力(F)を測定するステップと、
    前記制御変数(p)に基づいて、前記ハンドリング装置によって前記工具に及ぼされる前記力(F)の推定値(F+ΔF)を決定するステップと、
    前記接触が検出されていない間は前記推定値(F+ΔF)及び目標値に基づいて前記制御変数(p)を設定するステップと、
    前記接触が検出されている間は測定された前記力(F)及び前記目標値に基づいて前記制御変数(p)を設定するステップと、
    を有する方法。
  8. 前記推定値(F+ΔF)を決定する際に、前記リニアアクチュエータ(153)の状態、特に前記リニアアクチュエータの偏位に関する更なるセンサデータが考慮される請求項7に記載の方法。
  9. 前記工具と表面との前記接触は、前記リニアアクチュエータが前記エンドストップから離れることにより検出される請求項7又は請求項8に記載の方法。
  10. 表面処理プロセス中に、前記工具が前記表面に接触し、決定された前記推定値、及び、更に測定された前記力(F)に基づいて、前記表面処理プロセスの妥当性がチェックされ、測定された前記力(F)と前記推定値との間に偏差がある場合に、場合によってエラーの原因が決定される請求項7乃至請求項9の何れか一項に記載の方法。
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