JP2024505719A - 排泄物コントロールのためのマットレストッパ - Google Patents

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Abstract

例は、マットレスパッドを用いて、ベッドの汚れを防止し、排泄物の収集に関連する備品を整理するデバイス、システム、及び方法に関する。本明細書に開示されるデバイス、システム、及び方法は、保持ポートをその上に有するマットレスパッドを含む。保持ポートは、保持ポートの外側境界の周囲に配置された1つ以上のリテーナを含む。1つ以上のリテーナは、物体、例えばチューブを保持ポートに対して保持する。マットレスパッドは、マットレスパッドをマットレス又はベッドに少なくとも一時的に取り付けるサイズ及び形状の1つ以上の取り付け具を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年2月8日に出願された米国仮特許出願第63/146,946号に対する優先権を主張し、その開示はその全体が、参照によって本明細書に援用される。
個人は、可動性が限られているか、又は損なわれている場合があり、そのため、トイレでの排便が困難であるか、又は不可能となる。例えば、個人は、何らかの症状を抱えているか、手術を受けたか、又は可動性を損なう障害を有する可能性がある。加えて、個人からの流体又は便の収集が、モニタリング目的又は臨床検査のために必要になる可能性がある。
このような個人を治療するためのベッドと寝具は、使用中に汚れる場合がある。このようなベッドと寝具は、従来の尿と大便の収集デバイスを使用する場合に、不快に感じる可能性がある。したがって、患者介護ベッドのユーザと製造者は、ベッドが汚れるのを防ぐための新しく改良されたデバイス、システム、及び方法を求め続けている。
米国特許出願公開2018-0028349号(米国特許出願第15/612,325号) 米国特許出願公開2016-0374848号(米国特許出願第15/260,103号) 米国特許第10,226,376号 国際公開2021-247523号(国際特許出願第PCT/US2021/035181号)
本明細書に開示される実施形態は、マットレストッパ、患者から排泄物を収集するためにマットレスパッドを使用するシステム及び方法に関する。一実施形態では、排泄物を収集するためのマットレスパッドが開示される。マットレスパッドは、マットレスの少なくとも一部分を覆うようなサイズ及び形状のパッドを含む。マットレスパッドは、パッドの領域に置かれた保持ポートを含み、保持ポートは、その外側境界の周囲に配置された1つ以上のリテーナを含み、1つ以上のリテーナは、保持ポートに対して1つ以上の物体を保持するように構成されている。マットレスパッドは、パッド上に配置された1つ以上の取り付け具を含み、1つ以上の取り付け具は、パッドをマットレスに少なくとも一時的に取り付けるように構成されている。
一実施形態では、排泄物収集システムが開示される。排泄物収集システムは、上に開示されたマットレスパッドを含む。排泄物収集システムは、流体を保持するように構成された少なくとも1つの流体貯蔵容器を含む。排泄物収集システムは、排泄物収集デバイス又は流体収集デバイスのうちの少なくとも1つを含み、それはマットレスパッドに対して保持ポートによって保持され、少なくとも1つの流体貯蔵容器に少なくとも1本の排液管を介して流体的に結合される。排泄物収集システムは、少なくとも1つの流体貯蔵容器又は少なくとも1つの排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に、少なくとも1本の排液管を介して流体的に結合された真空源を含み、真空源は、流体を、少なくとも1つの流体貯蔵容器の中に、排泄物収集デバイス又は流体収集デバイスのうちの少なくとも1つから、少なくとも1本の排液管を介して引き込むように構成される。
一実施形態では、マットレスパッドを利用する方法が開示される。方法は、その領域に置かれた保持ポートを有するマットレスパッドを使用することと、保持ポート内に少なくとも1本の排液管を配置することとを含む。方法は、少なくとも1本の排液管を保持ポートに固定することを含む。方法は、少なくとも1本の排液管を、流体貯蔵容器、真空源、流体収集デバイス、又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に接続することを含む。
開示された任意の実施形態からの特徴は、限定されることなく、互いに組み合わせて使用され得る。更に、本開示の別の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び添付図面を考慮することによって当業者には明らかになるであろう。
図面は、本開示のいくつかの実施形態を示し、同一の参照番号は、図面に示される異なる図又は実施形態における同一、又は同様の要素又は特徴を指す。
一実施形態による、排泄物を収集するためのマットレスパッドの等角図である。 一実施形態による、排泄物を収集するためのマットレスパッドの等角図である。 一実施形態による、排泄物を収集するためのシステムの概略図である。 一実施形態による、流体収集デバイスの等角図である。 図4の流体収集デバイスの平面A-Aに沿った断面図である。 一実施形態による、排泄物収集デバイスの等角図である。 一実施形態による、排泄物を収集するためのシステムの概略図である。 一実施形態による、部分的に開いたカバーを備えた排泄物を収集するためのシステムの等角図である。 一実施形態による、排泄物を収集する方法のフロー図である。
本明細書に開示される実施形態は、マットレストッパを使用してベッドの汚れを防止し、排泄物の収集に関連する備品を整理するデバイス、システム、及び方法に関する。本明細書に開示されるデバイス、システム、及び方法は、保持ポートをその上に有するマットレストッパ(例えば、パッド)を含む。保持ポートは、保持ポートの外側境界の周囲に配置された1つ以上のリテーナを含む。1つ以上のリテーナは、物体、例えばチューブを、保持ポートに対して保持する。マットレスパッドは、マットレスパッドをマットレス又はベッドに少なくとも一時的に取り付けるようなサイズ及び形状の1つ以上の取り付け具を含む。
本明細書に開示されるデバイス、システム、及び方法は、寝たきりの患者用の排泄物及び流体収集デバイス用のチューブを管理する。このような管理により、排泄物及び流体収集デバイスをマットレスパッド(及び患者)上の選択された位置に対して保持することができ、患者が排泄物及び流体収集デバイスの排液管の上に横たわるのを防ぐことで、患者に快適さを提供し、チューブ又は流体収集デバイスの位置がずれていること(例えば、排液管が引っ張られたことによる捩れ、又は外れ)による、排泄物収集デバイス又はチューブからの体液の漏れ又は溢れを防ぎ、マットレスパッドの下のマットレス及び/又は寝具の汚れを防ぎ、かつ、排泄物及び流体収集デバイスに収集されなかったか、又は位置ずれしている排泄物及び流体収集デバイスから漏れたことによる、体液の溢れ又は漏れによる患者の不衛生な状態を防止する。
図1は、一実施形態による、排泄物を収集するためのマットレスパッド100の等角図である。マットレスパッド100は、パッド110、パッド110上の保持ポート120、及びパッド110上に配置された1つ以上の取り付け具130を含む。保持ポート120は、パッド110に対して1つ以上の物体、例えば1つ以上の排液管150(例えば、導管)、流体収集デバイス、排泄物収集デバイスなどを少なくとも一時的に保持するために使用され得る。したがって、保持ポート120は、マットレスパッド100上で患者に使用されるチューブとデバイスを整理して保持するのに役立ち得る。保持ポート120を使用して更に、流体不浸透性シート又は生理用パッド(例えば、チャック)を、マットレスパッド100の中央領域、例えば、患者の骨盤が使用中にマットレスパッド100上に配置され得る場所に位置決めするか、保持し得る。
パッド110は、マットレスの少なくとも一部分を覆うようなサイズ及び形状である。例えば、パッド110は、マットレス、例えば病院用ベッドマットレスの少なくとも一部分の上に適合するように寸法決めされる。パッド110は、ツインサイズのマットレス、フルサイズのマットレスなどの上に適合するようにサイズ決めされてもよい。パッド110は、布地112、例えば綿、ポリマ(例えばポリエステル)、サテン、シルク、リネン、又はそれらの組み合わせ(例えばポリ綿)のうちの1つ以上で作られた繊維を有する布地のシートを含む。布地112は、パッド110の上面105、例えばパッド110の患者に面する側の上にあってもよい。
パッド110は、布地112のシートの下に配置された詰め物114を含み得る。詰め物114は、綿繊維、羊毛繊維、紡績プラスチック繊維(例えば、ポリエステル)、羽毛、ポリマ発泡体などを含み得る。詰め物114は、充填材(例えば、小片)として、固形体(例えば、シート)、又はパネルとして提供されてもよい。詰め物114は、少なくとも5mmの厚さ(非圧縮状態の場合)、例えば、5mm~10cm、5mm~3cm、3cm~6cm、6cm~10cm、10cm未満、5cm未満、又は10cm超であってもよい。
パッド110は、1つ以上の流体不透過性シート116又は160を含み得る。流体不透過性シート116又は160は、布地、ゴム、又は流体に対して不透過性であるポリマシート、例えばプラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ビニルなど)シートを含み得る。流体不透過性シート116又は160は、布地112のシートの横方向寸法の少なくとも一部分又は全部に沿って延在し得る。流体不透過性シート116又は160は、少なくとも保持ポート120を横切って延在し得る。パッド110は、布地112のシートの下、例えば詰め物114の下、詰め物114の上、又はその両方に配置された流体不透過性シート116を含んでもよい。流体不透過性シート116又は160は、流体が、マットレスパッド100の下に配置されたマットレスを汚すのを防止又は制限する。例えば、マットレスパッド100上の患者からの尿は尿収集デバイスに収集され得て、患者又はデバイスから漏れた尿がマットレスパッド100の下のマットレスに達するのを防止する。
パッド110は、布地112のシート上又はその上に配置された流体不透過性シート160を含み得る。流体不透過性シート160は、保持ポート120の周囲の領域内又は領域上に適合するようにサイズ決めされ得る。例えば、流体不透過性シート116は、保持ポート内に適合するようにサイズ決めされて、体液が保持ポート120の下に浸透するのを防ぎ得る。いくつかの例では、流体不透過性シート116は、保持ポート120内に露出され得て、例えば、保持ポート120がその中に布地112のシートを含まない場合(例えば、布地112のシートの隙間)である。流体不透過性シート160は、布地112のシート又は詰め物114の一方又は両方と同一の広がりを有し得る。流体不透過性シート160は、その最上面に快適パッド165又は布地、例えば柔らかい布地を含み、床ずれを防止し得る。このような例では、流体不透過性シート及びその上に付着された快適パッド165は、定期的に、使用後に、又は汚れた後に交換され得る。
いくつかの例では、布地112のシート、詰め物114、又は流体不透過性シートのうちの1つ又は2つは、省略されてもよい。このような例では、保持ポート120はパッド110の最上層に配置される。
保持ポート120は、パッド110の中央領域、又はパッド110の中心からオフセットされ得る別の適切な領域に位置する。例えば、保持ポート120は、マットレスパッド100の中間部分(例えば、中央領域)であって、使用時に患者の骨盤領域をその上に保持することが予想される(例えば、適切であり意図される)中間部分に配置され得る。保持ポート120は、1つ以上のリテーナ122をその上に、例えばその外側境界の周囲に(及び少なくとも部分的に外側境界を画定して)配置して含む。
1つ以上のリテーナ122は、1つ以上の物体を保持ポート120に対して保持する。例えば、1つ以上のリテーナ122は、1つ以上の境界ストリップを含み得る。境界ストリップは、その上に1つ以上の留め具を有する布地本体を含み得る。ストリップは、保持ポート120の境界に、又は境界の周囲に配置された少なくとも第1のストリップ124及び第2のストリップ126を含み得る。第2のストリップ126の形状は、第1のストリップ124の形状に少なくとも部分的に対応し得て、例えば、互いに取り付けられたときに少なくとも部分的に同一の広がりとなり得る。第1のストリップ(複数可)124はパッド110上に配置され得て、第2のストリップ(複数可)126は自由に動き得る。使用中、第2のストリップ126は第1のストリップ124に適用され、そこでその上の留め具が係合し、第2のストリップ126の少なくとも一部分を第1のストリップ124に少なくとも一時的に付着させ得る。いくつかの例では、第1のストリップ124は、パッド110から、例えば布地112のシートの一部分から少なくとも部分的に形成され得る。このような例では、留め具(複数可)(例えば、フック又はループ)を布地のシート上に直接適用して、保持ポート120を少なくとも部分的に画定し得る。したがって、留め具(及びそれを担持するストリップ)は、相互に選択的に着脱可能である。
第2のストリップ126は、その上に柔らかい及び/又は滑らかな材料を有する最上面(例えば、患者に面する表面)を含み得る。例えば、第2のストリップ126の最上面は、布地112のシートと同じ布地、ゴム、ポリマ、又は他の布地を含み、患者との柔らかい及び/又は滑らかな接触面を提供し得る。したがって、床ずれ又は不快感は、医療用チューブを保持ポート120に固定したままで解消され得る。
パッド110又は保持ポート120のうちの1つ以上は、その中に1つ以上の開口部を含み、開口部は排液管150を通して収容するようなサイズ及び形状である。例えば、1つ以上の医療デバイス用の排液管150は、保持ポート120及び/又はパッド110を通して配置され得る。このような例では、排液管150は、保持ポート120に固定され、1つ以上の開口部を通して配置されて、排液管150の一部分がパッド110の下に配置され、例えば排液管の絡まりを隠すか防止するのを可能にし得る。排液管150は、医療デバイス、例えば尿収集デバイス又は排泄物(例えば、便)収集デバイスに取り付けられ得る。
排液管150は、医療用チューブを含み得る。例えば、排液管150は、1つ以上のポリマ、例えばシリコーン、ラテックス、エチレンビニルアセテート(EVA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコーンポリウレタン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレン、他の熱可塑性プラスチック及びそれらのブロックコポリマ、又は医療用途に適したその他のポリマで構成され得る。
留め具は、第1及び第2のストリップ124、126上に配置され、第2のストリップ(複数可)126を第1のストリップ(複数可)124に付着させ得る。第1のストリップ124は第1の留め具を含み得て、第2のストリップ126は第1の留め具に対応する第2の留め具を含み得る。第1及び第2の留め具は、面ファスナ、ボタン及び穴、スナップ(例えば、ソケット及びスタッド)、ジッパ、磁石などを含み得る。例えば、第1のストリップ(複数可)124は、パッド110に付着されたフックを含み得て、第2のストリップ(複数可)126は、布地本体に付着されたループを含み得て、第2のストリップ(複数可)126は、第1のストリップ(複数可)124に選択的に取り付けるために自由に動き得る。
マットレスパッド100は、1つ以上の取り付け具130を含み得る。1つ以上の取り付け具130は、マットレスパッド100をマットレス(図示せず)に少なくとも一時的に取り付けるためのサイズ、形状にされ、かつパッド110上に配置され得る。1つ以上の取り付け具130は、図1に示すようなストラップ、クリップ、面ファスナ、紐などであり得る。ストラップは、弾性ストラップであってもよく、それはマットレスの隅に適合してマットレスパッド100をその上に保持し、保持ポート120の位置をマットレスパッド100の下のマットレスに対して保持するようなサイズ及び形状とされ得る。1つ以上の取り付け具130は、パッド110の外縁に沿って離隔され得る。例えば、1つ以上の取り付け具130は、パッド110の1つ以上の隅の上に取り付け具を含み得る。例では(図示せず)、パッド110はボックスシーツ(a fitted sheet)として形成され得て、1つ以上の取り付け具130は、ボックスシーツの開口部の周囲に弾性体を含み得る。
いくつかの例では、マットレスパッド100は、マットレスの中央領域のみを覆うようなサイズ及び形状であってもよく、例えば、その領域は患者の骨盤領域が配置されると予想される場所である。このような例では、保持ポート120は、図1に示されるよりもマットレスパッド100のより大きな割合を占めることができる。このような例では、取り付け具130は、下のマットレスに対するマットレスパッド100の位置を、例えばマットレス、寝具、又は病院用ベッドのレールに取り付けることによって維持し得る。本明細書に開示されるマットレスパッドのいずれも、マットレスのサイズを有していてもよく、又はマットレスよりも小さくてもよい。
マットレスパッドは、その中にトンネルを含み、排液管がそこを通って適合するのを可能にし得る。図2は、一実施形態による、排泄物を収集するためのマットレスパッド200の等角図である。マットレスパッド200は、パッド110、パッド110上の保持ポート120、パッド110内の1つ以上のトンネル140、及びパッド110上に配置された1つ以上の取り付け具130を含む。1つ以上のトンネル140は、パッド110の層の間、例えば、布地112のシートと流体不透過性シート116又は詰め物114のうちの1つとの間に配置又は形成され得る。1つ以上のトンネル140は、第1の開口部142をマットレスパッド100の縁部に有し、第2の開口部144を保持ポート120内又はその近くに有し得る。したがって、排液管150は、トンネル140を介して保持ポート120内に配置され得て、マットレスパッド200の上面105の上を通過することはない。
第2の開口部144は、保持ポート120内に、又は保持ポート120に近接して配置され得る。排液管150は、第2の開口部144を介してトンネル140の外に延在し得ることで、排液管150は保持ポート120の外側に露出しない。いくつかの例では、第2の開口部144は、保持ポート120の外側にあってもよく、その結果、排液管150は、第2の開口部144から保持ポート120内に延在し、保持ポート120内に、その1つ以上のリテーナを介して保持され得る。
いくつかの例では、保持ポートは、マットレスパッドの側縁からマットレスパッドの中央領域まで延びる開閉可能なフラップ(例えば、リテーナ)を含み得る。図3は、一実施形態による、排泄物を収集するためのシステム301の概略図である。システム301は、マットレスパッド300、少なくとも1つの流体貯蔵容器380、少なくとも1つの真空源385、及び必要に応じて、流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390のうちの少なくとも1つを含む。マットレスパッド300は、排液管(複数可)150を保持及び保護するための開閉可能なフラップ127を備えた保持ポート320を含む。
マットレスパッド300は、パッド110、保持ポート320、及び1つ以上の取り付け具130を含む。パッド110は、布地112のシート、詰め物114、及び流体不透過性シート116を含む。保持ポート320は、リテーナ122又は開閉可能なフラップ127のうちの1つ以上を含む。フラップ127は、布地112のシートなど、パッド110に取り付けられてもよい。例えば、フラップ127は、パッド110から蝶番連結され得る。いくつかの例では、フラップ127は、フラップの1つ以上の側面(例えば、蝶番接続上の1つの側面、又はパッド110に永久的に付着されていない別個のフラップが付いている少なくとも2つの側面)からパッド110に少なくとも一時的に取り付けられ得る。フラップ127は、パッド110の外縁の内側に、パッド110の中央領域に向かって、例えば保持ポート320を少なくとも部分的に画定する1つ以上のリテーナ122に延在し得る。保持ポート320は、開閉可能なフラップ127上の留め具に対応するパッド110上に配置された留め具128を含み、開閉可能なフラップ127をパッド110に対して閉位置に少なくとも一時的に保持する。例えば、留め具128及び開閉可能なフラップ127上の対応する留め具は、ストリップ124及び126に関して本明細書に開示される留め具のいずれか、例えば面ファスナ、ボタン、スナップなどを含み得る。フラップ127は、パッド110、例えば布地112のシート、詰め物114、及び流体不透過性シート116のうちの1つ以上と同様又は同じ材料で構成されてもよい。
いくつかの例では、フラップ127の下のパッド110は、パッド110の他の部分よりも薄くなり、フラップ127の厚さを収め、例えばパッド110全体に実質的に均一な厚さをもたらし得る。このような例は、フラップ127がパッド110の上に突出する例と比較して、より滑らかな感触を提供し、床ずれを防止し得る。
使用中、開閉可能なフラップ127は、開けることで、排液管150を、下にあるパッド110上に配置可能にし、その後、閉じて(例えば、少なくとも一時的にパッド110に取り付けて)排液管150を保持し得る。排液管150は、フラップ127の下に固定され、マットレスパッド300の外縁からその中央領域まで(例えば、少なくとも1つ以上のリテーナ122まで)延在する。いくつかの例では、フラップ127及び留め具128は、中央領域に隣接してのみ配置され得る。いくつかの例では、1つのみのフラップ127及び留め具128が使用され得る。1つ以上のリテーナ122は、いくつかの例では省略されてもよい。
流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの流体貯蔵容器380又は真空源385に、排液管(複数可)150を介して流体的に接続され得る。例えば、排泄物収集デバイス390又は流体収集デバイス370のうちの少なくとも1つは、マットレスパッド300に対して保持ポート320によって保持され、少なくとも1つの流体貯蔵容器380及び/又は真空源385に、少なくとも1本の排液管150を介して流体的に結合される。排液管(複数可)150は、マットレスパッド300の保持ポート320のフラップ127の下に配置され、フラップ127によって少なくとも部分的に保持され得る。
流体収集デバイス370は、患者の尿道から尿又は他の体液を収集するようなサイズ、形状にされ、かつ構成される。流体収集デバイス370は、衣類、寝具、又は患者が体液によって汚染されるのを防止又は軽減し得る。図4は、一実施形態による、流体収集デバイス370の等角図である。図5は、図4の流体収集デバイス370の平面A-Aに沿った図である。流体収集デバイス370は、内部にチャンバ404を画定する流体不透過性バリア402と、チャンバ404内に少なくとも部分的に配置された多孔性材料415と、チャンバ404内に少なくとも部分的に配置された排液管150とを含む。
流体不透過性バリア402は、チャンバ404(例えば、内部領域)及び開口部406を少なくとも部分的に画定する。例えば、流体不透過性バリア402の内面(複数可)403は、流体収集デバイス370内のチャンバ404を少なくとも部分的に画定する。流体不透過性バリア402は、流体(複数可)をチャンバ404内に少なくとも一時的に保持する。流体不透過性バリア402は、任意の適切な流体不透過性材料(複数可)、例えば流体不透過性ポリマ(例えば、シリコーン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、熱可塑性エラストマ(複数可)、ポリカーボネートなど)、金属フィルム、天然ゴム、別の適切な材料、又はそれらの組み合わせから形成され得る。したがって、流体不透過性バリア402は、流体(複数可)がそこを通過するのを実質的に防止する。
一例では、流体不透過性バリア402は、空気透過性で液体不透過性であってもよい。このような例では、流体不透過性バリア402は、疎水性材料で形成され得て、疎水性材料は、空気透過性であるが液体透過性ではない複数の細孔を画定する。一例では、流体不透過性バリア402の少なくとも外面の1つ以上の部分は、柔らかい及び/又は滑らかな材料から形成され、それによって擦れを低減し得る。
いくつかの例では、流体不透過性バリア402は、管状(開口部を無視して)、例えば実質的に円筒形(図示のように)、長方形、角柱形、平坦な管、又は任意の他の押し出し形状(例えば、Iビーム形状など、その間の1つ以上のウェブによって分離された複数のローブを有する管)であってもよい。流体不透過性バリア402は、装着者の脚の間に適合するようにサイズ決めされてもよい。使用中、流体不透過性バリア402の外面405は、少なくとも部分的に装着者に接触してもよい。
開口部406は、流体がチャンバ404に入る進入経路を提供する。開口部406は、流体不透過性バリア402によって、例えば流体不透過性バリア402の内縁によって画定され得る。例えば、開口部406は、流体不透過性バリア402内に形成され、流体不透過性バリア402を通って外面405から内面403まで延在し、それによって、流体(複数可)が流体収集デバイス370の外側からチャンバ404に入ることが可能になる。開口部406は、デバイスの使用中に装着者の尿道に隣接して配置されるように位置決めされ形状を合わせられ得る。チャンバ404内に配置された多孔性材料(複数可)の少なくとも一部分は、開口部406を介して露出され、流体がチャンバ404の中へ内方に、例えば浸透、吸引、又はウィッキングのうちの1つ以上を介して移動できるようにし得る。
流体収集デバイス370は、尿道に近接して配置され得て、尿は開口部406を介してチャンバ404に入ることができる。使用中、開口部406は、細長くされて、尿道の下の第1の位置から尿道の上の第2の位置(例えば、膣口又は陰部の上部あるいはその近く)まで延在し得る。開口部406は、装着者の脚が閉じられたときに装着者の脚の間の空間が比較的狭いために細長い形状を示し、それによって開口部406の細長い形状(例えば、長手方向に延びる開口部)に対応する経路に沿った流体(複数可)の流れのみを可能にし得る。流体不透過性バリア402の開口部406は、流体収集デバイス370の長手方向軸に沿って測定した長さを示し得て、流体収集デバイス370の長さの少なくとも約10%、例えば流体収集デバイス370の長さの約25%~約50%、約40%~約60%、約50%~約75%、約65%~約85%、又は約75%~約95%であり得る。流体不透過性バリア402の開口部406は、流体収集デバイス370の長手方向軸を横切って測定される幅を示してもよく、流体収集デバイス370の周囲の少なくとも約10%、例えば流体収集デバイス370の周囲の約25%~約50%、約40%~約60%、約50%~約75%、約65%~約85%、又は約75%~約100%であり得る。開口部406は、流体収集デバイス370の周囲の50%を超える幅を示すことができ、それは導管408を通る真空(例えば、吸引)が流体を多孔性材料415に通して排液管150の中に引き込むためである。開口部406は、長手方向に配向されてもよい(例えば、デバイス370の長手方向軸に平行な長軸を有する)。いくつかの例では(図示せず)、開口部406は横方向に配向されてもよい(例えば、デバイス370の長手方向軸に対して垂直な長軸を有する)。
流体収集デバイス370は、チャンバ404内に配置された多孔性材料415を含む。多孔性材料415は、開口部406の少なくとも一部分(例えば、全体)にわたって延在し得る。多孔性材料415の少なくとも一部分は、開口部406を介してチャンバ404の外側の環境に露出されてもよい。多孔性材料415は、開口部406からあらゆる流体を吸い上げ、それによって流体がチャンバ404から漏れるのを防ぐように構成され得る。本明細書で言及される多孔性材料の透過特性は、ウィッキング、毛細管作用、拡散、又は他の同様の特性若しくはプロセスであり得て、本明細書では「透過性」及び/又は「ウィッキング」と呼ばれる。そのような「ウィッキング」は、多孔性材料への流体の吸収を含まなくてもよい。言い換えると、実質的に多孔性材料の中への流体の吸収は、材料が流体に曝され、流体を除去した後、しばらくの間、起こり得ない。吸収しないことが望ましい場合、「実質的に吸収しない」という用語は、多孔性材料の中への流体の吸収の公称量(例えば、吸収性)が、多孔性材料の乾燥重量の約10重量%未満、約7重量%未満、約5重量%未満、約3重量%未満、約2重量%未満、約1重量%未満、又は多孔性材料の乾燥重量の約0.5重量%未満であることを可能にし得る。多孔性材料415は、流体をチャンバ404の内部に向かって全体的に吸い上げることもできる。
多孔性材料415は、流体透過性膜418又は流体透過性支持体420のうちの1つ以上を含み得る。流体透過性膜418は、任意の多孔性材料又は流体を吸い上げることができる材料を含み得る。例えば、流体透過性膜418は、布地、例えば、ガーゼ(例えば、シルク、リネン、若しくは綿ガーゼ)、別の柔らかい布地、又は別の滑らかな布地を含み得る。流体透過性膜418は、紡績プラスチック繊維(例えば、ナイロン)、例えば紡績プラスチックマット又はベッドを含み得る。流体透過性膜418をガーゼ、柔らかい布地、及び/又は滑らかな布地から形成すると、流体収集デバイス370によって引き起こされる擦れを軽減し得る。
流体収集デバイス370は、チャンバ404内に配置された流体透過性膜418を含み得る。流体透過性膜418は、開口部406の少なくとも一部分(例えば、全体)を覆ってもよい。流体透過性膜418は、あらゆる流体を開口部406から内方に吸い上げ、それによって流体がチャンバ404から漏れるのを防ぐように構成され得る。
流体収集デバイス370の多孔性材料415は、チャンバ404内に配置された流体透過性支持体420を含み得る。流体透過性支持体420は、流体透過性膜418を支持するように構成され、これは流体透過性膜418が折畳み可能で、薄く、又はその他の容易に変形可能な材料から形成され得るためである。例えば、流体透過性支持体420は、流体透過性膜418が流体透過性支持体420と流体不透過性バリア402との間に配置されるように、位置決めされ得る。したがって、流体透過性支持体420は、その上の流体透過性膜418の位置を支持し、維持し得る。流体透過性支持体420は、流体を吸い上げることができる任意の材料、例えば本明細書に開示される流体透過性膜材料のいずれかを含み得る。例えば、流体透過性支持体420は、流体透過性膜418よりも変形しにくい任意の流体多孔性材料、例えば、流体透過性膜418について本明細書に開示される材料のいずれかから、より高密度又は剛性の形態で形成され得る。いくつかの例では、流体透過性支持体420は、多孔性ポリマ(例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンなど)構造、連続気泡発泡体、又は紡績プラスチック繊維(例えば、ナイロン繊維)を含み得る。いくつかの例では、流体透過性膜418はガーゼを含み得て、流体透過性支持体420は紡績ナイロン繊維を含み得る。いくつかの例では、流体透過性支持体420は、布地、フェルト、ガーゼ、又はそれらの組み合わせから形成され得る。いくつかの例では、流体透過性支持体420は、天然材料、例えば、綿、羊毛、シルク、又はそれらの組み合わせから形成され得る。このような例では、材料は、コーティングを有し、例えば、撥水コーティングであり、材料の中への流体の吸収を防止又は制限することができる。いくつかの例では、流体透過性支持体420は、流体収集デバイス370から省略されてもよい。いくつかの例では、流体透過性膜418は任意であり得る。例えば、多孔性材料415は、流体透過性支持体420のみを含み得る。
流体透過性支持体420は、流体透過性膜418よりも大きな透過性又は流体を吸い上げる大きな能力を有し、例えば、流体を流体収集デバイス370の外面から内方に移動させ得る。いくつかの例では、流体透過性支持体420及び流体透過性膜418の透過性又はウィッキング能力は、実質的に同じであり得る。
流体透過性膜418及び流体透過性支持体420は、排液管150によって占有されていないチャンバ404の部分を少なくとも実質的に完全に満たし得る。別の例では、流体透過性膜418及び流体透過性支持体420は、排液管150によって占有されていないチャンバ404の部分を実質的に完全に満たさなくてもよい。このような例では、流体収集デバイス370は、チャンバ404内にリザーバ422を含む。
流体収集デバイス370は、排液管150を含み得て、それはチャンバ404内に延びる。図5に示されるように、排液管150は、少なくとも部分的にチャンバ404内に配置され得る。排液管150は、入口410を第1の端領域に含み、出口412を入口410の下流に位置する第2の端領域に含む。排液管150は、チャンバ404の中へ、任意の点まで延在し得る。例えば、排液管150は、チャンバの中に流体収集デバイス370の第1の端領域425で挿入され、そこを通って流体収集デバイス370の第2の端領域427まで延びることができる。排液管150は、流体不透過性バリア402の中に、第1の端領域425(例えば、出口412に近接)から第2の端領域427(例えば、第1の端領域425の反対側)を通って、リザーバ422に近接する点まで延在し得て、その結果、入口410はリザーバ422と流体連通する。いくつかの例では(図示せず)、排液管150は、第2の端領域427においてチャンバ404に進入することができ、排液管150の入口410は、第2の端領域427(例えば、リザーバ422内又は流体不透過性バリア402と同一面内)に配置され得る。リザーバ422に収集された流体は、排液管150を介してチャンバ404から除去され得る。いくつかの例では、入口410は、第2の端領域427内の流体透過性支持体420の端部に、例えば流体透過性支持体420の端部と同一平面上に配置され得る。いくつかの例では、入口410は、流体透過性支持体420内に、第1の端領域425と第2の端領域427との間などで配置され得る。
排液管150は、プラスチックチューブ(例えば、医療用チューブ)などの可撓性材料を含み得る。このようなプラスチックチューブは、熱可塑性エラストマ、ポリ塩化ビニル、エチレンビニルアセテート、ポリテトラフルオロエチレンなどのチューブを含み得る。いくつかの例では、排液管150はシリコン又はラテックスを含み得る。いくつかの例では、排液管150は、弾性である1つ以上の部分を、例えば、導管が可撓性であることを可能にする直径又は壁厚のうちの1つ以上を有することによって含み得る。いくつかの例では、排液管150は、つや消し又は不透明(例えば、黒色)であり、その中の流体(複数可)の視認性を不明瞭にし得る。
流体収集デバイス370は、真空源385に動作可能に結合され得る。例えば、排液管150は、チャンバ404の内部領域を流体貯蔵容器380又は真空源385と(流体貯蔵容器380を介して)流体的に接続する。したがって、流体は、排液管150を介してチャンバ404から除去され得る。
流体不透過性バリア402、流体透過性膜418、及び流体透過性支持体420は、少なくとも部分的にチャンバ404内に配置される排液管150を有するサイズ及び形状とされ得る。例えば、流体透過性膜418及び流体透過性支持体420のうちの少なくとも1つは、排液管150を収容する空間を形成するように構成され得る。流体不透過性バリア402は、排液管150を受け入れるサイズのアパーチャ424を画定し得る。少なくとも1本の排液管150は、アパーチャ424を介してチャンバ404内に配置され得る。アパーチャ424は、排液管150に対して少なくとも実質的に液密のシールを形成し、それによって流体(複数可)がチャンバ404から漏れるのを実質的に防止するようなサイズ及び形状であり得る。流体収集デバイス370に収集された流体は、排液管150を介してチャンバ404から除去され得る。
多孔性材料415(例えば、流体透過性膜418及び流体透過性支持体420)は、排出管150によって占有されていないチャンバ404の部分を実質的に完全に満たさなくてもよい。流体収集デバイス370は、その中にリザーバ422を含み得る。図示されるように、リザーバ422は、チャンバ404の実質的に空いている部分である。リザーバ422は、流体不透過性バリア402と多孔性材料415(例えば、流体透過性膜418及び流体透過性支持体420の一方又は両方)との間に画定され得る。リザーバ422は、使用者が装着したときに流体収集デバイスの重量測定的に低い点に配置されると予想される(例えば、適切でありかつ意図される)流体収集デバイスの部分に配置され得る。第2の端領域427に示されているが、リザーバ422は、チャンバ404の任意の部分、例えば第1の端領域425に配置されてもよい。
いくつかの例では、流体透過性支持体420は、排液管150の少なくとも一部分から離隔され、リザーバ422は、流体透過性支持体420と排液管150との間に画定され得る。
図5に示されるように、排液管150の端部は、流体透過性膜418及び/又は流体透過性支持体420を越えて、例えばリザーバ422の中に延在し得る。いくつかの例では、入口410はリザーバ422の中まで延在しなくてもよい。このような例では、入口410は、多孔性材料415(流体透過性膜418及び/又は流体透過性支持体420)内、あるいはその終端に配置され得る。例えば、排液管150の端部は、流体透過性膜418及び/又は流体透過性支持体420と同一の広がりを有していてもよく、又は流体透過性膜418及び/又は流体透過性支持体420内に窪んでもよい。
入口410を、使用者が装着した時にチャンバ404の重量測定的に低い点となるよう予測される位置、又はその近くに配置することにより、排液管150は、入口410が他の場所に配置された場合よりも多くの流体(複数可)を受け取ることができ、滞留(例えば、微生物の増殖と悪臭を引き起こす場合がある流体(複数可)の滞留)の可能性を低減し得る。例えば、流体透過性膜418と流体透過性支持体420内の流体(複数可)は、毛細管力のために任意の方向に流動し得る。しかし、流体(複数可)は、重力の方向に流動することに優先性を示し得て、特に流体透過性膜418及び/又は流体透過性支持体420の少なくとも一部分が流体(複数可)で飽和される場合にそうである。したがって、入口410又はリザーバ422のうちの1つ以上は、第2の端領域427に配置され得る。
流体不透過性バリア、流体透過性膜、流体透過性支持体、チャンバ、導管、ならびにそれらの形状及び構成の別の実施形態は、2017年6月2日に出願された特許文献1から3に開示され、それぞれの開示は、この参照によりその全体が本明細書に援用される。
図3に戻ると、排液管150は、排泄物収集デバイス390に流体的に接続され得る。排泄物収集デバイス390は、患者からの排泄物、例えば液体又は半液体排泄物(例えば、便)を収集するようなサイズ、形状にされ、かつ構成され得る。排泄物収集デバイス390は、衣類、寝具、又は患者が排泄物によって汚染されるのを防止又は軽減し得る。
図6は、一実施形態による、排泄物収集デバイス390の等角図である。排泄物収集デバイス390は、環状本体610、流体不透過性バリア620、任意選択のフィルタバッグ630、及び1つ以上のポート640を含み得る。排泄物収集デバイス390は、環状本体610、その中に排泄物チャンバ626を形成する流体不透過性バリア620、排泄物チャンバ626内に配置される任意選択のフィルタバッグ630、及び流体不透過性バリア620上に配置される1つ以上のポート640を含む。デバイス390は、装着者に取り付けられて、装着者から排泄物を収集し、排泄物から液体を除去するように構成される。環状本体610は、装着者の肛門又は瘻孔の周囲で装着者に取り付けられ、デバイス390を使用のために位置決めする。排泄物は、排泄物チャンバ626に、環状本体610の開口部614を通って入り、排泄物チャンバ626内のフィルタバッグ630は排泄物から固体を濾過し、流体がそこを通過するのを可能にし、液体は排泄物チャンバ626の重量測定的に低い点に移動し、そこから、真空などによって除去される。
環状本体610は、内部に開口部614を有する薄い界面層612を含む。環状本体610は、完全な環形であっても部分的な環形であってもよい。例えば、環状本体610は、内部に穴を有するディスク状の本体であってもよい。いくつかの例では、環状本体610は、材料の端部に、又はその近くに位置する穴を備えた材料の平らなシートを含み、部分的な環形を形成し得る。界面層612は流体不透過性である。例えば、界面層は、ポリマ、シリコーンなどを含み得る。界面層612は、滑らかな及び/又は柔らかい材料、例えば独立気泡発泡体、シリコン、滑らかなプラスチックなどで構成されてもよく、又は比較的滑らかな材料及び/又は柔らかい材料(例えば、シリコーン)の外側に面する層を含んでもよい。界面層612は、曲げ力に応答して変形可能であり得る。例えば、環状本体610は、折畳み、屈曲などに対応し得る。界面層612は、その最外周内に開口部614を有する環状ディスク、シート、プレート、又は他の本体であってもよい。界面層612は、屈曲、折畳み、その他の操作をした場合などに、装着者の臀裂内に少なくとも部分的に適合するようなサイズ及び形状である。
界面層612は、変形されて、装着者の解剖学的構造を補完し、例えば臀裂内に適合し得る。環状本体610(界面層612)は、例えば装着者又は医療専門家などによって印加される圧力に応じて屈曲可能である。環状本体610は、環状本体610が破損することなく外力に応じて曲がることを可能にする材料で構成され、また厚さを有し得る。
環状本体610(境界層612)は、装着者又は医療専門家などから印加される圧力に応じて折畳み可能であってもよい。環状本体610は、環状本体が外力に応じて、破損することなく折畳まれ得る材料で構成され、また厚さを有し得る。例えば、医療専門家又は装着者は、環状本体610を半分に折畳み及び/又は屈曲して、環状本体を装着者の臀部の間に挿入し、使用中に臀裂内に配置させ得る。このような折畳みは、先端を形成し、開口部614の少なくとも一部分をその中に有する。したがって、環状本体610は、略平坦な本体、屈曲した本体、又は折畳まれた本体として提供され得る。環状本体610を折畳むか屈曲することにより、装着者又は使用者(例えば、医療専門家)は、開口部614を装着者の肛門又は瘻孔の周囲に少なくとも部分的に非侵入的に配置し得る。
開口部614は、界面層612の外周内に配置され得る。図示されるように、開口部614は、界面層612の重心又はその近くに配置され得る。開口部614は、図示されているよりも界面層612の外周の近くに配置されてもよい。開口部614は、患者の肛門又は瘻孔の周囲に(例えば、上に)、瘻孔又は肛門を閉塞することなく適合するようなサイズ及び形状である。例えば、開口部614は、円形、楕円形、長方形、又は他の任意の形状であり得る。したがって、環状本体610は、装着者の肛門又は瘻孔の上に配置され、開口部614を肛門又は瘻孔の周りに位置決めするようなサイズ及び形状である。排泄物は、開口部614を介して排泄物収集デバイス390に送られてもよい。
環状本体610の界面層612は、その上に接着剤618を含み、被験者の皮膚に、例えば臀裂内などに接着し得る。接着剤618は、界面層612の外側に面する表面内に一体的に形成されるか、又はその上に配置され得る。このような接着剤618は、排泄物収集デバイス390を所定の位置に固定し得て、その結果、開口部614が装着者の肛門又は瘻孔の周囲又は少なくともその近くに維持される。接着剤618は、開口部614と環状本体610の外周との間の1つ以上の点に配置され得る。接着剤618は、医療用接着剤、又は人間の皮膚に対して安全に使用できる任意の別の接着剤、例えばアクリレート接着剤(例えば、メタクリレート、エポキシジアクリレート、又はシアノアクリレート接着剤)、シリコーン接着剤、ヒドロゲルなどを含み得る。
流体不透過性バリア620は、環状本体610に取り付けられ、受け取った排泄物をその中に少なくとも一時的に保持し、外部環境への漏出を防止する。流体不透過性バリア620は、第1の(例えば、上部の)端部に開いた口と、閉じた第2の(例えば、下部の)端部を含む。流体不透過性バリア620は、流体不透過性材料、例えばポリマ、金属フィルム、ゴムなどを含む部分(例えば、層)から形成される。例えば、流体不透過性バリア620は、シリコーン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリクロロプレン、ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ(ビニルイミダゾール)、ラテックス、シラン(例えば、ハロゲン化アルキルシラン)、過フッ素化ポリマ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、クロロスルホン酸ポリオレフィン、ポリエチレンオキシド、上記のいずれかの混合物又はコポリマ、あるいはその他の流体不透過性ポリマを含み得る。
流体不透過性バリア620は、その1つ以上の部分が透明であり得る。流体不透過性バリア620は、その1つ以上の部分が半透明又は不透明であってもよい。例えば、流体不透過性バリア620は、透明な窓をフィルタバッグの周囲又は流体不透過性バリア620の下部分に含み、使用者又は装着者がその中の排泄物及び液体を監視できるようにし得る。
流体不透過性バリア620は、外面622及び内面624を含む。外面622は、比較的滑らか又は柔らかいものであり、装着者の痛み又は不快感を防ぎ得る。内面624は、排泄物チャンバ626を画定する。排泄物チャンバ626は、その中に排泄物を受け取り、保持する。排泄物からの液体は、排泄物チャンバ626の上部領域から排泄物チャンバ626の下部領域(例えば、重量測定的に低い点)まで排泄物チャンバ626を通って移動し得る。
流体不透過性バリア620の口は、環状本体610に、例えば環状本体610の外周で嵌合される。したがって、排泄物収集デバイス390に受け入れられた排泄物は、流体不透過性バリア620に嵌合された環状本体610の開口部614を介して排泄物チャンバ626に入る。流体不透過性バリア620の口は、環状本体610にその外周で、環状本体610の内周(例えば、開口部614)など外周の内側の1つ以上の点で、又は外周と開口部614との間の任意の点で、嵌合され得る。
流体不透過性バリア620の口は、環状本体610に接着、溶接、又はその他の方法で付着され得る。流体不透過性バリア620の少なくとも一部分(例えば、流体不透過性バリア620の口)は、環状本体610と一体的に形成され、例えばワンピース構造を有し得る。このような例では、流体不透過性バリアの1つ以上の部分は、最初に形成されたときは開口しており、その後、フィルタバッグが取り付けられて密閉され得る。
流体不透過性バリア620は、実質的に円筒形又は円錐形を有し得る。例えば、流体不透過性バリア620は、流体不透過性バリア620の下部分よりも大きな外形寸法を有する上部分を含み得る。流体不透過性バリア620は、ポーチとして形成され得て、その縁部に沿って結合された対向する側面を有している。いくつかの例では、流体不透過性バリア620は、サンプ628を、流体不透過性バリア620の一部分に含み得て、使用中に排泄物収集デバイス390の重量測定的に低い部分に配置されるように意図される。サンプ628は、流体不透過性バリア620の部分であって、チャンバ内の流体をサンプ628において流体不透過性バリア620上に配置された1つ以上のポート640に向けるようなサイズ及び形状を有する部分を含み得る。例えば、サンプ628は、排泄物チャンバ626の上部分よりも狭い部分を含み得る。サンプ628は、排泄物チャンバ626内の側溝又はポケット、排泄物チャンバ626の円錐形の終端などであってもよい。
排泄物収集デバイス390は、必要に応じて、フィルタバッグ630を含み、それは排泄物チャンバ626内に配置され、環状本体610の開口部614を介して排泄物を受け取るように配置される。フィルタバッグ630は、流体不透過性バリア620の長さよりも短い長さを有し得る。したがって、フィルタバッグ630の底部は、流体不透過性バリア620の底部まで延びない。フィルタバッグ630は、実質的に円筒形で、閉じた底部をフィルタバッグ630の口の実質的に反対側に有し得る。いくつかの例では、フィルタバッグは円錐形である。いくつかの例では、フィルタバッグはポーチとして構成され、又はポーチのような形状である。フィルタバッグは、便中の液体排泄物から固体排泄物を濾過し、これにより、固体排泄物が排泄物収集デバイス390に取り付けられた排液管150(それを通して便から液体排泄物が除去される)に詰まるのを防ぐ。
フィルタバッグ630は、メッシュ材料で構成されたバッグ又はポーチを含み得る。メッシュ材料は、流体がそこを通過し、その中に固体を保持できるように選択された篩サイズを有する。篩サイズ(例えば、メッシュサイズ)は、少なくとも約5マイクロメートル(μm)のメッシュを含み、例えば、約5μm~約1,500μm、約100μm~約1000μm、約250μm~約500μm、約500μm~約1,000μm、約1,500μm未満、約400μm未満、又は約100μmより大きいメッシュを含み得る。フィルタバッグ630は継ぎ目がなくてもよい。フィルタバッグ630は、1つ以上のメッシュ材料の層を含み、例えば単層又は二重層である。
メッシュ材料は、ポリマ又は天然材料の繊維を含み得る。例えば、メッシュ材料は、ポリマの繊維を含み得て、例えばナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリクロロプレン、ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ(ビニルイミダゾール)、ラテックス、シラン(例えば、ハロゲン化アルキルシラン)、過フッ素化ポリマ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、クロロスルホン酸ポリオレフィン、ポリエチレンオキシド、上記のいずれかの混合物又はコポリマが挙げられる。メッシュは、綿などの天然繊維(例えば寒冷紗)で形成されてもよい。メッシュ材料は織布であっても不織布であってもよい。メッシュ材料は、上で開示された材料のいずれかのフェルトであってもよい。
フィルタバッグ630は、環状本体610又は流体不透過性バリア620に付着され得る。例えば、フィルタバッグ630は、開口部614とその外周との間で環状本体610に付着され得る。フィルタバッグ630は、環状本体610の下側に、環状本体610の外周と開口部614との間の点で付着されてもよい。このような例では、フィルタバッグ630は流体不透過性バリア620から離隔される。フィルタバッグ630を流体不透過性バリア620から離隔することによって、空間がフィルタバッグと流体不透過性バリアとの間に形成され、装着者の向きに関係なく、排泄物中の固体から液体を分離することができる。フィルタバッグ630の口は、環状本体610の下側に結合されてもよく、その結果、開口部614はフィルタバッグ630内に含まれる。フィルタバッグ630の口は、環状本体610に結合されて、開口部614を取り囲み得る。言い換えると、開口部614に通された排泄物は、最初にフィルタバッグ630内に処理され得る。フィルタバッグ630の口は、環状本体610の下側に、接着剤(例えば、任意の接着剤)、縫い合わせ、熱溶接、ステープル留め、一体形成などによって結合され得る。
フィルタバッグ630は、少なくとも開口部614に近接して環状本体610に付着され得る。フィルタバッグ630は、開口部614において環状本体610に付着され得る。例えば、フィルタバッグ630は、開口部614において環状本体に接着、縫い合わせ、ステープル留め、又はその他の方法で取り付けられてもよい。
フィルタバッグ630は、環状本体610に、環状本体610の外周で付着され得る。いくつかの例では(図示せず)、フィルタバッグ630は、環状本体610の上部(例えば、界面層612の外側に面する部分)に、例えば開口部614から排泄物チャンバ626の外に延在することによって付着され得る。
フィルタバッグ630は、その上端部に口を有する。いくつかの例では、フィルタバッグ630の口は、流体不透過性バリア620の口と少なくとも同じ幅であってもよい。したがって、フィルタバッグ630の口は、流体不透過性バリア620に、例えば流体不透過性バリア620の口において付着され得る。フィルタバッグ630の口は、流体不透過性バリア620に、接着剤(例えば、任意の接着剤)、縫い合わせ、熱溶接、ステープル留め、一体形成などによって結合され得る。
いくつかの例では、フィルタバッグ630は、流体不透過性バリア620にその内面に沿って、例えば、流体不透過性バリアの内径の周囲に口と流体不透過性バリア620の最下限との間の中間点において付着されてもよい。例えば、フィルタバッグ630は、環状本体及び流体不透過性バリア620の口から、流体不透過性バリア620の内面の一部分だけ離隔されてもよい。
排泄物収集デバイス390は、1つ以上のポート640を含む。1つ以上のポート640は、通路を備えて、排泄物チャンバ626を排液管150、真空源、又は流体貯蔵容器のうちの1つ以上と流体的に接続する。1つ以上のポート640は、流体不透過性バリア620上に配置される。1つ以上のポート640は、液体が排泄物チャンバ626内で集められると予想される場所又はその近くの位置に配置され得る。例えば、1つ以上のポート640は、流体不透過性バリア620上で、流体不透過性バリア620の重量測定的に低い点又はその近くにあると予想される(例えば、適切であり意図されている)位置に、使用中、例えば装着者が座り、横たわり、寄りかかり、立ち、又は任意の他の姿勢である場合に配置され得る。1つ以上のポート640は、流体不透過性バリア620の下部分にサンプ628で配置され得る。任意の数のポートが使用され得る。例えば、少なくとも単一のポート640は、流体不透過性バリア620内に配置されてもよい。
1つ以上のポート640は、排液管150(又は管)に接続するようなサイズ及び形状であり、排泄物チャンバ626内に収集された流体を除去する。例えば、1つ以上のポート640は、排泄物チャンバ626と流体連通し、排液管150を排泄物チャンバ626と流体連通に配置して、例えばそこから流体を除去ために使用される。1つ以上のポート640は、その中に排液管150を受け入れるようなサイズ及び形状であり、例えば雌型接続部であり得る。雌型接続部は、排液管150をその中に挿入できるようなサイズ及び形状であってもよい。1つ以上のポート640は、その上に排液管150を受け入れるように構成され、例えば雄型接続部(例えば、ニップル又は管接続部)であり得る。排液管150が1つ以上のポート640に接続されると、排液管150は、チャンバ626を、1つ以上のポート640を介して流体貯蔵容器380又は真空源のうちの1つ以上に流体的に結合する。
流体(例えば、排泄物からの液体)は、排泄物収集デバイス390の排泄物チャンバから排液管150を介して除去され得る。流体は、排液管150を通って流体貯蔵容器380に、例えば真空力又は重力などを介して移動し得る。複数のポート640からの排液管150は、マニホールド(図示せず)を介して単一ピースの排液管150に結合され得る。マニホールドは、排液管150と嵌合するための雄型又は雌型接続部を含み得る。
排泄物収集デバイス390の適切な例は、特許文献4に開示されており、その開示は、その内容全体が参照により本明細書に援用される。排泄物収集デバイスの更なる例は、本明細書に開示されるデバイス、システム、及び方法とともに使用され得て、例えばオストミーバッグ、嘔吐物バッグである。このようなデバイスは、排液管150に流体的に結合されて、集められた排泄物の少なくとも一部を排液管150から除去し得る。
再び図3に戻ると、排泄物収集デバイス又は流体収集デバイスのうちの少なくとも1つは、保持ポートによってマットレスパッド300に対して保持され、少なくとも1つの流体貯蔵容器380に少なくとも1本の排液管150を介して流体的に結合される。システム301は、特定の流体収集デバイス370及び排泄物収集デバイス390を備えて示されているが、そのようなデバイスは単なる例にすぎない。システム301又は本明細書に開示される任意のマットレスパッドは、市販の尿又は便収集デバイスとともに使用され得る。
流体貯蔵容器380は、体液を貯蔵するためのバッグ(例えば、排液バッグ)、剛性のボトル若しくはカップ(例えば、収集ジャー)、又は任意の他の密閉容器を含み得る。流体貯蔵容器(複数可)380は、例えば排液管150の一部分を介して、真空源(複数可)385に流体的に接続され得る。真空源(複数可)385は、流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390のうちの1つ以上から流体貯蔵容器(複数可)380内に、少なくとも1本の排液管150を介して流体を引き込むための真空を提供し得る。流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390のうちの1つ以上に集められた流体は、排液管150を通って流体貯蔵容器380の中に移動される。別個の接続を流体貯蔵容器380上の真空源385に有することによって、流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390から除去された流体は、真空源385に入るのを防止され得る。
真空源385は、手動真空ポンプ、電動真空ポンプ、ダイヤフラムポンプ、遠心ポンプ、容積型ポンプ、磁気駆動ポンプ、蠕動ポンプ、又は真空を生成するように構成された任意のポンプのうちの1つ以上を含み得る。真空源385は、病室に見られるような壁に取り付けられた吸引ラインを含んでもよい。例において、真空源385は、電源コード(例えば、電源ソケットに接続される)、1つ以上の電池、又は手動電源(例えば、手動真空ポンプ)のうちの1つ以上によって給電され得る。真空源385は、スイッチ、ボタン、プラグ、リモート、又は真空源385を作動させるのに適した任意の他のアクチュエータのうちの1つ以上を含み得る。真空源385は、ユーザ(例えば、医療従事者、装着者、又は介護者)によって選択的に動作され得る。
本明細書に開示される任意のマットレスパッド又はその構成要素は、システム301で使用され得る。例えば、一部のマットレスパッドは、他のマットレスパッドよりも多くの詰め物を含み得る。
図7は、一実施形態による、排泄物を収集するためのシステム701の等角図である。図8は、一実施形態による、部分的に開いたカバーを備えた排泄物を収集するシステム701の等角図である。システム701は、マットレスパッド300、少なくとも1つの流体貯蔵容器380、少なくとも1つの真空源385、及び流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390のうちの少なくとも1つを含む。マットレスパッド700は、開閉可能な保持ポート720を含み、排液管(複数可)150と、流体収集デバイス370又は排泄物収集デバイス390の少なくとも1つをマットレスパッド700の少なくとも部分的に内側に格納、保持、及び保護する。マットレスパッド700は、その中に形成された1つ以上の凹部715を含み、流体収集デバイス370、排泄物収集デバイス390、少なくとも1つの真空源385(例えば、真空ポンプ)、少なくとも1つの流体貯蔵容器380、及び前述のいずれかを流体的に接続している排液管150を収納する。
マットレスパッド700は、パッド710を含む。パッド710は、カバー712と、カバー712内に配置された詰め物材料本体714とを含む。パッド710は、流体収集デバイス370、排泄物収集デバイス390、少なくとも1つの真空源385、少なくとも1つの流体貯蔵容器380、又は前述のいずれかを流体的に接続している排液管150のうちの1つ以上を少なくとも部分的に収容する厚さを有する。
カバー712は、1つ以上の態様において、布地112のシートと類似又は同一であり得る。例えば、カバー712は、綿、ポリマ(例えばポリエステル)、サテン、シルク、リネン、又はそれらの組み合わせ(例えばポリ綿)のうちの1つ以上で作られた繊維を有する布地を含み得る。カバー712の布地は、パッド710の最上面、例えばパッド710の患者に面する側の上にあってもよい。カバー712は、詰め物本体714を少なくとも部分的に覆うような、例えば詰め物本体714を包み込むようなサイズ及び形状であり得る。カバー712は、詰め物材料本体を保持するための再密封可能な布地容器を含む。例えば、カバー712は、ジッパ717又は別の選択的に閉鎖可能な留め具を含み、詰め物本体714上でカバー712を閉じ得る。ジッパ717は、マットレスパッド700の側部の少なくとも一部分の周りに延在し、カバー712内のマットレスパッド700の1つ以上の部分へのアクセスを可能にし得る。
図7に示すように、マットレスパッド700は、詰め物材料本体714の厚さに少なくとも部分的に起因して、マットレスパッド(例えば、トッパ)100、200、又は300よりも厚くてもよい。詰め物本体714は、1つ以上の態様、例えば構成要素、寸法などにおいて詰め物114と類似又は同一であってもよい。例えば、詰め物材料本体714は、綿繊維、羊毛繊維、紡績プラスチック繊維(例えば、ポリエステル)、羽毛、ポリマ発泡体などを含み得る。詰め物材料本体714は、固形体、充填材(例えば、小片)、又はパネルとして提供されてもよい。詰め物材料本体714は、少なくとも4cmの厚さ(非圧縮状態の場合)、例えば、4cm~15cm、4cm~8cm、8cm~12cm、12cm~15cm、15cm未満、10cm未満、又は10cm超であってもよい。詰め物材料本体714は、上面に最も近いなど、その最外面近くでより圧縮可能であり得る。したがって、詰め物材料本体714は、その上の患者に快適さを提供し、患者がパッド710内に配置された構成要素を感じることができるのを妨げるか、又は鈍くさせ得る。
詰め物材料本体714は、その中に形成された1つ以上の凹部715を含み、その中に構成要素を保持する。1つ以上の凹部715の少なくとも一部は、流体収集デバイス370若しくは排泄物収集デバイス390、流体貯蔵容器380(例えば、尿貯蔵容器、便貯蔵容器など)、又は真空源385をその中に保持するようなサイズ及び形状であり得る。例えば、1つ以上の凹部715は、保持ポート720内(例えば下)などの中央領域に配置され、パッド710内に流体収集デバイス370及び排泄物収集デバイス390を収容し得る。1つ以上の凹部715は、使用時にマットレス(その上にマットレスパッド700が置かれる)の足端部の近くに配置されることが予想される(例えば、適切であり、意図される)詰め物材料本体714の領域に配置され得る。例えば、1つ以上の凹部715は、足端領域に配置され、流体貯蔵容器380(例えば、尿貯蔵容器、便貯蔵容器など)又は真空源385のうちの1つ以上をその中に収容し得る。凹部715を足端領域に配置することにより、その中の内容物は、患者がマットレスパッド700上に横たわるときに患者に不快感を生じさせないようにでき、それは、足と脚の比較的軽い重量がマットレスパッド700を胴体ほどに圧縮しないためである。いくつかの例では、流体収集デバイス370、排泄物収集デバイス390、流体貯蔵容器380、又は真空源385(例えば、真空ポンプ)のうちの1つ以上を収容するための1つ以上の凹部715は、パッド710内の任意の場所、例えばマットレスパッド700の周縁部、マットレスパッド700の頭部などに配置され得る。
1つ以上の凹部715の少なくとも一部は、その中に排液管150を収容するようなサイズ及び形状の接続凹部719を介して接続され得る。接続凹部719は、凹部715のいずれかの間に配置されてもよい。いくつかの例では、接続凹部719は、詰め物本体714のトンネルとして構成され得る。1つ以上の凹部715及び接続凹部719のうちの少なくともいくつかは、カバー712を開けることによってアクセス可能である。例えば、カバー712は、ジッパを外して開口し、1つ以上の凹部715、1つ以上の接続凹部719、及びそれらの内容物を露出させ得る。このような例では、流体貯蔵容器(複数可)380の内容物(例えば、尿と排泄物)は隠されて見えないようにされ、患者及び訪問者に当惑を与えることがない。
詰め物材料本体714は、2つ以上の部分、例えば図8に示されるように上本体及び下本体を含み得る。1つ以上の凹部715及び接続凹部719は、詰め物本体の上本体及び下本体に形成され得る。いくつかの例では、1つ以上の凹部715及び接続凹部719は、詰め物の下本体にのみ形成され、詰め物の上本体はその上に配置され得る。カバー712を開けると、上本体と下本体は分離され、1つ以上の凹部715及び接続凹部719の内容物を確認又は交換し得る。例えば、流体貯蔵容器380は、カバー712を開けることによって交換又は確認され得る。
パッド710は、流体不透過性シート716をカバー712内又はカバー712上に含み得る。例えば、パッド710は、流体不透過性シート716を、カバー712と詰め物材料本体714との間に、例えば少なくともその上部の(例えば、患者に面する)表面上に配置して含み得る。いくつかの例では、カバー712は、少なくとも保持ポート720を横切って配置された流体不透過性シート716を含み得る。流体不透過性シート716は、1つ以上の態様において流体不透過性シート116又は160と同様又は同一であり得る。
保持ポート720は、カバー712上、例えばカバー712の中央領域に配置される。保持ポート720は、1つ以上の態様において、保持ポート120又は320と同様又は同一であり得る。保持ポート720は、1つ以上のリテーナ722を、その外側境界の周囲に(及び少なくとも部分的に外側境界を画定して)配置して含む。1つ以上のリテーナ722は、1つ以上の態様において、1つ以上のリテーナ122と類似又は同一である。例えば、1つ以上のリテーナ722は、リテーナ122に関して本明細書で開示されるような留め具を備えた第1及び第2のストリップを含んでもよい。
保持ポート720は、開閉可能な部分721を含み得る。開閉可能な部分721は、カバー712の一部分、例えば保持ポート720内のカバー712の部分を含み得る。例えば、流体不透過性シート716は、取り外し可能であり、その中の詰め物材料本体714にアクセスし得る。保持ポート720は、その中間領域又は一部分(例えば、中央領域)にカバー712に取り付けられた流体不透過性シート716を含む。例えば、開閉可能な部分721は、下面用に流体不透過性シート716を含み、上面用にカバー712を含み得る。図7に示すように、開閉可能な部分721は、詰め物材料本体714に対して、1つ以上のリテーナ722によって、又は開閉可能な部分721に特有の1つ以上のリテーナによって保持され得る。図8に示すように、開閉可能な部分721を持ち上げて、その下の詰め物材料本体714を露出させ得る。開閉可能な部分721は、カバー712及び/又は流体不透過性シート716を、1つ以上のリテーナ722、又は開閉可能な部分721に特有の1つ以上のリテーナに取り付けることによって閉じることができる。カバー712は、1つ以上の開口部を保持ポート720などに含み、使用時に排液管150が通過するのを可能にし得る。
図7及び図8に示される構成要素はまた、排泄物収集システムを表す。排泄物収集システムを利用して、ベッド、例えば病院のベッドにいる患者から流体及び排泄物を収集し得る。
図9は、一実施形態による、排泄物を収集する方法900のフロー図である。方法900は、ブロック910を含み、「中央領域に置かれた保持ポートを有するマットレスパッドを使用し、少なくとも1本の排液管を保持ポートに配置すること」を詳述する。ブロック910の後にはブロック920が続き得て、「少なくとも1本の排液管を保持ポートに固定すること」を詳述する。ブロック920の後にはブロック930が続き得て、「少なくとも1本の排液管を流体貯蔵容器、真空源、流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に接続すること」を詳述する。方法900のブロック910、920、930は、例示を目的としたものである。例えば、ブロックは変更、追加、分割、又は結合され得る。一例では、方法900のブロック910、920、930のうちの1つ以上は、方法900から省略されてもよい。ブロック910、920、又は930のいずれかは、本明細書に開示されるマットレスパッドのいずれかの使用を含み得る。
ブロック910は、「中央領域に置かれた保持ポートを有するマットレスパッドを使用し、少なくとも1本の排液管を保持ポートに配置すること」を詳述する。マットレスパッドは、本明細書に開示されるマットレスパッドのいずれかを含み得て、その構成要素のいずれかを含んでいる。保持ポートは、本明細書に開示される保持部分のいずれかを含み得て、その構成要素のいずれかを含んでいる。例えば、保持ポートは、本明細書に開示されるリテーナ、フラップなどのいずれかを含み得る。保持ポートは、その外側境界の周りに配置された1つ以上のリテーナを含んでもよく、1つ以上のリテーナは、保持ポートに対して1つ以上の物体を保持するように構成される。1つ以上のリテーナは、面ファスナを含み得て、少なくとも1本の排液管を保持ポート内に配置することは、少なくとも1本の排液管の一部分を面ファスナの間、例えば面ファスナ(又は他の留め具)を有する第1のストリップと第2のストリップとの間に配置することを含み得る。
保持ポートは、本明細書に開示されるように1つ以上のフラップを含んでもよく、少なくとも1本の排液管を保持ポート内に配置することは、排液管を1つ以上のフラップの下に配置することを含み得る。排液管は、1つ以上のフラップの下のマットレスパッドの側面からマットレスパッドの中央領域まで延在し得る。
いくつかの例では、マットレスパッドは、カバーと、カバー内に配置された詰め物材料本体とを含み得て、詰め物材料本体は、その中に形成された1つ以上の凹部を含んで、その内部に構成要素を保持する。1つ以上の凹部の少なくとも一部は、流体貯蔵容器、真空ポンプ、便貯蔵容器、流体収集デバイス、又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上を保持するようなサイズ及び形状である。保持ポートはカバー上に配置されてもよい。このような例では、少なくとも1本の排液管を保持ポート内に配置することは、少なくとも1本の排液管の一部分を、1つ以上の凹部を通して引っ張ることを含み得る。例えば、少なくとも1本の排液管は、マットレスパッドの内側の凹部から引っ張られて、その外側に延在し、マットレスパッド上の患者から流体を収集するのに使用され得る。いくつかの例では、方法900は、流体収集デバイス、排泄物収集デバイス、流体貯蔵容器(例えば、尿貯蔵容器又は便貯蔵容器)、真空ポンプのうちの1つ以上を、マットレスパッド又はその中の1つ以上の凹部から除去することを含み得る。
ブロック920は、「少なくとも1本の排液管を保持ポートに固定すること」を詳述する。少なくとも1本の排液管を保持ポートに固定することは、第1及び第2のストリップをそれらの間の排液管(複数可)上で閉じることを含み得る。例えば、第1及び第2のストリップ上の面ファスナは互いに閉じられ、フックをループに結合して、それらの間の排液管(複数可)を保持ポートに対して所定の位置に固定し得る。いくつかの例では、少なくとも1本の排液管を保持ポートに固定することは、排液管(複数可)上で保持ポートのフラップを閉じることを含み得る。フラップは、留め具(例えば、面ファスナ)を介してパッドに固定されてもよい。したがって、少なくとも1本の排液管を保持ポートに固定することは、フラップ及び/又は第1及び第2のストリップの留め具を取り付けることを含み得る。
ブロック930は、「少なくとも1本の排液管を流体貯蔵容器、真空源、流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に接続すること」を詳述する。少なくとも1本の排液管を流体貯蔵容器、真空源、流体収集デバイス、又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に接続することは、流体貯蔵容器を真空源、流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に流体的に接続することを含み得る。排液管が、流体貯蔵容器、真空源、流体収集デバイス、又は排泄物収集デバイスに流体的に接続された後に、同時に、又は前に、排液管を保持ポート内に配置し得る。
方法900は、マットレスパッドをマットレス上に配置することを含み得る。マットレスパッドをマットレス上に配置することは、マットレスパッドをマットレスに、例えば取り付け具(例えば、シートストラップ、クリップなど)を使用して固定することを含み得る。
方法900は、1つ以上の生理用(ベッド)パッドを保持ポートに配置することを含み得る。生理用パッドはチャックなどを含んでもよい。生理用パッドは、保持ポートに、例えば1つ以上のリテーナを介して固定され得る。
方法900は、流体収集デバイスの開口部を患者の尿道の上に配置することを含み得る。したがって、装着者の尿道を通過した流体は、流体収集デバイス内に捕捉され得る。
方法900は、排泄物収集デバイスの開口部を患者の肛門又は瘻孔の上に配置することを含み得る。したがって、肛門又は瘻孔を通過した排泄物は、開口部を通って排泄物収集デバイスに入り得る。排泄物収集デバイスの開口部を装着者の肛門又は瘻孔の上に配置することは、環状本体を装着者、例えば装着者の臀裂に接着することを含み得る。
方法900は、体液又は排泄物のうちの1つ以上を、流体収集デバイス又は排泄物収集デバイス内に受け取ることを含み得る。方法900は、流体を、流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上から除去することを含み得る。流体を除去することは、流体を、1つ以上のポート及び排液チューブ又は管を通して、例えば重力又は真空を介して除去することを含み得る。真空は、真空源を用いて選択的に印加され、そこから流体(複数可)を除去し得る。例えば、患者又は使用者(例えば、医療専門家)は、真空源を作動させて液体(複数可)を除去し得る。
いくつかの例では、方法900は、流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上から除去された流体(複数可)を、例えばそれらに流体的に接続された流体貯蔵容器(複数可)の中に収集することを含み得る。流体貯蔵容器は、本明細書に開示される流体貯蔵容器のいずれかを含み得る。収集された流体は、定量化又は分析され得る。
いくつかの例では、方法900は、例えばフィルタバッグが満杯になった場合に、流体収集デバイスを新しい流体収集デバイスに交換するか、又は排泄物収集デバイスを新しい排泄物収集デバイスに交換することを含んでもよい。いくつかの例では、方法900は、例えば流体貯蔵容器が満杯になった場合に、流体収集容器(複数可)を新しい流体収集容器(複数可)に交換することを含んでもよい。
本明細書に開示されるマットレスパッドにより、医療専門家は排泄物及び流体収集デバイス用のチューブを管理することができ、排泄物及び流体収集デバイスをマットレスパッドに対して保持することができ、患者が排液管の上に横たわることを防止することにより患者に快適さを提供し、マットレスパッドの下のマットレス及び/又は寝具の汚れを防ぐ。
様々な態様及び実施形態が本明細書に開示されるが、別の態様及び実施形態が考えられる。本明細書に開示される様々な態様及び実施形態は、例示を目的とするものであり、限定することを意図するものではない。開示された実施形態のいずれかの特徴は、制限なく互いに組み合わせて使用され得る。

Claims (40)

  1. 排泄物を収集するためのマットレスパッドであって、
    マットレスの少なくとも一部分を覆うようなサイズ及び形状のパッド、
    前記パッドの領域に置かれた保持ポートであって、その外側境界の周囲に配置された1つ以上のリテーナを含み、前記1つ以上のリテーナは、前記保持ポートに対して1つ以上の物体を保持するように構成されている、保持ポート、及び、
    前記パッド上に配置された1つ以上の取り付け具であって、前記パッドを前記マットレスに少なくとも一時的に取り付けるように構成されている、1つ以上の取り付け具、
    を備える、マットレスパッド。
  2. 前記パッドは布地のシートをその最上面に含む、請求項1に記載のマットレスパッド。
  3. 前記パッドは前記布地のシートの下に配置された詰め物を含む、請求項1~2のいずれかに記載のマットレスパッド。
  4. 前記パッドは流体不透過性シートを含む、請求項1~3のいずれかに記載のマットレスパッド。
  5. 前記流体不透過性シートは少なくとも前記保持ポートを横切って延在する、請求項4に記載のマットレスパッド。
  6. 前記保持ポートの前記1つ以上のリテーナは、前記保持ポートの前記外側境界の少なくとも一部分の周囲に配置された面ファスナを含む、請求項1~5のいずれかに記載のマットレスパッド。
  7. 前記面ファスナは、前記マットレスパッド上に前記保持ポートの前記外側境界の周囲で配置されたフック留め具を有する第1の部分と、前記面ファスナの前記第1の部分の形状に対応する境界ストリップ上に配置されたループ留め具を有して前記外側境界を少なくとも部分的に画定する第2の部分であって、前記第1の部分から取り外し可能である第2の部分とを有する、請求項6に記載のマットレスパッド。
  8. 前記保持ポートの前記1つ以上のリテーナは、前記保持ポートの前記外側境界の少なくとも一部分の周囲に配置されたボタン、スナップ、ジッパ、又は磁石のうちの1つ以上を含む、請求項1~7のいずれかに記載のマットレスパッド。
  9. 前記保持ポートは、患者の骨盤領域をその上に保持するように予想される前記マットレスパッドの中央領域に置かれる、請求項1~8のいずれかに記載のマットレスパッド。
  10. 前記パッド又は前記保持ポートのうちの1つ以上は、その中に1つ以上の開口部であって、そこを通過する排液管を収容するサイズと形状の1つ以上の開口部を含む、請求項1~9のいずれかに記載のマットレスパッド。
  11. 前記パッドは、カバーと前記カバー内に配置される詰め物材料本体を含む、請求項1~10のいずれかに記載のマットレスパッド。
  12. 前記カバーは、前記詰め物材料本体を保持するための再密封可能な容器を含む、請求項11に記載のマットレスパッド。
  13. 前記保持ポートは、前記カバー上に配置される、請求項11~12のいずれかに記載のマットレスパッド。
  14. 前記カバーは、少なくとも前記保持ポートを横切って配置される流体不透過性シートを含む、請求項11~13のいずれかに記載のマットレスパッド。
  15. 前記詰め物材料本体は、その中に形成された1つ以上の凹部を含み、その中に構成要素を保持する、請求項11~14のいずれかに記載のマットレスパッド。
  16. 前記1つ以上の凹部の少なくとも一部は、前記保持ポートの下に配置される、請求項15に記載のマットレスパッド。
  17. 前記1つ以上の凹部の少なくとも一部は、その中に流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスを保持するようなサイズ及び形状である、請求項15~16のいずれかに記載のマットレスパッド。
  18. 前記1つ以上の凹部の前記少なくとも一部は、使用時にマットレスの足端近くに配置されるのに適し、意図される前記詰め物材料本体の領域に配置される、請求項15~17のいずれかに記載のマットレスパッド。
  19. 前記1つ以上の凹部は、流体貯蔵容器、真空ポンプ、又は便貯蔵容器のうちの1つ以上を保持するようなサイズ及び形状である、請求項18に記載のマットレスパッド。
  20. 前記1つ以上の凹部の少なくとも一部は、その中に排液管を収容するようなサイズ及び形状の接続凹部を介して接続される、請求項19に記載のマットレスパッド。
  21. 前記1つ以上の凹部の前記少なくとも一部は、前記カバーを開けることによってアクセス可能である、請求項11~20のいずれかに記載のマットレスパッド。
  22. 前記保持ポートは、前記カバーにその中央領域で取り付けられた流体不透過性シートを含む、請求項11~21のいずれかに記載のマットレスパッド。
  23. 前記流体不透過性シートは、その下の前記詰め物材料本体にアクセスするために取り外し可能である、請求項22に記載のマットレスパッド。
  24. 排泄物収集システムであって、
    請求項1~23のいずれかに記載のマットレスパッド、
    流体を保持するように構成された少なくとも1つの流体貯蔵容器、
    排泄物収集デバイス又は流体収集デバイスのうちの少なくとも1つであって、前記マットレスパッドに対して保持ポートによって保持され、前記少なくとも1つの流体貯蔵容器に少なくとも1本の排液管を介して流体的に結合される、排泄物収集デバイス又は流体収集デバイスのうちの少なくとも1つ、及び、
    前記少なくとも1つの前記流体貯蔵容器又は前記少なくとも1つの排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に、前記少なくとも1本の排液管を介して流体的に結合された真空源であって、流体を、前記少なくとも1つの流体貯蔵容器の中に、前記排泄物収集デバイス又は前記流体収集デバイスのうちの少なくとも1つから、前記少なくとも1本の排液管を介して引き込むように構成される、真空源、
    を備える、排泄物収集システム。
  25. 前記流体収集デバイスは、
    外面及び内面を有する流体不透過性バリアであって、前記内面は少なくとも部分的にチャンバを画定し、前記流体不透過性バリアはまた、それを通って延在する開口部を画定し、前記開口部は尿道に隣接して配置されるように構成される、流体不透過性バリア、
    前記チャンバ内に少なくとも部分的に配置された多孔性材料、及び、
    前記チャンバに流体的に接続される前記少なくとも1本の排液管、を含む、
    請求項24に記載の排泄物収集システム。
  26. 前記多孔性材料は、流体透過性支持体と、前記流体透過性支持体の少なくとも一部分の上に配置された流体透過性膜とを含む、請求項25に記載の排泄物収集システム。
  27. 前記少なくとも1つの排泄物収集デバイスは、
    内部に開口部を画定する環状本体であって、装着者の肛門又は瘻孔の上に配置されて前記開口部を前記肛門又は前記瘻孔の周囲に位置決めするように構成された環状本体、
    前記環状本体に付着された流体不透過性バリアであって、外面及び内面を有し、前記内面が前記流体不透過性バリア内に排泄物チャンバを少なくとも部分的に画定する流体不透過性バリア、及び、
    前記排泄物チャンバに流体的に接続される前記少なくとも1本の排液管、を含む、
    請求項24~26のいずれかに記載の排泄物収集システム。
  28. 前記排泄物収集デバイスは、前記流体不透過性バリア上に配置された1つ以上のポートを含み、前記1つ以上のポートは前記少なくとも1本の排液管に取り付けられる、請求項27に記載の排泄物収集システム。
  29. 前記1つの排泄物収集デバイス又は流体収集デバイスのうちの少なくとも1つ以上は、前記マットレスパッドに対して、前記保持ポート内に保持されている前記少なくとも1本の排液管を介して保持される、請求項24~28のいずれかに記載の排泄物収集システム。
  30. マットレスパッドを利用する方法であって、
    その領域に置かれた保持ポートを有するマットレスパッドを使用し、前記保持ポート内に少なくとも1本の排液管を配置すること、
    前記少なくとも1本の排液管を前記保持ポートに固定すること、及び、
    前記少なくとも1本の排液管を、流体貯蔵容器、真空源、流体収集デバイス、又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に接続すること、
    を含む、方法。
  31. 前記保持ポートは、その外側境界の周囲に配置される1つ以上のリテーナを含み、前記1つ以上のリテーナは1つ以上の物体を前記保持ポートに対して保持するように構成されている、請求項30に記載の方法。
  32. 前記1つ以上のリテーナは面ファスナを含み、
    前記少なくとも1本の排液管を前記保持ポートに配置することは、前記少なくとも1本の排液管の一部分を前記面ファスナの間に配置することを含む、
    請求項31に記載の方法。
  33. 前記マットレスパッドは、カバーと前記カバー内に配置された詰め物材料本体を含み、前記詰め物材料本体は、その中に形成された1つ以上の凹部を含み、その中に構成要素を保持し、
    前記保持ポートは前記カバー上に配置され、
    前記少なくとも1本の排液管を前記保持ポート内に配置することは、前記少なくとも1本の排液管の一部分を、前記1つ以上の凹部を通して引っ張ることを含む、
    請求項30~32のいずれかに記載の方法。
  34. 前記1つ以上の凹部の少なくとも一部は、流体貯蔵容器、真空ポンプ、便貯蔵容器、流体収集デバイス、又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上を保持するようなサイズ及び形状である、請求項33に記載の方法。
  35. 流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上を、前記1つ以上の凹部から除去することを更に含む、請求項34に記載の方法。
  36. 流体貯蔵容器、真空ポンプ、便貯蔵容器のうちの1つ以上を、前記マットレスパッドから除去することを更に含む、請求項34~35のいずれかに記載の方法。
  37. 前記マットレスパッドをマットレス上に配置することを更に含む、請求項30~35のいずれかに記載の方法。
  38. 1つ以上の生理用パッドを前記保持ポートに置くことを更に含む、請求項30~36のいずれかに記載の方法。
  39. 体液又は排泄物のうちの1つ以上を、前記流体収集デバイス又は排泄物収集デバイス内に受け取ることを更に含む、請求項30~37のいずれかに記載の方法。
  40. 真空を、前記真空源を用いて前記流体収集デバイス又は排泄物収集デバイスのうちの1つ以上に印加し、そこから体液又は排泄物のうちの1つ以上を除去することを更に含む、請求項30~37のいずれかに記載の方法。
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