JP2024501222A - 非円形断面を有するフィラメントを有するタイヤバンド - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 非空気圧式タイヤは、第1の直径を有する下部リングと、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングと、を含む。上部リングは、下部リングと実質的に同軸である。支持構造体は、下部リングを上部リングに接続する。周方向トレッドは、上部リングに取り付けられている。周方向トレッドは、トレッド層及びトレッドバンドを含む。トレッドバンドは、非円形断面を有する複数の個々のフィラメントを含むフィラメントアセンブリを含む。フィラメントは、フィラメントがフィラメントアセンブリ内で少なくとも92%の充填密度を有するように構成かつ配設されている。【選択図】図3

Description

本開示は、フィラメントを含むタイヤバンドに関する。より具体的には、本開示は、非円形断面を有するフィラメントを有するタイヤバンドに関する。
タイヤが非膨張状態又は膨張不足状態で走行することを可能にする様々なタイヤの構造が開発されている。非空気圧式タイヤは、膨張を必要としないが、「ランフラットタイヤ」は、パンクして部分的又は完全に減圧された後でも、長期間、比較的高速で動作し続けることができる。非空気圧式タイヤは、下部リングを上部リングに接続するスポーク又はウェビングなどの支持構造体を含む場合がある。いくつかの非空気圧式タイヤでは、周方向トレッドは、タイヤの上部リングに取り付けられ得る。
周方向トレッドは、トレッドバンドを含み得る。トレッドバンドは、材料の単一層又は多層バンドであり得る。そのようなトレッドバンドはまた、剪断バンド、剪断要素、又は薄い環状の高強度バンド要素と称されてもよい。非空気圧式タイヤ又は部分加圧状態若しくは非加圧状態の空気圧式タイヤで使用されるとき、剪断要素は、構造圧縮部材として作用する。完全加圧空気圧式タイヤで使用されるとき、剪断要素は、張力部材として作用する。
一実施形態では、非空気圧式タイヤは、第1の直径を有する下部リングと、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングと、を含む。上部リングは、下部リングと実質的に同軸である。支持構造体は、下部リングを上部リングに接続する。周方向トレッドは、上部リングに取り付けられている。周方向トレッドは、トレッド層及びトレッドバンドを含む。トレッドバンドは、非円形断面を有する複数の個々のフィラメントを含むフィラメントアセンブリを含む。フィラメントは、フィラメントがフィラメントアセンブリ内で少なくとも92%の充填密度を有するように構成かつ配設されている。
別の実施形態では、非空気圧式タイヤを製造する方法は、第1の直径を有する下部リングと、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングと、を提供することを含む。本方法は、支持構造体を用いて下部リングを上部リングに接続することを更に含む。本方法は、非円形断面を有する複数の個々のフィラメントを形成することと、複数の個々のフィラメントをトレッドバンドに組み立てることと、を更に含む。更に、本方法は、トレッドバンドにトレッド層を適用して、周方向トレッドを形成することと、周方向トレッドを上部リングに取り付けることと、を含む。
更に別の実施形態では、非空気圧式タイヤは、第1の直径を有する下部リングと、第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングと、を含む。上部リングは、下部リングと実質的に同軸である。支持構造体は、下部リングを上部リングに接続する。周方向トレッドは、上部リングに取り付けられている。周方向トレッドは、トレッド層と、少なくとも1つの非伸張性層と、少なくとも1つの伸張性層と、を含む。少なくとも1つの非伸張性層及び少なくとも1つの伸張性層は、非空気圧式タイヤの半径方向に沿ってトレッド層と上部リングとの間に配置される。非伸張性層は、非円形断面を有する複数の個々のフィラメントを含むフィラメントアセンブリを含む。フィラメントの各々に外接する円は、0.1~25mmの直径を有する。フィラメントの各々は、0~10mmの厚さのコーティングを有する。
添付の図面では、以下に提供される詳細な説明とともに、特許請求される本発明の代表的実施形態を説明する構造が例解される。同様の要素は、同一の参照番号で特定される。単一の構成要素として示される要素を、多数の構成要素に置き換えてもよく、多数の構成要素として示される要素を、単一の構成要素に置き換えてもよいことが理解されるべきである。図面は正確な縮尺ではなく、特定の要素の比率が例解のために誇張されている場合がある。
図1は、未加工の非空気圧式タイヤの一実施形態の側面図である。 図2は、荷重にさらされたときに変形している図1の非空気圧式タイヤの側面図である。 図3は、図1に示す非空気圧式タイヤの3-3線に沿った部分断面を図示する模式図である。 図4は、フィラメントアセンブリの一実施形態による図3に示される非空気圧式タイヤの一部分の拡大図である。 図5は、フィラメントアセンブリの別の実施形態による図3に示される非空気圧式タイヤの一部分の拡大図である。 図6は、非空気圧式タイヤの別の実施形態の部分断面を図示する概略図である。
以下は、本明細書において採用される選択用語の定義を含む。定義は、用語の範囲内にあり、及び実装のために使用され得る構成要素の様々な例又は形式を含む。例は、限定を意図するものではない。用語の単数形及び複数形は、いずれも定義の範囲内であり得る。
「軸方向の」及び「軸方向に」は、タイヤの回転軸と平行する方向を指す。
「周方向の」及び「周方向に」は、軸方向に対して垂直であるトレッドの表面の外周部に沿って延在する方向を指す。
「径方向の」及び「径方向に」は、タイヤの回転軸に対して垂直である方向を指す。
本明細書で使用するとき、「トレッド」は、通常の膨張度及び通常の荷重において、道路又は地面と接触するタイヤの部分を指す。
本明細書で使用するとき、「充填密度」は、フィラメントアセンブリの総体積に対するフィラメントによって占有される体積の比を指す。
以下の説明で使用される同様の用語によって一般的なタイヤ構成要素が説明されるが、当然のことながら、用語は若干異なる含意を有するため、当業者は、以下の用語のうちのいずれか1つが、一般的なタイヤ構成要素の説明に使用される別の用語と単に交換することができるとはみなさないであろうことを理解されたい。
本明細書では、方向は、タイヤの回転軸を基準にして述べられる。「上向きの」及び「上向きに」という用語は、タイヤのトレッドに向かう一般方向を指し、「下向きの」及び「下向きに」は、タイヤの回転軸に向かう一般方向を指す。したがって、「上部の」及び「下部の」又は「頂部の」及び「底部の」など相対的な方向用語が要素に関連して使用されるとき、「上部の」又は「頂部の」要素は、「下部」又は「底部」の要素よりもトレッドに近い位置に離間配置される。追加的に、「上」又は「下」など相対的な方向用語が要素に関連して使用されるとき、別の要素の「上」にある要素は、他の要素よりもトレッドに近い。
「内側の」及び「内側に」という用語は、タイヤの赤道面に向かう一般方向を指し、「外側の」及び「外側に」は、タイヤの赤道面から離れ、タイヤの側部に向かう一般方向を指す。したがって、「内部」及び「外部」など相対的な方向用語が要素と関連して使用されるとき、「内部」要素は、「外部」要素よりもタイヤの赤道面の近くに離間配置される。
図1~図3は、非空気圧式タイヤ10の一実施形態を図示する。非空気圧式タイヤ10は、単に例示的な図であり、限定することを意図するものではない。図示される実施形態では、非空気圧式タイヤ10は、ほぼ環状の下部リング20を含む。下部リング20は、タイヤ10を車両に取り付けるための車両ハブ(図示せず)に係合することができる。下部リング20は、内面23及び外面24を有し、ポリマー材料、エラストマー材料、金属、又は任意の他の所望の材料から作製され得る。
非空気圧式タイヤ10は、下部リング20の上方に配置されたほぼ環状の上部リング30を更に含む。上部リング30は、下部リング20の直径よりも大きい直径を有し、下部リング20と実質的に同軸である。上部リング30は、内面33及び外面34を有し、ポリマー材料、エラストマー材料、金属、又は任意の他の所望の材料から作製され得る。周方向トレッド70は、上部リング30の外面34に取り付けられる。周方向トレッド70は、接着剤で、又は当該技術分野で知られている他の方法を使用して、上部リング30に取り付けられることができる。図2に示されるように、上部リング30は、振動を減少させ、かつ乗り心地を増加させ得るフットプリント領域32の周囲及びそれを含む領域48において変形するように構成され得る。これにより、振動を減少させて乗り心地を向上させることができる。
支持構造体40は、下部リング20を上部リング30に接続する。支持構造体40は、下部リング20の外面24及び上部リング30の内面33から延在する。図示される実施形態では、支持構造体40は、ウェビングである。図示されるウェビング40は、複数の略多角形の開口部50を画定する、ウェブ要素42の少なくとも2つの半径方向に隣接する層56、58を有する。代替的な実施形態では、支持構造体は、スポーク又は任意の他の所望の配設であってもよい。ウェビングを用いる代替的な実施形態では、他のウェブ構成が提供されてもよい。例えば、ウェビングは、より少ない又はより多い数の半径方向に隣接する層を含んでもよい。別の例として、ウェブ要素は、任意の所望の形状の開口部を形成してもよい。
図3に示すように、周方向トレッド70は、トレッドバンド72と、トレッド層74と、を含む。トレッド層74は、ゴムから作製されてもよく、溝、リブ、ブロック、ラグ、サイプ、スタッド、又は任意の他の所望の要素などのトレッド要素(図示せず)を含んでもよい。トレッドバンド72は、フィラメントアセンブリを含んでもよい。
図示される実施形態では、トレッドバンド72は、単一の層として示される。別の実施形態(図示せず)では、トレッドバンドは、多層バンドであってもよい。そのような多層トレッドバンドは、実質的に非伸張性の材料の1つ以上の層を含むことができる。そのような層は、鋼などの金属から形成されてもよい。実質的非伸張性層は、材料のシートから、又は材料のコード若しくはフィラメントによって形成されてもよい。多層トレッドバンドは、エラストマーなどの伸張性材料の層を任意選択で含むことができる。例えば、トレッドバンドは、伸張性材料の層によって分離された一対の非伸張性層を含むことができる。トレッドバンドは、剪断バンド、剪断要素、又は薄い環状高強度バンド要素と称されるバンドを含んでもよい。
図4は、例示的なフィラメントアセンブリ200の一部分の断面を示す。一実施形態によれば、フィラメントアセンブリ200は、トレッドバンド72全体を構成する。代替的な実施形態では、トレッドバンドは、フィラメントアセンブリ以外の他の要素を含んでもよい。
フィラメントアセンブリ200は、複数の個々のフィラメント202を含む。個々のフィラメント202自体の各々は、材料の単一ストランド(すなわち、モノフィラメント)であってもよく、又は材料の複数のストランド(すなわち、マルチフィラメント)を含んでもよい。フィラメント202は、鋼、織物、又は任意の他の所望の材料から作製され得る。一実施形態によれば、各フィラメントは、フィラメントアセンブリ200を形成するために個々のフィラメント202を一緒に固着するために使用されるコーティングを有してもよい。一実施形態では、コーティングは、0~10mmの範囲の厚さを有する。別の実施形態では、コーティングの厚さは、0~0.25mmの範囲である。別の代替的な実施形態では、コーティングの厚さは、0.025~0.25mmの範囲である。一実施形態では、コーティングはゴムである。代替的な実施形態では、コーティングは、ゴム、エポキシ、又は接着剤以外のポリマーであってもよい。別の代替的な実施形態では、フィラメントは、コーティングがなくてもよい。他の代替的な実施形態では、個々のフィラメントは、機械的締結具又は任意の他の所望の配設を使用して、一緒に固着されてもよい。
図示される実施形態では、個々のフィラメント202の各々は、実質的六角形断面を有する。各フィラメント202の角204は、フィラメント202の耐疲労性を向上させるために丸められている。代替的な実施形態では、角は、鋭い角として提供され得る。図示される実施形態は、各フィラメントの中心長手方向軸206は、半径方向(R)に位置合わせされ、隣接するフィラメントに対して円周方向(C)にオフセットされる。代替的な実施形態では、フィラメントは、任意の所望の位置合わせを有してもよい。例えば、各フィラメントの中心長手方向軸は、半径方向にオフセットされ、隣接するフィラメントに対して円周方向に位置合わせされてもよい。
図5は、別の例示的なフィラメントアセンブリ300の一部分の断面を示す。図5のフィラメントアセンブリ300は、本明細書に記載される相違点を除いて、図4のフィラメントアセンブリ200と実質的に同様である。
フィラメントアセンブリ300は、複数の個々のフィラメント302を含む。個々のフィラメント302の各々は、実質的正方形断面を有する。各フィラメント302の角304は、フィラメント302の耐疲労性を向上させるために丸められている。代替的な実施形態では、角は、鋭い角として提供され得る。図示される実施形態は、各フィラメントの中心長手方向軸306は、半径方向(R)に位置合わせされ、隣接するフィラメントに対して円周方向(C)にも位置合わせされる。代替的な実施形態では、フィラメントは、任意の所望の位置合わせを有してもよい。例えば、各フィラメントの中心長手方向軸は、半径方向にオフセットされ、隣接するフィラメントに対して円周方向に位置合わせされてもよい。更に別の例として、各フィラメントの中心長手方向軸は、半径方向に位置合わせされ、隣接するフィラメントに対して円周方向にオフセットされてもよい。
上記の例の各々において、フィラメント202、302の各々に外接する円の直径は、一実施形態では、0~1~25mmの範囲である。代替的な実施形態では、直径は、0.35~25mmの範囲である。別の代替的な実施形態では、直径は、0.35~5mmの範囲である。
図4及び図5にそれぞれ示されるフィラメントアセンブリ200、300の個々のフィラメント202、302の特定の断面形状により、フィラメントの100%の充填密度を達成することが可能である。これは、約91%の充填密度しか達成することができない円形断面を有する複数のフィラメントによって形成されたトレッドバンドを有するタイヤと比較される。図4及び図5のフィラメントアセンブリ200、300の増加した充填密度は、転がり抵抗及び発熱を最小限に抑え、それによって、トレッドバンドを形成するために円形断面を有するフィラメントを使用する非空気圧式タイヤと比較して、非空気圧式タイヤの性能及び堅牢性を改善することができる。
フィラメントの上述の100%の充填密度は、個々のフィラメントを一緒に固着するために機械的締結具を使用するか、又はコーティングのないフィラメントを使用する、フィラメントアセンブリにおいて達成可能であり得る。個々のフィラメントを一緒に固着するために各フィラメント上にコーティングを使用するフィラメントアセンブリにおいて、100%の充填密度は、コーティングの存在に起因して可能ではない場合がある。例示的な一実施形態では、フィラメントの充填密度は、少なくとも92%である。別の実施形態では、充填密度は、少なくとも93%である。別の代替的な実施形態では、充填密度は、少なくとも94%である。更に別の代替的な実施形態では、充填密度は、少なくとも95%である。更に別の代替的な実施形態では、充填密度は、少なくとも96%である。更に別の代替的な実施形態では、充填密度は、少なくとも97%である。更に別の代替的な実施形態では、充填密度は、少なくとも98%である。更に別の代替的な実施形態では、充填密度は、少なくとも99%である。
個々のフィラメントは、任意の所望のプロセスを使用して形成され得る。個々のフィラメントを形成するためのプロセスの1つの非限定的な例は、実質的に円形断面を有する鋼コードをダイに通して、六角形又は正方形断面などの異なる幾可学的形状をコードに付与することを含み得る。一実施形態では、このプロセスは、コードに追加の熱を加えることなく行われる。別の実施形態では、少量の熱を加えることができる。個々のフィラメントを形成するための別の非限定的な例示的プロセスは、スエージ加工を含んでもよい。使用されるプロセスに応じて、正方形断面を有するフィラメントと比較して、六角形断面を有するフィラメントを形成することがより容易であり得る。
図6は、非空気圧式タイヤ110の別の例示の実施形態を示す。図6の非空気圧式タイヤ100は、本明細書に記載される相違点を除いて、図1~図3の非空気圧式タイヤ10と実質的に同様である。したがって、同様の特徴は、「100」の値だけ増加した同様の数字によって特定されることになる。
非空気圧式タイヤ110は、ほぼ環状の下部リング120と、ほぼ環状の上部リング130と、を含む。周方向トレッド170は、上部リング130に取り付けられる。支持構造体140は、下部リング120を上部リング130に接続する。
周方向トレッド170は、トレッド層174と、上部リング130とトレッド層174との間の非伸張性層172及び伸張性層176と、を含む。図示される実施形態では、周方向トレッド170は、4つの非伸張性層172a、172b、172c、172dの間で交互になっている3つの伸張性層176a、176b、176cを含む。第1の非伸張性層172aは、上部リング130に取り付けられ、第4の非伸張性層172dは、トレッド層174に取り付けられる。代替的な実施形態では、伸張性層及び非伸張性層の任意の所望の配設が提供されてもよい。例えば、周方向トレッドは、4つの伸張性層の間で交互になる3つの非伸張性層を含むことができ、第1の伸張性層は、上部リングに取り付けられ、第4の伸張性層は、トレッド層に取り付けられる。別の例として、周方向トレッドは、図6に示されているものよりも少ない又は多い数の伸張性層又は非伸張性層を含んでもよい。
図6の非空気圧式タイヤ110の非伸張性層172の各々は、図4に示されるような六角形断面を有する複数の個々のフィラメント202によって形成されたフィラメントアセンブリ200を含んでもよく、図5に示されるような正方形断面を有する複数の個々のフィラメント302によって形成されたフィラメントアセンブリ300を含んでもよい。追加的に、図6の非空気圧式タイヤ110は、異なる断面又は異なる位置合わせを有するフィラメントを含む異なる非伸張性層を含んでもよい。例えば、第1及び第3の非伸張性層は、六角形断面を有するフィラメントによって形成されたフィラメントアセンブリを有してもよく、第2及び第4の非伸張性層は、正方形断面を有するフィラメントによって形成されたフィラメントアセンブリを有してもよい。別の例として、第1及び第3の非伸張性層は、周方向に位置合わせされ、かつ隣接するフィラメントに対して半径方向にオフセットされた中心長手方向軸を有するフィラメントによって形成されたフィラメントアセンブリを有してもよく、第2及び第4の非伸張性層は、周方向にオフセットされ、かつ隣接するフィラメントに対して半径方向に位置合わせされた中心長手方向軸を有するフィラメントによって形成されたフィラメントアセンブリを有してもよい。
本明細書又は特許請求の範囲で使用される範囲において、「含む(comprising)」という用語が特許請求項で移行句として用いられる際の解釈と同様に、「含む(includes)」又は「含むこと(including)」という用語が包括的であることが意図される。更に、「又は(or)」という用語が用いられる範囲において(例えば、A又はB)、「A若しくはB、又両方」を意味することが意図されている。本出願人らが「両方ではなくA又はBのみ」を示すことを意図する場合、「両方ではなくA又はBのみ(only A or B but not both)」という用語が用いられる。したがって、本明細書における「又は」という用語の使用は、排他的ではなく、包括的である。Bryan A.Garner,A Dictionary of Modern Legal Usage 624(2d.Ed.1995)を参照されたい。また、「中(in)」又は「中へ(into)」という用語が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「上(on)」又は「上へ(onto)」を追加的に意味することが意図される。更に、「接続する(connect)」という用語が本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「~と直接接続する(directly connected to)」ことだけではなく、別の構成要素を介して接続することなどのように「~と間接的に接続する(indirectly connected to)」ことも同様に意味することが意図される。
本出願をその実施形態の記述によって例解し、またその実施形態をかなり詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範囲の範囲をこのような詳細に制限するか、又はいかなる形式でも限定することは、出願人らの本意するものではない。追加の利点及び改良が、当業者には容易に明らかとなるであろう。したがって、そのより広い態様における本出願は、図示及び説明される、特定の詳細、代表的な装置及び方法、並びに例示的実施例に限定されるものではない。このため、出願人の一般的な発明概念の趣旨又は範囲から逸脱することなく、そのような詳細からの逸脱がなされてもよい。例えば、非空気圧式タイヤに関してトレッドバンドが説明されてきたが、トレッドバンドがランフラット空気圧式タイヤなどの空気圧式タイヤにも用いることができることを理解されたい。別の例として、トレッドバンドは、六角形又は正方形断面を有する個々のフィラメントを有するフィラメントアセンブリを含むものとして説明してきたが、フィラメントの断面形状は、まっすぐな辺を有する任意の規則的な幾何学的形状であってもよい。各フィラメントの断面の形状の非限定的な例としては、三角形、五角形、七角形、又は八角形が挙げられる。

Claims (15)

  1. 非空気圧式タイヤであって、
    第1の直径を有する下部リングと、
    前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングであって、前記下部リングと実質的に同軸である、上部リングと、
    前記下部リングを前記上部リングに接続する支持構造体と、
    前記上部リングに取り付けられた周方向トレッドであって、前記周方向トレッドが、トレッド層及びトレッドバンドを含み、前記トレッドバンドが、非円形断面を有する複数の個々のフィラメントを含むフィラメントアセンブリを含み、前記フィラメントが、前記フィラメントアセンブリ内で少なくとも92%の充填密度を有するように構成かつ配設されている、周方向トレッドと、を備える、非空気圧式タイヤ。
  2. 前記複数のフィラメントの各々が、正方形断面を有する、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  3. 前記複数のフィラメントの各々が、六角形断面を有する、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  4. 前記複数のフィラメントの各々が、中心長手方向軸を有し、前記フィラメントの前記中心長手方向軸が、前記非空気圧式タイヤの周方向及び半径方向の一方において隣接するフィラメントに対して位置合わせされ、前記非空気圧式タイヤの前記周方向及び前記半径方向の他方において隣接するフィラメントに対してオフセットされている、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  5. 前記複数のフィラメントの各々が、中心長手方向軸を有し、前記フィラメントの前記中心長手方向軸が、前記非空気圧式タイヤの円周方向及び半径方向の両方において隣接するフィラメントに対して位置合わせされる、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  6. 前記個々のフィラメントの角が、丸められている、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  7. 前記個々のフィラメントが、ゴム、接着剤、エポキシ、及び機械的締結具のうちの少なくとも1つを使用して一緒に固着される、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  8. 前記個々のフィラメントの各々が、最初は実質的に円形断面を有するコードから形成され、前記フィラメントに前記非円形断面を与えるように加工される、請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  9. 非空気圧式タイヤを製造する方法であって、
    第1の直径を有する下部リングと、前記第1の直径よりも大きい第2の直径を有する上部リングと、を提供する工程と、
    支持構造体を用いて前記下部リングを前記上部リングに接続する工程と、
    非円形断面を有する複数の個々のフィラメントを形成する工程と、
    前記複数の個々のフィラメントを、少なくとも92%の充填密度を有するトレッドバンドに組み立てる工程と、
    前記トレッドバンドにトレッド層を適用して、周方向トレッドを形成する工程と、
    前記周方向トレッドを前記上部リングに取り付ける工程と、を含む、方法。
  10. 最初は実質的に円形断面を有するコードを加工して、前記フィラメント上に非円形断面を付与することによって、前記個々のフィラメントを形成する工程を更に含む、請求項9に記載の非空気圧式タイヤを製造する方法。
  11. 前記フィラメント上に非円形断面を付与することが、前記フィラメント上に正方形断面を付与することを含む、請求項10に記載の非空気圧式タイヤを製造する方法。
  12. 前記フィラメント上に非円形断面を付与することが、前記フィラメント上に六角形断面を付与することを含む、請求項10に記載の非空気圧式タイヤを製造する方法。
  13. 前記複数のフィラメントの各々が、中心長手方向軸を有し、前記方法が、隣接するフィラメントの前記中心長手方向軸を前記非空気圧式タイヤの円周方向及び半径方向の一方に位置合わせし、隣接するフィラメントの前記中心長手方向軸を前記非空気圧式タイヤの前記円周方向及び前記半径方向の他方にオフセットする工程を更に含む、請求項9に記載の非空気圧式タイヤを製造する方法。
  14. 前記複数のフィラメントの各々が、中心長手方向軸を有し、前記方法が、隣接するフィラメントの前記中心長手方向軸を前記非空気圧式タイヤの円周方向及び半径方向の両方に位置合わせする工程を更に含む、請求項9に記載の非空気圧式タイヤを製造する方法。
  15. 前記個々のフィラメントの角を丸める工程を更に含む、請求項9に記載の非空気圧式タイヤを製造する方法。
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