JP2024503289A - Bgpセッションの状態を検出する方法及び装置、並びにネットワークデバイス - Google Patents

Bgpセッションの状態を検出する方法及び装置、並びにネットワークデバイス Download PDF

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Abstract

本出願は、BGPセッションの状態を検出する方法及び装置、並びにネットワークデバイスを提供し、ネットワーク通信技術の分野に属する。本方法は、第1のネットワークデバイスに適用され、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとは、BGPネイバー関係を有し、本方法は、第1のネットワークデバイスがSBFDセッションを作成し、SBFDセッションは第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタであり、BGPセッションはBGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションである(501)ことを含む。第1のネットワークデバイスは、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する(502)。第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて、BGPセッションの状態を判断する(503)。本出願によれば、BPGセッションの両端の構成を簡素化することができる。

Description

本出願は、2020年12月31日に出願され「METHOD AND APPARATUS FOR DETECTING STATE OF BGP SESSION, AND NETWORK DEVICE」と題された中国特許出願第202011632592.0号に対する優先権を主張するものであり、該出願はその全体を参照により本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
本出願は、ネットワーク通信技術の分野に関し、特に、ボーダーゲートウェイプロトコル(border gateway protocol、BGP)セッションの状態を検出する方法及び装置、並びにネットワークデバイスに関する。
BGPは、自律システム(autonomous systems、AS)間のルートを到達可能にし、最適なルートを選択するための距離ベクトルルーティングプロトコルである。BGPルーティングプロトコルでは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスがBGPセッションを確立した後、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは、遅いハロー(hello)パケットメカニズムを使用することによりリンク障害を検出し、遅いハローパケットの送信間隔は通常、第2のレベルである。しかしながら、待ち時間に敏感なネットワークでは、第2のレベルの検出障害は受け入れることができない。この場合、双方向転送検出(bidirectional forwarding detection、BFD)が導入される。BFDは、ミリ秒レベルの障害検出を提供し、迅速なリンク障害検出を実施することができる。したがって、BGPとBFDが一緒に使用され、それにより、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスはリンク障害を素早く検出して、さらにBGPルート収束を可能にすることができる。
BFDが使用されるとき、通常はBGPセッションが作成された後、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは双方とも、BFDセッションを作成するために必要な構成パラメータを構成し、BFDセッションを作成する。このように、新しい構成がBGPセッションの両端に追加される必要があり、これは複雑な構成を結果的にもたらす。
本出願は、BGPセッションの状態が検出されたときにBGPセッションの両端の構成を簡素化するための、BGPセッションの状態を検出する方法及び装置、並びにネットワークデバイスを提供する。
第1の態様によれば、本出願は、BGPセッションの状態を検出する方法を提供し、当該方法は第1のネットワークデバイスに適用され、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとがBGPネイバー関係を有し、当該方法は、
第1のネットワークデバイスが、シームレス双方向転送検出(Seamless Bidirectional Forwarding Detection、SBFD)セッションを作成し、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタであり、BGPセッションは、BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションであることと、第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することと、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することと、を含む。
本出願に示される解決策において、BGPセッションの状態を検出する方法は、第1のネットワークデバイスにより実行され、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスはBGPネイバー関係を有し、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークは、BGPネイバー関係に対応するBGPセッションを作成する。第1のネットワークデバイスは、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成し、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のSBFDセッションである。第1のネットワークデバイスは、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信し、SBFDパケットは、SBFD制御(control)パケット又はSBFDエコー(echo)パケットである。第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することができる。このようにして、リフレクタはSBFDパケットをフィードバックするだけでよく、SBFDセッションを作成する必要がないため、SBFDセッションを作成するために必要なコンテンツはイニシエータのみに構成され、リフレクタに構成される必要がなく、それにより、構成コンテンツを削減することができる。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスはルートリフレクタ(route reflector、RR)であり、第2のネットワークデバイスはルータであり;第1のネットワークデバイスはルータであり、第2のネットワークデバイスはRRであり;あるいは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスの双方がルータである。このようにして、BGPセッションの状態を検出する方法は、RRを含むシナリオとRRを含まないシナリオとに適用可能であり得る。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない。このようにして、高い残存処理能力を有するネットワークデバイスがSBFDセッションを作成する。処理リソースが占有されている場合でも、サービスパケットに対するネットワークデバイスによる処理への影響は比較的小さい。
可能な一実装において、当該方法は、第1のネットワークデバイが、BGPセッションに対して静的に構成された、SBFDセッションの構成パラメータを受信することをさらに含む。代替的に、第1のネットワークデバイスは、動的に作成されたBGPセッションのネイバー情報を取得し、ネイバー情報はSBFDセッションの構成パラメータを含み、構成パラメータは、SBFDセッションを作成するために第1のネットワークデバイスにより使用されるパラメータである。第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションを作成することは、第1のネットワークデバイスが、構成パラメータに基づいてSBFDセッションを作成することを含む
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションに対して静的に構成された、SBFDセッションの構成パラメータを受信することができ、あるいは、第1のネットワークデバイスは、動的に作成されたBGPセッションのネイバー情報を取得し、ネイバー情報は、SBFDセッションの構成パラメータを含む。例えば、構成情報は、BGPセッションの作成の間の第2のネットワークデバイスのアドレスを含む。第1のネットワークデバイスは、構成パラメータを使用することにより、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成することができる。このようにして、SBFDセッションを作成するために使用される構成パラメータは、複数の方法で取得することができる。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することは、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信することを含む。第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケット内にある状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信したとき、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケット内にある状態情報を使用することにより、状態情報により示される状態を判断し、この状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することができ、それにより、BGPセッションの状態を正確に判断することができる。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することは、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信しない場合、BGPセッションの状態が切断されていると判断すること、又は、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合、BGPセッションの状態が接続されていると判断することを含む。
本出願に示される解決策において、SBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信した後、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを長時間(例えば、目標期間)の間受信しない場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断することができ、あるいは、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断することができる。このようにして、BGPセッションの状態は、ループバックされたSBFDパケットが受信されたかどうかに応じて正確に判断することができる。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することは、第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいてN個のSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することを含む。第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することは、N個のSBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされ、第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM未満である場合、BGPセッションの状態が切断されていると判断すること、又は、N個のSBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされ、第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM以上である場合、BGPセッションの状態が接続されていると判断することであり、MはN以下であり、MとNの双方が正の整数である、ことを含む。
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスは、SBFDセッションに基づいてN個のSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することができる。第1のネットワークデバイスは、N個のSBFDパケットの中の、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットの数量を判断する。ループバックされたSBFDパケットの数量がM未満である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断することができる。ループバックされたSBFDパケットの数量がM以上である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断することができる。MはN以下であり、双方とも正の整数である。このようにして、BGPセッションの状態は、ループバックされたSBFDパケットを使用することにより判断することができる。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに直接接続され、あるいは第2のネットワークデバイスに直接接続されない。
可能な一実装において、当該方法は、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得することをさらに含む。第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することは、第1のネットワークデバイスがSBFDセッションに基づいて、ディスクリミネータを含むSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することを含む。
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスから、第2のネットワークデバイスにより公開された(published)ディスクリミネータを取得することができ、あるいは、ディスクリミネータは、第1のネットワークデバイス上に静的に構成されてもよい。SBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信するとき、第1のネットワークデバイスは、ディスクリミネータを含むSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する。このようにして、ディスクリミネータは、SBFDパケットが第2のネットワークデバイスに送信されることを正確に指示することができる。
第2の態様によれば、本出願は、BGPセッションの状態を検出する方法を提供する。当該方法は、第2のネットワークデバイスに適用され、第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとがBGPネイバー関係を確立し、当該方法は、第2のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいて第1のネットワークデバイスにより送信されたシームレス双方向転送検出SBFDパケットを受信し、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスにより作成されたSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタであり、BGPセッションは、BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションであることを含む。第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対するフィードバックを実行し、それにより、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
本出願に示される解決策において、第2のネットワークデバイスは、SBFDセッションに基づいて第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信し、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスにより作成されたSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションである。第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対するフィードバックを実行することができる。第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断することができる。このようにして、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットをフィードバックするだけでよく、SBFDセッションのイニシエータではない。したがって、より少ないSBFDコンテンツが構成され、構成が簡素化される。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない。このようにして、高い残存処理能力を有するネットワークデバイスがSBFDセッションを作成する。処理リソースが占有されている場合でも、サービスパケットに対するネットワークデバイスによる処理への影響は比較的小さい。
可能な一実装において、第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対するフィードバックを実行することは、第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスに、状態情報を含むSBFDパケットを送信し、それにより、第1のネットワークデバイスは、状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断し、状態情報により示される状態は、第2のネットワークデバイスの現在の状態であることを含む。
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは現在の状態を判断することができる。第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスに、状態情報を含むSBFDパケットを送信し、状態情報により示される状態は、第2のネットワークデバイスの現在の状態である。SBFDパケットを受信した後、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケット内にある状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断することができる。このようにして、BGPセッションの状態は、第2のネットワークデバイスによりフィードバックされた状態情報に基づいて判断することができる。
可能な一実装において、第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対するフィードバックを実行することは、第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックすることを含む。
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを第1のネットワークデバイスに直接ループバックすることができる。このようにして、第1のネットワークデバイスは、ループバックされたSBFDパケットを使用することによりBGPセッションの状態を判断することができる。
可能な一実装において、第2のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含む。第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対するフィードバックを実行することは、第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットに含まれる、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータに基づいて、SBFDパケットに対するフィードバックを実行することを含む。
本出願に示される解決策において、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含む。第2のネットワークデバイスは、SBFDパケット内のディスクリミネータが第2のネットワークデバイスのディスクリミネータであるかどうかを判断することができる。ディスクリミネータが第2のネットワークデバイスのディスクリミネータである場合、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットが、フィードバックが実行されるべきパケットであると判断し、SBFDパケットに対してフィードバックを実行することができる。このようにして、第2のネットワークデバイスに送信されたSBFDパケットに対するフィードバックを正確に実行することができる。
第3の態様によれば、本出願は、BGPセッションの状態を検出する装置を提供する。当該装置は第1のネットワークデバイスで使用され、当該装置は1つ以上のモジュールを含み、1つ以上のモジュールは、第1の態様による方法を実施するように構成される。
第4の態様によれば、本出願は、BGPセッションの状態を検出する装置を提供する。当該装置は第2のネットワークデバイスで使用され、当該装置は1つ以上のモジュールを含み、1つ以上のモジュールは、第2の態様による方法を実施するように構成される。
第5の態様によれば、本出願はネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスはメモリ及びプロセッサを含み、メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行して、第1の態様による方法を実施する。
第6の態様によれば、本出願はコンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体はコンピュータプログラムコードを記憶する。コンピュータプログラムコードがネットワークデバイスにより実行されたとき、ネットワークデバイスは第1の態様における方法を実施し、あるいはコンピューティングデバイスが、第3の態様及び第3の態様の可能な実装における装置の機能を実施可能にされる。
第7の態様によれば、本出願はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがネットワークデバイスにより実行されたとき、ネットワークデバイスは第1の態様における方法を実施し、あるいはコンピューティングデバイスが、第3の態様及び第3の態様の可能な実装における装置の機能を実施可能にされる。
第8の態様によれば、本出願はネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスはメモリ及びプロセッサを含み、メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ命令を実行して、第2の態様による方法を実施する。
第9の態様によれば、本出願はコンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体はコンピュータプログラムコードを記憶する。コンピュータプログラムコードがネットワークデバイスにより実行されたとき、ネットワークデバイスは第2の態様における方法を実施し、あるいはコンピューティングデバイスが、第4の態様及び第4の態様の可能な実装における装置の機能を実施可能にされる。
第10の態様によれば、本出願はコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがネットワークデバイスにより実行されたとき、ネットワークデバイスは第2の態様における方法を実施し、あるいはコンピューティングデバイスが、第4の態様及び第4の態様の可能な実装における装置の機能を実施可能にされる。
第11の態様によれば、本出願は、BGPセッションの状態を検出するシステムを提供する。当該システムは、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスを含む。第1のネットワークデバイスは、第3の態様における装置が使用されるネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスは、第4の態様における装置が使用されるネットワークデバイスである。
本出願の一例示的な実施形態による、第1のネットワークデバイスの構造の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、第1のネットワークデバイスの構造の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、第2のネットワークデバイスの構造の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、第2のネットワークデバイスの構造の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、BGPセッションの状態を検出する方法の概略フローチャートである。 本出願の一例示的な実施形態による、BGPセッションの状態を検出する方法の概略フローチャートである。 本出願の一例示的な実施形態による、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間の直接接続の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間の非直接接続の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、BGPセッションの状態を検出する概略相互作用図である。 本出願の一例示的な実施形態による、適用のためのRRシナリオの概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、適用のためのRRシナリオの概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、適用のための非RRシナリオの概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、BGPセッションの状態を検出する装置の構造の概略図である。 本出願の一例示的な実施形態による、BGPセッションの状態を検出する装置の構造の概略図である。
本出願の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、以下では、添付図面を参照して本出願の実装について詳細に説明する。
本出願の実施形態の理解を容易にするために、以下ではまず、関連名詞の概念について説明する。
1.BGPネイバー関係(BGP neighbor relationship)は、BGPセッションを確立する2つのネットワークデバイス間のBGPネイバー関係を指す。
2.SBFDは、迅速検出プロトコルである。SBFDでは、プロトコルパケットが、到達可能性の検出目的を達成するために素早くかつ絶え間なくアドバタイズされる。SBFDには、イニシエータ(initiator)とリフレクタ(reflector)がある。イニシエータは、SBFDセッションを作成することができる。SBFDに関する詳細については、RFC7880を参照し、これはその全体を完全に記載されているかのように参照により本明細書に組み込まれている。
BGPルーティングプロトコルでは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスがBGPセッションを確立し、BFDパラメータが第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスの双方に対して構成され、第1のネットワークデバイスは、BFDパラメータを使用することにより第2のネットワークデバイスとのBFDセッションを作成する。BFDはミリ秒レベルの障害検出を提供することができるため、リンク障害の迅速な検出を実装することができ、それにより、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは、リンク障害を素早く認識して、さらにBGPルート収束を可能にする。しかしながら、BFDパラメータがBGPセッションの両端で構成される必要があるため、大量の構成コンテンツがあり、これは、配備に対して、特にBGPネイバーが異なるキャリアからのものであるときに不便である。
いくつかのシナリオにおいて、多くのBGPセッションがネットワークデバイス(RRなど)に作成されるとき、BFDはネットワークデバイス上の多くのリソースを占有し、特に不十分な性能を有するデバイスで過剰なリソースを占有する。これは、系統的な問題を引き起こす可能性がある。例えば、パケットを正常に転送できない。
前述の問題に基づいて、本出願の一実施形態は、BGPセッションの状態を検出する方法を提供する。BGPセッションの状態を検出する方法は、BGPセッションの状態を検出する装置により実施することができる。装置は、ハードウェア装置、すなわち第1のネットワークデバイス又は第2のネットワークデバイスであってよい。第1のネットワークデバイスは、ルータ、スイッチ等であってよく、第2のネットワークデバイスもルータ、スイッチ等であってよい。装置は、代替的にソフトウェア装置でもよく、例えば、ハードウェア装置上で実行されるソフトウェアプログラムのセットでもよい。
本出願の一実施形態は、第1のネットワークデバイスの構造の概略図をさらに提供する。図1は、第1のネットワークデバイス100の可能なアーキテクチャ図の一例である。
第1のネットワークデバイス100は、メモリ101と、プロセッサ102と、通信インターフェース103と、バス104を含む。メモリ101、プロセッサ102、及び通信インターフェース103は、バス104を通じて相互通信接続を実施する。
メモリ101は、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)、静的記憶装置、動的記憶装置、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)でもよい。メモリ101は、プログラムを記憶することができる。メモリ101に記憶されたプログラムがプロセッサ102により実行されたとき、プロセッサ102と通信インターフェース103は、BGPセッションの状態を検出する方法を実行するように構成される。メモリ101は、さらに、BGPセッションの状態を検出するプロセスにおいて必要とされる又は生成されるデータを記憶し、例えば、ルーティング情報を記憶することができる。
プロセッサ102は、汎用中央処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、又は1つ以上の集積回路でもよい。
本出願の実施形態におけるプロセッサ102は、集積回路チップでもよく、信号処理能力を有する。一実装プロセスにおいて、本出願におけるBGPセッションのステータスを検出する装置の一部又は全部の機能は、プロセッサ102内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令を使用することにより完了することができる。前述のプロセッサ102は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェアコンポーネントでもよい。プロセッサは、本出願の以下の実施形態において開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよく、あるいは、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどでもよい。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用することにより直接実行及び完了されてもよく、あるいは復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することにより実行及び完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該分野における成熟した記憶媒体に配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ101に配置される。プロセッサ102は、メモリ101内の情報を読み取り、プロセッサ102のハードウェアと組み合わせて、本出願の実施形態におけるBGPセッションのステータスを検出する装置のいくつかの機能を完了する。
通信インターフェース103は、これらに限られないがトランシーバなどのトランシーバモジュールを使用して、第1のネットワークデバイス100と別のデバイス又は通信ネットワークとの間の通信を実施する。例えば、SBFDパケットに対するフィードバックは、通信インターフェース103を通じて受信され得る。
バス104は、第1のネットワークデバイス100のコンポーネント(メモリ101、プロセッサ102、及び通信インターフェース103など)間で情報を伝送するためのチャネルを含むことができる。
図2は、本出願の一実施形態においてさらに提供される別の第1のネットワークデバイスの構造の概略図である。第1のネットワークデバイス200は、メイン制御ボード201とインターフェースボード202とを含む。メイン制御ボード201は第1のネットワークデバイス200の制御プレーンに属し、インターフェースボード202は第1のネットワークデバイス200のデータプレーンに属する。メイン制御ボード201は、プロセッサ2011とメモリ2012を含む。インターフェースボード202は、プロセッサ2021と、メモリ2022と、インターフェースカード2023を含む。メイン制御ボード201とインターフェースボード202は、通信接続を確立する。
プロセッサ2011は、CPU、ASIC等でもよい。プロセッサ2011は、1つ以上のチップを含むことができる。メモリ2012は、ROM、静的記憶装置、動的記憶装置、又はRAMでもよい。メモリ2012は、コンピュータ命令を記憶することができる。メモリ2012に記憶されたコンピュータ命令がプロセッサ2011により実行されたとき、プロセッサ2011は、BGPセッションの状態を検出する方法を実行する。
プロセッサ2021は、CPU、ASIC等でもよい。プロセッサ2021は、1つ以上のチップを含むことができる。メモリ2022は、ROM、静的記憶装置、動的記憶装置、又はRAMでもよい。メモリ2022は、コンピュータ命令を記憶することができる。メモリ2022に記憶されたコンピュータ命令がプロセッサ2021により実行されたとき、プロセッサ2021は、BGPセッションの状態を検出する方法を実行する。インターフェースカード2023は、SBFDパケットの受信及び送信処理を実施することができる。
本出願の一実施形態は、第2のネットワークデバイスの構造の概略図をさらに提供する。図3は、第2のネットワークデバイス300の可能なアーキテクチャ図の一例である。
第2のネットワークデバイス300は、メモリ301と、プロセッサ302と、通信インターフェース303と、バス304を含む。メモリ301、プロセッサ302、及び通信インターフェース303は、バス304を通じて相互通信接続を実施する。
メモリ301は、ROM、静的記憶装置、動的記憶装置、又はRAMでもよい。メモリ301は、プログラムを記憶することができる。メモリ301に記憶されたプログラムがプロセッサ302により実行されたとき、プロセッサ302と通信インターフェース303は、BGPセッションの状態を検出する方法を実行するように構成される。メモリ301は、さらに、BGPセッションの状態を検出するプロセスにおいて必要とされる又は生成されるデータを記憶し、例えば、ルーティング情報を記憶することができる。
プロセッサ302は、汎用CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、GPU、又は1つ以上の集積回路でもよい。
本出願の実施形態におけるプロセッサ302は、集積回路チップでもよく、信号処理能力を有する。一実装プロセスにおいて、本出願におけるBGPセッションのステータスを検出する装置の一部又は全部の機能は、プロセッサ302内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令を使用することにより完了することができる。前述のプロセッサ302は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路、FPGA又は別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェアコンポーネントでもよい。プロセッサは、本出願の以下の実施形態において開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよく、あるいは、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどでもよい。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサを使用することにより直接実行及び完了されてもよく、あるいは復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することにより実行及び完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該分野における成熟した記憶媒体に配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ301に配置される。プロセッサ302は、メモリ301内の情報を読み取り、プロセッサ302のハードウェアと組み合わせて、本出願の実施形態におけるBGPセッションのステータスを検出する装置のいくつかの機能を完了する。
通信インターフェース303は、これらに限られないがトランシーバなどのトランシーバモジュールを使用して、第2のネットワークデバイス300と別のデバイス又は通信ネットワークとの間の通信を実施する。例えば、SBFDパケットに対するフィードバックは、通信インターフェース303を通じて受信され得る。
バス304は、第2のネットワークデバイス300のコンポーネント(メモリ301、プロセッサ302、及び通信インターフェース303など)間で情報を伝送するためのチャネルを含むことができる。
図4は、本出願の一実施形態においてさらに提供される別の第2のネットワークデバイスの構造の概略図である。第2のネットワークデバイス400は、メイン制御ボード401とインターフェースボード402を含む。メイン制御ボード401は第2のネットワークデバイス400の制御プレーンに属し、インターフェースボード402は第2のネットワークデバイス400のデータプレーンに属する。メイン制御ボード401は、プロセッサ4011とメモリ4012を含む。インターフェースボード402は、プロセッサ4021と、メモリ4022と、インターフェースカード4023を含む。メイン制御ボード401とインターフェースボード402は、通信接続を確立する。
プロセッサ4011は、CPU、ASIC等でもよい。プロセッサ4011は、1つ以上のチップを含むことができる。メモリ4012は、ROM、静的記憶装置、動的記憶装置、又はRAMでもよい。メモリ4012は、コンピュータ命令を記憶することができる。メモリ4012に記憶されたコンピュータ命令がプロセッサ4011により実行されたとき、プロセッサ4011は、BGPセッションの状態を検出する方法を実行する。
プロセッサ4021は、CPU、ASIC等でもよい。プロセッサ4021は、1つ以上のチップを含むことができる。メモリ4022は、ROM、静的記憶装置、動的記憶装置、又はRAMでもよい。メモリ4022は、コンピュータ命令を記憶することができる。メモリ4022に記憶されたコンピュータ命令がプロセッサ4021により実行されたとき、プロセッサ4021は、BGPセッションの状態を検出する方法を実行する。インターフェースカード4023は、SBFDパケットの受信及び送信処理を実施することができる。
BGPセッションの状態を検出する方法の手順を説明する前に、以下の可能な適用シナリオを提供する。
シナリオ1:BGPセッションの状態を検出する方法がRRシナリオに適用される。RRシナリオでは、第1のネットワークデバイスがRRであり、第2のネットワークデバイスがルータ又はスイッチであり、あるいは、第1のネットワークデバイスがルータ又はスイッチであり、第2のネットワークデバイスがRRである。
シナリオ2:BGPセッションの状態を検出する方法が非RRシナリオに適用される。非RRシナリオでは、第1のネットワークデバイスがルータであり、第2のネットワークデバイスがルータであり、あるいは、第1のネットワークデバイスがスイッチであり、第2のネットワークデバイスがスイッチである。
以下では、図5を参照して、本出願の一実施形態によるBGPセッションを検出する方法について説明する。この方法は、第1のネットワークデバイスにより実行される。図5に示すように、この方法の処理手順は以下のとおりである。
ステップ501:第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションを作成し、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタである。
第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとは、BGPネイバー関係を有し、具体的には、第1のネットワークデバイスは第2のネットワークデバイスのBGPネイバーであり、第2のネットワークデバイスは第1のネットワークデバイスのBGPネイバーである。第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは、BGPセッションを確立する。BGPセッションは、BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションである。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータとして機能し、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタとして機能する。リフレクタは、BGPセッションを検出するメカニズムを有さず、SBFDセッションを能動的に作成しない。第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスがBGPセッションを確立した後、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成する。BGPセッションが第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間にあるため、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションである。本明細書におけるSBFDセッションとBGPセッションとの間の対応の意味は、バインド関係(binding relationship)がBGPセッションとSBFDセッションとの間に確立され、BGPセッションの状態がSBFDセッションに基づいて検出され得ることである。BGPセッションの状態は、接続されている(connected)と切断されている(disconnected)を含む。
任意で、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成するとき、第1のネットワークデバイスはさらに、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスによりサポートされる最小SBFDパケット送信時間間隔と、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスによりサポートされる最小SBFDパケット受信時間間隔とについて、第2のネットワークデバイスと交渉してもよい。送信時間間隔及び受信時間間隔の単位は双方ともマイクロ秒である。
ステップ502:第1のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスがSBFDセッションを作成した後、BGPセッションの状態を検出するための条件が満たされたとき、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信することができる。SBFDパケットは、SBFD制御パケット又はSBFDエコーパケットである。
任意で、BGPセッションの状態を検出するための条件は、第1のネットワークデバイスが、BGPセッションの状態を検出する周期に到達したことを検出すること、又は、第1のネットワークデバイスが、管理ノードにより送信された、BGPセッションの状態を検出する命令を受信することである。本明細書において、BGPセッションの状態を検出する周期は、予め設定されてもよく、マイクロ秒レベル、例えば10マイクロ秒でもよい。本明細書において、管理ノードは、第1のネットワークデバイスが属するネットワークを管理するように構成され、管理ノードは、第1のネットワークデバイスとの通信接続を確立する。
第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のリンクが正常であるとき、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信することができ、SBFDパケットをフィードバックしてもよい。第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のリンクが障害があり、あるいは第2のネットワークデバイスが障害があるとき、第2のネットワークデバイスはSBFDパケットを受信することができず、SBFDパケットをフィードバックしない。
例えば、SBFDパケットは、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)形式のパケットでもよい。
ステップ503:第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスがSBFDパケットを送信するたびに、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバック状態を判断し、フィードバック状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
さらに、いくつかの場合、第1のネットワークデバイスは、SBFD制御パケット及びSBFDエコーパケットを第2のネットワークデバイスに送信してもよい。第1のネットワークデバイスは、SBFD制御パケット及びSBFDエコーパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
以下では、図6を参照して、本出願の一実施形態によるBGPセッションを検出する方法について説明する。この方法は、第2のネットワークデバイスにより実行される。図6に示すように、この方法の処理手順は以下のとおりである。
ステップ601:第2のネットワークデバイスが、SBFDセッションに基づいて第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信する。
第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとは、BGPネイバー関係を有する。第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは、BGPセッションを作成する。SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスにより作成されるセッションであり、BGPセッションに対応するSBFDセッションである。第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタである。
この実施形態において、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスがSBFDセッションを作成した後、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信する。
ステップ602:第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットに対するフィードバックを実行し、それにより、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
この実施形態において、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対するフィードバックを実行し、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
本出願の実施形態において、リフレクタはSBFDパケットをフィードバックするだけでよく、SBFDセッションを作成する必要がないため、SBFDセッションを作成するために必要なコンテンツはイニシエータのみに構成され、リフレクタに構成される必要がなく、それにより、構成コンテンツを削減することができる。
図5及び図6に示される手順の説明は以下のとおり補足される。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに直接接続され、あるいは第2のネットワークデバイスに直接接続されない。例えば、図7に示すように、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のリンク上に他のネットワークデバイスはなく、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに直接接続される。図8に示すように、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のリンク上に他のネットワークデバイス、例えばネットワークデバイスAとネットワークデバイスBがあり、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスに直接接続されない。図8におけるネットワークデバイスA及びネットワークデバイスBは、説明のための単なる例であることに留意されたい。非直接接続の場合に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のリンク上の他のネットワークデバイスの数量は、本出願の実施形態において限定されない。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは同じASに属してもよく、あるいは異なるASに属してもよい。
可能な一実装において、SBFDセッションの作成は処理リソースを占有し、高い残存処理能力を有するネットワークデバイスがSBFDセッションを作成し、具体的には、第1のネットワークデバイスの残存処理能力は第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない。このようにして、高い残存処理能力を有するネットワークデバイスがSBFDセッションを作成する。処理リソースが占有されている場合でも、サービスパケットに対するネットワークデバイスによる処理への影響は比較的小さい。例えば、残存処理能力は、残存CPUリソース及び/又は残存メモリに基づいて反映されてもよい。例えば、第1のネットワークデバイスの残存CPUリソースと残存メモリは、第1の重み付き値を得るために重み付けされ、第2のネットワークデバイスの残存CPUリソースと残存メモリは、第2の重み付き値を得るために重み付けされる。第1の重み付き値は、第2の重み付き値より小さくない。
任意で、管理ノードがネットワーク内に配置され、管理ノードは、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスに対する通信接続を別個に確立する。管理ノードは、通信接続を通じて、BGPセッションに対応する第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスの残存処理能力を取得することができる。管理ノードは、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスから、より高い残存処理能力を有するネットワークデバイスを決定する。より高い残存処理能力を有するデバイスが第1のネットワークデバイスであると仮定し、管理ノードは、SBFDセッションを作成する指示メッセージを第1のネットワークデバイスに送信して、SBFDセッションを作成するように第1のネットワークデバイスに指示する。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスは、静的構成方法で第2のネットワークデバイスとのSBFDセッションを作成することができ、その処理は以下のとおりである。
第1のネットワークデバイスは、BGPセッションに対して静的に構成された、SBFDセッションの構成パラメータを受信する。構成パラメータは、SBFDセッションを作成するために第1のネットワークデバイスにより使用されるパラメータである。第1のネットワークデバイスは、構成パラメータを使用することによりSBFDセッションを作成する。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスの管理ノードは、相互作用インターフェースを提供し、当業者は、管理ノードにおける第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションを静的に構成し、BGPセッションのSBFDセッションの構成パラメータを構成することができる。構成パラメータは、BGPセッションの作成の間の第2のネットワークデバイスのアドレスを含むことができ、アドレスは、第2のネットワークデバイスのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)アドレスでもよい。第1のネットワークデバイスは、このアドレスを使用することにより第2のネットワークデバイスとのSBFDセッションを能動的に作成する。
別の可能な実装において、第1のネットワークデバイスは、動的構成方法で第2のネットワークデバイスとのSBFDセッションを作成することができ、その処理は以下のとおりである。
第1のネットワークデバイスは、動的に作成されたBGPセッションのネイバー情報を取得し、ネイバー情報は、SBFDセッションの構成パラメータを含み、構成パラメータは、SBFDセッションを作成するために第1のネットワークデバイスにより使用されるパラメータである。第1のネットワークデバイスは、構成パラメータを使用することによりSBFDセッションを作成する。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスがBGPセッションを作成したことを検出した後、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションのネイバー情報を取得することができる。BGPセッションのネイバー情報は、BGPセッションの作成の間の第2のネットワークデバイスのアドレスを含み、アドレスはIPアドレスでもよい。第1のネットワークデバイスは、このアドレスを使用することにより第2のネットワークデバイスとのSBFDセッションを能動的に作成する。このようにして、SBFDセッションを自動的に作成することができる。
例えば、第1のネットワークデバイスは、BGPモジュール及びSBFDモジュールを含む。第1のネットワークデバイス内のBGPモジュールがBGPセッションを作成した後、BGPモジュールは、第1のネットワークデバイス内のSBFDモジュールに通知メッセージを送信し、通知メッセージは、SBFDセッションを作成するように指示する。通知メッセージを受信した後、SBFDモジュールは、通知メッセージに含まれるコンテンツに基づいてSBFDセッションを作成する。通知メッセージは、これらに限られないが、BGPセッションのネイバー情報(例えば、BGPセッションの作成の間の第2のネットワークデバイスのアドレス)と、SBFDパケットを送信する時間間隔などの基本SBFDパラメータ情報を含み、SBFDパケットを送信する時間間隔は、構成された時間間隔でもよい。代替的に、第1のネットワークデバイス内のSBFDモジュールは、BGPモジュールにより作成されたBGPセッションを監視し、BGPモジュールから前述の基本SBFDパラメータ情報を取得する。SBFDモジュールが如何にしてSBFDセッションを作成するかに関する詳細については、RFC7880の説明を参照する。
任意で、第1のネットワークデバイスは、BGPネイバーを静的に構成してもよく、あるいはBGPネイバーを動的に発見してもよい。本出願のこの実施形態において、第1のネットワークデバイスのBGPネイバーは第2のネットワークデバイスであり、第2のネットワークデバイスのBGPネイバーは第1のネットワークデバイスである。
可能な一実装において、第2のネットワークデバイスは、SBFDディスクリミネータ(SBFD Discriminator)を用いて構成され、これは、略してディスクリミネータと呼ばれることもある。ディスクリミネータは、第2のネットワークデバイスを一意に示し、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成するために複数のネットワークデバイスにより使用される、1つのディスクリミネータのみを用いて構成され得る。例えば、ディスクリミネータMが第2のネットワークデバイス上に構成され、第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスがBGPセッションを確立し、第2のネットワークデバイスと第3のネットワークデバイスがBGPセッションを確立する。ディスクリミネータMは、第2のネットワークデバイスとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成するために第1のネットワークデバイスにより使用され、さらに、ディスクリミネータMは、第2のネットワークデバイスとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションを作成するために第3のネットワークデバイスにより使用される。このようにして、リフレクタとして、第2のネットワークデバイスは、BGPネイバーの粒度に基づくディスクリミネータを用いて構成される必要がなく、1つのディスクリミネータのみを用いて構成することができる。
第1のネットワークデバイスがSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信するとき、SBFDパケットは第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含み、その処理は以下のとおりである。
第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得し、第1のネットワークデバイスは、SBFDセッションに基づいて、ディスクリミネータを含むSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する。第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットに含まれる、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータに基づいて、SBFDパケットに対するフィードバックを実行する。
この実施形態において、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータは、第1のネットワークデバイス内に静的に構成される。代替的に、ディスクリミネータを生成した後、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータをネットワークデバイスに通知し、ネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスは、BGPセッションを確立する。このようにして、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを受信する。代替的に、第1のネットワークデバイスは、SBFD制御パケットを第2のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスのディスクリミネータをSBFD制御パケットに付加する。第2のネットワークデバイスは、SBFD制御パケットを受信し、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータをSBFD制御パケットに付加し、SBFD制御パケットを第1のネットワークデバイスに送信する。このようにして、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得することができる。
SBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信するとき、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含むSBFDパケットを送信する。SBFDパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケット内にあるディスクリミネータを識別する。ディスクリミネータが第2のネットワークデバイスのディスクリミネータである場合、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットが、フィードバックが実行されるべきSBFDパケットであると判断し、SBFDパケットに対するフィードバックを実行する。ディスクリミネータが第2のネットワークデバイスのディスクリミネータでない場合、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットを廃棄する。
さらに、第1のネットワークデバイスもディスクリミネータを用いて構成され、このディスクリミネータは、第1のネットワークデバイスを一意に示す。SBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信するとき、第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスのディスクリミネータと第2のネットワークデバイスのディスクリミネータをSBFDパケットに付加する。例えば、第1のネットワークデバイスのディスクリミネータは、マイ・ディスクリミネータ(My discriminator)フィールドに付加され、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータは、ユア・ディスクリミネータ(Your discriminator)フィールドに付加される。このようにして、第2のネットワークデバイスは、ユア・ディスクリミネータフィールドからディスクリミネータを取得し、このディスクリミネータが第2のネットワークデバイスのディスクリミネータであるかどうかを判断する。第2のネットワークデバイスがSBFDパケットを第1のネットワークデバイスに送信するとき、送信されるSBFDパケットは、第1のネットワークデバイスのディスクリミネータと第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含む。例えば、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケット内のマイ・ディスクリミネータフィールドとユア・ディスクリミネータフィールドのコンテンツを交換し、具体的には、送信されるSBFDパケット内のマイ・ディスクリミネータフィールドは第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含み、ユア・ディスクリミネータフィールドは第1のネットワークデバイスのディスクリミネータを含む。このようにして、第1のネットワークデバイスは、受信したSBFDパケット内の第1のネットワークデバイスのディスクリミネータに基づいて、受信したSBFDパケットが第1のネットワークデバイスに対して送信されていると判断することができる。さらに、第1のネットワークデバイスは、受信したSBFDパケット内の第2のネットワークデバイスのディスクリミネータに基づいて、受信したSBFDパケットが第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットであると判断することができる。
第1のネットワークデバイスは、SBFD制御パケットに基づいて第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得し、その処理は以下のとおりである。
第1のネットワークデバイスは、SBFD制御パケットを第2のネットワークデバイスに送信し、SBFD制御パケットは、第1のネットワークデバイスのディスクリミネータを含み、ディスクリミネータは、マイ・ディスクリミネータとして使用され、SBFD制御パケットにおけるユア・ディスクリミネータは、書き入れられていないか又は予め設定されたフィールドに書き入れられ、SBFD制御パケットの宛先アドレスは、第1のネットワークデバイス上に構成された、BGPネイバーのアドレスであり、ソースアドレスは、SBFD制御パケットのアウトバウンドインターフェースのアドレス又はSBFDモジュールにより選択されたアドレスである。SBFD制御パケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケット内にあるソースアドレスと宛先アドレスを交換し、具体的には、宛先アドレスは、SBFD制御パケットを送信するために第1のネットワークデバイスにより使用されたアウトバウンドインターフェースのアドレス、又はSBFDモジュールにより選択されたアドレスであり、ソースアドレスは、第1のネットワークデバイス上に構成された、BGPセッションに対応するBGPネイバーのアドレスであり;第2のネットワークデバイスのディスクリミネータをマイ・ディスクリミネータとしてSBFDパケットに付加し;第1のネットワークデバイスのディスクリミネータをユア・ディスクリミネータとして使用し;SBFD制御パケットを第1のネットワークデバイスにフィードバックする。このようにして、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得する。本明細書において、第1のネットワークデバイス上に構成された、BGPネイバーのアドレスは、BGPセッションの作成の間の第2のネットワークデバイスのアドレスである。
可能な一実装において、第2のネットワークデバイスが、SBFDパケットがフィードバックが実行されるべきSBFDパケットであると判断した後、第2のネットワークデバイスは以下の処理を実行する。
第2のネットワークデバイスは、状態情報を含むSBFDパケットを第1のネットワークデバイスに送信し、それにより、第1のネットワークデバイスは、状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断し、状態情報により示される状態は、第2のネットワークデバイスの現在の状態である。
この実施形態において、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスの現在の状態を取得する。現在の状態は、管理上ダウン(administratively down)(アドミンダウン(admin down))状態、オンライン状態などであってよい。第2のネットワークデバイスは、状態情報を含むSBFDパケットを第1のネットワークデバイスに送信することができ、状態情報は、第2のネットワークデバイスの現在の状態を示す。本明細書におけるアドミンダウン状態は、管理端によりオフライン状態として構成されてもよく、あるいは、第2のネットワークデバイスが、過剰な現在の処理リソースが占有されていることを検出したときにSBFD機能を能動的に無効にしている状態でもよい。
対応して、第1のネットワークデバイスは以下の処理を実行する。
第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信する。第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケット内にある状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断する。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信し、SBFDパケットから、SBFDパケット内にある状態情報を取得する。状態情報により示される状態がオンライン状態である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断する。状態情報により示される状態がアドミンダウン状態である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断する。このようにして、BGPセッションの状態は、SBFDパケット内にある状態情報に基づいて判断することができる。
この場合、SBFDパケットはSBFD制御パケットでもよく、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFD制御パケットに、第2のネットワークデバイスの状態の指示情報を付加することができる。
別の可能な実装において、SBFDパケットがSBFD制御パケットであるとき、第1のネットワークデバイスがSBFD制御パケットを第2のネットワークデバイスに送信した後、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを目標期間内に受信しない場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断する。第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合に、受信したSBFDパケット内にある状態情報により示される状態がアドミンダウン状態である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断し、あるいは、受信したSBFDパケット内にある状態情報により示される状態がオンライン状態である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断する。以下に、本明細書における目標期間について説明する。
別の可能な実装において、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信した後、ステップ602の処理は以下のとおりである。
第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックする。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックすることができる。第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとの間の物理リンクが正常である場合、ループバックされたSBFDパケットは、第1のネットワークデバイスに到達することができる。第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間の物理リンクが切断されている場合、第2のネットワークデバイスはSBFDパケットをフィードバックするが、SBFDパケットは第1のネットワークデバイスに到達できない。本明細書において、「ループバック」は、第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを第1のネットワークデバイスに送信することを示す。
対応して、ステップ503において、第1のネットワークデバイスは以下の処理を実行することができる。
第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信しない場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断し、第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断する。
目標期間は、予め設定され、第1のネットワークデバイスに記憶されてもよい。任意で、第1のネットワークデバイスはSBFDパケットを周期的に送信し、目標期間はn個の周期の期間でもよく、nは正の整数である。例えば、nは1、2等でもよい。確かに、目標期間は代替的に、固定値でもよい。例えば、目標期間は、第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスへの送信の2倍の期間である。
この実施形態において、SBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信するとき、第1のネットワークデバイスは計時を開始する。第1のネットワークデバイスが、計時期間が目標期間に到達したときに、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを受信していない場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断することができる。例えば、タイマが第1のネットワークデバイスに設定されてもよく、タイマは計時に使用されてよい。第1のネットワークデバイスが、目標期間に到達する前に、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを受信した場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断することができる。
この場合、SBFDパケットはSBFDエコーパケットでもよい。
本明細書において、第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスの状態が管理上ダウンである場合、それは、第2のネットワークデバイスのSBFD機能が無効にされていることを示し、第2のネットワークデバイスはSBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックしないことに留意されたい。このようにして、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信せず、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断することができる。
別の可能な実装において、第1のネットワークデバイスは、N個のSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスによりフィードバックされたSBFDパケットの数量に基づいてBGPセッションの状態を判断することができる。その処理は以下のとおりである。
N個のSBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされ、第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量が、M未満である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断し、N個のSBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされ、第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量が、M以上である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断する。
MはN以下であり、MとNの双方が正の整数である。例えば、Nは10であり、Mは6である。
この実施形態において、第1のネットワークデバイスは、ある時間内にN個のSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する。通常、第2のネットワークデバイスは、各SBFDパケットをループバックする。第1のネットワークデバイスは、N個のSBFDパケットの中の、ループバックされたSBFDパケットの数量を判断することができる。数量がM未満である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が切断されていると判断することができる。数量がM以上である場合、第1のネットワークデバイスは、BGPセッションの状態が接続されていると判断することができる。このようにして、BGPセッションの状態は、受信したSBFDパケットの数量に基づいて判断することができる。
この場合、SBFDパケットはSBFDエコーパケットでもよい。
別の可能な実装において、第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信した後、第2のネットワークデバイスの状態がオンラインである場合、第2のネットワークデバイスは、SBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックすることができ、第2のネットワークデバイスの状態がアドミンダウン状態である場合、第2のデバイスは、SBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックしない。このようにして、第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを受信するかどうかに応じて、BGPセッションの状態を正確に判断することができる。この場合、SBFDパケットはSBFDエコーパケットでもよい。
図9は、第1のネットワークデバイスがSBFDエコーパケットを第2のネットワークデバイスに送信し、第2のネットワークデバイスがSBFDエコーパケットを第1のネットワークデバイスにループバックする概略図を提供する。
例えば、第1のネットワークデバイスは、BGPモジュール及びSBFDモジュールを含む。第1のネットワークデバイス内のSBFDモジュールが、BGPセッションの状態が切断されていると判断したとき、SBFDモジュールは、BGPモジュールに、BGPセッションが切断されているという指示メッセージを送信する。BGPモジュールが、BGPセッションが切断されているという指示メッセージを受信したとき、BGPモジュールは、BGPセッションの状態が切断されていると判断し、BGPルートに対する収束処理を実行する。このようにして、SBFD検出がミリ秒レベルの検出であるため、BGPモジュールはBGPセッションの状態を適時に知ることができ、さらに、BGPルート収束を素早く実行することができる。
本出願の実施形態において、第2のネットワークデバイスがSBFDを第1のネットワークデバイスにループバックしない場合は、これらに限られないが以下を含むことができる。1.第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間の物理リンクが切断され、第1のネットワークデバイスにより第2のネットワークデバイスに送信されたSBFDパケットは第2のネットワークデバイスに到達することができない。第2のネットワークデバイスはSBFDパケットを受信せず、したがってSBFDパケットをフィードバックすることができない。2.第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信するが、第2のネットワークデバイスがSBFDパケットをループバックするプロセスで、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間の物理リンクが切断され、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを受信しない。3.第2のネットワークデバイスのSBFD機能が無効にされている。
一例において、BGPセッションの状態を検出する方法が、RRが存在するシナリオに適用されるとき、第1のネットワークデバイスはRRであり、第2のネットワークデバイスはルータである。例えば、図10に示すように、第1のネットワークデバイスはRRであり、第2のネットワークデバイスはルータAである。RRとルータAがBGPセッションを作成した後、RRは、ルータAとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションの作成を開始する。さらに、図10には、RRにより、ルータAの他にルータE及びルータFとの間に作成されたSBFDセッションも示されている。このようにして、RRと複数のルータとがBGPセッションを作成した後、SBFDセッションを作成するために必要なコンテンツは、RR上に構成されるだけでよく、ルータとRRとがBGPセッションを作成する場合に各ルータ上に別個に構成される必要はない。したがって、構成量を削減することができる。
一例において、BGPセッションの状態を検出する方法が、RRが存在するシナリオに適用されるとき、第1のネットワークデバイスはルータであり、第2のネットワークデバイスはRRである。例えば、図11に示すように、第1のネットワークデバイスはルータBであり、第2のネットワークデバイスはRRである。ルータBとRRがBGPセッションを作成した後、ルータBは、RRとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションの作成を開始する。さらに、図11には、ルータGとルータHがRRとの間での作成を別個に開始したSBFDセッションも示されている。
このようにして、BGPセッションの状態を検出する方法が、RRが存在するシナリオに適用されるときに、RRの処理能力が不十分であるとき、ルータとRRにより確立されたBGPセッションのルータをイニシエータとして設定することができ、RRをリフレクタとして設定することができるため、リフレクタがSBFDセッションを作成する必要がない場合、RRの多くのBGPセッションがある場合でも、RRにおける逼迫を削減することができる。RRの処理能力が強く、ルータとRRにより確立されたBPGセッションのルータの処理能力が不十分であるとき、RRをイニシエータとして設定することができ、ルータとRRにより確立されたBPGセッションのルータをリフレクタとして設定することができるため、ルータとRRにより確立されたBPGセッションのルータにおける逼迫を削減することができる。ルータとRRにより確立されたBPGセッションのルータは、RRクライアントと呼ぶこともできる。さらに、RRシナリオでは、構成は、イニシエータとリフレクタの双方で実行される必要はなく、イニシエータのみで修正される。依存関係が弱く、配備柔軟性が高い。
一例において、第1のネットワークデバイスはルータであり、第2のネットワークデバイスはルータである。例えば、図12に示すように、第1のネットワークデバイスはルータCであり、第2のネットワークデバイスはルータDである。ルータCとルータDがBGPセッションを作成した後、ルータCは、ルータDとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションの作成を開始する。図12では、ルータCが、ルータとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションの作成を開始する。確かに、ルータDが代替的に、ルータCとの間の、BGPセッションに対応するSBFDセッションの作成を開始してもよい。
このようにして、BGPセッションの状態を検出する方法が、RRが存在しないシナリオに適用されるとき、BGPセッションに対応するルータのうちの一方のみがイニシエータして機能して、他方のルータとのSBFDセッションの作成を開始し、構成は、BGPセッションに対応する2つのルータの双方に実行される必要はない。したがって、SBFDにより占有されるリソースを削減することができる。さらに、非RRシナリオにおいて、構成は、イニシエータとリフレクタの双方に実行される必要はなく、イニシエータのみで修正される。依存関係が弱く、配備柔軟性が高い。
図10~図12において、両矢印の実線は作成されたBGPセッションを示し、単矢印の破線は作成されたSBFDセッションを示し、単矢印の破線の矢印方向はイニシエータからリフレクタを指し示していることに留意されたい。
本出願の実施形態において、リフレクタはSBFDパケットをフィードバックするだけでよく、SBFDセッションを作成する必要がないため、SBFDセッションを作成するために必要なコンテンツはイニシエータのみに構成され、リフレクタに構成される必要はない。したがって、構成コンテンツを削減することができる。さらに、イニシエータのみがSBFDセッションを作成するため、処理リソースはイニシエータのみにより占有され、処理リソースはイニシエータとリフレクタの双方により占有される必要がなく、それにより、ネットワークデバイスの処理リソースのオーバーヘッドが削減される。さらに、イニシエータのみがSBFDセッションを作成するため、SBFDセッションを作成する機能はイニシエータのみに配備され、イニシエータとリフレクタの双方に配備される必要がなく、それにより、デバイス間の依存が削減される。
図13は、本出願の一実施形態による、BGPセッションの状態を検出する装置の構造の図である。この装置は第1のネットワークデバイスで使用され、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとはBGPネイバー関係を有する。本出願のこの実施形態で提供される装置は、本出願の一実施形態における図5に示される手順を実施することができる。この装置は、SBFDモジュール1310及び送信モジュール1320を含む。
SBFDモジュール1310は、シームレス双方向転送検出SBFDセッションを作成するように構成され、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタであり、BGPセッションは、BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションであり;具体的に、ステップ501における作成機能を実装し、ステップ501に含まれる暗黙的なステップを実行するように構成されてもよい。
送信モジュール1320は、SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信するように構成され、具体的に、ステップ502における送信機能を実装し、ステップ502に含まれる暗黙的なステップを実行するように構成されてもよい。
SBFDモジュール1310はさらに、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断するように構成され、具体的に、ステップ503における検出機能を実装し、ステップ503に含まれる暗黙的なステップを実行するように構成されてもよい。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスはルートリフレクタRRであり、第2のネットワークデバイスはルータであり、
第1のネットワークデバイスはルータであり、第2のネットワークデバイスはRRであり、あるいは
第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスの双方がルータである。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない。
可能な一実装において、SBFDモジュール1310はさらに、
BGPセッションに対して静的に構成された、SBFDセッションの構成パラメータを受信し、あるいは
動的に作成されたBGPセッションのネイバー情報を取得し、ネイバー情報はSBFDセッションの構成パラメータを含み、構成パラメータは、SBFDセッションを作成するために第1のネットワークデバイスにより使用されるパラメータである
ように構成される。
SBFDモジュール1310は、
構成パラメータに基づいてSBFDセッションを作成する
ように構成される。
可能な一実装において、SBFDモジュール1310はさらに、
第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信し、
第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケット内にある状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断する
ように構成される。
可能な一実装において、SBFDモジュール1310はさらに、
第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信しない場合、BGPセッションの状態が切断されていると判断し、あるいは
第1のネットワークデバイスが、SBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合、BGPセッションの状態が接続されていると判断する
ように構成される。
可能な一実装において、SBFDモジュール1310は、
SBFDセッションに基づいてN個のSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する
ように構成される。
SBFDモジュール1310はさらに、
N個のSBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされ、第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM未満である場合、BGPセッションの状態が接続されていると判断し、あるいは、N個のSBFDパケットに基づいて第2のネットワークデバイスによりループバックされ、第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM以上である場合、BGPセッションの状態が接続されていると判断し、MはN以下であり、MとNの双方が正の整数である
ように構成される。
可能な一実装において、SBFDモジュール1310はさらに、
第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得する
ように構成される。
送信モジュール1320は、
SBFDセッションに基づいて、ディスクリミネータを含むSBFDパケットを第2のネットワークデバイスに送信する
ように構成される。
本出願のこの実施形態における図13のモジュール分割は一例であり、単なる論理的な機能分割である。実際の実装では、別の分割方法がさらにあってもよい。さらに、本出願の実施形態における機能モジュールは、図1又は図2に示す第1のネットワークデバイスのプロセッサに統合されてもよく、あるいは図1又は図2に示す第1のネットワークデバイス内に独立して存在してもよく、あるいは、2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、あるいはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。
図14は、本出願の一実施形態による、BGPセッションの状態を検出する装置の構造の図である。この装置は第2のネットワークデバイスで使用され、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとはBGPネイバー関係を有する。本出願のこの実施形態で提供される装置は、本出願の一実施形態における図6に示される手順を実施することができる。この装置は、受信モジュール1410及びフィードバックモジュール1420を含む。
受信モジュール1410は、SBFDセッションに基づいて第1のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信するように構成され、SBFDセッションは、第1のネットワークデバイスにより作成されたSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、第1のネットワークデバイスはSBFDセッションのイニシエータであり、第2のネットワークデバイスはSBFDセッションのリフレクタであり、BGPセッションは、BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションであり;具体的に、ステップ601における受信機能を実装し、ステップ601に含まれる暗黙的なステップを実行するように構成されてもよい。
フィードバックモジュール1420は、SBFDパケットに対するフィードバックを実行し、それにより、第1のネットワークデバイスは、SBFDパケットに対する第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいてBGPセッションの状態を判断する、ように構成され;具体的に、ステップ602におけるフィードバック機能を実装し、ステップ602に含まれる暗黙的なステップを実行するように具体的に構成されてもよい。
可能な一実装において、第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない。
可能な一実装において、フィードバックモジュール1420は、
第1のネットワークデバイスに、状態情報を含むSBFDパケットを送信し、それにより、第1のネットワークデバイスは、状態情報に基づいてBGPセッションの状態を判断し、状態情報により示される状態は、第2のネットワークデバイスの現在の状態である
ように構成される。
可能な一実装において、フィードバックモジュール1420は、
SBFDパケットを第1のネットワークデバイスにループバックする
ように構成される。
可能な一実装において、SBFDパケットは第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含む。
フィードバックモジュール1420は、
SBFDパケットに含まれる、第2のネットワークデバイスのディスクリミネータに基づいて、SBFDパケットに対するフィードバックを実行する
ように構成される。
本出願のこの実施形態における図14のモジュール分割は一例であり、単なる論理的な機能分割である。実際の実装では、別の分割方法がさらにあってもよい。さらに、本出願の実施形態における機能モジュールは、図3又は図4に示す第2のネットワークデバイスのプロセッサに統合されてもよく、あるいは図3又は図4に示す第2のネットワークデバイス内に独立して存在してもよく、あるいは、2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実施されてもよく、あるいはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを使用することにより実施することができる。ソフトウェアが実装に使用されるとき、実施形態の全て又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされ、ネットワークデバイス上で実行されたとき、本出願の実施形態による手順又は機能の全て又は一部が生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸光ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに送信されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、ネットワークデバイスによりアクセス可能な任意の使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ又はデータセンターなどのデータ記憶装置でもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)でもよく、あるいは光媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital video disk、DVD))又は半導体媒体(ソリッドステートドライブなど)でもよい。

Claims (28)

  1. ボーダーゲートウェイプロトコルBGPセッションの状態を検出する方法であって、当該方法は第1のネットワークデバイスに適用され、前記第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとがBGPネイバー関係を有し、当該方法は、
    前記第1のネットワークデバイスにより、シームレス双方向転送検出SBFDセッションを作成するステップであり、前記SBFDセッションは、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、前記第1のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのイニシエータであり、前記第2のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのリフレクタであり、前記BGPセッションは、前記BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションである、ステップと、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信するステップと、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記第1のネットワークデバイスはルートリフレクタRRであり、前記第2のネットワークデバイスはルータであり、
    前記第1のネットワークデバイスはルータであり、前記第2のネットワークデバイスはRRであり、あるいは、
    前記第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスの双方がルータである、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、前記第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 当該方法は、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記BGPセッションに対して静的に構成された、前記SBFDセッションの構成パラメータを受信するステップ、又は
    前記第1のネットワークデバイスにより、動的に作成された前記BGPセッションのネイバー情報を取得するステップであり、前記ネイバー情報は前記SBFDセッションの構成パラメータを含み、前記構成パラメータは、前記SBFDセッションを作成するために前記第1のネットワークデバイスにより使用されるパラメータである、ステップ
    をさらに含み、
    前記第1のネットワークデバイスにより、SBFDセッションを作成することは、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記構成パラメータに基づいて前記SBFDセッションを作成することを含む、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断することは、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信することと、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記第2のネットワークデバイスにより送信された前記SBFDパケット内にある状態情報に基づいて前記BGPセッションの前記状態を判断することと、
    を含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断することは、
    前記第1のネットワークデバイスが、前記SBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信しない場合、前記BGPセッションの前記状態が切断されていると判断すること、又は
    前記第1のネットワークデバイスが、前記SBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合、前記BGPセッションの前記状態が接続されていると判断すること
    を含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信することは、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDセッションに基づいてN個のSBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信することを含み、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断することは、
    前記N個のSBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされ、前記第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM未満である場合、前記BGPセッションの前記状態が切断されていると判断すること、又は
    前記N個のSBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされ、前記第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM以上である場合、前記BGPセッションの前記状態が接続されていると判断することであり、MはN以下であり、MとNの双方が正の整数である、こと
    を含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  8. 当該方法は、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得するステップ、をさらに含み、
    前記第1のネットワークデバイスにより、前記SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信することは、
    前記第1のネットワークデバイスにより前記SBFDセッションに基づいて、前記ディスクリミネータを含む前記SBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信することを含む、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法。
  9. ボーダーゲートウェイプロトコルBGPセッションの状態を検出する方法であって、当該方法は第2のネットワークデバイスに適用され、前記第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとがBGPネイバー関係を確立し、当該方法は、
    前記第2のネットワークデバイスにより、SBFDセッションに基づいて前記第1のネットワークデバイスにより送信されたシームレス双方向転送検出SBFDパケットを受信するステップであり、前記SBFDセッションは、前記第1のネットワークデバイスにより作成されたSBFDセッションであり、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、前記第1のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのイニシエータであり、前記第2のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのリフレクタであり、前記BGPセッションは、前記BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションである、ステップと、
    前記第2のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行するステップであり、それにより、前記第1のネットワークデバイスは、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断する、ステップと、
    を含む方法。
  10. 前記第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、前記第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行することは、
    前記第2のネットワークデバイスにより前記第1のネットワークデバイスに、状態情報を含むSBFDパケットを送信することであり、それにより、前記第1のネットワークデバイスは、前記状態情報に基づいて前記BGPセッションの前記状態を判断し、前記状態情報により示される状態は、前記第2のネットワークデバイスの現在の状態である、ことを含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記第2のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行することは、
    前記第2のネットワークデバイスにより、SBFDパケットを前記第1のネットワークデバイスにループバックすることを含む、請求項9又は10に記載の方法。
  13. 前記第2のネットワークデバイスにより受信された前記SBFDパケットは、前記第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含み、
    前記第2のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行することは、
    前記第2のネットワークデバイスにより、前記SBFDパケットに含まれる、前記第2のネットワークデバイスの前記ディスクリミネータに基づいて、前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行することを含む、請求項9乃至12のうちいずれか1項に記載の方法。
  14. ボーダーゲートウェイプロトコルBGPセッションの状態を検出する装置であって、当該装置は第1のネットワークデバイスで使用され、前記第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとがBGPネイバー関係を有し、当該装置は、
    SBFDセッションを作成するように構成されたシームレス双方向転送検出SBFDモジュールであり、前記SBFDセッションは、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、前記第1のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのイニシエータであり、前記第2のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのリフレクタであり、前記BGPセッションは、前記BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションである、SBFDモジュールと、
    前記SBFDセッションに基づいてSBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信するように構成された送信モジュールと、を含み、
    前記SBFDモジュールはさらに、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断するように構成される、装置。
  15. 前記第1のネットワークデバイスはルートリフレクタRRであり、前記第2のネットワークデバイスはルータであり、
    前記第1のネットワークデバイスはルータであり、前記第2のネットワークデバイスはRRであり、あるいは、
    前記第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスの双方がルータである、
    請求項14に記載の装置。
  16. 前記第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、前記第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない、請求項14又は15に記載の装置。
  17. 前記SBFDモジュールはさらに、
    前記BGPセッションに対して静的に構成された、前記SBFDセッションの構成パラメータを受信し、あるいは
    動的に作成された前記BGPセッションのネイバー情報を取得し、前記ネイバー情報は前記SBFDセッションの構成パラメータを含み、前記構成パラメータは、前記SBFDセッションを作成するために前記第1のネットワークデバイスにより使用されるパラメータである
    ように構成され、前記SBFDモジュールは、
    前記構成パラメータに基づいて前記SBFDセッションを作成する
    ように構成される、請求項14乃至16のうちいずれか1項に記載の装置。
  18. 前記SBFDモジュールはさらに、
    前記第2のネットワークデバイスにより送信されたSBFDパケットを受信し、
    前記第2のネットワークデバイスにより送信された前記SBFDパケット内にある状態情報に基づいて前記BGPセッションの前記状態を判断する
    ように構成される、請求項14乃至17のうちいずれか1項に記載の装置。
  19. 前記SBFDモジュールはさらに、
    前記第1のネットワークデバイスが、前記SBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信しない場合、前記BGPセッションの前記状態が切断されていると判断し、あるいは
    前記第1のネットワークデバイスが、前記SBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされたSBFDパケットを目標期間内に受信した場合、前記BGPセッションの前記状態が接続されていると判断する
    ように構成される、請求項14乃至18のうちいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記送信モジュールは、
    前記SBFDセッションに基づいてN個のSBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信する
    ように構成され、前記SBFDモジュールはさらに、
    前記N個のSBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされ、前記第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM未満である場合、前記BGPセッションの前記状態が切断されていると判断し、あるいは
    前記N個のSBFDパケットに基づいて前記第2のネットワークデバイスによりループバックされ、前記第1のネットワークデバイスにより受信されたSBFDパケットの数量がM以上である場合、前記BGPセッションの前記状態が接続されていると判断し、MはN以下であり、MとNの双方が正の整数である
    ように構成される、請求項14乃至18のうちいずれか1項に記載の装置。
  21. 前記SBFDモジュールはさらに、
    前記第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを取得する
    ように構成され、前記送信モジュールは、
    前記SBFDセッションに基づいて、前記ディスクリミネータを含む前記SBFDパケットを前記第2のネットワークデバイスに送信する
    ように構成される、請求項14乃至20のうちいずれか1項に記載の装置。
  22. ボーダーゲートウェイプロトコルBGPセッションの状態を検出する装置であって、当該装置は第2のネットワークデバイスで使用され、前記第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとがBGPネイバー関係を確立し、当該装置は、
    SBFDセッションに基づいて前記第1のネットワークデバイスにより送信されたシームレス双方向転送検出SBFDパケットを受信するように構成された受信モジュールであり、前記SBFDセッションは、前記第1のネットワークデバイスにより作成されたSBFDセッションであり、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとの間のBGPセッションに対応するSBFDセッションであり、前記第1のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのイニシエータであり、前記第2のネットワークデバイスは前記SBFDセッションのリフレクタであり、前記BGPセッションは、前記BGPネイバー関係に基づいて作成されたセッションである、受信モジュールと、
    前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行するように構成されたフィードバックモジュールであり、それにより、前記第1のネットワークデバイスは、前記SBFDパケットに対する前記第2のネットワークデバイスによるフィードバックの状態に基づいて前記BGPセッションの状態を判断する、フィードバックモジュールと、
    を含む装置。
  23. 前記第1のネットワークデバイスの残存処理能力は、前記第2のネットワークデバイスの残存処理能力より低くない、請求項22に記載の装置。
  24. 前記フィードバックモジュールは、
    前記第1のネットワークデバイスに、状態情報を含むSBFDパケットを送信し、それにより、前記第1のネットワークデバイスは、前記状態情報に基づいて前記BGPセッションの前記状態を判断し、前記状態情報により示される状態は、前記第2のネットワークデバイスの現在の状態である
    ように構成される、請求項22又は23に記載の装置。
  25. 前記フィードバックモジュールは、
    SBFDパケットを前記第1のネットワークデバイスにループバックする
    ように構成される、請求項22又は23に記載の装置。
  26. 前記第2のネットワークデバイスにより受信された前記SBFDパケットは、前記第2のネットワークデバイスのディスクリミネータを含み、
    前記フィードバックモジュールは、
    前記SBFDパケットに含まれる、前記第2のネットワークデバイスの前記ディスクリミネータに基づいて、前記SBFDパケットに対するフィードバックを実行する
    ように構成される、請求項22乃至25のうちいずれか1項に記載の装置。
  27. コンピュータ読取可能記憶媒体であって、コンピュータプログラムコードを記憶し、前記コンピュータプログラムコードがネットワークデバイスにより実行されたとき、前記ネットワークデバイスは、請求項1乃至13のうちいずれか1項に記載の方法を実行する、コンピュータ読取可能記憶媒体。
  28. ネットワークシステムであって、請求項14乃至21のうちいずれか1項に記載の装置が使用される第1のネットワークデバイスと、請求項22乃至26のうちいずれか1項に記載の装置が使用される第2のネットワークデバイスとを含む、ネットワークシステム。
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