JP2024503449A - 物理上りリンク共有チャネル（ｐｕｓｃｈ）上での上りリンク制御情報（ｕｃｉ）の多重化 - Google Patents

Abstract

本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器（ＵＥ）が物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を送信せずに、上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を含む設定グラント（ＣＧ）物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）を送信する技法を実施するための装置及び方法に関する。ＵＥは、基地局から受信した設定に基づいてＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットを決定する。ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットの各ＣＧ ＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨと重複しており、かつ、ＵＥから基地局にデータを送信するように設定されている。ＵＥは更に、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによってＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットを決定し、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを搬送するためにＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨを選択する。ＵＥはＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含む選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨを更に送信する。

Description

記載される態様は一般に、上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）上に多重化することに関する。

第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）では、第５世代（５Ｇ）Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ（ＮＲ）として知られる新しい無線アクセス技術を発展させた。物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）は、ユーザ機器（ＵＥ）から基地局へ上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を搬送する上りリンク物理チャネルである。５Ｇ ＮＲ ＰＵＣＣＨには、時間領域及び周波数領域において柔軟性がある。物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）は、ＵＥから基地局へ上りリンクユーザデータを搬送するために使用されるメインの上りリンクチャネルである。あるＰＵＳＣＨが設定又はグラントされているが、送信すべき適切なユーザデータをＵＥが有してないとき、上りリンクスキップが有効化されていれば、そのＰＵＳＣＨはスキップ又はドロップされ得る。ところが、グラントされたＰＵＳＣＨを単純にスキップすると、信頼性又は複雑性の問題が引き起こされることがある。

本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器（ＵＥ）が上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を、ユーザ機器（ＵＥ）から基地局への上りリンク送信のための物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）上に多重化する技法を実施するための装置及び方法に関する。ＵＣＩは通常、物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）によって送信され、ＰＵＳＣＨはユーザデータを搬送するために使用される。送信すべき適切なユーザデータがないとき、上りリンクスキップが有効化されていれば、ＵＥからの送信を一切行うことなく、グラントされたＰＵＳＣＨはドロップ又はスキップされ得る。ＰＵＣＣＨとＰＵＳＣＨが重複している場合、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＰＵＣＣＨが送信することになっているＵＣＩを多重化してＰＵＳＣＨで送信することができる。１つのＰＵＣＣＨと重複した複数のＰＵＳＣＨが存在し得る。そのような状況では、適切なユーザデータがなくても、ＰＵＳＣＨをスキップする代わりに送信して、効率を改善し、かつ／又は、仮説の解読に関する基地局の複雑さを低減し得る。ＰＵＣＣＨのＵＣＩを搬送するために複数のＰＵＳＣＨから重複したＰＵＳＣＨを選択するための解決策が必要である。ＰＵＳＣＨは、設定グラント（configured grant）ＰＵＳＣＨ又は動的グラント（dynamic grant）ＰＵＳＣＨであり得る。

本開示のいくつかの態様はＵＥに関する。ＵＥは、基地局と無線で通信するように構成された送受信機と、送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を含み得る。ＵＥのプロセッサは、ＵＣＩを搬送するように設定されたＰＵＣＣＨを特定するように構成されている。加えて、プロセッサは、基地局から受信した設定に基づいて、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットを決定するように構成されている。設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットの各設定グラントＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨと重複しており、かつ、ＵＥから基地局にデータを送信するように設定されている。いくつかの例では、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットは、無線リソース制御（ＲＲＣ）設定シグナリングの提供する設定に基づく設定グラントタイプ１のＰＵＳＣＨ、又は物理下りリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）の提供する設定に基づく設定グラントタイプ２のＰＵＳＣＨを含み得る。

いくつかの態様によれば、プロセッサは、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットから設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットを決定するように更に構成されている。いくつかの例では、ＰＵＳＣＨの第１のセットから除外される設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットは、半静的下りリンク（ＤＬ）シンボルと衝突する、動的下りリンク制御情報（ＤＣＩ）によって指示されるＤＬシンボルと衝突する、又はスロットフォーマット指示子によって指示されるフレキシブルシンボルと衝突するシンボルを含む設定グラントＰＵＳＣＨを含む。

プロセッサはその後、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを搬送するために設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択するように構成されている。プロセッサは、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを、その設定グラントＰＵＳＣＨのインデックス、その設定グラントＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位、又はその設定グラントＰＵＳＣＨの送信継続時間に基づいて選択するように構成され得る。いくつかの例では、プロセッサは、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットから、各設定グラントＰＵＳＣＨのインデックスのうち最小のもの、各設定グラントＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位のうち最高のもの、又は各設定グラントＰＵＳＣＨの送信継続時間のうち最短のものを有する設定グラントＰＵＳＣＨを選択するように構成され得る。いくつかの他の例では、プロセッサは、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択するようにメディアアクセス制御（ＭＡＣ）層を動作させるように構成され得る。

いくつかの態様によれば、プロセッサは、ＰＵＣＣＨ又は選択された設定グラントＰＵＳＣＨと重複する動的グラントＰＵＳＣＨが存在しないと判断するように更に構成され得る。追加的、また代替的に、プロセッサは、選択された設定グラントＰＵＳＣＨと重複する動的グラントＰＵＳＣＨが存在し、その動的グラントＰＵＳＣＨのための下りリンク制御情報（ＤＣＩ）が、ＰＵＣＣＨの開始点及び選択された設定グラントＰＵＳＣＨの開始点から所定の時間間隔より短い時間だけ離れた時点で受信されると判断するように構成され得る。

いくつかの態様によれば、選択された設定グラントＰＵＳＣＨは、ＰＵＣＣＨのＵＣＩを搬送し得る。加えて、選択された設定グラントＰＵＳＣＨは、ＭＡＣ層の論理チャネル（ＬＣＨ）によって生成された、基地局に送信すべきデータを搬送し得る。いくつかの例では、そのデータは、選択された設定グラントＰＵＳＣＨにＭＡＣ層のＬＣＨを対マッピングするための事前設定条件を満たさなくても、そのＬＣＨから選択される。例えば、ＭＡＣ層のそのＬＣＨは、許容サブキャリア間隔インデックス値について、ＰＵＳＣＨ送信継続時間について、設定グラントタイプについて、セル情報について、設定グラントインデックスについて、又は優先順位インデックスについて、事前設定条件を満たさない。

いくつかの態様によれば、プロセッサは、ＵＣＩを含み、かつ、ＬＣＨによって生成されたデータを含む可能性のある、選択された設定グラントＰＵＳＣＨを送信するように更に構成され得る。よって、ＵＣＩは、事前設定諸条件を満たすＬＣＨからのデータ、又は、ある事前設定条件を満たさないＬＣＨからのデータとともに多重化される。したがって、ＰＵＣＣＨは省略され得る。

本開示のいくつかの態様は、ＵＥによって実行される方法に関する。本方法は、基地局に送信すべきＵＣＩを搬送するように設定されたＰＵＣＣＨを特定することを含む。本方法は、基地局から受信した設定に基づいて設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットを決定することを更に含む。設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットの各設定グラントＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨと重複しており、かつ、ＵＥから基地局にデータを送信するように設定されている。その後、方法は、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットから設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットを決定することと、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを搬送するために設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択することと、を含む。更に、本方法は、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含む選択された設定グラントＰＵＳＣＨを送信することを含む。

本開示のいくつかの態様は、命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令は、ＵＥのプロセッサによって実行されると、ＵＥに様々な動作を行わせる。それらの動作には、基地局に送信すべきＵＣＩを搬送するように設定されたＰＵＣＣＨを特定することが含まれる。それらの動作には、基地局から受信した設定に基づいて、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットを決定することが更に含まれる。設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットの各設定グラントＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨと重複しており、かつ、ＵＥから基地局にデータを送信するように設定されている。それらの動作にはまた、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットから設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットを決定することと、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを搬送するために設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択することと、が含まれる。更に、それらの動作には、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含む選択された設定グラントＰＵＳＣＨを送信することが含まれる。

この発明の概要は、本明細書に記載の主題の理解を提供するためにいくつかの態様を例示する目的で単に提供されている。したがって、上記の特徴は、単に例であり、本開示における主題の範囲又は精神を狭めると解釈されるべきでない。本開示の他の特徴、態様、及び利点は、以下の発明を実施するための形態、図、及び特許請求の範囲から明らかになる。

本明細書に組み込まれており本明細書の一部を形成する添付の図面は、本開示を例示し、説明と一緒に、本開示の原理を説明するために、及び当業者（単数又は複数）が本開示を成す及び使用することを可能にするために更に役立つ。

本開示のいくつかの態様による、物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を送信せずに、上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を含む設定グラント物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）を送信するユーザ機器（ＵＥ）を含む無線システムを示す図である。

本開示のいくつかの態様による、本明細書に記載の機能を実行するＵＥのブロック図である。

本開示のいくつかの態様による、設定グラントＰＵＳＣＨ、動的グラントＰＵＳＣＨ、及びＰＵＣＣＨの間の関係の例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、設定グラントＰＵＳＣＨ、動的グラントＰＵＳＣＨ、及びＰＵＣＣＨの間の関係の例を示す図である。

本開示のいくつかの態様による、ＵＣＩを含む設定グラントＰＵＳＣＨを、ＰＵＣＣＨを送信することなく送信するために、ＵＥ及び基地局によって実行される方法例を示す図である。

本開示のいくつかの態様による、ＵＣＩを含む設定グラントＰＵＳＣＨを、ＰＵＣＣＨを送信することなく送信するために、ＵＥによって実行される方法例を示す図である。

本明細書で提供される本開示のいくつかの態様又はその一部（単数又は複数）を実施するコンピュータシステム例を示す図である。

本開示は、添付の図面を参照して記載されている。図面において、概して、同様の参照番号は、同一の又は機能的に同様の要素を示す。加えて、全体的に、参照番号の一番左側の桁（単数又は複数）は、参照番号が最初に出現する図面を特定する。

無線システム、例えば第５世代（５Ｇ）Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ（ＮＲ）システムでは、物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を使用して、ユーザ機器（ＵＥ）から基地局に上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を搬送でき、物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）を使用して、ＵＥから基地局にユーザデータを搬送できる。あるＰＵＳＣＨがグラントされているが、送信すべき適切なユーザデータをＵＥが有してないとき、上りリンクスキップが有効化されていれば、そのＰＵＳＣＨはスキップ又はドロップされ得る。ただし、ＰＵＳＣＨがＰＵＣＣＨと重複している場合、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩをＰＵＳＣＨへ多重化することができ、ＰＵＳＣＨはスキップされない。その代わり、ＰＵＣＣＨは送信されない。Ｒｅｌ－１６では、どのＰＵＳＣＨでＵＣＩを多重化するのかの決定は、ＰＵＳＣＨにマッピングすべき利用可能な有用なデータが存在するのかをＵＥが知る前に行われる。この決定性のＵＥ挙動によって、ＰＵＣＣＨと重複する複数のＰＵＳＣＨが存在する場合に、ＵＣＩがどのＰＵＳＣＨ上に多重化されるのかが基地局に知られているので、各ＰＵＳＣＨについての、ＵＣＩがそこに多重化されていると仮定する、又は、そこに多重化されていないと仮定する異なった仮説を実行する必要が回避される。

ＰＵＳＣＨは、ＤＣＩ内のＵＬグラントによって動的グラント（ＤＧ）ＰＵＳＣＨとして動的にスケジュールされるか、又は設定グラント（ＣＧ）タイプ１若しくはタイプ２であり得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨタイプ１は、ｒｒｃ－ＣｏｎｆｉｇｕｒｅｄＵｐｌｉｎｋＧｒａｎｔを含むｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄＧｒａｎｔＣｏｎｆｉｇという上位層パラメータを受信した際にＤＣＩ内のＵＬグラントの検出なしで動作するように、半静的に設定され得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨタイプ２は、ｒｒｃ－ＣｏｎｆｉｇｕｒｅｄＵｐｌｉｎｋＧｒａｎｔを含まない上位層パラメータｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄＧｒａｎｔＣｏｎｆｉｇを受信した後、正当なアクティベーションＤＣＩ内のＵＬグラントによって半永続的にスケジューリングされ得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨについては、送信に適用されるパラメータは、ｐｕｓｃｈ－Ｃｏｎｆｉｇによって提供される、ｄａｔａＳｃｒａｍｂｌｉｎｇＩｄｅｎｔｉｔｙＰＵＳＣＨ、ｔｘＣｏｎｆｉｇ、ｃｏｄｅｂｏｏｋＳｕｂｓｅｔ、ｍａｘＲａｎｋ、ｓｃａｌｉｎｇ ｏｆ ＵＣＩ－ＯｎＰＵＳＣＨを除いて、ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄＧｒａｎｔＣｏｎｆｉｇによって提供される。ＤＧ ＰＵＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩを検出した際、ＵＥ１０１は、そのＵＥがトランスポートブロックを生成せず、かつＤＧ ＰＵＳＣＨと時間的に重複する、ＣＳＩ／ＨＡＲＱ－ＡＣＫを有するＰＵＣＣＨが存在しない限り、対応するＤＧ ＰＵＳＣＨを送信し得る。いくつかの例では、ＤＧ ＰＵＳＣＨがＣＧ ＰＵＳＣＨと重複するとき、ＣＧ ＰＵＳＣＨは送信されずにドロップされ得る。ＰＵＣＣＨと重複する複数のＣＧ ＰＵＳＣＨ及びＤＧ ＰＵＳＣＨが存在する場合、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを送信するＣＧ ＰＵＳＣＨ又はＤＧ ＰＵＳＣＨを選択するために、ある機構が本明細書で展開され得、ＰＵＣＣＨはスキップされ得る。本開示に提示される機構では、ＰＵＳＣＨにマッピングすべき利用可能な適切なデータが存在するのかをＵＥが知った後に、ＣＧ ＰＵＳＣＨ又はＤＧ ＰＵＳＣＨを選択し得る。

本開示のいくつかの態様では、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを搬送するためにＣＧ ＰＵＳＣＨのセットからＣＧ ＰＵＳＣＨを選択し、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含む選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨを送信するための機構が提供される。いくつかの例では、ＰＵＣＣＨと重複する、又は選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨと重複するＤＧ ＰＵＳＣＨが存在しないことがある。いくつかの他の例では、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨと重複するＤＧ ＰＵＳＣＨが存在することもあるが、そのＤＧ ＰＵＳＣＨのためのＤＣＩは、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨの開始点から所定の時間間隔より短い時間だけ離れた時点で受信される。

いくつかの態様によれば、ＵＥは基地局から受信した設定に基づいてＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットを決定でき、ここで、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットの各ＣＧ ＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨと重複する。ＵＥは、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットを決定し得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨが、半静的ＤＬシンボルと衝突する、動的ＤＣＩによって指示されるＤＬシンボルと衝突する、又はスロットフォーマット指示子によって指示されるフレキシブルシンボルと衝突するシンボルを含む場合、そのＣＧ ＰＵＳＣＨは除外され得る。更に、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨを、そのＣＧ ＰＵＳＣＨのインデックス、そのＣＧ ＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位、又はそのＣＧ ＰＵＳＣＨの送信継続時間に基づいて選択し得る。

図１は、本開示のいくつかの態様による、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含むＣＧ ＰＵＳＣＨを送信するＵＥ、例えばＵＥ １０１を含む無線システム１００を示す。図２は、本開示のいくつかの態様による、本明細書に記載の機能を実行するＵＥ、例えばＵＥ１０１のブロック図を示す。図３Ａ～図３Ｂは、本開示のいくつかの態様による、ＣＧ ＰＵＳＣＨ、ＤＧ ＰＵＳＣＨ、及びＰＵＣＣＨの間の関係の例を示す。無線システム１００は、例示のみを目的として提供されており、開示の態様を限定するものではない。無線システム１００は、ＵＥ１０１、基地局１０３、及び基地局１０５を含み得るが、これらに限定されず、その全てがコアネットワーク１０７に通信可能に結合されている。ＵＥ１０１は、キャリア１０６を介して基地局１０３と通信し、キャリア１０８を介して基地局１０５と通信する。

いくつかの例では、無線システム１００はＮＲシステム、ＬＴＥシステム、５Ｇシステム、又はその他の無線システムであり得る。本明細書では多くの例をＮＲシステムの文脈で記載するが、無線システム１００はＮＲシステムに限定されない。むしろ、無線システムは、ＵＥが、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含むＣＧ ＰＵＳＣＨを送信する、又は本開示に記載の他の機能を実行する、どのような無線システムであることもできる。例えばネットワークコントローラ、中継局などの他のネットワークエンティティ（図示せず）も存在し得る。無線システム１００は、高度化モバイルブロードバンド（ｅＭＢＢ：enhanced mobile broad band）、大量マシンタイプ通信（ｍＭＴＣ：massive machine type communications）、超高信頼・低遅延通信（ＵＲＬＬＣ：ultra-reliable and low-latency communications）、及び、高度化車車間／路車間通信（ｅＶ２Ｘ：enhanced vehicle to anything communications）など、広範囲の使用事例をサポートし得る。

いくつかの態様によれば、基地局１０３及び基地局１０５は、固定局、又は移動局であり得る。基地局１０３及び基地局１０５は、ベース送受信機システム（ＢＴＳ）、アクセスポイント（ＡＰ）、送／受信ポイント（ＴＲＰ）、発展型ノードＢ（ｅＮＢ）、次世代ノードＢ（ｇＮＢ）、５ＧノードＢ（ＮＢ）、又はその他の同等の用語など、他の名称で呼ばれることもある。いくつかの例では、基地局１０３及び基地局１０５は、直接物理接続、仮想ネットワークなどの、図示されていない様々なタイプのバックホールインタフェースを通して、互いに、かつ／又はネットワーク内の他の基地局若しくはネットワークノードと相互接続され得る。

いくつかの態様によれば、ＵＥ１０１は、固定、又はモバイルであり得る。ＵＥ１０１は、セルラーフォン（例えばスマートフォン）、携帯情報端末（ＰＤＡ）、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップ、デスクトップ、コードレスフォン、無線ローカルループ局、タブレット、カメラ、ゲーミングデバイス、ネットブック、ウルトラブック、医療デバイス若しくは機器、生体センサー若しくはデバイス、ウェアラブルデバイス（スマートウォッチ、スマート衣類、スマート眼鏡、スマートリストバンド、スマートリング若しくはスマートブレスレットなどのスマートジュエリー）、エンターテインメントデバイス（例えば、音楽若しくはビデオデバイス、又は衛星ラジオ）、車両構成要素、スマートメーター、工業製造機器、全地球測位システムデバイス、モノのインターネット（ＩｏＴ）デバイス、マシンタイプ通信（ＭＴＣ）デバイス、発展型若しくは高度化マシンタイプ通信（ｅＭＴＣ）デバイス、又は、無線媒体を介して通信するように構成されたどのような他の好適なデバイスでもあり得る。例えば、ＭＴＣ及びｅＭＴＣデバイスは、ロボット、ドローン、ロケーションタグなどを含み得る。

いくつかの態様によれば、基地局１０３及び基地局１０５は、コアネットワーク１０７に通信可能に結合され得る。基地局１０３はセル１０２にサービスを提供でき、基地局１０５はセル１０２内に含まれたセル１０４にサービスを提供できる。いくつかの他の実施形態では、セル１０２はセル１０４と部分的に重複し得る。セル１０２又はセル１０４は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、及び／又は別のタイプのセルであり得る。比較すると、マクロセルは、例えば半径数キロメートルなどの比較的大きい地理的領域をカバーでき、フェムトセルは、例えば自宅などの比較的小さい地理的領域をカバーができ、ピコセルは、マクロセルのカバーする領域よりも小さいが、フェムトセルのカバーする領域よりも大きい領域をカバーする。例えば、セル１０２はマクロセルであり得、セル１０４はピコセル又はフェムトセルであり得る。更に、セル１０２はピコセルであり得、セル１０４はフェムトセルであり得る。いくつかの例では、セルの地理的領域は、移動基地局のロケーションに従って移動し得る。

いくつかの態様によれば、基地局１０３はサービング基地局であり得、セル１０２はサービングセル又はプライマリセルであり得る。セル１０４は、セカンダリセルであり得る。図示されていないが、ＵＥ１０１には他のセカンダリセルがあり得る。ＵＥ１０１のためのデータは、ＵＥ１０１とコアネットワーク１０７との間で、ＵＥ１０１と基地局１０５の間の、あるキャリア周波数（例えばキャリア１０６などのコンポーネントキャリア）での無線接続と、ＵＥ１０１と基地局１０３の間の、別のキャリア周波数（例えばキャリア１０８などのコンポーネントキャリア）での１つ以上の無線接続とによって、同時に転送され得る。

いくつかの態様によれば、ＵＥ１０１は、本明細書に提供される記載に従って、複数の、例えば物理（ＰＨＹ）層１１０などのプロトコル層を含むプロトコルスタックを動作させるプロセッサ１０９を含み得る。詳細には、ＰＨＹ１１０は、ＵＣＩ１１３を搬送するように設定されたＰＵＣＣＨ１１１と、データ１１４を搬送するＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２と、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５とを含み得る。いくつかの例では、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２とＰＵＣＣＨ１１１が時間的に重複し、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５がＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２及びＰＵＣＣＨ１１１と重複しないとき、基地局１０３に送信すべき、データ１１４とＵＣＩ１１３との両方をＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２が搬送できるように、ＵＣＩ１１３はＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２に多重化され得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を含む複数のＣＧ ＰＵＳＣＨが存在し得、図２に更なる詳細を示す。

いくつかの例では、ＵＣＩ１１３は、ハイブリッド自動再送要求（ＨＡＲＱ）フィードバック、チャネル状態情報（ＣＳＩ）、スケジューリング要求（ＳＲ）、又は他の制御情報を含み得る。ＰＵＣＣＨ１１１は様々なフォーマットであり得、例えば、ＰＵＣＣＨフォーマット０及び２などの、１つ又は２つのＯＦＤＭシンボルを占める短いＰＵＣＣＨ、又は、ＰＵＣＣＨフォーマット１、３及び４などの、４～１４個のＯＦＤＭシンボルを占める長いＰＵＣＣＨであり得る。ＰＵＣＣＨフォーマット０及び１は、１ビット又は２ビットを有するＵＣＩペイロードを搬送する。他のＰＵＣＣＨフォーマットは、３ビット以上を有するＵＣＩペイロードを搬送する。

いくつかの例では、データ１１４が利用可能でないことがある。そのような場合、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２がＰＵＣＣＨ１１１と重複しないならば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は基地局１０３に送信されることなくドロップ又はスキップされ得る。一方、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２がＰＵＣＣＨ１１１と重複し、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５がＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２及びＰＵＣＣＨ１１１と重複しないならば、ＵＣＩ１１３はＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２内で送信され得、同時にデータは送信されない。したがって、ＰＵＣＣＨ１１１は送信されずにスキップされ得る。

いくつかの他の例では、データ１１４が利用可能でなく、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２がＰＵＣＣＨ１１１と重複し、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５がＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２及びＰＵＣＣＨ１１１と重複するとき、ＵＣＩ１１３はＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５内で送信され得る。したがって、ＰＵＣＣＨ１１１とＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２の両方が、送信されることなくスキップされ得る。

図２は、例えば送受信機２０３に結合され、プロセッサ１０９によって制御されるアンテナ要素２１９などの、１つ以上のアンテナ要素を含むアンテナパネル２１７を有するＵＥ１０１のブロック図を示す。詳細には、送受信機２０３は、無線周波数（ＲＦ）回路２１６、ベースバンド送信回路２１２、及びベースバンド受信回路２１４を含み得る。ＲＦ回路２１６は、送信機能又は受信機能のうち１つ以上のための多数の並列ＲＦチェーンを含み得、その各々はアンテナパネルの１つ以上のアンテナ素子に接続されている。加えて、プロセッサ１０９はメモリデバイス２０１に通信可能に結合されており得、メモリデバイス２０１は更に送受信機２０３に更に結合されている。プロセッサ１０９は、単独で、又は、メモリデバイス２０１及び送受信機２０３内の命令と組み合わせて、本明細書に記載のＵＣＩ機能を含む設定グラントＰＵＳＣＨの送信を実行するか、実行を引き起こし得る。

いくつかの態様によれば、メモリデバイス２０１はプロトコルスタックに関する情報を記憶し得、プロトコルスタックはＰＨＹ１１０、ＭＡＣ層２２０、ＲＲＣ層２３０、又はそれより多くの層を含み得る。ＰＨＹ１１０は、ＵＣＩ１１３を搬送するように設定されたＰＵＣＣＨ１１１と、データ１１４を搬送するＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２と、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５と、基地局１０３から受信される設定２１１とを含み得る。ＭＡＣ層２２０は、例えばＭＡＣプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）などのデータ２２３を生成する論理チャネル（ＬＣＨ）２２１と、データ２２４を生成するＬＣＨ２２２とを含み得る。

いくつかの態様によれば、プロセッサ１０９は、設定２１１に基づいてＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３を決定し得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３の各ＣＧ ＰＵＳＣＨは、ＰＵＣＣＨ１１１と重複しており、かつ、ＵＥ１０１から基地局１０３にデータを送信するように設定されている。ＭＡＣ層２２０によって、例えばデータ２２３又はデータ２２４などの、データが生成され得る。いくつかの例では、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３は、ＲＲＣ設定シグナリングの提供する設定に基づくＣＧタイプ１のＰＵＳＣＨ、又は物理下りリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）の提供する設定に基づくＣＧタイプ２のＰＵＳＣＨを含み得る。繰り返し（繰り返しタイプＡ又はタイプＢのいずれか）を伴うＣＧ ＰＵＳＣＨの場合、各ＣＧ ＰＵＳＣＨ繰り返しは、別個のＣＧ ＰＵＳＣＨと見なされ得る。同様に、ＮＲ免許不要帯（ＮＲ－Ｕ）内のＣＧ ＰＵＳＣＨについては、１つ以上のスロット内に設定された複数のＣＧ ＰＵＳＣＨの各々は別個に考慮され得る。

プロセッサ１０９は、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３からＣＧ ＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５を更に決定し得る。いくつかの例では、ＣＧ ＰＵＳＣＨが半静的下りリンク（ＤＬ）シンボルと衝突するシンボルを含む場合、そのＣＧ ＰＵＳＣＨは、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３から除外され得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨが半静的下りリンク（ＤＬ）シンボルと衝突するシンボルを含む場合、そのＣＧ ＰＵＳＣＨは送信されず、ＵＣＩ１１３を基地局１０３に搬送するためには使用できない。同様に、ＣＧ ＰＵＳＣＨが、動的ＤＣＩによって指示されるＤＬシンボルと衝突する、又はスロットフォーマット指示子によって指示されるフレキシブルシンボルと衝突するシンボルを含む場合、そのＣＧ ＰＵＳＣＨは、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３から除外され得る。いくつかの他の例では、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第３のセットは空のセットであり得、ＵＣＩ１１３を搬送するための候補と見なされることから除外されるＣＧ ＰＵＳＣＨはない。ただし、ＵＣＩ１１３を搬送するためにＣＧ ＰＵＳＣＨが選択されても、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨがＤＬシンボルと衝突する場合は、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨはドロップされ得る。したがってＵＣＩ１１３もまたドロップされ、これにより、効率及び信頼性の問題がＵＥ１０１及び基地局１０３に引き起こされることがある。

その後、プロセッサ１０９は、ＰＵＣＣＨ１１１に含まれるＵＣＩ１１３を搬送するためにＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５からＣＧ ＰＵＳＣＨを選択し得る。選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨは、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２として示される。いくつかの例では、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５の複数のＣＧ ＰＵＳＣＨは同じサービングセルに対応し得、おそらくは同時に開始する。ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２はＣＧ ＰＵＳＣＨ ２１５の第２のセットから、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２のインデックス、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にマッピングされたデータの論理チャネル優先順位、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２の送信継続時間、又はＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２の開始時刻に基づいて選択され得る。例えばＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５の各ＣＧ ＰＵＳＣＨのインデックスのうち最小のものを有し得る。追加的、また代替的に、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５の各ＣＧ ＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位のうち最高のもの、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５の各ＣＧ ＰＵＳＣＨの送信継続時間のうち最短のもの、又はより早い開始時刻を有してもよい。上記の代替物の組み合わせを使用してもよい。上記の例は、例示のみを目的として提供されており、開示の態様を限定するものではない。例えば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５の各ＣＧ ＰＵＳＣＨのインデックスのうち最大のもの、論理チャネル優先順位のうち最低のもの、又は送信継続時間のうち最長のものを有し得る。

いくつかの他の例では、プロセッサ１０９は、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を第２のセット２１５からＣＧ ＰＵＳＣＨを、データ利用可能性及び優先順位付けに基づいて選択するようにＭＡＣ層２２０を動作させ得る。最初に、ＰＨＹ１１０は、ＣＧ ＰＵＳＣＨ ２１５の第２のセットのうちどの１つをＵＣＩ多重化に使用するのかについて決定を行わない。代わりに、ＰＨＹ１１０は、そのような決定を行うようにＭＡＣ層２２０に指示する。ＭＡＣ層２２０は、優先順位付けを行い、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を、例えばデータ２２３又はデータ２２４などの、データとともにＰＨＹ１１０に伝送する。ＰＨＹ１１０は、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２のためのデータをＭＡＣ層２２０から受信し、更に、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２上にＵＣＩ１１３を多重化する。ＰＨＹ１１０が、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５のどのＣＧ ＰＵＳＣＨのためのデータも受信しない場合、ＵＣＩはドロップされるか、又はＰＵＣＣＨ１１１上で送信され得る。追加的、また代替的に、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５からＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を選択するために、規則の組み合わせが適用され得る。例えば、ＵＥ１０１はまず、開始時刻が最も早いＣＧ ＰＵＳＣＨ（単数又は複数）を選択し、次いで、開始時刻が最も早いＣＧ ＰＵＳＣＨが複数存在する場合は、ＭＡＣ層２２０に依存して１つを選び得る。

いくつかの態様によれば、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にＵＣＩ１１３を送信させるために、プロセッサ１０９は、ＰＵＣＣＨ１１１又は選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２と重複するＤＧ ＰＵＳＣＨが存在しないことを更に判断し得る。例えばプロセッサ１０９は、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５がＰＵＣＣＨ１１１又は選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２と重複しないことを更に判断し得る。図３Ａに示すように、ＰＵＣＣＨ１１１は時間間隔［Ｔ１，Ｔ２］内にあり、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は時間間隔［Ｔ３，Ｔ４］内にあり、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５は時間間隔［Ｔ５，Ｔ６］内にある。時間間隔［Ｔ１，Ｔ２］は時間間隔［Ｔ３，Ｔ４］と重複するが、［Ｔ１，Ｔ２］及び［Ｔ３，Ｔ４］は両方とも［Ｔ５，Ｔ６］と重複しない。

追加的、また代替的に、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５がＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２とは重複するがＰＵＣＣＨ１１１と重複しないとき、ＵＥは、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５のためのＤＣＩ３０１が、ＰＵＣＣＨ１１１の開始点とＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２の開始点のうちの早い方から所定の時間間隔だけ離れた時点で受信されると予期する。この所定の時間間隔は、ＵＣＩ多重化の決定を行って処理するために十分な時間をＵＥに提供することを意図したものである。図３Ｂに示すように、ＰＵＣＣＨ１１１は時間間隔［Ｔ１，Ｔ２］内にあり、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は時間間隔［Ｔ３，Ｔ４］内にあり、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５は時間間隔［Ｔ７，Ｔ８］内にある。時間間隔［Ｔ１，Ｔ２］は、時間間隔［Ｔ３，Ｔ４］と重複する。更に、時間間隔［Ｔ７，Ｔ８］は、時間間隔［Ｔ３，Ｔ４］と重複する。ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５は、時点Ｔ９で受信されるＤＣＩ３０１によって設定される。Ｔ９と、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２の開始点であるＴ３との間の時間距離は、Ｉ１である。Ｉ１が所定の値よりも大きい場合、ＵＥはデータ優先順位付けのためにＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２よりもＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５を選ぶことができ、するとＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２はドロップされ、ＵＣＩ１１３はＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５と重複しないので、やはりＰＵＣＣＨ１１１を使用して送信される。あるいは、ＵＥは、それでもＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２上にＵＣＩ１１３を多重化することを選ぶこともあり、するとＵＣＩ１１３はＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２とともにドロップされる。

一方、Ｉ１が所定の値より小さい場合、ＵＥ１０１は、それをエラーとして扱うことがある。やはりＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２が選択されて、多重化されたＵＣＩ１１３とともに送信され得る。この場合、ＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５はエラーとして扱われ得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２が多重化されたＵＣＩ１１３を有する場合、ＵＥ１０１は、同じサービングセル上のＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２と重複するＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５をスケジュールされることを期待しない。

いくつかの態様によれば、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は、ＰＵＣＣＨ１１１のＵＣＩ１１３を搬送し得る。更に、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２は、ＭＡＣ層２２０のＬＣＨによって、例えばＬＣＨ２２１又はＬＣＨ２２２によって生成された、基地局１０３に送信すべきデータを搬送し得る。いくつかの例では、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にＭＡＣ層２２０のＬＣＨをマッピングするためのある事前設定条件が満たされるとき、そのＬＣＨからデータが選択される。

いくつかの例では、ＬＣＨからのデータは、（１）ａｌｌｏｗｅｄＳＣＳ－Ｌｉｓｔ内の許容サブキャリア間隔インデックス（ＳＣＳ）値のセットが、設定されていれば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２に関連付けられたサブキャリア間隔インデックスを含む、（２）ｍａｘＰＵＳＣＨ－ｄｕｒａｔｉｏｎが、設定されていれば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２に関連付けられたＰＵＳＣＨ送信継続時間以上である、（３）ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄＧｒａｎｔＴｙｐｅ１Ａｌｌｏｗｅｄが、設定されていれば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２が設定グラントタイプ１である場合は「真」に設定されている、（４）ａｌｌｏｗｅｄＳｅｒｖｉｎｇＣｅｌｌｓが、設定されていれば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２に関連付けられたセル情報を含む、（５）ａｌｌｏｗｅｄＣＧ－Ｌｉｓｔが、設定されていれば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２に関連付けられた設定グラントインデックスを含む、（６）ａｌｌｏｗｅｄＰＨＹ－ＰｒｉｏｒｉｔｙＩｎｄｅｘが、設定されていれば、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２に関連付けられた優先順位インデックスを含む、という諸条件が満たされる場合、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にマッピングされ得る。

いくつかの他の例では、データをＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にマッピングするための全ての条件を満たすＬＣＨからのデータがないとき、ＭＡＣ層２２０は、ＵＣＩ１１３と多重化されるＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２のためのパディング、例えば空のＭＡＣ ＰＤＵを生成し得る。ＵＥ１０１は、ＵＣＩ１１３を搬送するＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２をパディングとともに送信し得る。ところが、パディングの結果、リソースの非効率性、不要なＵＥ電力消費、及び不要な干渉が生じ得る。

いくつかの他の例では、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にＭＡＣ層２２０のＬＣＨをマッピングするためのある事前設定条件を満たさなくても、そのＬＣＨからデータが選択され得る。例えば、ＭＡＣ層２２０のそのＬＣＨは、許容サブキャリア間隔インデックス値に関する、ＰＵＳＣＨ送信継続時間に関する、設定グラントタイプに関する、セル情報に関する、設定グラントインデックスに関する、又は優先順位インデックスに関する事前設定条件を満たさない。ＵＥ１０１又は基地局１０３は、どの事前設定条件が適用免除され得るか判断して、ＭＡＣ層２２０の、適用免除された事前設定条件を満たさないＬＣＨをＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にマッピングされるようにし得る。

更に、上記の、ＭＡＣ層２２０のＬＣＨによって生成されたデータをマッピングする原理は、ＤＧ ＰＵＳＣＨにも同様に適用され得る。例えば、ＰＵＣＣＨ１１１からのＵＣＩ１１３を搬送するためにＤＧ ＰＵＳＣＨが選択された場合、ＵＣＩ１１３と多重化されるＤＧ ＰＵＳＣＨ中に含ませるためにデータが選択され得る。最初に、ある事前設定諸条件が満たされれば、ＬＣＨからのデータがＤＧ ＰＵＳＣＨに対マッピングされ得る。全ての事前設定条件を満たす利用可能なそのようなデータがない場合、ＤＧ ＰＵＳＣＨで搬送してＵＣＩ１１３と多重化するためにデータを選択できるように、１つ以上の条件を適用免除し得る。

いくつかの態様によれば、プロセッサ１０９は、ＵＣＩ１１３を含み、かつ、ＬＣＨによって生成されたデータを含む可能性のある、ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を送信するように更に構成され得る。よって、ＵＣＩ１１３は、事前設定諸条件を満たすＬＣＨからのデータ、又は、ある事前設定条件を満たさないＬＣＨからのデータとともに多重化される。したがって、ＰＵＣＣＨ１１１は、基地局１０３に送信されることなくスキップされ得る。

図４は、本開示のいくつかの態様による、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含むＣＧ ＰＵＳＣＨを送信するために、ＵＥ１０１及び基地局１０３によって実行される方法例４００を示す。方法４００は、図１～図３に示すように、ＵＥ１０１及び基地局１０３によって実行され得る。

４０１で、ＵＥ１０１は、ＵＣＩを搬送するように設定されたＰＵＣＣＨを特定し得る。例えば、ＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨ１１１がＵＣＩ１１３を搬送するように設定されていると特定し得る。

４０２で、ＵＥ１０１はＣＧ ＰＵＳＣＨを設定するために、基地局から設定を受信し得る。例えば、ＵＥ１０１はＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３を設定するために、基地局１０３から設定２１１を受信し得る。

４０４で、ＵＥ１０１はＤＧ ＰＵＳＣＨを構成するために、基地局１０３からＤＣＩを受信し得る。例えば、ＵＥ１０１はＤＧ ＰＵＳＣＨ１１５を設定するために、基地局１０３からＤＣＩ３０１を受信し得る。

４０５で、ＵＥ１０１は、基地局から受信した設定又はＤＣＩに基づいて、そのＰＵＣＣＨと重複する利用可能なＣＧ ＰＵＳＣＨ又はＤＧＰＵＳＣＨがあればそれらを特定し、更に、ＵＣＩを送信するためにＣＧ ＰＵＳＣＨを選択することができる。一方、ＣＧ ＰＵＳＣＨがＰＵＣＣＨと重複しない場合、ＣＧ ＰＵＳＣＨはスキップされ得る。例えば、ＵＥ１０１は、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１５がＰＵＣＣＨ１１１と重複するＣＧ ＰＵＳＣＨを含むと判断し、ＵＣＩ１１３を送信するためにＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を更に選択し得る。４０５のより詳細な動作を図５に示す。

４０７で、ＵＥ１０１は、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨによって送信すべき利用可能なデータを決定し得る。例えば、ＵＥ１０１は、選択ＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２によって送信すべき利用可能なデータがあるか、更に判断し得る。

４０９で、送信のためにデータが利用可能であるとき、ＵＥ１０１は、論理チャネルからのデータを選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨにマッピングし得る。例えば、ＵＥ１０１は、論理チャネル２２１からのデータ２２３を選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にマッピングし得る。

４１１で、ＵＥ１０１は、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨにＰＵＣＣＨのＵＣＩを多重化し得る。例えばＵＥ１０１は、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２にＰＵＣＣＨ１１１のＵＣＩ１１３を多重化し得る。

４１２で、ＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨのＵＣＩを搬送する、選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨを基地局に送信し得る。例えばＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨ１１１のＵＣＩ１１３を搬送する選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を基地局１０３に送信し得る。

図５は、本開示のいくつかの態様による、ＰＵＣＣＨを送信せずに、ＵＣＩを含むＣＧ ＰＵＳＣＨを送信するために、ＵＥによって実行される方法例５００を示す。方法５００は、図１～図２に示すように、ＵＥ１０１によって実行され得る。方法５００は、図４に示される４０５で実行される詳細な動作の例であり得る。

５０２で、ＵＥ１０１は、ＵＣＩを搬送するように設定されたＰＵＣＣＨを特定し得る。例えばＵＥ１０１は、４０１で実行した動作と同様に、ＰＵＣＣＨ１１１がＵＣＩ１１３を搬送するように設定されていると判断し得る。

５０４で、ＵＥ１０１は、基地局から受信した設定に基づいてＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットを決定でき、ここで、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセットの各ＣＧ ＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨと重複しており、かつＵＥから基地局にデータを送信するように設定されている。例えば、ＵＥ１０１は設定２１１に基づいてＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３を決定でき、ここで、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３の各ＣＧ ＰＵＳＣＨはＰＵＣＣＨ１１１と重複する。

５０６で、ＵＥ１０１は、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットを決定し得る。例えば、ＵＥ１０１は、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第１のセット２１３からＣＧ ＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、ＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセット２１５を決定し得る。ＵＣＩを搬送するように考慮されることからＣＧ ＰＵＳＣＨを除外するために様々な基準が適用され得、例えば、図１～図２について説明したように、半静的下りリンク（ＤＬ）シンボルと衝突するシンボルを含むＣＧ ＰＵＳＣＨが除外される。

５０８で、ＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨに含まれるＵＣＩを搬送するためにＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨを選択し得る。例えば、ＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨ１１１に含まれるＵＣＩ１１３を搬送するためにＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２の第２のセットからＣＧ ＰＵＳＣＨ ２１５を選択し得る。ＣＧ ＰＵＳＣＨをＣＧ ＰＵＳＣＨの第２のセットから選択するために様々な技法が適用され得、例えば、図１～図２について説明したように、ＣＧ ＰＵＳＣＨのインデックス、ＣＧ ＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位、又はＣＧ ＰＵＳＣＨの送信継続時間に基づいて選択が行われる。

５１０で、ＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨのＵＣＩを搬送する選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨを基地局に送信し得る。例えば、ＵＥ１０１は、ＰＵＣＣＨ１１１のＵＣＩ１１３を搬送する選択されたＣＧ ＰＵＳＣＨ１１２を基地局１０３に送信し得る。

様々な態様が、例えば図６に示すコンピュータシステム６００などの１つ以上のコンピュータシステムを使用して実施され得る。コンピュータシステム６００は、図１及び図２に示すように、ＵＥ１０１、基地局１０３、又は基地局１０５などの本明細書に記載の機能を実行することが可能な、どのようなコンピュータでもあり得る。コンピュータシステム６００は、プロセッサ６０４などの１つ以上の（中央処理装置、すなわち、ＣＰＵとも呼ばれる）プロセッサを含む。プロセッサ６０４は、通信インフラ６０６に接続されている（例えばバス）。コンピュータシステム６００はまた、ユーザ入出力インタフェース（単数又は複数）６０２を介して通信インフラ６０６と通信する、モニタ、キーボード、ポインティングデバイスなどのユーザ入出力デバイス（単数又は複数）６０３を含む。コンピュータシステム６００はまた、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）などのメイン又はプライマリメモリ６０８を含む。メインメモリ６０８は、１レベル以上のキャッシュを含んでもよい。メインメモリ６０８には、制御ロジック（例えばコンピュータソフトウェア）及び／又はデータが記憶されている。

コンピュータシステム６００はまた、１つ以上のセカンダリ記憶デバイス又はセカンダリメモリ６１０を含んでもよい。セカンダリメモリ６１０は、例えばハードディスクドライブ６１２及び／又はリムーバブル記憶デバイス若しくはリムーバブル記憶ドライブ６１４を含んでもよい。リムーバブル記憶ドライブ６１４は、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ、光記憶デバイス、テープバックアップデバイス、及び／又はどのような他の記憶デバイス／ドライブであってもよい。

リムーバブル記憶ドライブ６１４は、リムーバブル記憶ユニット６１８と相互作用してもよい。リムーバブル記憶ユニット６１８には、コンピュータソフトウェア（制御ロジック）及び／又はデータが記憶された、コンピュータ使用可能な、又はコンピュータ可読の記憶デバイスが含まれる。リムーバブル記憶ユニット６１８は、フロッピーディスク、磁気テープ、コンパクトディスク、ＤＶＤ、光記憶ディスク、及び／どのような他のコンピュータデータ記憶デバイスであってもよい。リムーバブル記憶ドライブ６１４は、リムーバブル記憶ユニット６１８からの読み出し、及び／又は書き込みを、よく知られた様式で行う。

いくつかの態様によれば、セカンダリメモリ６１０は、コンピュータシステム６００によってコンピュータプログラム及び／若しくは他の命令、並びに／又はデータにアクセスできるようにするための他の手段（means）、手段（instrumentality）、その他の手法を含んでもよい。そのような手段、手段、その他の手法の例には、例えばリムーバブル記憶ユニット６２２及びインタフェース６２０が含まれ得る。リムーバブル記憶ユニット６２２及びインタフェース６２０の例は、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース（ビデオゲームデバイスに見られるものなど）、リムーバブルメモリチップ（ＥＰＲＯＭ又はＰＲＯＭなど）及び関連するソケット、メモリスティック及びＵＳＢポート、メモリカード及び関連するメモリカードスロット、並びに／又は、どのような他のリムーバブル記憶ユニット及び関連インタフェースを含んでもよい。

いくつかの例では、メインメモリ６０８、リムーバブル記憶ユニット６１８、リムーバブル記憶ユニット６２２は命令を記憶し得、その命令はプロセッサ６０４によって実行されると、例えば図１及び図２に示すＵＥ１０１、基地局１０３、又は基地局１０５などの、ＵＥ又は基地局のための動作をプロセッサ６０４に実行させる。いくつかの例では、動作は、図３～図４に示され説明された動作を含む。

コンピュータシステム６００は、通信又はネットワークのインタフェース６２４を更に含んでもよい。通信インタフェース６２４は、コンピュータシステム６００がリモートデバイス、リモートネットワーク、リモートエンティティなどの任意の組み合わせ（個別に、及び包括的に参照番号６２８で参照される）と通信し、相互作用することを可能にする。例えば、通信インタフェース６２４によって、コンピュータシステム６００は通信経路６２６を介してリモートデバイス６２８と通信できるようになり、この通信経路６２６は、有線かつ／又は無線であってもよく、ＬＡＮ、ＷＡＮ、インターネットなどの任意の組み合わせを含んでもよい。通信経路６２６を介して、コンピュータシステム６００との間で制御ロジック及び／又はデータが送信されてもよい。通信インタフェース６２４の動作は、無線コントローラ及び／又はセルラーコントローラによって実行され得る。セルラーコントローラは、異なる無線通信技術に従って通信を管理するための別個のコントローラであり得る。前述の態様での動作は、多種多様な構成及びアーキテクチャで実装され得る。したがって、前述の態様での動作のうちのいくつか又は全ては、ハードウェア、ソフトウェア、又は両方で実行されてもよい。いくつかの態様では、有形的非一時的装置又は製造物品は、制御ロジック（ソフトウェア）が記憶された有形的非一時的コンピュータ使用可能又は可読媒体を含むまたコンピュータプログラム製品又はプログラム記憶デバイスと本明細書で称される。これには、コンピュータシステム６００、メインメモリ６０８、セカンダリメモリ６１０、リムーバブル記憶ユニット６１８及び６２２、並びに前述のものを任意に組み合わせて具体化した有形的製造物品が含まれ得るが、これらに限定されない。そのような制御ロジックは、１つ以上のデータ処理デバイス（コンピュータシステム６００など）によって実行されると、そのようなデータ処理デバイスを本明細書の記載のとおりに動作させる。

本開示に含まれる教示に基づけば、図６に示すもの以外のデータ処理デバイス、コンピュータシステム及び／又はコンピュータアーキテクチャを使用して、どのように本開示の態様を作成して使用するのかは、関連する技術分野（単数又は複数）の当業者には明らかである。特に、態様は、本明細書に記載のもの以外のソフトウェア、ハードウェア、及び／又はオペレーティングシステム実装形態で動作することができる。

特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されているのは、「発明の概要」及び「要約書」のセクションではなく、「発明を実施するための形態」のセクションであることを理解されたい。発明の概要及び要約の項は、本発明者（単数又は複数）によって企図されているように、本開示の例示的な態様の全てでなく、本開示の１つ以上の例示的な態様を記載し得、したがって、発明の概要及び要約の項が本開示又は添付の特許請求の範囲を限定することは、なんら意図されていない。

本開示は、例示的な分野及び用途のための例示的な態様を参照して本明細書に記載されているが、本開示は例示的な態様に限定されないことを理解されたい。他の態様及び態様の変形形態が、可能であり、本開示の範囲及び精神の範囲内である。例として、また、この段落の一般性を限定することなく、態様は、図に示される、かつ／又は本明細書に記載される、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、及び／又はエンティティに限定されない。更に、態様（本明細書に明示的に記載されているかどうかに関わらず）は、本明細書に記載された実施例を超える分野及び用途に対して、著しい有用性を有する。

本明細書では、特定の機能の実装及びそれらの関係を示す機能的構成ブロックの助けを借りて、態様を説明してきた。本明細書では、説明の便宜上、これらの機能的構成ブロックの境界は、任意に画定されている。特定の機能及び関係（又はそれらの均等物）が適切に実行される限り、代替の境界を画定することができる。加えて、代替の態様が、本明細書に記載の順序とは異なる順序を使用して、機能ブロック、ステップ、動作、方法などを実行してもよい。

「１つの実施形態」、「一実施形態」、「例示的な実施形態」、又は同様の語句への本明細書での言及は、記載の実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態が、必ずしも特定の特徴、構造又は特性を含み得るわけではないことを示す。また、このような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が、一実施形態に関連して記載されているときに、このような特定の特徴、構造、又は特性を、本明細書に明示的に言及又は記載されているかどうかに関わらず、他の態様に組み込むことは、関連する技術分野（単数又は複数）における当業者の知識内である。

本開示の広さ及び範囲は、上記の例示的な態様のいずれかによって限定されるべきでなく、以下の特許請求の範囲及び特許請求の範囲の均等物に従ってのみ、定義されるべきである。

個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシ及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図されない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。

１つ以上の実施形態では、例えば、前述の図のうちの１つ以上に記載される構成要素のうちの少なくとも１つは、以下の実施例セクションに記載されるような１つ以上の動作、技術、プロセス、及び／又は方法を実行するように構成することがある。例えば、前述の図のうちの１つ以上に関連して上述したスレッドデバイス、ルータ、ネットワーク要素などに関連付けられた回路が、以下で実施例セクションに記載される例のうちの１つ以上に従って動作するように構成されてもよい。

Claims (23)

1. ユーザ機器（ＵＥ）であって、
   基地局と無線通信するように構成された送受信機と、
   前記送受信機に通信可能に結合されたプロセッサと、を備え、前記プロセッサが、
   上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を搬送するように設定された物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を特定し、
   前記基地局から受信した設定に基づいて、設定グラント物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）の第１のセットであって、設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットの各設定グラントＰＵＳＣＨが前記ＰＵＣＣＨと重複しており、かつ、前記ＵＥから前記基地局にデータを送信するように設定されている、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットを決定し、
   設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットから設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットを決定し、
   前記ＰＵＣＣＨに含まれる前記ＵＣＩを搬送するために設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択し、
   前記ＰＵＣＣＨを送信せずに、前記ＵＣＩを含む前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨを送信するように構成されている、
   ＵＥ。
2. 前記プロセッサが、前記ＰＵＣＣＨ又は前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨと重複する動的グラントＰＵＳＣＨが存在しないと判断するように更に構成されている、
   請求項１に記載のＵＥ。
3. 前記プロセッサが、ある動的グラントＰＵＳＣＨが前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨと重複し、前記動的グラントＰＵＳＣＨのための下りリンク制御情報（ＤＣＩ）が、前記ＰＵＣＣＨの開始点及び前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨの開始点から所定の時間間隔より短い時間だけ離れた時点で受信されると判断するように更に構成されている、
   請求項１に記載のＵＥ。
4. 設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットが、無線リソース制御（ＲＲＣ）設定シグナリングの提供する前記設定に基づく設定グラントタイプ１のＰＵＳＣＨ、又は物理下りリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）の提供する前記設定に基づく設定グラントタイプ２のＰＵＳＣＨを含む、請求項１に記載のＵＥ。
5. ＰＵＳＣＨの前記第１のセットから除外された設定グラントＰＵＳＣＨの前記第３のセットが、半静的下りリンク（ＤＬ）シンボルと衝突するシンボルを含む設定グラントＰＵＳＣＨを含む、請求項１に記載のＵＥ。
6. ＰＵＳＣＨの前記第１のセットから除外された設定グラントＰＵＳＣＨの前記第３のセットが、動的下りリンク制御情報（ＤＣＩ）によって指示される、若しくはスロットフォーマット指示子によって指示されるフレキシブルシンボルによって指示されるＤＬシンボルと衝突するシンボルを含む設定グラントＰＵＳＣＨ、又は、前記ＰＵＣＣＨの開始点から所定の時間間隔だけ離れた時点で受信される下りリンク制御情報（ＤＣＩ）によって設定される動的グラントＰＵＳＣＨと重複する前記設定グラントＰＵＳＣＨを含む、請求項５に記載のＵＥ。
7. 前記プロセッサが、前記設定グラントＰＵＳＣＨを設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから、前記設定グラントＰＵＳＣＨのインデックス、前記設定グラントＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位、前記設定グラントＰＵＳＣＨの送信継続時間、前記設定グラントＰＵＳＣＨの送信開始時刻、又は前記設定グラントＰＵＳＣＨのサービングセルに基づいて選択するように構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
8. 前記プロセッサが、設定グラントＰＵＳＣＨ前記第２のセットから、各設定グラントＰＵＳＣＨのインデックスのうち最小のもの、各設定グラントＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位のうち最高のもの、又は各設定グラントＰＵＳＣＨの送信継続時間のうち最短のものを有する、前記設定グラントＰＵＳＣＨを選択するように構成されている、請求項７に記載のＵＥ。
9. 前記プロセッサが、設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから前記設定グラントＰＵＳＣＨを選択するようにメディアアクセス制御（ＭＡＣ）層を動作させるように構成されている、請求項１に記載のＵＥ。
10. 前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨが、メディアアクセス（ＭＡＣ）層の論理チャネル（ＬＣＨ）によって生成された、前記基地局に送信すべきデータを更に搬送する、請求項１に記載のＵＥ。
11. 前記データが、前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨに前記論理チャネルをマッピングするための事前設定条件を満たすことなく、前記ＭＡＣ層の前記論理チャネルから選択される、請求項１０に記載のＵＥ。
12. 前記ＭＡＣ層の前記論理チャネルが、許容サブキャリア間隔インデックス値について、ＰＵＳＣＨ送信継続時間について、設定グラントタイプについて、セル情報について、設定グラントインデックスについて、又は優先順位インデックスについて、前記事前設定条件を満たさない、請求項１１に記載のＵＥ。
13. ユーザ機器（ＵＥ）のための方法であって、
    基地局に送信すべき上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を搬送するように設定された物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を特定することと、
    前記基地局から受信した設定に基づいて、設定グラント上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）の第１のセットであって、設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットの各設定グラントＰＵＳＣＨが前記ＰＵＣＣＨと重複しており、かつ前記ＵＥから前記基地局にデータを送信するように設定されている、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットを決定することと、
    設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットから設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットを決定することと、
    前記ＰＵＣＣＨに含まれる前記ＵＣＩを搬送するために設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択することと、
    前記ＰＵＣＣＨを送信せずに、前記ＵＣＩを含む前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨを送信することと、を含む、
    方法。
14. 前記ＰＵＣＣＨ又は前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨと重複する動的グラントＰＵＳＣＨが存在しないと判断することを更に含む、
    請求項１３に記載の方法。
15. 前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨと重複する動的グラントＰＵＳＣＨが存在し、前記動的グラントＰＵＳＣＨのための下りリンク制御情報（ＤＣＩ）が、前記ＰＵＣＣＨの開始点及び前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨの開始点から所定の時間間隔より短い時間だけ離れた時点で受信されると判断することを更に含む、
    請求項１３に記載の方法。
16. ＰＵＳＣＨの前記第１のセットから除外された設定グラントＰＵＳＣＨの前記第３のセットが、半静的下りリンク（ＤＬ）シンボル、動的下りリンク制御情報（ＤＣＩ）によって指示されるＤＬシンボル、又はスロットフォーマット指示子によって指示されるフレキシブルシンボルと衝突するシンボルを含む設定グラントＰＵＳＣＨを含む、請求項１３に記載の方法。
17. 前記設定グラントＰＵＳＣＨを前記選択することが、設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから前記設定グラントＰＵＳＣＨを、前記設定グラントＰＵＳＣＨのインデックス、前記設定グラントＰＵＳＣＨにマッピングされたデータの論理チャネル優先順位、又は前記設定グラントＰＵＳＣＨの送信継続時間に基づいて選択することを含む、請求項１３に記載の方法。
18. 前記設定グラントＰＵＳＣＨを前記選択することが、設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから前記設定グラントＰＵＳＣＨを選択するようにメディアアクセス制御（ＭＡＣ）層を動作させることを含む、請求項１３に記載の方法。
19. 前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨが、メディアアクセス（ＭＡＣ）層の論理チャネル（ＬＣＨ）によって生成された、前記基地局に送信すべきデータを更に搬送する、請求項１３に記載の方法。
20. 命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、ユーザ機器（ＵＥ）のプロセッサによって実行されたとき、前記ＵＥに動作を実行させ、前記動作が、
    基地局に送信すべき上りリンク制御情報（ＵＣＩ）を搬送するように設定された物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ）を特定することと、
    前記基地局から受信した設定に基づいて、設定グラント物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）の第１のセットであって、設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットの各設定グラントＰＵＳＣＨが前記ＰＵＣＣＨと重複しており、かつ前記ＵＥから前記基地局にデータを送信するように設定されている、設定グラントＰＵＳＣＨの第１のセットを決定することと、
    設定グラントＰＵＳＣＨの前記第１のセットから設定グラントＰＵＳＣＨの第３のセットを除外することによって、設定グラントＰＵＳＣＨの第２のセットを決定することと、
    前記ＰＵＣＣＨに含まれる前記ＵＣＩを搬送するために設定グラントＰＵＳＣＨの前記第２のセットから設定グラントＰＵＳＣＨを選択することと、
    前記ＰＵＣＣＨを送信せずに、前記ＵＣＩを含む前記選択された設定グラントＰＵＳＣＨを送信することと、を含む、
    非一時的コンピュータ可読媒体。
21. ユーザ機器（ＵＥ）のための方法であって、
    メディアアクセス制御（ＭＡＣ）層の第１の論理チャネルによって生成されたデータを物理上りリンク共有チャネル（ＰＵＳＣＨ）にマッピングするための事前設定条件を判断することと、
    前記ＰＵＳＣＨにマッピングするべき、前記第１の論理チャネルからのデータが存在しないと判断することと、
    前記ＭＡＣ層の第２の論理チャネルであって、前記事前設定条件を満たさない第２の論理チャネルによって生成されたデータが存在すると判断することと、
    前記第２の論理チャネルによって生成された前記データを前記ＰＵＳＣＨにマッピングすることと、を含む、
    方法。
22. 前記ＰＵＳＣＨが設定グラントＰＵＳＣＨ又は動的グラントＰＵＳＣＨである、請求項２１に記載の方法。
23. 前記事前設定条件が、許容サブキャリア間隔インデックス値、ＰＵＳＣＨ送信継続時間、設定グラントタイプ、セル情報、設定グラントインデックス、又は優先順位インデックスに関する、請求項２１に記載の方法。

Images