JP2024505191A - 制御されたテクスチャ面を有するエンドポイント窓 - Google Patents

制御されたテクスチャ面を有するエンドポイント窓 Download PDF

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Abstract

反復パターン化フィーチャを含む制御されたテクスチャ面を有する化学機械的ポリッシングパッド窓。窓は結果として、CMPパッドの寿命全体にわたって一貫したISRMmax-min特性値を提供することにより、エンドポイント検出と現場速度モニタリングとを改善する。本発明による窓を有する化学機械ポリッシングパッドも提供される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年1月25日付けで出願された「ENDPOINT WINDOW WITH CONTROLLED TEXTURE SURFACE(制御されたテクスチャ面を有するエンドポイント窓)」と題する米国仮出願第63/141,368号の、米国特許法第119条による優先権を主張する。これは参照することにより本明細書中に援用される。
本開示は大まかに言えば化学機械平坦化に関し、そしてより具体的には、制御されたテクスチャ面を有するエンドポイント窓に関する。
シリコンウエハー上に導電層、半導電層、及び/又は絶縁層を連続して堆積することにより、基板上に集積回路が典型的には形成される。種々の製作プロセスが、基板上のこれらの層のうちの少なくとも1つの層を平坦化することを必要とする。例えば、ある特定の用途(例えばパターン化層のトレンチ内にビア、プラグ、及びラインを形成するために金属層をポリッシングする用途)の場合、パターン化層の上面が露出するまで上層が平坦化される。他の用途(例えばフォトリソグラフィのための誘電層の平坦化)では、所期厚が下層上に残るまで、上層がポリッシングされる。化学機械ポリッシングと呼ばれることもある化学機械平坦化(chemical mechanical planarization)(CMP)は、1つの平坦化法である。この平坦化法は典型的には、キャリアヘッド上に取り付けられる基板に関与する。基板の露出面は典型的には回転プラテン上のポリッシングパッドに当て付けられる。キャリアヘッドは基板上に制御可能な荷重(例えば作用力)を提供することにより、基板を回転するポリッシングパッドに押し付ける。ポリッシング液、例えば研磨粒子を有するスラリーを、ポリッシング中にポリッシングパッドの表面上に置くこともできる。
いくつかの事例では、CMPパッドは、ポリッシングプロセスの現場モニタリングを可能にするために窓を含んでよい。例えば、レーザー光を窓に通し、CMPを介して除去される材料から反射させ、そして反射した光の強度を用いて、エッチングプロセスが完了するとそれを判定することができる。反射材料(例えば金属)が除去されると、ウエハーから反射する光の量は減少する。この減少は、窓を通って戻るレーザー光の強度を経時的にモニタリングすることにより観察され、そしてこの減少を用いて、エッチングプロセスのエンドポイントを検出する(すなわち、反射材料がウエハーの表面から完全に除去されるとそれを判定する)ことができる。
本開示は、信頼性の高いCMPエンドポイント検出が、微調整された初期パーセントレーザー光透過率を有する窓を必要としていること、そしてこの透過率がパッドの寿命全体を通してできる限り安定したままであるべきであることを認識する。従来のCMPパッド用窓は、ポリッシングプロセスを正確に且つ信頼性高くモニタリングするための要件を満たさず、その結果、プロセスの非効率が生じ、収率が低下する。CMPパッド内の従来の窓は、使用中、透過率の著しい変化を被りやすい。例えば、CMPワークフローの一部として使用されるダイアモンド・コンディショナーは、窓表面をスクラッチ且つ/又は除去し、これにより窓を通る光透過率を変化させることがある。本開示は、連続した使用及び/又はコンディショニング後に窓が薄くなると、窓は使用中に変形しやすくなり、結果として望まれない測定のばらつきを招く。これは、増大するISRMmax-min特性によって定量化することができる(図6C及び表1及び下記対応記述内容参照)。いくつかの事例では、ウエハーの表面を走査することにより、反射材料が特定のウエハー領域から除去されるとそれを判定することができる。従来の窓は、材料が除去されていないときでも、ウエハー表面の種々異なる領域で測定された光強度のばらつきをもたらすことがある(図1C及び下記対応記述内容参照)。本開示はまた、光透過率が、CMPモニタリング及びエンドポイント検出のために使用される検出器の特性に基づいて判定される閾値レベルを下回るべきであるだけでなく、窓の表面上の反復パターンの存在が経時的な測定のばらつきを低減し、その結果、低減した、そしてより一貫したISRMmax-min特性値をもたらすことをも認識している。光透過率があまりにも高いと、検出器は飽和するようになり、信号が不安定であり且つ/又は信頼性が高くないおそれがある。しかしながら、たとえ窓が十分に低い光透過率を提供しても、この透過特性自体は、CMPパッドの寿命全体にわたって信頼性の高い測定(例えば一貫したISRMmax-min特性値)を提供するには一般的には十分でない。
本開示は、エンドポイント検出及び現場速度モニタリングのための改善された窓を提供する。この独自のCMPパッド窓は、上記のものを含む従来のCMPパッド窓技術の問題点に対する解決手段を提供する。本開示に記載されたCMPパッド窓は、反復パターン化フィーチャを含む制御されたテクスチャ面、例えば窓の少なくとも1つの表面上の固有のテクスチャを有している。例えば、反復パターン化フィーチャ(例えばマイクロパターン化テクスチャ)を含む制御されたテクスチャ面をCMPパッド窓の底面上に設けることにより、CMPパッド窓を通過する光を拡散することができる。反復パターンは光拡散テクスチャを提供する。反復パターン化フィーチャは、射出成形、レーザー切断、及び/又は任意の他の機械加工又は表面パターン化技術を用いて調製することができる。新規のCMPパッド窓は、信頼性が高く且つ再現可能な除去速度モニタリング及びエンドポイント検出を可能にする。本開示はまた、CMPパッド窓のために使用された材料上に表面テクスチャを調製するための新規の方法を含む。これらの方法は、窓テクスチャのより正確な調整と、窓を通る光の透過とを容易にする。これらは両方とも、信頼性の高い改善された性能をもたらすのに極めて重要である。方法は、射出成形、機械加工(例えば適宜の直径のエンドミルビット、レーザー加工)、及び/又は任意の他の適宜の技術を伴ってよい。
1実施態様では、化学機械平坦化(CMP)パッドのための窓が、光透過性の材料を含む(例えば光透過性の材料から形成されている)。窓の第1面が、反復パターン化テクスチャ又はフィーチャを有している。第1面は、CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板とは接触しない、CMPパッドの底面に対応して(例えば底面と同じ方向に向いて)よい。
測定される窓のISRMmax-min特性値は閾値(例えば1%、0.5%、又は0.3%)を下回ってよい。ISRMmax-min特性値は、反射材料を含むウエハーの表面全体にわたって測定された最大パーセント強度と最小パーセント強度との差であってよい。窓のISRMmax-min特性値は、1つ又は2つ以上のウエハーを所定の時間にわたって化学機械平坦化するためにCMPパッド窓を使用した後(例えばCMPパッドの有効寿命の終了時に)、閾値量(例えば5%、10%、25%、又は50%)未満の量だけ変化してよい。
反復パターン化フィーチャは、窓を通過する光を拡散するように形成されている。反復パターン化フィーチャは規則的に間隔を置いた隆起フィーチャを含んでよい。窓は幅と、幅よりも小さい長さとを有してよい。幅と長さとは、例えば、(窓が方形であれ、丸みを帯びた方形であれ、楕円形であれ、又は任意の他の形状であれ)窓の物理的寸法を特徴付けてよい。一例としては、反復パターン化フィーチャは、窓の幅の方向に対して平行な、規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合と、前記規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合に対して所定の角度(20°~60°)を成す、規則的に間隔を置いた隆起ラインから成る第2集合とを含んでよい。別の例としては、反復パターン化フィーチャが、窓の幅の方向に対して第1角度(例えば45°)を成す、第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第1集合と、ラインの第1集合に対して第2角度(例えば90°)を成す、第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第2集合とを有するクロスハッチ・テクスチャを含んでよく、第1角度は第2角度とは異なる。
別の実施態様では、化学機械平坦化(CMP)パッドが、CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板と接触する上面と、上面とは反対側の底面と、上面と関連付けされた上側と、前記底面と関連付けされた底側との間を光が通過するのを可能にする窓とを含む。窓は光透過性材料を含む。窓の第1面が反復パターン化テクスチャ又はフィーチャを有している。第1面は、CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板とは接触しない、CMPパッドの底面に対応して(底面と同じ方向に向いて)よい。
測定される窓のISRMmax-min特性値は閾値(例えば1%、0.5%、又は0.3%)を下回ってよい。ISRMmax-min特性値は、反射材料を含むウエハーを横切って測定された最大パーセント強度と最小パーセント強度との差であってよい。窓のISRMmax-min特性値は、1つ又は2つ以上のウエハーを所定の時間にわたって化学機械平坦化するためにCMPパッド窓を使用した後(例えばCMPパッドの有効寿命の終了時に)、閾値量(例えば5%、10%、25%、又は50%)未満の量だけ変化してよい。
反復パターン化テクスチャ又はフィーチャは、窓を通過する光を拡散するように形成されている。反復パターン化フィーチャは規則的に間隔を置いた隆起フィーチャを含んでよい。窓は幅と、幅よりも小さい長さとを有してよい。幅と長さとは窓の物理的寸法を特徴付けてよい(例えば、窓が方形であれ、丸みを帯びた方形であれ、楕円形であれ、又は任意の他の形状であれ)。一例としては、反復パターン化フィーチャは、窓の幅の方向に対して平行な、規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合と、規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合に対して所定の角度(20°~60°)を成す、規則的に間隔を置いた隆起ラインから成る第2集合とを含んでよい。別の例としては、反復パターン化フィーチャが、窓の幅の方向に対して第1角度(例えば45°)を成す、第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第1集合と、ラインの第1集合に対して第2角度(例えば90°)を成す、第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第2集合とを有するクロスハッチ・テクスチャを含んでよく、第1角度は第2角度とは異なる。
本開示の理解を助けるために、添付の図面と関連する下記説明がここで参照される。
図1Aは、化学機械平坦化(CMP)のためのシステムの例を示す概略図である。 図1Bは、現場速度モニタリング及びエンドポイント検出のために使用される、図1Aに示されたシステムの一部を示す概略図である。 図1Cは、種々異なるCMPパッド窓を使用したCMPプロセス例中の、ウエハー直径に対する検出された強度を示すプロット例である。 図2は、窓を含むCMPパッド例を示す概略図、及び窓のテクスチャ面を示す拡大図である。 図3A、3B、及び3Cは、CMPパッド窓のための表面テクスチャ例を示す概略図である。 図3A、3B、及び3Cは、CMPパッド窓のための表面テクスチャ例を示す概略図である。 図3A、3B、及び3Cは、CMPパッド窓のための表面テクスチャ例を示す概略図である。 図3Dは、ランダムにテクスチャ化された表面を高倍率で示す断面概略図である。 図3E、3F、及び3Gは、CMP窓のパターン化テクスチャを高倍率で示す断面例の概略図である。 図3E、3F、及び3Gは、CMP窓のパターン化テクスチャを高倍率で示す断面例の概略図である。 図3E、3F、及び3Gは、CMP窓のパターン化テクスチャを高倍率で示す断面例の概略図である。 図4は、CMPパッドのための窓の例を形成するために、テクスチャ化表面を備えた2つの片の組み合わせを示す概略図である。 図5A及び5Bは、テクスチャ化表面を備えた窓を調製するための射出成形に際して使用される型の例を示す画像である。 図6A及び6Bは、CMPパッドのための種々異なる窓に関する、種々異なる波長におけるパーセント光透過率を示すプロットである。 図6A及び6Bは、CMPパッドのための種々異なる窓に関する、種々異なる波長におけるパーセント光透過率を示すプロットである。 図6CはCMPパッドの慣らし運転後、及びパッド寿命終了時のCMP窓例のISRMmax-min特性値を示す棒グラフである。 図7、8及び9は、CMPパッド窓及びこのような窓を含むCMPパッドを調製するプロセス例を示すフローチャートである。 図7、8及び9は、CMPパッド窓及びこのような窓を含むCMPパッドを調製するプロセス例を示すフローチャートである。 図7、8及び9は、CMPパッド窓及びこのような窓を含むCMPパッドを調製するプロセス例を示すフローチャートである。
最初に理解するべきなのは、本開示の実施態様の実施形態例を以下に説明するが、現在周知であろうとなかろうと、いかなる数の技術を用いても、本開示を実施し得ることである。本開示は、以下に説明する実施形態例、図面、及び技術に限定されるものでは決してない。加えて、図面は必ずしも原寸に比例するものではない。
エンドポイント検出を伴う化学機械平坦化システム
図1は、化学機械平坦化を実施するためのシステム100を示している。システム100はCMPパッド200を含み(「ポリッシングパッド」とも呼ばれる。図2及び下記対応記述内容も参照)、CMPパッドはプラテン102上に配置されるか、又はこれに取り付けられている。例えば、ポリッシングパッドをプラテン102に取り付けるために、接着層(図示せず)が使用されてよい。いくつかの実施態様では、プラテン102は化学機械平坦化中に回転させられてよい。ウエハー104(例えば上記導電層、半導電層、及び/又は絶縁層を有する又は有しないシリコンウエハー)が、回転可能なチャックのヘッド106に取り付けられている。ウエハー104は真空及び/又は可逆性接着剤(例えば化学機械平坦化中にウエハー104を所定の位置に保持するが、しかし化学機械平坦化後にはウエハー104がヘッド106から取り外されるのを可能にする接着剤)を使用して取り付けられてよい。図1に示されているように、化学機械平坦化中にウエハー104に圧力を加えてよい(例えばこれにより、ウエハー104の表面とポリッシングパッド200との接触を容易にする)。
ポリッシングパッド例200が図2に示され、下で詳細に説明される。手短に言えば、ポリッシングパッド200は一般に円形又はほぼ円形の形状を有する(すなわち上面、底面、及び湾曲縁部を備える)。ポリッシングパッド200はポリウレタンを含んでよい。ポリッシングパッド200は窓202を含む。窓202は所与の用途に適した任意の寸法であってよい。窓202は、図2~4に関連して下で詳細に説明するように、その上面及び底面上に特別に設計されたテクスチャを有してよい。例えば、窓202は一方の表面上に第1テクスチャを、そして他方の表面上には同じ又は異なるテクスチャを有してよい。いくつかの実施態様では、窓202は一方の表面上に反復パターン化フィーチャ及び/又は粗面化テクスチャを有し、他方の表面上に反復パターン化テクスチャを有してよい(図3A~C及び対応記述内容参照)。いくつかの実施態様では、窓202は上面に粗面化テクスチャを、そして底面に反復パターン化テクスチャを有している(図3A及び3Bの例参照)。いくつかの実施態様では、窓202は、上面及び底面の両方に機械加工されたクロスハッチ・パターンを有している(図3Cに示されたクロスハッチ・パターン例参照)。
窓202は大まかに言えばCMPパッド200に設けられたアパーチャ内に又はアパーチャに被さるように配置されている。図2Bの側面図に示されているように、レーザー112からの光が、窓202を通過するように導かれてよい。ポリッシングされるウエハー104の表面上の反射材料118から反射させられた光の一部が窓202を通って戻り、そして検出器114に達する。検出器114からの信号がコンピュータ116へ提供される。コンピュータは、光強度を経時的にモニタリングするように形成されている。コンピュータ116は、強度が所定の値に達するとエンドポイントに達したことを検出するように形成されていてよい(例えば、又はCMPプロセスが完了するとそれを判定するために、使用者がプロット150をモニタリングしてもよい)。
図1Cは、ウエハー104が窓202全体にわたって走査されたときの、ウエハー直径の関数としての光強度情報のプロット例150を示している。高度な微細加工プロセスは、ポリッシングプロセスがウエハー104の表面に沿った位置の関数としてモニタリングされることを必要とすることがある。これらの表面走査アプローチは、現場速度モニタリング(ISRM)と呼ばれることがある。例えば、ウエハーの表面のある特定の領域のポリッシング中に、種々異なる圧力が加えられることがあり、そしてその圧力は、現場速度モニタリングを通して得られた情報に基づいて判定することができる。このような高度ポリッシングプロセスの信頼性の高い性能は、ウエハー104の表面に沿った位置の関数としての一貫した且つ信頼性の高い信号を必要とする。(例えば本開示に記載された固有にテクスチャ化された窓202を使用して特に容易にされるように)窓202が適切に機能しているならば、均一な強度プロファイル152aが最初に見られ、そしてこれはCMPプロセスの完了に続いて、より低い値156aまで減少する。
ウエハー104の表面に沿った最大強度と最小強度との差154aは、本開示に記載された新規の窓202の場合には比較的小さな値である。例えば、本開示に記載された新規の窓202における差154aは、約1%、0.5%、0.1%、又はこれよりも小さい閾値(パーセント光透過率の単位)を下回り得る。この差154aは、窓202の寿命サイクル全体を通して安定であり得る(図6C及び下記表1参照)。この差154aは、本明細書中では現場速度モニタリング最小/最大特性値(ISRMmax-min特性値)とも呼ばれる。この比較的小さな変動(すなわち小さな差154aに基づく)は、ウエハー表面の種々異なるゾーン又は領域内のポリッシング除去速度をアクティブに制御するために、高度プロセッシング技術を利用することを容易にする。対照的に、従来の窓は一貫性のない強度プロファイル152bを有することがある。強度プロファイル152bはポリッシング中、経時的に減少する(従来のCMPパッド窓に関してはポリッシング完了後のプロファイル156b参照)。ウエハー104の表面に沿った最大強度と最小強度との差154bは、従来の窓202の場合には比較的大きい値であるので、高度CMPプロセスを信頼性高く実施することができない。
図1Aに戻ると、ポリッシングパッド200は任意の適宜の厚さと任意の適宜の直径を有していてよい(例えばこれにより、上記システム100のようなCMPシステムで採用される)。例えば、ポリッシングパッド200の厚さは、約0.5ミリメートル(mm)以下~5センチメートル(cm)超であってよい。いくつかの実施態様では、ポリッシングパッド200の厚さは、1mm~5mmであってよい。ポリッシングパッド直径は概ね、使用されるポリッシングシステム100のプラテン102の直径に合致するか又はこれよりもわずかに小さいように選択される。ポリッシングパッド200は概ね、均一又は均一に近い厚さ(例えばポリッシングパッドの半径方向の広がり全体にわたって、厚さ変化が50%、25%、20%、10%、5%、又はそれ未満を上回らない)を有している。
化学機械平坦化前及び/又は化学機械平坦化中にポリッシングパッド200の表面上にスラリー108を提供してよい。スラリー108は、(例えばウエハー104の表面から酸化ケイ素層を除去するために)平坦化されるべきウエハーのタイプ及び/又は層材料の平坦化に適した任意のスラリーであってよい。スラリー108は大まかに言えば流体と研磨剤及び/又は化学反応性粒子とを含む。任意の適宜のスラリー108を使用してよい。例えば、スラリー108は平坦化される表面から除去される1種又は2種以上の材料と反応してよい。コンディショナ110は、ポリッシングパッド200の表面をコンディショニングするように形成された装置である。コンディショナ110は大まかに言えば、ポリッシングパッド200の表面と接触し、そしてポリッシングパッド200のトップ層の一部を除去することにより、化学機械平坦化中のその性能を改善する。例えば、コンディショナ110は、ポリッシングパッド200の表面を粗面化してよい。
下で詳述するように、本開示に記載された固有にテクスチャ化された窓202は、スラリー108、ウエハー104、及び/又はコンディショナ110と接触するのに続いて、窓を通る光の透過率の変化を低減又は排除する。例えば、窓202の底面は、反復パターン化フィーチャ、例えば図6E~Gに示され下でより詳細に説明される反復パターン化テクスチャを有してよい。この反復パターン化フィーチャは、CMPパッド200の寿命全体を通した、ISRMmax-min特性値の一貫した測定及び低い値を容易にし得る。例えば、CMPパッド200及び窓202が使用中に薄くなるのに伴い、結果として窓202の運動及び/又は曲げが生じ得るようになる場合でさえ、ISRMmax-min特性値は本開示の新規の窓202と一致したままである(表1及び図6C及び下記対応記述内容も参照)。別の例としては、窓202の上面(すなわちCMPパッド200の使用中に晒される表面)のテクスチャは、コンディショナ110、スラリ108、及び/又はウエハー104との接触により発生するものを模倣したテクスチャを有してよい。
改善された窓を有するポリッシングパッド例
図2はCMPパッド200の例をより詳細に示す。CMPパッド200は、CMPプロセス中に材料と接触する上面204と、底面206と、CMPパッド200に設けられたアパーチャ上又はアパーチャ内部の窓202とを含む。CMPパッド200は大まかに言えば、円形又はほぼ円筒形の形状を有する。CMPパッド200の厚さ208は約1mm~約10mm以上であってよい。CMPパッド200の直径は、約500mm~約800mmであってよい。CMPパッド200は大まかに言えば均一な厚さ208を有している。均一な厚さは、パッド200の半径方向の広がり全体にわたって、変化が50%、25%、20%、10%、5%、又はそれ未満を上回らない厚さと定義される。換言すれば、パッド200の中心近くで測定された厚さは、パッド200の縁部近くの厚さとほぼ同じである。
CMPパッド200は熱硬化性材料、例えばポリウレタン、又は任意の他の適宜の材料から形成されてよい。上面204は、CMPを容易にするために溝、又は任意の他の適宜の構造又はパターンを含んでよい(拡大図210参照)。例えば、溝は、CMPパッド200の表面204と、平坦化されるウエハー104とから、ポリッシングされた材料及び/又はCMPプロセスの任意の他の生成物を輸送するのを容易にし得る。CMPパッド200は、CMPパッド200のアパーチャ上又はアパーチャ内部の窓202とを含む。窓202は熱硬化性又は熱可塑性材料、例えばポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートグリコール、環状オレフィンコポリマー、又は任意の他の適宜の材料(すなわち適宜に光透過性であり(図6A及び6B)、且つテクスチャ化表面220,222を調製するために成形可能/機械加工可能である材料)から形成されてよい。窓202は、CMPパッド200内の任意の適宜の位置に配置されてよい。窓202はCMPプロセス中にウエハー104の一部を観察するのに適した任意のサイズであってよい(図1A及び1B参照)。
窓202の拡大上側図210は、窓202の上面220を示している。上面220は、下で図3A及び3Cに関してより詳細に記載されているように、固有のテクスチャを有してよい。例えば、上面220は粗面化テクスチャを有してよい(図3A及び3D参照)。粗面化テクスチャは、ランダム粗面化プロセス、例えばサンディング、コンディショナによる処理(図1A参照)、サンドブラスティング、又はこれに類するものを通して達成されてよい。粗面化テクスチャは、1~50マイクロメートル、又はいくつかの事例では約2~10マイクロメートルの平均表面粗さに相当してよい。別の例としては、上面220は反復パターン化テクスチャ、例えばクロスハッチ・パターン化テクスチャ(例えば図3C,F,G参照)、「波状」パターン化テクスチャ(例えば図3E参照)、又は任意の他の適宜のテクスチャを有してよい。
窓202の拡大底側図212は、窓202の底面222を示している。底面222は、窓202を通過する光を拡散するための反復パターン化フィーチャを含む、制御されたテクスチャを有してよい。例えば、底面222は、反復パターン化フィーチャ、及び任意には粗面化テクスチャを含むテクスチャ(図3B参照)を有してよい。例えば、底面222はクロスハッチ・パターンフィーチャ(図3C参照)、「波状」パターン化テクスチャ、又は任意の他の適宜の制御されたテクスチャを有してよい。パターン化テクスチャのさらなる例が図3D~Gに示されており、下で説明される。上面220のテクスチャは、底面222のテクスチャと同じ又は異なっていてよい。図2の例は窓202の上面220を、CMPパッド200の上面204に対応する(上面204と同じ方向に向く)ものと記述し、そして窓202の底面222をCMPパッド200の底面206に対応する(底面206と同じ方向に向く)ものと記述しているが、言うまでもなく窓202の方向を変更することもできる。例えば、窓202の上面202がCMPパッド200の底面206の方向に向くように、窓202の配向を用意することができる。
図3Aは窓202の上面例220を示している。図3Aの例では、上面220は粗面化テクスチャ302を有している。粗面化テクスチャは、約1~50マイクロメートル、又はいくつかの事例では約2~10マイクロメートルの平均表面粗さを有してよい。図3Aの上面例220は、射出成形(図5B参照)、機械加工、研磨材料による処理、又は任意の他の適宜のプロセスを用いて調製することができる。いくつかの事例では、射出成形を利用すると、種々異なる窓調製間の一貫性を、比較的低い製造コストで改善することができる。例えば、上面220のテクスチャ302は、図3Dに示されたランダム粗面化テクスチャ340であってよい。粗面化テクスチャ340は、ランダムに粗面化された表面、例えば図3Aの上面220の断面の一部を示している。ランダム粗面化テクスチャ340は、表面上(例えば上面220上)にランダムに分布されたランダムフィーチャ342を有している。ランダムフィーチャ342のサイズ344a,b(例えば図3Dに示された幅及び/又は高さ/深さのサイズ)は、約1~50マイクロメートル、又はいくつかの事例では約2~10マイクロメートルであってよい。
図3Bは窓202の底面例222を示している。図3Bの例では、底面222は、制御されたテクスチャ304を有する領域と、異なるテクスチャ320を有する領域とを有してよい。テクスチャ304を有する領域は、現場速度モニタリング/エンドポイント検出中にレーザー112からの光が通過するエリア(幅316及び長さ318を有する)であってよい(図1A~C及び上記対応記述内容参照)。例えば、制御されたテクスチャ304を有する領域のすべて又は一部がCMPパッド200のアパーチャに被さるように整合されてよく、これにより光はこのテクスチャ化領域を通過する。底面222のテクスチャ304は、窓202を通過する光を拡散するように構成された反復パターンを含んでよい。その一方で、テクスチャ320を有する残りの表面エリアは、パッド200の一部上に載置するか又はこれと接触してよく、これによりパッド220への窓202の取り付けを支援する。テクスチャ304を有する領域の長さ318及び幅316は、所与の現場速度モニタリング及びエンドポイント検出用途に適した任意の値であってよい。非限定的例として、長さ318は約50ミリメートル(例えば2インチ)であってよく、幅314は13ミリメートル(0.5インチ)であってよい。
1実施態様では、現場速度モニタリング/エンドポイント検出のために光が通過するテクスチャ304は、規則的に間隔を置いたフィーチャ306を有する反復パターンを含む(例えば図3Eのトラフ/カップ352の先端、又は図3F,Gの丸みを帯びたリッジ362)。フィーチャ306は図示のように直線状であり得る。いくつかの事例では、フィーチャ306は湾曲してよく、あるいは任意の他の適宜の形状又はデザインを有してもよい。フィーチャ306は表面222に対して、又は表面222よりも下方の深さにおいて隆起してよい。より一般的には、表面222の平均高さは、隆起させられ、沈め込まれ、又はフィーチャ306とほぼ同一平面上にあってよい。例えば、フィーチャ306の高さ又は深さは約25マイクロメートル~約500マイクロメートル(例えば0.001インチ~約0.02インチ)であってよい。第1フィーチャ集合306は、図3Bの例において示されているように、窓202の幅316の方向に対して平行であってよく、あるいは任意の他の適宜の角度を成していてよい(図3C参照)。フィーチャ306の幅は約25マイクロメートル~約500マイクロメートル(例えば0.001インチ~約0.02インチ)であってよい。隣接するフィーチャ306間の距離308(例えば反復パターン化フィーチャ306のピッチ)は、約120マイクロメートル~約750マイクロメートル(例えば0.005~約0.03インチ)であってよい。
図3Eは、反復パターン化フィーチャ350を含む制御されたテクスチャの一例を示している。図3Eの反復パターン化フィーチャ350は「波状」フィーチャと呼ばれることがある。図3Eは、反復パターン化フィーチャ350を有する表面、例えば図3B又は3Cの底面222の断面の一部を示している。例えば、反復パターン化フィーチャ350は、図3Bのテクスチャ304又は図3Cのテクスチャ322であってよい。例えば、フィーチャ352は、図3Bのテクスチャ306,310、又は図3Cのテクスチャ324,330に対応してよい。反復パターン化フィーチャ350は規則的なフィーチャ352を有する。これらのフィーチャ352は、(例えば機械加工又は任意の他の適宜の方法を介して)表面上に形成されたトラフ又はカップである。いくつかの実施態様では、反復パターン化フィーチャ350はまた粗面化されるので、これは、上記図3Dに関して説明したものと同様の粗面化フィーチャをも含む(反復パターン化フィーチャと粗面化テクスチャとの組み合わせの一例を示す図3Gも参照)。反復パターン化フィーチャ350の幅354は任意の適宜の値であってよい。一例としては、幅354は約0.1ミリメートル~約0.5ミリメートルであってよい。フィーチャ352の深さ356は任意の適宜の値であってよい。一例としては、深さ356は、約2マイクロメートル~約100マイクロメートルであってよい。
図3F及び3Gは、それぞれ反復パターン化フィーチャ360及び370を含む制御されたテクスチャの他の例を示している。図3F及び3Gの反復パターン化フィーチャ360及び370は、丸みを帯びたリッジ状のフィーチャと呼ばれることがある。図3F及び3Gは、反復パターン化フィーチャ360及び370を有する表面、例えば図3B又は3Cの底面222の断面の一部を示している。例えば、反復パターン化フィーチャ360及び370は、図3Bのテクスチャ304又は図3Cのテクスチャ322であってよい。例えば、フィーチャ362は図3Bのフィーチャ306,310、又は図3Cのフィーチャ324,330に対応してよい。反復パターン化テクスチャ360及び370は、規則的フィーチャ362を有する。規則的フィーチャ362は、(例えば射出成形又は任意の他の適宜の方法を介して))表面上に形成されたリッジである。図3Gのテクスチャ370はまた、(例えば上記図3Dに関して説明したものと同じく又は類似して)ランダムに粗面化されている。フィーチャ362の幅364は任意の適宜の値であってよい。一例としては、幅364は約0.1ミリメートル~約0.5ミリメートルであってよい。隣接するフィーチャ362間の間隔366は任意の適宜の値であってよい。一例としては、空間366は約0.1ミリメートル~約0.5ミリメートルであってよい。間隔366は幅364と同じか又は幅364とは異なっていてよい。フィーチャ362の高さ368は任意の適宜の値であってよい。一例としては、高さ368は約25マイクロメートル~約500マイクロメートルであってよい。
任意の第2フィーチャ集合310は、第1フィーチャ集合306に対して角度314(例えば20°~90°)を成していてよい。第2フィーチャ集合310は、直線状、湾曲状、又は任意の他の適宜の形状又はデザイン、例えば上記図3E~Gに関して説明した形状又はデザインであってよい。例えば、角度314は約60°、又は任意の適宜の角度であってよい。反復パターン化フィーチャ310は、フィーチャ306に関して上述したものと同じ又はそれとは異なる高さ/深さ、幅、及びピッチ312を有してよい。
図3Bをなおも参照すると、テクスチャ320は任意のテクスチャであってよい。例えば、テクスチャ320は、図3Aに関して上述したものと同じ又は類似の粗面化テクスチャであってよい。いくつかの事例では、テクスチャ304は反復パターン化フィーチャ306,310及び粗面化テクスチャ(例えば図3G参照)の両方を含んでよい。図3Bの底面例222は、射出成形(図5A参照)、機械加工、及び/又は任意の他の適宜のプロセスを用いて調製することができる。
図3Cは、窓202の上面220及び/又は底面222のための制御されたテクスチャの別の例を示している。表面例220,222は制御されたテクスチャ322を含む。制御されたテクスチャ322は、反復フィーチャ324及び330のクロスハッチ・パターンを含む。フィーチャ324及び330は、上記のフィーチャ306及び310と同じ又は同様であってよい(例えば図3E~Gのパターン化テクスチャに示された上述のフィーチャ例のいずれか)。フィーチャ324及び330は直線状又は湾曲状であってよい。フィーチャ324,330は表面220,222内に機械加工され、且つ/又は射出成形を用いて調製されてよい。フィーチャ324及び330は任意の適宜の深さ及び/又は高さを有してよい。一例としては、フィーチャ324及び330の深さ/高さは約25マイクロメートル~約500マイクロメートル(例えば0.001インチ~約0.02インチ)であってよい。フィーチャ324及び330は任意の適宜の幅を有してよい。一例としては、フィーチャ324及び330の幅は約120マイクロメートル~約750マイクロメートル(例えば0.005インチ~約0.03インチ)であってよい。隣接するフィーチャ324,330間の距離326,332は、任意の適宜の値であってよい。一例としては、隣接するフィーチャ324,330間の距離326,332は、約120マイクロメートル~約750マイクロメートル(例えば0.005~約0.03インチ)であってよい。第1フィーチャ集合324は、窓202の幅の方向に対して角度328(例えば45°)を成してよい。第2チャネルフィーチャ集合330は第1フィーチャ集合324に対して角度334(約90°)を成してよい。図3Cの表面例220,222は、機械加工(例えば、適宜の直径を有する端部によるCNCフライス加工、レーザー加工、又はこれに類するもの)によって調製されてよい。
図3A~Gに示されたパターン化フィーチャは一例にすぎない。窓202は大まかに言えば、図3A~Gに関して上述した表面220、222及び/又はテクスチャ302、304、320、322、340、350、360、370の任意の組み合わせを含むことができる。例えば、上面220は、図3Aの粗面化テクスチャ302及び/又は図3Cの反復パターン化テクスチャ322を有してよい。その一方で、底面222は、図3Bのパターン化テクスチャ304又は図3Cのパターン化テクスチャ322を含んでよい。本開示は、CMPプロセスをモニタリングするために、一貫した光透過特性及び長い寿命を有する窓202の信頼性高い調製を容易にするのに適した任意の他のパターン化フィーチャ及びテクスチャを使用することを考える。例えば、底面222は波状テクスチャ又はこれに類するものの1種又は2種以上を含んでよい。
機械加工及び/又は射出成形されたフィーチャの深さ(図3B,3C,3E,3F及び3G参照)は、CMPプロセスの改善されたモニタリングのために(例えばエンドポイント検出のために)、光透過特性を改善するように調節されてよい。例えば、図3Cのクロスハッチ・フィーチャを得るための機械加工切削深さは、所与の波長において所期の光透過率を得、且つ/又は上記図1Cに関連して記載された所期ISRMmax-min特性値を提供するように調節されてよい。いくつかの実施態様では、フィーチャの深さ/高さは、たとえ窓202の表面の一部がCMPプロセス中に除去されても、且つ/又は窓202がCMPプロセス中に変形又は移動しても、窓202の光透過特性は比較的一定のままであるように、選択される。例えば、機械加工中に用いられる切削深さが120マイクロメートル(例えば約0.005インチ)超であることが有益であり得る。いくつかの実施態様では、機械加工中に用いられる切削深さ(又は射出成形を用いて調製されるフィーチャ深さ)は、約25マイクロメートル~約75マイクロメートル(例えば0.001インチ~0.003インチ)であってよい。いくつかの事例では、機械加工される表面220,222に沿った切削深さは、窓202を通る光の透過率をさらに制御することを可能にする。
いくつかの実施態様では、別個の片を調製することにより、1つの片が上面220を含み、そして別の片が底面222を含むようにしてよい。図4は、上面220を含む第1片402を、底面222を含む第2片404上に配置することにより、窓202を形成するような実施態様を示している。片402と片404とは接着剤(例えば感圧接着剤)を使用して付着させてよい。いくつかの事例では、(例えば熱及び/又は適宜の接着促進剤の存在において)片402及び404を化学結合することにより窓202を形成してよい。接着剤を用いて又は用いずにパッド200のアパーチャ内又はアパーチャ上に窓202を配置することにより、アパーチャを通過する光が窓202をも通過するようにしてよい。いくつかの実施態様では、窓202はCMPパッド200に化学結合される。
射出成形される窓のための型の例
図5A及び5Bは、それぞれ表面222及び220を調製するために、射出成形装置500内で使用される型の例502及び510を示している。底面222を調製するための型502は、図3Bに関連して上述したテクスチャ304,320の反転表示を含む。型502の領域504は、図3Bの底面222のテクスチャ304を有する領域に対応する。領域506は、図3Bの底面222のテクスチャ320を有する領域に対応する。型502は、装置500から形成済の片を取り出すのを助ける突き出しピンを含んでよい。窓202の上面220を調製する型510は、図3Aに関連して上述した表面220の反転表示を含む。型510をビードブラスティングすることにより、適宜に粗面化されたテクスチャを得てよい(例えばテクスチャ320に対しては、図3Dのランダム粗面化テクスチャ340、又はテクスチャ304に対しては、図3E~Gの反復パターン化テクスチャ350,360,370)。射出成形中、当該ピースの互いに対向する側に上面及び底面の両方を有する状態で、単一の片を形成してよく、又は別個の片を調製し、そして図4に関連して上述し、図8に関連して後述するように組み合わせてよい。
CMPパッドのための種々異なる窓を通る光の透過率
図6A及び6Bは、種々異なる窓を通る、種々の波長の光の透過率のプロット600及び610を示している。これらの窓は、従来技術を採用する種々の対照窓(対照1~4及び対照A~B)、単一のランダムにテクスチャ化された表面を有する試料(単一テクスチャ1~6及び単一テクスチャA~C)、及び少なくとも底面上に反復パターン化フィーチャを含む制御されたテクスチャを有する、本明細書中に開示された新規の技術(試料1~4及び試料A~E)を含む。Thermo-Fisher Genesys 10s UV-Vis分光光度計を633nmで使用して、パーセント透過率を測定した。上記のように、本開示は、検出器114(図1B参照)に達する信号がCMPプロセスの信頼性高いモニタリングに適することを保証する閾値範囲602内に、窓202を通る光の透過率が含まれるべきことを認識する。閾値範囲602は20%未満であってよい。いくつかの事例では、閾値範囲は約630nmにおいて5%~15%であってよい。異なる用途に対しては、(例えば現場速度モニタリング/エンドポイント検出のために使用される検出器114(図1A参照)の特性に応じて)異なる閾値範囲が選択されてよく、そして上面220及び底面222のテクスチャは相応に調節されてよい。
やはり本明細書中に認識されるように、CMPパッドの寿命全体にわたって著しく変化することのない、一貫して低い特性値ISRMmax-minを有することが重要である。このことは、目標透過率範囲に到達することだけでは達成し得ず、CMP窓のさらに改善された特性をも必要とする。例えば、図6A及び6Bに示された対照窓の少なくともいくらかは、目標透過率における光透過率を示す。しかしながら、従来技術を採用するこれらの対照窓は、図6C及び下記表1に関連してさらに説明するように、CMPパッドの寿命全体にわたって一貫して低いISRMmax-min特性値を提供することはできない。
図6Cは、従来より利用可能なCMP窓(対照1及び2)、及び本開示の反復パターン化テクスチャを有する2つのCMP窓(新規窓1及び2)のISRMmax-min特性値を示す。CMPパッド慣らし運転後(例えば上記図1Aに関連して説明したコンディショニング後)、新規窓は対照窓よりも低いISRMmax-min特性値を有する。パッド寿命終了時又はパッド寿命終了近く(例えば、CMPパッドがCMPプロセスのためにもはや使用できなくなった後、例えばパッドのトップ層が完全に除去された後、且つ/又はCMPパッド及び/又はCMP窓の上面の約0.5ミリメートルが除去された後)では、対照窓は著しく増大したISRMmax-min特性値を有する。パッド寿命の終了は、パッドの摩耗が、初期溝深さの20%が残っているようなときと定義することができる。対照1のISRMmax-min特性値は約190%だけ(すなわち0.75から1.105へ)増大する。対照2のISRMmax-min特性値は約160%だけ(すなわち0.75から1.955へ)増大する。対照的に、新規窓のISRMmax-min特性値は、慣らし運転後からパッド寿命終了時まで著しく増大することはない。新規窓1のISRMmax-min特性値は、約5%だけ(すなわち0.275から0.29へ)増大する。新規窓1のISRMmax-min特性値は、約90%だけ(すなわち0.15から0.21へ)増大する。新規窓のISRMmax-min特性値はまた、パッドの寿命全体を通して0.5%未満(又はそれ以下)の目標範囲内に留まる。
本開示に記載された制御されたテクスチャを有する新規窓試料(図6A及び6Bの試料1~4及びA~D、及び図6Cの新規窓1及び2)は、この閾値範囲602内のパーセント透過値を有するだけでなく、反復パターン化フィーチャをも有する(例えば図3A~G及び上記対応記述内容参照)。これらの試料は、従来技術を用いて達成し得るものよりも信頼性高く且つ再現可能な透過特性とISRMmax-min特性値とを有する。このように、本開示に記載された新規窓試料は、CMPパッドのための従来の窓よりも良好に機能し、そしてより信頼性が高くコスト効率が良いプロセスを用いて調製することができる(図7~9参照)。
CMPパッドのためのテクスチャ化表面及びテクスチャ化窓を調製する方法
図7は、窓202を調製するプロセス700を示している。プロセス700は大まかに言えば、改善された光透過特性及びより長い寿命を有する窓202の調製を容易にする。プロセス700は工程702で始まり得る。工程702では、第1テクスチャ化表面220が調製される。第1テクスチャ化表面220は、射出成形及び/又は任意の適宜の機械加工プロセス(例えばエンドミルによるCNC機械加工、レーザー加工、又はこれに類するもの)を用いて調製されてよい。例えば、未硬化の熱硬化性材料を射出成形機内へ導入することにより、第1テクスチャ化表面220を調製するように、型(例えば図5Bの型510)と接触させてよい。いくつかの実施態様では、片を得てよく(例えば商業的に入手可能な透明片を得てよい)、そして片の1つの面を機械加工するか又は接着剤で処理することにより、第1テクスチャ化表面220を調製してよい。
工程704では、工程702からの片の反対側の面に第2面222を調製する。工程702において、第1テクスチャ化表面220を調製するために射出成形を用いた場合には、第2テクスチャ化表面222は同じ射出成形プロセス中に(例えば第2テクスチャ化表面222のための型として図5Aの型502を使用して)調製されてよい。別の例としては、第2テクスチャ化表面222は、任意の適宜の機械加工プロセスを用いて調製されてよい。
工程706では、工程704からの窓202をCMPパッド200のアパーチャ内又はアパーチャ上に配置することにより、アパーチャを通過する光が窓202をも通過するようになる。窓202は接着剤(例えば感圧接着剤)を使用して、又は接着剤を使用せずに(例えば超音波溶接又は任意の他の適宜の技術を用いて)、CMPパッド200に取り付けてよい。例えば、窓202はCMPパッド200のトップパッド部分又はサブパッド部分に、接着剤を用いて、又は溶接を介して取り付けられてよい。いくつかの実施態様では、窓202は(例えば熱及び/又は適宜の接着促進剤の存在において)CMPパッド200に化学結合される。
本発明の窓のポリッシングパッドへの取り付けの一例として、以下の手順が用いられてよい。CNC又は同様の方法を用いて、トップパッド内に凹部又はポケットが形成されてよい。凹部の寸法は、組み付けられるべき窓の寸法と整合することになる。凹部の寸法はこのように可変であるが、しかし凹部はトップパッドの厚さ全体に延びることはない。換言すれば、凹部はトップパッドを貫通するアパーチャを形成しない。次いでサブパッドをトップパッドに積層するか、又は接着する。次いでトップパッドとサブパッドを貫通するように凹部のところで穴を開け、これに対して穴の寸法は、残存するトップパッド材料と下側に位置するサブパッド材料とによってレッジ(ledge)が形成されるようにする。次いで窓を穴の上部で凹部内に組み付け、光学検出ポート、又は窓をパッド内に形成する。これは、本発明による窓をポリッシングパッド内へ組み付ける1実施態様を示す。
図8は、第1テクスチャ化表面220を有する第1片(例えば図4の片402)と第2テクスチャ化表面222を有する第2片(例えば図4の片404)とを組み合わせることにより、窓202を調製するプロセス例800を示している。プロセス800は大まかに言えば、改善された光透過特性及びより長い寿命を有する窓202の調製を容易にする。プロセス800は工程802で始まり得る。工程802では、第1テクスチャ化表面220を有する第1窓片(例えば図4の片402)が調製される。第1片は、射出成形及び/又は任意の適宜の機械加工(例えばエンドミルによるCNC機械加工)を用いて調製されてよい。例えば、未硬化の熱硬化性材料を射出成形機内へ導入することにより、射出成形を用いて第1片を調製するように、型(例えば図5Bの型510)と接触させてよい。片をさらに機械加工することにより、任意のさらなる所望のテクスチャ・フィーチャを生成してよい。図9に関連して以下に説明する方法900を用いることにより、射出成形及び/又は機械加工を用いて第1片を調製してよい。いくつかの実施態様では、片を得てよく(例えば商業的に入手可能な透明片を得てよい)、そして片を機械加工することにより、第1テクスチャ化表面220を調製してよい。
工程804では、第2テクスチャ化表面222を有する第2窓片(例えば図4の片404)が調製される。第2テクスチャ化表面222を有する第2窓片は、工程802における第1テクスチャ化表面220を有する第1窓片の調製に関して上述したものと同じ又は同様のアプローチを用いて調製されてよい。第2片は、射出成形及び/又は任意の適宜の機械加工(例えばエンドミルによるCNC機械加工)を用いて調製されてよい。例えば、未硬化の熱硬化性材料を射出成形機内へ導入することにより、射出成形を用いて第2片を調製するように、型(例えば図5Aの型502)と接触させてよい。第2片をさらに機械加工することにより、第2テクスチャ化表面222上に任意のさらなる所望のテクスチャ・フィーチャを生成してよい。図9に関連して以下に説明する方法900を用いることにより、射出成形及び/又は機械加工を用いて第2片を調製してよい。いくつかの実施態様では、片を得てよく(例えば商業的に入手可能な透明片を得てよい)、そして片を機械加工することにより、第2テクスチャ化表面222を調製してよい。
工程806では、第1テクスチャ化表面220を有する第1片を、第2テクスチャ化表面222を有する第2片上に配置する(例えば第2片に付着させる)。2つの片は大まかに言えば、第1面220が露出され、第1方向に向き(例えば窓202の上部へ向く)、そして第2面222が露出され、第1方向とは反対方向の第2方向に向く(例えば窓202の底部へ向く)ように組み合わされる。第1片と第2片とを、接着剤(例えば感圧接着剤)を使用して、又は接着剤を使用せずに付着させることにより、窓202を形成してよい。いくつかの事例では、(例えば熱及び/又は適宜の接着促進剤の存在において)第1片と第2片とを化学結合することにより窓202を形成してよい。
工程808では、工程806からの窓202をCMPパッド200のアパーチャ内又はアパーチャ上に配置することにより、アパーチャを通過する光が窓202をも通過するようになる。窓202は接着剤(例えば感圧接着剤)を使用して、又は接着剤を使用せずに(例えば超音波溶接又は任意の他の適宜の技術を用いて)、CMPパッド200に取り付けてよい。例えば、窓202はCMPパッド200のトップパッド部分又はサブパッド部分に、接着剤を用いて、又は溶接を介して取り付けられてよい。いくつかの実施態様では、窓202は(例えば熱及び/又は適宜の接着促進剤の存在において)CMPパッド200に化学結合される。
図9は、制御されたテクスチャ化表面(例えば上記表面220,222)を調製する方法900の一例を示している。方法900は工程902で始まり得る。工程902では、射出成形を実施することにより、テクスチャ化表面220,222を有する片(例えば図4の片402,404)を調製する。例えば、未硬化の熱硬化性材料を射出成形機内へ導入することにより、射出成形を用いて片を調製するように、型(例えば図5A,5Bの型502,510)と接触させてよい。工程904では、ピースのテクスチャ化表面220,222がさらなるテクスチャ・フィーチャ、例えば図3A,3B,3Cに示されたパターン化フィーチャのうちの1つ、又はこれに類するものを有するべきか否かを判定する。付加的なフィーチャが必要とされないならば、プロセス900は完了する。その一方で、さらなるフィーチャが必要とされる場合には、さらなるフィーチャが工程906で(例えばエンドミルによるCNC機械加工を用いて)機械加工される。
実施例
この実施例は、反復パターン化フィーチャを含む制御されたテクスチャ(反復パターン化テクスチャ)を有しない窓と比較した、本発明による窓の性能を実証する。
4つの異なる窓の性能を、慣らし運転期間後に、そしてパッド寿命の終了時に再び測定されたISRMmax-min特性値の変化を用いて評価した。パッド寿命の終了は、パッドの摩耗が、初期溝深さの20%が残っているようなときと定義する。4つの窓は、A) Rohm and Haas Electronic Materialsから商業的に入手可能な硬度約70ショアDの硬質熱硬化性ポリウレタンである窓を備えたIC1010パッド、B) CMC Materials Inc.から商業的に入手可能な硬度約55ショアDの軟質熱可塑性ポリウレタンを有するE6088パッド、C) 硬度約75ショアDの熱可塑性ポリウレタンである、CNC機械加工から形成された、制御された反復パターンテクスチャを有する本発明による窓を備えたE6088パッド、及びD) 硬度約75ショアDの熱可塑性ポリウレタンである、射出成形から形成された、制御された反復パターンテクスチャを有する本発明による窓を有するE6088パッド、である。窓A)及びB)は、反復パターン化フィーチャを含む制御されたテクスチャ化表面を有しなかった。
上記すべてのパッドに、5ポンドのダウンフォースで、3M製のA2813コンディショナを使用して、脱イオン水による30分間のコンディショニングを含む同一の慣らし運転期間を与えた。慣らし運転期間後、2.5psiダウンフォース及び80rpmプラテン速度で、銅CMPポリッシングスラリーを使用して、銅ウエハーをポリッシングしている間に、窓のそれぞれに対して同一条件下で、ISRMmax-min特性値を測定した。エンドポイント検出をポリッシング開始から約20秒後に開始し、記録は約60トレースから成った。4つの窓に関してISRMmax-min特性値を計算し、これを下記表に示す。パッド寿命終了時に第2ISRMmax-min特性を同じパッド上で測定した。ISRMmax-min特性値を再び計算し、下記表1に示す。
上記表に見られるように、慣らし運転機関からパッド寿命終了までのISRMmax-minの変化は、本発明による窓の場合、商業的なパッドの窓と比較すると著しく異なった。
本明細書中に記載されたシステム、装置、及び方法に改変、追加、又は省略を施してよい。システム及び装置の構成部分は一体化しても分離してもよい。さらに、システム及び装置の動作は、より多くの、より少ない、又は他の構成部分によって実施されてよい。方法は、より多くの、より少ない、又は他の工程を含んでよい。これに加えて、工程は任意の適宜の順序で実施されてよい。加えて、システム及び装置の動作を、任意の適宜の論理を用いて実施してよい。本明細書中に使用される「それぞれの」は、ある集合のそれぞれの員、又はある集合の部分集合のそれぞれの員を意味する。
本明細書中では「又は(or)」は明示的に別段の指示がない限り、又は文脈により別段の指示がない限り、包含的であり且つ排他的ではない。したがって本明細書中では、「A又はB」は、明示的に別段の指示がない限り、又は文脈により別段の指示がない限り、「A、B、又はその両方」を意味する。さらに、「及び(and)」は明示的に別段の指示がない限り、又は文脈により別段の指示がない限り、共同的であり且つ個別的である。したがって、本明細書中では、「A及びB」は、「共同的又は個別的に、A及びB」であることを意味する。
本開示の範囲は、本明細書中に記載され例示された実施態様に対する、当業者には明らかなすべての変更、置換、変化、修正、及び改変を含む。本開示の範囲は、本明細書中に記載又は例示された実施態様に限定されることはない。さらに、本開示は具体的な成分、エレメント、特徴、機能、動作、又は工程を含むものとして、本明細書中にそれぞれの実施態様を記載し例示してはいるものの、これらの実施態様のいずれも、本明細書中のいずれかの個所に記載又は例示された成分、エレメント、フィーチャ、機能、動作、又は工程のいずれかの、当業者には明らかな任意の組み合わせ又は置換を含んでよい。さらに、添付の請求項において、装置又はシステム又は装置又はシステムの構成部分が特定の機能を発揮するように構成されるか、配置されるか、発揮可能であるか、発揮するように形成されるか、発揮可能にされるか、発揮するように動作可能であるか、又は発揮するように動作するかに関する言及は、その装置、システム、構成部分がそのように構成されるか、配置されるか、可能であるか、形成されるか、可能にされるか、動作可能であるか、又は動作する限り、装置、システム、構成部分、又はその特定の機能が活性化されるか、ターンオンされるか、又はロック解除されるか否かにはかかわらず、その装置、システム、構成部分を含む。加えて、本開示は特定の利点をもたらすものとして特定の実施態様を記載又は例示してはいるものの、特定の実施態様がこれらの利点の何ももたらさないことがあり、いくつかをもたらすことがあり、又はすべてをもたらすこともある。
本発明を記述する文脈における(特に下記請求項の文脈における)「a」及び「an」及び「the」という用語、及び同様の指示対象の使用は、別段の指示がない限り、又は文脈によって明らかに矛盾するのではない限り、単数形及び複数形の両方をカバーするものと解釈されるべきである。「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及び「含有する(containing)」という用語は、特に断りのない限り、オープンエンド用語(すなわち「含むが、しかしこれに限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書中に値の範囲を記述することは、別段の指示がない限りは、その範囲内に含まれるそれぞれの別個の値に個別に言及することの省略法として役立とうとしているのにすぎない。そして各別個の値は、あたかもそれが個別にここに記述されているかのように本明細書中に援用される。本明細書中に提供されたありとあらゆる例、又は例を示す言語(例えば、「例えば(such as)」)の使用は、本発明をより良く説明しようとしているのにすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。

Claims (20)

  1. 化学機械平坦化(CMP)パッドのための窓であって、前記窓が光透過性材料を含み、前記窓の第1面が、反復パターン化フィーチャを含む制御されたテクスチャ面を有している、窓。
  2. 前記第1面が、前記CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板とは接触しない、前記CMPパッドの底面に対応する、請求項1に記載の窓。
  3. 前記反復パターン化フィーチャが、前記窓を通過する光を拡散するように形成されている、請求項1に記載の窓。
  4. 前記反復パターン化フィーチャが規則的に間隔を置いた隆起フィーチャを含む、請求項1に記載の窓。
  5. 前記反復パターン化フィーチャがクロスハッチ・パターンを含む、請求項4に記載の窓。
  6. 前記反復パターン化フィーチャが丸みを帯びたリッジを含む、請求項4に記載の窓。
  7. 前記丸みを帯びたリッジがランダムに粗面化されている、請求項5に記載の窓。
  8. 前記第1面とは反対側の第2面が上面に対応し、前記上面が、前記CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板と接触することができ、前記上面が、約1~約50マイクロメートルの平均表面粗さに相当する粗面化テクスチャを有している、請求項2に記載の窓。
  9. 前記窓が幅と、前記幅よりも小さい長さとを有しており、前記幅と前記長さとが前記窓の物理的寸法を特徴付け、そして
    前記反復パターン化フィーチャが、
    前記窓の幅の方向に対して平行な、規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合と、
    前記規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合に対して所定の角度を成す、規則的に間隔を置いた隆起ラインから成る第2集合と
    を含む、
    請求項1に記載の窓。
  10. 前記窓が幅と、前記幅よりも小さい長さとを有しており、前記幅と前記長さとが前記窓の物理的寸法を特徴付け、そして
    前記反復パターン化フィーチャが、
    前記窓の幅の方向に対して第1角度を成す、前記第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第1集合と、
    ラインの前記第1集合に対して第2角度を成す、前記第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第2集合と
    を含むクロスハッチ・テクスチャを含み、前記第1角度が前記第2角度とは異なる、
    請求項1に記載の窓。
  11. 化学機械平坦化(CMP)パッドであって、
    前記CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板と接触する上面と、
    前記上面とは反対側の底面と、
    前記上面と関連付けされたCMPパッドの上側と、前記底面と関連付けされた前記CMPパッドの底側との間を光が通過するのを可能にする窓であって、前記窓が光透過性材料を含み、前記窓の第1面が反復パターン化フィーチャを有する、窓と
    を含む化学機械平坦化(CMP)パッド。
  12. 前記窓の第1面が、前記CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板とは接触しない、前記CMPパッドの底面と同じ方向に向いている、請求項11に記載のCMPパッド。
  13. 前記反復パターン化フィーチャが、前記窓を通過する光を拡散するように形成されている、請求項11に記載のCMPパッド。
  14. 前記反復パターン化フィーチャが規則的に間隔を置いた隆起フィーチャを含む、請求項11に記載のCMPパッド。
  15. 前記反復パターン化フィーチャがクロスハッチ・パターンを含む、請求項11に記載のCMPパッド。
  16. 前記反復パターン化フィーチャが丸みを帯びたリッジを含む、請求項11に記載のCMPパッド。
  17. 前記丸みを帯びたリッジがランダムに粗面化されている、請求項16に記載のCMPパッド。
  18. 前記第1面とは反対側の第2面が上面に対応し、前記上面が、前記CMPパッドを使用するCMPプロセス中に平坦化される基板と接触することができ、前記上面が、約1~約50マイクロメートルの平均表面粗さに相当する粗面化テクスチャを有している、請求項11に記載のCMPパッド。
  19. 前記窓が幅と、前記幅よりも小さい長さとを有しており、前記幅と前記長さとが前記窓の物理的寸法を特徴付け、そして
    前記反復パターン化フィーチャが、
    前記窓の幅の方向に対して平行な、規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合と、
    前記規則的に間隔を置いた隆起フィーチャから成る第1集合に対して所定の角度を成す、規則的に間隔を置いた隆起ラインから成る第2集合と
    を含む、
    請求項11に記載のCMPパッド。
  20. 前記窓が幅と、前記幅よりも小さい長さとを有しており、前記幅と前記長さとが前記窓の物理的寸法を特徴付け、そして
    前記反復パターン化フィーチャが、
    前記窓の幅の方向に対して第1角度を成す、前記第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第1集合と、
    ラインの前記第1集合に対して第2角度を成す、前記第1面内の規則的に間隔を置いたフィーチャから成る第2集合と
    を含むクロスハッチ・テクスチャを含み、前記第1角度が前記第2角度とは異なる、
    請求項11に記載のCMPパッド。
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