JP2024500332A - 手持ち式電気機械的外科用システム - Google Patents

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Abstract

外科用デバイスは、ハンドルアセンブリであって、電源と、電源に結合されたモータと、モータを制御するように構成されたコントローラと、を有する、ハンドルアセンブリを含む。外科用デバイスはまた、ハンドルアセンブリに選択的に結合するように構成されたアダプタアセンブリと、アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合するように構成されたリロードであって、複数の締結具を含む、リロードと、アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合可能なアンビルアセンブリであって、リロードに対して移動可能である、アンビルアセンブリと、を含む。コントローラは、モータを制御して、アンビルアセンブリを開始位置から圧縮位置に移動させ、それによって、アンビルアセンブリとリロードとの間において目標クランプ力で組織を圧縮するように更に構成されている。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年12月8日に出願された米国特許仮出願第63/122,538号の利益を主張するものであり、当該仮出願の全容は、参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、外科用デバイスに関する。より具体的には、本開示は、外科的処置を行うための手持ち式電気機械的外科用システムに関する。
外科用デバイスの1つのタイプとして、円形のクランプ、切断、及びステープル留めデバイスがある。このようなデバイスは、以前に切断された直腸部分を再びくっつける外科的処置、又は同様の処置に用いることができる。従来の円形のクランプ、切断、及びステープル留め器具は、器具から延在する長尺シャフトと、長尺シャフトの遠位端で支持されるステープルカートリッジと、を有するピストル型構造又は直線把持型構造を含む。この場合、医師は円形のステープル留め器具のアンビルアセンブリを患者の直腸に挿入し、アンビルアセンブリを患者の結腸管に沿って上方に、切断された直腸部分に向けて操作することができる。医師は、円形のステープル留め器具の残りの部分(カートリッジアセンブリを含む)を、切開部を通して、切断された直腸部分に向かって更に挿入することができる。アンビルアセンブリとカートリッジアセンブリとを互いに向かって近接させ、ステープルをカートリッジアセンブリからアンビルアセンブリに向かって押し出して、ステープルを組織内で形成して端端吻合部を行い、環状ナイフを始動させて、クランプされた組織部分の一部をくり貫く。端端吻合が行われた後に、円形のステープル留め装置は、手術部位から取り外される。
多くの外科用デバイス製造業者が、外科用デバイスを動作させるため及び/又は操作するための独自の電動駆動システムを有する製品ラインを開発してきた。多くの場合、外科用デバイスは、再利用可能な電動ハンドルアセンブリと、使い捨てステープルカートリッジアセンブリ、エンドエフェクタなどを含み、使い捨てステープルカートリッジアセンブリ、エンドエフェクタなどは、使用前に電動ハンドルアセンブリに選択的に接続され、その後、廃棄するか、又は場合によっては、再利用のために滅菌するために、使用後にステープルカートリッジアセンブリ又はエンドエフェクタから切り離される。
バッテリ電源を含む電動電気機械式外科用ステープラは、モータを利用して、吻合手技のクランプ、ステープル留め、及び切断部分の間、電動外科用ステープラの様々な構成要素を作動させる。したがって、これらの段階中にモータを正確に制御して漏れ防止吻合部を形成するように構成された電動外科用ステープラが必要とされている。
本開示による電動円形ステープラは、複数の外科手技にわたって、様々な組織タイプ、厚さ、及び疾患状態に対して吻合部を形成するために使用される。組織のタイプ、厚さなどに依存して、吻合部を形成する組織を接近させるために必要とされる力は、処置間で異なることがある。組織が、組織のタイプ又は状態に起因して特に厚いか又は高密度である状況では、より薄い組織と同じ速度及び力でクランプすると、組織外傷若しくは過剰圧縮をもたらすか、又は所望の組織間隙まで組織を圧縮することができなくなることがある。
説明している本電動円形ステープラは、クランプ中の外傷を低減し、組織内の流体が非外傷的に部位から出ることを可能にするために、目標クランプ圧力に達するように組織をクランプするように構成されている。電動円形ステープラが、この目標圧力で所望の組織間隙に到達することができない場合、ユーザは、依然として、この組織との吻合部を形成することを望む場合がある。ステープラの除去及びより大きいリロード/アンビルによる再挿入を必要とする従来のステープラとは異なり、本発明の電動円形ステープラは、所望の組織間隙を達成するように構成される。
本開示は、制御された組織圧縮(「controlled tissue compression、CTC」)アルゴリズムを提供し、このアルゴリズムは、完全なクランプを達成するために必要とされる力が、クランプアルゴリズムの制御された組織圧縮段階中に目標クランプ圧力を超えたときにクランプを制御する。この場合、電動円形ステープラによって組織に加えられる圧力は、所望の組織間隙に到達するために必要とされる距離に比例して増大される。圧力は、所望の組織間隙が達成されるか、又はタイムアウトがトリガされるまで、連続的かつ比例的に増大される。ユーザはまた、タイムアウト後、所望の組織間隙が達成されるまで、クランプを継続してもよい。圧縮段階中、圧力は、圧力限界値に達するまで増大され、圧力限界値に達した時点で、圧力は、所望の組織間隙が達成されるか、又はタイムアウトが生じるまで一定のままになる。
本開示の一実施形態によれば、外科用デバイスが開示される。外科用デバイスは、電源を有するハンドルアセンブリと、電源に結合されたモータと、モータを制御するように構成されたコントローラと、を含む。外科用デバイスはまた、ハンドルアセンブリに選択的に結合するように構成されたアダプタアセンブリと、アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合するように構成されたリロードであって、複数の締結具を含む、リロードと、アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合可能なアンビルアセンブリであって、リロードに対して移動可能である、アンビルアセンブリと、を含む。コントローラは、モータを制御して、アンビルアセンブリを開始位置から圧縮位置に移動させ、それによって、アンビルアセンブリとリロードとの間において目標クランプ力で組織を圧縮するように更に構成される。
上記実施形態の一態様によれば、リロードは、開始クランプ力及び最大力値を記憶する記憶デバイスを含んでもよい。コントローラは、記憶デバイスと通信し、目標クランプ力を開始クランプ力に設定するように更に構成されてもよい。コントローラは、アンビルアセンブリの現在位置及びアンビルアセンブリによる移動距離を判定するように更に構成されてもよい。コントローラは、移動距離と最小距離又は現在位置と圧縮位置のうちの少なくとも一方の比較を行うように更に構成され得る。コントローラは、比較に応答して力値の変化によって目標クランプ力を増分させるように更に構成されてもよい。
上記実施形態の別の態様によれば、コントローラは、距離比に基づいて力値の変化を計算するように更に構成されてもよい。コントローラは、第1の距離差と第2の距離差を除算して距離比を計算するように更に構成されてもよい。コントローラは、アンビルアセンブリの現在位置と圧縮位置との間の第1の距離差を計算するように更に構成されてもよい。コントローラは、開始位置と圧縮位置との間の第2の距離差を計算するように更に構成され得る。コントローラは、距離比と最大力値とを乗算することによって力値の変化を計算するように更に構成され得る。コントローラは、アンビルアセンブリが設定された期間内に圧縮位置に到達したかどうかを判定するように更に構成されてもよい。
本開示の別の実施形態によれば、外科用デバイスが開示される。外科用デバイスは、ハンドルアセンブリであって、電源と、電源に結合されたモータと、モータを制御するように構成されたコントローラと、を有する、ハンドルアセンブリを含む。外科用デバイスはまた、ハンドルアセンブリに選択的に結合するように構成されたアダプタアセンブリと、アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合するように構成されたリロードであって、複数の締結具を含む、リロードと、アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合可能なアンビルアセンブリであって、リロードに対して移動可能である、アンビルアセンブリと、を含む。コントローラは、モータを制御して、アンビルアセンブリを開始位置から圧縮位置に移動させ、それによって、設定された期間内にアンビルアセンブリとリロードとの間において目標クランプ力で組織を圧縮するように更に構成されている。コントローラはまた、アンビルアセンブリが設定された期間内に圧縮位置に到達したかどうかを判定することと、アンビルアセンブリによる移動距離と最小距離又はアンビルアセンブリの現在位置と圧縮位置のうちの少なくとも一方の比較を行い、比較に基づいて力値の変化分目標クランプ力を増分させることと、を行うように構成されている。
上記実施形態の一態様によれば、リロードは、開始クランプ力及び最大力値を記憶する記憶デバイスを含んでもよい。コントローラは、記憶デバイスと通信し、目標クランプ力を開始クランプ力に設定するように更に構成されてもよい。コントローラは、距離比に基づいて力値の変化を計算するように更に構成されてもよい。
上記実施形態の別の態様によれば、コントローラは、第1の距離差と第2の距離差を除算することにより距離比を計算するように更に構成されてもよい。コントローラは、アンビルアセンブリの現在位置と圧縮位置との間の第1の距離差を計算するように更に構成されてもよい。コントローラは、開始位置と圧縮位置との間の第2の距離差を計算するように更に構成され得る。コントローラは、距離比と最大力値とを乗算することによって力値の変化を計算するように更に構成され得る。
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して本明細書に記載されている。
本開示の一実施形態による、ハンドルアセンブリ、アダプタアセンブリ、及びエンドエフェクタを含む手持ち式外科用器具の斜視図である。 図1のハンドルアセンブリ、アダプタアセンブリ、及びエンドエフェクタの概略図である。 アダプタアセンブリと、アダプタアセンブリに取り付けられたエンドエフェクタ(例えば、環状リロード及びアンビルアセンブリ)の側面斜視図である。 エンドエフェクタ(例えば、環状リロード及びアンビルアセンブリ)を含まない、部分的に想像線で示されたアダプタアセンブリの斜視図である。 本開示の実施形態による、図1の外科用器具のステープル留め機能を行うための方法のフローチャートである。 本開示の一実施形態による、図1の外科用器具によって行われるクランプシーケンス中のアンビルアセンブリの移動距離及び速度を示す概略図である。 本開示の実施形態による、図1の外科用器具の制御された組織圧縮機能を行うための方法のフローチャートである。 本開示の実施形態による、制御された組織圧縮機能の実行中に図1の外科用器具のディスプレイスクリーン上に表示される画像である。
本開示の外科用デバイス、並びに外科用デバイスのためのアダプタアセンブリ及び/又はハンドルアセンブリの実施形態が、図面を参照して詳細に説明されており、図面において、同様の参照番号は、いくつかの図の各々において同一又は対応する要素を示す。本明細書で使用されるとき、「遠位」という用語は、ユーザからより遠い、外科用器具のその部分又はその構成要素を指し、一方、「近位」という用語は、ユーザにより近い、外科用器具のその部分又はその構成要素を指す。
本開示は、ハンドルアセンブリと、ハンドルアセンブリに結合されたアダプタアセンブリと、アダプタアセンブリに結合されたエンドエフェクタと、を有する、電動円形ステープラを提供する。ステープラは、3つの機能であるクランプ、ステープル留め、及び切断の完全な独立制御を可能にする。これにより、組織が非理想的な状況を示す場合であっても、ステープラの特定の部分が適合することが可能となる。
図1は、例えば、端端吻合部(end-to-end anastomosis、「EEA」)を形成するための電動円形ステープラ1などの外科用器具を示しており、電動円形ステープラ1は、ハンドルアセンブリ100を含み、ハンドルアセンブリ100は、アダプタアセンブリ200との選択的接続のために構成されている。アダプタアセンブリ200は、リロード400及びアンビルアセンブリ500を含むエンドエフェクタ300との選択的接続のために構成される。エンドエフェクタ300は、患者の組織に外科的効果を生じさせるように、すなわち、エンドエフェクタ300内に把持された組織をクランプし、ステープル留めし、切断することによって構造(例えば、腸、結腸など)の2つの部分を接続させることによって吻合を形成するように構成される。
ハンドルアセンブリ100は、パワーハンドル101(図2)と、パワーハンドル101を選択的に受容しかつ包むように構成された外側シェルハウジング10と、を含む。シェルハウジング10は、遠位半部10aと、遠位半部10aに枢動可能に接続された近位半部10bと、を含む。連結されると、遠位半部10a及び近位半部10bはその中にシェルキャビティを画定し、このシェルキャビティ内に、パワーハンドル101が配設される。
シェルハウジング10の遠位半部10a及び近位半部10bは、アダプタアセンブリ200の長手方向軸「X」を横切る平面に沿って分割されている。シェルハウジング10の遠位半部10aは、アダプタアセンブリ200の対応する駆動結合アセンブリ210(図3)を受け入れるように構成された接続部分20を画定し、アダプタアセンブリ200は、電気コネクタ312を含む。シェルハウジング10の遠位半部10aは、トグル制御ボタン30を支持する。トグル制御ボタン30は、4つの方向(例えば、左、右、上、及び下)に作動させることができる。
図1及び図2を参照すると、パワーハンドル101は、主コントローラ回路基板142と、ハンドルアセンブリ100の電気構成要素のいずれかに電力を供給するように構成された充電式バッテリ144と、バッテリ144に結合されたモータ152と、を含む。パワーハンドル101はまた、ディスプレイスクリーン146を含む。実施形態では、モータ152は、AC/DC変圧器などの、モータ152に電気エネルギーを提供するように構成された任意の好適な電源に結合され得る。バッテリ144及びモータ152は、バッテリ144からモータ152への電気エネルギーの流れを含むモータ152の動作を制御するモータコントローラ143を有する主コントローラ回路基板142に結合される。パワーハンドル101を制御する主コントローラ147が設けられている。主コントローラ147は、パワーハンドル101の動作を制御するクランプアルゴリズム、ステープル留めアルゴリズム、及び切断アルゴリズムなどの、本明細書に開示されるアルゴリズムを具現化するソフトウェア命令を実行するように構成される。
モータコントローラ143は、モータ152及びバッテリ144の動作状態を測定するように構成された複数のセンサ408a~408nを含む。センサ408a~nは、歪みゲージ408bを含み、電圧センサ、電流センサ、温度センサ、テレメトリセンサ、光学センサ、及びそれらの組み合わせを含み得る。センサ408a~408nは、バッテリ144によって供給される電気エネルギーの電圧、電流、及び他の電気的特性を測定し得る。センサ408a~408nはまた、モータ152の、1分間当たりの回転数(revolutions per minute、RPM)としての角速度(例えば、回転速度)、トルク、温度、電流引き込み、及び他の動作特性を測定し得る。角速度は、モータ152、又はモータ152に結合されモータ152によって回転可能な駆動シャフト(図示せず)の回転を測定することによって決定され得る。様々な軸方向に移動可能な駆動シャフトの位置はまた、シャフト内又はシャフトに近接して配設された様々なリニアセンサを使用することによって決定され得るか、又はRPM測定値から外挿され得る。実施形態では、トルクは、一定のRPMでのモータ152の調整された電流引き込みに基づいて計算され得る。更なる実施形態では、モータコントローラ143及び/又は主コントローラ147は、時間を測定し、積分及び/又は微分を含む、時間の関数として上述の値を処理して、例えば、測定値における変化率を決定し得る。主コントローラ147はまた、モータ152の回転を計数することによって、アダプタアセンブリ200及び/又はエンドエフェクタ300の様々な構成要素の移動距離を決定するように構成される。
モータコントローラ143は、モータコントローラ143とインターフェースをとるための複数の入力及び出力を含む主コントローラ147に結合される。特に、主コントローラ147は、モータ152及びバッテリ144の動作状態に関するモータコントローラ143からの測定されたセンサ信号を受信し、次に、制御信号をモータコントローラ143に出力して、センサ読み取り値及び特定のアルゴリズム命令に基づいてモータ152の動作を制御する。主コントローラ147はまた、ユーザインターフェース(主コントローラ147に結合される、例えば、スイッチ、ボタン、タッチスクリーンなど)から複数のユーザ入力を受け入れるように構成される。
主コントローラ147はまた、メモリ141に結合される。メモリ141は、パワーハンドル101を動作させるためのソフトウェア命令を含むデータを記憶するように構成された揮発性(例えば、RAM)及び不揮発性記憶デバイスを含み得る。主コントローラ147はまた、有線接続又は無線接続を使用してアダプタアセンブリ200の歪みゲージ408bに結合され、パワーハンドル101の動作中に使用される歪みゲージ408bから歪み測定値を受信するように構成される。
モータ152に加えて、パワーハンドル101は、主コントローラ回路基板142及びバッテリ144に各々電気的に接続された1つ以上の追加のモータを更に含んでもよい。モータ152を含む各モータは、そこから延在するそれぞれのモータシャフト(明示せず)を含む。それぞれのモータによるモータシャフトの回転は、ハンドルアセンブリ100の様々な動作を行うために、シャフト及び/又はアダプタアセンブリ200のギア構成要素を駆動するように機能する。特に、モータ、すなわち、パワーハンドル101のモータ152は、アダプタアセンブリ200のトロカールアセンブリ270のトロカール部材274(図4)を選択的に伸長/後退させるために、アダプタアセンブリ200のシャフト及び/又はギア構成要素を駆動するように構成される。トロカール部材274の伸長/後退は、エンドエフェクタ300を開閉し(アンビルアセンブリ500がトロカールアセンブリ270のトロカール部材274に接続されているとき)、リロード400のステープルの環状アレイを始動させ、リロード400の環状ナイフ(明示的に図示せず)を移動させる。
ここで図3及び図4を参照すると、アダプタアセンブリ200は、外側ノブハウジング202と、ノブハウジング202の遠位端から延在する外管206と、を含む。ノブハウジング202及び外管206は、アダプタアセンブリ200の構成要素を収容するように構成及び寸法決定されている。アダプタアセンブリ200は、ハンドルアセンブリ100の結合シャフト(明示的に図示せず)の回転を、アダプタアセンブリ200のトロカールアセンブリ270、アンビルアセンブリ500、及び/又はリロード400のステープルドライバ(明示的に図示せず)若しくはナイフアセンブリ(明示的に図示せず)を動作させるために有用な軸方向並進に変換するように構成されている。
アダプタアセンブリ200は、外管206の遠位端に取り外し可能に支持されたトロカールアセンブリ270を更に含む。トロカールアセンブリ270は、トロカール部材274と、外管206に対してトロカール部材274を軸方向に移動させるために、トロカール部材274内に動作可能に受容される駆動ねじ276と、を含む。トロカール部材274の遠位端274bは、アンビルアセンブリ500に選択的に係合するように構成され、その結果、駆動ねじ276の回転を介したトロカール部材274の軸方向移動は、アンビルアセンブリ500の付随する軸方向移動をもたらす。
アダプタアセンブリ200の歪みゲージ408bは、トロカール部材274の後退を測定及び監視する。エンドエフェクタ300の閉鎖中に、アンビルアセンブリ500が、組織、通過障害物、リロード400の組織接触表面などに接触するとき、反力が、概ね遠位方向にあるアンビルアセンブリ500に対して付与される。この遠位方向に方向付けられた反力は、アンビルアセンブリ500から歪みゲージ408bに伝達される。次いで、歪みゲージ408bは、ハンドルアセンブリ100のパワーハンドル101の主コントローラ回路基板142に信号を通信する。次いで、図形(図8)が、ハンドルアセンブリ100のディスプレイスクリーン146に表示されて、ハンドルアセンブリ100の始動の状態に関するリアルタイム情報をユーザに提供する。
トロカールアセンブリ270は、アダプタアセンブリ200の外管206内に軸方向に及び回転可能に固定されている。図5を参照すると、アダプタアセンブリ200は、外管206内に固定的に配設された支持ブロック292を含む。アダプタアセンブリ200はまた、歪みゲージアセンブリ408bを含み、歪みゲージアセンブリ408bは、支持ブロック292とコネクタスリーブ292との間に配設されている。リロード400は、支持ブロック292に取り外し可能に結合されている。
動作中、アダプタアセンブリ200の歪みゲージアセンブリ408bは、歪みゲージアセンブリ408bを通過するトロカール部材274の後退を測定及び監視する。リロード400の閉鎖中に、アンビルアセンブリ500が、組織、通過障害物、ステープルカートリッジ402などに接触する場合、かつ接触するとき、反力が、概ね遠位方向にあるアンビルアセンブリ500に対して付与される。この遠位方向に向けられた反力は、アンビルアセンブリ500からトロカールアセンブリ270に伝達され、次いで、トロカールアセンブリ270は、この力を支持ブロック292に伝達する。次いで、支持ブロック292は、遠位方向の反力をひずみゲージアセンブリ408bのひずみセンサに伝達する。
歪みゲージアセンブリ408bの歪みセンサは、それが接着される物体(例えば、支持ブロック292)における歪み(無次元量)を測定するように構成された任意のデバイスであり得、その結果、物体が変形するときに、歪みセンサの金属箔も変形し、その電気抵抗を変化させ、次いで、この電気抵抗の変化は、トロカールアセンブリ270によって経験される負荷を計算するために使用される。歪みゲージアセンブリ408bは、第1、第2及び第3の力/回転伝達/変換アセンブリによって示される始動/クランプ負荷に閉ループフィードバックを提供する。
次いで、歪みゲージアセンブリ408bの歪みセンサは、信号を主コントローラ回路基板142に通信する。次いで、図形が、ハンドルアセンブリ100の電源パックコアアセンブリ106のディスプレイスクリーン146に表示されて、ハンドルアセンブリ100の始動の状態に関するリアルタイム情報をユーザに提供する。歪みゲージアセンブリ408bはまた、近位ハーネスアセンブリ314及び遠位ハーネスアセンブリ316を介して電気コネクタ312(図3)に電気的に接続される。
円形ステープラ及びその構成要素の構成及び動作に関する更なる詳細については、2019年7月3日に出願された国際出願第US/2019/040440号を参照することができ、その全容が参照により本明細書に組み込まれる。
動作中、(外科医によってすでに位置決めされた)アンビルアセンブリ500がトロカール部材274に取り付けられ、ユーザは、トグル制御ボタン30の底部分を押すことによって、リロード400とアンビルアセンブリ500との間に挟まれた組織に対するクランププロセスを開始する。クランプ中、アンビルアセンブリ500は、事前設定された完全にクランプされた位置、すなわち、組織がアンビルアセンブリ500とリロード400との間に完全にクランプされるアンビルアセンブリ500の位置に達するまで、リロード400に向かって後退させられる。予め設定された完全にクランプされた位置は、異なるタイプのリロードの各々について変化する(例えば、距離は、25mmのリロードでは約29mmである)。クランプしている間、歪みゲージアセンブリ408bは、トロカール部材274がアンビルアセンブリ500を移動させてアンビルアセンブリ500とリロード400との間で組織をクランプするときに、トロカール部材274に付与される力に関する測定値を主コントローラ147に連続的に提供する。
図5を参照すると、ユーザは、結腸直腸又は上部胃腸領域内にトロカール部材274及びアンビルアセンブリ510を含むアダプタアセンブリ200を位置付けることによって、外科的処置を開始する。ユーザは、トグル制御ボタン30を押して、トロカール部材274が組織を貫通するまでトロカール部材を伸長させる。トロカール部材274の伸長後に、外科医によって以前に位置決めされたアンビルアセンブリ510がトロカール部材274に取り付けられ、ユーザは、トグル制御ボタン30の底部分を押すことによって、リロード400とアンビルアセンブリ510との間に挟まれた組織に対するクランププロセスを開始する。
クランプ中、アンビルアセンブリ510は、リロード400に向かって後退させられる。図6を参照すると、アンビルアセンブリ510は、最初に、全開位置600から第1の距離602までの第1のセグメントについて第1の速度で全開位置600から後退させられる。その後、アンビルアセンブリ510は、第1の速度よりも遅い第2の速度で、第1の距離602から第2の距離604まで第2の距離を横断する。アンビルアセンブリ510が第2のセグメントを横断しているとき、主コントローラ147は、測定された力が所定のパラメータ内にあるかどうかを連続的に検証して、測定された力が高力閾値限界を超えているかどうかを判定する。この測定は、リロード400とのトロカール部材274のずれを検出するために使用される。力が高力閾値よりも高い場合、パワーハンドル101は、一時的に回転伝達アセンブリ240を反転させて、リロード400とのトロカール部材274のずれを補正するためにアンビルアセンブリを後退させる。次に、主コントローラ147は、CTCアルゴリズムの開始位置である第3の距離604に達するまで、クランプを継続することを再度試みる。第3の距離604が所定の期間内に到達されない場合、主コントローラ147は、次いで、エラーを発行し、エラーは、ユーザにアンビルアセンブリ510を検査するように促すディスプレイスクリーン146上のアラームを含む。障害物を検査して除去した後、ユーザはクランププロセスを再開することができる。
アンビルアセンブリ510が第2のセグメントの端部で第3の距離604に達すると、パワーハンドル101は、回転検証を行ってアンビルアセンブリ510の位置をチェックする。次に、主コントローラは、目標圧縮力を超えることなく組織圧縮中にクランプ速度を変化させるCTCアルゴリズムを開始する。
図7を参照すると、CTCは、組織に付与される力を使用し、この力は、歪みゲージアセンブリ408bから主コントローラ147によって導出される。CTC中、ユーザは、トグル制御ボタン30を押し下げ続けて、ハンドルアセンブリ100の動作を継続する。第3の距離604、すなわち、コントローラがCTCを開始するCTCの開始位置は、アンビルアセンブリ510が、クランププロセスの残りの部分について、リロード400のステープルガイドに対して組織を圧縮し始める距離に対応する。CTCは、第3の距離604から第4の距離606までの第3のセグメントの間のアンビルアセンブリ510の移動を制御し、第4の距離606は、アンビルアセンブリ510の圧縮位置に対応する。CTCは、アンビルアセンブリ510が第4の距離606に達するまで継続する。圧縮中、力が検出されない場合、ハンドルアセンブリ100は、アンビルアセンブリ510が欠落していることを断定し、ハンドルアセンブリ100はエラーを発行する。
CTCは、所定の期間、すなわち、約30秒~約180秒であり得る第1の期間、及び約30秒~約120秒であり得る任意の第2の期間にわたって実行される。CTCの実行中、主コントローラ147は、歪みゲージ408bによって測定される歪みに基づく力を監視し、この歪みは、第1の回転伝達アセンブリ240がアンビルアセンブリ510を移動させる際に第1の回転伝達アセンブリ240に付与される。
リロード400は、開始クランプ力、最大クランプ力、及び力係数を含むリロード400の動作パラメータを記憶するように構成された記憶デバイス402(例えば、メモリ)を含む。記憶デバイス402は、フラッシュメモリ、EEPROMなどの任意の好適なタイプであってもよい。各タイプのリロード400は、対応する開始クランプ力を有し得、対応する開始クランプ力は、主コントローラ147が、記憶デバイス402から読み出すことによって自動的に取得することができ、かつ/又はリロード400のタイプ若しくはクランプ力のいずれかを直接選択することによってユーザによって手動で設定することができる。開始クランプ力は、任意の好適な閾値、例えば、約100ポンド~約200ポンドであり得る。実施形態において、目標クランプ力は、約150ポンドであり得る。実施形態では、33mmサイズのリロード400は、約150lbsのクランプ力を有し得る。
最初に、主コントローラ147は、リロード400のサイズに基づいて目標クランプ力として開始クランプ力を設定する。第1の期間中、主コントローラ147は、モータ152に信号を送り、アンビルアセンブリ510をリロード400に向かって移動させる。モータ152は、圧縮位置(すなわち、第4の距離606)が第1の期間内に到達されるまで、アンビルアセンブリ510を移動させる一定又は可変速度で回転させられる。
アンビルアセンブリ510を移動させている間、主コントローラ147はまた、各サンプリング期間の間、例えば、約100ミリ秒毎に、位置を連続的に監視する。主コントローラ147は、例えば、モータ152の回転に基づいて、アンビルアセンブリ510による移動距離を取得する。主コントローラ147は、移動距離を最小移動距離、例えば、モータ152の約20回転と比較する。したがって、主コントローラ147が、モータ152が単一のサンプリング期間中に最小移動距離回転していないと判定した場合、主コントローラ147は、距離比を使用して目標クランプ力を増分させる。
主コントローラ147は、距離比を計算し、距離比は、圧縮プロセス中のアンビルアセンブリ510による移動距離を示す。距離比は、アンビルアセンブリ510の現在位置と第4の距離606(すなわち、圧縮位置)との間の差である第1の距離差を、第3の距離604と第4の距離606との間の差である第2の距離差で除算することによって計算される。したがって、距離比は、CTCの開始、すなわち、第3の距離604(すなわち、開始位置)において1.0であり、距離比は、CTC、すなわち、第4の距離606(すなわち、圧縮位置)において0.0である。
主コントローラ147はまた、最大クランプ力(すなわち、記憶デバイス402から取得される)と目標クランプ力との間の力の差を計算することによって、力の変化を計算する。最大クランプ力は、組織圧縮中にリロード400に加えられ得る最大クランプ力を示す。最大クランプ力は、開始クランプ力の約150%であってもよく、実施形態では、約150lbs~約300ポンドであってもよく、33mmのリロード400では約225ポンドであってもよい。次いで、主コントローラ147は、記憶デバイス402から取得した距離比及び力係数を力差に乗じて、力の変化を計算する。力係数は、力の変化を仲介するように設計されたパラメータである。力係数は、リロード400の各特定のサイズ及びタイプに固有の係数として計算され得る。次に、現在の目標クランプ力が力の変化分増分される。
図8を参照すると、CTC中にディスプレイスクリーン146上に表示される画像のシーケンスが示されている。CTCが開始されると、ディスプレイスクリーン146は、主コントローラ147が、最小力の検出に基づいてアンビルアセンブリ510が存在することを確認した後、CTCユーザインターフェースを表示する。特に、ディスプレイスクリーン146は、組織に付与されている力を示すゲージ700と、アンビルアセンブリ510及び圧縮されている組織のアニメーション702とを示す。第4の距離606に到達するまでのクランプの進捗率704も表示される。したがって、アンビルアセンブリ510を、CTCの下の組織を圧縮するように移動させているとき、ゲージ700、アンビルアニメーション702、及び進捗率704としてのアンビルアセンブリ510による移動距離は連続的に更新され、CTC進捗に関するリアルタイムフィードバックを提供する。
CTCの間、歪みゲージアセンブリ408bは、第1の回転伝達アセンブリ240がアンビルアセンブリ510を移動させるときに第1の回転伝達アセンブリ240に付与される力の測定値を主コントローラ147に連続的に提供する。ひずみゲージアセンブリ408bによって測定された力は、3つのゾーンに分割されたディスプレイスクリーン146上のゲージ700によって表され、ゾーン700aは、開始クランプ力の0%~50%の力を示し、ゾーン700bは、開始クランプ力の51%~100%の力を示し、ゾーン700cは、開始クランプ力と最大クランプ力との間の力を示す。高力警告グラフィックもまた、ゾーン700cのスクリーン上に表示され得る。
第1の期間の満了後、主コントローラ147は、アンビルアセンブリ510が圧縮位置に到達したかどうかを判定する。主コントローラ147は、移動距離を第4の距離606と比較する。アンビルアセンブリ510が圧縮位置に到達していない場合、主コントローラ147は、距離比及び力の変化を計算し、目標クランプ力を増分させる。両方の状況において、目標クランプ力は、最大力に達するまで増分され得る。したがって、CTCアルゴリズムは、圧縮位置又は最大クランプ力のいずれかに達するまで、組織を圧縮し続ける。最大クランプ力を超えた場合、エラーがディスプレイスクリーン146上に出力される。CTCアルゴリズムが完了し、組織が圧縮されると、ハンドルアセンブリ100は、LEDを作動させ、CTCアルゴリズムが完了し、組織が圧縮されたことを示すトーンを発し、CTCスクリーンは、ステープル留めシーケンスが開始されるまで、100%圧縮がディスプレイスクリーン146上に連続的に表示されることを示す。
ステープル留めシーケンスを開始するために、ユーザは、パワーハンドル101の安全ボタン36のうちの1つを押し、安全ボタン36は、安全装置として機能し、トグル制御ボタン30を作動可能にし、ステープル留めを開始させる。安全ボタン36が作動すると、第2の回転検証較正チェックが行われる。ディスプレイスクリーン146は、円形吻合部のアニメーション表示を示す円、プログレスバー、及びステープルアイコンを含むステープル留めシーケンス表示に遷移する。ステープル留めシーケンススクリーンは、ユーザがステープル留めシーケンスを開始するか、ステープル留めシーケンスを終了するか、又はクランプを外すまで表示される。ステープル留めシーケンスが完了した後、ユーザはトグル制御ボタン30を押して切断シーケンスを開始し、ステープル留めされ圧縮された組織を切断して吻合部を形成する。
本開示によるCTCアルゴリズムは、外科医が、組織を過剰圧縮及び損傷することなく、非常に厚い組織をクランプすることを可能にする。アルゴリズムはまた、流体が部位及び組織から出て事前設定された組織間隙を実現することを可能にして、首尾よくステープルが形成されるようにする。これは、トロカール部材274の位置を追跡し、目標位置に対する現在位置の比を計算し、圧力限界に達するまでその比に比例して圧力を増大させることによって行われる。組織の正常性を維持し、より安全な制御された方法で圧縮することによって、より高い吻合部の正常性、したがって、より良好な患者の転帰が達成され得る。アルゴリズムはまた、手術の遅延又は場合によっては外科医が製品を使用できないことを防止する。
本開示のアダプタアセンブリの実施形態に対して様々な改変がなされ得ることが理解される。したがって、上記の説明は、限定するものとして解釈されるべきではなく、単に実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者であれば、本開示の範囲及び趣旨内での他の改変を想定するであろう。
1つ以上の実施例では、記載された技術は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実施され得る。ソフトウェアで実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令又はコードとして記憶され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、データ記憶媒体(例えば、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、又は命令若しくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体)などの有形媒体に対応する、非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
命令は、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(field programmable logic array、FPGA)、又は他の同等の集積回路若しくは別個の論理回路など、1つ以上のプロセッサによって実行され得る。したがって、「プロセッサ」という用語は、本明細書で使用するとき、前述の構造のいずれか、又は記載された技術の実施に好適な任意の他の物理的構造を指し得る。また、技術は、1つ以上の回路又は論理素子で完全に実施され得る。

Claims (20)

  1. 外科用デバイスであって、
    ハンドルアセンブリであって、
    電源と、
    前記電源に結合されたモータと、
    前記モータを制御するように構成されたコントローラと、を含む、ハンドルアセンブリと、
    前記ハンドルアセンブリに選択的に結合するように構成されたアダプタアセンブリと、
    前記アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合するように構成されたリロードであって、複数の締結具を含む、リロードと、
    前記アダプタアセンブリの前記遠位部分に選択的に結合可能なアンビルアセンブリであって、前記リロードに対して移動可能である、アンビルアセンブリと、を備え、
    前記コントローラが、前記モータを制御して、前記アンビルアセンブリを開始位置から圧縮位置に移動させ、それによって、前記アンビルアセンブリと前記リロードとの間において目標クランプ力で組織を圧縮するように更に構成されている、外科用デバイス。
  2. 前記リロードが、開始クランプ力及び最大力値を記憶する記憶デバイスを含む、請求項1に記載の外科用デバイス。
  3. 前記コントローラが、前記記憶デバイスと通信し、前記目標クランプ力を前記開始クランプ力に設定するように更に構成されている、請求項2に記載の外科用デバイス。
  4. 前記コントローラが、前記アンビルアセンブリの現在位置及び前記アンビルアセンブリによる移動距離を判定するように更に構成されている、請求項3に記載の外科用デバイス。
  5. 前記コントローラが、前記移動距離と最小距離又は前記現在位置と前記圧縮位置のうちの少なくとも一方の比較を行うように更に構成されている、請求項4に記載の外科用デバイス。
  6. 前記コントローラが、前記比較に応答して力値の変化分前記目標クランプ力を増分させるように更に構成されている、請求項5に記載の外科用デバイス。
  7. 前記コントローラが、距離比に基づいて前記力値の変化を計算するように更に構成されている、請求項6に記載の外科用デバイス。
  8. 前記コントローラが、第1の距離差と第2の距離差を除算することによって前記距離比を計算するように更に構成されている、請求項7に記載の外科用デバイス。
  9. 前記コントローラが、前記アンビルアセンブリの前記現在位置と前記圧縮位置との間の前記第1の距離差を計算するように更に構成されている、請求項8に記載の外科用デバイス。
  10. 前記コントローラが、前記開始位置と前記圧縮位置との間の前記第2の距離差を計算するように更に構成されている、請求項8に記載の外科用デバイス。
  11. 前記コントローラが、前記距離比と前記最大力値を乗算することによって前記力値の変化を計算するように更に構成されている、請求項7に記載の外科用デバイス。
  12. 前記コントローラは、前記アンビルアセンブリが、設定された期間内に前記圧縮位置に到達したかどうかを判定するように更に構成されている、請求項4に記載の外科用デバイス。
  13. 外科用デバイスであって、
    ハンドルアセンブリであって、
    電源と、
    前記電源に結合されたモータと、
    前記モータを制御するように構成されたコントローラと、を含む、ハンドルアセンブリと、
    前記ハンドルアセンブリに選択的に結合するように構成されたアダプタアセンブリと、
    前記アダプタアセンブリの遠位部分に選択的に結合するように構成されたリロードであって、複数の締結具を含む、リロードと、
    前記アダプタアセンブリの前記遠位部分に選択的に結合可能なアンビルアセンブリであって、前記リロードに対して移動可能である、アンビルアセンブリと、を備え、
    前記コントローラが、
    前記モータを制御して、前記アンビルアセンブリを開始位置から圧縮位置に移動させ、それによって、設定された期間内に前記アンビルアセンブリと前記リロードとの間において目標クランプ力で組織を圧縮することと、
    前記アンビルアセンブリが設定された期間内に前記圧縮位置に到達したかどうかを決定することと、
    前記アンビルアセンブリによる移動距離と最小距離又は前記アンビルアセンブリの現在位置と前記圧縮位置のうちの少なくとも一方の比較を行うことと、
    前記比較に基づいて力値の変化分前記目標クランプ力を増分させることと、を行うように更に構成されている、外科用デバイス。
  14. 前記リロードが、開始クランプ力及び最大力値を記憶する記憶デバイスを含む、請求項13に記載の外科用デバイス。
  15. 前記コントローラが、前記記憶デバイスと通信し、前記目標クランプ力を前記開始クランプ力に設定するように更に構成されている、請求項14に記載の外科用デバイス。
  16. 前記コントローラが、距離比に基づいて前記力値の変化を計算するように更に構成されている、請求項15に記載の外科用デバイス。
  17. 前記コントローラが、第1の距離差と第2の距離差を除算することによって前記距離比を計算するように更に構成されている、請求項16に記載の外科用デバイス。
  18. 前記コントローラが、前記アンビルアセンブリの前記現在位置と前記圧縮位置との間の前記第1の距離差を計算するように更に構成されている、請求項17に記載の外科用デバイス。
  19. 前記コントローラが、前記開始位置と前記圧縮位置との間の前記第2の距離差を計算するように更に構成されている、請求項17に記載の外科用デバイス。
  20. 前記コントローラが、前記距離比と前記最大力値を乗算することによって前記力値の変化を計算するように更に構成されている、請求項17に記載の外科用デバイス。
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