JP2024502941A - エアロゾル供給デバイスのためのアセンブリ - Google Patents

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Abstract

本明細書では、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるためにエアロゾル生成物質を加熱するためのエアロゾル供給デバイス(1)のためのアセンブリ(100)が開示される。アセンブリ(100)が、加熱されることになるエアロゾル生成物質を受け取るための加熱ゾーンと、構造と、少なくとも1つの経路の電気抵抗に基づいて加熱ゾーンの温度を検出する第1の機能及び/又は抵抗加熱により加熱ゾーンを加熱する第2の機能を実施するように構成された、構造によって支持される少なくとも1つの連続する導電性経路とを備える。少なくとも1つの経路が、構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在する。少なくとも1つの経路が、構造の少なくとも2つの別個の部分の各々の中に多数のターンを備える。構造の少なくとも2つの別個の部分が、少なくとも1つの経路を実質的に含まない隙間により、互いからオフセットされる。【選択図】 図3

Description

本発明は、エアロゾル供給デバイスのためのアセンブリ、エアロゾル供給デバイス、及び、エアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムに関する。エアロゾル供給デバイスが、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるためにエアロゾル生成物質を加熱することにより、吸入可能媒体を生成するためのものである。
(背景)
シガレット及びシガーなどの喫煙品は、使用中、タバコの煙を発生させるためにタバコを燃焼させる。燃えることなく化合物を放出する製品を作り出すことにより、これらの品物に代替物を提供する試みが行われてきた。このような製品の例として、物質を燃焼させないが加熱することにより化合物を放出する、いわゆる「非燃焼加熱式」製品又はタバコ加熱デバイス若しくはタバコ加熱製品がある。物質が、例えば、ニコチンを含んでも又は含まなくてもよいタバコ製品又は他の非タバコ製品であってもよい。
(概要)
本発明の第1の態様が、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるためにエアロゾル生成物質を加熱するためのエアロゾル供給デバイスのためのアセンブリを提供し、アセンブリが、加熱されることになるエアロゾル生成物質を受け取るための加熱ゾーンと、構造と、少なくとも1つの経路の電気抵抗に基づいて加熱ゾーンの温度を検出する第1の機能及び/又は抵抗加熱により加熱ゾーンを加熱する第2の機能を実施するように構成された、構造によって支持される少なくとも1つの連続する導電性経路とを備え、少なくとも1つの経路が、構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、少なくとも1つの経路が、構造の少なくとも2つの別個の部分の各々の中に多数のターンを備え、構造の少なくとも2つの別個の部分が、少なくとも1つの経路を実質的に含まない隙間により、互いからオフセットされる。
いくつかの実施形態では、隙間が延在方向に延在し、延在方向が加熱ゾーンの長手方向から離れる方向に対応する。いくつかの実施形態では、延在方向が、加熱ゾーンの長手方向に対して垂直である。
いくつかの実施形態では、隙間が、弓形であるパスウェイに従う。いくつかの実施形態では、パスウェイが、加熱ゾーンの周りを少なくとも部分的に延在する円周方向パスウェイである。
いくつかの実施形態では、隙間が第1の平面に沿って延在し、加熱ゾーンの長手方向軸線が第2の平面に沿って延在し、第1の平面が第2の平面と直交する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が隙間の中にある単一の部分を備える。いくつかの実施形態では、単一の部分が、構造の少なくとも2つの別個の部分を接続するために隙間に跨って延在する接続部分である。いくつかの実施形態では、単一の部分が隙間の幅方向に跨って延在する。
いくつかの実施形態では、隙間における少なくとも1つの経路の一部分が隙間の面積の10%未満を占有する。いくつかの実施形態では、この一部分が隙間の面積の5%未満を占有する。
いくつかの実施形態では、構造の少なくとも2つの部分が、構造の2つの部分の各々の中にある少なくとも1つの経路の隣り合う部分の間の間隔のサイズに対しての隙間のサイズにより、区別可能である。
いくつかの実施形態では、第1の方向の隙間の寸法が、多数のターンのうちの1つのターンから多数のターンのうちの隣り合う1つのターンまでの第1の方向における距離より大きい。いくつかの実施形態では、第2の方向の隙間の寸法が、多数のターンのうちの1つのターンから多数のターンのうちの隣り合う1つのターンまでの距離より小さい。いくつかの実施形態では、第1の方向が第2の方向と直交する。
いくつかの実施形態では、各部分が少なくとも1つの繰り返しパターンを有する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、2つの別個の部分のうちの少なくとも1つの部分内において構造の面積の少なくとも40%を占有する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、2つの別個の部分のうちの少なくとも1つの部分内において構造の面積の40%から60%の間を占有する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が加熱ゾーンを囲む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が単一の層を形成する。いくつかの実施形態では、単一の層が円形断面を有する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の隣り合う縁部が、構造の少なくとも2つの別個の部分の間の少なくとも1つの経路の隣り合う縁部と比較して、構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内においてより互いに近い。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内において多数の直線部を備え、各直線部が多数のターンのうちの2つのターンによって相互接続される。いくつかの実施形態では、直線部の主部が互いに平行である。いくつかの実施形態では、多数の直線部のうちの隣り合う直線部が、隙間より小さいサイズの間隔により互いから離間される。いくつかの実施形態では、隙間のサイズが各直線部の幅の2倍未満である。いくつかの実施形態では、隙間の幅が各直線部の幅の2倍未満である。いくつかの実施形態では、隙間の幅が各直線部の幅の50%~200%の間である。いくつかの実施形態では、隙間の幅が各直線部の幅の50%~150%の間である。いくつかの実施形態では、多数の直線部のうちの任意の1つの直線部が加熱ゾーンの周りに部分的にのみ延在する。いくつかの実施形態では、多数の直線部のうちの任意の1つの直線部が加熱ゾーンに沿って部分的にのみ延在する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の多数の直線部のうちの任意の1つの直線部の最大長さが、多数の直線部のうちの任意の1つの直線部の最大長さより大きい。
いくつかの実施形態では、各々の別個の部分が、直線的である、各々の少なくとも2つの部分の境界部を備える。いくつかの実施形態では、境界部が多角形に対応する形状を有する。いくつかの実施形態では、多角形が四角形である。いくつかの実施形態では、四角形が正方形又は長方形である。いくつかの実施形態では、各々の境界部ラインの方向が多数のターンのうちの1つのターンに対して正接である。いくつかの実施形態では、各々の境界部ラインの方向が多数の直線部のうちの各々の1つの直線部に平行であるか又は垂直である。いくつかの実施形態では、各々の境界部ラインの方向が多数のターンのうちの任意の1つのターンに対して正接であるか、又は、多数の直線部のうちの任意の1つの直線部に平行である。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の隣り合う部分の間の第1の間隔が、隙間の領域内において、隙間の領域の外側の少なくとも1つの経路の隣り合う部分の間の第2の間隔より大きい。
いくつかの実施形態では、隙間が、構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内において多数のターンのうちの少なくとも1つのターンまで延在する。いくつかの実施形態では、隙間が、構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内において多数のターンのうちの複数のターンまで延在する。
いくつかの実施形態では、構造の少なくとも2つの別個の部分が、加熱ゾーンの長手方向において互いを基準として配置構成される。いくつかの実施形態では、構造の各々の別個の部分が、加熱ゾーンの長手方向において又はこの長手方向に対して垂直である方向において別個の部分の各々の他の1つの部分を基準として配置構成される。
いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンが弓形である。つまり、ターンのうちの各々の1つのターンが、この1つのターンに加えられる機械的応力を低減するために、正方形ではない。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンが円形状である。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンが円形である。
いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンの半径が少なくとも1つの経路の厚さより大きい。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンの半径が、少なくとも1つの経路の厚さの少なくとも110%である。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンの半径が、少なくとも1つの経路の厚さの少なくとも125%である。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンの半径が、少なくとも1つの経路の厚さの110%~190%の間である。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの各々の1つのターンの半径が、少なくとも1つの経路の厚さの125%~175%の間である。
いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの少なくとも1つのターン内における少なくとも1つの経路の第1の幅が、多数のターンのうちの少なくとも1つのターンの外側の少なくとも1つの経路の第2の幅より大きい。いくつかの実施形態では、第2の幅が直線部のうちの1つの直線部の幅である。いくつかの実施形態では、第1の幅が第2の幅より少なくとも25%大きい。いくつかの実施形態では、第1の幅が90度より大きいターンの幅であり、第2の幅より少なくとも50%大きい。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの少なくとも1つのターン内における少なくとも1つの経路の幅が、ターン内で変化する。いくつかの実施形態では、多数のターンのうちの少なくとも1つのターン内における少なくとも1つの経路の幅が、ターンの中点に向かって増大する。
いくつかの実施形態では、180度ターン内における少なくとも1つの経路の幅が、90度ターン内における少なくとも1つの経路の幅より大きい。いくつかの実施形態では、90度ターン内における少なくとも1つの経路の幅が、180度ターン内における少なくとも1つの経路の幅の75%~95%の間である。いくつかの実施形態では、90度ターン内における少なくとも1つの経路の幅が、180度ターン内における少なくとも1つの経路の幅の80%~90%の間である。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、後続する第2の方向の第2のターンを有する第1の方向の第1のターンを備える応力緩和構造部を備え、第1のターンと第2のターンとの間における少なくとも1つの経路の長さが、第1のターン及び第2のターンの一方の長さより小さい。いくつかの実施形態では、第1のターンと第2のターンとの間における少なくとも1つの経路の長さが、第1のターン及び第2のターンの両方の長さより小さい。いくつかの実施形態では、応力緩和構造部が第1の方向の第3のターンを備える。いくつかの実施形態では、第2のターンと第3のターンとの間における少なくとも1つの経路の長さが、第1のターン、第2のターン、及び第3のターンのうちの1つのターンの長さより小さい。いくつかの実施形態では、第2のターンと第3のターンとの間における少なくとも1つの経路の長さが、第1のターン、第2のターン、及び第3のターンのいずれの長さより小さい。いくつかの実施形態では、第1のターンと第2のターンとの間における少なくとも1つの経路の長さが、第2のターンと第3のターンとの間における少なくとも1つの経路の長さに等しい。いくつかの実施形態では、第1のターンと第2のターンとの間及び第2のターンと第3のターンとの間の一方の少なくとも1つの経路の長さが、第1のターン、第2のターン、及び第3のターンのうちの1つのターンの長さと比較して無視できる程度である。いくつかの実施形態では、第1のターンから第3のターンのうちの少なくとも1つのターンが180度ターンである。いくつかの実施形態では、第2のターンが180度ターンである。いくつかの実施形態では、第1のターンから第3のターンのうちの2つのターンが90度ターンである。いくつかの実施形態では、第1のターンから第3のターンのうちの少なくとも1つのターンが180度ターンである。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、構造の少なくとも2つの別個の部分を接続するために隙間を跨って延在する接続部分を備える。いくつかの実施形態では、接続部分が、構造の少なくとも2つの別個の部分の一方の端部において隙間に跨って延在する。いくつかの実施形態では、接続部分が多数のターンのうちの1つのターンを備える。いくつかの実施形態では、接続部分が、隙間の中心の方を向く内向きターンを備える。いくつかの実施形態では、隙間の中心が隙間の長さを基準とする。いくつかの実施形態では、接続部分が、隙間の中心から離れる方を向く外向きターンを備える。いくつかの実施形態では、接続部分が、加えて、応力緩和構造部を備える。いくつかの実施形態では、接続部分が、構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内における少なくとも1つの経路の他の部分より低い程度で第1及び/又は第2の機能を実施することができる。
いくつかの実施形態では、多数のターンがメジャーターン及びマイナーターンを備え、メジャーターン及びマイナーターンは回転中心軸線とする回転角度(度で測定する)が異なる。いくつかの実施形態では、メジャーターンがマイナーターンより少なくとも45度大きい。いくつかの実施形態では、メジャーターンがマイナーターンより少なくとも90度大きい。いくつかの実施形態では、メジャーターンが、マイナーターンの回転角度より大きい45度~135度の間の回転角度を有する。いくつかの実施形態では、多数のターンが少なくとも1つの180度ターンを備える。いくつかの実施形態では、多数のターンが少なくとも1つの90度ターンを備える。いくつかの実施形態では、多数のターンの主部が180度ターンである。
いくつかの実施形態では、多数のターンが少なくとも1つの半円ターンを備える。いくつかの実施形態では、多数のターンの主部が半円ターンを備える。いくつかの実施形態では、多数のターンが少なくとも1つの四半円ターンを備える。いくつかの実施形態では、多数のターンの主部が四半円ターンを備える。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、構造の少なくとも2つの別個の部分のうちの1つの部分の異なる個別の側まで延在してさらに横断する第1の部分及び第2の部分を備える。
いくつかの実施形態では、構造の少なくとも2つの別個の部分のうちの1つの部分内における少なくとも1つの経路の単位長さ当たりのターンの数が、構造の少なくとも2つの別個の部分の一領域において、構造の少なくとも2つの別個の部分の別の領域と比較して異なる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路が、構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内において1つの端部から別の端部まで左右に延在する。
いくつかの実施形態では、各々の少なくとも1つの経路内における多数のターンが、構造の少なくとも2つの別個の部分内において個別の横列アレイを形成し、少なくとも2つの別個の部分内において縦列を形成する。いくつかの実施形態では、アレイが多数の直線部を備える。いくつかの実施形態では、横列が、多数のターンによって接合された多数の直線部によって主として形成される。いくつかの実施形態では、直線部が加熱ゾーンの長手方向に延在する。
いくつかの実施形態では、加熱ゾーンが、正多角形に対応する形状を有する断面を有する。いくつかの実施形態では、断面の形状が弓形である。いくつかの実施形態では、断面の形状が円に対応する。
いくつかの実施形態では、構造が少なくとも1つの電気絶縁要素であるか又は少なくとも1つの電気絶縁要素を備え、少なくとも1つの連続する導電性経路が、少なくとも1つの電気絶縁要素によって封入された連続する導電性ワイヤである。いくつかの実施形態では、ワイヤが円形断面を有する。いくつかの実施形態では、ワイヤが、ワイヤの実質的に全長に沿って円形断面を有する。
いくつかの実施形態では、アセンブリが複数の連続する導電性経路を備え、複数の連続する導電性経路の第1の経路及び第2の経路の各々が、個別の第1の領域及び第2の領域において構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、第1の領域及び第2の領域が、複数の経路のうちのいずれの経路も含まない隙間により、互いからオフセットされる。いくつかの実施形態では、第1及び第2の領域が、アセンブリの長手方向において互いからオフセットされる。いくつかの実施形態では、第1及び第2の領域が、加熱ゾーンの長手方向において互いからオフセットされる。いくつかの実施形態では、加熱ゾーンの長手方向がアセンブリの長手方向に平行である。
いくつかの実施形態では、第2の経路が、第1の経路と第2の経路との間の想像線を中心として、第1の経路の実質的な鏡像である。いくつかの実施形態では、第1の領域の幅が第2の領域の幅に実質的に等しい。
いくつかの実施形態では、加熱ゾーンが第1の加熱ゾーン及び第2の加熱ゾーンを備え、第1の領域内の第1の経路が第1の加熱ゾーンに関連する第1及び/又は第2の機能を実施するためのものであり、第2の領域内の第2の経路が第2の加熱ゾーンに関連する第1及び/又は第2の機能を実施するためのものである。いくつかの実施形態では、第2の領域内の第2の経路が第1の領域内の第1の経路と同じ機能を実施するためのものである。
いくつかの実施形態では、複数の経路が構造の同じ側によって支持される。
いくつかの実施形態では、構造が少なくとも1つの電気絶縁要素であるか又は少なくとも1つの電気絶縁要素を備え、複数の連続する導電性経路のうちの少なくとも1つの連続する導電性経路が、少なくとも1つの電気絶縁要素によって封入された連続する導電性ワイヤである。いくつかの実施形態では、ワイヤが円形断面を有する。いくつかの実施形態では、ワイヤが、ワイヤの実質的に全長に沿って円形断面を有する。
いくつかの実施形態では、構造が電気絶縁基体であるか又は電気絶縁基体を備え、少なくとも1つの連続する導電性経路が、電気絶縁基体の上に形成された連続する導電性トラックである。
いくつかの実施形態では、アセンブリが、複数の構造層として提供された複数の構造、及び複数の連続する導電性経路を備え、複数の連続する導電性経路のうちの少なくとも1つの連続する導電性経路が複数の構造層の各々の1つの構造層によって支持され、複数の経路の各々が第1及び第2の機能のうちの異なる1つの機能を実施するためのものである。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の各々が、個別の領域内において各々の複数の構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、領域の各々が互いに重なる。
いくつかの実施形態では、アセンブリが、複数の構造層として提供された複数の構造、及び複数の構造層の各々の1つの構造層によって支持された複数の連続する導電性経路を備え、複数の連続する導電性経路の第1の経路及び第2の経路が、各々、第1の構造層によって支持され、複数の連続する導電性経路の第3の経路及び第4の経路が、各々、第2の構造層によって支持され、第1から第4の経路の各々が、個別の第1の領域から第4の領域内において個別の構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、第1の構造層の上にある第1及び第2の領域の各々が、第2の構造層の上にある第3及び第4の領域のうちの少なくとも1つの領域に重なる。
いくつかの実施形態では、複数の構造層の各々が、第1及び第2の機能の異なる1つの機能を実施するためのものである。
いくつかの実施形態では、経路のうちの1つの経路に関連して定義される任意の制限が、他の経路のうちの任意の1つの経路又は任意の組み合わせにも適用される。例えば、いくつかの実施形態では、1つの経路が、第1の構造の各々の少なくとも2つの別個の部分内において1つの端部から別の端部まで左右に延在する。
いくつかの実施形態では、構造のうちの1つの構造の少なくとも2つの部分に関連して定義される任意の制限が、他の構造の少なくとも2つの部分のうちの任意の1つの部分又は任意の組み合わせにも適用される。
いくつかの実施形態では、第1の経路の長さが0.5m未満である。いくつかの実施形態では、第1の経路の長さが0.2m~0.4mの間である。いくつかの実施形態では、第1の経路の長さが0.3m~0.35mの間である。いくつかの実施形態では、第1の経路の長さが333.85mmである。
いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが0.5m未満である。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが0.2m~0.4mの間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが0.3m~0.35mの間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが328.95mmである。
いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが第1の経路の長さの90%~110%の間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが第1の経路の長さの95%~105%の間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが第1の経路の長さから10mm以下で異なる。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さが第1の経路の長さから5mm以下で異なる。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さと第1の経路の長さとの間の差が5%未満であるか又は5%に等しい。いくつかの実施形態では、第2の経路の長さと第1の経路の長さとの間の差が3%未満であるか又は3%に等しい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の厚さが1mm未満である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の厚さが0.1mm未満である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の厚さが40μm~60μmの間である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の厚さが50.8μm(0.0508mm)である。
いくつかの実施形態では、第2の経路の厚さが第1の経路の厚さの90%~110%の間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の厚さが第1の経路の厚さの95%~105%の間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の厚さが第1の経路の厚さから10μm以下で異なる。いくつかの実施形態では、第2の経路の厚さが第1の経路の厚さから5μm以下で異なる。いくつかの実施形態では、第2の経路の厚さが第1の経路の厚さに等しい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の幅が1mm未満である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の幅が0.6mm未満である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の幅が0.2mm~0.6mmの間である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の幅が0.3mm~0.4mmの間である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の幅が0.3175mmである。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の主部幅が1mm未満である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の主部幅が0.5mm未満である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路の主部幅が0.2mm~0.4mmの間である。いくつかの実施形態では、主部幅が経路全体の平均幅を意味する。他の実施形態では、主部幅が、少なくとも1つの経路の多数の直線部の平均幅を意味する。
いくつかの実施形態では、第2の経路の主部幅が第1の経路の主部幅の90%~110%の間である。いくつかの実施形態では、主部幅が経路全体の平均幅を意味する。他の実施形態では、主部幅が経路の多数の直線部の平均幅を意味する。いくつかの実施形態では、第2の経路の主部幅が第1の経路の主部幅の95%~105%の間である。いくつかの実施形態では、第2の経路の主部幅が第1の経路の主部幅に等しい。
いくつかの実施形態では、複数の構造部の任意のうちの1つ又はすべてが加熱ゾーンの外部に設けられる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路のうちの任意の1つの経路が銅などの金属材料で作られる。
いくつかの実施形態では、複数の構造のうちの少なくとも1つの構造が電気絶縁基体であるか又は電気絶縁基体を備え、複数の経路のうちの少なくとも1つの経路が、電気絶縁基体の上に形成された連続する導電性トラックである。
いくつかの実施形態では、複数の構造のうちの少なくとも1つの構造が少なくとも1つの電気絶縁要素であるか又は少なくとも1つの電気絶縁要素を備え、複数の連続する導電性経路のうちの少なくとも1つの連続する導電性経路が、少なくとも1つの電気絶縁要素によって封入された連続する導電性ワイヤである。つまり、複数の構造のうちの少なくとも1つの構造が電気絶縁要素であるか又は電気絶縁要素を備える。いくつかの実施形態では、ワイヤが円形断面を有する。いくつかの実施形態では、ワイヤが、ワイヤの実質的に全長に沿って円形断面を有する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの連続する導電性経路が、第2の機能を実施するように構成された第2の電気抵抗より低い、第1の機能を実施するように構成される予め定められた条件下にある第1の電気抵抗を有する。いくつかの実施形態では、予め定められた条件が、少なくとも1つの連続する導電性経路に跨る温度、及び/又は、電圧を含む。いくつかの実施形態では、第2の電気抵抗が第1の電気抵抗の少なくとも2倍である。いくつかの実施形態では、第2の電気抵抗が第1の電気抵抗の2倍~5倍の間である。いくつかの実施形態では、第2の電気抵抗が第1の電気抵抗の3倍~4倍の間である。
いくつかの実施形態では、「多数」という用語が複数を意味する。
本発明の第2の態様が、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるためにエアロゾル生成物質を加熱するためのエアロゾル供給デバイスを提供し、デバイスが、第1の態様によるアセンブリと、電源からアセンブリの少なくとも1つの連続する導電性経路への電力の供給を制御するための制御装置と、少なくとも1つの経路の電気抵抗を検出するための検出装置と、を備える。
いくつかの実施形態では、電気抵抗が検出装置により定期的に検出可能である。
いくつかの実施形態では、制御装置が、少なくとも1つの経路の電気抵抗を少なくとも1つの経路の温度測定値に変換するためのものである。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第1の接続経路が少なくとも1つの経路を制御装置に接続し、少なくとも1つの第1の接続経路が、少なくとも1つの経路と比較して、加熱ゾーンの温度変化の影響を受けにくい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第1の接続経路の温度に対する影響の受けやすさが、加熱ゾーンを基準とした少なくとも1つの第1の接続経路の位置によって管理される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第1の接続経路の長さが、加熱ゾーンの長手方向において加熱ゾーンから離れる方向に配置される。いくつかの実施形態では、温度測定値が、少なくとも1つの経路及び第1の接続経路に関する予め定められた情報を使用して第1の接続経路の抵抗を説明する。いくつかの実施形態では、予め定められた情報が、少なくとも1つの経路及び第1の接続経路に関する幾何学的情報を含む。いくつかの実施形態では、幾何学的情報が、少なくとも1つの経路の長さ及び第1の接続経路の長さを含む。いくつかの実施形態では、幾何学的情報が、少なくとも1つの経路の厚さ及び/又は幅、並びに、第1の接続経路の厚さ及び/又は幅を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの第2の接続経路が第2の経路を制御装置に接続し、少なくとも1つの第2の接続経路が、第2の経路と比較して、加熱ゾーンの温度変化の影響を受けにくい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの経路に関連する温度測定値が、第2の経路及び/又は少なくとも1つの第2の接続経路の抵抗を説明する。
本発明の第3の態様が、第2の態様によるエアロゾル供給デバイスと、デバイスのアセンブリの加熱ゾーンの中に挿入可能である、エアロゾル生成物質を含む消耗品と、を備えるエアロゾル供給システムを提供する。
本発明の第4の態様が、加熱されることになるエアロゾル生成物質を受け取るための加熱ゾーンの温度を検出する方法を提供し、本方法が、制御装置により、電源から少なくとも1つの導電性経路への電力の供給を制御することと、検出装置により、少なくとも1つの導電性経路の電気抵抗を検出することと、検出装置により、加熱ゾーンから離れる少なくとも1つの導電性経路の部分の電気抵抗を、この部分に関する予め定められた情報に基づいて、検出することと、少なくとも1つの導電性経路の電気抵抗及び加熱ゾーンから離れるトラックの部分の電気抵抗に基づいて、加熱ゾーンの温度を計算することと、を含む。
いくつかの実施形態では、本方法が、経路の電気抵抗を予め定められた継続時間でサンプリングすることを含む。いくつかの実施形態では、予め定められた継続時間が約250μsである。いくつかの実施形態では、予め定められた継続時間が0.1ms~0.4msの間である。
いくつかの実施形態では、第4の態様に関連して上述した加熱ゾーンが、第1の態様に関連して上述したアセンブリに含まれる。
いくつかの実施形態では、第4の態様に関連して上述した少なくとも1つの導電性経路が、第1の態様に関連して上述した導電性経路の任意の特徴を備える。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を例として説明する。
エアロゾル生成物質を含む消耗品が挿入された状態である、本発明の実施形態によるエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムを示す概略斜視図であり、デバイスが、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるために消耗品のエアロゾル生成物質を加熱するためのものである。 挿入される消耗品を有さない、本発明の実施形態による図1のエアロゾル供給システムのエアロゾル供給デバイスを示す概略正面断面図である。 本発明の実施形態による図2のデバイスのためのアセンブリを示す第1の概略図である。 本発明の実施形態による図2のデバイスのための図3に示されるアセンブリを示す第2の概略図である。 本発明の別の実施形態による図2のデバイスのための代替のアセンブリを示す概略断面図である。 本発明の実施形態による図2のデバイスのための導電性トラックを備える電気構成体を示す概略図である。 本発明の実施形態による図5に示される導電性トラックのうちの1つの導電性トラックを示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図6に示されるトラックのエリアを示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図6に示されるトラックの別のエリアを示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図6に示されるトラックの別のエリアを示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図6に示されるトラックの第1の別個の部分を示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による180度ターンを備える図10に示されるトラックのエリアを示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図6に示されるトラックの第2の別個の部分を示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図6に示されるトラックの第3の別個の部分を示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による90度ターンを備える図12に示されるトラックのエリアを示す概略拡大図である。 本発明の実施形態による図5の電気構成体の上に重ね合わされるための、図2のデバイスのための導電性トラックを備える別の電気構成体を示す概略図である。 各々の基体が図2のデバイスのための導電性トラックを備える、本発明の実施形態による基体層を備えるアセンブリを示す概略断面図である。 本発明の実施形態による図2のデバイスのための導電性トラックを備える図15に示される他の電気構成体を示す概略図である。 本発明の実施形態による図17に示される導電性トラックのうちの1つの導電性トラックを示す概略拡大図である。 第1のトラックの抵抗を測定するための電気回路を示す図である。
(詳細な説明)
本開示は、不燃性エアロゾル供給デバイスなどの、エアロゾル供給デバイスに関連する。本開示によると、「不燃性」エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給デバイスのチャンバ(又は、その構成要素)によって受け取られるための消耗品に含まれる構成成分のエアロゾル生成物質が使用者へのエアロゾル生成物質の送出を促進するために燃えたり又は燃焼させられたりするわけではない、デバイスである。
本明細書で使用される場合の「エアロゾル生成物質」という用語は、加熱時に、通常は蒸気又はエアロゾルの形態で揮発成分を供給する物質を含む。エアロゾル生成物質が、非タバコ含有物質又はタバコ含有物質であってもよい。エアロゾル生成物質が、例えば、タバコ自体、タバコ派生物、膨張タバコ(expanded tobacco)、再生タバコ、タバコ抽出物、均質化タバコ、又はタバコ代替品、のうちの1つまた複数を含むことができる。エアロゾル生成物質が、挽きタバコ、刻みラグタバコ、押出タバコ、再生タバコ、再生エアロゾル生成物質、液体、ゲル、無定形固体、ゲル化シート、粉末、又は塊などの、形態となり得る。エアロゾル生成物質が、製品に応じてニコチンを含有しても又は含有しなくてもよい他の非タバコ製品をさらに含むことができる。エアロゾル生成物質が、グリセロール又はプロピレングリコールなどの、1つ又は複数の保湿剤を備えることができる。「エアロゾル生成物質(aerosol generating material)」という用語はさらに、本明細書では、「エアロゾル生成物質(aerosol-generating material)」という用語と置換可能に使用され得る。
本明細書で使用される場合の「タバコ物質」という用語は、タバコ又はそこからの派生物を含む任意の物質を意味する。「タバコ物質」という用語は、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品、のうちの1つ又は複数を含むことができる。タバコ物質は、挽きタバコ、タバコ繊維、切断されたタバコ、押出タバコ、タバコステム、再生タバコ、及び/又はタバコ抽出物、のうちの1つ又は複数を含むことができる。
タバコ物質を作り出すのに使用されるタバコは、Virginia、Burley、及び/又はOrientalを含めた、シングルグレード又はブレンド、カットラグ又はホールリーフなどの、任意適切なタバコであってもよい。タバコ物質はさらに、タバコ粒子の「微粒子」又はダスト、膨張タバコ、ステム、膨張ステム、及び、切断された巻きステムなどの他の処理されたステム物質、であってもよい。タバコ物質は、挽きタバコ又は再生タバコ物質であってもよい。再生タバコ物質はタバコ繊維を含むことができ、タバコ抽出物を後で加えるフードリニアベースの製紙手法(Fourdrinier-based paper making-type approach with back addition of tobacco extract)であるキャスティング、又は押し出しにより、形成され得る。
上で述べたように、エアロゾル生成物質が、別法として「モノリシック固体」(すなわち、非繊維)又は「乾燥ゲル」としても称され得る無定形固体を含むことができる。無定形固体は、その中に液体などの何らかの流体を保持することができる固体物質である。いくつかの事例では、エアロゾル生成物質が、約50wt%、60wt%、又は70wt%の無定形固体から、約90wt%、95wt%、又は100wt%の無定形固体を含む。いくつかの事例では、エアロゾル生成物質が無定形固体から構成される。
本明細書で使用される場合の「シート」という用語は、その厚さより有意に大きい幅及び長さを有する要素を意味する。シートは例えばストリップであってもよい。
本明細書で使用される場合の「加熱物質」又は「加熱装置物質」という用語は、いくつかの実施例では、例えば誘導加熱構成体によりエアロゾル生成物質が加熱されるときに、可変の磁界の侵入により加熱可能である物質を意味する。
加熱物質を加熱する他の形態には、電流を加えられるときに温度上昇し、伝導により加熱物質に熱を伝達する電気抵抗加熱要素を伴う抵抗加熱が含まれる。
サセプタは、交番磁界などの可変の磁界の侵入により加熱可能である物質である。サセプタは導電性物質となり得、その結果、その可変の磁界の侵入により加熱物質の誘導加熱が引き起こされる。加熱物質が磁性物質となり得、その結果、その可変の磁界の侵入により加熱物質の磁気ヒステリシス加熱が引き起こされる。サセプタは導電性及び磁性の両方となり得、その結果、サセプタが両方の加熱機構により加熱可能となる。可変の磁界を生成するように構成されたデバイスは、本明細書では、磁界発生器と称される。
サセプタが閉電気回路の形態である場合、使用時のサセプタと電磁石との間の磁気カップリングが強化され、それによりジュール加熱が大きくなるか又は改善される、ということが分かっている。
磁気ヒステリシス加熱は、磁性物質で作られた物体が、物体に可変の磁界を侵入させることにより加熱される、プロセスである。磁性物質は、多くの原子スケールの磁石又は磁気双極子を含むものと考えられ得る。磁界がこのような物質に侵入するとき、磁気双極子の向きが磁界に揃う。したがって、電磁石によって作り出されるような例えば交番磁界などの可変の磁界が磁性物質に侵入するとき、磁気双極子の向きが、印加される可変の磁界と共に、変化する。このような磁気双極子の向きの変化により磁性物質内に熱が生成される。
物体が導電性及び磁性の両方である場合、可変の磁界が物体に侵入することで、物体内でジュール加熱及び磁気ヒステリシス加熱の両方が引き起こされ得る。さらに、磁性物質を使用することにより磁界を強くすることができ、それによりジュール加熱及び磁気ヒステリシス加熱を増強することができる。
上記のプロセスの各々で、熱伝導による外部熱源によってではなく、物体自体の内部で熱が生成されるとき、特に、適切な物体の物質及び幾何形状を選択することにより並びに物体に対しての適切な可変の磁界の大きさ及び向きを選択することにより、物体内での迅速な温度上昇及びより均一な熱分布が達成され得る。さらに、誘導加熱及び磁気ヒステリシス加熱は可変の磁界の供給源と物体との間で物理的な接続を実現することを必要としないことから、設計自由度及び加熱プロファイルの制御を向上させることができ、コストを低減することができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが、ベイピングデバイス又は電子ニコチン送達デバイス(ENDS:electronic nicotine delivery system)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル生成物質中のニコチンの存在が必要条件ではないことに留意されたい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、非燃焼加熱式デバイスとしても知られているタバコ加熱デバイスである。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが、その1つ又は複数を加熱することができるようなエアロゾル生成物質の組み合わせを使用してエアロゾルを生成するためのハイブリッドデバイスである。エアロゾル生成物質の各々が、例えば、固体、液体、又はゲルの形態であってよく、ニコチンを含んでも又は含まなくてもよい。いくつかの実施形態では、ハイブリッドデバイスが、液体又はゲルのエアロゾル生成物質、及び、固体のエアロゾル生成物質を含む。固体のエアロゾル生成物質は、例えば、タバコ製品又は非タバコ製品を含むことができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが電源を備えることができる。電源は、例えば、電気的な電源(electric power source)であってもよい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスと共に使用されるための消耗品が、エアロゾル生成構成要素、エアロゾル生成エリア、マウスピース、及び/又は、エアロゾル生成物質を受け取るためのエリアを備えることができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスがエアロゾル生成構成要素を備えることができる。エアロゾル生成構成要素が、エアロゾルを形成することを目的としてエアロゾル生成物質から1つ又は複数の揮発性物質を放出するためにエアロゾル生成物質と相互作用することができる加熱装置である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成構成要素が、加熱を行うことなくエアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することができる。例えば、エアロゾル生成構成要素は、例えば、振動手段、機械的手段、加圧手段、又は静電手段、のうちの1つ又は複数を介して、エアロゾル生成物質に熱を加えることなくエアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することが可能となり得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成構成要素が、エアロゾル供給デバイスの一部分を形成することができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスによって送出されることなるサブスタンスが、活性成分、キャリア成分、及び任意選択の1つ又は複数の他の機能成分を含むことができる、エアロゾル生成物質であってもよい。
活性成分が、使用者の中での生理反応及び/又は嗅覚応答を達成するためにエアロゾル生成物質に含まれる1つ又は複数の生理学的な及び/又は嗅覚的な活性成分を含むことができる。活性成分は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、及び向精神薬(psychoactive)から選択され得る。活性成分は自然に存在し得るか又は合成して入手され得る。活性成分は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6若しくはB12又はCなどのビタミン、メラトニン、或いは、その構成成分、派生物、又は組み合わせを含むことができる。活性成分は、タバコ又は別の植物性物質の、構成成分、派生物、又は抽出物を含むことができる。いくつかの実施形態では、活性成分は生理学的な活性成分であり、ニコチン、ニコチンソルト(例えば、nicotine ditartrate/nicotine bitartrate)、ニコチンフリーのタバコ代替品、カフェインなどの他のアルカロイド、又はその混合物、から選択され得る。
いくつかの実施形態では、活性成分が嗅覚的な活性成分であり、「香料」及び/又は「香味料」から選択され得、香料及び香味料は、地方条例により許される場合、成人消費者のための製品の中に、所望の風味、香り、又は他の体性感覚的知覚(somatosensorial sensation)を作り出すのに使用され得る。いくつかの例では、このような構成成分が、香料、香味料、冷却剤、加熱剤、又は甘味剤と称され得る。このような構成成分には、自然に存在する香料物質、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に入手される物質、又はその組み合わせ(例えば、タバコ、大麻、リコリス(liquorice)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキリーフ、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、カエデ、抹茶、メンソール、ジャパニーズミント、アニシード(アニス)、シナモン、ターメリック、インディアンスパイス、アジアンスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、チェリー、ベリー、レッドベリー、クランベリー、ピーチ、リンゴ、ミカン、マンゴ、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ダイオウ、グレープ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、桑の実、柑橘果実、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、オランダハッカ、セイヨウハッカ、ラベンダー、アロエ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、チャット、ナスワール、キンマ、シーシャ、マツ、ハニーエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、桜の花、カッシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、ウイキョウ、ワサビ、ピーマン、生姜、コリアンダー、コーヒー、インド大麻、ハッカ(Mentha)属の任意の種からのミント油、ユーカリ、トウシミキ、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、銀杏、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ茶、オレンジスキン、バラ、緑茶又は紅茶などのお茶、タイム、ジュニパー、ニワトコの花、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、シオガマギク、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、ハナハッカ、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、エゾネギ、カルム、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤(sensorial receptor site activator)又は感覚受容体部位刺激剤(sensorial receptor site stimulator)、砂糖及び/又は代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、乳糖、サッカロース、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、又はマンニトール)、並びに、チャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、又は息清涼剤などの、他の添加物が含まれ得る。このような構成成分は、イミテーション、合成物質若しくは天然物質、又はその混合物質であってもよい。このような構成成分は、例えば、オイルなどの液体、粉末などの固体、又は、抽出物(例えば、リコリス、アジサイ、ホオノキリーフ、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、メンソール、ジャパニーズミント、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、チェリー、ベリー、ピーチ、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、オランダハッカ、セイヨウハッカ、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カッシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、ウイキョウ、ピーマン、生姜、アニス、コリアンダー、コーヒー、若しくは、Mentha属の任意の種からのミント油)、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤若しくは感覚受容体部位刺激剤、砂糖及び/又は代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、乳糖、サッカロース、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、若しくはマンニトール)、並びに、チャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、若しくは息清涼剤などの、他の添加物、の1つ若しくは複数のガス、などの、任意適切な形態であってもよい。このような構成成分は、イミテーション、合成物質又は天然物質、或いはその混合物質であってもよい。このような構成成分は、例えば、オイル、液体、又は粉末などの、任意適切な形態であってもよい。
いくつかの実施形態では、香料が、メンソール、オランダハッカ、及び/又はセイヨウハッカを含む。いくつかの実施形態では、香料が、キュウリ、ブリーベリー、柑橘果実、及び/又はレッドベリーの香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料がオイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、香料が、タバコから抽出された香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料が、大麻から抽出された香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料が、香り又は味覚神経に加えて又はそれらの代わりに、通常は化学的に誘発されて第5脳神経(三叉神経)の刺激によって知覚される体性感覚的知覚を達成することを意図される感覚知覚剤(sensate)を含むことができ、これらには、加熱効果、冷却効果、ヒリヒリする刺激効果(tingling effect)、麻痺効果を提供する作用物質が含まれてもよい。適切な熱効果剤(heat effect agent)は、限定しないが、バニリルエチルエーテルであってよく、適切な冷却剤は、限定しないが、オイカリプトール、WS-3であってもよい。
キャリア成分が、エアロゾルを形成することができる1つ又は複数の構成成分を含むことができる。いくつかの実施形態では、キャリア成分が、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリトリトール、メソ-エリトリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、ベンジルフェニルアセテート、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及びプロピレンカーボネート、のうちの1つ又は複数を含むことができる。
1つ又は複数の機能成分が、pH調節剤、着色剤、防腐剤、結合剤、フィラー、安定剤、及び/又は酸化防止剤、のうちの1つ又は複数を含むことができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスと共に使用されるための消耗品が、エアロゾル生成物質、又は、エアロソル生成物質を受け取るためのエリアを備えることができる。いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスと共に使用されるための消耗品が、マウスピースを備えることができる。エアロゾル生成物質を受け取るためのエリアが、エアロソル生成物質を保管するための保管エリアであってもよい。例えば、保管エリアがリザーバであってもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成物質を受け取るためのエリアが、エアロゾル生成エリアから分離され得るか又はエアロゾル生成エリアに組み合わされ得る。
エアロゾル生成物質を燃焼させたり又は燃やしたりすることなく、通常、吸入され得るエアロゾルを形成するために、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるためにエアロゾル生成物質を加熱する装置が知られている。このような装置は、場合によっては、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」、若しくは「タバコ加熱デバイス」、又は類似物として説明される。同様に、ニコチンを含んでも又は含まなくてもよく、一般に液体の形態であるエアロゾル生成物質を気化させる、いわゆるeシガレットデバイスも存在する。エアロゾル生成物質は、装置の中に挿入され得る、棒、カートリッジ又はカセットなどの形態であってもよいか、このような棒、カートリッジ又はカセットなどの一部として提供され得る。エアロゾル生成物質を加熱して揮発させるための、加熱装置などの、エアロゾル生成装置が、装置の「永久的」なパートとして提供され得る。
このような装置が、加熱するためのエアロゾル生成物質を含む消耗品を受け取ることができる。本文脈の「消耗品」は、使用者による使用中にその一部又はすべてが消費されることを意図されるエアロゾル生成物質を含むか又はこのようなエアロゾル生成物質から構成される品物である。いくつかの実施形態では、使用時にエアロゾル生成物質及び任意選択の他の成分を揮発させるために、消耗品が加熱される。他の実施形態では、エアロゾル生成物質を揮発させるために加熱が利用されない可能性があり、例えば、エアロゾルを生成するのに振動が利用され得る。エアロゾルを作り出すために消耗品が加熱される前に、使用者が消耗品をエアロゾル生成デバイスの中に挿入することができ、その後、使用者がエアロゾルを吸入する。消耗品は、例えば、消耗品を受け取るようにサイズが決定された、デバイスの加熱チャンバなどのチャンバ内に配置されるように構成された、予め定められた又は特定のサイズであってもよい。
図1を参照すると、デバイス1の中に消耗品21が挿入された状態である、本発明の実施形態によるエアロゾル供給デバイス1(図2を参照)を備えるエアロゾル供給システム10の概略斜視図が示されている。エアロゾル供給デバイス1は、本明細書では、装置とも称される。
装置1が、使用者により吸入されるためのエアロゾルを形成することを目的としてエアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるためにエアロゾル生成物質を加熱するためのものである。この実施形態では、エアロゾル生成物質がタバコを含み、装置1がタバコ加熱製品(当技術分野では、タバコ加熱デバイス又は非燃焼加熱式デバイスとしても知られている)である。装置1が、手持ち式デバイスの使用者によるエアロゾル生成物質の吸入のための手持ち式デバイスである。
装置1が、第1の端部3、及び第1の端部3の反対側にある第2の端部5を備える。第1の端部3が、場合によっては、本明細書では、装置1のマウス端部又は近位端と称される。第2の端部5が、場合によっては、本明細書では、装置1の遠位端と称される。装置1が、装置1の使用者により所望されるときに装置1を全体としてオン及びオフに切り替えるのを可能にするためのオン/オフボタン7を有する。いくつかの実施形態では、オン/オフボタン以外の起動機構が、装置をオン及び/又はオフに切り替えるのに使用され得る。例示の起動機構には音声起動が含まれる。
概略的には、装置1が、エアロゾル生成物質を加熱することにより、使用者により吸入されることになるエアロゾルを生成するように構成される。使用時、使用者が消耗品21を装置1の中に挿入し、エアロゾル生成物質を加熱することを装置1に開始させることを目的として、例えばボタン7を使用して、装置1を起動する。次いで、使用者が、装置1によって生成されたエアロゾルを吸入するために、装置1の第1の端部3の近くで消耗品21のマウスピース21bを用いて吸い込みを行う。使用者が消耗品21を用いて吸い込み行うとき、生成されたエアロゾルが、流れ経路に沿って装置1の近位端3の方へと、装置1を通って流れる。
実施例では、蒸気が作り出され、この蒸気が、次いで、使用者によって吸入されるために装置1から外に出る前に、少なくとも部分的に凝結してエアロゾルを形成する。
この点に関してまず、一般に、蒸気が、その臨界温度未満の温度で気相であるサブスタンスであり、これが例えば温度を低下させることなく蒸気の圧力を増大させることにより蒸気が凝結して液体になることができることを意味する、ことに留意されたい。他方で、一般に、エアロゾルは空気中又は別のガス中の微小な固体粒子又は液滴のコロイドである。「コロイド」は、微視的に分散する不溶性粒子が別のサブスタンスの間を浮遊するような、サブスタンスである。
便宜的に、本明細書で使用される場合のエアロゾルという用語は、エアロゾル、蒸気、又は、エアロゾル及び蒸気の組み合わせを意味するものと解釈されるべきである。
装置1が、装置1の多様な内部構成要素を配置するため、及び、保護するためのケーシング9を備える。したがって、ケーシング9は、内部構成要素を収容するための外部ハウジングである。示される実施形態では、ケーシング9が装置1の周縁部を包囲するスリーブ11を備え、第1の端部3のところで、装置1の「頂部」を概して画定する頂部パネル17を被せられており、第2の端部5(図2~図5を参照)のところで装置1の「底部」を概して画定する底部パネル19を被せられている。
スリーブ11が第2のスリーブ11a及び第1のスリーブ11bを含む。第2のスリーブ11aが装置1の頂部分のところに設けられて装置1の上側部分として示されており、第1の端部3から離れる方向に延在する。第1のスリーブ11bが装置1の底部分のところに設けられて装置1の下側部分として示されており、第2の端部5から離れる方向に延在する。第2のスリーブ11a及び第1のスリーブ11bが、各々、装置1の周縁を包囲する。つまり、装置1がY軸方向の長手方向軸線を有し、第2のスリーブ11a及び第1のスリーブ11bが、各々、長手方向軸線に対して半径方向である方向において内部構成要素を囲む。
装置1の頂部パネル17が装置1のマウス端部3のところにある開口部20を有し、使用時、エアロゾル生成物質を含有する消耗品21がこの開口部20を通して使用者により装置1の中に挿入されたり装置1から取り外されたりする。この実施形態では、挿入方向及び取り外し方向が、各々、中空内部加熱チャンバ29の長手方向軸線A-Aに平行である。この実施形態では、長手方向軸線A-Aが、装置1の長手方向軸線に平行な方向にある。この実施形態では、消耗品21が、使用者により使用者の唇の間に配置されるためのマウスピースとして機能する。他の実施形態では、外部マウスピースが提供され得、ここでは、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの揮発成分がマウスピースを通して吸われる。外部マウスピースが使用される場合、エアロゾル生成物質が外部マウスピース内には供給されない。
開口部20は、この実施形態では、ドア4によって開閉される。示される実施形態では、ドア4が、開位置にあるときに消耗品21を装置1の中に挿入するのを可能にするために、閉位置と開位置との間で移動可能である。ドア4が、X軸方向に沿って両方向に移動するように構成される。
接続ポート6が装置1の第2の端部5のところに示されている。接続ポート6は、装置1の電源27を充電するためにケーブル及び電源27(図6に示される)を接続するためのものである。接続ポート6が、装置1の前方側から装置1の後方側までZ軸方向に延在する。図1に示されるように、接続ポート6が、装置1の第2の端部5において装置1の右側からアクセス可能である。充電中、又は、接続ポート6を通したデータ接続を実現するために、装置1が第2の端部5を下にして立つことができることが有利である。示される実施形態では、接続ポート6がUSBソケットである。
図2が、図1の消耗品21が引き抜かれた状態である、図1に示される装置1の概略正面断面図を示している。
ケーシング9が、加熱装置構成体23、制御回路25、及び電源27をその内部に設置、もしくは、固定している。この実施形態では、制御回路25が電子装置コンパートメントの一部であり、2つの印刷回路基板(PCB:printed circuit board)25a、25bを備える。この実施形態では、制御回路25及び電源27が横方向において加熱装置構成体23と隣り合い(つまり、端部から見る場合に隣り合う)、制御回路25が電源27の下方に位置する。これにより、X軸方向に対応する横方向において装置1をコンパクトにすることが可能となることが有利である。
制御回路25が、この実施形態では、後でさらに考察するように、消耗品21の中でのエアロゾル生成物質の加熱を制御するように構成及び配置構成された、マイクロプロセッサ構成体などの制御装置81を有する。制御回路25が、導電性トラック又は導電性ワイヤの形態である後で考察する導電性経路などの、少なくとも1つの連続する導電性トラックの電気抵抗を検出するための検出装置83をさらに有する。
電源27が、この実施形態では、充電可能バッテリーである。他の実施形態では、非充電バッテリー、コンデンサ、バッテリー-コンデンサのハイブリッド、又は主電力供給源に対しての接続装置が使用され得る。適切なバッテリーの例には、例えば、リチウムイオンバッテリー、ニッケルバッテリー(ニッケルカドミウムバッテリーなど)、及び/又はアルカリバッテリーなどが含まれる。バッテリー27が、消耗品の中でエアロゾル生成物質を加熱することを目的として(考察するように、エアロゾル生成物質を燃焼させることなくエアロゾル生成物質を揮発させることを目的として)、必要時に制御回路25の制御下で電力を供給するために加熱装置構成体23に電気的に連結される。
横方向において加熱装置構成体23に隣り合うように電源27を設置することの利点は、全体として装置1を過度に長くすることなく、物理的に大型である電源27が使用され得ることである。理解されるように、一般に、物理的に大型である電源27はより大きい容量を有し(つまり、アンペア時などでしばしば測定される供給され得る総電気エネルギー)、したがって、装置1のためのバッテリー寿命を延ばすことができる。
一実施形態では、加熱装置構成体23が、概して、中空内部加熱チャンバ29を備える中空円筒形管の形態であり、使用時に加熱のためにエアロゾル生成物質を有する消耗品21が中空内部加熱チャンバ29の中に挿入される。概略的に言うと、加熱チャンバ29が、消耗品21を受け取るための加熱ゾーンである。加熱装置構成体23のための別の構成体も可能である。いくつかの実施形態では、加熱装置構成体23が単一の加熱要素を備えることができるか、又は、加熱装置構成体23の長手方向軸線に沿って位置合わせされた複数の加熱要素で形成され得る。加熱要素又は各々の加熱要素が環状若しくは管状であってもよいか、又は、その円周回りで少なくとも部分的に環状若しくは管状であってもよい。実施形態では、加熱要素又は各々の加熱要素が薄膜加熱装置であってもよい。別の実施形態では、加熱要素又は各々の加熱要素がセラミック材料で作られ得る。適切なセラミック材料の例には、層状にされて焼結され得る、アルミナ及び窒化アルミニウム並びに窒化ケイ素セラミックが含まれる。例えば、誘導加熱、赤外線放射を発することによって加熱される赤外線ヒーター要素、又は例えば電気抵抗巻線によって形成された抵抗加熱要素を含めた、他の加熱装置構成体も可能である。
この実施形態では、加熱装置構成体23がステンレス鋼支持管75によって支持され、加熱装置71を備える。一実施形態では、加熱装置71が基体を備え、少なくとも1つの導電性要素がこの基体内に形成される。基体がシートの形態であってよく、例えば、プラスチック層を備えることができる。好適な実施形態では、層がポリイミド層である。導電性要素が基体層内に印刷され得るか又は他の手法で蒸着され得る。導電性要素が基体内に封入され得るか又は基体で被覆され得る。
支持管75が、消耗品21に熱を伝達する加熱要素である。したがって、支持管75が加熱材料を含む。この実施形態では、加熱装置材料がステンレス鋼である。他の実施形態では、他の金属材料が加熱材料として使用されてもよい。例えば、加熱材料が金属又は金属合金を含むことができる。加熱材料が、アルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、黒鉛、鋼鉄、普通炭素鋼、軟鋼、フェライト系ステンレス鋼、モリブデン、銅、及び青銅からなる群から選択される1つ又は複数の材料を含むことができる。
加熱装置構成体23が、装置1の中に消耗品21が挿入されるときに使用時にエアロゾル生成物質の実質的に全体が加熱されることになるように、寸法決定される。
いくつかの実施形態では、加熱要素又は各々の加熱要素が、例えば所望される場合に順番に(経時的に)又は一体に(同時に)、エアロゾル生成物質の選択されるゾーンを独立して加熱するのを可能にするように、配置構成され得る。
加熱装置構成体23が、この実施形態では、その長さの少なくとも一部分に沿って真空領域31によって囲まれる。真空領域31が、加熱装置構成体23から装置1の外部まで通過する熱を低減するのを支援する。これにより、熱損失が概して低減されることにより、加熱装置構成体23の電力要求を低く抑えることが支援される。真空領域31がさらに、加熱装置構成体23の動作中に装置1の外部を低温で維持するのを支援する。いくつかの実施形態では二重壁スリーブによって囲まれ得、ここでは、スリーブの2つの壁の間の領域が、伝導及び/又は対流による熱伝達を最小にすることを目的として低圧領域を提供するために真空状態にされている。他の実施形態では、真空領域に加えて又はその代わりに、例えば適切な発泡体タイプの材料を含めた例えば断熱材料を使用する、別の絶縁構成体が使用されてもよい。
場合によってハウジングとも称される、ケーシング9が、すべての内部構成要素さらには加熱装置構成体23を支持するための種々の内部支持構造37(図6で最良に見ることができる)をさらに備えることができる。
装置1が、開口部20の周りを延在して開口部20からハウジング9の内部へ突出するカラー33と、カラー33と真空領域31の一方の端部との間に位置する拡大要素35とをさらに備える。拡大要素35が、装置1のマウス端部3のところに拡大チャンバ40を形成する漏斗形状のものである。カラー33が、消耗品21を保持するためのリテーナである。この実施形態では、リテーナが装置1から可逆的に取り外し可能である。
拡大要素35の一方の端部が第2のスリーブ11aに接続されて支持され、拡大要素35のもう一方の端部がカセット51の一方の端部に接続されて支持される。оリングとして示される第1の密閉要素55が拡大要素35と第2のスリーブ11aとの間に挿置され、同様にоリングとして示される第2の密閉要素57が拡大要素35とカセット51との間に挿置される。各оリングがシリコーンで作られるが、他の弾性材料がシールを提供するために使用され得る。第1の密閉要素55及び第2の密閉要素57が、装置1の周囲構成要素の中へのガスの透過を防止する。密閉要素が遠位端のところにも設けられ、それにより遠位端のところでの流体の侵入及び侵出を防止する。
図2で最良に見ることができるように、カラー33、拡大要素35、及び真空領域31/加熱装置構成体23が同軸で配置構成され、その結果、消耗品21が装置1の中に挿入されるときに消耗品21がカラー33及び拡大要素35を通って加熱チャンバ29の中まで延在する。
上で言及したように、この実施形態では、加熱装置構成要素23が、概して、中空円筒形管の形態である。この管によって形成された加熱チャンバ29が、拡大チャンバ40を介して、装置1のマウス端部3のところにある開口部20に流体連通される。
この実施形態では、拡大要素35が、開口部20と隣り合う第1の開口端部及び加熱チャンバ29と隣り合う第2の開口端部を有する管状ボディを備える。管状ボディが、第1の開口端部から管状ボディに沿って概略半分まで延在する第1のセクションと、概略半分から管状ボディに沿って第2の開口端部まで延在する第2のセクションと、を備える。第1のセクションが、第2のセクションから離れる方向に拡大しているフレア部分を備える。したがって、第1のセクションは、開口部の第1の開口端部に向かって外側に先細になっている内径を有する。第2のセクションが実質的に一定の内径を有する。
図2で最良に見ることができるように、この実施形態では、拡大要素35が、ハウジング9内でカラー33と真空領域31/加熱装置構成体23との間に位置する。より具体的には、第2の開口端部のところで、拡大要素35が、加熱装置構成体23の支持管75の端部分と真空領域31の内部との間に挿置され、その結果、拡大要素35の第2の開口端部が、支持管75、及び、真空領域31の内部に係合される。第1の開口端部において、拡大要素35がカラー33を受け取り、その結果、カラー33の脚部59が消耗品21を緩く圧迫するか又は締め付けるために拡大チャンバ40の中へ突出する。したがって、消耗品21が装置1内で受け取られる場合、及び、消耗品21が存在しない場合、拡大要素35の第1のセクションの内径が脚部の外径より大きい。
頂部パネル17が、概して、装置1のハウジング9の第1の端部3を形成する。頂部パネル17が、開口部20の形態における挿入ポイントを画定するカラー33を支持し、消耗品21が使用時にこの開口部20を通して装置1の中に取り外し可能に挿入される。
この実施形態では、消耗品21が、装置1の中に消耗品21が挿入されているときに加熱装置構成体23内にある消耗品21の1セクション内で後方端部のところにエアロゾル生成物質を有するか又は収容する円筒形棒の形態である。消耗品21の前方端部が装置1から延在し、エアロゾルを濾過するためのフィルター及び/又はエアロゾルを冷却するための冷却要素のうちの1つ又は複数を有するアセンブリであるマウスピースとして機能する。フィルター/冷却要素が空間によりエアロゾル生成物質から離間される。消耗品21が外側層(図示せず)において円周方向に取り囲まれる。この実施形態では、消耗品21の外側層が、エアロゾル生成物質からの一部の加熱された揮発成分が消耗品21から逃げるのを可能にするために透過性である。
動作中、加熱装置構成体23が、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるために消耗品21を加熱することになる。
図2に示されるように、支持管75が外部で加熱装置71によって取り囲まれる。この実施例では、加熱装置71が、ポリイミド及び導電性要素を含む薄膜加熱装置である。加熱装置71が、独立して制御される及び/又は同時に制御される複数の加熱領域を備えることができる。この実施例では、加熱装置71が単一の加熱装置として形成される。しかし、他の実施形態では、加熱装置71が、加熱チャンバ29の長手方向軸線に沿って位置合わせされた複数の加熱装置で形成され得る。いくつかの実施形態では、複数の温度センサが、加熱装置71及び/又は支持管の温度を検出するのに使用され得る。支持管75が、この実施形態では、加熱ゾーンの中に消耗品21が挿入されるときに加熱装置71から消耗品21の方に熱を伝導するステンレス鋼から作られる(加熱ゾーンが支持管75の熱伝導領域によって画定される)。他の実施形態では、支持管75が熱伝導性である限りにおいて、支持管75は異なる材料から作られ得る。他の実施形態では他の加熱要素75が使用され得る。例えば、加熱要素が、誘導により加熱可能であるサセプタであってもよい。この実施形態では、支持管75が、エアロゾル生成物質を含む消耗品21を使用時に支持するための細長い支持体として機能する。
この実施形態では、加熱装置71が支持管75の外部に位置する。しかし、他の実施形態では、加熱装置71が支持管75の内部に位置することができる。加熱装置71が、この実施形態では、本明細書では加熱装置テール部73と称される、支持管75の外側を通過する部分を備える。加熱装置テール部73が加熱チャンバ29を越えて延在し、制御回路25に電気接続されるように構成される。示される実施形態では、加熱装置テール部73が1つのPCB25aに物理的に接続される。電源27により制御回路25及び加熱装置テール部73を介して加熱装置71に電流が提供される。
図3及び図4を参照すると、本発明の実施形態による図1のエアロゾル供給デバイス1のためのアセンブリ100の概略の第1及び第2の図がそれぞれ示されている。図3の第1の図がZ軸線に対応する。図4の第2の図がX軸線に対応する。
アセンブリ100が上で考察したように加熱ゾーン29を備え、エアロゾル生成物質を含む消耗品21が加熱ゾーン29の中に挿入されて加熱されることになる。この実施形態では、消耗品21が、加熱ゾーン29の長手方向軸線A-Aに平行な方向において加熱ゾーン29の中に挿入されることになる。この実施形態では、アセンブリ100が、上で考察したように、支持管75として示される加熱要素を備える。他の実施形態では、アセンブリ100が支持管75を装備しない。
アセンブリ100が、電気絶縁トラック105の上に形成された2つの導電性トラック103、203を備える電気構成体101’を備える。トラック103、203は導電性経路の一例である。電気絶縁基体105が、トラック103、203に対しての支持を実現するように構成された構造である。他の実施形態では、導電性トラックの代わりに導電性ワイヤが使用され得る。
この実施形態では、基体105がシートの形態であり、プラスチック層を備える。基体105が巻かれ、管を形成する。この実施形態では、基体が支持管75の周りに巻かれる。図3及び図4に示されるように、基体105が支持管75の周りに巻かれるとき、加熱装置テール部73が一定程度で巻かれる。第1のトラック103が導電性基体105の上に形成される。この実施形態では、トラックが基体の上に蒸着されることによって形成される。他の実施形態では、トラックが、基体の上に印刷することによって形成される。いくつかの実施形態では、第1のトラック103が基体105の上に電着される。他の実施形態では、第1のトラック103が基体105の上で層状にされる。第1のトラック103を電着することはコストが節約されることを理由として有利である。第1のトラック103を層状にすることは、第1のトラック103を基体105の上に電着することよりも高い信頼性の解決策を意味する。支持管75の周りに巻かれるとき、第1のトラック103が、支持管75の外部表面からのずれを最小にして、支持管75の形状に従う。これが効率的な熱転移を支援する。いくつかの例では、これが加えて第1のトラック103がダメージを受けるリスクを低減するのを支援する。
他の実施形態では、トラックがエッチングプロセスによって形成される。いくつかの実施形態では、エッチングプロセスが、印刷回路基板(PCB)の製造で利用されるプロセスに一致する。いくつかの実施形態では、エッチングプロセスが、基部層から材料をエッチングすることにより、基部層上に形成された材料を除去することを含む。エッチングされない材料つまり残っている材料が、導電性トラックの基部を形成するのに使用される。いくつかの実施形態では、物質の一部分にエッチングレジストが連結されることにより、エッチングされない材料が残り、この部分が導電性トラックの基部を形成する。いくつかの実施形態では、エッチングされないパターンがフォトグラフィプロセスによって形成され得る。
他の実施形態では、導電性経路が、図4Aに示されるような電気絶縁要素103’によって封入された導電性ワイヤ103aであってもよい。このような実施形態では、ワイヤ103aが、上述したようなエッチングプロセスによって形成されない。ワイヤ103aが、図4Aに示されるように及び後で考察するように、電気絶縁要素103’に対応する電気絶縁材料のシースによって包み込まれる。
この実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が、個別の第1のトラック103及び第2のトラック203の電気抵抗に基づいて加熱ゾーン29の温度を検出する。他の実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が、抵抗加熱により加熱ゾーン29を加熱するための加熱装置として機能する。別の実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が、第1の機能として加熱ゾーン29の温度を検出し、第2の機能として加熱ゾーン29を加熱する。後者の実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203の機能が置換可能である。いくつかの実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が、第1及び第2の機能の一方を実施する。他の実施形態では、第1のトラック103が、第2のトラック203とは異なる第1及び第2の機能の一方を実施するように構成される。温度を検出する機能を実施する場合、トラックが、吸入可能媒体を生成するのには不十分である無視できる程度の熱を作り出す。つまり、第1の機能は、エアロゾル生成物質からエアロゾルを作り出すことができない。
第1のトラック103が基体105の3つの別個の部分107、109、111に沿って延在するように示されている。他の実施形態では、第1のトラック103が、基体105の少なくとも2つの別個の部分107、109に沿って延在する。第2のトラック105が、同様の手法であるが第1のトラック103から離間されて基体105の上に構成及び配置構成され、第1のトラック103と隣り合うように位置し、第1のトラック103に重ならない。基体105の別個の部分107、109、111が、長手方向軸線A-Aの方向及び加熱ゾーン29の円周方向の両方において基体105を効率的に覆うのを実現する。基体105の別個の部分107、109、111を使用することにより応力を緩和することが可能となり、特には熱応力を緩和することが可能となる。
第1のトラック103の部分107、109、111が、隙間115により互いからオフセットされることを理由として、互いに別個のものとなる。隙間115が、第1のトラック103の拡大及び縮小中に第1のトラック103が移動するのを可能にする。この移動が、動作熱状態下で第1のトラック103に加えられる機械的応力を緩和するのを支援する。例えば、動作状態は、温度を検出する第1の機能の実施時又は加熱ゾーン29を加熱する第2の機能の実施時の第1のトラック103による温度経験(temperatures experience)を含む。したがって、隙間105が、第1のトラック103の性能に影響するような機械的ダメージを回避するために第1のトラック103内の応力を低減するのを支援する。これにより、トラックに亀裂が発生するリスクが低減されることで、信頼性を向上させることが実現される。隙間115はこの図では第1のトラック103を有さないものとして示されている。他の実施形態では、隙間115が第1のトラック103を実質的に有さず、ここでは、基体105の別個の部分107、109、111を相互接続する第1のトラック103の一部分のみが隙間115内に存在する。
第1のトラック103及び第2のトラック203が、各々、多数のターン113を備える。第1のトラック103の多数のターン113が、基体の3つの別個の部分107、109、111の各々の中に示されている。他の実施形態では、アセンブリ100が複数の別個の部分を備えることができる。第2のトラック203が同様の手法で配置構成される。図3及び図4に示される図では、多数のターン113が、180度の回転角度を有するターンを含む。多数のターン113が、図6でより明瞭に示されるように、多数の直線部を相互接続する。多数の直線部の各々の1つの直線部が互いに平行であり、長手方向軸線A-Aの方向に延在する。いくつかの実施形態では、多数の直線部の主部が互いに平行であってもよい。いくつかの実施形態では、多数の直線部の主部が長手方向軸線A-Aの方向に延在することができる。多数の直線部が長手方向軸線A-Aの方向に延在する場合、また特には加熱ゾーン29が円形断面を有する場合、トラックに加えられる機械的応力が低減される。多数のターンを使用することにより、円周方向などの非線形方向にトラックが位置合わせされることが最小となる。非線形方向に存在するトラックの長さを最小にすることが、トラックに加えられる機械的応力を低減するのを支援することにより、トラックが最適なレベルで高い信頼性で機能することが可能となる。
この実施形態では、加熱ゾーン29が、各々が第1のトラック103及び第2のトラック203にそれぞれ対応している第1の加熱ゾーン29a及び第2の加熱ゾーン29bを備える。この実施形態では、第1のトラック103が第1の加熱ゾーン29aの温度を検出するためのものであり、第2のトラック203が第1の加熱ゾーン29bの温度を検出するためのものである。他の実施形態では、第1のトラック103が第1の加熱ゾーン29aを加熱するためのものであり、第2のトラック203が第1の加熱ゾーン29bを加熱するためのものである。
この実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が多数の直線部127を備える。多数の直線部127のうちの任意の1つの直線部が加熱ゾーン29の周りを部分的にのみ延在する。多数の直線部127が、使用時に、トラック103、203の拡大により、トラック103、203に加えられる応力を低減するのを支援する。
図4に最良に示されるように、基体105が、上で説明したように、支持管75の外側を通過する加熱装置テール部73を備える。加熱装置テール部73が、図2に示される制御回路25との接続のための電気接点77を備える。電気接点77が、第1のトラック103と制御回路25との間の第1の電気接続部と、第2のトラック203と制御回路25との間の第2の電気接続部とを備える。図15に示される及び後で考察される第2の基体1101などの第2の基体層が使用される場合、電気接点77が、第1の外側トラック1103と制御回路25との間の第3の電気接続部と、第2の外側トラック1203と制御回路25との間の第4の電気接続部とを備える。加熱装置テール部73が、電気接点77を備える加熱装置テール部73の領域と比較して狭くなっている部分である、加熱ゾーン29から延在する接続部分74を備える。加熱装置テール部73は図3及び図4では平坦構成で示されており、図1及び図2に示される装置1の中に設置されるときに曲げられる。したがって、アセンブリ100は、装置1の中に設置されるときに縮小する長さ12を有する。
図4Aを参照すると、代替のアセンブリ100’の概略断面図が示されている。図4Aのアセンブリ100’は、第1のトラック103の代わりにワイヤ103aが使用されるという点で、図3及び図4のアセンブリ100とは異なる。ワイヤ103aは導電性経路の一例である。トラックの構成体に関連して本明細書で説明される特徴は、エッチングプロセスを除いて、経路をワイヤ103aとする実施形態にも適用される。つまり、図5及び図17にそれぞれ示される電気構成体101、1101のトラック103、203、1103、1203の特徴は、経路をワイヤ103aとする場合にも適用される。
ワイヤ103aが、電気絶縁基体105の上に形成される代わりに、電気絶縁要素103’によって封入される。電気絶縁要素103’によって封入されたワイヤ130aが、固定部材103’’により構造105’に取り付けられる。この実施形態では、固定部材103’’が接着剤である。他の実施形態では、固定部材103’’が機械的カップリングであってもよい。いくつかの実施形態では、構造105’が導電性要素であってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、構造105’が支持管75に対応することができる。この実施形態では、ワイヤ103aが、ワイヤ103aの実質的に全長に沿って円形断面を有する。
図5を参照すると、図3及び図4に示されるアセンブリ100内に示される電気構成体101’の特定の実施例である電気構成体101の概略図が示されている。図3及び図4に関連して既に説明した特徴には、図5では、図3及び図4で与えられるのと同じ参照符号が与えられる。
電気構成体101が図5では平坦構成で示されている。電気構成体101は、図3及び図4に示される管構成を提供するために支持管75の周りに巻かれるのに適する。いくつかの実施形態では、トラック103、106をその上に形成している基体105が支持管75の周りに巻かれるときに、加熱装置テール部73が一定程度で巻かれる。他の実施形態では、トラック103、106をその上に有する基体105が支持管75の周りに巻かれるときに、加熱装置テール部73の接続部分74のみが一定程度で巻かれる。他の実施形態では、加熱装置テール部73が支持管75の周りに巻かれるように構成される。いくつかの実施形態では、加熱装置テール部73が、図4に示される向きに対して約90度で提供される。つまり、加熱装置テール部73がX軸方向又はZ軸方向に対して約90度で提供される。
第1のトラック103及び第2のトラック203の両方が基体105の同じ側110に設けられる。この実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が、基体105の同じ表面の上に付着される。図3及び図4に示されるように電気構成体101がアセンブリ100の一部分として提供される場合にはこの表面は平坦構成で示されるが、基体105が支持管75の周りに巻かれることを理由として、この表面は弓形である。図3及び図4の実施形態では、加熱ゾーン29が円形断面を有し、したがってこの表面が円形となる。平坦構成は、考察のために第1のトラック103及び第2のトラック203を最良に示すのを可能にする。
図5に示されるように、第1のトラック103が第1の領域106内において基体105の上に配置構成され、第2のトラック203が第2の領域206内において基体105の上に配置構成される。第1の領域106及び第2の領域206は説明を目的として破線の円で示される。第1の領域106及び第2の領域206内にあるトラック103、203の部分が、説明を目的として、太線によって示される。第1の領域106及び第2の領域206が隙間169により互いからオフセットされる。第1の領域106と第2の領域206との間の隙間169は、図3及び図4に示される第1のトラック103の別個の部分107、109の間の隙間115より大きい。より大きい隙間169により、温度検出ゾーン及び加熱ゾーンを明瞭に分離することが可能となる。したがって、より大きい隙間169が2つの異なるゾーンを確立し、一方のゾーンに対してのもう一方のゾーンの影響を低減する。この実施形態では、より大きい隙間169が第1のトラック103及び第2のトラック150を有さない。これが、第1の領域106と第2の領域206との間の干渉を低減又は回避するのを支援する。
第2のトラック203が、第1のトラック103と第2のトラック203との間の想像線B-Bを中心とした、実質的に第1のトラック103の鏡像として示される。例えば、第1のトラック103及び第2のトラック203の別個の部分のうちの少なくとも1つの部分がほぼ等しく、他の2つの別個の部分がほぼ等しいサブ部分を備える。他の実施形態では、第1の領域106及び第2の領域206の各々の中心が正確に配置されていることを条件として、第2のトラック203が第1のトラック103の鏡像ではなくてもよい。
図5に示されるように、第1のトラック103及び第2のトラック203の直線部の主部が、アセンブリ100の長手方向軸線A-Aに位置合わせされることを意図される第1の方向D1に延在する。これにより直線部の主部を加熱ゾーン29の長手方向Yに位置合わせすることが可能となる。その理由は、加熱ゾーン29の長手方向Yは、装置1の中にアセンブリ100が設置されるときにはアセンブリ100の長手方向軸線A-Aに平行になることを意図される、からである。第2の方向D2が第1の方向D1に対して垂直に示されている。この実施形態では、直線部の非主部が第2の方向D2に延在する。
個別の第1の領域106及び第2の領域206内の第1のトラック103及び第2のトラック203の各々が、第1の領域106及び第2の領域206の第1のターン又は第1の直線部に対応する第1の部分104、204を備える。同様に、個別の第1の領域106及び第2の領域206内の第1のトラック103及び第2のトラック203の各々が、第1の領域106及び第2の領域206の最後のターン又は最後の直線部に対応する第2の部分108、208を備える。
図6を参照すると、本発明の実施形態による、図5に示される導電性トラック103、105のうちの一方の概略拡大図が示されている。トラック103、105の一方が、例示を目的として、第1のトラック103である。
トラック103の多数のターン113及び直線部127の構成体は、各々の別個の部分107、109において、ターン113及び直線部127の数並びに各直線部127の長さが変化する。
本明細書で第1の別個の部分107と称される、別個の部分のうちの第1の別個の部分107が短破線で示されている。本明細書で第2の別個の部分109と称される、別個の部分のうちの第2の別個の部分109が長破線で示されている。本明細書で第3の別個の部分111と称される、別個の部分のうちの第3の別個の部分111が一点鎖線で示されている。
短破線、長破線、及び一点鎖線の各々の線が、各々のそれぞれの別個の部分107、109、111の境界部107’、109’、111’を表している。この実施形態では、各境界部107’、109’、111’が長方形の形状である。他の実施形態では、他の構成体が可能である。したがって、各境界部107’、109’、111’が、別の境界部ラインに各々平行である4つの境界部ラインで形成される。
第1の別個の部分107が第1から第4の境界部ライン107a~dを備える。第2の別個の部分109が第1から第4の境界部ライン109a~dを備える。第3の別個の部分111が第1から第4の境界部ライン111a~dを備える。
各々の別個の部分107、109、111の第1の境界部ライン107a、109a、111a及び第3の境界部ライン107c、109c、111cが互いに平行であり、第2の境界部ライン107b、109b、111b及び第4の境界部ライン107d、109d、111dに対して垂直である。
境界部ラインが各々の別個の部分の範囲を画定する。いくつかの実施形態では、境界部ライン107a~d、109a~d、111a~dがトラックの縁部に当接される。いくつかの実施形態では、各境界部107’、109’、111’が、トラックの別個の部分を包み込んで隙間115、117を画定するための可能である最小サイズの四角形(例えば、正方形又は長方形)を画定する。これを図6の実施形態に適用することは、第1の別個の部分107及び第2の別個の部分109の第1の境界部ライン107a、109a及び第3の境界部ライン107c、109cが当接されることになり、個別の第1の別個の部分107及び第2の別個の部分109の端部のところに配置された直線部127に沿って延在することになる、ことを意味する。同様に、これは、第1から第3の別個の部分107、109、111の第2の境界部ライン107b、109b、111b及び第4の境界部ライン107d、109d、111dが当接されることになり、個別の第1から第3の別個の部分107、109、111の縁部のところに配置された多数のターン127のターンの主部に対して正接に延在することになる、ことを意味する。
この実施形態では、1つの別個の部分109が2つの他の別個の部分107、111と隣り合う。さらに、第1の別個の部分107及び第2の別個の部分111が、各々、第2の別個の部分109と隣り合う。第1の別個の部分107が第1の隙間115により第2の別個の部分109から分離され、第2の別個の部分109が第2の隙間117により第3の別個の部分111から分離される。第1の隙間115及び第2の隙間117が等しい幅を有する。他の実施形態では、隙間115、117が異なる幅を有することができるが、直線部127の間の間隔より大きい。
示される実施形態では、第2の境界部109’のサイズが、3つの境界部107’、109’、111’の中で最小である。第2の境界部109’が最も大きい幅を有するものとして示されており、対して第1の境界部107’が最も小さい幅を有するものとして示されている。第1の境界部107’及び第2の境界部109’が等しい長さを有し、共に、第3の境界部111’の長さより大きい。
別個の部分107、109、111の各々の長さ及び幅の方向が、各々の他の別個の部分107、109、111に平行である。つまり、別個の部分107、109、111の間に回転角度が存在しない。
第1のトラック103の多数のターン113及び直線部127の構成体が各々の別個の部分107、109、111において変化する。第1のトラック103が回旋形状のパスウェイに従う。回旋形状のパスウェイが、直線部によって主として離間される90度ターン及び180度ターンを備える。いくつかの実施形態では、回旋形状のパスウェイが、0度より大きく180度未満である任意のターンを含めたターンを備える。回旋形状のパスウェイは、本質的に、各々の別個の部分107、109、111において2つの種類の繰り返しパターンを形成する。
第1の繰り返しパターンが、1つの境界部ライン107b、109b、109bから別の境界部ライン107d、109d、111dまでの部分107、109、111の全幅にわたって延在する直線部127を有する。第1の繰り返しパターンが、第1の部分107及び第3の部分111において第1のトラック103の実質的にすべての180度ターンを有し、個別の部分107、111の幅の70%超に沿って延在する。第1の繰り返しパターンが、第2の別個の部分109の幅の70%未満に沿って延在する。
第2の繰り返しパターンが、1つの境界部ライン107b、109bから別の境界部ライン107d、109dまで第2の別個の部分109の幅に沿って部分的にのみ延在する直線部127を有する。第2の繰り返しパターンは第2の別個の部分109内のみに示されており、第3の境界部ライン109cより第1の境界部ライン109aの近くに存在する。
第1のトラック103の回旋形状のパスウェイが第1の部分104から第2の部分108まで延在する。第1の部分104が直線部127を備え、第2の部分108がターン113を備える。第1の部分104は第1の別個の部分107の第1の端部107a’のところに存在する。第1のトラック103が、第1の別個の部分107内で方向D1における端から端まで、方向D2において左右に交互に進む。第1のトラック103が、第1の部分104から第1の側107b’まで、さらに第1の側107b’から第2の側107d’まで、さらに第1の端部107a’の反対側にある第2の端部107c’の方に、交互に進む。第1のトラック103がさらに、第3の別個の部分111内で方向D1における端から端まで、第1の端部111a’から第2の端部111c’まで、第1の側111b’と第2の側111d’との間で第2の別個の部分108まで、方向D2において左右に交互に進む。第1のトラック103が、第2の別個の部分109内で方向D1における端から端まで、方向D2において左右に交互に進む。しかし、この巻線は第2の側109d’のところで始まって第1の側109b’のところで終わり、第2の端部109c’と第1の端部109a’との間を延在する。
第1のトラック103が基体105の別個の部分107、109、111の異なる側まで延在したり異なる側を横断したりすることから、第1の端部107a’、109a’、111a’及び第2の端部107c’、109c’、111c’の各々は、側と称され得る。
図6が、第1から第3の別個の部分107、109、111を相互接続する第1のトラック103の2つの接続部分151、153を示している。図6にはさらに、熱エネルギー下で第1のトラック103が拡大及び縮小するときに機械的応力を低減するための、局部的なUターン部(localised loop-back)として示される、第1のトラック103の応力緩和構造部139、140が示されている。第1のトラック103を上方から平坦構成として見る場合、各接続部分151、153及び応力緩和構造部139、140は突起部140、153又は凹部139、141、151のように見える。突起部140、153は、隙間117の中心から離れる方向に突出する第1のトラック103の一部分である。つまり、突起部140,153は、隙間117の中心から離れる方を向く外向きターンである。凹部139、141、151が、隙間117の中心に向かって突出する第1のトラック103の一部分である。つまり、凹部139、141、151は、隙間117の中心の方を向く内向きターンである。凹部の実施例が第1のトラック103の第1のエリア159によって示される。突起部の実施例が第1のトラック103の第2のエリア161によって示される。第1のエリア159及び第2のエリア161は後でさらに考察される。突起部140、153又は凹部139、141、151は、各々、突起部140、153又は凹部139、141、151のいずれかの側で、主パスウェイから局部的にずれている場所として考えられる。
図7を参照すると、本発明の実施形態による第1のトラック103の第3のエリア160の概略拡大図が示されている。第3のエリア160は、直接に接続されない第1の別個の部分107と第2の別個の部分109との間にあるエリアである。図6では、第3のエリア160は第1のトラック103の他のパートに関連して示されている。
第3のエリア160は、第1の別個の部分107内におけるトラック103のパートと第2の別個の部分109内におけるトラック103のパートとの間の隙間115のパートを示している。隙間115は、幅によって表されるサイズ131を用いて示されている。いくつかの実施形態では、隙間115のサイズは隙間115の長さを意味することができる。隙間115の幅131は各直線部127の幅133に実質的に等しい。他の実施形態では、隙間115のサイズ113(例えば、幅)が、各直線部127の幅133より大きくてよく、各直線部127の幅133の2倍未満であってもよい。いくつかの実施形態では、各直線部127が隙間115と隣り合う直線部127のみを含むことができ、他の直線部127が隙間115より太くてよい。
この実施形態では、各直線部127の幅133が約0.3mmである。
図7に示されるように、第1の境界部107’及び第2の境界部109’がターン113の縁部123、125まで延在し、その結果、境界部ラインがターン113に対して正接となる。これは、隙間115が、基体105の各々の第1の別個の部分107及び第2の別個の部分109内においてターン113まで延在する、ことを意味する。
トラック103の隣り合う直線部127a、127bの間の間隔129のサイズ130は、隙間の幅131などの、隙間115のサイズ131より小さい。この実施形態では、間隔129のサイズが間隔129の幅130である。この実施形態では、間隔129の幅130が、各直線部127の幅133より小さい。この実施形態では、間隔129の幅130が約0.2mmである。
第1のトラック103の隣り合う縁部119、121は、基体105の第1の別個の部分107と第2の別個の部分109との間における第1のトラック103の隣り合う縁部123、125と比較して、基体105の各々の第1の別個の部分107及び第2の別個の部分109内において、互いにより近い。この実施形態では、比較的近くにある隣り合う縁部119、121は直線部127の隣り合う縁部であり、比較的離れている隣り合う縁部123、125は直線部ターン113の隣り合う縁部である。
図8を参照すると、本発明の実施形態による第1のトラック103の第2のエリア161の概略拡大図が示されている。第2のエリア161は、直接に接続された第2の別個の部分109と第3の別個の部分111との間のエリアである。この実施形態では、第2のエリア161が接続部分153を突起部として示している。接続部分153が第2の隙間117に架かる。この実施形態では、接続部分153が応力緩和構造部140を兼ねており、接続部分153又は応力緩和構造部140のいずれとしても称され得る。図6では、第2のエリア161は第1のトラック103の他のパートに関連して示されている。
応力緩和構造部140が、第1の方向142の第1のターン141を備え、第2の方向144の第2のターン143及び第1の方向142の第3のターン148が後続する。この実施形態では、第1の方向142が反時計回り方向であり、第2の方向144が時計回り方向である。第1のターン141及び第3のターン148は90度ターンである。その理由は、第1のトラック103が1つの直線部127から外に出て、第1のターン141及び第3のターン148を通る90度の回転角度を有し、次いで別の直線部127に入る、からである。第2のターン143は180度ターンである。その理由は、第1のトラック103が1つの直線部127から外に出て、第2のターン143を通る180度の回転角度を有し、次いで別の直線部127に入る、からである。応力緩和構造部140内のターンが応力緩和構造部140を高空間効率にするのを可能にする。加えて、各ターンが、線形的にではなく弓形的に拡大することができる。これにより縮小及び拡大が改善される。
第1のターン141と第2のターン143との間における第1のトラック103の長さ145が、第1のターン141及び第2のターン143の両方の長さ146、147より小さい。この実施形態では、長さ145が直線部127の長さである。第2のターン143と第3のターン148との間における第1のトラック103の長さ150が、第2のターン143及び第3のターン148の両方の長さ147、149より小さい。この実施形態では、長さ150が直線部127の長さである。いくつかの実施形態では、第2のターン143から離れる方向の直線部127の長さ145、150がゼロであってもよいか、又は少なくとも、第2のターン143の長さ147と比較して無視できる程度であってもよい。
図9を参照すると、本発明の実施形態による第1のトラック103の第1のエリア159の概略拡大図が示されている。第1のエリア159は、直接に接続された第1の別個の部分107と第2の別個の部分109との間のエリアである。この実施形態では、第1のエリア159が接続部分151を凹部として示している。接続部分153が第1の隙間115に架かる。この実施形態では、接続部分151が応力緩和構造部139を兼ねており、接続部分151又は応力緩和構造部139のいずれとしても称され得る。図6では、第1のエリア159は第1のトラック103の他のパートに関連して示されている。
図8に示される応力緩和構造部140とほぼ同様に、図9に示される応力緩和構造部139が、第1の方向142の第1のターン141を備え、第2の方向144の第2のターン143及び第1の方向142の第3のターン148が後続する。図8に示される応力緩和構造部140と図9に示される応力緩和構造部139との間の違いは、図9に示される応力緩和構造部139が第2のターン143のいずれの側にも直線部を備えないことである。つまり、図9に示される応力緩和構造部139は、一体に接合された3つのターンから構成される。これにより応力緩和構造部139をコンパクトにすることが可能となる。
図10を参照すると、第1のトラック103の第1の別個の部分107の概略拡大図が示されている。第1の別個の部分107が、第1の端部107a’と第2の端部107c’との間の長さL1を有する。図14に示されるように、第1の別個の部分107の長さL1が第2の別個の部分109の長さL2に等しい。第1の別個の部分107の長さL1及び第2の別個の部分109の長さL2の両方が、最も外側の直線部127の最も外側の縁部の間で測定される。第1の別個の部分107は、単一の縦列の中に横列のアレイを備えるものとして示されている。横列は多数の直線部127によって画定される。単一の縦列の幅が隣り合うターン113の間の距離として示されている。
図11を参照すると、180度ターン113aを備える図10に示される第1のトラック103の第4のエリア114の概略拡大図が示されている。180度ターン113aが弓形である。180度ターン113aは半円ターンである。その理由は、ターンが実質的に半円を有するからである。180度ターン113aは完全なU字形の湾曲部として理解され得る。180度ターン113a内のトラック103の幅135が、180度ターン113aの外側のトラック103の幅137より大きい。つまり、直線部127の幅137が180度ターン113aの幅より小さい。180度ターン113aの幅135は、180度ターン113aを通る90度の場所に対応する、180度ターン113aの中点で測定される。180度ターン113aの中点のところの幅135が最大幅に対応する。この実施形態では、180度ターン113aの幅135が約0.5mmである。この実施形態では、直線部127の幅137が約0.3mmである。第1のトラック103が、180度ターンの中点に向かうにつれて及び180度ターンの中点から離れるにつれて、拡大している。概して、180度ターン113aは、180度ターン113a内において第1のトラック103に加えられる機械的応力を緩和するために、直線部127より幅広である。直線部と比較してターンにより大きい厚さを提供することにより、基体に対するターンの付着が改善される。その理由は、接触面積が増大するからである。
図12を参照すると、第1のトラック103の第3の別個の部分111の概略拡大図が示されている。第3の別個の部分111が、第1の端部111a’と第2の端部111c’との間の長さL3を有する。第3の別個の部分111の長さL3が、第1の別個の部分107の長さL1及び第2の別個の部分109の長さL2より小さい。第3の別個の部分111の長さL3は、第1の端部111a’の近位側のターン113の最も外側の縁部と第2の端部111c’の近位側の最も外側の直線部127の最も外側の縁部との間で測定される。
図13を参照すると、90度ターン113bを備える、図10に示される第1のトラック103の第5のエリア116の概略拡大図が示されている。90度ターン113bが弓形である。90度ターン113bは四半円ターンである。その理由は、ターンが実質的に四半円を有するからである。90度ターン113bは半分のU字形の湾曲部として理解され得る。90度ターン113b内のトラック103の幅173が、90度ターン113bの外側のトラック103の幅171より大きい。つまり、直線部127の幅171が90度ターン113bの幅より小さい。90度ターン113bの幅173は、ターン113bを通る45度の場所に対応する、90度ターン113bの中点で測定される。ターン113bの中点のところの幅173が最大幅に対応する。この実施形態では、90度ターン113bの幅173が約0.45mmである。この実施形態では、直線部127の幅171が約0.3mmである。第1のトラック103が、90度ターン113bの中点に向かうにつれて及び90度ターン113bの中点から離れるにつれて、拡大している。概して、90度ターン113bは、90度ターン113b内において第1のトラック103に加えられる機械的応力を緩和するために、直線部127より幅広である。
図14を参照すると、第1のトラック103の第2の別個の部分109の概略拡大図が示されている。第2の別個の部分109が、第1のサブ部分163及び第2のサブ部分165を備える。各サブ部分163、165は領域と称され得る。図14に示されるように、基体105の第2の別個の部分109内における第1のトラック103の単位長さ当たりのターン113の数が、第1のサブ部分163において、第2のサブ部分165と比較して異なる。示される実施形態では、第1のサブ部分163内における第1のトラック103の単位長さが、第2のサブ部分165内における第1のトラック103の単位長さを超える。第1のサブ部分163が第1のパート163a及び第2のパート163bを備える。さらに、第1のパート163aと第2のパート163bとの間における第1のトラック103の単位長さ当たりのターン113の数は変化し、第2のパート163b内における第1のトラック103の単位長さが、第1のパート163a内における第1のトラック103の単位長さを超える。他の実施形態では、第1のパート163a及び第2のパート163bの単位長さが等しくてよい。つまり、第1のパート163a及び第2のパート163aは互いの鏡像であってもよい。図14に示されるように、第1のサブ部分163内における第1のトラック103は同じ端部のところで第1のサブ部分163に入ったり第1のサブ部分163から外に出たりする。他の実施形態では、第1のサブ部分163は第1のサブ部分163の異なる端部若しくは側において又は第1のサブ部分163の一方の端部及び側において、入ったり外に出たりすることができる。この実施形態では、サブ部分163の第1のトラック103が、効果的に、2つの縦列及び8つの横列を形成する。他の実施形態では、サブ部分163の第1のトラック103が、3つ以上の縦列及び/又は8つ未満の横列を形成することができる。
この実施形態では、第2のサブ部分165の幅が、第1のサブ部分163の幅より大きい。隣り合う直線部167a~dが互いに平行であり、横列構成体として配置構成される。隣り合う直線部167a~dの各々が等しい幅を有する。
図15を参照すると、層状の電気構成体1000の概略図が示されている。層状の電気構成体1000が、図5の電気構成体101に対応する第1の電気構成体101と、第2の電気構成体1101とを備える。第2の電気構成体1101が、図2のデバイス1のための導電性トラック1103、1203を備える。第2の電気構成体1101が、本発明の実施形態による第1の電気構成体101の上に重ね合わされるように配置構成される。
第2の電気構成体1101が、第2の基体1105、並びに、第1の外側トラック1103及び第2の外側トラック1203を備える。第2の基体1105は、トラック1103、1203を支持するように構成された構造である。第1の外側トラック1103及び第2の外側トラック1203は、それぞれ、第3及び第4のトラックと称され得る。対角線上にある破線によって示されるように、第2の電気構成体1101は、第2の電気構成体1101を第1の電気構成体101の上に重ね合わせることにより第1の電気構成体101と組み合わされるためのものである。第1の電気構成体101及び第2の電気構成体1101は、組み合わせとして支持管75の周りに巻かれる前に、重ね合わされ得る。第2の電気構成体1101が、第1の電気構成体101に関連して示されるように第1の外側領域1106内において及び第2の外側領域1206内において、少なくとも2つの別個の部分1107、1109、1111を備える。第1の外側領域1106及び第2の外側領域1206は、それぞれ、第3及び第4の領域と称され得る。
他の実施形態では、第1の外側トラック1103として示される第1の外側経路、及び/又は、第2の外側トラック1203として示される第2の外側経路が、導電性ワイヤの形態であってもよい。いくつかの実施形態では、各ワイヤが、図4Aに示されるように及び図4Aに関連して上で説明したように、第2の電気絶縁基体1105の上に形成されることの代わりに、電気絶縁要素103’によって封入される。この例では、構造105’が、第2の電気絶縁基体1105ではない構成要素によって提供される。このような構成体が、上で図4Aに関連して説明した特徴のうちの任意の特徴を有することができる。
この実施形態では、第1の電気構成体101の上にあるトラック103、203が、第2の電気構成体1101の上にあるトラック1103、1203に対しての第1及び第2の機能の異なる1つの機能を実施するためのものである。この実施形態では、第1の電気構成体101が加熱ゾーン29の温度を検出する第1の機能を実施するためのものであり、第2の電気構成体110が抵抗加熱により加熱ゾーン29を加熱するための加熱装置として機能する第2の機能を実施するためのものである。したがって、第1の電気構成体101は温度センサと称され得る。
さらに図16を参照すると、本発明の実施形態による基体層1001、1002を備えるアセンブリ200の概略断面図が示されており、各基体層1001、1002が、図2のデバイス1のための導電性トラックを備える。各基体層1001、1002が構造層である。第1の基体層1001が電気構成体101に対応し、第2の基体層1002が第2の電気構成体1101に対応する。図16に示されるように、第2の基体層1002が第1の基体層1001の上で重なり合い、両方の基体層1001、1002が、支持管75を備える第3の層1075の周りを取り囲む。他の実施形態では、基体層1001、1002の順序は逆でもよく、これが、第1の基体層1001が第2の基体層1002の上方に設けられることを理由とする。いくつかの実施形態では、導電性経路が導電性ワイヤであり、少なくとも1つの電気絶縁要素103’によって封入される。このような実施形態では、構造が、電気絶縁基体ではない構成要素であってもよい。
図17を参照すると、第2の電気構成体1101の概略図が示されている。第2の電気構成体1101が、トラックを実質的に有さない隙間1169によってオフセットされた、電気絶縁基体1105の上に形成された2つの導電性トラック1103、1203を備える。この実施形態では、抵抗加熱効果を確立するためにより大きい電流が第3のトラック1103及び第4のトラック1203を通過することを理由として、第3のトラック1103及び第4のトラック1203が第1のトラック103及び第2のトラック203より幅広である。他の実施形態では、別の実施形態で使用される加熱方法が例えば誘導加熱である場合、第2の電気構成体1101が提供されない可能性がある。第3のトラック1103及び第4のトラック1203は、想像線C-Cを中心として、互いに実質的に鏡像である。他の実施形態では、鏡像が利用されない。
図18を参照すると、第3のトラック1103の概略拡大図が示されている。第3のトラック1103が多数のターン1113及び直線部1127を備える。さらに、第1のトラック103と同様に、各々が隙間1115、1117によって分離される3つの別個の部分1107、1109、1111が示されている。
上で参照した第1の機能の機能性を、第1のトラック103及び第2のトラック203に関連して以下でさらに考察する。
図2に示される制御装置81が、電源27から第1のトラック103及び第2のトラック203への電力の供給を制御するように構成及び配置構成される。各トラック103、203への電力の供給が、第1の機能を実施するときに互いから独立する。
検出装置83が、各トラック103、203の電気抵抗を検出する。
検出装置83が、予め定められた継続時間で各々の第1のトラック103及び第2のトラック203の電気抵抗のサンプルをとるように構成される。この実施形態では、予め定められた継続時間が約250μs(0.25ms)である。いくつかの実施形態では、予め定められた継続時間が1ms未満である。いくつかの実施形態では、予め定められた継続時間が0.5ms未満である。いくつかの実施形態では、予め定められた継続時間が0.1ms~0.4msの間である。
検出装置83がさらに、予め定められたサンプリングレート(場合によっては中断率(interrupt rate)と称される)で各々の第1のトラック103及び第2のトラック203の電気抵抗の複数のサンプルをとるように構成される。この実施形態の中断率の周波数が約100Hzである。いくつかの実施形態では、中断率の周波数が1kHz未満である。いくつかの実施形態では、中断率の周波数が500Hz未満である。いくつかの実施形態では、中断率の周波数が1Hz~500Hzの間である。いくつかの実施形態では、中断率の周波数が10Hz~200Hzの間である。
図19が第1の回路300の図であり、第1の回路300が、この実施例では、各々の予め定められた継続時間で第1のトラック103の電気抵抗のサンプルをとるために検出装置83によって使用される。回路300が、既知の抵抗R1の第1の抵抗器78と、電子スイッチS1と、第1のトラック103とを備え、第1のトラック103の全体が、第1の抵抗器78と第1のトラック103との間でスイッチS1と電気的に直列に配置構成される。この実施例では、電子スイッチS1がNチャンネルMOSFETであるが、任意適切な電子スイッチが使用され得る。第1のトラック103が、アース端子に接続された第1の端部及びMOSFET S1のソース端子に接続された第2の端部を有する。第1の抵抗器78が、MOSFET S1のドレイン端子に接続された第1の端部及び電源27からの電圧Vpに接続された第2の端部を有する。
制御装置81が、各々の予め定められた継続時間(上に示される)(例えば、250μs)でMOSFET S1をオンにするために制御信号F1を用いてMOSFET S1のゲート端子を制御する。MOSFET S1がオンである場合、検出装置83が第1のトラック103の第2の端部のところの電圧Vを測定し、以下の式を使用して、オームの法則に従って、回路300を通る電流(つまり、第1の抵抗器78、MOSFET S1、及び第1のトラック103を通ってアース端子に達する電流)を決定する:
電流=(Vp-測定電圧V)/R1
検出装置83が、以下の式を使用して、オームの法則に従って、第1のトラック103の抵抗に対応する第1の抵抗R2を決定する:
R2=測定電圧V/電流
この計算は、MOSFET S1の抵抗が第1の抵抗器78の抵抗R1より大幅に小さく、電流を計算するときに安全に無視され得る、という仮定に基づく。もちろん、MOSFET S1の抵抗は、電流を計算するのに使用される式において単純にこの抵抗の前提値を第1の抵抗器78の抵抗R1に加えることにより、考慮され得る。
いくつかの実施例では、電源27からの電圧Vpが変化する可能性があり、定数とされるのではなく、検出装置31によって同様に測定されなければならない。他の実施例では、電源からの電圧Vpが定数とされる。
第2のトラック103の抵抗に対応する第2の抵抗を決定するためには、対応する第2の回路(示されない)が検出装置83によって使用される、ことを認識しなければならない。
いくつかの実施例では、測定セットアップに応じて、決定される第1及び第2の抵抗が、実際に個別の第1のトラック103及び第2のトラック203の両方の外側にあるトラック(例えば、テール部73の上に含まれるトラック)の抵抗からの寄与を含む可能性がある。第1のトラック103及び第2のトラック203の外側にあるトラックに関する予め定められた情報を使用することにより、検出装置83又は制御装置81が、最終的な第1及び第2の抵抗を提供するために、第1のトラック103及び第2のトラック203の外側にあるトラックによって生じる抵抗を考慮するように構成される。つまり、検出装置83又は制御装置81は、加熱ゾーンから離れる方向のトラックの部分の電気抵抗を、この部分に関する予め定められた情報に基づいて、計算するように構成される。予め定められた情報が、例えば、トラックの既知の長さ、厚さ、及び幅などの、第1のトラック103及び第2のトラック203の外側にあるトラックに関する既知の物理的情報を含むことができる。いくつかの実施例では、第1のトラック103及び第2のトラック203の外側にあるトラックの抵抗が全抵抗に対して一定の比率であること、並びに、検出装置83が、場合によっては、第1のトラック103及び第2のトラック203の抵抗の値を入手するために測定した抵抗の合計からこの一定の比率を減算することができる、ことが想定され得る。
抵抗が判明すると、制御装置81が、トラックの抵抗の温度係数及び既知の温度での個別のトラックの既知の抵抗を使用して、各々の個別の領域の温度を計算するように構成される。例えば、摂氏20度の既知の温度の銅の抵抗の温度係数は1摂氏度当たり0.004041である。未知の温度を計算するのに以下の方程式が使用される:
R=Rref[1+α(T-Tref)]
ここでは、R=トラックの未知の抵抗、Rref=既知の温度でのトラックの既知の抵抗、α=トラックの抵抗の温度係数(例えば、銅)、T=トラックの未知の温度、及びTref=αを採用するときの既知の温度。
上で説明したように、いくつかの実施形態では、第1の外側トラック1103及び第2の外側トラック1203が第1のトラック103及び第2のトラック203の上に重ね合わされる。いくつかの実施形態では、第1のトラック103及び第2のトラック203が第1の機能で使用され、第1の外側トラック1103及び第2の外側トラック1203が第2の機能で使用される。このような状況では、補正率は、図15に示されるように第2の外側トラック1203に対してのテール部73の近接性による、第1のトラック103の外側にあるトラックに対する、また具体的には、テール部73に対する第2の外側トラック1203による温度寄与を考慮する必要がある可能性がある。したがって、第1のトラック103の外側にあるトラックに対しての、第2の外側トラック1203の温度の影響を考慮するために、最終的な第1の抵抗に対して補正率が適用され得る。
補正は、第1の外側領域1106と第2の外側領域1206との間の温度差に基づいて補正量を決定することを含む。補正量は、第1の外側領域1106の温度の低減である。補正量は、温度差に対して補正率を適用することによって計算される。補正率は摂氏約90ミリ度であってもよい。したがって、温度差の各摂氏度において、摂氏90ミリ度の低減が適用されることになる。補正量は、補正率を掛け合わせた摂氏度の温度差である。第1の外側領域1106の検出温度を補正量の分だけ低減することにより、図15に示されるように第2の外側トラック1203に対してのテール部73の近接性による、第1のトラック103の外側にあるトラックに対してのまた具体的にはテール部73に対しての第2の外側トラック1203の影響を考慮したより正確な温度読取値が提供される。したがって、トラックの電気抵抗及び加熱ゾーンから離れる方向のトラックの部分の電気抵抗に基づいて、加熱ゾーンの温度が計算される。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成物質が非液体のエアロゾル生成物質であり、装置が、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させることを目的として非液体のエアロゾル生成物質を加熱するためのものである。
エッチングプロセスを除いて、導電性トラックの構成体に関連して本明細書で説明されるいかなる特徴も、導電性経路を導電性ワイヤとする実施形態に適用される。
いくつかの実施形態では、消耗品21が、使用中に使用者によりその一部又はすべてが消費されることを意図されるエアロゾル生成物質を含むか又はこのようなエアロゾル生成物質から構成される品物である。消耗品21の中のエアロゾル生成物質の(1つ又は複数の)揮発可能成分のすべて又は実質的にすべてが使われると、使用者は装置1の加熱ゾーン29から消耗品21を取り外して消耗品21を廃棄することができる。次いで、使用者は、別の消耗品21と共に装置1を再使用することができる。しかし、他の個別の実施形態では、消耗品が非使い捨てである可能性があり、エアロゾル生成物質の(1つ又は複数の)揮発可能成分が使われた後で装置及び消耗品が一体に廃棄される可能性がある。
いくつかの実施形態では、消耗品21は、装置1とは別個に、販売されるか、供給されるか、又は他の手法で提供され、この装置1と共に消耗品21が再使用可能となる。しかし、いくつかの実施形態では、装置1及び消耗品21のうちの1つ又は複数の消耗品21が、キット又はアセンブリなどの、システムとして一体に提供され得、可能性として洗浄器具などの追加の構成要素を伴う。
種々の問題に対処すること及び当技術分野を進歩させることを目的として、本開示の全体が、特許請求される本発明を実施することができるような、さらには、エアロゾル生成物質を加熱するための装置と共に使用されるための優れた加熱要素と、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させることを目的としてエアロゾル生成物質を加熱するための装置と共に使用されるための加熱要素を形成する方法と、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させることを目的としてエアロゾル生成物質を加熱するための装置及びをこのような装置によって加熱可能である加熱要素を備えるシステムと、を提供するような、種々の実施形態を実例及び例として示す。本開示の利点及び特徴は単に実施形態の典型的な実例であり、包括的及び/又は排他的なものではない。本開示の利点及び特徴は、単に、特許請求される特徴及び他の手法で開示される特徴を理解すること及び教示することを支援するために提示されるものである。本開示の利点、実施形態、実施例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様が、請求項によって定義されるように本開示に対しての制限、又は、請求項の均等物に対しての制限であるとは考えられないこと、並びに、他の実施形態も利用され得、本開示の範囲及び/又は精神から逸脱することなく修正が行われ得ることが理解されよう。種々の実施形態が、開示される要素、構成要素、特徴、パート、ステップ、手段などの種々の組み合わせを適切に含むことができるか、このような種々の組み合わせから構成され得るか、又はこのような種々の組み合わせから本質的に構成され得る。本開示は、本文献では特許請求されないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含むことができる。

Claims (31)

  1. エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるために前記エアロゾル生成物質を加熱するためのエアロゾル供給デバイスのためのアセンブリであって、
    加熱されることになるエアロゾル生成物質を受け取るための加熱ゾーンと、
    構造と、
    少なくとも1つの経路の電気抵抗に基づいて前記加熱ゾーンの温度を検出する第1の機能及び/又は抵抗加熱により前記加熱ゾーンを加熱する第2の機能を実施するように構成された、前記構造によって支持される少なくとも1つの連続する導電性経路と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの経路が、前記構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、
    前記少なくとも1つの経路が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分の各々の中に多数のターンを備え、
    前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分が、前記少なくとも1つの経路を実質的に含まない隙間により、互いからオフセットされる、
    アセンブリ。
  2. 前記少なくとも1つの経路において隣り合う縁部同士が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分の間の前記少なくとも1つの経路の隣り合う縁部と比較して、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分のそれぞれの内部にて、より互いに近い、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記少なくとも1つの経路が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分のそれぞれの内部において多数の直線部を備え、各直線部が前記多数のターンのうちの2つのターンによって相互接続される、請求項1又は2に記載のアセンブリ。
  4. 前記多数の直線部のうちの隣り合う直線部が、前記隙間より小さいサイズの間隔により互いから離間される、請求項3に記載のアセンブリ。
  5. 前記隙間のサイズが各直線部の幅の2倍未満である、請求項3又は4に記載のアセンブリ。
  6. 前記多数の直線部のうちの任意の1つの直線部が前記加熱ゾーンの周りに部分的にのみ延在する、請求項3~5のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  7. 前記隙間が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分のそれぞれの内部において前記多数のターンのうちの少なくとも1つのターンまで延在する、請求項1~6のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  8. 前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分が、前記加熱ゾーンの長手方向において互いを基準として配置構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  9. 前記多数のターンのうちの少なくとも1つのターン内における前記少なくとも1つの経路の第1の幅が、前記多数のターンのうちの前記少なくとも1つのターンの外側の前記少なくとも1つの経路の第2の幅より大きい、請求項1~8のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  10. 前記少なくとも1つの経路が応力緩和構造部を備え、前記応力緩和構造部が、
    後続する第2の方向の第2のターンを有する第1の方向の第1のターン
    を備え、
    前記第1のターンと前記第2のターンとの間における前記少なくとも1つの経路の長さが、前記第1のターン及び前記第2のターンの一方の長さより小さい、
    請求項1~9のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  11. 前記少なくとも1つの経路が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分を接続するために前記隙間を跨って延在する接続部分を備える、請求項1~10のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  12. 前記接続部分が前記多数のターンのうちの1つのターンを備える、請求項11に記載のアセンブリ。
  13. 前記接続部分が、前記隙間の中心の方を向く内向きターンを備える、請求項12に記載のアセンブリ。
  14. 前記接続部分が、前記隙間の中心から離れる方を向く外向きターンを備える、請求項12に記載のアセンブリ。
  15. 前記多数のターンが少なくとも1つの180度ターンを備える、請求項1~14のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  16. 前記多数のターンが少なくとも1つの半円ターンを備える、請求項1~15のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  17. 前記少なくとも1つの経路が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分のうちの1つの部分の異なる個別の側まで延在してさらに横断する第1の部分及び第2の部分を備える、請求項1~16のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  18. 前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分のうちの1つの部分内における前記少なくとも1つの経路の単位長さ当たりのターンの数が、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分の一領域において、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分の別の領域と比較して異なる、請求項1~17のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  19. 前記少なくとも1つの経路のそれぞれの内部における前記多数のターンが、前記構造の前記少なくとも2つの別個の部分内において個別の横列アレイを形成し、前記少なくとも2つの別個の部分内において縦列を形成する、請求項1~18のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  20. 前記構造が少なくとも1つの電気絶縁要素であるか又は少なくとも1つの電気絶縁要素を備え、前記少なくとも1つの連続する導電性経路が、前記少なくとも1つの電気絶縁要素によって封入された連続する導電性ワイヤである、請求項1~19のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  21. 複数の連続する導電性経路
    を備え、
    前記複数の連続する導電性経路の第1の経路及び第2の経路の各々が、個別の第1の領域及び第2の領域において前記構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、
    前記第1の領域及び前記第2の領域が、前記複数の経路のうちのいずれの経路も含まない隙間により、互いからオフセットされる、
    請求項1~19のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  22. 前記加熱ゾーンが第1の加熱ゾーン及び第2の加熱ゾーンを備え、前記第1の領域内の前記第1の経路が前記第1の加熱ゾーンに関連する前記第1及び/又は第2の機能を実施するためのものであり、前記第2の領域内の前記第2の経路が前記第2の加熱ゾーンに関連する前記第1及び/又は第2の機能を実施するためのものである、請求項21に記載のアセンブリ。
  23. 前記複数の経路が前記構造の同じ側によって支持される、請求項21又は22に記載のアセンブリ。
  24. 前記構造が少なくとも1つの電気絶縁要素であるか又は少なくとも1つの電気絶縁要素を備え、前記複数の連続する導電性経路のうちの少なくとも1つの連続する導電性経路が、前記少なくとも1つの電気絶縁要素によって封入された連続する導電性ワイヤである、請求項21~23のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  25. 前記構造が電気絶縁基体であるか又は電気絶縁基体を備え、前記少なくとも1つの連続する導電性経路が、前記電気絶縁基体の上に形成された連続する導電性トラックである、請求項1~19及び請求項21~23のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  26. 複数の構造層として提供された複数の構造と、
    複数の連続する導電性経路であって、前記複数の連続する導電性経路のうちの少なくとも1つの連続する導電性経路が前記複数の構造層の各々の1つの構造層によって支持される、複数の連続する導電性経路と、
    を備え、
    前記複数の経路の各々が前記第1及び第2の機能のうちの異なる1つの機能を実施するためのものである、
    請求項1~19のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  27. 複数の構造層として提供された複数の構造と、
    前記複数の構造層の各々の1つの構造層によって支持された複数の連続する導電性経路と、
    を備え、
    前記複数の連続する導電性経路の第1の経路及び第2の経路が、各々、第1の構造層によって支持され、前記複数の連続する導電性経路の第3の経路及び第4の経路が、各々、第2の構造層によって支持され、
    前記第1~第4の経路の各々が、個別の第1の領域~第4の領域内において前記個別の構造の少なくとも2つの別個の部分に沿って延在し、
    前記第1の構造層の上にある前記第1及び第2の領域の各々が、前記第2の構造層の上にある前記第3及び第4の領域のうちの少なくとも1つの領域に重なる、
    請求項1~19のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  28. 前記複数の構造のうちの少なくとも1つの構造が電気絶縁基体であるか又は電気絶縁基体を備え、前記複数の経路のうちの少なくとも1つの経路が、前記電気絶縁基体の上に形成された連続する導電性トラックである、請求項26又は27に記載のアセンブリ。
  29. 前記複数の構造のうちの少なくとも1つの構造が少なくとも1つの電気絶縁要素であるか又は少なくとも1つの電気絶縁要素を備え、前記複数の連続する導電性経路のうちの少なくとも1つの連続する導電性経路が、前記少なくとも1つの電気絶縁要素によって封入された連続する導電性ワイヤである、請求項26又は27に記載のアセンブリ。
  30. 請求項1~29のいずれか一項に記載のアセンブリと、
    電源から前記アセンブリの前記少なくとも1つの連続する導電性経路への電力の供給を制御するための制御装置と、
    前記少なくとも1つの経路の電気抵抗を検出するための検出装置と、
    を備える、エアロゾル生成物質の少なくとも1つの成分を揮発させるために前記エアロゾル生成物質を加熱するためのエアロゾル供給デバイス1。
  31. 請求項30に記載のエアロゾル供給デバイスと、
    前記デバイスの前記アセンブリの前記加熱ゾーンの中に挿入可能である、エアロゾル生成物質を含む消耗品と、
    を備えるエアロゾル供給システム。
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