JP2024500276A - 光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体 - Google Patents

光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体 Download PDF

Info

Publication number
JP2024500276A
JP2024500276A JP2023527025A JP2023527025A JP2024500276A JP 2024500276 A JP2024500276 A JP 2024500276A JP 2023527025 A JP2023527025 A JP 2023527025A JP 2023527025 A JP2023527025 A JP 2023527025A JP 2024500276 A JP2024500276 A JP 2024500276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
insulator
optic cable
fiber optic
hollow tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023527025A
Other languages
English (en)
Inventor
ブルーム-プフルーク マークス
デン ジュンタオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Weinert Industries Ag
Original Assignee
Weinert Industries Ag
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Weinert Industries Ag filed Critical Weinert Industries Ag
Publication of JP2024500276A publication Critical patent/JP2024500276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/443Protective covering
    • G02B6/4431Protective covering with provision in the protective covering, e.g. weak line, for gaining access to one or more fibres, e.g. for branching or tapping
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4415Cables for special applications
    • G02B6/4416Heterogeneous cables
    • G02B6/4417High voltage aspects, e.g. in cladding
    • G02B6/442Insulators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

光ファイバケーブル(200)を備えたファイバ絶縁体(100)が提供される。ファイバ絶縁体(100)は、光ファイバケーブル(200)と、中空のセラミック被覆(120)であって、光ファイバケーブル(200)を案内するように構成された内側全直径(D)を有するセラミック被覆(120)と、セラミック被覆(120)を少なくとも部分的に充填しかつ光ファイバケーブル(200)とセラミック被覆(120)との間に配置された絶縁充填材(130)とを有し、絶縁充填材(130)は、光ファイバケーブル(200)およびセラミック被覆(120)の熱特性と同様の熱特性を有し、ファイバ絶縁体(100)の少なくとも1つの端部は、少なくとも1つの端部キャップ(151,152)によって閉鎖されている。

Description

本発明の技術分野
本発明は、中高電圧遮断閉鎖断路器における直接測定法の用途で使用するための、光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体に関する。
先行技術
制御された(屋内)高電圧環境における信号および/またはデータの伝送は既に、光ファイバを介して行うことができる。大きな電位差のギャップを埋めるために、特定の被覆材料が使用可能である。さらに、これらの材料は主に、変圧器(閉鎖環境)、弁室(閉鎖された湿度制御環境)等の内側領域において使用される。
中高電圧環境における光ファイバ信号およびデータの伝送は、いわゆるファイバ絶縁体によって行うことができる。実地における主な用途は、高電圧線と組み合わせた長距離ファイバ伝送に見ることができる。したがって、いわゆるADSSケーブルが、光ファイバ遠隔通信信号を伝送するために使用される。高電圧線の開始点および終了点では、グランドレベルにファイバを接続する必要がある。これは、1200kVまでのギャップを埋めるために、様々なファイバ絶縁体を介して行うことができる。それにもかかわらず、これらは固定の設備であり、このことは、関連する絶縁体自体の大きな動きがないことを意味する。
ファイバ絶縁体の別の用途は、中高電圧変電所および高圧変電所に見ることができる。光ファイバ信号伝送には様々な異なる装置を接続しなければならない。これらの全ての用途は固定して設置されており、動くことはない。このような動きは、機械的衝撃による影響を光信号に与えてしまうことになり得る。
中高電圧領域では、光ファイバにおいて、測定点から、グランドレベルの主制御キャビネットに信号およびデータを伝送しなければならない。これは、無線データ伝送によって、または有線信号およびデータ伝送のいずれによって行うことができる。
技術的課題
ワイヤレス伝送については、主要な課題は、センサシステム用の電力供給にあり、またあらゆる天候条件においても中断のない接続を継続することにある。別の課題は、この高電圧環境における自己電力供給システムが困難であることと、これを受け入れることとにある。したがって、この方法にはそれなりの限界がある。
標準的な銅線ベースのセンサによる解決手段は、センサと受け取り側の電子機器との電位差(グランドレベル~センサ位置における50kVレベル)のために適用できない。したがって、唯一の選択肢は、光ファイバベースのデータおよび信号伝送を使用することである。
さらなる課題は、通常、断路器が配置されている屋外でありかつ過酷な環境である。この環境は、摂氏マイナス50度からプラス85度に及ぶ温度を有し得る。さらに、湿度、砂、泥、豪雨および雷雨、大気汚染ならびにその他の不利な環境要因を考慮しなければならない。
グランドレベルから50kVを上回るレベル(電位差)における純粋なケーブル接続は、例えば、部分放電および漏れ電流だけでなく環境要因等も問題である。
本発明の発明者によって見出されたのは、主にケーブル材料の経年変化と、環境影響(例えば、大気汚染、苔等)からの残留物/堆積物とに起因して、特定の寿命の後、このような環境において、ほぼ全てのケーブルで部分放電が発生していることである。
ケーブル接続は、いわゆるファイバ絶縁体、すなわちセラミックまたはシリコーンから形成される中空絶縁体を用いて行うことができる。シリコーン絶縁体は、公に入手可能な研究に記載されているように、いくつかの技術的な問題に直面している。それにもかかわらず、これらは、製造上の課題、収縮等の観点からケーブルとの組み合わせにおいて最良の選択であり得る。このような困難を克服するために、ファイバフィードスルーと組み合わせた従来のセラミック絶縁体は、好ましい選択肢であり得る。
3番目でありかつ最も克服しにくい困難は、スイッチが可動部品を含むことであり、特に絶縁体それ自体は、オンオフ機能を行うために、遮断閉鎖断路器(BCDS:Breaking-closing disconnecting switch)の接続アームと共に動いて回動する。このことは、信号およびデータ伝送に使用される間、光ファイバにおいて捻れが著しく繰り返されてしまうことにつながる。通常のケーブルでは、この捻れにより、ファイバの光学性能に大きな影響を及ぼし、その検出信号に悪影響を及ぼしてしまうことになる。
この事実に基づき、張力および屈曲に対する耐性を有するケーブルも、絶縁体とのケーブルの接続部も共に開発しなければならない。
解決手段
本発明の発明者らによって開発されたのは、中高電圧(切断)スイッチの寿命に合わせて、信頼性が高くかつ高性能な仕方で信号およびデータの伝送を実現するための光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体である。
本発明により、独立請求項1によって規定される、光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体によって1つまたは複数の前述の問題が解決される。特定の実施形態はさらに、従属請求項によって規定される。
本発明の1つの実施形態によると、光ファイバケーブルと、中空のセラミック被覆とを有する、光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体が提供される。セラミック被覆は、光ファイバケーブルを案内するように構成された内側全直径を有する。ファイバ絶縁体はさらに、セラミック被覆を少なくとも部分的に充填しかつ光ファイバケーブルと外側のセラミック被覆との間に配置された絶縁充填材を有する。さらに、ファイバ絶縁体の少なくとも1つの端部は、ファイバ絶縁体の少なくとも1つの端部を閉鎖するように構成された少なくとも1つの端部キャップによって閉鎖されており、少なくとも1つの端部キャップは、光ファイバケーブルが少なくとも1つの端部キャップを通るように構成されている。
好ましくは、少なくとも1つの端部キャップは、光ファイバケーブルの外面または外層、例えば、光ファイバケーブルの(中空)チューブを覆うヤーン、またはヤーンを覆う非腐食性被覆等に固定されるように構成されており、これにより、光ファイバケーブル延在方向に沿った光ファイバケーブルの動きが防止され、かつ/または光ファイバケーブルのファイバに伝達されて光ファイバケーブルに加えられる捻れが低減/防止される。
絶縁充填材は、光ファイバケーブルと中空セラミック被覆との間の中空内部空間の大部分を充填することができ、好ましくは完全に充填することができる。
セラミック被覆は、光ファイバケーブルを案内するように構成された内側全直径を有していてよい。すなわち、セラミック被覆は、光ファイバケーブルの所定の長さを覆うために延在方向に沿って延在していてよい。光ファイバケーブルは、少なくとも1つの端部キャップを介して中空のセラミック被覆に送り込まれてよく、光ファイバケーブルは、セラミック被覆によって延在方向に沿って案内される。
ファイバ絶縁体/セラミック被覆の延在方向は、少なくとも部分的に光ファイバケーブルの延在方向と同じであっても、または異なっていてよい。
本明細書では、ファイバ絶縁体の端部とは、ファイバ絶縁体の延在方向に沿って見ると、ファイバ絶縁体の始端部または終端部のいずれかと理解されるべきであり、ファイバ絶縁体はその1つの端部から別の端部まで延在していてよい。
上述の過酷な環境におけるファイバ絶縁体の改善された性能および絶縁機能を実現するために、上述のような中空セラミック被覆が提案され、絶縁体の内部空間には、充填材が充填されるかまたは完全に充填されていてよい。
絶縁材料は、光ファイバケーブルおよびセラミック被覆のうちの少なくとも一方の熱特性を補償するように構成された熱特性を有していてよい。好ましくは、絶縁材料は、光ファイバケーブルおよびセラミック被覆の両方の熱特性を補償するように構成された熱特性を有していてよい。換言すると、絶縁材料は、(例えば0℃を下回るまたは100℃を上回る等の)温度変化および/または高温による光ファイバケーブルまたは光ファイバケーブルのファイバのあらゆる損傷および影響を防止するために、ファイバ絶縁体の環境による温度変化および/または環境の高温/低温が、絶縁材料を介して光ファイバケーブルに伝導されないように構成された熱特性を有していてよい。
さらに、充填材を保護すると共に充填処理を可能にするために、絶縁体の少なくとも一方の端部、好ましくは両方の端部が、端部キャップで閉鎖されていてよい。
セラミック被覆の外面は波型形状部を有することができ、セラミック被覆の内面は光ファイバケーブルの方を向いていてよい。さらに、セラミック被覆の内面は、ファイバ絶縁体の延在方向に沿って延在する滑らかな表面を有してよい。これにより、滑らかな外面(スムーズロブ)と比較して、沿面距離を大幅に増大することができるという技術的効果が提供される。長い沿面距離は、ファイバ絶縁体の絶縁レベルに寄与することになる。
絶縁充填材は、光ファイバケーブルおよびセラミック被覆の熱特性と同様の熱特性を有していてよい。これにより、改善された絶縁機能が実現される。
少なくとも1つの端部キャップは、絶縁体の端部を封止するように構成されていてよい。これにより、環境からの保護を実現することができる。
本明細書では、封止機能は、シーリングの技術水準内での一般的な意味を有し、例えば、流体および/またはガスが封止を通り得ないように、絶縁体の開口部を封止することができる。したがって、封止しなければ絶縁体に通ってしまうまたは絶縁体内側から出てしまう流体またはガスに対して絶縁体を封止することができる。
少なくとも1つの端部キャップは、光ファイバケーブル開口部を有していてよい。光ファイバケーブル開口部は、光ファイバケーブルが、光ファイバケーブル開口部を通って、ファイバ絶縁体に(また中空被覆内に)入ることができるように配置可能である。選択的には、光ファイバケーブルが光ファイバケーブル開口部を通るとき、光ファイバケーブルによって封止されるように光ファイバケーブル開口部を構成することも可能である。
少なくとも1つの端部キャップは、ファイバ絶縁体の少なくとも1つの端部に着脱可能に結合可能である。
少なくとも1つの端部キャップを設けることにより、まず、少なくとも1つの端部を介してセラミック被覆内に充填材を充填することができ、充填材を充填した後、端部キャップを少なくとも1つの端部に、または少なくとも1つの端部内に配置して、充填材が絶縁体から出ることを防止し、充填材を保護することができる。さらに、少なくとも1つの端部および少なくとも1つの端部キャップの直径を適切に選択することにより、例えば、少なくとも1つの端部キャップの直径と比較してより小さな直径を有する光ファイバ開口部を介して、充填材が入れられる場合と比較して、効率的な充填処理を実現することができる。
絶縁体の端部は、ファイバ絶縁体の延在方向に沿って延在する横断面で見たときに、正方形状の形状部を有していてよい。この横断面で見ると、正方形状の形状部は、前面と、この前面に対して平行な後面とを有することができ、上記の前面と後面とは側面で接続可能である。この横断面で見ると、前面と後面とを接続する2つの側面があってよい。当然のことながら、3次元的に見ると、前面と後面とを接続する少なくとも4つの側面が存在していてよい。ファイバ絶縁体は、正方形状の形状部の前面から延在方向に沿って延在していてよい。換言すると、ファイバ絶縁体は、延在方向に沿って見ると、第1端部および第2端部を有してよい。ファイバ絶縁体は、第1端部から第2端部まで延在していてよい。第1端部は前面に対応していてよく、第2表面は第1端部と第2端部との間に配置されていてよい。さらに、横断面で見ると、正方形状の形状部の前面および後面は、延在方向に対して垂直方向に沿って延在していてよい。1つの側面と、前面または後面とによって形成される少なくとも1つのエッジは、少なくとも1つの端部キャップを収容するように配置された開口部として構成されていてよい。選択肢として、正方形状の形状部の開口部は、少なくとも1つの端部キャップによって、または少なくとも1つの端部キャップを封止することができる。
換言すると、正方形状の形状部は中空であってよく、上記の内側中空空間は、中空セラミック被覆の内側空間に接続されていてよい。エッジに形成される開口部により、正方向状の形状部の中空空間と、ファイバ絶縁体の環境とが接続されていてよい。
ここで、「正方形状の形状部のエッジ」という用語は、少なくとも1つの端部キャップを収容するように構成された、開口部の位置を指定するために使用されている。当然のことながら、エッジが開口部として構成される場合、上記のエッジはもはや物理的に存在しない。
正方形状の形状部の少なくとも2つのエッジは、開口部として構成することができ、それぞれの開口部は、それぞれの端部キャップを収容するように構成されている。
2つの開口部は、正方形状の形状部の内側中空空間に接続されていてよい。
横断面で見たときに、正方形状の形状部の少なくとも2つの開口部は、前面に接続する側面に対応するエッジに形成可能である。
それぞれの端部キャップによって封止される少なくとも2つの開口部を設けることにより、中空被覆内に充填材がまだ導入されていない状態で、第1端部キャップを介して、光ファイバケーブルを送り込むことができる。光ファイバケーブルは、所望のように配置することができ、対応する端部キャップにより、光ファイバケーブルと共に1つの開口部が封止される。次いで、第2開口部を使用して充填材を充填することができ、その後、第2端部キャップによって少なくとも部分的に、またはいっぱいに充填した後、第2開口部を封止することができる。このため、絶縁体と光ファイバケーブルとの組み立てが容易になる。
充填材は、中空セラミック被覆も正方形状の形状部の中空空間も少なくとも部分的に充填することができる。これにより、光ファイバケーブルに対し、絶縁体の絶縁効果が保証される。
光ファイバケーブルは、ファイバケーブル延在方向に沿って延在する中空チューブと、ファイバケーブル延在方向に沿って延在しかつ中空チューブ内に配置されている少なくとも1つのファイバと、中空チューブに配置されている特殊ゲルであって、ファイバケーブル延在方向に対して垂直方向に延在している横断面で見たときに、少なくとも1つのファイバと中空チューブとの間に少なくとも部分的に配置されている特殊ゲルとを有していてよい。中空チューブは、少なくとも第1部分および第2部分を有してよい。中空チューブの第1部分はファイバ絶縁体の内側に配置されていてよく、第2部分はファイバ絶縁体の外側に配置されていてよい。第2部分は、少なくとも1つの端部キャップから遠ざかるように(光ファイバケーブル延在方向に沿って)少なくとも1つの端部キャップから延在していてよい。中空チューブの第2部分の外面は、高抵抗アラミドヤーンによって覆われていてよい。高抵抗アラミドヤーンの外面は、ポリウレタン、ポリエチレンまたは架橋ポリエチレン/難燃性非腐食性被覆によって覆われていてよい。
光ファイバケーブル開口部または少なくとも1つの端部キャップは、中空チューブの第2部分を固定するように構成されてよい。光ファイバケーブル開口部または少なくとも1つの端部キャップは、高抵抗アラミドヤーンおよび/または非腐食性被覆によって固定されるように構成されてよい。すなわち、中空チューブの第2部分は、高抵抗アラミドヤーンおよび非腐食性被覆を有することができ、光ファイバケーブル開口部または少なくとも1つの端部キャップに配置された端部は、光ファイバケーブル開口部または最後の1つの端部キャップに固定可能である。換言すると、被覆およびアラミドヤーンは、ケーブルグランドにより、また少なくとも1つの端部キャップ内または少なくとも1つの端部キャップにおいて、ファイバ絶縁体の端部に固定されていてよい。
アラミドヤーンは水に浸かると電圧伝達媒体になってしまう可能性があるため、第1部分においてアラミドヤーンおよび非腐食性被覆は、除去可能であるかまたは存在してはならない。
中空チューブの第2部分を固定し、かつ/または光ファイバケーブル開口部/少なくとも1つの端部キャップを高抵抗アラミドヤーンおよび/または非腐食性被覆に固定することにより、例えば、光ファイバケーブルに加わるあらゆる引張力は、アラミドヤーン、非腐食性被覆、および少なくとも1つの端部キャップ、および/または少なくとも1つの端部キャップの光ファイバケーブル開口部に加わるが、ファイバには加わらないことが可能である。これにより、このような力が加わる用途や光ファイバケーブルが動く用途において、光ファイバケーブルの信号品質をさらに向上させることができる。
名前を挙げた材料の被覆を使用することにより、要求される環境影響に耐える光ファイバケーブルを提供することができる。
さらに、高抵抗アラミドヤーンを設けることにより、光ファイバケーブルの機械的性能を向上させることができる。特に、アラミドヤーンにより、伸長性およびクラスト強度が改善され、これによって光ファイバケーブルの強度増大ならびに繰り返しの曲げおよび捻れに対する耐性が生じる。
少なくとも1つのファイバと中空チューブとの間の中空チューブの内側に特殊ゲルを設けることにより、少なくとも1つのファイバの動きから、中空チューブの動きを減衰させることができるか、さらに切り離すこともできる。少なくとも1つのファイバを介して伝送される光信号は、少なくとも1つのファイバのあらゆる動きの影響を非常に受け易いため、また伝送される光信号のノイズまたは劣化を低減するかまたはさらに除去するために、中空チューブと少なくとも1つのファイバとの間に特殊ゲルを供給することができる。特殊ゲルは、少なくとも1つのファイバに動きを伝達することなく、中空チューブのあらゆる動きを吸収するかまたは減衰させることができる。したがって、このような光ファイバケーブルは、光信号を劣化させずに光ファイバケーブルを動かす必要がある用途に用いることができる。
中空チューブは、緩いチューブであってよい。特に、中空チューブの第2部分は、緩いチューブあってよい。
特殊ゲルは、少なくとも1つのファイバに中空チューブの動きおよび/または回動を部分的にのみ伝達するように構成された特定の速度を有していてよいか、または特別な速度は、少なくとも1つのファイバの動きから中空チューブの動きおよび/または回動を切り離すように構成可能である。
特殊ゲルは、たとえ地球の引力に対して平行な光ファイバケーブル延在方向に光ファイバケーブルが延在する位置に光ファイバケーブルが配置されているとしても、光ファイバケーブル端部において、動かないかまたは滴り落ちないように構成される特定の粘度を有していてよい。
換言すると、特殊ゲルの粘度は、光ファイバケーブル端部において特殊ゲルが動いたり、滴り落ちることなく、光ファイバケーブルが垂直方向にも保持され得るように設定可能である。
中空チューブは、2重層の中空チューブから形成可能である。2重層は、ポリカーボネートおよびポリブチレンテレフタレートであってよい。これにより、光ファイバケーブルは、異なる温度範囲で使用可能である。択一的には、中空チューブは、ポリアミド、エチレンテトラフルオロエチレンまたはポリブチレンテレフタレートから形成可能である。ポリブチレンテレフタレートは、欧州における環境等の穏やかな環境において適切な材料として使用可能である。
中空チューブは、緩い中空チューブであってよい。
高抵抗アラミドヤーンにより、光ファイバケーブルの必要な引張力、曲げおよびねじり性能が提供可能である。
本発明の別の実施形態によると、前述した絶縁体のいずれかの態様による絶縁体を有するシステムが提供される。本システムの光ファイバケーブルまたは本システムに設けられる光ファイバケーブルは、前述の光ファイバケーブルのいずれかの態様による光ファイバケーブルであってよい。
次の図面により、本出願の開示を説明する。
本発明によるファイバ絶縁体の横断面図である。 本発明による光ファイバケーブルの横断面図である。 ファイバ絶縁体および光ファイバケーブルの例示的な用途の横断面図、側面図および平面図である。
図面の次の説明は、例示を目的として使用され、それらの特定の詳細に本発明の特許請求の範囲およびスコープを限定するものと解釈されるべきではない。さらに、図面の寸法およびサイズは、必ずしも現実に対応している必要はなく、説明を目的として描かれている。
図1には、本発明によるファイバ絶縁体100の横断面図が示されている。この横断面図は、図平面内に延在している。ファイバ絶縁体100は、光ファイバケーブル200と、セラミック被覆120と、絶縁充填材130とを有する。光ファイバケーブルは、図1において参照符号200を有するが、図1における光ファイバケーブル200は、図2に示した光ファイバケーブルとは異なる構成を有してよい。当然のことながら、この光ファイバケーブルは、図2を参照して説明する光ファイバケーブル200であってよい。
セラミック被覆120は、中空であり、ファイバ絶縁体100または光ファイバケーブル200の延在方向に沿って光ファイバケーブル200を案内するように構成された内側全直径Dを有する。図1から明らかなように、ファイバ絶縁体100を通して光ファイバケーブル200を送り込めるように、セラミック被覆120の直径Dは、光ファイバケーブル200の直径よりも大きく設定される。特に、セラミック被覆120の直径Dは、絶縁充填材130が、中空のセラミック被覆120内に充填可能でありかつ光ファイバケーブル200とセラミック被覆120との間に配置可能であるように設定される。絶縁材料130は電気絶縁性である、絶縁充填材130は、光ファイバケーブル200およびセラミック被覆120の少なくとも1つの熱特性を補償するように構成された熱特性を有する。すなわち、絶縁材料130の熱特性は、例えば、光ファイバケーブル200に伝達されない、セラミック被覆120によって伝導されるかまたは吸収される熱をこの熱特性が補償できるように設定/構成される。換言すると、絶縁材料130の熱特性は、温度絶縁性を有するように構成可能である。
絶縁充填材130は、最初は、セラミック被覆120内に充填されるために流体またはゲル状の状態で供給され得る材料であってよい。光ファイバケーブル200および絶縁充填材130がセラミック被覆120の内側に供給されると、絶縁充填材130は、硬化し、長期的に安定でありかつ電気および温度絶縁性を有する、ファイバ絶縁体100の部分になることができる。さらに、ファイバ絶縁体100の少なくとも1つの端部は、少なくとも1つの端部キャップ151,152によって閉鎖される。
少なくとも部分的にセラミック被覆120の内側に絶縁充填材130を供給することにより、また光ファイバケーブル200とセラミック被覆120との間に少なくとも部分的に絶縁充填材130を配置することにより、ファイバ絶縁体100の絶縁性能が改善され、また妨害的な環境影響、例えば高電圧環境等に対し、光ファイバケーブル200を介して伝送されるあらゆる光信号を遮蔽することができる。
図1から明らかなように、セラミック被覆120の外面は、波型形状部を有し、セラミック被覆120の内面は、光ファイバケーブル200の方を向いている。特に、セラミック被覆120の内面は、滑らかな表面を有し、これにより、光ファイバケーブル200の送り込みを容易にし、また絶縁充填材130の充填処理を改善することができる。これにより、滑らか外面(スムーズロブ)に比べて沿面距離が増大し、この比較的長い沿面距離は、絶縁体100の絶縁レベルに寄与する。
さらに、図1から明らかなように、光ファイバケーブル200またはその中空チューブ210は、第1部分211および第2部分212を有する。第1部分211は、ファイバ絶縁体100内/ファイバ絶縁体100の内側に、特にセラミック被覆120内に配置されている。第2部分212は、ファイバ絶縁体200の外側に配置されている。図1に示したように、第2部分212は、光ファイバケーブル200の延在方向に沿い、少なくとも1つの端部キャップ151から図1の下部に延在している。したがって、第2部分212は、少なくとも1つの端部キャップ151から遠ざかるように延在している。
図1では、第2部分212は、少なくとも1つの端部キャップ151の外面から延在している。第1部分211は、少なくとも1つの端部キャップ151の外面とは反対側の内面からセラミック被覆120の内面に沿って少なくとも延在している。
図1には、ファイバ絶縁体100の下部と、対応するその下端部とだけが示されている。当然のことながら、ファイバ絶縁体100は、図1に示した下端部と同一に構成されていてよい、ファイバ絶縁体100の端部も有する上部を有していてよい。
ファイバ絶縁体100の少なくとも1つの端部は、図1において正方形状の形状部を有する。特に、図1には、ファイバ絶縁体100の少なくとも1つの端部の矩形の形状部が示されている。上記の正方形状の形状部は、中空であり、中空セラミック被覆120の内部空間に接続されている。さらに、正方形状の形状部は、図1の横断面図において前面、後面および2つの側面を有する。当然のことながら、3次元的に見ると、少なくとも4つの側面が設けられている。前面および後面は、2つの側面によって接続されており、正方形状の形状部を形成している。さらに、正方形状の形状部の前面および後面は、ファイバ絶縁体100の延在方向に対して垂直に延在している。図1から明らかなように、正方形状の形状部の前面および後面は、セラミック被覆120の波型形状部を超えて延在している。
さらに、正方形状の形状部は、図1において見ると、正方形状の形状部の下側のコーナ/エッジに形成された2つの開口部141,142を有する。それぞれの開口部141,142には端部キャップ151,152が設けられていてよい。端部キャップ151,152は、開口部141,142を閉鎖し、また選択的には封止するように構成されていてよく、これにより、絶縁充填材130を保護すると共に充填処理を可能にする。光ファイバケーブル200は、端部キャップ151の光ファイバケーブル開口部を通る。図1によるファイバ絶縁体の構成により、ファイバ絶縁体100の容易かつ時間に効率の良い組み立てが可能になる。つまり、端部キャップ151の光ファイバケーブル開口部を通して光ファイバケーブル200を送り込むことができ、したがって、ファイバ絶縁体100内に容易に配置することができる。すなわち、キャップ151に光ファイバケーブル200を通し、ファイバ絶縁体100に引き込むことが容易であり、この際に、光ファイバケーブルを引っ張る間、端部キャップ151は、開口部141においてけるその位置を維持する。次に、光ファイバケーブル200を配置する前または配置した後、絶縁充填材130を充填するために別の開口部142が使用可能である。開口部142は、光ファイバケーブル200よりも大きな直径を有することができ、それでもなお端部キャップ152によって封止または閉鎖することができるため、効率的な充填処理が実現される。また、開口部141,142は、正方形状の形状部の内側全空間に接続されており、これにより、光ケーブル200は、内側全空間を通ることができ、絶縁充填材130を導入することができる。
端部キャップ151,152は、光ファイバケーブル200の有無にかかわらず、開口部141,142を封止するように構成可能である。
少なくとも1つの端部キャップ151,152は、ファイバ絶縁体100の少なくとも1つの端部を閉鎖するためのプラグとして構成されていてよい。特に、少なくとも1つの端部キャップ151,152は、開口部141,142の半径に対応するかまたはそれよりもわずかに小さい半径を有するディスクまたはプラグ状の形状を有していてよい。
図2には、本発明による光ファイバケーブル200の横断面図が示されている。図2の横断面図は、図1の横断面図に対して垂直であり、かつ第2部分211における光ファイバケーブル200の横断面図である。光ファイバケーブル200は、図1について前に示したようにファイバケーブル延在方向に沿って延在する中空チューブ210を有する。光ファイバケーブル200はさらに、ファイバケーブル延在方向に沿って延在する少なくとも1つのファイバ220を有し、ここでは、少なくとも1つのファイバ220が中空チューブ210内に配置されている。中空チューブ201の内側には2つ以上のファイバ220が設けられていてよい。さらに、中空チューブ210内には、また少なくとも1つのファイバ220と中空チューブ210との間には少なくとも部分的に特殊ゲル230が配置されている。中空チューブ210の第2部分211の外面は、高抵抗アラミドヤーン240によって覆われており、中空チューブ210の内面は、少なくとも1つのファイバ220の方を向いている。架橋ボリエチレンさらに、高抵抗アラミドヤーン240の外面は、ポリウレタン、ポリエチレン、または架橋ポリエチレン/難燃性非腐食性被覆250によって覆われている。
中空チューブ210の内側に、また特に光ファイバケーブル200と中空チューブ210の内面との間に特殊ゲル230を配置することにより、中空チューブ210のあらゆる動きを減衰させることが可能であり、これにより、特殊ゲル230を介する、少なくとも1つのファイバ220への動きの伝達がより少なくなるか、または動きが伝達されないことが可能である。換言すると、特殊なゲル230の速度に起因して、少なくとも1つのファイバ220の動きから中空チューブ210のあらゆる動きを切り離すかまたは減衰させることができる。少なくとも1つのファイバ220に加えられるあらゆる小さな動きまたは振動は、伝送される光信号に影響を与えることがあり、光信号を劣化させる得るため、このことは有益である。上記の衝撃を低減することにより、またはそれどころか衝撃を除去することにより、高感度の測定を行い、また対応する測定点における受信の劣化なしに、または少ない劣化で、光ファイバケーブル200を介し、対応する光信号を伝送することができる。
特に、特殊ゲル230の速度は、少なくとも1つのファイバ220に中空チューブの動きおよび/または回動を部分的にのみ伝達する速度に構成または設定されていてよい。さらに、特殊ゲル230は、たとえ地球の引力に対して平行な光ファイバケーブル延在方向に光ファイバケーブル200が延在する位置に光ファイバケーブル200が配置されているとしても、光ファイバケーブル端部において、動かないかまたは滴り落ちないように構成される速度を有する。
中空チューブ210は、ポリカーボネートおよびポリブチレンテレフタレートである2重層の中空チューブから形成可能である。択一的に、中空チューブ210は、ポリアミド、エチレンテトラフルオロエチレンまたはポリブチレンテレフタレートから形成可能である。欧州等における穏やか環境には、ポリブチレンテレフタレートが使用可能である。
さらに、中空チューブ210は、緩い中空チューブとして構成されていてよい。すなわち、中空チューブ210は、光ファイバケーブルの2つの端部の間で張られているのではなく、緩い構成で静止していてよい。これはさらに、光ファイバケーブル200の動きを減衰させるために有益である。
ここで再び図1を参照すると、中空チューブ210と、少なくとも1つのファイバ220と、特殊ゲル230と、高抵抗アラミドヤーン240と、非腐食性被覆250とから成る、光ファイバケーブル200の第2部分211は、少なくとも1つの端部キャップ151に固定されている。特に、少なくとも高抵抗アラミドヤーン240および非腐食性被覆250は、少なくとも1つの端部キャップ151に固定されている。
中空チューブ210を緩いチューブと見なすことができるのに対し、高抵抗アラミドヤーン240および非腐食性被覆250だけを固定することにより、例えば、光ファイバケーブル200に加えられる張力は、高抵抗アラミドヤーン240および非腐食性被覆250に加えられ、緩いチューブ、特に、ファイバ220には加わらない。張力は、少なくとも1つの端部キャップ151に向けられ、ファイバ絶縁体100に向けられることはない。したがって、ファイバ220は、光ファイバケーブル200に加わる外力から保護され、そうでなければ短くなるかまたは劣化することになる、光ファイバケーブルの寿命が長くなる共に、ファイバ220の伝送特性が保護される。
図3には、3つの異なる図、すなわち、本発明の例示的な用途の横断面図、側面図および平面図が示されている。横断面図には、図1によるファイバ絶縁体100が、光ファイバケーブル200と共に示されている。側面図には、ファイバ絶縁体100の上端部に配置された遮断閉鎖断路器(BCDS)のアーム320を有するファイバ絶縁体100が示されている。光ファイバケーブル200は、測定点310に接続され、ファイバ絶縁体100の下端部を通る。光ファイバケーブル200は、ファイバ絶縁体100によって上端部に案内されて、アーム320を通して送り込まれて光学測定位置に至る。さらに、側面図において例示的に示したように、この環境では、ファイバ絶縁体100の上端部において、光学測定位置に電圧V1が印加される。また、この環境では下端部に電圧V2が存在する。電圧V1と電圧V2との差分は、50kV~250kVであってよい。側面図に実施例として示したように、回動方向矢印Tが示されている。平面図も参照されたい。このような光学的測定には、別の測定位置またはオフ位置にアーム320を動かすかまたは回動させなければならないことがある。矢印Tによって示したようにアーム320が回動すると、捻れは光ファイバケーブル200にも加わる。光ファイバケーブル200を介して伝送される光信号は極めて影響を受け易くなることがあり、ひいてはこのような捻れが光信号を劣化させ得ることは、既に上で説明した。光ファイバケーブル200は、光ファイバケーブル200として構成できるため、特殊ゲル230を介して、捻れの悪影響が低減可能である。したがって、光信号を劣化させることなく、ファイバ絶縁体100および光ファイバケーブル200を有する光測定装置を動かすことができる。

Claims (14)

  1. 光ファイバケーブル(200)を備えたファイバ絶縁体(100)であって、前記ファイバ絶縁体(100)は、
    光ファイバケーブル(200)と、
    中空のセラミック被覆(120)であって、
    前記光ファイバケーブル(200)を案内するように構成された内側全直径(D)を有するセラミック被覆(120)と、
    前記セラミック被覆(120)を少なくとも部分的に充填しかつ前記光ファイバケーブル(200)と前記セラミック被覆(120)との間に配置された絶縁充填材(130)とを有し、
    前記ファイバ絶縁体(100)の少なくとも1つの端部は、前記ファイバ絶縁体(100)の少なくとも1つの端部を閉鎖するように構成された少なくとも1つの端部キャップ(151,152)によって閉鎖されており、
    少なくとも1つの前記端部キャップ(151,152)は、前記光ファイバケーブル(200)が、少なくとも1つの前記端部キャップを通るように構成されている、ファイバ絶縁体(100)。
  2. 前記セラミック被覆(120)の外面は、波型形状部を有し、前記セラミック被覆(120)の内面は、前記光ファイバケーブル(200)の方を向いている、請求項1記載のファイバ絶縁体(100)。
  3. 前記絶縁充填材(130)は、前記光ファイバケーブル(200)および前記セラミック被覆(120)の少なくとも1つの熱特性を補償するように構成された熱特性を有する、請求項1または2記載のファイバ絶縁体(100)。
  4. 少なくとも1つの前記端部キャップ(151,152)は、前記ファイバ絶縁体(100)の少なくとも1つの前記端部を封止するように構成されており、かつ/または
    少なくとも1つの前記端部キャップ(151,152)は、光ファイバケーブル延在方向に沿った前記光ファイバケーブル(200)の動きが防止されるように、前記光ファイバケーブル(200)を固定するように構成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のファイバ絶縁体(100)。
  5. 少なくとも1つの前記端部キャップ(151,152)は、光ファイバケーブル開口部を有し、前記光ファイバケーブル開口部は、前記光ファイバケーブル(200)が、前記光ファイバケーブル開口部を通って前記ファイバ絶縁体(100)内に入るように配置されており、
    選択的には、前記光ファイバケーブル(200)が前記光ファイバケーブル開口部を通るときに、前記光ファイバケーブル(200)によって封止されるように前記光ファイバケーブル開口部が構成されている、請求項4記載のファイバ絶縁体(100)。
  6. 前記ファイバ絶縁体(100)の少なくとも1つの前記端部は、前記ファイバ絶縁体(100)の延在方向に沿った横断面で見ると正方形状の形状部を有し、
    前記横断面で見ると、前記正方形状の形状部は、前面と、前記前面に対して平行な後面とを有し、前記前面と前記後面とは側面によって接続されており、
    前記ファイバ絶縁体(100)は、前記正方形状の形状部の前記前面から前記延在方向に沿って延在しており、
    前記横断面で見ると、前記正方形状の形状部の前記前面および前記後面は、前記延在方向に対して垂直方向に沿って延在しており、
    1つの前記側面と、前記前面または前記後面とによって形成される少なくとも1つのエッジは、少なくとも1つの前記端部キャップ(151,152)を収容するように配置された開口部(141,142)として構成されており、
    選択的には、前記正方形状の形状部の前記開口部(141,142)は、少なくとも1つの前記端部キャップ(151,152)によって封止される、請求項1から5までのいずれか1項記載のファイバ絶縁体(100)。
  7. 前記正方形状の形状部の少なくとも2つのエッジは、少なくとも1つのそれぞれの端部キャップ(151,152)を収容するように構成された開口部(141,142)として構成されている、請求項6記載のファイバ絶縁体(100)。
  8. 前記横断面で見ると、前記正方形状の形状部の少なくとも2つの前記開口部(141,142)は、前記前面に接続している前記側面に対応する前記エッジに形成されている、請求項7記載のファイバ絶縁体(100)。
  9. 前記光ファイバケーブル(200)は、
    前記ファイバケーブル延在方向に沿って延在する中空チューブ(210)と、
    前記ファイバケーブル延在方向に沿って延在しかつ前記中空チューブ(210)内に配置されている少なくとも1つのファイバ(220)と、
    前記中空チューブ(210)内に配置された特殊ゲル(230)あって、少なくとも1つの前記ファイバ(220)と前記中空チューブ(210)との間に少なくとも部分的に配置されている特殊ゲル(230)とを有し、
    前記中空チューブ(210)は、少なくとも第1部分(211)および第2部分(212)を有し、
    前記中空チューブ(210)の前記第1部分(211)は前記ファイバ絶縁体の内側に配置されており、前記第2部分(212)は前記ファイバ絶縁体の外側に配置されており、前記第2部分(212)は、少なくとも1つの前記端部キャップから遠ざかるように前記ファイバケーブル延在方向に沿って少なくとも1つの前記端部キャップから延在しており、
    前記中空チューブ(210)の前記第2部分(212)の外面は、高抵抗アラミドヤーン(240)によって覆われており、
    前記高抵抗アラミドヤーン(240)の外面は、ポリウレタン、ポリエチレン、または架橋ポリエチレン/難燃性非腐食性被覆(250)によって覆われている、請求項1から8までのいずれか1項記載のファイバ絶縁体(100)。
  10. 前記光ファイバケーブル開口部は、前記中空チューブ(210)の前記第2部分を固定するように構成されている、請求項9記載のファイバ絶縁体(100)。
  11. 前記光ファイバケーブル開口部は、前記高抵抗アラミドヤーンおよび/または前記非腐食性被覆(250)によって固定されるように構成されている、請求項9または10記載のファイバ絶縁体(100)。
  12. 前記特殊ゲル(230)は、少なくとも1つの前記ファイバ(220)に前記中空チューブ(210)の動きおよび/または回動を部分的にのみ伝達するように構成された特定の速度を有し、前記特定の速度は、少なくとも1つの前記ファイバ(220)の動きから、前記中空チューブ(210)の動きおよび/または前記回動を切り離すように構成されており、かつ/または
    前記特殊ゲル(230)は、たとえ地球の引力に対して平行な光ファイバケーブル延在方向に前記光ファイバケーブル(200)が延在する位置に前記光ファイバケーブル(200)が配置されているとしても、前記光ファイバケーブル端部において動かないかまたは滴り落ちないように構成される前記特定の粘度を有する、請求項9から11までのいずれか1項記載のファイバ絶縁体(100)。
  13. 前記中空チューブ(210)は、ポリカーボネートおよびポリブチレンテレフタレートである2重層の中空チューブから形成されているか、または
    前記中空チューブ(210)は、ポリアミド、エチレンテトラフルオロエチレンまたはポリブチレンテレフタレートから形成される、請求項9から12までのいずれか1項記載のファイバ絶縁体(100)。
  14. 前記中空チューブ(210)は、緩い中空チューブである、請求項9から13までのいずれか1項記載のファイバ絶縁体(100)。
JP2023527025A 2020-11-05 2020-11-05 光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体 Pending JP2024500276A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2020/126710 WO2022094845A1 (en) 2020-11-05 2020-11-05 Fiber insulator with fiber optical cable

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024500276A true JP2024500276A (ja) 2024-01-09

Family

ID=81458559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023527025A Pending JP2024500276A (ja) 2020-11-05 2020-11-05 光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230408782A1 (ja)
EP (1) EP4241123A1 (ja)
JP (1) JP2024500276A (ja)
CN (1) CN116830001A (ja)
WO (1) WO2022094845A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4810836A (en) * 1987-06-03 1989-03-07 Ngk Insulators, Ltd. Optical fiber-containing insulators
JPH01246724A (ja) * 1988-03-28 1989-10-02 Ngk Insulators Ltd 光ファイバ複合碍子およびその製造方法
EP0364288B1 (en) * 1988-10-14 1995-06-21 Ngk Insulators, Ltd. Optical fiber composite insulator and method of producing the same
CN102445737A (zh) * 2011-11-25 2012-05-09 成都亨通光通信有限公司 紧套光纤无卤低烟布线光缆

Also Published As

Publication number Publication date
US20230408782A1 (en) 2023-12-21
EP4241123A1 (en) 2023-09-13
WO2022094845A1 (en) 2022-05-12
CN116830001A (zh) 2023-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2285750T3 (es) Cable dwe fibra optica combinado.
CA2242707C (en) Combination optical fiber cable
KR100278728B1 (ko) 전송 능력이 향상된 복합 통신 케이블
US5274725A (en) Tight buffered fiber optic groundwire cable
ES2480465T3 (es) Terminación de cable para uso en exteriores
US5195158A (en) Tight buffered fiber optic groundwire cable
US5268971A (en) Optical fiber/metallic conductor composite cable
CA1317138C (en) Optical fiber cable with tampering detecting means
US5852698A (en) Riser-rated optical cable
JP2002521793A (ja) 架空架設用のハイブリッド電気光ケーブル
US5204926A (en) Tight buffered fiber optic groundwire cable
US20190250346A1 (en) Predefined cylindrical enclosure for optical waveguide cable
GB2165958A (en) Overhead electric and optical transmission connection
US7373056B2 (en) High-voltage component with optical fiber and method for producing it
US7574086B2 (en) Installation method of optical fiber composite electric power cable and cable structure therefor
US6215940B1 (en) High voltage insulator for optical fibers
JP2024500276A (ja) 光ファイバケーブルを備えたファイバ絶縁体
EP3451036A1 (en) Aerial drop optical waveguide cable
CN2935396Y (zh) 光电缆
CN210896707U (zh) 一种耐拉阻燃阻水电缆
CN219610084U (zh) 一种防火光缆
CN111243791A (zh) 高密封承荷探测电缆
US20230360822A1 (en) Hybrid Drop Cable
Galliano Optical Fiber Cables
CN213635417U (zh) 一种抗压性能良好的绝缘电缆

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20230529

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240312